JP4406741B2 - 写真撮影編集方法及び写真撮影編集装置 - Google Patents

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この発明は、例えば一以上の被写体を撮影して撮影画像を編集しシール紙に印刷するような写真撮影編集方法及び写真撮影編集装置に関する。
従来、利用者が硬貨を投入した後、筐体内に設置された背景用のカーテンを好みの色にして引き出し、様々なライティングを選択することで、高解像度のCCDカメラを使用した、美白効果やグラビア風等の凝った撮影をすることができる写真撮影編集装置が提案されている。
また、液晶パネル上に表示した撮影画像には、利用者が付属ペン・指・スタンプ等を用いて、任意あるいは所定の文字・図形等を書き込む等の編集をすることで、個性的な編集画像をシール紙等に印刷できるものが存在する。
また近年では、撮影スタジオを再現したような撮影空間を提供する等により、高性能のCCDカメラ及びプリンタを活かした、より美しい写りを追求した機種も発売されている(特許文献1〜3参照)。
特開平11−58927号公報 登録実用新案第3057641号公報 特開2003−260820号公報
しかし、上述のような写真撮影編集装置では、利用者の本来の髪の色や肌の色を調整して印刷された写真シールが出力される。このため、たとえ気に入った写りであっても、自分本来の頭髪の色や肌色イメージと写真シールでのイメージとの比較がしにくく、出力後に髪や肌の色合いのみを微妙に変化させて再加工する等、写真シール取得後に事後的に利用者が加工することは出来なかった。
この発明は、上述の問題に鑑みて、事後的に加工して変化を楽しむことができ、より面白味がある個性的な写真シールを作成することができる写真撮影編集方法及び写真撮影編集装置を提供することを目的とする。
この発明は、一以上の被写体を撮影手段で撮影して撮影画像の作成を許容し、該撮影画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像等の編集対象画像に、利用者が編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、前記編集対象画像又は/及び前記編集画像を印刷対象画像としてシール紙に印刷手段で印刷する写真撮影編集方法又は写真撮影編集装置であって、前記編集手段は前記編集対象画像を表示するモニタと座標入力手段により構成され、前記シール紙に透明のシール紙を使用し、前記編集処理で、前記印刷対象画像を前記モニタに表示し該表示内への前記座標入力手段による重ね貼り用画像の書込みを許容する重ね貼り用画像作成処理を実行し、前記印刷処理で、前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とを分離して印刷する分離印刷処理を実行する写真撮影編集方法又は写真撮影編集装置であることを特徴とする。
前記撮影手段は、デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラで構成することを含む。
前記他の取得手段は、カメラ付き携帯電話やノートパソコン等の携帯情報端末と通信する通信手段、フレキシブルディスクや不揮発性メモリ媒体等の記憶媒体に記憶の情報を読取る記憶媒体読取手段、写真や絵画等の実画像をスキャニングするスキャナ等、画像データを取り込み可能なデータ取込手段で構成することを含む。
前記取得画像は、通信手段又は記憶媒体読取手段等のデータ取込手段で取得する画像、すなわち個人用デジタルカメラでの撮影やパソコンでのグラフィック制作等によるデジタル画像や、写真や絵画等の実画像をスキャナでスキャニングしたスキャニング画像で構成することを含む。
前記編集手段は、利用者にタッチペン又は指でタッチされた座標を取得するタッチパネルやマウス等のポインティングデバイス(座標入力手段)で構成することを含む。
前記編集対象画像は、前記撮影画像又は/及び前記取得画像で構成することを含む。
前記印刷対象画像は、前記撮影画像、前記デジタル画像、又は前記スキャニング画像等の編集前の画像、又はこれら編集前の画像を編集手段で編集した編集画像、又は、前記編集前の画像又は/及び前記編集画像から選択された複数の画像で構成することを含む。
前記シール紙は、印刷可能層の裏側に粘着層を備えたシール媒体等、貼付可能媒体で構成することを含む。
前記印刷手段は、インクジェットプリンタ、昇華型熱転写プリンタや溶融型熱転写プリンタ等の熱転写プリンタ、又はレーザプリンタ等、カラー、モノトーン、又はセピア(sepia)トーン等で画像を印刷する印刷装置で構成することを含む。
前記重ね貼り用画像は、文字や図形を描画した描画画像、又は、撮影した被写体を明度調整や色調調整等の調整によって変化させた調整撮影画像等、前記印刷用画像に重ねることを想定した画像で構成することを含む。
前記重ね貼り用画像作成処理は、タッチペンとタッチパネルで構成する座標入力装置等の入力手段を用いて利用者に画像作成を許容する処理で構成することを含む。
前記分離印刷処理は、前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とを分離配置して1枚のシール紙に印刷する処理、又は、前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とを別々のシール紙にそれぞれ印刷する処理で構成することを含む。別々に印刷する場合は、連続印刷又は独立印刷で構成することを含む。
前記連続印刷は、シール紙がロール紙であれば同一のロール紙で前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とを順番に印刷することを指し、シール紙がカット紙であれば同一給紙部にスタックされたシール紙に前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とを順番に印刷することを指す。
