JP2004224177A - 荷物搬送用台車 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つのハンドルへの操作によって、車台の軽快な移動と、車台の上昇とが個別にできるようにして、搬送用台車による荷物の搬送作業が容易にできるようにする。
【解決手段】搬送用台車1が、車台4から突出するアーム14に取り付けられるハンドル17と、車輪11,11を駆動可能とさせる電動機18,18とを備える。ハンドル17に対し入力されるオペレータ16からの操作力Eの大きさに応じて、電動機18の駆動力が増減させられるようにする。アーム14が後下方に向って往、復回動A,B自在となるようこのアーム14の下端部を車台4に枢支させる。搬送用台車1が、アーム14に連動連結されこのアーム14の往、復回動A,Bにより車台4を上昇G可能とさせるジャッキ36を備える。アーム14の長手方向に向う操作力Eの大きさに応じて、電動機18から駆動力が出力されるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】搬送用台車1が、車台4から突出するアーム14に取り付けられるハンドル17と、車輪11,11を駆動可能とさせる電動機18,18とを備える。ハンドル17に対し入力されるオペレータ16からの操作力Eの大きさに応じて、電動機18の駆動力が増減させられるようにする。アーム14が後下方に向って往、復回動A,B自在となるようこのアーム14の下端部を車台4に枢支させる。搬送用台車1が、アーム14に連動連結されこのアーム14の往、復回動A,Bにより車台4を上昇G可能とさせるジャッキ36を備える。アーム14の長手方向に向う操作力Eの大きさに応じて、電動機18から駆動力が出力されるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、荷物を載置し、この荷物を所望位置まで軽快に移動可能にすると共に、上記荷物を昇降可能にする荷物搬送用台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】特願平2002‐173936号明細書、および図面
【0004】
上記荷物搬送用台車には、従来、上記特許文献1で示されるものがある。これによれば、上記搬送用台車は、荷物を載置可能とする車台と、この車台に支承されてこの車台を床面上に支持する左右一対の車輪と、上記車台の後端部側から上方に向って突出するアームと、このアームの突出部に取り付けられて上記車台の幅方向に延びその左右各側部がオペレータにより把持可能とされるハンドルと、上記左右車輪をそれぞれ駆動可能とさせる左右一対の電動機とを備え、上記ハンドルの左右各側部に対し入力されるオペレータからの各操作力の大きさに応じて、上記各電動機から上記各車輪に出力される駆動力がそれぞれ個別に増減させられるようになっている。
【0005】
上記搬送用台車により荷物を搬送させようとするときには、まず、上記車台に荷物を載置し、上記ハンドルの左右各側部を把持してこれら各側部に操作力を与える。すると、これら各操作力の大きさに応じた大きさの駆動力が、上記各電動機から上記各車輪に出力されて、上記搬送用台車がオペレータの所望方向に操向されながら進行させられる。このようにして、この搬送用台車により荷物が所望位置まで軽快に移動させられる。
【0006】
また、上記したように荷物の搬送作業の際、この荷物を昇降可能にすることが望まれる。そこで、上記アームが後下方に向って往、復回動自在となるようこのアームの下端部を上記車台の後端部側に枢支させ、上記搬送用台車が、アームに連動連結されこのアームの往、復回動により上記車台を上昇可能とさせるジャッキを備え、上記アームへの揺動操作と、これに連動するジャッキの作用とにより上記車台を昇降可能にさせることが考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、単に上記したように構成した場合、上記車台を上昇させようとして、上記したようにハンドルを把持し上記ジャッキからの反力に対抗しながらアームを往、復回動させると、この回動の際にハンドルに入力されるオペレータからの操作力によって、上記電動機から車輪に対し駆動力が出力されて車輪が転動し、車台が無意図的に移動するおそれを生じる。即ち、1つのハンドルに対する操作力によって、車台の軽快な移動と、車台の上昇とを個別にさせるようにすることは容易ではない。
【0008】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、1つのハンドルへの操作によって、車台の軽快な移動と、車台の上昇とが個別にできるようにして、搬送用台車による荷物の搬送作業が容易にできるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の荷物搬送用台車は、次の如くである。なお、この項において各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「発明の実施の形態」の項の内容に限定解釈するものではない。
