JP2003182167A - プリンタ及び記録媒体の搬送制御方法 - Google Patents

プリンタ及び記録媒体の搬送制御方法

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JP2003182167A
JP2003182167A JP2001383612A JP2001383612A JP2003182167A JP 2003182167 A JP2003182167 A JP 2003182167A JP 2001383612 A JP2001383612 A JP 2001383612A JP 2001383612 A JP2001383612 A JP 2001383612A JP 2003182167 A JP2003182167 A JP 2003182167A
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step motor
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driven
recording
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JP2001383612A
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Chiharu Katagiri
千春 片桐
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Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ウオームギアによるサイクルバンディングを低
減し、画質を高めるプリンタ及び記録媒体の搬送制御方
法を提供する。 【解決手段】記録媒体は、ステップモータにより回転駆
動される第1ローラ2と、当該第1ローラ2に当接する
第2ローラ3とにより挟持されつつ第1方向に搬送さ
れ、前記第1ローラ2は、ステップモータ7の回転軸に
取付けられたウオームギア14と、当該第1ローラ2の
回転軸に取付けられたウオームホイール15との噛み合
いにより駆動され、記録ヘッドにより前記記録媒体の第
2方向に形成されたドット列の前記第1方向に対する位
置ズレを補正するように前記ステップモータ7を駆動制
御するパルス信号を変調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体を第1方
向に搬送しつつ、記録ヘッドにより第1方向に対して直
交する第2方向にドット列を形成してプリントするプリ
ンタにおいて、記録媒体の搬送方向に対するドット列の
ピッチ偏差を低減するプリンタ及び記録媒体の搬送制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1(a)は、熱転写方式のプリンタに
搭載される媒体搬送機構の概略構成を示し,(b)はプ
リンタにより形成されるドット列と記録紙搬送方向との
関係を示しており、記録媒体(記録紙)Pは、回転駆動
されるグリップローラ2と、このグリップローラ2に当
接する回転自在のピンチローラ3とにより挟持されつ
つ、グリップローラ2の回転により搬送方向S1に搬送
される。
【0003】また、上記記録紙Pをグリップローラ2及
びピンチローラ3により搬送方向S1に搬送させつつ、
その搬送方向上流側において記録紙Pと記録ヘッド5の
間にインクリボンRを介在させて、プラテンローラ6と
記録ヘッド5とでインクリボンRと記録紙Pとを押圧し
てインクリボンRのインクを記録紙Pに熱転写すること
で搬送方向S1に対して直交するライン方向S2に所定
ドットピッチLpでドット列Dが形成される。
【0004】インクリボンRは、供給リールR1から記
録紙Pの記録面に供給され、巻取リールR2により巻き
取られる。
【0005】上記グリップローラ2の駆動方式としてピ
ニオンギアと平歯ギアとタイミングベルトを用いて駆動
する平歯ギア機構と、ウォームギアとウォームホイール
とタイミングベルトを用いて駆動するウォームギア機構
とが一般的に採用されている。
【0006】図2は、図1の媒体搬送機構におけるグリ
ップローラを駆動する平歯ギア機構を平面的に示してお
り、グリップローラ2は、ステップモータ7の回転軸7
aに取り付けられたピニオンギア8に噛み合う平歯ギア
9が、プーリ11と一体的に回転する平歯ギア10に噛
み合ってプーリ11を回転駆動し、このプーリ11とグ
リップローラ2の回転軸2aに取り付けられたプーリ1
3とに捲回されたタイミングベルト12により回転駆動
される。
【0007】一方、図3は、図1の媒体搬送機構におけ
るグリップローラを駆動するウォームギア機構を平面的
