JP2003186552A - 正負電源発生装置および半導体装置 - Google Patents

正負電源発生装置および半導体装置

Info

Publication number
JP2003186552A
JP2003186552A JP2001389201A JP2001389201A JP2003186552A JP 2003186552 A JP2003186552 A JP 2003186552A JP 2001389201 A JP2001389201 A JP 2001389201A JP 2001389201 A JP2001389201 A JP 2001389201A JP 2003186552 A JP2003186552 A JP 2003186552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
state
power supply
inductor
positive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001389201A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3888895B2 (ja
JP2003186552A5 (ja
Inventor
Chikara Tsuchiya
主税 土屋
Kimitoshi Nirazuka
公利 韮塚
Eiji Nishimori
英二 西森
Katsuyoshi Otsu
勝吉 大津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001389201A priority Critical patent/JP3888895B2/ja
Priority to EP02258451A priority patent/EP1324477B1/en
Priority to DE60213754T priority patent/DE60213754T2/de
Priority to TW091135587A priority patent/TW588498B/zh
Priority to US10/316,901 priority patent/US7342436B2/en
Priority to CNB021575703A priority patent/CN1240178C/zh
Priority to KR1020020081673A priority patent/KR100894667B1/ko
Publication of JP2003186552A publication Critical patent/JP2003186552A/ja
Publication of JP2003186552A5 publication Critical patent/JP2003186552A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3888895B2 publication Critical patent/JP3888895B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
    • H02M3/04Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/10Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M3/145Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/155Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/156Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators
    • H02M3/158Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators including plural semiconductor devices as final control devices for a single load
    • H02M3/1582Buck-boost converters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/0083Converters characterised by their input or output configuration
    • H02M1/009Converters characterised by their input or output configuration having two or more independently controlled outputs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単電源から正負電源を発生する正負電源発生
装置を小型化する。 【解決手段】インダクタ10は、単電源16から流入す
る電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積する
とともに、電気エネルギーに再度変換して出力する。第
1のダイオード11は、スイッチ13がOFFの状態に
なった場合には、インダクタ10から出力される電力を
正電源に対して供給する。第2のダイオード12は、ス
イッチ14がOFFの状態になった場合には、インダク
タ10から出力される電力を負電源に対して供給する。
第1のスイッチ13は、インダクタ10の一方の端子を
接地する。第2のスイッチ14は、インダクタ10の他
方の端子を単電源16に接続する。制御回路15は、第
1および第2のスイッチ13,14を双方同時にONの
状態にした後、負電源に電力を供給する場合には、第2
のスイッチ14のみをOFFの状態にし、正電源に電力
を供給する場合には、第1のスイッチ13のみをOFF
の状態にし、インダクタ10に蓄積されている磁気エネ
ルギーを正電源または負電源に対して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は正負電源発生装置お
よび半導体装置に関し、特に、単電源から正負電源を発
生する正負電源発生装置および半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やPDA(Personal Digital(D
ata) Assistants)等の可搬型情報処理装置では、液晶
表示装置を駆動するために、二次電池等の単電源からプ
ラスおよびマイナスの2種類の電圧を有する正負電源を
発生する必要がある。
【0003】図12は、従来における正負電源発生装置
の構成例を示す図である。この図に示すように、従来の
正負電源発生装置は、入力電圧Vin、入力キャパシタ
Cin、パルスジェネレータP1,P2、インダクタL
1,L2、スイッチングトランジスタT1,T2、ダイ
オードD1,D2、出力キャパシタC1,C2によって
構成されている。
【0004】ここで、入力電圧Vinは、例えば、二次
電池であるリチウム電池から出力される3Vの電源電圧
である。入力キャパシタCinは、入力電圧Vinに並
列に接続されており、電源の高周波域での内部インピー
ダンスを低下させる機能を有する。
【0005】インダクタL1は、数十〜数百μHのイン
ダクタンス値を有するコイルによって構成されており、
電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積すると
ともに、蓄積された磁気エネルギーを電気エネルギーに
変換して出力する。
【0006】インダクタL2も同様に、数十〜数百μH
のインダクタンス値を有するコイルによって構成されて
いる。パルスジェネレータP1は、スイッチングトラン
ジスタT1を駆動するためのパルス信号を発生して出力
する。
【0007】パルスジェネレータP2も同様に、スイッ
チングトランジスタT2を駆動するためのパルス信号を
発生して出力する。スイッチングトランジスタT1は、
NチャネルMOS−FET(Metal OxideSemiconductor
-Field Effect Transistor)によって構成され、パルス
ジェネレータP1から供給されるパルス信号が“H”の
状態になった場合にはONの状態になり、それ以外の場
合にはOFFの状態になる。
【0008】スイッチングトランジスタT2は、Pチャ
ネルMOS−FETによって構成され、パルスジェネレ
ータP2から供給されるパルス信号が“L”の状態にな
った場合にはONの状態になり、それ以外の場合にはO
FFの状態になる。
【0009】ダイオードD1は、順バイアスが印加され
た状態になった場合には、インダクタL1に発生した電
圧を出力し、それ以外の場合には遮断状態となる。ダイ
オードD2も同様に、順バイアスが印加された状態にな
った場合には、インダクタL2に発生した電圧を出力
し、それ以外の場合には遮断状態となる。
【0010】キャパシタC1は、ダイオードD1からの
出力を整流し、正電源電圧Vo1として出力する。キャ
パシタC2も同様に、ダイオードD2からの出力を整流
し、負電源電圧Vo2として出力する。
【0011】次に、以上の従来例の動作について説明す
る。図13は、図12に示す従来例の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。パルスジェネレータP
1から出力される信号(以下、パルス信号P1と称す
る)は、図13(A)に示すように、所定の周期毎に、
時間T1だけ“H”の状態になる信号である。一方、パ
ルスジェネレータP2から出力される信号(以下、パル
ス信号P2と称する)は、図13(D)に示すように、
所定の周期毎に、時間T2だけ“L”の状態になる信号
である。
【0012】このようなパルス信号P1がスイッチング
トランジスタT1に供給されると、パルス信号P1が
“H”の状態になった時点でONの状態になる。スイッ
チングトランジスタT1がONの状態になると、インダ
クタL1が接地されるので、入力電圧Vinがインダク
タL1に印加され、図13(C)に示すように、電流が
インダクタL1に流入する。その結果、インダクタL1
が磁化され、電気エネルギーが磁気エネルギーに転換さ
れて蓄積される。なお、このとき、ダイオードD1は、
アノード側が接地されるので逆バイアス状態になって遮
断され、出力側には電流は流れない。
【0013】パルス信号P1が“H”の状態になってか
ら所定の時間T1が経過すると、パルス信号P1は
“L”の状態に変遷する。すると、スイッチングトラン
ジスタT1がOFFの状態になるので、インダクタL1
に流入する電流が減少し始める。インダクタL1に流入
する電流が減少し始めると、自己誘導により、それを抑
制する方向に起電力が発生する。その結果、図13
(B)に示すように、インダクタL1に流入する電流の
減少に対応して、正電源電圧Vo1が増加することにな
る。このとき、ダイオードD1は、インダクタL1側が
高電位となるので順バイアス状態になってONの状態に
なり、インダクタL1に発生した起電力が、ダイオード
D1を経由して出力されることになる。
【0014】一方、パルス信号P2がスイッチングトラ
ンジスタT2に供給されると、パルス信号P2が“L”
の状態になった時点でONの状態になる。スイッチング
トランジスタT2がONの状態になると、インダクタL
2に入力電圧Vinが印加され、図13(F)に示すよ
うに、電流がインダクタL2に流入する。その結果、イ
ンダクタL2が磁化され、電気エネルギーが磁気エネル
ギーに転換されて蓄積される。なお、このとき、ダイオ
ードD2は、カソード側が高電位となり、逆バイアス状
態になって遮断されるので、出力側には電流は流れな
