JP2003160721A - Uv安定化耐衝撃性改良ポリエステル/ポリカーボネートブレンド、製品及びその製造方法 - Google Patents
Uv安定化耐衝撃性改良ポリエステル/ポリカーボネートブレンド、製品及びその製造方法Info
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Abstract
暴露しても変色しない耐衝撃性改良ポリエステル/ポリ
カーボネート組成物の提供。 【解決手段】 ポリエステル樹脂とポリカーボネート樹
脂とを含んでなるポリマー系と耐衝撃性改良剤とを含む
ポリエステル/ポリカーボネート組成物に、ヒンダード
アミン光安定剤とUV吸収剤とを含む添加剤組成物を配
合し、上記ヒンダードアミン光安定剤として置換ピペリ
ジン部分又は置換ピペリジン部分オリゴマーを用いる。
本組成物は、例えば自動車部品の製造に有用である。
Description
関し、具体的には改良ポリエステル/ポリカーボネート
ブレンドに関する。
レンド、特に耐衝撃性改良剤を含有するものの使用には
多大な商業的意義がある。耐衝撃性改良剤を含有するポ
リエステルとポリカーボネートとのブレンドは当技術分
野で公知である。Liao他の米国特許第598166
1号は、難燃剤と1種類のベンゾトリアゾールUV安定
剤と共に耐衝撃性改良剤を含むポリエステル−ポリカー
ボネートブレンドに関する。Gallucciの米国特
許第5411999号は、エポキシ官能性を有するポリ
エステルと、ポリカーボネートと、耐衝撃性ゴム系改質
剤と触媒奪活剤とを含むポリエステル−ポリカーボネー
ト組成物に関する。Gallucciの米国特許第62
91574号は、高レベルの1,2−又は3,4−結合
を有する消音量のモノアルケニルアレーンイソプレノイ
ドゴム改質剤を含有する成形用熱可塑性ポリエステル組
成物に関する。
ト共重合体に関する米国特許第4022748号、アク
リレート類から誘導されるゴム状内部と硬質外側シェル
とを有する多段重合体に関する米国特許第403401
3号及び同第4092202号、ポリエステル改質剤と
しての選択的水添モノアルケニルアレーン−ジエンブロ
ック共重合体に関する米国特許第4090966号及び
同第4271064号、ポリアクリレート樹脂を配合し
たポリエステル−ポリカーボネートブレンドに関する米
国特許第4257937号を始めとして、様々なゴム系
改質剤がポリエステルに添加されている。
撃性改良ポリエステル/ポリカーボネートブレンドは紫
外線(UV)に暴露されると変色し易いことが判明し
た。かかる変色は、特にアクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン(ABS)耐衝撃性改良剤を用いたときに顕
著である。そこで、当技術分野では、紫外線の作用に対
して安定化され、紫外線に暴露しても変色しない耐衝撃
性改良ポリエステル/ポリカーボネート組成物に対する
ニーズが未だ存在する。
カーボネート樹脂のブレンド、耐衝撃性改良剤、及びヒ
ンダードアミン光安定剤とUV吸収剤を含んだ添加剤組
成物を含んでなる、UV暴露に対する安定性の向上した
ポリエステル/ポリカーボネート組成物が提供される。
定化組成物であって、脂環式ポリエステル樹脂と線状ポ
リカーボネート樹脂とを含むポリマー系、ポリブタジエ
ンにグラフトしたスチレン−アクリロニトリル共重合体
を90重量%以上含むゴムグラフトABS耐衝撃性改良
剤、及び下記の式のヒンダードアミン光安定剤と、別の
ヒンダードアミン光安定剤、ヒドロキシフェニル−トリ
アジン、ヒドロキシフェニル−ピリミジン、ベンゾトリ
アゾール及びこれらのUV吸収剤の1種以上を含む混合
物からなる群から選択されるUV吸収剤とを含む添加剤
組成物を含んでなる組成物が提供される。
ル基であり、nは平均して約4超で約7未満である。
以上がヒンダードアミン光安定剤である2種以上のUV
吸収剤のブレンドを含む添加剤組成物を使用することに
より、ABS型耐衝撃性改良剤を含むUV安定化ポリエ
ステル/ポリカーボネート組成物を得ることができると
いう知見を得た。
(PC)とのブレンドが、特に透明又は実質的に透明な
組成物が好ましい場合に、好ましいポリマー系である。
その他のポリマー成分も比較例少量(例えば、PEとP
Cと追加ポリマー成分の合計量を基準にして約20重量
%の量)でポリマー系に存在し得る。かかる他のポリマ
ー成分には、例えば、アルキド樹脂、ジアリルフタレー
ト、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ポ
リエステル樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂などの
熱硬化性樹脂、アクリルゴム、ブチルゴム、ポリウレタ
ン、ネオプレン、ニトリルゴム、シリコーンゴム、スチ
レンゴム、ブタジエンゴムなどのエラストマー、及びア
セテート樹脂、アクリル樹脂、セルロース樹脂、ポリエ
ーテル、フルオロカーボン、ポリアミド、ポリカーボネ
ート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミド、ポ
リフェニレンオキシド、ポリスチレン、ポリスルホン、
ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂がある。
約10の脂肪族、脂環式又は芳香族ジオール又はこれら
の混合物と、1種以上の脂環式又は芳香族ジカルボン酸
から誘導されるものがあり、下記の一般式(1)の繰返
し単位を有し得る。
C10脂肪族、脂環式又は芳香族基であり、R2はC6〜C
20アリール又は脂環式基である。
レングリコール、トリメチレングリコール、2−メチル
−1,3−プロパングリコール、ヘキサメチレングリコ
ール、デカメチレングリコール、シクロヘキサンジメタ
ノール又はネオペンチレングリコールのようなグリコー
ルでも、或いは1,4−ブタンジオール、ヒドロキノン
及び/又はレソルシノールのようなジオールでもよい。
族ジカルボン酸の例はイソフタル酸、テレフタル酸、
1,2−ジ(p−カルボキシフェニル)エタン、4,
4′−ジカルボキシジフェニルエーテル、4,4′−ビ
ス安息香酸及びこれらの混合物である。これらの酸はい
ずれも1以上の芳香核を有している。例えば1,4−ナ
フタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン
酸又は2,6−ナフタレンジカルボン酸のような縮合環
を有する酸も存在し得る。好ましいジカルボン酸には、
テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸
又はこれらの1種以上を含む混合物がある。
ステルで、コポリエステルを形成するための脂肪族酸及
び/又は脂肪族ポリオールから誘導される単位を少量
(例えば約0.5〜約5重量%)有するものがある。脂
肪族ポリオールには、ポリ(エチレングリコール)のよ
うなグリコール類がある。かかるポリエステルは、例え