に示しており、グリップローラ2は、ステップモータ7
の回転軸7aに取り付けられたウォームギア14が、プ
ーリ11と一体的に回転するウォームホイール15に噛
み合ってプーリ11を回転駆動し、このプーリ11とグ
リップローラ2の回転軸2aに取り付けられたプーリ1
3とに捲回されたタイミングベルト12により回転駆動
される。
【0008】ステップモータ7は、記録紙Pの記録調整
等のために送りや戻し動作を行うときには搬送速度に高
低をつけて駆動制御されるが、プリント中(記録ヘッド
の通電中)は記録紙Pの搬送速度が一定になるように、
パルス信号の出力間隔(ステップ間隔)を一定にして駆
動制御される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の平歯ギア機構では減速比を稼ぐためにギアを多数必
要とし、装置の大型化や高コスト化を招く。このため、
1段で減速比20〜30を容易に設定でき、部品点数が
少なくて装置の小型化や低コスト化を図ることができる
ウォームギア機構が有益となる。
【0010】ところが、ウォームギア機構は、ウォーム
ギア軸の偏芯や歯形精度に起因してウォームギア1回転
内の回転角度バラツキに依存したサイクルバンディング
が発生することにより、プリント時の画質の低下の要因
となっている。
【0011】図4及び図5は、ウォームギア機構を用い
た記録紙の搬送によるドットピッチ測定結果、従来のウ
ォームギア機構を用いた記録紙の搬送によるドット位置
偏差測定結果を夫々示している。
【0012】このサイクルバンディングは、図4及び図
5の各測定結果に示すように、記録紙Pの搬送方向に対
する各ドット列(ライン)のピッチがウォームギア1回
転あたりにおいて周期的に変化するゆらぎの特性を持っ
ているため、このゆらぎ特性に起因してプリント結果に
視覚的な濃度変化を生じさせる。
【0013】本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その
目的は、ウォームギアによるサイクルバンディングを低
減し、画質を高めることができるプリンタ及び記録媒体
の搬送制御方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のプリンタは、記録媒体を
第1方向に搬送しつつ、記録ヘッドにより当該第1方向
に対して直交する第2方向にドット列を形成してプリン
トするプリンタにおいて、前記記録媒体は、パルス信号
により駆動されるステップモータにより回転駆動される
第1ローラと、当該第1ローラに当接する回転自在の第
2ローラとにより挟持されつつ、当該第1ローラを回転
させて前記第1方向に搬送され、前記第1ローラは、前
記ステップモータの回転軸に取り付けられたウォームギ
アと、当該第1ローラの回転軸に取り付けられたウォー
ムホイールとの噛み合いにより駆動され、前記ステップ
モータの1回転あたりの前記記録媒体の第1方向への搬
送量で、前記記録ヘッドにより前記記録媒体の第2方向
にドット列が形成される。
【0015】また、本発明のプリンタは、記録媒体を第
1方向に搬送しつつ、記録ヘッドにより当該第1方向に
対して直交する第2方向にドット列を形成してプリント
するプリンタにおいて、前記記録媒体は、ステップモー
タにより回転駆動される第1ローラと、当該第1ローラ
に当接する回転自在の第2ローラとにより挟持されつ
つ、当該第1ローラを回転させて前記第1方向に搬送さ
れ、前記第1ローラは、前記ステップモータの回転軸に
取り付けられたウォームギアと、当該第1ローラの回転
軸に取り付けられたウォームホイールとの噛み合いによ
り駆動され、前記記録ヘッドにより前記記録媒体の第2
方向に形成されるドット列の前記第1方向に対する位置
ズレを補正するように前記ステップモータを駆動制御す
るパルス信号を変調する。
【0016】本発明の記録媒体の搬送制御方法は、記録
媒体を、パルス信号により駆動されるステップモータに
より回転駆動される第1ローラと、当該第1ローラに当
接する回転自在の第2ローラとにより挟持しつつ、当該
第1ローラを回転させて前記第1方向に搬送すると共
に、前記第1ローラを、前記ステップモータの回転軸に
取り付けられたウォームギアと、当該第1ローラの回転
軸に取り付けられたウォームホイールとの噛み合いによ
り駆動して、記録媒体を第1方向に搬送しつつ、記録ヘ
ッドにより当該第1方向に対して直交する第2方向にド
ット列を形成してプリントするプリンタにおける記録媒
体の搬送制御方法であって、前記ステップモータの1回
転あたりの前記記録媒体の第1方向への搬送量で、前記
記録ヘッドにより前記記録媒体の第2方向にドット列が
形成されるように前記ステップモータを駆動制御する。
【0017】また、本発明の記録媒体の搬送制御方法
は、記録媒体を、パルス信号により駆動されるステップ
