JP2003192840A - 粘着性耐火性ゴム組成物及びシート - Google Patents

粘着性耐火性ゴム組成物及びシート

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JP2003192840A JP2001394794A JP2001394794A JP2003192840A JP 2003192840 A JP2003192840 A JP 2003192840A JP 2001394794 A JP2001394794 A JP 2001394794A JP 2001394794 A JP2001394794 A JP 2001394794A JP 2003192840 A JP2003192840 A JP 2003192840A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築物の施工、自動車、家電、船舶等の組立
において、仮止め固定が容易にでき、施工性、作業性、
生産性を向上させることができる粘着性耐火性シート及
びその原材料となる粘着性耐火性ゴム組成物の提供。 【解決手段】非架橋ゴム及び/又は部分架橋ゴムからな
るゴム成分(A)に、熱膨張性無機物(B)、無機充填
材(C)及び平均分子量2000〜4000の液状樹脂
(D)を配合してなることを特徴とする粘着性耐火性ゴ
ム組成物及びそれで作った粘着性耐火性シートにて提
供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着性耐火性ゴム
組成物及びシートに関し、更に詳しくは、粘着性が付与
されているので鉄骨、鉄板、アルミニウム板、コンクリ
ート成形品、発泡コンクリート板、木材板、プラスチッ
ク板等に仮止め固定が容易にでき、建築物の施工、自動
車、家電、船舶等の組立において、施工性、作業性、生
産性を向上させることができる粘着性耐火性シート及び
その原材料となる粘着性耐火性ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集合住宅や戸建住宅等において、
建築物の構造材をなす梁、柱等として軽量な鉄骨が用い
られるようになっている。このような建築物の構造材と
して用いられる鉄骨には、建設省告示第2999号やJ
IS A 1304により耐火性能基準が定められてお
り、その基準を満たすために、鉄骨の表面を耐火性に優
れた材料(耐火被覆材)で被覆する方法が一般的に実施
されている。
【0003】また、鉄骨に耐火性を付与するための被覆
材料として、特開平6−32664号公報には、水ガラ
スや水硬性セメントにバーミキュライト、ロックウール
等の無機成分を混合したものが開示されている。しかし
ながら、このような被覆材料は、施工時に現場で鉄骨に
対して塗布又は吹き付ける必要があるため、施工性が悪
いという問題があった。また、形成される耐火被覆層の
厚さにムラが生じ易く、ムラが生じた場合は十分な耐火
性を発揮することができなかった。また、形成される耐
火被覆層にひび割れが発生して耐火性が低下する場合が
あった。さらに、上記被覆材料を湿式工法又は半乾式工
法により吹き付けた場合は、硬化するまでに長時間を要
するため、作業効率が悪かった。
【0004】このため、乾式工法としてケイ酸カルシウ
ム板や石膏ボードなどの無機質ボード等を配置する方法
が提案されているが、耐火性能を発現するためには厚み
が厚くなるため、重量や施工性の点で十分な材料とはい
えなかった。また、無機質ボード等の端部の突き合わせ
た部分で隙間が生じるため、隙間を他の材料で埋める必
要があり、施工に余分の手間がかかるという問題があっ
た。
【0005】上記の問題を解決するための提案の一つと
して、特開平6−25476号公報には、ポリオレフィ
ン100重量部、赤燐1〜20重量部、加熱膨張性黒鉛
1〜30重量部含有することを特徴とする難燃性ポリオ
レフィン系樹脂組成物が開示されている。その樹脂組成
物は、耐火被覆の厚みを従来に比較して大幅に薄くする
ことで設計上の取り合いが容易になり、かつ室内空間を
広くすることができ、施工が簡易で、火災時に熱によっ
て膨張し断熱層を形成し、熱の伝達を阻止し、熱容量が
大きいので熱を吸収し、膨張断熱層の形状保持性に優れ
ており、優れた耐火性断熱性を発揮するので、鉄骨の被
覆材、複合壁材、天井、床、間仕切り壁等の裏打ち材等
