JP2003159829A - プリンタ装置,写真撮影装置,画像プリント装置,印刷媒体,インクフィルムならびに画像プリント方法 - Google Patents

プリンタ装置,写真撮影装置,画像プリント装置,印刷媒体,インクフィルムならびに画像プリント方法

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JP2003159829A
JP2003159829A JP2001363035A JP2001363035A JP2003159829A JP 2003159829 A JP2003159829 A JP 2003159829A JP 2001363035 A JP2001363035 A JP 2001363035A JP 2001363035 A JP2001363035 A JP 2001363035A JP 2003159829 A JP2003159829 A JP 2003159829A
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image
recording head
printing
pigment ink
printer
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Teruhiro Akamatsu
彰宏 赤松
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Original Assignee
Make Software Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被写体の写真にさらに画像を上書きすることが
できる写真撮影装置を提供する。 【解決手段】被写体2を撮影して撮影画像を電気的な画
像信号にするカメラ6と、上記カメラ6で撮影した被写
体2の画像に係る画像信号を受信して上記撮影画像を印
刷媒体15に印刷するプリンタ9とを備え、上記プリン
タ9が、上記カメラ6で撮影された撮影画像を印刷媒体
15に記録する第1記録ヘッド43と、上書き画像を印
刷媒体15に印刷する第2記録ヘッド45とを有し、上
記第1記録ヘッド43が光定着型直接感熱記録方式の記
録ヘッドであるため、写真画質等の印刷に適したものと
なるうえ、インクフィルム等の廃棄物の排出量が少なく
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2種類の異なる画
像を印刷しうるプリンタ装置に関するものである。ま
た、本発明は、ゲームセンター等に設置され、硬貨等が
投入されて被写体を撮影し、シール,カード,紙類,フ
ィルム等にプリントアウトする際に用いる写真撮影装
置,画像プリント装置,印刷媒体,インクフィルムなら
びに画像プリント方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ゲームセンター等において、写真
を撮影してシールプリント等にする写真撮影装置が数多
く設置されている。このような写真撮影装置としては、
一般に、図12に示すようなものが用いられている。こ
のものは、本体52の内部に、略45°の角度をもって
ハーフミラー53が設けられている。このハーフミラー
53の奥に、被写体を撮影するカメラ55が設けられ、
ハーフミラー53の下方には、上記カメラ55で撮影さ
れた画像を表示するモニタ56が設けられている。図に
おいて51はコントローラ、57は写真プリント58を
印刷するプリンタである。
【0003】上記写真撮影装置では、ハーフミラー53
を透してカメラ55で撮影された画像がモニタ56に表
示され、このモニタ56に表示された画像がハーフミラ
ー53に反射して被写体54によって確認できるように
なっている。そして、被写体54は、モニタ56に映っ
た自分の姿を確認しながら所望のポーズをとり、好みの
ところでコントローラ51を操作して静止画を撮影する
ことが行われる。そして、この静止画は、適当なフレー
ムや前景の画像と合成されて写真プリント58として印
刷される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近は、写
真撮影装置利用人口の増加とともに、そのニーズも多様
化している。そこで、これらのニーズに応えるため、被
写体の画像に合成されるフレームや前景として各種の趣
向を凝らしたものも数多く提供されているが、単にフレ
ームと顔写真とを合成するだけの画一的なものではもう
満足されなくなってきている。
【0005】そこで、本発明者は、被写体が撮影された
写真にさらに上書き画像を印刷することができる写真撮
影装置として、特許第3086222号に開示された写
真撮影装置を考案した。
【0006】この写真撮影装置は、カメラで撮影した被
写体の画像を写真として出力する第1プリンタと、上記
第1プリンタから出力された写真に、さらに上書き画像
を印刷する第2プリンタとを備えたものである。このよ
うにすることにより、上記写真撮影装置では、カメラで
撮影された被写体の写真に多様な上書き画像を印刷で
き、利用者は、多様な写真を楽しむことができる。
【0007】しかしながら、上記写真撮影装置では、第
1プリンタと第2プリンタとの2台のプリンタを有して
いることから、装置自体が高価となるうえ、筐体内に2
台のプリンタの収容場所が必要で、筐体自体を大きくせ
ざるをえない。また、2台のプリンタを直列に接続して
第1プリンタで印刷されて排出された印刷媒体を第2プ
リンタに給紙して第2プリンタで印刷する必要があるこ
とから、複雑な給紙機構が必要で給紙ミスも生じやす
く、装置が停止したり、2台のプリンタで印刷した画像
の印刷位置がずれて印刷不良が生じたりしやすいという
問題がある。
【0008】また、上記写真撮影装置では、第1プリン
タと第2プリンタの2台のプリンタに、主として昇華型
プリンタや熱転写型プリンタが使用されている。ところ
が、昇華型プリンタや熱転写型プリンタは、いずれもイ
ンクフィルムを使用して印字を行なうことからインクフ
ィルムを通常の2倍消費し、使用済みのインクフィルム
等の廃棄物量も通常の2倍排出されていた。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、2種類の異なる画像を印刷できて廃棄物量も少
ないプリンタ装置およびそれを用いた写真撮影装置,画
像プリント装置,印刷媒体,インクフィルムならびに画
像プリント方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のプリンタ装置は、第1画像および第2画像
に係る電気的な画像信号が入力される画像信号入力部
と、上記画像信号入力部に入力された第1画像信号を印
刷媒体に印刷記録する第1記録ヘッドと、上記画像信号
入力部に入力された第2画像信号を印刷媒体に印刷記録
する第2記録ヘッドとを備え、上記第1記録ヘッドが光
定着型直接感熱記録方式の記録ヘッドであり、上記第2
記録ヘッドが顔料インクが展着された顔料インクフィル
ムの上記顔料インクを印刷媒体に付着させるものである
ことを要旨とする。
【0011】すなわち、本発明のプリンタ装置は、上記
第1記録ヘッドが光定着型直接感熱記録方式の記録ヘッ
ドであり、上記第2記録ヘッドが顔料インクが展着され
た顔料インクフィルムの上記顔料インクを印刷媒体に付
着させるものである。このため、第1記録ヘッドによる
写真画質の画像と顔料インクによる画像との2種類の異
なる画像をほぼ同時に印刷できる。また、第1記録ヘッ
ドが光定着型直接感熱記録方式の記録ヘッドであること
から、インクフィルム等の廃棄物の排出量が少なくな
る。
【0012】本発明のプリンタ装置において、上記顔料
インクフィルムが顔料インクとしてメタリック系顔料が
用いられたものである場合には、第1記録ヘッドによる
写真画質の画像とメタリック系顔料による画像との2種
類の異なる画像をほぼ同時に印刷でき、メタリック系顔
料によるキラキラ光った装飾性の高い印刷を行なうこと
ができる。
【0013】本発明のプリンタ装置において、上記顔料
インクフィルムが顔料インクとしてラメ系顔料が用いら
