JP2003159580A - 廃棄物処理装置 - Google Patents

廃棄物処理装置

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JP2003159580A JP2001360538A JP2001360538A JP2003159580A JP 2003159580 A JP2003159580 A JP 2003159580A JP 2001360538 A JP2001360538 A JP 2001360538A JP 2001360538 A JP2001360538 A JP 2001360538A JP 2003159580 A JP2003159580 A JP 2003159580A
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temperature
container
heating means
waste
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雅信 河合
Hideo Tomita
英夫 富田
Takeshi Hatano
剛 羽田野
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物処理装置において、廃棄物から発生す
る乾留ガスが多い場合に、触媒部の温度が高温となり劣
化し易く、また触媒部の加熱に必要以上のエネルギーを
使用していた。 【解決手段】 触媒部26でガスの酸化反応が始まる
と、発生するガスの量に応じた発熱が起こり、触媒部2
6の温度が上昇することから、温度計測手段28の出力
が増加する。そして、この出力に応じて触媒加熱手段2
7による触媒部26への加熱量を減少させるように制御
するため、触媒部26が過度に高温となることがなく、
触媒部26の劣化を防止できる。また、触媒加熱手段2
7の出力を減少させる分、触媒加熱手段27の運転費用
を減らし、省エネルギーを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として家庭用又は
業務用の廃棄物を加熱処理する廃棄物処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の廃棄物処理装置として
は、例えば、特開平11−76987号公報に記載され
ているようなものがある。図10は、前記公報に記載さ
れた従来の廃棄物処理装置の断面図を示すものである。
【0003】図10において、1は生ごみ等の廃棄物を
収容する容器で、2は電気ヒータからなる加熱手段で、
容器1の底部に隣接して設けられ、容器1を加熱してい
る。3は本体部で、容器1と加熱手段2を内側に収めて
いる。4は本体部3上部に設けられた蓋である。5は本
体部3と蓋4を接続する蝶番であり、これによって本体
部3と蓋4を接続したまま開閉出来る構成になってい
る。6は容器1の内部で発生したガスを、酸化処理した
後に外部に排出する触媒部で、蓋4の内部に設けられて
いる。7は触媒部6に隣接して設けられた電気ヒータか
らなる触媒加熱手段で、触媒部6を加熱することによっ
て、容器1内部で発生したガスの酸化処理を促進してい
る。
【0004】そして上記構成において、まず蓋4を持ち
上げ、容器1が本体部3から取り出せるようにしてい
る。この際、蓋4と本体部3は蝶番5で接続されてい
る。その後、容器1を本体部3から取りだし、容器1に
廃棄物を投入したのち再び容器1を本体部3内側に収
め、蓋4を閉める。
【0005】その後、加熱手段2とともに触媒加熱手段
7に通電を開始する。その結果徐々に容器1の底面の温
度が上昇する。それに伴い投入した廃棄物の温度も上昇
し、廃棄物から蒸気、乾留ガスが順次発生して廃棄物が
炭化される。一方、発生したガスは触媒部6内部を通過
し、触媒加熱手段7によって加熱され、表面が活性化し
た触媒部6によって酸化分解されたのち、外部に排出さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では、廃棄物から発生する乾留ガスが多い場合に
は、触媒部6において酸化分解に伴う発熱が多くなり、
触媒加熱手段7によって加熱しなくても触媒部6の温度
が十分に高温に維持される状態になるにもかかわらず、
触媒加熱手段7を一定出力で作動させ続ける構成となっ
ていた。その結果、触媒部6の温度が過度に高温となっ
て劣化したり、また触媒部6の加熱に必要以上にエネル
ギーを使うという課題があった。
【0007】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、長寿命の触媒部をもち省エネルギー型の廃棄物処理
