JP2003166094A - 電解還元装置および方法 - Google Patents
電解還元装置および方法Info
- Publication number
- JP2003166094A JP2003166094A JP2001366421A JP2001366421A JP2003166094A JP 2003166094 A JP2003166094 A JP 2003166094A JP 2001366421 A JP2001366421 A JP 2001366421A JP 2001366421 A JP2001366421 A JP 2001366421A JP 2003166094 A JP2003166094 A JP 2003166094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxide
- anode
- molten salt
- cathode
- reduced
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
Landscapes
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Abstract
料を還元する場合に後段の電解精製工程との間での廃棄
物発生量を少なくできる。 【解決手段】 還元対象である酸化物2を保持する陰極
3と、陽極4と、酸化物2および陽極4が浸される溶融
塩5と、該溶融塩5を収容する容器6と、陰極3および
陽極4に電流を通電して酸化物2を還元する直流電源7
とを備える電解還元装置1において、溶融塩を塩化リチ
ウム−塩化カリウム共晶塩とする。
Description
極と還元対象である酸化物を保持する陰極とに電流を通
電して酸化物を還元する電解還元装置および方法に関す
る。さらに詳述すると、本発明は原子力発電所の使用済
み酸化物燃料や鉱物の金属への還元に適した電解還元装
置および方法に関する。
属に還元する方法として、化学還元方法と電解還元方法
とが知られている。
ムまたは塩化リチウムおよび塩化カリウムから成る溶融
塩に還元剤としてリチウムを添加し、使用済酸化物燃料
を化学的に還元する方法が開発されている(特開平8−
54493号)。
に活性な還元剤のリチウムを使用しているので、還元剤
自体の劣化や容器等の腐食を生じ易く、長時間に亘る還
元処理は困難である。また、還元剤が塩化カリウムを還
元してしまうので、カリウムの蒸気が発生してしまい、
これが発火する虞がある。さらに、還元剤が反応して生
成する酸化リチウムの濃度を少なくとも飽和溶解度以下
に抑えなくてはならないので、これを満たす量の塩化リ
チウムを必要としてしまう。このため、使用済酸化物燃
料の約27倍もの体積の溶融塩が必要になってしまい、
装置が大型化してしまう。
に保持される還元対象である酸化チタンと陽極とを例え
ば塩化カルシウムから成る溶融塩に浸し、陰極および陽
極に電流を通電して酸化チタンを還元する方法が開発さ
れている(NATURE,VOL.407,21/SEP/2000,P361-364)。
劣化は生じ難いので長時間に亘る還元処理が十分可能に
なる。また、カリウムの蒸気の発生は無く、これに起因
する発火の虞が無い。さらに、酸化リチウムの濃度の制
限が無いため必要な物量を減らして装置の小型化を図れ
る。
た電解還元方法では、塩化カルシウムの融点が774℃
であるため操業温度は800℃以上になってしまい、エ
ネルギの大量消費や容器材料の腐食等の問題を生ずるこ
とがある。また、塩化カルシウムを溶融塩として原子力
発電所の使用済酸化物燃料を金属に還元するようにする
と、還元後の使用済酸化物燃料の電解精製工程での溶融
塩が塩化リチウム−塩化カリウム共晶塩であることか
ら、使用済酸化物燃料から塩化カルシウムを一旦洗浄し
なければならず、処理が煩雑であると共に電解精製工程
との間での廃棄物量の増大を招いてしまう。
と共に使用済酸化物燃料を還元する場合には後段の電解
精製工程との間での廃棄物発生量を少なくできる電解還
元装置および方法を提供することを目的とする。
め、請求項1記載の発明は、還元対象である酸化物を保
持する陰極と、陽極と、酸化物および陽極が浸される溶
融塩と、該溶融塩を収容する容器と、陰極および陽極に
電流を通電して酸化物を還元する直流電源とを備える電
解還元装置において、溶融塩は塩化リチウム−塩化カリ
ウム共晶塩であるようにしている。また、請求項7記載
の発明は、陰極に保持される還元対象である酸化物と陽
極とを溶融塩に浸し、陰極および陽極に電流を通電して
酸化物を還元する電解還元方法において、溶融塩は塩化
リチウム−塩化カリウム共晶塩であるようにしている。
は、塩化リチウムと塩化カリウムの比率によって変わり
純粋な塩化カリウムの場合に最高で770℃程度であ
る。このため、適切な比であれば従来使用していた塩化
カルシウムの融点(774℃)よりも低いので、従来の
800℃〜1000℃よりも低い操業温度で電解還元を
