JP2003161386A - ブレーキホース - Google Patents

ブレーキホース

Info

Publication number
JP2003161386A
JP2003161386A JP2001360375A JP2001360375A JP2003161386A JP 2003161386 A JP2003161386 A JP 2003161386A JP 2001360375 A JP2001360375 A JP 2001360375A JP 2001360375 A JP2001360375 A JP 2001360375A JP 2003161386 A JP2003161386 A JP 2003161386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
brake hose
thread
pressure
burst pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001360375A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Mizutani
哲 水谷
Kenichiro Furui
謙一郎 古井
Taizo Ogawa
泰三 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2001360375A priority Critical patent/JP2003161386A/ja
Priority to US10/302,985 priority patent/US6626211B2/en
Priority to EP02026255A priority patent/EP1314925B1/en
Priority to DE60202830T priority patent/DE60202830T2/de
Publication of JP2003161386A publication Critical patent/JP2003161386A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキホース10は、高圧耐久性および低
膨張性を高めることにある。 【解決手段】 ゴム基体内に下糸層と上糸層とを有する
2層の補強糸層を有するブレーキホースにおいて、次式
(1)で表わされる下編負担率が50〜65%とする。 下編負担率(%)=(下編破裂圧/製品破裂圧)×10
0...(1) 下編破裂圧: 上糸層がないときに下糸層だけで内圧を
受けたときの破裂圧 製品破裂圧:下糸層および上糸層があるときの破裂圧

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム基体内に下糸
層と上糸層とを有する2層の補強糸層を有するブレーキ
ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に使用されるブレーキホー
スとして、図7に示すものが知られている(特開平6−
201076号公報)。図7は従来のブレーキホース1
00の要部を示す断面図である。ブレーキホース100
は、ブレーキ油圧に対して高い耐圧性を有する必要か
ら、ゴム及び繊維糸を多層に積層することにより形成さ
れている。すなわち、ブレーキホース100は、ブレー
キ油を流す流路101を形成する内管ゴム層102と、
下糸層104と、中間ゴム層106と、上糸層108
と、外管ゴム層110と、を積層することにより構成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブレーキホ
ース100は、冷却系や燃料系のホースに比べて高い耐
圧性の基準を満たすことが要求されているが、近年、自
動車の高温、高圧化に伴って、より高い耐圧性を要求さ
れる場合がある。
【0004】ブレーキホース100内の流路101に流
される圧力流体は、内周から外周側へ伝わって、つまり
内管ゴム層102、下糸層104、中間ゴム層106、
上糸層108および外皮ゴム層110に伝わって各層を
拡張する。各層には、圧力流体の圧力に抗して、拡張を
抑制する拘束力が生じる。このとき、内管ゴム層10
2、中間ゴム層106および外皮ゴム層110の各ゴム
層は、弾性が大きいことから10%以下の拘束力しか生
ぜず、下糸層104および上糸層108により大部分の
拘束力を負っている。したがって、下糸層104および
上糸層108の拘束力を大きくすることが、ブレーキホ
ース100の耐久性や耐膨張性(体積膨張量)を高める
ことにつながる。このため、従来、下糸層104や上糸
層108の糸種や編組条件を変更することにより、両特
