JP2003185716A - 半導体試験装置のデバイス用電源制御方法及びデバイス用電源装置 - Google Patents

半導体試験装置のデバイス用電源制御方法及びデバイス用電源装置

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JP2003185716A
JP2003185716A JP2001373446A JP2001373446A JP2003185716A JP 2003185716 A JP2003185716 A JP 2003185716A JP 2001373446 A JP2001373446 A JP 2001373446A JP 2001373446 A JP2001373446 A JP 2001373446A JP 2003185716 A JP2003185716 A JP 2003185716A
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Fumihito Inoue
文仁 井上
Takao Kutsuno
孝夫 久津野
Tsuneo Yamaha
常雄 山羽
Hiroshi Ikeda
宏史 池田
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Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過電圧又は過電流によって被測定デバイスが
破壊されるのを防止する。 【解決手段】 制御回路14は、被測定デバイス1に流
れる電流Id が電流制限値I1 を超えた時にタイマー1
5をスタートさせ、被測定デバイス1に流れる電流Id
がタイマー15の設定時間以上の間電流制限値I1 より
大きい場合、リレー16、ダイオードD1 及び負帰還抵
抗Rfb を介してメインアンプ11へ負帰還をかける。
制御回路17は、被測定デバイス1に流れる電流Id
電流制限値I2 (I2 >I1 )より大きい場合、ダイオ
ードD2 及び負帰還抵抗Rfb を介してメインアンプ1
1へ負帰還をかける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路
(半導体デバイス)の電気的特性を検査する半導体試験
装置のデバイス用電源制御方法及びデバイス用電源装置
に係り、特に試験条件等により電圧又は電流が変動する
半導体デバイスの試験に好適な半導体試験装置のデバイ
ス用電源制御方法及びデバイス用電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】性能や品質の保証された半導体デバイス
を最終製品として出荷するためには、製造部門、検査部
門の各工程で半導体デバイスの全部又は一部を抜き取
り、その電気的特性を検査する必要がある。半導体試験
装置は、このような電気的特性を検査する装置である。
半導体試験装置における試験は、直流試験(DC測定試
験)とファンクション試験(FC測定試験)とに大別さ
れる。直流試験は、被測定デバイスへ所定の電圧又は電
流を印加することにより、被測定デバイスの基本的動作
に不良が無いかどうかを検査するものである。一方、フ
ァンクション試験は、被測定デバイスへ所定のパターン
データの試験波形を与え、それによる被測定デバイスの
出力データを読み取り、予め用意した期待値データと比
較することによって、被測定デバイスの基本的動作及び
機能に問題が無いかどうかを検査するものである。
【0003】一般に、このような直流試験及びファンク
ション試験において被測定デバイスへ必要な電源を供給
する半導体試験装置のデバイス用電源装置は、被測定デ
バイスに過電圧又は過電流が印加されて被測定デバイス
が破壊されるのを防止するため、印加電圧又は印加電流
を制限する機能を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば論理回路が主体
のロジックIC等では、ファンクション試験中に被測定
デバイスへ与える試験波形のパターンに依存して、被測
定デバイスに定常時の電流よりも大きな電流が発生する
ことがある。半導体デバイスの試験では、この他にも、
試験条件等により被測定デバイスに予期しない過電圧や
過電流が一時的に発生することがある。従来の半導体試
験装置のデバイス用電源装置は、このような場合に印加
電圧又は印加電流を制限する機能が動作しないよう、そ
の動作条件に大きな余裕を取っていた。その結果、過電
圧又は過電流によって被測定デバイスが破壊される場合
があった。
【0005】また、ウエハ状態でのチップ単位の検査
(プロービング)においては、多ピン化、高周波化によ
り、隣接する端子の間隔が狭く小さくなる傾向にある。
このため、半導体試験装置とチップとのコンタクト部の
電流容量が減少して、コンタクト部が焼損し易くなって
いる。従来の半導体試験装置のデバイス用電源装置は、
このようなコンタクト焼損については配慮されていなか
った。
【0006】本発明は、過電圧又は過電流によって被測
定デバイスが破壊されるのを防止することを目的とす
る。
【0007】本発明はまた、被測定デバイスが破壊され
るのを防止するとともに、コンタクト焼損を防止するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された半
