JP2003181366A - バー塗布方法 - Google Patents

バー塗布方法

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JP2003181366A
JP2003181366A JP2001382915A JP2001382915A JP2003181366A JP 2003181366 A JP2003181366 A JP 2003181366A JP 2001382915 A JP2001382915 A JP 2001382915A JP 2001382915 A JP2001382915 A JP 2001382915A JP 2003181366 A JP2003181366 A JP 2003181366A
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JP
Japan
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coating
bar
shaped support
coating liquid
belt
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JP2001382915A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Goto
良孝 後藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 塗布液の組成を変えることなく、バーの煩雑
な管理を必要とせず、長尺帯状支持体に、塗布欠陥もな
く、膜厚も均一な安定、且つ良好な塗布面が得られるバ
ー塗布方法の提供。 【解決手段】 連続的に搬送される帯状支持体4上に、
過剰量の塗布液202を塗布した後、前記過剰量の塗布
液を、バー301を用いて掻き落とし、塗布を行うバー
塗布方法において、帯状支持体上への塗布液の塗布点X
における帯状支持体の延長線と、帯状支持体上の過剰量
の塗布液のバーによる掻き取り点Yにおける帯状支持体
の延長線との交わる角度θが30〜120度の範囲にあ
ることを特徴とするバー塗布方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続的に搬送される
帯状支持体上に、過剰量の塗布液を塗布した後、過剰量
の塗布液を、バーを用いて掻き落とし、塗布を行うバー
塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より連続走行している帯状支持体に
塗布液を塗布する方法としては、各種の塗布装置および
その装置を使用した塗布方法が提案されている。例えば
ディップ塗布装置、ロール塗布装置、ファンテン塗布装
置、コンマ塗布装置、エアーナイフ塗布装置、ブレード
塗布装置、バー塗布装置、スライドホッパー塗布装置等
である。又、これらの塗布装置の単独使用による塗布方
法だけでなく、これらの塗布装置を組み合わせた塗布方
法も知られている。
【0003】上記塗布装置を使用した塗布方法の中で連
続的に搬送される帯状支持体へ簡便に塗布する方法とし
て、近年、薄膜・高速塗布用として多用されるようにな
ってきたひとつとしてバー塗布装置を使用したバー塗布
方法が知られている。
【0004】バー塗布方法は、第1段階としてロール塗
布装置により帯状支持体に適当に過剰量の塗布液を塗布
し、これら過剰な塗布液(1次膜)に、掻き取り部によ
りバーを押し当てて(バーは静止又は回転)過剰な塗布
液を掻き落とすことによって所望の膜厚(2次膜)を得
る方法であり、複雑な塗布機の設定が不要であることか
ら、簡単な塗布方法として広く用いられている。
【0005】掻き取り部と組み合わせ、過剰な塗布液を
塗布する装置としては上記の各塗布装置の中で、一般的
にはディップ塗布装置、ロール塗布装置、ファンテン塗
布装置、コンマ塗布装置等の各装置が用いられている。
又、特開平6−170312号に記載されている如き過
剰塗布装置と掻き取り部とが一体となったバー塗布装置
も開示されている。
【0006】バー塗布方法における塗布安定性は、バー
の回転周速度、使用するバーの形状、帯状支持体面に当
接するバーの角度、バー前後の配設した搬送ロールの距
離、形状、塗布液の特性等により影響を受けるためこれ
までに多くの検討がなされてきた。例えば、特開平6−
170312号、同6−170313号には、帯状支持
体面に当接するバーを、角度を付けて配設することで膜
厚分布の均一な塗膜を得る技術が開示されている。特開
平8−117682号には、バーの回転周速度と帯状支
