JP2003155435A - 水性ボールペン用インキ組成物 - Google Patents

水性ボールペン用インキ組成物

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JP2003155435A
JP2003155435A JP2001353211A JP2001353211A JP2003155435A JP 2003155435 A JP2003155435 A JP 2003155435A JP 2001353211 A JP2001353211 A JP 2001353211A JP 2001353211 A JP2001353211 A JP 2001353211A JP 2003155435 A JP2003155435 A JP 2003155435A
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Atsushi Iwamoto
淳 岩元
Hideaki Toomi
英明 遠見
Yoji Takeuchi
容治 竹内
Masaru Miyamoto
勝 宮本
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経時的に安定であり、筆記性能と消しゴム消
去性、耐擦過性に優れた水性ボールペン用インキ組成物
を提供する。 【解決手段】 平均粒子径2〜20μmであり、かつ、
非熱可塑性である着色樹脂粒子をインキ組成物全量に対
して5〜30重量%と、ガラス転移点が60℃以上とな
る非着色粒子とを少なくとも含有することを特徴とする
水性ボールペン用インキ組成物。非着色粒子の平均粒子
径は0.01〜10μmとすることが望ましい。更に、
グリセリンエチレンオキサイド若しくはプロピレンオキ
サイド付加物、及びジグリセリンエチレンオキサイド若
しくはプロピレンオキサイド付加物の中から選ばれる少
なくとも1種をインキ組成物全量に対して、1〜30重
量%含有することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記具用として利
用可能な消しゴム消去性に優れた水性ボールペン用イン
キ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでに、消しゴム消去性を有する水
性インキ組成物に関しては、数多くの提案がなされてい
る。
【0003】例えば、特開2000−103997号公
報には、インキ中に含まれる着色剤をある一定の大きさ
を中心に規定、すなわち、少なくとも着色剤を含む水性
インキ組成物であって、当該着色剤の平均粒径が2μm
以上であり、かつ、粒径1.8μm以下のものが着色剤
中1.6重量%以下であることを特徴とする消去性イン
キ組成物が開示されている。しかしながら、この公報に
記載されるインキ組成物は、消しゴムによる消去性を有
するものであるが、筆記した描線に軽く触れただけであ
っても、着色剤の紙面からの脱離やそれに伴う汚染など
が発生し、実使用に耐えられないなどの課題があるもの
である。
【0004】また、特開2000−136339号公報
には、筆記描線の擦過に対する性能向上を目的として、
0℃を越え、且つ、40℃未満のガラス転移点又は最低
造膜温度を有する粒子を配合することにより、乾燥後の
描線上における点接触状の固着性を有する消しゴム消去
性ボールペン用水性インキ組成物が開示されているが、
このインキ組成物では筆記する温度条件によっては造膜
が発生するため、消去性が低下したり、ペン先での造膜
による書き出しカスレなどが発生して安定な品質の消し
ゴム消去性ボールペン用水性インキ組成物が得られない
点に課題がある。
【0005】更に、特開2001−19888号公報に
は、着色剤に粘着性を付与した粘着性着色樹脂粒状体を
用いることによる擦過に対する性能の向上を目的とした
筆記用消しゴム消去性水性インキ組成物が開示されてい
るが、この水性インキ組成物では、キャップを外した状
態で一定時間放置した後に筆記すると、カスレが生じや
すくなり、良好な描線を得ることができない点に課題が
ある。
【0006】更にまた、特開2001−19889号公
報には、熱可塑性着色樹脂粒状体からなる着色剤と、粘
着性樹脂粒状体を含有する筆記用消しゴム消去性水性イ
ンキ組成物が開示されているが、このような着色剤を用
