JPH0127987Y2 - - Google Patents

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JPH0127987Y2
JPH0127987Y2 JP12588883U JP12588883U JPH0127987Y2 JP H0127987 Y2 JPH0127987 Y2 JP H0127987Y2 JP 12588883 U JP12588883 U JP 12588883U JP 12588883 U JP12588883 U JP 12588883U JP H0127987 Y2 JPH0127987 Y2 JP H0127987Y2
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frames
frame
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welded
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JP12588883U
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本考案は車両前部、特に自動車前部の窓枠部の
構造に関するものである。
(b) 従来技術 従来、車両のフロントピラーは鋼板を接合した
中空断面構造で、強度および剛性を維持するため
にこれを細くするには限度があつた。またフロン
トピラーを含むボデーの窓開口部と窓ガラスとの
間にはモールやウエザストリツプが装着されてい
た。
(c) 考案の目的 そこで本考案は車両のボデー構造の強度を低下
させることなくフロントピラー部を細くするとと
もにモールやウエザストリツプを廃して前方視認
性を向上せしめ、かつ取付構造が強固であり、外
観が簡素で良好な車両前部構造を提供することを
目的とするものである。
(d) 考案の構成 本考案は窓開口の左右枠を中実の金属骨柱で構
成するとともに上下枠を左右枠よりも薄い金属フ
レームで構成し、これ等枠体の内側面に形成した
ガラス取付け溝に窓ガラスの外周を弾性部材を介
在せしめて嵌合して各枠体の端部を相互に溶接す
ることにより一体構造となし、該構造体の枠体を
ボデーの窓開口部に溶接固着した車両の前部構造
を提供する。
更に本考案では左右枠の骨柱を断面多角形状と
するとともに、枠体の四隅には骨柱の両端より延
出する二又状のブラケツトを形成し、該ブラケツ
トを車両のサイドメンバに溶接する取付け構造と
する。
しかして本考案では一体構造の枠体を窓開口に
車両外板と面一となるように設置することにより
ウエザストリツプやモールを廃止し、左右枠を中
実骨柱とすることで細くて強度、剛性を維持し、
もつて車両の前方視界を良好ならしめるものであ
る。また、枠体は上記ブラケツトにより車両構造
部に強固に結合される。
(e) 実施例 以下、本考案を図示の実施例により説明する。
第1図において、1はフロントガラスで、ガラ
ス1まわりには左右枠2,3、上下枠4,5より
なる枠体が形成してある。
第2図および第3図に示すように、左右枠2,
3は断面を全体としてほぼ五角形に機械加工した
中実の金属骨柱体で上下両端は三又状に分岐して
いる。縦枠部より直角方向に屈曲する分岐部は縦
枠部よりも薄肉となつている。縦枠部端からほぼ
その延長方向に伸びる分岐部は肉厚の中央部に断
面U字形の除肉部6cが形成してあつて、これを
はさんで二又状に薄肉の舌片形ブラケツト6a,
6bが形成してある。ブラケツト6a,6bの厚
さは先端方向へ次第に薄くなり先端の厚さはサイ
ドメンバ8,9とほぼ同じとしてある。縦枠部の
上面にはこれに沿つて稜線部が形成され両端の分
岐部の上面は複数の傾斜平面が集合するダイヤモ
ンドカツト状の表面形状としてある。また左右枠
2,3にはその内側面に窓ガラス取付け溝20が
形成してある。
上枠4および下枠5はそれぞれ左右枠2,3の
両端の直角方向分岐部と同一断面形状を有し、内
側面には窓ガラス取付け溝40を形成してある。
各枠体2,3,4,5はいずれも鋼材よりなり、
上面部にはシヨツトピーニング等のスケール落し
を行なつた後、メツキを施すことにより美感を付
与することができる。
上記枠体2,3,4,5はフロントガラス1ま
わりに組付けられる。即ち第4図ないし第6図に
示すようにガラス1の周縁を枠体の溝20,40
に、合成樹脂例えば熱可塑性エラストマー等より
なる薄い弾性部材7を介在せしめて嵌合し、左右
枠2,3と上下枠4,5の衝合端を溶接、望まし
くはレーザビーム溶接により結合する。これによ
りフロントガラス1と左右上下の枠体2,3,
4,5よりなる一体構造体が構成される。この構
造体において、フロントガラス1の厚さと枠体
2,3,4,5の厚さとは同一であつて面一とな
つている。
上記一体構造体のボデーへの取付けは、第3図
に示すように左右の上部コーナ部より突出する一
対のブラケツト6a,6bをフレーム8の端部に
圧入し、下部コーナ部より突出するブラケツト6
a,6bをフレーム9に圧入し、それぞれ溶接固
着する。また第5図に示すように上枠4はルーフ
パネル10の窓開口縁に形成した段部にビーム溶
