JP5423124B2 - 写真撮影編集装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばユーザを撮影して撮影画像を取得し、この撮影画像に編集許容して編集画像を取得し、この編集画像を出力するような写真撮影編集装置に関する。
従来、写真撮影編集装置は、娯楽(遊戯)施設等に設置され、被写体を撮影し、撮影で得た画像に編集(落書き)を行い、編集が施された編集画像もしくは撮影画像を写真シール紙に印刷するという流れで1ゲームが終了する。
そのような写真撮影編集装置には、撮影画像にタッチペンなどで任意の文字や図形やスタンプ画像を合成できる編集機能が備わっている。女子中学生や女子高生は、複数人の友達同士で写真撮影編集装置を利用して、撮影や編集やゲームを楽しんでいる。
近年、ストロボや照明の配置、ストロボ構造を工夫して被写体に十分な光があたるようにした写真撮影編集装置が提案されている(特許文献1,2参照)。このような写真撮影編集装置は、被写体の写りが重要視されており、被写体に十分な光を当てることで、写りがよい撮影画像をユーザに提供するようにしている。
ここで、被写体の上部に光が十分あたるように、照明部を大きく構成した写真撮影編集装置の場合、分離した状態で運搬し、設置場所で組み立てる作業が行われる。特に、照明部を高くした場合、運搬時はエレベータ出入り口を通過できる高さに分離し、組み立て完成時にエレベータ出入り口の高さより高くなるような構成にする必要がある。
特開2006−201623号公報 特開2007−163948号公報
しかし、上述した先行技術文献1,2のような写真撮影編集装置は、分離する数が多ければ、運搬数が多くなり、その分の組立時間を要するという問題点がある。また、分離箇所が多ければ、接続箇所が増加し、その接続箇所は光を発光することができず照明に影響を与えるという問題点もある。例えば、ちょうど被写体の目の高さ付近に接続箇所が位置すると、被写体に十分な光があたらないことになる。
この発明は、上述の問題に鑑み、分離して運搬した後に設置場所にて容易に組み立てることが可能で、かつ、接続箇所の前面からの十分な光を照射でき、被写体を美しく照明できる写真撮影編集装置を提供し、ユーザ(被写体)の満足度を向上させることを目的とする。
この発明は、一以上の被写体を照明する照明手段と、該被写体を撮影して撮影画像を作成する撮影処理が実行可能な撮影手段と、該撮影画像を編集して編集画像を作成する編集処理が実行可能な編集手段と、所定の画像を出力する出力処理が実行可能な出力手段とを備えた写真撮影編集装置であって、前記照明手段を備えた撮影筐体を有し、該撮影筐体は、上部ユニットと下部ユニットとが高さ方向に接続されて完成する構成であり、前記上部ユニットと下部ユニットが高さ方向に接続された状態の前記撮影筐体の高さは2000mm以上であり、該撮影筐体の前面に、接続された前記上部ユニットと前記下部ユニットにまたがって取り付けられる拡散板を備えた写真撮影編集装置であることを特徴とする。
前記照明手段は、ストロボ発光するストロボ照明装置、又は/及び、蛍光灯や白熱灯等の連続照明装置で構成することができる。
前記撮影手段は、デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラで構成することができる。
前記編集画像は、撮影画像に背景画像を合成した画像やアイテム画像を合成した画像やペンツールで手書き入力した画像など、撮影画像を編集した適宜の画像とすることができる。
前記編集手段は、撮影画像に対して合成する背景画像を選択する、アイテム画像を重ね合わせる操作を許容する、あるいはペン入力を重ねあわせる操作を許容するなど、適宜の編集を許容することができる。
前記所定の画像は、前記撮影画像等の編集前の画像、又は編集前の画像を編集手段で編集した編集画像、又は、前記編集前の画像又は/及び前記編集画像から選択された複数の画像で構成することができる。
前記出力手段は、インクジェットプリンタ、昇華型熱転写プリンタや溶融型熱転写プリンタ等の熱転写プリンタ、又はレーザプリンタ等、モノトーン、セピア(sepia)トーン又はカラー等で画像を印刷する印刷手段、画像データを送信する通信手段、又は画像データを記憶媒体に書き込む記憶媒体リーダ/ライタで構成することができる。前記印刷手段は、インクジェットプリンタ、昇華型熱転写プリンタや溶融型熱転写プリンタ等の熱転写プリンタ、又はレーザプリンタ等、モノトーン、セピア(sepia)トーン又はカラー等で画像を印刷媒体に印刷する印刷装置で構成することができる。前記印刷媒体は、印刷可能層の裏側に粘着層を備えたシール紙(シール媒体)等、貼付可能媒体で構成することができる。前記シール紙は、印刷可能層の裏側に粘着層を備えたシール媒体等、貼付可能媒体で構成することができる。
前記拡散板は、乳白色のアクリル板、あるいはすりガラスなど、半透明の板材により形成することができる。
この発明により、分離して運搬した後に設置場所にて容易に組み立てることが可能で、かつ、接続箇所の前面からの十分な光を照射でき、被写体を美しく照明できる写真撮影編集装置を提供し、ユーザ(被写体)の満足度を向上させることができる。
この発明の態様として、前記拡散板は、後方へ凸な平面視円弧状に湾曲した湾曲形状で前記上部ユニットと前記下部ユニットにまたがって横断面が同一形状となる略鉛直方向に真っ直ぐな形状に形成されることができる。
これにより、撮影筐体前方の幅方向中心位置に向かって照明光を集めることができ、明るく照明した被写体の撮影画像を得ることができる。また、略鉛直方向に意図しない影や照明不十分なところができるのを防止でき、自然で美しい撮影画像を得ることができる。