れたものである場合には、第1記録ヘッドによる写真画
質の画像とラメ系顔料による画像との2種類の異なる画
像をほぼ同時に印刷でき、ラメ系顔料によるキラキラ光
った装飾性の高い印刷を行なうことができる。
【0014】本発明のプリンタ装置において、上記顔料
インクが金属膜である場合には、第1記録ヘッドによる
写真画質の画像と金属膜による画像との2種類の異なる
画像をほぼ同時に印刷でき、金属膜によるキラキラ光っ
た装飾性の高い印刷を行なうことができる。
【0015】本発明のプリンタ装置において、上記顔料
インクフィルムが上記メタリック系顔料,ラメ系顔料,
金属膜の展着層の上に着色層を存在させたものである場
合には、メタリック系顔料,ラメ系顔料,金属膜による
キラキラ光った印刷部分について、ピンクやイエロー等
の所望の着色が施された印刷結果が得られ、より装飾性
の高い印刷を実現することができる。
【0016】本発明のプリンタ装置において、上記第2
記録ヘッドによる印刷の際に、印刷媒体の送り速度と顔
料インクフィルムの送り速度を変えるように制御する制
御手段を備えている場合には、顔料インクが印刷媒体上
においてまばらになったり余ったりして密着し、ラメ風
のキラキラした印刷結果を得ることができる。
【0017】本発明のプリンタ装置において、印刷媒体
の送り速度が顔料インクフィルムの送り速度よりも速く
なるよう制御する場合には、顔料インクが印刷媒体上に
おいてまばらになって密着し、ラメ風のキラキラした印
刷結果を得ることができる。
【0018】本発明のプリンタ装置において、上記第1
記録ヘッドで印刷された印刷媒体に、第2記録ヘッドで
顔料インクを付着させるようになっている場合には、第
1記録ヘッドで印刷された写真画質の画像の上に、顔料
による画像が印刷でき、顔料による画像が写真画像の中
で鮮明に浮き上がり、装飾性の高いプリントを提供でき
る。
【0019】本発明のプリンタ装置において、第2記録
ヘッドで顔料インクが付着された印刷媒体に、第1記録
ヘッドで印刷を行なうようになっている場合には、顔料
インクによる画像には第1記録ヘッドによる写真画質の
画像が透けて見えないことから、顔料による画像が写真
画質の画像の中で鮮明に浮き上がり、装飾性の高いプリ
ントを提供できる。
【0020】また、本発明の写真撮影装置は、被写体の
写真を撮影して販売する写真撮影装置であって、被写体
を撮影して撮影画像を電気的な画像信号にするカメラ
と、上記カメラで撮影した被写体の画像に係る画像信号
を受信して上記撮影画像を印刷媒体に印刷する印刷手段
とを備え、上記印刷手段が、主として上記カメラで撮影
された撮影画像を印刷媒体に記録する第1記録ヘッド
と、主として上記撮影画像以外の第2画像を印刷媒体に
印刷する第2記録ヘッドとを有し、上記第1記録ヘッド
が光定着型直接感熱記録方式の記録ヘッドであることを
要旨とする。
【0021】すなわち、本発明の写真撮影装置は、上記
印刷手段が、主として上記カメラで撮影された撮影画像
を印刷媒体に記録する第1記録ヘッドと、主として上記
撮影画像以外の第2画像を印刷媒体に印刷する第2記録
ヘッドとを有するものである。このため、カメラで撮影
された被写体の写真に多様な第2画像を印刷でき、利用
者は、多様な写真を楽しむことができる。また、上記第
1記録ヘッドが光定着型直接感熱記録方式の記録ヘッド
であるため、写真画質等の印刷に適したものとなるう
え、インクフィルム等の廃棄物の排出量が少なくなる。
【0022】本発明の写真撮影装置において、上記第2
記録ヘッドが、顔料インクが展着された顔料インクフィ
ルムの上記顔料インクを印刷媒体に付着させるものであ
る場合には、顔料インクの顔料シートを印刷媒体に転写
することにより、顔料による画像が鮮明に浮き上がり、
装飾性の高いプリントを提供できる。
【0023】本発明の写真撮影装置において、上記顔料
インクフィルムが顔料インクとしてメタリック系顔料が
用いられたものである場合には、第1記録ヘッドによる
写真画質の画像とメタリック系顔料による画像との2種
類の異なる画像をほぼ同時に印刷でき、メタリック系顔
料によるキラキラ光った装飾性の高いプリントを得るこ
とができる。
【0024】本発明の写真撮影装置において、上記顔料
インクフィルムが顔料インクとしてラメ系顔料が用いら
れたものである場合には、第1記録ヘッドによる写真画
質の画像とラメ系顔料による画像との2種類の異なる画
像をほぼ同時に印刷でき、ラメ系顔料によるキラキラ光
った装飾性の高いプリントを得ることができる。
【0025】本発明の写真撮影装置において、上記顔料
インクが金属膜である場合には、第1記録ヘッドによる
写真画質の画像と金属膜による画像との2種類の異なる
画像をほぼ同時に印刷でき、金属膜によるキラキラ光っ
た装飾性の高いプリントを得ることができる。
【0026】本発明の写真撮影装置において、上記顔料
インクフィルムが上記メタリック系顔料,ラメ系顔料,
金属膜の展着層の上に着色層を存在させたものである場
合には、メタリック系顔料,ラメ系顔料,金属膜による
キラキラ光った印刷部分について、ピンクやイエロー等
の所望の着色が施された印刷結果が得られ、より装飾性
の高いプリントを得ることができる。
【0027】本発明の写真撮影装置において、上記第2
記録ヘッドによる印刷の際に、印刷媒体の送り速度と顔
料インクフィルムの送り速度を変えるように制御する制
御手段を備えている場合には、顔料インクが印刷媒体上
においてまばらになったり余ったりして密着し、ラメ風
のキラキラしたプリントを得ることができる。
【0028】本発明の写真撮影装置において、印刷媒体
の送り速度が顔料インクフィルムの送り速度よりも速く
なるよう制御する場合には、顔料インクが印刷媒体上に
おいてまばらになって密着し、ラメ風のキラキラしたプ
リントを得ることができる。
【0029】本発明の写真撮影装置において、第1記録
ヘッドで印刷された印刷媒体に、第2記録ヘッドで顔料
インクを付着させるようになっている場合には、第1記
録ヘッドで印刷された撮影画像の写真画像の上に、顔料
による第2画像が印刷でき、顔料による画像が写真画像
の中で鮮明に浮き上がり、装飾性の高いプリントを提供
できる。
【0030】本発明の写真撮影装置において、第2記録
ヘッドで顔料インクが付着された印刷媒体に、第1記録
ヘッドで印刷を行なうようになっている場合には、顔料
インクによる画像には第1記録ヘッドによる写真画質の
画像が透けて見えないことから、顔料による画像が写真
画質の画像の中で鮮明に浮き上がり、装飾性の高いプリ
ントを提供できる。
【0031】本発明の写真撮影装置において、上記第2
画像が撮影画像に上書きされる上書き画像である場合に
は、上書き画像が写真画像の中で鮮明に浮き上がり、装
飾性の高いプリントを提供できる。
【0032】本発明の写真撮影装置において、上記上書
き画像をペン入力しうるペン入力部を備えている場合
や、上記上書き画像として手書き画像を入力しうるよう
になっている場合には、被写体が自分の気に入った好み
の上書き画像を手書き入力できるようになり、さらに楽
しみが大きくなる。
【0033】本発明の写真撮影装置において、上記印刷
手段が、第1記録ヘッドと第2記録ヘッドを有する1台
のプリンタである場合には、1台のプリンタ装置に第1
記録ヘッドと第2記録ヘッドとを備えていることから、
筐体の中に収容するプリンタ装置は1台でよいことか
ら、プリンタ装置の収容場所も小さくてすむうえ、プリ
ンタ装置自体も小型となって、筐体自体も小さくでき
る。また、従来のような2台のプリンタを連結する給紙
機構も不要であることから、給紙ミスもほとんど生じる
ことがなく、装置の停止や画像の印刷位置のずれる印刷
不良もほとんど生じなくなる。
【0034】本発明の写真撮影装置において、上記印刷
手段が、第1記録ヘッドを有する第1プリンタと、第2
記録ヘッドを有する第2プリンタとを含んで構成されて
いる場合には、プリンタ装置を2台連結することによ
り、比較的容易に装飾性の高いプリントを実現できる。
【0035】また、本発明の画像プリント装置は、第1
画像の画像信号に係る第1画像データを入力する第1画
像データ入力部と、上記第1画像に合成される第2画像
を入力する第2画像入力手段と、第1画像や第2画像等
