JP2003176297A - ステロイドスルファターゼインヒビター - Google Patents

ステロイドスルファターゼインヒビター

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JP2003176297A
JP2003176297A JP2002355920A JP2002355920A JP2003176297A JP 2003176297 A JP2003176297 A JP 2003176297A JP 2002355920 A JP2002355920 A JP 2002355920A JP 2002355920 A JP2002355920 A JP 2002355920A JP 2003176297 A JP2003176297 A JP 2003176297A
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Barry V L Potter
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エステロゲン依存性腫瘍の治療において有効な
薬学的組成物を提供すること。 【解決手段】薬学的に受容可能な担体または希釈剤と化
合物とを含み、該化合物は、環系および下式のスルファ
メート基を含む、薬学的組成物: 【化1】 1およびR2の各々は独立して、H、アルキル、アルケ
ニル、シクロアルキル、およびアリールから選択され、
ここで、R1およびR2の少なくとも1つはHである;該
化合物は、ステロイドスルファターゼ活性を有する酵素
(E.C.3.1.6.2)のインヒビターである;該
化合物のスルファメート基がスルフェート化合物を形成
するためにスルフェート基と置換され、そしてpH7.
4および37℃にてステロイドスルファターゼ酵素
(E.C.3.1.6.2)とインキュベートされた場
合、50μM未満のKm値を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステロイドスルフ
ァターゼインヒビターとして用いられる新規化合物、お
よび該化合物を含有する薬学的組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ステロイド核の3−位にスルフェート基
を有するステロイド前駆体またはプロホルモン(本明細
書中で以後ステロイドスルフェートという)は、ヒト体
内におけるステロイド代謝の中間体として重要な役割を
果たすことが知られている。例えば、エストロンスルフ
ェートおよびデヒドロエピアンドロステロン(DHA)
スルフェートは、体内においてエストロンおよびエスト
ラジオールのようなエストロゲンの生成における中間体
として重要な役割を果たすことが知られている。例え
ば、エストロンスルフェートは、特に、閉経後の女性に
特有な主要な循環エストロゲン前駆体の一つの例である
ことが知られており、そして乳房の腫瘍におけるエスト
ロンスルファターゼ活性は、エストロゲン形成に関わる
他の酵素より100〜1000倍大きい(James
ら,Steroids,50,269−279(198
7))。
【0003】これだけでなく、エストロンおよびエスト
ラジオールのようなエストロゲン、特にそれらの過剰生
成は、乳ガンのような悪性状態に強く関係しており(B
reast Cancer, Treatment a
nd Prognosis:R.A.Stoll編,p
p.156−172,Blackwell Scien
tific Publications(1986)を
参照のこと)、そしてエストロゲン生成のコントロール
は、多くの抗癌治療、例えば、化学療法および手術(例
えば、卵巣摘出および副腎摘出)の特定の標的である。
内分泌治療に関心が持たれる限りは、これまでの努力
は、アロマターゼインヒビターに集中する傾向があっ
た。すなわち、このアロマターゼインヒビターはアロマ
ターゼ活性を阻害する化合物であり、この活性は、添付
のエストロゲン代謝経路図(図1)に示すように、アン
ドロゲンの変換、例えば、アンドロステンジオンおよび
テストステロンからエストロンおよびエストラジオール
ヘのそれぞれの変換に関わっている。
【0004】最近出版された国際出願第WO91/13
083号では、エストロゲン代謝経路で異なる箇所、と
いうよりはむしろ、2つの異なる箇所を標的とすること
が提案されてきた。すなわち、ステロイドスルファター
ゼ活性により、そしてステロイドスルファターゼインヒ
ビターとしての3−モノアルキルチオホスホネートステ
ロイドエステル、より詳細には、エストロン−3−モノ
メチルチオホスホネートを用いて、DHAスルフェート
およびエストロンスルフェートからDHAおよびエスト
ロンヘのそれぞれの変換を標的とすることが提案されて
きた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、インビトロおよびインビボでステロイドスルファタ
ーゼ活性を阻害し得る新規化合物を提供することであ
る。
【0006】本発明の第2の目的は、インビトロおよび
インビボの両方でステロイドスルファターゼインヒビタ
ーとして改善された活性を有する新規化合物を提供する
ことである。
【0007】本発明の第3の目的は、エステロゲン依存
性腫瘍の治療において有効な薬学的組成物を提供するこ
とである。
【0008】本発明の第4の目的は、乳ガンの治療にお
いて有効な薬学的組成物を提供することである。
【0009】本発明の第5の目的は、哺乳動物、特にヒ
トのエステロゲン依存性腫瘍の治療をするための方法を
提供することである。
【0010】本発明の第6の目的は、哺乳動物、特に女
性の乳ガンの治療をするための方法を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、化合物
を含有する、ステロイドスルファターゼ活性を阻害する
薬剤を製造するための方法であって、ここで該化合物
は、環および下式のスルファメート基を含む環系化合物
である、方法:
【0012】
【化7】 ここで、R1およびR2の各々は、独立して、H、アルキ
ル、アルケニル、シクロアルキル、およびアリールから
選択されるか、互いに一緒になってアルキレン鎖中に、
1つまたはそれ以上のヘテロ原子あるいは基を必要に応
じて含有するアルキレンを表す;およびここで、該化合
物は、ステロイドスルファターゼ活性を有する酵素
(E.C.3.1.6.2)のインヒビターである;お
よびここで、該化合物のスルファメート基は、スルフェ
ート化合物を形成するためにスルフェート基と置換さ
れ、そしてpH7.4および37℃にてステロイドスル
ファターゼ酵素(E.C. 3.1.6.2)とインキ
ュベートされた場合、50μM未満のKm値を提供する
方法を包含する。
【0013】1つの実施態様において、上記化合物は下
式の化合物である方法であり得る;
【0014】
【化8】 ここでR1およびR2は上記で定義され得る。
【0015】1つの実施態様において、多環基は多環式
アルコールの残基である方法であり得る。
【0016】1つの実施態様において、上記多環基はス
テロールの残基を表す方法であり得る。
【0017】1つの実施態様において、上記ステロール
は3−ステロールである方法であり得る。
【0018】1つの実施態様において、上記ステロール
は、エストロン、デヒドロエピアンドロステロン、置換
エストロン、および置換デヒドロエピアンドロステロン
からなる群より選択される方法であり得る。
【0019】1つの実施態様において、上記R1および
2は、HまたはC1−C10アルキルから独立して選択さ
れる方法であり得る。
【0020】1つの実施態様において、上記R1および
2は、HまたはC1−C5アルキルから独立して選択さ
れる方法であり得る。
【0021】1つの実施態様において、上記R1および
2は、Hまたはメチルから独立して選択される方法で
あり得る。
【0022】1つの実施態様において、上記化合物はエ
ストロン−3−スルファメート、エストロン−3−N,
N−ジメチルスルファメート、またはエストロン−3−
N−モノメチルスルファメートのいずれか1つである方
法であり得る。
【0023】1つの実施態様において、上記R1および
2の少なくとも1つはHである方法であり得る。
【0024】1つの実施態様において、上記環は上記ス
ルファメート基に結合している方法であり得る。
【0025】本発明の方法は、化合物を含有する、ステ
ロイドスルファターゼ活性を阻害する薬剤を製造するた
めの方法であって、ここで該化合物は、多環式アルコー
ルのスルファミン酸エステル、またはそのようなエステ
ルのN−アルキル、N−アルケニル、N−シクロアルキ
ル、またはN−アリール誘導体、もしくは任意のそのよ
うなエステルまたはN−置換エステルの薬学的に受容可
能な塩であり、該エステルのアルコール部分は多環式ア
ルコールのアルコール部分であり、それらのスルフェー
トはステロイドスルファターゼ活性を有する酵素(E.
