JP2003182534A - 車輌用洗浄装置 - Google Patents
車輌用洗浄装置Info
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Abstract
とがないようにすることを課題とする。 【解決手段】 稼働時に洗浄液を噴射する噴射ノズル2
5と、移動自在に保持されると共に上記噴射ノズルを保
持したノズルホルダ22と、上記ノズルホルダを移動さ
せる駆動装置とを備え、上記駆動装置がブラケットを介
して開口部32を有するバンパー31に取り付けられ、
上記ノズルホルダの移動に伴って上記バンパーの開口部
を開閉するカバー体26が設けられ、上記カバー体は上
記ブラケットに上記ノズルホルダの移動方向に移動可能
に支持されると共に、カバー体が上記開口部を閉塞した
閉塞状態において、カバー体の外面とバンパーの外面と
がほぼ同一の面内に位置する。
Description
置に関する。詳しくは、バンパーに取り付けられて洗浄
液の噴射時には噴射ノズルがバンパーに設けた開口部か
ら突出する車輌用洗浄装置に関する。
バーの洗浄を行うヘッドランプクリーナーがある。
り付けられて使用され、洗浄液を噴射するときには噴射
ノズルがバンパーに設けられた開口部から突出するよう
にされている。そして、不使用時、すなわち、噴射ノズ
ルから洗浄液を噴射する必要のない時には、噴射ノズル
はバンパーの内側に引き込まれる。
ーの内側に引き込まれただけであると、バンパーの開口
部が開口したままになり、見栄えが悪いばかりでなく、
該開口部から異物が飛び込んで噴射ノズルに衝突したり
して噴射ノズルを損傷する等の不都合がある。
うカバーが設けられている。
用洗浄装置にあっては、バンパーの開口部を覆うカバー
はバンパーの外側面に当接され、カバーの厚み分だけバ
ンパーの外側面から突出した状態となってしまう。
まうことは、バンパーの見栄えを損ねるばかりでなく、
車体洗浄時に洗浄用作業部材がカバーに引っ掛かったり
して、カバー体を損傷したりする惧もあり、好ましくな
い。
外側面から突出することがないようにすることを課題と
する。
は、上記した課題を解決するために、稼働時に洗浄液を
噴射する噴射ノズルと、移動自在に保持されると共に上
記噴射ノズルを保持したノズルホルダと、上記ノズルホ
ルダを移動させる駆動装置とを備えた車輌用洗浄装置に
おいて、上記駆動装置がブラケットを介して開口部を有
するバンパーに取り付けられ、上記ノズルホルダの移動
に伴って上記バンパーの開口部を開閉するカバー体が設
けられ、上記カバー体は上記ブラケットに上記ノズルホ
ルダの移動方向に移動可能に支持されると共に、カバー
体が上記開口部を閉塞した閉塞状態において、カバー体
の外面とバンパーの外面とがほぼ同一の面内に位置する
ようにしたものである。
は、閉塞状態においてカバー体の外面とバンパーの外面
とがほぼ同一面上に位置するので、カバーが目立たず、
バンパーの見栄えが損なわれることがなく、また、異物
がカバーに引っ掛かることもない。
実施の形態を添付図面を参照して説明する。なお、図示
した実施の形態は本発明を自動車用のヘッドランプの前
面カバーの洗浄を行うヘッドランプクリーナーに適用し
たものである。
かかるヘッドランプクリーナーについて説明する。
明する。
有する。外殻筒体2は3つの筒体が互いに摺動自在に嵌
合されて全体として伸縮可能にされている。
成する筒体のうち最も外側に位置する筒体3(以下、
「ベース筒体」という。)が最も太く、且つ、車体に固
定されるシリンダとなる。ベース筒体3の基端部の外周
面には周方向に等間隔に間をあけて4個の係合突起4、
4、・・・が突設されている。さらに、ベース筒体3の
先端部の外周面にも周方向に間隔をあけて複数の係合突
起5、5、・・・が突設されている。そして、係合突起
4、4、・・・の外側面の後端部4a、4a、・・・は
