JP2003189765A - ルアーロッド - Google Patents
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- JP2003189765A JP2003189765A JP2001398041A JP2001398041A JP2003189765A JP 2003189765 A JP2003189765 A JP 2003189765A JP 2001398041 A JP2001398041 A JP 2001398041A JP 2001398041 A JP2001398041 A JP 2001398041A JP 2003189765 A JP2003189765 A JP 2003189765A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】魚釣用リールを確実に固定することのできる軽
量構造のガイド付きルアーロッドを提供すること 【解決手段】竿管12の元部に取付けられ、この元部よ
りも大径の19〜25mmの範囲の外径を有する硬質材
料製の強化筒体24と、この強化筒体の前部と後部との
少なくとも一方に配置され、強化筒体よりも柔軟な軟質
材料で形成された握り部26,28と、この強化筒体の
表面部に配置され、その表面が強化筒体よりも大きな摩
擦抵抗を形成する薄肉構造の柔軟性部材38とを有し、
魚釣用リールの取付脚部18aをこの柔軟性部材に当接
させて固定可能としたガイド付きルアーロッド。
量構造のガイド付きルアーロッドを提供すること 【解決手段】竿管12の元部に取付けられ、この元部よ
りも大径の19〜25mmの範囲の外径を有する硬質材
料製の強化筒体24と、この強化筒体の前部と後部との
少なくとも一方に配置され、強化筒体よりも柔軟な軟質
材料で形成された握り部26,28と、この強化筒体の
表面部に配置され、その表面が強化筒体よりも大きな摩
擦抵抗を形成する薄肉構造の柔軟性部材38とを有し、
魚釣用リールの取付脚部18aをこの柔軟性部材に当接
させて固定可能としたガイド付きルアーロッド。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣糸を案内するた
めのガイドを有するガイド付きルアーロッドに関する。
めのガイドを有するガイド付きルアーロッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガイド付きルアーロッドの軽量
化を図るため、魚釣用リールの取付脚部を固定するため
の一対のフードを省略したものが知られている。このよ
うなフードを省略することにより、フード自体の重量に
加え、一方のフードを移動するための機械的構造部材も
省略することができ、ルアーロッドの全体を軽量構造に
形成することができる。
化を図るため、魚釣用リールの取付脚部を固定するため
の一対のフードを省略したものが知られている。このよ
うなフードを省略することにより、フード自体の重量に
加え、一方のフードを移動するための機械的構造部材も
省略することができ、ルアーロッドの全体を軽量構造に
形成することができる。
【0003】このようにフードを省略して軽量化した従
来のルアーロッドは、竿管の元部に、握持し易くするた
めに、コルク等の柔軟な材料でその全長にわたってほぼ
均一な外径に形成した握り部が配置される。そして、魚
釣用リールは、この握り部上に直接あるいは板状リール
シートを介して載置され、粘着テープ等を巻き付けるこ
とにより、取付脚部をこの握り部上に強固に固定する。
これにより、ルアーロッドの全体が軽量構造となり、ま
た、粘着テープ等の巻き付けにより、釣り人の手に合わ
せた握り部の外形を形成することができ、軽量でかつ使
い易いガイド付きルアーロッドを形成することができ
る。
来のルアーロッドは、竿管の元部に、握持し易くするた
めに、コルク等の柔軟な材料でその全長にわたってほぼ
均一な外径に形成した握り部が配置される。そして、魚
釣用リールは、この握り部上に直接あるいは板状リール
シートを介して載置され、粘着テープ等を巻き付けるこ
とにより、取付脚部をこの握り部上に強固に固定する。
これにより、ルアーロッドの全体が軽量構造となり、ま
た、粘着テープ等の巻き付けにより、釣り人の手に合わ
せた握り部の外形を形成することができ、軽量でかつ使
い易いガイド付きルアーロッドを形成することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、リールの取付
脚部を握り部上に直接載置して固定しようとすると、取