C. 3.1.6.2)によって加水分解可能である方
法であり得る。
【0026】本発明の化合物は、環系および下式のスル
ファメート基を含む、精製された化合物:
【0027】
【化9】 ここで、R1およびR2の各々は、独立して、H、アルキ
ル、アルケニル、シクロアルキル、およびアリールから
選択され、ここで、R1およびR2の少なくとも1つはH
である;およびここで、該環系は、少なくとも3つの環
を含み、そのうち少なくとも2つは融合している;ここ
で、該化合物は、ステロイドスルファターゼ活性を有す
る酵素(E.C.3.1.6.2)のインヒビターであ
る;ここで、該化合物のスルファメート基は、スルフェ
ート化合物を形成するためにスルフェート基と置換さ
れ、そしてpH7.4および37℃にてステロイドスル
ファターゼ酵素(E.C. 3.1.6.2)とインキ
ュベートされた場合、50μM未満のKm値を提供する
化合物を包含する。
【0028】本発明の化合物は、ステロイドの環構造お
よび下式のスルファメート基を含む、精製された化合
物:
【0029】
【化10】 ここで、R1およびR2の各々は、独立して、H、アルキ
ル、アルケニル、シクロアルキル、およびアリールから
選択され、ここで、R1およびR2の少なくとも1つはH
である;およびここで、該化合物は、ステロイドスルフ
ァターゼ活性を有する酵素(E.C.3.1.6.2)
のインヒビターである;ここで、該化合物のスルファメ
ート基は、スルフェート化合物を形成するためにスルフ
ェート基と置換され、そしてpH7.4および37℃に
てステロイドスルファターゼ酵素(E.C. 3.1.
6.2)とインキュベートされた場合、50μM未満の
m値を提供する化合物を包含する。
【0030】1つの実施態様において、上記ステロイド
の環構造は3−ステロールの残基である精製された化合
物であり得る。
【0031】1つの実施態様において、上記ステロール
は、エストロン、デヒドロエピアンドロステロン、置換
エストロン、および置換デヒドロエピアンドロステロン
からなる群より選択される精製された化合物であり得
る。
【0032】1つの実施態様において、上記R1および
2は、HまたはC1−C10アルキルから独立して選択さ
れる;しかし該R1およびR2の少なくとも1つはHであ
る精製された化合物であり得る。
【0033】1つの実施態様において、上記R1および
2は、HまたはC1−C5アルキルから独立して選択さ
れる;しかし該R1およびR2の少なくとも1つはHであ
る精製された化合物であり得る。
【0034】1つの実施態様において、上記R1および
2は、Hまたはメチルから独立して選択される;しか
し該R1およびR2の少なくとも1つはHである精製され
た化合物であり得る。
【0035】1つの実施態様において、上記R1はHで
あり、そして上記R2はHである精製された化合物であ
り得る。
【0036】1つの実施態様において、上記化合物はエ
ストロン 3−スルファメート、エストロン−3−N,
N−ジメチルスルファメートおよびエストロン−3−N
−モノメチルスルファメートのいずれか1つである精製
された化合物であり得る。
【0037】1つの実施態様において、上記スルファメ
ート基は上記環系または上記ステロイドの環構造に結合
している精製された化合物であり得る。
【0038】1つの実施態様において、上記化合物は下
式の化合物である精製された化合物であり得る;
【0039】
【化11】 ここでR1およびR2は上記で定義され得る。
【0040】1つの実施態様において、上記多環基はス
テロールの残基を表す精製された化合物であり得る。
【0041】1つの実施態様において、上記化合物は下
式の化合物である精製された化合物であり得る;
【0042】
【化12】 ここで多環基はステロールの残基を表し、そしてここで
1およびR2は上記で定義され得る。
【0043】1つの実施態様において、上記ステロール
は3−ステロールである精製された化合物であり得る。
【0044】1つの実施態様において、上記化合物は下
式の化合物である精製された化合物であり得る;
【0045】
【化13】 ここで多環基は3−ステロールの残基を表し、そしてこ
こでR1およびR2はHであり得る。
【0046】本発明は、エストロン3−スルファメート
を包含する。
【0047】本発明は、エストロン−3−N−モノメチ
ルスルファメートを包含する。
【0048】本発明は、エストロン−3−N,N−ジメ
チルスルファメートを包含する。
【0049】本発明の薬学的組成物は、薬学的に受容可
能な担体または希釈剤と化合物とを含む、薬学的組成物
であって、該化合物は、環系および下式のスルファメー
ト基を含む、薬学的組成物を包含する:
【0050】
【化14】 ここで、R1およびR2の各々は、独立して、H、アルキ
ル、アルケニル、シクロアルキル、およびアリールから
選択され、ここで、R1およびR2の少なくとも1つはH
である;およびここで、該環系は、少なくとも3つの環
を含み、そのうち少なくとも2つは融合している;ここ
で、該化合物は、ステロイドスルファターゼ活性を有す
る酵素(E.C.3.1.6.2)のインヒビターであ
る;ここで、該化合物のスルファメート基は、スルフェ
ート化合物を形成するためにスルフェート基と置換さ
れ、そしてpH7.4および37℃にてステロイドスル
ファターゼ酵素(E.C. 3.1.6.2)とインキ
