JP2004233394A - 写真シール作成方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】背景を含む被写体の周景を変更可能にし、かつ、意図する周景ではない対象外周景の撮像を防止する写真シール作成方法及びその装置を提案し、利用者の満足度を向上する。
【解決手段】撮像空間内の一以上の被写体を撮像手段で撮像して撮像画像を作成する撮像処理を許容し、該撮像画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像等の編集対象画像に、利用者が編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、所定の画像を出力手段で出力する写真シール作成方法又はその装置に対して、撮像空間の背面周部を遮断して被写体の周景を構成する1又は複数の周景手段に、周景形態を変更する変更手段を備えた。
【選択図】 図23

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば被写体を照明して撮像した画像を編集して印刷するような写真シール作成方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、利用者を撮像し、これを予め用意されたフレーム画像と合成してシールシート等に印刷して提供する画像プリント作成装置が存在している。該画像プリント作成装置には、撮像した撮像画像上で利用者が付属のペンを使用して任意の文字や図形などを書込み編集(落書き)できるものも存在する。
【0003】
これらの画像プリント作成装置の処理は、利用者がコインを投入し、撮像を行い、書込み編集し、シール印刷する流れとなる。この一連の操作を終了した利用者が、投入したコインに対する成果物であるシールを受け取ることで、画像プリント作成装置は接客処理を完了する(特許文献1参照)。
【0004】
また、背景に複数種類のスクリーンを備え、撮像手段の撮像モードに複数のパターンを設定しておき、利用者に選択された撮像モードに対応して前記スクリーンを切替可能な映像プリント遊戯装置も提案されている。該映像プリント遊戯装置では、スクリーンがロール状に巻かれ、かつ撮影モードに対して適切なスクリーンをディスプレイにガイド表示することも開示されている(特許文献2、3参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−069404号公報
【特許文献2】
特開2000−267179号公報
【特許文献3】
登録実用新案第3047910号公報。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記画像プリント作成装置及び映像プリント遊戯装置は、全身を撮像する際に、撮影空間内の背景カーテンのみならず床部、天井部、側面部等が撮影画角内に入っていた。
【0007】
このため、撮像画像では背景の模様が利用者の背景に一様に広がらず、部分的に床や側面のカーテンの外が写り、非常に見栄えの悪い状態になることが多かった。このような場合には、利用者が背景カーテンの模様等を選択可能に構成していても、最終的に全体の見栄えが悪くなってしまうため利用者の不満につながっていた。
【0008】
背景を美しく仕上げるための対策としては、画像処理によって撮影画像の背景となっている同一色部分を他の模様画像に置き換えるクロマキー処理が知られている。しかし、上述のように利用者の背景に床部、天井部、側面部、及びカーテンの外等、背景カーテンと色の異なる部分が写ると、適切なクロマキー処理が出来ず美観を損なう結果となる。
【0009】
このようにクロマキー処理できず背景が残った部分に対しては、利用者がペンで直接塗りつぶす等して対話的に処理していた。しかし、対話処理を実行すると塗りつぶす上で作業的に手間及び時間がかかり、利用者と背景との境界部分を綺麗に塗り分けられない等、書込み編集処理を難しくする事となっていた。
【0010】
この発明は、上述の問題に鑑みて、背景を含む被写体の周景を変更可能にし、かつ、意図する周景ではない対象外周景の撮像を防止する写真シール作成方法及びその装置を提案し、利用者の満足度を向上することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、撮像空間内の一以上の被写体を撮像手段で撮像して撮像画像を作成する撮像処理を許容し、該撮像画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像等の編集対象画像に、利用者が編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、所定の画像を出力手段で出力する写真シール作成方法又はその装置であって、撮像空間の背面周部を遮断して被写体の周景を構成する1又は複数の周景手段に、周景形態を変更する変更手段を備えさせ、被写体の周景の変更を許容する写真シール作成方法又はその装置であることを特徴とする。
【0012】
前記撮像空間は、撮像用に利用者に提供する空間を指し、前記撮像手段で撮像可能な範囲の空間、又は、周景手段で囲繞(若しくは略囲繞)した空間で構成することを含む。
前記周景は、平面、曲面、又は凹凸面で構成することを含む。
【0013】
前記背面周部は、背面部と、該背面部に繋がる床部、天井部、側部、又は隣接部、あるいはこれらの複数等で構成する周部とを指す。具体的には、被写体に対する撮像空間の後背面(部)とその周部(若しくは周囲)として、後背面と床面、後背面と天井面、後背面と床面と天井面、後背面と側面、後背面と側面と床面、後背面と側面と天井面、又は後背面と側面と床面と天井面等、向きが異なる多平面(2以上、3以上、4以上若しくは5以上の平面)で構成する多面周部、あるいは、被写体に対する撮像空間の後背部を含む側面視湾曲面又は平面視湾曲面等の湾曲周部、その他、被写体に対する撮像空間の背面周部(背面周囲)で構成することを含む。
【0014】
前記周景は、被写体(利用者)の背景及び前景を指し、撮像した際に映りこむ被写体以外の部分をいう。
前記周景形態の変更は、周景の色模様(色や模様)の変更等、周景の形態の変更で構成することを含む。