後方に行くに従ってベース筒体3の中心方向に変位する
傾斜面にされ、係合突起5、5、・・・の外側面の前端
部5a、5a、・・・は前方に行くに従ってベース筒体
3の中心方向に変位する傾斜面にされている(図1、図
2参照)。
端寄りの係合突起5、5、・・・からやや後方に離間し
た位置に全周に亘って延びるフランジ6が突設されてい
る。さらに、ベース筒体3の外周面のうち前後方向にお
ける中間部から僅かに後方に寄った位置に取付片7が突
設され、該取付片7にはネジ挿通孔7aが形成されてい
る(図1参照)。
細い筒状を為し、ベース筒体3内に摺動自在に内嵌され
ており、これを第1のピストンという。先端の筒体9は
上記第1のピストン8よりやや細い筒状を為し、第1の
ピストン8内に摺動自在に内嵌されており、これを第2
のピストンという(図1参照)。
を為し基端が閉塞された主部11と、該主部11の開口
縁に連設され主部11より大きな径を有し短い円筒状を
した連結部12と主部11の側面から突出した連結管部
13とが一体に形成されて成り、連結部12の側壁部に
は周方向に等間隔に間をおいて4個の係合孔12a、1
2a、・・・が形成され、また、主部11の底部内面の
中央にはバネ掛け部14が形成されている(図1、図2
参照)。
されたブーツであり、蛇腹状の円筒状をした主部15a
の基端には外方へ突出したフランジ15bが形成され、
また、主部15aの先端には外方へ突出したフランジ1
5cが形成されている(図1参照)。
ース筒体3の基端部に外嵌され、ベース筒体3の係合突
起4、4、・・・がバックキャップ10の係合孔12
a、12a、・・・に係合され、これによって、バック
キャップ10がベース筒体3の基端を覆うように結合さ
れる(図2参照)。また、このとき、ベース筒体3とバ
ックキャップ10との間に上記ブーツ15の基端側のフ
ランジ15bが挟持される(図1参照)。
ップ16が取り付けられる。そして、該トップキャップ
16と第2のピストン9との間に上記ブーツ15の先端
側のフランジ15cが挟持される。また、該トップキャ
ップ16にはバネ掛け部16aが形成されている(図1
参照)。
ック部17a、17bがそれぞれバックキャップ10の
バネ掛け部14とトップキャップ16のバネ掛け部16
aに各別に係止される(図1参照)。
バネ掛け部14、16a間に張設されると、引張コイル
バネ17の収縮力により各ピストン8、9はベース筒体
3内に収納されるように引っ張られ、非稼働時には、図
1及び図2に示すように、2つのピストン8、9がベー
ス筒体3内に収納された状態となっている。
ブ部18が設けられる(図1参照)。
要素が配置されてチェックバルブ19が構成され、該チ
ェックバルブ19はチェックバルブ部18の基端側での
液圧が所定の値以上となったときに開いてチェックバル
ブ部18の基端から先端までの通路が開通するものであ
ればどのようなものでも良い。例えば、特願平6−24
942号や特願平6−216796号に記載された閉止
弁のようなものを採用することができる。その特徴を述
べれば、チェックバルブ19はチェックバルブ部18の
基端から先端までの液通路を途中で仕切る弾性材料から
成るダイヤフラム20を有し、該ダイヤフラム20を閉
塞位置に保持する圧縮コイルバネ状の閉塞バネ21が配
置されている(図1参照)。しかして、チェックバルブ
部18の基端側での液圧が所定の値以上になると、閉塞
バネ21が圧縮され、ダイヤフラム20が変形して該ダ
イヤフラム20によって閉止されていた通路が開通す
る。
ルダ22が取着される(図1参照)。
納部24が一体に形成されて成り、収納部24はほぼ一
端が閉塞した円筒状をしており、軸方向が上記連結管2
3の軸方向と交差する向きで閉塞端側が連結管23の先
端に連結され、連結管23の中心孔と収納部24の内部
空間とが連通される。そして、上記収納部24内には噴
射ノズル25が傾動可能に内嵌されている。そして、連