付脚部は金属等の硬質材料で形成されており、一方、握
り部はコルク等の柔軟な材料で形成されているため、テ
ープ等で強固に固定しても、実釣中にリールに作用する
力でぐらつき易い。また、板状リールシートを介して固
定する場合には、このリールシートによりリールのぐら
つきは抑制されるが、しかし、板状リールシート自体を
釣竿に対応させて選択する必要があり、適合したリール
シートを用いた場合でも、ルアーロッドが重くなる。更
に、このリールシートによる凹凸で、この握り部の外形
が不規則形状となり、釣り人の手に対応した外形形状と
することは困難である。
脚部を握り部上に直接載置して固定しようとすると、取
付脚部は金属等の硬質材料で形成されており、一方、握
り部はコルク等の柔軟な材料で形成されているため、テ
ープ等で強固に固定しても、実釣中にリールに作用する
力でぐらつき易い。また、板状リールシートを介して固
定する場合には、このリールシートによりリールのぐら
つきは抑制されるが、しかし、板状リールシート自体を
釣竿に対応させて選択する必要があり、適合したリール
シートを用いた場合でも、ルアーロッドが重くなる。更
に、このリールシートによる凹凸で、この握り部の外形
が不規則形状となり、釣り人の手に対応した外形形状と
することは困難である。
【0005】本発明は、上述の事情に基づいてなされた
もので、魚釣用リールを確実に固定することのできる軽
量構造のガイド付きルアーロッドを提供することを目的
とする。
もので、魚釣用リールを確実に固定することのできる軽
量構造のガイド付きルアーロッドを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のガイド付きルアーロッドは、竿管の元部に取付けら
れ、この元部よりも大径の19〜25mmの範囲の外径
を有する硬質材料製の強化筒体と、この強化筒体の前部
と後部との少なくとも一方に配置され、強化筒体よりも
柔軟な軟質材料で形成された握り部と、この強化筒体の
表面部に配置され、その表面が強化筒体よりも大きな摩
擦抵抗を形成する薄肉構造の柔軟性部材とを有し、魚釣
用リールの取付脚部をこの柔軟性部材に当接させて固定
可能としたことを特徴とする。
明のガイド付きルアーロッドは、竿管の元部に取付けら
れ、この元部よりも大径の19〜25mmの範囲の外径
を有する硬質材料製の強化筒体と、この強化筒体の前部
と後部との少なくとも一方に配置され、強化筒体よりも
柔軟な軟質材料で形成された握り部と、この強化筒体の
表面部に配置され、その表面が強化筒体よりも大きな摩
擦抵抗を形成する薄肉構造の柔軟性部材とを有し、魚釣
用リールの取付脚部をこの柔軟性部材に当接させて固定
可能としたことを特徴とする。
【0007】更に、本発明によると、繊維強化樹脂製竿
管の元部に取付けられた低比重材料製部材と、この低比
重材料製部材上に固定され、繊維強化樹脂で形成された
硬質の強化筒体と、この強化筒体の前部と後部とに配置
された握り部と、この強化筒体の表面部に配置され、こ
の強化筒体よりも柔軟な材料で形成された柔軟性部材と
を備え、魚釣用リールの取付脚部をこの柔軟性部材に当
接させて固定可能としたガイド付きルアーロッドが提供
される。
管の元部に取付けられた低比重材料製部材と、この低比
重材料製部材上に固定され、繊維強化樹脂で形成された
硬質の強化筒体と、この強化筒体の前部と後部とに配置
された握り部と、この強化筒体の表面部に配置され、こ
の強化筒体よりも柔軟な材料で形成された柔軟性部材と
を備え、魚釣用リールの取付脚部をこの柔軟性部材に当
接させて固定可能としたガイド付きルアーロッドが提供
される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1から図5は、本発明の好まし
い実施形態による軽量構造のガイド付きルアーロッドを
示す。図1にその全体の概略を示すように、本実施形態
のガイド付きルアーロッド10は、竿尻側の大径竿管1
2にハンドル部14を設け、この大径竿管に穂先側の小
径竿管16を継合わせて形成してあり、これらの竿管の
適宜位置には、ハンドル部14に固定した魚釣用スピニ
ングリール18から繰出された釣糸を竿管に沿って案内
する釣糸ガイド20を配置してある。
い実施形態による軽量構造のガイド付きルアーロッドを
示す。図1にその全体の概略を示すように、本実施形態
のガイド付きルアーロッド10は、竿尻側の大径竿管1
2にハンドル部14を設け、この大径竿管に穂先側の小
径竿管16を継合わせて形成してあり、これらの竿管の
適宜位置には、ハンドル部14に固定した魚釣用スピニ
ングリール18から繰出された釣糸を竿管に沿って案内
