JP2570112Y2 - ロボットの把持装置 - Google Patents
ロボットの把持装置Info
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- JP2570112Y2 JP2570112Y2 JP3625792U JP3625792U JP2570112Y2 JP 2570112 Y2 JP2570112 Y2 JP 2570112Y2 JP 3625792 U JP3625792 U JP 3625792U JP 3625792 U JP3625792 U JP 3625792U JP 2570112 Y2 JP2570112 Y2 JP 2570112Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- runner
- molded product
- gripping
- gripping device
- cavities
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、金型内に成形品を成形
する複数のキャビティ−と、そのキャビティ−に樹脂を
流入させるランナ−孔とサブマリンゲ−トが形成され、
そのキャビティ−とランナ−孔より押し出された成形品
を把持する成形品把持装置と、ランナ−を把持するラン
ナ−把持装置とを有するロボットの把持装置に関するも
のである。
する複数のキャビティ−と、そのキャビティ−に樹脂を
流入させるランナ−孔とサブマリンゲ−トが形成され、
そのキャビティ−とランナ−孔より押し出された成形品
を把持する成形品把持装置と、ランナ−を把持するラン
ナ−把持装置とを有するロボットの把持装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、金型内に成形品を成形する複数の
キャビティ−と、そのキャビティ−に樹脂を流入させる
ランナ−孔とサブマリンゲ−トが形成され、そのキャビ
ティ−とランナ−孔より押し出された成形品を把持する
成形品把持装置と、ランナ−を把持するランナ−把持装
置とを備えたロボットなどの把持装置としては、図4に
示すような装置が知られている。
キャビティ−と、そのキャビティ−に樹脂を流入させる
ランナ−孔とサブマリンゲ−トが形成され、そのキャビ
ティ−とランナ−孔より押し出された成形品を把持する
成形品把持装置と、ランナ−を把持するランナ−把持装
置とを備えたロボットなどの把持装置としては、図4に
示すような装置が知られている。
【0003】詳述すると、ロボットなどの作業軸101
の下端にはランナ−102を把持するランナ−把持装置
103と2つの成形品104を把持する成形品把持装置
105,106とが取り付けられた把持装置ユニット1
13が固定されている。又、前記成形品把持装置105
と106間のピッチは成形品が成形されるキャビティ−
間のピッチと同一に設定されている。
の下端にはランナ−102を把持するランナ−把持装置
103と2つの成形品104を把持する成形品把持装置
105,106とが取り付けられた把持装置ユニット1
13が固定されている。又、前記成形品把持装置105
と106間のピッチは成形品が成形されるキャビティ−
間のピッチと同一に設定されている。
【0004】次に動作について説明する。成形が終了し
サブマリンゲ−ト式の金型107より図5に示す如く、
成形品104、ランナ−102が突出しピン108によ
り押し出される。成形が終了し、金型107が開き始め
ると突出しピン108が作動し、成形品104とランナ
−102とがその突出しピン108によって上昇する。
つまり、キャビティ−109より成形品104がランナ
−孔110及びサブマリンゲ−ト111よりランナ−1
02が抜け出そうとする。その動作と同時に図6、図7
に示す如く、成形品104とランナ−102とがサブマ
リンゲ−ト111のエッジ部112で切断され分離され
る。
サブマリンゲ−ト式の金型107より図5に示す如く、
成形品104、ランナ−102が突出しピン108によ
り押し出される。成形が終了し、金型107が開き始め
ると突出しピン108が作動し、成形品104とランナ
−102とがその突出しピン108によって上昇する。
つまり、キャビティ−109より成形品104がランナ
−孔110及びサブマリンゲ−ト111よりランナ−1
02が抜け出そうとする。その動作と同時に図6、図7
に示す如く、成形品104とランナ−102とがサブマ
リンゲ−ト111のエッジ部112で切断され分離され
る。
【0005】以上の動作終了後、把持装置ユニット11
3が開いた金型内に挿入し、成形品把持装置105,1
06で成形品104を把持し、ランナ−把持装置103
でランナ−102を把持する。ついで、成形品104を
所定の場所に搬送整列配置するために、先ず最初にラン
ナ−102を廃棄場所に搬送後、ランナ−把持装置10
3のみを拡開しランナ−を廃棄する。ついで、成形品1
04を搬送し、所定の場所で成形品把持装置105,1
06を拡開し、成形品104をケ−スなどに整列配置す
る。
3が開いた金型内に挿入し、成形品把持装置105,1
06で成形品104を把持し、ランナ−把持装置103
でランナ−102を把持する。ついで、成形品104を
所定の場所に搬送整列配置するために、先ず最初にラン
ナ−102を廃棄場所に搬送後、ランナ−把持装置10
3のみを拡開しランナ−を廃棄する。ついで、成形品1
04を搬送し、所定の場所で成形品把持装置105,1
06を拡開し、成形品104をケ−スなどに整列配置す
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術に於ては、図7及びその図7の拡大図である図8に
示すように、成形品104とランナ−102とが切断は