いた水性インキ組成物では、経時的に不安定性になりや
すく、且つ筆記した描線を一定期間室温以上の温度下で
放置した場合に、消しゴム消去性が低下するなどの課題
がある。
【0007】更に、上記各公報に記載される水性インキ
組成物では、水以外の液体媒体の使用等についての記載
などはなされていないものである。上記各公報に記載さ
れる水性インキ組成物において、消しゴム消去性を良好
に実現するためには、着色剤が紙面表面付近に留まるこ
とが必要となるものであるが、多くの水性インキ組成物
に配合されている普遍的な難揮発性溶剤を用いると、溶
剤が揮発することなく、紙面内部に着色剤と共に浸透し
てしまうことがあるため、消去性が低下する原因となる
点に課題があるものであり、更に消しゴムによる消去性
に優れた水性ボールペン用インキ組成物の出現が切望さ
れているのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
消しゴム消去性を有する水性ボールペン用インキ組成物
の課題及び現状等に鑑み、これを解消しようとするもの
であり、経時的に安定で筆記性能と消しゴム消去性に優
れた水性ボールペン用インキ組成物を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の課題等を解決するために鋭意検討した結果、特定の粒
子径範囲を持ち且つ非熱可塑性である着色剤と、特定の
ガラス転移点をもつ粒子とを含有せしめることにより、
経時的に安定で筆記等における総合性能に優れた上記目
的の水性ボールペン用インキ組成物を得ることに成功
し、本発明を完成するに至ったのである。すなわち、本
発明は、次の(1)〜(5)に存する。 (1) 平均粒子径2〜20μmであり、かつ、非熱可塑性
である着色樹脂粒子をインキ組成物全量に対して5〜3
0重量%と、ガラス転移点が60℃以上となる非着色粒
子とを少なくとも含有することを特徴とする水性ボール
ペン用インキ組成物。 (2) 非着色粒子の平均粒子径が0.01〜10μmであ
る上記(1)記載の水性ボールペン用インキ組成物。 (3) 更に、 更に、グリセリンのエチレンオキサイド若
しくはプロピレンオキサイド付加物、及びジグリセリン
のエチレンオキサイド若しくはプロピレンオキサイド付
加物の中から選ばれる少なくとも1種をインキ組成物全
量に対して、1〜30重量%含有する上記(1)又は(2)記
載の水性ボールペン用インキ組成物。 (4) 25℃の条件下においてEMD型粘度計で測定した
1rpmの粘度値が、100〜1500mPa・Sの範
囲にある上記(1)〜(3)の何れか一つに記載の水性ボール
ペン用インキ組成物。 (5) 25℃の条件下においてEMD型粘度計で測定した
100rpmの粘度値が、10〜90mPa・Sの範囲
にある上記(1)〜(4)の何れか一つに記載の水性ボールペ
ン用インキ組成物。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の水性ボールペン用インキ組成物
は、平均粒子径2〜20μmであり、かつ、非熱可塑性
である着色樹脂粒子をインキ組成物全量に対して5〜3
0重量%と、ガラス転移点が60℃以上となる非着色粒
子とを少なくとも含有することを特徴とするものであ
る。
【0011】本発明に用いる着色樹脂粒子は、着色され
た樹脂粒子からなるものであり、非熱可塑性であり、か
つ、平均粒子径が2〜20μmとなる着色樹脂微粒子で
あることが必要である。本発明に用いる着色樹脂粒子と
しては、例えば、樹脂粒子中に顔料からなる着色剤が分
散された着色樹脂粒子、樹脂粒子の表面が顔料からなる
着色剤で被覆された着色樹脂粒子、樹脂粒子に染料から
なる着色剤が染着された着色樹脂粒子などが挙げられ
る。本発明では、着色樹脂粒子が非熱可塑性で上記平均
粒子径を充足するものであれば、その構造〔中空構造あ
り、中空構造なし(密実)〕、形状(球状、多角形状、
扁平状、繊維状)等は特に限定されるものでないが、好
ましくは、優れた消しゴム消去性、筆記性、インキとし
ての経時安定性を発揮せしめる点から、ガラス転移点が
150℃以上で熱分解温度に近く、更にはメルトフロー
インデックス値が0.1未満であるような分子内架橋を
持つ粒子で粘着性を有せず、かつ、粒子径が3〜15μ
mとなる球状の着色樹脂微粒子の使用が望ましい。着色
樹脂粒子が熱可塑性で粘着性を有する場合は、粒子同士
