JP2002293932A - ポリイミドフィルムの製造方法 - Google Patents
ポリイミドフィルムの製造方法Info
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Abstract
優れた機械的強度を有するポリイミドフィルムの製造方
法を提供する。 【解決手段】 ポリアミド酸ワニスに、アミド酸に対し
て1モル当量以上の脱水剤及びアミド酸に対して0.2
モル当量以上のイミド化触媒を脱水剤とイミド化触媒の
モル比が1:0.2〜1:0.75の割合で含有する硬
化剤を添加してなる溶液を流延製膜することにより進行
方向の厚みムラ、泡の巻き込みを防止し、優れた機械的
強度を有するポリイミドフィルムを製造することができ
る。
Description
て、Tダイ法などの、流延製膜によるポリイミドフィル
ムの製造方法に関する。詳しくは、 Tダイ法などにお
いて、ダイから押出される樹脂溶液(本明細書におい
て、カーテンという。)の、泡巻き込みを防止し、さら
に厚みムラを防止し、かつ優れた機械的強度を有するポ
リイミドフィルムの製造方法に関する。
も、耐熱性、絶縁性、耐溶剤性、及び耐低温特性に優れ
た特性を備えており、電気及び電子部品材料として用い
られ、特に、フレキシブルプリント配線板、TAB用キ
ャリアテープのベースフィルム、航空機等の電線被覆
剤、磁気記録用テープのベースフィルム、超伝導コイル
の線材被覆剤等が挙げられる。これらの各種用途には、
それぞれの用途に適したポリイミドフィルムが適宜選択
される。電気・電子部品は、小型化、薄層化に伴い、回
路の細線化が進み、使用部材の寸法変化は、細線化した
回路構成に対して、断線や短絡などの故障を招来する危
惧がある。従って、電気・電子部品に使用される部材に
おいては、高い精度での寸法安定性が要求されている。
ところで、ポリイミドフィルムの製造は、そのポリイミ
ド前駆体であるポリアミド酸溶液組成物を、第1図に示
すように、押出し機2中で化学イミド化剤溶液と混合
し、押出し機2から幅方向に広げた後、スリットダイ4
の狭いスリット状の間隙を通して、エンドレスベルト上
に平滑な薄膜上に連続的に押出し、イミド化を進めなが
ら、乾燥、冷却によって自己支持性を有する程度に固化
させ、その後さらに加熱処理する方法により製造されて
いる。また、ポリイミドの前駆体であるポリアミド酸組
成物をTダイによる流延法により、フィルム成形・加熱
・乾燥を経て、イミド化を完成してポリイミドフィルム
とするが、流延工程において、イミド化反応が急激に進
行すると、樹脂膜に部分的イミド化が発生し、フィルム
にゲル状欠陥が生じたり、部分イミド化ゲル状物がスリ
ットダイに詰まって塗工スジになる問題がある。この問
題を回避するためにイミド化反応を制御する方法として
ポリアミド酸溶液組成物を0℃以下に冷却することが有
効ではあるが、このためにポリアミド酸溶液組成物の粘
度が特に高くなる傾向がある。上記粘度範囲、即ち、こ
のような比較的粘度の高い樹脂溶液組成物を用いた場
合、樹脂溶液組成物は弾性を有する。従って、第2図に
示すように、スリットダイ20から押出された流動性を
有する樹脂溶液組成物のカーテン22は、ベルト速度が
高速になるに従って、進行方向に引っ張られる。カーテ
ン22が進行方向に引っ張られると、カーテン22と引