結管23が上記チェックバルブ部18の先端部に内嵌状
に固定され、これによって、ノズルホルダ22はチェッ
クバルブ19を介して外殻筒体2の内部と連通される
(図1参照)。
的に設けられる。カバー体26はほぼ板状をしていて、
後面からステー26a、26aが突設され、該ステー2
6a、26aの後端がノズルホルダ22にネジ止め等の
適宜手段によって固定されている。また、ノズルホルダ
22には被ガイド翼片27、27が側方へ一体に突設さ
れている(図2、図3参照)。
ー28が取着される。ダストカバー28はゴム、合成ゴ
ム等の弾性を有する材料で形成され、シリンダ3の先端
部の外径とほぼ等しい内径を有する筒状に形成され、複
数の係合孔28a、28a、・・・が周方向に間隔を置
いて形成されている(図1、図2参照)。
はオーリング状の突条29が一体に突設され、さらに、
外周面の先端近くにも全周に亘って突条30が形成され
ている(図1、図2参照)。
体3の先端部に外嵌され、ベース筒体3の先端部外面に
形成された係合突起5、5、・・・がダストカバー28
の係合孔28a、28a、・・・に係合されて、ベース
筒体3の先端部に取着され、ダストカバー28の後端は
ベース筒体3の先端部に形成されたフランジ6の前面に
接した状態となる。そして、ベース筒体3の係合突起
5、5、・・・はその大部分がダストカバー28の外側
面から突出された状態とされる(図2参照)。
れ、バンパー31に形成された挿通孔32からノズルホ
ルダ22が出入りするようにされる。上記挿通孔32は
ほぼ矩形を為す。そして、上記挿通孔32の内側開口縁
が切り欠かれて、切欠凹部32aが形成される。なお、
上記挿通孔32の外側開口縁の大きさは上記カバー体2
6の大きさと等しく、すなわち、挿通孔32にカバー体
26がぴったりと内嵌されるようにされている。
取付用のブラケット33が使用される(図2、図3参
照)。
34と該支持筒34から前方へ突出されたほぼ矩形筒状
を為す固定接触端部35とこれら支持筒34及び固定接
触端部35の側面部から側方へ突出された取付片36、
36とが一体に形成されて成る。なお、上記取付片3
6、36にはネジ挿通孔36a、36aが形成されてい
る(図3参照)。
径部38とから成り、内面の2つの部分の境界部には後
方を向いた段差面39が形成されている。また、小径部
37には周方向に間隔をあけて複数の係合孔37a、3
7a、・・・が形成されている(図2、図3参照)。
に形成した挿通孔32の外側開口縁より一回り大きい矩
形をしており、該前端部がバンパー31の挿通孔32の
内側開口縁部に形成された切欠凹部32aに嵌合される
ようになっている。そして、固定接触端部35の側面部
には前後方向に延び前端に達する案内スリット40、4
0が形成されている。
筒体3の前端部に外嵌状に固定される。ベース筒体3の
前端部にダストカバー28を外嵌した状態で、ブラケッ
ト33の支持筒34をベース筒体3の前端部にダストカ
バー28の上から外嵌する。これによって、ベース筒体
3の前端部の係合突起5、5、・・・がブラケット33
の係合孔37a、37a、・・・に係合し、これによっ
て、ブラケット33とベース筒体3とが結合される(図
2、図3参照)。また、ブラケット33とベース筒体3
とが結合されると、ダストカバー28のオーリング状突
条29はブラケット33の段差面39とベース筒体3の
フランジ6との間で圧縮され、また、ダストカバー28
の突条30がブラケット33の支持筒34の内面に圧接
される。これによって、ブラケット33とベース筒体3
との結合状態が安定する。
ンダ3の先端部に結合されると、ノズルホルダ22の被
ガイド翼片27、27はブラケット33の案内スリット
40、40に摺動自在に係合される(図2、図3参
照)。
ケット33を介してバンパー31に以下のようにして支
持される。
の先端をバンパー31の裏面の挿通孔32の開口縁部に