性を高めることが検討されているが、まだ十分な特性を
得るに至っていない。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、下糸層と上糸層とが負担する荷重に着目
し、耐久性と耐膨張性(体積膨張量)の両特性を向上さ
せたブレーキホースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた本発明のブレーキホー
スは、ゴム基体内に下糸層と上糸層とを有する2層の補
強糸層を有するブレーキホースにおいて、次式(1)で
表わされる下編負担率が50〜65%であることを特徴
とする。 下編負担率(%)=(下編破裂圧/製品破裂圧)×100...(1) 下編破裂圧: 上糸層がないときに下糸層だけで内圧を
受けたときの破裂圧 製品破裂圧:下糸層および上糸層があるときの破裂圧
【0007】本発明にかかるブレーキホースにおいて、
流路に流された圧力流体は、内周から外周側へ伝わっ
て、ゴム基体の内側から、下糸層、上糸層へ伝わって各
層を拡張する。各層には、圧力流体の圧力に抗して、拡
張を抑制する拘束力が生じる。このとき、ゴム基体は、
弾性が大きいことから10%以下の拘束力しか生ぜず、
下糸層および上糸層により大部分の拘束力を負ってい
る。
【0008】このように伝わる流体圧力は、内周側から
外周側に拡がるにつれて単位面積当たりで小さくなるか
ら、内周側の下糸層が上糸層より大きな拡張力を受け
る。このため、下糸層と上糸層とを同じ材質の糸で形成
した場合には、下糸層の下糸が上糸層の上糸より大きな
引張り力を受ける。このことは、下糸は、大きな引張り
力を受けて破断したときにも、上糸は、破断するまで余
裕があることを意味する。こうした事実に着目して、下
編負担率を50〜65%に設定して、つまり、上糸の負
担割合を従来のブレーキホースよりも増大させるように
設定して、下糸への負担を軽減している。よって、下糸
の1本に加わる負荷が小さくなり、最終的なブレーキホ
ース自体の破断圧力を高めることができる。
【0009】ここで、下編負担率を50〜65%とした
のは、以下の理由による。下糸および上糸は、引張り強
度や伸度に所定以上の特性を必要とし、例えば、ビニロ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート、レーヨン、などが用いられる。これらの糸で
は、下編負担率を50%未満とするような設定が困難だ
からである。一方、65%を越えると、本発明の特徴で
ある製品破裂圧の増大の効果を得られないからである。
【0010】ここで、上糸層の上糸の好適な態様とし
て、下糸層の下糸より伸びが小さい糸を用いることがで
きる。このような上糸は、引張り力を受けたときの伸び
が小さいので、下糸層が拡張して切断するまでに大きな
力を負担することになる。
【0011】例えば、上糸は、単位デシテックス当たり
の引張り強さが8.5g以上、2.7gのときの伸度が
3.0±1%の特性値を持つ糸を用いることができ、下
糸は、単位デシテックス当たりの引張り強さが6.5g
以上、2.7gのときの伸度が3.5±1%の特性値を
持つ糸を用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0013】(1) ブレーキホース10の概略構造 図1は本発明の一実施の形態にかかるブレーキホース1
0を一部破断した斜視図、図2はブレーキホース10の
半断面図である。図1及び図2において、ブレーキホー
ス10は、図示しない自動車の油圧ブレーキに使用され
るマスタシリンダとタイヤ側の油圧装置とを接続するた
めに使用されるものであり、5層に積層されることによ
りブレーキ液圧に耐えうるように構成されている。すな
わち、ブレーキホース10は、流路11を有する内管ゴ
ム層12と、下糸層14と、中間ゴム層16と、上糸層
18と、外皮ゴム層20とを備えている。ブレーキホー
ス10は、端部に口金22がかしめにより締結されてい
る。
【0014】(2) ブレーキホース10の各層の構成 ブレーキホース10は、50MPaまでのブレーキ液圧
に耐えることができる耐圧性、耐久性および耐膨張性な
どの特性を得るために、各層の材質や肉厚等が定められ
ている。
【0015】(2)−1 内管ゴム層12 内管ゴム層12は、主に耐油性を得るためにエチレン・
プロピレン・ジエン共重合ゴム(EPDM)、スチレン
・ブタジエンゴム共重合物(SBR)などから形成され
ており、その内径は3.0〜3.4mm、厚さは0.5
〜1.0mmである。
【0016】(2)−2 下糸層14 下糸層14は、ビニロン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート、レーヨンなどの繊維糸