き取り機のベルト24の間の着地角度シートθが小さく
なり、カーテン22がベルト24の表面に着地した際
に、周辺の空気を抱き込みやすくなる。その結果、樹脂
膜26とベルト24との間に、空気が封入されて、樹脂
膜26の表面に、大小の泡状の突起部分が残留する。こ
の泡の巻き込み現象は樹脂膜の乾燥工程において、樹脂
膜の膜厚が薄くなったり、巻き込まれた空気が膨張して
樹脂膜を破り欠損部分を作るなど、樹脂膜表面性を著し
く損なう原因となる。また、上述のような粘度の高いカ
ーテンは、粘度の低いカーテンに比較して弾性力が強
く、さらにベルトへの接着力が大きいため、ベルトの動
きによって進行方向に引っ張られる。しかし、カーテン
がベルトにより進行方向へ一定の距離引っ張られると、
樹脂膜の弾性力により進行方向と逆の力が働くため、カ
ーテンの着地点が周期的に変動する。この周期変動によ
って、製造される樹脂膜の厚みが変動し、その結果、進
行方向に周期的な厚みムラが発生し、最終製品であるフ
ィルムの形状に縞模様となって表れる問題がある。この
問題に対して、特開平11−198157では、樹脂膜
の流延時における泡の巻き込みを防止し、厚みムラを改
善する目的で、ダイ中の粘度を低粘度化する流延製膜方
法を開示している。そして、ダイ中の粘度を低粘度化す
る方法として、樹脂溶液組成物の重合度を下げる方法、
および樹脂溶液組成物の溶剤比率を高くする方法を上げ
ている。しかしながら、特開平11−198157に開
示している重合度を下げる方法で得られるポリイミドフ
ィルムは、等モル量のジアミン成分とテトラカルボン酸
二無水物成分から得られるポリイミドフィルムと比較し
て、フィルムの機械物性が大きく低下する。また、特開
平11−198157に開示している樹脂溶液組成物の
溶剤比率を高くする方法では、エンドレスベルト上で自
己支持性を有するまで乾燥させるためにはベルトの温度
を大きく上げる必要があり、結果として得られるポリイ
ミドフィルムの機械物性は低下している。以上のよう
に、特開平11−198157で開示された、樹脂膜の
流延時における泡の巻き込みを防止し、厚みムラを改善
する延製膜方法では、得られるポリイミドフィルムの機
械物性は大きく低下している。この機械物性の低下は、
フレキシブルプリント配線板、TAB用キャリアテープ
のベースフィルム、航空機等の電線被覆剤、磁気記録用
テープのベースフィルム、超伝導コイルの線材被覆剤等
の製造工程においてフィルムの伸びによるたるみの発生
により、安定生産を妨げてしまう。また、その製品では
機械耐性が低下し、製品の信頼性を落としてしまう。
な高速でポリイミドフィルムを製造する流延製膜方法に
おいて、樹脂膜の流延時における泡の巻き込みを防止
し、厚みムラを改善し、さらに特開平11−19815
7で開示された流延製膜方法でおこる機械物性の低下が
発生しない、ポリイミドフィルムの製造方法を提供する
ものである。
決するためになされたもので、そのポリイミドフィルム
の製造方法の要旨は、 ポリアミド酸を含有する組成物
を流延製膜してポリイミドフィルムとするポリイミドフ
ィルムの製造方法において、ポリアミド酸の有機溶剤溶
液に、アミド酸に対して1モル当量以上の脱水剤及びア
ミド酸に対して0.2モル当量以上のイミド化触媒を脱
水剤とイミド化触媒のモル比が1:0.15〜1:0.
