JP4687124B2 - 補強ホースの製造方法 - Google Patents
補強ホースの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4687124B2 JP4687124B2 JP2005022847A JP2005022847A JP4687124B2 JP 4687124 B2 JP4687124 B2 JP 4687124B2 JP 2005022847 A JP2005022847 A JP 2005022847A JP 2005022847 A JP2005022847 A JP 2005022847A JP 4687124 B2 JP4687124 B2 JP 4687124B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- reinforcing
- hose
- rubber
- forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
ゴム基体上に補強糸を編組した補強層を形成する工程と、
上記補強層に、RFL接着液により接着層を形成する工程と、
上記接着層を形成した補強層上に外皮ゴム層を形成する工程と、
上記外皮ゴム層を形成した後に加硫する工程と、
上記加硫後の補強ホースに曲げ剛性を均一化するほぐし処理を施す工程と、
を備え、
上記ほぐし処理は、上記補強ホースを所定経路に沿って蛇行させることにより、上記外皮ゴムと上記補強糸との接着を維持しつつ上記補強糸同士の接着を切ること、を特徴とする。
上記下糸層14は、下糸15を編組することにより形成されている。下糸15は、下糸15は、ポリエステル、ビニロン、レーヨンなどからなり、200〜400本のフィラメント糸を束ねることにより形成されている。
上記中間ゴム層16は、EPDM、天然ゴム(NR)などから形成されており、厚さ0.1〜0.3mmである。
上記上糸層18は、上糸19を編組することにより形成されている。上糸19は、ポリエステル、ビニロン、レーヨンからなり200〜400本のフィラメント糸を束ねることにより形成されている。
外皮ゴム層20は、EPDM、クロロプレンゴム(CR)などから形成され、厚さ0.5〜1.3mmである。
上糸層18と外皮ゴム層20とは、RFL接着液により接着処理が施されることで互いに強固に接着している。RFL接着液とは、レゾルシン・ホルムアルデヒドの初期縮合物の水溶液と、ゴムラテックスとを混合した液である。上記初期縮合物の水溶液は、レゾルシン1モルに対し、ホルムアルデヒド0.8〜0.75モルを、塩基性触媒中、常温付近の温度で反応させて調製することができる。塩基性触媒としては、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム等の塩基性物質が好適に使用される。上記ゴムラテックスには、天然ゴムラテックス及び合成ゴムラテックスを用いることができ、合成ゴムラテックスとして、例えば、スチレン・ブタジエン共重合ゴムラテックス、ビニルピリジン・ブタジエン・スチレン共重合ゴムラテックス等を用いることができる。
図7に示すように、第1ローラ群41の第1ローラ41aおよび第2ローラ群42の第2ローラ42aの送り方向の間隙はL1に設定され、第1ローラ41aと第2ローラ42aとの厚さ方向の間隙はL2に設定されている。間隙L2は、補強ホース10Aの外径D0より小さく設定されており、これにより、補強ホース10Aが第1ローラ群41と第2ローラ群42との間を通ったときに蛇行する。例えば、ローラ径fを25mm、間隔L1を100mm、間隙L2を0mm、外径D0を10mmとしたとき、補強ホースは、曲率Rが117.5mmで蛇行するように配置される。なお、間隔L2を−2mm〜4mmの範囲で変更すると、曲率Rは、94〜140mmの範囲で設定される。
図6において、ガイド部43は、第1および第2ローラ群41,42の上流側に立設された複数のガイドポール43aを備えている。各々のガイドポール43aの間隔は、補強ホース10Aの外径D0より僅かに大きく配置され、補強ホース10Aを第1ローラ群41と第2ローラ群42との間に位置ずれを起こさないようにガイドする。
このほぐし処理で、上糸19と外皮ゴム層20との接着を維持しつつ上糸19と上糸19との間の接着を切ることができる。すなわち、上糸19と外皮ゴム層20とのRFL接着液による接着強度は大きく、ほぐし処理を施しても、その接着が失われることがないが、上糸19同士では、その接着強度が弱いためにその接着が失われる。
その後、補強ホース10Aを所定長さに切断した後に、口金22を装着することによりブレーキホース10が得られる。
図9の従来の試料A1〜A3は、ホースの長さ方向の部位において、曲げ剛性に130〜340N・cm2でバラツキを生じている。これに対して、図10の試料A4〜A6では、約120N・cm2の付近の値で安定し、バラツキを抑制している。
10A...補強ホース
11...流路
12...内管層
12A...内管押出体
14...下糸層
15...下糸
16...中間ゴム層
16A...シートゴム材
18...上糸層
18A...押出管体
19...上糸
20...外皮ゴム層
22...口金
31...第1押出装置
32...冷却装置
33...カッタ
34...第1編込装置
35...ローラ
36...第2編込装置
37...接着槽
38...乾燥装置
39...第2押出装置
40...ほぐし装置
41a...第1ローラ
42a...第2ローラ
43...ガイド部
43a...ガイドポール
Md...マンドレル
Claims (5)
- ゴム基体上に補強糸を編組した補強層を形成する工程と、
上記補強層に、RFL接着液により接着層を形成する工程と、
上記接着層を形成した補強層上に外皮ゴム層を形成する工程と、
上記外皮ゴム層を形成した後に加硫する工程と、
上記加硫後の補強ホースに曲げ剛性を均一化するほぐし処理を施す工程と、
を備え、
上記ほぐし処理は、上記補強ホースを所定経路に沿って蛇行させることにより、上記外皮ゴムと上記補強糸との接着を維持しつつ上記補強糸同士の接着を切ること、を特徴とする補強ホースの製造方法。 - 請求項1に記載の補強ホースの製造方法において、
上記蛇行させる所定経路は、所定間隙を隔てて配置されたローラにより構成されている補強ホースの製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載の補強ホースの製造方法において、
上記ゴム基体は、
圧力流体を流す流路を形成するとともにゴム材料から内管層を形成し、この内管層上に下糸を編組することにより下糸層を形成し、この下糸層上に積層されゴム材料から中間ゴム層を形成することにより構成されている補強ホースの製造方法。 - ゴム基体上に補強糸を編組した補強層を形成する工程と、
上記補強層に、RFL接着液により接着層を形成する工程と、
上記接着層を形成した補強層上に外皮ゴム層を形成する工程と、
上記外皮ゴム層を形成した後に加硫する工程と、
上記加硫後の補強ホースに曲げ剛性を均一化するほぐし処理を施す工程と、
を備え、
上記ほぐし処理は、上記補強ホースを長さ方向に引っ張ることにより、上記外皮ゴムと上記補強糸との接着を維持しつつ上記補強糸同士の接着を切ること、を特徴とする補強ホースの製造方法。 - 請求項4に記載の補強ホースの製造方法において、