を2本または3本合糸し、20打または24打で、内管
ゴム層12上に編組することにより形成されている。上
記下糸層の下糸は、後述する上糸層18との下編負担率
との関係から、単位デシテックス当たりの引張り強さが
6.5g以上、2.7gのときの伸度が3.5±1%の
特性値を持つ糸を適用することが好ましい。
【0017】(2)−3 中間ゴム層16 中間ゴム層16は、下糸層14および上糸層18のずれ
を防止するための層であり、ゴム材料からなるシート材
を下糸層14上に巻き付けることにより、またはゴム糊
を塗布することにより構成されている。
【0018】シート材のゴム材料としては、EPDM、
イソブチレン・イソプレン共重合物(IIR)、天然ゴ
ム(NR)を用いることができる。この場合において、
EPDMおよびIIR、およびそのブレンド材を用いた
場合には、その物性値から耐熱性を高めることができ
る。
【0019】また、中間ゴム層16のムーニー粘度は、
10〜40Mv(最低ムーニー値)145℃であること
が好ましい。これは、以下の理由による。中間ゴム層1
6は、下糸層14の下糸15の間に食い込んで下糸層1
4および上糸層18のずれを防止する。こうした中間ゴ
ム層16の作用を高めるために、上記中間ゴム層16
は、ムーニー粘度が10〜40Mv(最低ムーニー値)
145℃のシート材を用いることにより、上糸層18が
編組されたときに、下糸層14および上糸層18の糸間
に入り込んで、下糸層14および上糸層18の糸ずれを
抑制する。よって、内圧発生時に、下糸層14および上
糸層18の糸ずれが小さく、耐久性、耐膨張性を向上さ
せることができる。ここで、中間ゴム層16に使用され
るゴム材料のムーニー粘度は、例えば、ゴム材料に添加
されるカーボンの種類を変更することにより調製でき
る。
【0020】中間ゴム層16の肉厚は、0.1〜0.2
5mmであることが好ましい。すなわち、中間ゴム層1
6が0.1mm未満であると、薄すぎて下糸層14上に
編組することができないからであり、一方、0.25m
mを越えると、厚い中間ゴム層が下糸層14のずれを許
容する弾性層として作用し、下糸層のずれを抑える作用
が小さくなるからである。
【0021】中間ゴム層16として、ゴム糊を用いた場
合には、ムーニー粘度はほぼ0であり、多数回(例え
ば、3回以上)重ね塗りすることにより、上述の厚さと
する。ゴム糊は、IIRとEPDMのブレンド材料をト
リクロルエタンに溶解したものである。
【0022】(2)−4 上糸層18 上糸層18は、ビニロン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート、レーヨンなどの繊維糸
を2本または3本合糸し、20打または24打で、中間
ゴム層16上に編組することにより形成されている。上
糸19は、200〜400本のフィラメント糸を束ね、
これを、2本または3本合糸または20打、24打の条
件で編組されて形成されている。
【0023】上糸は、下糸15より伸度の小さい糸、例
えば、単位デシテックス当たりの引張り強さが8.5g
以上、2.7gのときの伸度が3.0±1%の特性値を
持つ糸を用いることができる。同じ材質で引張り力の異
なる糸は、糸を引張りつつ熱を加える延伸・熱処理など
により製造することができる。
【0024】(2)−5 外皮ゴム層20 外皮ゴム層20は主に耐オゾン性を得るために、EPD
M、EPDMとCRのブレンド材などから形成されてい
る。厚さ0.5〜1.0mmである。
【0025】(3) ブレーキホース10の製造方法 次に、ブレーキホース10の製造方法について説明す
る。ブレーキホース10は、周知の方法により、つまり
ゴム押出工程、繊維糸の編組工程及び加硫工程を施すこ
とにより製造することができる。
【0026】(3)−1 ホース製造装置30 図3はホース製造装置30を説明する説明図である。図
3において、ホース製造装置30は、第1押出装置31
と、第1編込装置32と、中間シート形成装置34と、
第2編込装置35と、第2押出装置37と、を備えてい
る。第1押出装置31は、ゴム材料を押し出して内管ゴ
ム層12を形成する装置である。第1編込装置32は、
ドラム32aに装着されたボビンキャリアを備え、該ボ
ビンキャリアから下糸15を繰り出しつつ内管押出体1
2A上に編組することにより下糸層14を形成する装置
である。中間シート形成装置34は、第1編込装置32
によって編組された下糸層14上に、中間ゴム層16を
形成するためのシート材16Aをローラから繰り出す装
置である。第2編込装置35は、第1編込装置32とほ
ぼ同様な構成であり、該ドラム35aに装着されたボビ
ンキャリアを備え、該ボビンキャリアから上糸19を繰
り出しつつ中間ゴム層16上に編組することにより上糸