ば米国特許第2465319号及び同第3047539
号などの教示に従って製造できる。
には、ポリ(エチレンテレフタレート)(「PE
T」)、ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)
(「PBT」)及びポリ(プロピレンテレフタレート)
(「PPT」)がある。例えばPBT樹脂は、70モル
%以上、好ましくは80モル%以上がテトラメチレング
リコールからなるグリコール成分と、70モル%以上、
好ましくは80モル%以上がテレフタル酸及びそのポリ
エステル形成性誘導体からなる酸成分とを重合して得ら
れる。グリコール成分は、エチレングリコール、トリメ
チレングリコール、2−メチル−1,3−プロパングリ
コール、ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリ
コール、シクロヘキサンジメタノール又はネオペンチレ
ングリコールのような他のグリコールを30モル%以
下、好ましくは20モル%以下含有するのが好ましいこ
ともある。酸成分は、イソフタル酸、2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、
1,5−ナフタレンジカルボン酸、4,4′−ジフェニ
ルジカルボン酸、4,4′−ジフェノキシエタンジカル
ボン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、セバシン酸、アジピ
ン酸のような別の酸及びこれらのポリエステル形成性誘
導体を30モル%以下、好ましくは20モル%以下含有
するのが好ましいこともある。
あり、直鎖又は枝分れポリ(1,4−ブチレンテレフタ
レート)と、線状脂肪族ジカルボン酸及び任意成分であ
るテレフタル酸やイソフタル酸などの芳香族二塩基酸と
1種以上の直鎖又は枝分れ二価脂肪族グリコールとのコ
ポリエステルとの間のエステル交換反応で製造すること
ができる。例えば、ポリ(1,4−ブチレンテレフタレ
ート)をアジピン酸とエチレングリコールのポリエステ
ルと混合し、混合物を235℃で加熱して成分を溶融さ
せ、ブロックコポリエステルの生成が完了するまで真空
下でさらに加熱すればよい。第二成分として、置換ポリ
(ネオペンチルアジペート)、ポリ(1,6−ヘキシレ
ンアゼレート−コ−イソフタレート)、ポリ(1,6−
ヘキシレンアジペート−コ−イソフタレート)などがあ
る。この種のブロックコポリエステルの例は、VALO
X 330(G.E.Plastics社、米国マサチ
ューセッツ州ピッツフィールド)という商品名で市販さ
れている。
有用なのは、溶融粘度の高い枝分れポリ(1,4−ブチ
レンテレフタレート)エステル樹脂であり、3つ以上の
エステル形成基を有する枝分れ成分を少量(例えば、フ
タレート単位を基準にして5モル%以下)含んでいる。
枝分れ成分はポリエステルの酸単位部分に枝分れを生ず
るものでも、グリコール単位部分に枝分れを生ずるもの
でもよく、これらが混在していてもよい。かかる枝分れ
成分には、例えば、トリ−又はテトラ−カルボン酸(ト
リメシン酸、ピロメリト酸、これらの低級アルキルエス
テルなど)、ポリオール、好ましくはトリオール及びテ
トロール(トリメチロールプロパン、ペンタエリトリト
ールなど)、及び/又はジヒドロキシカルボン酸、ヒド
ロキシジカルボン酸及びこれらの誘導体(ヒドロキシテ
レフタル酸ジメチルなど)がある。枝分れポリ(1,4
−ブチレンテレフタレート)樹脂とその製造方法は、B
ormanの米国特許第3953404号に記載されて
いる。テレフタル酸単位に加えて、少量(例えば約0.
5〜約15重量%)の他の単位が存在していてもよい。
他の成分として、芳香族ジカルボン酸(例えば、イソフ
タル酸、ナフタレンジカルボン酸など)及び脂肪族ジカ
ルボン酸(例えば、アジピン酸、シュウ酸など)が存在
し得る。他の成分としては、さらに、1,4−ブタンジ
オールから誘導されるもの以外のジオール成分(エチレ
ングリコール、シクロヘキシレンジメタノールなど)、
及び三官能性以上の枝分れ成分(例えば、ペンタエリト
リトール、トリメシン酸トリメチルなど)もある。さら
に、ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)樹脂成分
には、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(1,4
−ブチレンテレフタレート)と脂肪族/芳香族ポリエス
テルとのブロックコポリエステルのような他の高分子量
樹脂も挙げられる。
の分子量は、0.6以上の固有粘度を与えるのに十分な
高さのものとすべきであり、約0.8の固有粘度が望ま
しく、0.9デシリットル/グラムの固有粘度がさらに
望ましい。分子量はまた約2.0未満の固有粘度を与え
るのに十分な低さのものとすべきであり、約1.8の固
有粘度が望ましく、1.6デシリットル/グラムの固有
粘度がさらに望ましい。上記の値はすべて、例えば、フ
ェノールとテトラクロロエタンの60:40混液中の溶
液として30℃で測定したものである。
ステルであり、その製造方法を始めとする様々な手法で
定義できる。例えば、好適な脂環式ポリエステルはジオ
ールと二塩基酸又はその誘導体との反応で製造すること
ができるが、ジオール及び/又は酸の少なくとも一部が
脂環式であることを条件とする。好適なポリエステル樹
脂の製造に有用なジオールは直鎖、枝分れ又は脂環式で
あり、直鎖又は枝分れアリカンジオールは好ましくは平
均して2以上で12以下の炭素原子数を有する。好適な
ジオールの具体例には、特に限定されないが、エチレン
グリコール、プロピレングリコール(すなわち、1,2
−及び1,3−プロピレングリコール)、ブタンジオー
ル(例えば、1,3−及び1,4−ブタンジオール)、
ジエチレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プ
ロパンジオール、2−エチル−2−メチル−1,3−プ
ロパンジオール、1,3−及び1,5−ペンタンジオー
ル、ジプロピレングリコール、2−メチル−1,5−ペ
ンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−
シクロヘキサンジメタノール、トリエチレングリコー
ル、1,10−デカンジオール、これらの1種以上の混
合物などがある。また、ジオールの化学的等価物には、
ジアルキルエステル、ジアリールエステルなどのエステ
ルがある。
ール−ビシクロオクタン及びジメタノールデカリンがあ
る。最も好ましいジオールは一般に脂環式ジオール又は
その化学的等価物であり、特に1,4−シクロヘキサン
ジメタノール又はその化学的等価物である。好ましい脂
環式ジオールがシス異性体とトランス異性体の混合物を
含み得る場合、シス/トランス重量比(シス/トランス
比)は約1/4以上で約4/1以下であることが好まし
く、約1/3のシス/トランス比が最も好ましい。
用な二酸(二塩基酸)は2以上のカルボキシル基を有し
ており、各カルボキシル基は飽和環の飽和炭素に結合し