75の割合で含有する硬化剤を添加することにある。
の製造方法の他の要旨とするところは、前記ポリイミド
フィルムの製造方法において100部のポリアミド酸の
有機溶剤溶液に30〜70部の硬化剤を添加することに
ある。
の製造方法の他の要旨とするところは、前記ポリイミド
フィルムの製造方法において、ポリアミド酸の有機溶剤
溶液に硬化剤を添加してなる樹脂溶液組成物の0℃にお
ける粘度が600ポイズ以下であることにある。
の製造方法の他の要旨とするところは、前記ポリイミド
フィルムの製造方法において、ポリアミド酸の有機溶剤
溶液に硬化剤を添加してなる樹脂溶液組成物の0℃にお
ける粘度が400ポイズ以下であることにある。
の製造方法の他の要旨とするところは、イミド化触媒が
第3級アミンであることにある。
の製造方法の他の要旨とするところは、前記方法により
製造されたポリイミドフィルムである。
フィルムの製造方法について、実施の形態の1例を説明
する。また、本発明の用語、「カーテン」とは、流動性
を有する樹脂溶液組成物が、スリットダイから押出さ
れ、ベルトに着地するまでのエアギャップの間隙に存在
するカーテン状の形状を有するものをいう。本発明に用
いられるポリイミドの前駆体であるポリアミド酸は、基
本的には、公知のあらゆるポリアミド酸を適用すること
ができる。
常、芳香族酸二無水物の少なくとも1種とジアミンの少
なくとも1種を、実質的等モル量を有機溶媒中に溶解さ
せて、得られたポリアミド酸有機溶媒溶液を、制御され
た温度条件下で、上記酸二無水物とジアミンの重合が完
了するまで攪拌することによって製造される。これらの
ポリアミド酸溶液は通常5〜35wt%、好ましくは1
0〜30wt%の濃度で得られる。この範囲の濃度である
場合に適当な分子量と溶液粘度を得る。また、ポリイミ
ドはポリアミド酸をイミド化して得られるが、本発明に
おけるイミド化には、化学キュア法を用いる。化学キュ
ア法は、ポリアミド酸有機溶媒溶液に、無水酢酸等の酸
無水物に代表される脱水剤と、イソキノリン、β−ピコ
リン、ピリジン等の第三級アミン類等に代表されるイミ
ド化触媒とを作用させる方法である。化学キュア法に熱
キュア法を併用してもよい。イミド化の反応条件は、ポ
リアミド酸の種類、フィルムの厚さ等により、変動し得
る。本発明にかかるポリイミドフィルムの製造方法は前
記ポリアミド酸の有機溶剤溶液に、アミド酸に対して1
モル当量以上の脱水剤及びアミド酸に対して0.2モル
当量以上のイミド化触媒を脱水剤とイミド化触媒のモル
比が1:0.15〜1:0.75の割合で含有する硬化
剤を添加してなる樹脂溶液組成物を流延製膜することに
より本発明にかかるポリイミドフィルムの製造方法が構
成され、機械物性の低下の発生がなく、かつ樹脂膜の流
延時における泡の巻き込みを防止し、厚みムラを改善す
るポリイミドフィルムを得ることができる。
ポリアミド酸組成物に用いられる材料について説明す
る。
酸無水物は、ピロメリット酸二無水物、2,3,6,7
−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,
4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、1,
2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、
2,2’,3,3’−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシ
フェニル)プロパン二無水物、3,4,9,10−ペリ
レンテトラカルボン酸二無水物、ビス(3,4−ジカル
ボキシフェニル)プロパン二無水物、1,1−ビス
(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、
1,1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エタン
二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタ
ン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エ
タン二無水物、オキシジフタル酸二無水物、ビス(3,