持体の走行速度の比を規定することで、塗布液を均一に
塗布する方法が開示されている。特開平9−10861
3号、同9−108614号には、バーの直前と直後に
パスロールを配設し、パスロールの形状及びバーの径を
規定することで塗布液を均一に塗布する方法が開示され
ている。特開2001−87697には、使用するバー
の真直度、撓みを規定することで膜厚分布の均一な塗膜
を得る技術が開示されている。
【0007】しかしながら、これらの開示されている技
術の問題点としては、何れもバー塗布に際して使用する
バーの真直度、撓み等の管理、及び掻き取り時のバーの
角度、回転周速度等の煩雑な精度の高い管理が必要とす
ることが挙げられる。
【0008】これらの状況から、一般的には、塗布液の
組成を変えることでバー塗布の塗布性改良を行っている
のが現状である。しかしながら、塗布液組成を変えるこ
とで必要とする性能を得られなくなったり、逆に予期せ
ぬ性能劣化が発生してしまうことがあり、安定塗布対策
には十分とは言えない状況であり、煩雑なバーの管理を
行わず、塗布液組成を変えることなく安定塗布が出来る
バー塗布方法の開発が望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記状況に
鑑みなされたもので、その目的は、塗布液の組成を変え
ることなく、バーの煩雑な管理を必要とせず、長尺帯状
支持体に、塗布欠陥もなく、膜厚も均一な安定、且つ良
好な塗布面が得られるバー塗布方法を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、下記の構成
により解決することができた。
【0011】1)連続的に搬送される帯状支持体上に、
過剰量の塗布液を塗布した後、前記過剰量の塗布液を、
バーを用いて掻き落とし、塗布を行うバー塗布方法にお
いて、帯状支持体上への塗布液の塗布点における帯状支
持体の延長線と、帯状支持体上の過剰量の塗布液のバー
による掻き取り点における帯状支持体の延長線との交わ
る角度が30〜120度の範囲にあることを特徴とする
バー塗布方法。
【0012】2)連続的に搬送される帯状支持体上に、
過剰量の塗布液を塗布した後、前記過剰量の塗布液を、
バーを用いて掻き落とし、塗布を行うバー塗布方法にお
いて、塗布液の固形分をN(%)、塗布時の膜厚をW
(μm)、塗布後乾燥終了迄の時間をh(sec)、乾
燥温度をT(℃)としたとき、 1)0.1≦N/W≦3、 2)0<h≦60、 3)50≦T≦150、 を同時に満たすことを特徴とするバー塗布方法。
【0013】3)連続的に搬送される帯状支持体上に、
過剰量の塗布液を塗布した後、前記過剰量の塗布液を、
バーを用いて掻き落とし、塗布を行うバー塗布方法にお
いて、帯状支持体上への塗布液の塗布点における帯状支
持体の延長線と、帯状支持体上の過剰量の塗布液塗のバ
ーによる掻き取り点における帯状支持体の延長線との交
わる角度が30〜120度で、且つ、塗布液の固形分を
N(%)、塗布時の膜厚をW(μm)、塗布後乾燥終了
迄の時間をh(sec)、乾燥温度をT(℃)としたと
き、 1)0.1≦N/W≦3、 2)0<h≦60、 3)50≦T≦150、 を同時に満たすことを特徴とするバー塗布方法。
【0014】4)前記バーがワイヤをロッドに巻き付け
たワイヤーバーであることを特徴とする1)〜3)の何
れか1項に記載のバー塗布方法。
【0015】5)前記バーがロッドに所定の深さ・幅の
溝を設けたワイヤーレスバーであることを特徴とする
1)〜3)の何れか1項に記載のバー塗布方法。
【0016】6)前記塗布液の表面張力が20〜65m
N/mであることを特徴とする1)〜3)の何れか1項
に記載のバー塗布方法。
【0017】7)前記塗布液の粘度が1〜100mPa
・sであることを特徴とする1)〜3)の何れか1項に
記載のバー塗布方法。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図4を参照し述べるが、本発明のバー塗布方法はバーを
使用した塗布装置および該塗布装置を使用した塗布方法
であれば特に制限は無い。
【0019】図1は従来公知のバー塗布装置を使用した
バー塗布方法の概略図である。図中、1はバー塗布装置
を示す。バー塗布装置1は連続的に搬送される帯状支持
体4に、過剰量の塗布液を塗布する塗布部2と、過剰量
の塗布液を掻き落とし塗布する掻き取り部3とを有して
いる。201は塗布液バットを示し、202は塗布液を
示し、203は搬送される帯状支持体4に塗布液202
を塗布するアプリケーターロールを示す。204はアプ
リケーターロール203により帯状支持体4に過剰量塗
布された塗布液(一次膜)を示す。
【0020】Xは搬送される帯状支持体4にアプリケー