【0010】
請求項1の発明は、荷物2を載置可能とする車台4と、この車台4に支承されてこの車台4を床面6上に支持する車輪11,11と、上記車台4から上方に向って突出するアーム14と、このアーム14の突出部に取り付けられオペレータ16により把持可能とされるハンドル17と、上記車輪11,11をそれぞれ駆動可能とさせる電動機18,18とを備え、上記ハンドル17に対し入力されるオペレータ16からの操作力Eの大きさに応じて、上記電動機18から上記車輪11に出力される駆動力が増減させられるようにした荷物搬送用台車において、
【0011】
上記アーム14が後下方に向って往、復回動A,B自在となるようこのアーム14の下端部を上記車台4に枢支させ、上記アーム14に連動連結されこのアーム14の往、復回動A,Bにより上記車台4を上昇G可能とさせるジャッキ36を備え、上記アーム14の長手方向に向う上記操作力Eの大きさに応じて、上記電動機18から駆動力が出力されるようにしたものである。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記操作力Eが所定値未満のとき、上記電動機18を駆動不能にしたものである。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記ハンドル17が、上記アーム14の突出部に支持されて上記車台4の幅方向に延びるハンドル本体26と、このハンドル本体26に上記幅方向に延びる軸心27回りに回動自在となるよう外嵌されてオペレータ16により把持可能とされるグリップ28,28とを備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0015】
図において、符号1は、荷物2を所望位置にまで搬送可能とする搬送用台車1であり、図中矢印Frは、この搬送用台車1の進行方向の前方を示している。
【0016】
上記搬送用台車1は、その上面に荷物2を載置可能とさせる車台4と、この車台4の前端部にこの車台4の幅方向に延びる軸心5回りに回転自在となるよう支承されてこの車台4の前部を床面6上に支持させる左右一対の前車輪7,7と、上記車台4の後端部に縦向きの軸心9回りに操向自在に支承される操向部材10と、この操向部材10と共に上記軸心9回りに操向自在となるよう上記操向部材10に支承されこの操向部材10を介し上記車台4の後部を床面6上に支持させる左右一対の後車輪11,11とを備えている。
【0017】
また、上記搬送用台車1は、上記車台4の後端部側からほぼ鉛直方向の上方に向って直線的に突出する起立姿勢のアーム14と、このアーム14の突出端部に取り付けられて上記車台4の幅方向に延びその左右各側部15がオペレータ16により把持可能とされるハンドル17と、上記左右後車輪11,11とそれぞれ互いに一体的に設けられ、これら各車輪11,11をそれぞれ個別に駆動可能とさせる左右一対の電動機18,18と、上記車台4の後端部に支持されて上記各電動機18にそれぞれ電力を供給可能とするバッテリ19とを備えている。
【0018】
上記アーム14は、その上部側が後下方に向って往、復回動A,B自在となるようこのアーム14の下端部が上記車台4の後端部側である操向部材10に枢支軸22により枢支され、この枢支軸22の軸心は車台4の幅方向に延びている。また、上記アーム14は、その起立姿勢から前方への回動が阻止される一方、起立姿勢を保持するようばね23により付勢されている。
【0019】
上記ハンドル17は、上記アーム14の突出端部に支持されて車台4の幅方向に延びるハンドル本体26と、このハンドル本体26の左右各側部15に対し、上記幅方向に延びる軸心27回りに回動自在となるよう外嵌されてオペレータ16により把持可能とされる左右一対の円形パイプ形状のグリップ28,28とを備え、上記軸心27は上記枢支軸22の軸心と平行に延びている。
【0020】
また、上記ハンドル17のハンドル本体26は、上記アーム14の突出端部に固定されて上記車台4の幅方向に延びる軸形状の固定部材30と、上記幅方向に延びてこの固定部材30に外嵌されこの固定部材30に対し上記アーム14の長手方向に向ってのみ往、復移動C,D自在とされる円形パイプ形状の可動部材31と、この可動部材31を上記アーム14の基部(枢支軸22)側に向って移動するよう付勢するばね32と、上記固定部材30に対する可動部材31の変位量Fを検出するセンサー33とを備えている。上記可動部材31に上記各グリップ28が外嵌され、上記センサー33は差動変圧器、ロードセル、ポテンショメータなどで構成されている。
【0021】
上記ハンドル17の左右各側部15における各グリップ28に対し、上記アーム14の長手方向で、このアーム14の基部(枢支軸22)側から離反する方向に向ってそれぞれ操作力Eが入力されると、上記各側部15のグリップ28と、これら各グリップ28に連動する上記可動部材31の各側部15とは、上記ばね32に対抗しながら上記固定部材30に対しそれぞれ個別に相対変位する。すると、これら各変位量Fを検出したセンサー33の検出信号により、その各変位量Fの大きさに応じて、つまり、上記各操作力Eの大きさに応じて、上記各電動機18から上記各後車輪11に出力される駆動力の大きさがそれぞれ個別に増大、もしくは減少させられる。
