JP2003175826A - 運搬車両 - Google Patents

運搬車両

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JP2003175826A
JP2003175826A JP2001377832A JP2001377832A JP2003175826A JP 2003175826 A JP2003175826 A JP 2003175826A JP 2001377832 A JP2001377832 A JP 2001377832A JP 2001377832 A JP2001377832 A JP 2001377832A JP 2003175826 A JP2003175826 A JP 2003175826A
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JP
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chassis
supported
vehicle
auxiliary wheel
road surface
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JP2001377832A
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English (en)
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Seiichiro Yamada
誠一郎 山田
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Yamaha Motor Electronics Co Ltd
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Moric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬車両による物の搬送が円滑にできるよう
にする。また、車両の組み立て作業が容易にできるよう
にする。 【解決手段】 車両1が、物2を載置可能とする車台3
と、この車台3に支承されてこの車台3を路面4上に支
持可能とする前、後車輪5,6と、車台3に支持される
支持体11と、この支持体11に支承されて、路面4上
を転動可能とされる補助車輪13とを備える。支持体1
1により、車台3に対する補助車輪13の上下方向の位
置が調整自在とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、路面上を移動して
物を運搬する運搬車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上記運搬車両は、物を載置可能
とする車台と、この車台に支承されてこの車台を路面上
に支持可能とするそれぞれ左右一対の前、後車輪とを備
えている。
【0003】そして、上記車両によって物を運搬すると
きには、まず、物を車台に載置し、車両を手押しする。
すると、上記各車輪が路面上を転動して、上記運搬が行
われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記車台に
載置された物が重いときには、上記各車輪への負荷が大
きくなって、これら各車輪の転動が円滑にはし難くな
り、つまり、円滑な搬送ができなくなるという問題点が
生じる。
【0005】そこで、上記搬送を円滑にさせるようにす
るため、上記車輪を電動機により回転駆動可能にさせ、
上記車輪を駆動させて路面上を転動させるようにするこ
とが考えられる。しかし、単に、このようにすると、電
動機を駆動させないで、車両を手押しにより移動させる
ときには、上記車輪が路面上を転動することに伴い、こ
の車輪と連動連結されている上記電動機が無用に回転し
て、上記車両の手押しが重くなり、つまり、上記した電
動式の車両では、車両の手押しによる搬送が円滑にはで
きないという問題点がある。
【0006】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、運搬車両による物の搬送が円滑にできる
ようにすることを課題とする。
【0007】また、上記車両の組み立て作業が容易にで
きるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の運搬車両は、次の如くである。なお、この項
において各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲
を後述の「発明の実施の形態」の項の内容に限定解釈す
るものではない。
【0009】請求項1の発明は、全図で例示するよう