層18を形成する装置である。第2押出装置37は、ゴ
ム材料を押し出して外皮ゴム層20を形成する装置であ
る。
【0027】(3)−2 ブレーキホース10の製造工
程 次に、図3を用いて、ホース製造装置30によるブレー
キホース10の一連の製造工程について説明する。ま
ず、第1押出装置31によりゴム材料を押し出すことに
より内管ゴム層12を形成する。このとき、内管ゴム層
12内には、マンドレル(図示省略)が挿入される。続
いて、押し出された内管ゴム層12上に、第1編込装置
32のドラム32aを回転しつつボビンから下糸15を
繰り出して内管ゴム層12上に編組することにより下糸
層14を形成する。この場合において、例えば、下糸層
14を20打で編組するには、逆方向に回転する合計2
0カ所のボビンからそれぞれ下糸15を繰り出すことに
より行なう。次に、下糸層14上に、中間シート形成装
置34からシート材16Aを供給することにより中間ゴ
ム層16を形成する。さらに、中間ゴム層16上に第2
編込装置35のドラム35aを回転しつつボビンから上
糸19を繰り出して中間ゴム層16上に上糸層18を編
組みする。そして、上糸層18に、第2押出装置37か
らゴム材料を押し出すことにより、外皮ゴム層20を形
成する。
【0028】続いて、加硫工程を行なう。加硫工程の条
件として、120〜170℃で15〜60分に設定す
る。この加硫工程の加熱によりRFL処理された上糸層
18と下糸層14が内管ゴム層12、中間ゴム層16、
外皮ゴム層20と接着される。これにより、ブレーキホ
ース10が一体化して形成される。
【0029】(4) ブレーキホースの作用・効果 (4)−1 下編負担率 次に、下編負担率を変更したときの耐久性および耐膨張
性(体積膨張量)について調べた。図4は試料として作
成した実施例および比較例1〜3についての下糸層およ
び上糸層の種類および物性値を示す。下糸は、それぞれ
ポリエステル(PET)繊維を用い、実施例は、比較例
1と同じ物性値の糸を用い、比較例2,3に伸度および
引張り強度が異なった糸を用いた。上糸は、実施例、比
較例1,2でビニロンを用い、比較例3でポリエステル
を用いた。また、実施例の上糸は、比較例より引っ張り
強度が大きく、伸度が小さい糸を用いた。なお、ブレー
キホースの他の寸法などは、ブレーキホースの外径を1
0.5mm、長さを305mm、内管ゴム層の内径を
3.2mm、内管ゴム層の厚さを0.8mm、外皮ゴム
層の厚さを0.8mmとした。また、中間ゴム層は、厚
さ0.2mmのEPDMからなるシート材を用いた。
【0030】下編負担率は、ブレーキホースを作成し、
これに内圧を加えて破裂したときの圧力を測定し、これ
を製品破裂圧とし、さらに、ブレーキホースの外皮ゴム
層、上糸層、中間ゴム層を剥がして、破裂したときの圧
力を測定し、これを下編破裂圧とし、次式により求め
た。 下編負担率(%)=(下編破裂圧/製品破裂圧)×10
【0031】(4)−2 耐久性試験 耐久性試験は、ブレーキホースにブレーキ圧油を実際に
流すことによる繰り返し加圧試験で行なった。すなわ
ち、120℃の雰囲気下において、ブレーキ圧液を0M
Paと20Mpaとの間で0.3Hzの周期で繰り返し
流し、その破損までの回数を調べた。その結果を図5に
示す。図5は縦軸に繰り返し加圧回数を指数で、横軸に
下編負担率を示す。実施例のように下編負担率が65%
を下回ると、67%、75%、78%の比較例1,2,
3とそれぞれ比較して耐久性が向上していることが分か
った。これは、ブレーキ圧油の大きくなった圧力分を、
引張り強度を大きくするとともに伸度を小さくした上糸
層で負担して、下糸に大きな荷重を加えるのを回避し
て、耐久性を向上させたからである。
【0032】(4)−3 体積膨張量試験 体積膨張量試験は、JIS2601に基づき、油圧を1
0.3MPaで加圧したときの、305mmの自由長の
ブレーキホースの内容積変化量を測定することにより調
べた。その結果を図6に示す。図6は縦軸に体積膨張量
を、横軸に下編負担率を示すグラフである。実施例のよ
うに下編負担率が65%を下回ると、耐久性試験と同様
に、体積膨張量が減少していることが分かった。これ
は、ブレーキ圧油の大きくなった圧力分を、引張り強度
を大きくするとともに伸度を小さくした上糸層で負担し
て、つまり上糸層でブレーキホースの拡張する力に対す
る抵抗力を大きくして、体積膨張量を減少させたからで
ある。
【0033】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかるブレーキホース
10を一部破断した斜視図である。
【図2】ブレーキホース10の要部の断面図である。
【図3】ホース製造装置30を説明する説明図である。
【図4】実施例1および比較例1〜3についての下糸層