い。
【0015】パルス信号P2が“L”の状態になってか
ら所定の時間T2が経過すると、パルス信号は“H”の
状態に変遷する。すると、スイッチングトランジスタT
2がOFFの状態になるので、インダクタL2に流入す
る電流が減少し始める。インダクタL2に流入する電流
が減少し始めると、自己誘導により、それを抑制する方
向に起電力が発生する。その結果、図13(E)に示す
ように、インダクタL2に流入する電流の減少に対応し
て、負電源電圧Vo2が増加することになる。このと
き、ダイオードD2は、インダクタL2側が低電位とな
るので順バイアス状態になってONの状態になり、イン
ダクタL2に発生した起電力が、ダイオードD2を経由
して出力されることになる。
【0016】以上の動作により、3V程度の入力電圧V
inを、+15Vおよび−15V程度の正負電源に変換
することができる。なお、出力電圧を一定に保つ場合に
は、正電源電圧Vo1については、この電圧が高い場合
には、パルスジェネレータP1の発生するパルス信号の
周期を短くし、電圧が低い場合には、パルスジェネレー
タP1の発生するパルス信号の周期を長くするように制
御すればよい。一方、負電源電圧Vo2についても同様
に、電圧が高い場合には、パルスジェネレータP2の発
生するパルス信号の周期を短くし、電圧が低い場合に
は、パルスジェネレータP2の発生するパルス信号の周
期を長くするように制御すればよい。
【0017】なお、パルスの幅(T1,T2)を一定と
し、その周期を変化させることにより、出力電圧を制御
する方式をPFM(Pulse Frequency Modulation)と呼
ぶ。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の正負
電源発生装置では、インダクタL1およびインダクタL
2の二つのインダクタを使用する必要があった。インダ
クタは、基本的に、磁性体にエネルギーを蓄積するの
で、磁性体の体積がある程度ないと十分なエネルギーを
蓄積できないことから、キャパシタとは異なり、小型化
することが非常に困難である。従って、従来の正負電源
発生装置は、このようなインダクタを二つ使用すること
から、小型化が困難であるという問題点があった。
【0019】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、小型化が可能な正負電源発生装置を提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すように、単電源16から正負
電源を発生する正負電源発生装置において、インダクタ
10と、前記インダクタ10の一方の端子にアノードが
接続され、カソードが正電源の出力端子に接続されてい
る第1のダイオード11と、前記インダクタ10の他方
の端子にカソードが接続され、アノードが負電源の出力
端子に接続されている第2のダイオード12と、前記イ
ンダクタ10の前記一方の端子を接地するための第1の
スイッチ13と、前記インダクタ10の前記他方の端子
を前記単電源16に接続するための第2のスイッチ14
と、前記第1および第2のスイッチ13,14を制御す
る制御回路15と、を有することを特徴とする正負電源
発生装置が提供される。
【0021】ここで、インダクタ10は、単電源16か
ら流入する電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して
蓄積するとともに、電気エネルギーに再度変換して正電
源または負電源として出力する。第1のダイオード11
は、インダクタ10の一方の端子にアノードが接続さ
れ、カソードが正電源の出力端子に接続されており、ス
イッチ13がOFFの状態になった場合には、インダク
タ10から出力される電力を正電源に対して供給する。
第2のダイオード12は、インダクタ10の他方の端子
にカソードが接続され、アノードが負電源の出力端子に
接続されており、スイッチ14がOFFの状態になった
場合には、インダクタ10から出力される電力を負電源
に対して供給する。第1のスイッチ13は、制御回路1
5の制御に応じて、インダクタ10の一方の端子を接地
する。第2のスイッチ14は、制御回路15の制御に応
じて、インダクタ10の他方の端子を単電源16に接続
する。制御回路15は、第1および第2のスイッチ1
3,14を双方同時にONの状態にした後、負電源に電
力を供給する場合には、第2のスイッチ14のみをOF
Fの状態にし、正電源に電力を供給する場合には、第1
のスイッチ13のみをOFFの状態にし、インダクタ1
0に蓄積されている磁気エネルギーを正電源または負電
源に対して出力する。
【0022】また、本発明では、図1に示す、単電源1
6から正負電源を発生し、対象となる回路(不図示)に
電源を供給する半導体装置において、外部に接続された
インダクタ10の一方の端子にアノードが接続され、カ
ソードが正電源の出力端子に接続されている第1のダイ
オード11と、前記インダクタ10の他方の端子にカソ
ードが接続され、アノードが負電源の出力端子に接続さ
れている第2のダイオード12と、前記インダクタ10
の前記一方の端子を接地するための第1のスイッチ13
と、前記インダクタ10の前記他方の端子を前記単電源
16に接続するための第2のスイッチ14と、前記第1
および第2のスイッチ13,14を制御する制御回路1
5と、を有することを特徴とする半導体装置が提供され
る。
【0023】ここで、インダクタ10は、単電源16か
ら流入する電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して
蓄積するとともに、電気エネルギーに再度変換して正電
源または負電源として出力する。第1のダイオード11
は、インダクタ10の一方の端子にアノードが接続さ
れ、カソードが正電源の出力端子に接続されており、ス
イッチ13がOFFの状態になった場合には、インダク
タ10から出力される電力を対象となる回路に対して供
給する。第2のダイオード12は、インダクタ10の他
方の端子にカソードが接続され、アノードが負電源の出
力端子に接続されており、スイッチ14がOFFの状態
になった場合には、インダクタ10から出力される電力
を対象となる回路に対して供給する。第1のスイッチ1
3は、制御回路15の制御に応じて、インダクタ10の
一方の端子を接地する。第2のスイッチ14は、制御回
路15の制御に応じて、インダクタ10の他方の端子を
単電源16に接続する。制御回路15は、第1および第
2のスイッチ13,14を双方同時にONの状態にした
後、負電源に電力を供給する場合には、第2のスイッチ
14のみをOFFの状態にし、正電源に電力を供給する
場合には、第1のスイッチ13のみをOFFの状態に
し、インダクタ10に蓄積されている磁気エネルギーを
正電源または負電源に対して出力する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の動作原理を説明
する原理図である。この図に示すように、本発明の正負
電源発生装置は、インダクタ10、ダイオード11、ダ
イオード12、スイッチ13、スイッチ14、制御回路
15、単電源16によって構成されている。
【0025】ここで、インダクタ10は、数十μH〜数
百μHのインダクタンス値を有し、単電源16からスイ
ッチ13,14を介して供給された電気エネルギーを磁
気エネルギーに変換して蓄積するとともに、蓄積された
磁気エネルギーを電気エネルギーに再度変換して出力す
る。
【0026】第1のダイオード11は、アノードがイン
ダクタ10の一方の端子に接続され、カソードが正電源
の出力端子に接続されている。第2のダイオード12
は、カソードがインダクタ10の他方の端子に接続さ
れ、アノードが負電源の出力端子に接続されている。
【0027】第1のスイッチ13は、制御回路15の制
御に応じてインダクタ10の一方の端子を接地する。第
2のスイッチ14は、制御回路15の制御に応じてイン
ダクタ10の他方の端子を単電源16に接続する。
【0028】制御回路15は、第1のスイッチ13およ
び第2のスイッチ14を制御する。次に、以上の原理図
の動作について説明する。正負電源発生装置が動作を開
始すると、先ず、制御回路15は、第1のスイッチ13
および第2のスイッチ14の双方をONの状態にする。
その結果、単電源16からインダクタ10に対して電流
が流入し、流入した電気エネルギーが磁気エネルギーに
変換されて蓄積される。
【0029】そして、第1のスイッチ13および第2の
スイッチ14がONの状態にされてから一定の時間(イ
ンダクタ10に蓄積される磁気エネルギーが飽和しない
範囲の時間)が経過すると、制御回路15は、先ず、第
1のスイッチ13をOFFの状態にする。
【0030】すると、接地とインダクタ10との接続が
遮断されるので、インダクタ10に流入する電流が減少
することになる。インダクタ10に流入する電流が減少
し始めると、インダクタ10には自己誘導により、逆起
電力が発生する。
【0031】このとき、第2のダイオード12のカソー
ドには単電源16の電圧が印加されているので逆バイア
ス状態となり、遮断状態になる。一方、第1のダイオー
ド11のカソードには単電源16の電圧と、逆起電力と
を加算した電圧が印加されるので順バイアス状態とな
り、導通状態になる。
【0032】その結果、正電源の出力端子には、単電源
16の電圧と、逆起電力とを加算した電圧が正電源V+
として出力されることになる。そして、インダクタ10
に蓄積された磁気エネルギーが全て放出されると、第2
のスイッチもOFFの状態にされ、正電源を生成するた
めの状態である「第1の状態」を終了する。
【0033】続いて、制御回路15は、第1のスイッチ
13および第2のスイッチ14の双方をONの状態にす
る。その結果、単電源16からインダクタ10に対して
電流が流入し、流入した電気エネルギーが磁気エネルギ
ーに変換されて蓄積される。
【0034】そして、第1のスイッチ13および第2の
スイッチ14がONの状態にされてから一定の時間が経
過すると、制御回路15は、先ず、第2のスイッチ14
をOFFの状態にする。
【0035】すると、単電源16とインダクタ10との
接続が遮断されるので、インダクタ10に流入する電流
が減少することになる。インダクタ10に流入する電流
が減少し始めると、インダクタ10には自己誘導によ
り、逆起電力が発生する。
【0036】このとき、第1のダイオード11のアノー
ドは接地された状態になるので逆バイアス状態となり、
遮断状態になる。一方、第2のダイオード12のカソー
ドには逆起電力が印加されるので順バイアス状態とな
り、導通状態になる。
【0037】その結果、負電源の出力端子には、逆起電
力が負電源V−として出力されることになる。そして、
インダクタ10に蓄積された磁気エネルギーが全て放出
されると、第1のスイッチもOFFの状態にされ、負電
源を生成するための状態である「第2の状態」を終了す
る。
【0038】このようにして、第1の状態と第2の状態
とそれぞれ繰り返すことにより、単電源16から正負電
源を生成することができる。なお、正電源または負電源
の電圧を検出し、その結果に応じて、第1の状態または
第2の状態をそれぞれ繰り返す周期を変化させることに
より、正電源および負電源をそれぞれ制御することがで
きる。
【0039】以上に説明したように、本発明によれば、
インダクタ10を正電源側と負電源側で共用するように
したので、インダクタの数を減少させることができ、そ
の結果、回路規模を縮小することが可能になる。
【0040】次に、本発明の実施の形態の基本的な構成
例について説明する。図2は、本発明の実施の形態の基
本的な構成例を示す図である。この図に示すように、本
発明の正負電源発生装置は、入力電圧Vin、入力キャ
パシタCin、スイッチングトランジスタT1,T2、
パルスジェネレータP1,P2、インダクタL0、ダイ