に、物2を載置可能とする車台3と、この車台3に支承
されてこの車台3を路面4上に支持可能とする前、後車
輪5,6とを備えた運搬車両において、
【0010】上記車台3に支持される支持体11と、こ
の支持体11に支承されて上記路面4上を転動可能とさ
れる補助車輪13とを備え、上記支持体11により上記
車台3に対する上記補助車輪13の上下方向の位置が調
整自在とされたものである。
【0011】請求項2の発明は、全図で例示するよう
に、請求項1の発明に加えて、上記補助車輪13を電動
機16により回転駆動可能にし、上記補助車輪13を上
記上下方向の調整により路面4から上方に離反可能とし
たものである。
【0012】請求項3の発明は、全図で例示するよう
に、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記支持体
11と補助車輪13とを一体的に上記車台3に支持可能
にしたものである。
【0013】請求項4の発明は、図1〜8で例示するよ
うに、請求項3の発明に加えて、上記支持体11が、上
記車台3に取り付けられる固定部材21と、ほぼ水平方
向に延びてその一端部側が上下に揺動自在となるよう他
端部が上記固定部材21に枢支され上記一端部に上記補
助車輪13が支承される揺動アーム23と、一端部側が
回動自在となるよう他端部が上記固定部材21に枢支さ
れ、上記一端部が上記揺動アーム23の長手方向の任意
位置に連結可能とされるステー28とを備えたものであ
る。
【0014】請求項5の発明は、図9〜13で例示する
ように、請求項3の発明に加えて、上記支持体11が、
上記車台3に取り付けられる固定部材21と、ほぼ水平
方向に延びてその一端部側が上下に揺動自在となるよう
他端部が上記固定部材21に枢支され上記一端部に上記
補助車輪13が支承される揺動アーム23と、上記固定
部材21と揺動アーム23とに架設されて伸縮自在とさ
れる伸縮ステー39とを備えたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0016】(第1の実施の形態)
【0017】図1〜8は、第1の実施の形態を示してい
る。
【0018】図において、符号1は、手押し式の運搬車
両であり、矢印Frはこの車両1の進行方向前方を示
し、下記する左右とは上記前方に向っての車両1の幅方
向をいうものとする。
【0019】図1〜7において、上記車両1は、物2を
載置可能とする車台3と、この車台3に支承されてこの
車台3を路面4上に支持可能とする前、後車輪5,6
と、上記車台3の後端部から上方に向って突出する手押
し用のハンドル7とを備えている。
【0020】上記車台3は車両1の平面視で前後方向に
長い長方形状をなし、上記前、後車輪5,6はそれぞれ
左右一対設けられ、上記各前車輪5は、キャスターとさ
れている。また、上記ハンドル7の上端部は、上記車両
1の後方で路面4上に立ったオペレータの左右の手を同
時に把持可能とさせる。
【0021】上記車両1は、上記車台3の左右各側部に
締結具10により着脱自在に締結されて支持される左右
一対の支持体11と、これら各支持体11に締結具12
により支持されて、上記路面4上を転動可能とされる左
右一対の補助車輪13とを備え、前後方向で、これら補
助車輪13は、上記前、後車輪5,6の各軸心間に配置
されている。
【0022】上記各支持体11により、上記車台3に対
する上記各補助車輪13の上下方向の位置が調整自在と
されている。また、上記支持体11と補助車輪13とは
互いに組み付けられて一体的に上記締結具10により上
記車台3に支持可能とされている。
【0023】上記各支持体11にはそれぞれ電動機16
が支持されており、この電動機16に不図示のギヤ式減
速装置を介して上記各補助車輪13が連動連結されてい
る。また、上記車台3の後端部には上記電動機16に電
力を供給可能とするバッテリ17が着脱自在に支持され
ている。
【0024】上記ハンドル7へのオペレータによる前方
への押動力の大きさを検出する不図示のセンサーが設け
られ、このセンサーから出力される検出信号を入力し
て、上記電動機16を制御する不図示の制御装置が設け
られている。この制御装置によれば、上記押動力の増大
に伴い、上記電動機16の駆動力が増大することとされ
ている。
【0025】上記支持体11は、上記車台3の側面に上
記締結具10により着脱自在に取り付けられる固定部材
21と、この固定部材21の後方でほぼ水平方向かつ前
後方向に延びてその一端部(後端部)が上下に揺動自在
となるよう他端部(前端部)が上記固定部材21に枢支
軸22により枢支され上記一端部(後端部)に上記補助
車輪13が支承される揺動アーム23と、上下方向に延
びてその一端部(下端部)側が前後に回動自在となるよ
う他端部(上端部)が枢支軸26により上記固定部材2