【0022】
上記搬送用台車1は、上記車台4の後端部に支持されて上記アーム14に油圧ポンプを介し連動連結されこのアーム14の往、復回動A,Bにより上記車台4を平行移動するよう上昇G可能とさせる油圧式のジャッキ36を備えている。このジャッキ36は、上記操向部材10と互いに共用されており、上記軸心9上に位置して伸縮自在とされる油圧シリンダで構成されている。
【0023】
上記アーム14を往、復回動A,Bさせれば、上記ジャッキ36内に圧油が供給されてこのジャッキ36が伸長し上記車台4を上昇Gさせる。一方、上記アーム14の突出部に支持されたレバー37を操作すれば、上記ジャッキ36内の圧油が排出されて、このジャッキ36が収縮し、上記車台4が平行移動するよう下降Hさせられ、元の位置に戻る。
【0024】
上記搬送用台車1により荷物2を搬送させようとするときには、上記車台4に荷物2を載置し、上記ハンドル17の左右各側部15のグリップ28を把持して、図1中二点鎖線で示すように、上記ばね23に対抗してアーム14を後下方に向って往回動Aさせる。次に、図1中一点鎖線で示すように、上記アーム14の長手方向で、このアーム14の基部から離反する方向、つまり、後上方に向って上記各側部15のグリップ28にそれぞれ操作力Eを入力させる。すると、各操作力Eの大きさに応じて、上記各電動機18から各後車輪11に出力される駆動力の大きさがそれぞれ個別に増減させられて、上記搬送用台車1がオペレータ16の所望方向に操向されながら後方に進行させられる。このようにして、この搬送用台車1により荷物2が所望位置まで軽快に移動させられる。
【0025】
また、上記したように荷物2の搬送作業の際に、上記車台4上の荷物2を上昇Gさせる場合には、上記したようにハンドル17の左右各側部15のグリップ28を把持して、これら各側部15に他の操作力Iを入力させることにより、上記ジャッキ36からの反力に対抗しながらアーム14を往、復回動A,Bさせ、これにより、図1中二点鎖線で示すように、上記車台4を上昇Gさせる。
【0026】
ここで、上記ハンドル17の各側部15に対する上記他の操作力Iは、上記枢支軸22を中心とする周方向である。このため、上記各電動機18から各後車輪11に駆動力を出力させようとして、アーム14の長手方向でハンドル17の各側部15に入力させる操作力Eの方向と、上記他の操作力Iの方向とはほぼ直交することとなって、これらが互いに干渉することは防止される。つまり、上記車台4を上昇Gさせようとするときに、車台4が無意図的に移動するということが防止される。
【0027】
よって、1つのハンドル17への操作によって、車台4の軽快な移動と、車台4の上昇Gとが個別にできることとなって、搬送用台車1による荷物2の搬送作業が容易にできることとなる。
【0028】
上記構成において、ハンドル17の各側部15への操作力Eが所定値未満のとき、上記側部15に対応する電動機18が駆動不能とされている。例えば、上記操作力Eが所定値以上になったとき、上記ばね32の初期弾性に対抗して変位量Fが0からそれ以上の正の値となって上記センサー33が検出信号を出力する。なお、この場合、操作力Eが所定値以上になったとき、変位量Fが所定値以上となって上記センサー33が検出信号を出力するようにしてもよい。
【0029】
上記構成によれば、車台4を上昇Gさせようとして、ハンドル17の側部15に他の操作力Iを入力させアーム14を往、復回動A,Bさせるとき、上記他の操作力Iの分力が上記アーム14の長手方向で上記ハンドル17の側部15に多少入力されたとしても、電動機18は駆動不能の状態に維持されて、この電動機18からの駆動力の出力が防止され、車台4が無意図的に移動するということは、より確実に防止される。
【0030】
よって、1つのハンドル17への操作によって、車台4の軽快な移動と、車台4の上昇Gとがより明確に個別にできることとなって、搬送用台車1による荷物2の搬送作業がより容易にできることとなる。
【0031】
また、前記したように、ハンドル17が、上記アーム14の突出部に支持されて上記車台4の幅方向に延びるハンドル本体26と、このハンドル本体26に上記幅方向に延びる軸心27回りに回動自在となるよう外嵌されてオペレータ16により把持可能とされる左右一対のグリップ28,28とを備えている。
【0032】
このため、上記したように車台4を上昇Gさせようとしてハンドル17の側部15に他の操作力Iを入力させアーム14を往、復回動A,Bさせるときには、上記グリップ28が軸心27回りに遊転して、上記他の操作力Iの分力が上記アーム14の長手方向で上記ハンドル17の側部15に入力されようとすることが更に確実に防止され、車台4が無意図的に移動するということは、更に確実に防止される。
【0033】
