JP2003192294A - 高所作業車の安全装置 - Google Patents

高所作業車の安全装置

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JP2003192294A
JP2003192294A JP2002133241A JP2002133241A JP2003192294A JP 2003192294 A JP2003192294 A JP 2003192294A JP 2002133241 A JP2002133241 A JP 2002133241A JP 2002133241 A JP2002133241 A JP 2002133241A JP 2003192294 A JP2003192294 A JP 2003192294A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェイトを使用せずにブームモーメント検出
センサ及び作業台モーメント検出センサの始業前点検を
可能にする。 【解決手段】 安全装置30は、始業前点検スイッチ3
1が操作されると、作業台を旋回動させ、作業台モーメ
ント検出センサ70及び旋回位置センサ73の検出値に
応じてモーメント算出回路49が作業台側からブームに
作用する作業台モーメントのうちブームの軸線を含む垂
直面内における作業台モーメント成分値を算出し、この
作業台モーメント成分値がメモリ51に記憶された許容
範囲を越えていれば警報ブザー61を鳴らす。また、安
全装置30は、始業前点検スイッチ31が操作されると
ブームを全縮状態から伸長動させて、ブームモーメント
検出センサ35により検出されるモーメント値がメモリ
51に記憶された許容範囲を越えていれば警報ブザー6
1を鳴らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所作業車の安全
装置に関し、さらに詳細には、ブームが旋回台等に起伏
動自在に枢結された枢結位置に作用するブームモーメン
ト及びブームの先端部に取り付けられた作業台のブーム
先端部への取り付け位置に作用する作業台モーメントを
検出するモーメント検出センサの故障判定を行なう高所
作業車の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高所作業車には、車体に水平旋回動可能
に設けられた旋回台と、旋回台に基端部が枢結され起伏
シリンダにより起伏動可能に構成されたブームと、ブー
ムの先端部に上下揺動自在に取り付けられてブームの起
伏角度に拘わらず垂直状態に支持された垂直ポストに水
平旋回動自在に取り付けられた作業台とを有して構成さ
れているものがある。このような高所作業車は、ブーム
を使用して作業台を所望高所位置に移動させ、作業台に
搭乗した作業者による高所作業を行なわせるものであ
り、このように作業台を高所に移動させると、車両を転
倒させる方向の転倒モーメントが車両に作用して車体支
持が不安定になりやすい。そこで、従来の高所作業車で
は、車体にアウトリガ装置を設け、高所作業を行なうと
きには予めアウトリガ装置を張り出して車体を安定支持
するように構成されている。
【0003】また、このような高所作業車に作用する転
倒モーメントが過度に大きくなるのを防止する安全装置
を設けることも従来から一般的に行なわれている。この
安全装置は、例えば、ブームの作動や作業台の旋回動に
伴い変化する転倒モーメントを検出してこれが許容モー
メント値を越えるようなブームの作動を規制するように
構成されている。このような安全装置は、具体的には転
倒モーメントを検出するために作業台の旋回位置がブー
ムの軸線方向と略平行な旋回位置にあるときにブーム側
からブームの旋回台への枢結位置周りに作用するブーム
モーメントを検出するブームモーメント検出センサと、
作業台側から垂直ポストに作用する作業台モーメントを
検出する作業台モーメント検出センサとを備え、作業台
モーメント検出センサにより検出された作業台モーメン
トのうちのブームの軸線を含む垂直面内における作業台
モーメント成分(M2′)を求め、ブームモーメント検
出センサにより検出されたブームモーメント(M1)か
ら作業台モーメント成分(M2′)を減じた値を転倒モ
ーメント(Mr)とし、この転倒モーメント(Mr)が
許容モーメント値を越えるブームの作動を規制するよう
に構成されている。
【0004】このような安全装置では、ブームモーメン
ト検出センサや作業台モーメント検出センサのいずれか
が故障すると、安全装置は転倒モーメントを検出するこ
とができなくなり、車両が転倒する虞が増加する。この
ため、安全装置には、高所作業車により作業が行なわれ
る前に、これらブームモーメント検出センサ及び作業台
モーメント検出センサ(以下、これらをまとめて「モー