またこの発明の態様として、前記下部ユニットは、両側壁近傍の各前面に設けられて前記拡散板の側端近傍部を固定する鉛直方向に長い下部ユニット側部固定ガイドと、左右方向中央から左右の前記下部ユニット側部固定ガイドまでの各間で該下部ユニット側部固定ガイドよりも後方となる各中間位置にそれぞれ設けられて前記拡散板を固定する鉛直方向に長い下部ユニット中間部固定ガイドとを備え、前記上部ユニットは、前記下部ユニットに接続された状態で前記下部ユニット側部固定ガイドの上方に一直線状に配される上部ユニット側部固定ガイドと、前記下部ユニットに接続された状態で前記下部ユニット中間部固定ガイドの上方に一直線状に配される上部ユニット中間部固定ガイドとを備えることができる。
これにより、拡散板を安定して固定することができ、かつ、拡散板からの光の照射を上下方向に分断することなく略均一に行うことができる。
またこの発明の態様として、前記拡散板は、左右の前記上部ユニット中間部固定ガイドと左右の前記下部ユニット中間部固定ガイドとがそれぞれ一直線状に配置された左右の中間部固定ガイドの間に配置される中央部拡散板と、左右の前記上部ユニット側部固定ガイドと左右の前記下部ユニット側部固定ガイドとがそれぞれ一直線状に配置された左右の側部固定ガイドから左右それぞれの前記中間部固定ガイドの間に配置される左右の側部拡散板とによる3枚構成に形成され、前記中央部拡散板の両側部と左右の前記側部拡散板の内側部とが重ね合わせた状態で前記中間部固定ガイドに固定される構成とすることができる。
これにより、上部ユニットと下部ユニットの各ガイドが一直線状に配置され、上部ユニットと下部ユニットを安定して接続することができるとともに、この一直線状の各ガイドに拡散板を安定して固定することができる。
またこの発明の態様として、前記下部ユニットの高さは、一般的なエレベータの出入り口高さよりも低く形成され、前記上部ユニットの高さは、前記エレベータの出入り口高さと前記下部ユニットの高さの差よりも高く形成され、前記拡散板は、前記エレベータの出入り口高さより低い高さに形成され、かつ、前記上部ユニットおよび下部ユニットに固定された状態になると該拡散板の上端が前記エレベータの出入り口高さよりも高い位置となる構成とすることができる。
これにより、上部ユニットと下部ユニットとを分離した状態でエレベータにより搬送することができ、設置場所にて上部ユニットと下部ユニットを接続し、一般的なエレベータの出入り口の高さよりも背の高い撮影筐体を完成させることができる。
またこの発明の態様として、前記拡散板の下方で前方位置に下部拡散板を備え、該下部拡散板は、前下がりに傾斜する傾斜面と、後方へ凸な平面視円弧状に湾曲し略鉛直方向に真っ直ぐな形状の湾曲面とを有し、該傾斜面と湾曲面とが繋がって一体形成することができる。
前記下部拡散板は、乳白色のアクリル板、あるいはすりガラスなど、半透明の板材により形成することができる。
この態様により、ユーザの足元も明るく照明することができると共に、傾斜面を通じて斜め下方からユーザの顔を照明することができ、より写りのよい撮影画像を得ることができる。
この発明により、分離して運搬した後に設置場所にて容易に組み立てることが可能で、かつ、接続箇所の前面からの十分な光を照射でき、被写体を美しく照明できる写真撮影編集装置を提供することができる。
写真シール作成装置の全体構成を示す斜視図。 撮影筐体の斜視図。 正面の主拡散板を外した状態の撮影筐体の斜視図。 上部ユニットと下部ユニットと下部拡散板の取り付け説明図。 上部ユニットと下部ユニットに対する主拡散板の取り付け説明図。 拡散板の固定構造を断面図により説明する説明図。 写真シール作成装置の構成を示すブロック図。 写真シール作成機の制御装置が実行するゲーム処理のフローチャート。 照明状態を説明する説明図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は、写真シール作成装置1の全体構成を示す右後方斜め上から見た斜視図である。
写真シール作成装置1は、前方(図示左)から順に撮影空間部2、撮影筐体3、および編集筐体4がこの順で配置されている。撮影空間部2と撮影筐体3の天井部分には、天井枠22が設置されており、この天井枠22に連結して編集筐体4の天井部にも天井枠5が設置されている。
撮影空間部2の前方(図示左)の全面には、撮影筐体3と高さおよび幅が同じサイズの背景板23が設けられ、その両側部に側面板24が設けられている。側面板24は、背景板23と同じ高さであり、該側面板24と撮影筐体3との間にユーザが出入りする出入り口が形成されている。
撮影空間部2の床面には、床シート25が敷かれている。この床シート25と背景板23と側面板24は、撮影した際にユーザ(被写体)の背景となり得るものであり、同一色に形成されている。この色は、クロマキー合成に適した緑や青、あるいは白など、適宜の色とすることができる。
撮影空間部2の天井部分の天井枠22には、天井照明装置21が設けられている。この天井照明装置21は、撮影空間部2内のユーザを天井から全体的に明るく照明する。
撮影空間部2の天井部分の前方(図示左)には、背景制御ユニット74aが設けられている。この背景制御ユニット74aは、例えば色の異なる複数の背景カーテン(ロールカーテン)で構成されており、このうちの適宜の背景カーテンを下降させることで背景色を変更できる。なお、背景制御ユニット74aの変わりに、クロマキー合成に適したカーテンを1枚備える構成にしてもよい。この場合、背景となるカーテンが単数でありながら、予め記憶された多種類の背景画像を合成して様々な背景にすることができる。
