JP2015009601A - 手押し運搬車 - Google Patents

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Tomoyoshi Sakano
倫祥 坂野
林 繁樹
Shigeki Hayashi
繁樹 林
健二 満井
Kenji Mitsui
健二 満井
健太 鎌倉
Kenta Kamakura
健太 鎌倉
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Abstract

【課題】旋回する際の姿勢の崩れを抑制することが可能な手押し運搬車を提供する。【解決手段】積載された積荷を運搬する運搬車100であって、1つの車輪50と、車輪50を操舵する操舵機構30と、作業者が操作可能なハンドル部70と、ハンドル部70における操作に応じて操舵機構30を作動させる連動機構90と、を具備した。また、運搬車100は、作業者が手押し操作可能なハンドル部70を具備し、操向操作部は、ハンドル部70に設けられるものとした。【選択図】図7

Description

本発明は、積載された積荷を運搬する手押し運搬車の技術に関する。
従来、積載された積荷を運搬する手押し運搬車の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の手押し運搬車は、荷台の前下部に設けられた車輪と、荷台の後部に設けられた柄(ハンドル部)と、を具備する。さらに当該運搬車は、車輪を駆動するモータと、柄の端部に設けられ、モータを制御するためのグリップと、を具備する。
このような構成において、作業者は、柄を掴んで手押し運搬車の後部を持ち上げると共に、当該柄を前方へと押すことで、手押し運搬車の荷台に積載された積荷を運搬することができる。またこの際、作業者はグリップを操作することでモータを制御し、車輪を任意の速度で回転させることができる。これによって、手押し運搬車で運搬する際に必要な力(手押し運搬車を押す力)を軽減させることができる。
しかしながら、特許文献1に記載されたような手押し運搬車においては、旋回するための機構が設けられておらず、旋回する際に姿勢が崩れ易い点で不利であった。特に、車輪を1つだけ有する一輪の手押し運搬車においては、当該手押し運搬車全体を左右に傾けて旋回がなされる。このため、このような手押し運搬車においては、旋回時に姿勢が崩れて転倒するのを防止するために作業者が手押し運搬車を支えながら旋回する必要があり、作業者の作業負担が増大してしまう。
実用新案登録第3155212号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、旋回する際の姿勢の崩れを抑制することが可能な手押し運搬車を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、積載された積荷を運搬する手押し運搬車であって、少なくとも1つの車輪と、前記車輪を操舵する操舵機構と、作業者が操作可能な操向操作部と、前記操向操作部における操作に応じて前記操舵機構を作動させる連動機構と、を具備するものである。
請求項2においては、作業者が手押し操作可能なハンドル部を具備し、前記操向操作部は、前記ハンドル部に設けられるものである。
請求項3においては、前記車輪を1つだけ有するものである。
請求項4においては、前記連動機構は、前記操向操作部の操作を検出する操向操作検出手段と、前記操向操作検出手段による検出に基づいて、前記操舵機構を作動させる電動アクチュエータと、を具備するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、操向操作部の操作に基づいて作動する操舵機構を用いて旋回することによって、旋回する際の手押し運搬車の姿勢の崩れを抑制することができる。
請求項2においては、作業者が通常掴んでいるハンドル部に操向操作部を設けることで、操作性を向上させることができる。
請求項3においては、特に旋回時に姿勢が崩れ易い一輪の手押し運搬車において、旋回する際の姿勢の崩れを抑制することができる。
請求項4においては、操舵機構を作動させるための作業者の操作負担を軽減することができる。
