JP2003191074A - プラグ溶接方法と研磨具 - Google Patents

プラグ溶接方法と研磨具

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JP2003191074A
JP2003191074A JP2001389416A JP2001389416A JP2003191074A JP 2003191074 A JP2003191074 A JP 2003191074A JP 2001389416 A JP2001389416 A JP 2001389416A JP 2001389416 A JP2001389416 A JP 2001389416A JP 2003191074 A JP2003191074 A JP 2003191074A
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pipe
hole
polishing
resin layer
plug
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Katsutoshi Nishiura
克敏 西浦
Takuya Shindo
卓也 進藤
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラグの溶接時に、樹脂層がミスト状の粒子
となって管内に飛散しないようにする。 【解決手段】 管内面を樹脂層5で被覆してある金属配
管1の管壁2に、その管壁に形成してある貫通孔3を塞
ぐためのプラグ4を溶接するプラグ溶接方法であって、
貫通孔を通して管内に入り込ませた研磨具6で、貫通孔
周りの樹脂層を研磨除去した後、プラグを溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管内面を樹脂層で
被覆してある金属配管の管壁に、その管壁に形成してあ
る貫通孔を塞ぐためのプラグを溶接するプラグ溶接方法
と研磨具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ガス供給用の金属配管において
は、管内をガスバッグで一時的に塞いだり、管内に管内
検査具を挿入するために、ガスバッグや管内検査具など
の挿入用の貫通孔を金属配管の管壁に形成することがあ
り、上記プラグ溶接方法は、このような場合に、使用済
みの貫通孔を塞ぐために使用されている。
【0003】従来の上記プラグ溶接方法では、管内面を
被覆している樹脂層を特に考慮することなく、プラグを
管壁に溶接している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、プラグの溶
接時に、貫通孔周りの樹脂層が加熱されてミスト状の粒
子となって管内に飛散し、その飛散粒子が管内を浮遊し
ながら移動して、金属配管に接続してあるバルブ等に付
着すると、バルブ等を正常に作動させることができなく
なるおそれがある。
【0005】特に、金属配管が各種ガス供給用の配管で
あって、ガスの通流を止めない不断ガス状態でプラグを
溶接するときは、飛散粒子がガスと共に管内を一層移動
し易くなって、バルブ等に付着し易い欠点がある。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、プラグの溶接時に、樹脂層がミスト状の粒子と
なって管内に飛散しないようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特
徴構成は、管内面を樹脂層で被覆してある金属配管の管
壁に、その管壁に形成してある貫通孔を塞ぐためのプラ
グを溶接するプラグ溶接方法であって、前記貫通孔を通
して管内に入り込ませた研磨具で、前記貫通孔周りの前
記樹脂層を研磨除去した後、前記プラグを溶接する点に
ある。
【0008】〔作用〕つまり、貫通孔周りの管壁の内側
は、貫通孔を通して管内に入り込ませた研磨具で、その
貫通孔周りの樹脂層が研磨除去されるため、金属部分が
露出し、その金属部分が露出している管壁にプラグが溶
接されることになる。
【0009】〔効果〕従って、プラグの溶接時に樹脂層
が加熱されることはなくなり、樹脂層がミスト状の粒子
となって管内に飛散することはなくなる。そのために、
配管路に設けてあるバルブ等に悪影響を及ぼすのを防止
できる。
【0010】請求項2記載の発明の特徴構成は、前記研
磨除去した樹脂層の屑を、前記貫通孔を通して管外に排
出する点にある。
【0011】〔作用〕つまり、研磨除去した樹脂層の屑
は、貫通孔を通して管外に排出されるために、管内に残
らない。
【0012】〔効果〕樹脂層を研磨除去する作業も、そ
の屑を管外に排出する作業も、共通の貫通孔を通して能
率良く行うことができる。
【0013】請求項3記載の発明の特徴構成は、横向き
に配設してある金属配管の上側管壁に形成してある貫通
孔を通して研磨部材を管内に入り込ませて、その貫通孔
周りの下向き管内面を被覆している樹脂層を研磨除去す
る研磨具であって、前記研磨部材で研磨した樹脂層の屑
を前記研磨部材の下側で受け止め可能な受け止め部材
を、前記研磨部材と共に、前記貫通孔を通して管内に入
り込み可能に設けてある点にある。
【0014】〔作用〕つまり、研磨部材と受け止め部材
とを、共に、横向きの金属配管の上側管壁に形成してあ
る貫通孔を通して管内に入り込ませられるために、貫通
孔周りの下向き管内面を被覆している樹脂層を研磨部材
で研磨しながら、その研磨した樹脂層の屑を研磨部材の
下側で受け止め部材に受け止めて、管外に取り出すこと
ができる。
【0015】〔効果〕従って、研磨部材によって金属配