オードD1,D2、出力キャパシタC1,C2によって
構成されている。
【0041】ここで、入力電圧Vinは、例えば、二次
電池であるリチウム電池から出力される3Vの電源電圧
である。入力キャパシタCinは、入力電圧Vinに並
列に接続されており、電源の高周波域での内部インピー
ダンスを低下させる機能を有する。
【0042】インダクタL0は、数十〜数百μHのイン
ダクタンス値を有するコイルによって構成されており、
電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積すると
ともに、蓄積された磁気エネルギーを電気エネルギーに
変換して出力する。
【0043】パルスジェネレータP1は、スイッチング
トランジスタT1を駆動するためのパルス信号を発生し
て出力する。パルスジェネレータP2も同様に、スイッ
チングトランジスタT2を駆動するためのパルス信号を
発生して出力する。
【0044】スイッチングトランジスタT1は、Nチャ
ネルMOS−FETによって構成され、パルスジェネレ
ータP1から供給されるパルス信号が“H”の状態にな
った場合にはONの状態になり、それ以外の場合にはO
FFの状態になる。
【0045】スイッチングトランジスタT2は、Pチャ
ネルMOS−FETによって構成され、パルスジェネレ
ータP2から供給されるパルス信号が“L”の状態にな
った場合にはONの状態になり、それ以外の場合にはO
FFの状態になる。
【0046】ダイオードD1は、順バイアス状態になっ
た場合には、インダクタL0に発生した電圧を出力し、
それ以外の場合には遮断状態となる。ダイオードD2も
同様に、順バイアス状態になった場合には、インダクタ
L0に発生した電圧を出力し、それ以外の場合には遮断
状態となる。
【0047】キャパシタC1は、ダイオードD1からの
出力に含まれている脈流成分を除去し、正電源電圧Vo
1として出力する。キャパシタC2も同様に、ダイオー
ドD2からの出力に含まれている脈流成分を除去し、負
電源電圧Vo2として出力する。
【0048】次に、本発明の実施の形態の動作について
説明する。図3は、図2に示す実施の形態の動作につい
て説明するタイミングチャートである。パルスジェネレ
ータP1から出力される信号は、図3(A)に示すよう
に、時間T1の間だけ“H”の状態になることを繰り返
すとともに、時間T2だけ“H”の状態になることを繰
り返す信号である。一方、パルスジェネレータP2から
出力される信号は、図3(D)に示すように、時間T1
の間だけ“L”の状態になることを繰り返すとともに、
時間T2の時間だけ“L”の状態になることを繰り返す
信号である。なお、パルスジェネレータP1からの信号
(以下、パルス信号P1と称する)が時間T1だけ
“H”の状態になっている場合には、パルスジェネレー
タP2から出力される信号は時間T2だけ“L”の状態
になり、パルスジェネレータP2からの信号(以下、パ
ルス信号P2と称する)が時間T1だけ“L”の状態に
なっている場合には、パルスジェネレータP1から出力
される信号は時間T2だけ“H”の状態になるように設
定されている。
【0049】このようなパルス信号P1がスイッチング
トランジスタT1に供給され、パルス信号P1が時間T
1だけ“H”の状態になると、パルス信号P2も同様に
“L”の状態になる。すると、スイッチングトランジス
タT1とスイッチングトランジスタT2の双方がONの
状態になり、入力電圧VinがインダクタL0に接続さ
れるので、図3(C)に示すように、インダクタL0に
対して電流が流入することになる。その結果、インダク
タL0が磁化され、電気エネルギーが磁気エネルギーに
転換されて蓄積される。なお、このとき、ダイオードD
1は、アノード側が接地され逆バイアス状態になって遮
断されるので、出力側には電流は流れない。一方、ダイ
オードD2もカソード側に正の電圧が印加されるので逆
バイアス状態となって遮断され、出力側には電流は流れ
ない。
【0050】パルス信号P1が“H”の状態になり、ま
た、パルス信号P2が“L”の状態になってから一定の
時間T1が経過すると、パルス信号P1は“L”の状態
に変化し、パルス信号P2は“L”の状態を保持する。
すると、スイッチングトランジスタT1がOFFの状態
になるので、インダクタL0に流入する電流が減少し始
める。インダクタL0に流入する電流が減少し始める
と、自己誘導により、それを抑制する方向の起電力が発
生する。このとき、スイッチングトランジスタT2はO
Nの状態になっているので、ダイオードD1には、入力
電圧Vinと逆起電力を加算した電圧が印加され、順バ
イアス状態となってONの状態になる。その結果、図3
(B)に示すように、インダクタL0に発生した起電力
と、入力電圧Vinを加算した電圧が、ダイオードD1
を経由して正電源電圧Vo1として出力されることにな
る。そして、パルス信号P1が“H”の状態になってか
ら時間T2が経過すると、パルス信号P2も“H”の状
態に変化するので、インダクタL0からの出力が終了す
る。
【0051】一方、パルス信号P1が時間T2だけ
“H”の状態になる際には、パルス信号P2も同様に
“L”の状態になる。すると、スイッチングトランジス
タT1とスイッチングトランジスタT2の双方がONの
状態になり、入力電圧VinがインダクタL0に接続さ
れるので、図3(C)に示すように、インダクタL0に
対して電流が流入することになる。その結果、インダク
タL0が磁化され、電気エネルギーが磁気エネルギーに
転換されて蓄積される。なお、このとき、ダイオードD
1は、前述の場合と同様に、アノード側が接地され逆バ
イアス状態になって遮断されるので、出力側には電流は
流れない。一方、ダイオードD2もカソード側に正の電
圧が印加されるので逆バイアス状態となって遮断され、
出力側には電流は流れない。
【0052】パルス信号P1が“H”の状態になり、ま
た、パルス信号P2が“L”の状態になってから一定の
時間T1が経過すると、パルス信号P2は“H”の状態
に変化し、パルス信号P1は“H”の状態を保持する。
すると、スイッチングトランジスタT2がOFFの状態
になるので、インダクタL0に流入する電流が減少し始
める。インダクタL0に流入する電流が減少し始める
と、自己誘導により、それを抑制する方向の起電力が発
生する。このとき、スイッチングトランジスタT1はO
Nの状態になっているので、ダイオードD2には、逆起
電力が印加され、順バイアス状態となってONの状態に
なる。その結果、図3(E)に示すように、インダクタ
L0に発生した逆起電力が、ダイオードD2を経由して
負電源電圧Vo2として出力されることになる。そし
て、パルス信号P1が“H”の状態になってから時間T
2が経過すると、パルス信号P1も“L”の状態に変化
するので、インダクタL0からの出力が終了する。
【0053】以上の動作により、3V程度の入力電圧V
inを、+15Vおよび−15V程度の正負電源に変換
することができる。図4は、本発明の実施の形態のより
詳細な構成例を示す図である。
【0054】この図に示すように、本実施の形態は、半
導体装置によって構成される半導体装置構成部分50、
ならびに、半導体装置構成部分50の外部に接続される
入力電圧Vin、入力キャパシタ60、出力キャパシタ
61、インダクタ62、および、出力キャパシタ63に
よって構成されている。
【0055】半導体装置構成部分50は、コンパレータ
51,52、抵抗40〜43、基準電圧Vref1,V
ref2、PFM制御回路55、スイッチングトランジ
スタ56,57、および、ダイオード58,59によっ
て構成されている。
【0056】ここで、コンパレータ51は、正電源電圧
Vo1を抵抗40,41で分圧して得られた電圧と、基
準電圧Vref1とを比較し、比較結果をPFM制御回
路55に対して出力する。
【0057】コンパレータ52は、負電源電圧Vo2を
抵抗42,43で分圧して得られた電圧と、基準電圧V
ref2を抵抗42,43で分圧して得られた電圧との
差分を接地電圧と比較し、比較結果をPFM制御回路5
5に対して出力する。
【0058】PFM制御回路55は、コンパレータ5
1,52からの出力に応じて、スイッチングトランジス
タ56,57を制御する。図5は、PFM制御回路55
の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、
PFM制御回路55は、スイッチングトランジスタ7
0,71、キャパシタ72,73、定電流源I1,I
2、コンパレータ74,75、基準電圧Vref3,V
ref4、インバータ76,77,81,82,88,
91,94、NANDゲート78〜80,83〜86、
ANDゲート87,89、ORゲート90,92,93
によって構成されている。
【0059】ここで、スイッチングトランジスタ70、
定電流源I1、キャパシタ72、基準電圧Vref3、
および、コンパレータ74は、スイッチングトランジス
タ56,57のONになっている時間(以下、ON時間
と称する)を決定するための回路であり、NANDゲー
ト80の出力信号であるdchg−on信号が“H”か
ら“L”に変化することにより、スイッチングトランジ
スタ70がONからOFFに変化すると、定電流源I1
からの電流によってキャパシタ72がチャージされ、電
圧が上昇する。そして、キャパシタ72の端子電圧が基
準電圧Vref3を越えた場合には、コンパレータ74
の出力が“H”の状態になる。
【0060】一方、スイッチングトランジスタ71、定
電流源I2、キャパシタ73、基準電圧Vref4、お
よび、コンパレータ75は、スイッチングトランジスタ
56,57のOFFになっている時間(以下、OFF時
間と称する)を決定するための回路であり、NANDゲ
ート79の出力信号であるdchg−off信号が
“H”から“L”に変化することにより、スイッチング
トランジスタ71がONからOFFに変化すると、定電
流源I2からの電流によってキャパシタ73がチャージ
され、電圧が上昇する。そして、キャパシタ73の端子
電圧が基準電圧Vref4を越えた場合には、コンパレ
ータ75の出力が“H”の状態になる。
【0061】インバータ76,77およびNANDゲー
ト78,79は、RSフリップフロップ回路を構成して
おり、コンパレータ75の出力によりセットされ、コン
パレータ74の出力によりリセットされる。以下では、
これらの素子によって構成されるRSフリップフロップ
回路をRS3と称する。
【0062】インバータ77,81およびNANDゲー
ト83,84は、RSフリップフロップ回路を構成して
おり、コンパレータ51の出力によりセットされ、コン
パレータ75の出力によりリセットされる。以下では、
これらの素子によって構成されるRSフリップフロップ
回路をRS1と称する。
【0063】インバータ77,82およびNANDゲー
ト85,86は、RSフリップフロップ回路を構成して
おり、コンパレータ52の出力によりセットされ、コン
パレータ75の出力によりリセットされる。以下では、
これらの素子によって構成されるRSフリップフロップ
回路をRS2と称する。
【0064】ANDゲート87は、NANDゲート84
の出力とNANDゲート85の出力の論理積を演算して
出力する。即ち、ANDゲート87は、RS1の正転出
力端子からの出力と、RS2の反転出力端子からの出力
との論理積を演算して出力するので、RS1がセット状
態かつRS2がリセット状態の場合にその出力が“H”
の状態になる。
【0065】インバータ88は、ANDゲート87の出
力を反転した結果を出力する。ANDゲート89は、イ
ンバータ88の出力と、NANDゲート86の論理積を
演算して出力する。即ち、ANDゲート89は、RS2
の正転出力端子からの出力と、インバータ88からの出
力との論理積を演算して出力するので、RS2がセット
状態かつANDゲート87の出力が“L”の場合にその
出力が“H”の状態になる。
【0066】ORゲート90は、ANDゲート87から