導体試験装置のデバイス用電源制御方法は、被測定デバ
イスの電圧又は電流を検出し、検出結果に応じて被測定
デバイスへ印加する電圧又は電流を制御する半導体試験
装置のデバイス用電源制御方法であって、検出結果が所
定期間以上第1の設定値を超えたとき被測定デバイスへ
印加する電圧又は電流を制御するステップと、検出結果
が第1の設定値より大きい第2の設定値を超えたとき被
測定デバイスへ印加する電圧又は電流を制御するステッ
プとを含むものである。
【0009】また、請求項2に記載された半導体試験装
置のデバイス用電源装置は、被測定デバイスへ印加する
電圧又は電流を発生する手段と、被測定デバイスの電圧
又は電流を検出する検出手段と、検出手段の検出結果が
所定期間以上第1の設定値を超えたとき電圧又は電流を
発生する手段の出力を制御する第1の制御手段と、検出
手段の検出結果が第1の設定値より大きい第2の設定値
を超えたとき電圧又は電流を発生する手段の出力を制御
する第2の制御手段とを備えたものである。
【0010】第1の設定値及び所定期間は、試験条件等
により被測定デバイスに一時的に発生する過電圧又は過
電流の大きさ及び期間に応じて設定し、第2の設定値
は、被測定デバイスの瞬時許容値に応じて設定する。2
つ以上の異なる条件で被測定デバイスへ印加する電圧又
は電流を細かく制御し、過電圧又は過電流によって被測
定デバイスが破壊されるのを効果的に防止する。
【0011】請求項3に記載された半導体試験装置のデ
バイス用電源装置は、請求項2のものにおいて、第1の
制御手段が、検出手段の検出結果が第1の設定値を超え
たとき電圧又は電流を発生する手段の出力を制御する制
御回路と、制御回路の動作を所定期間無効とするタイマ
ーとを備えたものである。第1の制御手段は、タイマー
を用いた簡単な構成で、検出手段の検出結果が所定期間
以上第1の設定値を超えたときだけ電圧又は電流を発生
する手段の出力を制御することができる。
【0012】請求項4に記載された半導体試験装置のデ
バイス用電源装置は、請求項2のものにおいて、第2の
制御手段が、検出手段の検出結果が第2の設定値を超え
たとき電圧又は電流を発生する手段の出力を遮断又は制
限値以内に制限するものである。第2の制御手段は、電
圧又は電流を発生する手段の出力を直接遮断又は制限値
以内に制限することによって、被測定デバイスへ印加す
る電圧又は電流を高速に制御することができる。
【0013】請求項5に記載された半導体試験装置のデ
バイス用電源装置は、請求項2のものにおいて、検出手
段が第1の検出抵抗と第2の検出抵抗とを備え、第1の
制御手段が第1の検出抵抗による検出結果を入力し、第
2の制御手段が第2の検出抵抗による検出結果を入力す
るものである。第2の検出抵抗と専用回路により大電流
を第1の検出抵抗より高速に検出することができ、第2
の制御手段は被測定デバイスに大電流が流れた場合に高
速に応答する。
【0014】請求項6に記載された半導体試験装置のデ
バイス用電源装置は、被測定デバイスへ印加する電圧又
は電流を発生する手段と、被測定デバイスの電圧又は電
流を検出する検出手段と、検出手段の検出結果が所定期
間以上第1の設定値を超えたとき、及び検出手段の検出
結果が第1の設定値より大きい第2の設定値を超えたと
き、電圧又は電流を発生する手段の出力を制御する制御
手段とを備えたものである。電圧又は電流を発生する手
段の出力を制御する制御手段は、位相補償による発振防
止回路等が必要なため、回路規模が大きくなる。請求項
6に記載された半導体試験装置のデバイス用電源装置
は、請求項2に記載のもの比べて、制御手段が1つで済
むため装置全体の部品点数が削減する。
【0015】請求項7に記載された半導体試験装置のデ
バイス用電源装置は、請求項6のものにおいて、制御手
段が、検出手段の検出結果がしきい値を超えたとき電圧
又は電流を発生する手段の出力を制御する制御回路と、
検出手段の検出結果を第1の設定値と比較する比較回路
と、比較回路の比較結果により検出手段の検出結果が所
定期間以上第1の設定値を超えたとき、制御回路のしき
い値を第2の設定値から第1の設定値へ切り替えるタイ
マーとを備えたものである。制御手段は、比較回路及び
タイマーを用いた簡単な構成で制御回路のしきい値を切
り替えることにより、検出手段の検出結果が所定期間以
上第1の設定値を超えたとき、及び検出手段の検出結果
が第2の設定値を超えたときに、電圧又は電流を発生す
る手段の出力を制御することができる。
【0016】請求項8に記載された半導体試験装置のデ
バイス用電源装置は、請求項6のものにおいて、制御手
段が、電圧又は電流を発生する手段の出力を遮断又は制
限値以内に制限するものである。制御手段は、電圧又は
電流を発生する手段の出力を直接遮断又は制限値以内に
制限することによって、被測定デバイスへ印加する電圧
又は電流を高速に制御することができる。
【0017】請求項9に記載された半導体試験装置のデ
バイス用電源装置は、請求項7のものにおいて、検出手
段が第1の検出抵抗と第2の検出抵抗とを備え、比較回
路が第1の検出抵抗による検出結果を入力し、制御回路
が第2の検出抵抗による検出結果を入力するものであ
る。第2の検出抵抗と専用回路は、電流測定回路と共用