メント検出センサ」と記す。)の始業前点検を行なこと
ができるように構成されているものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
安全装置によるモーメント検出センサの始業前点検は、
アウトリガ装置を張り出して車体が支持された状態で、
作業台に既知の荷重を搭載し、全縮又は所定長に伸長さ
れたブームを所定起伏角度から倒伏動させたときに車体
に作用する転倒モーメントが許容モーメント値を越えよ
うとするときの作業半径が許容値の範囲内にあればモー
メント検出センサは正常であり、作業半径が許容値を越
えていれば異常であると判断されるようになっていた。
尚、作業台に既知の荷重を搭載せずに空の状態でモーメ
ント検出センサの始業前点検を行なうことも可能である
が、この場合には、ブームの伸長量を極めて大きくしな
ければならず、このブームの作動は始業前点検には不向
きである。このため、ブームの伸長量が小さい状態で始
業前点検を行なうことができるように、作業台には既知
のウェイトが搭載されている。
【0006】その結果、従来の安全装置では既知のウェ
イトが必要であり、ウェイトが無ければ始業前点検を行
なうことができない。また、作業台内に荷物が搭載され
ている場合には、一旦その荷物を降ろして既知のウェイ
トを作業台に搭載しなければならないという問題が生じ
る。
【0007】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、ブームの伸長量が小さい状態で且つ既知の
ウェイトを使用せずにモーメント検出センサの始業前点
検を行なうことができ、作業台に荷物が搭載されていて
も荷物を作業台から降ろさずにそのままの状態でモーメ
ント検出センサの始業前点検を行なうことができる高所
作業車の安全装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の高所作業車の安全装置は、車体に少なくとも
起伏動可能に枢結されて伸縮動可能なブームと、ブーム
の先端に取り付けられた作業台とを備える高所作業車に
おいて、車体に枢結されたブームの枢結位置周りに作用
するブームモーメントを検出するブームモーメント検出
手段(例えば、実施形態におけるブームモーメント検出
センサ35)と、ブームモーメント検出手段の始業前点
検を行なう始業点検手段(例えば、実施形態におけるコ
ントローラ45)と、始業点検手段を作動させる始業点
検スイッチとを有してなる高所作業車の安全装置であ
る。この安全装置の始業点検手段は、作業台を所定経路
に沿って移動させるようにブームを作動させたときにブ
ームモーメント検出手段により検出されるブームモーメ
ント値の許容範囲を記憶し、始業点検スイッチが作動さ
れたときに作業台が所定経路に沿って移動するようにブ
ームを作動させ、このときにブームモーメント検出手段
により検出されるブームモーメント値が許容範囲を越え
るとブームモーメント検出手段が異常であると判定する
ように構成される。
【0009】上記構成の安全装置によれば、作業台を所
定経路に沿って移動させたときに検出されるブームモー
メント値が許容範囲を越えるとブームモーメント検出手
段が異常であると判定されるので、作業台に既知の重量
のウェイトを載せてブームモーメント検出手段の異常判
定を行なう場合と比較して、ウェイトを使用せずにブー
ムモーメント検出手段の異常判定を行なうことができ
る。また、ブームの伸長量が大きくならないように所定
経路を設定すれば、作業現場においてもブームモーメン
ト検出手段の始業前点検を容易に行なうことができる。
【0010】上記構成の安全装置において、作業台の所
定経路としては、所定起伏角度で保持されたブームが全
縮状態から伸長動するときの作業台の移動経路、又はブ
ームが全縮状態で所定の起伏角度範囲内でブームが起伏
動するときの作業台の移動経路を用いてもよい。
【0011】上記構成の安全装置によれば、ブームモー
メント検出手段の異常判定を行なう場合にはブームは全
縮状態から伸長動制御又は倒伏動制御されるので、ブー
ムが伸長動又は倒伏動する範囲内においてブームモーメ
ント検出手段の異常判定が可能となり、ブームが所定長
のとき又はブームの起伏動が規制されたときの起伏角度
のときのみ、ブームモーメント検出手段の異常判定が可
能な従来と比較して、異常判定の信頼性をより向上させ
ることができる。
【0012】また、上記構成の安全装置において、作業
台がブームの先端部に取り付けられた取り付け位置に作
用する作業台モーメントを検出する作業台モーメント検
出手段(例えば、実施形態における作業台モーメント検
出センサ70)を有し、始業点検手段は、作業台モーメ
ント検出手段により検出される作業台モーメント値の許