本発明の第一実施形態に係る運搬車の全体的な構成を示した斜視図。 同じく、平面図。 同じく、側面図。 同じく、背面図。 操舵機構の構成を示した斜視図。 図2におけるA−A一部断面図。 第一実施形態に係る運搬車が右に旋回する際の様子を示した平面図。 同じく、左に旋回する際の様子を示した平面図。 第二実施形態に係る運搬車の全体的な構成を示した平面図。 第二実施形態に係る運搬車が右に旋回する際の様子を示した平面図。 第三実施形態に係る運搬車の全体的な構成を示した斜視図。 第四実施形態に係る運搬車の全体的な構成を示した側面図。
以下では、図中の矢印に基づいて、前後方向、左右方向及び上下方向をそれぞれ規定して説明を行う。
まず、図1から図6までを用いて、本発明に係る手押し運搬車の実施の一形態(第一実施形態)である運搬車100の構成について説明する。
図1から図4までに示す運搬車100は、作業者が手で押す(手押し操作する)ことによって、積載された積荷を運搬することが可能なものである。運搬車100は、主として本体部10、操舵機構30、車輪50、ハンドル部70及び連動機構90を具備する。
本体部10は、運搬車100の主たる構造体であり、積荷を積載可能なものである。本体部10は、主として本体フレーム11、前部フレーム13、スタンド15及び後部フレーム17を具備する。
本体フレーム11は、矩形断面を有する筒状の部材(角パイプ)を組み合わせて構成されたものである。具体的には、本体フレーム11は、4本の角パイプを組み合わせて平面視矩形状の外枠が形成され、当該外枠を前後方向及び左右方向に向けられた複数の角パイプで補強されることで構成される。本体フレーム11上には、種々の積荷(例えば、コンテナ等)を載置することが可能である。
前部フレーム13は、角パイプを正面視略U字状に折り曲げて形成される。前部フレーム13は、本体フレーム11の前端部から上方に向けて延設される。このようにして、前部フレーム13は、本体フレーム11上に載置される積荷が前方に落下するのを防止することができる。
スタンド15は、作業者が運搬車100から手を離した際に、地面と接して運搬車100を支持する部分である。スタンド15は、円形断面を有する筒状の部材(丸パイプ)を、側面視略J字状に折り曲げて形成される。スタンド15は、本体フレーム11の左後端部及び右後端部から下方に向けてそれぞれ延設される。
後部フレーム17は、丸パイプを正面視略U字状に折り曲げて形成される。後部フレーム17は、左右のスタンド15の間に亘るように、当該スタンド15に固定される。
図1から図3まで、並びに図5及び図6に示す操舵機構30は、後述する車輪50を左右に操舵するためのものである。操舵機構30は、主として操舵ブラケット31、回動軸33、回動プレート35、回動フレーム37及び車輪ブラケット39を具備する。
操舵ブラケット31は、本体部10に対して後述する回動軸33を回動可能に連結するためのものである。操舵ブラケット31は、略円筒状の部材である。操舵ブラケット31は、その軸線を上下方向に向けた状態で、固定プレート31aを介して本体フレーム11の前部左右中央に固定される。
回動軸33は、後述する回動プレート35、回動フレーム37及び車輪ブラケット39の回動中心となるものである。回動軸33は、略円柱状の部材である。回動軸33は、その軸線を上下方向に向けた状態で操舵ブラケット31内に配置される。回動軸33は、ベアリング33aを介して操舵ブラケット31に回動可能に支持される。回動軸33の下端は、本体フレーム11の下方へと延設される。
回動プレート35は、平面視矩形板状の部材である。回動プレート35は、その板面を上下方向に向けた状態で、回動軸33の下端に固定される。
回動フレーム37は、左右一対の角パイプで構成される。回動フレーム37は、長手方向を前後方向に向けた状態で、回動プレート35の下面の左右両端部にそれぞれ固定される。
車輪ブラケット39は、後述する車輪50を支持するためのものである。車輪ブラケット39は、丸パイプを側面視略U字状に折り曲げて形成される。車輪ブラケット39は左右一対設けられ、左右一対の回動フレーム37の下面から下方に向けてそれぞれ延設される。
このように構成された操舵機構30において、回動軸33、回動プレート35、回動フレーム37及び車輪ブラケット39は、当該回動軸33を中心として一体的に回動可能となる。