として利用できるが、他の材料への粘着性や接着性につ
いては全く考慮されていない。そのため、上記樹脂組成
物で作った熱膨張性耐火性シートを鉄骨、鉄板、アルミ
ニウム板、コンクリート成形品、発泡コンクリート板、
木材板、プラスチック板等に仮止し、固定することによ
って、建築物の施工、自動車、家電、船舶等の組立にお
いて、施工性、作業性、生産性を向上させようとして
も、他の材料への粘着性や接着性に乏しいので、十分な
成果をあげることができなかった。
【0006】例えば、かかる熱膨張性耐火樹脂シートと
しては、住友3M社製の「ファイアバリア」(登録商
標)、ケミーリンツ社製の「インツメックス」(登録商
標)、三井金属塗料社製「メジヒカット」(登録商標)
等が存在しているが、これらは、取り付けの際に粘着材
を表面に積層することで粘着性を付与しており、そのた
め、製造工程が煩雑で、また端材のリサイクルも困難で
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、粘着材を表面に積層しなくとも、鉄骨、鉄板、
アルミニウム板、コンクリート成形品、発泡コンクリー
ト板、木材板、プラスチック板等に仮止め固定が容易に
でき、建築物の施工、自動車、家電、船舶等の組立にお
いて、施工性、作業性、生産性を向上させることができ
る粘着性耐火性シート及びその原材料となる粘着性耐火
性ゴム組成物を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を進めた結果、樹脂成分としてゴ
ム成分を採用し、これに熱膨張性無機物と無機充填材と
を配合してなる耐火性ゴム組成物に、さらに平均分子量
2000〜4000の液状樹脂を配合すると、粘着性・
接着性が顕著に増加することを見出し、本発明を完成さ
せるに至った。
【0009】すなわち、本発明の第1の発明によれば、
非架橋ゴム及び/又は部分架橋ゴムからなるゴム成分
(A)に、熱膨張性無機物(B)、無機充填材(C)及
び平均分子量2000〜4000の液状樹脂(D)を配
合してなることを特徴とする粘着性耐火性ゴム組成物が
提供される。
【0010】また、本発明の第2の発明によれば、第1
の発明において、ゴム成分(A)が、ブチルゴムである
ことを特徴とする粘着性耐火性ゴム組成物が提供され
る。
【0011】また、本発明の第3の発明によれば、第1
の発明において、熱膨張性無機物(B)が、中和処理さ
れた熱膨張性黒鉛であることを特徴とする粘着性耐火性
ゴム組成物が提供される。
【0012】また、本発明の第4の発明によれば、第1
の発明において、無機充填材(C)が、無機リン化合
物、金属炭酸塩又は含水無機物から選ばれる1種以上の
充填材であることを特徴とする粘着性耐火性ゴム組成物
が提供される。
【0013】また、本発明の第5の発明によれば、第1
の発明において、液状樹脂(D)が、ポリブテンである
ことを特徴とする粘着性耐火性ゴム組成物が提供され
る。
【0014】さらに、本発明の第6の発明によれば、第
1の発明において、液状樹脂(D)の配合量が、ゴム成
分(A)100重量部に対して50〜200重量部であ
ることを特徴とする請求項1に記載の粘着性耐火性ゴム
組成物が提供される。
【0015】さらに、本発明の第7の発明によれば、第
1〜6の発明のいずれかに記載の粘着性耐火性ゴム組成
物から作った粘着性耐火性シートが提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の粘着性耐火性ゴム
組成物及びそれから作った粘着性耐火性シートについ
て、各項目毎に詳細に説明する。
【0017】1.ゴム成分(A) 本発明においてゴム成分(A)とは、本発明の粘着性耐
火性ゴム組成物のマトリックスとなる成分であり、大量
の熱膨張性無機物(B)や無機充填材(C)を配合して
も受容性があり、シートに引張強度、耐衝撃強度、柔軟
性、ゴム弾性等を与え、特に本発明の特徴である粘着性
・接着性を付与するものであり、非架橋ゴムおよび/ま
たは部分架橋ゴムである。
【0018】それらの具体例としては、天然ゴム(N
R)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(B
R)、1、2−ポリブタジエンゴム(1、2−BR)、
スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴ
ム(CR)、ニトリルゴム(NBR)、ブチルゴム(I