4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、p−フ
ェニレンビス(トリメリット酸モノエステル酸無水
物)、エチレンビス(トリメリット酸モノエステル酸無
水物 )、ビスフェノールAビス(トリメリット酸モノ
エステル酸無水物)及びそれらの類似物を含み、これら
を単独または、任意の割合の混合物が好ましく用い得
る。これらのうち、本発明において用いられるポリイミ
ド前駆体ポリアミド酸組成物において最も適当な酸二無
水物はピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−
ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,
4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、p−
フェニレンビス(トリメリット酸モノエステル酸無水
物)であり、これらを単独または、任意の割合の混合物
が好ましく用い得る。
ド酸組成物において使用し得る適当なジアミンは、4,
4’−ジアミノジフェニルプロパン、4,4’−ジアミ
ノジフェニルメタン、ベンジジン、3,3’−ジクロロ
ベンジジン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィ
ド、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’
−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジ
フェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルエー
テル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、1,5
−ジアミノナフタレン、4,4’−ジアミノジフェニル
ジエチルシラン、4,4’−ジアミノジフェニルシラ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルエチルホスフィンオ
キシド、4,4’−ジアミノジフェニルN−メチルアミ
ン、4,4’−ジアミノジフェニル N−フェニルアミ
ン、1,4−ジアミノベンゼン(p−フェニレンジアミ
ン)、1,3−ジアミノベンゼン、1,2−ジアミノベ
ンゼン、及びそれらの類似物を含み、これらを単独また
は、任意の割合の混合物が好ましく用い得る。これらジ
アミンにおいて、4,4’−ジアミノジフェニルエーテ
ル及びp−フェニレンジアミンが特に好ましく、また、
これらをモル比で100:0から0:100、好ましく
は100:0から10:90の割合で混合した混合物が
好ましく用い得る。
媒は、アミド系溶媒すなわちN,N−ジメチルフォルム
アミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−
2−ピロリドンなどであり、N,N−ジメチルフォルム
アミド、N,N−ジメチルアセトアミドが特に好ましく
用い得る。
れたポリアミド酸ワニスと硬化剤を混合した後、スリッ
トダイから平滑な薄膜状のカーテンとして連続的に押出
されエンドレスベルト上にキャストされ、乾燥冷却によ
り自己支持性を有するゲルフィルムを形成する。このゲ
ルフィルムをさらに加熱処理することにより目的の機械
物性を有するポリイミドフィルムとする。
る脱水剤は、例えば脂肪族酸無水物、芳香族酸無水物、
N,N ' - ジアルキルカルボジイミド、低級脂肪族ハロゲ
ン化物、ハロゲン化低級脂肪族ハロゲン化物、ハロゲン
化低級脂肪酸無水物、アリールホスホン酸ジハロゲン化
物、チオニルハロゲン化物またはそれら2種以上の混合
物が挙げられる。それらのうち、無水酢酸、無水プロピ
オン酸、無水ラク酸等の脂肪族無水物またはそれらの2
種以上の混合物が、好ましく用い得る。脱水剤の量とし
ては、アミド酸に対して1〜5モル当量、好ましくは
1.2〜4モル当量、さらに好ましくは1.5〜3モル
当量の割合で用い得る。この範囲を外れると化学イミド
化率が好適な範囲を下回ったり、支持体からの離型性が
悪化したりする。
脱水剤にイミド化触媒を同時に用いることが好ましい。
イミド化触媒としては脂肪族第三級アミン、芳香族第三
級アミン、複素環式第三級アミン等が用いられる。それ