の画像を表示する画像表示手段と、上記第1画像および
第2画像を印刷媒体に印刷する印刷手段とを備え、上記
印刷手段が、第1画像を印刷媒体に記録する第1記録ヘ
ッドと、第2画像を印刷媒体に印刷する第2記録ヘッド
とを有し、上記第1記録ヘッドが光定着型直接感熱記録
方式の記録ヘッドであることを要旨とする。
【0036】すなわち、本発明の画像プリント装置は、
印刷手段として請求項1〜11記載のプリンタ装置を用
いている。印刷手段が、第1画像を印刷媒体に記録する
第1記録ヘッドと、第2画像を印刷媒体に印刷する第2
記録ヘッドとを有している。このため、第1画像データ
入力部で入力された第1画像に多様な第2画像を印刷で
き、利用者は、多様な装飾的画像を楽しむことができ
る。また、上記第1記録ヘッドが光定着型直接感熱記録
方式の記録ヘッドであるため、写真画質等の印刷に適し
たものとなるうえ、インクフィルム等の廃棄物の排出量
が少なくなる。
【0037】本発明の画像プリント装置において、入力
された第1画像を編集する第1画像編集手段を備えてい
る場合には、編集された第1画像に装飾性の高い第2画
像を合成したプリントを提供することができる。
【0038】本発明の画像プリント装置において、複数
の印刷手段を備えている場合には、同時に印刷可能とす
ることにより、例えば、大量に印刷される記念集合写真
において待ち時間が少なくなる等の利点がある。
【0039】本発明の画像プリント装置において、複数
の画像表示手段を備えている場合には、複数人数でも操
作可能で、例えば、大人数の記念集合写真等の画像を入
力して編集等する場合に有利である。
【0040】本発明の画像プリント装置において、上記
印刷手段が、第1記録ヘッドと第2記録ヘッドを有する
1台のプリンタである場合には、1台のプリンタ装置に
第1記録ヘッドと第2記録ヘッドとを備えていることか
ら、筐体の中に収容するプリンタ装置は1台でよいこと
から、プリンタ装置の収容場所も小さくてすむうえ、プ
リンタ装置自体も小型となって、筐体自体も小さくでき
る。また、従来のような2台のプリンタを連結する給紙
機構も不要であることから、給紙ミスもほとんど生じる
ことがなく、装置の停止や画像の印刷位置のずれる印刷
不良もほとんど生じなくなる。
【0041】本発明の画像プリント装置において、上記
印刷手段が、第1記録ヘッドを有する第1プリンタと、
第2記録ヘッドを有する第2プリンタとを含んで構成さ
れている場合には、プリンタ装置を2台連結することに
より、比較的容易に装飾性の高いプリントを実現でき
る。
【0042】また、本発明の印刷媒体は、請求項1〜3
0のいずれか一項記載のプリンタ装置,写真撮影装置,
画像プリント装置に用いられることを第1の要旨とし、
請求項1〜30のいずれか一項記載のプリンタ装置,写
真撮影装置,画像プリント装置で印刷されたことを第2
の要旨とする。
【0043】また、本発明の画像プリント方法は、第1
画像の画像信号に係る第1画像データを入力する第1画
像データ入力ステップと、上記第1画像に合成される第
2画像を入力する第2画像入力ステップと、第1画像や
第2画像等の画像を表示する画像表示ステップと、上記
第1画像および第2画像を印刷媒体に印刷する印刷ステ
ップとを備え、上記印刷ステップにおいて、光定着型直
接感熱記録方式の第1記録ヘッドと顔料インクが展着さ
れた顔料インクフィルムの上記顔料インクを印刷媒体に
付着させる第2記録ヘッドとで印刷を実行するようにし
たことを要旨とする。
【0044】すなわち、本発明の画像プリント方法は、
印刷ステップにおいて、光定着型直接感熱記録方式の第
1記録ヘッドと顔料インクが展着された顔料インクフィ
ルムの上記顔料インクを印刷媒体に付着させる第2記録
ヘッドとで印刷を実行するようにしている。このため、
第1画像データ入力ステップで入力された第1画像に多
様な第2画像を印刷でき、利用者は、多様な装飾的画像
を楽しむことができる。また、上記第1記録ヘッドが光
定着型直接感熱記録方式の記録ヘッドであるため、写真
画質等の印刷に適したものとなるうえ、インクフィルム
等の廃棄物の排出量が少なくなる。
【0045】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0046】図1は、本発明の写真撮影装置の一実施の
形態を示す図である。この写真撮影装置は、筐体1の内
部および表面に各種の装置が設けられている。ここで、
説明の便宜上、筐体1において、使用者(被写体)2と対
面する側(図1の左側)を筐体1の前側とし、反対側
(図1の右側)を筐体1の後側とする。
【0047】上記筐体1の内部空間には、被写体2を撮
影するカメラ6と、上記カメラ6から画像信号を受信し
て画像の合成等を行なうコンピュータ装置7と、このコ
ンピュータ装置7から送信された合成画像等の画像信号
を受信して画像を表示するディスプレイ8とが設けられ
ている。
【0048】上記筐体1のカメラ6の前側に対応する部
分には、ガラス・プラスチック等の透明板14が嵌めこ
まれている。また、上記ディスプレイ8は、被写体2に
向かって斜め上向きに配設され、ディスプレイ8に表示
された画像が使用者2によって目視されるようになって
いる。
【0049】さらに、上記筐体1の前面には、操作部1
6が設けられている。この操作部16は、使用者2が各
種の操作を行なうボタン・レバー等を有し、コンピュー
タ装置7に操作信号を送信する。
【0050】また、上記操作部16には、タッチペン1
2が備えられている。このタッチペン12は、その先端
をディスプレイ(例えば、LCDタブレット,タッチパ
ネル等が用いられる)8の表面に接触させ、文字や図形
等を描くことにより画像を手書き入力等できるようにな
っている。そして、上記手書き入力された文字・図形等
の画像データがディスプレイ8に表示され、印刷媒体1
5に印刷される。
【0051】この例において、使用者2がディスプレイ
8から見る合成画像は、コンピュータ装置7に予め記憶
された記憶画像(所望のフレームや前景等、以下「フレ
ーム画像」という)に、カメラ6による被写体2の撮影
画像が合成されたものである。そして、被写体2による
操作部16の操作によって合成画像が固定され、合成画
像の固定後、タッチペン12による手書き画像やスタン
プ画像が入力されると、この入力画像が上記合成画像に
さらに合成された画像が表示されるようになっている。
【0052】また、上記筐体1の内部空間には、コンピ
ュータ装置7から送信された合成画像の信号を受信し、
この合成画像を印刷媒体15に印刷して写真プリントを
生成するプリンタ9が設けられている。上記プリンタ9
で画像が印刷された印刷媒体15は、筐体1前面に形成
された送出口19から送出されるようになっている。
【0053】そして、上記プリンタ9は、後述するよう
に、主として上記カメラ6で撮影された撮影画像を印刷
媒体15に記録する第1記録ヘッド43(図4参照)
と、上記タッチペン12で入力されたペン入力による上
書き画像を印刷媒体15に印刷する第2記録ヘッド45
(図4参照)とを有している。そして、上記第1記録ヘ
ッド43で撮影画像が印刷された印刷媒体15に、第2
記録ヘッド45により上書き画像が印刷されるようにな
っている。
【0054】上記タッチペン12による上書き画像は、
後述するように、手書き画像やスタンプ画像を含む。そ
して、上記手書き画像やスタンプ画像は、第1記録ヘッ
ド43による普通色の画像と、顔料インクによる金・銀
等のメタリック色の画像とを含み、普通色の画像は第1
記録ヘッド43で記録され、メタリック色の画像は第2
記録ヘッド45で記録されるようになっている。
【0055】また、筐体1の前面には、コイン投入口
(図示せず)が設けられ、筐体1内部のコイン投入口に
隣接した位置に、投入したコインを検出してコンピュー
タ装置7に検出信号を送信するコイン検出部17(図2
参照)が設けられている。また、筐体1前面の適所に
は、コンピュータ装置7から音声信号を受信して音声出
力するスピーカ18(図2参照)、被写体2を照射する
ライト(図示せず)が設けられている。
【0056】そして、上記被写体2の背後には、外部か
らの光を遮断するカーテン3が配設されている。このカ