ターロール203により塗布液202が塗布される塗布
点を示す。301は支持部材302上にセットされたバ
ーを示す。バー301は、幅方向に均一に塗布するため
に、帯状支持体4の全幅にバー301が均一に接触し、
過剰の塗布液(一次膜)204を均一に掻き落とすこと
が重要である。そのため、直線性に優れたバーが使用さ
れている。
【0021】このバー301により帯状支持体4に過剰
量塗布された塗布液(一次膜)204が掻き落とされ
て、所望の乾燥前の膜厚(2次膜)205が得られる。
この場合バー301は帯状支持体の走行方向とは逆方向
にゆっくりと回転(図中矢印方向)している。所望の膜
厚(2次膜)205を塗布した支持体はその後、本図で
は示されていない乾燥工程で乾燥され、巻き取られる。
【0022】Yはバー301により帯状支持体4に過剰
量塗布された塗布液(一次膜)を掻き落す掻き取り点を
示す。
【0023】Vはアプリケーターロール203の軸心
と、バー301の軸心との距離を示す。距離Vは50〜
1000mmが好ましい。50mm未満の場合は、使用
する塗布液によっては、一次膜が安定しない間に搬送さ
れ、掻き取り部で過剰塗布液が掻き落とされ、塗布膜厚
が不安定になる場合がある。1000mmを越えた場合
は、使用する塗布液によっては、一旦帯状支持体に過剰
量塗布された塗布液が(一次膜)落下して、一次膜を形
成しなくなる場合がある。206は、掻き取り部3によ
り掻き落された塗布液を塗布液バット201に戻すため
塗布液バット201の設けられた受け皿を示す。
【0024】本図で示されるバー塗布装置では、塗布点
Xにおける帯状支持体の延長線と、掻き取り点Yにおけ
る帯状支持体の延長線とが同一線上になる様に掻き取り
部3が配設されている。
【0025】図2は本発明のバー塗布装置を使用したバ
ー塗布方法の概略図である。図中、5は塗布後の支持体
の搬送方向を変えるための搬送ロールを示し、帯状支持
体4の搬送方向と同じ方向に回転するように塗布装置の
フレーム(不図示)に配設されている。Zはアプリケー
ターロール203の軸心から搬送ロール5の軸心までの
距離を示す。距離Zは50〜1000mmが好ましい。
50mm未満の場合は、使用する塗布液によっては、一
次膜が安定しない間に搬送され、掻き取り部で過剰塗布
液が掻き落とされ、塗布膜厚が不安定になる場合があ
る。1000mmを越えた場合は、使用する塗布液によ
っては、一旦帯状支持体に塗布された塗布液が落下し
て、一次膜を形成しなくなる場合がある。
【0026】θは塗布点Xにおける帯状支持体の延長線
と、掻き取り点Yにおける帯状支持体の延長線との交わ
る角度を示す。角度θは30〜120度であり、好まし
くは60〜100度であり、更に好ましくは80〜95
度である。
【0027】30度未満の場合は、帯状支持体の塗布面
とは反対の面に塗布液が回り込み、正常な製品が得られ
なくなる。120度を超えた場合、帯状支持体上に塗布
された過剰量の塗布液が自重で落下する液が多くなり、
均一な塗布膜が得られなくなる。
【0028】Uは搬送ロール5の軸心と、バー301の
軸心との距離を示す。距離Uは50〜1500mmが好
ましい。50mm未満の場合は、使用する塗布液の種類
によっては、一次膜が安定しない間に掻き取り部で帯状
支持体上に塗布された過剰量の塗布液を掻き取るため、
塗布面が不安定になる場合がある。1500mmを越え
た場合は、使用する塗布液の種類によっては、一次膜が
自重で落下し、一次膜が安定しない場合がある。他の符
号は図1と同義である。
【0029】本図で示される様に、掻き取り部3を、搬
送ロール5を介して、角度θが30〜120度の傾斜し
た帯状支持体の面上に配設することで、一次膜が自重に
より流下し、レベリングが加速され、一次膜の安定性が
増す。又、塗布点Xから掻き取り部3迄の距離も十分取
れるため一次膜が安定した状態になった後、掻き取り部
3により過剰の塗布液が掻き取られるため安定した二次
膜が得られる。
【0030】次ぎに、図1、図2に示されるバー塗布装
置を用いて塗布液を帯状支持体に塗布する場合の塗布条
件に付き説明する。使用する塗布液としては特に限定は
なく、塗布条件は塗布液固形分をN(%)、2次膜厚を
W(μm)、2次膜厚になった後、乾燥されるまでの時
間をh(sec)、乾燥温度をT(℃)とするとき、各
項目は以下の関係式で表すことができる。
【0031】1)0.1≦N/W≦3、 2)0<h≦60、 3)50≦T≦150 且つ、1)〜3)が同時に条件を満たす必要がある。
【0032】1)式において、N/Wが0.1未満の場
合、固形分が少なくなるため、乾燥負荷が大きくなる。
又、付き量が不安定になり、均一な塗布が得られなくな
