JP2001173869A - 内副管用管継手およびマンホール構造 - Google Patents

内副管用管継手およびマンホール構造

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JP2001173869A
JP2001173869A JP36106299A JP36106299A JP2001173869A JP 2001173869 A JP2001173869 A JP 2001173869A JP 36106299 A JP36106299 A JP 36106299A JP 36106299 A JP36106299 A JP 36106299A JP 2001173869 A JP2001173869 A JP 2001173869A
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pipe
inner sub
manhole
joint
inflow
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JP36106299A
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English (en)
Inventor
Masahiro Tahara
正弘 太原
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Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
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Publication date
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】点検者がマンホール内の管路に異常が有るかど
うかを、点検者が目視にて確認することができる内副管
用管継手および同管継手を用いたマンホール構造を提供
すること。 【解決手段】水平方向の一端部に、流入管8の端部が接
続される受け口11を有し、上下方向の下端部に、内副
管9の上端差し口91が接続される受け口13を有し、
受け口11の管軸と受け口13の管軸とが直交するよう
に形成されている透明な四方継手本体1からなる内副管
用管継手F。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホール内に設
置される内副管と、マンホールに流入する流入管とを接
続する内副管用管継手、およびこの内副管用管継手をマ
ンホール内に設置したマンホール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリート製マンホールには、
マンホール内に流入した汚水が直接マンホールの底部内
面に流下し、この底部内面を浸食することがないように
した構造のものがある。かかる構造の継手で最も一般的
なものは、流入管から流入する汚水をマンホールの側壁
内面に沿って配管された内副管でマンホールの底部内面
近くまで流下させ、ここから流体をマンホールの底部内
面に排水するようにした内副管方式のものがある。
【0003】また、下水用配管は、配管内に土砂や汚物
が滞ることがないように、所定の流れ勾配をもって埋設
配管される。このため、マンホールに流入する流入管は
斜め下方向に傾斜した状態でマンホール内に入ることに
なる。
【0004】ところで、上記従来の内副管用管継手の場
合は、内副管側の接続短管の管軸と流入管側の接続短管
の管軸とがほぼ直交するように形成されているので、マ
ンホール近傍において、流入管の流れ勾配が大きくなっ
た場合、マンホール内で内副管をマンホール壁に沿って
垂直に配管・固定することができないという問題があ
る。
【0005】このような問題を解消する内副管用管継手
として、実開平3−108041号公報において、流入
管側の接続短管の底面に膨出部を設け、この続短管の口
部から底面の膨出部に斜め下方向に傾斜した状態でも流
入管が流入管接続短管に挿入できるようになし、流入管
が斜め下方向に傾斜していても、あるいは流入管が水平
でも接続でき、かつ、内副管をマンホール壁に沿って垂
直に配管・固定することができるようにした内副管用管
継手および同管継手を用いて内副管を配管・固定したマ
ンホール構造が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記内
副管用管継手の場合は、内副管用管継手ならびに内副管
がともに灰色に着色された硬質塩化ビニル樹脂製のもの
であるため、マンホール内の配管管路が不透明であり、
点検者が管路内部の異常の有無をマンホール内にて目視