図1から図5までに示す車輪50は、長手方向を左右方向に向けて左右一対の車輪ブラケット39の間に亘って配置された軸を中心として、回動可能に支持される。
図1から図4までに示すハンドル部70は、本発明に係るハンドル部及び走行操作部の実施の一形態である。ハンドル部70は、作業者が運搬車100を操作するためのものである。ハンドル部70は、主としてハンドルフレーム71、ハンドルブラケット73、ハンドル軸75及びハンドル77を具備する。
ハンドルフレーム71は、本体部10に対してハンドル部70を固定するためのものである。ハンドルフレーム71は、矩形板状の部材を側面視略L字状に折り曲げて形成される。ハンドルフレーム71の前下端部は、本体フレーム11の上面の後端部に固定される。ハンドルフレーム71の後上端部は、後部フレーム17の左右中央部に固定される。
ハンドルブラケット73は、ハンドルフレーム71に対して後述するハンドル軸75を回動可能に連結するためのものである。ハンドルブラケット73は、略円筒状の部材である。ハンドルブラケット73は、その軸線を上下方向に向けた状態で、ハンドルフレーム71の後側面に固定される。
ハンドル軸75は、後述するハンドル77の回動中心となるものである。ハンドル軸75は、略円柱状の部材である。ハンドル軸75は、その軸線を上下方向に向けた状態でハンドルブラケット73に挿通される。ハンドル軸75は、図示しないベアリングを介してハンドルブラケット73に回動可能に支持される。ハンドル軸75の下端は、上下方向において本体フレーム11の下方まで延設される。
ハンドル77は、作業者が手で掴んで操作するためのものである。ハンドル77は、丸パイプを平面視略U字状に折り曲げて形成される。ハンドル77の両端部は後方に向けて配置され、当該両端部には作業者が手で掴む部分としてグリップ部77aが設けられる。ハンドル77の前端(左右中央)部は、ハンドル軸75の上端部に固定される。
このように構成されたハンドル部70において、ハンドル軸75及びハンドル77は、当該ハンドル軸75を中心として一体的に回動可能となる。
図1から図6までに示す連動機構90は、作業者によるハンドル部70の操作に応じて操舵機構30を作動させるためのものである。連動機構90は、主としてハンドル側アーム91、操舵側アーム93及び連結ロッド95を具備する。
ハンドル側アーム91は、平面視略矩形板状の部材である。ハンドル側アーム91は、その長手方向を左右方向に向けた状態で配置される。ハンドル側アーム91の一端(右端)は、ハンドル軸75の下端部に固定される。これによって、ハンドル側アーム91は、ハンドル軸75と一体的に回動可能となる。ハンドル側アーム91の左端部近傍には、当該ハンドル側アーム91を上下に貫通する複数の貫通孔が、左右方向に並べて形成される。
操舵側アーム93は、平面視略矩形板状の部材である。操舵側アーム93は、その長手方向を左右方向に向けた状態で配置される。操舵側アーム93の一端(右端)は、回動プレート35の上面の左端部に固定される。これによって、操舵側アーム93は、回動プレート35と一体的に回動可能となる。操舵側アーム93の左端部近傍には、当該操舵側アーム93を上下方向に貫通する複数の貫通孔が、左右方向に並べて形成される。
連結ロッド95は、ハンドル側アーム91と操舵側アーム93とを連結するものである。連結ロッド95は、長手方向を前後方向に向けた状態で配置された棒状の部材である。連結ロッド95の前後両端部は上方に向けて折り曲げられる。連結ロッド95の後端部(折り曲げられた部分)は、ハンドル側アーム91の貫通孔のいずれかに挿通された状態に保持される。連結ロッド95の前端部(折り曲げられた部分)は、操舵側アーム93の貫通孔のいずれかに挿通された状態に保持される。
以下では、図3、図7及び図8を用いて、上述の如く構成された運搬車100の操作方法について説明する。
作業者は、本体フレーム11上に載置された図示しない積荷を運搬する場合、ハンドル77を掴んで持ち上げる(図3に示す状態)。これによってスタンド15が地面から離間し、車輪50によって運搬車100が走行可能となる。この状態で作業者がハンドル77を前方に押すことによって、運搬車100を前方に向かって進行させることができる。