よって、1つのハンドル17への操作によって、車台4の軽快な移動と、車台4の上昇Gとが更に明確に個別にできることとなって、搬送用台車1に夜荷物2の搬送作業が更に容易にできることとなる。
【0034】
なお、以上は図示の例によるが、各後車輪11に代えて各前車輪7をそれぞれ電動機18により駆動させるようにしてもよい。また、上記アーム14の長手方向で、このアーム14の基部(枢支軸22)側に向うよう上記ハンドル17の各側部15にそれぞれ操作力Eを入力させ、これら各操作力Eの大きさに応じて、上記各電動機18から上記各後車輪11、もしくは各前車輪7に出力される駆動力の大きさを個別に増大、もしくは減少させるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【0036】
請求項1の発明は、荷物を載置可能とする車台と、この車台に支承されてこの車台を床面上に支持する車輪と、上記車台から上方に向って突出するアームと、このアームの突出部に取り付けられオペレータにより把持可能とされるハンドルと、上記車輪を駆動可能とさせる電動機とを備え、上記ハンドルに対し入力されるオペレータからの操作力の大きさに応じて、上記電動機から上記車輪に出力される駆動力が増減させられるようにした荷物搬送用台車において、
【0037】
上記アームが後下方に向って往、復回動自在となるようこのアームの下端部を上記車台に枢支させ、上記アームに連動連結されこのアームの往、復回動により上記車台を上昇可能とさせるジャッキを備え、上記アームの長手方向に向う上記操作力の大きさに応じて、上記電動機から駆動力が出力されるようにしてある。
【0038】
このため、上記搬送用台車により荷物を搬送させようとするときには、上記車台に荷物を載置し、上記ハンドルを把持して、上記アームを後下方に向って往回動させる。次に、上記アームの長手方向に向って上記ハンドルに操作力を入力させる。すると、操作力の大きさに応じて、上記電動機から車輪に出力される駆動力の大きさが増減させられて、上記搬送用台車が進行させられる。このようにして、この搬送用台車により荷物が所望位置まで軽快に移動させられる。
【0039】
また、上記したように荷物の搬送作業の際に、上記車台上の荷物を上昇させる場合には、上記したようにハンドルを把持して、このハンドルに他の操作力を入力させることにより、上記ジャッキからの反力に対抗しながらアームを往、復回動させ、上記車台を上昇させる。
【0040】
ここで、上記ハンドルに対する上記他の操作力は、上記アームの回動中心回りの周方向である。このため、上記電動機から車輪に駆動力を出力させようとして、アームの長手方向でハンドルに入力させる操作力の方向と、上記他の操作力の方向とはほぼ直交することとなって、これらが互いに干渉することは防止される。つまり、上記車台を上昇させようとするときに、車台が無意図的に移動するということが防止される。
【0041】
よって、1つのハンドルへの操作によって、車台の軽快な移動と、車台の上昇とが個別にできることとなって、搬送用台車による荷物の搬送作業が容易にできることとなる。
【0042】
請求項2の発明は、上記操作力が所定値未満のとき、上記電動機を駆動不能にしてある。
【0043】
このため、上記車台を上昇させようとして、ハンドルに他の操作力を入力させアームを往、復回動させるとき、上記他の操作力の分力が上記アームの長手方向で上記ハンドルに多少入力されたとしても、電動機は駆動不能の状態に維持されて、この電動機からの駆動力の出力が防止され、車台が無意図的に移動するということは、より確実に防止される。
【0044】
よって、1つのハンドルへの操作によって、車台の軽快な移動と、車台の上昇とがより明確に個別にできることとなって、搬送用台車による荷物の搬送作業がより容易にできることとなる。
【0045】
請求項3の発明は、上記ハンドルが、上記アームの突出部に支持されて上記車台の幅方向に延びるハンドル本体と、このハンドル本体に上記幅方向に延びる軸心回りに回動自在となるよう外嵌されてオペレータにより把持可能とされるグリップとを備えている。
【0046】
このため、上記したように車台を上昇させようとしてハンドルに他の操作力を入力させアームを往、復回動させるときには、上記グリップが軸心回りに遊転して、上記他の操作力の分力が上記アームの長手方向で上記ハンドルの側部に入力されるようとすることが更に確実に防止され、車台が無意図的に移動するということは、更に確実に防止される。
【0047】
よって、1つのハンドルへの操作によって、車台の軽快な移動と、車台の上昇とが更に明確に個別にできることとなって、搬送用台車に夜荷物の搬送作業が更に容易にできることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送用台車の全体側面図である。
【図2】搬送用台車の全体背面図である。
【図3】アームを後下方に回動させたときのハンドルの平面部分断面図である。
【符号の説明】
1 搬送用台車
2 荷物
4 車台
5 軸心
6 床面
7 車輪
11 車輪
14 アーム
15 側部
16 オペレータ