ュベートされた場合、50μM未満のKm値を提供す
る。
【0051】本発明の薬学的組成物は、薬学的に受容可
能な担体または希釈剤と化合物とを含む、薬学的組成物
であって、該化合物は、ステロイドの環構造および下式
のスルファメート基を含む、薬学的組成物を包含する:
【0052】
【化15】 ここで、R1およびR2の各々は、独立して、H、アルキ
ル、アルケニル、シクロアルキル、およびアリールから
選択され、ここで、R1およびR2の少なくとも1つはH
である;およびここで、該化合物は、ステロイドスルフ
ァターゼ活性を有する酵素(E.C.3.1.6.2)
のインヒビターである;ここで、該化合物のスルファメ
ート基は、スルフェート化合物を形成するためにスルフ
ェート基と置換され、そしてpH7.4および37℃に
てステロイドスルファターゼ酵素(E.C. 3.1.
6.2)とインキュベートされた場合、50μM未満の
m値を提供する。
【0053】本発明の薬学的組成物は、薬学的に受容可
能な担体または希釈剤と化合物とを含む、薬学的組成物
であって、該化合物は、環系および下式のスルファメー
ト基を含む、薬学的組成物を包含する:
【0054】
【化16】 ここで、R1およびR2の各々は、独立して、H、アルキ
ル、アルケニル、シクロアルキル、およびアリールから
選択され、ここで、R1およびR2の少なくとも1つはH
である;およびここで、該化合物は、ステロイドスルフ
ァターゼ活性を有する酵素(E.C.3.1.6.2)
のインヒビターである;ここで、該化合物のスルファメ
ート基は、スルフェート化合物を形成するためにスルフ
ェート基と置換され、そしてpH7.4および37℃に
てステロイドスルファターゼ酵素(E.C. 3.1.
6.2)とインキュベートされた場合、50μM未満の
m値を提供する;ここで、該化合物は、単位用量あた
り100〜500mgの化合物を提供する量で存在す
る。
【0055】1つの実施態様において、上記ステロイド
の環構造は3−ステロールの残基である薬学的組成物で
あり得る。
【0056】1つの実施態様において、上記ステロール
は、エストロン、デヒドロエピアンドロステロン、置換
エストロン、および置換デヒドロエピアンドロステロン
からなる群より選択される薬学的組成物であり得る。
【0057】1つの実施態様において、上記R1および
2はHまたはC1−C10アルキルから独立して選択され
る;しかし該R1およびR2の少なくとも1つはHである
薬学的組成物であり得る。
【0058】1つの実施態様において、上記R1および
2はHまたはC1−C5アルキルから独立して選択され
る;しかし該R1およびR2の少なくとも1つはHである
薬学的組成物であり得る。
【0059】1つの実施態様において、上記R1および
2は、Hまたはメチルから独立して選択される;しか
し該R1およびR2の少なくとも1つはHである薬学的組
成物であり得る。
【0060】1つの実施態様において、上記R1はHで
あり、そして上記R2はHである薬学的組成物であり得
る。
【0061】1つの実施態様において、上記化合物はエ
ストロン 3−スルファメート、エストロン−3−N,
N−ジメチルスルファメートおよびエストロン−3−N
−モノメチルスルファメートのいずれか1つである薬学
的組成物であり得る。
【0062】1つの実施態様において、上記スルファメ
ート基は上記環系または上記ステロイドの環構造に結合
している薬学的組成物であり得る。
【0063】1つの実施態様において、上記化合物は下
式の化合物である薬学的組成物であり得る;
【0064】
【化17】 ここでR1およびR2は上記で定義され得る。
【0065】1つの実施態様において、上記多環基はス
テロールの残基を表す薬学的組成物であり得る。
【0066】1つの実施態様において、上記化合物は下
式の化合物である薬学的組成物であり得る;
【0067】
【化18】 ここで多環基はステロールの残基を表し、そしてここで
1およびR2は上記で定義され得る。
【0068】1つの実施態様において、上記ステロール
は3−ステロールである薬学的組成物。
【0069】1つの実施態様において、上記化合物は下
式の化合物である薬学的組成物であり得る;
【0070】
【化19】 ここで多環基は3−ステロールの残基を表し、そしてこ
こでR1およびR2はHである。
【0071】本発明は、ステロイドスルファターゼ阻害
活性を有する(いくつかの場合では非常に高い活性レベ
ルである)新規化合物の発見に基づいている。これらの
化合物は、多環式アルコールのスルフェートがステロイ
ドスルファターゼ(EC3.1.6.2)活性を有する
酵素の基質である、多環式アルコールのスルファミン酸
エステル、それらのスルファミン酸エステルのN−アル
キルおよびN−アリール誘導体、ならびにそれらの薬学
的に受容可能な塩である。
【0072】広く言えば、本発明の新規化合物は、式
(I)の化合物である。
【0073】
【化20】 ここで、R1およびR2は、それぞれ独立して、H、アル
キル、シクロアルキル、アルケニル(elkenyl)
およびアリールから選択されるか、互いに一緒になって
アルキレン鎖中に1つまたはそれ以上のヘテロ原子ある
いは基を必要に応じて含有するアルキレンを表し、−O
−多環基は、多環式アルコールの残基を表し、そのスル
フェートは、ステロイドスルファターゼ活性(EC3.