モータにより回転駆動される第1ローラと、当該第1ロ
ーラに当接する回転自在の第2ローラとにより挟持しつ
つ、当該第1ローラを回転させて前記第1方向に搬送す
ると共に、前記第1ローラを、前記ステップモータの回
転軸に取り付けられたウォームギアと、当該第1ローラ
の回転軸に取り付けられたウォームホイールとの噛み合
いにより駆動して、記録媒体を第1方向に搬送しつつ、
記録ヘッドにより当該第1方向に対して直交する第2方
向にドット列を形成してプリントするプリンタにおける
記録媒体の搬送制御方法であって、前記記録ヘッドによ
り前記記録媒体の第2方向に形成されるドット列の前記
第1方向に対する位置ズレを補正するように前記パルス
信号を変調して前記ステップモータを駆動制御する。
【0018】また、好ましくは、前記第1方向に対する
前記ドット列の偏差量が、前記ステップモータ1回転あ
たりにおいて周期的に変化する特性を持っている。
【0019】また、好ましくは、前記ステップモータの
ホームポジションを検出する検出手段を更に具備する。
【0020】また、好ましくは、前記ステップモータを
回転駆動させるためのパルス信号の変調テーブルに基づ
いて当該ステップモータを駆動制御する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0022】尚、以下に説明する実施の形態は、本発明
の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を
逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したもの
に適用可能である。 [第1実施形態]本実施形態のプリンタは、図1及び図
3で説明したウォームギア機構と同様の構成を備える。
そして、図6のように媒体搬送機構の各要素のパラメー
タを設定し、以下の表1の各諸元が求められる。
【0023】
【表1】
【0024】図7は、実施例1〜4及び従来例のウォー
ムギア機構の諸元と平歯ギア機構の諸元とを比較して示
し、各実施例ではステップモータ7のステップ角度θs
を45°(従来例では18°)に設定し、ステップモー
タ7の1回転のステップ数N stmを8ステップとして、
駆動周波数fstmを400pps、600pps、800pps、
1000ppsとした。
【0025】ステップモータは、1回転内の各ステップ
角度にはバラツキがあるが、1回転後の位置は同じであ
ることが知られている。ここで、18°のステップモー
タと平歯車を用いた従来例にて、4ステップごとに1ド
ット列をプリントしていたものを、45°のステップモ
ータとウォームギアを用いて、丁度1回転に当たる8ス
テップごとに1ドット列をプリントする実施例3のよう
に設定した。これにより、ステップモータの1回転内の
角度バラツキによるドット列位置のバラツキの発生しな
い1回転した位置で常に安定してプリント可能となっ
た。
【0026】尚、実施例3と、ウォームギア及び平歯車
による従来例とは同じ搬送速度となっている。
【0027】つまり、1ラインピッチLpは従来例と同
じで、1ラインあたりのステップ数Lsをステップモー
タの1回転のステップ数Nstmと一致させて記録紙Pを
搬送するように設定することで、ラインズレのないプリ
ントが可能となる。
【0028】ウォームギア機構を採用することで総合減
速比Zを従来より高めることができるため、上記のよう
に各諸元を設定することで、1ラインピッチLpを拡大
することなく(印画解像度R1を低下させることな
く)、且つ記録紙搬送力量や印画解像度R1も低下させ
ることなく、ゆらぎ特性の周期的な偏差が最小となる位
置に合わせてステップモータを回転駆動することがで
き、ウォームギアによるサイクルバンディングを低減
し、画質を高めることができる。
【0029】尚、駆動周波数fstmを高く設定するほ
ど、高性能のステップモータが必要となるので高価とな
る一方、1ライン時間T1、即ち1ライン当たりの印画
時間が短縮できることを考慮すると、駆動周波数fstm
は800ppsが望ましい。 [第2実施形態]本実施形態のプリンタは、図1及び図
3で説明したフォームギア機構と同様の構成を備える。
そして、図6のように媒体搬送機構の各要素のパラメー
タを設定し、表1から各諸元が求められる。
【0030】図8は、実施例5〜9及び従来例のウォー
ムギア機構の諸元と平歯ギア機構の諸元とを比較して示
し、各実施例ではステップモータ7のステップ角度θs
を18°に設定し、ステップモータ7の1回転のステッ
プ数Nstmを20ステップとして、駆動周波数fstmを4
00pps、600pps、800pps、600pps、1000
ppsとし、1ライン当たりのステップ数Lsを4、6、
8、8、10とした。また、実施例9では、ウォーム歯