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の廃棄物処理装置は、導出管を有し廃
棄物を収容する容器と、前記容器を加熱する加熱手段
と、前記廃棄物から発生して前記導出管から排出する乾
留ガスを処理する触媒部と、前記触媒部を加熱する触媒
加熱手段と、前記触媒部の温度を計測する触媒温度計測
手段とを備え、前記触媒温度計測手段の出力に応じて前
記触媒加熱手段を制御するものである。これによって、
乾留ガスが触媒部に供給されると酸化反応が始まり、乾
留ガスの量に応じた発熱が起こり、触媒部の温度が上昇
して温度計測手段の出力が増加する。この出力に応じて
触媒加熱手段による触媒部への加熱量を減少させるよう
に制御するため、触媒部が過度に高温となることが無
く、高熱で触媒部が劣化することを抑制出来る。また、
触媒加熱手段による触媒部への加熱量を制御するため、
一定出力で作動し続ける場合に比較して触媒加熱手段の
出力を減らす事ができ、省エネルギーを実現できる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、導出管
を有し廃棄物を収容する容器と、前記容器を加熱する加
熱手段と、前記廃棄物から発生して前記導出管から排出
する乾留ガスを処理する触媒部と、前記触媒部を加熱す
る触媒加熱手段と、前記触媒部の温度を計測する触媒温
度計測手段とを備え、前記触媒温度計測手段の出力に応
じて前記触媒加熱手段を制御するものである。これによ
って、乾留ガスが触媒部に供給されると酸化反応が始ま
り、乾留ガスの量に応じた発熱が起こり、触媒部の温度
が上昇して温度計測手段の出力が増加する。この出力に
応じて触媒加熱手段による触媒部への加熱量を減少させ
るように制御するため、触媒部が過度に高温となること
が無く、高熱で触媒部が劣化することを抑制出来る。ま
た、触媒加熱手段による触媒部への加熱量を制御するた
め、一定出力で作動し続ける場合に比較して触媒加熱手
段の出力を減らす事ができ、省エネルギーを実現でき
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、導出管を有し廃
棄物を収容する容器と、前記容器を加熱する加熱手段
と、前記廃棄物から発生して前記導出管から排出する乾
留ガスを処理する触媒部と、前記触媒部を加熱する触媒
加熱手段と、前記容器の温度を計測する容器温度計測手
段とを備え、前記容器温度計測手段の出力に応じて前記
触媒加熱手段を制御するものである。容器温度計測手段
は、容器内部の廃棄物の温度を間接的に計測することが
できる。また、廃棄物から発生する乾留ガスの量が、容
器温度の上昇に伴って増加する。さらに、乾留ガスの発
生量の増加に伴って、触媒部での乾留ガスの酸化処理に
伴う発熱量も増加することから、触媒部は温度上昇す
る。これらの結果、容器温度計測手段の出力が増加すれ
ば、触媒部の温度も上昇することが予測できるので、容
器温度計測手段の出力の増加に応じて、触媒加熱手段に
よる触媒部への加熱量を減少させるように制御する。こ
の結果、触媒部に温度計測手段を設けて温度を計測する
ことなく、触媒部が過度に高温となることを抑制でき、
高熱で触媒部が劣化することを防止出来る。また、触媒
加熱手段による触媒部への加熱量を制御するため、一定
出力で作動し続ける場合に比較して触媒加熱手段の出力
を減らす事ができ、省エネルギーを実現できる。また、
容器の加熱手段の加熱制御用に設けられる温度計測手段
の出力を、触媒加熱手段の制御用の容器温度計測手段の
出力として兼用できるという効果がある。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の廃棄物処理装置において、加熱手段の運転開始
から所定時間後に触媒加熱手段を作動させるものであ
る。これによって、加熱手段の運転開始から乾留ガスが
発生し始めるまでの所定時間の、触媒部による酸化処理
が行われる前、すなわち触媒部の活性を高める必要のな
い時間帯に、触媒加熱手段を運転させない分、触媒加熱
手段の運転費用の省エネルギーを実現することができ
る。
【0012】請求項4に記載の発明は、特に、請求項2
に記載の容器温度計測手段の出力が所定の値を超えた時
に触媒加熱手段を作動させるものである。これによっ
て、容器温度計測手段の出力が所定の値に達する時の容
器の温度が、乾留ガスの発生し始める所定の温度に達す
ることを検知することができ、この出力によって触媒加
熱手段を作動させることができる。この結果、乾留ガス
が出始める直前まで触媒加熱手段を動作させない分、触
媒加熱手段の運転費用の省エネルギーを十分に実現する
ことができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の加熱手段の運転停止後も触媒加熱手段の運転を