また前記独立印刷は、シール紙がロール紙であれば別々に備えたロール紙で前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とをそれぞれのロール紙に印刷することを指し、シール紙がカット紙であれば別々の給紙部にスタックされた別々のシール紙に前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とを別々に印刷することを指す。
なお、独立印刷の場合には、前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とを同時印刷する構成としても良い。
またこの発明の態様として、前記印刷手段で実行する印刷処理を、前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とを1枚のシール紙に配置して印刷する設定とすることができる。
またこの発明の態様として、前記印刷対象画像又は/及び前記重ね貼り用画像を前記印刷手段でシール紙に印刷した写真シールシートに、これらの画像が重ね貼りされる際に位置合わせが容易となるように、合わせガイドを前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とのそれぞれに対応して備えさせることができる。
前記合わせガイドは、十字やT字等のトンボを印刷して構成する、あるいは、シール紙の台紙に予め方眼紙様に升目を印刷して構成する等、重ね貼り時に位置合わせが容易となるガイドで構成することを含む。
なお、台紙に升目を印刷しておく場合には、印刷対象画像と重ね貼り用画像の基準位置(例えは左上角や中心等)が方眼紙の升目に合う間隔(升目いくつか分の間隔)で印刷すると良い。
この発明により、写真シール作成後に該写真シールの重ね貼りによって事後的に加工を施して変化を楽しむことができ、より面白味がある個性的な写真シールを作成することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、図1に示す正面右上から見た斜視図と共に、写真撮影編集装置の一つである写真シール作成機1の外観について説明する。
写真シール作成機1は、ボックス状の枠体3で囲繞した撮影空間5の正面奥側に筐体4を備えており、前記枠体3の上辺からは、側面及び正面にカーテン2(右側面は一部図示省略)を吊るして、撮影空間5を外界から隔離している。
前記筐体4には、正面中央に前下がりの傾斜部を形成し、該傾斜部に液晶ディスプレイで形成するモニタ14を横並びに2つ備える。各モニタ14にはタッチパネル15aをそれぞれに重ねて設け、タッチパネル15aの近傍にそれぞれ備えたタッチペン15bで該タッチパネル15aをタッチさせて、利用者の入力を許容する。
前記傾斜部の上方の鉛直部には、中央にデジタルカメラ12を備え、該デジタルカメラの左右にストロボ発光する照明装置13,13を配設する。なお、該照明装置13は、ボックス状に形成して正面を白色半透明の拡散板で形成し、他の面を白色塗装した反射板で形成する。これにより、ストロボ発光体で奥側に向かって照射する照射光を前記反射板で反射し、その反射光を拡散板で拡散して主に被写体を略均一に照明する。
筐体4の右側面には、硬貨(コイン)の投入を許容する貨幣投入口16aを備え、該貨幣投入口16aの横に、作成した写真シールシートを排出する写真シール排出口18aを備える。
以上の構成により、利用者は照明装置13の照明を受けてデジタルカメラ12で撮影し、該撮影による撮影画像に対してタッチパネル15aをタッチペン15bでタッチして編集し、該編集によって得た編集画像をプリンタで印刷して写真シールシート33を提供することができる。
次に、図2に示す写真シール作成機1の制御回路を示す回路ブロック図と共に、写真シール作成機1の回路構成について説明する。
制御装置11は、CPU,ROM,及びRAMを内蔵して各装置の制御を実行し、該制御装置11に接続して以下の各装置を備える。なお、制御装置11は、記憶装置20に格納したプログラムに従って各処理を実行し、後述の重ね貼り用画像を作成許容する編集処理も実行する。
デジタルカメラ12は、制御装置11からのシャッタ信号を受けて撮影を実行し、撮影画像を静止画データで制御装置11に送信する。なお、撮影前のプレビュー画像については、動画データで制御装置11に送信する。また設定信号を受信し、設定値の変更等を実行する。
照明装置13は、制御装置11からの照明制御信号(光度調整信号を含む)に従って、光度調整及び調整された光度でのストロボ発光を実行し、撮影時に被写体を略均一に照明する。なお、該照明装置13は、ストロボ発光するストロボ照明装置(瞬間照明装置)に加えて又は替えて、蛍光灯照明装置又は/及び白熱灯照明装置で構成する連続照明装置を追加しても良い。連続照明装置を備えた場合には、撮影前のライブビュー表示によるポーズ確認で、照明イメージを事前に確認してポーズを決定することが可能となる。
モニタ14は、制御装置11からのRGB信号に従って、プレビュー、撮影画像、画像編集時のペンツールやスタンプツール等のアイテム画像等、必要な画像を表示する。
なお、該モニタ14に加えて、デジタルカメラ12の近傍にプレビュー表示を可能にするモニタを別途備えても良い。この場合は、撮影ポーズや位置の確認、ならびに照明時の色合いや光度の確認をカメラ目線で行うことができる。
入力装置15は、前述のタッチパネル15a(図1)とタッチペン15bで構成し、利用者にタッチペン15bでタッチされた座標を入力信号として制御装置11に送信する。