1.6.2)を有する酵素の基質である。
【0074】本明細書中で用いられるとき、そのスルフ
ェートがステロイドスルファターゼ活性を有する酵素の
基質である多環式アルコールとは、そのスルフェートが
以下のものである多環式アルコールに言及している。す
なわち、そのスルフェートは、次式の誘導体であり:
【0075】
【化21】 pH7.4および37℃で、ステロイドスルファターゼ
EC3.1.6.2とインキュベートされるときに、5
0μmolより小さいKm値を提供する。
【0076】
【発明の実施の形態】1つの局面では、本発明は、新規
化合物として、多環式アルコールのスルフェートが既に
与えられた定義に従ってステロイドスルファターゼ活性
を有する酵素の基質である、多環式アルコールのスルフ
ァミン酸エステル、ならびに、それらのN−アルキル、
N−シクロアルキル、N−アルケニル、およびN−アリ
ール誘導体を提供する。これらの化合物は、上記で示さ
れた式Iの化合物である。
【0077】好ましくは、この多環基は、最大約40個
の炭素原子、より通常には約30個以下の炭素原子を含
む全ての置換基を含有し得る。好ましい多環式化合物
は、ステロイド環構造、すなわち、シクロペンタノフェ
ナントレン骨格を含有する化合物である。好ましくは、
このスルファミル基または置換スルファミル基がその骨
格の3−位に結合された、すなわち、式IIの化合物で
ある。
【0078】
【化22】 ここで、R1およびR2は、上記で定義されたものであ
り、そして、この環系ABCDは、置換または非置換、
飽和または不飽和のステロイド核を表し、好ましくは、
エストロンまたはデヒドロエピアンドロステロンを表
す。
【0079】他の好適なステロイド環系は以下の通りで
ある:置換エストロン、すなわち: 2−OH−エストロン 2−メトキシ−エストロン 4−OH−エストロン 6α−OH−エストロン 7α−OH−エストロン 16α−OH−エストロン 16β−OH−エストロン エストラジオールおよび置換エストラジオール、すなわ
ち: 2−OH−17β−エストラジオール 2−メトキシ−17β−エストラジオール 4−OH−17β−エストラジオール 6α−OH−17β−エストラジオール 7α−OH−17β−エストラジオール 16α−OH−17a−エストラジオール 16β−OH−17a−エストラジオール 16β−OH−17β−エストラジオール 17α−エストラジオール 17β−エストラジオール 17α−エチニル−17β−エストラジオール エストリオールおよび置換エストリオール、すなわち: エストリオール 2−OH−エストリオール 2−メトキシ−エストリオール 4−OH−エストリオール 6α−OH−エストリオール 7α−OH−エストリオール 置換デヒドロエピアンドロステロン、すなわち: 6α−OH−デヒドロエピアンドロステロン 7α−OH−デヒドロエピアンドロステロン 16α−OH−デヒドロエピアンドロステロン 16β−OH−デヒドロエピアンドロステロン 一般的な用語では、ステロイド環系ABCDは、種々の
非妨害性置換基を含有し得る。特に、この環系ABCD
は、1つまたはそれ以上の下記の置換基を含有し得る:
ヒドロキシ、アルキル、特に低級(C1−C6)アルキル
(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、
n−ペンチルおよび他のペンチル異性体、ならびにn−
ヘキシルおよび他のヘキシル異性体)、アルコキシ、特
に低級(C1−C6)アルコキシ(例えば、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシなど)、アルキニル(例えば、エチ
ニル)、またはハロゲン(例えば、フルオロ)。
【0080】他の好適な非ステロイド環系は、ジエチル
スチルボエストロール、スチルボエストロールおよびス
テロイドスルファターゼEC3.1.6.2を用いて5
0μmolより小さいKm値を有するスルフェートを提
供する他の環系を包含する。
【0081】置換される際、本発明のN置換化合物は、
好ましくは最大10個の炭素原子を含有するまたはそれ
ぞれが含有する1つまたは2つのN−アルキル、N−ア
ルケニル、N−シクロアルキルまたはN−アリール置換
基を含有し得る。R1および/またはR2がアルキルであ
る場合、好ましいのは、R1およびR2がそれぞれ独立し
て1〜5個の炭素原子を含有する低級アルキル基、すな
わち、メチル、エチル、プロピルなどから選択されるも
のである。好ましくは、R1およびR2は、共にメチルで
ある。R1および/またはR2がアリールである場合、典
型的なのは、フェニルおよびトリル(−PhCH3;o
−、m−またはp−)である。R1およびR2がシクロア
ルキルを表す場合、典型的なのは、シクロプロピル、シ
クロペンチル、シクロヘキシルなどである。互いに一緒
になる場合、R1およびR2は、典型的には、必要に応じ
て1つまたはそれ以上のヘテロ原子または基、例えば、
5−、6−または)−員複素環(例えば、モルホリノ、
ピロリジノまたはピペリジノ)を形成する−O−または
−NH−によって仲介(interrupt)される、