されているものゝサブマリンゲ−ト111よりランナ−
102を引き出すためランナ−102の長さは成形時よ
り長くなってしまうため、成形品104のちぎれ部のバ
リ104aとランナ−102先端のバリ102aとが接
触した状態になっている場合がある。
技術に於ては、図7及びその図7の拡大図である図8に
示すように、成形品104とランナ−102とが切断は
されているものゝサブマリンゲ−ト111よりランナ−
102を引き出すためランナ−102の長さは成形時よ
り長くなってしまうため、成形品104のちぎれ部のバ
リ104aとランナ−102先端のバリ102aとが接
触した状態になっている場合がある。
【0007】このような状態で、成形品104とランナ
−102とを把持し、搬送途中ランナ−102を破棄し
ようとランナ−把持装置103を拡開しても、前述した
ようにランナ−102のバリ102aが成形品104の
バリ104aに接触していて(成形品104間に挾まれ
てしまう)ランナ−102が落下せずに成形品104間
に残ってしまうことがあった。
−102とを把持し、搬送途中ランナ−102を破棄し
ようとランナ−把持装置103を拡開しても、前述した
ようにランナ−102のバリ102aが成形品104の
バリ104aに接触していて(成形品104間に挾まれ
てしまう)ランナ−102が落下せずに成形品104間
に残ってしまうことがあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決することを目的とし、金型内に成形品を成形する複数
のキャビティ−と、そのキャビティ−に樹脂を流入させ
るランナ−孔とサブマリンゲ−トが形成され、そのキャ
ビティ−とランナ−孔より押し出された成形品を把持す
る成形品把持装置と、ランナ−を把持するランナ−把持
装置とを有するロボットの把持装置に於て、複数個のキ
ャビティ−に対応した複数個の成形品把持装置を有し、
該成形品把持装置間の各々のピッチをキャビティ−間の
ピッチより大きく設定したことを特徴とするものであ
る。
決することを目的とし、金型内に成形品を成形する複数
のキャビティ−と、そのキャビティ−に樹脂を流入させ
るランナ−孔とサブマリンゲ−トが形成され、そのキャ
ビティ−とランナ−孔より押し出された成形品を把持す
る成形品把持装置と、ランナ−を把持するランナ−把持
装置とを有するロボットの把持装置に於て、複数個のキ
ャビティ−に対応した複数個の成形品把持装置を有し、
該成形品把持装置間の各々のピッチをキャビティ−間の
ピッチより大きく設定したことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【実施例】図1は本考案に於ける一実施例である。ロボ
ットの作業軸の下端には基台1が取り付けられている。
そして、その基台1の略中心部にはランナ−2を把持す
る開閉自在な爪3,4を有するランナ−把持装置5が固
定されている。なお、ランナ−2を確実に把持するよう
に前記爪3はV型をしており、他方の爪4は爪3が入り
込めるようにV型の凹部を形成している。
ットの作業軸の下端には基台1が取り付けられている。
そして、その基台1の略中心部にはランナ−2を把持す
る開閉自在な爪3,4を有するランナ−把持装置5が固
定されている。なお、ランナ−2を確実に把持するよう
に前記爪3はV型をしており、他方の爪4は爪3が入り
込めるようにV型の凹部を形成している。
【0010】又、基台1には前記ランナ−把持装置5を
囲むように成形品6を把持する4つの成形品把持装置
7,8,9,10(成形品把持装置9,10は図示せ
ず)が取り付けられている。なお、ランナ−把持装置
5、成形品把持装置7,8,9,10の開閉手段は電磁
式、エア−など種々の公知の手段を採用することができ
る。
囲むように成形品6を把持する4つの成形品把持装置
7,8,9,10(成形品把持装置9,10は図示せ
ず)が取り付けられている。なお、ランナ−把持装置
5、成形品把持装置7,8,9,10の開閉手段は電磁
式、エア−など種々の公知の手段を採用することができ
る。
【0011】更に、成形品把持装置7と成形品把持装置
8間のピッチA(成形品把持装置9と成形品把持装置1
0間のピッチも同様)は、金型11の各キャビティ−1
2間のピッチBよりも若干大きく設定され固定されてい
る。ちなみに本願考案においては、成形品把持装置7,
8間のピッチAはキャビティ−12間のピッチBより1
mmほど大きく(広く)設定されている。
8間のピッチA(成形品把持装置9と成形品把持装置1
0間のピッチも同様)は、金型11の各キャビティ−1
2間のピッチBよりも若干大きく設定され固定されてい
る。ちなみに本願考案においては、成形品把持装置7,
8間のピッチAはキャビティ−12間のピッチBより1
mmほど大きく(広く)設定されている。
【0012】次に作用について説明する。なお、金型1
1のキャビティ−12から成形品6が、又ランナ−2が
ランナ−孔から突出しピンにより押し出される動作は従
来と同様なので、その説明を省略する。
1のキャビティ−12から成形品6が、又ランナ−2が
ランナ−孔から突出しピンにより押し出される動作は従
来と同様なので、その説明を省略する。
【0013】成形終了後、開いた金型11内に作業軸を
侵入させる。次いで、ランナ−把持装置5でランナ−2
を把持させ、成形品6を成形品把持装置7,8,9,1
0で把持させる。この成形品を把持する際、成形品把持
装置7,8間のピッチAはキャビティ−間のピッチBよ
り若干大きく設定されているため、成形品6は把持装置
の爪の閉鎖に追従し拡がる方向に移動する。この移動と
共に成形品6把持され、ランナ−2先端と成形品6との
間に隙間が形成される。次いで、ランナ−2を廃棄する
場所に作業軸を移動させ、ランナ−把持装置5を拡開し
ランナ−2を廃棄する。
侵入させる。次いで、ランナ−把持装置5でランナ−2
