JP2003181885A - モールド金型およびモールド方法 - Google Patents

モールド金型およびモールド方法

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JP2003181885A
JP2003181885A JP2001388654A JP2001388654A JP2003181885A JP 2003181885 A JP2003181885 A JP 2003181885A JP 2001388654 A JP2001388654 A JP 2001388654A JP 2001388654 A JP2001388654 A JP 2001388654A JP 2003181885 A JP2003181885 A JP 2003181885A
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JP
Japan
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mold
product
grip
molding
cavity
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Application number
JP2001388654A
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English (en)
Inventor
Eiji Tsuyuki
栄司 露木
Koju Matsumoto
幸樹 松本
Masatatsu Noshiro
真達 能代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構造を用いて、成型品の取り外
しが容易な金型を提供する。 【解決手段】モールド金型は、コア型およびキャビティ
型からなり、キャビティ型は、製品成形に続く型開きの
後、金型から製品をはずすために掴むことのできる、該
製品の延長であるグリップを形成するための凹部を有す
る。成型品は、製品をモールド成形し、金型を型開き
し、前記グリップを把持して製品を金型から取り外し、
前記グリップを切り落とすプロセスによって作られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モールド成形用
の金型構造およびモールド方法に関し、より具体的に
は、ABS、PP、PE、ナイロン、ウレタンなど各種
のプラスチック材料を用いたモールド成形に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックのモールド成形は、自動車
部品、電気部品その他他種類の部品に製造に利用されて
いる。その典型的な例が特開2001-71355号公報に記載さ
れている。
【0003】モールド成形用の金型は、コア型とキャビ
ティ型からなる。この両者を合わせて閉じた金型のキャ
ビティに射出成形機から溶融した樹脂を流し込み、樹脂
が固まるのを待って、型開きを行い、成型品を取り出
す。このとき、製品がコア型に張り付いて取り外しに困
難を生じることが経験されている。
【0004】このような問題に対する対策の一つとして
エジェクタ・ピンを用いる手法がある。図1および図2
は、このような従来の手法を説明するためのものであ
る。図1は、型開き後の金型のコア型側の断面を模型的
に示している。コア型13には成型品11が張り付いてい
る。コア型13とそのベース部15には複数の貫通孔が設け
られており、エジェクタ・プレート18から延びるエジェ
クタ・ピンがこの貫通孔を通って成型品11に達してい
る。エジェクタ・プレート18は、ベース部15と指示プレ
ート17の間をピン16に沿って移動可能に設けられてい
る。
【0005】成型品11をコア型13から取り外す際には、
図2に示すように、ロッド21が駆動されてエジェクタ・
プレートを押す。成型品11は、エジェクタ・ピン19によ
って押されてコア型13を離れる。こうして成型品をコア
型から取り外すことができるが、成形装置にエジェクタ
装置を組み込まなければならないため、装置が複雑にな
るという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この発明
は、比較的簡単な構造を用いて、成型品の取り外しが容
易な金型を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によると、モー
ルド金型は、コア型およびキャビティ型からなり、キャ
ビティ型は、製品成形に続く型開きの後、金型から製品
をはずすために掴むことのできる、該製品の延長である
グリップを形成するための凹部を有する。成型品は、製
品をモールド成形し、金型を型開きし、前記グリップを
把持して製品を金型から取り外し、前記グリップを切り
落とすプロセスによって作られる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に図3を参照して、この発明の
実施の形態を説明する。図3(A)は、この発明の一実
施例のモールド金型の断面を模型的に示している。コア
型31とキャビティ型33で作られるキャビティ部に溶融樹
脂が射出成形機から流し込まれて成型品11が形成され
る。キャビティ型33には、射出成形機のノズルを受け入
れ、溶融樹脂をキャビティ部に導くスプルー(供給穴)
35が設けられている。
【0009】従来技術のキャビティ型と同様にスプルー
35から溶融樹脂を導くランナーがゲート部39に延び、複
数の箇所からキャビティに溶融樹脂を流し込む。キャビ
ティ型33には、成型品をコア型31から取り外す際に使用
するグリップを形成するための凹部37が設けられてい
る。凹部37は、金型のパーティングライン(分割線)に
沿って、成型品を形成するためのキャビティと薄く連通
している。この連通箇所を通って溶融樹脂がキャビティ
の主要部から凹部37に流れる。
【0010】ここでは、型開きの際、成型品がコア型31
に張り付くものとしている。成型品がその形状により、
キャビティ型33に張り付く場合は、グリップ形成用の凹
部37をコア型31に設ける。
【0011】この金型は、従来より知られている手法の
いずれかを用いて製作することができる。金型の材質と
して鋼材、ZAS、アルミニウムなどを用いるときは、切
削法を用いて金型を製作する。金型の材質としてエポキ
シ樹脂、石膏、コンクリート、シリコンなどを用いると
きは、反転注形方式で金型を製作することができる。
【0012】図3(B)は、型開きの状態を模型的に示
している。従来技術と同様の形態で型開きが行われる。
コア型31に張り付いている成型品11のグリップ37’を掴
んで引っ張ることにより、成型品11をコア型31から取り
外すことができる。人手によりこの取り外しを行う作業
形態をとるときは、グリップ37’は、人が握りやすい形
状に成形する。また、ロボットまたは工具を用いて取り
外しを行う作業形態をとるときは、そのようなロボット
または工具が掴みやすい形状にグリップを成形してお
く。
【0013】図3(C)は、コア型31からはずされた成
型品11を模型的に示す。取り外された成型品11からグリ
ップ37’およびゲート39をカッターまたは鋸を用いて切
り離すことにより、成型品11が完成する。
【0014】このように、この発明によると、エジェク
タ装置のような複雑な機構を金型に組み込むことなく、
簡単に成型品を金型から取り外すことができる。
【0015】以上に、この発明を特定の実施形態につい
て説明したが、この発明は、このような実施形態に限定
されるものではなく、種々の変形もこの発明に含まれ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】金型のコア型にエジェクタ装置を組み込んだ従
来の装置の一例を示す図。
【図2】図1の装置で成型品を取り外す態様を示す図。
【図3】この発明の一実施例を模型的に示す図。
【符号の説明】
11 成型品 31 コア型 33 キャビティ型 37 凹部 37’ グリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 能代 真達 東京都港区南青山2丁目1番1号 本田技 研工業株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AG23 AG28 CA11 CB01 CK11 CM12 CM90

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コア型およびキャビティ型からなるモール
    ド金型であって、 前記キャビティ型は、製品成形に続く型開きの後、金型
    から製品をはずすために掴むことのできる該製品の延長
    であるグリップを形成するための凹部を有するモールド
    金型。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のモールド金型を用いて、
    製品をモールド成形し、 前記金型を型開きし、前記グリップを把持して前記製品
    を該金型から取り外し、 前記グリップを切り落とすことを含むモールド方法。
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Cited By (2)

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WO2014024680A1 (ja) * 2012-08-09 2014-02-13 カルソニックカンセイ株式会社 軟質薄肉樹脂成形品成形方法および装置
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