貨幣処理装置16は、前述の貨幣投入口16a(図1)の内部に位置して設けており、該貨幣投入口16aから投入された硬貨等の貨幣の真偽判別及び金種判別を実行する。該真偽判別及び金種判別が正であれば、プレイを開始する起動信号を制御装置11に送信する。
IDタグリーダ/ライタ17は、制御装置11の設定情報書込みに従ってシール紙ユニット30のIDタグ31に設定情報書込みを行い、印刷残回数などの設定データを記憶させる。
また該IDタグリーダ/ライタ17は、制御装置11の設定情報読込みに従って前記IDタグ31の設定情報読込みを実行し、該IDタグ31に記憶のIDナンバーや印刷残回数などの設定データを制御装置11に送信し、シール紙ユニット30の適否判断を可能にする。
プリンタ18は、制御装置11から印刷データを受信し、該印刷データのプリント画像をロール状で透明のシール紙32に印刷して写真シールシート33を作成し、該写真シールシート33を写真シール排出口18a(図1)から排出する。
カーテン部19は、ロールカーテンの巻上げ/巻降ろしを実行するモータと、IDタグと通信するIDタグリーダ/ライタで構成し、制御装置11からの制御信号に従ってロールカーテンの巻上げ、巻降ろしを実行する。
利用者によって持込みカーテンが装着された場合には、該持込みカーテンに取り付けられたIDタグからカーテン情報を読み取り、該カーテン情報を入力信号として制御装置11に送信する。
記憶装置20は、アイテム画像や背景画像やペンタイプ等の描画ツールデータ、通常(デフォルト)の照明光度やプレイ料金等の各種設定データ、及び必要なプログラムを記憶する。
以上の回路構成により、デジタルカメラ12で撮影し、撮影画像に文字描画や図形描画等の編集を行い編集画像を作成する編集処理を許容することができる。該編集処理では、前記撮影画像又は編集画像に重ね貼りする重ね貼り用画像の作成も入力装置15で許容し、前記撮影画像、前記編集画像、及び前記重ね貼り用画像をプリンタ18でシール紙32に印刷することができる。
次に、図3、図4、図8、図15に示す写真シール作成機1の制御装置11の動作を示す処理フロー図と共に、写真シール作成機1の動作について説明する。
利用者によって貨幣投入口16a(図1)に貨幣が投入されると(ステップn1)、制御装置11は撮影処理を実行する(ステップn2)。
該撮影処理では、撮影準備している利用者をデジタルカメラ12で動画撮影し、該動画像をモニタ14にライブビュー表示し、同時に撮影開始ボタンも表示してポーズ決定を許容する。
利用者によりタッチペン15bで撮影開始ボタンがタッチされるか、制限時間に到達すると、音声によってカウントダウンを行い、該カウントダウンのタイミングで照明装置13をストロボ発光させると共に、デジタルカメラ12のシャッタを切って撮影する。
該撮影によって利用者にOKとされた撮影画像が既定枚数(例えば4枚)得られるまで、カウントダウンから撮影までの処理を繰り返す。
このようにして撮影処理が終了すると、編集処理を実行し(ステップn3)、さらに印刷処理を実行して(ステップn4)、処理を終了する。なお、該印刷処理では、元画像125(後述)及び重ね貼り用画像126(後述)を、1枚のシール紙32に別々に配置して印刷し、完成した写真シールシート33を排出する。
ここで、前記編集処理について図4の処理フロー図と共に説明すると、制御装置11はまず経過フラグをOFFに設定する(ステップp1)。該経過フラグは、2分経過した時点で加工画像を作成するか否かを確認するためのフラグである。
制御装置11は、図5の画面イメージ図に示す編集画面50をモニタ14に表示し、利用者による画像編集を許容する(ステップp2)。
ここで編集画面50について説明すると、該編集画面50は、画面中央に編集画像を表示して画像編集を許容する画像編集枠54を備え、該画像編集枠54の左側に描画ツール選択枠51を備え、前記画像編集枠54の右側に描画状態を選択する描画状態選択ボタン群65を備える。
また、画像編集枠54の下側には、描画ツールの種別を選択する描画種別選択ボタン群58を備える。
該描画種別選択ボタン群58としては、ブラシでなぞられた部分に予め用意した背景画像の一部を表示する背景ブラシツール59、予め用意したスタンプ画像をタッチされた位置に貼り付け描画するスタンプツール60、及びフリーハンドの曲線の描画を許容するペンツール61を備える。
なお、前記スタンプ画像は、星型や円形等の幾何学図形、犬や鳥等の動物絵又は動物写真、スイカやイチゴ等の植物絵又は植物写真等、スタンプとして利用できる画像で構成する。
前記描画種別選択ボタン群58のいずれか1つのボタンが利用者にタッチされて切替えられると、描画ツール選択枠51に表示する内容を変更する。
該描画ツール選択枠51は、利用者が使用する描画ツールの色や形状を選択させる複数の色形状表示部52と、該色形状表示部52をスクロール表示可能とするスクロールバー53とで構成する。
図示する状態では、描画種別選択ボタン群58でペンツール61が選択されているため、描画ツール選択枠51の色形状表示部52にはペンツールで使用できる色を表示している。
なお、スタンプツール60が選択されている場合は色形状表示部52にスタンプ画像を表示し、背景ブラシツール59が選択されている場合は色形状表示部52に背景模様を表示する。
前記描画状態選択ボタン群65は、透明ボタン66、及び不透明ボタン67、で構成する。
前記透明ボタン66及び不透明ボタン67は、描画ツールに作用し、透明/不透明選択ボタンとして機能する。すなわち、利用者によって描画ツールが使用されて描画される際に、図示するように透明ボタン66が選択されていると下地無しの透明画像(下地無し画像)の描画を許容し、不透明ボタン67が選択されていると下地有りの不透明画像(下地有り画像)の描画を許容する。
ここで下地とは、透明のシール紙32にカラー印刷する際、カラー印刷の下にベースカラーとして白色の塗りつぶしを印刷して構成する下地を指す。