IR)、エチレン−プロピレンゴム(EPR、EPD
M)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、アク
リルゴム(ACM、ANM)、エプクロルヒドリンゴム
(CO、ECO)、シリコーンゴム、フッソゴム、ウレ
タンゴム等が挙げられる。また溶融温度、柔軟性等を調
節するために2種以上が併用されても良い。
【0019】ゴム成分(A)としては、100℃でのム
ーニー粘度が40以上のものが好ましく、より好ましく
は45以上、更に好ましくは55以上であり、例えば、
エクソン社製#065(100℃でのムーニー粘度、4
5)、エクソン社製#268(125℃でのムーニー粘
度、51)等を用いることができる。ゴム成分(A)
は、本発明における熱膨張性耐火層の耐火性能を阻害し
ない範囲で、架橋や変性が施されてもよい。ゴム成分
(A)の架橋や変性を行う時期については特に限定され
ず、予め架橋、変性したゴム物質を用いてもよく、後述
のリン化合物や無機充填剤等の他の成分を配合する際同
時に架橋や変性してもよい。また、ゴム物質に他の成分
を配合した後に架橋や変性してもよく、上記架橋や変性
は、いずれの段階で行ってもよい。
【0020】ゴム成分(A)の架橋方法については特に
限定されず、ゴム物質について通常行われる架橋方法、
例えば、各種架橋剤、過酸化物等を使用する架橋方法、
電子線照射による架橋方法、水架橋方法等が挙げられ
る。上記架橋剤を用いる方法としては、ブチルゴム、天
然ゴム等のような二重結合を用いる場合は、硫黄を用い
る硫黄加硫、p−キノンジオキシム等を用いるキノイド
加硫、モルフォリンジスルフィド等を用いるサルファー
トナー加硫、メチロール化アルキルフェノールホルムア
ルデヒド樹脂等を用いるレジン加硫、ベンジルペルオキ
シド等の過酸化物やアゾビスイソブチロニトリル等のア
ゾ系化合物等の架橋剤を添加する方法が挙げられる。ま
た、水酸基変性ゴムや酸性ゴムを配合することによっ
て、金属キレート化合物、多価イソシアネート化合物、
多価エポキシ化合物等の公知の架橋剤を併用することに
より架橋することができる。上記架橋剤は、ゴム組成物
中の架橋対象となるゴム100重量部に対して、0.0
1〜10重量部、好ましくは、0.02〜5重量部配合
することが望ましい。ジオクテン錫のような触媒を配合
すると、架橋速度が向上し、成形上好ましい場合もあ
る。本発明のゴム組成物は、架橋されたものを使用する
ことによって、耐火性シートの強度及び粘着保持力を向
上させることができる。
【0021】2.熱膨張性無機物(B) 本発明において熱膨張性無機物(B)とは、加熱により
膨張して断熱層を形成し、熱の伝達を阻止しシートに耐
熱性・耐火性を付与する機能を有し、加熱時に膨張する
ものである。上記の機能・性質を有するものであれば特
に限定はないが、例えば、中和処理された熱膨張性黒
鉛、バーミキュライト、ホウ砂等が挙げられる。これら
の中でも、膨張開始温度が低いことから中和された熱膨
張性黒鉛、バーミキュライトが好ましい。
【0022】熱膨張性黒鉛とは、従来公知の物質であ
り、天然鱗状グラファイト、熱分解グラファイト、キッ
シュグラファイト等の粉末を濃硫酸、硝酸、セレン酸等
の無機酸と、濃硝酸、過塩素酸、過塩素酸塩、過マンガ
ン酸塩、重クロム酸塩、過酸化水素等の強酸化剤とで処
理することにより生成するグラファイト層間化合物であ
り、炭素の層状構造を維持したままの結晶化合物であ
る。上記のように酸処理して得られた熱膨張性黒鉛は、
更に、アンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ金属化
合物、アルカリ土類金属化合物等で中和することによっ
て、中和処理された熱膨張性黒鉛とする。
【0023】上記脂肪族低級アミンとしては、例えば、
モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミ
ン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン等が
挙げられる。上記アルカリ金属化合物及びアルカリ土類
金属化合物としては、例えば、カリウム、ナトリウム、
カルシウム、バリウム、マグネシウム等の水酸化物、酸
化物、炭酸塩、硫酸塩、有機酸塩等が挙げられる。上記
中和処理された熱膨張性黒鉛の粒度は、20メッシュを
通過し、かつ、200メッシュを通過しないものが好ま