ている。好ましい二酸は1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸であり、最も好ましいのは上記で詳しく説明した
トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸であ
る。好適なその他の脂環式酸の具体例には、デカヒドロ
ナフタレンジカルボン酸、ノルボルネンジカルボン酸、
ビシクロオクタンジカルボン酸及びこれらの塩がある。
ポリエステルが脂環式環を有する1種以上の単量体を有
する場合には、線状脂肪族二酸が有用である。線状脂肪
族二酸の具体例には、特に限定されないが、コハク酸、
アジピン酸、ジメチルコハク酸、アゼライン酸などがあ
る。二酸とジオールの各種混合物も好適なポリエステル
合成に使用するのに適している。
的等価物は、例えば、適当な溶媒中で、イソフタル酸や
テレフタル酸やナフタレン酸のような環式芳香族二酸及
びその対応誘導体を水添することによって製造できる。
このプロセスには、Friefelder他,Jour
nal of Organic Chemistry,
31,34−38(1966);Roseneblat
tの米国特許第2675390号及びLillwitz
の同第4754064号に開示されている通り、適当な
触媒(例えばロジウムを炭素やアルミナのような適当な
担体に担持したものなど)を用いて、室温及び大気圧下
で水及び/又は酢酸を用いて製造することも含まれる。
シクロヘキサンジカルボン酸及びその化学的等価物は、
Dekm他の米国特許第2888484号及びJaff
eの同第3444237号に開示されている通り、反応
条件下で酸が少なくとも部分的に可溶性であるような不
活性液体媒質を用い、炭素又はシリカに担持したパラジ
ウム又はルテニウム触媒を用いて製造することもでき
る。
ンス位にあるような2種類以上のシクロヘキサンジカル
ボン酸異性体が得られることもある。シス異性体とトラ
ンス異性体は結晶化又は蒸留で分離することができ、結
晶化に際してはn−へプタンのような溶剤を使用しても
よいし、使用しなくてもよい。シス異性体の方がブレン
ドし易い傾向にあり、トランス異性体の方が高い溶融温
度及び結晶化温度を有する傾向にあるが、そのいずれが
好ましいかは最終用途に応じて異なる。シクロヘキサン
ジカルボン酸のシス/トランス異性体混合物も本発明で
有用である。異性体混合物又は2種以上の二酸を使用す
るとき、コポリエステル又は2種類のポリエステルの混
合物を脂環式ポリエステル樹脂として使用し得る。
ル類、アルキルエステル、ジアルキルエステル、ジアリ
ールエステル、無水物、酸クロライド、酸ブロマイドな
どがある。好ましい化学的等価物には、脂環式二酸のジ
アルキルエステルがあり、最も好ましい化学的等価物に
は、酸のジメチルエステル、特にtrans−1,4−
シクロへキサンジカルボン酸ジメチルがある。
チルはテレフタル酸ジメチルの環水添によって得ること
ができ、カルボキシル基がシス位とトランス位にある2
種類の異性体が得られる。これらの異性体は分離するこ
とができ、トランス異性体が特に好ましい。上述の通
り、異性体の混合物も適しており、好ましくは上記の比
率を有する。
4−シクロへキサンジメタノール−1,4−シクロヘキ
サンジカルボキシレート(以下、PCCDという。)で
あり、この場合、R1及びR2 はシクロヘキシリデン基
であり、R2はシクロヘキサンジカルボキシレート又は
その化学的等価物から誘導され、シス又はトランス異性
体或いはシス異性体とトランス異性体の混合物から選択
される。
Whinfield他の米国特許第2465319号の
記載に従って製造できる。反応は、概して、適量(通
例、最終生成物を基準にして約50〜200ppmのチ
タン)のテトラキス(2−エチルへキシル)チタネート
のような適当な触媒の存在下で実施される。
ーボネート及びその他の任意成分のポリマーの相対量は
一般に組成物に所望される特性によって決まり、過度の
実験を行わずとも当業者が容易に決定し得る。自動車部
品用には、ポリマー系に含まれるポリエステル樹脂の上
限は、ポリマー系全体を基準にして、概して約90重量
%、好ましくは約70重量%、さらに好ましくは約60
重量%である。ポリエステル樹脂は、ポリマー系の全重
量を基準にして、約10重量%を超える量、好ましくは
約20重量%を超える量、さらに好ましくは約30重量
%を超える量で存在する。
ない触媒の活性を阻害する触媒奪活剤(安定剤としても
知られる)を含んでいてもよい。触媒奪活剤はWals
h他の米国特許第5441997号に詳細に記載されて
いる。好ましくは、奪活剤は無色透明な生成物を与え
る。奪活剤は、触媒系及び耐衝撃性改良剤を基準にして
約0.001重量%以上、好ましくは約0.06重量%
以上の濃度で使用される。奪活剤は触媒系及び耐衝撃性
改良剤を基準にして約5重量%以下、好ましくは約0.
5重量%以下の濃度で使用される。
性リン酸塩;1以上の酸性水素を有する酸性アルキル、
アリール又は混成ホスファイト;第IB族又は第IIB族
金属のリン酸塩;リンのオキソ酸、酸性ピロリン酸金属
塩又はこれらの混合物がある。安定剤として用いる個々
の化合物の適性は、過度の実験を行わずとも当業者が容
易に決定し得る。
トリウム、リン酸一亜鉛(MZP)、リン酸水素カリウ
ム、リン酸二水素カルシウムなどがある。ホスファイト
は式P(OR3)(OR4)(OR5) のものとし得る。式中、
R3、R4及びR5は、R3、R 4及びR5の少なくとも1つ
が水素であることを条件として、水素、アルキル及びア
リールからなる群から独立に選択される。周期律表の第
IB族又は第IIB族金属のリン酸塩には、リン酸亜鉛、
リン酸銅などがある。リンのオキソ酸には、亜リン酸、
リン酸、ポリリン酸又は次亜リン酸がある。好適なポリ
酸性ピロリン酸塩は式MxHyPnO3n+1のものである。
式中、Mは金属であり、xは1〜約12であり、yは1
〜約12であり、nは2〜約10であり、x+yの合計
はn+2に等しい。好ましいMはアルカリ金属又はアル
カリ土類金属である。
酸性有機リン化合物がある。無機酸性リン化合物も奪活
剤として使用でき、最も好ましい奪活剤はリン酸又は亜
リン酸である。
ステルとポリカーボネートのブレンドから基本的になる
ポリマー系を含む。これは追加ポリマーが存在し得るこ
とを意味するが、好ましくは組成物のUV安定性に悪影
響を及ぼしかねないものは全く含まない。ポリカーボネ
ートについては以下で説明する。
は、ホモポリカーボネート、コポリカーボネート、コポ
リエステルカーボネート及びこれらの混合物があり、次
の式(2)の構造単位を有する組成物が包含される。
族、脂環式若しくはヘテロ芳香族基を表す。R6は好ま
しくは芳香族有機基であり、さらに好ましくは式−A1
−Y1−A2−の基である。式中、A1及びA2は各々二価
単環式アリール基であり、Y1はA1とA2を1以上の原
子で隔てる橋かけ基である。例示的な実施形態では、A
1とA2を1つの原子で隔てる。この種の基の非限定的な