る。N/Wが3を越えた場合、固形分が多くなり、一次
膜のレベリングが悪くなり、一次膜が安定しなくなり、
均一な塗布が得られなくなる。
【0033】2)式において、hが60sec未満の場
合、使用する塗布液によっては、二次膜が動き安定しな
くなるため、均一な塗布が得られなくなる。
【0034】3)式において、Tが50℃未満の場合、
塗布液の種類によっては乾燥に時間が掛かり、生産効率
が低下する。Tが150℃を越えた場合は、帯状支持体
の種類によっては熱により変形が生じ、平面性が得られ
なくなる。
【0035】塗布条件が式1)〜3)の関係式を同時に
満たすとき、図1で示される従来のバー塗布装置を使用
しても、塗布性を改善する素材を添加することなく塗布
欠陥も減少し、長尺で安定な塗布が得られる。又、図2
に示される本発明のバー塗布装置の場合、図1で示され
るバー塗布装置に比べ一次膜が安定する距離が十分取れ
るため、塗布条件に式1)〜3)の関係式を採用すれ
ば、更に塗布欠陥もなく長尺で安定な塗布が得られる。
【0036】本発明は、塗布液の組成を変えることなく
塗布方式及び塗布条件を最適化することで、塗布欠陥な
く長尺で安定な塗布面を得ることができるバー塗布方法
である。
【0037】本発明に使用するバーは特に限定はなく、
一般的なワイヤーバー又はワイヤーレスバーを使用する
ことが出来る。以下に、ワイヤーバー、ワイヤーレスバ
ーに付き図で説明する。
【0038】図3はバー301の形状の一例を示す部分
拡大概略図である。図3の(a)はワイヤーバーの部分
概略断面図である。図3の(b)はワイヤーバーにおけ
る塗布量を示す概略図である。
【0039】図中、301aはロッドを示し、301b
はロッド301aに互いに接して密に巻かれている状態
のワイヤーを示す。ワイヤーとしては一般的にピアノ線
またはステンレス線等が使用されている。Rはロッド3
01aの直径を示す。一般にロッドの直径Rは、6〜2
5mmが好ましく、これらの範囲のロッドに液粘度や塗
布膜厚に応じて直径0.025〜1mm程度のワイヤー
301bが密に巻き付けられている。
【0040】301cはワイヤー301bのそれぞれの
断面における頂点を結んだ線であり、塗布時に帯状支持
体がワイヤー301bに接した時と同じ状態を示してい
る。Aは線301cとワイヤー301bの間にできる斜
線で示す空間を示し、Aにより塗布量が規定される。
【0041】図4はバー301の形状の他の一例を示す
部分拡大概略図である。図4の(a)はワイヤーレスバ
ーの部分概略断面図である。図4の(b)はワイヤーレ
スバーにおける塗布量を示す概略図である。
【0042】図中、301dはロッド301aに一定の
ピッチで施されている溝を示す。301eは各溝部を形
成している凸部を示す。Sはワイヤーレスバーの直径を
示している。一般にワイヤーレスバーの直径Sは、6〜
25mmが好ましく、これらの範囲のロッドに液粘度や
塗布膜厚に応じて、所定のピッチで深さHが0.01〜
0.5mm程度の溝が配設されている。
【0043】301fは各凸部の頂点を結んだ線を示
し、塗布時に帯状支持体が溝部を形成している凸部の頂
点に接した時と同じ状態を示している。Bは線301f
と溝間にできる斜線で示す空間を示し、Bにより塗布量
が規定される。Kは溝のピッチを示し、Hはロッド30
1aに施された溝部の深さを示す。これら、溝のピッチ
K、溝部の深さHはワイヤーレスバーの直径Sと合わせ
使用する塗布液の粘度、塗布量等により選択することが
出来る。
【0044】ワイヤーレスバーの場合、断面形状に特に
限定は無く、例えば正弦曲線に近似したものが好ましい
とされている。
【0045】本発明に使用するバーの真直度は0.02
5mm/m以下とすることが好ましい。バーの真直度
(機械設計製図便覧第9版17・14 幾何公差の図示
方法(理工学社)記載による)とは、バーにたわみがな
い状態で、バー表面の凸部を結んだ円筒面の任意の母線
上で、任意に選んだ長さ1mの部分が、バー軸線を含む
平面内において0.025mmだけ離れた2つの平行な
直線の間になければならない状態を示している。
【0046】バーのたわみ量は0.3mm/m以下にす
るのが好ましい。例えばロッド径が6mmの場合でも、
バーのたわみが0.3mm/m以下であれば、充分たわ
みの影響の小さい良好な膜厚分布が得られるが、さらに
0.15mm/m以下とするのが望ましい。バーのたわ
みを小さくするためには、バーの両端部の保持部分でバ
ーを両端へ強く引っ張って行うか又は併せて自重でたわ
まない程度に剛性の高いホルダーでバーをサポートする
のが有効である。
【0047】バーのたわみ(機械設計製図便覧第9版1