編集筐体4は、左右両側に編集許容する接客面が設けられている。この左右の接客面には、タブレット内蔵モニタ91がそれぞれ設けられており、各タブレット内蔵モニタ91の両横にタッチペン94が設けられている。タブレット内蔵モニタ91は、編集用モニタ92にタブレット93が重ねて設けられたタッチパネルであり、タッチペン94でタッチ入力されることで操作入力を受け付ける。
左右両面のタブレット内蔵モニタ91の側部には、追加印刷用の硬貨投入口96aが設けられている。
編集筐体4の背面(図示右)には、編集画像を分割配置してシール紙に印刷した写真シールシートを排出する写真シールシート排出口97aが設けられている。
図2は、撮影筐体3を正面右上から見た斜視図であり、図3は、正面の主拡散板11を外した状態の撮影筐体3を正面右上から見た斜視図であり、図4は、撮影筐体3の上部ユニット3aと下部ユニット3bの接続、および下部拡散板15の取り付けを説明する説明図であり、図5は、上部ユニット3aと下部ユニット3bに対する主拡散板11の取り付けを説明する説明図である。
図2に示すように、撮影筐体3は、大部分を占める下部ユニット3bの上方に上部ユニット3aが接続されており、その正面に上部ユニット3aおよび下部ユニット3bにまたがって主拡散板11が設けられ、主拡散板11の下方位置に下部拡散板15が設けられている。
下部ユニット3bは、標準エレベータの室内に入れることが可能な高さ(例えば床面から1940mm)に形成されている。この下部ユニット3bの底面には、搬送容易にするための車輪Sが複数設けられている。これにより、大きく重くなりがちな下部ユニット3bを容易に搬送できるようにしている。
上部ユニット3aは、下部ユニット3bよりも上下高さが十分低く(下部ユニット3bの1/4以下が好ましく、さらには1/6以下が好ましい。この実施例では下部ユニット3bの1/8程度としている)構成されている。この上部ユニット3aは、下部ユニット3bに比べて十分小型で軽量であるため、容易に持ち運ぶことができる。
上部ユニット3aと下部ユニット3bを接続して組み立てた後の撮影筐体3は、標準エレベータの室内に入る高さよりも高くなる(例えば床面から2190mm)。また、この撮影筐体3の高さは、一般的なユーザの身長(少なくとも一般女子高生の身長、好ましくは一般的な成人男性の身長)の頭上に少し空間を空けて位置する天井照明装置21の上面と同程度の高さに位置するようになっている。
主拡散板11は、平面視が後方へ凸な円弧状に湾曲しており、上下方向にまっすぐな形状に形成されている。この主拡散板11は、中央に設けられた中央拡散板11Cと、その左右に設けられた左拡散板11Lおよび右拡散板11Rの3枚構成である。
左拡散板11Lと右拡散板11Rは、左右対称となる同一高さに形成されており、中央拡散板11Cは、左拡散板11Lおよび右拡散板11Rよりも下方の長さ短く形成され、中央拡散板11Cの下部付近に撮影ユニット13を収納する略四角形の撮影ユニット用孔12が設けられている。
これらの左拡散板11L、右拡散板11R、および中央拡散板11Cは、湾曲した乳白色のアクリル板により形成されている。
撮影ユニット13は、カメラ76とタッチパネルモニタ77が上からこの順で配置されている。カメラ76は、ユーザをプレビュー撮影して低解像度の動画映像を取得する処理と、本撮影して高解像度の静止画像を取得する処理を実行する。タッチパネルモニタ77は、ユーザに指でタッチされることで操作入力を許容する。
撮影ユニット13の4隅には、LED14がそれぞれ設けられており、撮影ユニット13の4辺に乳白色の棒状の板が設けられている。これにより、LED14を発光させて撮影ユニット13の4つ角部および4辺を適宜の色に発光する演出を行うことができる。
中央拡散板11Cの下部には、下部拡散板15が連接されている。この下部拡散板15は、前下がりに傾斜した傾斜拡散板15Tと、該傾斜拡散板15Tの手前端から下方へ鉛直に下がる足元拡散板15Bとで構成されている。下部拡散板15の手前端は後方へ凸な湾曲形状であり、足元拡散板15Bも平面視同一形状で上下方向にまっすぐな形状に形成されている。
下部拡散板15の左右には、台部17,18が設けられている。この台部17,18は、上面が左拡散板11L,右拡散板11Rの下端に接しており、該上面の左拡散板11L,右拡散板11Rより手前側が荷物置き台として利用可能となっている。
この台部17,18の上面(例えば上面全体や上面の下部拡散板15側)に装飾用に複数のLEDを設置して光らしてもよい。この場合、LEDの制御方法として、例えば、撮影コースに応じた色にLEDを発光(点灯または点滅)させて撮影コースと撮影処理の雰囲気を統一する、あるいは、撮影終了後や荷物を置いた時にLEDを適宜の色に発光(点灯または点滅)させることによって荷物が置かれていることをユーザがわかりやすいようにして荷物の置き忘れを防止するといったことができる。
右側の台部18には、ゲーム開始用の硬貨投入口73aが設けられている。
図3に示すように、撮影筐体3は、上部ユニット3aの内部と下部ユニット3bの内部が連通して構成されている。
上部ユニット3aは、天井板31と背面板36と左側板32Lと右側板32Rとで外形が構成され、正面および底面が開放されている。
天井板31は、前方辺が後方へ凸に円弧状に湾曲する湾曲形状に形成されている。この湾曲形状に沿って、主拡散板11が円弧形状に取り付けられる。
また、上部ユニット3aの内側には、中央と左右の左側板32L,右側板32Rとの間に、左接続支持板34L,右接続支持板34Rがそれぞれ設けられている。左接続支持板34Lおよび右接続支持板34Rは、上下方向に長く平面を側方に向けた板状に形成されており、天井板31の前方辺から背面板36までを接続するリブの如く配置されている。