17 ハンドル
18 電動機
22 枢支軸
26 ハンドル本体
27 軸心
28 グリップ
36 ジャッキ
A 往回動
B 復回動
C 往移動
D 復移動
E 操作力
F 変位量
G 上昇
H 下降
I 他の操作力
【発明が属する技術分野】
本発明は、荷物を載置し、この荷物を所望位置まで軽快に移動可能にすると共に、上記荷物を昇降可能にする荷物搬送用台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】特願平2002‐173936号明細書、および図面
【0004】
上記荷物搬送用台車には、従来、上記特許文献1で示されるものがある。これによれば、上記搬送用台車は、荷物を載置可能とする車台と、この車台に支承されてこの車台を床面上に支持する左右一対の車輪と、上記車台の後端部側から上方に向って突出するアームと、このアームの突出部に取り付けられて上記車台の幅方向に延びその左右各側部がオペレータにより把持可能とされるハンドルと、上記左右車輪をそれぞれ駆動可能とさせる左右一対の電動機とを備え、上記ハンドルの左右各側部に対し入力されるオペレータからの各操作力の大きさに応じて、上記各電動機から上記各車輪に出力される駆動力がそれぞれ個別に増減させられるようになっている。
【0005】
上記搬送用台車により荷物を搬送させようとするときには、まず、上記車台に荷物を載置し、上記ハンドルの左右各側部を把持してこれら各側部に操作力を与える。すると、これら各操作力の大きさに応じた大きさの駆動力が、上記各電動機から上記各車輪に出力されて、上記搬送用台車がオペレータの所望方向に操向されながら進行させられる。このようにして、この搬送用台車により荷物が所望位置まで軽快に移動させられる。
【0006】
また、上記したように荷物の搬送作業の際、この荷物を昇降可能にすることが望まれる。そこで、上記アームが後下方に向って往、復回動自在となるようこのアームの下端部を上記車台の後端部側に枢支させ、上記搬送用台車が、アームに連動連結されこのアームの往、復回動により上記車台を上昇可能とさせるジャッキを備え、上記アームへの揺動操作と、これに連動するジャッキの作用とにより上記車台を昇降可能にさせることが考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、単に上記したように構成した場合、上記車台を上昇させようとして、上記したようにハンドルを把持し上記ジャッキからの反力に対抗しながらアームを往、復回動させると、この回動の際にハンドルに入力されるオペレータからの操作力によって、上記電動機から車輪に対し駆動力が出力されて車輪が転動し、車台が無意図的に移動するおそれを生じる。即ち、1つのハンドルに対する操作力によって、車台の軽快な移動と、車台の上昇とを個別にさせるようにすることは容易ではない。
【0008】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、1つのハンドルへの操作によって、車台の軽快な移動と、車台の上昇とが個別にできるようにして、搬送用台車による荷物の搬送作業が容易にできるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の荷物搬送用台車は、次の如くである。なお、この項において各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「発明の実施の形態」の項の内容に限定解釈するものではない。
【0010】
請求項1の発明は、荷物2を載置可能とする車台4と、この車台4に支承されてこの車台4を床面6上に支持する車輪11,11と、上記車台4から上方に向って突出するアーム14と、このアーム14の突出部に取り付けられオペレータ16により把持可能とされるハンドル17と、上記車輪11,11をそれぞれ駆動可能とさせる電動機18,18とを備え、上記ハンドル17に対し入力されるオペレータ16からの操作力Eの大きさに応じて、上記電動機18から上記車輪11に出力される駆動力が増減させられるようにした荷物搬送用台車において、
【0011】
上記アーム14が後下方に向って往、復回動A,B自在となるようこのアーム14の下端部を上記車台4に枢支させ、上記アーム14に連動連結されこのアーム14の往、復回動A,Bにより上記車台4を上昇G可能とさせるジャッキ36を備え、上記アーム14の長手方向に向う上記操作力Eの大きさに応じて、上記電動機18から駆動力が出力されるようにしたものである。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記操作力Eが所定値未満のとき、上記電動機18を駆動不能にしたものである。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記ハンドル17が、上記アーム14の突出部に支持されて上記車台4の幅方向に延びるハンドル本体26と、このハンドル本体26に上記幅方向に延びる軸心27回りに回動自在となるよう外嵌されてオペレータ16により把持可能とされるグリップ28,28とを備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0015】