4〜6個の炭素原子からなる鎖を形成するアルキレン基
を表す。
【0082】アルキル、シクロアルキル、アルケニルお
よびアリールの中で、当該化合物のスルファターゼ阻害
活性を妨げない1つまたはそれ以上の基を置換基として
含有する置換された基も包含する。非妨害性置換基とし
ては、例えば、ヒドロキシ、アミノ、ハロ、アルコキ
シ、アルキルおよびアリールを包含する。
【0083】最も好ましいものは、式IIIおよびIV
の化合物である:
【0084】
【化23】
【0085】
【化24】 ここで、R1およびR2は、HまたはC1〜C5アルキル、
すなわち、エストロン−3−スルファメートおよびデヒ
ドロエピアンドロステロン−3−スルファメート、およ
びそれらのN−(C1〜C5)アルキル誘導体、特にジメ
チル誘導体(R1=R2=CH3)である。
【0086】本発明のスルファミン酸エステルは、多環
式アルコール(例えば、エストロンまたはデヒドロエピ
アンドロステロン)を塩化スルファモイルR12NSO
2Clと反応させることにより、すなわち、反応スキー
ムIにより調製される:
【0087】
【化25】 反応スキームIを行うための条件は、以下の通りであ
る:水素化ナトリウムおよび塩化スルファモイルを、0
℃の攪拌したエストロンの無水ジメチルホルムアミド溶
液に添加する。次に、反応物を室温まで加温し、さらに
24時間攪拌し続ける。反応混合物を炭酸水素(bic
arbonate)ナトリウムの冷した飽和溶液に注入
し、得られる水性相をジクロロメタンで抽出する。併せ
た有機抽出物を無水MgSO4上で乾燥する。濾過の
後、真空下で溶媒を蒸発させ、トルエンと共蒸発させて
粗残査を得、それをさらにフラッシュクロマトグラフィ
ーにより精製する。
【0088】必要に応じて、多環式アルコール(ステロ
ール)内の官能基は、公知の方法で保護され得、そして
その保護基または保護基群は反応終了時に除去され得
る。
【0089】本発明のステロイドスルファターゼインヒ
ビターは、薬剤として投与するために、従来の薬学的製
剤技術および薬学的担体、賦形剤、希釈剤などを用い
て、通常、非経口投与に適切ないかなる方法でも製剤化
され得る。有効なおよその投与量は、当該化合物のそれ
ぞれの活性に依存して、平均体重(70kg)の患者に
対して、100〜800mg/日の範囲内である。好適
でより活性な化合物に対するより通常の投与量は、20
0〜800mg/日、さらに好ましくは、200〜50
0mg/日、最も好ましくは、200〜250mg/日
の範囲内である。それらは、1回投与レジメ、分割投与
レジメおよび/または数日間にわたる多回投与レジメで
投与され得る。経口投与には、それらは、単位投与量当
たり100〜500mgの化合物を含有する、錠剤、カ
プセル、溶液または懸濁液として製剤化され得る。ある
いは、そして好ましくは、これらの化合物は、適切な非
経口投与可能な担体内に非経口投与用に製剤化され、そ
して1日投与量を200〜800mg、好ましくは20
0〜500mg、より好ましくは200〜250mgの
範囲内で提供するために製剤化される。しかしながら、
そのような有効な1日投与量は、活性成分の固有の活性
および被検体の体重に依存して変化し、そのような変化
は、医者の技術と判断の範囲内にある。
【0090】特定の用途としては、本発明のステロイド
スルファターゼインヒビターは、別のスルファターゼイ
ンヒビターと、または、例えば、4−ヒドロキシアンド
ロステンジオン(4−OHA)のようなアロマターゼイ
ンヒビターとの組合せのいずれかとの併用治療に用いら
れ得る。
【0091】以下の調製の実施例および試験データによ
り本発明を例示する。
【0092】
【実施例】(実施例1) (エストロン−3−スルファメートの調製)水素化ナト
リウム(60%分散体、2当量)および塩化スルファモ
イル(2当量)を、0℃の攪拌したエストロン(1当
量)の無水ジメチルホルムアミド溶液に添加した。次
に、反応物を室温まで加温し、さらに24時間攪拌し続
けた。
【0093】反応混合物を炭酸水素ナトリウムの冷たい
飽和溶液に注入し、得られる水性相をジクロロメタンで
抽出した。併せた有機抽出物を無水MgSO4上で乾燥
した。濾過後、真空下で溶媒を蒸発させ、トルエンと共
蒸発させて粗残査を得、それをさらにフラッシュクロマ
トグラフィーにより精製する。分析を行って以下のデー
タを得た:
【0094】
【数1】 (実施例2) (エストロン−3−N−メチルスルファメートの調製)
塩化スルファモイルを等量のN−メチルスルファモイル
クロリドにかえる以外は実施例1の方法を繰り返した。
分析を行って以下のデータを得た:
【0095】
【数2】 (実施例3) (エストロン−3−N,N−ジメチルスルファメートの
調製)塩化スルファモイルを等量の塩化N,N−ジメチ
ルスルファモイルにかえる以外は実施例1の方法を繰り
返した。分析を行って以下のデータを得た:
【0096】
【数3】 (実施例4) (エストロン−3−スルファメートによるMCF−7細
胞内のステロイドスルファターゼ活性の阻害)ステロイ
ドスルファターゼは、ステリルスルファターゼEC3.