らのうち複素環式第三級アミンから選択されるものが特
に好ましく用い得る。具体的にはキノリン、イソキノリ
ン、β−ピコリン、ピリジン等が単独又は任意の割合の
混合物として好ましく用いられる。触媒の量としてはア
ミド酸に対して0.2〜1.5モル当量、好ましくは
0.25〜1.2モル当量、さらに好ましくは0.3〜
1モル当量の割合で用い得る。この範囲を外れると化学
イミド化率が好適な範囲を下回ったり、支持体からの離
型性が悪化したりする。
記好適な範囲を満たしており、かつモル比で1:0.1
5〜1:0.75、好ましくは1:0.2〜1:0.7
の割合で用いるのが好ましい。イミド化触媒の量が脱水
剤1モルに対して0.15モルを下回ると、化学イミド
化が充分に進行せず、強度低下を引き起こす原因となっ
たり、支持体からの離型が困難になったりする。また、
イミド化触媒の量が脱水剤1モルに対して0.75モル
を上回ると、硬化速度が速くなる傾向にあり、樹脂膜に
部分的イミド化が発生し、フィルムにゲル状欠陥が生じ
たり、部分イミド化ゲル状物がスリットダイに詰まって
塗工スジになるなどの問題が起こりやすくなる。
する硬化剤の量は、30〜80部、好ましくは35〜7
5部、さらに好ましくは35〜70部であることが好ま
しい。硬化剤の添加量が30部より少ないと、硬化剤を
添加してなる樹脂溶液組成物の粘度が高くなり、泡を巻
き込む、厚みムラが増大するなどの現象が起きやすくな
る。また、硬化剤の添加量が80部よりも多いと、乾燥
するのに時間がかかり生産性が低下する、溶剤使用量が
増えるためコスト高になる、などの問題がある。
度は、0℃においてB型粘度計で測定した回転粘度が6
00ポイズ以下が好ましく、400ポイズ以下がさらに
好ましい。硬化剤を添加してなる樹脂溶液組成物の粘度
が600ポイズより高いと、高い生産性を維持しようと
すると厚みムラの増大、泡巻き込み量の増加などの問題
が起きやすくなる。
が、本発明は実施例の内容に限定される物ではない。実
施例中の「部」は重量部、「%」は重量%を示す。 (評価方法) 1)抗張力の測定 ASTM D882に準じて測定した。 2)MD方向のR値の測定 得られたポリイミドフィルムの中央部をMD方向に5m
サンプリングし、接触式の連続厚み計を用いて連続厚み
測定を行い、最高厚みと最低厚みをチャートから読取っ
た。 R値=〔最高厚み〕−〔最低厚み〕 として求めた。単位はμmである。 (比較例1)ピロメリット酸二無水物/4,4’−ジア
ミノジフェニルエーテル/p−フェニレンジアミンをモ
ル比で4/3/1の割合で合成したポリアミド酸の18.5
wt%のDMF溶液)に、無水酢酸573gとイソキノ
リン73gとDMF154gからなる硬化剤をポリアミ
ド酸DMF溶液に対して重量比40%ですばやくミキサ
ーで攪拌しTダイから押出してダイの下25mmを12
m/分の速度で走行しているステンレス製のエンドレス
ベルト上に流延した。このときのTダイ中の樹脂溶液の
粘度は、0℃で750ポイズであった。また、このとき
の脱水剤である無水酢酸のポリアミド酸ワニスのアミド
酸1モルに対するモル比は、脱水剤である無水酢酸が
3.0倍、触媒であるイソキノリンが0.3倍であっ
た。この樹脂膜を130℃×100秒、300℃×20
秒、450℃×20秒、500℃×20秒で乾燥・イミ
ド化させ25μmのポリイミドフィルムを得た。このポ
リイミドフィルムの特性を表1に示す。また、このフィ
ルムを調べたところ、フィルムの両端に直径5mm程度
の泡の巻き込みが無数に見られた。 (比較例2)ピロメリット酸二無水物/4,4’−ジア
ミノジフェニルエーテル/p−フェニレンジアミンをモ
ル比で4/3/1の割合で合成したポリアミド酸の18.5
wt%のDMF溶液)に、無水酢酸764gとイソキノ
リン97gとDMF336gからなる硬化剤をポリアミ
ド酸DMF溶液に対して重量比60%ですばやくミキサ
ーで攪拌しTダイから押出してダイの下25mmを16
m/分の速度で走行しているステンレス製のエンドレス
ベルト上に流延した。このときのTダイ中の樹脂溶液の
粘度は、0℃で460ポイズであった。また、このとき
の脱水剤である無水酢酸のポリアミド酸ワニスのアミド
酸1モルに対するモル比は、脱水剤である無水酢酸が
4.0倍、触媒であるイソキノリンが0.4倍であっ
た。この樹脂膜を140℃×100秒、300℃×20