する釣糸ガイド20を配置してある。
【0009】これらの竿管12,14は、強化繊維に合
成樹脂を含浸させた繊維強化プリプレグ(FRP)を芯
金に巻回した後、硬化、脱芯等の通常の工程を経て形成
される。これらの竿管12,16は、中空構造に形成す
る他、中実構造に形成してもよい。また、釣竿の全体を
一本の竿管で形成し、あるいは3本以上の竿管から形成
することもできる。更に、ハンドル部14のみを独立し
た竿管に形成し、これに適宜の竿管を継合わせることも
可能である。竿管の全体を中空構造とする場合には、釣
糸を案内するガイドとして、リール18から繰出される
釣糸を竿管内に導く釣糸導入ガイド、および、この釣糸
導入ガイドから導入された釣糸を竿管内で案内し、穂先
から導出するガイドリング等の種々のガイドを備えた中
通し式の釣竿に形成することもできる。
成樹脂を含浸させた繊維強化プリプレグ(FRP)を芯
金に巻回した後、硬化、脱芯等の通常の工程を経て形成
される。これらの竿管12,16は、中空構造に形成す
る他、中実構造に形成してもよい。また、釣竿の全体を
一本の竿管で形成し、あるいは3本以上の竿管から形成
することもできる。更に、ハンドル部14のみを独立し
た竿管に形成し、これに適宜の竿管を継合わせることも
可能である。竿管の全体を中空構造とする場合には、釣
糸を案内するガイドとして、リール18から繰出される
釣糸を竿管内に導く釣糸導入ガイド、および、この釣糸
導入ガイドから導入された釣糸を竿管内で案内し、穂先
から導出するガイドリング等の種々のガイドを備えた中
通し式の釣竿に形成することもできる。
【0010】図2および図3に示すように、本実施形態
のハンドル部14は、竿管12の元部の所要位置に、発
泡性樹脂、コルク、あるいは、仕切り壁で区画された多
数の空間部を内包する中空構造部材等の軽量すなわち低
比重の材料で形成した低比重材料製部材をスペーサ22
として例えば接着剤等を用いて取付けてある。このスペ
ーサ22を多数の空間部を内包する中空構造部材として
形成する場合には、適宜の金属材料あるいは硬質の合成
樹脂材料で形成することもできる。
のハンドル部14は、竿管12の元部の所要位置に、発
泡性樹脂、コルク、あるいは、仕切り壁で区画された多
数の空間部を内包する中空構造部材等の軽量すなわち低
比重の材料で形成した低比重材料製部材をスペーサ22
として例えば接着剤等を用いて取付けてある。このスペ
ーサ22を多数の空間部を内包する中空構造部材として
形成する場合には、適宜の金属材料あるいは硬質の合成
樹脂材料で形成することもできる。
【0011】このスペーサ22上には、この竿管12の
元部よりも大径の例えばほぼ20〜24mmであるのが
好ましい19〜25mmの範囲の外径を有する例えば繊
維強化樹脂等の硬質材料製の強化筒体24を接着剤等で
取付けてある。この強化筒体24は、図5に示すよう
に、連続した環状構造を有するのが好ましいが、これに
代え、竿管12の軸長方向に割りあるいは間隙を形成し
てもよい。また、単一部材で形成することに代え、例え
ば円弧状の横断面形状を有する2つあるいはそれ以上の
部材を組合せて形成してもよい。
元部よりも大径の例えばほぼ20〜24mmであるのが
好ましい19〜25mmの範囲の外径を有する例えば繊
維強化樹脂等の硬質材料製の強化筒体24を接着剤等で
取付けてある。この強化筒体24は、図5に示すよう
に、連続した環状構造を有するのが好ましいが、これに
代え、竿管12の軸長方向に割りあるいは間隙を形成し
てもよい。また、単一部材で形成することに代え、例え
ば円弧状の横断面形状を有する2つあるいはそれ以上の
部材を組合せて形成してもよい。
【0012】いずれの場合にも、強化筒体24の厚さは
0.1〜0.5mmであるのが好ましい1mm以下に形
成することにより、十分な強度を維持しつつ軽量構造と
することができる。この強化筒体24を繊維強化樹脂で
形成する場合には、軸長方向に引き揃える強化繊維の比
率を75〜40%、周方向に引き揃える強化繊維の比率
を30〜60%の範囲とすることが好ましく、リール脚
載置部としての強化筒体24の安定した強度すなわち実
釣中にリール18の取付脚部18aから受ける力で変形
しない強度とするためには、これらの軸長方向の強化繊
維と周方向の強化繊維との含有比率をほぼ同程度とする
ことが好ましい。
0.1〜0.5mmであるのが好ましい1mm以下に形
成することにより、十分な強度を維持しつつ軽量構造と
することができる。この強化筒体24を繊維強化樹脂で
形成する場合には、軸長方向に引き揃える強化繊維の比
率を75〜40%、周方向に引き揃える強化繊維の比率