7・14 幾何公差の図示方法(理工学社)記載によ
る)とは、バー塗布する状態にて、バー軸線の任意に選
んだ長さ1mの部分が、バー軸線を含む平面内において
0.3mmだけ離れた2つの平行な直線の間になければ
ならない状態を示している。
【0048】バーの材質としてワイヤーバーの場合ワイ
ヤーバーを構成しているロッドおよびワイヤーの材質は
共に金属が用いられるが、耐蝕性、耐摩耗性、強度等の
観点からステンレス鋼が最も適している。このワイヤー
には更に耐摩耗性を向上させるため、表面にメッキを施
すことも出来る。特にハードクロムメッキが適してい
る。ワイヤーレスバーの材質もワイヤーバーの材質と同
じである。
【0049】バー塗布においては上述した如く、塗布量
は図3(b)で示した帯状支持体とワイヤー間で示され
る空間Aおよび図4(b)で示される空間Bにより規定
される。よってワイヤーバー塗布においてはワイヤー径
のバラツキが、バーを通過して帯状支持体上に残る塗布
液量の分布すなわち膜厚分布に直接影響する。その関係
は、膜厚をHw、ワイヤー半径rとすると、理論的には
Hw=0.215×rと表される。したがって膜厚はワ
イヤー径に比例するため、膜厚を許容バラツキ以下にす
るためにはワイヤー径のバラツキを膜厚バラツキの許容
範囲と同じ比率以下にすることが望ましい。
【0050】ロッドに一定の深さ・幅の溝を設けたワイ
ヤーレスバーを用いる場合の溝の断面積のバラツキにつ
いても、同様のことが言える。
【0051】次に、本発明で使用するホルダーに付き説
明する。バー塗布では、バーのたわみを抑え、直線性を
保持し、バーを帯状支持体全幅に均一に押しつける手段
としてホルダーを用いることが一般的である。使用する
ホルダーの真直度を0.3mm/m以下とすることでバ
ーのたわみを0.3mm/m以下にすることが可能であ
る。真直度の高いホルダーを用いることで、帯状支持体
へバーを押しつけたときは一般に帯状支持体からからの
反発でバーがたわんでしまうが、ホルダーのサポートに
より、そのたわみが小さくでき、バー全長に亘って帯状
支持体との当たりが均一化し、塗布液掻き落とし量が塗
布幅手で均一化する。
【0052】ホルダーの真直度(機械設計製図便覧第9
版17・14 幾何公差の図示方法(理工学社)記載に
よる)とは、ホルダーのバーに近接する面を、この面と
垂直でバーの軸と平行な面で切断したときに、その切断
面に現れた線の任意に選んだ長さ1mの部分が、切断内
において0.3mmだけ離れた2つの平行な直線の間に
なければならない状態を示している。
【0053】本発明に使用するホルダーの材質として、
高真直度を得るために精度の高い加工が可能である金属
を用いることが好ましく、又、バーとの接触によるバー
の摩耗を軽減するため、バーに使用した材質より硬度が
低い材質を選択する必要がある。硬度が低い材質として
樹脂が挙げられるが、バーの材質が金属の場合は接触に
よる摩耗が激しいためホルダー寿命が短くなって交換頻
度が高くなりまた、偏摩耗による真直度低下での膜厚分
布の悪化や、摩耗により生じたゴミが塗布故障になるた
め好ましくない。本発明では、例えばバーがステンレス
の場合、真鍮、アルミ等が使用される。
【0054】バーとホルダーとの間隙は塗布量を一定に
することから0.1mm以下で均一にするのが望ましい
く、0.1mm以下とすることで実質的には分布には影
響ないとされている。0.1mm以上では塗布液がバー
の裏側に回り込み帯状支持体に再塗布される危険があ
り、0.0mmではバーとホルダーが接触して寿命が短
くなる。接触させる場合は出来る限り接触圧を弱くする
必要がある。
【0055】本発明に用いられる支持体としては、特に
制限は無く、プラスチックフィルム、ポリオレフィン等
で処理された紙、更にこれら材料を適宜貼り合わせた複
合基材等も用いることが出来る。プラスチックフィルム
としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート、ポリイミド、ポリアミド、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、アセテート、ナイ
ロン、ポリエーテルイミド、ポリカーボネート、ポリス
ルホン、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサ
ルファイド、セルロースエステル類等を挙げることがで
きる。
【0056】これらプラスチックフィルムは塗布層との
接着性を向上させるために、塗布面に易接着処理や下塗
り層塗布を行うことが好ましい。易接着処理としては、
コロナ放電処理や火炎処理、紫外線照射処理等が挙げら
れる。また、下塗り層としては、ゼラチンやラテックス