所定時間継続させるものである。これによって、加熱手
段の運転停止後にも装置の余熱によって容器の中の廃棄
物が熱せられ、若干の乾留ガスが発生する場合にも、触
媒部の活性が保たれているために、触媒部における乾留
ガスの酸化処理が十分に行うことができ、一酸化炭素や
臭気成分が外部に排出されることを防止できる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0015】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける廃棄物処理装置の断面図を、図2は実施例1におけ
る装置のタイミングチャートを示すものである。
【0016】図1において、20は生ごみ、使用済みお
むつ等の廃棄物を収容する有底で開口部にフランジを持
つ容器である。20Aは容器20の開口部の内側に突出
して設けられた取っ手である。21は容器20を中に含
みかつ容器20のフランジ部を支える中空構成の本体部
である。22は電気ヒータからなる加熱手段で、容器2
0の底の下部に位置し、ヒータ取り付け具22Aによっ
て本体部21に固定されている。23は容器20の開口
部を覆い、外部と遮断する内蓋であり、容器20のフラ
ンジ部分により支えられている。24は容器20および
内蓋23を外部と遮断する外蓋であり、本体部21の開
口部上端位置に取り付けられ、開閉自在となっている。
24Aは外蓋24の下面に突出して設けられた固定具で
ある。25は外蓋25の上部に設けられた配管であり、
内部に触媒部26を内包している。27は電気ヒータか
らなる触媒加熱手段であり、触媒部26の下流すなわち
触媒部26の上部に内部を貫通して取り付けられてい
る。28は温度センサからなる触媒温度計測手段であ
り、触媒部26の上流部、すわなち触媒部26の下部の
内部に取り付けられている。29はファンからなる送風
手段で、配管25の下部の側面に取り付けられ、配管2
5内部に向いている。30は導出管であり、内蓋23の
中央部に設けられ、容器20内部と配管25内部を連通
している。31はコントローラからなる制御手段であ
り、触媒温度計測手段28の出力によって触媒加熱手段
27の加熱量と送風手段29の送風量を制御している。
【0017】以上のように構成された廃棄物処理装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。
【0018】まず外蓋24を取り外す。その後、取っ手
20Aを掴んで容器20を本体部21から取り出し、容
器20内部に生ごみ、使用済みおむつ等の廃棄物Aを投
入する。その後、再び取っ手20Aを掴んで容器20を
本体部21内に収める。そして外蓋24を本体部21に
固定する。この時、固定具24Aによって内蓋23が容
器20のフランジ部に押し当てられ、さらに容器20が
本体部21の上部に押し付けられる。このため、容器2
0のフランジ部と本体部21との間に若干のごみが挟ま
っていても処理中に容器20が動くことの無いようにし
っかり固定することが出来る。また、容器20内部で発
生する乾留ガスを内蓋23によって内部の空間にしっか
り閉じ込めることができる。
【0019】そして加熱手段22への通電が開始され、
加熱手段22が容器20の底部を加熱する。また同時に
図2に示すように触媒加熱手段27への通電も100%の出
力で開始され、触媒部26が加熱される。更にこのとき
送風手段29が作動し、配管25内部に所定量の空気が
送風される。送風された空気は触媒部26に向かって進
み、触媒部26を通過して外部に流出する。
【0020】その後、容器20の内部は温度上昇し、廃
棄物Aから蒸気がまず発生する。この時蒸気が容器20
内部に充満し、内部の空気を導出管30の方に押し出
す。このため容器20内部は処理の初期段階で、酸素濃
度が低くなる。さらに廃棄物Aの温度が上昇すると蒸気
の発生が無くなり、廃棄物Aに含まれる可燃成分がガス
化し、乾留ガスとなって容器20内に充満する。一方、
図2に示すように触媒部26の温度は乾留ガスを処理す
るのに十分な温度である500℃に達する。それに伴っ
て触媒温度計測手段28の出力が所定の出力まで増加
し、これを検知した制御手段31が、触媒加熱手段27
の出力を100%から80%に落とす。
【0021】廃棄物Aから発生する乾留ガスの量が増す
に従い、容器20内の圧力が高まり、乾留ガスは導出管
30から押し出される。押し出された乾留ガスは導出管
30を通って配管25内部に流入し、送風手段29によ
って送風された空気と混合しながら触媒部26に流入す
る。触媒部26において乾留ガスは酸化処理され、二酸
化炭素と水など無害な気体に分解浄化される。その結
果、乾留ガスの脱臭が図れる。