の出力およびANDゲート89からの出力の論理和を演
算して出力する。NANDゲート80は、NANDゲー
ト79の出力(RS3の正転出力)と、ORゲート90
からの出力の論理積を反転した結果を出力する。
【0067】インバータ91は、NANDゲート80の
出力を反転した結果を出力する。ORゲート93は、A
NDゲート89の出力と、インバータ91の出力の論理
和を演算した結果に応じて、スイッチングトランジスタ
57を制御する。
【0068】ORゲート92は、ANDゲート87の出
力と、インバータ91の出力の論理和を演算して出力す
る。インバータ94は、ORゲート92の出力を反転し
た結果に応じてスイッチングトランジスタ56を制御す
る。
【0069】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。図4に示す回路が動作を開始すると、正電源電
圧Vo1および負電源電圧Vo2は、規定の電圧に達し
ていないので、コンパレータ51およびコンパレータ5
2の出力は双方ともに“H”の状態になる。すると、R
S1およびRS2は双方ともにセットされるので、NA
NDゲート84,86の出力は双方ともに“H”の状態
になる。その結果、ANDゲート87の出力は“L”の
状態になり、また、ANDゲート89の出力は“H”の
状態になる。
【0070】ANDゲート89の出力が“H”の状態に
なると、ORゲート90の出力が“H”の状態になる。
このとき、キャパシタ72,73はチャージされていな
い状態であるので、コンパレータ74,75の出力は
“L”の状態になり、RS3の出力が“H”の状態とな
るので、NANDゲート80の出力は“L”の状態にな
る。その結果、インバータ91の出力は“H”の状態に
なるので、スイッチングトランジスタ56,57は双方
ともにONの状態になる。
【0071】スイッチングトランジスタ56,57の双
方が“H”の状態になると、インダクタ62が入力電圧
Vinに接続された状態になり、インダクタ62に電流
が流入し、磁気エネルギーが蓄積される。
【0072】このとき、RS3の出力が“H”の状態で
あるので、dchg−off信号は“H”の状態とな
り、スイッチングトランジスタ71がONの状態にな
る。その結果、キャパシタ73は短絡された状態になる
ので、コンパレータ75の出力は“L”の状態を保持す
る。
【0073】一方、NANDゲート80の出力は、
“L”の状態であるので、dchg−on信号は“L”
の状態となり、スイッチングトランジスタ70がOFF
の状態になる。その結果、キャパシタ72は定電流源I
1から流入する電流によってチャージされ、その端子電
圧が基準電圧Vref3を越えた場合には、コンパレー
タ74の出力は“L”から“H”の状態に変化する。
【0074】コンパレータ74の出力が“H”の状態に
なると、RS3がリセットされるので、NANDゲート
79の出力は“L”の状態になる。すると、インバータ
91の出力が“L”の状態になるので、ORゲート92
の出力は“L”の状態になり、スイッチングトランジス
タ56がOFFの状態になり、スイッチングトランジス
タ57はONの状態を保つ。その結果、ダイオード58
が順バイアス状態になるので、インダクタ62に蓄積さ
れた磁気エネルギーが負電源電圧Vo2として放出され
ることになる。インダクタ62からエネルギーが出力さ
れると、出力キャパシタ61がチャージされるので、コ
ンパレータ52の出力は“L”の状態になる。
【0075】このとき、NANDゲート79の出力は
“H”の状態になっているので、dchg−off信号
は“L”の状態になる。その結果、スイッチングトラン
ジスタ71がOFFの状態になり、キャパシタ73が定
電流源I2によってチャージされる。キャパシタ73の
端子電圧が基準電圧Vref4を越えると、コンパレー
タ75の出力が“H”の状態に変化するので、RS1,
RS2がリセットされ、ORゲート93の出力が“L”
の状態になり、スイッチングトランジスタ57がOFF
の状態になる。
【0076】負電源電圧Vo2の出力が完了すると、前
述のようにコンパレータ52の出力は“L”の状態にな
るが、コンパレータ51の出力は依然として“H”の状
態であるので、RS1がセットされる。このとき、RS
2はリセットされた状態であるので、ANDゲート87
の出力が“H”の状態になり、NANDゲート80の出
力が“L”の状態になる。
【0077】NANDゲート80の出力が“L”の状態
になると、インバータ91の出力が“H”の状態になる
ので、ORゲート92,93の出力が“H”の状態にな
り、スイッチングトランジスタ56,57がONの状態
になって、インダクタ62が磁化される。
【0078】このとき、dchg−on信号が“L”の
状態になっているので、キャパシタ72が定電流源I1
により充電され、その端子電圧が基準電圧Vref3を
越えると、コンパレータ74の出力が“H”の状態にな
り、RS3がリセットされるので、NANDゲート79
の出力は“L”の状態になる。
【0079】NANDゲート79の出力は“L”の状態
になると、dchg−offが“L”になり、dchg
−onが“H”になるので、キャパシタ72がリセット
され、また、キャパシタ73のチャージが開始される。
このとき、インバータ91の出力が“L”であり、ま
た、ANDゲート87の出力は“H”であり、ANDゲ
ート89の出力は“L”であるので、ORゲート92の
出力は“H”に、また、ORゲート93の出力は“L”
の状態になる。その結果、スイッチングトランジスタ5
7がOFFの状態に変化し、スイッチングトランジスタ
56はONの状態を保持するので、インダクタ62から
ダイオード59を介して正電源電圧Vo1側へ電力が供
給される。そして、キャパシタ73のチャージが完了す
ると、コンパレータ75の出力が“H”の状態になり、
RS3がセットされるので、dchg−offが“H”
の状態になり、キャパシタ73がリセットされる。
【0080】また、RS1,RS2がリセットされるの
で、ORゲート90の出力が“L”の状態になるため、
dchg−on信号も同様に“H”の状態になり、キャ
パシタ72がリセットされた状態になる。
【0081】以上の動作によりVo1およびVo2双方
への電力の出力が完了する。このような状態において、
負荷電流が流れることにより、例えば、負電源電圧Vo
2側の電圧が低下した場合には、コンパレータ52の出
力が“H”の状態になるので、RS2がセットされ、O
Rゲート90の出力が“H”の状態になる。すると、N
ANDゲート80の出力が“L”の状態になるので、ス
イッチングトランジスタ56,57の双方がONの状態
になり、インダクタ62へ電流が流入する。
【0082】このとき、dchg−on信号は“L”の
状態であるので、キャパシタ72のチャージが開始さ
れ、その端子電圧が基準電圧Vref3を越えると、コ
ンパレータ74の出力が“H”の状態になり、RS3が
リセットされる。RS3がリセットされると、NAND
ゲート80の出力が“H”の状態になるので、ORゲー
ト92の出力は“L”に、また、ORゲート93の出力
は“H”になり、スイッチングトランジスタ56はOF
Fの状態に変化し、スイッチングトランジスタ57はO
Nの状態を保持するので、負電源電圧Vo2側へ電力が
供給されることになる。
【0083】このとき、dchg−off信号は“L”
であり、dchg−on信号は“H”の状態であるの
で、キャパシタ72がリセットされ、また、キャパシタ
73のチャージが開始される。そして、キャパシタ73
の端子電圧が基準電圧Vref3を越えると、コンパレ
ータ75の出力が“H”の状態になるので、RS3がセ
ットされ、RS1およびRS2がリセットされる。
【0084】その結果、dchg−off信号およびd
chg−on信号の双方が“H”の状態になるので、キ
ャパシタ72,73双方がリセットされた状態になる。
その後は、出力電圧Vo1,Vo2の電圧が低下する
と、以上に説明したのと同様の動作により、該当する側
に電力が供給される動作が繰り返されるので、正電源電
圧Vo1および負電源電圧Vo2は一定の電圧に保持さ
れる。
【0085】図6は、以上の実施の形態の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。この図に示すよう
に、図4に示す実施の形態では、正電源側への電力の放
出は時間TiL1が必要であり、一方、負電源側への電
力の放出は時間TiL2が必要であるので、これら双方
の時間を上回る時間Tだけスイッチングトランジスタ5
6,57がONの状態を保持するようにキャパシタ73
および定電流源I2の値を設定することにより、図6
(C)に示すL0電流が終了したことを検出する必要が
なくなる。その結果、TiL1およびTiL2をそれぞ
れ検出するための回路を省略することが可能になるの
で、回路を簡略化することが可能になる。
【0086】以上に説明したように、本発明の実施の形
態では、インダクタ62を正電源側および負電源側の双
方で共用するようにしたので、サイズの小型化が困難な
インダクタを1つ省略することにより、装置全体の小型
化を図ることが可能になる。
【0087】また、従来では、別系統とされていた正電
源側と負電源側の制御装置を共通化することができるの
で、装置を更に小型化することが可能になる。更に、A
NDゲート87,89およびインバータ88を設けるこ
とにより、装置の動作が開始した際には、スイッチング
トランジスタ56が先にOFFの状態になって負電源側
に先に電力が供給されるようにしたので、例えば、液晶
表示装置のように、負電源側が先に立ち上がる必要があ
る装置の場合には、適切な順序で電力の供給がなされ
る。
【0088】次に、図7を参照して、図4に示すPFM
制御回路55の他の構成例について説明する。図7の構
成例では、図5の場合と比較して、D−フリップフロッ
プ回路100,101が追加されている。なお、その他
の構成は、図5の場合と同様である。
【0089】D−フリップフロップ回路100は、AN
Dゲート87の出力を、インバータ76の出力が“L”
になるタイミング(ON時間検出終了時のタイミング)
でラッチし、次のON時間検出終了時まで保持する。
【0090】一方、D−フリップフロップ回路101も
同様に、ANDゲート89の出力を、インバータ76の
出力が“L”になるタイミングでラッチし、次のON時
間検出終了時まで保持する。
【0091】次に、以上の実施の形態の動作について、
図8を参照して説明する。図7の回路は、図8(A)に
示すように、P1波形が“H”の状態になると、D−フ
リップフロップ回路101の働きにより、次に“L”の
状態になるまでは“H”の状態を保持する。
【0092】また、図8(D)に示すように、P2波形
が“L”の状態になると、D−フリップフロップ回路1
00の働きにより、次に“H”の状態になるまでは
“L”の状態を保持する。
【0093】従って、図7に示す実施の形態では、図5
に示す回路に比較して、スイッチングトランジスタ5
6,57のスイッチング回数を減少させることができる
ので、ノイズの発生を減少させることができるととも
に、消費電力を削減することが可能になる。
【0094】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図9は、本発明の第2の実施の形態の構成例
を示す図である。本発明の第2の実施の形態では、PW
M(Pulse Width Modulation)制御によって電圧の制御
を行う。なお、この図において、図4に示す場合と対応
する部分には同一の符号を付してあるので、その詳細な
説明は省略する。
【0095】この図に示すように、本発明の第2の実施
の形態は、図4の場合と比較して、コンパレータ51,
52がオペアンプ110,111に置換され、抵抗11
2,113が新たに付加されている。
【0096】また、PWM制御用コンパレータ114,