ーテン3は、筐体1の前面の上部および下部から突出さ
れた支持フレーム4,5によって支持される。上記カー
テン3の内面には、画像の合成手法に応じた色彩が施さ
れる。例えば、クロマキー合成であれば、カーテン3の
内面全体に緑,青等のクロマキー合成に適当な色の着色
が施される。
【0057】つぎに、上記コンピュータ装置7のシステ
ム構成について詳しく説明する。
【0058】図2に示すように、上記コンピュータ装置
7は、画像の合成を行なう画像合成手段30と、カメラ
6による撮影や画像の合成等の制御を行なう撮影・合成
制御部31とを備えている。上記撮影・合成制御部31
は、コイン検出部17からの検出信号を受信することに
より、撮影や画像合成等の制御を開始するようになって
いる。
【0059】また、上記コンピュータ装置7には、所定
のフレーム画像を格納するフレーム画像メモリ33が設
けられている。一方、上記ディスプレイ8には、タッチ
ペン12によって手書き画像等がペン入力されるペン入
力部35と、合成画像を表示する表示部36とが設けら
れている。
【0060】そして、上記画像合成手段30は、カメラ
6による撮影画像とフレーム画像メモリ33に格納され
たフレーム画像とを合成してディスプレイ8の表示部3
6に表示するようになっている。また、上記画像合成手
段30は、上記被写体2による操作部16の操作により
上記合成画像を固定し、この固定された静止画像に、タ
ッチペン12によってディスプレイ8のペン入力部35
に入力された文字や図形等の手書き画像等を合成するよ
うになっている。
【0061】上記画像合成手段30で合成された合成画
像(撮影画像とフレーム画像との合成画像ならびに静止
画像とペン入力画像との合成画像)は、ディスプレイ8
の表示部36に表示されるようになっている。
【0062】さらに、上記コンピュータ装置7には、ス
ピーカ18から音声を出力させる音声出力回路32が設
けられている。また、上記コンピュータ装置7は、上記
プリンタ9による印刷を制御する印刷制御部34を備え
ている。
【0063】ここで、カメラ6で撮影された被写体2の
撮影画像Aと、フレーム画像B、ならびにタッチペン1
2で入力されたペン入力画像Cとの、3つの画像のデー
タがディスプレイ8,画像合成手段30,プリンタ9に
転送される状態について詳しく説明する。
【0064】すなわち、図3に示すように、ディスプレ
イ8の表示部36には、第1および第2画層23,24
の2つの画層が重なった状態で合成画像が表示される。
そして、画像合成手段30には、上記第1および第2画
層23,24にそれぞれ対応する第1および第2画層メ
モリ21,22が設けられている。
【0065】上記第1画層メモリ21には、カメラ6で
撮影された被写体2の撮影画像A,フレーム画像メモリ
33に格納されていたフレーム画像Bが合成されて格納
される。また、タッチペン12で入力されたペン入力画
像のうち、メタリック色以外の普通色の画像C1も、第
1画層メモリ21に格納される。一方、第2画層メモリ
22には、画像生成装置39で生成されたペン入力画像
のうち、金・銀等のメタリック色の画像C2が格納され
る。
【0066】そして、第1画層メモリ21に格納された
被写体2の撮影画像Aとフレーム画像Bおよびタッチペ
ン12でのペン入力画像のうち普通色の画像C1は、合
成されて第1画層23に表示される。また、第2画層メ
モリ22に格納されたタッチペン12でのペン入力画像
のうちメタリック色の画像C2は、第2画層24に表示
される。そして、被写体2は、重なった第1画層23と
第2画層24を図示の矢印の方向から見ることにより、
すべての画像A,B,C1,C2が合成された画像を見
ることができる。
【0067】一方、上記第1画層メモリ21に格納され
た合成画像(いずれも普通色の画像である)の画像デー
タA+B+C1と、第2画層メモリ22に格納されたタ
ッチペン12でのペン入力画像のうちメタリック色の画
像C2とは、それぞれプリンタ9に送られる。
【0068】なお、上記実施の形態において、タッチペ
ン12でのペン入力画像ひとつを普通色の画像C1とメ
タリック色の画像C2とで構成するようにすることもで
きる。一例として、ひとつのスタンプ画像が、中心部を
形成する普通色の画像C1と、縁取り部を形成するメタ
リック色の画像C2とから構成させることがあげられ
る。
【0069】ここで、上記プリンタ9について詳しく説
明する。
【0070】上記プリンタ9は、図4に示すように、第
1記録ヘッド43と第2記録ヘッド45との2つの記録
ヘッドを備えている。
【0071】上記第1記録ヘッド43は、光定着型直接
感熱記録方式の記録ヘッドである。(例えば、フジフィ
ルム社製「TA方式」)この光定着型直接感熱記録方式
は、加熱によって発色する感熱紙を使用した熱転写印刷
方式である。この第1記録ヘッド43は、印刷媒体15
として、図5に示すような感熱紙を用いて印刷記録する
のに適当なサーマルヘッドである。
【0072】上記印刷媒体15は、基材80の印刷面
に、シアンを熱発色するシアン記録層81A,マゼンタ
を熱発色するマゼンタ記録層81B,イエローを熱発色
するイエロー記録層81Cの3層の熱発色層が設けら
れ、その上を耐熱性保護層82で覆われている。
【0073】上記第1記録ヘッド43による記録は、サ
ーマルヘッドによる加熱と、紫外線による定着を繰り返
し、カラーの写真画質印刷を行なう。各熱発色層は、そ
れぞれが濃度の階調を表現することができ、全体の色は
この発色層の重ねあわせによって表現されるため、1ド
ットが濃度階調を持つフルカラー印刷が可能である。
【0074】このような第1記録ヘッド43による印刷
記録では、印刷媒体15自体が発色するので、インクリ
ボンやインクカートリッジなどが不要でランニングコス
トが安上がりである。また、表面が耐熱性保護層82で
覆われているため転写や傷に強く、しかも、後述する第
2記録ヘッド45による顔料インクの密着性も高いとい
う効果を奏する。
【0075】上記第2記録ヘッド45は、金・銀のメタ
リック色の顔料インクが展着された顔料インクフィルム
46の上記顔料インクを上記第2記録ヘッド45の熱に
より印刷媒体15に転写して吸着させる溶融型の記録ヘ
ッドである。
【0076】ここで、上記第2記録ヘッド45で上書き
画像を印刷する際に用いるインクとしては、写真画質の
画像上に印刷された上書き画像が鮮明に浮かび上がる不
透明の顔料インクが好適に用いられる。
【0077】上記顔料インクに用いられる顔料として
は、特に限定するものではなく、各種のものが使用され
る。例えば、アゾ顔料,フタロシアニン,縮合多環顔料
等の各種有機顔料や、酸化チタンや亜鉛華等の各種酸化
物,アルミナホワイト等の各種水酸化物,カドミウムエ
ロー等の各種硫化物をはじめ、クロム酸,硫酸塩,炭酸
塩,珪酸塩,燐酸塩,砒酸塩,フェロシアン化物,炭
素,金属粉等の各種無機顔料等があげられる。
【0078】これらのなかでも、特に、ブロンズ粉やア
ルミニウム粉等を用いた金色,銀色等のメタリック顔料
インクが、上書き画像がキラキラ光る装飾的な効果が高
く、好適に用いられる。上記メタリック色の印刷にあた
っては、アルミニウム等の金属が蒸着されたフィルムを
インクリボンとして用いることもできる。本発明の顔料
インクは、このような態様も含む趣旨である。また、各
種蛍光顔料,パール顔料,蓄光顔料,示温顔料等も装飾
的に優れているため、好適に用いられる。
【0079】また、上記プリンタ9は、上記第1画層メ
モリ21および第2画層メモリ22から画像データが入
力される画像信号入力部40と、上記画像信号入力部4
0に入力された画像データを一時的に蓄えるバッファメ
モリ41と、上記バッファメモリ41に蓄えられた画像
データを受信して上記第1および第2記録ヘッド43,
45の駆動ならびに制御を行なうヘッド制御手段42と
を備えている。
【0080】上記バッファメモリ41は、上記第1画層
メモリ21に格納された被写体2の撮影画像Aとフレー
ム画像Bおよびタッチペン12でのペン入力画像のうち
普通色の画像C1を一時的に蓄える第1バッファ41A
と、第2画層メモリ22に格納されたタッチペン12で
のペン入力画像のうちメタリック色の画像C2を一時的