図において、符号1は、荷物2を所望位置にまで搬送可能とする搬送用台車1であり、図中矢印Frは、この搬送用台車1の進行方向の前方を示している。
【0016】
上記搬送用台車1は、その上面に荷物2を載置可能とさせる車台4と、この車台4の前端部にこの車台4の幅方向に延びる軸心5回りに回転自在となるよう支承されてこの車台4の前部を床面6上に支持させる左右一対の前車輪7,7と、上記車台4の後端部に縦向きの軸心9回りに操向自在に支承される操向部材10と、この操向部材10と共に上記軸心9回りに操向自在となるよう上記操向部材10に支承されこの操向部材10を介し上記車台4の後部を床面6上に支持させる左右一対の後車輪11,11とを備えている。
【0017】
また、上記搬送用台車1は、上記車台4の後端部側からほぼ鉛直方向の上方に向って直線的に突出する起立姿勢のアーム14と、このアーム14の突出端部に取り付けられて上記車台4の幅方向に延びその左右各側部15がオペレータ16により把持可能とされるハンドル17と、上記左右後車輪11,11とそれぞれ互いに一体的に設けられ、これら各車輪11,11をそれぞれ個別に駆動可能とさせる左右一対の電動機18,18と、上記車台4の後端部に支持されて上記各電動機18にそれぞれ電力を供給可能とするバッテリ19とを備えている。
【0018】
上記アーム14は、その上部側が後下方に向って往、復回動A,B自在となるようこのアーム14の下端部が上記車台4の後端部側である操向部材10に枢支軸22により枢支され、この枢支軸22の軸心は車台4の幅方向に延びている。また、上記アーム14は、その起立姿勢から前方への回動が阻止される一方、起立姿勢を保持するようばね23により付勢されている。
【0019】
上記ハンドル17は、上記アーム14の突出端部に支持されて車台4の幅方向に延びるハンドル本体26と、このハンドル本体26の左右各側部15に対し、上記幅方向に延びる軸心27回りに回動自在となるよう外嵌されてオペレータ16により把持可能とされる左右一対の円形パイプ形状のグリップ28,28とを備え、上記軸心27は上記枢支軸22の軸心と平行に延びている。
【0020】
また、上記ハンドル17のハンドル本体26は、上記アーム14の突出端部に固定されて上記車台4の幅方向に延びる軸形状の固定部材30と、上記幅方向に延びてこの固定部材30に外嵌されこの固定部材30に対し上記アーム14の長手方向に向ってのみ往、復移動C,D自在とされる円形パイプ形状の可動部材31と、この可動部材31を上記アーム14の基部(枢支軸22)側に向って移動するよう付勢するばね32と、上記固定部材30に対する可動部材31の変位量Fを検出するセンサー33とを備えている。上記可動部材31に上記各グリップ28が外嵌され、上記センサー33は差動変圧器、ロードセル、ポテンショメータなどで構成されている。
【0021】
上記ハンドル17の左右各側部15における各グリップ28に対し、上記アーム14の長手方向で、このアーム14の基部(枢支軸22)側から離反する方向に向ってそれぞれ操作力Eが入力されると、上記各側部15のグリップ28と、これら各グリップ28に連動する上記可動部材31の各側部15とは、上記ばね32に対抗しながら上記固定部材30に対しそれぞれ個別に相対変位する。すると、これら各変位量Fを検出したセンサー33の検出信号により、その各変位量Fの大きさに応じて、つまり、上記各操作力Eの大きさに応じて、上記各電動機18から上記各後車輪11に出力される駆動力の大きさがそれぞれ個別に増大、もしくは減少させられる。
【0022】
上記搬送用台車1は、上記車台4の後端部に支持されて上記アーム14に油圧ポンプを介し連動連結されこのアーム14の往、復回動A,Bにより上記車台4を平行移動するよう上昇G可能とさせる油圧式のジャッキ36を備えている。このジャッキ36は、上記操向部材10と互いに共用されており、上記軸心9上に位置して伸縮自在とされる油圧シリンダで構成されている。
【0023】
上記アーム14を往、復回動A,Bさせれば、上記ジャッキ36内に圧油が供給されてこのジャッキ36が伸長し上記車台4を上昇Gさせる。一方、上記アーム14の突出部に支持されたレバー37を操作すれば、上記ジャッキ36内の圧油が排出されて、このジャッキ36が収縮し、上記車台4が平行移動するよう下降Hさせられ、元の位置に戻る。
【0024】
上記搬送用台車1により荷物2を搬送させようとするときには、上記車台4に荷物2を載置し、上記ハンドル17の左右各側部15のグリップ28を把持して、図1中二点鎖線で示すように、上記ばね23に対抗してアーム14を後下方に向って往回動Aさせる。次に、図1中一点鎖線で示すように、上記アーム14の長手方向で、このアーム14の基部から離反する方向、つまり、後上方に向って上記各側部15のグリップ28にそれぞれ操作力Eを入力させる。すると、各操作力Eの大きさに応じて、上記各電動機18から各後車輪11に出力される駆動力の大きさがそれぞれ個別に増減させられて、上記搬送用台車1がオペレータ16の所望方向に操向されながら後方に進行させられる。このようにして、この搬送用台車1により荷物2が所望位置まで軽快に移動させられる。