図7に示すように、作業者は、運搬車100を右方へと旋回させる場合、ハンドル77を平面視時計回りに回動させる。これによって、ハンドル軸75を介してハンドル側アーム91も平面視時計回りに回動する。ハンドル側アーム91が回動すると、当該ハンドル側アーム91に連結された連結ロッド95が前方へと移動する。
連結ロッド95が前方へと移動すると、当該連結ロッド95に連結された操舵側アーム93が前方へと押される。当該操舵側アーム93が前方へと押されると、当該操舵側アーム93と連結された回動プレート35等が、回動軸33を中心として平面視時計回りに回動する。これによって、操舵機構30(車輪ブラケット39)に支持された車輪50も平面視時計回りに回動することになり、当該車輪50が右方を向くことになる。
作業者は、このように車輪50が右方を向いた状態でハンドル77を前方に押すことにより、運搬車100を車輪50が向いた方向へと進行させることができる。すなわち、運搬車100を右方へと旋回させることができる。この際、運搬車100全体を右方に傾ける必要がないため、旋回時の運搬車100の姿勢の崩れを抑制することができる。
同様に、図8に示すように、作業者は、運搬車100を左方へと旋回させる場合、ハンドル77を平面視反時計回りに回動させる。当該ハンドル77の回動動作は、連動機構90を介して操舵機構30に伝達され、車輪50を平面視反時計回りに回動させることができる。これによって、当該車輪50が左方を向くことになる。作業者は、このように車輪50が左方を向いた状態でハンドル77を前方に押すことにより、運搬車100を車輪50が向いた方向、すなわち左方へと旋回させることができる。
以上の如く、本実施形態に係る運搬車100は、
積載された積荷を運搬する運搬車100(手押し運搬車)であって、
1つの車輪50と、
車輪50を操舵する操舵機構30と、
作業者が操作可能なハンドル部70(操向操作部)と、
ハンドル部70における操作に応じて操舵機構30を作動させる連動機構90と、
を具備するものである。
このように構成することにより、ハンドル部70の操作に基づいて作動する操舵機構30を用いて旋回することによって、旋回する際の運搬車100の姿勢の崩れを抑制することができる。
すなわち、操舵機構30によって車輪50が旋回方向(左右方向)を向くため、運搬車100自体を旋回方向に傾ける必要がなく、作業者は運搬車100(本体部10)を略水平に保ったまま旋回させることができる。従って、作業者は旋回時に運搬車100を傾けたままの姿勢で保持する必要がなくなり、旋回時の作業者の負担を軽減することができる。
また、車輪50が旋回方向を向くことにより旋回がし易くなり、特に細い通路(例えば、田んぼの畦道や畑の畝の間等)の積荷の運搬が容易になる。
また、運搬車100は、
作業者が手押し操作可能なハンドル部70を具備し、
操向操作部は、
ハンドル部70に設けられるものである。
このように、作業者が通常掴んでいるハンドル部70に操向操作部を設けることで、操作性を向上させることができる。
特に本実施形態においては、本発明に係る操向操作部とハンドル部とを一体的に構成している(ハンドル部70自体が操向操作部を成している)。このため作業者は、運搬車100を直進させる時も旋回させる時も、ハンドル部70(ハンドル77)を掴んだままで操作することができる。
また、運搬車100は、
車輪50を1つだけ有するものである。
このように構成することにより、特に旋回時に姿勢が崩れ易い一輪の運搬車100において、旋回する際の姿勢の崩れを抑制することができる。
次に、図9及び図10を用いて、本発明に係る手押し運搬車の第二実施形態である運搬車200について説明する。第二実施形態に係る運搬車200が、第一実施形態に係る運搬車100と異なる点は、連動機構90に代えて連動機構290を具備する点である。よって以下では、主にこの相違点について説明を行い、第一実施形態に係る運搬車100と共通する構成部材については同一の符号を付して説明を省略する。