形成された切欠凹部32aに嵌合する。これによって、
固定接触端部35の先端がバンパー31の挿通孔32に
対して位置決めされる。そこで、取付片36、36のネ
ジ挿通孔36a、36aを挿通した取付ネジ41、41
によってバンパー31に固定する。例えば、板金材料を
U字状に折り曲げて形成したスピードナット42、42
をバンパー31の端縁に形成した切欠(長孔でも良い)
31a、31aに位置合わせした状態で上記端縁に挟み
込み、取付片36、36のネジ挿通孔36a、36aを
挿通させた取付ネジ41、41を上記スピードナット4
2、42に螺合し、これによって、ブラケット33をバ
ンパー31に固定する(図3参照)。このようにして、
上記シリンダ3の先端部がブラケット33を介してバン
パー31に支持され、また、シリンダ3に設けた取付片
7が図示しない取付ネジによって車体に固定され、これ
らによって、シリンダ3が車体に固定される。
ー1はバンパー31の取付孔32に対してピストン9の
先端や噴射ノズル25が位置決めされた状態で車体に固
定される。
連結管部12は図示しないモータポンプと連結され、稼
働時にモーターポンプによって洗浄液が該連結管部12
を介してベース筒体3内に供給されるようになってい
る。
噴射をしていないときは、第1及び第2のピストン8、
9はシリンダ3内に引込まれていて、ノズルホルダ22
はバンパー31の裏側に引っ込んだ状態となっており、
従って、カバー体26は閉塞位置に位置していて、バン
パー31の挿通孔32を閉塞した状態となっている(図
2、図3の実線参照)。そして、この閉塞位置にある状
態においてカバー体26は挿通孔32内に内嵌された状
態でその外面がバンパー31の外面とほぼ同一の面内に
位置し、形状的に目立たないようになっている。従っ
て、カバー体26の外面をバンパー31の外面とほぼ同
じ色彩にしておけば、非稼働時には当該箇所に何も存在
しないバンパーのように見えて、稼働時に突如として噴
射ノズル22が突出してくるように見え、見る者に意外
感を与えることができる。
よって洗浄液が該連結管部12を介してベース筒体3内
に供給され、その液圧が高まってくると、該液圧によっ
て引張コイルバネ17が伸張されて第1及び第2のピス
トン8、9がベース筒体3から突出していく。これによ
って、ピストン8、9が伸張し、噴射ノズル25が図示
しないヘッドランプの前面カバーを洗浄するに適した位
置に達することができる。そして、ノズルホルダ22が
バンパー31の挿通孔32を通ってバンパー31の外側
へ突出するに従って、カバー体26もノズルホルダ22
と共に移動し、図2及び図3に2点鎖線で示す開放位置
へと移動する。
液圧が低下すると、引張コイルバネ17の引張力によっ
て、第1及び第2のピストン8、9がシリンダ3内に引
込まれ、ノズルホルダ22はバンパー31の挿通孔32
からバンパー31の内側に引込まれる。これと共に、カ
バー体26は図2及び図3に実線で示す閉塞位置へと移
動されて、バンパー31の挿通孔32を閉塞する。
1にあっては、ノズルホルダ22の移動、従って、カバ
ー体26の移動に際しては、ノズルホルダ22に設けら
れた被ガイド翼片27、27がブラケット33に設けら
れた案内スリット40、40によって案内されるので、
ノズルホルダ22及びカバー体26のバンパー31の挿
通孔32に対する位置が不安定になることが無く、確実
に開閉の動作が行われる。
2の実施の形態1Aを示すものである。この第2の実施
の形態も本発明を自動車用のヘッドランプクリーナーに
適用したものであり、第1の実施の形態と比較してブラ
ケットが異なっており、他の部分は第1の実施の形態と
同じである。従って、この第2の実施の形態に関して
は、第1の実施の形態におけると同様の部分については
第1の実施の形態における同様の部分に付した符号と同
じ符号を付して、詳細な図示及び説明を省略する。
44と該支持筒44から前方へ突出されたほぼ矩形筒状