を30〜60%の範囲とすることが好ましく、リール脚
載置部としての強化筒体24の安定した強度すなわち実
釣中にリール18の取付脚部18aから受ける力で変形
しない強度とするためには、これらの軸長方向の強化繊
維と周方向の強化繊維との含有比率をほぼ同程度とする
ことが好ましい。
【0013】この強化筒体24の前部と後部とには、例
えばコルクあるいは硬めの発泡性樹脂材料等の握持する
際に手になじみ易い柔軟な軟質材料で形成された握り部
26,28が、スペーサ22との間に図3に示すような
例えば2mm程度の僅かな間隙を介して配置してある。
これらの握り部26,28は、最大外径を1mm以上で
5mm以下の範囲で強化筒体24の外径よりも大きく形
成し、後述するように、リールの取付脚部18aを固定
するテープを巻回したときに、ほぼ均一な外径を形成す
る。また、スペーサ22に近接した端部は、これらのス
ペーサとほぼ同径に形成して強化筒体24に挿入し、例
えば接着剤で固着する。これにより、スペーサ22と握
り部26,28との一体性を確保することができる。
えばコルクあるいは硬めの発泡性樹脂材料等の握持する
際に手になじみ易い柔軟な軟質材料で形成された握り部
26,28が、スペーサ22との間に図3に示すような
例えば2mm程度の僅かな間隙を介して配置してある。
これらの握り部26,28は、最大外径を1mm以上で
5mm以下の範囲で強化筒体24の外径よりも大きく形
成し、後述するように、リールの取付脚部18aを固定
するテープを巻回したときに、ほぼ均一な外径を形成す
る。また、スペーサ22に近接した端部は、これらのス
ペーサとほぼ同径に形成して強化筒体24に挿入し、例
えば接着剤で固着する。これにより、スペーサ22と握
り部26,28との一体性を確保することができる。
【0014】なお、このように強化筒体24を握り部2
6,28で支える場合には、スペーサ22を省略した中
空構造に形成することもできる。更に、硬質筒体24の
ほぼ全体を中空構造に形成することに代え、例えば複数
のスペーサを軸長方向に間隔を置いて配置することによ
り、その一部のみを中空構造とすることも可能である。
強化筒体24の少なくとも一部をこのような中空構造と
する場合には、ハンドル部14を更に軽量化することが
できる。
6,28で支える場合には、スペーサ22を省略した中
空構造に形成することもできる。更に、硬質筒体24の
ほぼ全体を中空構造に形成することに代え、例えば複数
のスペーサを軸長方向に間隔を置いて配置することによ
り、その一部のみを中空構造とすることも可能である。
強化筒体24の少なくとも一部をこのような中空構造と
する場合には、ハンドル部14を更に軽量化することが
できる。
【0015】これらの握り部26,28と強化筒体24
との間の段差部には、テーパ状の外形を有する補強リン
グ30,32を配置し、ハンドル部14上で握持する手
を滑らかに移動できるようにすることが好ましい。本実
施形態では、前部握り部26は補強リング30に隣接し
た部分の外径を最大に形成し、握持した手の親指又は人
指し指を係止し易く形成してある。符号34は、前部握
り部26の先端部に取り付けられたトリムリングを示
し、符号36は、後部握り部28の後端部に取り付けら
れて竿管12の竿尻を閉じるリアキャップを示す。本実
施形態の補強リング30,32は、強化筒体24の端部
に重なる状態に配置されることにより、強化筒体24の
端部からの破損を防止する。また、握り部26,28
は、これらの補強リング30,32とトリムリング34
およびリアキャップ36とで破損を防止される。これに
より、高強度構造を有するハンドル部14が形成され
る。これらの補強リング30,32およびリアキャップ
36の表面部には、装飾を兼ねて適宜の滑り止めを形成
しておくことも可能である。
との間の段差部には、テーパ状の外形を有する補強リン
グ30,32を配置し、ハンドル部14上で握持する手
を滑らかに移動できるようにすることが好ましい。本実
施形態では、前部握り部26は補強リング30に隣接し
た部分の外径を最大に形成し、握持した手の親指又は人
指し指を係止し易く形成してある。符号34は、前部握
り部26の先端部に取り付けられたトリムリングを示
し、符号36は、後部握り部28の後端部に取り付けら
れて竿管12の竿尻を閉じるリアキャップを示す。本実
施形態の補強リング30,32は、強化筒体24の端部
に重なる状態に配置されることにより、強化筒体24の
端部からの破損を防止する。また、握り部26,28
は、これらの補強リング30,32とトリムリング34