を把持させ、成形品6を成形品把持装置7,8,9,1
0で把持させる。この成形品を把持する際、成形品把持
装置7,8間のピッチAはキャビティ−間のピッチBよ
り若干大きく設定されているため、成形品6は把持装置
の爪の閉鎖に追従し拡がる方向に移動する。この移動と
共に成形品6把持され、ランナ−2先端と成形品6との
間に隙間が形成される。次いで、ランナ−2を廃棄する
場所に作業軸を移動させ、ランナ−把持装置5を拡開し
ランナ−2を廃棄する。
【0014】更に作業軸を移動させ成形品6をケ−スな
どに整列配置する。以上の工程(動作)により成形品6
とランナ−2とが確実に分離し、成形品6をケ−スなど
にきれいに整列配置される。
どに整列配置する。以上の工程(動作)により成形品6
とランナ−2とが確実に分離し、成形品6をケ−スなど
にきれいに整列配置される。
【0015】
【考案の効果】本考案によると、金型内に成形品を成形
する複数のキャビティ−と、そのキャビティ−に樹脂を
流入させるランナ−孔とサブマリンゲ−トが形成され、
そのキャビティ−とランナ−孔より押し出された成形品
を把持する成形品把持装置と、ランナ−を把持するラン
ナ−把持装置とを有するロボットの把持装置に於て、複
数個のキャビティ−に対応した複数個の成形品把持装置
を有し、該成形品把持装置間の各々のピッチをキャビテ
ィ−間のピッチより大きく設定したので、確実にランナ
−を排出することができ、それ故に成形品もケ−スなど
に確実に整列配置することができる。
する複数のキャビティ−と、そのキャビティ−に樹脂を
流入させるランナ−孔とサブマリンゲ−トが形成され、
そのキャビティ−とランナ−孔より押し出された成形品
を把持する成形品把持装置と、ランナ−を把持するラン
ナ−把持装置とを有するロボットの把持装置に於て、複
数個のキャビティ−に対応した複数個の成形品把持装置
を有し、該成形品把持装置間の各々のピッチをキャビテ
ィ−間のピッチより大きく設定したので、確実にランナ
−を排出することができ、それ故に成形品もケ−スなど
に確実に整列配置することができる。
【図1】本考案の一実施例で、金型より成形品、ランナ
−を取り出した時の正面図である。
−を取り出した時の正面図である。
【図2】図1に於て成形品把持装置間のピッチAと金型
のキャビティ−間のピッチBを示した図である。
のキャビティ−間のピッチBを示した図である。
【図3】図1に於て成形品及びランナ−を把持しない時
の正面図である。
の正面図である。
【図4】従来装置の成形品及びランナ−把持時の正面図
である。
である。
【図5】従来装置の成形時金型内部の正断面図である。
【図6】図5の成形品及びランナ−を僅か押し上げた時
の図である。
の図である。
【図7】図6の成形品及びランナ−を更に押し上げた時
の図である。
の図である。
【図8】図7の成形品とランナ−切断部の拡大図であ
る。
る。
1 基台 2 ランナ− 3 ランナ−把持装置の爪 4 ランナ−把持装置の爪 5 ランナ−把持装置 6 成形品 7 成形品把持装置 8 成形品把持装置 9 成形品把持装置 10 成形品把持装置 11 金型 12 キャビティ− A 成形品把持装置間ピッチ B キャビティ−間ピッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 金型内に成形品を成形する複数のキャビ
ティ−と、そのキャビティ−に樹脂を流入させるランナ
−孔とサブマリンゲ−トが形成され、そのキャビティ−
とランナ−孔より押し出された成形品を把持する成形品
把持装置と、ランナ−を把持するランナ−把持装置とを
有するロボットの把持装置に於て、複数個のキャビティ
−に対応した複数個の成形品把持装置を有し、該成形品
把持装置間の各々のピッチをキャビティ−間のピッチよ
り大きく設定したことを特徴とするロボットの把持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3625792U JP2570112Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | ロボットの把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3625792U JP2570112Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | ロボットの把持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586522U JPH0586522U (ja) | 1993-11-22 |
JP2570112Y2 true JP2570112Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=12464725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3625792U Expired - Lifetime JP2570112Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | ロボットの把持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570112Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP3625792U patent/JP2570112Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0586522U (ja) | 1993-11-22 |
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