および上糸層の種類および物性値を示す説明図である。
【図5】下編負担率と耐久性との関係を示すグラフであ
る。
【図6】下編負担率と体積膨張量との関係を示すグラフ
である。
【図7】従来のブレーキホース100の要部を示す断面
図である。
【符号の説明】
10...ブレーキホース 11...流路 12...内管ゴム層 12A...内管押出体 14...下糸層 15...下糸 16...中間ゴム層 16A...シート材 18...上糸層 19...上糸 20...外皮ゴム層 22...口金 30...ホース製造装置 31...第1押出装置 32...第1編込装置 32a...ドラム 34...中間シート形成装置 35...第2編込装置 35a...ドラム 37...第2押出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 泰三 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3H111 AA02 BA13 BA25 CA52 CB06 CB14 CB24 CC03 CC18 DA07 DB12 DB19 EA04 4F100 AJ05 AK21 AK42 AK73 AK75 AN00A AN00C AN00E AN01 BA05 BA07 BA10A BA10E DA11 DG13B DG13D GB32 JK02B JK02D JK08B JK08D JL00 JL04 YY00B YY00D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム基体内に下糸層と上糸層とを有する
    2層の補強糸層を有するブレーキホースにおいて、 次式(1)で表わされる下編負担率が50〜65%であ
    ることを特徴とするブレーキホース。 下編負担率(%)=(下編破裂圧/製品破裂圧)×100...(1) 下編破裂圧: 上糸層がないときに下糸層だけで内圧を
    受けたときの破裂圧 製品破裂圧:下糸層および上糸層があるときの破裂圧
  2. 【請求項2】 請求項1のブレーキホースにおいて、 上記上糸層の上糸は、下糸層の下糸より伸びが小さい糸
    を用いたブレーキホース
  3. 【請求項3】 請求項2のブレーキホースにおいて、 上記上糸層の上糸は、単位デシテックス当たりの引張り
    強さが8.5g以上、2.7gのときの伸度が3.0±
    1%の特性値を持つ糸であるブレーキホース。
  4. 【請求項4】 請求項3のブレーキホースにおいて、 上記下糸層の下糸は、単位デシテックス当たりの引張り
    強さが6.5g以上、2.7gのときの伸度が3.5±
    1%の特性値を持つ糸であるブレーキホース。
JP2001360375A 2001-11-27 2001-11-27 ブレーキホース Pending JP2003161386A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001360375A JP2003161386A (ja) 2001-11-27 2001-11-27 ブレーキホース
US10/302,985 US6626211B2 (en) 2001-11-27 2002-11-25 Brake hose
EP02026255A EP1314925B1 (en) 2001-11-27 2002-11-26 Brake hose
DE60202830T DE60202830T2 (de) 2001-11-27 2002-11-26 Bremsschlauch

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001360375A JP2003161386A (ja) 2001-11-27 2001-11-27 ブレーキホース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003161386A true JP2003161386A (ja) 2003-06-06

Family

ID=19171199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001360375A Pending JP2003161386A (ja) 2001-11-27 2001-11-27 ブレーキホース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003161386A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009505017A (ja) * 2005-08-15 2009-02-05 イートン コーポレーション 強化ホース