【0022】さらに処理がすすみ、廃棄物Aから発生す
る乾留ガスの量が増すと、触媒部26における酸化処理
が活発になり、乾留ガスの量に応じた発熱が起こり、図
2に示すように触媒部26の温度が上昇し、600℃に
達する。それに伴って触媒温度計測手段28の出力が所
定の出力まで増加し、これを検知した制御手段31が、
触媒加熱手段27の出力を80%から60%に落とす。
このため、触媒部の温度は一旦低下する。しかし、乾留
ガスの発生量が更に増すために再び触媒部26の温度は
600℃に達するために、制御手段31が触媒加熱手段
27の出力を60%から40%に落とす。その結果触媒
部26の温度は下がり、触媒部26から外部への放熱
と、乾留ガスの酸化処理に伴う発熱とがほぼ釣り合った
状態となる。
【0023】このように、触媒温度計測手段28によっ
て触媒部26の温度を計測し、触媒部26の温度が60
0℃を超えないように触媒加熱手段27の加熱量を制御
手段31が制御することによって、触媒部26の温度が
過度に高温となることがない。そのため、高熱で触媒部
26が劣化することを抑制でき、触媒部26の寿命が長
くなる。また、触媒加熱手段27による触媒部26への
加熱量を制御するため、一定出力で作動し続ける場合に
比較して触媒加熱手段27の出力を減らす事ができてお
り、省エネルギーを実現している。
【0024】逆に処理が終了に近くなり、廃棄物Aから
発生する乾留ガスの量が減ってくると、触媒部26にお
ける酸化処理の量が減少して発熱量が減り、触媒部26
の温度が低下する。それに伴って触媒部26の温度を計
測する温度計測手段28の出力が減少する。この出力が
所定の閾値を下回り、触媒部26の温度が500℃を下
回った場合に、出力減少の割合に応じて制御手段31が
触媒加熱手段27の出力を増加させ、触媒部26の温度
を維持する。このように、触媒温度計測手段28によっ
て触媒部26の温度を計測し、触媒部26の温度が50
0℃を下回らないように触媒加熱手段27の加熱量を制
御手段31が制御することによって、触媒部26の活性
を低下させることなく、乾留ガスの処理が十分に行え
る。この結果、乾留ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成
分が外部に排出されることを抑制できる。なお、制御手
段31が触媒加熱手段27を制御する際の、触媒温度計
測手段28の出力の増減割合と触媒加熱手段27による
触媒部26の加熱量の増減との関係についてはあらかじ
め実験によって求めている。酸化処理後の乾留ガスは、
配管25外部に排出される。なお、乾留ガスが出た後に
残る廃棄物Aは炭化されて炭状になる。
【0025】以上のように、本実施例においては、触媒
温度計測手段28の出力に応じて触媒加熱手段27の加
熱量を制御し、触媒部26の温度をほぼ一定に保ってい
るために、触媒部26の温度が過度に高温となることが
ない。そのため、高熱で触媒部26が劣化することを抑
制でき、触媒部26の寿命が長くなる。逆に、触媒部2
6の温度が低下して活性が落ち、乾留ガスの処理が十分
に出来なくなることも防止できる。このように、触媒部
26において乾留ガスの酸化分解が十分に行えるため、
乾留ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成分が外部に排出
されることを防止出来る。また、触媒加熱手段27によ
る触媒部26への加熱量を制御するため、一定出力で作
動し続ける場合に比較して触媒加熱手段27の出力を減
らす事ができており、省エネルギーを実現している。
【0026】(実施例2)図1は本発明の実施例2にお
ける廃棄物処理装置の断面図を、図3は実施例2におけ
る装置のタイミングチャートをそれぞれ示すものであ
る。図3の所定温度1の値は、触媒温度計測手段28の
出力が所定の閾値aを示すときの温度の値である。図3
において、実施例1と異なるところは、触媒温度計測手
段28の出力が所定の閾値aを超えた時に触媒加熱手段
27を停止させる点である。
【0027】以上のように構成された廃棄物処理装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。
【0028】まず、容器20内部に生ごみ、使用済みお
むつ等の廃棄物Aを収容する。そして加熱手段22への
通電が開始され、加熱手段22が容器20の底部を加熱
する。また同時に触媒加熱手段27への通電も開始さ
れ、触媒部26が加熱される。その後、容器20の内部
は温度上昇し、廃棄物Aから乾留ガスの発生が始まる。
さらに処理がすすみ、廃棄物Aから発生する乾留ガスの
量が増すと、触媒部26における酸化処理が活発にな
り、乾留ガスの量に応じた発熱が起こり、図3に示すよ
うに触媒部26の温度が上昇する。ここで、廃棄物Aの