を為す固定接触端部45とこれら支持筒44及び固定接
触端部45の側面部から側方へ突出された取付片46、
46とが一体に形成されて成る。なお、上記取付片4
6、46にはネジ挿通孔46a、46aが形成されてい
る(図4、図5参照)。
径部48とから成り、内面の2つの部分の境界部には後
方を向いた段差面49が形成されている。また、小径部
47には周方向に間隔をあけて複数の係合孔47a、4
7a、・・・が形成されている(図4、図5参照)。
に形成した矩形を為す挿通孔50の形状にほぼ等しい形
状の外形をした矩形をしており、該前端部がバンパー3
1の挿通孔50に内嵌されるようになっている。また、
固定接触端部45の前端部外周面には突当フランジ51
が突設されており、固定接触端部45の前端部をバンパ
ー31の挿通孔50に内嵌したときに上記突当フランジ
51が上記挿通孔50の内側開口縁部に突き当たって、
固定接触端部45の前端面がバンパー31の外面とほぼ
同じ面内に位置するようになっている。また、固定接触
端部45の内面の前端寄りの位置には4つのガイド片5
2、52、・・・が突設されている。
持される。カバー体53はブラケット43の固定接触端
部45の前端に内嵌状に位置して固定接触端部45の前
面を覆う形状の板状に形成されており、背面から2つの
取付ステー54、54と4つの被ガイドピン55、5
5、・・・が突設されており、被ガイドピン55、5
5、・・・の後端にはバネ受け片55a、55a、・・
・が形成されている。
形態のおけるノズルホルダ22が有していた被ガイド翼
片27を有していないこと以外は第1の実施の形態にお
けるノズルホルダ22と同様である。
の後端がノズルホルダ22Aにネジ止めによって固定さ
れ、これによって、カバー体53がノズルホルダ22A
に支持され、カバー体43はノズルホルダ22Aと一体
に移動されるようになる。
筒体3の前端部に外嵌状に固定される。ベース筒体3の
前端部にダストカバー28を外嵌した状態で、ブラケッ
ト43の支持筒44をベース筒体3の前端部にダストカ
バー28の上から外嵌する。これによって、ベース筒体
3の前端部の係合突起5、5、・・・がブラケット43
の係合孔47a、47a、・・・に係合し、これによっ
て、ブラケット43とベース筒体3とが結合される。ま
た、ブラケット43とベース筒体3とが結合されると、
ダストカバー28のオーリング状突条29はブラケット
43の段差面49とベース筒体3のフランジ6との間で
圧縮され、また、ダストカバー28の突条30がブラケ
ット43の支持筒44の内面に圧接される。これによっ
て、ブラケット43とベース筒体3との結合状態が安定
する。
ンダ3の先端部に結合された状態で、カバー体43の被
ガイドピン55、55、・・・は固定接触端部45のガ
イド片52、52、・・・に摺動自在に挿通され、被ガ
イドピン55、55、・・・のバネ受け片55a、55
a、・・・と固定接触端部45のガイド片52、52、
・・・との間にはコイルバネ56、56、・・・が圧縮
された状態で介挿され、これによって、カバー体43は
後方、すなわち、固定接触端部45の前端を閉塞する方
向へ付勢される。そして、非稼働時、すなわち、ピスト
ン8、9がシリンダ3から突出されていない状態のおい
て、カバー体53は固定接触端部45の前端を覆ってお
り、カバー体53の外面は固定接触端部45の前端と同
じ面内に位置している。
ケット43を介してバンパー31に以下のようにして支
持される。
の先端をバンパー31の挿通孔50に挿通し、固定接触
端部45の突当フランジ51を挿通孔50の後側開口縁
部に突き当てる。これによって、固定接触端部45の前
端面がバンパー31の外面とほぼ同じ面内に位置するよ
うになる。従って、カバー体53はその外面がバンパー
31の外面と同じ面内に位置した状態でバンパー31の
挿通孔50を覆った状態となる。これによって、固定接
