JPH05312896A - Scrの導電測定方法及び測定装置 - Google Patents

Scrの導電測定方法及び測定装置

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JPH05312896A
JPH05312896A JP20223591A JP20223591A JPH05312896A JP H05312896 A JPH05312896 A JP H05312896A JP 20223591 A JP20223591 A JP 20223591A JP 20223591 A JP20223591 A JP 20223591A JP H05312896 A JPH05312896 A JP H05312896A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】SCRが完全にオフになり印加される電位の阻
止が可能になるとその判定をするシリコン制御整流素子
の動作に関連した装置及び方法を提供する。 【構成】その技法は、陰極を基準にしてゲート端子にお
けるSCR電圧の振幅を検知する。SCR24に対する
駆動信号が除去されると、陰極を基準にしてゲート電圧
がモニタされる。所定のしきい電圧レベルと測定したゲ
ート・陰極間電圧との比較を行なって、ゲート電圧がS
CRを不導通のオフ状態にすると、それを示す論理出力
レベルを発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、電源回路に関
するものであり、とりわけ、SCR制御電源回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】シリコン制御整流素子(S
CR)を利用する用途において、SCRが実際にエネル
ギを伝導している時間を測定しなければならないことが
よくある。SCRがゲート制御でオンになると、SCR
は、それが制御している“負荷”のエネルギ源からそれ
自体のゲート駆動信号を繰返し再生することができる。
負荷電流が中断するか、最低持続レベル未満のレベルに
減少するまで、SCRは、完全な導通状態であり続け
る。
【0003】図1には、外部ゲート駆動が除去された後
SCRによって制御される直流回路の中断が示されてい
る。このテストの際、ごく短いため、SCRがその内部
ゲート電荷を失わずにすむ負荷の中断が導入されたが、
結果として、SCRの再生が可能であり、オフにはなら
なかった。下方のトレースが示すように、それぞれ、数
マイクロ秒ずつ、4回にわたる負荷の順次中断にもかか
わらず、陽極電流が6アンペア減少するが、ゼロにはな
らない。SCRをオフにするには、外部ゲート駆動信号
を除去して、負荷電流を中断し、ゲート・バイアスを低
レベルまで減衰させる必要がある。
【0004】計測器を利用することによって、電源電圧
または負荷電圧をモニタし、SCRのターン・オフを見
越したゼロ・クロス・オーバ・ポイントを求めることが
できる。電源システムにおける電子電源、無効負荷、及
び、分散インダクタンスによって遅相電流が生じ、この
電流は、電源電圧がゼロを通過し、逆極性において増大
し始めた後も、流れ続ける。電圧のゼロ・クロス・オー
バ・ポイントと負荷電流の反転とのタイミングの間隔
は、1/4サイクルすなわち電気的に90度にまで達す
る可能性があるので、この位相差のため、測定にエラー
の生じる可能性がある。
【0005】“実ワールド”負荷電流は、多重調波周波
数を含む極めて急変性の波形を示すのが普通である。こ
うした分裂性の電流は、電源と負荷動作条件の関数であ
る。周波数成分が高くなるほど、電流波形の小振幅領域
が目立つことになるので、陽極・陰極間のゼロ電流検出
は、極めて困難になる。このため、ノイズ・レベルが大
幅に増大し、S/N比が低下して、SCRゼロ電流ター
ン・オフ・ポイントの測定のおいて大幅な計測エラーを
生じることになる。
【0006】SCRのゲートを“調べる”ことによっ
て、デバイスが電流を伝導する能力を失うポイントを確
認できることが明らかになった。この特性は、タイミン
グの考慮が重要な回路において有効であることが確めら
れている。この“ノイズのない”ゲート信号は、陽極・