組成が均質なものである場合、例えばプラスチックやア
ルコールなどの燃料の場合などには、ある一定の温度に
なると急激に乾留ガスの発生量が増える。このような場
合、図3に示すように、乾留ガスの発生量の増加に伴っ
て触媒部26の温度が急激に増加する。このため、発生
する乾留ガスの量が大量で触媒部26の温度が所定温度
1以上に上昇し、触媒温度計測手段28の出力が所定の
閾値aを超えた時には触媒部26を保護するために触媒
加熱手段27を停止する。この結果、図3に示すように
触媒部26の温度は低下する。なおこのとき同時に加熱
手段22も停止すれば、乾留ガスの発生量を減らす事が
できる。このように、触媒部26の温度上昇が急激で触
媒加熱手段27の出力を減らすだけでは触媒部26の温
度上昇を抑えることができない場合にも触媒加熱手段2
7を停止することによって触媒部26の温度が過度に高
温となることがない。そのため、高熱で触媒部26が劣
化することを防止でき、触媒部26の寿命が長くなる。
なお、触媒加熱手段27を停止させるために用いる所定
温度1については実験によって最適な値を求めている。
【0029】以上のように、本実施例においては、触媒
温度計測手段28の出力が所定の閾値aを超えた時に触
媒加熱手段27を停止させることによって、乾留ガスの
発生量が急激に増加する場合にも触媒部26の温度が過
度に高温となることがなく、触媒部26の劣化を防止で
きる。その結果、触媒部26の寿命が長くなる。
【0030】(実施例3)図1は本発明の実施例3にお
ける廃棄物処理装置の断面図を、図4は実施例3におけ
る装置のタイミングチャートをそれぞれ示すものであ
る。図4の所定温度2、3の値はそれぞれ触媒温度計測
手段28の出力が所定の閾値b、cを示すときの温度の
値である。図4において、実施例2と異なるところは、
触媒温度計測手段28の出力が所定の閾値bを超えた時
に一旦停止した触媒加熱手段27を、触媒温度計測手段
28の出力が所定の閾値cを下回った時点で再び作動さ
せる点である。
【0031】以上のように構成された廃棄物処理装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。
【0032】まず、容器20内部の廃棄物Aから発生す
る乾留ガスの量が増すと、触媒部26における酸化処理
が活発になり、乾留ガスの量に応じた発熱が起こり、図
4に示すように触媒部26の温度が上昇する。ここで、
廃棄物Aの組成が均質なものである場合、例えばプラス
チックやアルコールなどの燃料の場合などには、ある一
定の温度になると急激に乾留ガスの発生量が増える。こ
のような場合、図4に示すように、乾留ガスの発生量の
増加に伴って触媒部26の温度が急激に増加する。この
ため、発生する乾留ガスの量が大量で触媒部26の温度
が所定温度2以上に上昇し、触媒温度計測手段28の出
力が所定の閾値bを超えた時には触媒部26を保護する
ために触媒加熱手段27を停止する。その後、乾留ガス
の発生量が減少して触媒部26における発熱量が減って
温度が低下し、触媒温度計測手段28の出力が所定の閾
値cを下回った場合に、再び触媒加熱手段27を作動さ
せる。これによって、触媒部26の温度が所定温度3以
下に低下することを防止して触媒部26の活性を維持す
ることができる。この結果、触媒部26における乾留ガ
スの酸化処理を十分に行うことができ、一酸化炭素や臭
気成分が外部に排出されることを防止できる。なお、触
媒加熱手段27をオンオフさせるために用いる所定温度
2及び3については実験によって最適な値を求めてい
る。
【0033】以上のように、本実施例においては、触媒
温度計測手段28の出力が所定の閾値cを下回った時
に、一旦停止させていた触媒加熱手段27を再び作動さ
せることによって、触媒部26の温度が所定温度3以下
に低下することを防止して触媒部26の活性を維持する
ことができる。この結果、触媒部26における乾留ガス
の酸化処理を十分に行うことができ、一酸化炭素や臭気
成分が外部に排出されることを防止できる。
【0034】(実施例4)図5は、本発明の実施例4に
おける廃棄物処理装置の断面図を示すものである。図5
において、実施例3の構成と異なるところは、容器温度
計測手段32を本体部21の壁の下部に、容器20に接
するように設けた点である。
【0035】図6は、実施例4における装置のタイミン
グチャートである。
【0036】以上のように構成された廃棄物処理装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。
【0037】まず外蓋24を取り外す。その後、取っ手
20Aを掴んで容器20を本体部21から取り出し、容
器20内部に生ごみ、使用済みおむつ等の廃棄物Aを投
入する。その後、再び取っ手20Aを掴んで容器20を