実現できるようになり、エネルギの消費量を低減できる
と共に容器材料の腐食を抑制することができる。
するためには、塩化リチウム−塩化カリウム共晶塩の融
点を610℃以下にする必要がある。このため、塩化リ
チウム:塩化カリウム=Xモル%:100−Xモル%と
したときに、35≦X≦100であるようにすることが
望ましい。特に塩化リチウム:塩化カリウム=48モル
%:52モル%であるときに融点は350℃で最も低く
なる。このときは操業温度を500℃程度に抑えること
ができる。
元する場合には還元時の溶融塩と還元後の電解精製処理
での溶融塩とがいずれも塩化リチウム−塩化カリウム共
晶塩であるので、還元処理から電解精製処理への移行時
に洗浄が不要になり作業性が良くなると共に、還元工程
と電解精製工程との間での廃棄物発生量を少なくするこ
とができる。
化物燃料を還元する場合に比べると、使用済酸化物燃料
の約5倍程度の体積の溶融塩で足りるようになるので、
装置の小型化を図ることができる。また、化学還元反応
を利用する場合より酸化リチウムの濃度が常に低いの
で、より多くの種類の酸化物を還元できる可能性があ
る。多くの種類の元素を還元できると共に酸化リチウム
濃度が常に低いので、後段の電解精製工程に持ち込まれ
る酸素量が減少し、ここで発生する酸化物の処理の手間
を軽減できる。また、塩化カリウムを使用してもカリウ
ムの蒸気の発生は無く、これに起因する発火の虞が無
い。
である酸化物を保持する陰極と、陽極と、酸化物および
陽極が浸される溶融塩と、該溶融塩を収容する容器と、
陰極および陽極に電流を通電して酸化物を還元する直流
電源とを備える電解還元装置において、溶融塩は塩化リ
チウムであるようにしている。また、請求項8記載の発
明は、陰極に保持される還元対象である酸化物と陽極と
を溶融塩に浸し、陰極および陽極に電流を通電して酸化
物を還元する電解還元方法において、溶融塩は塩化リチ
ウムであるようにしている。
のため、従来使用していた塩化カルシウムの融点(77
4℃)よりも低いので、従来の800℃〜1000℃よ
りも低い650℃程度の操業温度で電解還元を実現でき
るようになり、エネルギの消費量を低減できると共に容
器材料の腐食を抑制することができる。また、酸化物と
して使用済酸化物燃料を還元する場合には、還元時の溶
融塩が塩化リチウムであり還元後の電解精製処理での溶
融塩が塩化リチウム−塩化カリウム共晶塩であるので、
還元処理から電解精製処理への移行時に洗浄が不要にな
り作業性が良くなると共に、還元工程と電解精製工程と
の間での廃棄物発生量を少なくすることができる。
化物燃料を還元する場合に比べると、使用済酸化物燃料
の約5倍程度の体積の溶融塩で足りるようになるので、
装置の小型化を図ることができる。また、化学還元反応
を利用する場合より酸化リチウムの濃度が常に低いの
で、より多くの種類の酸化物を還元できる可能性があ
る。多くの種類の元素を還元できると共に酸化リチウム
濃度が常に低いので、後段の電解精製工程に持ち込まれ
る酸素量が減少し、ここで発生する酸化物の処理の手間
を軽減できる。
である酸化物を保持する陰極と、陽極と、酸化物および
陽極が浸される溶融塩と、該溶融塩を収容する容器と、
陰極および陽極に電流を通電して酸化物を還元する直流
電源とを備える電解還元装置において、溶融塩は塩化カ
リウムであるようにしている。また、請求項9記載の発
明は、陰極に保持される還元対象である酸化物と陽極と
を溶融塩に浸し、陰極および陽極に電流を通電して酸化
物を還元する電解還元方法において、溶融塩は塩化カリ
ウムであるようにしている。しかも、化学還元反応を利
用して使用済酸化物燃料を還元する場合に比べても、使
用済酸化物燃料の約5倍程度の体積の溶融塩で足りるよ
うになるので、装置の小型化を図ることができる。
料を還元する場合に、還元時の溶融塩が塩化カリウムで
あり還元後の電解精製処理での溶融塩が塩化リチウム−
塩化カリウム共晶塩であるので、還元処理から電解精製
処理への移行時に洗浄が不要になり作業性が良くなると
共に、還元工程と電解精製工程との間での廃棄物発生量
を少なくすることができる。
化物燃料を還元する場合に比べると、使用済酸化物燃料
の約5倍程度の体積の溶融塩で足りるようになるので、
装置の小型化を図ることができる。また、化学還元反応
を利用する場合より酸化リチウムの濃度が常に低いの
で、より多くの種類の酸化物を還元できる可能性があ
る。多くの種類の元素を還元できると共に酸化リチウム
濃度が常に低いので、後段の電解精製工程に持ち込まれ
る酸素量が減少し、ここで発生する酸化物の処理の手間
を軽減できる。また、塩化カリウムを使用してもカリウ
ムの蒸気の発生は無く、これに起因する発火の虞が無
い。
ら3までのいずれか記載の電解還元装置において、溶融
塩には酸素供給源が添加されているようにしている。
酸素供給源によって陽極に移送される。このため、陽極
と陰極との間で十分な電流が流れるようになるので、処