容範囲を記憶し、始業点検スイッチが作動されたときに
作業台モーメント検出手段により検出される作業台モー
メント値が許容範囲を越えると作業台モーメント検出手
段が異常であると判定するように構成されてもよい。
【0013】上記構成の安全装置によれば、作業台モー
メント検出手段により検出された作業台モーメント値が
許容範囲を越えると作業台モーメント検出手段が異常で
あると判定されるので、作業台モーメント検出手段を独
立した状態で異常判定を行なうことができ、作業台モー
メント検出手段の異常判定を確実に行なうことができ
る。
【0014】また、上記構成の安全装置において、ブー
ムの先端部に上下に揺動自在な垂直ポストを有し、垂直
ポスト及びブームの先端部の間にブームの起伏角度に応
じて作動して垂直ポストを垂直状態に支持する上部レベ
リングアクチュエータ(例えば、実施形態における上部
レベリングシリンダ14)を有し、作業台を垂直ポスト
に水平旋回動可能に設け、作業台の垂直ポストに対する
旋回位置を検出する作業台旋回位置検出手段(例えば、
実施形態における旋回位置センサ73)を有し、作業台
モーメント検出手段は上部レベリングアクチュエータに
作用する軸力を検出するように構成され、始業点検手段
は、作業台を垂直ポストに対して所定旋回角度範囲内で
旋回動させるように作業台を旋回動させたときに作業台
の旋回位置に応じて作業台モーメント検出手段により検
出される軸力値の許容範囲を記憶し、始業点検スイッチ
が作動されたときに作業台が所定旋回角度範囲内で旋回
動するように作業台を作動させ、このときに作業台旋回
位置検出手段により検出される作業台の旋回位置に応じ
た作業台モーメント検出手段により検出される軸力値が
許容範囲を越えると作業台モーメント検出手段が異常で
あると判定するように構成されてもよい。
【0015】上記構成の安全装置によれば、作業台が旋
回動したときに作業台の旋回位置に応じた作業台モーメ
ント検出手段により検出される軸力値が許容範囲を越え
ると作業台モーメント検出手段が異常であると判定され
るので、作業台がブームに対する所定の旋回位置にある
ときだけ作業台モーメント検出手段の異常判定を行なう
場合と比較して、異常判定の信頼性をより向上させるこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図1から図8に基づいて説明する。本実施の形態は
車体上に起伏、旋回及び伸縮動可能なブームの先端に作
業台を備えた高所作業車の態様を示す。
【0017】
【第1の実施の形態】先ず、本発明に係わる第1の実施
の形態を説明する。最初に本発明の安全装置を説明する
前に、この安全装置を搭載した高所作業車を説明する。
高所作業車1は、図1に示すように、車体2の前後に車
輪3を有して走行可能であり、前部に運転キャビン5を
有したトラック車両をベースに構成されている。このト
ラック車両の車体前後の左右両側部には車体2を持ち上
げ支持するアウトリガジャッキ6が配設されている。車
体後部の車体上には旋回モータ8により駆動されて水平
旋回可能に構成された旋回台7が取り付けられている。
この旋回台7には基端部がフートピン10を介して接続
されたブーム9が上下に起伏動自在に取り付けられてお
り、このブーム9は起伏シリンダ11により起伏動する
ように構成されている。ブーム9は基端ブーム9a、中
間ブーム9b、先端ブーム9cを入れ子式に組み合わ
せ、内蔵された伸縮シリンダ12により伸縮動可能に構
成されている。
【0018】先端ブーム9cの先端には垂直ポスト13
の中間部が枢結されて上下に揺動自在であり、垂直ポス
ト13の下端と先端ブーム9cの先端部との間に配設さ
れた上部レベリングシリンダ14によりブーム9の起伏
角度に拘わらず垂直ポスト13が常に垂直状態になるよ
うに揺動制御されている。垂直ポスト13の上部には水
平方向に延びて水平面内を旋回動可能な水平アーム15
が取り付けられ、この水平アーム15の先端に作業台1
7が首振り動可能に取り付けられている。水平アーム1
5は垂直ポスト13に取り付けられた作業台旋回モータ
16よって旋回動可能である。その結果、作業台17は
ブーム9の起伏角度に拘わらず常に水平状態に保持され
ている。作業台17にはブーム9の駆動を操作するブー
ム操作装置19が配設され、これと同じブーム操作装置
19が旋回台7の側部にも配設されている。
【0019】次に、安全装置について説明する。安全装
置は、基端ブーム9aの基端部に取り付けられたフート
ピン10の周りに作用するブームモーメントの大きさを
検出するブームモーメント検出センサの始業前点検を行
なうための装置である。尚、フートピン10に作用する
ブームモーメントは旋回台7を介して車体2に作用し、
車両を転倒させる転倒モーメントとして作用することに
なる。