にて確認することができないという問題があった。
【0007】本発明の目的は、点検者がマンホール内の
管路に異常が有るかどうかを、点検者が目視にて確認す
ることができる内副管用管継手および同管継手を用いた
マンホール構造を提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、スペースの余裕があ
まりない狭いマンホール内にて流入管側の管路内の点検
をする際に、たとえば点検者が片手でマンホール内面に
設置された昇降ステップを掴んで体重を支え、もう一方
の片手にて点検口を閉塞している栓体の着脱を行うこと
ができる内副管用管継手および同管継手を用いたマンホ
ール構造を提供することである。
【0009】本発明のさらに他の目的は、流入管の流れ
勾配が大きくなった場合でも、内副管用管継手をマンホ
ール壁に沿って垂直に設置することができる内副管用管
継手および同管継手を用いたマンホール構造を提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、水平方向の一端部に、流入管の端部が接続される流
入側接続部を有し、上下方向の下端部に、内副管の上端
部が接続される流出側接続部を有し、この流出側接続部
の管軸と流入側接続部の管軸とがほぼ直交するように形
成されている四方継手本体からなり、この四方継手本体
が透明樹脂から成形されている内副管用管継手である。
【0011】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
内副管用管継手において、水平方向の他端部および上下
方向の上端部がともに点検口とされ、この他端部側の点
検口が栓体にて閉塞されているものである。
【0012】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
内副管用管継手において、ヒンジ機構を有する押さえ板
により、栓体が点検口内に着脱自在に装着されているも
のである。
【0013】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
内副管用管継手において、流出側接続部が差し口とさ
れ、この差し口が、上端部が球殻状の膨出部を有し、こ
の膨出部内に管挿入用アダプターが回動自在に嵌合され
た内副管の管挿入用アダプターと接着接合されるように
なされているものである。
【0014】請求項5記載の本発明は、マンホール内に
突設された流入管の端部に、請求項1記載の内副管用管
継手の流入側接続部が接着接合され、この内副管用管継
手の流出側接続部に、内副管の上端部が接着接合されて
なるマンホール構造であって、前記内副管が透明樹脂か
ら成形されているものである。
【0015】請求項6記載の本発明は、請求項5記載の
マンホール構造において、流出側接続部が差し口とさ
れ、内副管の上端部が前記差し口と接着接合される管挿
入用アダプターが回動自在に嵌合された球殻状の膨出部
を有しているものである。
【0016】請求項7記載の本発明は、請求項5または
6記載のマンホール構造において、内副管用管継手の水
平方向の他端部の点検口が栓体にて閉塞されているもの
である。
【0017】請求項8記載の本発明は、請求項7記載の
マンホール構造において、ヒンジ機構を有する押さえ板
により、栓体が点検口内に着脱自在に装着されているも
のである。
【0018】(作用)請求項1記載の本発明の内副管用
管継手では、水平方向の一端部に、流入管の端部が接続
される流入側接続部を有し、上下方向の下端部に、内副
管の上端部が接続される流出側接続部を有し、この流出
側接続部の管軸と流入側接続部の管軸とがほぼ直交する
ように形成されている四方継手本体が透明であるので、
マンホール内に設置されたのち、透明な四方継手本体を
通じて、点検者は透明な四方継手本体を通じて目視する
だけで、マンホール内の管路の異常の有無を確認するこ
とができる。
【0019】請求項2記載の本発明の内副管用管継手で
は、四方継手本体の水平方向の他端部が点検口とされて
いるので、この点検口を通じて流入管側の管路内の点検
ならびに異物などの除去作業を行える。また、四方継手
本体の上下方向の上端部が点検口とされているので、こ
の点検口を通じて内副管内の異物の詰まった異物などの
除去作業を行える。
【0020】請求項3記載の本発明の内副管用管継手で
は、ヒンジ機構を有する押さえ板により、栓体が点検口
内に着脱自在に装着されているので、マンホール内が狭
くても、点検者は片手で点検口を閉塞している栓体の着
脱を行える。
【0021】請求項4記載の本発明の内副管用管継手で
は、四方継手本体の流出側接続部が差し口とされ、この
差し口が、上端部が球殻状の膨出部を有し、この膨出部
内に管挿入用アダプターが回動自在に嵌合された内副管
