JP2003165850A - ポリイミドフィルムおよびその製造方法 - Google Patents
ポリイミドフィルムおよびその製造方法Info
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Abstract
とそれに垂直な方向において、弾性率、抗張力および線
膨張係数といった特性値のばらつきの小さい、寸法特性
に優れた等方的なポリイミドフィルムを提供する。 【解決手段】 前駆体ポリアミド酸のアミド酸ユニット
に対し1.0〜5.0当量の脱水剤および0.2〜2.
0当量の閉環触媒を混合して、支持体上で乾燥させてゲ
ルフィルムを得る工程と、ゲルフィルムを、加熱開始温
度が支持体温度+100℃以下かつ150〜250℃に
制御された加熱炉へテンター方式で搬送、焼成する工程
により、等方的なポリイミドフィルムを連続生産する。
Description
れ、さらに改良された寸法安定性を有するポリイミドフ
ィルムおよびその製造方法に関する。
性、耐溶剤性および耐低温性等を備えており、コンピュ
ータ並びにIC制御の電気・電子機器部品材料の支持体
として広範に用いられている。
・電子機器の小型化・軽量化が進み、配線基板やICパ
ッケージ材料も小型化・軽量化が求められるようになっ
ている。これらに施される配線パターンも細密になり、
フレキシブルプリント配線板やTAB用キャリアテープ
等に用いられるポリイミドフィルムについてもより高い
寸法安定性が求められるようになってきてきた。
法は、前駆体であるポリアミド酸の有機溶媒溶液を、金
属ドラムなどの回転する支持体上に流延塗布し、自己支
持性を有するまで乾燥および硬化させ引き剥し、その両
端をテンタークリップなどで把持してゲルフィルムの幅
を保持または広げつつ加熱炉へ搬送して加熱してさらな
る乾燥・硬化を進めるという手法が用いられる。
性を向上させるために、上述の流延塗布工程に先立ちポ
リアミド酸の有機溶媒溶液に脱水剤と閉環触媒との混合
物を添加する方法がより一般的である。
乾燥および硬化工程においてゲルフィルムの硬化収縮に
抗いながら幅を保持または延伸するために好適な公知の
技術ではあるが、把持される端部と拘束されない中央部
との収縮度合いに差が生じやすい。そのため特に端部に
おいてポリイミド分子鎖が斜め方向におよそ45°で配
向する現象が長年問題とされてきた。この分子配向の異
方性は、寸法安定性に関わる特性に密接に関連するた
め、方向による特性差の原因となり、益々高精密化する
フレキシブルプリント配線板等の材料としての要求にこ
たえられない。そこで、等方的なフィルムを得るための
手段として特開昭60‐190314、特開平5−23
7928および特開平8−81571のような方法が既
に開示されている。また、生産されたフィルム原反は適
宜所望の幅にスリットされるのが一般的であるが、1本
のフィルム原反からより多くの製品を得て収率を向上さ
せるために、幅の広いフィルムを製造することも行われ
てきている。
開昭60‐190314号公報では、フィルムの走行方
向(MD)と幅方向(TD)の物性差を制御することは
可能である。しかし端部において斜めおよそ45°方向
に配向された場合の、配向主軸方向とそれに垂直な方向
の物性差を解決する方法は示されていない。また、特開
平5−237928の方法では、製造工程に煩雑な延伸
装置を導入する必要があり、またポリイミドの種類によ
っては延伸処理の途中でフィルムが破断しやすいという
問題があった。また、特開平8−81571の方法で
は、ゲルフィルムがテンターフレームに固定された後の
加熱開始温度に着目されているが、ゲルフィルムが形成
される過程、すなわちドラムなどの支持体上で硬化/乾
燥される際の収縮を制御する方法は示されていない。ま
た、この方法で得られるフィルムはフィルム幅1000
mm程度またはそれ以下の幅で生産されるフィルムにお
いては有用であるが、フィルム幅の大きいものを生産す
ると、すなわち、キャストし、加熱炉を通過する際のフ
ィルム幅が大きくなるほど、中央部は固定端からの距離
が大きくなるため、中央部と端部での配向度合いの差が
より大きくなる傾向にあり、特に端部における配向が少
ないフィルムを得るには十分ではなかった。
決を課題とした結果達成されたものである。すなわちテ
ンター方式で熱処理する際に生じる、フィルム収縮力の
部分差を抑えるだけでなく、前駆体であるポリアミド