この左接続支持板34Lおよび右接続支持板34Rにより、上部ユニット3aが左、中央、右に3分割される。分割された左の空間には蛍光灯が配置され、中央の空間には蛍光灯が配置され、右の空間には蛍光灯が配置されている。
このように構成された上部ユニット3aは、左側板32L、右側板32R、背面板36、左接続支持板34Lおよび右接続支持板34Rの底辺が同じ高さに位置し、水平面に置くとこれら全ての底辺が安定して接触するように構成されている。
下部ユニット3bは、左側板43L、右側板43R、背面板46、および底板19とで外形が構成され、正面および上面が開放されている。
下部ユニット3bの内側には、中央と左右の左側板43L,右側板43Rとの間に、左接続支持棒44L,右接続支持棒44Rがそれぞれ設けられている。左接続支持棒44Lおよび右接続支持棒44Rは、上下方向に長い棒状に形成されており、背面板46に固定されている。
この左接続支持棒44Lおよび右接続支持棒44Rにより、下部ユニット3bが左、中央、右に3分割される。ただし、左接続支持棒44Lおよび右接続支持棒44Rは棒状であるため、空間そのものは左、中央、および右が連通している。
分割された各空間には、種々の照明装置が配置されている。
詳述すると、まず、中央の空間には、略中央位置に撮影ユニット13が設けられている。
撮影ユニット13の左右両側部には、縦長の蛍光灯が設けられている。
撮影ユニット13の上部には、照明方向を正面斜め下方へ向けたストロボ照明体64が設けられている。
撮影ユニット13のさらに上方で、下部ユニット3bの上辺近傍位置には、蛍光灯およびストロボ照明体63L,63Rがそれぞれ左右に配設されている。ストロボ照明体63L,63Rは、照明方向が正面斜め内側下方に向けられている。
下部ユニット3bの左および右の空間には、左側板43Lと右側板43Rの内面にそれぞれ縦長の蛍光灯が設けられている。また、左接続支持棒44Lおよび右接続支持棒44Rの外側近傍位置には、照明方向を内側へ向けたストロボ照明体62L,62Rがそれぞれ設けられている。
下部ユニット3bの左および右の空間の底面にあたる台部17,18の上面には、円弧状の取付ガイド47L,47Rが設けられている。この取付ガイド47L,47Rは、上部ユニット3aの前方辺に対向して同一形状に湾曲形成されている。
撮影ユニット13の下方には、下部から照明するための下部照明空間E3が設けられている。
照明空間E3は、左右が台部17,18により挟まれて構成されており、その左右上部に前下がりの傾斜面を作り出すための傾斜ガイド48L,48Rが左右対称に設けられている。
この傾斜ガイド48L,48Rは、上端が左接続支持棒44Lおよび右接続支持棒44Rにそれぞれ繋がっている。
また、それぞれの傾斜ガイド48L,48Rの上端間には、後方へ凸となる円弧状の取付ガイド49が設けられている。
照明空間E3の中央より少し上方部分には、正面視略V字形状でその中央が水平に面取りされた反射板69が設けられ、該反射板69の上部に照明方向を前方斜め上へ向けたストロボ照明体65、および蛍光灯が設けられている。
反射板69の下方には、左右両側部にストロボ照明体66L,66Rおよび蛍光灯が設けられており、底板19の上面に横長の蛍光灯が設けられている。
底板19は、前方辺が後方へ凸に円弧状に湾曲する湾曲形状に形成されている。この湾曲形状に沿って、図2に示した下部拡散板15の足元拡散板15Bが円弧形状に取り付けられる。
このように構成された下部ユニット3bは、左側板43L、右側板43R、左接続支持棒44L、右接続支持棒44R、および背面板46の上辺が同じ高さに位置し、この上に水平な板を載せると、これら全ての上辺が安定して接触するように構成されている。
このように構成された撮影筐体3は、図4の分解斜視図に示すように、主拡散板11(図2参照)が取り外された状態で、上部ユニット3aと下部ユニット3bに分離して搬送される。
下部ユニット3bには、下部拡散板15が取り付けられる。このとき、下部拡散板15の傾斜拡散板15Tの両側辺は、傾斜ガイド48L,48Rに固定される。また、下部拡散板15の足元拡散板15Bの底辺は、底板19の前方辺に沿って固定され、美しい湾曲形状が保たれる。
図5の分解斜視図に示すように、下部ユニット3bに上部ユニット3aが接続されると、上部ユニット3aの左側板32Lおよび右側板32Rの底辺と、下部ユニット3bの左側板43Lおよび右側板43Rの上辺がしっかり当接し、上下一直線に結合される。このとき、左側板32Lおよび右側板32Rの取付ガイド33L,33Rと、左側板43Lおよび右側板43Rの取付ガイド42L,42Rは上下に一直線になり、主拡散板11をガタツキなくしっかり取り付けることができるようになる。
また、上部ユニット3aの左接続支持板34Lおよび右接続支持板34Rの底辺と、下部ユニット3bの左接続支持棒44Lおよび右接続支持棒44Rの上辺がしっかり当接し、上下一直線に結合される。このとき、左接続支持板34Lおよび右接続支持板34Rの取付ガイド35L,35Rと、左接続支持棒44Lおよび右接続支持棒44Rの取付ガイド45L,45Rは上下に一直線になり、主拡散板11をガタツキなくしっかり取り付けることができるようになる。
そして、上部ユニット3aの下面が開放され、かつ下部ユニット3bの上面が開放されているため、上部ユニット3aの内部空間E1と下部ユニット3bの内部空間E2が連通し、一体の空間が形成される。この一体の空間内で各種照明器具の照明光が反射等するため、1つの大きな照明ボックスとして機能する。
この状態で、主拡散板11は、中央拡散板11C、左拡散板11L、および右拡散板11Rの3枚が、それぞれの側辺(11Lb,11Ca,11Cb,11Ra)を重ね合わせた状態で、上部ユニット3aおよび下部ユニット3bに取り付けられる。