【0020】この安全装置30は、図2に示すように、
始業点検スイッチ31とブーム全縮リミットスイッチ3
3とブームモーメント検出センサ35とコントローラ4
5と警報ブザー61とを有して構成されている。以下、
各部の構成要素について説明する。始業点検スイッチ3
1は、ブームモーメント検出センサ35の始業前点検を
行なうときに操作するスイッチであり、このスイッチが
ON操作されると、全縮且つ水平状態にある図3に示す
ブーム9が伸長動してブームモーメント検出センサ35
の異常判定が行なわれる。ブーム全縮リミットスイッチ
(ブーム全縮LS)33は図3に示すブーム9が全縮状
態にあるか否かを検出し、ブーム9が全縮状態にあれば
全縮信号を出力する。
【0021】ブームモーメント検出センサ35は荷重セ
ンサ37、伸長センサ39及び起伏角センサ41とを有
して構成されている。荷重センサ37は起伏シリンダ1
1のボトム室内の油圧を検出し、伸長センサ39は図1
に示すブーム9の伸長量を検出し、起伏角センサ41は
図1に示す車体2に対するブーム9の起伏角度を検出す
る。コントローラ45は始業点検SW(31)のON操
作により作動し、図1に示すブーム9を作動させてブー
ムモーメント検出センサ35の異常判定を行なって警報
ブザー61の作動を制御する機能を有し、作動制御回路
47とモーメント算出回路49とメモリ51と比較判定
回路53と警報回路55とを有して構成されている。
【0022】作動制御回路47は始業点検SW(31)
のON信号を受け取ると水平状態で且つ全縮状態にある
図3に示すブーム9を伸長動させるため、伸縮シリンダ
12の作動を制御する作動制御弁V(57)の作動をコ
ントロールする。尚、ブーム9を水平状態及び全縮状態
にさせるには、図1に示す旋回台7に配設されたブーム
操作装置19を作業者が手動操作することにより行なわ
れる。但し、ブーム操作装置19が操作されたが図3に
示すブーム9が全縮状態にない場合(ブーム全縮LS
(33)の全縮信号が出力されていない場合)には、ブ
ーム全縮LS(33)からの全縮信号を受け取るまで作
動制御回路47が伸縮シリンダ12の縮作動を自動制御
する。同様に、図3に示すブーム9が水平状態にない場
合には、ブーム9が水平状態になるまで作動制御回路4
7が起伏シリンダ11の作動を自動制御する。
【0023】モーメント算出回路49はブームモーメン
ト検出センサ35の検出信号に基づいて図1に示すフー
トピン10に作用するブームモーメントを算出する機能
を有する。メモリ51にはブームモーメント値の許容範
囲が予め記憶されている。この許容範囲について図4を
更に追加して説明すると、図4は横軸が作業半径Rを示
し、縦軸がブームモーメント値(モーメント値M)を示
したグラフであり、図中、実線L1は、図3に示す作業
台17が空の状態で作業台17を水平方向に作業半径R
0(ブーム9が全縮状態にあるときに作業半径)から作
業半径R1(ブーム9が全伸長状態にあるときに作業半
径)に移動させたときのモーメント値の理論値を示し、
この実線L1の上下に位置する一対の一点鎖線で囲まれ
た領域が、この理論値を基にブームモーメント検出セン
サ35が異常でなければ出力されるであろうと推定され
るモーメント値の許容範囲Aを示している。そして、こ
れら許容範囲A及び理論値がメモリ51に予め記憶され
ているのである。尚、理論値は、作業台17を空の状態
にして水平状態にしたブーム9を実際に全縮状態から伸
長動させ、ブームモーメント検出センサ35により検出
される検出値に基づいて設定するモーメントライン(図
示せず)としてもよく、このモーメントラインから許容
範囲を設定してもよい。この場合には、図2に示すメモ
リ51とモーメント算出回路49とを電気的に繋げる。
【0024】比較判定回路53は算出されたモーメント
値と許容範囲Aとを比較し、モーメント値が許容範囲A
を越えているか否かを判定し、また作業台17に荷重が
載置されている場合、後述するように許容範囲Aを荷重
によるモーメント値に応じて図4に示すグラフ上で傾き
を変えた状態でシフトさせ、このシフトさせた許容範囲
Bをメモリ51に記憶させる機能を有する。警報回路5
5は比較判定回路53によりモーメント値が許容範囲A
又はシフトさせた許容範囲Bを越えていると判定される
と、警報ブザー61を鳴らすように作動する。尚、警報
ブザー61の代わりに警告灯(図示せず)を使用し、こ
の警告灯を点灯させるようにしてもよい。
【0025】次に、前述した安全装置30によりブーム
モーメント検出センサ35の始業前点検を行なう場合に
ついて説明する。最初に、図3に示すように、作業台1
7に荷物等が搭載されていない状態、即ち、作業台17
が空の状態にあるときに始業前点検を行なう場合につい
て説明する。始業前点検を行なうには、先ず、アウトリ