酸、脱水剤および閉環触媒の混合溶液が支持体上へキャ
ストされてから引き剥がされるまでの硬化/乾燥工程で
の収縮力を最小限に抑え、面内等方性に優れたポリイミ
ドフィルムとその製造方法を提供することにある。
ミド酸、脱水剤、閉環触媒および有機溶媒からなるポリ
アミド酸混合溶液を回転する支持体上へキャストし、自
己支持性を有するまで部分的に加熱/乾燥を行う際、支
持体上でゲルフィルムの収縮現象が起こること、 特
定の割合で脱水剤および閉環触媒を混合することによ
り、支持体上での加熱/乾燥過程で、ゲルフィルムと支
持体との適度な密着力によりゲルフィルムが支持体に保
持され収縮を抑えることができること、 さらに、制
御された量の揮発性分を含んだ状態でゲルフィルムを引
きはがし、その幅方向端部を固定して加熱炉へ搬送し、
熱処理を施す工程において、特定の温度条件で加熱を開
始することにより、面内等方性に優れたポリイミドフィ
ルムが得られることを見出し本発明に至った。すなわち
本発明は、以下の構成からなる新規なポリイミドフィル
ムおよび製造方法を提供するものでありこれにより上記
目的が達成される。 1) 1250mm以上のフィルム幅で生産される、フ
ィルム中のいずれの箇所においても分子配向度MOR−
cが1.30以下であり、引張り弾性率が2.5GPa
以上5.0GPa以下であるポリイミドフィルム。 2) ポリアミド酸、脱水剤、閉環触媒、および有機溶
媒からなるポリアミド酸混合溶液を支持体上にキャスト
し、自己支持性を有するまで部分的に硬化及び/または
乾燥されたフィルム(以下ゲルフィルムという)を形成
し、該ゲルフィルムの両端を固定して加熱炉を通過させ
ることによりポリイミドフィルムを 製造する方法にお
いて、(1)前記ポリアミド酸混合溶液が、アミド酸ユ
ニットに対し1.0〜5.0当量の脱水剤および、0.
2〜2.0当量の閉環触媒を混合されてなり、かつ、
(2)前記加熱炉での加熱開始温度が、支持体温度+1
00℃以下、かつ150〜250℃の範囲に制御するこ
とを特徴とするポリイミドフィルムの製造方法。 3) 前記ゲルフィルムの残揮発性成分率が15〜15
0%であることを特徴とする2)記載のポリイミドフィ
ルムの製造方法。 4) ポリアミド酸が、ジアミン成分および酸二無水物
成分を原料モノマーとし、これらの重縮合反応により得
られ、該ジアミン成分が、パレフェニレンジアミンを全
ジアミン成分中20モル%以上含有することを特徴とす
る、2)または3)記載のポリイミドフィルムの製造方
法。
ドフィルムの製造方法について、実施の形態の一例を説
明する。
的に公知のポリアミド酸を用いることができ、通常、芳
香族酸二無水物の少なくとも1種とジアミンの少なくと
も1種を、実質的等モル量を有機溶媒中に溶解させて、
得られたポリアミド酸有機溶媒溶液を、制御された温度
条件下で、上記酸二無水物とジアミンの重合が完了する
まで攪拌することによって製造される。これらのポリア
ミド酸溶液は通常15〜25wt.%の濃度で得られ
る。この範囲の濃度である場合に適当な分子量と溶液粘
度を得る。
適当な酸無水物は、ピロメリット酸二無水物、2,3,
6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3,
3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無
水物、2,2’,3,3’−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテト
ラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカル
ボキシフェニル)プロパン二無水物、3,4,9,10
−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、ビス(3,4−
ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、1,1−ビ
ス(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、
1,1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エタン
二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタ
ン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エ
タン二無水物、オキシジフタル酸二無水物、ビス(3,
4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、p−フ
ェニレンビス(トリメリット酸モノエステル酸無水
物)、エチレンビス(トリメリット酸モノエステル酸無
水物)、ビスフェノールAビス(トリメリット酸モノエ
ステル酸無水物)及びそれらの類似物を含み、これらを
単独または、任意の割合の混合物が好ましく用い得る。
イミドフィルムの強度や寸法安定性などの点から、最も
適当な酸二無水物はピロメリット酸二無水物、3,
3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無
水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物、p−フェニレンビス(トリメリット酸モノ
エステル酸無水物)であり、これらを単独または、任意
の割合の混合物が好ましく用い得る。さらには、ピロメ
リット酸二無水物を単独で用いると、本発明の効果を最
も発揮し得る点で、最も好適である。
し得る適当なジアミンは、4,4’−ジアミノジフェニ
ルプロパン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、ベ
ンジジン、3,3’−ジクロロベンジジン、4,4’−
ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジアミノジ
フェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスル
ホン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,
3’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミ
ノジフェニルエーテル、1,5−ジアミノナフタレン、
4,4’−ジアミノジフェニルジエチルシラン、4,
4’−ジアミノジフェニルシラン、4,4’−ジアミノ
ジフェニルエチルホスフィンオキシド、4,4’−ジア
ミノジフェニルN−メチルアミン、4,4’−ジアミノ
ジフェニル―N−フェニルアミン、1,4−ジアミノベ
ンゼン(p−フェニレンジアミン)、1,3−ジアミノ
ベンゼン、1,2−ジアミノベンゼン、及びそれらの類
似物を含み、これらを単独または、任意の割合の混合物
が好ましく用い得る。
強度の点から、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル
及びp−フェニレンジアミンが好ましく、特には、極め
て高い直線性を有するp−フェニレンジアミンを、全ジ
アミン成分に対して20モル%、さらには25モル%以
上の割合で使用すると最も好ましい。
を合成するための好ましい溶媒は、アミド系溶媒すなわ
ちN,N−ジメチルフォルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド、N−メチル−2−ピロリドンなどであ
り、N,N−ジメチルフォルムアミドが特に好ましく用
い得る。
する脱水剤は、例えば脂肪族酸無水物、芳香族酸無水
物、N,N’−ジアルキルカルボジイミド、低級脂肪族ハ
ロゲン化物、ハロゲン化低級脂肪族ハロゲン化物、ハロ
ゲン化低級脂肪酸無水物、アリールホスホン酸ジハロゲ
ン化物、チオニルハロゲン化物またはそれら2種以上の
混合物が挙げられる。それらのうち、無水酢酸、無水プ
ロピオン酸、無水ラク酸等の脂肪族無水物が好ましく用
い得る。脱水剤の添加量としては、支持体上での加熱/
乾燥段階でのフィルムの収縮を最小限に抑えることがで
きるという点から、ポリアミド酸のアミド酸ユニットに
対して、1.0〜5.0当量が好ましく、さらに好まし
くは2.0〜4.0当量、最も好ましくは1.5〜3.
0当量の範囲となるよう調製して添加するのが好まし
い。この範囲を外れると、等方性のよいフィルムが得ら
れない傾向にあり、また、1.0を範囲を下回ると、イ
ミド化が充分に進行せず、充分な強度のゲルフィルムが
得られない。また、ゲルフィルムの支持体からの剥離が
困難となる。またこの5.0を上回ると、ポリアミド酸