陰極間で負荷電流を流すことによって生じ、正ゲート電
圧信号が、SCRの陰極に関して測定されることにな
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、SCR
のゲートを“調べる”ことによって、デバイスが電流を
伝導する能力を失うポイントを確認することができる。
この特性は、タイミングの考慮が重要な回路において有
効であることが確められている。この“ノイズのない”
ゲート信号は、負荷電流を流すことによって生じ、SC
Rの陰極に関して測定する場合、正のゲート電圧を発生
する。これは、陰極端子とゲート端子との間におけるP
N接合に順バイアスをかける電位である。SCRをトリ
ガして、導通させるのに必要なゲート電圧は、ほんの数
ボルトである。SCRがオンになった後、十分な負荷が
得られる場合には、SCRは、引続き、それ自体のゲー
ト駆動電圧を発生する。外部ゲート駆動が必要なのは、
典型的な応用例の場合、ターン・オン時のほんの数マイ
クロ秒にしかすぎず、その後は、除去することが可能で
ある。
【0008】ゲート端子と陰極端子間における電圧電位
を検知することによって、SCRの導通状態を測定する
のが実際的である。電圧源と負荷によって、十分な電流
が生じる場合、SCRは、引続き電流を伝導し、陰極に
対するゲート電位は、外部駆動を行なわなくても、約
1.5ボルトになる。
【0009】外部ゲート駆動信号が除去されて、負荷電
流が、SCRの最小持続電流未満にまで減少すると、S
CRゲート電位も、ゼロ・ボルトに降下する。ゲート駆
動信号の除去と、数マイクロ秒かかる可能性のあるゲー
ト電圧の低電位への減衰との間において、遅延が生じ
る。この遅延は、SCRの接合内での電荷の再結合時間
であるため、SCRのターン・オフの測定にエラーを生
じさせることはない。この減衰時間に先立って、負荷電
圧を再び印加すると、ゲート・陰極接合に蓄積されたこ
の電荷のためにSCRの導通が再開される。
【0010】本発明は、SCRのゲート・陰極間電圧の
振幅を測定して、基準電圧レベルとの比較を行なう。ゲ
ート電圧が基準電圧未満の場合、これは、SCRが完全
にオフ状態にあり、印加される電位を阻止できるという
ことを表わしている。
【0011】
【実施例】SCRは、それ自体のゲート信号を再生する
能力を備えており、全てのダイオード・デバイスと同
様、その接合内に電荷を蓄積することができる。時間期
間のために電荷の放出が生じていない限り、この電荷の
蓄積によって、負荷電流がゼロまで減少した後も、SC
Rは導通を継続することになる。クリティカルな用途の
場合、SCRが完全にオフになり、印加される電位を阻
止できる精確なポイントを知ることが重要な利点にな
る。
【0012】本書に解説の測定技法の場合、ゲート端子
におけるSCR電圧の振幅が検知される。駆動ゲート信
号の除去後、陰極を基準としたゲート電圧の振幅がモニ
タされる。このアプローチの場合、SCRが完全にオフ
になると、その判定が行なえるように、0.1ボルトの
しきい電圧レベルが選択されている。コンパレータが、
ゲート電位をモニタし、ゲート電圧が直流しきいレベル
0.1ボルトを超えると、それを示す論理出力レベルを
送り出す。
【0013】図2A及び図2Bには、6アンペアの陽極
電流の除去が示される。上方トレースには、ゲート信号
の電圧減衰の遅延が示されている。これに示すところに
よれば、この特定のSCR内における電荷が0.1ボル
トのしきい値未満にまで降下するのに約30マイクロ秒
必要になる。この時間差は、エラーではない、というの
は、SCRの接合が順電流の阻止能力を回復するのに必
要な再結合時間を表わしているからである。
【0014】図3には、コンパレータと電圧基準を利用
して、SCRのゲートしきい電圧を検出する方法の1つ
に関する概要が示されている。この回路は、テストを受
けたものであり、規定の電流電圧プロットを作成するた
めに利用された。例示の概略図では、コンパレータIC
2の負の入力46が抵抗器18を介してSCR24のゲ
ート32に接続されている。抵抗器は、短絡から保護す
るために加えられたものであり、それ以外には不要であ
る。IC2の正の入力48は、この例の場合、直流0.