している第1の検出抵抗より大電流を高速に検出するこ
とができ、制御回路は被測定デバイスに大電流が流れた
場合に高速に応答する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図1は、本発明の一実施の形態
による半導体試験装置のデバイス用電源装置の概略構成
を示す図である。本実施の形態は、電圧印加状態のデバ
イス用電源装置の例を示している。デバイス用電源装置
は、電源VDC 、抵抗R1 ,R2 、メインアンプ11、
コンデンサCf 、バッファアンプ12、電流検出抵抗R
m 、電流検出アンプ13、制御回路14,17、しきい
値電圧V1 ,V2 、タイマー15、リレー16、ダイオ
ードD1 ,D2 、及び負帰還抵抗Rfb を含んで構成さ
れている。
【0019】メインアンプ11は、正側入力が接地さ
れ、負側入力に抵抗R1 を介して電源VDC の負極が接
続され、出力に被測定デバイス1へ印加する電圧(VDC
×R2/R1 )を発生している。メインアンプ11の負
側入力と出力との間に接続されたコンデンサCf は、発
振を防止するためのものである。バッファアンプ12
は、被測定デバイス1へ印加されるA点の電圧をVDC
×R1 /R2 に保つように、抵抗R2 を介してメインア
ンプ11へ帰還をかけている。
【0020】被測定デバイス1に流れる電流をId とす
ると、電流検出抵抗Rm の両端には電圧Em =Id ×R
m が発生する。電流検出アンプ13は、被測定デバイス
1に流れる電流Id を電流検出抵抗Rm の両端の電圧E
m として検出し、検出結果を図示しない電流測定系、制
御回路14及び制御回路17へ出力する。図示しない電
流測定系は、電流検出アンプ13の検出結果から被測定
デバイス1に流れる電流Id を測定する。
【0021】制御回路14は、電流検出アンプ13の検
出結果としきい値電圧V1 とを入力し、電流検出アンプ
13の検出結果をしきい値電圧V1 と比較する。電流検
出アンプ13の検出結果がしきい値電圧V1 より大きい
場合、制御回路14は、タイマー15をスタートさせる
とともに、リレー16、ダイオードD1 及び負帰還抵抗
fb を介してメインアンプ11へ負帰還をかけようと
する。しかし、この時は未だリレー16が開いた状態に
あるため、制御回路14からメインアンプ11への負帰
還は行われない。
【0022】タイマー15は、制御回路14によりスタ
ートされてから設定時間Tだけ経過した後に動作して、
リレー16を閉じる。リレー16が閉じた時に依然とし
て電流検出アンプ13の検出結果がしきい値電圧V1
り大きい場合、制御回路14は、リレー16、ダイオー
ドD1 及び負帰還抵抗Rfb を介してメインアンプ11
へ負帰還をかける。リレー16が閉じても電流検出アン
プ13の検出結果がしきい値電圧V1 より小さい場合、
制御回路14はメインアンプ11への負帰還を行わな
い。ここで制御回路14のしきい値電圧V1 は被測定デ
バイス1に流れる電流Id を制限する第1の電流制限値
1 に対応しており、電流検出アンプ13の検出結果は
被測定デバイス1に流れる電流Id に対応している。従
って、制御回路14は、被測定デバイス1に流れる電流
d がタイマー15の設定時間T以上の間電流制限値I
1 より大きい場合、被測定デバイス1に流れる電流Id
が電流制限値I1 と同じになるように、メインアンプ1
1の出力を制御する。
【0023】一方、制御回路17は、電流検出アンプ1
3の検出結果としきい値電圧V2 (V2 >V1 )とを入
力し、電流検出アンプ13の検出結果をしきい値電圧V
2と比較する。電流検出アンプ13の検出結果がしきい
値電圧V2 より大きい場合、制御回路17は、ダイオー
ドD2 及び負帰還抵抗Rfb を介してメインアンプ 11
へ負帰還をかける。ここで制御回路17のしきい値電圧
2 は被測定デバイス1に流れる電流Id を制限する第
2の電流制限値I2 (I2 >I1 )に対応しており、電
流検出アンプ13の検出結果は被測定デバイス1に流れ
る電流Id に対応している。従って、制御回路17は、
被測定デバイス1に流れる電流Id が電流制限値I2
り大きい場合、被測定デバイス1に流れる電流Id が電
流制限値I2 と同じになるように、メインアンプ11の
出力を制御する。
【0024】図2は、図1に示した半導体試験装置のデ
バイス用電源装置の動作を説明する図である。図2の波
形は従来の被測定デバイス1に流れる電流Id の例を示
し、縦軸は電流、横軸は時間である。被測定デバイス1
に流れる電流Id が電流制限値I1 を超えた時刻t1
で、タイマー15がスタートする。時刻t1 からタイマ
ー15の設定時間Tが経過した時刻t2 で、被測定デバ
イス1に流れる電流Idが電流制限値I1 を越えていな
いので、この場合は制御回路14がメインアンプ11の
出力の制御を行わない。タイマー15は、所定時間経過
後にリセットする。次に、被測定デバイス1に流れる電
流Id が電流制限値I1 を超えた時刻t3で、タイマー
15が再びスタートする。時刻t3 からタイマー15の
設定時間Tが経過した時刻t4 でも、被測定デバイス1
に流れる電流Id が電流制限値I1を越えているので、
この場合は制御回路14がメインアンプ11の出力の制
御を行う。また、被測定デバイス1に流れる電流Id