左拡散板11Lは、上辺が天井板31の前方辺の左側の湾曲部分に固定され、右辺11Lbが取付ガイド35Lと取付ガイド45Lに固定され、左辺11Laが取付ガイド33Lと取付ガイド42Lに固定され、下辺が取付ガイド47Lに固定される。
右拡散板11Rは、上辺が天井板31の前方辺の右側の湾曲部分に固定され、左辺11Raが取付ガイド35Rと取付ガイド45Rに固定され、右辺11Rbが取付ガイド33Rと取付ガイド42Rに固定され、下辺が取付ガイド47Rに固定される。
中央拡散板11Cは、上辺が天井板31の前方辺の中央部分に固定され、左辺11Caが取付ガイド35Lと取付ガイド45Lに固定され、右辺11Cbが取付ガイド35Rと取付ガイド45Rに固定され、底辺が取付ガイド49に固定される。
この固定により、中央拡散板11C、左拡散板11L、および右拡散板11Rにより構成される主拡散板11は、外周の上部が上部ユニット3aに隙間なく取り付けられ、外周の中部および下部が下部ユニット3bに隙間なく取り付けられて、主拡散板11の外周全体が撮影筐体3に隙間なく取り付けられる。
図6は、取付ガイド35L,45Lにまたがって固定される左拡散板11Lおよび中央拡散板11Cの固定構造を断面図により説明する説明図である。
図6(A)は、取付ガイド45Lに左拡散板11Lおよび中央拡散板11Cを固定した状態の横断面拡大図である。
下部ユニット3b(図5参照)に設けられた左接続支持棒44Lの正面である取付ガイド45Lには、左拡散板11Lの右端部(図5の右辺11Lb近傍)が当接し、さらにその前面に中央拡散板11Cの左端部(図5の左辺11Ca近傍)が当接した状態で、ネジNによって固定される。このネジNは、中央拡散板11Cおよび左拡散板11Lを貫通して左接続支持棒44Lにネジ止めされる。
図6(B)は、図6(A)のA−A断面を示す拡大断面図である。この図に示すように、左拡散板11Lおよび中央拡散板11Cの上方部分は、上部ユニット3a(図5参照)に設けられた左接続支持板34Lの正面である取付ガイド35LにネジNでネジ止めされる。
同様に、取付ガイド35Rおよび取付ガイド45Lには、右拡散板11Rの左端部と中央拡散板11Cの右端部がネジNによってネジ止め固定される。
このようにして、中央拡散板11C、左拡散板11L、および右拡散板11Rからなる主拡散板11は、上部ユニット3aと下部ユニット3bにまたがって固定される。
このため、上部ユニット3aと下部ユニット3bとをつなぐ部分は、撮影筐体3の撮影方向となる撮影空間部2側になく、撮影筐体3を正面から見た時につなぎ目が見えないようになっている。
図7は、写真シール作成装置1の構成を示すブロック図である。
写真シール作成装置1は、制御装置72に接続して、記憶部71、通信部81、ドライブ82、ROM84、RAM85、撮影部70、編集部90、およびプリンタ97が設けられている。
記憶部71は、ハードディスクなどの記憶装置で構成されている。この記憶部71は、編集処理に使用する編集ツールのデータ、照明設定データ、撮影コースのデータ、事後接客処理のデータ、およびプレイ時間設定データなどの各種データを記憶しており、制御装置72による設定情報の読み込みおよび保存を許容する。
通信部81は、インターネットなどの通信網を介してサーバ等の適宜の装置と通信するLANカード等の通信装置で構成されている。この通信部81は、制御装置72の制御信号に従って、撮影画像や編集画像をサーバのデータベースに登録する、あるいはユーザのメールアドレスへ撮影画像や編集画像を送信するといった動作を行う。
ドライブ82は、携帯型の不揮発性メモリやUSBメモリといったリムーバブルメディア83に対してデータの読み書きを行うドライブ装置で構成されている。このドライブ82は、制御装置72の制御信号に従って、撮影画像や編集画像をユーザの所有するリムーバブルメディア83に書き込み、またリムーバブルメディア83に記憶されている撮影画像や編集画像、あるいは編集用アイテムといったデータを読取る。
ROM84は、写真シール作成装置1で実行するゲームのプログラムやメンテナンス用のプログラムなど、各種プログラムやデータを記憶している。ゲームのプログラムには、撮影コースに応じて照明設定や編集ツールを切り替えるプログラムや事後接客のプログラムが含まれている。
RAM85は、制御装置72によって一時記憶領域として使用される。
撮影部70は、硬貨処理部73、照明装置75、カメラ76、タッチパネルモニタ77、およびスピーカ79といったように、撮影筐体3に設けられた各種装置で構成されている。
硬貨処理部73は、硬貨投入口73a(図2参照)から投入された硬貨の投入金額が1ゲーム(貨幣投入から写真シール排出まで)に必要な金額以上であれば、起動信号を制御装置72に送信する。
背景制御部74は、制御装置72から受信した背景制御信号に従って背景制御ユニット74a(図1参照)を制御し、背景カーテンを下降させて背景色を制御する。
照明装置75は、制御装置72から受信した照明制御信号に従い、上述した各ストロボ照明体62L,62R,63L,63R,64,65,66L,66Rから閃光を照射し、この閃光を撮影筐体3内で反射させてから主拡散板11および下部拡散板15を透過させ、拡散した面光でユーザを全体的に明るく照明する。また、照明装置75は、制御装置72から受信した照明制御信号に従い、LED14(図2参照)を適宜の色に発光させる。また、照明装置75は、電源ONの間、蛍光灯を常時点灯しておく。なお、撮影ユニット13裏に図示省略するストロボ照明体を設置してもよい。この場合、アップで撮影する際に十分な光が被写体にあたるようにすることができる。
カメラ76は、制御装置72から受信したシャッタ信号に従って撮影を実行し、取得した撮影画像や動画映像の画像データを制御装置72に送信する。