しい。粒度が200メッシュより小さくなると、黒鉛の
膨張度が小さく、所定の耐火断熱層が得られず、粒度が
20メッシュより大きくなると、黒鉛の膨張度が大きい
という利点はあるが、樹脂分と混練する際に分散性が悪
くなり、物性の低下が避けられない。上記中和処理され
た熱膨張性黒鉛の市販品としては、例えば、東ソー社製
「フレームカットGREP−EG」、UCAR Car
bon社製「GRAFGUARD」等が挙げられる。
【0024】3.無機充填材(C) 本発明において無機充填材(C)とは、ゴム組成物中に
おいて骨材的な働きをし、ゴム組成物が火災で燃焼した
後は、燃焼残渣の強度を向上したり、熱容量の増大に寄
与し耐熱性・耐火性を増強すると考えられる。本発明で
用いる無機充填材としては、特に限定されず、例えば、
赤リン、リン酸金属塩、ポリリン酸アンモニウム類(ポ
リリン酸アンモニウム、メラミン変性ポリリン酸アンモ
ニウム等)等の無機リン化合物;アルミナ、酸化亜鉛、
酸化チタン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化
鉄、酸化錫、酸化アンチモン、フェライト類等の金属酸
化物;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化
アルミニウム、ハイドロタルサイト等の含水無機物;塩
基性炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、炭酸亜鉛、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウム等
の金属炭酸塩;硫酸カルシウム、石膏繊維、ケイ酸カル
シウム等のカルシウム塩;シリカ、珪藻土、ドーソナイ
ト、硫酸バリウム、タルク、クレー、マイカ、モンモリ
ロナイト、ベントナイト、活性白土、セピオライト、イ
モゴライト、セリサイト、ガラス繊維、ガラスビーズ、
シリカ系バルン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化
ケイ素、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、
炭素バルン、木炭粉末、各種金属粉、チタン酸カリウ
ム、硫酸マグネシウム「MOS」(商品名)、チタン酸
ジルコン酸鉛、アルミニウムボレート、硫化モリブデ
ン、炭化ケイ素、ステンレス繊維、ホウ酸亜鉛、各種磁
性粉、スラグ繊維、フライアッシュ等が挙げられる。こ
れらは、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
無機リン化合物は樹脂成分の炭化を促進するだけでなく
加熱後の残渣をまとめるバインダーとして機能するため
好ましい。難燃性、安全性、コスト、取扱性等の点から
ポリリン酸アンモニウムが好適に用いられる。
【0025】含水無機物の水酸化マグネシウム、水酸化
アルミニウムは、加熱時の脱水反応によって生成した水
のために吸熱が起こり、温度上昇が低減されて高い耐熱
性が得られる点、及び、加熱残渣として酸化物が残存
し、これが骨材となって働くことで残渣強度が向上する
点で特に好ましい。水酸化マグネシウムと水酸化アルミ
ニウムは、脱水効果を発揮する温度領域が異なるため、
併用すると脱水効果を発揮する温度領域が広がり、より
効果的な温度上昇抑制効果が得られることから、併用す
ることが好ましい。
【0026】金属炭酸塩の中では、炭酸ナトリウム等の
アルカリ金属炭酸塩;炭酸マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸ストロンチウム等のアルカリ土類金属炭酸塩;
炭酸亜鉛等の周期律表IIb族金属の炭酸酸塩等が好ま
しい。炭酸カルシウム、炭酸亜鉛等は、上述の無機リン
化合物との反応で膨張を促すと考えられ、特に、無機リ
ン化合物として、ポリリン酸アンモニウムを使用した場
合に、高い膨張効果が得られる。また、有効な骨材とし
て働き、燃焼後に形状保持性の高い残渣を形成する。
【0027】無機充填材の粒径としては、0.5〜10
0μmのものが使用できる。無機充填材は、添加量が少
ないときは、分散性か性能を大きく左右するため粒径の
小さいものが好ましいが、0.5μm未満では二次凝集
が起こり、分散性が悪くなる。無機充填材の添加量が多
いときは、高充填が進むにつれて、樹脂組成物粘度が高