時刻t5 で電流制限値I2 を超えているので、この場合
は制御回路17が即座にメインアンプ11の出力の制御
を行う。
【0025】ここで、制御回路14のしきい値電圧V1
で決まる電流制限値I1 と、タイマー15がスタートし
てから動作するまでの設定時間Tとは、試験条件等によ
り被測定デバイス1に一時的に発生する過電圧又は過電
流の大きさ及び期間に応じて、被測定デバイス1が破壊
されない程度に設定することができる。例えば、被測定
デバイス1に与える試験波形のパターンに依存して被測
定デバイス1に一時的に発生する過電流が被測定デバイ
ス1を破壊しない程度であれば、その期間よりタイマー
15の設定時間Tを長くして、メインアンプ11の出力
の制御を行わないようにすることができる。一方、制御
回路17のしきい値電圧V2 で決まる電流制限値I2
は、被測定デバイス1の瞬時許容値に応じて、被測定デ
バイス1が破壊されないように設定することができる。
【0026】図3は、本発明の他の実施の形態による半
導体試験装置のデバイス用電源装置の概略構成を示す図
である。本実施の形態は、図1に示した実施の形態と同
様に、電圧印加状態のデバイス用電源装置の例を示して
いる。デバイス用電源装置は、電源VDC 、抵抗R1
2 、メインアンプ11、コンデンサCf 、バッファア
ンプ12、電流検出抵抗Rm ,Rm ’、電流検出アンプ
13,18、制御回路14,19、しきい値電圧V1
2 ’、タイマー15、リレー16、ダイオードD1
及び負帰還抵抗Rfb を含んで構成されている。
【0027】本実施の形態が図1に示した実施の形態と
相違する点は、電流検出抵抗Rm と別に電流検出抵抗R
m ’、電流検出アンプ13と別に電流検出アンプ18を
それぞれ設けた点、及び制御回路19がメインアンプ1
1の出力を直接遮断又は制限値以内に制限する点であ
る。電源VDC 、抵抗R1 ,R2 、メインアンプ11、
コンデンサCf 及びバッファアンプ12の動作は、図1
に示した実施の形態と同様である。また、電流検出抵抗
m 、電流検出アンプ13、制御回路14、タイマー1
5、リレー16、ダイオードD1 及び負帰還抵抗Rfb
の動作は、図1に示した実施の形態と同様である。
【0028】電流検出抵抗Rm ’は、大電流専用の電流
検出抵抗であって、その抵抗値は、電流検出抵抗Rm
微少電流測定レンジ用の高抵抗、例えば0.2Ωから数
10kΩ、まで含むのに対し、小さな固定抵抗、例えば
0.2Ω〜0.4Ω程度に設定されている。被測定デバ
イス1に流れる電流をId とすると、電流検出抵抗R
m ’の両端には電圧Em ’=Id ×Rm ’が発生する。
電流検出アンプ18は、被測定デバイス1に流れる電流
d を電流検出抵抗Rm ’の両端の電圧Em ’として検
出し、検出結果を制御回路19へ出力する。
【0029】制御回路19は、電流検出アンプ18の検
出結果としきい値電圧V2 ’とを入力し、電流検出アン
プ18の検出結果をしきい値電圧V2 ’と比較する。電
流検出アンプ18の検出結果がしきい値電圧V2 ’より
大きい場合、制御回路19は、メインアンプ11の出力
を遮断又は制限値以内に制限する。制御回路19のしき
い値電圧V2 ’は被測定デバイス1に流れる電流Id
制限する第2の電流制限値I2 ’(I2 ’>I1 )に対
応しており、電流検出アンプ18の検出結果は被測定デ
バイス1に流れる電流Id に対応している。従って、制
御回路19は、被測定デバイス1に流れる電流Id が電
流制限値I2 ’より大きい場合、メインアンプ11の出
力を直接遮断又は電流制限値I2 ’と同じかそれ以内と
なるように制限することにより、メインアンプ11の出
力を制御する。
【0030】図3に示した実施の形態によれば、抵抗値
の小さな電流検出抵抗Rm ’と専用回路を用いて被測定
デバイス1に流れる電流Id を検出することによって、
大電流を高速に検出することができる。また、制御回路
19でメインアンプ11の出力を直接遮断又は制限値以
内に制限することによって、被測定デバイス1へ印加さ
れる電圧を高速に制御することができる。従って、被測
定デバイス1に大電流が流れた場合に高速に動作して、
被測定デバイス1の破壊を防止する効果が向上する。
【0031】図1及び図3に示した実施の形態によれ
ば、タイマー15及びリレー16を用いた簡単な構成
で、被測定デバイス1に流れる電流Id が所定期間以上
電流制限値I1 を超えたときだけ制御回路14によるメ
インアンプ11の出力の制御を行うことができる。
【0032】なお、図1又は図3に示した実施の形態で
は、制御回路14と制御回路17、または制御回路14
と制御回路19という2段の構成であったが、制御回路
14及びタイマー15を2つ以上設けて3段以上の構成
としてもよい。そして、2つ以上設けた制御回路14の
電流制限値及びタイマー15の設定時間をそれぞれ異な
らせることにより、メインアンプ11の出力を細かく制
御して、被測定デバイス1の破壊を防止する効果を向上
することができる。
【0033】図4は、本発明のさらに他の実施の形態に
よる半導体試験装置のデバイス用電源装置の概略構成を
示す図である。本実施の形態は、図1に示した実施の形
態と同様に、電圧印加状態のデバイス用電源装置の例を
示している。デバイス用電源装置は、電源VDC 、抵抗