タッチパネルモニタ77は、制御装置72からRGB信号を受信し、撮影コースの選択画面の表示、撮影の際のポーズの案内、および撮影タイミングのカウントダウンなど、撮影に必要な情報を表示する。また、ユーザにタッチ入力された座標信号を制御装置72に送信する。
また、タッチパネルモニタ77は、ライブビューモニタ78としての機能も備えており、制御装置72から受信したRGB信号に従って、撮影前の確認用にカメラ76で撮影している動画映像をリアルタイムでライブビュー表示し、また撮影により取得した撮影画像を静止画表示するといった表示を実行する。
このライブビューモニタ78は、撮影画像を視認できる表示手段であればよく、例えばCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、又は、画像を投射するプロジェクタや映写機等の投射手段と上記画像を写像(像を写し出す)するスクリーンやカーテンや筐体等の写像手段とを有する投射写像手段で構成する、あるいは鏡で構成することができる。
スピーカ79は、制御装置72の音声信号に従って、撮影のシャッタタイミングを知らせるカウントダウンや、編集筐体4の前の編集空間への移動を促す移動案内などを音声によりアナウンスする。
編集部90は、タブレット内蔵モニタ91、タッチペン94、スピーカ95、および硬貨処理部96で構成されている。
タブレット内蔵モニタ91は、表示手段として画像を表示する編集用モニタ92、および入力手段としてタッチ入力を検知するタブレット93により構成されている。このタブレット内蔵モニタ91の編集用モニタ92は、制御装置72から受信するRGB信号に従って、撮影画像のサムネイル画像、フリーハンドペンや塗りつぶしツールやスタンプツールや背景ツールといった編集ツール、および編集中の編集画像など、編集に必要な画像を表示する。また、タブレット内蔵モニタ91のタブレット93は、タッチペン94によってユーザにタッチ入力された座標を入力信号として制御装置72に送信する。
このタブレット内蔵モニタ91は、撮影画像に編集を行う編集手段として機能するものであればよく、例えばマウス等の他のポインティングデバイス(座標入力手段)で構成することもできる。
スピーカ95は、制御装置72からの音声信号に従って、編集許容する残り時間や編集操作の説明などを音声によりアナウンスする。
硬貨処理部96は、硬貨投入口96a(図1参照)から投入された硬貨の投入金額が追加印刷に必要な金額以上であれば、起動信号を制御装置72に送信する。
プリンタ97は、制御装置72から受信する印刷データを、シール紙ユニット98に備えられているシール紙99に印刷する。
図8は、写真シール作成装置1の制御装置72が実行するゲーム処理のフローチャートを示す。
制御装置72は、ゲーム料金分の硬貨の投入を硬貨処理部73で確認するまで待機する(ステップS1:NO)。ゲーム料金分の貨幣が投入されると(ステップS1:YES)、制御装置72は、撮影処理を実行する(ステップS2)。
この撮影処理の際、制御装置72は、カメラ76で取得している動画映像をライブビューモニタ78にリアルタイム表示してユーザにポーズをとらせる。このリアルタイム表示されるユーザの動画映像は、広い面積でつなぎ目のない主拡散板11から拡散照射される蛍光灯の光で照らされている状態のユーザであるため、写りのよい状態で表示される。またこのとき、制御装置72は、ユーザに選択させた撮影コースに応じて、合成用背景画像や合成用前景画像などの合成用画像と撮影中の動画像を合成した合成動画像をライブビューモニタ78に表示する。これにより、ユーザは、仕上がりイメージを確認しながらポーズを取ることができる。
なお、前記合成用画像に関して、制御装置72は、撮影コースに合った合成用画像を用いるか、撮影開始前に複数種類の合成用画像を選択可能にタッチパネルモニタ77に表示してユーザに選択させる。
制御装置72は、タッチパネルモニタ77の表示とスピーカ79による音声でカウントダウンを行い、このカウントダウンの終了タイミングで照明装置75に照明制御信号を送信すると共にカメラ76にシャッタ信号を送信する。
これにより、照明装置75の各ストロボ照明体62L,62R,63L,63R,64,65,66L,66Rから閃光を照射し、この閃光により照明されたユーザが背景とともに写っている撮影画像をカメラ76により取得する。このときの照明は、広い面積でつなぎ目のない主拡散板11で拡散された安定した面光であり、平面視円弧状に綺麗に湾曲した主拡散板11により撮影空間部2の中心に向かって光がまんべんなく集められている。このため、自然で美しい撮影画像を得ることができる。
なお、撮影処理を複数回繰り返して複数枚の撮影画像を取得する構成にすることが好ましい。
また、制御装置72は、取得した撮影画像から背景板23や背景カーテンなどのクロマキーシートが写っている部分を切り落としてユーザ部分を取出し、このユーザ部分の画像を選択された合成用背景画像の上に重ねるクロマキー合成を行って合成編集画像を作成する。このようなクロマキー合成を行うことで、撮影時のポーズにあった合成編集画像を作成することができる。
制御装置72は、タッチパネルモニタ77の表示およびスピーカ79の音声出力により、編集筐体4の前にある編集空間のいずれか一方にユーザを移動させる移動案内を行う(ステップS3)。
制御装置72は、ユーザを案内した編集空間のタブレット内蔵モニタ91により編集処理を実行する(ステップS4)。この編集処理で、制御装置72は、前記ステップS2で作成した合成編集画像をタブレット内蔵モニタ91に表示し、この合成編集画像に対してユーザがタッチペン94でアイコン画像や線画像などを描くことを許容し、編集画像を作成する。