くなり成型性が低下するが、粒径を大きくすることで樹
脂組成物の粘度を低下させることができる点から、粒径
の大きいものが好ましい。粒径が100μmを超える
と、成型体の表面性、樹脂組成物の力学的物性が低下す
る。より好ましくは、約1〜50μmである。また、粒
径の大きい無機充填材と粒径の小さいものを組み合わせ
て使用することがより好ましく、組み合わせて用いるこ
とによって、熱膨張性耐火層の力学的性能を維持したま
ま、高充填化することが可能となる。
【0028】無機充填材の具体的な市販品の例として
は、例えば、ポリリン酸アンモニウムである「EXOL
IT(登録商標) AP422」及び「EXOLIT
(登録商標) AP423」(クラリアント社製)、
「スミセーフP(登録商標)」(住友化学社製)等、水
酸化アルミニウムである粒径1μmの「ハイジライト
(登録商標) H−42M」(昭和電工社製)、粒径1
8μmの「ハイジライト(登録商標) H−31」(昭
和電工社製)、及び、炭酸カルシウムである拉径1.8
μmの「ホワイトン(登録商標) SB赤」(白石カル
シウム社製)、粒径8μmの「BF300」(備北粉化
工社製)等が挙げられる。
【0029】4.平均分子量2000〜4000の液状
樹脂(D) 本発明において平均分子量2000〜4000の液状樹
脂(D)とは、本発明の粘着性耐火性ゴム組成物及びそ
れから作った粘着性耐火性シートに粘着性・接着性を付
与する機能を有するものであり、ポリブテン樹脂、プロ
セスオイル、流動パラフィン、油脂類等が挙げられる。
【0030】ポリブテン樹脂とは、石油精製における流
動床式接触分解法からのC4留分もしくはナフサクラッ
カーからのC4留分に含まれるイソブチレンを、塩化ア
ルミニウム、フッ化ホウ素などのフリーデルクラフツ触
媒により選択的に重合して得られるイソブチレンの単独
重合体、またはイソブチレンを主体とする1−ブテン、
シス−2−ブテン、またはトランス−2−ブテンとの共
重合体であり、数平均分子量が2000〜4000であ
って、常温で液状を呈するものである。ポリブテン樹脂
としては、例えば出光石油化学のポリブテン1000
H、2000Hや日本石油化学のHV−1900等が挙
げられる。
【0031】また、プロセスオイルとは、パラフィン系
オイル、ナフテン系オイル及び芳香族系オイルの三者を
組み合わせた混合物であって、パラフィン鎖炭素数が全
炭素中の50重量%以上を占めるものがパラフィン系オ
イルと呼ばれ熱安定性、耐候性、無臭性等においてすぐ
れ、ナフテン環炭素数が全炭素中の30〜45重量%を
占めるものがナフテン系オイルと呼ばれ相溶化性能、接
着性増強性能等にあいてすぐれ、芳香族炭素数が全炭素
中の30重量%以上を占めるものが芳香族系オイルと呼
ばれ溶解性能、低価格等の利点はあるものの、臭気、凝
集力低下等の問題がある。これらのプロセスオイルは、
いずれのタイプも用いることができるが、芳香族系オイ
ルが10重量%以下で、ナフテン系オイルが30〜60
重量%、残分がパラフィン系オイルであるプロセスオイ
ルが、粘着性・接着性、熱安定性、耐候性、低臭気性で
価格も適当であるので望ましい。
【0032】さらに、流動パラフィンとは、沸点的には
潤滑油留分に属する極めて純度の高い液状飽和炭化水素
の混合物であり、主成分はアルキルナフテン系炭化水素
であり、パラフィン系炭化水素が副成分となっている。
また、油脂としては、特に限定されず、例えば、動物性
油脂、植物性油脂、鉱物湯、シリコーン油等があげられ
る。
【0033】液状樹脂の平均分子量は2000〜400
0である。2000未満であると、樹脂組成物中の無機
充填材に吸油され、耐火シートに粘着性・接着性を付与
する性能が低下し、4000を超えると粘度が高すぎて
取扱いが困難になり望ましくない。 液状樹脂の平均分
子量が2000を超えると樹脂組成物中の無機充填材に
吸油されにくいために、粘着力が飛躍的に向上するので
特に好ましい。ここで言う平均分子量とはASTM−D
−2503に規定の数平均分子量のことをいう。また、
樹脂組成物にはタック感向上のために石油樹脂等の樹脂
を添加しても良い。
【0034】5.粘着性耐火性ゴム組成物 本発明の粘着性耐火性ゴム組成物は、火災時に膨張して
耐火断熱層を形成することにより炎や熱を遮断する働き
をするもので、50kW/m2の加熱条件下で30分間
加熱することによる体積膨張倍率が1.1〜100倍で
あるものが望ましい。熱膨張性耐火層の体積膨張率が