1に枢支され、上記一端部(下端部)が上記揺動アーム
23の長手方向(前後方向)の任意位置に連結手段27
により連結可能とされるステー28とを備え、このステ
ー28は、弾性体であるコイルばねで構成され、その長
手方向に弾性的に伸縮自在とされている。
【0026】図4〜7において、上記連結手段27は、
上記揺動アーム23を左右に貫通すると共に、この揺動
アーム23の長手方向に沿って延びるようこの揺動アー
ム23に形成される長孔31と、この長孔31を貫通し
て上記ステー28の一端部(下端部)に支持される連結
ピン32と、上記長孔31の下縁に形成され上記連結ピ
ン32を係脱自在に係合させる前後で複数の係合凹部3
3と、上記係合凹部33のうちのいずれかに係合させた
連結ピン32をその係合状態に保持可能とする保持具3
4とを備えている。
【0027】上記保持具34は、上記揺動アーム23に
沿って延びその一端部(前端部)が上記連結ピン32に
連結される左右一対の連結バー36と、これら各連結バ
ー36を上記揺動アーム23に着脱自在に締結させる前
後一対の締結具37,37とを備えている。
【0028】図1〜7で示すように、上記係合凹部33
のうち、上記揺動アーム23の他端部(前端部)に、よ
り近い係合凹部33に対し上記連結ピン32を連結させ
るほど、上記揺動アーム23の一端部(後端部)側が下
方に向って揺動し、これに伴い、上記車台3に対する上
記補助車輪13の位置が下方に向うよう調整(以下、こ
れを「下方調整」という)される。また、上記調整後の
状態は、上記保持具34によって保持される。
【0029】図8で示すように、上記とは逆に、上記係
合凹部33のうち、上記揺動アーム23の他端部(前端
部)に、より遠い係合凹部33に対し上記連結ピン32
を連結させるほど、上記揺動アーム23の一端部(後端
部)側が上方に向って揺動し、これに伴い、上記車台3
に対する上記補助車輪13の位置が上方に向うよう調整
(以下、これを「上方調整」という)される。また、上
記調整後の状態は、上記保持具34によって保持され
る。
【0030】上記構成の車両1によって物2を運搬する
場合には、まず、物2を車台3に載置し、上記ハンドル
7を把持してこれを前方に向って押動し、つまり、車両
1を手押しする。すると、各車輪5,6が路面4上を転
動して、上記物2の運搬が行われる。
【0031】上記の場合、車台3に載置された物2が重
いときには、上記各車輪5,6への負荷が大きくなっ
て、これら各車輪5,6の転動が円滑にはし難くなる。
そこで、上記物2の重さに応じて、上記支持体11への
操作により上記各補助車輪13を「下方調整」すること
により、これら補助車輪13を路面4に圧接させて圧接
力を調整する。すると、この圧接力の大きさに応じて、
上記各車輪5,6への負荷が減少させられ、もって、上
記車両1による搬送が円滑にできることとなる。
【0032】また、前記したように、補助車輪13を電
動機16により回転駆動可能にしてある。
【0033】このため、上記電動機16の駆動により上
記補助車輪13を回転駆動させてやれば、この補助車輪
13がそれ自体の駆動力で路面4上を転動する分、上記
車両1による搬送が更に円滑にできる。
【0034】また、図8で示すように、上記補助車輪1
3を上記「上方調整」により路面4から上方に離反可能
としてある。
【0035】このため、上記電動機16を駆動させない
で、上記車両1を手押しにより移動させようとするとき
には、上記したように補助車輪13を路面4から離反さ
せておけば、上記車両1の移動時に上記補助車輪13が
路面4上を転動しこれに連動して上記電動機16が無用
に回転する、ということが防止され、よって、車両1の
手押しによる搬送も円滑にできる。
【0036】また、前記したように、支持体11と補助
車輪13とを一体的に上記車台3に支持可能にしてあ
る。
【0037】このため、車両1の組み立て作業におい
て、上記車台3に対し上記支持体11と補助車輪13と
を組み付ける作業をするときには、まず、上記支持体1
1と補助車輪13とを互いに組み付けておき、この組み
付け体(11,13)を上記車台3に組み付けて支持さ
せればよい。
【0038】よって、上記支持体11と補助車輪13の
組み付け作業は、予め、広い作業空間でできる分、上記
車両1の組み立て作業が、より容易となる。
【0039】また、上記車台3への上記組み付け体(1
1,13)の組み付けは、上記車台3に対し上記支持体
11を支持させるだけで達成される。
【0040】よって、上記車台3と組み付け体(11,
13)との係り合いは小さく抑制されることから、種々
の形状の車台3に対し上記組み付け体(11,13)を
後付けすることが容易にできる。
【0041】しかも、上記車台3への組み付け体(1
1,13)の組み付け後において、これらの間に寸法誤
差が生じたとしても、前記したように車台3に対する上