秒、450℃×20秒、500℃×20秒で乾燥・イミ
ド化させ25μmのポリイミドフィルムを得た。このポ
リイミドフィルムの特性を表1に示す。また、このフィ
ルムを調べたところ、フィルムの両端に直径5mm程度
の泡の巻き込みが無数に見られた。
4,4’−ジアミノジフェニルエーテルをモル比で1/
1の割合で合成したポリアミド酸の18.5wt%のDMF
溶液に、無水酢酸632gとイソキノリン80gとDM
F88gからなる硬化剤をポリアミド酸DMF溶液に対
して重量比40%ですばやくミキサーで攪拌しTダイか
ら押出してダイの下25mmを12m/分の速度で走行
しているステンレス製のエンドレスベルト上に流延し
た。このときのTダイ中の樹脂溶液の粘度は、0℃で7
90ポイズであった。また、このときの脱水剤である無
水酢酸のポリアミド酸ワニスのアミド酸1モルに対する
モル比は、脱水剤である無水酢酸が3.5倍、触媒であ
るイソキノリンが0.35倍であった。この樹脂膜を1
30℃×100秒、300℃×20秒、450℃×20
秒、500℃×20秒で乾燥・イミド化させ25μmの
ポリイミドフィルムを得た。このポリイミドフィルムの
特性を表1に示す。また、このフィルムを調べたとこ
ろ、フィルムの両端に直径5mm程度の泡の巻き込みが
無数に見られた。
4,4’−ジアミノジフェニルエーテルをモル比で1/
1の割合で合成したポリアミド酸の18.5wt%のDMF
溶液に、無水酢酸813gとイソキノリン103gとD
MF285gからなる硬化剤をポリアミド酸DMF溶液
に対して重量比60%ですばやくミキサーで攪拌しTダ
イから押出してダイの下25mmを16m/分の速度で
走行しているステンレス製のエンドレスベルト上に流延
した。このときのTダイ中の樹脂溶液の粘度は、0℃で
480ポイズであった。また、このときの脱水剤である
無水酢酸のポリアミド酸ワニスのアミド酸1モルに対す
るモル比は、脱水剤である無水酢酸が4.5倍、触媒で
あるイソキノリンが0.45倍であった。この樹脂膜を
140℃×100秒、300℃×20秒、450℃×2
0秒、500℃×20秒で乾燥・イミド化させ25μm
のポリイミドフィルムを得た。このポリイミドフィルム
の特性を表1に示す。また、このフィルムを調べたとこ
ろ、フィルムの両端に直径5mm程度の泡の巻き込みが
無数に見られた。
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル/p−フェニレ
ンジアミンをモル比で4/3/1の割合で合成したポリ
アミド酸の18.5wt%のDMF溶液)に、無水酢酸38
2gとイソキノリン97gとDMF318gからなる硬
化剤をポリアミド酸DMF溶液に対して重量比40%で
すばやくミキサーで攪拌しTダイから押出してダイの下
25mmを12m/分の速度で走行しているステンレス
製のエンドレスベルト上に流延した。このときのTダイ
中の樹脂溶液の粘度は、0℃で520ポイズであった。
また、このときの脱水剤である無水酢酸のポリアミド酸
ワニスのアミド酸1モルに対するモル比は、脱水剤であ
る無水酢酸が2.0倍、触媒であるイソキノリンが0.
4倍であった。この樹脂膜を130℃×100秒、30
0℃×20秒、450℃×20秒、500℃×20秒で
乾燥・イミド化させ25μmのポリイミドフィルムを得
た。このポリイミドフィルムの特性を表1に示す。
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル/p−フェニレ
ンジアミンをモル比で4/3/1の割合で合成したポリ
アミド酸の18.5wt%のDMF溶液)に、無水酢酸38
2gとイソキノリン169gとDMF249gからなる
硬化剤をポリアミド酸DMF溶液に対して重量比60%
ですばやくミキサーで攪拌しTダイから押出してダイの
下25mmを16m/分の速度で走行しているステンレ
ス製のエンドレスベルト上に流延した。このときのTダ
イ中の樹脂溶液の粘度は、0℃で320ポイズであっ
た。また、このときの脱水剤である無水酢酸のポリアミ
ド酸ワニスのアミド酸1モルに対するモル比は、脱水剤
である無水酢酸が2.0倍、触媒であるイソキノリンが
0.7倍であった。この樹脂膜を140℃×100秒、
300℃×20秒、450℃×20秒、500℃×20
秒で乾燥・イミド化させ25μmのポリイミドフィルム