具体例には、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O2)
− 、−C(O)−、メチレン、シクロヘキシルメチレ
ン、2−[2.2.1]ビシクロヘプチリデン、エチリ
デン、イソプロピリデン、ネオペンチリデン、シクロヘ
キシリデン、シクロペンタデシリデン、シクロドデシリ
デン、アダマンチリデンなどがある。橋かけ基Y1は炭
化水素基とし得るが、好ましくは例えばメチレン、シク
ロヘキシリデン又はイソプロピリデンのような飽和炭化
水素基である。
原子だけで隔てられているジヒドロキシ化合物の界面反
応で製造することができる。本明細書中で用いる「ジヒ
ドロキシ化合物」という用語には、例えば、次の一般式
(3)のビスフェノール化合物が包含される。
は一価炭化水素基を表し、同一でも異なるものでもよ
く、p及びqは各々独立に0〜4の整数であり、Xa は
以下の式(4a)及び(4b)の基のいずれかを表す
子、又は一価線状若しくは環状炭化水素基を表し、Re
は二価炭化水素基である。
体例には、米国特許第4217438号に名称又は式
(一般式又は特定式)で開示されているジヒドロキシ置
換芳香族炭化水素がある。式5a及び5bで表される種
類のビスフェノール化合物の具体例の非網羅的リストに
は、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(以下、
「ビスフェノールA」又は「BPA」という。)、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−n−ブタン、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−1−メチルフェニル)プロパン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシ−t−ブチルフェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモ
フェニル)プロパンのようなビス(ヒドロキシアリー
ル)アルカン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロペンタン、及び1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサンのようなビス(ヒドロキシ
アリール)シクロアルカンが含まれる。
ー又は共重合体を用いることが望まれる場合、2種以上
の二価フェノール或いは二価フェノールとグリコール又
はヒドロキシ(−OH)若しくは酸末端ポリエステルと
の共重合体を使用してもよく、二価フェノールと二塩基
酸又はヒドロキシ酸との共重合体も使用することもでき
る。ポリアリーレート及びポリエステル−カーボネート
樹脂又はそのブレンドも使用できる。枝分れポリカーボ
ネート、並びに線状ポリカーボネートと枝分れポリカー
ボネートのブレンドも有用である。枝分れポリカーボネ
ートは重合時に枝分れ剤を添加することで製造できる。
する多官能性有機化合物があり、該官能基はヒドロキシ
ル、カルボキシル、無水カルボキシル、ハロホルミル又
はこれらの組合せとし得る。具体例には、特に限定され
ないが、トリメリト酸、トリメリト酸無水物、トリメリ
チルトリクロライド、トリス−p−ヒドロキシフェニル
エタン、イサチン−ビス−フェノール、1,3,5−ト
リス((p−ヒドロキシフェニル)イソプロピル)ベン
ゼン、4(4(1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニ
ル)エチル)α,α−ジメチルベンジル)フェノール、
4−クロロホルミルフタル酸無水物、トリメシン酸及び
ベンゾフェノンテトラカルボン酸がある。枝分れ剤は約
0.005%を上回る量で添加し得る。枝分れ剤はポリ
マー系及び耐衝撃性改良剤を基準にして約2.0重量%
未満の量で添加し得る。枝分れ剤及び枝分れポリカーボ
ネートの製造方法は、Kramerの米国特許第363
5895号及びScottの同第4001184号に記
載されている。
及びA2が各々p−フェニレン基でY 1がイソプロピリデ
ン基であるビスフェノールAに基づくものである。ポリ
カーボネートの平均分子量は約5000を超え、好まし
くは約10000を超え、最も好ましくは約15000
を超える。さらに、その平均分子量は約100000未
満、好ましくは約65000未満、最も好ましくは約4
5000g/mol未満である。
リカーボネート樹脂の上限は、ポリマー系の全重量を基
準にして約90重量%、望ましくは約70重量%、さら
に望ましくは約60重量%である。使用量の下限は、ポ
リマー系の全重量を基準にして、10重量%、望ましく
は約35重量%、さらに望ましくは約40重量%であ
る。
種の添加剤を含んでいてもよい。かかる添加剤には、例
えば、染料、顔料、特殊効果添加剤、滑剤、造核剤、難
燃剤、充填剤、補強剤、熱安定剤、酸化防止剤、可塑
剤、帯電防止剤、離型剤、追加の樹脂、発泡剤などがあ
る。かかる追加添加剤は組成物の最終用途に依存する
が、その使用は過度の実験を行わずとも当業者が容易に
決定し得る。
(例えば、ポリブロモフェニルエーテル、臭素化ポリエ
ポキシド、臭素化イミド、臭素化ポリカーボネート、ポ
リ(ハロアリールアクリレート)、ポリ(ハロアリール
メタクリレート)及びこれらの混合物)がある。かかる
好適な難燃剤の具体例は、臭素化BPAエポキシ樹脂、
ポリジブロモスチレンやポリトリブロモスチレンのよう
な臭素化ポリスチレン、デカブロモビフェニルエタン、
テトラブロモビヒェニル、臭素化α,ω−アルキレンビ
スフタルイミド、例えばN,N′−エチレンビステトラ
ブロモフタルイミドなど、臭素化カーボネートオリゴマ
ー、特にテトラブロモビスフェノールAから誘導される
カーボネートオリゴマーで所望に応じてフェノキシ基又
は臭素化フェノキシ基で末端封鎖したもの、である。そ
の他の芳香族カーボネート難燃剤は、Heppの米国特
許第4636544号に開示されている。難燃剤は、相
乗剤、特に無機アンチモン化合物と併用してもよい。無
機相乗剤化合物には、Sb 2O5、SbS3などがある。
特に好ましいのは三酸化アンチモン(Sb2O3)であ
る。
ク、ガラス繊維、石綿、炭素繊維、シリカ、タルク及び
炭酸カルシウムがある。熱安定剤の具体例には、亜リン
酸トリフェニル、亜リン酸トリス(2,6−ジメチルフ
ェニル)、亜リン酸トリス(混成モノ/ジノニルフェニ
ル)、ホスホン酸ジメチルベンゼン及びリン酸トリメチ
ルがある。酸化防止剤の具体例には、オクタデシル−3
−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート及びペンタエリトリチル−テト
ラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート]がある。可塑剤の
具体例には、ジオクチル−4,5−エポキシヘキサヒド
ロフタレート、トリス(オクトキシカルボニルエチル)