の凝集が起こりやすくなり、インキの安定性が損なわれ
たり、キャップを外した状態で放置した場合にカスレが
生じやすくなるなど、好ましくない。また、着色樹脂粒
子の平均粒子径が2μm未満であると、紙繊維の空隙に
入り込みやすくなり消去性が低下してしまうこととな
り、好ましくない。また、着色樹脂粒子の平均粒子径が
20μmを越えるものであると、消去性は向上すること
となるが、インキとしての濃度が薄くなること、着色樹
脂粒子が沈殿しやすくなり、経時的安定性が損なわれる
こと、筆記時の感触が悪くなることなどの不具合が生じ
ることとなり、好ましくない。この着色樹脂粒子の平均
粒子径を2〜20μmとし、かつ、非熱可塑性のものを
用いることにより、初めて、紙の繊維の深部まで入り込
むことなく、紙表面付近に留まり、消しゴムによって容
易に除去することができることとなる。
【0012】着色樹脂粒子に用いる着色剤としては、染
料として、例えば、アイゼンプリムラレッド4BH、ア
イゼンプリムラエローGCLH(以上、(株)アイゼン
製)などの直接染料、アイゼンボンソーRH、アイゼン
オパールピンクBH、アイゼンオパールブラックWHエ
クストラコンク(以上、(株)アイゼン製)、オリエン
トソルプルブルーOBX、オリエントソルプルブルーO
BB(以上、オリエント化学(株)製)などの酸性染
料、タートラジン、アシッドレッド、フロキロン(以
上、(株)アイゼン製)などの食料染料、蛍光染料など
が挙げられる。また、顔料としては、例えば、カーボン
ブラック、酸化チタン、酸化鉄などの無機顔料、フタロ
シアニン系顔料、アゾ径顔料等の有機顔料、および硫化
カルシウム等の無機蛍光顔料、その他の蛍光顔料等が挙
げられる。
【0013】樹脂成分としては、例えば、アクリル酸、
メタクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、スチレン、アクリロニトリル、ブタジエン等の重
合体もしくはこれらの共重合体、ポリエチレン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレン、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ウレタン等から選択される少なくと
も1種が挙げられ、必要に応じて架橋などの処理を行っ
たものであってもよい。これらの樹脂への着色方法とし
ては、従来公知の懸濁重合、分散重合などの手法が用い
られる。好ましい着色樹脂粒子の樹脂分としては、価格
や色剤との混和・染着性などの点からアクリル樹脂、ウ
レタン樹脂、ベンゾグアナミンが望ましい。また、好ま
しい着色樹脂粒子としては、粘着性を有しないもの、熱
可塑性でないものが望ましい。粘着性を有するもので
は、キャップを外した状態で一定時間放置した後に筆記
すると、カスレが生じやすくなり、良好な描線を得るこ
とができないことがあり、更に、熱可塑性のものでは、
経時的に不安定性になりやすく、且つ筆記した描線を一
定期間室温以上の温度下で放置した場合に、消しゴム消
去性が低下することなどがあるためである。
【0014】本発明に用いることができる上記特性を有
する着色樹脂粒子としては、例えば、市販のラブコロー
ル220(M)ブラック(顔料含有架橋PMMA粒子、
平均粒子径:8.5μm、構造:密実、形状:球状、大
日精化社製)、エポカラーFP112ピンク(蛍光染料
染色ベンゾグアナミン・ホルムアルヒド縮合物、平均粒
子径:3〜5μm、構造:密実、形状:球状)、エポカ
ラーFP113レッド(蛍光染料染色ベンゾグアナミン
・ホルムアルヒド縮合物、平均粒子径:3〜5μm、構
造:密実、形状:球状)、エポカラーFP114オレン
ジ(蛍光染料染色ベンゾグアナミン・ホルムアルヒド縮
合物、平均粒子径:3〜5μm、構造:密実、形状:球
状)、エポカラーFP117イエロー(蛍光染料染色ベ
ンゾグアナミン・ホルムアルヒド縮合物、平均粒子径:
3〜5μm、構造:密実、形状:球状、以上日本触媒社
製)、バーノックCFB−620C−40(黒色、顔料
含有ウレタン粒子、平均粒径:10〜20μm、構造:
密実、形状:球状、大日本インキ化学社製)などが挙げ
られ、これらは単独で又は2種以上を混合して用いるこ
とができる。
【0015】これらの特性を有する着色樹脂粒子の含有
量は、インキ組成物全量に対して、5〜30重量%、好
ましくは、8〜20重量%とすることが望ましい。この