1.6.2として定義される。
【0097】ステロイドスルファターゼ活性は、無傷の
MCF−7ヒト乳ガン細胞を用いてインビトロで測定し
た。このホルモン依存性細胞セルラインを広範に用い
て、ヒト乳ガン細胞成長を制御する研究を行う。それは
重要なステロイドスルファターゼ活性(MacIndo
e et al.Endocrinology,12
3,1281−1287(1988);Purohit
& Reed,Int.J.Cancer,50,9
01−905(1992))を有し、米国では、Ame
rican Type Culture Collec
tion(ATCC)から、そして英国では、例えば、
Imperial Cancer Research
Fundから入手可能である。細胞は、20mM HE
PES、5%ウシ胎仔血清、2mMグルタミン、可欠ア
ミノ酸および0.075%炭酸水素ナトリウムを含有す
る最小必要培地(MEM)(Flow Laborat
ories,Irvine,スコットランド)中で保持
される。上記培地を用いて、30個までの25cm2
レプリケート組織培養フラスコに、約1×105細胞/
フラスコを接種した。細胞を80%集密まで成長させ、
培地を3日毎に交換した。
【0098】25cm2のトリプリケート組織培養フラ
スコをアール平衡塩溶液(Earle’s Balan
ced Salt Solution)(ICN Fl
ow,High Wycombe,U.K.からのEB
SS)で洗浄し、無血清MEM(2.5ml)中の、5
pmol(7×l05dpm)の[6,7−3H]エスト
ロン−3−スルフェート(New England N
uclear,ボストン,Mass.,USA)からの
比活性60Ci/mmol)をエストロン−3−スルフ
ァメート(11種の濃度:0、1fM、0.01pM、
0.1pM、1pM、0.01nM、0.1nM、1n
M、0.01μM、0.1μM、1μM)とともに37
℃で3〜4時間インキュベートした。インキュベートし
た後、各フラスコを冷却し、[14C]エストロン(7×
l03dpm)(Amersham Internat
ional Radiochemical Centr
e,Amersham,U.K.からの比活性97Ci
/mmol)を入れた分離管に、培地(1ml)をピペ
ットで移した。混合物を、トルエン(5ml)とともに
30秒間十分に振とうした。90%より多い[14C]エ
ストロンおよび0.1%未満の[3H]エストロン−3
−スルフェートが、この処理によって水性相から除去さ
れたことが、実験によって示された。有機相の一部(2
ml)を除去し、蒸発させ、シンチレーション分光測定
によって残査の3Hおよび14C含有量を測定した。加水
分解されたエストロン−3−スルフェートの質量を、得
られた 3H総数(用いた培地および有機相の容積、なら
びに添加した[14C]エストロンの回収について補正し
た)および基質の比活性から計算した。実験の各バッチ
は、スルファターゼ陽性ヒト胎盤(陽性コントロール)
から調製されたミクロゾームおよび細胞を含まないフラ
スコ(基質の見掛けの非酵素的加水分解を評価する)の
インキュベーションを含む。細胞の単層をザポニン(Z
aponin)で処理した後、コールターカウンターを
用いて、1フラスコあたりの細胞核の数を測定した。各
バッチで1つのフラスコを用い、トリパン・ブルー・エ
クスクルージョン法(Trypan Blue exc
lusion method)(Phillips,
H.J.(1973):Tissue culture
and application,[Kruse,
D.F.& Patterson,M.K.編];p
p.406−408;Academic Press、
ニューヨークに記載)を用いて細胞膜の状態および生存
度を評価した。
【0099】エストロン−3−スルファメートについて
のデータを表1ならびに図2および図4に示す。ステロ
イドスルファターゼ活性についての結果を、106個の
細胞について計算したインキュベーション期間(20時
間)中に形成された全生成物(エストロン+エストラジ
オール)の平均±1S.D.として表し、統計的有意を
示す値についての結果を、エストロン−3−スルファメ
ートを含有しないインキュベーションに対する(阻害)
減少パーセントとして表している。対応のないスチュー
デントのt−検定を用いて結果の統計的有意を調べた。
【0100】
【表1】 (実施例5) (エストロン−3−N,N−ジメチルスルファメートに
よるMCF−7細胞内のステロイドスルファターゼ活性
の阻害)インキュベーションに、エストロン−3−スル
ファメートのかわりにエストロン−3−N,N−ジメチ
ルスルファメート(5種の濃度:0、0.001μM、
0.01μM、0.1μM、1μM)を含む以外は、実
施例4に記載のものと同じ実験プロトコールを用いてエ
ストロン−3−N,N−ジメチルスルファメートについ
ての結果を得た。
【0101】エストロン−3−N,N−ジメチルスルフ
ァメートについての結果を、表IIおよび図3に示し、
それぞれ表Iおよび図2と同じ方法で表している。ま
た、その投与量−反応の対数曲線を図4のエストロン−
3−スルファメートと比較している。
【0102】
【表2】 (実施例6) (エストロン−3−N,N−ジメチルスルファメートお
よびエストロン−3−N,N−ジメチルスルファメート
での前処理によるMCF−7細胞内のステロイドスルフ
ァターゼ活性の阻害)実施例4に記載したものと同様の
実験プロトコールを用いて、エストロン−3−スルファ
メートおよびエストロン−3−N,N−ジメチルスルフ
ァメートそれぞれによって前処理したMCF−7細胞へ
の影響を測定した。
【0103】初めに、0.1μMのエストロン−3−ス
ルファメート、エストロン−3−N,N−ジメチルスル
ファメートまたは培地のみ(コントロール)を用いて、
無傷の単層を37℃で2時間インキュベートした。次
に、細胞を浸す培地を吸引によって除去し、その度に細
胞を5mlの培地で連続して3回洗浄した。得られた
「洗浄した」細胞を再懸濁し、5pmol(7×105
dpm)の[6,7−3H]エストロン−3−スルフェ
ートを含有する培地中、37℃で3〜4時間インキュベ
ートした。他のすべての態様は、実施例3および4に記
載したものと同じであった。
【0104】エストロン−3−スルファメートおよびエ
ストロン−3−N,N−ジメチルスルファメートについ
ての結果を表IIIに示し、表Iと同様の方法で表して
いる。
【0105】
【表3】 (実施例7) (エストロン−3−スルファメートによる胎盤ミクロゾ
ーム内のステロイドスルファターゼ活性の阻害)正常妊
娠期のスルファターゼ陽性ヒト胎盤(産婦人科病棟、S
t.Mary’S病院、ロンドン)をハサミで細かく切
り刻み、冷したリン酸緩衝液(pH7.4、50mM)
で1回洗浄し、そして冷したリン酸緩衝液中に再懸濁さ