記補助車輪13の上下方向の位置は調整自在であるた
め、この調整により、上記誤差が吸収される。
【0042】よって、上記した車台3への上記組み付け
体(11,13)の後付けは、より容易にできる。
【0043】また、前記したように、支持体11が、上
記車台3に取り付けられる固定部材21と、ほぼ水平方
向に延びてその一端部側が上下に揺動自在となるよう他
端部が上記固定部材21に枢支され上記一端部に上記補
助車輪13が支承される揺動アーム23と、一端部側が
回動自在となるよう他端部が上記固定部材21に枢支さ
れ、上記一端部が上記揺動アーム23の長手方向の任意
位置に連結可能とされるステー28とを備えている。
【0044】このため、上記ステー28の一端部(下端
部)を単に上記揺動アーム23の長手方向の所望位置に
連結させることにより、上記揺動アーム23の一端部
(後端部)側を上下いずれかに揺動させて所望位置に位
置させることができるのであり、これに伴い、上記揺動
アーム23の一端部に支承させた上記補助車輪13の上
記車台3に対する上下方向の位置の調整ができる。
【0045】よって、上記補助車輪13の位置の調整が
容易にできる分、上記車両1による搬送がより円滑にで
きる。
【0046】なお、以上は図示の例によるが、上記物2
は作業者を含むものであって、車両1は作業用としても
利用される。また、上記支持体11による補助車輪13
の上下方向の位置調整は無段階であってもよい。
【0047】また、上記後車輪6と補助車輪13の上記
路面4への各接地点を前後方向でほぼ同じところに位置
させてもよい。このようにすれば、上記前車輪5を持ち
上げた状態で、上記接地点を中心として上記車両1を操
向させ易く、よって、この車両1による搬送がより円滑
にできる。
【0048】以下の図9〜13は、第2の実施の形態を
示している。この実施の形態は、前記第1の実施の形態
と構成、作用効果において多くの点で共通している。そ
こで、これら共通するものについては、図面に共通の符
号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき
主に説明する。また、これら各実施の形態における各部
分の構成を、本発明の課題、作用効果に照らして種々組
み合せてもよい。
【0049】(第2の実施の形態)
【0050】図9〜13は、第2の実施の形態を示して
いる。
【0051】これによれば、上記固定部材21は上記車
台3の左右各側部の下面に締結具10により着脱自在に
締結されて支持されている。
【0052】上記車両1は、上記固定部材21と、上記
揺動アーム23の長手方向の中途部とに架設されて伸縮
自在とされる伸縮ステー39を備えている。
【0053】上記伸縮ステー39は、軸心40がほぼ鉛
直方向に延びて上端部が枢支軸41により上記固定部材
21の上部に枢支される支軸42と、この支軸42の上
端部を径方向に貫通してこの上端部に支持されるカム軸
43と、このカム軸43よりも下方に位置して上記軸心
40回りに回動自在となるよう上記支軸42に外嵌され
支承される回動体44と、この回動体44よりも下方に
位置して上記支軸42に外嵌される支持体45とを備
え、この支持体45に上記揺動アーム23の長手方向の
中途部が枢支軸46により枢支されている。
【0054】また、上記伸縮ステー39は、上記回動体
44と支持体45とを一体的に上方に向って弾性的に付
勢する弾性体48と、上記回動体44と支持体45とを
上記枢支軸41の軸方向で互いに離反させるよう弾性的
に付勢する他の弾性体49と、上記回動体44に突設さ
れる操作レバー50とを備えている。
【0055】上記カム軸43に対し、上記回動体44の
上面に形成された放射溝形状のカム面51が上記各弾性
体48,49の弾性力によって圧接させられている。上
記操作レバー50により上記回動体44を軸心40回り
に回動させれば、上記カム軸43に対し上記回動体44
のカム面51がカム係合して、上記車台3に対する回動
体44の上下方向の位置が調整自在とされ、この調整に
伴い、この回動体44に弾性体49を介し上記支持体4
5と枢支軸46とが連動して、上下方向の位置が調整自
在とされる。
【0056】そして、上記枢支軸46の位置の調整によ
り、上記揺動アーム23の一端部(後端部)側が上下い
ずれかに揺動させられて所望位置に位置させられ、これ
により、上記車台3に対する上記補助車輪13の上下方
向の位置が調整される。
【0057】上記構成によれば、支持体11が、上記車
台3に取り付けられる固定部材21と、ほぼ水平方向に
延びてその一端部側が上下に揺動自在となるよう他端部
が上記固定部材21に枢支され上記一端部に上記補助車
輪13が支承される揺動アーム23と、上記固定部材2
1と揺動アーム23とに架設されて伸縮自在とされる伸
縮ステー39とを備えている。