およびリアキャップ36とで破損を防止される。これに
より、高強度構造を有するハンドル部14が形成され
る。これらの補強リング30,32およびリアキャップ
36の表面部には、装飾を兼ねて適宜の滑り止めを形成
しておくことも可能である。
【0016】図4および図5に示すように、強化筒体2
4の外周面あるいは表面部の所要位置には、リールの取
付脚部18aの底面19の縁部に沿いかつこれよりもほ
ぼ2mm程度大きな外形形状を有する柔軟性部材38を
軸長方向に沿って配置してある。この柔軟性部材38
は、薄肉板状構造を有し、強化筒体24よりも大きな摩
擦抵抗を形成する例えば天然ゴム等の高摩擦材料で形成
してある。この柔軟性部材38は、底面19の横断面が
例えば13mmの曲率半径に形成された取付脚部18a
を取付ける場合には、2mm以内の厚さに形成すること
により、この取付脚部18aの底面を密に接触すること
ができる。勿論、例えば26mm等の曲率半径を有する
これ以外のサイズに形成した取付脚部を取付ける場合に
は、強化筒体24と取付脚部18aの曲率の差に応じ
て、この柔軟性部材38の厚さを調整する。
4の外周面あるいは表面部の所要位置には、リールの取
付脚部18aの底面19の縁部に沿いかつこれよりもほ
ぼ2mm程度大きな外形形状を有する柔軟性部材38を
軸長方向に沿って配置してある。この柔軟性部材38
は、薄肉板状構造を有し、強化筒体24よりも大きな摩
擦抵抗を形成する例えば天然ゴム等の高摩擦材料で形成
してある。この柔軟性部材38は、底面19の横断面が
例えば13mmの曲率半径に形成された取付脚部18a
を取付ける場合には、2mm以内の厚さに形成すること
により、この取付脚部18aの底面を密に接触すること
ができる。勿論、例えば26mm等の曲率半径を有する
これ以外のサイズに形成した取付脚部を取付ける場合に
は、強化筒体24と取付脚部18aの曲率の差に応じ
て、この柔軟性部材38の厚さを調整する。
【0017】このような柔軟性部材38は、強化筒体2
4上に例えば接着剤を介して貼付することにより、強化
筒体24の湾曲した表面形状に沿って密着させて固定す
ることができる。この柔軟性部材38は、釣り人の好み
に応じて配置位置を自由に調整可能とすることも可能で
ある。また、軸長方向寸法を取付脚部18aよりも大き
く形成してもよく、この場合には、柔軟性部材38を移
動することなく取付脚部18aの配置位置を調節するこ
とができる。
4上に例えば接着剤を介して貼付することにより、強化
筒体24の湾曲した表面形状に沿って密着させて固定す
ることができる。この柔軟性部材38は、釣り人の好み
に応じて配置位置を自由に調整可能とすることも可能で
ある。また、軸長方向寸法を取付脚部18aよりも大き
く形成してもよく、この場合には、柔軟性部材38を移
動することなく取付脚部18aの配置位置を調節するこ
とができる。
【0018】このように形成したハンドル部14にスピ
ニングリール18を取付ける場合は、その取付脚部18
aを柔軟性部材38上に配置し、伸び率が小さくかつ薄
肉構造の硬質テープ40で所要個所を固定する。この
際、補強リング30,32の表面部に滑り止めが形成さ
れている場合には、この部分を利用することにより、取
付脚部18aを柔軟性部材38上に確実かつ強固に締付
けることができる。柔軟性部材38上に強固に押圧され
ることにより、この取付脚部18aは、その底面の全体
がこの柔軟性部材38に密着する。
ニングリール18を取付ける場合は、その取付脚部18
aを柔軟性部材38上に配置し、伸び率が小さくかつ薄
肉構造の硬質テープ40で所要個所を固定する。この
際、補強リング30,32の表面部に滑り止めが形成さ
れている場合には、この部分を利用することにより、取
付脚部18aを柔軟性部材38上に確実かつ強固に締付
けることができる。柔軟性部材38上に強固に押圧され
ることにより、この取付脚部18aは、その底面の全体
がこの柔軟性部材38に密着する。
【0019】次に、伸び率の大きな柔軟テープ42を取
付脚部18aの全長に沿って巻回する。この柔軟テープ
42は伸縮性を有するため、巻回し易く、取付脚部18
aによる不均等な凹凸に沿って全体を覆うように巻回す
ることにより、取付脚部18aを固定した硬質の強化筒
体24の表面を、握持する手になじみ易い外面に形成す
る。また、取付脚部18aによる段差もこの柔軟テープ
42で滑らかになると共に、この強化筒体24が柔軟テ
ープ42で大径化され、両端側の握り部26,28との
段差も縮小する。この状態では、握り部26,28との
外径のバランスが向上し、握持する位置が前後方向にず
れても、釣り人に与える違和感が少なく、握持性および