の管挿入用アダプターと接着接合されるようになされて
いるので、マンホールに接続される流入管の流れ勾配が
多少急勾配となっても、内副管の膨出部内に嵌合された
管挿入用アダプターの回動によって、流入管の流れ勾配
に起因する内副管用管継手の傾斜化を吸収でき、マンホ
ール壁に沿って内副管を垂直に設置することができる。
【0022】請求項5記載の本発明のマンホール構造で
は、マンホール内に突設された流入管の端部に、請求項
1記載の内副管用管継手の流入側接続部が接着接合さ
れ、この内副管用管継手の流出側接続部に、内副管の上
端部が接着接合されるとともに、この内副管が透明であ
るので、透明な内副管用管継手および内副管を通して管
路内を目視するだけで、点検者はマンホール内の管路の
異常の有無を確認することができる。
【0023】請求項6記載の本発明のマンホール構造で
は、内副管用管継手の流出側接続部が差し口とされ、内
副管の上端部が差し口と接着接合される管挿入用アダプ
ターが回動自在に嵌合された球殻状の膨出部を有してい
るので、流入管の流れ勾配が多少急勾配となっても、内
副管の膨出部内に嵌合された管挿入用アダプターの回動
によって、流入管の流れ勾配に起因する内副管用管継手
の傾斜化を吸収でき、マンホール壁に沿って内副管を垂
直に設置することができる。
【0024】請求項7記載の本発明のマンホール構造で
は、内副管用管継手の水平方向の他端部の点検口が栓体
にて閉塞されているので、この栓体を取り外し、点検口
を通じて流入管側の管路内の点検ならびに異物などの除
去作業を行える。
【0025】請求項8記載の本発明のマンホール構造で
は、内副管用管継手の水平方向の他端部の点検口を閉塞
する栓体が、ヒンジ機構を有する押さえ板により点検口
内に着脱自在に装着されているので、マンホール内が狭
くても、点検者は片手で点検口を閉塞している栓体の着
脱を行える。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の内副管用管継手の
第1実施例を示す正面図、図2は図1対応の平面図、図
3は図1の要部を分解して示す説明図、図4は図1対応
の右側面図である。
【0027】Fは四方に接続部を有する略十字状の継手
本体1からなる内副管用管継手であり、透明な硬質塩化
ビニル樹脂から射出成形されている。継手本体1の水平
方向の両端部はともに拡径受け口11,12とされてい
る。受け口11には流入管の端部が接続されるようにな
っている。そして、両受け口11,12の管軸は一致し
ている。
【0028】また、受け口12は、流入管側の管路内を
点検するための点検口とされ、閉塞用の栓体2にて閉塞
されている。この栓体2は、図3に示すように、円板2
2と、中空円筒状の挿入部21とからなっており、円板
22には把手24が設けられている。挿入部21は径大
部211と径小部212とからなっており、径小部21
2の先端は曲面状とされている。径大部211側の径小
部212の外周にはシールリング23が装着されてい
る。円板22の直径は受け口12の外径と、径大部21
1の外径は受け口12の内径と、径小部212の外径は
受け口12奥側の継手本体1の内径とそれぞれほぼ等し
くされている。
【0029】4は縦長の押え板であり、その下端部が受
け口12の下部開口端の近傍に蝶番3にて回動可能に固
定されている(図3を参照)。押え板4の幅方向の中央
部には、図4に示すように、上端側から全長の約3/4
にわたって切欠部41が設けられている。この切欠部4
1の幅は、上記円板22の把手24の幅よりも広くされ
ている。一方、受け口12の管頂部外面には取付け座5
が固定され、この取付け座5に、蝶ナット61が螺合さ
れたボルト6の下端が回動可能に係止されている。そし
て、受け口12内に栓体2の挿入部21が差し込まれ、
円板22側に押え板4が当接され、押え板4の切欠部4
1にボルトが差し込まれ、蝶ナット61にて締め付けら
れることによって、受け口12内に栓体2が着脱自在に
装着されている。
【0030】また、継手本体1の上下方向の下端部は拡
径受け口13とされ、この受け口13に内副管の上端部
が接続されるようになっている。継手本体1の上下方向
の上端部は、内副管内のゴミなどの詰まりを掃除する際
の点検口14とされている。そして、受け口11の管軸
と受け口13の管軸とは直交している。
【0031】つぎに、上記図1の内副管用管継手Fを用
いた本発明のマンホール構造の第1実施例を図5に基づ
いて説明する。
【0032】図5において、7はコンクリート製のマン
ホールであり、床盤71と、直壁72と、斜壁73と、
蓋74とから構成されている。直壁72の上部壁部には
挿通孔721が穿孔され、この挿通孔721を通じて流
入管8の端部がマンホール7内に突出されている。な
お、流入管8と挿通孔721の隙間にはモルタルが充填