【0025】
また、上記したように荷物2の搬送作業の際に、上記車台4上の荷物2を上昇Gさせる場合には、上記したようにハンドル17の左右各側部15のグリップ28を把持して、これら各側部15に他の操作力Iを入力させることにより、上記ジャッキ36からの反力に対抗しながらアーム14を往、復回動A,Bさせ、これにより、図1中二点鎖線で示すように、上記車台4を上昇Gさせる。
【0026】
ここで、上記ハンドル17の各側部15に対する上記他の操作力Iは、上記枢支軸22を中心とする周方向である。このため、上記各電動機18から各後車輪11に駆動力を出力させようとして、アーム14の長手方向でハンドル17の各側部15に入力させる操作力Eの方向と、上記他の操作力Iの方向とはほぼ直交することとなって、これらが互いに干渉することは防止される。つまり、上記車台4を上昇Gさせようとするときに、車台4が無意図的に移動するということが防止される。
【0027】
よって、1つのハンドル17への操作によって、車台4の軽快な移動と、車台4の上昇Gとが個別にできることとなって、搬送用台車1による荷物2の搬送作業が容易にできることとなる。
【0028】
上記構成において、ハンドル17の各側部15への操作力Eが所定値未満のとき、上記側部15に対応する電動機18が駆動不能とされている。例えば、上記操作力Eが所定値以上になったとき、上記ばね32の初期弾性に対抗して変位量Fが0からそれ以上の正の値となって上記センサー33が検出信号を出力する。なお、この場合、操作力Eが所定値以上になったとき、変位量Fが所定値以上となって上記センサー33が検出信号を出力するようにしてもよい。
【0029】
上記構成によれば、車台4を上昇Gさせようとして、ハンドル17の側部15に他の操作力Iを入力させアーム14を往、復回動A,Bさせるとき、上記他の操作力Iの分力が上記アーム14の長手方向で上記ハンドル17の側部15に多少入力されたとしても、電動機18は駆動不能の状態に維持されて、この電動機18からの駆動力の出力が防止され、車台4が無意図的に移動するということは、より確実に防止される。
【0030】
よって、1つのハンドル17への操作によって、車台4の軽快な移動と、車台4の上昇Gとがより明確に個別にできることとなって、搬送用台車1による荷物2の搬送作業がより容易にできることとなる。
【0031】
また、前記したように、ハンドル17が、上記アーム14の突出部に支持されて上記車台4の幅方向に延びるハンドル本体26と、このハンドル本体26に上記幅方向に延びる軸心27回りに回動自在となるよう外嵌されてオペレータ16により把持可能とされる左右一対のグリップ28,28とを備えている。
【0032】
このため、上記したように車台4を上昇Gさせようとしてハンドル17の側部15に他の操作力Iを入力させアーム14を往、復回動A,Bさせるときには、上記グリップ28が軸心27回りに遊転して、上記他の操作力Iの分力が上記アーム14の長手方向で上記ハンドル17の側部15に入力されようとすることが更に確実に防止され、車台4が無意図的に移動するということは、更に確実に防止される。
【0033】
よって、1つのハンドル17への操作によって、車台4の軽快な移動と、車台4の上昇Gとが更に明確に個別にできることとなって、搬送用台車1に夜荷物2の搬送作業が更に容易にできることとなる。
【0034】
なお、以上は図示の例によるが、各後車輪11に代えて各前車輪7をそれぞれ電動機18により駆動させるようにしてもよい。また、上記アーム14の長手方向で、このアーム14の基部(枢支軸22)側に向うよう上記ハンドル17の各側部15にそれぞれ操作力Eを入力させ、これら各操作力Eの大きさに応じて、上記各電動機18から上記各後車輪11、もしくは各前車輪7に出力される駆動力の大きさを個別に増大、もしくは減少させるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【0036】
請求項1の発明は、荷物を載置可能とする車台と、この車台に支承されてこの車台を床面上に支持する車輪と、上記車台から上方に向って突出するアームと、このアームの突出部に取り付けられオペレータにより把持可能とされるハンドルと、上記車輪を駆動可能とさせる電動機とを備え、上記ハンドルに対し入力されるオペレータからの操作力の大きさに応じて、上記電動機から上記車輪に出力される駆動力が増減させられるようにした荷物搬送用台車において、
【0037】
上記アームが後下方に向って往、復回動自在となるようこのアームの下端部を上記車台に枢支させ、上記アームに連動連結されこのアームの往、復回動により上記車台を上昇可能とさせるジャッキを備え、上記アームの長手方向に向う上記操作力の大きさに応じて、上記電動機から駆動力が出力されるようにしてある。
【0038】
