JP2003155218A - 養育毛組成物 - Google Patents

養育毛組成物

Info

Publication number
JP2003155218A
JP2003155218A JP2001281352A JP2001281352A JP2003155218A JP 2003155218 A JP2003155218 A JP 2003155218A JP 2001281352 A JP2001281352 A JP 2001281352A JP 2001281352 A JP2001281352 A JP 2001281352A JP 2003155218 A JP2003155218 A JP 2003155218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
hair
fucoidan
derivatives
genus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001281352A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuyuki Midorikawa
辰行 翠川
Chiyoko Uchiyama
千代子 内山
Daizaburo Yokoyama
大三郎 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP2001281352A priority Critical patent/JP2003155218A/ja
Publication of JP2003155218A publication Critical patent/JP2003155218A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発毛及び育毛効果に優れ、かつ長期にわたる
使用に十分耐え得る安全性を備えた養育毛組成物の提
供。 【解決手段】 プロスタグランジンA類、プロスタグラ
ンジンD類及びこれらの誘導体、アデノシン3’,5’
−環状−リン酸化合物(cAMP)の誘導体、フコイダ
ン、フコイダン含有抽出物、奇数の炭素鎖長を有する脂
肪酸及びその誘導体、奇数の炭素鎖長を有するアルコー
ル及びその誘導体、トコトリエノール並びにミノキシジ
ル類から選ばれる1種又は2種以上の化合物を有効成分
として含有する養育毛組成物。好ましくは、前記フコイ
ダン又はフコイダン含有抽出物が、マツモ属、オキナワ
モズク属、モズク属、カジメ属、レッソニア属、ダービ
リア属、アイヌワカメ属、アスコフィラム属、アラメ
属、コンブ属、シオミドロ属、ヒジキ属、ヒバマタ属、
ホンダワラ属及びマクロシスティス属から選ばれる1種
又は2種以上を原料とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロスタグランジ
ンA類、プロスタグランジンD類及びこれらの誘導体、
アデノシン3’,5’−環状−リン酸化合物(cAM
P)の誘導体、フコイダン、フコイダン含有抽出物、奇
数の炭素鎖長を有する脂肪酸及びその誘導体、奇数の炭
素鎖長を有するアルコール及びその誘導体、トコトリエ
ノール並びにミノキシジル類から選ばれる1種又は2種
以上の化合物を有効成分として含有する養育毛組成物に
関し、特に、各種の外用製剤類(動物用に使用する製剤
も含む)全般に利用可能な発毛及び育毛効果に優れた養
育毛組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪は容姿を大きく左右し、美容上非常
に重要な位置を占めている。中でも、脱毛症は今だに的
確な治療法がなく、深い悩みの種となっている。この場
合、脱毛症には先天性と後天性のものがあるが、その発
症原因、発生機序について多くの研究がなされてはいる
が、不明な点が多く、今日でも養毛・育毛剤は非常に多
く市場に出ている。