着色樹脂粒子の含有量が5重量%未満であると、好まし
い描線が得られなくなり、また、30重量%を越える
と、筆記感が重くなったり、描線にカスレが生じやすく
なり、好ましくない。
【0016】本発明に用いる非着色粒子は、消しゴム消
去性と耐擦過性との両方の特性を更に付与させるために
含有するものであり、ガラス転移点が60℃以上となる
非着色粒子を用いることが必要である。本発明では、ガ
ラス転移点が60℃以上、好ましくは80℃となる非着
色粒子を用いることで、粒子の持つ弱粘着性が消去性を
損なわない程度の固着性を発現することにより、耐擦過
性を更に良好とするものである。更に、非着色粒子の粒
子径も固着性に影響を与えるものとなる。なお、ガラス
転移点が60℃未満の非着色粒子を用いたものでは、筆
記する温度条件によっては非着色粒子の造膜が発生し、
着色剤である着色樹脂粒子と紙面とが面接触するために
消去性が低下することとなる。
【0017】本発明に用いる非着色粒子としては、例え
ば、非着色のスチレンブタジエン粒子、スチレンアクリ
ル樹脂粒子、アクリル酸エステル粒子、メタクリル酸エ
ステル粒子、シリコンアクリル粒子、ビニルピリジンな
どが挙げられ、これらの非着色粒子は変性されたもので
あってもよい。好ましくは、連続被膜の強度、適度な粘
着性、インキとしての安定性の点から、スチレンブタジ
エン粒子(変性有り又は無し)、スチレンアクリル樹脂
粒子(変性有り又は無し)、アクリル酸エステル粒子
(変性有り又は無し)、メタクリル酸エステル粒子(変
性有り又は無し)の使用が望ましい。これらの非着色粒
子の平均粒子径は、好ましくは、0.01〜10μm、
更に好ましくは、0.1〜2μmとなるものが望まし
い。非着色粒子の粒子径が0.01μm未満のものであ
ると、紙繊維の空隙の奥に入り込みやすくなるため、消
しゴム消去効果が発揮しにくくなる。また、非着色粒子
の粒子径が10μmを越えると、耐擦過性が劣ることと
なる。これは粒子と紙面の接触面積が減少すること及び
その大きさ故に、擦過に対して引っかかりやすくなるた
めと考えられる。
【0018】本発明に用いることができる上記特性を有
する非着色粒子としては、例えば、市販のJoncry
l 790(スチレンアクリル粒子、平均粒子0.2μ
m、ガラス転移点:90℃、構造:密実、形状:球
状)、Joncryl 7640(スチレンアクリル粒
子、平均粒子0.12μm、ガラス転移点:85℃、構
造:密実、形状:球状、以上ジョンソンポリマー社
製)、HP−433J(中空スチレンアクリル樹脂粒
子、平均粒子0.4μm、ガラス転移点:105℃、構
造:中空構造、形状:球状)、OP−84J(中空スチ
レンアクリル樹脂粒子、平均粒子0.55μm、ガラス
転移点:105℃、構造:中空構造、形状:球状、以上
ローム&ハース社製)などが挙げられ、これらは単独で
又は2種以上を混合して用いることができる。
【0019】これらの特性を有する非着色粒子の含有量
は、インキ組成物全量に対して、好ましくは、0.1〜
10重量%、更に好ましくは、0.5〜5重量%とする
ことが望ましい。この非着色粒子の含有量が0.1重量
%未満であると、本発明の効果である消しゴム消去性と
耐擦過性を発揮せしめることができず、また、10重量
%を越えると、粘着性が強くなり、耐擦過性は良好とな
るが、消しゴム消去性は著しく低下することとなり、好
ましくない。
【0020】本発明の水性ボールペン用インキ組成物
は、水(精製水、イオン交換水、純水等)を主溶剤とし
て用いるが、更に、溶剤として、保水性の付与、筆記感
の向上の点から、水に相溶性のある極性基を有する水溶
性極性溶剤を使用することができる。用いることができ
る水溶性極性溶剤としては、例えば、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、グリセリン、ピロ
リドン、トリエタノールアミンなどが挙げられ、これら
は単独で又は2種以上混合して用いることができる。
【0021】本発明の水性ボールペン用インキ組成物で
は、更に、水以外の水溶性液体媒体が使用できる。この
水溶性液体媒体としては、グリセリンエチレンオキサイ
ド若しくはプロピレンオキサイド付加物、及びジグリセ
リンエチレンオキサイド若しくはプロピレンオキサイド
付加物の中から選ばれる少なくとも1種、好ましくは、
ジグリセリンプロピレンオキサイド(4〜30)モル付