イソシアヌレート、トリステアリン及びエポキシ化大豆
油がある。帯電防止剤の具体例には、グリセロールモノ
ステアレート、ステアリルスルホン酸ナトリウム及びド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウムがある。離型剤の
具体例には、ステアリン酸ステアリル、ミツロウ、モン
タンワックス及びパラフィンワックスがある。他の樹脂
の具体例には、特に限定されないが、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート及びポリフェ
ニレンオキシドがある。上記の添加剤は単独で使用して
もよいし、組合せて使用してもよい。かかる添加剤は、
本組成物の製造に当たり、適当な時点、適当な方法及び
適当な濃度で配合すればよい。
各種添加剤の上限は、組成物全体を基準にして、約40
重量%、望ましくは約30重量%、さらに望ましくは約
5重量%である。実質的に透明な組成物が望まれる場
合、組成物に含まれる各種添加剤の上限は、合計で、約
15重量%、望ましくは約10重量%、さらに望ましく
は約5重量%である。本明細書中で用いる「実質的に透
明」とは、70%以上、好ましくは80%以上、最も好
ましくは90%以上の可視光透過率を有する材料として
定義される。具体的な添加剤の選択及びその有効濃度は
組成物の最終用途に応じて異なるが、過度の実験を行わ
ずとも当業者が容易に決定し得る。
いる。本発明で用いる耐衝撃性改良剤には、組成物の衝
撃特性、例えば組成物の延性及び/又はノッチ付アイゾ
ット衝撃強さの改善に有効な物質がある。本発明の耐衝
撃性改良組成物は、好ましくは−20℃で約40kJ/
m2以上のノッチ付アイゾット衝撃強さを有する。
いが、アクリルゴム、ASAゴム、ジエンゴム、オルガ
ノシロキサンゴム、EPDMゴム、SBS又はSEBS
ゴム、ABSゴム、MBSゴム及びグリシジルエステル
耐衝撃性改良剤を始めとする実質的に非晶質の共重合体
樹脂である。
タ)アクリレートゴム状コア相(好ましくはブチルアク
リレート)を有する多段コア−シェル共重合体組成物で
ある。このような架橋アクリル酸エステルコアにはアク
リル樹脂又はスチレン樹脂(好ましくはメチルメタクリ
レート又はスチレン)の外側シェルが付随していて、ゴ
ム状コア相と相互侵入している。アクリロニトリルや
(メタ)アクリロニトリルのような他の単量体を少量樹
脂シェルに組み込んでも適当な耐衝撃性改良剤が得られ
る。相互侵入型網目構造は、予め重合して架橋しておい
た(メタ)アクリレートゴム相の存在下で樹脂相を形成
する単量体を重合して架橋させると得られる。
合体及びゴム状耐衝撃性改良剤であり、例えば、A−B
−A型トリブロック共重合体及びA−B型ジブロック共
重合体である。耐衝撃性改良剤として使用し得るA−B
型及びA−B−A型ブロック共重合体ゴム添加剤には、
1又は2つのアルケニル芳香族ブロック(通例スチレン
ブロックである)とゴムブロック(例えばブタジエンブ
ロックであり、部分的に水添し得る)とを含む熱可塑性
ゴムがある。これらのトリブロック共重合体とジブロッ
ク共重合体の混合物が本発明において特に有用である。
共重合体は、例えば米国特許第3078254号、同第
3402159号、同第3297793号、同第326
5765号及び同第3594452号並びに英国特許第
1264741号に開示されている。A−B及びA−B
−Aブロック共重合体の典型的な例には、ポリスチレン
−ポリブタジエン(SBR)、ポリスチレン−ポリ(エ
チレン−プロピレン)、ポリスチレン−ポリイソプレ
ン、ポリ(α−メチルスチレン)−ポリブタジエン、ポ
リスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン(SB
R)、ポリスチレン−ポリ(エチレン−プロピレン)−
ポリスチレン、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリス
チレン及びポリ(α−メチルスチレン)−ポリブタジエ
ン−ポリ(α−メチルスチレン)並びにこれらの選択的
水添物などがある。上述のブロック共重合体の混合物も
有用である。かかるA−B及びA−B−Aブロック共重
合体は数々の供給元から市販されており、Philli
ps Petroleum社からSOLPRENEとい
う商品名で、Shell Chemical社からKR
ATONという商品名で、またクラレ(株)からセプト
ン(SEPTON)という商品名で市販されている。
な好ましいゴムには、Tg(ガラス転移温度)が0℃未
満、好ましくは約−40〜約−80℃のゴム成分を有す
るグラフト及び/又はコアシェル構造のものがあり、ポ
リアルキルアクリレート又はポリオレフィンにポリ(メ
チルメタクリレート)又はスチレン−アクリロニトリル
共重合体をグラフトしたものからなる。ゴム含量は好ま
しくは約40重量%以上であり、最も好ましくは約60
重量%以上であり、約60〜90重量%である。
に特に好適なゴムは、Rohm&Haas社からPAR
ALOID(登録商標)EXL2600という商品名で
市販されているブタジエンコア−シェル重合体である。
最も好ましくは、耐衝撃性改良剤はブタジエン系ゴム状
コアと、メタクリル酸メチル単独又はスチレンとの組合
せを重合した二段ポリマーからなる。このタイプの耐衝
撃性改良剤には、架橋ブタジエンポリマーにアクリロニ
トリルとスチレンをグラフトしてなるものもあり、米国
特許第4292233号に開示されている(その開示内
容は援用によって本明細書の一部をなす)。
ポリフェニレンエーテル、ポリアミド、又はポリフェニ
レンエーテルとポリアミドの組合せを含むものがある。
本組成物はビニル芳香族炭化水素−シアン化ビニル共重
合体を含んでいてもよい。好適なシアン化ビニル化合物
には、アクリロニトリル及びメタクリロニトリルのよう
な置換シアン化ビニルがある。好ましくは、耐衝撃性改
良剤はスチレン−アクリロニトリル共重合体(以下、S
ANという。)を含む。好ましいSAN組成物は10重
量%以上、好ましくは25〜28重量%のアクリロニト
リル(AN)を含んでおり、残部はスチレン、p−メチ
ルスチレン又はα−メチルスチレンである。本発明で有
用なSANのもう一つの例には、1,4−ポリブタジエ
ンのようなゴム状基体にSANをグラフトして改質し、
ゴムグラフト重合体系耐衝撃性改良剤としたものがあ
る。このタイプのゴム含量の高い(>50重量%)樹脂
(HRG−ABS)はポリエステル樹脂及びそのポリカ
ーボネートブレンドの耐衝撃性向上に特に有用となり得
る。
好ましい耐衝撃性改良剤は、約90%以上のSANがポ
リブタジエンにグラフトし、残部が遊離のSANであ
る。好ましい組成として、アクリロニトリル約8重量
%、ブタジエン約43重量%、スチレン約49重量%、
及びアクリロニトリル約7重量%、ブタジエン約50重
量%、スチレン約43重量%のものが挙げられる。これ
らの材料はそれぞれBLENDEX 336及びBLE
NDEX 415という商品名で市販されている(G.