前記画像編集枠54には、被写体を撮影した撮影画像57、不透明なアイテム画像である不透明アイテム画像55、及び、透明(半透明)なアイテム画像である透明アイテム画像56で構成する編集画像72を表示する。
編集前に表示する画像編集枠54の初期状態では、画像編集枠54には透明部分であることを白色と薄いグレー色の市松模様で示す透明模様68と、被写体を切り抜いた撮影画像57とを表示する。
前記撮影画像57は、図6の画像説明図の(A),(B)に示すように、初期状態で下地有りの設定がなされている。すなわち、編集開始の手前に制御装置11がクロマキー処理を実行し、(A)に示すようにデジタルカメラ12で撮影した画像から背景色(背景カーテン)の部分を切り取って被写体人物で構成する撮影画像57と、(B)に示すように撮影画像57の下地となる下地画像69を制御装置11が事前(撮影終了後)に作成している。
前記透明ボタン66が選択された状態で描画された透明アイテム画像56は、(C)に示すように表示色レイヤー48(落書レイヤー及び背景レイヤー)上にはカラー画像で表示するが、(D)に示すように下地レイヤー49には表示しない。
ここで表示色レイヤー48は、表示色としてCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の4色で構成するカラー色を印刷する画層であるが、黒の1色で構成するモノトーン色、又は、所定の1色で構成する単色等、印刷後に表示する色で構成しても良い。
前記カラー画像(表示色画像)には、撮影した被写体画像、編集書込みした書込み画像、選択された背景画像、又はこれらの複数で構成する画像等、印刷後に表示する画像で構成する。
前記下地レイヤー49は、白色等の単色で構成する下地色を印刷する画層である。
前記下地画像69は、下地色で印刷するための画像であり、白色等の単色で構成する2階調画像とするが、単色で構成するスケール画像(例えばホワイトスケール画像)で構成しても良い。
また、前記不透明ボタン67が選択された状態で描画された不透明アイテム画像55は、(C)、(D)に示すように表示色レイヤー48上にカラー画像で表示すると共に、下地レイヤー49上に1階調の塗りつぶしで形成する白色画像で表示する。
従って、不透明アイテム画像55、透明アイテム画像56、及び撮影画像57を書込んだ状態では、(E)に示すように表示色レイヤー48に表示し、(F)に示すように必要最小限の画像(不透明アイテム画像55及び撮影画像57)を白色と透明(若しくはデータ上は白黒)の2値画像で下地レイヤー49に表示する。
なお、OKボタン70は編集OKを入力させるボタンであり、クリアボタン71は描画した編集内容をクリアして初期の撮影画像に戻すボタンである。
上述した編集処理を、制御装置11は、経過時間が2分以上となるまで許容し(ステップp3)、経過時間が2分以上となれば経過フラグがOFFか否かを判定する(ステップp4)。
経過フラグがOFFでなければ、経過時間が3分となるまで編集処理を許容し(ステップp5)、経過時間が3分以上であれば編集処理を終了する。
この実施形態では、編集処理の制限時間を3分、加工画像の作成時間を1分とした場合であり、この場合に2分経過した時点で加工画像の作成チェックを行う。なお、加工画像を作成しない場合は編集時間がそのまま3分の時間となる。
前記ステップp4で経過フラグがOFFであれば、制御装置11は編集画面50に加工シール作成用表示62(図5)を表示し、利用者が加工するボタン63をタッチするか否かで加工シール(重ね貼り用シール)を作成するか否か判定する(ステップp6)。
ここで、加工シール作成用表示62について説明すると、図7の画面イメージ説明図に示すように、編集処理の初期状態では(G)に示すように加工シール作成用表示62を表示せず、編集処理開始から2分(所定時間)経過時点で(H)に示すように加工シール作成用表示62を表示する。
このとき、加工するボタン63がタッチ選択可能となり、該加工するボタン63が利用者にタッチされることで加工シールの作成が可能となる。
なお、加工時間がある程度必要であるため、前記加工シール作成用表示62を表示して所定時間(例えば数秒間)経過すると、(I)に示すように加工するボタン63がタッチできないように表示変更しても良い。
前記ステップp6で加工するボタン63がタッチされなければ、経過フラグをONに設定して(ステップp7)、ステップp2にリターンし編集処理を継続許容する。
加工するボタン63がタッチされれば、制御装置11は後述する加工画像作成処理を実行し(ステップp8)、該加工画像作成処理の経過時間が3分以上となれば(ステップp9)、編集処理を終了する。
前記加工画像作成処理では、図8の処理フロー図に示すように、制御装置11がまず変数[cnt]に0を代入して初期化する(ステップr1)。なお、変数[cnt]は加工画像保存枚数カウント用変数である。
制御装置11は、モニタ14に図9の画面イメージ図に示す加工画像選択画面(対象画像選択画面)73を表示し、「加工する画像を選択してね」とメッセージを表示する(ステップr2)。
このとき、加工画像の作成対象として複数(この実施形態では4つ)の対象画像75を表示し、該対象画像75から1つの対象画像75を利用者に選択させる。
該選択は、タッチされた対象画像75をカーソル74で選択表示し、OKボタン76がタッチされると選択表示されている対象画像75に決定する。クリアボタン77がタッチされた場合には、カーソル74による選択表示をクリアする。
このようにして対象画像75が選択されると、制御装置11は、図10の画面イメージ図に示す加工部分指定画面80をモニタ14に表示し(ステップr3)、加工部分を利用者に選択させる(ステップr4)。
該加工部分指定画面80では、対象画像表示枠81に前記対象画像75を表示し、加工部分を図11の説明図に示すように選択許容する。