ガジャッキ6を張り出して車体2を持ち上げ支持し、図
1に示す旋回台7に配設されたブーム操作装置19の操
作により全縮状態にあるブーム9を車両の左右方向に旋
回動し且つ水平状態にする。そして、図2に示す始業点
検SW(31)がON操作される。ここで、ブーム9が
全縮状態に無い場合には、図2を更に追加して説明する
と、作動制御回路47がブーム9を全縮状態にするよう
に伸縮シリンダ12の作動を制御する作動制御弁V(5
7)の作動をコントロールする。また、ブーム9が水平
状態に無い場合には、作動制御回路47がブーム9を水
平状態にするように起伏シリンダ11の作動を制御する
作動制御弁V(57)の作動をコントロールする。その
結果、始業前点検が行なわれるときにはブーム9は必ず
全縮且つ水平状態にされる。ブーム9が水平且つ全縮状
態になると、作動制御回路47はブーム9を伸長動させ
ように作動制御弁V(57)の作動をコントロールす
る。このように、始業前点検では水平状態にあるブーム
9が全縮状態から伸長動する。
【0026】ブーム9が伸長動すると同時に、ブームモ
ーメント検出センサ35がブーム9の伸長動に伴ってブ
ーム9の伸長時から所定時間毎の起伏シリンダ11に作
用する力、ブーム9の伸長量及びブーム9の起伏角度を
検出する。尚、ブーム9は水平状態に保持されているの
で起伏角度は変化せず、起伏シリンダ11に作用する力
とブーム9の伸長量が変化する。そして、これらの検出
値がモーメント算出回路49に送られてブームモーメン
ト値が算出される。この算出されたブームモーメント値
はブーム9の伸長量(作業半径)に対応させて比較判定
回路53により図4に示す許容範囲Aを越えているか否
かが判定される。この許容範囲Aは前述したように、作
業半径Rに対してブームモーメント検出センサ35が異
常でなければ出力されるであろうと推定されるモーメン
ト値の範囲を示しているので、ブームモーメント検出セ
ンサ35により検出されたモーメント値がこの許容範囲
Aを越えれば、ブームモーメント検出センサ35が異常
であると判定される。
【0027】さて、図4に示す場合では、作業半径R0
のときのモーメント値M0は許容範囲Aを越えていない
ので、この場合には、比較判定回路53はモーメント値
M0が許容範囲Aを越えていないと判定し、モーメント
算出回路49から送られてくる次のモーメント値M1が
許容範囲Aを越えているか否かを判定する。そして、比
較判定回路53はブーム9の伸長量(作業半径)がR1
(ブーム9が全伸長状態にあるときに作業半径R1)に
なるまで順次送られてくるモーメント値の判定を行な
う。尚、作業現場においてブーム9を全伸長させること
ができない場合には、ブーム9を全縮状態から所望の長
まで伸長動させてもよい。
【0028】一方、比較判定回路53によりモーメント
値Mnが許容範囲Aを越えていると判定されると、比較
判定回路53は警報信号を警報回路55に送り、警報回
路55が警報ブザー61を鳴らす。その結果、作業者は
警報ブザー61の音によりブームモーメント検出センサ
35が異常であることを認識することができる。このよ
うに、ブームモーメント検出センサ35の異常判定にお
いて、検出されたるモーメント値が許容範囲Aを越えて
いるか否かによってブームモーメント検出センサ35の
異常判定が行なわれるので、作業台17に既知の重量の
ウェイト(図示せず)を載せてブームモーメント検出セ
ンサ35の異常判定を行なう場合と比較して、本発明に
係わる安全装置30はウェイトを使用せずにブームモー
メント検出センサ35の異常判定を行なうことができ
る。また、ブーム9の伸長量が大きくならないようにブ
ーム9を全縮状態から所定長さまで伸長動させること
で、作業現場が狭い場所でも、ブームモーメント検出セ
ンサ35の始業前点検を行なうことができる。
【0029】次に、作業台17に荷物等が載置されてい
る状態でブームモーメント検出センサ35の始業前点検
を行なう場合について説明する。前述した場合と同様に
ブーム9が全縮且つ水平にされた状態で、始業点検SW
(31)がON操作されると、比較判定回路53は、図
4に示す場合では、ブームモーメント検出センサ35に
より検出されるモーメント値M0′と、作業台17が空
の状態でブーム9が全縮且つ水平状態にあるときの理論
値であるモーメント値M0との大きさを比較する。そし
て、比較判定回路53はこれらの値が相違していれば、
記憶された許容範囲A内のモーメント値M0を前述した
モーメント値M0′に一致させるとともに、モーメント
値M0′に応じた傾き係数を記憶された理論値L1に乗
じて理論値L1を上方へシフトさせ(L1′)、作業半
径Rに対してブームモーメント検出センサ35が異常で
なければ出力されるであろうと推定されるモーメント値
の範囲を許容範囲Bとしてメモリ51に記憶させる。そ