加物、ジグリセリンエチレンオキサイド(5〜40)モ
ル付加物が挙げられる。これらの水溶性液体媒体を用い
ることにより、更に消しゴム消去性が良好で耐ペン先乾
燥性に優れたインキ組成物とすることができる。好まし
くは、更なる消しゴム消去性、耐ペン先乾燥性の向上の
点からポリオキシエチレン13モル付加ジグリセリルエ
ーテル、ポリオキシプロピレン9モル付加ジグリセリル
エーテル、ポリオキシエチレン10モル付加グリセリル
エーテル、ポリオキシプロピレン9モル付加グリセリル
エーテルを用いることが望ましい。これらの水溶性液体
媒体は、保水性が高いこと、メカニズムは明確でない
が、着色樹脂粒子や非着色粒子との『離れ』が良好なた
めに、着色樹脂粒子を紙繊維の表面付近に置いていくた
めではないかと推察される。これらの水溶性液体媒体の
含有量は、インキ組成物全量に対して、好ましくは、1
〜30重量%、更に好ましくは、5〜15重量%とする
ことが望ましい。この水性液体媒体の含有量が1重量%
未満であると、更なる消しゴム消去性、耐ペン先乾燥性
の効果を発揮せしめることができず、また、30重量%
を越えると、筆記描線の乾燥性が低下するため、好まし
くない。
【0022】本発明の水性ボールペン用インキ組成物
は、上記以外の成分として、本発明の効果を損なわない
範囲で、水性ボールペン用インキに汎用されている添加
剤(任意成分)を用いることができる。添加剤として
は、pH調整剤として、アンモニア、尿素、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、トリポリリン酸ナトリウム、炭酸ナトリウムなどの
リン酸のアルカリ金属塩、水酸化ナトリウムなどのアル
カリ金属の水酸化物、防腐剤もしくは防微剤として、フ
ェノール、ナトリウムオマジン、ペンタクロロフェノー
ルナトリウム、1,2−ベンズイソチアゾリン3−オ
ン、2,3,5,6−テトラクロロー4(メチルスルフ
ォニル)ピリジン、安息香酸ナトリウムなど、安息香酸
やソルビタン酸やデヒドロ酢酸のアルカリ金属塩、ベン
ズイミダゾール系化合物などが挙げられる。また、防錆
剤としてベンゾトリアゾール、ジシクロへキシルアンモ
ニウムナイトライト、ジイソプロピルアンモニウムナイ
トライト、トリルトリアゾール、サポニン類、潤滑剤と
してポリオキシエチレンラクリルエーテルなどのポリア
ルキレングリコール誘導体、脂肪酸アルカリ塩、ノニオ
ン系界面活性剤、パーフルオロアルキルエーテルリン酸
エステルなどのフッ素系界面活性剤、ジメチレンポリシ
ロキサンのポリエチレングリコール付加物などのポリエ
ーテル変性シリコーンなどが挙げられる。
【0023】本発明の水性ボールペン用インキ組成物に
は、更に、水溶性の粘度調整剤を添加することにより、
更なる安定性のあるインキ組成物を得ることができる。
粘度調整剤としては、例えば、合成高分子、セルロース
および多糖類からなる群から選ばれた少なくとも一種を
使用することができる。合成高分子としては、例えば、
ポリアクリル酸類、ポリビニルアルコール、ポリエチレ
ンオキサイド、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチ
ルエーテル、ポリアクリルアマイドなどを、セルロース
としては、エチルセルロース、メチルセルロース、ヒド
ロキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
などを、多糖類としては、キサンタンガム、グアーガ
ム、カゼイン、アラビアガム、ゼラチン、カラギーナ
ン、アルギン酸、トラガカントガム、ローカストビーン
ガムなどが挙げられる。
【0024】本発明の水性ボールペン用インキ組成物
は、上記粘度調整剤等を適宜含有せしめることにより、
25℃の条件下においてEMD型粘度計で測定した1r
pmの粘度値を、好ましくは、100〜1500mPa
・Sの範囲、更に好ましくは、500〜1200mPa
・Sの範囲とすることが望ましい。この1rpmの粘度
値を、100〜1500mPa・Sの範囲にすることに
より、経時的なインキの分離が発生せず、且つ筆記感が
良好なインキとすることができる。更に、25℃の条件
下においてEMD型粘度計で測定した100rpmの粘
度値を、好ましくは、10〜90mPa・S、更に、好
ましくは、20〜50mPa・Sの範囲とすることが望