操作性に優れたルアーロッドを形成する。
付脚部18aの全長に沿って巻回する。この柔軟テープ
42は伸縮性を有するため、巻回し易く、取付脚部18
aによる不均等な凹凸に沿って全体を覆うように巻回す
ることにより、取付脚部18aを固定した硬質の強化筒
体24の表面を、握持する手になじみ易い外面に形成す
る。また、取付脚部18aによる段差もこの柔軟テープ
42で滑らかになると共に、この強化筒体24が柔軟テ
ープ42で大径化され、両端側の握り部26,28との
段差も縮小する。この状態では、握り部26,28との
外径のバランスが向上し、握持する位置が前後方向にず
れても、釣り人に与える違和感が少なく、握持性および
操作性に優れたルアーロッドを形成する。
【0020】一方、このように取付けられたスピニング
リール18は、摩擦抵抗の大きな柔軟性部材38に取付
脚部18aの底面の全体が密着し、硬質テープ40によ
り、この柔軟性部材38を挟んで硬質の強化筒体24上
に強固に固定される。このため、実釣中にスピニングリ
ール18に大きな力が作用しても、強化筒体24に作用
する力は柔軟性部材38を介して均等に分散される。強
化筒体24には、局部的に大きな力が作用せず、強化部
材24の薄肉化および軽量化が可能となる。更に、この
柔軟性部材38が大きな摩擦抵抗を形成することによ
り、滑りが防止される。そして、取付部材18aを強化
筒体24上に固定するためのテープ状あるいは紐状の取
付部材として、伸び率の小さな硬質テープ40と伸び率
の大きな柔軟テープ42とを組み合わせることにより、
リール18を強化筒体24上に強力な力で確実に固定で
きると共に、全体的に滑らかで握持し易く、操作性のよ
いハンドル部14を形成することができる。したがっ
て、本実施形態によるガイド付きルアーロッド10は、
極めて軽量構造でありながら、魚釣用リール18を強固
かつ確実に取付けることができ、しかも、極めて優れた
握持性および操作性を発揮するものである。
リール18は、摩擦抵抗の大きな柔軟性部材38に取付
脚部18aの底面の全体が密着し、硬質テープ40によ
り、この柔軟性部材38を挟んで硬質の強化筒体24上
に強固に固定される。このため、実釣中にスピニングリ
ール18に大きな力が作用しても、強化筒体24に作用
する力は柔軟性部材38を介して均等に分散される。強
化筒体24には、局部的に大きな力が作用せず、強化部
材24の薄肉化および軽量化が可能となる。更に、この
柔軟性部材38が大きな摩擦抵抗を形成することによ
り、滑りが防止される。そして、取付部材18aを強化
筒体24上に固定するためのテープ状あるいは紐状の取
付部材として、伸び率の小さな硬質テープ40と伸び率
の大きな柔軟テープ42とを組み合わせることにより、
リール18を強化筒体24上に強力な力で確実に固定で
きると共に、全体的に滑らかで握持し易く、操作性のよ
いハンドル部14を形成することができる。したがっ
て、本実施形態によるガイド付きルアーロッド10は、
極めて軽量構造でありながら、魚釣用リール18を強固
かつ確実に取付けることができ、しかも、極めて優れた
握持性および操作性を発揮するものである。
【0021】図6から図8は、他の実施形態によるガイ
ド付きルアーロッドのハンドル部14Aを示す。なお、
上述の実施形態と同様な部位には同様な符号を付してそ
の詳細な説明を省略する。
ド付きルアーロッドのハンドル部14Aを示す。なお、
上述の実施形態と同様な部位には同様な符号を付してそ
の詳細な説明を省略する。
【0022】本実施形態のハンドル部14Aは、強化筒
体44が一側に平坦部46を形成し、この平坦部に柔軟
性部材38を配置してある。また、この平坦部46の先
端部には、補強リング30との間に取付脚部18aの一
端を収容可能な開口部48を形成し、柔軟性部材38の
先端部がこの開口部48内まで延設されている。そし
て、竿管12と強化筒体44との間のスペーサ22は、
平坦部46を有する強化筒体44の形状特にその内部形
状に対応した外形を備えている。
体44が一側に平坦部46を形成し、この平坦部に柔軟
性部材38を配置してある。また、この平坦部46の先
端部には、補強リング30との間に取付脚部18aの一
端を収容可能な開口部48を形成し、柔軟性部材38の
先端部がこの開口部48内まで延設されている。そし
て、竿管12と強化筒体44との間のスペーサ22は、
平坦部46を有する強化筒体44の形状特にその内部形
状に対応した外形を備えている。
【0023】なお、強化筒体44の平坦部46は、必ず
しも平面状に形成する必要はなく、強化筒体44の外周