このため、上記搬送用台車により荷物を搬送させようとするときには、上記車台に荷物を載置し、上記ハンドルを把持して、上記アームを後下方に向って往回動させる。次に、上記アームの長手方向に向って上記ハンドルに操作力を入力させる。すると、操作力の大きさに応じて、上記電動機から車輪に出力される駆動力の大きさが増減させられて、上記搬送用台車が進行させられる。このようにして、この搬送用台車により荷物が所望位置まで軽快に移動させられる。
【0039】
また、上記したように荷物の搬送作業の際に、上記車台上の荷物を上昇させる場合には、上記したようにハンドルを把持して、このハンドルに他の操作力を入力させることにより、上記ジャッキからの反力に対抗しながらアームを往、復回動させ、上記車台を上昇させる。
【0040】
ここで、上記ハンドルに対する上記他の操作力は、上記アームの回動中心回りの周方向である。このため、上記電動機から車輪に駆動力を出力させようとして、アームの長手方向でハンドルに入力させる操作力の方向と、上記他の操作力の方向とはほぼ直交することとなって、これらが互いに干渉することは防止される。つまり、上記車台を上昇させようとするときに、車台が無意図的に移動するということが防止される。
【0041】
よって、1つのハンドルへの操作によって、車台の軽快な移動と、車台の上昇とが個別にできることとなって、搬送用台車による荷物の搬送作業が容易にできることとなる。
【0042】
請求項2の発明は、上記操作力が所定値未満のとき、上記電動機を駆動不能にしてある。
【0043】
このため、上記車台を上昇させようとして、ハンドルに他の操作力を入力させアームを往、復回動させるとき、上記他の操作力の分力が上記アームの長手方向で上記ハンドルに多少入力されたとしても、電動機は駆動不能の状態に維持されて、この電動機からの駆動力の出力が防止され、車台が無意図的に移動するということは、より確実に防止される。
【0044】
よって、1つのハンドルへの操作によって、車台の軽快な移動と、車台の上昇とがより明確に個別にできることとなって、搬送用台車による荷物の搬送作業がより容易にできることとなる。
【0045】
請求項3の発明は、上記ハンドルが、上記アームの突出部に支持されて上記車台の幅方向に延びるハンドル本体と、このハンドル本体に上記幅方向に延びる軸心回りに回動自在となるよう外嵌されてオペレータにより把持可能とされるグリップとを備えている。
【0046】
このため、上記したように車台を上昇させようとしてハンドルに他の操作力を入力させアームを往、復回動させるときには、上記グリップが軸心回りに遊転して、上記他の操作力の分力が上記アームの長手方向で上記ハンドルの側部に入力されるようとすることが更に確実に防止され、車台が無意図的に移動するということは、更に確実に防止される。
【0047】
よって、1つのハンドルへの操作によって、車台の軽快な移動と、車台の上昇とが更に明確に個別にできることとなって、搬送用台車に夜荷物の搬送作業が更に容易にできることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送用台車の全体側面図である。
【図2】搬送用台車の全体背面図である。
【図3】アームを後下方に回動させたときのハンドルの平面部分断面図である。
【符号の説明】
1 搬送用台車
2 荷物
4 車台
5 軸心
6 床面
7 車輪
11 車輪
14 アーム
15 側部
16 オペレータ
17 ハンドル
18 電動機
22 枢支軸
26 ハンドル本体
27 軸心
28 グリップ
36 ジャッキ
A 往回動
B 復回動
C 往移動
D 復移動
E 操作力
F 変位量
G 上昇
H 下降
I 他の操作力
Claims (3)
- 荷物を載置可能とする車台と、この車台に支承されてこの車台を床面上に支持する車輪と、上記車台から上方に向って突出するアームと、このアームの突出部に取り付けられオペレータにより把持可能とされるハンドルと、上記車輪を駆動可能とさせる電動機とを備え、上記ハンドルに対し入力されるオペレータからの操作力の大きさに応じて、上記電動機から上記車輪に出力される駆動力が増減させられるようにした荷物搬送用台車において、
上記アームが後下方に向って往、復回動自在となるようこのアームの下端部を上記車台に枢支させ、上記アームに連動連結されこのアームの往、復回動により上記車台を上昇可能とさせるジャッキを備え、上記アームの長手方向に向う上記操作力の大きさに応じて、上記電動機から駆動力が出力されるようにした荷物搬送用台車。 - 上記操作力が所定値未満のとき、上記電動機を駆動不能にした請求項1に記載の荷物搬送用台車。
- 上記ハンドルが、上記アームの突出部に支持されて上記車台の幅方向に延びるハンドル本体と、このハンドル本体に上記幅方向に延びる軸心回りに回動自在となるよう外嵌されてオペレータにより把持可能とされるグリップとを備えた請求項1、もしくは2に記載の荷物搬送用台車。
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