を含む層等が挙げられる。
【0057】本発明に係わる塗布液の表面張力は、20
〜65mN/mが好ましく、使用する支持体との適合性
から適宜選択することが可能である。
【0058】本発明に係わる塗布液の粘度は、1〜10
0mPa・sが好ましく、使用する支持体との適合性か
ら適宜選択することが可能である。
【0059】本発明に使用する塗布液に用いられるバイ
ンダーとしては、特に制限はなく用いることが出来る。
例えば、バインダーとしては、ポリウレタン、ポリエス
テル、塩化ビニル系共重合体等の塩化ビニル系樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、
ブタジエン−アクリロニトリル共重合体等のポリオレフ
ィン系樹脂、ポリビニルブチラール等のポリビニルアセ
タール系樹脂、ニトロセルロース等のセルロース系樹
脂、スチレン−ブタジエン共重合体等のスチレン系樹
脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポ
リアミド、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ
樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタ
ール、ポリビニルホルマール等のアセタール系樹脂、及
びポリビニルアルコール、ゼラチン等の水溶性樹脂等が
挙げられる。これらバインダー樹脂は、1種単独でも2
種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0060】本発明に使用する塗布液は多孔質無機粒
子、例えば多孔質シリカ粒子、多孔質アルミノケイ酸塩
粒子、ゼオライト等を含有しても良い。多孔質シリカ粒
子は一般に湿式法又は乾式法により製造される。湿式法
ではケイ酸塩水溶液を中和して得られるゲルを乾燥、粉
砕するか、中和して析出した沈降物を粉砕することで得
ることができる。乾式法では四塩化珪素を水素と酸素と
ともに燃焼し、シリカを析出することで得られる。これ
らの粒子は製造条件の調整により多孔性や粒径を制御す
ることが可能である。多孔質シリカ粒子としては、湿式
法のゲルから得られるものが特に好ましい。
【0061】多孔質アルミノケイ酸塩粒子は、例えば、
特開平10−71764号に記載されている方法により
製造される。すなわち、アルミニウムアルコキシドと珪
素アルコキシドを主成分として加水分解法により合成さ
れた非晶質な複合体粒子である。また、製造時にその他
の金属のアルコキシドを添加して3成分以上の複合体粒
子として製造したものも本発明に使用できる。これらの
複合体粒子も製造条件の調整により多孔性や粒径を制御
することが可能である。
【0062】ゼオライトは結晶性のアルミノケイ酸塩で
あり、細孔径が0.3〜1nmの規則正しい三次元網目
構造の空隙を有する多孔質体である。
【0063】本発明の塗布液は、上述した粒子以外に、
有機の結合剤又は添加剤を含有していても良い。例え
ば、カゼイン、大豆タンパク、合成タンパク等のタンパ
ク質類、キチン類、澱粉類、ゼラチン類、ポリビニルア
ルコール、シリル変性ポリビニルアルコール、カチオン
変性ポリビニルアルコール、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースやヒドロキシエチルセルロース等
のセルロース誘導体、ポリエチレンオキサイド、ポリプ
ロピレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリビ
ニルエーテル、スチレン−ブタジエン共重合体、メチル
メタクリレート−ブタジエン共重合体の共役ジエン系重
合体ラテックス、アクリル系重合体ラテックス、ビニル
系重合体ラテックス、ポリアクリルアミド、ポリビニル
ピロリドン等が挙げられる。
【0064】さらに、本発明に使用する塗布液は架橋剤
を添加してもよい。架橋剤としては、例えば、メラミン
樹脂、イソシアネート化合物、イソオキサゾール類、ア
ルデヒド類、N−メチロール化合物、ジオキサン誘導
体、活性ビニル化合物、活性ハロゲン化合物等を挙げる
ことができる。
【0065】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。尚、以下の
「部」は「質量部」を表す。
【0066】実施例1 (支持体の準備)厚さ50μm、幅675mm、長さ1
000mのポリエチレンテレフタレートフィルム(帝人
・デュポンフィルム株式会社HS74)を2本繋ぎ20
00mとし帯状支持体とした。