前記変更手段は、次に説明する回転移動装置又は回転切替装置等、被写体の周景の変更を許容する装置で構成することを含む。
【0015】
上記回転移動装置は、布やシート等の幕体の両端を巻きつける2つの回転軸と、該回転軸を回転させる適宜の駆動手段(モータ等)とで構成することを含む。
【0016】
上記回転切替装置は、各平面に周景を設定した横長(又は縦長)の平面体若しくは横長(又は縦長)多角柱体(例えば三角柱体又は四角柱体)等の周景構成体に対し、縦方向(又は横方向)に複数並設された該周景構成体を全てに超過したベルト部材と、該ベルト部材を連動して回転させる駆動手段(モータ等)とで構成することを含む。
【0017】
前記周景手段は、前記幕体を前記回転移動装置で移動させて使用する部分(面)を変更可能にする幕体式周景装置、又は、前記周景構成体を前記回転切替装置で回転させて使用する面(部分)を切替える多面体式周景装置等、周景を変更可能な装置で構成することを含む。
【0018】
また、該周景手段は、例えば撮像空間の背面等、一部に上記幕体式周景装置又は多面式周景装置を備え、撮像空間の側面や天井面や床面等他の部分に鏡等の反射部材を備えて構成することを含む。
【0019】
前記撮像手段は、デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラで構成することを含む。
前記他の取得手段は、カメラ付き携帯電話やノートパソコン等の携帯情報端末と通信する通信手段、フレキシブルディスクや不揮発性メモリ媒体等の記憶媒体に記憶の情報を読取る記憶媒体読取手段、写真や絵画等の実画像をスキャニングするスキャナ等、画像データを取り込み可能なデータ取込手段で構成することを含む。
【0020】
前記取得画像は、通信手段又は記憶媒体読取手段等のデータ取込手段で取得する画像、すなわち個人用デジタルカメラでの撮像やパソコンでのグラフィック制作等によるデジタル画像や、写真や絵画等の実画像をスキャナでスキャニングしたスキャニング画像で構成することを含む。
【0021】
前記編集手段は、利用者にタッチペン又は指でタッチされた座標を取得するタッチパネルやマウス等のポインティングデバイス(座標入力手段)で構成することを含む。
【0022】
前記所定の画像は、前記撮像画像、前記デジタル画像、又は前記スキャニング画像等の編集前の画像、又はこれら編集前の画像を編集手段で編集した編集画像、又は、前記編集前の画像又は/及び前記編集画像から選択された複数の画像で構成することを含む。
【0023】
前記出力手段は、インクジェットプリンタ、昇華型熱転写プリンタや溶融型熱転写プリンタ等の熱転写プリンタ、又はレーザプリンタ等、モノトーン、セピア(sepia)トーン又はカラー等で画像を印刷する印刷手段、画像データを送信する通信手段、又は画像データを記憶媒体に書き込む記憶媒体リーダ/ライタで構成することを含む。
【0024】
この発明の態様として、前記周景手段に設けた現在の周景形態を識別可能にする情報体から、前記周景形態を識別手段で識別することができる。
前記情報体及び識別手段は、以下に説明する情報体と識別手段等、前記周景を識別可能な手段で構成することを含む。
【0025】
(1)情報体:アンテナ(通信手段)とICチップ(制御手段及び記憶手段)を備えて無線通信可能なRF−IDタグ(無線IDタグ)。
識別手段:アンテナ(通信手段)と制御装置(制御手段)とを備えて上記RF−IDタグからデータ受信又はデータ送受信を実行する無線通信装置。
【0026】
(2)情報体:赤外線の反射量を変化させるべく前記周景手段に取り付ける赤外線反射量調整体。
識別手段:赤外線照射手段で照射した赤外線の反射量を赤外線検出手段で検出する赤外線照射検出装置。
【0027】
(3)情報体:凸部又は/及び凹部による特定形状に形成した識別体。
識別手段:上記識別体の特定形状を適宜のセンサで認識する認識手段。
【0028】
またこの発明の態様として、前記周景を、隣接する複数の前記周景手段で構成し、各周景手段の境界を境界粉飾手段で粉飾して撮像することができる。
【0029】
前記境界は、前記各周景手段の接続部分又は近接部分で構成することを含む。
前記境界粉飾手段は、樹脂部材やガラス部材若しくはすりガラス等の部材で形成する半透明部材、又は、鏡や鉄やメッキ等で形成する反射部材等、境界を粉飾(変装、偽装、迷彩)する手段で構成することを含む。
【0030】
またこの発明は、前記写真シール作成方法又は写真シール作成装置で使用し、被写体の周景を変更可能にする周景装置(周景手段)とすることができる。
またこの発明は、前記写真シール作成方法又は写真シール作成装置で使用し、撮像時の境界の写り込みを防止する境界撮像防止装置(境界撮像防止手段)とすることができる。
【0031】
【発明の効果】
この発明により、被写体の周景を隙間なく演出し、該周景を一括変更することが可能となる。すなわち、例えば複数のロールカーテンで演出する周景を一括して全て変更するといったことが可能となり、利用者は短時間で適切な周景を選択できると共に、設定された周景以外の外界、すなわちアミューズメント施設の店内等の外部環境や、撮像空間の背面以外を周景として設定していない場合の床面、側面、又は天井面等の写り込みを防止することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、図1に示す写真シール作成機1の外観斜視図、図2に示す筐体2の正面図、図3に示す筐体2の左側面図、及び図4に示す筐体2の背面図と共に、写真シール作成機1の外観及び筐体2について説明する。
【0033】
写真シール作成機1は、主要な装置を備えた略ボックス状の筐体2、該筐体2の正面側に周景装置40(40A,40B,40C,40D)で囲繞した撮像空間4、及び前記筐体2の背面側に枠体3及びカーテン12で囲繞した編集空間5で構成する。
【0034】
前記筐体2について説明すると、筐体2の正面には、図2に示すように中央に縦に縦溝17を形成し、該縦溝17には、該縦溝17に沿って上下動可能なカメラユニット18を備えている。
【0035】
該カメラユニット18は、側面中央近傍でU字型のガイド22の上端に枢着して備えており、図3の写真シール作成機1に示す左側面図に仮想線で示すように前後に揺動可能に構成している。
【0036】
該カメラユニット18の正面は、中央にデジタルカメラ19(図2)を備え、その下に撮像の際の画像確認用モニタである液晶モニタ20を備えて、図2の仮想線に示すように、この正面部をカメラユニット18の中心部の前後方向を軸芯として回転可能に形成する。
【0037】
前記カメラユニット18の下方には、斜め上方の背面方向外側に光を照射するストロボ照明装置21b,21bを前記ガイド22に固着する。該ストロボ照明装置21bは、前記カメラユニット18と共に縦溝17に沿って上下動する。
【0038】
前記カメラユニット18の左右及び上部には、拡散板13bを配設し、該拡散板13bの奥側一面に反射板14bを備え、該拡散板13bと反射板14bで前後を挟むようにして蛍光灯照明装置15,15を左右に配設する。
【0039】
拡散板13bは、前記拡散板13bの内側辺と前記反射板14bとの間を、光を透過する透明板31,31(図9)で接着して固定し、側面方向の光の進行を妨げないように構成している。
【0040】
なお、前記ストロボ照明装置21b、反射板14b、及び拡散板13bとで、カメラ対応照明装置11Bを構成する。また、前記カメラユニット18とストロボ照明装置21bとガイド22とで、撮像照明ユニットを構成する。
【0041】
筐体2の下部は、前面を傾斜面とその下の垂直面で構成し、前記傾斜面の左端に硬貨を投入する貨幣投入口16aを備え、右端にデジタルカメラ19のズームイン、ズームアウト、OK、又はキャンセル等の操作を入力する操作部24を備える。
【0042】
該操作部24の左横には、撮像画像を確認するディスプレイ23を備え、前記垂直面の中央には、筐体2の内部に備えたストロボ照明装置21c(図3)の照明光を拡散する拡散板13cを備える。該拡散板13cと上記ストロボ照明装置21cとで床面照明装置11Cを構成する。
【0043】
筐体2の背面には、図4に示すように落書き編集時の表示及び入力を行うタッチモニタ27,27及び該タッチモニタ27に入力するためのタッチペン27a,27aを備える。
【0044】
筐体2の左側面下部には、図3に示すように写真シールシートを排出するシール排出口26aを備え、その内部には、図5に示す写真シール作成機1を正面左上から見た部分拡大図(一部断面図)に示すようにプリンタ26を備えて、該プリンタ26の下にパソコンで構成した制御装置10を備える。
【0045】
前記プリンタ26には、シール紙ユニット6がセットされており、該シール紙ユニット6は、ロール状に巻いたシール紙6aと正規品か否かを識別させる識別データ等のデータを記憶させたIDタグ6bで構成する。
【0046】
なお、前記シール紙6aは、印刷可能層の裏側に粘着層を備えたシール紙(シール媒体)等、貼付可能媒体で構成する。
前記プリンタ21の背部にはIDタグリーダ/ライタ25が備え付けられており、前記IDタグ6bに記憶の前記データを読み取る。
【0047】
周景装置40について説明すると、図1でAから見た背面斜視図である図6に示すように、天井部に備えた天井周景装置40A、側面部に備えた側面周景装置40B,40B、背面部に備えた背面周景装置40C、及び床面に備えた床面周景装置40Dを備える。なお、床面周景装置40Dの上部には、透明の床面としてアクリル板46を備えており、該アクリル板46の上に利用者が立って撮像するように構成している。
【0048】
各周景装置40は、ボックス状の撮像空間4の辺部近傍に備えたローラ42,42に回転カーテン41を巻きつけて構成する。なお、前記ローラ42,42は適度な距離をおいて1つずつ計2つを平行に配設し、該ローラ42,42に上記回転カーテン41を張架して1つの周景装置40を構成している。
【0049】
前記回転カーテン41は、図7の(A)の展開平面図に示すように、展開した状態で表側(撮像空間4側)に撮像される面としての背景演出面411(411A,411B,411C,411D)をそれぞれ複数並べて構成している。使用時は(C)の使用状態の平面図に示すように背景演出面411(撮像の対象となる撮像対象面)の1つが表面になるように他の面をローラ42に巻きつけて使用する。これにより、利用者の選択に従ってローラ42が回転し、撮像時の背景演出面411を変化させるように構成しており、少なくともデジタルカメラ19の撮像範囲に対応した被写体の背景(若しくは周景)を変更することができる。
【0050】
また、前記回転カーテン41の裏面(撮像されない面)には、(B)の側面図に示すように、前記背景演出面411に対応させてIDタグ43を縫い付けている。該IDタグ43には回転カーテンの模様に対応するデータを格納しており、IDタグリーダ47で通信して該データを読取る構成としている。これにより、ローラ42を回転させて背景演出面411を移動し、利用者に選択された背景演出面411が使用に適した位置に来たときにIDタグ43からデータが読取り可能となり(すなわちIDタグリーダ47の通信エリア内にIDタグ43が位置して通信可能となり)、読取りデータが利用者の指定した背景演出面411と一致すればローラ42の回転を停止することができる。
【0051】
また、前記回転カーテン41が自己と異なる前記回転カーテン41との境界部分である境界部413には、半透明の樹脂材で形成した角丸め部材45を備える。
【0052】
該角丸め部材45は、図8の(D)の斜視図に示すように、一面を凹型に湾曲させた三角錐を、(E)の斜視図に示すように互いに直角になるよう3つ接続した形状に形成する。
【0053】
なお、該角丸め部材45は、湾局面45aから直角辺45bに向かって徐々に不透明度が増すように形成する。これにより、影となって美観を損なう回転カーテン41の境界線を角丸め部材45でグラデーションさせて隠すことができる。
【0054】
以上の構成により、カメラユニット18の上下移動と同時にストロボ照明装置21bも上下移動し、撮像範囲の上下移動に対応して照明範囲を上下移動する。
【0055】
被写体の後方、上方、下方、及び側方は全て回転カーテン41で囲繞されているため、カメラユニット18をカメラユニット18を前後揺動あるいは回転して撮像範囲を極端に変更した場合であっても、撮像範囲の背景が背景演出面411、美しい背景の撮像画像が得られる。このとき、前記カメラ対応照明装置11B及び床面照明装置11Cにより撮像範囲内全体を十分な光量で照明して撮像できるため、背景も含めて十分な光量で美しい撮像画像を得ることができる。
【0056】
さらに、回転カーテン41の境界部には半透明の角丸め部材45を備えているため、境界部分の影等が目立たず、背景に違和感のない美しい撮像画像が得られる。
【0057】
次に、上述の美しい撮像画像を得るために各ストロボ照明装置21が照明する照明方向について、図9,図10,図11に示す照明方向説明図と共に説明する。
図9は、筐体2及び撮像空間4の平面図を示し、図中の矢印はカメラ対応照明装置11Bからの照明光の進行方向を示している。
【0058】
カメラユニット18に備えたストロボ照明装置21b,21bからの照明光は、平面視扇形の反射板14bで反射し、左右に配設した拡散板13b,13bで拡散して撮像空間4の正面側を略均一に照明する。
【0059】
図10は、筐体2及び撮像空間4の右側面図を示し、図中の矢印はカメラ対応照明装置11B、及び床面照明装置11Cからの照明光の進行方向を示している。
【0060】
カメラ対応照明装置11Bは、ストロボ照明装置21bから背面側斜め上方に照射した照明光を反射板14bで反射して拡散板13bで拡散し、撮像空間の正面側中央近辺を略均一に照明する。
【0061】
床面照明装置11Cは、ストロボ照明装置21cから正面側斜め下方に照射した照明光を拡散板13cで拡散し、床面を略均一に照明すると共に、該床面で反射した反射光で撮像空間の正面側下方を略均一に照明する。
【0062】
図11は、筐体2及び撮像空間4の正面図を示し、図中の矢印は床面照明装置11Cからの照明光の進行方向を示している。
床面照明装置11Cは、ストロボ照明装置21cから下方に照射した照明光を拡散板13cで拡散し、床面を略均一に照明すると共に、該床面で反射した反射光で撮像空間の正面側下方を下から略均一に照明する。
【0063】
以上の各照明方向説明図に示すとおり、カメラ対応照明装置11B、及び床面照明装置11Cによって撮像空間4は隙間なく略均一に照明されるため、カメラユニット18を極端な方向に向けて撮像を行っても、被写体及び背景を略均一に照明し、利用者が意図しない影が発生せず全体的に明るく美しい撮像画像を得ることができる。
【0064】
また、利用者が立って撮像したい場合や座って撮像したい場合等の各要望に対してカメラユニット18が上下移動されると、それに伴って撮像空間4の中央近傍を照明するストロボ照明装置21bも上下移動するため、撮像方向(撮像範囲)に対応した照明効果を得ることができる。
【0065】
次に図12に示す回路ブロック図と共に、写真シール作成機1の構造について説明する。
写真シール作成機1は、CPU,ROM,RAMを備えて各装置の制御動作を実行する制御装置10と、該制御装置10に接続して蛍光灯照明装置15、貨幣処理装置16、デジタルカメラ19、ストロボ照明装置21、ディスプレイ23、操作部24、IDタグリーダ/ライタ25、プリンタ26、タッチモニタ27、スピーカ28、電源ユニット29、及び周景装置40(40A,40B,40C,40D)を備えると共に、前記デジタルカメラ19に接続して液晶モニタ20を備える。
【0066】
前記制御装置10は、前述の通り各装置の制御処理を実行する。また、後述するように利用者に選択された背景(背景パターン)に従って周景装置40を駆動制御し、撮像される背景演出面411を適切に変更する背景変更処理(周景変更処理)も背景変更プログラム(周景変更プログラム)によって実行する。
【0067】
さらに、後述するように撮像画像を合成スタンプ用画像にクロマキー変換する画像処理、すなわち背景色が単一色(白又は青等の一色)である場合に撮像画像から背景色にマスクをかけて、被写体のみを合成スタンプ用画像として基本背景画像に貼り付けるクロマキー合成を可能にする画像処理を実行する。
【0068】
前記蛍光灯照明装置15は、制御装置10から照明制御信号を受け取り、利用者がプレイ中は常に点灯して撮像空間4内を明るく照明する。
【0069】
前記貨幣処理装置16は、コインセレクタ及びコイン収納部(図示省略)で構成して前述の貨幣投入口16aの内部に備え、投入された硬貨の真偽判別、金種判別、及び収納を行い、投入枚数を枚数情報として前記制御装置10に送信する。なお、この硬貨投入はプレイ開始信号にもなる。
【0070】
前記デジタルカメラ19は、前記制御装置10から受取るシャッタ信号で撮像を実行し、撮像した静止画データ及び撮像前後に撮影している動画映像の動画データを画像データとして制御装置10に転送する。また、前記動画映像は、液晶モニタ20にもビデオ信号として送信する。
前記液晶モニタ20は、前述の通りデジタルカメラ19からビデオ信号を受け、該デジタルカメラ19で撮影している動画映像をプレビュー表示する。
【0071】
前記ストロボ照明装置21は、制御装置10から受取る照明制御信号で発光制御され、前記デジタルカメラ19での撮像と同期をとってストロボ発光を実行する。
【0072】
前記ディスプレイ23は、前記制御装置10よりRGB信号を受信し、該信号に従って前記デジタルカメラ19で撮影している動画映像をプレビュー表示する、あるいは撮像した撮像画像を静止画表示して利用者に撮像画像を確認させるといった表示を実行する。
【0073】
前記操作部24は4つのボタンスイッチで構成しており、利用者に各ボタンスイッチを押下させて、シール分割数等の各種選択、決定、キャンセル、及び前記デジタルカメラ19のズームイン/ズームアウトといった入力を受け付け、押下されたボタンを選択入力信号として制御装置10に送信する。
【0074】
前記IDタグリーダ/ライタ25は、シール紙ユニット6に備えたIDタグ6bに記憶されているデータを読取信号で読取り、更新信号で前記データの更新を実行する。これによって、シール紙ユニット6が正規のものであるか否かを判定し、印刷回数を読み取って交換が必要か否かを判定すると共に、必要に応じて印刷回数であるカウント数を上書きする等の更新処理を実行する。
【0075】
前記プリンタ26は、前記制御装置10よりプリント画像データを受信し、受信したプリント画像をシール紙ユニット6のシール紙6aに印刷し、作成した写真シールシート6c(図5)を排出する。
【0076】
前記タッチモニタ27は、制御装置10から受けるRGB信号に従って落書き編集を行う画面を表示すると共に、利用者によってタッチペン27a(図4)で撮像開始や落書き編集等の指示が入力されると、その座標信号を入力信号として前記制御装置10に送信する。
【0077】
ここで、落書き編集とは、タッチモニタ27上の操作を示し、該タッチモニタ27には、落書き用のメニュー画面と撮像画像を表示する。利用者は、前記メニュー画面上の操作ボタンを選択して撮像画像にタッチペン27aによる落書きを行うことができ、カラーペン、カラースタンプなどのアイテムで撮像画像を画像処理する操作や、合成スタンプ用画像を基本背景が雄図に配置して合成する操作ができる。なお、落書き編集中は残時間(又は経過時間)を表示している。
【0078】
前記スピーカ28は、制御装置10から音声信号を受け取り、写真シール作成機1の説明や操作を促すアナウンス等の音声を発声する。
前記電源ユニット29は、写真シール作成機1の動作に必要な電源を供給する。またUPS(Uninterruptible Power Supply)でバックアップをとることで、ブレーカ断時にも制御装置10に内蔵のハードディスク(記憶装置)の破損を回避するよう構成している。
【0079】
前記周景装置40(40A,40B,40C,40D)は、ローラ42(図6)を回転させるモータ(駆動手段)、及び、IDタグ43と無線通信して情報を取得する質問機を備えている。
【0080】
以上の構造により、写真シール作成機1は、カメラ対応照明装置11B、及び床面照明装置11Cに内蔵する各ストロボ照明装置21を撮像と同期をとって発光させ、該ストロボ照明装置21の照明を得てデジタルカメラ19で撮像を実行し、美しい背景で撮像した撮像画像に対して、タッチモニタ27で落書き編集を許容してプリンタ26でシール紙6aに画像を印刷した写真シールシート6cを作成し、排出する。
【0081】
次に、図13に示す制御装置10の処理フロー図と共に、写真シール作成機1の動作について説明する。
利用者(被写体)によって貨幣投入口16aに所定枚数(所定金額)の硬貨(コイン)が投入されると、制御装置10はプレイを開始する(ステップn1)。
【0082】
制御装置10は、撮像処理を実行して撮像画像を取得し(ステップn2)、編集処理を実行して上記撮像画像に落書き編集を許容し(ステップn3)、作成された編集画像を印刷して(ステップn4)、完成した写真シールシートを排出して(ステップn5)、接客処理を終了する。
【0083】
前記撮像処理では、図14の制御装置10の処理フロー図に示す各処理を実行する。
まず、制御装置10は、ディスプレイ23に対して図15に示す選択方法決定画面を表示し(ステップp1)、全ての回転カーテン41の背景演出面411を一括変更するか、個別に回転カーテン41の背景演出面411を変更するかを操作部24で選択させる(ステップp2)。
【0084】
利用者に個別変更が選択された場合には、図16に示す変更カーテン個別選択画面をディスプレイ23に表示し、利用者にどの回転カーテン41を変更するか選択させる(ステップp3)。
【0085】
該選択が終了するか、前記ステップp2で一括変更が選択された場合には、図17に示すカーテン種類選択画面をディスプレイ23に表示し、利用者に使用するカーテンの色や模様等を選択させる(ステップp4)。
【0086】
制御装置10は、カーテン回転変更処理を実行する(ステップp5)。該カーテン回転変更処理では、図18に示すように、まずIDタグリーダ47(47A,47B,47C,47D)で現在表面となっている背景演出面411のIDタグ43からデータを受信し、利用者に選択された種類の背景演出面411が表面にあり撮像可能となっているか否かを検出する(ステップs1)。
【0087】
現在の背景演出面411が利用者に選択された種類と異なっていた場合には、周景装置40内のモータを駆動してローラ42を回転させ、背景演出面411を移動させる(ステップs2)。このとき、回転移動させるのは選択された種類と異なっていた背景演出面411の回転カーテン41のみであり、一致していた背景演出面411の回転カーテン41は回転させずそのまま維持する。
【0088】
IDタグ43がIDタグリーダ47に近づいて(近接して)くると、該IDタグ43がIDタグリーダ47の通信可能領域内に入って通信可能となり、IDタグリーダ47は内蔵する質問器により、制御装置10の制御に従ってIDタグ43のカーテン種類データを受信する。これにより、現在の背景演出面411の種類を検知し、利用者の指定と一致すればステップs1にリターンし(ステップs3)、一致しなければステップs2にリターンする。
このようにローラ42の回転を調整し、全ての回転カーテン41で表面に位置する背景演出面411が利用者に選択された種類となって、全回転カーテン41が回転停止状態(ステップs4)となれば、カーテン回転変更処理を終了する。
【0089】
図14に戻って制御装置10は、図19に示すようにデジタルカメラ19で撮影している被写体の映像をディスプレイ23に動画表示し、同時に液晶モニタ20にも動画像表示して、利用者にプレビュー確認を行わせる(ステップp6)。
【0090】
予め設定していた所定の制限時間(例えば50秒)が経過してタイムアウトとなった場合には(ステップp7)、撮像処理を終了する。
タイムアウトとなっていなければ、ゲームシナリオを設定する(ステップp8)。該ゲームシナリオの設定では、利用者に選択された背景演出面411に対応した照明条件(各ストロボ照明装置21の照明光度、及び発光させるか否か等)を設定し、撮像ポーズを促すナレーションをスピーカ28で発声するといった処理を実行する。
【0091】
すなわち、制御装置10内のハードディスクには、ゲームシナリオとして、背景演出面411に対応した照明設定データやナレーションの音声データを格納しており、該ゲームシナリオは利用者が使用する背景演出面411を選択することで決定される。
なお、ゲームシナリオを利用者に選択させ、選択されたゲームシナリオに対応した背景演出面411に自動変更する構成としても良い。
【0092】
制御装置10は、図20に示す撮像画面をディスプレイ23に表示し、カウントダウンを行ってストロボ発光及びデジタルカメラ19のカメラシャッタの作動を実行する(ステップp9)。
【0093】
撮像した撮像画像は、液晶モニタ20に静止画で表示する(ステップp10)。
利用者が撮像画像に満足しなければステップp1にリターンし、利用者が満足すれば該撮像画像を制御装置10に転送し(ステップp12)、撮像処理を終了する。
【0094】
次に、図21に示す制御装置10の処理フロー図と共に、編集処理について説明する。
該編集処理では、図22に示す編集画面をタッチモニタ27に表示して、利用者がタッチペン27aを利用して撮像画像に落書き編集(画像編集)することを許容する。
【0095】
ここで編集画面について説明すると、画面右横に備えた画像切替ボタン27hは、編集対象の画像(撮像画像又は該撮像画像に落書きした編集画像)を縦に並べて配置している。利用者にタッチペン27aでいずれかの編集対象画像がタッチされると、選択された画像を画像編集枠27fに表示し、該画像に対して編集を許容する。
該編集は、ペンツール27b、スタンプツール27c、背景ブラシ27d、及びアイテム選択ボタン27e等の利用によって可能とする。
【0096】
このような編集画面で、利用者によって背景ブラシ27dが選択された場合には(ステップr1)、クロマキー処理を実行する(ステップr2)。
【0097】
該クロマキー処理では、背景色がほぼ一色で構成されている場合に、アイテム選択ボタン27eで選択されている色や模様を、撮像画像の背景部分、すなわち被写体以外の部分に対してタッチペン27aで描く処理を許容する。被写体が写っている部分には描けないため、背景を綺麗に変更することが可能となっている。
【0098】
該クロマキー処理には、所定の範囲内の色域部分に対して、画像を置き換える処理や模様を描く処理を実行するクロマキー合成技術を利用しており、例えば背景となる背景演出面411がオレンジ色であれば、オレンジ色に近似する色域部分が編集対象となる。
【0099】
このとき、回転カーテン41は側面、床面、及び天井面が回転可能であるため、全ての背景演出面411を同一色に設定して撮像した場合には、利用者が通常ブラシで塗りつぶすといったことをしなくとも、背景を一括処理で塗りつぶすあるいは背景画像に差し替えて、容易にきれいな合成画像を得ることが可能となる。
【0100】
上記クロマキー処理が終了するか、通常処理が利用者に選択されると、制御装置10は通常コンテンツを実行する(ステップr3)。該通常コンテンツでは、ペンツール27b及びスタンプツール27cといった各アイテムを利用して、文字や図形を描く、模様を描くといったことが可能である。
【0101】
ペンツール27bは、選択された種類(通常ペンやクリスタルペンや水玉ペン等)で、選択された色のペン書込みを許容する。
スタンプツール27cは、あらかじめ用意した各種類のスタンプ(絵柄)のタッチされた位置への貼り付けを許容する。なお、当該スタンプとしては、タッチされつづけることで大きさや絵柄を順次若しくは連続的に変更し、離された瞬間の絵柄をスタンプする「ふうせん回転」や、タッチペンでなぞられた分だけその軌跡に合わせて伸びた画像がスタンプできる「のびのび」等、特殊効果を備えたスタンプが存在する。
【0102】
アイテム選択ボタン27eは、上記ペンツール27bやスタンプツール27cの各種類で使用できる色や模様を利用者が選択可能に表示する。
このようにしてクロマキー合成や通常の落書き編集を許容して、編集処理を終了する。
【0103】
以上の動作により、利用者は背景をクロマキー合成で綺麗に合成した編集画像を容易に取得することが可能となる。また、背景演出面411を変更した状態でカメラユニット18を傾ける等の特殊角度で撮像しても、撮像空間4の正面を除く5面(被写体である利用者の背面、床面、天井面、両側面)に背景演出面411が存在しているため、撮像範囲内の背景として背景演出面411以外の外界等が映り込むことを確実に防止することが出来る。
【0104】
すなわち、従来の背景面(一平面のみ)のカーテンを変更するタイプ(回転カーテン41Cのみが回転可能となっているようなタイプ)の写真シール作成機では、撮像空間4の側面部や床面部、さらに天井部等が白色で写りクロマキー合成ができなかったが、この問題を解決することができる。
【0105】
また、撮像空間4の背面、両側面、床面、及び天井面の接続している各辺には、角丸め部材45を備えているため、角部の陰が目立たずクロマキー合成の妨げとなることを防止することが出来る。
【0106】
従って、図23の撮像ポーズイメージ図に示すように、複数の背景演出面411(411A,411B,411C,411D)が一体となって1つの背景(若しくは周景)を構成するように、核回転カーテン41の背景演出面411に部分背景(若しくは部分周景)を設定しても良い。
【0107】
これにより、複数の回転カーテン41を協調させて利用することができ、利用者の背景空間(若しくは周景空間)に広大な背景(若しくは周景)を設定することが可能となる。
【0108】
このようにして作成した写真シールシート6cは、図24に示すように複数の写真シール6dを配置(分割配置)した構成となり、利用者はハサミやカッター等で各写真シール6dに切断し、取得した写真シール6dを手帳や持ち物等に貼り付けて利用することが出来る。各写真シール6dには撮像時に美しい背景7が写っており、利用者は満足できる仕上がりの写真シール6dを取得することができる。
【0109】
背景演出面411に濃い色や濃い色の模様を設定した場合には、利用者の足元等に発生する影が目立たず、また各背景演出面411の接続部の切れ目も目立たないため、より美しい撮像画像を得ることができる。
【0110】
なお、上記実施形態では、背面、側面、床面、及び天井面の背景演出面411を変更可能に構成したが、少なくとも背面と床面を変更可能に構成することが好ましく、さらに天井面も変更可能にすることがより好ましく、その上両側面をも変更可能にすることが好ましい。