して、比較判定回路53によりモーメント値がシフトさ
れた許容範囲Bを越えているか否かを判定する。なお、
図4では許容範囲Bの傾きを許容範囲Aのそれと略同じ
ように記載されているが、実際は相違するものである。
【0030】さて、作動制御回路47によりブーム9を
全縮状態から伸長動させ、前述したように算出されたモ
ーメント値がシフトされた許容範囲Bを越えているか否
かが比較判定回路53により判定され、比較判定回路5
3によりモーメント値がシフトした許容範囲Bを越えて
いると判定されると、警報ブザー61が鳴って作業者が
ブームモーメント検出センサ35の異常を認識すること
ができる。このため、荷重の大きさに応じた許容範囲を
予め設定する必要が無く、許容範囲の記憶作業が容易に
なり、また作業台17に荷物が搭載されていてもそのま
まの状態でブームモーメント検出センサ35の異常判定
を行なうことができる。
【0031】尚、前述した実施の形態では作業台17が
空の状態にあるときの許容範囲Aをメモリ51に記憶さ
せたが、これに限るものではなく、作業台17に既知の
荷重を搭載したときに算出される図4に示す許容範囲C
をメモリ51に記憶させてもよい。また、始業前点検を
行なうときにブーム9を水平状態にしたが、所定起伏角
度を有した状態で行なってもよい。更に、始業前点検を
行なうときの作業台17の移動経路はブーム9が全縮状
態から伸長動するときの作業台17の移動経路とした
が、図5に示すように、全縮状態にあるブーム9を所定
の起伏角度範囲内で起伏動させたときに作業台17が移
動する移動経路を用いてもよい。
【0032】
【第2の実施の形態】次に、本発明に係わる第2の実施
の形態について説明する。尚、第2の実施の形態におい
ては第1の実施の形態との相違点のみを説明し、第1の
実施の形態と同一態様部分については同一符号を附して
その説明を省略する。図6に示すように、安全装置30
には作業台モーメント検出センサ70及び旋回位置セン
サ73が設けられている。作業台モーメント検出センサ
70は図1に示す上部レベリングシリンダ14に作用す
る軸力を検出する機能を有し、旋回位置センサ73は図
7に示すブーム9の軸線Jに対する作業台17の旋回角
度θを検出する機能を有している。
【0033】作動制御回路47は、始業点検スイッチ3
1がON操作されると、前述したブームモーメント検出
センサ35の異常判定を行なう前に、作業台旋回モータ
16を駆動させて水平状態にある図7に示す作業台17
を垂直ポスト13回りに旋回動させて、比較判定回路5
3による作業台モーメント検出センサ70の異常判定を
行なわせる。モーメント算出回路49は作業台モーメン
ト検出センサ70の検出信号及び旋回位置センサ73か
らの作業台17の旋回位置信号に基づいて作業台側から
垂直ポスト13に作用する作業台モーメントのうちのブ
ーム9の軸線Jを含む垂直面内における作業台モーメン
ト成分値を算出する機能を有する。
【0034】メモリ51には作業台17の旋回位置に対
応する作業台モーメント成分値の許容範囲が予め記憶さ
れている。図8はこの許容範囲の一例を示し、同図に示
すように、図8は横軸が作業台17の旋回角度θであ
り、縦軸が作業台モーメント成分値であるグラフを示
し、図中、旋回角度0゜とは、図7に示す作業台17が
ブーム9の軸線J方向と同一方向に位置した状態を示
し、実線L2は、作業台17が空の状態で作業台17を
図7に示す時計方向又は反時計方向方向に旋回動させた
ときの作業台モーメント成分値の理論値を示し、この実
線L1の上下に位置する一対の一点鎖線で囲まれた領域
が、この理論値を基に作業台モーメント検出センサ70
が異常でなければ出力されるであろうと推定される作業
台モーメント成分値の許容範囲Dを示している。この許
容範囲D及び理論値が前述したメモリ51に予め記憶さ
れている。尚、理論値は作業台17を空の状態にして水
平状態にある作業台17を実際に旋回動させたときに、
作業台17の旋回角度に応じて作業台モーメント検出セ
ンサ70からの検出値から作業台モーメント成分値を算
出してこれを設定し、許容範囲はこの設定された理論値
に基づいて設定してもよい。
【0035】なお、ブーム9の作動を制御するブームコ
ントローラ(図示せず)は、前述したブームモメント検
出センサ35により検出されたブームモメント値から作
業台モーメント成分値を減じた値を実モーメントとして
算出し、この実モーメントが予め設定された許容値を超
えるとブーム9の作動を規制するように構成されてい
る。
【0036】上記構成の安全装置30によれば、図6に
示す始業点検SW(31)がON操作されると、同図に
示すように、作動制御回路47が作業台旋回モータ16
の作動を制御する作動制御弁V(57)の作動を制御し
て作業台旋回モータ16を回転駆動させる。また、作動