編集処理が終了すると、制御装置72は、編集画像に基づく印刷用画像をシール紙99に印刷する印刷処理を実行する(ステップS5)。詳述すると、制御装置72は、タブレット内蔵モニタ91でユーザに印刷レイアウトを選択させ、選択された印刷レイアウトに編集画像を配置して印刷用画像を作成し、この印刷用画像をシール紙99に印刷する。
タブレット内蔵モニタ91横の硬貨投入口96aから追加印刷用の硬貨が投入されれば(ステップS6:Yes)、制御装置72は、追加印刷処理を実行する(ステップS7)。この追加印刷処理は、ステップS5と同一の写真シールを追加印刷する、あるいは、ステップS5と異なる写真シールを追加印刷するなど、適宜の印刷とすることができる。
ステップS6で追加印刷用硬貨が投入されなかったか(ステップS6:No)、ステップS7の追加印刷処理が終了すれば、制御装置72は、タブレット内蔵モニタ91により事後接客処理を実行する(ステップS8)。この事後接客処理は、撮影画像または編集画像を任意の携帯端末に送信するゲームや、アンケート入力や、ミニゲームなど、適宜の接客処理を実行すると良い。
事後接客処理が終了すると、制御装置72は、タブレット内蔵モニタ91の表示およびスピーカ95の音声出力により、ユーザを写真シールシート排出口97aの前まで移動させる移動案内を行う(ステップS9)。
制御装置72は、印刷完了したシール紙を写真シールシート排出口97aから排出し(ステップS10)、ユーザに写真シールシートを提供してゲームを終了する。このようにして、写真シール作成装置1によりユーザの写真を撮影し編集して編集画像を出力する写真撮影編集方法を実施することができる。
以上の構成により、分離して運搬した後に設置場所にて短時間で容易に組み立てることが可能で、かつ、接続箇所の前面からの十分な光を照射でき、被写体を美しく照明できる写真シール作成装置1を提供し、ユーザ(被写体)の満足度を向上させることができる。
図9(A)の側面図に示すように、ユーザが前、中央、後ろのどの位置にいても、主拡散板11を通じて前から照明光を照射し、天井照明装置21により上から照明光を照射し、下部拡散板15を通じて足元と斜め下方からの照明光を照射することができる。
また、図9(B)の平面図に示すように、ユーザが前、中央、後ろのどの位置にいても、全体に内向きに湾曲した主拡散板11を通じて全体から光で包み込むように照明することができる。
また、撮影筐体3自体は所定の高さで分離できるため、人を運ぶエレベータに載せて容易に運搬することができ、任意の設置場所にて組み立てることができる。
また、組み立てた撮影筐体3の高さは、一般的なエレベータの室内高さより高くなり、一般的なユーザの身長の頭上少し上に配置される天井照明装置21と同じ高さになるため、ユーザの顔や頭髪を照明するために必要な高さを十分確保することができる。
また、組み立てて合体させた撮影筐体3の正面部につなぎ目のわからない湾曲型の主拡散板11を備える構成であるため、見た目上分離される部分がわからず、被写体の上から下まで均等に全身を前方より包みこむ光を発光することができ、写りのよい撮影画像を提供することができる。
また、主拡散板11は、上下方向につなぎ目が全くないため、ユーザの身長差によって顔の高さが異なる位置となっても、変わらず均等に照明することができる。すなわち、上下方向につなぎ目が存在すると、そのつなぎ目部分の照明が弱くなり、この照明の弱くなった部分にユーザの顔や頭髪が位置するような身長であれば、そのユーザの顔や頭髪が暗く写ることになる。特に多人数で撮影した際に、身長の異なるユーザだけ暗く写るといったことになると、ユーザの満足度低下に繋がりやすい。このようなことを、上下方向につなぎ目の存在しない主拡散板11により防止することができる。
また、上部ユニット3aと下部ユニット3bの接続部分は、ユーザが写りを重視する顔や頭髪に近い位置であるため、つなぎ目が存在することによる光量低下が写りに影響しやすいが、上部ユニット3aの正面および下面と下部ユニット3bの正面および下面を開放して連通し、さらに上下方向につなぎ目のない主拡散板11を備えることにより、光量低下部分をなくして美しい照明効果を得ることができる。従って、顔や頭髪を明るく照明でき、美しい撮影画像を得ることができる。
また、下部ユニット3bは車輪Sを備えているため容易に運搬できると共に、上部ユニット3aは下部ユニット3bより小型軽量であるために車輪がなくとも容易に持ち運ぶことができる。
また、撮影筐体3の前面、主拡散板11、および下部拡散板15は、左右対称であるため、左右均等に照明することができ、ユーザの立ち位置による照明の差が出ないようにして美しく撮影することができる。
また、ユーザの足元を照明する傾斜拡散板15Tが、平面視カメラ76よりも撮影空間部2側に設けられているため、ユーザがカメラ76に近づきすぎず、カメラ76から一定の距離を保つことができる。これにより、ユーザのアップ画像を綺麗に撮影することができる。
なお、上述した実施例では、カメラ76で撮影した撮影画像に対して編集する構成としたが、画像データを適宜取得する取得手段を備えて、カメラ76による撮影画像以外の画像データに対しても編集許容する構成としてもよい。
この場合、取得手段は、カメラ付き携帯電話やノートパソコン等の携帯情報端末と通信する通信手段、フレキシブルディスクや不揮発性メモリ媒体等の記憶媒体に記憶の情報を読取る記憶媒体読取手段、写真や絵画等の実画像をスキャニングするスキャナ等、画像データを取り込み可能なデータ取込手段で構成することができる。取得手段で取得する画像データは、通信手段又は記憶媒体読取手段等のデータ取込手段で取得する画像、すなわち個人用デジタルカメラでの撮影やパソコンでのグラフィック制作等によるデジタル画像や、写真や絵画等の実画像をスキャナでスキャニングしたスキャニング画像で構成することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の写真撮影編集装置は、実施形態の写真シール作成装置1に対応し、