理の高速化を実現することができる。また、陽極から発
生する気体が酸素や二酸化炭素になるので、酸素供給源
を用いずに陽極から腐食性のある塩素ガスが発生するこ
とを避けることができる。ここでの酸素供給源として
は、酸化リチウムあるいは酸化カルシウムを使用するこ
とができる。
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1に本
発明の電解還元装置1の実施形態を示す。この電解還元
装置1は、還元対象である酸化物2を保持する陰極3
と、陽極4と、酸化物2および陽極4が浸される溶融塩
5と、該溶融塩5を収容する容器6と、陰極3および陽
極4に電流を通電して酸化物2を還元する直流電源7と
を備えるものとしている。そして、溶融塩5は塩化リチ
ウム−塩化カリウム共晶塩であるようにしている。この
ため、従来よりも低い操業温度で電解還元を実現できる
ようになるので、エネルギの消費量を低減できると共に
容器6の腐食を抑制することができる。
ム共晶塩は、塩化リチウム:塩化カリウム=48モル
%:52モル%であるようにしている。このため、融点
が350℃になるので、操業温度を500℃程度にまで
下げることができる。
発電所の使用済酸化物燃料を用いている。すなわち、使
用済酸化物燃料に含まれる酸化ウランやウラン分裂物の
酸化物を還元するようにしている。このため、還元時の
溶融塩5と還元後の電解精製処理での溶融塩とがいずれ
も塩化リチウム−塩化カリウム共晶塩であるので、還元
処理から電解精製処理への移行時に洗浄が不要になり作
業性が良くなると共に、還元工程と電解精製工程との間
での廃棄物発生量を少なくすることができる。
ている。このため、酸化物2から放出された酸素が酸素
供給源によって陽極4に移送される。よって、陽極4と
陰極3との間で十分な電流が流れるようになるので、高
速処理を実現することができる。さらに、陽極4から発
生する気体が酸素や二酸化炭素になるので、酸素供給源
を用いずに陽極4から腐食性のある塩素ガスが発生する
ことを避けることができる。酸素供給源としては酸化リ
チウムを使用している。
製とされている。そして、陰極3はステンレス製のバス
ケット8を有している。このバスケット8の内部に酸化
物2が収容される。そして、バスケット8ごと溶融塩5
に漬けられることにより、酸化物2が溶融塩5に漬けら
れる。陽極4は炭素製の本体9と白金製のリード10と
を有している。
電解還元する手順を以下に説明する。
%:52モル%とした塩化リチウム−塩化カリウム共晶
塩に0.1wt%の酸化リチウムが溶解した溶融塩5を
容器6に入れて500℃で溶融させる。そして、陰極3
のバスケット8に酸化物2を収容して溶融塩5に浸す。
また、陽極4も溶融塩5に浸す。陽極4と陰極3に直流
電源7を接続してXボルトの電圧を印加する。陽極4か
ら酸素を発生する場合にはXは約2.5〜2.8、二酸
化炭素を発生する場合にはXは約1.5〜1.8であ
る。
なって溶融塩5中を移行する。この移行は酸素供給源に
より促進される。酸素イオンは陽極4の本体9の表面で
反応して二酸化炭素になる。この二酸化炭素は気泡11
になって気相中に排出される。なお陽極4の本体9は消
耗するので定期的に交換するようにする。
る。そして、この金属は、バスケット8の引き上げによ
り溶融塩5から取り出されて電解精製槽に輸送され、ア
クチニド元素を取り出して新たな金属製の核燃料の原料
になる。
1によれば、還元時の溶融塩5と還元後の電解精製処理
での溶融塩とがいずれも塩化リチウム−塩化カリウム共
晶塩であるので、還元処理から電解精製処理への移行時
に洗浄が不要になり作業性が良くなると共に、還元工程
と電解精製工程との間での廃棄物発生量を少なくするこ
とができる。
化物燃料を還元する場合に比べると、使用済酸化物燃料
の約5倍程度の体積の溶融塩で足りるようになるので、
装置1の小型化を図ることができる。また、化学還元反
応を利用する場合より酸化リチウムの濃度が常に低いの
で、より多くの種類の酸化物を還元できる可能性があ
る。多くの種類の元素を還元できると共に酸化リチウム
濃度が常に低いので、後段の電解精製工程に持ち込まれ
る酸素量が減少し、ここで発生する酸化物の処理の手間
を軽減できる。また、塩化カリウムを使用してもカリウ
ムの蒸気の発生は無く、これに起因する発火の虞が無
い。
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態では、溶融塩5に酸素供給源
として酸化リチウムを添加しているが、これには限られ
ず酸化カルシウムなどの溶融塩5に可溶で安定な酸化物
を使用することができる。また、本実施形態では溶融塩
5に酸素供給源を添加しているが、これには限られず添
加しなくても良い。この場合、陽極4からは塩素ガスが
気相中に排出されるようになる。塩素ガスによる腐食を
考慮する必要の無い場合には、酸素供給源の省略により
作業工程を少なくできると共に処理コストを下げること