1 ,R2 、メインアンプ11、コンデンサCf 、バッ
ファアンプ12、電流検出抵抗Rm 、電流検出アンプ1
3、制御回路17、しきい値電圧V1 ,V2 、比較回路
21、タイマー22、スイッチ23、ダイオードD2
及び負帰還抵抗Rfb を含んで構成されている。
【0034】電源VDC 、抵抗R1 ,R2 、メインアン
プ11、コンデンサCf 及びバッファアンプ12の動作
は、図1に示した実施の形態と同様である。被測定デバ
イス1に流れる電流をId とすると、電流検出抵抗Rm
の両端には電圧Em =Id ×Rm が発生する。電流検出
アンプ13は、被測定デバイス1に流れる電流Id を電
流検出抵抗Rm の両端の電圧Em として検出し、検出結
果を図示しない電流測定系、比較回路21及び制御回路
17へ出力する。図示しない電流測定系は、電流検出ア
ンプ13の検出結果から被測定デバイス1に流れる電流
d を測定する。
【0035】比較回路21は、電流検出アンプ13の検
出結果としきい値電圧V1 とを入力し、電流検出アンプ
13の検出結果をしきい値電圧V1 と比較する。電流検
出アンプ13の検出結果がしきい値電圧V1 より大きい
場合、比較回路21は、タイマー22をスタートさせ
る。
【0036】タイマー22は、比較回路21によりスタ
ートされてから設定時間Tだけ経過した時に、比較回路
21の比較結果により依然として電流検出アンプ13の
検出結果がしきい値電圧V1 より大きい場合、スイッチ
23をしきい値電圧V2 側からしきい値電圧V1 側へ切
り替える。比較回路21によりスタートされてから設定
時間Tだけ経過した時に、比較回路21の比較結果によ
り電流検出アンプ13の検出結果がしきい値電圧V1
り小さい場合、タイマー15は、スイッチ23の切り替
えを行わない。
【0037】スイッチ23がしきい値電圧V1 側へ切り
替えられた場合、制御回路17は、電流検出アンプ13
の検出結果としきい値電圧V1 とを入力し、電流検出ア
ンプ13の検出結果をしきい値電圧V1 と比較する。電
流検出アンプ13の検出結果はしきい値電圧V1 より大
きいので、制御回路17は、ダイオードD2 及び負帰還
抵抗Rfb を介してメインアンプ11へ負帰還をかけ
る。ここで制御回路17のしきい値電圧V1 は被測定デ
バイス1に流れる電流Id を制限する第1の電流制限値
1 に対応しており、電流検出アンプ13の検出結果は
被測定デバイス1に流れる電流Id に対応している。従
って、制御回路17は、被測定デバイス1に流れる電流
d がタイマー22の設定時間T以上の間電流制限値I
1 より大きい場合、被測定デバイス1に流れる電流Id
が電流制限値I1 と同じになるように、メインアンプ1
1の出力を制御する。
【0038】一方、スイッチ23の切り替えが行われな
い場合、制御回路17は、電流検出アンプ13の検出結
果としきい値電圧V2 (V2 >V1 )とを入力し、電流
検出アンプ13の検出結果をしきい値電圧V2 と比較す
る。電流検出アンプ13の検出結果がしきい値電圧V2
より大きい場合、制御回路17は、ダイオードD2 及び
負帰還抵抗Rfb を介してメインアンプ11へ負帰還を
かける。ここで制御回路17のしきい値電圧V2 は被測
定デバイス1に流れる電流Id を制限する第2の電流制
限値I2 (I2 >I1 )に対応しており、電流検出アン
プ13の検出結果は被測定デバイス1に流れる電流Id
に対応している。従って、制御回路17は、被測定デバ
イス1に流れる電流Id が電流制限値I2 より大きい場
合、被測定デバイス1に流れる電流Id が電流制限値I
2 と同じになるように、メインアンプ11の出力を制御
する。
【0039】図5は、本発明のさらに他の実施の形態に
よる半導体試験装置のデバイス用電源装置の概略構成を
示す図である。本実施の形態は、図4に示した実施の形
態と同様に、電圧印加状態のデバイス用電源装置の例を
示している。デバイス用電源装置は、電源VDC 、抵抗
1 ,R2 、メインアンプ11、コンデンサCf 、バッ
ファアンプ12、電流検出抵抗Rm 、電流検出アンプ1
3、制御回路17、しきい値電圧V1 、比較回路2
1、タイマー24、ディジタル・アナログ変換回路2
5、ダイオードD2 、及び負帰還抵抗Rfb を含んで構
成されている。
【0040】本実施の形態が図4に示した実施の形態と
相違する点は、しきい値電圧V2 及びスイッチ23の代
わりにディジタル・アナログ変換回路25を設けた点で
ある。電源VDC 、抵抗R1 ,R2 、メインアンプ1
1、コンデンサCf 及びバッファアンプ12の動作は、
図1に示した実施の形態と同様である。また、電流検出
抵抗Rm 、電流検出アンプ13及び比較回路21の動作
は、図4に示した実施の形態と同様である。
【0041】タイマー24は、比較回路21によりスタ
ートされてから設定時間Tだけ経過した時に、比較回路
21の比較結果により依然として電流検出アンプ13の
検出結果がしきい値電圧V1 より大きい場合、ディジタ
ル・アナログ変換回路25へ切替信号を出力する。比較
回路21によりスタートされてから設定時間Tだけ経過
した時に、比較回路21の比較結果により電流検出アン
プ13の検出結果がしきい値電圧V1 より小さい場合、
タイマー24は、切替信号を出力しない。ディジタル・