連動機構290は、作業者によるハンドル部70の操作に応じて操舵機構30を作動させるためのものである。連動機構290は、主としてハンドル側アーム291、操舵側アーム93及び連結ロッド295を具備する。なお、操舵側アーム93は第一実施形態に係る運搬車100の構成と同様であるため、説明を省略する。
ハンドル側アーム291は、平面視略矩形板状の部材である。ハンドル側アーム291は、第一実施形態に係るハンドル側アーム91と異なり、ハンドル軸75の下端部から右方へと延設される。
連結ロッド295は、ハンドル側アーム291と操舵側アーム93とを連結するものである。連結ロッド295は、他の部材と干渉しないよういに、棒状の部材の中途部を適宜折り曲げることにより形成される。連結ロッド295の後端部はハンドル側アーム291の右端部に、連結ロッド295の前端部は操舵側アーム93の左端部に、それぞれ連結される。
図10に示すように、作業者は、運搬車200を右方へと旋回させる場合、ハンドル77を平面視反時計回りに回動させる。これによって、ハンドル軸75を介してハンドル側アーム291も平面視反時計回りに回動する。ハンドル側アーム291が回動すると、当該ハンドル側アーム291に連結された連結ロッド295が前方へと移動する。
連結ロッド295が前方へと移動すると、当該連結ロッド295に連結された操舵側アーム93が前方へと押される。当該操舵側アーム93が前方へと押されると、当該操舵側アーム93と連結された回動プレート35等が、回動軸33を中心として平面視時計回りに回動する。これによって、操舵機構30(車輪ブラケット39)に支持された車輪50も平面視時計回りに回動することになり、当該車輪50が右方を向くことになる。
作業者は、このように車輪50が右方を向いた状態でハンドル77を前方に押すことにより、運搬車200を車輪50が向いた方向、すなわち右方へと旋回させることができる。
また、第二実施形態に係る運搬車200においては、右方へと旋回する場合、車輪50が右方を向くと同時にハンドル77が左方を向くことになる。この状態では、ハンドル77の向きに合わせて作業者の身体も自然と左方を向くことになり、作業者は左方を向いたまま運搬車200を押すことになる。従って、運搬車200の前部は車輪50の向きに合わせて右方へと移動すると共に、運搬車200の後部はハンドル77(作業者)の向きに合わせて左方へと移動することになる。このように、第二実施形態に係る運搬車200は全体的に平面視時計回りに回動するように移動するため、右方への旋回がより行い易くなる。
なお、図示は省略するが、作業者は、ハンドル77を平面視時計回りに回動させた状態で運搬車200を押すことにより、当該運搬車200を左方へと旋回させることができる。
次に、図11を用いて、本発明に係る手押し運搬車の第三実施形態である運搬車300について説明する。第三実施形態に係る運搬車300が、第一実施形態に係る運搬車100と異なる点は、ハンドル部70及び連動機構90に代えてハンドル部370及び連動機構390を具備すると共に、操向操作部380を新たに具備する点である。よって以下では、主にこの相違点について説明を行い、第一実施形態に係る運搬車100と共通する構成部材については同一の符号を付して説明を省略する。
ハンドル部370は、本発明に係るハンドル部の実施の一形態である。ハンドル部370は、作業者が運搬車100を操作するためのものである。ハンドル部370は、主としてハンドル377を具備する。
ハンドル377は、作業者が手で掴んで操作するためのものである。ハンドル377は、本体部10のスタンド15と一体的に形成される。ハンドル377は、左右のスタンド15の後上端部を後方に向けて延設されることにより形成される。ハンドル377の後端部には作業者が手で掴む部分としてグリップ部77aが設けられる。
操向操作部380は、作業者が操向操作を行うためのものである。操向操作部380は、主として右レバー381及び左レバー383を具備する。
右レバー381は、作業者が操向操作を行うための操作具である。右レバー381は、右側のハンドル377の後端部近傍に固定される。
左レバー383は、作業者が操向操作を行うための操作具である。左レバー383は、左側のハンドル377の後端部近傍に固定される。
連動機構390は、作業者による操向操作部380の操作に応じて操舵機構30を作動させるためのものである。連動機構390は、主として右ケーブル391及び左ケーブル393を具備する。