【0003】例えば、ビタミンE、アロキサジン、ピリ
ジンN−オキシド等の化合物を配合した養毛化粧料(特
開昭64−56608号公報、特開平1−261321
号公報など)、ヨクイニン、イチョウ、カシュウ等の生
薬抽出エキスを配合した養毛化粧料(特公平1−134
51号公報、特開平2−48512号公報、特開平2−
48514号公報など)、血流循環改善効果を有するビ
タミンE類、センブリエキスを配合した養毛化粧料、栄
養補給剤となるアミノ酸としてシステイン、メチオニン
を配合した養毛化粧料、女性ホルモン剤であるエストラ
ジオール、エチニルエストラジオールを配合した養毛化
粧料、などが提案されている。
【0004】また、上記のような有効成分を脱毛の様々
な原因に対応させて適宜組み合わせた育毛剤が開発され
ており、脱毛症の予防及び/又は治療に用いられてい
る。
【0005】しかしながら、従来の養毛化粧料は、フ
ケ、カユミの改善、抜毛などの予防に有効であり、発毛
や育毛を促進するとされているが、個人差が非常に大き
く、作用も十分ではなく、未だ充分満足できる効果を有
するものは得られておらず、新たな養育毛剤の開発が求
められている。
【0006】また、これまでに提供されている養育毛剤
には上記のとおり各種の化合物、生薬等の抽出エキスが
使用されているが、実際には顕著な効果を示すものがほ
とんど存在しない、仮にある程度の効果を有するもので
あっても皮膚刺激があり、連続使用が困難である等の欠
点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達
成することを課題とする。即ち、本発明は、発毛及び育
毛効果に優れ、かつ長期にわたる使用に十分耐え得る安
全性に優れた養育毛組成物を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記事情
に鑑み、脱毛防止、発毛等に有効であり、かつ安全性に
優れた薬剤について鋭意検討を進めた結果、プロスタグ
ランジンA類、プロスタグランジンD類及びこれらの誘
導体、アデノシン3’,5’−環状−リン酸化合物(c
AMP)の誘導体、フコイダン、フコイダン含有抽出
物、奇数の炭素鎖長を有する脂肪酸及びその誘導体、奇
数の炭素鎖長を有するアルコール及びその誘導体、トコ
トリエノール並びにミノキシジル類から選ばれる1種又
は2種以上の化合物を有効成分として含有する養育毛組
成物が、発毛及び育毛効果に優れ、かつ長期にわたる使
用に十分耐え得る安全性に優れたものであり、上記課題
を効果的に解決し得るものであることを見出し、本発明
をなすに至った。
【0009】この場合、前記フコイダン又はフコイダン
含有抽出物が、マツモ属、オキナワモズク属、モズク
属、カジメ属、レッソニア属、ダービリア属、アイヌワ
カメ属、アスコフィラム属、アラメ属、コンブ属、シオ
ミドロ属、ヒジキ属、ヒバマタ属、ホンダワラ属及びマ
クロシスティス属から選ばれる1種又は2種以上を原料
とすることが好ましい。
【0010】従って、本発明は、前記課題を解決するた
め、下記の養育毛組成物を提供する。
【0011】請求項1の発明は、プロスタグランジンA
類、プロスタグランジンD類及びこれらの誘導体、アデ
ノシン3’,5’−環状−リン酸化合物(cAMP)の
誘導体、フコイダン、フコイダン含有抽出物、奇数の炭
素鎖長を有する脂肪酸及びその誘導体、奇数の炭素鎖長
を有するアルコール及びその誘導体、トコトリエノール
並びにミノキシジル類から選ばれる1種又は2種以上の
化合物を有効成分として含有することを特徴とする養育
毛組成物である。
【0012】請求項2の発明は、前記フコイダン又はフ
コイダン含有抽出物が、マツモ属、オキナワモズク属、
モズク属、カジメ属、レッソニア属、ダービリア属、ア
イヌワカメ属、アスコフィラム属、アラメ属、コンブ
属、シオミドロ属、ヒジキ属、ヒバマタ属、ホンダワラ
属及びマクロシスティス属から選ばれる1種又は2種以