せた(5ml/gの組織)。氷中での2分間の冷却期間
によって分離された3つの10秒バーストを用いて、U
ltra−Turraxホモジナイザーによって均質化
を行った。2000gで30分間遠心分離(4℃)する
ことにより、核および細胞デブリを除去し、上清の一部
(2ml)を−20℃で保存した。この上清のタンパク
質濃度を、Bradfordの方法(Anal.Bio
chem.,72,248−254(1976))によ
って測定した。
【0106】タンパク質濃度100μg/ml、基質濃
度20μMの[6,7−3H]エストロン−3−スルフ
ェート(New England Nuclear,ボ
ストン,Mass.,U.S.A.)からの比活性60
Ci/mmol)および37℃で20秒間のインキュベ
ーション時間を用いて、インキュベーション(1ml)
を行った。8種の濃度のエストロン−3−スルファメー
トを用いた:0μM(すなわちコントロール)、0.0
5μM、0.1μM、0.2μM、0.4μM、0.6
μM、0.8μM、1.0μM。インキュベートした
後、各サンプルを冷却し、[14C]エストロン(7×1
3dpm)(Amersham Internatio
nal Radiochemical Centre,
Amersham,U.K.からの比活性 97 Ci
/mmol)を入れた分離管に、培地(1ml)をピペ
ットで移した。混合物を、トルエン(5ml)とともに
30秒間十分に振とうした。90%より多い[14C]エ
ストロンおよび0.1%未満の[3H]エストロン−3
−スルフェートが、この処理によって水性相から除去さ
れたことが、実験によって示された。有機相の一部(2
ml)を除去し、蒸発させ、シンチレーション分光測定
によって残査の3Hおよび14C含有量を測定した。加水
分解されたエストロン−3−スルフェートの質量を、得
られた3H数(用いた培地および有機相の容積、ならび
に添加した[14C]エストロンの回収について補正し
た)および基質の比活性から計算した。
【0107】エストロン−3−スルファメートについて
の結果を、表IVおよび図5に示す。ステロイドスルフ
ァターゼ活性についての結果を、インキュベーション期
間(時間)中に形成された全生成物(エストロン+エス
トロジオール)、およびコントロールとして機能するエ
ストロン−3−スルファメートを含有しないインキュベ
ーションに対する(阻害)減少パーセントとして、表I
Vに表す。ステロイドスルファターゼ活性についての結
果を、エストロン−3−スルファメートの濃度に対する
コントロールからの(阻害)減少パーセントについて図
4に表し、0.07μMの計算されたIC50値(すなわ
ち、コントロールに対して50%阻害を生じるエストロ
ン−3−スルファメートの濃度)を含む。
【0108】
【表4】 (実施例8) (皮下エストロン−3−スルファメート処理したラット
由来の肝ミクロゾーム調製物内のステロイドスルファタ
ーゼ活性の阻害)3匹の雌ウィスターラット(体重80
〜110g)から構成される4群に、以下のものをそれ
ぞれ100μl皮下注射した(1日1回で7日間、基
剤:プロピレングリコール): プロピレングリコール(コントロール基剤) エストロン−3−スルファメート(10mg/kg/
日) エストロン−3−スルフェート(l0mg/kg/日)
(コントロール基質) エストロン−3−スルフェート(10mg/kg/日)
+エストロン−3−スルファメート(10mg/kg/
日) 8日目にすべてのラットを犠牲にし、解剖して肝臓を取
り出した。組織源がラット肝臓であり、分離基質として
[6,7−3H]エストロン−3−スルフェートおよび
[7−3H]デヒドロエピアンドロステロン−3−スル
フェートを用いてステロイドスルファターゼ活性を測定
する重複実験を行った以外は実施例6に記載したものと
同じプロトコールによって、肝ミクロゾーム調製物を調
製した。
【0109】ステロイドスルファターゼ活性についての
結果を、表Vに示し、インキュベーション期間中に形成
された全生成物を平均±1S.D.の形態で表す。エス
トロン−3−スルファメートで処理したラットの群から
得られた組織のインキュベーションについての結果もま
た、それぞれコントロールと比較した、ステロイドスル
ファターゼ活性の(阻害)減少パーセントとして表す。
【0110】
【表5】
【0111】
【発明の効果】本発明によって、エステロゲン依存性腫
瘍の治療において有効な薬学的組成物が提供される。
【0112】本発明によって、乳ガンの治療において有
効な薬学的組成物が提供される。
【0113】従って、本発明によれば以下が提供され
る。 (1)多環式アルコールのスルフェートがステロイドス
ルファターゼ活性を有する酵素の基質である、多環式ア
ルコールのスルファミン酸エステル、ならびに、それら
のN−アルキル、N−アルケニル、N−シクロアルキ
ル、およびN−アリール誘導体。 (2)(1)に記載のスルファミン酸エステルであっ
て、該スルファミン酸エステルは下式で表される:
【0114】
【化26】 ここで、R1およびR2は、それぞれ独立して、H、アル
キル、アルケニル、シクロアルキルおよびアリールから
選択されるか、互いに一緒になってアルキレン鎖中に1
つまたはそれ以上のヘテロ原子あるいは基を必要に応じ
て含有するアルキレンを表し、−O−多環基は多環式ア
ルコールの残基を表し、該多環式アルコールのスルフェ
ートエステルは、ステロイドスルファティック活性
(E.C.3.1.6.2)を有する酵素の基質であ
る。 (3)前記多環式アルコールがステロールである、
(2)に記載のスルファミン酸エステル。 (4)前記ステロールが3−ステロールである、(3)
に記載のスルファミン酸エステル。 (5)前記ステロールが、エストロン、デヒドロエピア
ンドロステロン、置換エストロン、および置換デヒドロ
エピアンドロステロンからなる群より選択される、
(4)に記載のスルファミン酸エステル。 (6)前記N−アルキル置換基またはN−アルキル置換
基群が、C1−C10アルキルであるN−アルキル置換化
合物である、(2)から(5)のいずれか1つに記載の
スルファミン酸エステル。 (7)前記N−アルキル置換基またはN−アルキル置換
基群が、C1−C5アルキルである、(6)に記載のスル
ファミン酸エステル。 (8)前記N−アルキル置換基またはN−アルキル置換
基群が、メチル基またはメチル基群である、(6)に記
載のスルファミン酸エステル。 (9)エストロン−3−スルファメート。 (10)エストロン−3−N,N−ジメチルスルファメ
ート。 (11)薬学的に受容可能な希釈剤または担体と混合さ
れるステロイドスルファターゼインヒビターを含有す
る、エストロゲン依存性腫瘍の治療用の薬剤調製物であ
って、該ステロイドスルファターゼインヒビターが、
(1)から(10)のいずれか1つに記載のスルファミ