ましい。この100rpmの粘度値を、10〜90mP
a・Sの範囲にすることにより、カスレの発生しない、
良好な描線を実現することができる。
【0025】本発明の水性ボールペン用インキ組成物
は、上記特性の着色樹脂粒子、非着色粒子、水(及び水
溶性極性溶剤)、並びに、水性液体媒体、添加剤等を公
知の水性インキの製法と同様にして調製することにより
製造することができる。本発明の水性ボールペン用イン
キ組成物のpHは、使用性、安全性、ボールペンの金属
部分に対する耐腐食性、アルカリ増粘型増粘剤を使用し
た場合の増粘力の点からpH調整剤などにより7.0〜
9.0に調整されたものが望ましい。なお、本発明の水
性ボールペン用インキ組成物を充填する水性ボールペン
は、その構造等は特に限定されず、公知の水性ボールペ
ン構造のものを用いることができる。
【0026】このように構成される本発明の水性ボール
ペンインキ組成物が何故消しゴム消去性と筆記描線の耐
擦過性などに優れている理由としては、以下のように推
察される。本発明では、着色剤として用いる着色樹脂粒
子の粒子径を2〜20μmの範囲に特定したため、イン
キ組成物中では経時的安定性、筆記時の感触を損なうこ
とがなく、かつ、紙の繊維の深部まで入り込むことなく
表面付近に留まるので、消しゴムによって容易に除去す
ることができるものとなる。また、着色樹脂粒子が非熱
可塑性であるために、消去性が低下することはなく、且
つインキ自身の経時安定性にも優れたものとなる。更に
は、粘着性が殆どないものであることから紙面に対して
の残存率が少なく、粘着性を有する従来の着色剤粒子等
と比較して良好な消しゴム消去が可能となるものであ
る。また、本発明では、ガラス転移点が60℃以上とな
る非着色粒子を含有せしめることにより、粒子の持つ弱
粘着性が消去性を損なわない程度の固着性を発現するこ
とにより、耐擦過性が更に良好となるものである。ま
た、筆記する温度条件が高温、低温に変動しても非着色
粒子の造膜は発生せず、消去性は低下することもないも
のとなる。従って、本発明の水性ボールペン用インキ組
成物では、経時的に安定であり、筆記性能と消しゴム消
去性、耐擦過性等に優れた水性ボールペン用インキ組成
物が提供されることとなる。更に、本発明では、グリセ
リンのエチレンオキサイド若しくはプロピレンオキサイ
ド付加物、及びジグリセリンのエチレンオキサイド若し
くはプロピレンオキサイド付加物の中から選ばれる少な
くとも1種を更にインキ組成物全量に対して、1〜30
重量%含有することにより、更に消しゴム消去性が良好
で、耐ペン先乾燥性に更に優れた水性ボールペン用イン
キ組成物が提供されることとなる。
【0027】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例により、更
に詳細に説明するが、本発明は下記実施例等に限定され
るものではない。
【0028】〔実施例1〜4及び比較例1〜5〕下記表
1に示される配合組成により各水性ボールペン用インキ
組成物(pH8.3)を調製した。得られた各実施例及
び比較例の水性インキ組成物の25℃の条件下における
EMD型粘度計で測定した1rpm及び100rpmの
粘度を下記方法により測定した。
【0029】(粘度の測定方法)VISCOMETER
BE110R(東機産業社製)により、上記条件下に
おいて測定した。
【0030】また、得られた各実施例及び比較例の水性
インキ組成物を下記構成の水性ボールペン体(三菱鉛筆
社製、uni−ball Signo)のインキ収容管
に充填した。 インキ収容管:形状:円筒状、内径4.0mm、ポリプ
ロピレン製、長さ115mm ボール径:0.7mm、ボール材質:超硬
【0031】得られた各水性ボールペンについて、下記
各評価方法により、消しゴム消去性、指による耐擦過
性、インキの経時安定性、書き出しのカスレ、40℃・
1カ月(1M)放置の描線消去性、描線濃度、描線品位
について評価した。これらの結果を下記表1に示す。
【0032】(1) 消しゴム消去性の評価方法 各ペン体をISO規格に準拠した筆記用紙に、直径約2
cmの円を螺旋状に筆記し、1分経過後に、その描線を
消しゴム(三菱鉛筆社製、EP−60)にて消去した。
この試験は、25℃、60%RHの環境下で行い、下記
の基準で評価した。 評価基準: ◎:消しゴムにより筆記した描線が綺麗に消去される。 ○:上記◎に較べ描線が若干残る部分がある。 △:上記◎に較べ描線が残る部分がある。 △△:消しゴムにより筆記した描線はやや消去されるが