JP2010096354A (ja) * 2010-01-08 2010-04-30 Toyoda Gosei Co Ltd ブレーキホース
JP2020176670A (ja) * 2019-04-17 2020-10-29 横浜ゴム株式会社 ホースおよびその製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06201075A (ja) * 1992-12-28 1994-07-19 Toyoda Gosei Co Ltd 補強ホース
JPH0811250A (ja) * 1994-06-29 1996-01-16 Yokohama Rubber Co Ltd:The 高圧ホース
JPH08127081A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Tokai Rubber Ind Ltd 冷媒用高圧ホース
JP2001082640A (ja) * 1999-07-09 2001-03-30 Hitachi Cable Ltd ブレーキホース

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06201075A (ja) * 1992-12-28 1994-07-19 Toyoda Gosei Co Ltd 補強ホース
JPH0811250A (ja) * 1994-06-29 1996-01-16 Yokohama Rubber Co Ltd:The 高圧ホース
JPH08127081A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Tokai Rubber Ind Ltd 冷媒用高圧ホース
JP2001082640A (ja) * 1999-07-09 2001-03-30 Hitachi Cable Ltd ブレーキホース

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009505017A (ja) * 2005-08-15 2009-02-05 イートン コーポレーション 強化ホース
JP2010096354A (ja) * 2010-01-08 2010-04-30 Toyoda Gosei Co Ltd ブレーキホース
JP2020176670A (ja) * 2019-04-17 2020-10-29 横浜ゴム株式会社 ホースおよびその製造方法
JP7393616B2 (ja) 2019-04-17 2023-12-07 横浜ゴム株式会社 ホースの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005114135A (ja) 補強ホース
JP6003794B2 (ja) ゴムホースの製造方法
AU2006281134B2 (en) Reinforced hose
JP2000193152A (ja) 耐熱性ホース
JP2003161387A (ja) ブレーキホース
JP3565036B2 (ja) ブレーキホース
US6626211B2 (en) Brake hose
JP2004216665A (ja) 高圧低ガス透過性ホース
JP2003161386A (ja) ブレーキホース
US7140395B2 (en) Brake hose
JP2010096354A (ja) ブレーキホース
JPH1038151A (ja) 多層ホース
JP2010230075A (ja) ブレーキホース
JPH07127768A (ja) 耐久性ブレーキホースとその製造方法
EP1285737A1 (en) Reinforcement cords and fabrics for hoses and pipes
JP3262826B2 (ja) ヤーンスパイラルホースの製造方法
JP2003161388A (ja) ブレーキホース
JP2009220516A (ja) 耐熱性ホース
JP3372988B2 (ja) 高圧ゴムホース用複合糸
JPH11311377A (ja) ホース
JP2000170960A (ja) 耐油性多層ホースおよびその製造方法
JP2009236275A (ja) ブレーキホース
JP4687124B2 (ja) 補強ホースの製造方法
JP2012137105A (ja) 低膨張ホース
JPH0924559A (ja) 車両用高圧ホース及びその成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070502

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071106