に蓄える第2バッファ41Bとを有している。
【0081】また、上記ヘッド制御手段42は、第1バ
ッファ41Aに蓄えられた被写体2の撮影画像Aとフレ
ーム画像Bおよびタッチペン12でのペン入力画像のう
ち普通色の画像C1に係る画像データを第1記録ヘッド
43に送り、第1記録ヘッド43による印刷を制御する
第1ヘッド制御部42Aと、第2バッファ41Bに蓄え
られたタッチペン12でのペン入力画像のうちメタリッ
ク色の画像C2に係る画像データを第2記録ヘッド45
に送り、第2記録ヘッド45による顔料インクの印刷を
制御する第2ヘッド制御部42Bとを備えている。
【0082】図4において、47は印刷媒体15を送っ
たり一時的に位置決めするロールである。また、この例
では、印刷媒体15として、あらかじめ一定の寸法に切
断されたカット紙が用いられ、上記カット紙を1枚ずつ
両記録ヘッド43,45に供給するようになっている。
【0083】この例では、上記プリンタ9の寸法は、印
刷媒体15の収容空間を含めても、奥行き約50cm程
度、幅約30cm程度、高さ約32cm程度の寸法に収
まっており、極めて小型である。
【0084】上記プリンタ9により、撮影画像とペン入
力画像とが印刷されて写真プリントが生成される。すな
わち、まず、上記第1記録ヘッド43により、上記第1
画層メモリ21に格納された被写体2の撮影画像Aとフ
レーム画像Bおよびタッチペン12でのペン入力画像の
うち普通色の画像C1が印刷媒体15に印刷される。つ
いで、上記第2記録ヘッド45により、上記第1記録ヘ
ッド43で普通色の印刷が行なわれた印刷媒体15に、
第2画層メモリ22に格納されたタッチペン12でのペ
ン入力画像のうちメタリック色の画像C2が印刷され
る。
【0085】つぎに、上記写真撮影装置の動作につい
て、図6に示すフローチャートをもとに説明する。な
お、図において「S」は、ステップを意味する。
【0086】まず、使用者2がコインを投入すると、フ
レーム画像メモリ33に格納されたフレーム画像をディ
スプレイ8の表示部36に表示して、ディスプレイ8上
の画像およびスピーカ18からの音声により使用者2に
所望のフレーム画像の選択を支持する。なお、ここで選
択されるフレーム画像は、ひとつでもよいし、ふたつ以
上でも差し支えない。
【0087】使用者2が所望のフレーム画像を選択する
と(S1)、カメラ6による被写体2の撮影が開始され
る(S2)。ついで、画像合成手段30により、カメラ
6による撮影画像Aとフレーム画像Bとが合成され、デ
ィスプレイ8の表示部36に合成画像が表示される(S
3)。
【0088】そして、使用者2がディスプレイ8の表示
画像を見ながら被写体2の位置調整を完了した後に、操
作部16の調整完了ボタンを押すと、使用者2にポーズ
をとるよう指示され、それから所定時間後に画像合成手
段30により合成画像が固定される(S4)。このと
き、ディスプレイ8には、そのときの合成画像が静止画
像として表示される。
【0089】つぎに、使用者2に上記静止画像のプレビ
ューの確認を促し、使用者2が撮りなおしを希望する場
合は、ステップ2に戻り、新たに撮影が開始される。一
方、使用者2が撮りなおしを希望しない場合は、使用者
2にタッチペン12によるペン入力を促すよう指示す
る。
【0090】このとき、まず、メタリック色以外の普通
色のペン入力が指示され、使用者2は、タッチペン12
の先端をディスプレイ8表面のペン入力部35に接触さ
せて所望の文字や図形等の画像を入力する(S6)。例
えば、図7に示すように、ディスプレイ8に表示された
ペンのアイコン25Aをタップしてから、静止画像の上
にタッチペン12の先端で好みの文字等を入力すること
により、手書きの文字等が上記静止画像に合成され、デ
ィスプレイ8に表示される。そして、入力された普通色
の文字等の画像データC1は、第1画層メモリ21に格
納され、第1画層23に表示される(図3参照)。
【0091】普通色でのペン入力が終了すると、使用者
2に、メタリック色でのペン入力を促すよう指示すると
ともに、第1画層メモリ21の画像データがプリンタ9
に送られ、第1記録ヘッド43による普通色の写真の印
刷が開始される(S7)。
【0092】一方、使用者2は、タッチペンによるメタ
リック色のペン入力を行い(S8)、メタリック色の手
書きの文字等が上記静止画像に合成され、ディスプレイ
8に表示される。
【0093】このメタリック色のペン入力は、例えば、
金色のペンのアイコン25Bや銀色のペンのアイコン2
5Cをタップしてからディスプレイ8の表面に手書きで
文字等を描くことにより行われる。また、星マークのア
イコン26やハートマークのアイコン27をタップして
星マークやハートマーク等のスタンプ画像を静止画像の
任意の位置に配置することもできる。そして、入力され
たメタリック色の文字等の画像データC2は、第2画層
メモリ22に格納され、第2画層24に表示される(図
3参照)。
【0094】そして、メタリック色のペン入力が終了す
ると、第2画層メモリ22の画像データがプリンタ9に
送られ、上記第1記録ヘッド43による印刷が終了した
のち、印刷された写真が第2記録ヘッド45まで送ら
れ、第2記録ヘッド45によるメタリック色の上書き画
像の印刷が開始される(S9)。そして、被写体2の撮
影画像Aとフレーム画像Bおよび普通色のペン入力画像
C1が合成された写真の上に、メタリック色のペン入力
画像C2が上書き印刷された印刷媒体15が送出され
る。
【0095】このように、上記写真撮影装置によれば、
カメラ6で撮影された被写体2の写真に多様な上書き画
像を印刷でき、利用者2は、多様な写真を楽しむことが
できる。また、1台のプリンタ9に第1記録ヘッド43
と第2記録ヘッド45とを備えていることから、筐体1
の中に収容するプリンタ9は1台でよく、プリンタ9の
収容場所も小さくてすみ、筐体1自体も小さくできる。
また、従来のような2台のプリンタを連結する給紙機構
も不要であることから、給紙ミスもほとんど生じること
がなく、装置の停止や画像の印刷位置のずれる印刷不良
もほとんど生じなくなる。また、第1記録ヘッド43が
光定着型直接感熱記録方式の記録ヘッドであることか
ら、インクフィルム等の廃棄物の排出量が少なくなる。
また、インクリボンやインクカートリッジなどが不要で
ランニングコストが安上がりである。さらに、表面が耐
熱性保護層82で覆われているため転写や傷に強く、し
かも、後述する第2記録ヘッド45による顔料インクの
密着性も高いという効果を奏する。
【0096】また、上記写真撮影装置は、ディスプレイ
8に、カメラ6で撮影された被写体2の画像と上書き画
像との合成画像が表示されるようになっているため、被
写体2が、ディスプレイ8に表示される自分の画像を見
て仕上がり状態を確認しながら、ポーズをとったり好み
の上書き画像を入力できる。
【0097】また、上記プリンタ9によれば、上記写真
撮影装置が容易に得られ、写真画質の画像と顔料インク
による画像との2種類の異なる画像をほぼ同時に印刷で
きる。
【0098】なお、上記実施の形態では、第2記録ヘッ
ド45でメタリック色の印刷を行なうようにしたが、こ
れに限定するものではなく、白,黒,赤,黄等各種の色
の印刷を行なうようにしてもよい。
【0099】また、上記実施の形態では、印刷媒体15
としてカット紙を用いた例を示したが、これに限定する
ものではなく、ロール状に巻き取られたロール紙を引き
出して順次供給し、印刷のたびに必要長さに切断するよ
うにしてもよい。
【0100】さらに、上記実施の形態では、第1記録ヘ
ッド43で普通色の印刷を行ない、その後に第2記録ヘ
ッド45で顔料インクによるメタリック色の印刷を行な
うようにしたが、これに限定するものではない。すなわ
ち、第2記録ヘッド45で顔料インクによるメタリック
色の印刷を行ない、その後に第1記録ヘッド43で普通
色の印刷を行なうようにすることも可能である。
【0101】また、上記実施の形態では、タッチペンに
よる普通色の上書き画像の入力後、メタリック色の上書
き画像の入力の終了を待たずに第1記録ヘッド43によ
る印刷を開始するようにしたが、これに限定するもので
はなく、タッチペンによる普通色の上書き画像の入力