大部分消去されないで残る。 ×:消しゴムにより筆記した描線は消去されない。
【0033】(2) 指による耐擦過性の評価方法 各ペン体をISO規格に準拠した筆記用紙に、直径約2
cmの円を螺旋状に20個筆記し、1分経過後に、その
描線を指で軽く5回擦過した。この試験は、25℃、6
0%RHの環境下で行い、下記の基準で評価した。 評価基準: ◎:指による描線を擦過しても、消えず耐擦過性が良好
である。 ○:上記◎に較べやや劣る。 △:上記◎に較べ劣る。 △△:指による描線を擦過すると、ほぼ消える。 ×:指による描線を擦過すると、全て消える。
【0034】(3) インキの経時安定性の評価方法 得られた各インキを15mlのガラス製蓋付き瓶に充填
し、密封した後に、50℃の条件下で1ヶ月保存した。
また、夫々のインキについて、分離の状態を目視で確認
し、初期と経時経過後の粘度値も上記条件と同様に測定
を行い、下記の基準で評価した。 評価基準: ◎:分離、凝集は発生していない。1rpm、100r
pmの粘度値が初期と比較して±5%以内インキの経時
安定性が良好。 ○:分離、凝集は発生していない。1rpm、100r
pmの粘度値が初期と比較して±10%以内インキの経
時安定性が良好。 △:分離、凝集は発生していない。1rpm、100r
pmの粘度値が初期と比較して±15%以内インキの経
時安定性が良好。 △△:やや分離または凝集 ×:分離又は凝集
【0035】(4) 書き出しのカスレの評価方法 各ペン体を25℃、60%RHの環境下において、キャ
ップを外した状態で水平に3分間放置した後、ISO規
格に準拠した筆記用紙に筆記し、下記の基準で評価し
た。 評価基準: ◎:書き出しのカスレもなく良好。 ○:ややカスレがある。 △:1cm以内のカスレがある。 △△:3cm以内のカスレがある。 ×:3cm以上のカスレがある。
【0036】(5) 40℃、1ヶ月放置の描線消去性の評
価方法 各ペン体をISO規格に準拠した筆記用紙に、直径約2
cmの円を螺旋状に20個筆記し、得られた描線を40
℃、55%RHの条件下に保存し、1ヶ月経過後、その
描線を消しゴム(三菱鉛筆社製、EP−60)にて消去
し、下記の基準で評価した。 評価基準: ◎:40℃、1ヶ月放置後でも消しゴムにより描線は綺
麗に消去される。 ○:上記◎に較べ描線が若干残る部分がある。 △:上記◎に較べ描線が残る部分がある。 △△:消しゴムにより筆記した描線はやや消去されるが
大部分消去されないで残る。 ×:消しゴムにより筆記した描線は消去されない。
【0037】(6) 描線濃度の評価方法 各ペン体をISO規格に準拠した筆記用紙に、直径約2
cmの円を螺旋状に20個筆記し、下記の基準で評価し
た。 評価基準: ◎:描線の濃度良好。 ○:やや薄い。 △:◎の7割程度の濃度。 △△:薄い ×:かなり薄い。
【0038】(7) 描線品位の評価方法 各ペン体をISO規格に準拠した筆記用紙に、直径約5
cmの円を螺旋状に直線距離にして約100M筆記し、
下記の基準で評価した。(筆記条件:筆記速度;4.5
m/分、筆記角度;60°、筆記荷重:100g) 評価基準: ◎:良好。 ○:カスレ等の発生が5ヶ所以内。 △:カスレ等の発生が10ヶ所以内。 △△:カスレ等の発生が15ヶ所以内。 ×:カスレ等の発生が5ヶ所を越える。
【0039】
【表1】
【0040】上記表1中の*1〜*10は、下記のとお
りである。 *1:ラブコロール220(M)ブラック(顔料含有架
橋PMMA粒子、平均粒子径:8.5μm、構造:密
実、形状:球状、大日精化社製) *2:エポカラーFP112ピンク(蛍光染料染色ベン
ゾグアナミン・ホルムアルヒド縮合物、平均粒子径:3
〜5μm、構造:密実、形状:球状、日本触媒社製) *3:バーノックCFB−620C−40(黒色、顔料
含有ウレタン粒子、平均粒径:10〜20μm、構造:
密実、形状:球状、大日本インキ化学社製) *4:顔料含有架橋メチルメタクリレート粒子(青色、
平均粒径:1μm、ガラス転移点:105℃、構造:密
実、形状:球状) *5:架橋PMMA/BA/エチレングリコールジメタ
クリレート=70/25/5からなる顔料含有粒子(赤
色、平均粒径:5.6μm、ガラス転移点:40℃、構
造:密実、形状:球状) *6:Joncryl 790(スチレンアクリル粒