されている。この流入管8の上流側は同種流入管が配管
接続され、マンホール7よりも上流側に据えつけられた
マンホールと連通されている。
【0033】また、床盤71上にはモルタルなどにてイ
ンバート711が形成されている。なお、マンホール7
全体は基盤B上に載置されている。また、直壁72の下
部壁部には流出孔722が形成され、この流出孔722
に流出管(図示せず)が接続されている。
【0034】まず、土を掘り起こして基盤B上にマンホ
ール7を据え付ける。流入管8の端部を直壁72の挿通
孔721を通じてマンホール7内に突出させ、流入管8
の差し口81を内副管用管継手Fの受け口11と接着接
合する。そして、内副管用管継手Fの流出側の受け口1
3に、内副管9の上端部差し口91を挿入して接着接合
し、この内副管9を管支持具Sにて支持固定して直壁7
2の内面に沿って内副管9を取り付ける。内副管9は透
明な硬質塩化ビニル樹脂管を所定長さに切断したもので
ある。そして、内副管9の下端部差し口92に透明な9
0度エルボ93を接着接合することで、マンホール7内
への内副管用管継手Fおよび内副管9の取付け施工が完
了する。
【0035】この第1実施例のマンホール構造では、マ
ンホール7内に配置された内副管用管継手F、内副管9
および90度エルボ93がともに透明であるので、点検
者は、この管路の透明な部分を通じて外部から目視する
だけで、マンホール7内の管路の異常の有無を確認する
ことができる。
【0036】そして、内副管用管継手Fと内副管9、ま
た、内副管9と90度エルボ93を接着接合するとき
に、透明あるいは不透明に着色された接着剤を用いて接
着すると、接着剤の塗り忘れや塗布不足による接着強度
の低下を防止できる。
【0037】また、蝶ナット61を緩めて押え板4を手
前側に回転させ、把手24を掴んで栓体2を取り外し、
点検口である受け口12の開口端側から流入管8の上流
側管路内を懐中電灯で照らして目視することで、管路内
の異常の有無を確認することができる。その際、受け口
12内に栓体2が着脱自在に装着されているので、点検
者は片手にて栓体2の取り外しや取付けを作業性よく行
える。さらに、点検の結果、マンホール7内の管路の一
部にゴミなどが詰まっている場合、継手本体1の上端部
の点検口14から掃除用の棒などを用いてゴミ詰まりを
解消することができる。
【0038】なお、上記実施例では、内副管9と90度
エルボ93をともに透明なものとしたが、90度エルボ
93を不透明なものとしてもよく、あるいは内副管9と
90度エルボ93をともに不透明なものとしてもよい。
【0039】図6は本発明の内副管用管継手F1の第2
実施例を示す正面図であり、継手本体1の上下方向の下
端部の流出側接続部を差し口13Aとした以外は、上記
図1の第1実施例と同一であるので、同一部分には同一
符号を付して説明を省略する。
【0040】この場合、内副管用管継手F1の流出側接
続部である差し口13Aには、図7にて示す内副管9A
の上端部が接着接合されるようになっている。この内副
管9Aの上端部は拡径加工されて球殻状の膨出部91A
を有しており、この膨出部91A内に、挿通孔を有する
管挿入用アダプター911Aが回動自在に嵌合されてい
る。なお、管挿入用アダプター911Aの外周面に形成
された環状溝内にシールリングが装着され、膨出部91
Aの内周面と管挿入用アダプター911Aの外周面との
間が水密状とされている。また、管挿入用アダプター9
11Aを含めて内副管用管継手F1は透明である。
【0041】つぎに、上記図6の内副管用管継手F1を
用いた本発明のマンホール構造の第2実施例を図8に基
づいて説明する。
【0042】図8において、7はコンクリート製のマン
ホールであり、床盤71と、直壁72と、斜壁73と、
蓋74とから構成されている。直壁72の上部壁部には
挿通孔721が穿孔され、この挿通孔721を通じて流
入管8の端部がマンホール7内に突出されている。な
お、流入管8と挿通孔721の隙間にはモルタルが充填
されている。この流入管8の上流側は同種流入管が配管
接続され、マンホール7よりも上流側に据えつけられた
マンホールと連通されている。
【0043】また、床盤71上にはモルタルなどにてイ
ンバート711が形成されている。なお、マンホール7
全体は基盤B上に載置されている。また、直壁72の下
部壁部には流出孔722が形成され、この流出孔722
に流出管(図示せず)が接続されている。
【0044】まず、土を掘り起こして基盤B上にマンホ
ール7を据え付ける。流入管8の端部を直壁72の挿通
孔721を通じてマンホール7内に突出させる。この場
合、図8に示すように、流入管8の傾斜勾配はかなり大
きくなっている。流入管8の差し口81を内副管用管継
手F1の受け口11と接着接合する。そして、内副管用