を得た。このポリイミドフィルムの特性を表1に示す。
4,4’−ジアミノジフェニルエーテルをモル比で1/
1の割合で合成したポリアミド酸の18.5wt%のDMF
溶液に、無水酢酸361gとイソキノリン103gとD
MF336gからなる硬化剤をポリアミド酸DMF溶液
に対して重量比40%ですばやくミキサーで攪拌しTダ
イから押出してダイの下25mmを12m/分の速度で
走行しているステンレス製のエンドレスベルト上に流延
した。このときのTダイ中の樹脂溶液の粘度は、0℃で
580ポイズであった。また、このときの脱水剤である
無水酢酸のポリアミド酸ワニスのアミド酸1モルに対す
るモル比は、脱水剤である無水酢酸が2.0倍、触媒で
あるイソキノリンが0.45倍であった。この樹脂膜を
130℃×100秒、300℃×20秒、450℃×2
0秒、500℃×20秒で乾燥・イミド化させ25μm
のポリイミドフィルムを得た。ポリイミドフィルムの特
性を表1に示す。 (実施例4)ピロメリット酸二無水物/4,4’−ジア
ミノジフェニルエーテルをモル比で1/1の割合で合成
したポリアミド酸の18.5wt%のDMF溶液に、無水酢
酸271gとイソキノリン228gとDMF301gか
らなる硬化剤をポリアミド酸DMF溶液に対して重量比
60%ですばやくミキサーで攪拌しTダイから押出して
ダイの下25mmを16m/分の速度で走行しているス
テンレス製のエンドレスベルト上に流延した。このとき
のTダイ中の樹脂溶液の粘度は、0℃で360ポイズで
あった。また、このときの脱水剤である無水酢酸のポリ
アミド酸ワニスのアミド酸1モルに対するモル比は、脱
水剤である無水酢酸が1.5倍、触媒であるイソキノリ
ンが1.0倍であった。この樹脂膜を140℃×100
秒、300℃×20秒、450℃×20秒、500℃×
20秒で乾燥・イミド化させ25μmのポリイミドフィ
ルムを得た。ポリイミドフィルムの特性を表1に示す。
調節することにより押出しダイ中の溶液粘度を低くする
ことにより、高速製膜における泡の巻き込みを防止し、
MD方向の厚みムラの発生を防止しつつ、機械的特性の
優れたポリイミドフィルムの製造方法を提供することが
できる。
カーテンの状態
Claims (7)
- 【請求項1】 ポリアミド酸を含有する組成物を流延製
膜してポリイミドフィルムとするポリイミドフィルムの
製造方法において、ポリアミド酸の有機溶剤溶液に、ア
ミド酸に対して1モル当量以上の脱水剤及びアミド酸に
対して0.2モル当量以上のイミド化触媒を脱水剤とイ
ミド化触媒のモル比が1:0.15〜1:0.75の割
合で含有する硬化剤を添加することを特徴とするポリイ
ミドフィルムの製造方法。 - 【請求項2】 前記硬化剤における、脱水剤の含有量が
アミド酸に対して1〜5モル当量であり、イミド化触媒
の量が0.2〜1.5である請求項1記載のポリイミド
フィルムの製造方法。 - 【請求項3】 100部のポリアミド酸の有機溶剤溶液
に30〜70部の硬化剤を添加することを特徴とする請
求項1または2に記載のポリイミドフィルムの製造方
法。 - 【請求項4】 ポリアミド酸の有機溶剤溶液に硬化剤を
添加してなる樹脂溶液組成物の0℃における粘度が60
0ポイズ以下であることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれか一項に記載のポリイミドフィルムの製造方法。 - 【請求項5】 ポリアミド酸の有機溶剤溶液に硬化剤を
添加してなる樹脂溶液組成物の0℃における粘度が40
0ポイズ以下であることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれか一項に記載のポリイミドフィルムの製造方法。 - 【請求項6】 イミド化触媒が第3級アミンであること
を特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のポリ
イミドフィルムの製造方法。 - 【請求項7】 進行方向の厚みムラが2.0μm以下で
あることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記
載の方法により製造されたポリイミドフィルム。
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