後、メタリック色の上書き画像の入力が終了してから第
1および第2記録ヘッド43,45による印刷を開始す
るようにしてもよい。
【0102】また、上記カメラ6としては、デジタルカ
メラを用いることもできるし、ビデオカメラを用いるこ
ともでき、特に限定するものではない。また、上記実施
の形態において、印刷媒体15としては、上述したよう
に、熱発色層と耐熱性保護層82とを有し、光定着型直
接感熱記録方式の記録に適したものであれば、特に限定
するものではなく、例えば、紙類,シール,プラスチッ
クフィルム,カード類,布,不織布,ガラス板,樹脂板
等各種のものを用いることができる。
【0103】さらに、上記実施の形態では、1台のカメ
ラ6を備えた例を示したが、これに限定するものではな
く、複数台のカメラ6を備えるようにしても差し支えな
い。
【0104】図8(a)は、本発明に用いる顔料インク
フィルム46の一例を示す断面図である。この顔料イン
クフィルム46は、基材フィルム60の下面に剥離層6
1を介して金属蒸着膜62が展着されている。上記金属
蒸着膜62の下面には、粘着層63が形成されている。
【0105】上記顔料インクフィルム46を用いて印刷
する際には、粘着層63の側を印刷媒体15に対面さ
せ、基材フィルム60の上面側を第2記録ヘッド45に
よって加熱する。このとき加熱された部分の粘着層63
が印刷媒体15に粘着するとともに、金属蒸着膜62が
剥離層61を境に基材フィルム60から剥離し、金属蒸
着膜62が印刷媒体15の表面に付着もしくは吸着す
る。
【0106】したがって、第1記録ヘッド43で写真画
質の印刷を行なったのち、上記顔料インクフィルム46
で印刷を行なうことにより、金属蒸着膜62によりキラ
キラ光る画像が上書きされた写真プリントを得ることが
できる。
【0107】一方、印刷媒体15の表面に金属蒸着膜6
2が付着すると、第1記録ヘッド43による写真画像が
透けて見えにくくなる。このため、あらかじめ上記顔料
インクフィルム46で金属蒸着膜62を表面に付着もし
くは吸着させた印刷媒体15に第1記録ヘッド43で写
真画質の印刷を行なうことにより、金属蒸着膜62によ
りキラキラ光る画像が浮かび上がった写真プリントを得
ることができる。
【0108】図8(b)は、本発明に用いる顔料インク
フィルム46の他の例を示す断面図である。この顔料イ
ンクフィルム46は、基材フィルム60の下面に剥離層
61を介して透明インクによる着色層64が形成され、
この着色層64の下面に金属蒸着膜62が展着されてい
る。上記金属蒸着膜62の下面には、粘着層63が形成
されている。
【0109】この顔料インクフィルム46を用いること
により、金属蒸着膜62等によるキラキラ光った印刷部
分の上にピンクやイエロー等の所望の着色が施された着
色メタリックの上書き画像等を印刷することができるよ
うになる。
【0110】図9は、本発明のプリンタ装置の第2の実
施の形態を示す。この例は、図8(a)で例示した顔料
インクフィルム46を使用したもので、上記顔料インク
フィルム46は、基材フィルム60の下面に金属蒸着膜
62が展着されたものである(剥離層61および粘着層
63は図示していない)。そして、上述したように、第
2記録ヘッド45により金属蒸着膜62を印刷媒体15
の表面に熱転写することが行なわれる。
【0111】このプリンタ装置では、第2記録ヘッド4
5によって金属蒸着膜62を印刷媒体15の表面に熱転
写を行なう際に、通常の印刷では顔料インクフィルム4
6と印刷媒体15の送り速度を略同一に設定するとこ
ろ、印刷媒体15の送り速度と顔料インクフィルム46
の送り速度を変えるように制御するようになっている。
このようにすることにより、金属蒸着膜62が印刷媒体
15上においてまばらになったり余ってしわになりなが
ら密着し、ラメ風のキラキラした印刷結果を得ることが
できる。
【0112】この場合、印刷媒体15の送り速度が顔料
インクフィルム46の送り速度よりも速くなるよう制御
するのが好ましい。このようにすることにより、金属蒸
着膜62が印刷媒体15上においてまばらになって密着
し、ラメ風のキラキラした印刷結果を得ることができ
る。
【0113】なお、上述した各例において、金属蒸着膜
62のかわりに金属箔を用いることもできる。また、上
記金属蒸着膜62のかわりに、光が乱反射するようアル
ミ粉,アルミニウム等の金属箔片,ホログラムフィルム
片,ガラス粉,金属蒸着フィルム片等が含有されたラメ
系顔料層を展着させるようにしてもよい。このようなラ
メ系顔料層を用いることにより、ラメ状の印刷が可能に
なる。
【0114】また、上記金属蒸着膜62のかわりに、金
ホログラム,銀ホログラム,着色ホログラム,透明ホロ
グラム等に代表されるようなホログラムフィルムを用い
ることもできるし、レインボーシートや油膜シート,虹
色フィルム等のような特殊な視覚的効果を有するフィル
ムを用いることもできる。すなわち、本発明における顔
料インクとは、これらの多様な態様のものを含む趣旨で
ある。
【0115】図10は、本発明の写真撮影装置の第2の
実施の形態を示す。この装置は、第1記録ヘッド43を
有して普通色の写真画質を印刷する第1プリンタ9A
と、第2記録ヘッド45を有してメタリック色等の印刷
を行なう第2プリンタ9Bとを備えている。この例で
は、第1プリンタ9Aで印刷され第1プリンタの送出口
13から抄出された印刷媒体15が、シュータ11を介
して第2プリンタ9Bの給紙口に供給されるようになっ
ている。それ以外は、上記実施の形態と同様であり、同
様の部分には同じ符号を付している。この装置では、プ
リンタ装置を2台連結することにより、比較的容易に装
飾性の高いプリントを実現できる。それ以外は、上記実
施の形態と同様の作用効果を奏する。なお、この例にお
いて、第2プリンタ9Bで印刷したあと第1プリンタ9
Aで印刷するようにもできる。
【0116】図11は、本発明の画像プリント装置の一
実施の形態を示す。
【0117】この画像プリント装置は、写真画像等の第
1画像の画像信号に係る画像データを入力する画像デー
タ入力部と、上記写真画像等の第1画像に合成される手
書き画像等の第2画像を入力する2つのタッチペン12
と、写真画像や手書き画像等の画像を表示する2つのデ
ィスプレイ8と、上記写真画像および手書き画像等を印
刷媒体15に印刷する2つのプリンタ9とを備えてい
る。そして、上記プリンタ9として、上述した第1およ
び第2記録ヘッド43,45を備えたプリンタ装置が用
いられている。
【0118】上記画像プリント装置は、写真画像等の第
1画像を入力する画像データ入力部として、メモリステ
ィック,フロッピー(登録商標)ディスク,CD−R,
DVD,PD,MO,スマートメディア,コンパクトフ
ラッシュ(登録商標),SDカード等の記録媒体72か
ら画像データを読み取る読み書き装置71を備えてい
る。
【0119】また、上記画像データ入力部として、デジ
タルカメラ,ビデオカメラ,携帯電話,PDA,パソコ
ン,スキャナ等の端末装置を接続して上記端末装置に格
納されている画像データを入力するインターフェース端
子70を備えている。上記インターフェース端子70と
しては、例えば、USB,RS−232C,パラレル,
IEEE1394,SCSI等の各種の規格を適用する
ことができる。また、赤外線通信(IrDA)やBlu
etooth等の無線インターフェースを適用すること
も可能である。
【0120】また、上記画像データ入力部として、Et
hernet(登録商標)規格のケーブル端子を設け、
LANやWAN等のネットワーク73経由で画像データ
を入力するようにすることもできる。
【0121】上記画像プリント装置は、図2に示すもの
と同様に画像合成手段,制御部,印刷制御部等を有する
コンピュータ装置7を備えている。上記コンピュータ装
置7は画像編集手段を備え、画像データ入力手段に入力
された写真画像等の画像データの加工や編集を行ないう
るようになっている。上記加工や編集としては、例え
ば、画像サイズや解像度の変更,明るさ・コントラスト
・レベルの補正,トリミング,拡大,縮小,変形,削除
等があげられる。これらの加工や編集は、画像全体に行
なうこともできるし、画像のある領域を選択して行なう
こともできる。