触端部45の先端がバンパー31の挿通孔50に対して
位置決めされる。そこで、取付片46、46のネジ挿通
孔46a、46aを挿通した取付ネジ41、41によっ
てバンパー31に固定する。例えば、板金材料をU字状
に折り曲げて形成したスピードナット42、42をバン
パー31の端縁に形成した切欠(長孔でも良い)31
b、31bに位置合わせした状態で上記端縁に挟み込
み、ブラケット43、43のネジ挿通孔46a、46a
を挿通させた取付ネジ41、41を上記スピードナット
42、42に螺合し、これによって、ブラケット43を
バンパー31に固定する。このようにして、上記シリン
ダ3の先端部がブラケット43を介してバンパー31に
支持され、また、シリンダ3に設けた取付片7が図示し
ない取付ネジによって車体に固定され、これらによっ
て、シリンダ3が車体に固定される。
ー1はバンパー31の取付孔50に対してピストン9の
先端や噴射ノズル25が位置決めされた状態で車体に固
定される。
噴射をしていないときは、第1及び第2のピストン8、
9はシリンダ3内に引込まれていて、ノズルホルダ22
Aはバンパー31の裏側に引っ込んだ状態となってお
り、従って、カバー体53は閉塞位置に位置していて、
バンパー31の挿通孔55を閉塞した状態となっている
(図4、図5の実線参照)。そして、この図4及び図5
の実線で示す閉塞位置にある状態においてカバー体53
はその外面がバンパー31の外面とほぼ同一の面内に位
置し、形状的に目立たないようになっている。従って、
カバー体53の外面をバンパー31の外面とほぼ同じ色
彩にしておけば、非稼働時には当該箇所に何も存在しな
いバンパーのように見えて、稼働時に突如として噴射ノ
ズル25が突出してくるように見え、見る者に意外感を
与えることができる。
ストン8、9がベース筒体3から突出していく。これに
よって、噴射ノズル25が図示しないヘッドランプの前
面カバーを洗浄するに適した位置に達することができ
る。そして、ノズルホルダ22Aがバンパー31の挿通
孔50を通ってバンパー31の外側へ突出する過程にお
いて、カバー体43もノズルホルダ22Aと共に移動
し、これによって、カバー体53はコイルバネ56、5
6、・・・の付勢力に抗して開蓋位置へと移動して、バ
ンパー31の挿通孔50を開放する(図4、図5の2点
鎖線参照)。
のピストン8、9がシリンダ3内に引込まれ、ノズルホ
ルダ22Aはバンパー31の挿通孔50からバンパー3
1の内側に引込まれる。これに従って、カバー体53は
コイルバネ56、56、・・・の付勢力によって、図4
及び図5の実線に示す閉蓋位置へと回動されて、バンパ
ー31の挿通孔50を閉塞する。
バー体53はノズルホルダ22Aに支持されていなくて
も良く、その場合は、取付ステー54、54は不要とな
る。そして、非稼働時には、カバー体53はコイルバネ
56、56の付勢力によって閉塞位置に保持され、稼働
時には、カバー体53はノズルホルダ22Aに押されて
開蓋位置へと移動する。
カバー体26、53がバンパー31の開口部32、50
を覆った閉蓋時において、カバー体26、53がバンパ
ー31の外面から突出することがなく、従って、カバー
体26、53が目立たず、バンパー31の見栄えが損な
われることがない。
のようにバンパー31の外面を掃行するものがカバー体
26、53に引っ掛かってカバー体26、53を損傷し
てしまう惧もない。
各部の形状乃至構造は、いずれも本発明を実施する際に
行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これら
によって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるよう
なことがあってはならないものである。
に、本発明車輌用洗浄装置は、稼働時に洗浄液を噴射す
る噴射ノズルと、移動自在に保持されると共に上記噴射