115、基準電圧Vref3,Vref4、出力制御回
路116、および、三角波ジェネレータ117が新たに
追加されている。
【0097】ここで、オペアンプ110は、抵抗42,
43,112とともに反転増幅回路を構成しており、基
準電圧Vref2および負電源電圧Vo2を所定のゲイ
ンで増幅して出力する。
【0098】オペアンプ111は、抵抗40,41,1
13とともに反転増幅回路を構成しており、正電源電圧
Vo1と基準電圧Vref1との差分を所定のゲインで
増幅して出力する。
【0099】PWM制御用コンパレータ114は、オペ
アンプ110の出力および基準電圧Vref4と、三角
波とを比較し、三角波の電圧が前二者の双方の電圧を下
回った場合には“L”を出力し、それ以外の場合には
“H”を出力する。
【0100】PWM制御用コンパレータ115は、オペ
アンプ111の出力および基準電圧Vref3と、三角
波とを比較し、三角波の電圧が前二者の双方の電圧を上
回った場合には“L”を出力し、それ以外の場合には
“H”を出力する。
【0101】基準電圧Vref3,Vref4は、スイ
ッチングトランジスタ56,57の最大ON時間を設定
するための基準電圧である。出力制御回路116は、P
WM制御用コンパレータ114,115からの出力に応
じてスイッチングトランジスタ56,57を制御する回
路である。
【0102】次に、以上の実施の形態の動作を説明す
る。図10は、図9に示す実施の形態の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。装置の動作が開始さ
れると、三角波ジェネレータ117からは図10(A)
に示すような三角波が発生されてPWM制御用コンパレ
ータ114,115にそれぞれ供給される。装置が動作
を開始した直後には、正電源側および負電源側の双方の
電圧は0Vであるので、オペアンプ110からは負の電
圧が、オペアンプ111からは正の電圧が出力され、P
WM制御用コンパレータ114,115にそれぞれ供給
される。
【0103】PWM制御用コンパレータ114は、基準
電圧Vref4およびオペアンプ110からの出力と、
三角波の電圧とを比較し、三角波の電圧が基準電圧Vr
ef4およびオペアンプ110からの出力の双方を下回
った場合には、出力を“L”の状態にし、それ以外の場
合には“H”の状態にする。なお、基準電圧Vref4
は、前述のように最大ON時間を設定するためのもので
あり、スイッチングトランジスタ56,57が長時間O
Nの状態になり、インダクタ62の磁気エネルギーが飽
和して電力の浪費になることを防止する。
【0104】一方、PWM制御用コンパレータ115
は、基準電圧Vref3およびオペアンプ111からの
出力と、三角波の電圧とを比較し、三角波の電圧が基準
電圧Vref3およびオペアンプ111からの出力の双
方を上回った場合には、出力を“L”の状態にし、それ
以外の場合には“H”の状態にする。なお、基準電圧V
ref3は、前述の場合と同様に最大ON時間を設定す
るためのものであり、スイッチングトランジスタ56,
57が長時間ONの状態になり、インダクタ62の磁気
エネルギーが飽和して電力の浪費になることを防止す
る。
【0105】出力制御回路116は、PWM制御用コン
パレータ114,115の出力に応じてスイッチングト
ランジスタ56,57を制御する。例えば、図10の場
合では、三角波の電圧がオペアンプ111の出力である
OP−AMP111(破線で示す信号)を上回った場合
には、出力制御回路116は、スイッチングトランジス
タ56,57の双方をONの状態にする。その結果、イ
ンダクタ62に対して電流が流入し(図10(D)参
照)、電気エネルギーが磁気エネルギーに転換されて蓄
積される。
【0106】そして、三角波の電圧がオペアンプ111
の出力であるOP−AMP111を下回ると、図10
(B)に示すように、スイッチングトランジスタ57に
供給されるP1信号が“L”の状態になるので、スイッ
チングトランジスタ57がOFFの状態になり、インダ
クタ62に蓄積されている磁気エネルギーは、電気エネ
ルギーに再度転換されて、正電源側に出力される(図1
0(C)参照)。なお、インダクタ62に蓄積される磁
気エネルギーは、スイッチングトランジスタ56,57
の双方がONの状態となる時間に比例し、この時間はオ
ペアンプ111からの出力電圧が低い程長くなるので、
正電源電圧Vo1が低いほど大きな磁気エネルギーがイ
ンダクタ62に蓄積される。
【0107】スイッチングトランジスタ56,57がO
Nの状態になってから所定の時間T2が経過すると、出
力制御回路116は、スイッチングトランジスタ56を
制御するP2信号を“H”の状態にするので(図10
(E)参照)、スイッチングトランジスタ56がOFF
の状態になる。
【0108】次に、三角波の電圧が、オペアンプ110
からの出力であるOP−AMP110を下回ると、出力
制御回路116は、スイッチングトランジスタ56,5
7の双方をONの状態にする。その結果、インダクタ6
2に電流が流入し、磁気エネルギーに転換されて蓄積さ
れる。そして、三角波の電圧が、オペアンプ110から
の出力であるOP−AMP110を上回ると、出力制御
回路116は、スイッチングトランジスタ56をOFF
の状態にする。その結果、インダクタ62に蓄積されて
いる磁気エネルギーは、電気エネルギーに再度転換され
て、負電源側に出力される。なお、このときにインダク
タ62に蓄積される磁気エネルギーは、オペアンプ11
0からの出力電圧が高い程大きくなるので、負電源の電
圧Vo2が高いほど大きな磁気エネルギーがインダクタ
62に蓄積され、負電源側に出力されることになる。
【0109】以上のような動作は、所定の周期(三角波
によって決定される周期)で繰り返され、正電源と負電
源の電圧に応じて、スイッチングトランジスタ56,5
7がONになる時間(パルス幅)が制御され、最適な電
圧が出力されることになる。
【0110】なお、以上の実施の形態では、スイッチン
グトランジスタ56,57の双方がONの状態になって
から一定の時間が経過すると、双方のスイッチングトラ
ンジスタ56,57がOFFの状態になるようにした
が、図7および図8に示す場合と同様に、一方のスイッ
チングトランジスタはONの状態を保持するようにして
もよい。
【0111】図11は、そのような場合の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。この図の例では、
図10の場合と比較して、P1波形またはP2波形がO
Nの状態に一旦なると、次にOFFの状態になるまでO
Nの状態を保持する。例えば、P1波形(図11(B)
参照)に注目すると、図10では、三角波(図10
(A)参照)の最初のボトムにおいて、ON(“H”の
状態)になってから時間τ2が経過するとOFFの状態
に変遷するが、図11の例では、そのままONの状態を
保持し、三角波の次のピークが訪れるまでONの状態を
保持している。
【0112】一方、P2波形(図11(E)参照)に注
目すると、図10では、三角波(図10(A)参照)の
最初のピークにおいて、ON(“L”の状態)になって
から時間τ1が経過するとOFFの状態に変遷するが、
図11の例では、そのままONの状態を保持し、次の三
角波の次のボトムが訪れるまでONの状態を保持してい
る。
【0113】このように、スイッチングトランジスタ5
6,57が一旦ONの状態になった場合には、その状態
を保持するように制御することにより、スイッチングの
回数を減少させることができるので、ノイズの発生を減
少させるとともに、スイッチングによって失われる電力
を削減することが可能になる。
【0114】以上に説明したように、本発明の第2の実
施の形態によれば、第1の実施の形態の場合と同様に、
従来の場合と比較してインダクタの数を1つ減らすこと
が可能になるので、装置のサイズを小型化することが可
能になる。
【0115】また、第2の実施の形態のPWM方式で
は、Vo1の制御期間とVo2の制御期間は交互に繰り
返されることになるので、第1の実施の形態のPFM方
式と比較すると、T1,T2のタイミング制御回路を簡
略化することが可能になることから、回路構成を簡略化
することにより、装置のサイズを更に小型化することが
可能になる。
【0116】なお、図4、図5、図7、および、図9等
に示した実施の形態は、ほんの一例であり、本発明がこ
のような場合のみに限定されるものではないことはいう
までもない。
【0117】(付記1) 単電源から正負電源を発生す
る正負電源発生装置において、インダクタと、前記イン
ダクタの一方の端子にアノードが接続され、カソードが
正電源の出力端子に接続されている第1のダイオード
と、前記インダクタの他方の端子にカソードが接続さ
れ、アノードが負電源の出力端子に接続されている第2
のダイオードと、前記インダクタの前記一方の端子を接
地するための第1のスイッチと、前記インダクタの前記
他方の端子を前記単電源に接続するための第2のスイッ
チと、前記第1および第2のスイッチを制御する制御回
路と、を有することを特徴とする正負電源発生装置。
【0118】(付記2) 前記制御回路は、前記第1の
スイッチおよび前記第2のスイッチの双方をONの状態
にし、所定の時間が経過した後に、前記第1のスイッチ
をOFFの状態として正電源を発生する第1の状態と、
前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの双方を
ONの状態にし、所定の時間が経過した後に、前記第2
のスイッチをOFFの状態として負電源を発生する第2
の状態と、を繰り返すことにより正負電源を発生するこ
とを特徴とする付記1記載の正負電源発生装置。
【0119】(付記3) 前記制御回路は、前記第1の
状態において、前記第1のスイッチをOFFの状態にし
た後、前記インダクタへの電流の流入が終了した際に、
前記第2のスイッチをOFFにし、前記第2の状態にお
いて、前記第2のスイッチをOFFの状態にした後、前
記インダクタへの電流の流入が終了した際に、前記第1
のスイッチをOFFにする、ことを特徴とする付記2記
載の正負電源発生装置。
【0120】(付記4) 前記制御回路は、前記第1の
状態において、前記第1のスイッチをOFFの状態にし
た後、前記インダクタへの電流の流入が終了すると想定
される時間に、所定のマージン値を加えた時間が経過し
た際に、前記第2のスイッチをOFFにし、前記第2の
状態において、前記第2のスイッチをOFFの状態にし
た後、前記インダクタへの電流の流入が終了すると想定
される時間に、所定のマージン値を加えた時間が経過し
た際に、前記第1のスイッチをOFFにする、ことを特
徴とする付記2記載の正負電源発生装置。
【0121】(付記5) 前記制御回路は、前記第1の
状態において、前記第1のスイッチをOFFの状態にし
た後は、前記第2の状態となるまで前記第2のスイッチ
をONの状態に保持し、前記第2の状態において、前記
第2のスイッチをOFFの状態にした後は、前記第2の
状態となるまで前記第1のスイッチをONの状態に保持
する、ことを特徴とする付記2記載の正負電源発生装
置。
【0122】(付記6) 前記制御回路は、前記所定の
時間を一定に設定し、前記第1または前記第2の状態の
それぞれの繰り返し周期を変更することにより、正電源
および負電源の出力電圧を制御することを特徴とする付
記2記載の正負電源発生装置。
【0123】(付記7) 前記制御回路は、前記所定の
時間を、前記第1および前記第2の状態において同一に
設定することを特徴とする付記2記載の正負電源発生装
置。 (付記8) 前記制御回路は、前記第1または前記第2
の状態のそれぞれの繰り返し周期を一定とし、前記所定
の時間を変更することにより、正電源および負電源の出
力電圧を制御することを特徴とする付記2記載の正負電
源発生装置。
【0124】(付記9) 前記制御回路は、動作開始時