【0122】加工や編集の作業は、例えば、つぎのよう
にして行なうことができる。まず、コンピュータ装置7
に読み取られた複数の画像データをディスプレイ8に一
覧表示し、編集対象となる画像をタッチペン12で選択
する。選択された画像は2つのディスプレイ8のうち少
なくとも1つに表示され、タッチペン12の操作により
加工や編集が行なわれる。加工された画像の画像データ
は、記録媒体72に上書き保存することもできるし、コ
ンピュータ装置7の格納部に格納することもできる。
【0123】上記画像プリント装置は、加工・編集前の
元画像や加工・編集後の画像に対してタッチペン12に
より手書き画像やスタンプ画像を入力し、画像合成を行
なうようになっている。合成画像はディスプレイ8に表
示され、コンピュータ装置7にあらかじめ格納されてい
るフレーム画像や背景画像等と合成することもできる。
合成画像の画像データは、記録媒体72に上書き保存す
ることもできるし、コンピュータ装置7の格納部に格納
することもできる。
【0124】上記画像プリント装置では、元画像,編集
画像,合成画像等の中から、タッチペン12により印刷
対象となる画像を選択してプリント出力できるようにな
っている。印刷対象画像は1枚または2枚以上選択可能
で、印刷レイアウトや印刷部数の設定を行ないうるよう
になっている。
【0125】上記画像プリント装置は、ディスプレイ8
およびタッチペン12をそれぞれ複数(この例では2
つ)備えていることから、1人でも効率的に操作でき、
複数人数でも操作することが可能で、例えば、大人数の
記念集合写真等の画像を入力して編集等する場合に有利
である。
【0126】また、上記画像プリント装置は、プリンタ
9を複数(この例では2つ)備えていることから、2台
のプリンタ9で同時に印刷可能とすることにより、例え
ば、大量に印刷される記念集合写真において待ち時間が
少なくなる等の利点がある。
【0127】そして、本発明のプリンタ,画像プリント
装置,写真撮影装置は、例えば、DPEショップ,冠婚
葬祭会場,イベント会場,観光地等において用いること
ができる。そして、本発明の画像プリント提供方法は、
上記のようなさまざまな場所で行なうことができ、装飾
性の高い写真プリントを提供することができる。
【0128】
【発明の効果】以上のように、本発明のプリンタ装置に
よれば、上記第1記録ヘッドが光定着型直接感熱記録方
式の記録ヘッドであり、上記第2記録ヘッドが顔料イン
クが展着された顔料インクフィルムの上記顔料インクを
印刷媒体に付着させるものである。このため、第1記録
ヘッドによる写真画質の画像と顔料インクによる画像と
の2種類の異なる画像をほぼ同時に印刷できる。また、
第1記録ヘッドが光定着型直接感熱記録方式の記録ヘッ
ドであることから、インクフィルム等の廃棄物の排出量
が少なくなる。
【0129】また、本発明の写真撮影装置によれば、上
記印刷手段が、主として上記カメラで撮影された撮影画
像を印刷媒体に記録する第1記録ヘッドと、主として上
記撮影画像以外の第2画像を印刷媒体に印刷する第2記
録ヘッドとを有するものである。このため、カメラで撮
影された被写体の写真に多様な第2画像を印刷でき、利
用者は、多様な写真を楽しむことができる。また、上記
第1記録ヘッドが光定着型直接感熱記録方式の記録ヘッ
ドであるため、写真画質等の印刷に適したものとなるう
え、インクフィルム等の廃棄物の排出量が少なくなる。
【0130】さらに、本発明の画像プリント装置によれ
ば、印刷手段として請求項1〜11記載のプリンタ装置
を用いている。印刷手段が、第1画像を印刷媒体に記録
する第1記録ヘッドと、第2画像を印刷媒体に印刷する
第2記録ヘッドとを有している。このため、第1画像デ
ータ入力部で入力された第1画像に多様な第2画像を印
刷でき、利用者は、多様な装飾的画像を楽しむことがで
きる。また、上記第1記録ヘッドが光定着型直接感熱記
録方式の記録ヘッドであるため、写真画質等の印刷に適
したものとなるうえ、インクフィルム等の廃棄物の排出
量が少なくなる。
【0131】また、本発明の画像プリント方法によれ
ば、印刷ステップにおいて、光定着型直接感熱記録方式
の第1記録ヘッドと顔料インクが展着された顔料インク
フィルムの上記顔料インクを印刷媒体に付着させる第2
記録ヘッドとで印刷を実行するようにしている。このた
め、第1画像データ入力ステップで入力された第1画像
に多様な第2画像を印刷でき、利用者は、多様な装飾的
画像を楽しむことができる。また、上記第1記録ヘッド
が光定着型直接感熱記録方式の記録ヘッドであるため、
写真画質等の印刷に適したものとなるうえ、インクフィ
ルム等の廃棄物の排出量が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真撮影装置の一実施の形態を示す縦
断面図である。
【図2】上記写真撮影装置のシステム構成図である。
【図3】ディスプレイと画像合成手段と第1および第2
プリンタとのデータ転送状態を示す説明図である。
【図4】本発明のプリンタの一実施の形態を示す構成説
明図である。
【図5】本発明のプリンタで用いる印刷媒体の一例を示
す断面図である。
【図6】上記写真撮影装置の動作を説明するフローチャ
ート図である。
【図7】タッチペンで入力する状態を説明する図であ
る。
【図8】本発明に用いる顔料インクフィルムの一例を示
す断面図である。
【図9】本発明における顔料インクフィルムと印刷媒体
の送りの関係を示す図である。
【図10】本発明の写真撮影装置の第2の実施の形態を
示す縦断面図である。
【図11】本発明の画像プリント装置を示す斜視図であ
る。
【図12】従来の写真撮影装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 被写体(使用者) 3 カーテン 4 支持フレーム 5 支持フレーム 6 カメラ 7 コンピュータ装置 8 ディスプレイ 9 プリンタ 9A 第1プリンタ 9B 第2プリンタ 11 シュータ 12 タッチペン 13 送出口 14 透明板 15 印刷媒体 16 操作部 17 コイン検出部 18 スピーカ 19 送出口 21 第1画層メモリ 22 第2画層メモリ 23 第1画層 24 第2画層 25A アイコン 25B アイコン 25C アイコン 26 アイコン 27 アイコン 30 画像合成手段 31 撮影・合成制御部 32 音声出力回路 33 フレーム画像メモリ 34 印刷制御部 35 ペン入力部 36 表示部 39 画像生成装置 40 画像信号入力部 41 バッファメモリ 41A 第1バッファ 41B 第2バッファ 42 ヘッド制御手段 42A 第1ヘッド制御部 42B 第2ヘッド制御部 43 第1記録ヘッド 45 第2記録ヘッド 46 顔料インクフィルム 47 ロール 51 コントローラ 52 本体 53 ハーフミラー 54 被写体 55 カメラ 56 モニタ 57 プリンタ 58 写真プリント 60 基材フィルム 61 剥離層 62 金属蒸着膜 63 粘着層 64 着色層 70 インターフェース端子 71 読み書き装置 72 記録媒体 73 ネットワーク 80 基材 81A シアン記録層 81B マゼンタ記録層 81C イエロー記録層 82 耐熱性保護層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 B41J 3/20 109J Fターム(参考) 2C055 EE00 KK00 KK06 2C065 AB01 AB03 AB10 AC04 AD07 CJ02 CJ05 DA12 DA26 DA34 2H104 BC48 5C052 AA12 AB02 DD02 EE01 EE02 EE03 EE05 FA02 FA03 FA04 FB01 FC06 FE01

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1画像および第2画像に係る電気的な
    画像信号が入力される画像信号入力部と、上記画像信号
    入力部に入力された第1画像信号を印刷媒体に印刷記録
    する第1記録ヘッドと、上記画像信号入力部に入力され
    た第2画像信号を印刷媒体に印刷記録する第2記録ヘッ