ができるようになる。
リチウム−塩化カリウム共晶塩を使用しているが、これ
には限られず塩化リチウムのみを使用するようにしても
良い。この場合、塩化リチウムの融点は606℃である
ので、従来よりも低い650℃程度の操業温度で電解還
元を実現できるようになり、エネルギの消費量を低減で
きると共に容器6の腐食を抑制することができる。ある
いは溶融塩5として塩化カリウムのみを使用するように
しても良い。いずれの場合も酸化物2として使用済酸化
物燃料を還元する場合に、還元時の溶融塩5の成分が還
元後の電解精製処理での溶融塩の成分に含まれるものな
ので、還元処理から電解精製処理への移行時に洗浄が不
要になり作業性が良くなると共に、還元工程と電解精製
工程との間での廃棄物発生量を少なくすることができ
る。
炭素製にしているが、これには限られず白金製としても
良い。この場合、陽極4からは酸素が発生するようにな
る。
して原子力発電所の使用済酸化物燃料を用いているが、
これには限られず例えば鉱石などとしても良い。
1から3記載の電解還元装置および請求項7から9記載
の電解還元方法によれば、従来の800℃〜1000℃
よりも低い操業温度で電解還元を実現できるようにな
り、エネルギの消費量を低減できると共に容器材料の腐
食を抑制することができる。
元する場合には、還元時の溶融塩の成分が還元後の電解
精製処理での溶融塩の成分と同一または含まれるものな
ので、還元処理から電解精製処理への移行時に洗浄が不
要になり作業性が良くなると共に、還元工程と電解精製
工程との間での廃棄物発生量を少なくすることができ
る。
化物燃料を還元する場合に比べると、使用済酸化物燃料
の約5倍程度の体積の溶融塩で足りるようになるので、
装置の小型化および廃棄物発生量の低減を図ることがで
きる。また、化学還元反応を利用する場合よりも多くの
種類の元素を還元できると共に酸化リチウム濃度が常に
低いので、後段の電解精製工程に持ち込まれる酸素量が
減少し、ここで発生する酸化物の処理の手間を軽減でき
る。また、塩化カリウムを使用する場合でもカリウムの
蒸気の発生は無く、これに起因する発火の虞が無い。
ば、溶融塩には酸素供給源が添加されているので、陽極
と陰極との間で十分な電流が流れるようになって、処理
の高速化を実現することができる。また、陽極から発生
する気体が酸素や二酸化炭素になるので、酸素供給源を
用いずに陽極から腐食性のある塩素ガスが発生すること
を避けることができる。ここでの酸素供給源としては、
酸化リチウムあるいは酸化カルシウムを使用することが
できる。
図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 還元対象である酸化物を保持する陰極
と、陽極と、前記酸化物および前記陽極が浸される溶融
塩と、該溶融塩を収容する容器と、前記陰極および前記
陽極に電流を通電して前記酸化物を還元する直流電源と
を備える電解還元装置において、前記溶融塩は塩化リチ
ウム−塩化カリウム共晶塩であることを特徴とする電解
還元装置。 - 【請求項2】 還元対象である酸化物を保持する陰極
と、陽極と、前記酸化物および前記陽極が浸される溶融
塩と、該溶融塩を収容する容器と、前記陰極および前記
陽極に電流を通電して前記酸化物を還元する直流電源と
を備える電解還元装置において、前記溶融塩は塩化リチ
ウムであることを特徴とする電解還元装置。 - 【請求項3】 還元対象である酸化物を保持する陰極
と、陽極と、前記酸化物および前記陽極が浸される溶融
塩と、該溶融塩を収容する容器と、前記陰極および前記
陽極に電流を通電して前記酸化物を還元する直流電源と
を備える電解還元装置において、前記溶融塩は塩化カリ
ウムであることを特徴とする電解還元装置。 - 【請求項4】 前記溶融塩には酸素供給源が添加されて
いることを特徴とする請求項1から3までのいずれか記
載の電解還元装置。 - 【請求項5】 前記酸素供給源は酸化リチウムであるこ
とを特徴とする請求項4記載の電解還元装置。 - 【請求項6】 前記酸素供給源は酸化カルシウムである
ことを特徴とする請求項4記載の電解還元装置。 - 【請求項7】 陰極に保持される還元対象である酸化物
と陽極とを溶融塩に浸し、前記陰極および前記陽極に電
流を通電して前記酸化物を還元する電解還元方法におい
て、前記溶融塩は塩化リチウム−塩化カリウム共晶塩で
あることを特徴とする電解還元方法。 - 【請求項8】 陰極に保持される還元対象である酸化物
と陽極とを溶融塩に浸し、前記陰極および前記陽極に電
流を通電して前記酸化物を還元する電解還元方法におい
て、前記溶融塩は塩化リチウムであることを特徴とする
電解還元方法。 - 【請求項9】 陰極に保持される還元対象である酸化物
と陽極とを溶融塩に浸し、前記陰極および前記陽極に電
流を通電して前記酸化物を還元する電解還元方法におい
て、前記溶融塩は塩化カリウムであることを特徴とする