1ボルトに設定された可調整しきいレベルで送られる。
【0015】SCR駆動及び検出回路20は、トランジ
スタQ1を介してSCR1をオンにすることによって作
動する。Q1は、オプト・アイソレータIC1によって
制御される。ゲート駆動信号Aが、アイソレータによっ
てオンになる毎に、光電流によって、トランジスタIC
1がオンになり、トランジスタQ1のゲートに電流が供
給される。この電流は、16ボルトの電源から供給され
たものであり、該トランジスタをオンにする。次に、こ
の電流は、抵抗器R13を介してSCR1のゲートに送
られる。R13は、数オーム程度の極めて小形の抵抗器
であり、電流制御トランジスタQ4が、Q1に供給され
る駆動電流の量をモニタして、制御を加えることができ
るようにするのに十分な検知能力を提供するために用い
られるだけである。この構成では、R13のしきい値に
よって設定され、Q4の制御を受けるある値のSCRの
ゲートに電流が送られる。これによって、ゲート電流を
供給する供給する16ボルトの電源でデバイスをオンに
することが可能になる。ある時点でSCR1をオフにす
ると、フォトダイオードに対するゲート駆動信号Aが即
座に電源から切り離されるのが望ましい。IC1がオフ
になると、Q1に対する駆動電流が除去され、SCR1
に供給されるゲート電流がオフになる。ただし、SCR
1は、正弦波電源導通曲線の中間サイクル・ポイントに
あるかもしれないので、すぐにオフにならない可能性が
ある。この中間サイクル事象は、SCR1が、電力線の
周波線に従って、何ミリ秒か後にオフになることを表わ
している。SCR1がオフになる時間は、いくつかのデ
バイスを相互接続する際、極めて重要になることがよく
ある。この特定の用途において、数千オームの抵抗を有
する抵抗器R18が、SCR1のゲートにおける電圧を
モニタする。この電圧は、基準として用いられる100
ミリボルトのしきい値が規定されたIC2の基準電圧と
比較される。コンパレータIC2は、SCRのゲート電
圧をモニタし、SCRのゲート電圧が100ミリボルト
未満に低下するポイントで、IC2の出力は、論理的に
低になり、IC3のLEDフォトダイオードを介して1
6ボルトの電源から電流を引き出す。次に、このLED
が、オプト・アイソレータを介して出力電流を送り出
し、出力トランジスタIC3をオンにする。これによっ
て、SCR1がオフになると、それを判定する光学的に
分離したインターフェイスが得られる。この全てをモニ
タする方法は、SCRのゲート電流が除去されると、S
CRは、その陽極対陰極の極性が反転する時点まで、導
通状態を続けるという事実を利用したものである。これ
が生じるには、電力線の周波数に応じて、数ミリ秒かか
ることになる。本実施例の場合、再生効果により、SC
Rによって内部的に供給されるゲート電圧が実際にモニ
タされる。負荷を受けるSCRに適正な振幅及び極性が
存在する限り、この再生が行なわれることになる。この
ゲート電圧をモニタして、100ミリボルト未満に降下
するのを確認することによって、確実にSCRの状態を
モニタし、SCRの状態が適合しなくなって、約30マ
イクロ秒内にオフになるのを確めることができた。これ
は、標準的な電流プローブの能力に比べて、数桁分精密
である。
【0016】SCRが電流を伝導しておらず、外部ゲー
ト駆動電流が存在しない場合、コンパレータは、高出力
論理レベルを出力して、この状況を表示する。この信号
は、SCRが電流を阻止できるポイントに対応するもの
であり、オフとみなすことができる。この検出方法は、
その低コストであることに加え、その速度と精度によっ
て、SCRデバイスの状態をモニタする方法として魅力
あるものになっている。SCRゲートにおける信号は、
負荷電流に外乱の存在しないわずかな直流レベルであ
る。このノイズの少ない検出アプローチが、ゼロ電流検
知装置で負荷をモニタする必要をなくする。
【0017】複数のSCRを利用するSCR回路の場
合、このゲート検出アプローチは、各SCRのターン・
オフ・ポイントをより明確に示すことによって、システ
ム制御を改善することができる。前述のように、SCR
ゲート負荷に対するこのゲート・モニタリングによっ
て、内部バイアスが示されることになり、ほとんど“負
荷ノイズはない”。この陰極を基準とした方法によっ
て、SCRデバイスの動作に関する共通の駆動及び検出
センス・ポイントが得られる。
【0018】図1には、SCR内において十分なターン
・オフ遅延時間を許容しなければならないことが示され
ている。陽極電源負荷が、接続をゆるめて、数回中断さ
せると、不安定な電流が生じる。SCRは、オフにはな
らず、上方のゲート電圧のトレースが示すように、リン
ギングの振幅が減衰する。接続が回復すると、電流は、
通常の値に戻るので、電力が除去される約10マイクロ
秒の時間期間、SCRがオフ状態ではなかったことが明
らかである。
【0019】図2A及び図2Bには、SCR構造に電流
が流れることによって生じる、内部的に再生されるゲー