制御回路47はモーメント算出回路49を作動させ、モ
ーメント算出回路49が作業台モーメント検出センサ7
0及び旋回位置センサ73からの検出値に応じて作業台
モーメント成分値を算出する。この算出された作業台モ
ーメント成分値は比較判定回路53に送られ、比較判定
回路53はメモリ51から作業台モーメント成分値の図
8に示す許容範囲Dを読み込み、算出された作業台モー
メント成分値が許容範囲Dを越えているか否かを判定す
る。
【0037】ここで、算出された作業台モーメント成分
値が図8に示す許容範囲Dを越えていれば、比較判定回
路53は作業台モーメント検出センサ70が異常である
と判定し、算出された作業台モーメント成分値が許容範
囲Dを越えていなければ、比較判定回路53は作業台モ
ーメント検出センサ70が異常でないと判定する。そし
て、作業台モーメント検出センサ70が異常であると判
定されれば、警報回路55が作動して警報ブザー61を
鳴らし、作業者は作業台モーメント検出センサ70の異
常を認識することができる。
【0038】一方、比較判定回路53により作業台モー
メント検出センサ70が異常でないとと判定されると、
作業台17の旋回動に伴ってモーメント算出回路49か
ら次に送られてくる作業台モーメント成分値及び作業台
旋回位置情報に基づいて、前述したと同様に作業台モー
メント検出センサ70の異常判定が行なわれる。
【0039】このように、作業台モーメント検出センサ
70の異常判定は、作業台17を旋回動させながら行な
い、作業台17の旋回位置に応じて作業台モーメント検
出センサ70の異常判定が行なわれので、予め定められ
た旋回位置のみの作業台モーメント成分値に基づいて異
常判定を行なう場合と比較して、異常判定の信頼性を高
くすることができる。
【0040】なお、前述した実施の形態では、作業台モ
ーメント検出センサ70として図1に示す上部レベリン
グシリンダ14に作用する軸力を検出するセンサを用い
たが、これに限るものではなく、例えば、図1に示す垂
直ポスト13にロードセルを設け、このロードセルの検
出値から垂直ポスト13に作用する軸力を検出し、旋回
位置センサ73の検出値に応じて作業台モーメント成分
値を算出するようにしてもよい。また、警報ブザー61
から発生する音は、故障しているモーメント検出センサ
35、70の種類に応じて音色や音声内容が相違するよ
うにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明による高所作業車の安全装置によ
れば、作業台を所定経路に沿って移動させたときに検出
されるブームモーメント値が許容範囲を越えるとブーム
モーメント検出手段が異常であると判定されるので、作
業台に既知の重量のウェイトを載せてブームモーメント
検出手段の異常判定を行なう場合と比較して、ウェイト
を使用せずにブームモーメント検出手段の異常判定を行
なうことができる。また、ブームの伸長量が大きくなら
ないように所定経路を設定すれば、作業現場においても
ブームモーメント検出手段の始業前点検を容易に行なう
ことができる。
【0042】また、作業台がブームの先端部に取り付け
られた取り付け位置に作用する作業台モーメントを検出
する作業台モーメント検出手段を設け、始業点検手段は
作業台モーメント検出手段により検出される作業台モー
メント値が許容範囲を越えると作業台モーメント検出手
段が異常であると判定する場合には、作業台モーメント
検出手段を独立した状態で異常判定を行なうことがで
き、作業台モーメント検出手段の異常判定を確実に行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における安全装置を
搭載した高所作業車の左側面図を示す。
【図2】本発明の第1の実施の形態における安全装置の
ブロック図を示す。
【図3】本発明の第1の実施の形態における安全装置の
作動を説明するための高所作業車の後側裏面図を示す。
【図4】本発明の第1の実施の形態における安全装置の
作動を説明するための図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における安全装置の
作動を説明するためのブームの概略側面図を示す。
【図6】本発明の第2の実施の形態における安全装置の
ブロック図を示す。
【図7】本発明の第2の実施の形態における安全装置の
作動を説明するための作業台の概略平面図を示す。
【図8】本発明の第2の実施の形態における安全装置の
作動を説明するための図を示す。
【符号の説明】
1 高所作業車 2 車体 9 ブーム 13 垂直ポスト 14 上部レベリングシリンダ(上部レベリングアクチ
ュエータ) 17 作業台 30 安全装置 31 始業点検スイッチ 35 ブームモーメント検出センサ(ブームモーメント