アナログ変換回路25は、通常は制御回路17へしきい
値電圧V2 を出力し、タイマー24から切替信号が入力
されると、制御回路17への出力をしきい値電圧V2
らしきい値電圧V1 へ切り替える。制御回路17の動作
は、図4に示した実施の形態と同様である。
【0042】図6は、本発明のさらに他の実施の形態に
よる半導体試験装置のデバイス用電源装置の概略構成を
示す図である。本実施の形態は、図4に示した実施の形
態と同様に、電圧印加状態のデバイス用電源装置の例を
示している。デバイス用電源装置は、電源VDC 、抵抗
1 ,R2 、メインアンプ11、コンデンサCf 、バッ
ファアンプ12、電流検出抵抗Rm ,Rm ’、電流検出
アンプ13,18、制御回路19、しきい値電圧V
1 ’,V2 ’、比較回路21、タイマー22、及びスイ
ッチ23を含んで構成されている。
【0043】本実施の形態が図4に示した実施の形態と
相違する点は、電流検出抵抗Rm と別に電流検出抵抗R
m ’、電流検出アンプ13と別に電流検出アンプ18を
それぞれ設けた点、及び制御回路19がメインアンプ1
1の出力を直接遮断又は制限値以内に制限する点であ
る。電源VDC 、抵抗R1 ,R2 、メインアンプ11、
コンデンサCf 及びバッファアンプ12の動作は、図1
に示した実施の形態と同様である。また、電流検出抵抗
m 、電流検出アンプ13、比較回路21、タイマー2
2、及びスイッチ23の動作は、図4に示した実施の形
態と同様である。
【0044】電流検出抵抗Rm ’は、大電流専用の電流
検出抵抗であって、その抵抗値は、電流検出抵抗Rm
微少電流測定レンジ用の高抵抗、例えば0.2Ωから数
10kΩ、まで含むのに対し、小さな固定抵抗、例えば
0.2Ω〜0.4Ω程度に設定されている。被測定デバ
イス1に流れる電流をId とすると、電流検出抵抗R
m ’の両端には電圧Em ’=Id ×Rm ’が発生する。
電流検出アンプ18は、被測定デバイス1に流れる電流
d を電流検出抵抗Rm ’の両端の電圧Em ’として検
出し、検出結果を制御回路19へ出力する。
【0045】スイッチ23がしきい値電圧V1 ’側へ切
り替えられた場合、制御回路19は、電流検出アンプ1
8の検出結果としきい値電圧V1 ’とを入力し、電流検
出アンプ18の検出結果をしきい値電圧V1 ’と比較す
る。電流検出アンプ18の検出結果がしきい値電圧V
1 ’より大きい場合、制御回路19は、メインアンプ1
1の出力を遮断又は制限値以内に制限する。ここで制御
回路19のしきい値電圧V1 ’は被測定デバイス1に流
れる電流Id を制限する第1の電流制限値I1 ’に対応
しており、電流検出アンプ18の検出結果は被測定デバ
イス1に流れる電流Id に対応している。従って、制御
回路19は、被測定デバイス1に流れる電流Id がタイ
マー22の設定時間T以上の間電流制限値I1 ’より大
きい場合、メインアンプ11の出力を直接遮断又は電流
制限値I1 ’と同じかそれ以内となるように制限するこ
とにより、メインアンプ11の出力を制御する。
【0046】一方、スイッチ23の切り替えが行われな
い場合、制御回路19は、電流検出アンプ18の検出結
果としきい値電圧V2 ’(V2 ’>V1 ’)とを入力
し、電流検出アンプ18の検出結果をしきい値電圧V
2 ’と比較する。電流検出アンプ18の検出結果がしき
い値電圧V2 ’より大きい場合、制御回路19は、メイ
ンアンプ11の出力を遮断又は制限値以内に制限する。
制御回路19のしきい値電圧V2 ’は被測定デバイス1
に流れる電流Id を制限する第2の電流制限値I2
(I2 ’>I1 ’)に対応しており、電流検出アンプ1
8の検出結果は被測定デバイス1に流れる電流Id に対
応している。従って、制御回路19は、被測定デバイス
1に流れる電流Id が電流制限値I2 ’より大きい場
合、メインアンプ11の出力を直接遮断又は電流制限値
2 ’と同じかそれ以内となるように制限することによ
り、メインアンプ11の出力を制御する。
【0047】図7は、本発明のさらに他の実施の形態に
よる半導体試験装置のデバイス用電源装置の概略構成を
示す図である。本実施の形態は、図6に示した実施の形
態と同様に、電圧印加状態のデバイス用電源装置の例を
示している。デバイス用電源装置は、電源VDC 、抵抗
1 ,R2 、メインアンプ11、コンデンサCf 、バッ
ファアンプ12、電流検出抵抗Rm ,Rm ’、電流検出
アンプ13,18、制御回路19、しきい値電圧V
1 ’、比較回路21、タイマー24、及びディジタル・
アナログ変換回路25を含んで構成されている。
【0048】本実施の形態が図6に示した実施の形態と
相違する点は、しきい値電圧V2 ’及びスイッチ23の
代わりにディジタル・アナログ変換回路25を設けた点
である。電源VDC 、抵抗R1 ,R2 、メインアンプ1
1、コンデンサCf 及びバッファアンプ12の動作は、
図1に示した実施の形態と同様である。また、電流検出
抵抗Rm ,Rm ’、電流検出アンプ13,18及び比較
回路21の動作は、図6に示した実施の形態と同様であ
る。
【0049】タイマー24は、比較回路21によりスタ
ートされてから設定時間Tだけ経過した時に、比較回路
21の比較結果により依然として電流検出アンプ13の