数Nwhを32に設定している。
【0031】ここで、上記諸元に設定したときのウォー
ムギア1回転内の回転角度バラツキによるサイクルバン
ディングの発生について解析する。
【0032】ステップモータ1回転(ウォームギア1回
転)当たりに進む、ウォームホールの回転角度バラツキ
(偏差)を図9に示し、実施例5の諸元(ステップモー
タ1回転のステップ数Nstm20、ライン数Lstmが5)
によるドット位置偏差Xのゆらぎ特性を図10に示す。
【0033】図9及び図10からわかるように、ドット
位置偏差Xのゆらぎ特性はウォームホイール1回転のよ
る回転角度バラツキと関連した特性を持っており、ライ
ンピッチLpに対して±数μmである。
【0034】図11は、平均ピッチ101.2μmの場
合のドット位置偏差の演算結果及び測定結果、図12
は、平均ピッチ100.7μmの場合のドット位置偏差
測定結果を夫々示しており、本実施形態では、両図に示
すゆらぎ特性に起因したサイクルバインディングを低減
し、ドットピッチの精度を高めるために、ドットピッチ
を平均化するように1ライン当たりのステップ数L
s(パルス信号数)及びパルス出力タイミング(ステッ
プモータの回転速度)を変調補正してステップモータを
駆動制御する。
【0035】具体的には、図13に示す5ライン分(2
0ステップ)の各パルス出力タイミングをホームポジシ
ョンからタイマにより計時するカウンタ値として各アド
レス###00〜###13に格納した駆動制御用テー
ブルを作成し、プリント中はこのテーブルに基づいて2
0ステップを繰り返してステッピングモータを駆動制御
する。
【0036】また、上記テーブルのカウンタ値は、図1
1や図12に示す測定結果から求まるドットピッチ偏差
を最小にする最適なタイミングを予め実験などで設定し
ておく。
【0037】図14は、5ライン分(20ステップ)の
ステップステップモータの定速制御(従来例)と変調補
正制御とのパルス出力タイミングを比較して示すタイミ
ングチャートであり、定速制御では1ライン当たりのス
テップ数及びパルス出力タイミングが一定であるのに対
して、変調補正制御では5ライン分のステップ数は不変
であるが1ライン当たりのステップ数及びパルス出力タ
イミングはいずれも一定ではなく、サイクルバインディ
ングを低減し、ドットピッチの精度を高めるために最適
な値に設定される。
【0038】図15は、第2実施形態の媒体搬送機構の
構成図であり、上記変調補正制御を実行するためにはス
テップモータ軸又はウォームギアの回転と変調補正の位
相とが同期している必要があるため、図3に示す構成に
加えて、ステップモータ1回転ごとのホームポジション
を検出するためのホームポジションセンサ21と、ステ
ップモータ軸又はウォームギア14に一体に取り付けら
れた円周上にスリットが形成されたスリット円板22と
を設けている。
【0039】このホームポジションセンサ21により検
出されるホームポジションからのカウンタ補正値を予め
設定しておき、各アドレスのカウンタ値をカウンタ補正
値分だけ加算したカウンタ値としてテーブルに格納し、
このテーブルに基づいてステップモータを駆動制御を実
行することで、サイクルバインディングを低減し、ドッ
トピッチの精度を高めることができる。
【0040】図16は、図14に示す変調補正制御を実
行するための制御ブロック図であり、プリントを実行す
るための各種プログラムと図14の駆動制御用テーブル
はMPU31のメモリ内に格納されている。また、MP
U31は、ヘッド制御部32にプリントデータDATA
と制御信号fcを出力し、ヘッド制御部32は、これら
プリントデータDATAと信号fcを受けて記録ヘッド
5に1ラインごとにクロック信号CLK,プリントデー
タData−in 1〜n,ラッチ信号Latch,ス
テイブル信号STBとを出力して記録ヘッド5を印画制
御する。記録ヘッド5には、サーマルヘッドの他、イン
クジェットヘッドなども適用できる。
【0041】また、MPU31は、ホームポジションセ
ンサ21の検出信号を受けて、モータ制御部33に駆動
信号を出力し、モータ制御部33は、この駆動信号を受
けてステップモータ7の回転角度45°で配設された固
定子7b、7cの極性A,A,B,Bを反転して上記印
画制御に同期してステップモータ7を駆動する。
【0042】図17は、第2実施形態の変調補正制御を
示すフローチャートであり、ステップS1でインクリボ
ンの頭出しを行い、ステップS2で記録ヘッドを下降さ
せてプリント位置に移動させ、ステップS3でステップ
モータを回転駆動させ、ステップS4でホームポジショ
ンが検出されるまでステップモータを回転駆動し、ステ
ップS4でホームポジションが検出されたならば(ステ
ップS4でYES)、ステップS5で図13の駆動制御