管継手F1の流出側の差し口13Aを、内副管9Aの膨
出部91A内に嵌合されている管挿入用アダプター91
1Aの挿通孔に挿入して接着接合し、この内副管9Aを
管支持具Sにて支持固定して直壁72の内面に沿って内
副管9を取り付ける。
【0045】その際、内副管用管継手F1の流出側の差
し口13Aが垂直でなく、マンホール7の内壁面側に向
かって傾斜していても、管挿入用アダプター911Aが
内副管9Aの膨出部91A内に回動可能に嵌合されてい
るので、差し口13Aと管挿入用アダプター911Aを
接着接合したのち、内副管9を回動させることで、内副
管9をマンホール7の内壁面に平行に設置することがで
きる。
【0046】そして、内副管9Aの下端部差し口92に
透明な90度エルボ93を接着接合することで、マンホ
ール7内への内副管用管継手F1および内副管9Aの取
付け施工が完了する。
【0047】この第2実施例のマンホール構造でも、マ
ンホール7内に配置された内副管用管継手F1、内副管
9Aおよび90度エルボ93がともに透明であるので、
点検者は、この管路の透明な部分を通じて外部から目視
するだけで、マンホール7内の管路の異常の有無を確認
することができる。
【0048】また、内副管用管継手F1の流出側の差し
口13Aが、内副管9Aの膨出部91A内に回動自在に
嵌合された管挿入用アダプター911Aと接着接合され
ているので、内副管用管継手F1の受け口11と接着接
合される流入管8の傾斜勾配が大きくなった場合でも、
内副管9をマンホール7の内壁面に平行に配置して取り
付けることができる。
【0049】さらに、蝶ナット61を緩めて押え板4を
手前側に回転させ、把手24を掴んで栓体2を取り外
し、点検口である受け口12の開口端側から流入管8の
上流側管路内を懐中電灯で照らして目視することで、管
路内の異常の有無を確認することができる。その際、受
け口12内に栓体2が着脱自在に装着されているので、
点検者は片手にて栓体2の取り外しや取付けを作業性よ
く行える。さらに、点検の結果、マンホール7内の管路
の一部にゴミなどが詰まっている場合、継手本体1の上
端部の点検口14から掃除用の棒などを用いてゴミ詰ま
りを解消することができる。
【0050】なお、90度エルボ93を不透明なものと
してもよく、あるいは内副管9Aと90度エルボ93を
ともに不透明なものとしてもよい。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の内副管用管継手
では、水平方向の一端部に、流入管の端部が接続される
流入側接続部を有し、上下方向の下端部に、内副管の上
端部が接続される流出側接続部を有し、この流出側接続
部の管軸と流入側接続部の管軸とがほぼ直交するように
形成されている四方継手本体が透明であるので、マンホ
ール内に設置されたのち、透明な四方継手本体を通じ
て、点検者は透明な四方継手本体を通じて目視するだけ
で、マンホール内の管路の異常の有無を確認することが
できる。
【0052】請求項2記載の本発明の内副管用管継手で
は、四方継手本体の水平方向の他端部が点検口とされて
いるので、この点検口を通じて流入管側の管路内の点検
ならびに異物などの除去作業を行える。また、四方継手
本体の上下方向の上端部が点検口とされているので、こ
の点検口を通じて内副管内の異物の詰まった異物などの
除去作業を行える。
【0053】請求項3記載の本発明の内副管用管継手で
は、ヒンジ機構を有する押さえ板により、栓体が点検口
内に着脱自在に装着されているので、マンホール内が狭
くても、点検者は片手で点検口を閉塞している栓体の着
脱を行える。
【0054】請求項4記載の本発明の内副管用管継手で
は、四方継手本体の流出側接続部である差し口が、上端
部が球殻状の膨出部を有し、この膨出部内に管挿入用ア
ダプターが回動自在に嵌合された内副管の管挿入用アダ
プターと接着接合されるようになされているので、マン
ホールに接続される流入管の流れ勾配が多少急勾配とな
っても、内副管の膨出部内に嵌合された管挿入用アダプ
ターの回動によって、流入管の流れ勾配に起因する内副
管用管継手の傾斜化を吸収でき、マンホール壁に沿って
内副管を垂直に設置することができる。
【0055】請求項5記載の本発明のマンホール構造で
は、マンホール内に突設された流入管の端部に、請求項
1記載の内副管用管継手の流入側接続部が接着接合さ
れ、この内副管用管継手の流出側接続部に、内副管の上
端部が接着接合されるとともに、この内副管が透明であ
るので、透明な内副管用管継手および内副管を通して管
路内を目視するだけで、点検者はマンホール内の管路の
異常の有無を確認することができる。
【0056】請求項6記載の本発明のマンホール構造で
は、内副管用管継手の流出側接続部が差し口とされ、一