すなわち、まず図11中の(1段)に示すように、利用者が第1段階としてタッチペン15bのペン先をタッチパネル15aに当接させる。このとき、図10では利用者によって対象画像表示枠81内がタッチペン15bでタッチされた状態となり、タッチがタッチパネル15aから離されるまでの間(当接中)、タッチさた位置を中心82aとして選択枠82を表示する。この第1段階でタッチ(当接)したままタッチペン15bが移動された場合(以下ドラッグという)は、図10の中心82aも移動する。
図11の(2段)に示すように第2段階としてタッチペン15bがタッチパネル15aから離される(開放される)と、図11の(3段)に示すように選択部分を加工部分として表示し、OKボタン85がタッチされることで第3段階として加工部分が確定する。
このように加工部分の選択を許容する際、図10の選択枠82は、図示するように円形としてタッチペン15bがタッチパネル15aに当接している時間で大きさを変化させて選択する構成としても良く、クロマキー処理を利用し、タッチ位置である中心82aを中心として顔部分等の部品を自動選択する構成としても良い。他にも、タッチペン15bがドラッグされて囲まれた範囲を加工部分として選択させる構成としても良い。
なお、クリアボタン86がタッチされた場合は、加工部分の選択をクリアする。また、背景指定ボタン83と範囲指定ボタン84は、背景指定ボタン83が選択されれば加工部分に背景が指定でき、範囲指定ボタン84が選択されれば加工部分として対象画像75の範囲指定(部分指定)ができるボタンである。
このように加工部分を選択させる処理を1分間許容し(ステップr5)、1分経過しても加工部分が選択されない場合はステップr13にスキップする。
前記ステップr4で加工部分が選択された場合は、図12に示す加工画面90を表示し、加工シール用の加工画像の作成を許容する加工処理を実行する(ステップr6)。
ここで加工画面90について説明すると、該加工画面90には、中央の加工画像表示枠105に加工画像106を表示し、その左側に加工ツール群91を表示し、右側に加工済み画像112(加工済みの加工画像106)のサムネイル表示部111を表示する。
前記加工画像表示枠105の下方には、拡大ボタン107と縮小ボタン108を並列表示し、その下方にOKボタン109とクリアボタン110を並列表示する。その左側には、カラーパレット104を表示し、該カラーパレット104の上側には色ペンボタン102とブラシボタン103を並列表示する。
前記加工ツール群91は、あざやかボタン92、くっきりボタン93、ちっちゃボタン94、でかっボタン95、ネガボタン96、のび〜るボタン97、のびきえ〜るボタン98、ぼかしボタン99、絵画風ボタン100、及び美白ボタン101で構成する。
前記あざやかボタン92は、図13の説明図の(J)に示すように、あざやか、超あざやか、究極あざやかの3段階で、タッチされた部分の画像の彩度を上げる処理を実行するツールである。
前記くっきりボタン93は、図13の説明図の(K)に示すように、くっきり、超くっきり、究極くっきりの3段階で、タッチされた部分の画像をシャープにする処理を実行するツールである
前記ちっちゃボタン94は、図13の説明図の(L)に示すように、タッチされた部分を縮小表示する処理を行うツールである。なお、長押し(タッチして所定時間経過)することで縮小率がアップし、だんだん小さくなってタッチ開放時に大きさを固定す設定としている。
前記でかっボタン95は、図13の説明図の(M)に示すように、タッチされた部分を拡大表示する処理を行うツールである。なお、長押しすることで拡大率がアップし、だんだん大きくなってタッチ開放時に大きさを固定する設定としている。
前記ネガボタン96は、タッチされた部分のネガ・ポジを反転する処理を行うツールである。
前記のび〜るボタン97は、図13の説明図の(N)に示すように、タッチされた部分の色をドラッグされた方向へ伸ばす処理を行うツールである。
前記のびきえ〜るボタン98は、図13の説明図の(O)に示すように、タッチされた部分の色をドラッグされた方向へ伸ばし徐々に消えていく処理を行うツールである。
前記ぼかしボタン99は、図13の説明図の(P)に示すように、ぼかし、超ぼかし、究極ぼかしの3段階で、タッチされた部分の画像をぼかす処理を行うツールである。
前記絵画風ボタン100は、油絵調、パステル画調、ゴッホ調等、絵画風にエフェクターをかける処理を行うツールである。
前記美白ボタン101は、図13の説明図の(Q)に示すように、美白、超美白、究極美白の3段階で、タッチされた部分の明度を上げる処理を行うツールである。
前記色ペンボタン102は、カラーパレット104で選択されている色にてフリーハンドで描画できるツールであり、くっきりした輪郭の線を描くことができる。
前記ブラシボタン103は、カラーパレット104で選択されている色にてフリーハンドで描画できるツールであり、ぼんやりした輪郭の線を描くことができる。
前記拡大ボタン107及び縮小ボタン108は、加工画像表示枠105に表示する加工画像106を拡大/縮小表示するボタンである。
前記サムネイル表示部111には、加工済み画像112を複数表示しており、現在選択されて加工中の画像についてはカーソル113で選択表示する。
前記OKボタン109は、加工OKを入力するボタンであり、前記クリアボタン110は、各種ツール(92〜103)を用いて加工した描画部分をクリアして元画像に戻すボタンである。
このようにして加工処理を利用者に許容し、OKボタン109がタッチされなければ(ステップr7)、経過時間が1分となるまで前記加工処理を継続し(ステップr8)、経過時間が1分となればステップr13にスキップする。
前記ステップr7でOKボタン109がタッチされると、変数であるcntに1加算し(ステップr9)、変数[画像(cnt)]に加工データを代入して、加工画像の加工データを保存する(ステップr10)。前記変数[画像(cnt)]は、加工データ保存用変数である。