検出結果がしきい値電圧V1 ’より大きい場合、ディジ
タル・アナログ変換回路25へ切替信号を出力する。比
較回路21によりスタートされてから設定時間Tだけ経
過した時に、比較回路21の比較結果により電流検出ア
ンプ13の検出結果がしきい値電圧V1 ’より小さい場
合、タイマー24は、切替信号を出力しない。ディジタ
ル・アナログ変換回路25は、通常は制御回路19へし
きい値電圧V2’を出力し、タイマー24から切替信号
が入力されると、制御回路19への出力をしきい値電圧
2 ’からしきい値電圧V1 ’へ切り替える。制御回路
19の動作は、図6に示した実施の形態と同様である。
【0050】図6及び図7に示した実施の形態によれ
ば、抵抗値の小さな電流検出抵抗Rm’と専用回路を用
いて被測定デバイス1に流れる電流Id を検出すること
によって、大電流を高速に検出することができる。ま
た、制御回路19でメインアンプ11の出力を直接遮断
又は制限値以内に制限することによって、被測定デバイ
ス1へ印加される電圧を高速に制御することができる。
従って、被測定デバイス1に大電流が流れた場合に高速
に動作して、被測定デバイス1の破壊を防止する効果が
向上する。
【0051】メインアンプ11の出力を制御する制御回
路は、位相補償による発振防止回路等が必要なため、回
路規模が大きくなる。図4乃至図7に示した実施の形態
によれば、図1及び図3に示した実施の形態に比べて、
制御回路17又は制御回路19が1つで済むため装置全
体の部品点数が削減する。そして、比較回路21及びタ
イマー22,24を用いた簡単な構成で制御回路17,
19のしきい値電圧を切り替えることにより、制御回路
17,19は、被測定デバイス1に流れる電流Id が所
定期間以上電流制限値I1 ,I1 ’を超えたとき、及び
被測定デバイス1に流れる電流Id が電流制限値I2
2 ’を超えたときにメインアンプ11の出力の制御を
行うことができる。
【0052】なお、図4乃至図7に示した実施の形態で
は、比較回路21とタイマー22、または比較回路21
とタイマー24が1組だけ設けられているが、2組以上
設けてもよい。そして、2つ以上設けた比較回路21の
しきい値電圧及びタイマー22,24の設定時間をそれ
ぞれ異ならせることにより、メインアンプ11の出力を
細かく制御して、被測定デバイス1の破壊を防止する効
果を向上することができる。
【0053】以上説明した実施の形態では、制御回路1
4,17,19が被測定デバイス1に流れる正極性の過
電流を制限していたが、極性の異なる同様の制御回路を
使用して被測定デバイス1に流れる負極性の過電流を制
限することができる。
【0054】以上説明した実施の形態では、電圧印加状
態のデバイス用電源装置の例について説明したが、本発
明は、電流印加状態のデバイス用電源装置についても適
用することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明の半導体試験装置のデバイス用電
源制御方法及びデバイス用電源装置によれば、第1の設
定値及び所定期間を試験条件等により被測定デバイスに
一時的に発生する過電圧又は過電流の大きさ及び期間に
応じて設定し、第2の設定値を被測定デバイスの瞬時許
容値に応じて設定することができる。従って、2つ以上
の異なる条件で被測定デバイスへ印加する電圧又は電流
を細かく制御することができ、過電圧又は過電流によっ
て被測定デバイスが破壊されるのを効果的に防止するこ
とができる。
【0056】また、ウエハ状態でのチップ単位の検査
(プロービング)においては、多ピン化、高周波化によ
り、隣接する端子の間隔が狭く小さくなる傾向にある。
このため、半導体試験装置とチップとのコンタクト部の
電流容量が減少して、コンタクト部が焼損し易くなって
いる。これに対し、応答速度の異なる2つ以上の電流制
限値を持つことにより、コンタクト焼損への対応と、被
測定デバイスの電流制限とを使い分けることができる。
従って、被測定デバイスが破壊されるのを防止するとと
もに、コンタクト焼損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による半導体試験装置
のデバイス用電源装置の概略構成を示す図である。
【図2】 図1に示した半導体試験装置のデバイス用電
源装置の動作を説明する図である。
【図3】 本発明の他の実施の形態による半導体試験装
置のデバイス用電源装置の概略構成を示す図である。
【図4】 本発明のさらに他の実施の形態による半導体
試験装置のデバイス用電源装置の概略構成を示す図であ
る。
【図5】 本発明のさらに他の実施の形態による半導体
試験装置のデバイス用電源装置の概略構成を示す図であ
る。
【図6】 本発明のさらに他の実施の形態による半導体
試験装置のデバイス用電源装置の概略構成を示す図であ
る。
【図7】 本発明のさらに他の実施の形態による半導体
試験装置のデバイス用電源装置の概略構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…被測定デバイス、11…メインアンプ、12…バッ
ファアンプ、13,18…電流検出アンプ、14,1
7,19…制御回路、15,22,24…タイマー、1
6…リレー、21…比較回路、23…スイッチ、25…