のイミド化が速くなり、ゲルフィルムと支持体との適度
な密着性が損なわれ、ゲルフィルムが支持体上で収縮す
る傾向にある。
する閉環触媒は、脂肪族第3級アミン、芳香族第3級ア
ミン、複素環式第3級アミン等が用いられる。そのうち
複素環式第3級アミンから選択されるものが好適に用い
られる。具体的には、キノリン、イソキノリン、β−ピ
コリン、ピリジン等が好ましく用いられる。閉環触媒の
量としては、ポリアミド酸のアミド酸ユニットに対し
て、0.1〜2.0当量が好ましく、さらに好ましくは
0.3〜1.5当量、最も好ましくは0.5〜1.0当
量となるよう調製して添加することが好ましい。
ミド酸のイミド化が速くなり、支持体上またはポリアミ
ド酸との混合過程において部分イミド化が発生し、フィ
ルムにゲル状欠陥物が発生する、または、ゲル状欠陥物
がスリットダイに詰まり、スジ状欠陥が発生する傾向に
ある。また0.1を下回ると、支持体上での硬化/乾燥
が充分に進まず、強度低下を引き起こす傾向にある。
混合されたポリアミド酸混合溶液を、スリットダイより
回転する金属ドラム、エンドレスベルト等の支持体上に
フィルム状に流延し、支持体上で加熱することにより部
分的に硬化及び/または乾燥させ、自己支持性を有する
ゲルフィルムを得る。支持体上にキャストされたポリア
ミド酸混合溶液を加熱する場合、熱風や遠赤外線放射熱
を与えればよい。または、支持体そのものを加熱しても
よい。さらには、熱風または遠赤外線放射熱を与える手
法と、支持体そのものを加熱する手法を組み合わせるこ
とができる。このようにして得られたゲルフィルムは、
ポリアミド酸からポリイミドへの硬化の中間段階にあ
る。すなわち部分的にイミド化および/または乾燥され
た自己支持性を有するフィルムである。ここでイミド化
については、赤外線吸光分析法を用いて下記式 (A/B)×100/(C/D) (式中、A,B,C,Dは以下のものを表す。) A:ゲルフィルムの1370cm−1の吸収ピークの高
さ B:ゲルフィルムの1500cm−1の吸収ピークの高
さ C:ポリイミドフィルムの1370cm−1の吸収ピー
クの高さ D:ポリイミドフィルムの1500cm−1の吸収ピー
クの高さ から算出されるイミド化率は50%以上、好ましくは8
0%以上、最も好ましくは90%以上の範囲にある。上
述「部分的なイミド化」とは、この範囲にあることが好
適であり、外れると所定の効果が発現しにくい場合があ
る。また、揮発成分率は下記式 (E−F)×100/F (式中、E,Fは以下のものを表す。) E:ゲルフィルムの重量 F:ゲルフィルムを450℃で20分間加熱した後の重
量 から算出され、その範囲は、15〜300%、より好ま
しくは15〜150%、さらに好ましくは30〜80
%、最も好ましくは30〜60%にある。残揮発成分率
がこの範囲であるゲルフィルムを用いることが好適であ
り、この範囲を下回るべく支持体上で加熱すると、フィ
ルムのイミド化および乾燥のみならず、熱劣化も進行
し、得られるポリイミドフィルムが充分な強度を保つこ
とが困難である。また、この範囲を上回ると、後続の加
熱工程にてフィルムが破断するなど生産性を損なう。
ピンやクリップ等により把持し、加熱炉へ搬送し、有機
溶媒等の揮発成分を乾燥させた後熱処理されてポリイミ
ドフィルムとなる。加熱炉は、搬送されるに従い連続的
に昇温するもの、あるいは段階的に昇温される構造にな
っているものがとりうるが、両者に本質的な相違はな
く、いずれの場合でもその加熱開始温度は、前記支持体
上での雰囲気温度+100℃以下であることが好まし
く、支持体での雰囲気温度+80℃以下であることがさ
らに好ましい。かつ150〜250℃、より好ましくは
180〜200℃の範囲になるよう制御することが肝要
である。支持体と加熱炉の温度差がこの範囲を外れる
と、等方性のよいフィルムが得られない傾向にある。ま
た、加熱開始温度が上記好適な範囲を外れるとゲルフィ
ルムに含有される揮発成分の突沸によりフィルム表面に
発泡欠陥が発生し、フィルムの平滑性を損なう場合があ
る。その後最終的に、450℃〜580℃、好ましくは
500〜580℃の温度で15〜400秒間加熱する工
程を経て、本発明のポリイミドフィルムの製造方法が構
成される。本発明の1250mm以上のフィルム幅で生
産されるフィルムとは、1250mm以上のフィルム幅
で加熱炉を通過して製造されるフィルムのことであり、