接等にて一体固定する。下枠5は第6図に示すよ
うにカウルパネル11に形成した段部にビーム溶
接等にて一体固定する。上記各段部の高さと上下
枠4,5の厚さは同一としてあり、従つてスムー
ズな面一取付構造となつている。
第4図に示すように、左右枠2,3の側面には
金属板、樹脂板等よりなる断面乙字形の水はけ部
材材12が接合され、ドアガラス13の前端縁と
の対向部にはゴム部材14が接着され、ドアガラ
ス13と水はけ部材12との間にシール性を与え
ている。
(f) 考案の作用効果 以上のように構成した本考案の構造において、
左右枠2,3を中実の骨柱とするとともに、これ
等を上下枠4,5と結合して一体構造とし、これ
等の枠をボデーの窓開口縁を一体化したので車両
のフロントガラスまわりの構造を強化することが
できる。特に左右枠を骨柱としたので、高強度鉄
系部材を使用することができ、従来の冷延鋼板に
なる中空断面のものに比べ細身でも充分なる強度
が得られ、細くできることにより車両の前方視認
性が向上される。また本考案のように左右枠の骨
柱を例えばダイヤモンドカツト状の多面体とする
ことにより質感ならびに美観の向上に貢献する。
更に窓枠構造体の四隅より車両フレームとほー同
じ厚さの一対のブラケツトを突設し、この両ブラ
ケツトを車両のフレームと接合したので四隅の結
合強度は良好である。特にビーム溶接などの溶接
結合の場合、同じ厚さの部材を溶接することは溶
接条件として極めて有利である。また本考案の構
造では上枠4とルーフパネル10、下枠5とカウ
ルパネル11を面一とするとともに上下枠4,5
とガラス1を面一とし得るのでシンプルですつき
りした美感が与えられる。また上隅部では第3図
に示すように左枠2(右枠3も同じ)の稜線81
を見切線としてループパネル10と接続し、下隅
部では稜線82を見切線としてカウルパネル11
(第6図)と接続するものであり、接合部は一体
化補強されることになる。また本考案の構造では
ウエザストリツプを設ける必要はなく、また枠部
にメツキを施すことによりモールと同様の効果を
果す。
以上説明したように本考案の車両の前部構造は
強度にすぐれ、また前方視認性も向上されるとと
もに外観的にもシンプルな美感を与えるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の骨柱構造の窓枠を有する自動
車の前部斜視図、第2図は窓枠の正面図、第3図
は窓枠のボデーへの取付け部を示す図、第4図は
第1図の−線断面図、第5図は第1図の−
線断面図、第6図は第1図の−線断面図で
ある。 1……フロントガラス、2,3……左右枠、
4,5……上下枠、20,40……ガラス取付け
溝、6a,6b……ブラケツト、7……弾性部
材、8,9……サイドメンバ、10……ルーフパ
ネル、11……カウルパネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右枠を多面体の中実の金属骨柱で構成すると
    ともにその両端には厚さ方向の中央に溝を設けて
    該溝を介して対向する二又状の一対のブラケツト
    を形成し、上下枠を薄肉の金属フレームで構成
    し、これ等枠体の内周面にはガラス取付け溝を形
    成し、窓ガラスまわりに上記各枠体を弾性部材を
    介してガラス取付け溝にて嵌合し、左右枠および
    上下枠の端部を溶接結合して一体構造体となし、
    該構造体の四隅の上記ブラケツトを車体フレーム
    に溶接固着するとともに外周を車両ボデー前部の
    窓開口縁に溶接固着してなる車両前部の骨柱構
    造。
JP12588883U 1983-08-12 1983-08-12 車両前部の骨柱構造 Granted JPS6032119U (ja)

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JP12588883U JPS6032119U (ja) 1983-08-12 1983-08-12 車両前部の骨柱構造

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JP12588883U JPS6032119U (ja) 1983-08-12 1983-08-12 車両前部の骨柱構造

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Publication Number Publication Date
JPS6032119U JPS6032119U (ja) 1985-03-05
JPH0127987Y2 true JPH0127987Y2 (ja) 1989-08-25

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ID=30286449

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JP12588883U Granted JPS6032119U (ja) 1983-08-12 1983-08-12 車両前部の骨柱構造

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