本体部21内に収める。この時、容器20の底部に容器
温度計測手段32が接する。このため、容器温度計測手
段32は、容器20内部の廃棄物の温度を間接的に計測
することができる。そして外蓋24を本体部21に固定
する。その後、加熱手段22への通電が開始され、加熱
手段22が容器20の底部を加熱する。また同時に図6
に示すように触媒加熱手段27への通電が100%の出
力で開始され、触媒部26が加熱される。更にこのとき
送風手段29が作動し、配管25内部に所定量の空気が
送風される。送風された空気は触媒部26に向かって進
み、触媒部26を通過して外部に流出する。
【0038】その後、容器20の内部は温度上昇し、廃
棄物Aの一部の温度が100℃を超えると水蒸気がまず
発生する。この時水蒸気が容器20内部に充満し、内部
の空気を導出管30の方に押し出す。更に容器20内部
の温度が上昇して行くと、廃棄物Aの一部から乾留ガス
が発生し始める。廃棄物Aから発生する水蒸気と乾留ガ
スの量が増すに従い、容器20内の圧力が高まり、水蒸
気と乾留ガスは導出管30から押し出される。押し出さ
れた水蒸気と乾留ガスは導出管30を通って配管25内
部に流入し、送風手段29によって送風された空気と混
合しながら触媒部26に流入する。触媒部26において
乾留ガスは酸化処理され、二酸化炭素と水など無害な気
体に分解浄化される。ここで、廃棄物から発生する乾留
ガスの量は、容器20の温度上昇に伴って増加する。さ
らに、乾留ガスの発生量の増加に伴って、触媒部26で
の乾留ガスの酸化処理に伴う発熱量も増加することか
ら、触媒部26は温度上昇する。これらの結果、容器温
度計測手段32の出力が増加すれば、触媒部26の温度
も上昇することが予測できる。したがって、図6に示す
ように、容器温度計測手段32によって計測する容器2
0の温度が200℃、300℃、400℃、500℃を
それぞれ超えたことを検知した時点で、触媒加熱手段2
7への通電を90%、80%、70%、60%の出力と
減少させる制御を行う。この結果、容器20の温度が上
昇して乾留ガスの発生量が増加しても、触媒部26が過
度に高温となることを抑制でき、高熱で触媒部26が劣
化することを防止出来る。また、触媒加熱手段27によ
る触媒部26への加熱量を制御するため、一定出力で作
動し続ける場合に比較して触媒加熱手段27の出力を減
らす事ができ、省エネルギーを実現できる。また、容器
20の加熱手段22の加熱制御をする場合には、容器2
0に温度計測手段を設けて容器20の温度を計測するこ
とが必要となるが、この出力を触媒加熱手段27の制御
用に用いる容器温度計測手段32の出力としても兼用で
きるという効果がある。なお、本実施例では、触媒部2
6の温度を計測することがないため、一時的に乾留ガス
が大量に触媒部26において酸化処理され、触媒部26
の温度が上昇しても、温度計測手段が高温によって故障
することがないという利点がある。
【0039】以上のように、本実施例においては、容器
温度計測手段32の出力増加に応じて触媒加熱手段27
の加熱量を減少させるように制御し、触媒部26の温度
を調整するために、触媒部26の温度を計測することな
く触媒部26が過度に高温となることを抑制でき、高熱
で触媒部26が劣化することを防止できる。また、触媒
加熱手段27による触媒部26への加熱量を制御するた
め、一定出力で作動し続ける場合に比較して触媒加熱手
段27の出力を減らす事ができ、省エネルギーを実現で
きる。また、容器20の加熱手段22の加熱制御用とし
て温度計測手段を設ける場合は、その出力を触媒加熱手
段27の制御用の容器温度計測手段32の出力として兼
用できるという効果がある。
【0040】(実施例5)図1は本発明の実施例5にお
ける廃棄物処理装置の断面図を、図7は実施例5におけ
る装置のタイミングチャートをそれぞれ示すものであ
る。図7において、実施例1と異なるところは、加熱手
段22の運転開始から所定時間後に触媒加熱手段27を
作動させる点である。
【0041】以上のように構成された廃棄物処理装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。
【0042】まず、容器20内部に生ごみ、使用済みお
むつ等の廃棄物Aを収容する。そして加熱手段22への
通電が開始され、加熱手段22が容器20の底部を加熱
する。その後、容器20の内部は温度上昇する。ここ
で、廃棄物処理装置には熱容量があるために、容器20
の温度が廃棄物Aから蒸気や乾留ガスが出始める温度に
達するまでには所定の時間がかかる。このため、加熱手
段22の運転開始から所定の時間経過するまでは、触媒
部26において乾留ガスの酸化処理を行うことがないた
め、触媒加熱手段27による加熱によって触媒部26の