上を原料とする請求項1記載の養育毛組成物である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳しく
説明する。本発明の養育毛組成物は、プロスタグランジ
ンA類、プロスタグランジンD類及びこれらの誘導体、
アデノシン3’,5’−環状−リン酸化合物(cAM
P)の誘導体、フコイダン、フコイダン含有抽出物、奇
数の炭素鎖長を有する脂肪酸及びその誘導体、奇数の炭
素鎖長を有するアルコール及びその誘導体、トコトリエ
ノール並びにミノキシジル類から選ばれる1種又は2種
以上の化合物を有効成分として含有する。
【0014】この場合、プロスタグランジンA類、プロ
スタグランジンD類及びこれらの誘導体、アデノシン
3’,5’−環状−リン酸化合物(cAMP)の誘導
体、フコイダン又はフコイダン含有抽出物と、奇数の炭
素鎖長を有する脂肪酸及びその誘導体(特にペンタデカ
ン酸モノグリセリド)との組み合わせが好適である。
【0015】前記プロスタグランジンA類、プロスタグ
ランジンD類又はこれらの誘導体としては、下記一般式
(1)又は(2)で表されるものが好適である。
【0016】
【化1】
【0017】
【化2】 〔上記式(1),(2)中、Rは水素、カルボキシル
基又はその機能誘導体、−CHOH又は薬理学的に受
け入れられる陽イオンを示し、Aは単結合又は酸素原
子、硫黄原子、ビニレン基若しくはエチニレン基を含ん
でいてもよいC〜C10のアルキレン基(直鎖又は分
枝状)を示し、Rは水素原子又は水酸基の保護基を示
し、Rは水素原子又はC〜Cのアルキル基を示
し、Rは置換されていてもよいアルキル基、置換され
ていてもよいアルケニル基(ジエニル基を含む)、置換
されていてもよいアルキニル基又は式−X−Rを有す
る基[式中、Xは単結合又は酸素原子、硫黄原子若しく
はビニレン基を含んでいてもよいC〜Cのアルキレ
ン基(直鎖又は分枝状)を示し、Rは、置換されても
よいC〜C10のシクロアルキル基、アリール基、ヘ
テロシクリル基又はヘテロアリール基を示す。]を示
し、Bは、エチレン基、ビニレン基、エチニレン基又は
式−O−CH−若しくは−S−CH−を有する基を
示す。〕
【0018】前記プロスタグランジンA類、プロスタグ
ランジンD類又はこれらの誘導体としては、例えば、プ
ロスタグランジンA1、プロスタグランジンA2、プロ
スタグランジンA3又はこれらのエステル化物、プロス
タグランジンD1、プロスタグランジンD2、プロスタ
グランジンD3又はこれらのエステル化合物、16,1
6−ジメチルプロスタグランジンA1、15(R)プロ
スタグランジンA1、15(S)−15プロスタグラン
ジンD2などが挙げられ、これらの1種を単独で又は2
種以上を組み合わせて用いることができる。
【0019】前記アデノシン3',5'−環状−リン酸化
合物(cAMP)の誘導体としては、下記一般式(3)
又は(4)で表されるものが好適である。
【0020】
【化3】
【0021】
【化4】 〔上記式(3),(4)中、R及びRは水素、臭
素、沃素、塩素、弗素等のハロゲン、メルカプト基、炭
素数1〜8のアルキルチオ基、フェニルチオ基、ハロゲ
ン化フェニルチオ基、ベンジルチオ基、フェネチルチオ
基等のS含有基、アミノ基、炭素数1〜12、好ましく
は1〜8のアルキルアミノ基、水酸基、炭素数1〜8の
O−アルキル基等のO含有基であり、Yは窒素又は炭素
数1〜12、好ましくは1〜8のN−アルキル基であ
る。Rは水素又は塩形成カチオン又は、炭素数1〜2
0、好ましくは1〜15のアルキル基である。なお、同
時にR、Rが水素、Yが窒素となることはない。ま
た、アルキル基は飽和でも不飽和でもよく、直鎖でも分
岐鎖を有していても、ハロゲン、アミノ基、ニトロ基、
水酸基等の置換基があっても芳香族環を含んでいてもよ
い。Rがアルキル基の場合、生理的に容認しうる普通
の無機酸又は有機酸、例えば塩酸、硝酸、リン酸、クエ
ン酸、コハク酸等を用いて、酸付加塩を形成させてもよ
い。また、YがN−アルキル基の場合には対イオンとし