面を形成する曲面よりも緩やかすなわち曲率の小さな曲
面形状に形成することも可能である。いずれの形状に形
成する場合であっても、平端部46は、取付脚部18a
よりも幅広に形成することが好ましく、軸長方向には、
強化筒体44の一部に沿って形成することも可能であ
る。この実施形態によれば、上述の実施形態による利点
に加え、取付脚部18aの一端を開口部48内に収容す
ることにより、リール18を確実に取付けることができ
る。このような取付脚部18aの端部を収容する場合に
は、上述の補強リング30とは別に、平坦部46上の所
要位置に硬質樹脂あるいは金属等の材料で例えば断面円
弧状あるいは半円状に形成した部材(図示しない)を接
着等の適宜の手段で取付け、この半円状の部材と平坦部
46との間に開口部を形成することも可能である。した
がって、平坦部46上にこのような開口部を形成する補
強リング30あるいは半円状の部材は、取付脚部18a
の端部を収容保持するためのフードを形成する。このよ
うなフード内に収容した端部側では、取付脚部18aの
移動を防止するための上述の硬質テープで固定する必要
はなく、したがって他端側を固定するだけで強固かつ容
易に取付けることが可能である。
しも平面状に形成する必要はなく、強化筒体44の外周
面を形成する曲面よりも緩やかすなわち曲率の小さな曲
面形状に形成することも可能である。いずれの形状に形
成する場合であっても、平端部46は、取付脚部18a
よりも幅広に形成することが好ましく、軸長方向には、
強化筒体44の一部に沿って形成することも可能であ
る。この実施形態によれば、上述の実施形態による利点
に加え、取付脚部18aの一端を開口部48内に収容す
ることにより、リール18を確実に取付けることができ
る。このような取付脚部18aの端部を収容する場合に
は、上述の補強リング30とは別に、平坦部46上の所
要位置に硬質樹脂あるいは金属等の材料で例えば断面円
弧状あるいは半円状に形成した部材(図示しない)を接
着等の適宜の手段で取付け、この半円状の部材と平坦部
46との間に開口部を形成することも可能である。した
がって、平坦部46上にこのような開口部を形成する補
強リング30あるいは半円状の部材は、取付脚部18a
の端部を収容保持するためのフードを形成する。このよ
うなフード内に収容した端部側では、取付脚部18aの
移動を防止するための上述の硬質テープで固定する必要
はなく、したがって他端側を固定するだけで強固かつ容
易に取付けることが可能である。
【0024】なお、本発明は上述の実施形態のいずれか
に限定されるものではなく、必要に応じて各部材を適宜
に組合せて用いることが可能なことは明らかである。ま
た、図示のようなスピニングリールに限らず他の形式の
リールを取付けることも可能である。
に限定されるものではなく、必要に応じて各部材を適宜
に組合せて用いることが可能なことは明らかである。ま
た、図示のようなスピニングリールに限らず他の形式の
リールを取付けることも可能である。
【図1】本発明の好ましい実施形態によるガイド付きル
アーロッドの概略的な全体図。
アーロッドの概略的な全体図。
【図2】図1のルアーロッドのハンドル部の拡大図。
【図3】図2のハンドル部の縦断面図。
【図4】図2のハンドル部におけるリールの取付脚部の
配置状態を示す説明図。
配置状態を示す説明図。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図。
【図6】他の実施形態によるハンドル部の拡大図。
【図7】図6のハンドル部の縦断面図。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図。
10…ガイド付きルアーロッド、12…竿管、14…ハ
ンドル部、24…強化筒体、26,28…握り部、38
…柔軟性部材。
ンドル部、24…強化筒体、26,28…握り部、38
…柔軟性部材。
Claims (5)
- 【請求項1】 竿管の元部に取付けられ、この元部より
も大径の19〜25mmの範囲の外径を有する硬質材料
製の強化筒体と、この強化筒体の前部と後部との少なく
とも一方に配置され、強化筒体よりも柔軟な軟質材料で
形成された握り部と、この強化筒体の表面部に配置さ
れ、その表面が強化筒体よりも大きな摩擦抵抗を形成す
る薄肉構造の柔軟性部材とを有し、魚釣用リールの取付
脚部をこの柔軟性部材に当接させて固定可能としたガイ
ド付きルアーロッド。 - 【請求項2】 前記握り部は強化筒体の前部と後部とに
配置され、これらの握り部は、最大外径が、強化筒体の
外径よりも1mm以上で5mm以下の範囲で大きく形成