E.Plastics社、米国マサチューセッツ州ピッ
ツフィールド)。
ルアクリレートとスチレンとブタジエンを用いた乳化重
合で製造されるコアシェル耐衝撃性改良剤を含む混合物
がある。これらには、メチルメタクリレート−ブタジエ
ン−スチレン(MBS)及びメチルメタクリレート−ブ
チルアクリレートコアシェルゴムがある。
マー系と耐衝撃性改良剤の合計重量を基準にして、約3
重量%、望ましくは約5重量%、さらに望ましくは約8
重量%である。使用し得る濃度の上限は、約50重量
%、望ましくは約15重量%、さらに望ましくは約10
重量%であり、上記重量百分率はポリマー系と耐衝撃性
改良剤の合計重量を基準にしたものである。
光安定剤と別のUV吸収剤とを含む添加剤組成物をさら
に含んでいる。有用なヒンダードアミン系光安定剤(以
下、HALSという。)には、Ramey他の米国特許
第4895901号、Karrerの同第421061
2号及びGlaboの同第5015682号に開示され
ているような置換ピペリジン部分及びそのオリゴマーが
ある。好ましいHALSには、次の一般式(5)の4−
ピペリジノール誘導体がある。
水素、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、又はヒド
ロキシル基とアミノ基で置換されたアルキル基(ただ
し、アルキル基の炭素原子数は平均して約20以下)で
あるが、分子の残りの部分の光安定化特性と適合しかつ
所要の反応基を与える原子団であってもよい。
キル基、アルケニル基及びアリールアルキル基からなる
群から選択される。好ましくは、R7及びR12は各々水
素である。R8、R9、R10及びR11は各々独立に炭素原
子数1〜約6のアルキル基、フェニル基、アリールアル
キル基、及び酸素、硫黄、水素又は窒素原子を含む炭素
原子数5又は6の芳香族複素環式基からなる群から選択
されるか、或いはR8、R9、R10及びR11は各々、一緒
に又はそれらに結合した炭素と共にC5〜C12シクロア
ルキル基をあらわすものでもよい。
基、アルケニル基、アルコキシアルキル基、或いは非置
換アリールアルキル基又はアリール部分に1以上の置換
基(例えば2,3−エポキシプロピル基)を有するアリ
ールアルキル基である。Zは好ましくは式−CH2CO
OR13で表され、式中、R13はアルキル基、アルケニル
基、フェニル基、アリールアルキル基又はシクロヘキシ
ル基を表す。最も好ましくは、Zは式−CH2CH
(R14)OR15で表され、式中、R14は水素原子、メチル
基又はフェニル基を表し、R15は水素原子、アルキル
基、エステル基、カルボニル基、アシル基、脂肪族アシ
ル基又は式−COOR16又は−OOCR16(式中、R16
はアルキル基、ベンジル基、フェニル基などを表す)を
表す。
(6)で表される。
ある(すなわち、約3100〜約4000の分子量を有
する。)。この物質は、TINUVIN 622(CA
S番号065447−77−0、Ciba Speci
alty Chemicals社、スイス国バーゼル)
という商品名で市販されている。
般式(7)で表される。
nは平均して約4超で約7未満である(すなわち、約3
000〜約4000の分子量を有する。)。このタイプ
のHALSでnが平均して約4超で約7未満のものの具
体例は、BASF社からUVINUL 5050Hとい
う商品名で市販されている。
される。
SANDUVOR 3058という商品名で市販されて
いる。
て、約0.01重量%を超える濃度、好ましくは約0.
05重量%を超える濃度、最も好ましくは約0.08重
量%を超える濃度で組成物中に存在する。HALSは、
組成物の全重量を基準にして、約10重量%未満、好ま
しくは約1重量%未満、最も好ましくは約0.6重量%
未満の濃度で組成物中に存在する。
記で選択した特定のHALSと異なる他のUV吸収剤も
含む。この第二のUV吸収剤には、例えば、第二のHA
LS、ベンゾトリアゾール系UV吸収剤及び/又はヒド
ロキシフェニル−トリアジン系、ヒドロキシフェニル−
ピリミジン系UV吸収剤がある。適当なベンゾトリアゾ
ール系UV吸収剤には、次の式(9)で表される化合物
がある。
Ciba社からTinuvin 234という商品名で
市販されている。
剤は、次の式(10)で表される。
tec社からCyasorb UV−5411という商
品名で市販されている。
又はヒドロキシフェニル−ピリミジン系UV吸収剤に
は、2,4,6−トリスアリール−1,3,5−トリア
ジン又は2,4,6−トリスアリール−1,3−ピリミ
ジン基を有する化合物で、さらに遊離ヒドロキシル基を
有する化合物がある。かかる化合物は、例えば、Joh
ns他の米国特許第3118887号、Duennen
berger他の同第3244708号、Huber他
の同第3423360号、国際公開番号WO86/35
28、Reinert他の米国特許第4831068
号、欧州特許出願公開第434608号、同第4587
41号、同第483488号、Valetの米国特許第
5298067号、Luethi他の同第344289
8号、及びReinert他の同第4895981号に
記載されている。
系及びヒドロキシフェニル−トリアジン系UV吸収剤
は、Gupta他の米国特許第6239276号及びB
irbaum他の同第5597854号に開示されてい
る通り、2つのフェニル基を有するピリミジン又はトリ
アジンと、該トリアジン又はピリミジン環に結合したレ
ソルシノール又は置換レソルシノール基とを有する。好
適なヒドロキシフェニル−トリアジン系UV吸収剤は一
般に次の式(11)で表される。
R18、R19、R20、R21、R22、R23及びR24は各々独
立に水素、アルキル、シクロアルキル、ハロゲン、ハロ
アルキル、アルコキシ、アルキレン、アリール、アルキ
ルアリール及びこれらの組合せからなる群から選択され
る。好ましくは、ヒドロキシフェニル−トリアジン系U
V吸収剤は次の式(12)で表される。
(CAS番号147315−50−2、Ciba Sp
ecialty Chemicals社、スイス国バー
ゼル)という商品名で市販されている。好ましいヒドロ
キシフェニル−トリアジン系UV吸収剤のもう一つの例
は次の式(13)で表される。
ies社からCYASORB UV−1164という商
品名で市販されている。
量を基準にして、約0.01重量%を超える濃度、好ま
しくは約0.1重量%を超える濃度、最も好ましくは約
0.2重量%を超える濃度で組成物中に存在する。追加
のUV吸収剤は、また、組成物の全重量を基準にして、
約10重量%未満、好ましくは約3重量%未満、最も好
ましくは約0.5重量%未満の濃度で組成物中に存在す
る。
し得る。成分は通例粉末状又は粒状であり、ブレンドと
して押出し、及び/又はペレットその他適当な形状に細
断される。成分はどんな方法で混合してもよく、例えば
乾式混合又は押出機その他の混練機で溶融状態で混合す
るなどすればよい。例えば、一実施形態では、粉末状又
は粒状成分を溶融混合し、ブレンドを押出し、ペレット
その他適当な形状に細断する。また、成分を乾式混合し
た後、押出機で溶融状態で混合する方法も挙げられる。
従来のフィルム押出技術で実施でき、例えば、別々の押
出機で異なる材料の層を別々に溶融し、これらの材料を
ダイに送ってこれら異なる材料を一枚のフィルムに合体
させる方法がある。また、組成物のブロー成形及び射出
成形も包含される。このように、本明細書中で開示した