においては、前記第1または前記第2の状態の何れか一
方を優先することを特徴とする付記2記載の正負電源発
生装置。
【0125】(付記10) 前記制御回路は、動作開始
時においては、前記第2の状態を優先することを特徴と
する付記2記載の正負電源発生装置。 (付記11) 単電源から正負電源を発生し、対象とな
る回路に電源を供給する半導体装置において、外部に接
続されたインダクタの一方の端子にアノードが接続さ
れ、カソードが正電源の出力端子に接続されている第1
のダイオードと、前記インダクタの他方の端子にカソー
ドが接続され、アノードが負電源の出力端子に接続され
ている第2のダイオードと、前記インダクタの前記一方
の端子を接地するための第1のスイッチと、前記インダ
クタの前記他方の端子を前記単電源に接続するための第
2のスイッチと、前記第1および前記第2のスイッチを
制御する制御回路と、を有することを特徴とする半導体
装置。
【0126】(付記12) 前記制御回路は、前記第1
のスイッチおよび前記第2のスイッチの双方をONの状
態にし、所定の時間が経過した後に、前記第1のスイッ
チをOFFの状態として正電源を発生する第1の状態
と、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの双
方をONの状態にし、所定の時間が経過した後に、前記
第2のスイッチをOFFの状態として負電源を発生する
第2の状態と、を繰り返すことにより正負電源を発生す
ることを特徴とする付記11記載の半導体装置。
【0127】(付記13) 前記制御回路は、前記第1
の状態において、前記第1のスイッチをOFFの状態に
した後、前記インダクタへの電流の流入が終了した際
に、前記第2のスイッチをOFFにし、前記第2の状態
において、前記第2のスイッチをOFFの状態にした
後、前記インダクタへの電流の流入が終了した際に、前
記第1のスイッチをOFFにする、ことを特徴とする付
記12記載の半導体装置。
【0128】(付記14) 前記制御回路は、前記第1
の状態において、前記第1のスイッチをOFFの状態に
した後、前記インダクタへの電流の流入が終了すると想
定される時間に、所定のマージン値を加えた時間が経過
した際に、前記第2のスイッチをOFFにし、前記第2
の状態において、前記第2のスイッチをOFFの状態に
した後、前記インダクタへの電流の流入が終了すると想
定される時間に、所定のマージン値を加えた時間が経過
した際に、前記第1のスイッチをOFFにする、ことを
特徴とする付記12記載の半導体装置。
【0129】(付記15) 前記制御回路は、前記第1
の状態において、前記第1のスイッチをOFFの状態に
した後は、前記第2の状態となるまで前記第2のスイッ
チをONの状態に保持し、前記第2の状態において、前
記第2のスイッチをOFFの状態にした後は、前記第2
の状態となるまで前記第1のスイッチをONの状態に保
持する、ことを特徴とする付記12記載の半導体装置。
【0130】(付記16) 前記制御回路は、前記所定
の時間を一定に設定し、前記第1または前記第2の状態
のそれぞれの繰り返し周期を変更することにより、正電
源および負電源の出力電圧を制御することを特徴とする
付記12記載の半導体装置。
【0131】(付記17) 前記制御回路は、前記所定
の時間を、前記第1および前記第2の状態において同一
に設定することを特徴とする付記12記載の半導体装
置。 (付記18) 前記制御回路は、前記第1または前記第
2の状態のそれぞれの繰り返し周期を一定とし、前記所
定の時間を変更することにより、正電源および負電源の
出力電圧を制御することを特徴とする付記12記載の半
導体装置。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、単電源
から正負電源を発生する正負電源発生装置において、イ
ンダクタと、前記インダクタの一方の端子にアノードが
接続され、カソードが正電源の出力端子に接続されてい
る第1のダイオードと、前記インダクタの他方の端子に
カソードが接続され、アノードが負電源の出力端子に接
続されている第2のダイオードと、前記インダクタの前
記一方の端子を接地するための第1のスイッチと、前記
インダクタの前記他方の端子を前記単電源に接続するた
めの第2のスイッチと、前記第1および第2のスイッチ
を制御する制御回路と、を設けるようにしたので、従来
に比較してインダクタを1つ省略することが可能になる
ので、装置のサイズを小型化することが可能になる。
【0133】また、本発明では、単電源から正負電源を
発生し、対象となる回路に電源を供給する半導体装置に
おいて、外部に接続されたインダクタと、前記インダク
タの一方の端子にアノードが接続され、カソードが正電
源の出力端子に接続されている第1のダイオードと、前
記インダクタの他方の端子にカソードが接続され、アノ
ードが負電源の出力端子に接続されている第2のダイオ
ードと、前記インダクタの前記一方の端子を接地するた
めの第1のスイッチと、前記インダクタの前記他方の端
子を前記単電源に接続するための第2のスイッチと、前
記第1および第2のスイッチを制御する制御回路と、を
設けるようにしたので、従来は、独立した2つのインダ
クタのそれぞれに対する制御系を設ける必要があった
が、本発明ではこれらを1つに統合することにより、装
置の簡略化と信頼性を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】本発明の実施の形態の基本的な構成例を示す図
である。
【図3】図2に示す実施の形態の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図4】本発明の実施の形態の詳細な構成例を示す図で
ある。
【図5】図4に示すPFM制御回路の詳細な構成例を示
す図である。
【図6】図5に示す実施の形態の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図7】図4に示すPFM制御回路の他の詳細な構成例
を示す図である。
【図8】図7に示す実施の形態の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態の詳細な構成例を示
す図である。
【図10】図9に示す実施の形態の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図11】図9に示す実施の形態の他の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図12】従来の正負電源装置の構成例を示す図であ
る。
【図13】図12に示す従来例の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【符号の説明】
10 インダクタ 11,12 ダイオード 13,14 スイッチ 15 制御回路 16 単電源 40〜43 抵抗 50 半導体装置構成部分 51,52 コンパレータ 55 PFM制御回路 56,57 スイッチングトランジスタ 58,59 ダイオード 60 入力キャパシタ 61 出力キャパシタ 62 インダクタ 63 出力キャパシタ 70,71 スイッチングトランジスタ 72,73 キャパシタ 74,75 コンパレータ 76,77,81,82,88,91,94 インバー
タ 78〜80,83〜86 NANDゲート 87,89 ANDゲート 90,92,93 ORゲート 100,101 D−フリップフロップ回路 110,111 オペアンプ 112,113 抵抗 114,115 PWM制御用コンパレータ 116 出力制御回路 117 三角波ジェネレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西森 英二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 大津 勝吉 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5H410 CC02 DD02 DD05 EA11 EA38 EB09 5H730 AA15 BB13 BB14 BB83 DD04 EE07 EE61 FG05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単電源から正負電源を発生する正負電源
    発生装置において、 インダクタと、 前記インダクタの一方の端子にアノードが接続され、カ
    ソードが正電源の出力端子に接続されている第1のダイ
    オードと、 前記インダクタの他方の端子にカソードが接続され、ア
    ノードが負電源の出力端子に接続されている第2のダイ
    オードと、 前記インダクタの前記一方の端子を接地するための第1
    のスイッチと、 前記インダクタの前記他方の端子を前記単電源に接続す
    るための第2のスイッチと、 前記第1および前記第2のスイッチを制御する制御回路
    と、 を有することを特徴とする正負電源発生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記第1のスイッチお
    よび前記第2のスイッチの双方をONの状態にし、所定
    の時間が経過した後に、前記第1のスイッチをOFFの
    状態として正電源を発生する第1の状態と、 前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの双方を
    ONの状態にし、所定の時間が経過した後に、前記第2
    のスイッチをOFFの状態として負電源を発生する第2
    の状態と、 を繰り返すことにより正負電源を発生することを特徴と
    する請求項1記載の正負電源発生装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、 前記第1の状態において、前記第1のスイッチをOFF
    の状態にした後、前記インダクタへの電流の流入が終了
    した際に、前記第2のスイッチをOFFにし、 前記第2の状態において、前記第2のスイッチをOFF
    の状態にした後、前記インダクタへの電流の流入が終了
    した際に、前記第1のスイッチをOFFにする、 ことを特徴とする請求項2記載の正負電源発生装置。
  4. 【請求項4】 前記制御回路は、前記第1の状態におい
    て、前記第1のスイッチをOFFの状態にした後、前記
    インダクタへの電流の流入が終了すると想定される時間
    に、所定のマージン値を加えた時間が経過した際に、前
    記第2のスイッチをOFFにし、 前記第2の状態において、前記第2のスイッチをOFF
    の状態にした後、前記インダクタへの電流の流入が終了
    すると想定される時間に、所定のマージン値を加えた時
    間が経過した際に、前記第1のスイッチをOFFにす
    る、 ことを特徴とする請求項2記載の正負電源発生装置。
  5. 【請求項5】 前記制御回路は、 前記第1の状態において、前記第1のスイッチをOFF
    の状態にした後は、前記第2の状態となるまで前記第2
    のスイッチをONの状態に保持し、 前記第2の状態において、前記第2のスイッチをOFF
    の状態にした後は、前記第2の状態となるまで前記第1
    のスイッチをONの状態に保持する、 ことを特徴とする請求項2記載の正負電源発生装置。
  6. 【請求項6】 前記制御回路は、前記所定の時間を一定
    に設定し、前記第1または前記第2の状態のそれぞれの
    繰り返し周期を変更することにより、正電源および負電
    源の出力電圧を制御することを特徴とする請求項2記載
    の正負電源発生装置。
  7. 【請求項7】 前記制御回路は、前記第1または前記第
    2の状態のそれぞれの繰り返し周期を一定とし、前記所
    定の時間を変更することにより、正電源および負電源の