以下同様に、
拡散板は、主拡散板11に対応し、
中央部拡散板は、中央拡散板11Cに対応し、
側部拡散板は、左拡散板11Lおよび右拡散板11Rに対応し、
撮影手段は、カメラ76に対応し、
傾斜面は、傾斜拡散板15Tに対応し、
湾曲面は、足元拡散板15Bに対応し、
上部ユニット側部固定ガイドは、取付ガイド33L,33Rに対応し、
側部固定ガイドは、取付ガイド33L,33Rおよび取付ガイド42L,42Rに対応し、
上部ユニット中間部固定ガイドは、取付ガイド35L,35Rに対応し、
中間部固定ガイドは、取付ガイド35L,35Rおよび取付ガイド45L,45Rに対応し、
下部ユニット側部固定ガイドは、取付ガイド42L,42Rに対応し、
下部ユニット中間部固定ガイドは、取付ガイド45L,45Rに対応し、
照明手段は、照明装置75に対応し、
編集手段は、タブレット内蔵モニタ91に対応し、
出力手段は、プリンタ97に対応し、
撮影処理は、ステップS2に対応し、
編集処理は、ステップS4に対応し、
出力処理は、ステップS5に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明は、ユーザを照明しつつ撮影して撮影画像を取得し、この撮影画像に編集を加える写真撮影編集装置に利用することができる。
1…写真シール作成装置、3…撮影筐体、3a…上部ユニット、3b…下部ユニット、11…主拡散板、11C…中央拡散板、11L…左拡散板、11R右拡散板、13…撮影ユニット、15…下部拡散板、15T…傾斜拡散板、15B…足元拡散板、33L,33R,35L,35R,42L,42R,45L,45R…取付ガイド、75…照明装置、76…カメラ、91…タブレット内蔵モニタ、97…プリンタ

Claims (6)

  1. 一以上の被写体を照明する照明手段と、
    該被写体を撮影して撮影画像を作成する撮影処理が実行可能な撮影手段と、
    該撮影画像を編集して編集画像を作成する編集処理が実行可能な編集手段と、
    所定の画像を出力する出力処理が実行可能な出力手段とを備えた写真撮影編集装置であって、
    前記照明手段を備えた撮影筐体を有し、
    該撮影筐体は、上部ユニットと下部ユニットとが高さ方向に接続されて完成する構成であり、
    前記上部ユニットと下部ユニットが高さ方向に接続された状態の前記撮影筐体の高さは2000mm以上であり、
    該撮影筐体の前面に、接続された前記上部ユニットと前記下部ユニットにまたがって取り付けられる拡散板を備えた
    写真撮影編集装置。
  2. 前記拡散板は、後方へ凸な平面視円弧状に湾曲した湾曲形状で前記上部ユニットと前記下部ユニットにまたがって横断面が同一形状となる略鉛直方向に真っ直ぐな形状に形成された
    請求項1記載の写真撮影編集装置。
  3. 前記下部ユニットは、
    両側壁近傍の各前面に設けられて前記拡散板の側端近傍部を固定する鉛直方向に長い下部ユニット側部固定ガイドと、
    左右方向中央から左右の前記下部ユニット側部固定ガイドまでの各間で該下部ユニット側部固定ガイドよりも後方となる各中間位置にそれぞれ設けられて前記拡散板を固定する鉛直方向に長い下部ユニット中間部固定ガイドとを備え、
    前記上部ユニットは、
    前記下部ユニットに接続された状態で前記下部ユニット側部固定ガイドの上方に一直線状に配される上部ユニット側部固定ガイドと、
    前記下部ユニットに接続された状態で前記下部ユニット中間部固定ガイドの上方に一直線状に配される上部ユニット中間部固定ガイドとを備えた
    請求項2記載の写真撮影編集装置。
  4. 前記拡散板は、左右の前記上部ユニット中間部固定ガイドと左右の前記下部ユニット中間部固定ガイドとがそれぞれ一直線状に配置された左右の中間部固定ガイドの間に配置される中央部拡散板と、
    左右の前記上部ユニット側部固定ガイドと左右の前記下部ユニット側部固定ガイドとがそれぞれ一直線状に配置された左右の側部固定ガイドから左右それぞれの前記中間部固定ガイドの間に配置される左右の側部拡散板とによる3枚構成に形成され、
    前記中央部拡散板の両側部と左右の前記側部拡散板の内側部とが重ね合わせた状態で前記中間部固定ガイドに固定される構成である
    請求項3記載の写真撮影編集装置。
  5. 前記下部ユニットの高さは、一般的なエレベータの出入り口高さよりも低く形成され、
    前記上部ユニットの高さは、前記エレベータの出入り口高さと前記下部ユニットの高さの差よりも高く形成され、
    前記拡散板は、前記エレベータの出入り口高さより低い高さに形成され、かつ、前記上部ユニットおよび下部ユニットに固定された状態になると該拡散板の上端が前記エレベータの出入り口高さよりも高い位置となる構成である
    請求項1から4のいずれか1つに記載の写真撮影編集装置。
  6. 前記拡散板の下方で前方位置に下部拡散板を備え、
    該下部拡散板は、
    前下がりに傾斜する傾斜面と、
    後方へ凸な平面視円弧状に湾曲し略鉛直方向に真っ直ぐな形状の湾曲面とを有し、
    該傾斜面と湾曲面とが繋がって一体形成されている
    請求項1から5のいずれか1つに記載の写真撮影編集装置。
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