活性を高める必要がない。したがって、図7に示すよう
に、加熱手段22の運転開始から所定時間後まで触媒加
熱手段27を作動させず、所定時間経過後から触媒加熱
手段27を作動させる。この結果、加熱手段22の運転
開始から乾留ガスが発生し始めるまでの所定時間の、触
媒部26による酸化処理が行われる前、すなわち触媒部
26の活性を高める必要のない時間帯に、触媒加熱手段
27を運転させない分、触媒加熱手段27の運転費用の
省エネルギーを実現することができる。なお、加熱手段
22の運転開始から触媒加熱手段27を作動させるまで
の所定時間は、あらかじめ実験によって、内部に廃棄物
Aを収容しない空の容器20内部の温度が90度程度を
超えるまでに必要となる時間を用いている。
【0043】なお、触媒部26を金属担体で構成する
と、触媒加熱手段27が作動して直ぐに触媒部26の温
度が上昇するため、触媒部26の活性が直ぐに上がり、
乾留ガスの処理を直ぐに行うことができ効果的である。
【0044】以上のように、本実施例においては加熱手
段22の運転開始から乾留ガスが発生し始めるまでの所
定時間、触媒加熱手段27を運転させない分、触媒加熱
手段27の運転費用の省エネルギーを実現することがで
きる。
【0045】(実施例6)図5は本発明の実施例6にお
ける廃棄物処理装置の断面図を、図8は実施例6におけ
る装置のタイミングチャートをそれぞれ示すものであ
る。図8において、実施例4と異なるところは、容器温
度計測手段32の出力が所定の値(第1の閾値)を超え
た時に触媒加熱手段27を作動させる点である。
【0046】以上のように構成された廃棄物処理装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。
【0047】まず、容器20内部に生ごみ、使用済みお
むつ等の廃棄物Aを収容する。そして加熱手段22への
通電が開始され、加熱手段22が容器20の底部を加熱
する。その後、容器20の内部は温度上昇する。ここ
で、廃棄物処理装置及び廃棄物Aには熱容量があるため
に、容器20の温度が廃棄物Aから蒸気や乾留ガスが出
始める温度に達するまでには時間がかかる。このため、
加熱手段22の運転開始から容器20の温度が十分に上
昇するまでは、触媒部26において乾留ガスの酸化処理
を行うことがないため、触媒加熱手段27による加熱に
よって触媒部26の活性を高める必要がない。そこで、
容器20の温度が廃棄物Aから蒸気や乾留ガスが出る温
度まで上昇しているかどうかを容器温度計測手段32に
よって計測し、図8に示すように、加熱手段22の運転
開始から容器温度計測手段32の出力が第1の閾値に達
するまで、触媒加熱手段27を作動させず、温度計測手
段32の出力が第1の閾値を超えてから作動させる。こ
の結果、容器20に収容する廃棄物Aの量が変動して廃
棄物処理装置の熱容量が変化しても、廃棄物Aから蒸気
や乾留ガスが出る直前まで、触媒加熱手段27を運転さ
せない分、触媒加熱手段27の運転費用の省エネルギー
を十分実現することができる。なお、触媒加熱手段27
を作動させる時の温度計測手段32の所定の第1の閾値
は、あらかじめ実験によって求めており、容器20の温
度が90℃程度になる温度である。
【0048】以上のように、本実施例においては容器温
度計測手段32によって容器20の温度を計測し、容器
20の温度が廃棄物Aから蒸気や乾留ガスが出る温度に
達するまで触媒加熱手段27を作動させないことによっ
て、触媒加熱手段27の省エネルギー化を十分に実現す
ることができる。
【0049】(実施例7)図5は本発明の実施例7にお
ける廃棄物処理装置の断面図を、図9は実施例7におけ
る装置のタイミングチャートをそれぞれ示すものであ
る。図9において、実施例4と異なるところは、加熱手
段22の運転停止後も、触媒加熱手段27の運転を所定
時間継続させる点である。
【0050】以上のように構成された廃棄物処理装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。
【0051】まず、容器20内部に生ごみ、使用済みお
むつ等の廃棄物Aを収容する。そして加熱手段22への
通電が開始され、加熱手段22が容器20の底部を加熱
する。この時同時に触媒加熱手段27への通電も開始さ
れる。その後、容器20の内部が温度上昇して廃棄物A
から乾留ガスが発生し、触媒部26において乾留ガスは
酸化処理される。さらに処理がすすみ、廃棄物Aから発
生する乾留ガスの量が減ってくると、加熱手段22の運
転を停止する。このとき、廃棄物Aの炭化処理が不充分
な場合には、加熱手段22の運転停止後にも若干の乾留
ガスが発生しつづける場合がある。このため、加熱手段
22の運転停止後に触媒加熱手段27の運転を所定時間