上記ゴム基体は、
圧力流体を流す流路を形成するとともにゴム材料から内管層を形成し、この内管層上に下糸を編組することにより下糸層を形成し、この下糸層上に積層されゴム材料から中間ゴム層を形成することにより構成されている補強ホースの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005022847A JP4687124B2 (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 補強ホースの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005022847A JP4687124B2 (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 補強ホースの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006205624A JP2006205624A (ja) | 2006-08-10 |
JP4687124B2 true JP4687124B2 (ja) | 2011-05-25 |
Family
ID=36962965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005022847A Active JP4687124B2 (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 補強ホースの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4687124B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0295823A (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-06 | Toyoda Gosei Co Ltd | ホース柔軟化方法及びその装置 |
JP2000046255A (ja) * | 1998-07-30 | 2000-02-18 | Toyoda Gosei Co Ltd | ブレーキホース |
JP2001329446A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-27 | Ise Orimono Kk | 管路内面ライニングチューブ基材 |
-
2005
- 2005-01-31 JP JP2005022847A patent/JP4687124B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0295823A (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-06 | Toyoda Gosei Co Ltd | ホース柔軟化方法及びその装置 |
JP2000046255A (ja) * | 1998-07-30 | 2000-02-18 | Toyoda Gosei Co Ltd | ブレーキホース |
JP2001329446A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-27 | Ise Orimono Kk | 管路内面ライニングチューブ基材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006205624A (ja) | 2006-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5776598B2 (ja) | ゴムホースの製造方法、ゴムホース、及び端子金具付きゴムホース | |
JP3565036B2 (ja) | ブレーキホース | |
JP6003794B2 (ja) | ゴムホースの製造方法 | |
JP5995793B2 (ja) | ストリップ状スチールコード | |
JP2006272784A (ja) | 繊維補強層付ゴム製品及びその製造方法 | |
US7748412B2 (en) | Hose having a single reinforcing layer | |
US3310447A (en) | Composite tubing method of manufacture | |
US9278495B2 (en) | Rubber reinforced article with high modulus, rectangular cross-section fibers | |
US20150008612A1 (en) | Production method of reinforced hose | |
EP1314925B1 (en) | Brake hose | |
JP2005114135A (ja) | 補強ホース | |
US20150137410A1 (en) | Process of forming a rubber reinforced article with voided fibers | |
JP4513585B2 (ja) | 補強ホースの製造方法 | |
JP6692860B2 (ja) | 薄層型キャッププライ及びこれを適用した低重量タイヤ | |
JP4687124B2 (ja) | 補強ホースの製造方法 | |
EP1314924B1 (en) | Brake hose and method for manufacturing brake hose | |
KR20190131228A (ko) | 브레이크 호스 | |
JP4816614B2 (ja) | 補強ホース | |
JP2008291380A (ja) | ゴム物品補強用コードおよびタイヤ | |
US20130032267A1 (en) | Rubber reinforced article with voided fibers having void-initiating particles | |
JP2003161388A (ja) | ブレーキホース | |
JPH11201340A (ja) | 高圧ゴムホース | |
JP2003065465A (ja) | 薄肉ゴムホース及びその製法 | |
JP2003161386A (ja) | ブレーキホース | |
WO2023192640A1 (en) | Hybrid tube for industrial and hydraulic hose products and methods of making the same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110118 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110131 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4687124 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225 Year of fee payment: 3 |