    出力電圧を制御することを特徴とする請求項2記載の正
    負電源発生装置。
  8. 【請求項8】 単電源から正負電源を発生し、対象とな
    る回路に電源を供給する半導体装置において、 外部に接続されたインダクタの一方の端子にアノードが
    接続され、カソードが正電源の出力端子に接続されてい
    る第1のダイオードと、 前記インダクタの他方の端子にカソードが接続され、ア
    ノードが負電源の出力端子に接続されている第2のダイ
    オードと、 前記インダクタの前記一方の端子を接地するための第1
    のスイッチと、 前記インダクタの前記他方の端子を前記単電源に接続す
    るための第2のスイッチと、 前記第1および前記第2のスイッチを制御する制御回路
    と、 を有することを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記制御回路は、 前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの双方を
    ONの状態にし、所定の時間が経過した後に、前記第1
    のスイッチをOFFの状態として正電源を発生する第1
    の状態と、 前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの双方を
    ONの状態にし、所定の時間が経過した後に、前記第2
    のスイッチをOFFの状態として負電源を発生する第2
    の状態と、 を繰り返すことにより正負電源を発生することを特徴と
    する請求項8記載の半導体装置。
JP2001389201A 2001-12-21 2001-12-21 正負電源発生装置および半導体装置 Expired - Fee Related JP3888895B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001389201A JP3888895B2 (ja) 2001-12-21 2001-12-21 正負電源発生装置および半導体装置
EP02258451A EP1324477B1 (en) 2001-12-21 2002-12-06 Bipolar supply voltage generator and semiconductor device for same
DE60213754T DE60213754T2 (de) 2001-12-21 2002-12-06 Bipolarer Versorgungsspannungserzeuger und Halbleitervorrichtung für denselben
TW091135587A TW588498B (en) 2001-12-21 2002-12-09 Bipolar supply voltage generator and semiconductor device for same
US10/316,901 US7342436B2 (en) 2001-12-21 2002-12-12 Bipolar supply voltage generator and semiconductor device for same
CNB021575703A CN1240178C (zh) 2001-12-21 2002-12-20 双极电源电压发生器及其半导体器件
KR1020020081673A KR100894667B1 (ko) 2001-12-21 2002-12-20 정부전원 발생 장치 및 반도체 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001389201A JP3888895B2 (ja) 2001-12-21 2001-12-21 正負電源発生装置および半導体装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003186552A true JP2003186552A (ja) 2003-07-04
JP2003186552A5 JP2003186552A5 (ja) 2004-07-29
JP3888895B2 JP3888895B2 (ja) 2007-03-07

Family

ID=19188241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001389201A Expired - Fee Related JP3888895B2 (ja) 2001-12-21 2001-12-21 正負電源発生装置および半導体装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7342436B2 (ja)
EP (1) EP1324477B1 (ja)
JP (1) JP3888895B2 (ja)
KR (1) KR100894667B1 (ja)
CN (1) CN1240178C (ja)
DE (1) DE60213754T2 (ja)
TW (1) TW588498B (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006238654A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Seiko Instruments Inc スイッチングレギュレータ
JP2007295736A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Mitsumi Electric Co Ltd 多出力型dc/dcコンバータ
JP2007336636A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Mitsumi Electric Co Ltd 多出力型dc/dcコンバータ
JP2009005442A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Ricoh Co Ltd スイッチングレギュレータ及びスイッチングレギュレータの動作制御方法
JP2010530206A (ja) * 2007-06-15 2010-09-02 エスエムエー ソーラー テクノロジー アーゲー 電力供給網に電気エネルギを供給する装置および前記装置に用いる直流電圧変圧器
JP2010536320A (ja) * 2007-08-08 2010-11-25 アドバンスト・アナロジック・テクノロジーズ・インコーポレイテッド 二極性マルチ出力dc/dcコンバータ及び電圧レギュレータ
KR101005463B1 (ko) * 2008-07-28 2011-01-05 (주)제이디에이테크놀로지 직류/직류 변환기 및 그 구동방법
JP2011519254A (ja) * 2008-04-02 2011-06-30 アメリカン パワー コンバージョン コーポレイション バイポーラ入力部を有する非絶縁充電器
JP2014064436A (ja) * 2012-09-24 2014-04-10 Renesas Electronics Corp 電源装置

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1779491A2 (en) * 2004-08-06 2007-05-02 Hitek Power Corporation Bipolar power supply system
US7633182B2 (en) 2005-11-09 2009-12-15 Bae Systems Advanced Technologies, Inc. Bipolar pulse generators with voltage multiplication
DE102006032418A1 (de) * 2006-07-13 2008-01-17 Austriamicrosystems Ag Spannungswandler und Verfahren zur Spannungswandlung
CN101256745B (zh) * 2007-02-28 2010-05-26 群康科技(深圳)有限公司 公共电压产生电路及其液晶显示器
DE102007045464A1 (de) * 2007-09-24 2009-04-23 Texas Instruments Deutschland Gmbh Einzelinduktivitäts-Energieversorgungssystem mit extrem hohem PSRR für Aktiv-Matrix-OLED-Anzeigen mit zwei Versorgungsspannungen
US7583133B2 (en) * 2008-01-25 2009-09-01 Texas Instruments Incorporated Self-oscillating regulated low-ripple charge pump and method
US8059382B2 (en) * 2008-04-18 2011-11-15 Siemens Industry, Inc. Intrinsically safe circuit for driving a solenoid valve at low power
TWI403886B (zh) * 2008-12-02 2013-08-01 Richtek Technology Corp 負壓供應電路與供應負壓的方法
EP2278696A1 (fr) * 2009-07-23 2011-01-26 STMicroelectronics (Tours) SAS Convertisseur élévateur-inverseur et son procédé de commande
EP2317635A1 (en) * 2009-11-02 2011-05-04 ABB Research Ltd Non-isolated DC-DC converter assembly
EP2453565A1 (en) * 2010-11-15 2012-05-16 austriamicrosystems AG Voltage converter and method for voltage conversion
CN102468746A (zh) * 2011-11-18 2012-05-23 中国船舶重工集团公司第七二四研究所 单电源误差放大器在负高压电源控制电路中的应用方法
US9225565B2 (en) 2012-03-20 2015-12-29 Intel Deutschland Gmbh Device for generating a vector-modulated output signal and method for generating a vector-modulated output signal
CN103246305A (zh) * 2012-03-21 2013-08-14 上海拜安传感技术有限公司 基于反馈控制实现正负电压电流连续产生的电路结构
US9711962B2 (en) 2012-07-09 2017-07-18 Davide Andrea System and method for isolated DC to DC converter
TWI465748B (zh) * 2012-08-29 2014-12-21 Chroma Ate Inc 具有正負極性電壓輸出之耐壓測試裝置
UA104964C2 (uk) * 2013-03-18 2014-03-25 Володимир Олексійович Кльосов Джерело живлення системи електричного опалювання
KR102091584B1 (ko) * 2013-08-07 2020-03-20 엘지이노텍 주식회사 전원 장치