電解還元方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001366421A JP4089944B2 (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 電解還元装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001366421A JP4089944B2 (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 電解還元装置および方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003166094A true JP2003166094A (ja) | 2003-06-13 |
JP4089944B2 JP4089944B2 (ja) | 2008-05-28 |
Family
ID=19176320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001366421A Expired - Fee Related JP4089944B2 (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 電解還元装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4089944B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005520046A (ja) * | 2002-03-13 | 2005-07-07 | ビーエイチピー ビリトン イノベーション プロプライアタリー リミテッド | 電解槽内の炭素移動の最小化 |
JP2007084890A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Kyoto Univ | 溶融塩中における酸素発生装置および酸素発生方法 |
JP2012219302A (ja) * | 2011-04-06 | 2012-11-12 | Toshiba Corp | 電解還元装置 |
JP2013205137A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 原子力発電プラントの使用済み燃料輸送方法 |
JP2013224488A (ja) * | 2012-04-23 | 2013-10-31 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | コリウムおよび使用済み核燃料の安定化処理方法 |
JP2016191153A (ja) * | 2010-11-02 | 2016-11-10 | 学校法人同志社 | シリコンナノ粒子の製造方法 |
US9920443B2 (en) | 2010-12-23 | 2018-03-20 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | Modular cathode assemblies and methods of using the same for electrochemical reduction |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5944237B2 (ja) | 2012-06-15 | 2016-07-05 | 株式会社東芝 | 核燃料物質の回収方法 |
KR101397935B1 (ko) | 2012-11-29 | 2014-05-23 | 한국수력원자력 주식회사 | 다중회로를 구비하는 전해환원장치 및 이의 구동방법 |
-
2001
- 2001-11-30 JP JP2001366421A patent/JP4089944B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005520046A (ja) * | 2002-03-13 | 2005-07-07 | ビーエイチピー ビリトン イノベーション プロプライアタリー リミテッド | 電解槽内の炭素移動の最小化 |
JP2007084890A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Kyoto Univ | 溶融塩中における酸素発生装置および酸素発生方法 |
JP2016191153A (ja) * | 2010-11-02 | 2016-11-10 | 学校法人同志社 | シリコンナノ粒子の製造方法 |
US9920443B2 (en) | 2010-12-23 | 2018-03-20 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | Modular cathode assemblies and methods of using the same for electrochemical reduction |