1.1倍未満であると断熱性能が不充分であり、100
倍を超えると耐火断熱層の崩壊を招くので、好ましくな
い。
【0035】本発明のゴム組成物における熱膨張性無機
化合物と無機充填材の配合量は、ゴム成分100重量部
に対して、両者の合計量50〜900重量部が好まし
く、より好ましくは100〜500重量部である。ま
た、熱膨張性無機化合物の配合量は、ゴム成分100重
量部に対して、5〜400重量部が好ましく、より好ま
しくは20〜200重量部であり、無機充填材の配合量
は、ゴム成分100重量部に対して、50〜500重量
部が好ましく、より好ましくは100〜300重量部で
ある。熱膨張性無機化合物の配合量が5重量部未満であ
ると、膨張倍率が不足し、十分な耐火、防火性能が得ら
れない。一方、熱膨張性無機化合物の配合量が400重
量部を超えると、凝集力が不足するため、成形品として
の強度が得られない。無機充填材の配合量が50重量部
未満であると、燃焼後の残渣量が減少するため、十分な
耐火断熱層が得られない。また、可燃物の比率が増加す
るため、難燃性が低下する。一方、無機充填材の量が5
00重量部を超えると、ゴム成分の配合比率が減少する
ため、粘着力が不足する。
【0036】また、平均分子量2000〜4000の液
状樹脂(D)の配合量は、ゴム成分(A)100重量部
に対して、50〜200重量部である。50重量部未満
であると、ゴム組成物及び粘着性耐火性シートの粘着性
・接着性が不十分であり、200重量部をこえるとゴム
組成物及び粘着性耐火性シートの凝集力、クリープ性、
保持力が低下し、加熱時、膨張する前に粘着性耐火性シ
ート自体の重さを保持できないために破断落下したり
し、耐火性・防火性の機能を発現できず望ましくない。
【0037】本発明においては、上記ゴム組成物には、
ゴム組成物の物性を損なわない範囲で必要に応じて、難
燃剤、酸化防止剤、金属害防止剤、帯電防止剤、安定
剤、架橋剤、滑剤、軟化材、顔料、粘着付与樹脂等が添
加されてもよい。本発明で用いるゴム組成物は、上記各
成分を単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、
ニーダーミキサー、二本ロール、らいかい機、遊星式攪
拌機等の公知の混練装置を用いて溶融混練することによ
り、得ることができる。得られたゴム組成物は、例え
ば、プレス成形、押出成形、カレンダー成形等の従来公
知の成形方法によりシート状等の粘着性耐火性シートに
成形することができる。
【0038】本発明の粘着性耐火性シートは、それ自身
が粘着性を有するため、防火用部材を作製する際の作業
性が向上する。粘着性耐火性シートの厚みは、特に限定
されないが、1〜20mm、好ましくは3〜10mmで
ある。1mm未満では耐火性が不十分であり、20mm
を超えると材料費用に対する耐火効果が減少し望ましく
ない。
【0039】
【実施例】以下に実施例を揚げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
なお評価方法は次の通りである。
【0040】 耐火性能 樹脂組成物を100mm×100mm×厚2mmのサイ
ズに切断したサンプルを、内寸100mm×100mm
×高さ30mmのステンレス製容器の底面に配置した
後、ATLAS社製コーンカロリメーター「CONE
2」を用いて50kW/m2の熱量を熱膨張性耐火層側
に30分間照射して、耐火断熱層を形成した。得られた
耐火断熱層の重量と厚みから、下式により重量残存率と
膨張倍率を算出した。 重量残存率(%)=W/WO ここで、Wは加熱後の重量、WOは加熱前の重量をそれ
ぞれ示す。 膨張倍率(倍)=t/tO ここで、tは加熱後の厚み、tOは膨張前の厚みをそれ
ぞれ示す。この結果、重量残存率が30%以上でかつ膨
張倍率が1.1倍以上の場合、耐火性能を○とする。
【0041】 粘着性能 樹脂組成物を25mm×200mm×厚2mmのサイズ
に切断し、背面側に支持基材として100μm厚のPE
Tフィルムを積層した。このサンプルを用いて、JIS
K 6854に準拠して180度引き剥がし強度を測
定した。この結果、比較例に対して向上が見られたもの
を○とする。
【0042】実施例1〜3、比較例1〜5 表1に示した配合からなる混合物をニーダーで加熱混練
して樹脂組成物を得、カレンダー成形機にて2mm厚シ
ートとした。得られたシートの耐火性能と粘着性能を評