用テーブルに従ってパルス出力タイミングを補正してス
テップモータを変調補正制御し、ステップS6、S7で
所定ライン数に達するまで印画(記録ヘッドへの通電)
を実行する。
【0043】尚、上述の変調補正制御を実行するコンピ
ュータプログラムや駆動制御テーブルが格納された記憶
媒体を、コンピュータに供給して、当該コンピュータが
記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して、
上記処理を実行するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステップモータの1回転当たりの搬送量にてラインプリ
ントをするように構成するか、又は1回転内のステップ
角度偏差を変調補正制御することで、ウォームギアによ
るサイクルバンディングを低減し、画質を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は熱転写方式のプリンタに搭載される媒
体搬送機構の概略構成を示す図であり、(b)はプリン
タにより形成されるドット列と記録紙搬送方向との関係
を示す図である。
【図2】図1の媒体搬送機構におけるグリップローラを
駆動する平歯ギア機構を示す平面図である。
【図3】図1の媒体搬送機構におけるグリップローラを
駆動するウォームギア機構を示す平面図である。
【図4】ウォームギア機構を用いた記録紙の搬送による
ドットピッチ測定結果を示す図である。
【図5】ウォームギア機構を用いた記録紙の搬送による
ドット位置偏差測定結果を示す図である。
【図6】媒体搬送機構の各要素のパラメータを説明する
図である。
【図7】実施例1〜4及び従来例のウォームギア機構の
諸元と平歯ギア機構の諸元とを比較して示す図である。
【図8】実施例5〜9及び従来例のウォームギア機構の
諸元と平歯ギア機構の諸元とを比較して示す図である。
【図9】ステップモータ1回転(ウォームギア1回転)
当たりに進む、ウォームホールの回転角度バラツキ(偏
差)を示す図である。
【図10】実施例5の諸元によるドット位置偏差Xのゆ
らぎ特性を示す図である。
【図11】平均ピッチ101.2μmの場合のドット位
置偏差の演算結果及び測定結果を示す図である。
【図12】平均ピッチ100.7μmの場合のドット位
置偏差測定結果を示す図である。
【図13】ステップモータの駆動制御用テーブルを例示
する図である。
【図14】5ライン分(20ステップ)のステップステ
ップモータの定速制御(従来例)と変調補正制御とのパ
ルス出力タイミングを比較して示すタイミングチャート
である。
【図15】第2実施形態の媒体搬送機構の概略構成を示
す図である。
【図16】図14に示す変調補正制御を実行するための
制御ブロック図である。
【図17】第2実施形態の変調補正制御を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
2 グリップローラ 3 ピンチローラ 5 記録ヘッド 6 プラテンローラ 7 ステップモータ 11,13 プーリ 12 タイミングベルト 14 ウォームギア 15 ウォームホイール 21 ホームポジションセンサ 22 スリット円板 31 MPU 32 ヘッド制御部 33 モータ制御部 P 印画紙

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を第1方向に搬送しつつ、記録
    ヘッドにより当該第1方向に対して直交する第2方向に
    ドット列を形成してプリントするプリンタにおいて、 前記記録媒体は、パルス信号により駆動されるステップ
    モータにより回転駆動される第1ローラと、当該第1ロ
    ーラに当接する回転自在の第2ローラとにより挟持され
    つつ、当該第1ローラを回転させて前記第1方向に搬送
    され、 前記第1ローラは、前記ステップモータの回転軸に取り
    付けられたウォームギアと、当該第1ローラの回転軸に
    取り付けられたウォームホイールとの噛み合いにより駆
    動され、 前記ステップモータの1回転あたりの前記記録媒体の第
    1方向への搬送量で、前記記録ヘッドにより前記記録媒
    体の第2方向にドット列が形成されることを特徴とする
    プリンタ。
  2. 【請求項2】 記録媒体を第1方向に搬送しつつ、記録
    ヘッドにより当該第1方向に対して直交する第2方向に
    ドット列を形成してプリントするプリンタにおいて、 前記記録媒体は、ステップモータにより回転駆動される
    第1ローラと、当該第1ローラに当接する回転自在の第
    2ローラとにより挟持されつつ、当該第1ローラを回転
    させて前記第1方向に搬送され、 前記第1ローラは、前記ステップモータの回転軸に取り
    付けられたウォームギアと、当該第1ローラの回転軸に