右ケーブル391の一端(後端)は右レバー381に連結され、他端(前端)は操舵機構30の回動軸33の右側面に連結される。
左ケーブル393の一端は左レバー383に連結され、他端は操舵機構30の回動軸33の左側面に連結される。
このように構成された運搬車300において、右レバー381が操作されると、右ケーブル391が後方へと引っ張られる。これによって、回動軸33が平面視時計回りに回動し、車輪50が右方を向くことになる。
また、左レバー383が操作されると、左ケーブル393が後方へと引っ張られる。これによって、回動軸33が平面視反時計回りに回動し、車輪50が左方を向くことになる。
したがって、作業者は、右レバー381を操作した状態で運搬車300を押すことで、当該運搬車300を右方へと旋回させることができる。同様に、作業者は、左レバー383を操作した状態で運搬車300を押すことで、当該運搬車300を左方へと旋回させることができる。
次に、図12を用いて、本発明に係る手押し運搬車の第四実施形態に係る運搬車400について説明する。第四実施形態に係る運搬車400が、第三実施形態に係る運搬車300と異なる点は、連動機構390に代えて連動機構490を具備する点である。よって以下では、主にこの相違点について説明を行い、第三実施形態に係る運搬車300と共通する構成部材については同一の符号を付して説明を省略する。
連動機構490は、作業者による操向操作部380の操作に応じて操舵機構30を作動させるためのものである。連動機構390は、主として操作検出センサ491、モータ493、伝達機構495及び制御装置497を具備する。
操作検出センサ491は、本発明に係る操向操作検出手段の実施の一形態である。操作検出センサ491は、右レバー381及び左レバー383の操作を検出するものである。操作検出センサ491は、右レバー381及び左レバー383にそれぞれ設けられる。
モータ493は、本発明に係る電動アクチュエータの実施の一形態である。モータ493は、操舵機構30を作動させるための駆動源である。モータ493は、操舵機構30の前方において、本体フレーム11の下部に固定される。
伝達機構495は、モータ493の駆動力を伝達するためのものである。伝達機構495は、図示しないギヤや軸等から構成される。伝達機構495は、モータ493の出力軸及び操舵機構30の回動軸33にそれぞれ連結される。これによって、モータ493の駆動力が伝達機構495を介して回動軸33に伝達され、当該回動軸33が回動する。
制御装置497は、モータ493の動作を制御するためのものである。制御装置497は、記憶部、演算処理部等により構成される。制御装置497には、モータ493の動作を制御するためのプログラムや種々のデータが記憶される。制御装置497は、本体フレーム11の下部に設けられる。
制御装置497は左右の操作検出センサ491にそれぞれ接続され、当該操作検出センサ491による検出に関する信号を受信することができる。
制御装置497はモータ493に接続され、当該モータ493の動作(回転方向や回転量等)を制御することができる。
このように構成された運搬車400において、制御装置497は、操作検出センサ491によって検出された右レバー381及び左レバー383の操作に基づいて、モータ493の動作を制御する。
具体的には、制御装置497は、右レバー381が操作された場合、モータ493の動作を制御して、第三実施形態と同様に回動軸33を平面視時計回りに回動させ、車輪50を右方へと向ける。また制御装置497は、左レバー383が操作された場合、モータ493の動作を制御して、回動軸33を平面視反時計回りに回動させ、車輪50を左方へと向ける。このようにして、作業者は右レバー381又は左レバー383を操作することによって車輪50の向きを変え、運搬車400を旋回させることができる。
以上の如く、本実施形態に係る連動機構490は、
操向操作部380の操作を検出する操作検出センサ491(操向操作検出手段)と、
操作検出センサ491による検出に基づいて、操舵機構30を作動させるモータ493(電動アクチュエータ)と、
を具備するものである。