このように幅の広いフィルムを製造する工程において顕
著な効果を発現するが、もちろん得られたフィルムを所
望の幅にカットしてもよい。
ドフィルムは、幅方向の任意の点においても分子配向の
異方性が小さい。すなわち、幅方向の任意の点におい
て、分子配向度MOR−c値が1.3以下、好ましくは
1.2以下であることによって、弾性率、抗張力、線膨
張係数などの特性の、測定方向による差異を最小限に抑
えることができる。特に高い寸法安定性が求められる、
金属箔または金属薄膜が積層されたフレキシブルプリン
ト配線板やTAB用キャリアテープまたはフレキシブル
プリント配線板用カバーレイフィルム等に好適に適用す
ることができる。
的に説明するが、本発明はこれによって限定されるもの
ではない。
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル/p−フェニレ
ンジアミンをモル比で4/3/1の割合で合成したポリ
アミド酸の18.5wt.%のDMF溶液に対し、無水
酢酸、イソキノリンおよびDMFからなる転化剤を前記
ポリアミド酸DMF溶液に対し50wt.%の割合で混
合、攪拌した。このとき、ポリアミド酸のアミド酸基に
対し、無水酢酸およびイソキノリンがそれぞれ2.0お
よび0.4モル当量となるよう調製した。この混合物
を、T型スリットダイより回転するステンレス製エンド
レスベルト上にキャストし、キャストされた樹脂膜を1
50℃の熱風にて加熱し、残揮発成分が55wt.%、
厚み約0.20mmの自己支持性を有するゲルフィルム
を得た。このゲルフィルムをエンドレスベルトより引き
剥がし、その両端をテンターフレームへ固定し、220
℃、370℃、550℃の加熱炉へ搬送し、端部スリッ
ト工程を経て幅1500mm、厚み25μmのポリイミ
ドフィルムを得た。このポリイミドフィルムの分子配向
度MOR−c、弾性率、抗張力および線膨張係数を下記
の通り評価を行い、結果を表1に示す。
00mmのフィルムの、中央部および中央より375m
m、および端部すなわち中央より750mmの部分をそ
れぞれ40mm×40mmの正方形に切り出した。分子
配向度MOR−cはKSシステムズ社製マイクロ波分子
配向計MOA2012A型を用い測定した。なお、本測
定器で得られるMOR値は、フィルム面内における分子
配向異方性を示す尺度としての数値であるが、厚みに比
例するため、MOR値を下式により厚み75μmに換算
した。なお、MOR−cが1.0に近いほどフィルムが
等方的である事を示す。
対し垂直になるようマイクロ波共振導波管中に測定試料
を挿入し、試料を回転させ、マイクロ波透過強度を測定
する。図1は得られる透過強度曲線の概要を示すもので
あるが、その透過強度が最小となる方位が配向主軸とな
る。その配向主軸と平行および垂直な方向について、以
下のとおり弾性率および線膨張係数を測定した。 (弾性率)得られた幅1500mmのフィルムの、中央
部および中央より375mm、および端部すなわち中央
より750mmの部分の計5点について、弾性率および
抗張力を、JIS C−2318に基づき評価した。な
お、上記分子配向計で得られる配向主軸に対して平行お
よび垂直方向にサンプルを切り出して測定を行った。 (線膨張係数)得られた幅1500mmのフィルムの、
中央部および中央より375mm、および端部すなわち
中央より750mmの部分の計5点について、線膨張係
数を、理学電気製の熱物理試験機TMA−8140を用
いた。先ず10℃/分の条件で室温〜400℃まで加熱
したのち室温まで冷却を行った。再度同条件にて昇温
し、100〜200℃の温度範囲の線膨張係数を求め
た。
対し、無水酢酸およびイソキノリンがそれぞれ5.5お
よび2.0モル当量となるよう調製した以外は実施例1
と同様の方法で、残揮発成分が45wt.%、厚み約
0.20mmのゲルフィルムを得た。このゲルフィルム
をエンドレスベルトより引き剥がし、その両端をテンタ
ーフレームへ固定し、200℃、350℃、550℃の
加熱炉へ搬送した。端部スリット工程を経て幅1500
mm、厚み25μmのポリイミドフィルムを得た。この
ポリイミドフィルムの分子配向度MOR−c、弾性率、
抗張力および線膨張係数を表1に示す。
℃に設定した加熱炉へ搬送、加熱する以外は実施例1と
同一の方法で、幅1500mm、厚み25μmのポリイ
ミドフィルムを得た。このポリイミドフィルムの分子配