【0067】 (塗布液の調製) シルトンAMT−08L 〔水澤化学工業株式会社〕 2.5部 シルトンJC−30 〔水澤化学工業株式会社〕 2.0部 スノーテックス−S 〔日産化学工業株式会社〕 5.2部 スノーテックス−PSM 〔日産化学工業株式会社〕 7.78部 カルボキシメチルセルロースナトリウム〔関東化学株式会社〕 0.2部 ベンゲル−31 〔株式会社豊順洋行〕 0.4部 FZ2161 〔日本ユニカー株式会社豊順洋行〕 0.02部 MF−4500ブラック 〔大日精化工業株式会社〕 1.8部 リン酸三ナトリウム・12水和物 〔関東化学株式会社〕 0.1部 純水 80部 このとき液の表面張力は45mN/m(表面張力測定
器:協和界面科学(株)製 CBVP―Z、測定液温度
25度)、粘度は15mPa・s(粘度測定器:東機産
業株式会社製 RL形粘度形)であった。
【0068】上記塗布液を塗布時の膜厚Wが10μmに
なるように図2に示されるバー塗布装置を用いて、準備
した帯状支持体2000mに塗布を実施した。この時、
帯状支持体上への塗布液の塗布点における帯状支持体の
延長線と、帯状支持体上の過剰量の塗布液塗のバーによ
る掻き取り点における帯状支持体の延長線との交わる角
度θ、固形分N(%)と塗布時の膜厚をW(μm)の比
N/W、塗布後乾燥終了迄の時間h(sec)、乾燥温
度T(℃)を表1に記載の様に変えて、塗布・乾燥を行
い試料101〜124を作製した。
【0069】(評価)試料101〜124を作製した後
の搬送ロールの汚れ及び試料101〜124に付き、白
抜けの数、支持体の裏回りの有無を評価し、その結果を
表1に示す。尚、搬送ロールの汚れは各試料の塗布終了
後、目視にて観察し、以下のランクにて評価した。
【0070】 3:全くなし 2:生産に支障の無い程度の汚れあり 1:生産が出来ない程度の汚れあり 白抜けの数は、得られた各試料2000mの内、最終よ
り10mをサンプルとして切り出し、m2当たりの塗布
故障数を目視で計測した個数を示す。
【0071】支持体の裏回りは、得られた試料2000
mの内、最終より200mをサンプルとして切り出し、
各試料の裏面への塗布液の裏回りの有無を目視により観
察し、下記ランクにて評価した。
【0072】 3:塗布液の裏回り全くなし 2:製品に影響のない程度の塗布液の裏回りがある 1:製品にならない程度の塗布液の裏回りがある
【0073】
【表1】
【0074】表1より本発明の有効性が確認された。 実施例2 実施例1で調製した塗布液を塗布時の膜厚Wが10μm
になるように図1に示されるバー塗布装置を用いて、実
施例1で、準備した帯状支持体2000mに塗布を実施
した。この時、固形分N(%)と塗布時の膜厚をW(μ
m)の比N/W、塗布後乾燥終了迄の時間h(se
c)、乾燥温度T(℃)を表1に記載の様に変えて、塗
布・乾燥を行い試料201〜218を作製した。
【0075】(評価)試料201〜218を作製した後
の搬送ロールの汚れ及び試料201〜218に付き白抜
けの数、支持体の裏回りの有無を実施例1と同じ方法で
評価し、その結果を表2に示す。
【0076】
【表2】
【0077】表2より本発明の有効性が確認された。 実施例3 (支持体の準備)厚さ50μm、幅675mm、長さ1
000mのポリエチレンテレフタレートフィルム(帝人
・デュポンフィルム株式会社HS74)を2本繋ぎ20
00mとし帯状支持体とした。
【0078】 (塗布液の調製) スクロース 〔関東化学株式会社〕 6.0部 HI−DISPER A−118 〔株式会社岐阜セラツク製作所〕 8.0部 ヨドゾールGD87B 〔日本エヌエスシー株式会社〕 6.0部 純水 80部 上記塗布液を塗布時の膜厚Wが10μmになるように図
2に示されるバー塗布装置を用いて、準備した帯状支持
体2000mに塗布を実施した。この時、帯状支持体上
への塗布液の塗布点における帯状支持体の延長線と、帯
状支持体上の過剰量の塗布液塗のバーによる掻き取り点
における帯状支持体の延長線との交わる角度を90度、
固形分N(%)と塗布時の膜厚をW(μm)の比N/W
を2.0、塗布後乾燥終了迄の時間hを30sec、乾
燥温度Tを90℃とし、塗布液の表面張力と粘度を表3
に記載の様に変えて、試料301〜310を作製した。
表面張力は、表面張力測定器として協和界面科学(株)
製 CBVP―Zを使用し、塗布液の温度を25度で測
定した値である。粘度は、粘度測定器として東機産業株
式会社製 RL形粘度形を使用し、塗布液の温度を25
度で、測定した値である。
【0079】尚、塗布液の表面張力は、(株)ネオス製
FT−251を添加して調整した。又、粘度は信越化
学(株)製 増粘剤SM−15を添加して調整した。
【0080】(評価)試料301〜310を作製した後
の搬送ロールの汚れ及び試料301〜310に付き白抜