ノズルを保持したノズルホルダと、上記ノズルホルダを
移動させる駆動装置とを備えた車輌用洗浄装置におい
て、上記駆動装置がブラケットを介して開口部を有する
バンパーに取り付けられ、上記ノズルホルダの移動に伴
って上記バンパーの開口部を開閉するカバー体が設けら
れ、上記カバー体は上記ブラケットに上記ノズルホルダ
の移動方向に移動可能に支持されると共に、カバー体が
上記開口部を閉塞した閉塞状態において、カバー体の外
面とバンパーの外面とがほぼ同一の面内に位置すること
を特徴とする。
は、閉塞状態においてカバー体の外面とバンパーの外面
とがほぼ同一面上に位置するので、カバー体が目立た
ず、バンパーの見栄えが損なわれることがなく、また、
異物がカバー体に引っ掛かることもない。
カバー体がノズルホルダに固定されていて、上記ブラケ
ットとノズルホルダとの間でノズルホルダの移動を案内
する案内機構が設けられたので、カバー体の開閉動作時
にカバー体が確実に案内され、バンパーの開口部の縁と
緩衝するようなことがない。
案内機構が、ノズルホルダの側方に突設された被ガイド
部とブラケットに形成されノズルホルダの移動方向に延
びるスリットとから構成され、上記被ガイド部とスリッ
トとが摺動自在に係合されたものであるので、案内機構
をシンプルな構造で構成することができる。
カバー体を上記開口部を閉塞する方向に弾発的に付勢す
る弾発付勢手段が設けられ、稼働時にはカバー体がノズ
ルホルダに押されて上記開口部を開放する位置へと移動
されるので、非稼働時にはカバー体が確実に閉塞位置に
移動する。
1の実施の形態を示すものであり、本図はブラケットを
外した状態の縦断面図である。
示す平面図である。
示す側面図である。
の形態を示し、本図はバンパーに取り付けた状態を要部
を断面にして示す平面図である。
示す側面図である。
…ノズルホルダ、25…噴射ノズル、27…被ガイド翼
片(被ガイド部)、31…バンパー、32…挿通孔(開
口部)、33…ブラケット、40…案内スリット、1A
…ヘッドランプクリーナー(車輌用洗浄装置)、22A
…ノズルホルダ、43…ブラケット、50…挿通孔(開
口部)、53…カバー体、56…コイルバネ(弾発付勢
手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 稼働時に洗浄液を噴射する噴射ノズル
と、移動自在に保持されると共に上記噴射ノズルを保持
したノズルホルダと、上記ノズルホルダを移動させる駆
動装置とを備えた車輌用洗浄装置において、 上記駆動装置がブラケットを介して開口部を有するバン
パーに取り付けられ、 上記ノズルホルダの移動に伴って上記バンパーの開口部
を開閉するカバー体が設けられ、 上記カバー体は上記ブラケットに上記ノズルホルダの移
動方向に移動可能に支持されると共に、カバー体が上記
開口部を閉塞した閉塞状態において、カバー体の外面と
バンパーの外面とがほぼ同一の面内に位置することを特
徴とする車輌用洗浄装置。 - 【請求項2】 上記カバー体がノズルホルダに固定され
ていて、 上記ブラケットとノズルホルダとの間でノズルホルダの
移動を案内する案内機構が設けられたことを特徴とする
請求項1に記載の車輌用洗浄装置。 - 【請求項3】 上記案内機構が、ノズルホルダの側方に
突設された被ガイド部とブラケットに形成されノズルホ
ルダの移動方向に延びるスリットとから構成され、 上記被ガイド部とスリットとが摺動自在に係合されたこ
とを特徴とする請求項2に記載の車輌用洗浄装置。 - 【請求項4】 上記カバー体を上記開口部を閉塞する方
向に弾発的に付勢する弾発付勢手段が設けられ、 稼働時にはカバー体がノズルホルダに押されて上記開口
部を開放する位置へと移動されることを特徴とする請求
項1に記載の車輌用洗浄装置。
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