ト電圧信号の減衰が示されている。各フォトにおける下
方のトレースは、6アンペアの直流負荷電流、及び、ゲ
ート電圧減衰曲線における中間の寄生リンギングの除去
を示している。図2Aに示すように、0.0ボルトに達
する減衰時間は、約60マイクロ秒必要であるが、図2
Bに示すように、100ミリボルトのポイントには、約
30マイクロ秒しかかからない。100ミリボルトは、
SCRが十分にオフになり、瞬時のターン・オンが阻止
されるしきい値と考えられる。これらの室温測定値は、
いくつかの異なる電力レベルのSCRについて一貫して
いる。
【0020】ゲート検出器回路の実験室試験において、
いくつかの興味深い、これまで記録されたことのないS
CRゲート応答が示された。極めて低電圧の直流電源に
よるSCRの動作によって、内部SCR再生電流が、デ
バイス内の導通状態を表わす電圧をゲート端子に発生す
ることが明らかになった。
【0021】図4の上方トレースには、SCRのゲート
・陰極間電圧がプリセットされた100ミリボルトのし
きい値未満まで減衰すると、高論理レベルを示すゲート
検出回路が示されている。下方のトレースは、陽極の負
荷が除去される際のSCRを通る電流の中断が示されて
いる。SCR電流がゼロまで減少して、検出器が高状態
にスイッチするポイントから経過する約30マイクロ秒
の時間は、内部SCRゲート電荷が100ミリボルトの
しきい値未満に減衰するのに必要な時間によるものであ
る。
【0022】こうしたテスト中、SCRは、15マイク
ロ秒の幅の、1.5アンペアの電流パルスをゲート電極
に加えて、オンにされた。陽極電圧源は、数アンペアの
電流を許容するように調整され、オンになると、ゲート
駆動電流が除去された。陽極電流は、ゲート減衰のタイ
ミングが陽極電流によっていかに影響されるかを判定す
るように調整された。まず、内部的に駆動電流が少なく
なるので、ごくわずかな陽極電流によって、減衰時間の
短縮が可能になるが、SCR電流は0.1アンペアから
6.0アンペアの間で変化したので、減衰時間20〜3
0マイクロ秒の間で変動するだけである。
【0023】このゲート電圧の減衰によって、SCR
が、導通状態を持続するのに十分な、内部再生駆動電流
の振幅を実際に失うと、これを示す信頼できるインジケ
ータが得られる。所定のデバイスにおける特定のゲート
電圧ポイントをモニタすることによって、特定のSCR
が不導通状態にあるとみなすことができるポイントが正
確に規定される。このポイントは、デバイス内部のダイ
の温度にしっかり追従する。タイミング・エラーは、こ
の方法で除去されるので、回路電流のゼロ値の通過につ
いて、ライン電流センサのモニタを行なう必要はない。
SCRのゼロ・ライン電流が生じる可能性があるが、S
CRは、いぜんとして内部的に順バイアスが加えられて
おり、従って、外部ゲート・トリガ起動を追加しなくて
も、導通の再開が可能である。
【0024】SCRが導通を持続する能力を失う時点に
おいて、SCRゲート領域内に利得の内部損失が生じ
る。この動作領域における特性データを収集するため、
直列抵抗負荷及び可変直流電源に対して、500アンペ
アを定格とする3000PIVSCRが接続された。
【0025】電源電圧は、約2ボルトに調整され、ゲー
ト電圧は、陰極端子に関して観測された。SCRは、ゲ
ート電流の短いパルスで導通させ、ゲート電源は、切断
した。電源は、SCRが電流を通さなくなるまで、SC
Rが得られる電圧を低下させるように調整された。
【0026】図5の上方トレースには、ゲート電圧検出
器によって、残留SCRゲート電圧が100ミリボルト
のしきい値未満まで減衰したことが示されるまで、高論
理レベルであることが示されている。下方のトレースに
は、SCRの陽極・陰極間における電流が完全な導通の
維持に不十分になった時点における、内部で再生される
ゲート電圧が示されている。この曲線の以前の部分は、
SCR電流が減少して、利得がクリティカルな再生ポイ
ントである0.1ボルト未満にまで低下するため、ロー
ル・オフされる。
【0027】下方のデバイスの電流の場合、ゲート・陰
極間領域に蓄積された電荷が、消散するにつれて、曲線
は、ピッチを変化させ、指数関数減衰曲線になる。SC
Rターン・オフ曲線のこの領域は、残留ゲート・バイア
ス電圧が、十分な導通を維持できなくなる時点におけ
る、デバイスの漏洩電流及び再結合電流によるものであ
る。
【0028】この下方の波形は、負荷電流が、デバイス
の最小保持電流の限界未満にまで減少する際における、
SCR内での動作点の変化を示している。このデータ
は、SCRの動作に対するより深い理解を可能にするも
のであり、SCRデバイスに対し十分なターン・オフ時
間を許容しなければならないことを表わしている。この
ポイントで、SCRに対して適正な極性の電圧が印加さ
れると、SCRは、簡単に、それ自体の駆動電圧の再生
に十分な電流の維持が可能になり、ゲート駆動を追加し