継続させることによって、触媒部26の温度を高温に保
って活性を維持する。この結果、加熱手段22の運転終
了後も廃棄物Aから発生する乾留ガスを触媒部26にお
いて十分に処理することができ、乾留ガスや一酸化炭
素、あるいは臭気成分が外部に排出されることを防止出
来る。その後、所定時間経過後に触媒加熱手段27を停
止する。
【0052】以上のように、本実施例においては加熱手
段22の運転停止後に触媒加熱手段27の運転を所定時
間継続させることによって、触媒部26の温度を高温に
保って活性を維持でき、廃棄物Aから発生する乾留ガス
を触媒部26において十分に処理することができ、乾留
ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成分が外部に排出され
ることを防止出来る。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜7に記載の発
明によれば、触媒加熱手段の出力を制御するために、触
媒部の温度が過度に高温となることがなく、触媒部の劣
化を防ぐことができる。また、乾留ガスの酸化分解に伴
う発熱によって触媒部の温度が十分に高温に維持される
ときには、触媒加熱手段の出力を低下させるために省エ
ネルギーを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、2、3、5における廃棄物
処理装置の断面図
【図2】本発明の実施例1における廃棄物処理装置のタ
イミングチャート
【図3】本発明の実施例2における廃棄物処理装置のタ
イミングチャート
【図4】本発明の実施例3における廃棄物処理装置のタ
イミングチャート
【図5】本発明の実施例4、6、7における廃棄物処理
装置の断面図
【図6】本発明の実施例4における廃棄物処理装置のタ
イミングチャート
【図7】本発明の実施例5における廃棄物処理装置のタ
イミングチャート
【図8】本発明の実施例6における廃棄物処理装置のタ
イミングチャート
【図9】本発明の実施例7における廃棄物処理装置のタ
イミングチャート
【図10】従来の廃棄物処理装置の構成図
【符号の説明】
20 容器 22 加熱手段 26 触媒部 27 触媒加熱手段 28 触媒温度計測手段 32 容器温度計測手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23J 15/00 F23J 15/00 H (72)発明者 羽田野 剛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K061 AA18 AA19 AB02 AC01 AC12 FA25 3K062 AA18 AA19 AB02 AC01 EA12 EB14 EB47 3K070 DA26 DA52 DA58 DA64 4D004 AA02 AA03 AC01 BA03 CA24 CA26 CA48 CB04 CB32 CC09 DA01 DA02 DA06 4D048 AA22 CC53 DA01 DA02 DA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導出管を有し廃棄物を収容する容器と、
    前記容器を加熱する加熱手段と、前記廃棄物から発生し
    て前記導出管から排出する乾留ガスを処理する触媒部
    と、前記触媒部を加熱する触媒加熱手段と、前記触媒部
    の温度を計測する触媒温度計測手段とを備え、前記触媒
    温度計測手段の出力に応じて前記触媒加熱手段を制御す
    る廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】 導出管を有し廃棄物を収容する容器と、
    前記容器を加熱する加熱手段と、前記廃棄物から発生し
    て前記導出管から排出する乾留ガスを処理する触媒部
    と、前記触媒部を加熱する触媒加熱手段と、前記容器の
    温度を計測する容器温度計測手段とを備え、前記容器温
    度計測手段の出力に応じて前記触媒加熱手段を制御する
    廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】 加熱手段の運転開始から所定時間後に触
    媒加熱手段を作動させる請求項1又は2記載の廃棄物処
    理装置。
  4. 【請求項4】 容器温度計測手段の出力が所定の値を超
    えた時に触媒加熱手段を作動させる請求項2記載の廃棄
    物処理装置。
  5. 【請求項5】 加熱手段の運転停止後も、触媒加熱手段
    の運転を所定時間継続させる請求項1又は2記載の廃棄
    物処理装置。
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