このように構成することにより、操舵機構30を作動させるための作業者の操作負担を軽減することができる。
また、モータ493を用いることで、操舵機構30の動作の制御が容易となる。
なお、本発明に係る手押し運搬車の具体的な構成は、上記各実施形態に係る運搬車に限るものではなく、各部の構成は任意に変更することが可能である。
また、上記各実施形態においては、運搬車は1つの車輪50を具備するものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、2つ以上(複数)の車輪を具備する構成とすることも可能である。この場合、操舵機構30は当該複数の車輪の向きを同時に変更させる構成とすることも可能である。
また、上記各実施形態においては、作業者はハンドル部を前方へと押すことで運搬車を前方へと移動(進行)させるものとしたが、ハンドル部を後方へと引くことで運搬車を後方へと移動(進行)させても良い。
また、第四実施形態においては、電動アクチュエータの実施の一形態としてモータ493を例示したが、本発明はこれに限るものではなく、種々の電動アクチュエータ(例えば、電動シリンダ等)を用いることも可能である。
また、第四実施形態に係る操作検出センサ491は、右レバー381及び左レバー383の操作を検出することができるものであれば、どのようなセンサでも良い。例えば、右レバー381及び左レバー383の回動角度を検出するポテンショメータや、右レバー381等の操作の有無(ON又はOFF)を検出するスイッチ等を用いることが可能である。
また、第三実施形態及び第四実施形態においては、操向操作部380は右レバー381及び左レバー383を具備し、作業者は当該右レバー381等を操作するものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、種々の操作具を用いることが可能である。例えば、グリップ377aを回動可能に構成し、当該グリップ377aを回動操作する構成とすることや、別途レバー等の操作具を設ける構成とすることも可能である。
また、第四実施形態においては、右レバー381及び左レバー383の操作に基づいてモータ493の動作を制御するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、作業者が左右のグリップ377aを押す力をセンサ(例えば、歪センサ等)により検出し、当該左右の力の差に応じてモータ493の動作を制御して運搬車400を旋回させる構成とすることも可能である。
また、第四実施形態においては、電動アクチュエータにより操舵機構30を作動させるものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、その他のアクチュエータ(油圧アクチュエータや空圧アクチュエータ等)を用いることも可能である。
10 本体部
30 操舵機構
50 車輪
70 ハンドル部(ハンドル部、操向操作部)
90 連動機構
100 運搬車(手押し運搬車)

Claims (4)

  1. 積載された積荷を運搬する手押し運搬車であって、
    少なくとも1つの車輪と、
    前記車輪を操舵する操舵機構と、
    作業者が操作可能な操向操作部と、
    前記操向操作部における操作に応じて前記操舵機構を作動させる連動機構と、
    を具備する手押し運搬車。
  2. 作業者が手押し操作可能なハンドル部を具備し、
    前記操向操作部は、
    前記ハンドル部に設けられる、
    請求項1に記載の手押し運搬車。
  3. 前記車輪を1つだけ有する、
    請求項1又は請求項2に記載の手押し運搬車。
  4. 前記連動機構は、
    前記操向操作部の操作を検出する操向操作検出手段と、
    前記操向操作検出手段による検出に基づいて、前記操舵機構を作動させる電動アクチュエータと、
    を具備する、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の手押し運搬車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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