管の上側管壁の貫通孔周りを研磨して樹脂層を取り除き
ながら、その時に出る樹脂層の屑を受け止め部材に同時
に受け止めて、貫通孔を通して確実に管外に排出するこ
とができ、短時間で合理的な作業ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1,図2は、都市ガス供給用鋼
管(金属配管の一例) 1の管壁2に形成してある貫通孔
3を塞ぐために、供給ガスの通流を止めない不断ガス状
態で、その貫通孔3に嵌め込んだ鋼製プラグ4を管壁2
に溶接するプラグ溶接方法を示し、管壁2の管内面はエ
ポキシ樹脂の樹脂層5で被覆してある。
【0017】前記貫通孔3は、管内にガスバッグを装着
するために形成したもので、横向きに配設してある鋼管
1の上側管壁に、平面視で円形に形成してあり、図1に
示すように、電動式の研磨具6の研磨部材7を貫通孔3
を通して管内に入り込ませて、その貫通孔3周りの樹脂
層5のうちの、貫通孔3の縁から30mm程度の範囲1
5を研磨部材7で研磨除去した後、図2に示すように、
プラグ4を貫通孔3に嵌め込んで溶接機8で貫通孔3周
りの管壁2に溶接する。
【0018】前記研磨具6は、図3に示すように、持ち
手9に内蔵してある電動モータ10を内蔵の電池で駆動
して、略円錐形状の研磨部材7の駆動回転で樹脂層5を
研磨できるようにしてあり、研磨部材7の回転軸芯Xが
モータ10の回転軸芯Yに対して斜めに交差するよう
に、モータ10の駆動軸と研磨部材7回転軸とを自在継
手で互いに連結して、貫通孔3周りの下向き管内面を被
覆している樹脂層5を管外から能率良く研磨除去できる
ようにしてある。
【0019】また、研磨部材7を回転自在に支持してい
る柄部分11に、研磨部材7で研磨した樹脂層5の屑を
研磨部材7の下側で受け止め可能な椀状の受け止め部材
12を固定して、研磨部材7と共に貫通孔3を通して管
内に入り込み可能に一体に設けてある。
【0020】そして、図1に示したように、貫通孔3か
ら流出する供給ガスの外部への漏れ出しを防止する透明
樹脂製のノーブロー袋13を貫通孔3周りに気密に被せ
て、ノーブロー袋13内に差し込んだ手14で研磨具6
を把持し、研磨部材7と受け止め部材12とを貫通孔3
を通して管内に入り込ませて、貫通孔3周りの樹脂層5
を研磨部材7で研磨除去し、貫通孔3周りの下向き管内
面を被覆している樹脂層5を研磨除去するときは、樹脂
層5の研磨屑を研磨部材7の下側の受け止め部材12に
受け止め、その受け止め部材12を研磨部材7と共に貫
通孔3を通して管外に引き出して、研磨屑を貫通孔3を
通して管外に排出できるようにしてある。
【0021】〔その他の実施形態〕 1.本発明によるプラグ溶接方法は、横向きに配設して
ある金属配管の横側管壁や下側管壁に形成してある貫通
孔を塞ぐプラグを管壁に溶接するために使用しても、上
下方向に配設してある金属配管の管壁に形成してある貫
通孔を塞ぐプラグを管壁に溶接するために使用しても良
い。 2.本発明によるプラグ溶接方法は、鋳鉄管や銅管など
の金属配管の管壁に形成してある貫通孔を塞ぐプラグを
管壁に溶接するために使用しても良い。 3.本発明によるプラグ溶接方法は、管内面をビニル樹
脂などの樹脂層で被覆してある金属配管の管壁に形成し
てある貫通孔を塞ぐプラグを管壁に溶接するために使用
しても良い。 4.本発明によるプラグ溶接方法は、貫通孔を通して管
内に挿入した吸引具で樹脂層の研磨屑を吸引して管外に
排出しながら、貫通孔周りの樹脂層を研磨除去しても良
い。 5.本発明によるプラグ溶接方法は、管内へのガスの通
流を停止している状態で、管壁に形成してある貫通孔を
塞ぐプラグを管壁に溶接するために使用しても良い。 6.本発明によるプラグ溶接方法は、都市ガス以外の各
種ガスや各種液体供給用の金属配管に使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラグ溶接方法の説明図
【図2】プラグ溶接方法の説明図
【図3】研磨具の斜視図
【符号の説明】
1 金属配管 2 管壁 2 貫通孔 4 プラグ 5 樹脂層 6 研磨具 7 研磨部材 12 受け止め部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C043 AC03 CC02 CC13 DD06 3C058 AA02 AA09 AC01 4E081 AA17 BA19 DA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管内面を樹脂層で被覆してある金属配管
    の管壁に、その管壁に形成してある貫通孔を塞ぐための
    プラグを溶接するプラグ溶接方法であって、 前記貫通孔を通して管内に入り込ませた研磨具で、前記
    貫通孔周りの前記樹脂層を研磨除去した後、前記プラグ
    を溶接するプラグ溶接方法。
  2. 【請求項2】 前記研磨除去した樹脂層の屑を、前記貫
    通孔を通して管外に排出する請求項1記載のプラグ溶接
    方法。
  3. 【請求項3】 横向きに配設してある金属配管の上側管
    壁に形成してある貫通孔を通して研磨部材を管内に入り
    込ませて、その貫通孔周りの下向き管内面を被覆してい
    る樹脂層を研磨除去する研磨具であって、 前記研磨部材で研磨した樹脂層の屑を前記研磨部材の下
    側で受け止め可能な受け止め部材を、前記研磨部材と共
    に、前記貫通孔を通して管内に入り込み可能に設けてあ
    る研磨具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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