価し、結果も表1に記載した。
【0043】評価結果 表1から明らかなように、平均分子量が、960である
液状ポリブテンを使用した比較例1〜4は、180度引
き剥がし強度がそれぞれ、1.3〜1.5Nの範囲であ
り粘着性能が不十分であった。平均分子量が、1500
である液状ポリブテンを使用した比較例5は、180度
引き剥がし強度が、1.3Nであり粘着性能は、改善さ
れていなかった。平均分子量が、3000である液状ポ
リブテンを使用した実施例1〜3は、180度引き剥が
し強度が、2.3〜2.5の範囲であり粘着性能は、有
意に改善され、飛躍的に粘着力が向上していることがわ
かる。熱膨張性黒鉛を使用しなかった比較例3は、膨張
倍率が0.5倍であり耐火性能は不十分であった。各成
分の配合量が、本発明に規定する所定の範囲に入り、か
つ液状樹脂の分子量が3000のポリブテンを配合した
実施例1〜3の場合は、耐火性能及び粘着性能がともに
優れていることが実証された。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】本発明の粘着性耐火性樹脂組成物及びそ
れで作った粘着性耐火性シートは優れた粘着性能を有
し、その性質を利用して鉄骨、鉄板、アルミニウム板、
コンクリート成形品、発泡コンクリート板、木材板、プ
ラスチック板等に仮止め固定が容易にでき、建築物の施
工、自動車、家電、船舶等の組立において、施工性、作
業性、生産性を向上させることができ、粘着性耐火性ゴ
ム組成物及び粘着性耐火性シートの適用範囲を大幅に拡
大できる効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/94 E04B 1/94 U Fターム(参考) 2E001 DE01 DE04 EA05 FA01 FA02 FA03 GA24 HE01 HF12 JA13 JA18 JD02 4F071 AA10 AA21 AA81 AB01 AB03 AB18 AB25 AE07 AE17 AE22 AF44 AF47 AF58 AH03 BC01 4J002 AC00W AC01W AC03W AC06W AC07W AC08W AC09W AE05X BB15W BB17X BB18W BB27W BD12W BG04W CH04W CK02W CP03W DA026 DA037 DA057 DE047 DE077 DE147 DE217 DH047 DH057 DJ007 DK006 DL007 FB086 FD017 FD206 GF00 GL00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非架橋ゴム及び/又は部分架橋ゴムから
    なるゴム成分(A)に、熱膨張性無機物(B)、無機充
    填材(C)及び平均分子量2000〜4000の液状樹
    脂(D)を配合してなることを特徴とする粘着性耐火性
    ゴム組成物。
  2. 【請求項2】 ゴム成分(A)が、ブチルゴムであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の粘着性耐火性ゴム組成
    物。
  3. 【請求項3】 熱膨張性無機物(B)が、中和処理され
    た熱膨張性黒鉛であることを特徴とする請求項1に記載
    の粘着性耐火性ゴム組成物。
  4. 【請求項4】 無機充填材(C)が、無機リン化合物、
    金属炭酸塩又は含水無機物から選ばれる1種以上の充填
    材であることを特徴とする請求項1に記載の粘着性耐火
    性ゴム組成物。
  5. 【請求項5】 液状樹脂(D)が、ポリブテンであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の粘着性耐火性ゴム組成
    物。
  6. 【請求項6】 液状樹脂(D)の配合量が、ゴム成分
    (A)100重量部に対して50〜200重量部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の粘着性耐火性ゴム組
    成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の粘着性
    耐火性ゴム組成物から作った粘着性耐火性シート。
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