組成物は、過度の実験を行わずとも当業者が容易に決定
し得る方法で製造される。
上したUV安定性をもたらす。上述の組成物は、プロト
コルPV1303による810時間の屋内耐候性試験後
に約3未満、好ましくは約2未満、最も好ましくは約
1.7未満の変色度(dEで表示)を示す。
多様な用途に適しており、例えば、ダッシュボードの部
品・化粧部材・装備品、サンバイザーやバックミラーの
構成部材、自動車内装部品の化粧又は構造部材を始めと
する自動車内装用途;ゴルフカート、ボート、ジェット
スキー、自転車を含めたレクリエーションビークルの化
粧・構造部材・装備品、車体パネル、外装材及びミラー
ハウジング、並びに屋外看板、装飾及びビル用外板を始
めとする建築用途がある。
例証する。
202規格(1991)に類似した人工耐候性試験法で
ある。使用した装置はAtlas Ci3000 We
ather−O−meterであり、ブラックパネル温
度:100±3℃、試験試料室温度:65±3℃、試験
室内の相対湿度:20±10%、光の強さ(420n
m):1.2ワット毎平方メートル(W/m2)、フィ
ルター系:ホウケイ酸/ソーダライムガラスという条件
を用いた。試験の長さは「サイクル」数で表され、1サ
イクルは約280〜340kJ/m2(略70〜80時
間)に相当する。
色、透過率及び曇り度の測定が行われる。光沢値はAS
TM D523に従い60度の測定角で測定した。測色
試験では、L、a及びb値で表されるCielab系を
用いて耐候試験試料の色を測定する。変色度dEは、耐
候試験の前後に測定したL、a及びb値から計算する。
透過率及び曇り度はASTM D1003に従って測定
したが、これらはそれぞれ試料を通過し得る光の量の指
標及び試料通過が妨げられた光の量の尺度である。黄色
度指数(YI)はASTM D1925に従って測定さ
れる。
℃で実施され、ISO 180法に基づく。NI試験試
料は、試験前に慣用冷却装置で−20℃に冷却される。
試験の結果は試験片の単位幅当りの吸収エネルギーとし
て報告され、キロジュール毎平方メートル(kJ/
m2)単位で表される。通例、最終の試験結果は5枚の
試験片についての試験結果の平均値として計算される。
耐衝撃性改良組成物の許容レベルは組成物の最終用途に
応じて異なるが、上記の通り、耐衝撃性改良組成物は−
20℃で約40以上、好ましくは約50以上、最も好ま
しくは約60kJ/m2以上のNI値を有する。
33法に基づく試験法で評価される。使用した装置は、
自動タイマーを装備した押出式プラストメーターであ
る。この装置の代表例には、Zwick 4105及び
Goettfert MP−Eがある。試料は試験前に
75℃で3〜5時間乾燥させる。試験条件は溶融温度2
50℃、全荷重5000グラム、滞留時間4分である。
試験結果は立法センチメートル毎10分(cc/10
分)単位で表される。
& Pfleiderer EP−25二軸混練機で
調製し、溶融温度は265℃であった。試験試料は、4
0mmスクリューを装えたEngel ES500/1
10HLV射出成形機を用いて製造した。材料は射出成
形前に約75℃で3〜5時間乾燥させた。溶融温度は2
65℃付近に保ち、金型温度は約60℃であった。
〜3に示す。例26、28、30、32、33及び37
が本発明の実施例である。表に示す材料は以下の通りで
ある。
〜31000g/molの線状ポリカーボネートであ
る。
00g/molの線状ポリカーボネートである。
のペンタエリトリトール−テトラキス(3−(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート)である。
のトリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホ
スファイトである。
PQであり、Clariant社製のテトラキス(2,
4−ジ−tert−ブチルフェニル−4,4′−ビフェ
ニリレン)ジホスホナイトである。
V−5411又はCyasorbUV−1164のよう
なUV安定剤の添加によって、非耐衝撃性改良PCCD
/PCブレンド(すなわち、−20℃でのアイゾット値
が20kJ/m2未満のブレンド)をUV安定化できる
ことを明示している(例1、4、5及び6)。これらの
添加剤のいずれかを0.1%で添加すると、810時間
暴露時のdEが12.6を超える値から5付近又はそれ
未満の値に下がる。しかし、耐衝撃性改良剤(Blen
dex 336又はBlendex 415)を導入す
ると、いずれも−20℃でのアイゾット値が45kJ/
m2を上回る例7〜23から明らかな通り、1種類のU
V安定剤を添加しただけでは本発明で2以下のdEとし
て定義される一段と好適なレベルに近いdEは得られな
い。この系列では、当技術分野での知識に合致する量
(すなわち、約0.1〜0.5重量%)で各種UV安定
剤のスクリーニングを行った。単独で使用すると、UV
安定剤の種類と量のいずれもUV安定化に顕著な効果を
もたない。
Sを含めた)別のUV安定剤と併用すると、UV性能に
予想外の相乗効果をもつ。例24〜38の810時間の
UV暴露後に得られたdE値はすべて5未満であり、そ
の多くは2未満である。
分の一つとしてHALS(特にUvinul 5050
H)を併用すると組成物はさらに良好なUV安定性が得
られ、dEは2以下となることが判明した。この予想外
の結果は、実施例26、28、30、32、33及び3
7で表される。
は、UV暴露時にさほど変色しない(本発明では2以下
のdEとして定義される)という点でUV安定化された
耐衝撃性改良PCCD/PC/ABSブレンドを与え
る。
説明してきたが、本発明の技術的範囲から逸脱せずに様
々な変更を加えることができ、その構成要素を均等物で
置換できることは当業者には自明であろう。また、本発
明の本質的な技術的範囲から逸脱せずに特定の状況又は
材料を本発明の開示内容に適合させるべく幾多の変更を
施すこともできる。従って、本発明は、その実施の最良
の形態として開示した特定の実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明には特許請求の範囲に属するあらゆる
実施形態が包含される。
Claims (28)
- 【請求項1】 ポリエステル樹脂とポリカーボネート樹
脂とを含んでなるポリマー系、 耐衝撃性改良剤、及びヒンダードアミン光安定剤とUV
吸収剤を含んでなる添加剤組成物を含んでなるUV安定
化組成物UV安定化組成物であって、上記ヒンダードア
ミン光安定剤が置換ピペリジン部分又は置換ピペリジン
部分オリゴマーを含むUV安定化組成物。 - 【請求項2】 前記ヒンダードアミン光安定剤が当該組
成物の全重量を基準にして約0.05重量%超約10重
量%未満の量で存在する、請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 前記UV吸収剤がヒドロキシフェニル−
トリアジン、ヒドロキシフェニル−ピリミジン、ベンゾ
トリアゾール及びそれらの混合物のいずれかから選択さ
れる、請求項1記載の組成物。 - 【請求項4】 前記UV吸収剤が約0.01重量%以上
約10重量%以下の濃度で存在する、請求項3記載の組
成物。 - 【請求項5】 前記ヒンダードアミン光安定剤が下記
(a)〜(e)のいずれかから選択される、請求項1記