なくても、完全な導通を“再開”させることができる。
この所望されないターン・オンのための電位を見越し
て、適正な回路設計においては、それから保護できるよ
うにしなければならない。
【0029】図示のように、ゲート駆動回路は、10〜
20マイクロ秒の持続時間にわたって、1.5アンペア
の範囲のゲート電流をSCRゲートに供給する。持続ゲ
ート電流は、初期パルス波形の後、250ミリアンペア
に設定される。図6には、SCRのターン・オン・パル
ス時に印加されるゲート・陰極間電圧信号、及び、結果
生じるゲート電流波形が示されている。
【0030】SCR再生検出回路の評価は、80〜50
0ミリボルトの可変しきい値で行なわれた。ゲート・陰
極間の電圧検出レベルで得られる公称テスト結果は、望
ましいしきいレベルが100ミリボルトであることを表
わしている。陽極電流の除去と、再生ゲート信号の減衰
との間の計時を行なうと、約30マイクロ秒かかること
になる。この時間期間は、陽極電流がゼロまで減少した
後、ゲート信号がその再生しきい値未満まで弱まるのに
必要なSCRターン・オフ遅延を表わしている。
【0031】特定の実施例について開示したが、当業者
には明らかなように、本発明の範囲を逸脱することな
く、該特定の実施例に変更を加えることが可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、SCRのゲートを”調
べる”ことによって、デバイスが電流を伝導する能力を
失うポイントを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外部ゲート駆動電流が除去された後、SCRに
よって制御される直流回路の中断を示す図である。
【図2A】SCRからの6アンペアの陽極電流の除去を
示す図である。
【図2B】SCRからの6アンペアの陽極電流の除去を
示す図である。
【図3】本発明に従ってSCRのゲートしきい検出を行
なう回路を示す図である。
【図4】ゲート検出器の出力を示す図である。
【図5】遷移時における残留SCRゲート電圧を示す図
である。
【図6】SCRのターン・オン・パルス時に印加される
ゲート電圧信号、及び、結果生じるゲート電流の波形を
示す図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動回路内にある、陽極、ゲート、及び、
    陰極を備えたシリコン制御整流素子SCRの導電につい
    て測定を行なう方法において、 SCRに加えられる駆動信号の不在を検出するステップ
    と、 駆動信号の不在時に、陰極に関連してゲート端子におけ
    る電圧の振幅を測定するステップと、 SCRがオフ状態にあることを表わす所定の電圧レベル
    に対して、ゲート・陰極間の電圧を比較するステップ
    と、 ゲート電圧が所定のレベル未満の場合には、SCRが完
    全にオフであり、印加される電位を完全に阻止すること
    が可能であることを表わした信号を出力するステップか
    ら構成される、測定方法。
  2. 【請求項2】比較が80〜500ミリボルトの範囲内の
    電圧に対して行なわれることを特徴とする、請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】比較が100ミリボルトのレベルに対して
    行なわれることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】駆動回路内にある、陽極、ゲート、及び、
    陰極を備えたシリコン制御整流素子SCRの導通状態を
    測定するための装置において、 SCRのゲートに対する駆動信号の有無を判定する検知
    手段と、 駆動信号の不在時に、SCRのゲート・陰極間の電圧を
    モニタするための測定手段と、 SCRのゲートでモニタした電圧と、SCRがオフ状態
    にあることを表わした所定の基準電圧レベルとの比較を
    行なう比較手段と、 モニタされた電圧が所定の電圧レベル未満の場合には、
    電気信号を発生し、陽極・陰極間の電流経路を再導通さ
    せるのに十分なゲート信号を再生可能なポイント未満ま
    で、SCRのゲート・陰極間のPN接合電位が減衰した
    ことを指示する出力手段から構成される、測定装置。
  5. 【請求項5】所定の基準電圧が、50〜800ミリボル
    トの範囲内であることを特徴とする、請求項4に記載の
    測定装置。
  6. 【請求項6】所定の基準電圧レベルが、100ミリボル
    トを超えることを特徴とする、請求項5に記載の測定装
    置。
  7. 【請求項7】公称駆動電流が、ゲート・陰極接合内にお
    ける再生の保証に十分な電位を維持するため、SCRの
    ゲートに加えられることを特徴とする、請求項4に記載
    の測定装置。
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