【0058】このため、上記伸縮ステー39を単に伸縮
させることにより、上記揺動アーム23の一端部(後端
部)側を上下いずれかに揺動させて所望位置に位置させ
ることができるのであり、これに伴い、上記揺動アーム
23の一端部に支承させた上記補助車輪13の上記車台
3に対する上下方向の位置の調整ができる。
【0059】よって、上記補助車輪13の位置の調整が
容易にできる分、上記車両1による搬送がより円滑にで
きる。
【0060】また、上記支持体11と補助車輪13のほ
とんど全体を上記車台3の下方に位置させてある。
【0061】このため、上記支持体11と補助車輪13
とが車両1の全体形状を大きくするということは防止さ
れる。よって、上記車台3に支持体11と補助車輪13
とを後付けしたとしても、上記車両1の周りの作業空間
は広いままに保たれる。
【0062】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0063】請求項1の発明は、物を載置可能とする車
台と、この車台に支承されてこの車台を路面上に支持可
能とする前、後車輪とを備えた運搬車両において、
【0064】上記車台に支持される支持体と、この支持
体に支承されて上記路面上を転動可能とされる補助車輪
とを備え、上記支持体により上記車台に対する上記補助
車輪の上下方向の位置が調整自在とされている。
【0065】このため、上記車両によって物を運搬する
場合には、まず、物を車台に載置して押動し、つまり、
車両を手押しする。すると、各車輪が路面上を転動し
て、上記物の運搬が行われる。
【0066】上記の場合、車台に載置された物が重いと
きには、上記各車輪への負荷が大きくなって、これら各
車輪の転動が円滑にはし難くなる。そこで、上記物の重
さに応じて、上記支持体への操作により上記各補助車輪
を上下方向に調整することにより、これら補助車輪を路
面に圧接させて圧接力を調整する。すると、この圧接力
の大きさに応じて、上記各車輪への負荷が減少させら
れ、もって、上記車両による搬送が円滑にできることと
なる。
【0067】請求項2の発明は、上記補助車輪を電動機
により回転駆動可能にしてある。
【0068】このため、上記電動機の駆動により上記補
助車輪を回転駆動させてやれば、この補助車輪がそれ自
体の駆動力で路面上を転動する分、上記車両による搬送
が更に円滑にできる。
【0069】また、上記補助車輪を上記上下方向の調整
により路面から上方に離反可能としてある。
【0070】このため、上記電動機を駆動させないで、
上記車両を手押しにより移動させようとするときには、
上記したように補助車輪を路面から離反させておけば、
上記車両の移動時に上記補助車輪が路面上を転動しこれ
に連動して上記電動機が無用に回転する、ということが
防止され、よって、車両の手押しによる搬送も円滑にで
きる。
【0071】請求項3の発明は、上記支持体と補助車輪
とを一体的に上記車台に支持可能にしてある。
【0072】このため、車両の組み立て作業において、
上記車台に対し上記支持体と補助車輪とを組み付ける作
業をするときには、まず、上記支持体と補助車輪とを互
いに組み付けておき、この組み付け体を上記車台に組み
付けて支持させればよい。
【0073】よって、上記支持体と補助車輪の組み付け
作業は、予め、広い作業空間でできる分、上記車両の組
み立て作業が、より容易となる。
【0074】また、上記車台への上記組み付け体の組み
付けは、上記車台に対し支持体を支持させるだけで達成
される。
【0075】よって、上記車台と組み付け体との係り合
いは小さく抑制されることから、種々の形状の車台に対
し上記組み付け体を後付けすることが容易にできる。
【0076】しかも、上記車台への組み付け体の組み付
け後において、これらの間に寸法誤差が生じたとして
も、前記したように車台に対する上記補助車輪の上下方
向の位置は調整自在であるため、この調整により、上記
誤差が吸収される。
【0077】よって、上記した車台への上記組み付け体
の後付けが、より容易にできる。
【0078】請求項4の発明は、上記支持体が、上記車
台に取り付けられる固定部材と、ほぼ水平方向に延びて
その一端部側が上下に揺動自在となるよう他端部が上記
固定部材に枢支され上記一端部に上記補助車輪が支承さ
れる揺動アームと、一端部側が回動自在となるよう他端
部が上記固定部材に枢支され、上記一端部が上記揺動ア
ームの長手方向の任意位置に連結可能とされるステーと
を備えている。
【0079】このため、上記ステーの一端部を単に上記
揺動アームの長手方向の所望位置に連結させることによ
り、上記揺動アームの一端部側を上下いずれかに揺動さ
せて所望位置に位置させることができるのであり、これ
に伴い、上記揺動アームの一端部に支承させた上記補助
車輪の上記車台に対する上下方向の位置の調整ができ
る。