    ドとを備え、上記第1記録ヘッドが光定着型直接感熱記
    録方式の記録ヘッドであり、上記第2記録ヘッドが顔料
    インクが展着された顔料インクフィルムの上記顔料イン
    クを印刷媒体に付着させるものであることを特徴とする
    プリンタ装置。
  2. 【請求項2】 上記顔料インクフィルムが顔料インクと
    してメタリック系顔料が用いられたものである請求項1
    記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 上記顔料インクフィルムが顔料インクと
    してラメ系顔料が用いられたものである請求項1記載の
    プリンタ装置。
  4. 【請求項4】 上記顔料インクが金属膜である請求項1
    〜3のいずれか一項に記載のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 上記顔料インクフィルムが上記メタリッ
    ク系顔料,ラメ系顔料,金属膜の展着層の上に着色層を
    存在させたものである請求項2〜4のいずれか一項に記
    載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 上記第2記録ヘッドによる印刷の際に、
    印刷媒体の送り速度と顔料インクフィルムの送り速度を
    変えるように制御する制御手段を備えている請求項1〜
    5のいずれか一項に記載のプリンタ装置。
  7. 【請求項7】 印刷媒体の送り速度が顔料インクフィル
    ムの送り速度よりも速くなるよう制御する請求項6記載
    のプリンタ装置。
  8. 【請求項8】 第1記録ヘッドで印刷された印刷媒体
    に、第2記録ヘッドで顔料インクを付着させるようにな
    っている請求項7記載のプリンタ装置。
  9. 【請求項9】 第2記録ヘッドで顔料インクが付着され
    た印刷媒体に、第1記録ヘッドで印刷を行なうようにな
    っている請求項7記載のプリンタ装置。
  10. 【請求項10】 被写体の写真を撮影して販売する写真
    撮影装置であって、被写体を撮影して撮影画像を電気的
    な画像信号にするカメラと、上記カメラで撮影した被写
    体の画像に係る画像信号を受信して上記撮影画像を印刷
    媒体に印刷する印刷手段とを備え、上記印刷手段が、主
    として上記カメラで撮影された撮影画像を印刷媒体に記
    録する第1記録ヘッドと、主として上記撮影画像以外の
    第2画像を印刷媒体に印刷する第2記録ヘッドとを有
    し、上記第1記録ヘッドが光定着型直接感熱記録方式の
    記録ヘッドであることを特徴とする写真撮影装置。
  11. 【請求項11】 上記第2記録ヘッドが、顔料インクが
    展着された顔料インクフィルムの上記顔料インクを印刷
    媒体に付着させるものである請求項10記載の写真撮影
    装置。
  12. 【請求項12】 上記顔料インクフィルムが顔料インク
    としてメタリック系顔料が用いられたものである請求項
    11記載の写真撮影装置。
  13. 【請求項13】 上記顔料インクフィルムが顔料インク
    としてラメ系顔料が用いられたものである請求項11記
    載の写真撮影装置。
  14. 【請求項14】 上記顔料インクが金属膜である請求項
    11〜13のいずれか一項に記載の写真撮影装置。
  15. 【請求項15】 上記顔料インクフィルムが上記メタリ
    ック系顔料,ラメ系顔料,金属膜の展着層の上に着色層
    を存在させたものである請求項12〜14のいずれか一
    項に記載の写真撮影装置。
  16. 【請求項16】 上記第2記録ヘッドによる印刷の際
    に、印刷媒体の送り速度と顔料インクフィルムの送り速
    度を変えるように制御する制御手段を備えている請求項
    11〜15のいずれか一項に記載の写真撮影装置。
  17. 【請求項17】 印刷媒体の送り速度が顔料インクフィ
    ルムの送り速度よりも速くなるよう制御する請求項16
    記載の写真撮影装置。
  18. 【請求項18】 第1記録ヘッドで印刷された印刷媒体
    に、第2記録ヘッドで顔料インクを付着させるようにな
    っている請求項11記載の写真撮影装置。
  19. 【請求項19】 第2記録ヘッドで顔料インクが付着さ
    れた印刷媒体に、第1記録ヘッドで印刷を行なうように
    なっている請求項11記載の写真撮影装置。
  20. 【請求項20】 上記第2画像が撮影画像に上書きされ
    る上書き画像である請求項10〜19のいずれか一項に
    記載の写真撮影装置。
  21. 【請求項21】 上記上書き画像をペン入力しうるペン
    入力部を備えている請求項20記載の写真撮影装置。
  22. 【請求項22】 上記上書き画像として手書き画像を入
    力しうるようになっている請求項21記載の写真撮影装
    置。
  23. 【請求項23】 上記印刷手段が、第1記録ヘッドと第
    2記録ヘッドを有する1台のプリンタである請求項10
    〜22のいずれか一項に記載の写真撮影装置。
  24. 【請求項24】 上記印刷手段が、第1記録ヘッドを有
    する第1プリンタと、第2記録ヘッドを有する第2プリ
    ンタとを含んで構成されている請求項10〜22のいず
    れか一項に記載の写真撮影装置。
  25. 【請求項25】 第1画像の画像信号に係る第1画像デ
    ータを入力する第1画像データ入力部と、上記第1画像
    に合成される第2画像を入力する第2画像入力手段と、
    第1画像や第2画像等の画像を表示する画像表示手段
    と、上記第1画像および第2画像を印刷媒体に印刷する
    印刷手段とを備え、上記印刷手段が、第1画像を印刷媒
    体に記録する第1記録ヘッドと、第2画像を印刷媒体に
    印刷する第2記録ヘッドとを有し、上記第1記録ヘッド
    が光定着型直接感熱記録方式の記録ヘッドであることを
    特徴とする画像プリント装置。
  26. 【請求項26】 入力された第1画像を編集する第1画
    像編集手段を備えている請求項25記載の画像プリント
    装置。
  27. 【請求項27】 複数の印刷手段を備えている請求項2
    5または26記載の画像プリント装置。
  28. 【請求項28】 複数の画像表示手段を備えている請求
    項25〜27のいずれか一項に記載の画像プリント装
    置。
  29. 【請求項29】 上記印刷手段が、第1記録ヘッドと第
    2記録ヘッドを有する1台のプリンタである請求項25
    〜28のいずれか一項に記載の写真撮影装置。
  30. 【請求項30】 上記印刷手段が、第1記録ヘッドを有
    する第1プリンタと、第2記録ヘッドを有する第2プリ
    ンタとを含んで構成されている請求項25〜28のいず
    れか一項に記載の写真撮影装置。
  31. 【請求項31】 請求項1〜30のいずれか一項記載の
    プリンタ装置,写真撮影装置,画像プリント装置に用い
    られることを特徴とする印刷媒体。
  32. 【請求項32】 請求項1〜30のいずれか一項記載の
    プリンタ装置,写真撮影装置,画像プリント装置で印刷
    されたことを特徴とする印刷媒体。
  33. 【請求項33】 第1画像の画像信号に係る第1画像デ
    ータを入力する第1画像データ入力ステップと、上記第
    1画像に合成される第2画像を入力する第2画像入力ス
    テップと、第1画像や第2画像等の画像を表示する画像
    表示ステップと、上記第1画像および第2画像を印刷媒
    体に印刷する印刷ステップとを備え、上記印刷ステップ
    において、光定着型直接感熱記録方式の第1記録ヘッド
    と顔料インクが展着された顔料インクフィルムの上記顔
    料インクを印刷媒体に付着させる第2記録ヘッドとで印
    刷を実行するようにしたことを特徴とする画像プリント
    方法。
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