ン酸エステルであるまたは含有する、薬剤調製物。 (12)哺乳動物にインビボでのステロイドスルファタ
ーゼ活性のインヒビターを、必要に応じて併用治療レジ
メの一部として1つまたはそれ以上の他の化学療法剤ま
たは他の薬学的活性化合物と混合または同時に投与する
工程を包含する哺乳動物のエストロゲン依存性腫瘍の治
療をするための方法であって、該方法は、その改善とし
て、有効量の下式で表される化合物を含有する工程を包
含する:
【0115】
【化27】 ここで、R1およびR2は、それぞれ独立して、H、アル
キル、アルケニル、シクロアルキルおよびアリールから
選択されるか、互いに一緒になってアルキレン鎖中に1
つまたはそれ以上のヘテロ原子あるいは基を必要に応じ
て含有するアルキレンを表し、−O−多環基は多環式ア
ルコールの残基を表し、該多環式アルコールのスルフェ
ートエステルは、ステロイドスルファティック活性
(E.C.3.1.6.2)を有する酵素の基質であ
る。 (13)前記ステロイドスルファターゼインヒビターの
式中のO−多環基が3−ステロール残基を表す、(1
2)に記載の方法。 (14)前記3−ステロール残基が、3−エストロンお
よび3−デヒドロエピアンドロステロン残基から選択さ
れる、(13)に記載の方法。 (15)前記ステロイドスルファターゼインヒビター
が、エストロン−3−スルファメート、エストロン−3
−(C1−C5アルキル)スルファメート、デヒドロエピ
アンドロステロン−3−スルファメートおよびデヒドロ
エピアンドロステロン−3−(C1−C5アルキル)スル
ファメートからなる群より選択される、(12)に記載
の方法。 (16)前記ステロイドスルファターゼインヒビター
が、エストロン−3−スルファメート、エストロン−3
−N,N−ジメチルスルファメートおよびエストロン−
3−N−モノメチルスルファメートからなる群より選択
される、(12)に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、インビボでのエストラジオールの生成
に関連する、代謝経路、酵素およびステロイド中間体を
示す図式化チャートである。ステロイドスルファターゼ
インヒビターとしての本発明の化合物の活性は、添付の
図面に示されている:
【図2】図2は、インビトロでのヒトMCF−7細胞内
のステロイドスルファターゼ活性に関するエストロン−
3−スルファメートの投与量依存性の阻害効果を示すヒ
ストグラムである。
【図3】図3は、インビトロでのヒトMCF−7細胞内
のステロイドスルファターゼ活性に関するエストロン−
3−N,N−ジメチルスルファメートの投与量依存性の
阻害効果を示すヒストグラムである。
【図4】図4は、インビトロでのヒトMCF−7細胞内
のステロイドスルファターゼ活性に関するエストロン−
3−スルファメートおよびエストロン−3−N,N−ジ
メチルスルファメートの投与量−反応の対数曲線を比較
するグラフである。
【図5】図5は、インビトロでのヒト胎盤ミクロゾーム
内のステロイドスルファターゼ活性に関するエストロン
−3−スルファメートの投与量依存性の阻害効果をIC
50値(50%阻害を生じるのに必要な濃度)とともに示
すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル ジョン リード イギリス国 ロンドン ダブリュー13 8 ビーゼット,ウィンボーン ガーデンズ 42 (72)発明者 バリー ビクター ロイド ポッター イギリス国 エイボン ビーエイ1 7ユ ーイー,バース,バースフォード,ドーバ ーズ パーク 95 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 DA09 MA02 NA14 ZB26 ZC20 4C091 AA01 BB03 BB04 BB07 CC01 DD01 EE03 EE10 FF01 GG01 HH01 JJ01 KK01 LL01 MM03 NN01 PA02 PA09 QQ01 RR10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エストロゲン産生を制御するための環系
    化合物を含む医薬の製造のための方法であって、 該方法は、該化合物を該医薬中に含有させる工程を包含
    し、ここで、 該化合物は、スルファミン酸エステル基を含み;該化合
    物は、ステロイドスルファターゼ活性を有する酵素
    (E.C.3.1.6.2)のインヒビターであり;お
    よび該化合物のスルファミン酸エステル基が、スルフェ
    ート基に置換されてスルフェート化合物が形成され、そ
    してpH7.4および37℃にてステロイドスルファタ
    ーゼ酵素(E.C. 3.1.6.2)とインキュベー
    トされた場合、50μM未満のKm値を提供する、方
    法。
  2. 【請求項2】 薬学的に受容可能な担体または希釈剤と
    化合物とを含む、薬学的組成物であって、該化合物は、
    下式を含む、薬学的組成物: 【化1】 ここで、R1およびRの各々は、独立して、H、アル
    キル、アルケニル、シクロアルキル、およびアリールか
    ら選択され、ここで、RおよびRの少なくとも1つ
    はHである;およびここで、該多環基は、少なくとも4
    つの環を含み、そのうち少なくとも2つは融合している
    環系であり;ここで、該化合物は、ステロイドスルファ
    ターゼ活性を有する酵素(E.C.3.1.6.2)の
    インヒビターである;ここで、該化合物のスルファメー
    ト基が、スルフェート化合物を形成するためにスルフェ
    ート基と置換され、そしてpH7.4および37℃にて
    ステロイドスルファターゼ酵素(E.C. 3.1.
    6.2)とインキュベートされた場合、50μM未満の
    m値を提供する。
  3. 【請求項3】 下式を含む、精製された化合物: 【化2】 ここで、R1およびR2の各々は、独立して、H、アルキ
    ル、アルケニル、シクロアルキル、およびアリールから
    選択され、ここで、R1およびR2の少なくとも1つはH
    である;およびここで、該多環基は、少なくとも4つの
    環を含み、そのうち少なくとも3つは融合している環系
    であり;ここで、該化合物は、ステロイドスルファター
    ゼ活性を有する酵素(E.C.3.1.6.2)のイン
    ヒビターである;ここで、該化合物のスルファメート基
    が、スルフェート化合物を形成するためにスルフェート
    基と置換され、そしてpH7.4および37℃にてステ
    ロイドスルファターゼ酵素(E.C. 3.1.6.
    2)とインキュベートされた場合、50μM未満のKm
    値を提供する。
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