なお、保存する加工データは、図14の説明図に示すように、加工部分のみの画像データを保存する。図と共に保存画像が3枚の場合で目、瞳、髪、及び背景が加工された場合について説明すると、目については、ちっちゃボタン94が使用された場合、図中の(R)に示すように小さくなった目の画像を保存する。
でかっボタン95が使用された場合には、(S)に示すように大きくなった目の画像を保存し、でかっボタン95が長押し(タッチしたまま所定時間経過)された場合には、(T)に示すようにさらに大きくなった目の画像を保存する。なお、これらの目の画像は不透明画像とする。
瞳については、色ペンボタン102が使用された場合に、(R),(S),(T)に示すように、使用された色の瞳の画像を保存する。なお、これらの瞳の画像は不透明画像とするが、透明画像としても良い。
髪については、のび〜るボタン97が使用された場合には、(R)に示すように一部が伸びた髪の画像を保存する。のびきえ〜るボタン98が使用された場合には、(S)に示すように一部が伸びて消えていく髪の画像を保存する。あざやかボタン92が使用された場合には、(T)に示すように一部の彩度を上げた髪の画像を保存する。なお、これらの髪の画像は不透明画像とする。
背景については、(R),(S),(T)に示すように、様々な色のグラデーション画像などの背景画像を保存する。なお、これらの背景画像は透明画像とするが、不透明画像としても良い。
このように加工データを制御装置11内のRAMに保存(記憶)した後、制御装置11は、cntが3であるか判定し(ステップr11)、3でなければ経過時間が1分となるまで前記加工処理を許容し(ステップr12)、経過時間が1分となればステップr13にスキップする。
前記ステップr5で1分が経過するか、前記ステップr8で1分を経過するか、前記ステップr12で1分を経過すると、制御装置11は変数[残数]に3−cntを代入し、3枚作成可能に設定している加工画像の残数を算出する(ステップr13)。ここで、前記変数[残数]は加工データ未保存数チェック用変数である。
制御装置11は、後述する加工画像出力用印刷データ作成処理を実行し(ステップr14)、加工画像作成処理を終了する。
次に、図15に示す処理フロー図と共に、加工画像出力用印刷データ作成処理について説明する。
制御装置11は、まず変数[cnt]に1を代入して初期化し(ステップs1)、cntが変数[残数]より小さいか否かを判定する(ステップs2)。
ここで、変数[cnt]は印刷データ作成カウント用変数であり、変数[残数]は、前述の加工画像作成処理で格納した加工データ未保存数チェック用変数である。
cntが変数[残数]より小さい場合は、乱数シードの決定を行い(ステップs3)、数式
変数[出力No(cnt)]=int(rnd()*4.0)+1
を実行する(ステップs4)。
ここで、変数[出力No(cnt)]は、出力スタンプ画像格納用変数であり、加工シール出力用として予め用意したデータであるスタンプ画像を格納する。これは、制限時間内に加工シールが作成されなかった場合に、このスタンプ画像から印刷するための処理である。
また、intは少数を整数に変換する処理を実行する関数であり、rnd()*4.0は0〜1.0の一様乱数(小数値)を発生させる処理を実行する関数である。
制御装置11は、cntを1加算し(ステップs5)、ステップs2にリターンする。
前記ステップs2でNOとなると、加工画像出力用印刷データ作成処理を終了する。
以上の動作により、図16の写真シールシート33の正面図に示すように、元画像125と、該元画像125と独立した重ね貼り用画像126(126a,126b,126c)とを配置して印刷した写真シールシート33を出力する事ができる。
前記元画像125は、前述の撮影画像57(図5)又は編集画像72(図5)であり、重ね貼り用画像126は描画画像126a、加工画像126b、又はスタンプ画像126cで構成する。
前記描画画像126aは、前述の加工処理にて色ペンボタン102やブラシボタン103等の描画ツールのみが用いられて描画された場合の画像である。
前記加工画像126bは、前述の加工処理にて作成許容した加工画像106である。
前記スタンプ画像126cは、前述の加工処理にて時間切れとなった場合に、前述の加工画像出力用印刷データ作成処理にて自動選択したスタンプ画像である。
これらの画像は、利用者に切り取られて写真シール34を形成することができる。従って、図17の説明図に示すように、元画像125が切り取られると元画像シール131を形成し、重ね貼り用画像126(126a,126b,126c)が切り取られると重ね貼り用シール132を形成することとなる。
図示するように元画像からなる元画像シール131の上に、加工画像C(126b)からなる重ね貼り用シール132を重ねて貼り合わせ、さらに描画画像126aからなる重ね貼り用シール132を重ねて貼り合わせることで、完成例に示すように複数の写真シール34を効果的に重ね貼りした重合シール133を作成することができる。
なお、この完成例はチェック柄の場所に重ね貼りした例であり、元画像シール131及び重ね貼り用シール132の透明部分は貼付対象物の表面のチェック柄が見えている。元画像シール131の全体に下地印刷を施した場合は、貼付対象物の表面柄が透けて見える部分はなくなることとなる。
このようにして利用者は、まず元画像シール131だけで楽しむことができ、後に顔のイメージを変化させたくなれば、事後的に図中の加工画像126bを重ね貼りし、変化を楽しむことができる。
従って、元画像125に合わせて作成した重ね貼り用画像126により、毛髪のカラーリングを施したイメージや、カラーコンタクトレンズを使用したイメージをゲームとして楽しむことができ、実際にカラーコンタクトレンズを購入する際等の参考とすることができる。