ディジタル・アナログ変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山羽 常雄 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 池田 宏史 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2G003 AA07 AB01 AE01 AE10 AH07 2G132 AA01 AD01 AE14 AE22 AE27

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定デバイスの電圧又は電流を検出
    し、 検出結果に応じて被測定デバイスへ印加する電圧又は電
    流を制御する半導体試験装置のデバイス用電源制御方法
    であって、 検出結果が所定期間以上第1の設定値を超えたとき被測
    定デバイスへ印加する電圧又は電流を制御するステップ
    と、 検出結果が第1の設定値より大きい第2の設定値を超え
    たとき被測定デバイスへ印加する電圧又は電流を制御す
    るステップとを含むことを特徴とする半導体試験装置の
    デバイス用電源制御方法。
  2. 【請求項2】 被測定デバイスへ印加する電圧又は電流
    を発生する手段と、 被測定デバイスの電圧又は電流を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果が所定期間以上第1の設定値を
    超えたとき前記電圧又は電流を発生する手段の出力を制
    御する第1の制御手段と、 前記検出手段の検出結果が第1の設定値より大きい第2
    の設定値を超えたとき前記電圧又は電流を発生する手段
    の出力を制御する第2の制御手段とを備えたことを特徴
    とする半導体試験装置のデバイス用電源装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の制御手段は、 前記検出手段の検出結果が第1の設定値を超えたとき前
    記電圧又は電流を発生する手段の出力を制御する制御回
    路と、 前記制御回路の動作を所定期間無効とするタイマーとを
    備えたことを特徴とする請求項2に記載の半導体試験装
    置のデバイス用電源装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の制御手段は、前記検出手段の
    検出結果が第2の設定値を超えたとき前記電圧又は電流
    を発生する手段の出力を遮断又は制限値以内に制限する
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体試験装置のデ
    バイス用電源装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は第1の検出抵抗と第2の
    検出抵抗とを備え、 前記第1の制御手段は前記第1の検出抵抗による検出結果
    を入力し、 前記第2の制御手段は前記第2の検出抵抗による検出結
    果を入力することを特徴とする請求項2に記載の半導体
    試験装置のデバイス用電源装置。
  6. 【請求項6】 被測定デバイスへ印加する電圧又は電流
    を発生する手段と、 被測定デバイスの電圧又は電流を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果が所定期間以上第1の設定値を
    超えたとき、及び前記検出手段の検出結果が第1の設定
    値より大きい第2の設定値を超えたとき、前記電圧又は
    電流を発生する手段の出力を制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする半導体試験装置のデバイス用電源装
    置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、 前記検出手段の検出結果がしきい値を超えたとき前記電
    圧又は電流を発生する手段の出力を制御する制御回路
    と、 前記検出手段の検出結果を第1の設定値と比較する比較
    回路と、 前記比較回路の比較結果により前記検出手段の検出結果
    が所定期間以上第1の設定値を超えたとき、前記制御回
    路のしきい値を第2の設定値から第1の設定値へ切り替
    えるタイマーとを備えたことを特徴とする請求項6に記
    載の半導体試験装置のデバイス用電源装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記電圧又は電流を発
    生する手段の出力を遮断又は制限値以内に制限すること
    を特徴とする請求項6に記載の半導体試験装置のデバイ
    ス用電源装置。
  9. 【請求項9】 前記検出手段は第1の検出抵抗と第2の
    検出抵抗とを備え、 前記比較回路は前記第1の検出抵抗による検出結果を入
    力し、 前記制御回路は前記第2の検出抵抗による検出結果を入
    力することを特徴とする請求項7に記載の半導体試験装
    置のデバイス用電源装置。
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