される請求項1に記載のルアーロッド。 - 【請求項3】 前記握り部は、強化筒体との連結部に補
強リングを固定される1又は2に記載のルアーロッド。 - 【請求項4】 前記強化筒体の表面部には、リールの取
付脚部の一端を受入れ可能な開口部を有するフードを形
成した請求項1から3のいずれか1つに記載のルアーロ
ッド。 - 【請求項5】 繊維強化樹脂製竿管の元部に取付けられ
た低比重材料製部材と、この低比重材料製部材上に固定
され、繊維強化樹脂で形成された硬質の強化筒体と、こ
の強化筒体の前部と後部とに配置された握り部と、この
強化筒体の表面部に配置され、この強化筒体よりも柔軟
な材料で形成された柔軟性部材とを備え、魚釣用リール
の取付脚部をこの柔軟性部材に当接させて固定可能とし
たガイド付きルアーロッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001398041A JP2003189765A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | ルアーロッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001398041A JP2003189765A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | ルアーロッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003189765A true JP2003189765A (ja) | 2003-07-08 |
Family
ID=27603622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001398041A Pending JP2003189765A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | ルアーロッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003189765A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005261213A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Shimano Inc | 竿体 |
CN100423635C (zh) * | 2003-10-15 | 2008-10-08 | 株式会社岛野 | 钓竿 |
JP2012110306A (ja) * | 2010-11-28 | 2012-06-14 | Shimano Inc | バット及びフィッシングロッド |
JP2017055690A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | 勇紀 神谷 | リールシート |
JP2020031581A (ja) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | グローブライド株式会社 | 釣竿 |
-
2001
- 2001-12-27 JP JP2001398041A patent/JP2003189765A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100423635C (zh) * | 2003-10-15 | 2008-10-08 | 株式会社岛野 | 钓竿 |
JP2005261213A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Shimano Inc | 竿体 |
JP4619670B2 (ja) * | 2004-03-16 | 2011-01-26 | 株式会社シマノ | 竿体 |
JP2012110306A (ja) * | 2010-11-28 | 2012-06-14 | Shimano Inc | バット及びフィッシングロッド |
JP2017055690A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | 勇紀 神谷 | リールシート |
JP2020031581A (ja) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | グローブライド株式会社 | 釣竿 |
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