向MOR−cおよび弾性率、抗張力および線膨張係数を
表1に示す。
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル/p−フェニレ
ンジアミンをモル比で4/3/1の割合で合成したポリ
アミド酸の18.5wt.%のDMF溶液に対し、無水
酢酸、イソキノリンおよびDMFからなる転化剤を前記
ポリアミド酸DMF溶液に対し50wt.%の割合で混
合、攪拌した。このとき、ポリアミド酸のアミド酸ユニ
ットに対し、無水酢酸およびイソキノリンがそれぞれ
2.0および0.4モル当量となるよう調製した。この
混合物を、T型スリットダイより回転するステンレス製
エンドレスベルト上にキャストし、キャストされた樹脂
膜を150℃の熱風にて加熱し、残揮発成分が50w
t.%、厚み約0.10mmの自己支持性を有するゲル
フィルムを得た。このゲルフィルムをエンドレスベルト
より引き剥がし、その両端をテンターフレームへ固定
し、200℃、350℃、550℃の加熱炉へ搬送、加
熱した。端部スリット工程を経て幅1500mm、厚み
12.5μmのポリイミドフィルムを得た。このポリイ
ミドフィルムの分子配向度MOR−c、弾性率、抗張力
および線膨張係数を表2に示す。
対し、無水酢酸およびイソキノリンがそれぞれ5.5お
よび2.0モル当量となるよう調製した以外は実施例1
と同様の方法で、残揮発成分が45wt.%、厚み約
0.10mmのゲルフィルムを得た。このゲルフィルム
をエンドレスベルトより引き剥がし、その両端をテンタ
ーフレームへ固定し、200℃、350℃、550℃の
加熱炉へ搬送した。端部スリット工程を経て幅1500
mm、厚み25μmのポリイミドフィルムを得た。この
ポリイミドフィルムの分子配向度MOR−c、弾性率、
抗張力および線膨張係数を表2に示す。
℃に設定した加熱炉へ搬送、加熱する以外は実施例1と
同一の方法で、幅1500mm、厚み12.5μmのポ
リイミドフィルムを得た。このポリイミドフィルムの分
子配向MOR−c、弾性率、抗張力および線膨張係数を
表2に示す。表1および2より、フィルム幅方向のどの
部分においても分子配向度MOR−c値が1.30以
下、さらには1.20以下であれば、配向主軸と配向主
軸に垂直方向の特性のばらつきが極めて小さい、すなわ
ち等方的なフィルムであることがわかる。
が改善され、任意の場所における力学的性質の特性差の
極めて小さい等方的なフィルムを提供できる。フレキシ
ブルプリント配線板やTAB用キャリアテープまたはフ
レキシブルプリント配線板用カバーレイフィルム等、精
密な寸法精度の求められる用途に好適に使用することが
できる。
よび配向主軸を表す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 1250mm以上のフィルム幅で生産さ
れる、フィルム中のいずれの箇所においても分子配向度
MOR−cが1.30以下であり、引張り弾性率が2.
5GPa以上5.0GPa以下であるポリイミドフィル
ム。 - 【請求項2】 ポリアミド酸、脱水剤、閉環触媒、およ
び有機溶媒からなるポリアミド酸混合溶液を支持体上に
キャストし、自己支持性を有するまで部分的に硬化及び
/または乾燥されたフィルム(以下ゲルフィルムとい
う)を形成し、該ゲルフィルムの両端を固定して加熱炉
を通過させることによりポリイミドフィルムを 製造す
る方法において、 (1)前記ポリアミド酸混合溶液が、アミド酸ユニット
に対し1.0〜5.0当量の脱水剤および、0.2〜
2.0当量の閉環触媒を混合されてなり、かつ、 (2)前記加熱炉での加熱開始温度が、支持体温度+1
00℃以下、かつ150〜250℃の範囲に制御するこ
とを特徴とするポリイミドフィルムの製造方法。 - 【請求項3】 前記ゲルフィルムの残揮発性成分率が1
5〜150%であることを特徴とする請求項2記載のポ
リイミドフィルムの製造方法。 - 【請求項4】 ポリアミド酸が、ジアミン成分および酸
二無水物成分を原料モノマーとし、これらの重縮合反応
により得られ、該ジアミン成分が、パレフェニレンジア
ミンを全ジアミン成分中20モル%以上含有することを
特徴とする、請求項2または3記載のポリイミドフィル
ムの製造方法。
Priority Applications (13)
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