検出手段) 45 コントローラ(始業点検手段) 70 作業台モーメント検出センサ(作業台モーメント
検出手段) 73 旋回位置センサ(作業台旋回位置検出手段) A、D 許容範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸田 貴志 群馬県利根郡新治村大字東峰須川414−1 株式会社アイチコーポレーション新治工 場内 (72)発明者 中澤 俊一 群馬県利根郡新治村大字東峰須川414−1 株式会社アイチコーポレーション新治工 場内 Fターム(参考) 3F333 AA08 AB04 FA09 FA17 FD09 FE09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に少なくとも起伏動可能に枢結され
    て伸縮動可能なブームと、前記ブームの先端に取り付け
    られた作業台とを備える高所作業車において、前記車体
    に枢結された前記ブームの枢結位置周りに作用するブー
    ムモーメントを検出するブームモーメント検出手段と、
    前記ブームモーメント検出手段の始業前点検を行なう始
    業点検手段と、前記始業点検手段を作動させる始業点検
    スイッチとを有してなる高所作業車の安全装置であっ
    て、 前記始業点検手段は、前記作業台を所定経路に沿って移
    動させるように前記ブームを作動させたときに前記ブー
    ムモーメント検出手段により検出されるブームモーメン
    ト値の許容範囲を記憶し、前記始業点検スイッチが作動
    されたときに前記作業台が前記所定経路に沿って移動す
    るように前記ブームを作動させ、このときに前記ブーム
    モーメント検出手段により検出されるブームモーメント
    値が前記許容範囲を越えると前記ブームモーメント検出
    手段が異常であると判定するように構成されていること
    を特徴とする高所作業車の安全装置。
  2. 【請求項2】 前記作業台の前記所定経路としては、所
    定起伏角度で保持された前記ブームが全縮状態から伸長
    動するときの前記作業台の移動経路、又は前記ブームが
    全縮状態で所定の起伏角度範囲内で前記ブームが起伏動
    するときの前記作業台の移動経路が用いられることを特
    徴とする請求項1記載の高所作業車の安全装置。
  3. 【請求項3】 前記作業台が前記ブームの先端部に取り
    付けられた取り付け位置に作用する作業台モーメントを
    検出する作業台モーメント検出手段を有し、 前記始業点検手段は、前記作業台モーメント検出手段に
    より検出される作業台モーメント値の許容範囲を記憶
    し、前記始業点検スイッチが作動されたときに前記作業
    台モーメント検出手段により検出される作業台モーメン
    ト値が前記許容範囲を越えると前記作業台モーメント検
    出手段が異常であると判定するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の高所作業車の安
    全装置。
  4. 【請求項4】 前記ブームの先端部に上下に揺動自在な
    垂直ポストを有し、前記垂直ポスト及び前記ブームの先
    端部の間に前記ブームの起伏角度に応じて作動して前記
    垂直ポストを垂直状態に支持する上部レベリングアクチ
    ュエータを有し、前記作業台を前記垂直ポストに水平旋
    回動可能に設け、前記作業台の前記垂直ポストに対する
    旋回位置を検出する作業台旋回位置検出手段を有し、 前記作業台モーメント検出手段は前記上部レベリングア
    クチュエータに作用する軸力を検出するように構成さ
    れ、 前記始業点検手段は、前記作業台を前記垂直ポストに対
    して所定旋回角度範囲内で旋回動させるように前記作業
    台を旋回動させたときに前記作業台の旋回位置に応じて
    前記作業台モーメント検出手段により検出される軸力値
    の許容範囲を記憶し、前記始業点検スイッチが作動され
    たときに前記作業台が前記所定旋回角度範囲内で旋回動
    するように前記作業台を作動させ、このときに前記作業
    台旋回位置検出手段により検出される前記作業台の旋回
    位置に応じた前記作業台モーメント検出手段により検出
    される軸力値が前記許容範囲を越えると前記作業台モー
    メント検出手段が異常であると判定するように構成され
    ていることを特徴とする請求項3に記載の高所作業車の
    安全装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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