    取り付けられたウォームホイールとの噛み合いにより駆
    動され、 前記記録ヘッドにより前記記録媒体の第2方向に形成さ
    れるドット列の前記第1方向に対する位置ズレを補正す
    るように前記ステップモータを駆動制御するパルス信号
    を変調することを特徴とするプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記第1方向に対する前記ドット列の偏
    差量が、前記ステップモータ1回転あたりにおいて周期
    的に変化する特性を持っていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記ステップモータのホームポジション
    を検出する検出手段を更に具備することを特徴とする請
    求項2又は3に記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記ステップモータを回転駆動させるた
    めのパルス信号の変調テーブルに基づいて当該ステップ
    モータを駆動制御することを特徴とする請求項2乃至4
    のいずれか1項に記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】 記録媒体を、パルス信号により駆動され
    るステップモータにより回転駆動される第1ローラと、
    当該第1ローラに当接する回転自在の第2ローラとによ
    り挟持しつつ、当該第1ローラを回転させて前記第1方
    向に搬送すると共に、前記第1ローラを、前記ステップ
    モータの回転軸に取り付けられたウォームギアと、当該
    第1ローラの回転軸に取り付けられたウォームホイール
    との噛み合いにより駆動して、記録媒体を第1方向に搬
    送しつつ、記録ヘッドにより当該第1方向に対して直交
    する第2方向にドット列を形成してプリントするプリン
    タにおける記録媒体の搬送制御方法であって、 前記ステップモータの1回転あたりの前記記録媒体の第
    1方向への搬送量で、前記記録ヘッドにより前記記録媒
    体の第2方向にドット列が形成されるように前記ステッ
    プモータを駆動制御することを特徴とする記録媒体の搬
    送制御方法。
  7. 【請求項7】 記録媒体を、パルス信号により駆動され
    るステップモータにより回転駆動される第1ローラと、
    当該第1ローラに当接する回転自在の第2ローラとによ
    り挟持しつつ、当該第1ローラを回転させて前記第1方
    向に搬送すると共に、前記第1ローラを、前記ステップ
    モータの回転軸に取り付けられたウォームギアと、当該
    第1ローラの回転軸に取り付けられたウォームホイール
    との噛み合いにより駆動して、記録媒体を第1方向に搬
    送しつつ、記録ヘッドにより当該第1方向に対して直交
    する第2方向にドット列を形成してプリントするプリン
    タにおける記録媒体の搬送制御方法であって、 前記記録ヘッドにより前記記録媒体の第2方向に形成さ
    れるドット列の前記第1方向に対する位置ズレを補正す
    るように前記パルス信号を変調して前記ステップモータ
    を駆動制御することを特徴とする記録媒体の搬送制御方
    法。
  8. 【請求項8】 前記第1方向に対する前記ドット列の偏
    差量が、前記ステップモータ1回転あたりにおいて周期
    的に変化する特性を持っていることを特徴とする請求項
    7に記載の記録媒体の搬送制御方法。
  9. 【請求項9】 前記ステップモータのホームポジション
    を検出する検出手段を更に具備することを特徴とする請
    求項7又は8に記載の記録媒体の搬送制御方法。
  10. 【請求項10】 前記ステップモータを回転駆動させる
    ためのパルス信号の変調テーブルに基づいて当該ステッ
    プモータを駆動制御することを特徴とする請求項7乃至
    9のいずれか1項に記載の記録媒体の搬送制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007118604A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Oce Technologies Bv ウォームにより駆動される供給ローラを有するプリンタ
JP2011207097A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Sinfonia Technology Co Ltd 昇華型プリンタ

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