【0080】よって、上記補助車輪の位置の調整が容易
にできる分、上記車両による搬送がより円滑にできる。
【0081】請求項5の発明は、上記支持体が、上記車
台に取り付けられる固定部材と、ほぼ水平方向に延びて
その一端部側が上下に揺動自在となるよう他端部が上記
固定部材に枢支され上記一端部に上記補助車輪が支承さ
れる揺動アームと、上記固定部材と揺動アームとに架設
されて伸縮自在とされる伸縮ステーとを備えている。
【0082】このため、上記伸縮ステーを単に伸縮させ
ることにより、上記揺動アームの一端部側を上下いずれ
かに揺動させて所望位置に位置させることができるので
あり、これに伴い、上記揺動アームの一端部に支承させ
た上記補助車輪の上記車台に対する上下方向の位置の調
整ができる。
【0083】よって、上記補助車輪の位置の調整が容易
にできる分、上記車両による搬送がより円滑にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態で、車両の側面図である。
【図2】第1の実施の形態で、車両の平面図である。
【図3】第1の実施の形態で、車両の背面図である。
【図4】第1の実施の形態で、図1の部分拡大図であ
る。
【図5】第1の実施の形態で、図2の部分拡大部分破断
図である。
【図6】第1の実施の形態で、図4の6‐6線矢視断面
図である。
【図7】第1の実施の形態で、図4の7‐7線矢視断面
図である。
【図8】第1の実施の形態で、図4に相当し作用を説明
する図である。
【図9】第2の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【図10】第2の実施の形態で、図9の部分拡大図であ
る。
【図11】第2の実施の形態で、図10の11‐11線
矢視断面図である。
【図12】第2の実施の形態で、図10の12‐12線
矢視断面図である。
【図13】第2の実施の形態で、図12の13‐13線
矢視展開図である。
【符号の説明】
1 車両 2 物 3 車台 4 路面 5 車輪 6 車輪 7 ハンドル 10 締結具 11 支持体 13 補助車輪 16 電動機 21 固定部材 23 揺動アーム 27 連結手段 28 ステー 39 伸縮ステー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物を載置可能とする車台と、この車台に
    支承されてこの車台を路面上に支持可能とする前、後車
    輪とを備えた運搬車両において、 上記車台に支持される支持体と、この支持体に支承され
    て上記路面上を転動可能とされる補助車輪とを備え、上
    記支持体により上記車台に対する上記補助車輪の上下方
    向の位置が調整自在とされた運搬車両。
  2. 【請求項2】 上記補助車輪を電動機により回転駆動可
    能にし、上記補助車輪を上記上下方向の調整により路面
    から上方に離反可能とした請求項1に記載の運搬車両。
  3. 【請求項3】 上記支持体と補助車輪とを一体的に上記
    車台に支持可能にした請求項1、もしくは2に記載の運
    搬車両。
  4. 【請求項4】 上記支持体が、上記車台に取り付けられ
    る固定部材と、ほぼ水平方向に延びてその一端部側が上
    下に揺動自在となるよう他端部が上記固定部材に枢支さ
    れ上記一端部に上記補助車輪が支承される揺動アーム
    と、一端部側が回動自在となるよう他端部が上記固定部
    材に枢支され、上記一端部が上記揺動アームの長手方向
    の任意位置に連結可能とされるステーとを備えた請求項
    3に記載の運搬車両。
  5. 【請求項5】 上記支持体が、上記車台に取り付けられ
    る固定部材と、ほぼ水平方向に延びてその一端部側が上
    下に揺動自在となるよう他端部が上記固定部材に枢支さ
    れ上記一端部に上記補助車輪が支承される揺動アーム
    と、上記固定部材と揺動アームとに架設されて伸縮自在
    とされる伸縮ステーとを備えた請求項3に記載の運搬車
    両。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008087539A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Sanyo Electric Co Ltd 電動運搬車
JP2012061887A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Kyb Co Ltd 電動アシスト台車
CN108163023A (zh) * 2018-01-04 2018-06-15 太原科技大学 一种用于转运易燃易爆物体的平衡减振推车

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