JP2012219302A (ja) * | 2011-04-06 | 2012-11-12 | Toshiba Corp | 電解還元装置 |
JP2013205137A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 原子力発電プラントの使用済み燃料輸送方法 |
JP2013224488A (ja) * | 2012-04-23 | 2013-10-31 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | コリウムおよび使用済み核燃料の安定化処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4089944B2 (ja) | 2008-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH01237497A (ja) | ウランおよびプルトニウムを含む使用済核燃料を精製する方法 | |
JP2010053425A (ja) | 二酸化炭素中の炭素の固定方法 | |
JP2003166094A (ja) | 電解還元装置および方法 | |
JP2008134096A (ja) | 使用済み酸化物原子燃料の還元装置及びリチウム再生電解装置 | |
EP1481401B1 (en) | Electrochemical cell for metal production | |
US20150129432A1 (en) | Electrolytic method, apparatus and product | |
US4701246A (en) | Method for production of decontaminating liquid | |
JP3763980B2 (ja) | 使用済み酸化物燃料の還元装置およびその還元方法 | |
WO1989001224A1 (en) | Nuclear fuel reprocessing plant | |
JP2000056075A (ja) | 使用済み酸化物燃料のリサイクル方法 | |
KR20200008307A (ko) | 금속산화물의 전해환원장치 및 이를 이용한 금속산화물의 전해환원방법 | |
JP4450412B2 (ja) | 電気分解方法とこれを利用したリチウム再生電解方法及び使用済酸化物原子燃料の還元方法 | |
Lee et al. | Study on electrolysis for neodymium metal production | |
JP5017069B2 (ja) | 使用済燃料の再処理方法 | |
AU2004225794B8 (en) | Process for the electrolysis of aluminiumsulfide | |
JP2731299B2 (ja) | 低レベル濃縮廃液の減容方法 | |
JP2005315790A (ja) | 使用済み酸化物燃料の再処理方法 | |
JPS60224098A (ja) | 酸化プルトニウムおよび、または酸化ネプツニウムの溶解方法と溶解装置 | |
KR20160018983A (ko) | 이산화탄소의 배출이 용이한 탄소전극 기반 용융염 전해환원 시스템 및 이를 이용한 금속산화물의 전해환원방법 | |
JP2001517268A (ja) | 硝酸溶液からの銀の回収及びリサイクルのための電解的方法 | |
WO2003063178A1 (fr) | Procede de reduction electrolytique | |
JP5238546B2 (ja) | 使用済み酸化物燃料の処理方法、金属酸化物の処理方法及び処理装置 | |
JP2023037458A (ja) | 電解還元装置および電解還元方法 | |
Suzuki | Calciothermic Reduction and Simultaneous Electrolysis of CaO in the Molten CaCl2: Some Modifications of OS Process | |
JP2021195584A (ja) | 電解還元装置、および電解還元方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070523 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070723 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080222 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140307 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |