JP2003176088A - 金属扉 - Google Patents

金属扉

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JP2003176088A
JP2003176088A JP2001373532A JP2001373532A JP2003176088A JP 2003176088 A JP2003176088 A JP 2003176088A JP 2001373532 A JP2001373532 A JP 2001373532A JP 2001373532 A JP2001373532 A JP 2001373532A JP 2003176088 A JP2003176088 A JP 2003176088A
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Japan
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central member
plate
wall surface
door
reinforcing
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JP2001373532A
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English (en)
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Tomohiro Naruse
友博 成瀬
Toshio Hattori
敏雄 服部
Ritsu Teramoto
律 寺本
Takeshi Fukuya
毅 福家
Mitsuru Sakai
満 坂井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】壁面垂直方向の荷重に対する壁板や扉板のたわ
み剛性を向上する。 【解決手段】壁面や扉面の2つの対角線上を結ぶ直線部
に補強部材を壁面に接合し、その交点部分に中央部材を
設け、中央部材を直線部の補強部材と壁面の両者に接合
する構造とすることで、壁面のたわみ剛性を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ等の金
属扉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅やエレベータ等に使用される金属扉
においては、面に垂直方向の荷重が負荷されて、壁面や
扉面がたわみ変形を生じることがある。このたわみ変形
が大きいと異音を発生したり、安全上障害を発生する恐
れがある。また、特にエレベータのかごに使われる側板
や扉板においては、たわみ変形が大きいと昇降路内の部
材と干渉して事故に繋がる可能性がある。また、側板に
人が寄りかかったりしたときを想定して、側板のたわみ
変形をある基準値以下に押さえることが必要である。
【0003】図4は、従来のエレベータの扉板構造を示
したものである。1〜3mm程度の板厚の鋼板を塑性曲
げ加工により、門型にした扉板1の意匠面6と反対側の
面(裏面7)に上下の横補強部材2、3と2本の縦補強
部材4、5をリベットや粘着テープ、接着剤などで固定
した構造をとっている。縦補強部材4、5は、中央部に
1本の場合もある。また、上下の横補強2、3に加え、
中央部に横補強を加える場合もある。2本の縦補強部材
4、5は、扉板1のたわみ剛性を向上するために扉板1
の裏面7に固定されている。2本の縦補強部材は1〜3
mm程度の板材を塑性曲げ加工して図5に示すようなコ
の字型(A)の断面形状や、帽子(ハット)型(B)の断
面形状をとり、扉板1の裏面7と接合する平坦な接合面
10と、この接合面10から一定の距離を持った平行面
11とそれをつなぐ面から構成されている。
【0004】扉板1の意匠面6を平坦にするために、縦
補強部材4、5の接合面10と扉板1の裏面7との接合
には接着や粘着テープを用いることが多い。また、図4
の横補強部材2、3は扉板1の耳部8や縦補強部材4、
5の平行面11とリベット9やボルトなどで固定され
る。
【0005】このような壁の壁面垂直方向に対する剛性
を向上する方法としては、壁面に接合された部材で板の
2つ対角線上を補強するように壁面中央から扉板1の角
部に向かって放射状に補強部材を配置する手法が最も効
果が高い。
【0006】壁板や扉板の壁面中央から角部に向かって
放射状に補強する手段としては、図6の特開2001−
90376号公報のような壁板の4辺の枠22a、22
b、23a、23bおよび横補強24と、対角線を結ぶ
部材32、33、34、35とそれを中央でつなぐ中央
部材20を構成して枠組みの剛性を増す方法や、図7の
特開平9−295782号公報のようなエレベータかご
の側板のように、対角線上にリブ182を補強したFR
Pなどが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開2001−90376号公報においては、4辺枠のよ
じれやねじれ、たわみ剛性を増すことができるが、対角
線を結ぶ部材23、33、34、35およびそれをつな
ぐ中央部材20が壁面にと接合されていないため、壁面
に対して垂直な荷重がかかった場合の壁面のたわみを低
減することに対しては配慮されていない。
【0008】また、特開平9−295782号公報のよ
うな対角線のリブは、図7で示したように、1つの対角
線のみで補強されているが、もう1方の対角線を補強す
ることも可能である。2つの対角線上を補強した場合、
FRPや鋳造品のような成形品に対しては補強部分の成
形型の形状を変更することにより容易に可能である。
【0009】しかしながら、より安価な板材などから構
成される壁板および扉板においては、X字状の補強部材
と壁板が別部材となり、X字状の補強部材を安価にかつ
十分な剛性を持つように製作ことが困難である。本発明
の目的は、壁板や扉板の壁面垂直方向荷重に対する剛性
を向上させた金属扉を提供することにある。
【0010】
【発明が解決するための手段】上記目的は、金属板を折
り曲げて形成された四つの辺と、この四つの辺によって
形成された意匠面と、この意匠面の裏面に補強部材を取
り付けた金属扉において、前記裏面の四つの角部を対角
線状に結ぶように前記補強部材を前記裏面に固定すると
ともに、前記補強部材が交差する部分に中央部材を前記
裏面に固定し、この中央部材と前記補強部材とを締結し
たことにより達成される。
【0011】また、上記目的は、前記補強部材は鋼板や
アルミ板などの薄板を折り曲げることによって前記裏面
との接合面と、この接合面から所定の距離を持った形成
された平行部とを備え、この平行部と前記中央部材とは
溶接、ボルト、リベット、接着、粘着テープ等により接
合されることにより達成される。
【0012】また、上記目的は、前記中央部材をX字型
としたことにより達成される。
【0013】また、上記目的は、前記中央部材を円形形
状としたことにより達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】ところで、近年エレベータは高速
走行化への要求にともない、かごの軽量化がなされ、そ
の一環として扉体を薄型化する傾向にある。扉体を薄型
化するためには、前述のように壁板や扉板の壁面垂直方
向に対する剛性を向上させる必要がある。そのために
は、壁板および扉板の2つの対角線上に補強部材を固定
するのが最も効果的である。
【0015】図8に図5(A)で説明したようなコの字
断面を持つ補強部材を縦に2本設けた場合と、同様の断
面形状の補強部材を2つの対角線上に設けた場合の中央
部に荷重を受けた場合のたわみ変形の解析結果を示す。
解析結果によると、断面形状が同じ補強部材を用いた場
合、2つの対角線上に補強部材を配置するのが最も効果
的である。
【0016】例えば図5(B)で説明したハット型断面
のもので、この2つの対角線の交点部分を塑性曲げ加工
により一体成形する場合、図9のようにハッチングでし
めした不要部分15を取り除いてから、押し具によって
X字状に曲げ加工する。この手法により、2つの対角線
を結ぶ補強部材全体を一体で成形した場合、不要部分1
5の面積が大きいため、材料の無駄な部分が非常に多
い。また、壁や扉の幅や高さの違うものに対しては、対
角線の角度、長さが変化するため、それに合わせて塑性
加工の型を用意する必要があり、コスト高につながる。
これに対して、図1に示したように交点部分だけを別の
中央部材12とすると、図9で示した不要部分41の面
積を小さくすることができる。また、対角線の長さは、
直線部材13の長さで調節することができる。対角線の
角度に関しては、X字状の中央部材12の塑性曲げ加工
押し具を角度ごとに設ける必要があるが、この部分を十
分に小さくしておけば前述の全体を一体成形する場合よ
りコストを下げることができる。
【0017】上記のように、2つの対角線の交点部分を
別部材12とした場合、中央部材12と直線部材13、
中央部材12と壁面1との接合方法が問題となる。中央
部材12と直線部材13が接合されていない場合、図1
0に示すように中央部材12と直線部材13の境目が折
れ曲がり点16となって、十分な剛性を期待できない。
また、中央部材12と壁面1とが接合されていない場合
も、たわみ変形が大きくなってしまう。
【0018】したがって、中央部材12は直線部材13
と接合されかつ、壁面1に接合されている必要がある。
図2(A)のようにX字状の中央部材12を用いた場
合、直線部材13とを嵌めあい構造として、全体を接着
またはボルト、リベット締結して中央部材12と直線部
材13を接合する方法をとることができる。また、嵌め
あい構造は寸法精度が必要となるため、図2(B)のよ
うに中央部材12と直線部材13を接合する接合部材1
4を設けて、接合部材14を中央部材12と直線部材1
3にボルト、リベット等で接合する方法もある。この場
合、中央部材12と直線部材13の接合は、壁面1から
離れた位置で行う方が断面の剛性を上げる上で有効であ
るので、請求項2に示すように接合部分は壁面との接合
面1から離れた場所の平行部の位置で締結するのが良
い。
【0019】図3のように中央部材12を円形とする
と、嵌めあい接合によってX字の中央部材12と直線部
材13を接合したのものに比べて剛性は低いが、対角線
の角度によらず1つの部材で壁や扉の幅、高さに対応す
ることが可能である。
【0020】また、図10のように壁面または扉面中央
部付近には窓などが設けられ、壁面または扉面の2つの
対角線上を補強できない場合がある。このような場合
は、図11に示すように窓に対して干渉しない中央付近
に中央部材12が来るように配置する。このとき、直線
部材13は中央部材から壁面または扉面の各頂点に向か
って放射状に配置するのがよい。直線部材13が対角線
上に配置される図1に比べて剛性は多少低下するが、従
来構造図4の縦に補強したものに比べて十分に高い剛性
を有する。窓にはガラスなどのもろい材料が用いられる
ため、さらに窓枠部材17を設けた方がよい。
【0021】図1、図2、図3、図10を用いて本発明
の具体的な実施例を示す。
【0022】図1は、本発明を備えた扉板の分解構造を
示す斜視図である。図2は、本発明の扉板の用いられる
中央部材の拡大斜視図である。図3は、他の実施例を備
えた中央部材の拡大斜視図である。各図において、壁板
(または扉板)1の2つの対角線を結ぶ補強部材として
壁板1に接合された4つの直線部材13と、その4つの
直線部材13と壁板1に接合されたX字状の中央部材1
2を用いている。横補強部材2、3は壁板1の上下端に
取り付けられている。この中央部材12および直線部材
13の断面は、図5(B)で説明したようなハット型の
断面形状となっている。
【0023】図2(A)(B)にX字状の中央部材12
の接合部を示す。中央部材12は壁面1との接合面10
と壁面1の裏面7を接合し、さらに直線部材13と接合
する必要がある。壁面1との接合には、壁面の表面の平
坦性を保つために中央部材12の平行部11と直線部材
13とを粘着テープや接着などの手法で接合している。
一方、中央部材12と直線部材13との間は、図2
(A)のように、嵌めあい構造にして接着したり、図2
(B)のように、接続部材14を用いて間接的に接合す
る手法を用いたりすることができる。接続部材14は、
壁面1から離れた位置にとる方が曲げ剛性を高くするこ
とができるので、接合面10から離れている平行部11
で接合すると良い。
【0024】図3は中央部材12を円形にした実施例で
ある。円形とすることで、対角線の角度によらず1つの
部材で壁や扉の幅、高さに対応することが可能である。
【0025】図10は、中央部にガラス窓18が空いて
いる場合の実施例である。窓と干渉しない中央部に中央
部材12を設け、そこから各頂点に向かって直線部材1
3を放射線上に配置している。さらに、窓枠部材17を
設けて窓穴18の4辺を補強するようにして、ガラス1
9を保護している。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、壁板や扉板の壁面垂直
方向荷重に対する剛性を向上させた金属扉を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を備えた壁板の概略を説明する
斜視図である。
【図2】図2は、本発明を備えた壁板に取り付けられた
中央部材の拡大斜視図である。
【図3】図3は、本発明の他の実施例を備えた中央部材
の拡大斜視図である。
【図4】図4は、従来の壁板の構造を説明する図であ
る。
【図5】図5は、従来の壁板に取り付けられた縦補強部
材の断面形状を示す図である。
【図6】図6は、従来の構造を説明する概略図である。
【図7】図7は、従来の構造を説明する概略図である。
【図8】図8は、荷重を受けた中央部材のたわみ変形の
解析結果を表すグラフ図である。
【図9】図9は、従来構造と本発明構造の変形量の比較
をする図である。
【図10】図10は、窓のある壁板に本発明を採用した
場合を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1…壁板または扉板、2…横補強部材、3:横補強部
材、4…縦補強部材、5…縦補強部材、6…壁板表面、
7…壁板表面、8…壁板耳部、9…リベットまたはボル
ト、10…接合面、11…平行面、12…中央部材、1
3…直線部材、14…接合部材、15…不要部材、16
…折れ曲がり点、17…窓枠部材、18…窓穴、19…
ガラス、20…中央部材、22,23…枠、24…横補
強、32,33,34,35…補強部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺本 律 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 福家 毅 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ内 (72)発明者 坂井 満 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ内 Fターム(参考) 2E016 HA09 JC10 KA07 LA01 LB02 LB03 LC01 MA01 MA06 NA05 PA03 QA11 QA13 QA14 QA15 QA16 3F307 CA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板を折り曲げて形成された四つの辺
    と、この四つの辺によって形成された意匠面と、この意
    匠面の裏面に補強部材を取り付けた金属扉において、前
    記裏面の四つの角部を対角線状に結ぶように前記補強部
    材を前記裏面に固定するとともに、前記補強部材が交差
    する部分に中央部材を前記裏面に固定し、この中央部材
    と前記補強部材とを締結したことを特徴とする金属扉。
  2. 【請求項2】前記補強部材は鋼板やアルミ板などの薄板
    を折り曲げることによって前記裏面との接合面と、この
    接合面から所定の距離を持った形成された平行部とを備
    え、この平行部と前記中央部材とは溶接、ボルト、リベ
    ット、接着、粘着テープ等により接合されることを特徴
    とする請求項1記載の金属扉。
  3. 【請求項3】前記中央部材をX字型としたことを特徴と
    する請求項1記載の金属扉。
  4. 【請求項4】前記中央部材を円形形状としたことを特徴
    とする請求項1記載の金属扉。
JP2001373532A 2001-12-07 2001-12-07 金属扉 Pending JP2003176088A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107840229A (zh) * 2016-09-19 2018-03-27 上海三菱电梯有限公司 带有斜向加强筋的电梯层门及制造方法

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