DE102014203157A1 (de) * 2014-02-21 2015-08-27 Airbus Operations Gmbh Bipolares Hochspannungsnetz und Verfahren zum Betreiben eines bipolaren Hochspannungsnetzes
DE102015204111A1 (de) 2015-03-06 2016-09-08 Robert Bosch Gmbh Batteriezelle, Zellverbinder und Batteriemodul
US9837901B1 (en) * 2015-06-22 2017-12-05 Maxim Integrated Products, Inc. Single-input multiple-output inverting and non-inverting buck/boost switching regulator control method and apparatus
CN105790575B (zh) * 2016-05-05 2019-03-05 成都芯源系统有限公司 电压转换电路及其控制方法
CN109274261A (zh) * 2018-11-30 2019-01-25 中国电子科技集团公司第四十三研究所 一种非隔离负压输出控制电路及控制方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4395675A (en) * 1981-10-22 1983-07-26 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Transformerless noninverting buck boost switching regulator
GB2122828B (en) * 1982-06-14 1986-05-08 English Electric Valve Co Ltd Apparatus for feeding alternate polarity pulses to a load
DE3316251A1 (de) * 1983-05-04 1984-11-08 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Schaltungsanordnung zur gleichspannungswandlung
US4578630A (en) * 1984-11-23 1986-03-25 At&T Bell Laboratories Buck boost switching regulator with duty cycle limiting
JPS6289474A (ja) * 1985-10-11 1987-04-23 Nec Corp Dc−dcコンバ−タ
JPH06103984B2 (ja) * 1989-08-23 1994-12-14 東洋電機製造株式会社 昇降圧チョッパ装置
DE69316630T2 (de) * 1993-11-29 1998-05-07 St Microelectronics Srl Gleichspannungserhöher um eine kapazitive Ladung zu Treiben
CN1096746C (zh) * 1996-01-16 2002-12-18 艾利森电话股份有限公司 输出缓冲开关电路
US6002603A (en) * 1999-02-25 1999-12-14 Elliott Energy Systems, Inc. Balanced boost/buck DC to DC converter
JP2000287441A (ja) 1999-03-31 2000-10-13 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 二出力チョッパ回路
JP3558976B2 (ja) * 2000-10-04 2004-08-25 日本碍子株式会社 電圧コンバータ
JP2004518396A (ja) * 2001-01-23 2004-06-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ デジタル制御されたdc/dcコンバータ
US6504351B2 (en) * 2001-02-20 2003-01-07 Linear Technology Corporation Systems and methods for controlling the charge profile during the commutation event of a synchronous switching transistor in a regulator
US6538494B2 (en) * 2001-03-14 2003-03-25 Micron Technology, Inc. Pump circuits using flyback effect from integrated inductance
US6501228B2 (en) * 2001-03-28 2002-12-31 Semisilicon Technology Corp. Full-wave driving circuit for multiple electroluminescent cells
JP2003180072A (ja) * 2001-08-07 2003-06-27 Seiko Instruments Inc 昇降圧スイッチングレギュレータ制御回路及び昇降圧スイッチングレギュレータ

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006238654A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Seiko Instruments Inc スイッチングレギュレータ
JP4657760B2 (ja) * 2005-02-28 2011-03-23 セイコーインスツル株式会社 スイッチングレギュレータ
JP2007295736A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Mitsumi Electric Co Ltd 多出力型dc/dcコンバータ
JP2007336636A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Mitsumi Electric Co Ltd 多出力型dc/dcコンバータ
JP2010530206A (ja) * 2007-06-15 2010-09-02 エスエムエー ソーラー テクノロジー アーゲー 電力供給網に電気エネルギを供給する装置および前記装置に用いる直流電圧変圧器
JP2009005442A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Ricoh Co Ltd スイッチングレギュレータ及びスイッチングレギュレータの動作制御方法
JP2010536320A (ja) * 2007-08-08 2010-11-25 アドバンスト・アナロジック・テクノロジーズ・インコーポレイテッド 二極性マルチ出力dc/dcコンバータ及び電圧レギュレータ
JP2011519254A (ja) * 2008-04-02 2011-06-30 アメリカン パワー コンバージョン コーポレイション バイポーラ入力部を有する非絶縁充電器
KR101005463B1 (ko) * 2008-07-28 2011-01-05 (주)제이디에이테크놀로지 직류/직류 변환기 및 그 구동방법
JP2014064436A (ja) * 2012-09-24 2014-04-10 Renesas Electronics Corp 電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
TW200301612A (en) 2003-07-01
KR100894667B1 (ko) 2009-04-24
KR20030053049A (ko) 2003-06-27
EP1324477A2 (en) 2003-07-02
JP3888895B2 (ja) 2007-03-07
EP1324477B1 (en) 2006-08-09
CN1240178C (zh) 2006-02-01
US7342436B2 (en) 2008-03-11
DE60213754D1 (de) 2006-09-21
EP1324477A3 (en) 2004-10-20
TW588498B (en) 2004-05-21
US20030117209A1 (en) 2003-06-26
CN1430326A (zh) 2003-07-16
DE60213754T2 (de) 2006-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003186552A (ja) 正負電源発生装置および半導体装置
US10027230B2 (en) Converter with pulse width modulation and pulse frequency modulation operating modes
JP5451123B2 (ja) 電源装置,電源制御装置及び電源装置の制御方法
JP4997891B2 (ja) Dc−dcコンバータ及びdc−dcコンバータの制御方法
TWI483518B (zh) 用於接收輸入電壓的開關調製器的控制電路及在開關調製器中利用接通時間恆定體系控制主開關和低端開關的方法
JP5975616B2 (ja) Dcdcコンバータ
US20130063984A1 (en) Dead-time optimization of dc-dc converters
JP2007215259A (ja) 駆動回路及びそれを用いたスイッチングレギュレータ
JP2003219637A (ja) Dc−dcコンバータ回路
JP4791762B2 (ja) スイッチングレギュレータの制御回路およびそれを利用した電源装置、電子機器
US7612543B2 (en) Current mode PWM boost circuit and feedback signal sensing method thereof
KR101411000B1 (ko) 컨버터 및 그 구동방법
CN103887986A (zh) 返驰式功率转换器的时间预测控制的控制电路
US10284089B2 (en) Integrated bi-directional driver with modulated signals
CN112104203B (zh) 开关限流电路及电源芯片
JP6806532B2 (ja) 電磁流量計の励磁回路、および電磁流量計
JP2010220355A (ja) スイッチングレギュレータ
JPWO2019155733A1 (ja) 共振型コンバータのバースト制御装置およびバースト制御方法
JP2009290932A (ja) スイッチング電源装置
JP4649127B2 (ja) コンデンサ充電回路、撮像装置及びストロボ装置
JP5376512B2 (ja) 電源装置
CN105680692A (zh) 开关电源装置
JP2006353095A (ja) 電源装置及びその制御回路並びに制御方法
US10511225B1 (en) Low IQ hysteretic-PWM automated hybrid control architecture for a switching converter
KR101116779B1 (ko) 전류 예측이 가능한 dc-dc변환기의 펄스-주파수 변조 제어기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3888895

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees