JP2003173472A - 写真シール自動販売方法とその装置、シール紙ユニット及び写真シールシート - Google Patents

写真シール自動販売方法とその装置、シール紙ユニット及び写真シールシート

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JP2003173472A JP2002016529A JP2002016529A JP2003173472A JP 2003173472 A JP2003173472 A JP 2003173472A JP 2002016529 A JP2002016529 A JP 2002016529A JP 2002016529 A JP2002016529 A JP 2002016529A JP 2003173472 A JP2003173472 A JP 2003173472A
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尚仁 志岐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、被写体の位置に応じて照明効果、
撮像効果、編集効果等の効果を変化させ、写真シールシ
ートの仕上がりのバリエーションを豊富にし、写真シー
ルシート作成のアミューズメント性を向上させた写真シ
ール自動販売方法とその装置、及び写真シールシートを
提案することを目的とする。 【解決手段】撮像空間内の1以上の被写体を照明手段で
照明して撮像手段で撮像して撮像画像を作成する撮像処
理を許容し、編集対象の画像に対して編集手段で編集し
て編集画像を作成する編集処理を許容し、所定の画像を
出力画像として出力手段で出力する写真シール自動販売
方法に対して、検知手段で前記被写体を検知し、前記検
知した被写体の状態に基づいて、前記出力画像の作成条
件を変化させる処理を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばゲームセ
ンターや遊園地、旅館、観光地などの施設に設置し、撮
像手段で撮像した画像に落書き等をさせて印刷した写真
シールシートを販売するような写真シール自動販売方法
とその装置、及び写真シールシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮像空間の被写体を照明手段で照
明して撮像手段で撮像し、該撮像した撮像画像に落書き
等をさせて印刷した写真シールシートを販売する写真シ
ール自動販売装置が存在している。
【0003】前記写真シール自動販売装置を利用する利
用者は複数人のグループであることが多く、またポーズ
を取って全身を撮像できる写真シール自動販売装置に人
気が集まっているため、撮像空間を広く確保する傾向に
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、撮像空間が広
くなると、例えば被写体が2人で撮像手段に接近して主
に顔を撮像する、或いは被写体が4人で撮像手段から離
れて全身を撮像する等、撮像の自由度が大きくなるのに
対し、被写体の位置や人数等の被写体の状態に関わらず
適切な照明効果や撮像効果を得ることは困難であった。
【0005】また、例えば被写体の1人は撮像手段に接
近し、もう1人は撮像手段から離れた状態で撮像した場
合など、分散した被写体の位置に応じて照明効果や撮像
効果、編集効果等を変化させることもできなかった。
【0006】この発明は、被写体の位置、数、有無等の
被写体の状態に応じて照明効果、撮像効果、編集効果等
の効果を変化させ、写真シールシートの仕上がりのバリ
エーションを豊富にし、写真シールシート作成のアミュ
ーズメント性を向上させた写真シール自動販売方法とそ
の装置、及び写真シールシートを提案することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、撮像空間内
の1以上の被写体を照明手段で照明して撮像手段で撮像
して撮像画像を作成する撮像処理を許容し、編集対象の
画像に対して編集手段で編集して編集画像を作成する編
集処理を許容し、所定の画像を出力画像として出力手段
で出力する写真シール自動販売方法であって、検知手段
で前記被写体を検知し、前記検知した被写体の状態に基
づいて、前記出力画像の作成条件を変化させる処理を行
う写真シール自動販売方法又はその装置であることを特
徴とする。
【0008】前記編集対象の画像は、前記撮像画像のほ
か、通信手段又は記憶媒体読取手段等のデータ取込手段
で取得する画像、すなわち個人用デジタルカメラでの撮
像やパソコンでのグラフィック制作等によるデジタル画
像や、写真や絵画等の実画像をスキャナでスキャニング
したスキャニング画像を含む。
【0009】前記所定の画像は、前記撮像画像、前記デ
ジタル画像、前記スキャニング画像、及び/又はこれら
の画像を編集手段で編集した編集画像であることを含
む。前記出力手段は、画像を印刷する印刷手段、画像デ
ータを送信する通信手段、又は画像データを記憶媒体に
書き込む記憶媒体リーダ/ライタであることを含む。前
記出力画像は、前記所定の画像、又は前記所定の画像を
複数配置した画像であることを含む。
【0010】前記検知手段は、被写体の重みを検出して
被写体が存在するか否かを検知する圧力センサ、近赤外
線の反射を検出して被写体が存在するか否かを検知する
光学センサ等のセンサであることを含む。前記検知手段
による検知は、被写体の位置、数、有無等の被写体の状
態を検知することを含む。前記構成により、被写体の位
置、数、有無等の被写体の状態を検知することができ、
被写体の状態に応じた効果を得た写真シールシートを得
ることができる。
【0011】好ましい実施の形態として、前記作成条件
を変化させる処理として、前記照明手段の照明状態を変
化させる処理を行うことができる。
【0012】前記照明状態を変化させる処理は、照明手
段の光量の変更、照明角度の変更、位置の変更、又は複
数の照明手段から照明する照明手段を選択等の制御、又
はこれらの複合であることを含む。前記構成により、例
えば被写体が撮像空間左側にいれば左側の照明手段のみ
を発光させる、或いは被写体が照明手段から近い時は光
量を減少し、被写体が照明手段から遠いときは光量を増
加する等、被写体の位置、数、有無等の被写体の状態に
基づいた照明効果を得ることができ、無駄な照明光を廃
して照明手段を効果的に活用し、消費電力を削減するこ
とができる。
【0013】好ましい実施の形態として、前記作成条件
を変化させる処理として、前記撮像手段の撮像条件を変
化させる処理を行うことができる。前記撮像条件を変化
させる処理は、撮像手段の撮像角度の変更、該撮像角度
の変更速度・変更範囲の変更、撮像手段の移動、複数の
撮像手段から使用する撮像手段の選択等の制御、又はこ
れらの複合であることを含む。前記構成により、例えば
被写体が撮像手段から近いときは撮像手段の可動角度を
大きく設定し、被写体が撮像手段から遠いときは撮像手
段の可動角度を小さく設定するなど、被写体の位置、
数、有無等の被写体の状態に基づいた撮像効果を得るこ
とができる。
【0014】好ましい実施の形態として、前記作成条件
を変化させる処理として、前記編集手段の編集条件を変
化させる処理を行うことができる。前記編集条件を変化
させる処理は、例えば撮像画像に落書きペンで落書き編
集するときに、撮像手段に近づいて撮像した被写体の姿
には落書き不能にし、撮像手段から離れて撮像した被写
体の姿には落書きできるようにして立体感を出す等、被
写体の位置、数、有無等の被写体の状態に基づいた編集
効果を得ることができる。
【0015】この発明は、画像が印刷されるシール紙
と、該シール紙の真偽を識別させる識別体を備え、前記
写真シール自動販売方法又は前記写真シール自動販売装
置に備えられた識別手段で、前記識別体が識別されて前
記所定の画像が印刷されるシール紙ユニットとすること
ができる。
【0016】前記識別体は、非接触でデータを読書きす
るIDタグ、バーコード、ICカード、特定形状に形成
したシール紙ユニットのユニット形状であることを含
む。前記識別手段は、IDタグに記憶のデータを読取る
IDタグリーダ、バーコードを読取るバーコードスキャ
ナ、ICカードに記憶のデータを読取るICカードリー
ダ、特定形状に形成したシール紙ユニットのユニット形
状と嵌合する嵌合部であることを含む。
【0017】前記シール紙ユニットは、識別体とシール
紙とを一体にして構成する、あるいは前記識別体とシー
ル紙とを別体にして構成することを含む。前記構成によ
り、前記写真シール自動販売方法又は前記写真シール自
動販売装置に適合したシール紙ユニットを確実に使用す
ることができる。
【0018】またこの発明は、前記写真シール自動販売
方法又は写真シール自動販売装置で、前記所定の画像を
印刷する又は印刷した写真シールシートとすることがで
きる。これにより、利用者は被写体の位置、数、有無等
の被写体の状態に基づいた効果を得た写真シールシート
を得ることができる。
【0019】またこの発明は、照明手段で被写体を照明
しての撮像手段での撮像を許容し編集手段での編集を許
容して出力手段で出力する写真シール自動販売方法又は
写真シール自動販売装置に備える検知手段であって、被
写体を検知する検知装置とすることができる。前記検知
装置は、被写体の重みを検知する圧力センサ、近赤外線
の反射を検出して被写体が存在するか否かを検知する光
学センサ等のセンサであることを含む。前記構成によ
り、被写体の位置、数、有無等の被写体の状態を検知し
て、写真シール自動販売を行うことができる。
【0020】
【発明の効果】この発明により、広がる傾向にある撮像
空間のどこに被写体が存在するか等の被写体の状態を検
知して、それに基づいた効果を得た写真シールシートを
取得できるようになり、写真シールシートの仕上がりの
バリエーションが豊富になって利用者にとってアミュー
ズメント性が向上する。
【0021】写真シール自動販売装置を設置する施設の
経営者は、アミューズメント性が向上することでリピー
ト客を確保することができ、短縮化される傾向にある写
真シール自動販売装置のライフサイクルを長期化し、設
備投資に対する利益率を向上することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を以下図面
と共に説明する。図1は写真シール自動販売機1の外観
を表す斜視図であり、写真シール自動販売機1は、枠9
でボックス状に囲繞した撮像空間を備え、その正面奥に
筐体2を備える。
【0023】前記撮像空間の天井には、中央近傍に横長
の蛍光灯照明装置16aを、その前方にも同様に横長の
蛍光灯照明装置16bをそれぞれ設け、該蛍光灯照明装
置16a,16bは下向きに光を照射して撮像空間を上
から照明する 前記枠9の両側面及び正面は、枠9の上部からカーテン
8を吊るして撮像空間を囲繞する(図では右側面と正面
のカーテン8を省略)。前記カーテン8は、外部から撮
像空間を見えないように遮蔽し、また後述の合成処理の
ために肌色の補色である青色(例えばアルチマットブル
ー)のものを使用する。
【0024】前記筐体2は、全体を略四角形に構成し、
前面の上部中央に被写体3(3A,3D)を撮像するデ
ジタルカメラ17a,17bを縦に並設する。該デジタ
ルカメラ17(17a,17b)の両横には、撮像時に
被写体3を照明する縦長の長方形に形成した蛍光灯照明
装置16e,16fを備える。
【0025】前記筐体2の正面上端には、4つの白熱灯
照明装置15(15a,15b,15c,15d)を並
設する。
【0026】筐体2の正面中央には、画像を表示するデ
ィスプレイ18を備え、その右横にタッチペン13aを
備える。前記ディスプレイ18にはタッチパネル13b
を重ねて設け、前記タッチペン13aでタッチされた座
標を検知するタッチパネル式の入力装置13(後述)を
構成する。筐体2の正面下部には、上側に左右に配設し
た白熱灯照明装置15e,15fを設け、左側の前記白
熱灯照明装置15eの下には硬貨を利用料金として投入
する貨幣投入口14aを、右側の前記白熱灯照明装置1
5fの下には写真シールシート5cを排出する写真シー
ル排出口19aを備える。
【0027】筐体2の内部には、図2の部分拡大図(一
部断面図)に示すように、右下部正面側にプリンタ19
を備え、該プリンタ19の背面側に前述の各装置を制御
する制御装置11(後述)を格納したパソコン10を備
える。
【0028】前記プリンタ19には、シール紙ユニット
5をセットしており、該シール紙ユニット5はロール状
に巻いたシール紙5aと正規品か否かを識別させる識別
データ等のデータを記憶させたIDタグ5bで構成す
る。
【0029】前記プリンタ19の背部にはIDタグリー
ダ/ライタ20を備え付けており、前記IDタグ5bに
記憶の前記データを読取る。なお、前記IDタグ5bと
シール紙5aは一体に形成し分離不可にしているが、別
体に形成し例えばシール紙5aはプリンタ19に、ID
タグ5bはIDタグリーダ/ライタ20にそれぞれセッ
トするように構成しても良い。
【0030】図1に示したように、前述の枠9で囲繞さ
れた撮像空間の床面には、被写体3が乗った圧力を検知
する16個のセンサ21(図示省略)を、4×4の16
面に分割した床面の各領域(領域A1〜A4,領域B1
〜B4,領域C1〜C4,領域D1〜D4)に配設す
る。
【0031】以上の構成により、センサ21で検知する
被写体3の位置に基づいて、白熱灯照明装置15及び蛍
光灯照明装置16の照明を変化させ、デジタルカメラ1
7a又はデジタルカメラ17bを選択して撮像を実行
し、撮像した撮像画像を入力装置13で編集した編集画
像を印刷した写真シールシート5cを排出する。
【0032】次に、図3に示す回路ブロック図と共に、
写真シール自動販売機1の構造について説明する。制御
装置11は、CPU,ROM,RAMで構成して前述の
パソコン10の内部に設けられ、前記ROMに格納のプ
ログラムに基づいて前記CPUで制御処理を実行し、前
記RAMを一時記憶領域として使用する。
【0033】入力装置13は、前述したようにディスプ
レイ18b(図1)に重ねて設けられたタッチパネル1
3bとタッチペン13aとにより形成し、利用者にタッ
チペン13aでタッチされた座標を入力信号として制御
装置11に送信する。前記入力信号は、撮像開始や落書
き等の動作指示を受取るための信号となる。
【0034】貨幣処理装置14は、コインセレクタ(図
示省略)とコイン収納部(図示省略)で構成して前述の
貨幣投入口14aの内部に設けられ、前記コインセレク
タで投入された硬貨の真偽判別、金種判別を行って投入
金額を処理信号として制御装置11に送信し、処理した
硬貨を前記コイン収納部に格納する。前記真偽判別、金
種判別で正規でないと判断された硬貨はそのまま排出さ
れる。なお、前記処理信号は、写真シール自動販売機1
のプレイを開始する起動信号にもなる。
【0035】白熱灯照明装置15(15a,15b,1
5c,15d,15e,15f)は、制御装置11から
の照明制御信号でON/OFF制御され、ONの間連続
発光する。撮像時においては、白熱灯照明装置15e,
15fは常に発光し、白熱灯照明装置15a,15b,
15c,15dは、被写体3の位置に応じて制御装置1
1に選択されたものだけが発光する。
【0036】蛍光灯照明装置16(16a,16b,1
6e,16f)は、制御装置11からの照明制御信号で
ON/OFF制御され、ONの間連続発光する。撮像時
においては、蛍光灯照明装置16e,16fは常に発光
し、蛍光灯照明装置16a,16bは、被写体3の位置
に応じて制御装置11に選択されたものだけが発光す
る。
【0037】デジタルカメラ17(17a,17b)
は、制御装置11からのシャッタ信号で被写体3の撮像
を実行し、撮像前にディスプレイ18にプレビュー表示
するための動画データ、及び撮像した静止画データを画
像データとして制御装置11に送信する。実際の撮像時
には、被写体3の位置に基づいて制御装置11に選択さ
れた一方のデジタルカメラ17を使用する。
【0038】ディスプレイ18は、制御装置11よりR
GB信号を受信し、該RGB信号に基づいて撮像前のプ
レビュー画像、撮像した撮像画像及び利用者に操作を促
すメッセージ画像等の画像を表示する。プリンタ19
は、前述の写真シール排出口19aの内部に設け、制御
装置11よりプリント画像データを受信して印刷を実行
し、前記プリント画像をシール紙5aに印刷した写真シ
ールシート5cを前記写真シール排出口19aから排出
する。IDタグリーダ/ライタ20は、シール紙ユニッ
ト5に備えたIDタグ5bに記憶されているデータを読
出信号で読取り、更新信号で前記データの更新を実行す
る。これによって、制御装置11はシール紙ユニット5
が正規のものであるか否かを判定し、必要に応じて印刷
回数であるカウント数を上書きする等の更新処理を実行
する。
【0039】センサ21は、前述したように4×4の1
6面に分割した床面の各領域(領域A1〜A4,領域B
1〜B4,領域C1〜C4,領域D1〜D4)に配設さ
れており、被写体3が乗った圧力を検出してその検知信
号を制御装置11に送信する。
【0040】前記検知信号は、領域A1〜A4(図1)
にそれぞれ備えた4つのセンサ21の検出を領域Aに対
する検知信号としてまとめ、同様に領域B1〜B4を領
域B、領域C1〜C4を領域C、領域D1〜D4を領域
Dとして、4つに分割した領域A,B,C,Dのどの領
域に被写体3が存在するのかを表す。
【0041】以上の構造により、センサ21が検知した
被写体3の位置に基づいて、制御装置11は照明する白
熱灯照明装置15及び蛍光灯照明装置16を選択し、撮
像するデジタルカメラ17を選択して撮像を実行する。
制御装置11は、該撮像した撮像画像に前記センサ21
で検知した被写体3の位置情報を付加して撮像情報を作
成し、該撮像情報に対して前記入力手段13で落書きを
行う。
【0042】次に、センサ21の検知した被写体3の位
置に基づいて、制御装置11で制御する白熱灯照明装置
15及び蛍光灯照明装置16について、図4に示す照明
説明図と共に説明する。ここで、図中の(A)〜(D)
は写真シール自動販売機1の平面図を表しており、撮像
時に常に発光する白熱灯照明装置15e,15f及び蛍
光灯照明装置16e,16fについては説明を省略す
る。
【0043】図中の(A)は、被写体3が領域A(A1
〜A4)の中に存在することをセンサ21が検知した場
合に発光する照明装置(白熱灯照明装置15、蛍光灯照
明装置16)を表す。このとき制御装置11は、図に斜
線で表す白熱灯照明装置15a,15b及び蛍光灯照明
装置16aをONにして発光させ、他の不要な照明装
置、すなわち領域Aの被写体3を照明しない照明装置を
発光させない状態で撮像を実行する。
【0044】同様に、図中の(B)は被写体3が領域B
(B1〜B4)の中に存在する場合を表し、白熱灯照明
装置15c,15d及び蛍光灯照明装置16aをONに
して撮像を実行する。
【0045】図中の(C)は、被写体3が領域C(C1
〜C4)の中に存在する場合を表し、白熱灯照明装置1
5a,15b,15c及び蛍光灯照明装置16bをON
にして発光させ、他の不要な照明装置、すなわち領域C
の被写体3を照明しない照明装置を発光させない状態で
撮像を実行する。
【0046】同様に、図中の(D)は被写体3が領域D
(D1〜D4)の中に存在する場合を表し、白熱灯照明
装置15b,15c,15d及び蛍光灯照明装置16b
をONにして撮像を実行する。
【0047】なお、複数の領域にそれぞれ被写体3が存
在する場合は、各領域について発光させる照明装置の最
大公約数の照明装置を発光させる。例えば、領域A,B
に被写体3が存在する場合は、白熱灯照明装置15a,
15b,15c,15d及び蛍光灯照明装置16aを発
光させ、例えば領域A,Dに被写体3がいた場合は、白
熱灯照明装置15a,15b,15c,15d及び蛍光
灯照明装置16a,16bを発光させる。以上の制御に
より、撮像時に必要な照明装置のみを使用して、効果的
な照明を得た上で消費電力を削減することができる。
【0048】次に、センサ21の検知した被写体3の位
置に基づいて、制御装置11で制御するデジタルカメラ
17について、図5に示す撮像説明図と共に説明する。
ここで、図中の(E)〜(G)は写真シール自動販売機
1の右側面図を表しており、図の点線は撮像範囲を表
す。
【0049】図中の(E)は、被写体3が領域A(図
1)及び/又は領域Bに存在する場合を表しており、こ
のとき制御装置11は上側のデジタルカメラ17aを使
用して撮像する。撮像時には前述したように蛍光灯照明
装置16a等を発光させ、主に被写体3の顔を撮像す
る。例えば、被写体3(3A)が領域Aにいて撮像した
とすると、その撮像画像には、図6の(H)に示すよう
に被写体3Aの上半身(主に顔)が写る。
【0050】図中の(F)は、被写体3が領域C及び/
又は領域Dに存在する場合を表しており、このとき制御
装置11は下側のデジタルカメラ17bを使用して撮像
する。撮像時には前述したように蛍光灯照明装置16b
等を発光させ、被写体3の全身を撮像する。例えば、被
写体3(3D)が領域Dにいて撮像したとすると、その
撮像画像には、図6の(I)に示すように被写体3Dの
全身が写る。
【0051】図中の(G)は、被写体3が領域A又は領
域Bと領域C又はDにそれぞれ存在する場合を表してお
り、このとき制御装置11は下側のデジタルカメラ17
bを使用して撮像する。撮像時には前述したように蛍光
灯照明装置16a,16b等を発光させ、領域A又は領
域Bの被写体3は主に顔を、領域C又はDの被写体3は
全身を撮像する。例えば、被写体3Aが領域Aに、被写
体3Dが領域Dにいて撮像したとすると、その撮像画像
には、図6の(J)に示すように右側に被写体3Aの上
半身(主に顔)が、左側に被写体3Dの全身がそれぞれ
写る。以上の制御により、被写体3の位置に基づいて最
適なデジタルカメラ17を使用して撮像を行うことがで
きる。
【0052】次に、撮像画像に対して編集を行う落書き
処理の方法について、図7に示す位置情報の説明図、図
8に示す画面イメージ図と共に説明する。
【0053】図7に示す位置情報の配列Pは、領域A,
B,C、D(図1)内に被写体3が存在するか否かを表
しており、この順に配列P[0〜3]に1又は0を格納
している。
【0054】例えば図1に示したように領域Aに被写体
3Aが、領域Dに被写体3Dがそれぞれいたとすると、
図7に示すように配列Pは、P[0]=1,P[1]=
0,P[2]=0,P[0]=1となる。
【0055】この状態で撮像すると、図6の(J)で示
したように、撮像画像の左側に被写体3Dが、右側に被
写体3Aが撮像される。前記配列Pで形成する位置情報
を格納の画像情報を利用して、次に説明するように撮像
画像に落書きを実行する。
【0056】図8の(L)に点線で示すように、制御装
置11は、前記撮像画像に落書きを行うとき、左画像1
8aと右画像18bに中央で分割して以降の処理を行
う。さらに、左画像18aであれば被写体3が領域B,
Dのどちらにいたか、右画像18bcであれば被写体3
が領域A,Cのどちらにいたかにより、以降の処理内容
を変更する。
【0057】図中の(M)に示すように、被写体3が領
域A又は領域Bにいた場合、制御装置11は被写体3の
撮像に対して、落書きを禁止する範囲であるにマスクM
を設定する。すなわち、今回はP[0]=1から図中の
(L)に示したように被写体3Aが領域Aに存在するた
め、右画像18bの背景色(青色)と異なる色相部分
(つまり被写体3Aが写っている部分)に落書きを禁じ
る範囲であるマスクM(図の斜線部分)を設定する。な
お、左画像18aは被写体3Dが領域Dに存在するた
め、マスクMが設定されない。
【0058】図中の(N)に示すように、利用者がタッ
チペン13a(図1)で線を引くようにして星マーク1
8cの落書きを行うと、左画像18aはマスクMが設定
されていないため通常と同じく背景及び被写体3Dの上
に星マーク18cが描画される。右画像18bは、被写
体3Aが写っている部分にマスクMが設定されているた
め、被写体3Aが写っている部分を避けて描画され、あ
たかも被写体3Aと背景の間に星マーク18cが存在す
るように描画される。
【0059】上述の例ではタッチペン13aを利用して
星マーク18cを描画しているが、図中の(O)に示す
ように合成用画像18dを合成することもできる。この
場合は、前述のタッチペン13aと同様にマスクMの部
分には描画を行わない設定にすることで、被写体3Aは
合成用画像18dの手前に、被写体3Dは合成用画像1
8dの向こう側に存在するように見える画像ができる。
【0060】なお、通常の背景色はカーテン8の青色一
色であるので、背景画像18eを合成可能に構成しても
よい。この場合、被写体3DにもマスクMを設定し、背
景画像18eを描画する際にのみ被写体3DのマスクM
が有効になるよう設定すれば、図中の(O)に示したよ
うに被写体3A,3Dの両方の背景を違和感無く変更す
ることができる。
【0061】以上の方法により、制御装置11は、利用
者の位置に基づいてマスクMを設定し、利用者のタッチ
ペン13aによる入力に対してマスクM以外の部分の落
書きを許容し、各被写体3の前後の立体感を強調できる
落書きを可能にする。
【0062】次に、写真シール自動販売機1の全体の動
作について、図9に示す処理フロー図と共に説明する。
利用者によって貨幣投入口14a(図1)から硬貨が投
入されると、貨幣処理装置14(図3)によって硬貨の
真偽判別、金種判別が実行され、真偽、金種が共に正規
である硬貨の投入枚数が処理信号として制御装置11に
送信される。制御装置11は、前記処理信号から投入枚
数をカウントし、必要枚数となれば次のステップに処理
を進める(ステップn1)。制御装置11は、ディスプ
レイ18にRGB信号を送信して写真シールシート5c
のレイアウトを複数表示させ、該レイアウトのいずれか
1つを利用者に選択させると共に(ステップn2)、セ
ンサ21をONにする(ステップn3)。
【0063】センサ21は、被写体3(利用者)の位置
(例えば領域A,D)を検知してその検知信号を制御装
置11に送信し、制御装置11はその位置をRAM(図
示せず)に一時記憶する(ステップn4)。
【0064】制御装置11は、図4を用いて前述した照
明装置(白熱灯照明装置15、蛍光灯照明装置16)の
制御を実行し、被写体3の位置に対応して必要な照明装
置(この場合は全ての白熱灯照明装置15及び全ての蛍
光灯照明装置16)を発光させる(ステップn5)。
【0065】また制御装置11は、図5を用いて前述し
たデジタルカメラ17の制御を実行し、デジタルカメラ
17a,17bのうち被写体3の位置に対応した方(こ
の場合は下側のデジタルカメラ17b)を使用し、ディ
スプレイ18に該デジタルカメラ17(17b)で撮影
している映像を動画表示させると共に撮像開始ボタンを
表示させる(ステップn6)。
【0066】利用者は、ディスプレイ18を見て撮像ポ
ーズなどの写り具合を確認し、よければ前記撮像開始ボ
タンを押下する(ステップn7)。
【0067】制御装置11は、ディスプレイ18にカウ
ントダウン表示を行い、該カウントダウンが0になるタ
イミングでデジタルカメラ17bによる撮像を実行する
(ステップn9)。
【0068】前記撮像による撮像画像をデジタルカメラ
17bから画像データとして受取った制御装置11は、
ディスプレイ18にRGB信号で送信して前記撮像画像
を静止画表示させ、利用者に該撮像画像を確認させてO
Kか否か決定させる(ステップn10)。
【0069】OKであれば、前記撮像画像に配列Pから
なる位置情報(この場合はP[0]=1,P[1]=
0,P[2]=0,P[3]=1)を前記撮像画像に付
与して撮像情報としてRAMに一時記憶し(ステップn
11)、撮像した枚数が所定枚数以内であればステップ
n4に戻って撮像を繰り返す(ステップn12)。
【0070】所定枚数の撮像が終了すれば、制御装置1
1はセンサ21をOFFにし(ステップn13)、撮像
した撮像画像をディスプレイ18に表示させる(ステッ
プn14)。
【0071】このとき制御装置11は、撮像情報の位置
情報(配列P)から利用者に落書きさせることを許容す
る領域の編集(図8を用いて前述したマスクMの作成)
を行い(ステップn15)、落書きさせない領域である
マスクMを決定する(ステップn16)。
【0072】利用者によってディスプレイ18に表示さ
れている撮像画像から落書き編集する撮像画像を選択さ
れると、その撮像画像の落書き編集に入り、図8を用い
て前述したように、マスクM以外の部分に対するペンや
スタンプによる作画、消しゴムペンによる削除等の落書
きを利用者にさせる(ステップn17)。
【0073】制御装置11は、前記落書き編集された編
集画像をディスプレイ18に表示して利用者にOKか否
か決定させる(ステップn18)。前記決定がなされな
くても、残り時間がなくなった場合は、強制的にその時
点の落書き編集された編集画像を採用して次のステップ
に進む(ステップn19)。
【0074】制御装置11は、ステップn2で選択され
たレイアウトに前記編集画像及び/又は前記撮像画像を
配置して印刷用画像を作成し、該印刷用画像をプリント
画像データとしてプリンタ19に送信してシール紙5a
に印刷する(ステップn20)。プリンタ19は、印刷
した写真シールシート5cを写真シール排出口19aか
ら排出し(ステップn21)、処理を終了する。
【0075】以上の構成、構造、動作により、利用者は
適切な照明効果を得て適切なデジタルカメラ17で撮像
された撮像画像に対して、アミューズメント性の高い落
書き編集を行うことができ、図10に示す写真シールシ
ート5cのイメージ図のように、その編集画像を印刷し
た写真シールシート5cを得ることができる。
【0076】他の実施の形態として、前述のデジタルカ
メラ17を上下動可能に形成し、センサ21を光学セン
サで形成した場合について説明する。図11は、この実
施形態の写真シール自動販売機1の斜視図を表し、先の
実施形態と異なって撮像空間の天井にセンサ21(20
a,20b,20c,20d)を配設している。
【0077】前記センサ21aは、領域A(A1〜A
4)に対する近赤外線の反射を検出し、該領域Aに被写
体3が存在するか否かを検知する。同様に、センサ21
bは領域Bに対して、センサ21cは領域Cに対して、
センサ21dは領域Dに対して被写体3が存在するか否
かを検知する。
【0078】筐体2の上部中央には、後述するように上
下動可能なデジタルカメラ17a,17bを縦に並設す
る。以上の構成により、センサ21は被写体3が領域A
〜Dのどこに存在するかを検知することができ、被写体
3の位置に対応してデジタルカメラ17(17a,17
b)を選択・可動することができる。
【0079】図12は、デジタルカメラ17(17a,
17b)の可動部分であるカメラ可動装置22の構造を
右側面から見た斜視図を表す。カメラ可動装置22は、
側面視扇形の可動台221、正逆転モータ(パルスモー
タ)224及び歯車225によりされており、前記可動
台221の上部に形成した平面上には、デジタルカメラ
17が固定されている。
【0080】前記可動台221の扇形円周部の外側には
歯車を構成する歯223を形成し、扇の要部分には枢軸
222を形成する。前記可動台221の下側には、前記
歯223に対応する歯車225を設け、該歯車225の
軸心に正逆転モータ224の回転軸を挿着する。
【0081】以上に説明したカメラ可動装置22(22
a,22b)は、図3の回路ブロック図に仮想線で示す
ように制御装置11に接続されており、該制御装置11
からの可動信号に基づいて、正逆転モータ224を正回
転又は逆回転させて可動する。
【0082】これらの物理上及び回路上の構造により、
制御装置11からの可動信号に基づく正逆転モータ22
4の回転力は、歯車225を介して可動台221に伝達
され、該可動台221の枢軸222を軸として、該可動
台221と共にデジタルカメラ17が上下に可動する。
【0083】次に、センサ21の検知した被写体3の位
置に基づいて、制御装置11で制御するデジタルカメラ
17について、図13に示す撮像範囲説明図と共に説明
する。ここで、図中の(P)、(Q)は写真シール自動
販売機1の右側面図とカメラ可動装置22(22a,2
2b)の拡大図を表しており、図の点線及び2点斜線は
撮像範囲又は撮像方向を表す。
【0084】図中の(P)は、デジタルカメラ17aの
動作範囲を表しており、デジタルカメラ17aが最も上
向きのときの撮像範囲を全体図の2点斜線で、最も下向
きのときの撮像範囲は、全体図の点線で表している。
【0085】デジタルカメラ17aを使用するのは、被
写体3がデジタルカメラ17aに近い領域A(A1〜A
4),B(B1〜B4)に存在するときであるため、制
御装置11は拡大図に示すようにデジタルカメラ17a
が深く上下動するように制御する。このとき、カメラ可
動装置22aの正逆転モータ224が早めに回転するよ
う制御し、デジタルカメラ17aが深い動作範囲を素早
く上下動するようにして、利用者の操作感を良くする。
【0086】図中の(Q)は、デジタルカメラ17bの
動作範囲を表しており、デジタルカメラ17bが最も上
向きのときの撮像範囲を全体図の2点斜線で、最も下向
きのときの撮像範囲を全体図の点線で表している。
【0087】デジタルカメラ17bを使用するのは、被
写体3がデジタルカメラ17aから遠い領域C(C1〜
C4),D(D1〜D4)に存在するときであるため、
制御装置11は拡大図に示すようにデジタルカメラ17
bが浅く上下動するように制御する。このとき、カメラ
可動装置22bの正逆転モータ224が早めに回転する
よう制御し、デジタルカメラ17bが浅い動作範囲をゆ
っくり上下動するようにして、利用者の操作感を良くす
る。
【0088】以上の制御により、被写体3がデジタルカ
メラ17に近いときはデジタルカメラ17の上下動を深
く、遠いときはデジタルカメラ17の上下動を浅くする
ことで、デジタルカメラ17を適切な範囲内で上下動さ
せる。
【0089】次に、図9で説明した処理フロー図と共
に、この実施形態の動作について説明する。前述のステ
ップn6では、先の実施形態と同一の動作を行うと共
に、ディスプレイ18にデジタルカメラ17bを可動さ
せるカメラ上向きボタンとカメラ下向きボタンを表示さ
せる。
【0090】またステップn7では、利用者は前記カメ
ラ上向きボタン及びカメラ下向きボタンを操作してデジ
タルカメラ17bの撮像する方向を調整して、ディスプ
レイ18を見て撮像ポーズなどの写り具合を確認し、よ
ければ前記撮像開始ボタンを押下する。
【0091】その他のステップに関しては、先の実施形
態と同一であるのでその詳しい説明を省略する。なお、
図11〜図13に示すこの実施形態においても、その他
の構成、作用、効果については図1〜図10で示した先
の実施例と同様であるから、図11〜図13において前
図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明
を省略する。
【0092】以上の各実施形態により、利用者が撮像空
間のどの位置(領域)にいても最適な照明装置及びデジ
タルカメラ17が使用されて美しく撮像することができ
る。また、利用者(被写体3)の位置に応じてクロマキ
ー合成(前述のマスクMを利用した作画、合成)を利用
したバリエーション豊かな編集効果を得た写真シールシ
ート5cを、利用者に提供することができる。
【0093】なお、カーテン8は白色のものを使用し、
撮像画像の明度によって、所定値以上の明るさの部分に
対して落書き可能に設定し、これによりクロマキー合成
を行う構成にしても良い。
【0094】また、カーテン8は、青色や白色に限らず
緑色、赤色等の色にしてもよいし、枠9の上辺にカーテ
ンレールを設けて異なる色のカーテン8を準備して、カ
ーテン8を変更可能に構成しても良い。これにより、例
えば青い服を着ていた場合に緑色のカーテン8を選択す
る等、利用者に適応した背景色による精度の高いクロマ
キー合成を行うことができる。また、カーテン8は白色
のものを使用して、青色や緑色等の色に発光するクロマ
キー用蛍光管でカーテン8を照射してもよい。
【0095】また、カメラ可動装置22を左右にも可動
するように形成し、デジタルカメラ17を上下左右に可
動させてもよい。また、照明装置である白熱灯照明装置
15及び蛍光灯照明装置16の一部又は前部をストロボ
発光するストロボ照明装置に替えても良いし、照明装置
の光量及び/又は発光色を変化させるように構成しても
良い。
【0096】また、前記照明装置を可動するように形成
し、不要な照明装置を消灯するのではなく被写体3の存
在する方向を照明するように構成しても良い。また、前
記照明装置は発光体(白熱球、蛍光管又はストロボ球)
の前面に拡散板、背面に反射板を設けた照明ボックスで
形成し、ソフトな光で被写体3を照明するように形成し
ても良い。
【0097】また、センサ21で被写体3の総合重量を
検知して人数を概算し、それに対応して照明装置の光量
を変化させるように構成しても良い。また、白熱灯照明
装置15、蛍光灯照明装置16及びデジタルカメラ17
は、撮像時に使用するものを利用者に選択させるように
構成しても良い。この場合は、前述の各実施形態で説明
した動作をデフォルトの動作としておき、該動作の後に
利用者に選択させることで、利用者が操作しない場合は
最適な撮像が行え、利用者が意図して操作した場合のみ
照明効果や撮像効果等を変化させることができる。
【0098】また、白熱灯照明装置15及び蛍光灯照明
装置16は、上述の実施形態のように制御装置11で使
用するものをデフォルト決定した後、使用するものを利
用者が自由に変更して選択できるように構成しても良
い。
【0099】また、選択するペンやスタンプの種類によ
っては、マスクMの上にも落書きが行えるように設定し
ても良い。また、センサ21で検知する撮像空間の分割
領域の数は、4分割に限らず2分割や6分割や9分割な
ど、様々な分割数に構成しても良い。
【0100】この発明の構成と、上述の実施形態との対
応において、この発明の写真シール自動販売装置は、実
施形態の写真シール自動販売機1に対応し、以下同様
に、識別体は、IDタグ5bに対応し、制御手段は、制
御装置11に対応し、編集手段は、入力装置13に対応
し、照明手段は、白熱灯照明装置15及び蛍光灯照明装
置16に対応し、撮像手段は、デジタルカメラ17に対
応し、出力手段は、プリンタ19に対応し、識別手段
は、IDタグリーダ/ライタ20に対応し、検知手段及
び検知装置は、センサ21に対応するも、この発明は、
上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、
多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真シール自動販売機の斜視図。
【図2】筐体内部の一部拡大図(一部断面図)。
【図3】写真シール自動販売機の回路ブロック図。
【図4】白熱灯照明装置及び蛍光灯照明装置の制御の説
明図。
【図5】デジタルカメラの制御の説明図。
【図6】デジタルカメラを制御しての撮像内容の説明
図。
【図7】被写体の位置情報の説明図。
【図8】落書き編集時の画面イメージの説明図。
【図9】写真シール自動販売機の処理フロー図。
【図10】写真シールシートのイメージ図。
【図11】他の実施形態の写真シール自動販売機の斜視
図。
【図12】カメラ可動装置の斜視図。
【図13】デジタルカメラの撮像範囲説明図。
【符号の説明】
1…写真シール自動販売機 3…被写体 5…シール紙ユニット 5a…シール紙 5b…IDタグ 5c…写真シールシート 11…制御装置 13…入力装置 15…白熱灯照明装置 16…蛍光灯照明装置 17…デジタルカメラ 19…プリンタ 20…IDタグリーダ/ライタ 21…センサ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像空間内の1以上の被写体を照明手段で
    照明して撮像手段で撮像して撮像画像を作成する撮像処
    理を許容し、編集対象の画像に対して編集手段で編集し
    て編集画像を作成する編集処理を許容し、所定の画像を
    出力画像として出力手段で出力する写真シール自動販売
    方法であって、検知手段で前記被写体を検知し、前記検
    知した被写体の状態に基づいて、前記出力画像の作成条
    件を変化させる処理を行う写真シール自動販売方法。
  2. 【請求項2】前記作成条件を変化させる処理として、前
    記照明手段の照明状態を変化させる処理を行う請求項1
    記載の写真シール自動販売方法。
  3. 【請求項3】前記作成条件を変化させる処理として、前
    記撮像手段の撮像条件を変化させる処理を行う請求項1
    又は2記載の写真シール自動販売方法。
  4. 【請求項4】前記作成条件を変化させる処理として、前
    記編集手段の編集条件を変化させる処理を行う請求項
    1、2又は3記載の写真シール自動販売方法。
  5. 【請求項5】撮像空間内の1以上の被写体を照明手段で
    照明して撮像手段で撮像して撮像画像を作成する撮像処
    理を許容し、編集対象の画像に対して編集手段で編集し
    て編集画像を作成する編集処理を許容し、所定の画像を
    出力画像として出力手段で出力する写真シール自動販売
    装置であって、被写体を検知する検知手段を設け、前記
    検知した被写体の状態に基づいて、前記出力画像の作成
    条件を変化させる処理を有する写真シール自動販売装
    置。
  6. 【請求項6】前記作成条件を変化させる処理として、前
    記照明手段の照明状態を変化させる処理を設定した請求
    項5記載の写真シール自動販売装置。
  7. 【請求項7】前記作成条件を変化させる処理として、前
    記撮像手段の撮像条件を変化させる処理を設定した請求
    項5又は6記載の写真シール自動販売装置。
  8. 【請求項8】前記作成条件を変化させる処理として、前
    記編集手段の編集条件を変化させる処理を設定した請求
    項5、6又は7記載の写真シール自動販売装置。
  9. 【請求項9】画像が印刷されるシール紙と、該シール紙
    の真偽を識別させる識別体を備え、請求項1から8のい
    ずれか1つに記載の写真シール自動販売方法又は写真シ
    ール自動販売装置に備えられた識別手段で、前記識別体
    が識別されて前記所定の画像が印刷されるシール紙ユニ
    ット。
  10. 【請求項10】請求項1から8のいずれか1つに記載の
    写真シール自動販売方法又は写真シール自動販売装置
    で、前記所定の画像を印刷する又は印刷した写真シール
    シート。
  11. 【請求項11】照明手段で被写体を照明しての撮像手段
    での撮像を許容し編集手段での編集を許容して出力手段
    で出力する写真シール自動販売方法又は写真シール自動
    販売装置に備える検知手段であって、被写体を検知する
    検知手段。
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