方、内副管の上端部が差し口と接着接合される管挿入用
アダプターが回動自在に嵌合された球殻状の膨出部を有
しているので、流入管の流れ勾配が多少急勾配となって
も、内副管の膨出部内に嵌合された管挿入用アダプター
の回動によって、流入管の流れ勾配に起因する内副管用
管継手の傾斜化を吸収でき、マンホール壁に沿って内副
管を垂直に設置することができる。
【0057】請求項7記載の本発明のマンホール構造で
は、内副管用管継手の水平方向の他端部の点検口が栓体
にて閉塞されているので、点検口を閉塞している栓体を
取り外し、この点検口を通じて流入管側の管路内の点検
ならびに異物などの除去作業を行える。
【0058】請求項8記載の本発明のマンホール構造で
は、内副管用管継手の水平方向の他端部の点検口を閉塞
する栓体が、ヒンジ機構を有する押さえ板により点検口
内に着脱自在に装着されているので、マンホール内が狭
くても、点検者は片手で点検口を閉塞している栓体の着
脱を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内副管用管継手の第1実施例を示す正
面図である。
【図2】図1対応の平面図である。
【図3】図1の要部を分解して示す説明図である。
【図4】図1対応の右側面図である。
【図5】本発明のマンホール構造の第1実施例を示す説
明図である。
【図6】本発明の内副管用管継手の第2実施例を示す正
面図である。
【図7】図6の内副管用管継手と接続される内副管を示
す縦断面図である。
【図8】本発明のマンホール構造の第2実施例を示す説
明図である。
【符号の説明】
F,F1 内副管用管継手 1 四方継手本体 11 受け口(流入側接続部) 12 受け口(点検口) 13 受け口(流出側接続部) 13A 差し口(流出側接続部) 2 栓体 21 挿入部 22 円板 3 蝶番 4 押え板 41 切欠部 5 取付け座 6 ボルト 61 蝶ナット 7 マンホール 72 直壁 721 通孔 8 流入管 9,9A 内副管 91,92 差し口 91A 膨出部 911A 管挿入用アダプター 93 90度エルボ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16L 55/00 F16L 55/00 S Fターム(参考) 2D047 BA28 3H013 DA04 3H019 BA04 BB01 DA02 DA03 DA19 3H104 JA01 JB04 JC09 JD01 LG02 LG22

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向の一端部に、流入管の端部が接続
    される流入側接続部を有し、上下方向の下端部に、内副
    管の上端部が接続される流出側接続部を有し、この流出
    側接続部の管軸と流入側接続部の管軸とがほぼ直交する
    ように形成されている四方継手本体からなり、この四方
    継手本体が透明樹脂から成形されていることを特徴とす
    る内副管用管継手。
  2. 【請求項2】水平方向の他端部および上下方向の上端部
    がともに点検口とされ、この他端部側の点検口が栓体に
    て閉塞されている請求項1記載の内副管用管継手。
  3. 【請求項3】ヒンジ機構を有する押さえ板により、栓体
    が点検口内に着脱自在に装着されている請求項2記載の
    内副管用管継手。
  4. 【請求項4】流出側接続部が差し口とされ、この差し口
    が、上端部が球殻状の膨出部を有し、この膨出部内に管
    挿入用アダプターが回動自在に嵌合された内副管の管挿
    入用アダプターと接着接合されるようになされている請
    求項1記載の内副管用管継手。
  5. 【請求項5】マンホール内に突設された流入管の端部
    に、請求項1記載の内副管用管継手の流入側接続部が接
    着接合され、この内副管用管継手の流出側接続部に、内
    副管の上端部が接着接合されてなるマンホール構造であ
    って、前記内副管が透明樹脂から成形されていることを
    特徴とするマンホール構造。
  6. 【請求項6】流出側接続部が差し口とされ、内副管の上
    端部が前記差し口と接着接合される管挿入用アダプター
    が回動自在に嵌合された球殻状の膨出部を有している請
    求項5記載のマンホール構造。
  7. 【請求項7】内副管用管継手の水平方向の他端部の点検
    口が栓体にて閉塞されている請求項5または6記載のマ
    ンホール構造。
  8. 【請求項8】ヒンジ機構を有する押さえ板により、栓体
    が点検口内に着脱自在に装着されている請求7記載のマ
    ンホール構造。
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