【0111】
また、利用者が各背景演出面411をばらばらに選択し、背面、床面、左側面、右側面、及び天井面で、それぞれことなる周景を演出しても良い。これにより、利用者は自由な背景の組み合わせを選択でき、アミューズメント性を向上することが出来る。
【0112】
また、回転カーテン41Cは、図25の側面断面図に示すように、上下部分に面取りを行うR部(丸め部)412を設けても良い。例えば、図示するように上下部分にピアノ線48を2本ずつ写真シール作成機1の幅方向に張架し、回転カーテン41Cの背景演出面411の上下部が前記ピアノ線48の背後側(図示左側)にくるように設定する。前記ピアノ線48のさらに上下端には補助部材49を設置し、該補助部材49の撮像空間4側に背景演出面411の上下端部がくるように設定して背後側にローラ42が位置するように回転カーテン41を設置する。
【0113】
これにより、角丸め部材45を備えずとも、回転カーテン41Cの上下部である辺縁部(R部412)が撮像空間4の内側へ回り込み、回転カーテン41A及び41Dと回転カーテン41Cとを角がないように接続して接続部での影の発生を防止し、容易にクロマキー合成が行えるようになる。
【0114】
この実施形態では回転カーテン41Cの上下部にR部412を備えたが、左右部にR部412を備える構成としても良い。上下部にR部412を備えた場合には全身撮像時に床や天井との境目を目立たないようにすることができ、左右部にR部412を備えた場合にはアップ撮像時に側面との境目を目立たないようにすることができる。
【0115】
また、図26の平面断面図に示すように、背景演出面411が平面視コの字型になるように1つの回転カーテン41を備えても良い。この場合、撮像空間4の両側部に縦長の棒状の補助部材49を備え、撮像空間4の後方両側部にピアノ線48を左右4本ずつ縦に張架する。該ピアノ線48の後方外側にはローラ42,42を備え、該ローラ42にカーテン部材を巻きつけて形成した回転カーテン41を、前記補助部材49及びピアノ線48でガイドして、側面の背景演出面411B,411B、及び背面の背景演出面411Cで平面視コの字型となるように備える。
【0116】
背景演出面411B,411B、及び背面の背景演出面411Cの接続部は、4本のピアノ線48によってRをかけ、R部412を形成する。
以上の構成により、1つの回転カーテン41で撮像空間4の背面及び両側面を演出することができ、ローラ42を回転させて撮像対象となる背景演出面411を変更することが可能となる。
【0117】
該背景演出面411は、側面部(背景演出面411B,411B)及び背面部(背景演出面411C)が一体となって繋がっているため、すなわち背景演出面411が背面部から側面部へ延長されているため、切れ目のない連続した広範囲の背景を演出すことが可能となる。
【0118】
また、前記ピアノ線48を、図27の平面図に示すように平面視半円状又は半楕円状に配設し、背景演出面411が半円(又は半楕円)となるように構成しても良い。
【0119】
この場合は、自然な広がりのある背景を演出することができ、パノラマ的な背景を提供することが可能となる。さらに、半円(又は半楕円)としていることで、背景演出面411に対する照明光の照射強度の部分差が減少する。これにより、背景演出面411を単一色に設定した場合に、撮像画像で照明による背景の明度変化や色域変化が減少し、適切なクロマキー合成を容易に行うことが可能となる。
【0120】
また、利用者による背景演出面411の変更指示は、操作部24で入力させたが、リモートコントロール装置を設置する、あるいは複数の操作部24を設置する構成として、撮像空間4の様々な場所で背景演出面411の変更指示が行えるようにしてもよい。これにより、利用者は位置やポーズを検討しつつ、その場で背景演出面411の変更指示を行うことができ、利便性が向上する。
【0121】
また、背景演出面411は選択的に変更可能としたが、グラデーションや連続画像で構成し、連続的に任意の位置で変更可能に構成しても良い。これにより、例えば港周辺、海、水平線、空、天空というように連続した絵柄を、撮像時に撮像可能な背景演出面411の範囲より大きく印刷等しておき、利用者の操作指示による連続移動で、「港周辺と海」、「海と水平線と空」、又は「空と天空」といったように、背景を好みのアングルに設定することが可能となる。
【0122】
また、カメラユニット18の撮像角度を一定範囲内に制限し、出入り口が撮像されないように設定しておけば、利用者がどのような角度や位置にカメラユニット18を設定しても、常時美しい背景による撮像画像を取得することが可能となる。
【0123】
また、上述のピアノ線48に替えて透明部材を備え、該透明部材で回転カーテン41の背景演出面411をガイドするように構成しても良い。この場合は、ピアノ線48では完全な曲面状にはできず多角面で近似していたR部を、完全な曲面状にして角辺の発生を防止することができる。
【0124】
また、カメラユニット18の揺動及び/又は回転にも対応して照明方向を変更するように、カメラユニット18自体にストロボ照明装置21bを備え付けても良い。これにより、ストロボ照明装置21bの照明方向は、カメラユニット18の上下移動と共に俯仰及び時計方向、反時計方向の回転にも同期する構成となり、撮像方向に完全対応して照明することができる。
【0125】
また、デジタルカメラ19に広角変換レンズを備え付けてもよい。これにより、奥行きの狭い撮像空間4であっても、広い撮像範囲を確保して全身撮像や多人数での撮像に対応することができる。
【0126】
また、操作部24をカメラユニット18の正面の円周上に配置し、カメラユニットを移動、揺動、又は回転してすぐに操作できるように構成しても良い。
また、拡散板13は、半透明の樹脂材又はガラス材で形成しても良いし、光を透過し得る厚さの紙又は布で形成しても良い。
【0127】
また、反射板14は光が反射すればよいので、白色に変えて銀色等の色で塗装しても良いし、銀メッキや金メッキ等のメッキ処理を施してもよいし、素材を紙等の拡散効果の高いものにしてもよい。
また、カーテン12は、白色に限らず青色又は緑色で塗装してクロマキー合成に適した色に構成してもよいし、その他の色で構成しても良い。
【0128】
また、前記ディスプレイ23は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、鏡、又は、画像を投射するプロジェクタや映写機等の投射手段と上記画像を写像(像を写し出す)するスクリーンやカーテンや筐体等の写像手段とを有する投射写像手段で構成しても良い。上記プロジェクタは、透過型プロジェクタ又は反射型プロジェクタで構成すると良い。
また、前記ストロボ照明装置21は、蛍光灯や白熱灯等の連続照明装置で構成しても良い。
【0129】
また、例えばUSBケーブルやIEEEケーブル等のデータ取込インターフェースを筐体2の正面側(又は背面側)に備え、個人用のデジタルカメラやノートパソコン、携帯電話やPDA等から前記編集処理で使用する画像を取り込み可能に構成しても良い。これにより、例えば過去に撮像したお気に入りの写真画像を使用する、ペットの写真画像を使用する、あるいは、風景写真や花柄イラストを利用する等、利用者が自由な素材画像を利用して編集処理を行うことを可能にでき、利用者の満足度を向上させることができる。
【0130】
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の写真シール作成装置は、実施形態の写真シール作成機1に対応し、
以下同様に、
周景は、背景7に対応し、
撮像手段は、デジタルカメラ19に対応し、
出力手段は、プリンタ26に対応し、
編集手段は、タッチモニタ27に対応し、
周景手段及び周景装置は、周景装置40に対応し、
情報体は、IDタグ43に対応し、
境界粉飾手段及び境界粉飾装置は、角丸め部材45に対応し、
識別手段は、IDタグリーダ47に対応し、
背面周部は、背景演出面411に対応し、
境界は、境界部413に対応し、
所定の画像は、撮像画像に対応し、
他の取得手段は、データ取込インターフェースに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真シール作成機の外観を示す斜視図。
【図2】筐体の外観を示す正面図。
【図3】筐体の外観を示す左側面図。
【図4】筐体の外観を示す背面図。
【図5】写真シール作成機を正面左上から見た部分拡大図(一部断面図)。
【図6】筐体の外観の背面斜視図。
【図7】回転カーテンの説明図。
【図8】角丸め部材の説明図。
【図9】筐体及び撮像空間の平面図。
【図10】筐体及び撮像空間の右側面図。
【図11】筐体及び撮像空間の正面図。
【図12】写真シール作成機の制御回路を示すブロック図。
【図13】制御装置が実行する全体処理のフローチャート。
【図14】制御装置が実行する撮像処理のフローチャート。
【図15】ディスプレイに表示する画面イメージ説明図。
【図16】ディスプレイに表示する画面イメージ説明図。
【図17】ディスプレイに表示する画面イメージ説明図。
【図18】カーテン回転変更処理のフローチャート。
【図19】ディスプレイに表示する画面イメージ説明図。
【図20】ディスプレイに表示する画面イメージ説明図。
【図21】編集処理のフローチャート。
【図22】タッチモニタに表示する編集画面の説明図。
【図23】利用者が撮像ポーズを取る際の撮像空間のイメージ図。
【図24】写真シールシートの平面図。
【図25】他の実施形態における回転カーテンの側面断面図。
【図26】他の実施形態における筐体及び撮像空間の平面断面図。
【図27】他の実施形態における筐体及び撮像空間の平面断面図。
【符号の説明】
1…写真シール作成機
4…撮像空間
7…背景
19…デジタルカメラ
26…プリンタ
27…タッチモニタ
40…周景装置
43…IDタグ
45…角丸め部材
47…IDタグリーダ
411…背景演出面
413…境界部

Claims (8)

  1. 撮像空間内の一以上の被写体を撮像手段で撮像して撮像画像を作成する撮像処理を許容し、
    該撮像画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像等の編集対象画像に、利用者が編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、
    所定の画像を出力手段で出力する写真シール作成方法であって、
    被写体に対する撮像空間の背面周部を遮断して被写体の周景を構成する1又は複数の周景手段に、周景形態を変更する変更手段を備えさせ、被写体の周景の変更を許容する写真シール作成方法。
  2. 前記周景手段に設けた現在の周景形態を識別可能にする情報体から、前記周景形態を識別手段で識別する請求項1記載の写真シール作成方法。
  3. 前記周景を、隣接する複数の前記周景手段で構成し、各周景手段の境界を境界粉飾手段で粉飾して撮像する請求項1又は2記載の写真シール作成方法。
  4. 撮像空間内の一以上の被写体を撮像手段で撮像して撮像画像を作成する撮像処理を許容し、
    該撮像画像、又は/及び他の取得手段で取得の取得画像等の編集対象画像に、利用者が編集手段で編集して編集画像を作成する編集処理を許容し、
    所定の画像を出力手段で出力する写真シール作成装置であって、
    撮像空間の背面周部を遮断して被写体の周景を構成する1又は複数の周景手段に、
    周景形態を変更する変更手段を備えた写真シール作成装置。
  5. 現在の周景形態を識別可能にする情報体を前記周景手段に設け、
    該情報体から前記周景形態を識別する識別手段を備えた請求項4記載の写真シール作成装置。
  6. 前記周景を、隣接する複数の前記周景手段で構成し、
    撮像の際に各周景手段の境界を粉飾する境界粉飾手段を設けた請求項4又は5記載の写真シール作成装置。
  7. 請求項1から6記載の写真シール作成方法又は写真シール作成装置で使用し、被写体の周景を変更可能にする周景装置。
  8. 請求項3又は6記載の写真シール作成方法又は写真シール作成装置で使用し、撮像時に境界を粉飾する境界粉飾装置。
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