また、派手な画像にしたければ描画画像126aを重ね貼りすればよく、貼り合わせの自在な組合せを楽しむことができる。
加工処理で時間切れとなっても、スタンプ画像126cを自動選択して印刷するため、同じ加工画像126bの重ね貼り用シール132を複数作成してしまうことを防止し、貼り合わせ遊びの応用を広げることができる。
写真シール34は透明であるため、何枚重ねて貼り合わせても透明部分には最下層の写真シール34が見えることとなり、貼り合せた箇所が立体的に見えて視覚的にも楽しむことができる。
また、重ねる順番は自由であり、例えば先に描画画像126aの重ね貼り用シール132を貼り付けてから、その上に元画像シール131を貼り合わせることもできる。
なお、シール紙32の台紙(剥離紙)は、剥離面に模様を描く等により透明部分が解るようにしておくと良い。
また、透明のシール紙32の素材は、通常の平面のシート部材に限らず、凹凸のある透明素材で形成した立体感のあるシート部材で形成しても良い。また、平面のシート部材で形成したシール紙32に、凹凸のある透明インクを重ねて印刷し、立体感ある写真シールシート33を出力しても良い。
これらの立体構成により、写真シール34が一般的な平面状のものでなく立体となり、新しい面白さを提供することができる。
上述の実施形態では、編集時間内で加工処理を可能に設定したため、例えば撮影処理の制限時間を2分、印刷処理の時間を1分とすると、図18の説明図に示すように、貨幣投入から写真シールシート33の出力までのプレイ時間は一定となる。
すなわち、最初の段階では図中の(U)に示すように編集処理の最後1分が編集処理となるか加工処理となるか不明である。利用者に加工するボタン63(図5)がタッチされなければ、(V)に示すように撮影時間2分、編集時間3分、印刷時間1分の計6分となり、加工するボタン63がタッチされれば、(W)に示すように撮影時間2分、編集時間2分、加工時間1分、印刷時間1分の計6分となる。
従って、貨幣投入から印刷開始までの接客時間、及び前記プレイ時間共に加工処理の有無では変化せず、加工処理を行いたい利用者には加工処理を許容した上で、利用者の回転率を一定に確保することができる。
加工処理が行われなかった場合には、前述した印刷処理(ステップn4)により、図19の正面図に示すように、編集画像72を複数配置した通常の写真シールシート33を出力することとなる。
なお、シール紙32に元画像125及び重ね貼り用画像126を印刷する際には、図20の写真シール33の正面図に示すように、各画像の切り取りサイズを示す十字のトンボ141、又は/及び、切取線142を印刷すると良い。
この場合、元画像シール131と重ね貼り用シール132は同一サイズで同一起点(例えば左上角又は中心等)を備えて構成することとなる。
これにより、利用者はトンボ141又は/及び切取線142に沿って写真シールシート33を切り、取得した元画像シール131及び重ね貼り用シール132を正確に重ねて綺麗に貼り合わせることが容易となる。
従って、目等の細かい部分に加工を施した場合でも、位置ずれによる違和感を防止して効果的に重ね貼りすることができる。
また、写真シールシート33と共にラミネートフィルムを出力すると良い。これにより、利用者は重ね貼りした後に上から透明のラミネートフィルムで保護することが可能となり、貼り合わせ後のはがれ防止を図ることができる。
このラミネートフィルムは、別途提供しても良いが、写真シールシート33に適度な面積の無印刷部分を確保するだけの構成としても良い。これにより、利用者は無印刷部分を自由に切り取って透明のラミネートフィルムとして利用でき、低コストで容易にラミネートフィルムを提供することができる。
また、編集処理では通常の編集を行わず、撮影画像に対してすぐ加工処理を実行するように構成しても良い。この場合は、撮影画像で構成する元画像シール131と重ね貼り用の重ね貼り用シール132が確実に得られるため、編集を行っていないそのままの撮影画像による元画像シール131を常に取得することができる。利用者は後に重ね貼り用シール132を利用したくなった場合に重ね貼りすれば良いため、気分の変る利用者に対しても、重ね貼りによる変換で満足度を向上させることができる。
また、前述した描画状態選択ボタン群65(図5)には、背景レイヤーボタン、落書レイヤー(最上面レイヤー)ボタン、及び下地選択ボタンを追加して構成しても良い。
この場合、前記背景レイヤーボタン及び落書レイヤーボタンは、描画ツールに作用し、描画レイヤー(画層)切替えボタンとして機能する。すなわち、落書レイヤーボタンが選択されていると、最上面のレイヤーである落書レイヤーに描画を許容して人物の前に表示し、背景レイヤーボタンが選択されていると、最下面のレイヤーである背景レイヤーに描画を許容して人物の後ろに表示する。
前記下地選択ボタンは、タッチされると別画面を表示し、画像編集枠54(図5)の背景に画面上で表示する下地画像を利用者に選択許容する。このとき、デジタルカメラ12による下地画像撮影も許容し、例えば利用者が筆箱に写真シールを貼り付けたい場合に、筆箱の画像をデジタルカメラ12で取り込み、透明の写真シールを貼り付けた際のイメージがどのようになるか確認しながら編集することを許容する。
これにより、利用者が貼り付ける予定の下地に対して、編集している透明の写真シールを貼り付けるとどのように見えるかを、事前に確認することが可能となる。
また、写真シール作成機1には、フレキシブルディスクやCD−ROM、不揮発性メモリといった記憶媒体内のデータを読み取る記憶媒体読取装置を備えても良い。
これにより、一般のデジタルカメラで撮影した写真データ等を取り込み、元画像シール131又は重ね貼り用シール132の作成に利用することが可能となる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の写真撮影編集装置は、実施形態の写真シール作成機1に対応し、