けの数、支持体の裏回りの有無を実施例1と同じ方法で
評価し、その結果を表3に示す。
【0081】
【表3】
【0082】表3より本発明の有効性が確認された。
【0083】
【発明の効果】塗布液の組成を変えることなく、バーの
煩雑な管理を必要とせず、長尺帯状支持体に、塗布欠陥
もなく、膜厚も均一な安定、且つ良好な塗布面が得られ
るバー塗布方法を提供することができ、幅広い塗布液の
対応が容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来公知のバー塗布装置を使用したバー塗布方
法の概略図である。
【図2】本発明のバー塗布装置を使用したバー塗布方法
の概略図である。
【図3】バーの形状の一例を示す拡大概略図である。
【図4】バーの形状の他の一例を示す拡大概略図であ
る。
【符号の説明】 1 バー塗布装置 2 塗布部 201 塗布液バット 202 塗布液 203 アプリケーターロール 204 塗布液(一次膜) 205 膜厚(2次膜) 3 掻き取り部 301 バー 302 支持部材 4 帯状支持体 V、Z、U 距離 X 塗布点 Y 掻き取り点 θ 角度
フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC23 AC53 AC91 AC92 AC93 AC96 BB20Z BB24Z BB92Z BB93Z BB95Z DA03 DB18 DB31 DB36 DB38 DB48 DB53 DB63 EA05 EB13 EB14 EB15 EB22 EB33 EB35 EB38 4F040 AA22 AB04 AC01 BA25 CB33 DA05 DA16 DA18 DA20 4F042 AA22 AB00 BA10 BA19 BA25 CC02 CC09 DD11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に搬送される帯状支持体上に、過
    剰量の塗布液を塗布した後、前記過剰量の塗布液を、バ
    ーを用いて掻き落とし、塗布を行うバー塗布方法におい
    て、帯状支持体上への塗布液の塗布点における帯状支持
    体の延長線と、帯状支持体上の過剰量の塗布液のバーに
    よる掻き取り点における帯状支持体の延長線との交わる
    角度が30〜120度の範囲にあることを特徴とするバ
    ー塗布方法。
  2. 【請求項2】 連続的に搬送される帯状支持体上に、過
    剰量の塗布液を塗布した後、前記過剰量の塗布液を、バ
    ーを用いて掻き落とし、塗布を行うバー塗布方法におい
    て、塗布液の固形分をN(%)、塗布時の膜厚をW(μ
    m)、塗布後乾燥終了迄の時間をh(sec)、乾燥温
    度をT(℃)としたとき、 1)0.1≦N/W≦3、 2)0<h≦60、 3)50≦T≦150、 を同時に満たすことを特徴とするバー塗布方法。
  3. 【請求項3】 連続的に搬送される帯状支持体上に、過
    剰量の塗布液を塗布した後、前記過剰量の塗布液を、バ
    ーを用いて掻き落とし、塗布を行うバー塗布方法におい
    て、帯状支持体上への塗布液の塗布点における帯状支持
    体の延長線と、帯状支持体上の過剰量の塗布液塗のバー
    による掻き取り点における帯状支持体の延長線との交わ
    る角度が30〜120度で、且つ、塗布液の固形分をN
    (%)、塗布時の膜厚をW(μm)、塗布後乾燥終了迄
    の時間をh(sec)、乾燥温度をT(℃)としたと
    き、 1)0.1≦N/W≦3、 2)0<h≦60、 3)50≦T≦150、 を同時に満たすことを特徴とするバー塗布方法。
  4. 【請求項4】 前記バーがワイヤをロッドに巻き付けた
    ワイヤーバーであることを特徴とする請求項1〜3の何
    れか1項に記載のバー塗布方法。
  5. 【請求項5】 前記バーがロッドに所定の深さ・幅の溝
    を設けたワイヤーレスバーであることを特徴とする請求
    項1〜3の何れか1項に記載のバー塗布方法。
  6. 【請求項6】 前記塗布液の表面張力が20〜65mN
    /mであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項
    に記載のバー塗布方法。
  7. 【請求項7】 前記塗布液の粘度が1〜100mPa・
    sであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に
    記載のバー塗布方法。
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