載の組成物。 (a)一般式の4−ピペリジノール誘導体 【化1】 (式中、Xは酸素であり、Yは水素、ヒドロキシアルキ
ル基、アミノアルキル基、又はヒドロキシル基とアミノ
基で置換されたアルキル基(ただし、アルキル基の平均
炭素原子数は約20以下)であり、R6及びR7は各々独
立に水素、アルキル基、アルケニル基及びアリールアル
キル基からなる群から選択され、R8、R9、R10及びR
11は各々独立に炭素原子数1〜約6のアルキル基、フェ
ニル基、アリールアルキル基、及び酸素、硫黄又は窒素
原子を含む炭素原子数5又は6の芳香族複素環式基から
選択され、或いはR8、R9、R10及びR11が各々、一緒
に又はそれらに結合した炭素と共にC5〜C12シクロア
ルキル基を形成し、Zは水素、アシル基、オキシ基、ア
ルキル基、アルケニル基、アルコキシアルキル基、或い
は非置換アリールアルキル基又はアリール部分に1以上
の置換基を有するアリールアルキル基である。)、
(b)次式のヒンダードアミン光安定剤 【化2】 (式中、nは平均して約9超で約12未満である。)、
(c)次式のヒンダードアミン光安定剤 【化3】 (式中、nは平均して約4超で約7未満である。)、
(d)次式のヒンダードアミン光安定剤、 【化4】 (e)上記ヒンダードアミン光安定剤の1種以上を含む
混合物。 - 【請求項6】 前記ポリエステル樹脂が次式の繰返し単
位を有する、請求項1記載の組成物。 【化5】 式中、R1は炭素原子数2〜約12の脂肪族、脂環式又
は芳香族基であり、R2は炭素原子数6〜約20の脂肪
族、脂環式又はアリール基である。 - 【請求項7】 R1及びR2の少なくとも一方がシクロア
ルキル基である、請求項2記載の組成物。 - 【請求項8】 前記ポリエステル樹脂が前記ポリマー系
の約10〜約90重量%を占める、請求項1記載の組成
物。 - 【請求項9】 前記ポリマー系と耐衝撃性改良剤とを基
準にして約0.001〜約5重量%の量で触媒奪活剤を
さらに含む、請求項1記載の組成物。 - 【請求項10】 前記ポリカーボネート樹脂が次式の繰
返し単位を有する、請求項1記載の組成物。 【化6】 式中、R6は芳香族、脂肪族、脂環式、ヘテロ芳香族基
又はこれらの基の1種以上を含む組合せである。 - 【請求項11】 前記ポリカーボネート樹脂が約10〜
約90重量%の濃度で前記ポリマー系に存在する、請求
項1記載の組成物。 - 【請求項12】 染料、顔料、特殊効果添加剤、滑剤、
造核剤、難燃剤、充填剤、補強剤、熱安定剤、酸化防止
剤、可塑剤、帯電防止剤、離型剤、追加の樹脂、発泡剤
及びこれらの1種以上を含む組合せからなる群から選択
される添加剤をさらに含んでいて、添加剤が約40重量
%未満の濃度で当該組成物に存在する、請求項1記載の
組成物。 - 【請求項13】 −20℃で約40kJ/m2を上回る
ノッチ付きアイゾット衝撃強さを有する、請求項1記載
の組成物。 - 【請求項14】 前記耐衝撃性改良剤が、アクリルゴ
ム、ASAゴム、ジエンゴム、オルガノシロキサンゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエンモノマーゴム、SB
Sゴム、SEBSゴム、ABSゴム、MBSゴム、ポリ
フェニレンエーテル、ポリアミド、ビニル芳香族炭化水
素−シアン化ビニル共重合体、ゴムグラフトポリマー耐
衝撃性改良剤、コアシェルポリマー耐衝撃性改良剤及び
グリシジルエステル耐衝撃性改良剤からなる群から選択
される、請求項1記載の組成物。 - 【請求項15】 前記アクリルゴムが、架橋アクリル酸
エステル内部コアとスチレン樹脂外側シェルとが相互侵
入してなる多段コアシェル共重合体である、請求項14
記載の組成物。 - 【請求項16】 前記耐衝撃性改良剤が、ポリスチレン
−ポリブタジエン、ポリスチレン−ポリ(エチレン−プ
ロピレン)、ポリスチレン−ポリイソプレン、ポリ(α
−メチルスチレン−ポリブタジエン、ポリスチレン−ポ
リブタジエン−ポリスチレン、ポリスチレン−ポリ(エ
チレン−プロピレン)−ポリスチレン、ポリスチレン−
ポリイソプレン−ポリスチレン及びポリ(α−メチルス
チレン−ポリブタジエン−ポリ(α−メチルスチレン、
これらの1種以上の選択的水添誘導体及びこれらの1種
以上を含む混合物からなる群から選択されるA−B型ブ
ロック共重合体又はA−B−A型ブロック共重合体であ
る、請求項14記載の組成物。 - 【請求項17】 前記ビニル芳香族炭化水素−シアン化
ビニル共重合体が約10重量%以上のアクリロニトリル
を含むスチレン−アクリロニトリル共重合体であって、
前記共重合体の残部がスチレン、p−メチルスチレン、
α−メチルスチレン又はこれらの混合物からなる、請求
項14記載の組成物。 - 【請求項18】 前記UV吸収剤が2,4,6−トリス
アリール−1,3,5−トリアジン部分及び遊離ヒドロ
キシル基或いは2,4,6−トリスアリール−1,3−
ピリミジン部分及び遊離ヒドロキシル基の一方を含有す
る、請求項3記載の組成物。 - 【請求項19】 前記UV吸収剤が下記(a)〜(e)
のいずれかから選択される、請求項3記載の組成物。 (a)次式のヒドロキシフェニル−トリアジンUV吸収
剤 【化7】 (b)次式のヒドロキシフェニル−トリアジンUV吸収
剤 【化8】 (c)次式のベンゾトリアゾールUV吸収剤 【化9】 (d)次式のベンゾトリアゾールUV吸収剤 【化10】 (e)これらの混合物。 - 【請求項20】 ASTM D1003による可視光透
過率が約70%以上である、請求項1記載の組成物。 - 【請求項21】 プロトコルPV1303による810
時間の屋内耐候性試験後の変色度が約5未満である(た
だし、変色度は屋内耐候性試験の前後に測定したL、a
及びb値から計算する。)、請求項1記載の組成物。 - 【請求項22】 プロトコルPV1303による810
時間の屋内耐候性試験後の変色度が約3未満である(た
だし、変色度は屋内耐候性試験の前後に測定したL、a
及びb値から計算する。)、請求項1記載の組成物。 - 【請求項23】 実質的に透明なUV安定化組成物であ
って、 脂環式ポリエステル樹脂と線状ポリカーボネート樹脂と
から基本的になるポリマー系、 約90重量%以上のスチレン−アクリロニトリル共重合
体(SAN)がポリブタジエンにグラフトし、残部が遊
離のSANであるゴムグラフトABS耐衝撃性改良剤、
及び下記の式のヒンダードアミン光安定剤と、別のヒン
ダードアミン光安定剤、ヒドロキシフェニル−トリアジ
ン、ヒドロキシフェニル−ピリミジン、ベンゾトリアゾ
ール及びこれらの1種以上を含む混合物からなる群から
選択されるUV吸収剤とを含む添加剤組成物 【化11】 (式中、nは平均して約4超で約7未満である。)を含
んでなる組成物。 - 【請求項24】 ASTM D1003による可視光透
過率が約70%以上である、請求項23記載の組成物。 - 【請求項25】 プロトコルPV1303による810
時間の屋内耐候性試験後の変色度が約5未満である(た
だし、変色度は屋内耐候性試験の前後に測定したL、a
及びb値から計算する。)、請求項23記載の組成物。 - 【請求項26】 −20℃で約40kJ/m2を上回る
ノッチ付きアイゾット衝撃強さを有する、請求項39記
載の組成物。 - 【請求項27】 請求項1記載の組成物からなる製品。
- 【請求項28】 請求項23記載の組成物からなる製
品。
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