子、平均粒子0.2μm、ガラス転移点:90℃、構
造:密実、形状:球状、ジョンソンポリマー社製) *7:HP−433J(中空スチレンアクリル樹脂粒
子、平均粒子0.4μm、ガラス転移点:105℃、構
造:中空構造、形状:球状、ローム&ハース社製) *8:ケルザンRD(三晶社製) *9:ジュリマーPW−111(日本純薬社製) *10:ハイビスワコー#105(和光純薬工業社製)
【0041】上記表1の結果から明らかなように、本発
明の範囲となる実施例1〜4は、本発明の範囲外となる
比較例1〜5に較べて、消しゴム消去性、指による耐擦
過性及びインキの経時安定性に優れ、書き出しのカスレ
もなく、40℃・1ヶ月放置後の描線消去性に優れ、並
びに、描線濃度、描線品位の全ての性能を満足すること
ができる優れたものであることが判明した。比較例を個
別的にみると、比較例1は非着色粒子を含有しない場合
であり、比較例2は着色樹脂粒子の含有量が少ない場
合、比較例3は着色樹脂粒子の含有量が多い場合、比較
例4は着色樹脂粒子の平均粒子径が小さい場合、比較例
5は粘着性着色樹脂粒子を用いる場合であり、これらの
場合は消しゴム消去性、指による耐擦過性、インキの経
時安定性、書き出しのカスレ、40℃・1ヶ月放置後の
描線消去性、描線濃度、描線品位の全ての性能を満足す
ることができないことが判る。
【0042】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明によれば、経
時的に安定であり、筆記性能と消しゴム消去性、耐擦過
性に優れた水性ボールペン用インキ組成物が提供され
る。請求項3記載の発明によれば、更に消しゴム消去性
が良好で、耐ペン先乾燥性に更に優れた水性ボールペン
用インキ組成物が提供される。請求項4及び5記載の発
明によれば、更に、安定性、筆記性能に優れた水性ボー
ルペン用インキ組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠見 英明 神奈川県横浜市神奈川区入江二丁目5番12 号 三菱鉛筆株式会社横浜研究開発センタ ー内 (72)発明者 竹内 容治 神奈川県横浜市神奈川区入江二丁目5番12 号 三菱鉛筆株式会社横浜研究開発センタ ー内 (72)発明者 宮本 勝 神奈川県横浜市神奈川区入江二丁目5番12 号 三菱鉛筆株式会社横浜研究開発センタ ー内 Fターム(参考) 4J039 AD01 AD03 AD09 AD10 AD11 AD15 AE02 AE04 AE05 BA04 BA13 BA35 BC10 BC13 BC33 BC35 BC39 BC60 BD02 BE01 BE02 BE04 BE12 BE23 BE30 CA06 EA15 EA16 EA17 EA19 EA28 EA42 GA27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒子径2〜20μmであり、かつ、
    非熱可塑性である着色樹脂粒子をインキ組成物全量に対
    して5〜30重量%と、ガラス転移点が60℃以上とな
    る非着色粒子とを少なくとも含有することを特徴とする
    水性ボールペン用インキ組成物。
  2. 【請求項2】 非着色粒子の平均粒子径が0.01〜1
    0μmである請求項1記載の水性ボールペン用インキ組
    成物。
  3. 【請求項3】 更に、グリセリンのエチレンオキサイド
    若しくはプロピレンオキサイド付加物、及びジグリセリ
    ンのエチレンオキサイド若しくはプロピレンオキサイド
    付加物の中から選ばれる少なくとも1種をインキ組成物
    全量に対して、1〜30重量%含有する請求項1又は2
    記載の水性ボールペン用インキ組成物。
  4. 【請求項4】 25℃の条件下においてEMD型粘度計
    で測定した1rpmの粘度値が、100〜1500mP
    a・Sの範囲にある請求項1〜3の何れか一つに記載の
    水性ボールペン用インキ組成物。
  5. 【請求項5】 25℃の条件下においてEMD型粘度計
    で測定した100rpmの粘度値が、10〜90mPa
    ・Sの範囲にある請求項1〜4の何れか一つに記載の水
    性ボールペン用インキ組成物。
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