以下同様に、
撮影手段は、デジタルカメラ12に対応し、
編集手段は、モニタ14及び入力装置15に対応し、
印刷手段は、プリンタ18に対応し、
編集対象画像は、撮影画像57又は写真データに対応し、
印刷対象画像は、元画像125に対応し、
合わせガイドは、切取線142に対応し、
印刷処理及び分離印刷処理は、ステップn4に対応し、
編集処理は、ステップp1〜p9に対応し、
重ね貼り用画像作成処理は、ステップr1〜r14に対応し、
他の取得手段は、記憶媒体読取装置に対応し、
取得画像は、写真データに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
写真シール作成機の外観を示す斜視図。 写真シール作成機の制御回路を示す回路ブロック図。 写真シール作成機の制御装置の全体動作を示す処理フロー図。 編集処理の処理フロー図。 編集画面の画面イメージ図。 表示色レイヤーと下地色レイヤーの説明図。 加工シール作成用表示の画面イメージ説明図。 加工画像作成処理の処理フロー図。 加工画像選択画面の画面イメージ図。 加工部分指定画の画面イメージ図。 加工範囲指定の説明図。 加工画面の画面イメージ図。 加工ツールの説明図。 保存する加工データの説明図。 加工画像出力用印刷データ作成処理の処理フロー図。 写真シールシートの正面図。 重ね貼りの説明図。 処理時間の説明図。 通常の写真シールシートの説明図。 トンボ及び切取線を印刷した写真シールシートの正面図。
1…写真シール作成機
12…デジタルカメラ
14…モニタ
15…入力装置
18…プリンタ
32…シール紙
33…写真シールシート
57…撮影画
72…編集画像
125…元画像
126…重ね貼り用画像
142…切取線

Claims (8)

  1. 一以上の被写体を撮影して撮影画像を作成可能な撮影手段と、
    該撮影画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像といった編集対象画像を編集して編集画像を作成する編集処理が実行可能な編集手段と、
    前記編集対象画像又は/及び前記編集画像を印刷対象画像としてシール紙に印刷する印刷処理が実行可能な印刷手段とを備えた写真撮影編集装置であって、
    前記編集手段は前記編集対象画像を表示するモニタと座標入力手段により構成され、
    前記シール紙を透明のシール紙で形成し、
    前記編集処理に、前記印刷対象画像を前記モニタに表示し該表示内への前記座標入力手段による重ね貼り用画像の書込みを許容する重ね貼り用画像作成処理を設定し、
    前記印刷処理に、前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とを分離して印刷する分離印刷処理を設定した
    写真撮影編集装置。
  2. 前記印刷手段で実行する印刷処理を、前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とを1枚のシール紙に配置して印刷する設定とした
    請求項1記載の写真撮影編集装置。
  3. 前記印刷対象画像又は/及び前記重ね貼り用画像を前記印刷手段でシール紙に印刷した写真シールシートに、これらの画像が重ね貼りされる際に位置合わせが容易となるように、合わせガイドを前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とのそれぞれに対応して備えさせた
    請求項1又は2記載の写真撮影編集装置。
  4. 前記モニタに重ねてタッチパネルを備えると共に、
    前記座標入力手段を該タッチパネルとタッチペンで構成した
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の写真撮影編集装置。
  5. 一以上の被写体を撮影手段で撮影して撮影画像の作成を実行し、
    該撮影画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像等の編集対象画像に、利用者がモニタと座標入力手段により構成された編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を実行し、
    前記編集対象画像又は/及び前記編集画像を印刷対象画像としてシール紙に印刷手段で印刷する写真撮影編集方法であって、
    前記シール紙に透明のシール紙を使用し、
    前記編集処理で、前記印刷対象画像を前記モニタに表示し該表示内への前記座標入力手段による重ね貼り用画像の書込みを行う重ね貼り用画像作成処理を実行し、
    前記印刷処理で、前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とを分離して印刷する分離印刷処理を実行する
    写真撮影編集方法。
  6. 前記印刷対象画像と、前記重ね貼り用画像とを1枚のシール紙に配置して前記印刷手段で印刷する
    請求項記載の写真撮影編集方法。
  7. 前記印刷対象画像又は/及び前記重ね貼り用画像を前記印刷手段でシール紙に印刷した写真シールシートに、これらの画像が重ね貼りされる際に位置合わせが容易となるように、合わせガイドを前記印刷対象画像と前記重ね貼り用画像とのそれぞれに対応して備えさせる
    請求項5又は6記載の写真撮影編集方法。
  8. 前記モニタに重ねてタッチパネルが備えられ、
    前記座標入力手段は該タッチパネルとタッチペンで構成されること特徴とする
    請求項5〜7のいずれか一項に記載の写真撮影編集方法。
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