て塩素、沃素などのハロゲンイオンがあげられる。ま
た、pHにより分子内リン酸基と対イオンを形成するこ
とがある。〕
【0022】前記アデノシン3',5'−環状−リン酸化
合物(cAMP)の誘導体としては、例えば、2−アミ
ノ−エテノcAMP、1−メチルAMP、8−メトキシ
cAMP、8−エトキシcAMP、8−ブトキシcAM
P、8−ヒドロキシcAMP、8−ブチルアミノcAM
P、8−メチルチオcAMP、8−エチルヒドロキシチ
オcAMP、8−ブチルチオcAMP、8−フェニルチ
オcAMP、8−(4−ヒドロキシフェニルチオ)cA
MP、8−クロロフェニルチオcAMP、8−ベンジル
チオcAMP、8−ベンジルオキシcAMPなどが挙げ
られ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせ
て用いることができる。
【0023】前記フコイダンは、動物、植物、真菌,単
細胞生物、原生生物及び原核生物から選ばれるいずれか
より抽出されたものでもよく、又はフコイダン含有抽出
物でもよく、更に、合成によって得られるものであって
もよい。例えば、下記一般式(5)又は(6)で表わさ
れるフコイダンが好適である。
【0024】
【化5】 式(5)中、nは1〜200の整数を示す。
【0025】
【化6】 式(6)中、nは1〜200の整数を示す。
【0026】前記フコイダン又はフコイダン含有抽出物
としては、例えば、マツモ属、オキナワモズク属、モズ
ク属、カジメ属、レッソニア属、ダービリア属、アイヌ
ワカメ属、アスコフィラム属、アラメ属、コンブ属、シ
オミドロ属、ヒジキ属、ヒバマタ属、ホンダワラ属及び
マクロシスティス属から選ばれる1種又は2種以上の海
藻を原料とすることが好ましい。
【0027】なお、抽出に用いる溶媒としては、水;メ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の
アルコール類;プロピレングリコール、ブチレングリコ
ール等の多価アルコール類などが挙げられ、これらは一
種を単独で又は2種以上の混合物として用いることがで
きる。抽出方法は、特に制限されず通常の植物エキスの
抽出法などの方法に準じて行えばよく、必要により公知
の方法で脱臭、脱色等の処理を施してから用いてもよ
い。なお、市販されている抽出物を用いることもでき
る。
【0028】本発明養育毛組成物における前記有効成分
の配合量は、投与形態、投与方法、所望の効果、処置期
間等により異なり一概には規定することはできないが、
通常0.01μg/mL〜100mg/mLの濃度で配
合することができる。
【0029】また、本発明の養育毛組成物は、更に、奇
数の炭素鎖長を有する脂肪酸及びその誘導体、奇数の炭
素鎖長を有するアルコール及びその誘導体、トコトリエ
ノール並びにミノキシジル類から選ばれる1種又は2種
以上の育毛促進剤(有効成分)を含有する。
【0030】前記炭素数が奇数の炭素鎖長を有する脂肪
酸としては、炭素鎖を構成している炭素原子の数が奇数
のものであれば、飽和脂肪酸であっても不飽和脂肪酸で
あっても構わない。また、不飽和脂肪酸は複数の二重結
合を含んでいてもよい。更に、プロピオン酸(炭素鎖長
3)や吉草酸(炭素鎖長5)のような低級脂肪酸でも、
ペンタデカン酸(炭素鎖長15)やヘプタデカン酸(炭
素鎖長17)のような高級脂肪酸でもよい。このうち、
炭素数3〜25の奇数のもの、より好ましくは9〜19
の奇数のものが好ましい。このような炭素数が奇数の炭
素鎖長を有する脂肪酸としては、例えば、ノナン酸、ト
リデカン酸、ペンタデカン酸などが好適である。
【0031】前記炭素数が奇数の炭素鎖長を有する脂肪
酸の誘導体としては、エステル、アミド等のいずれの誘
導体をも用いることができる。但し、人体に悪影響を及
ぼすものを用いることができないことは言うまでもな
い。好ましい誘導体の例としては、下記(イ)〜(ワ)
の群から選ばれる1種を単独で又は2種以上を組み合わ
せて用いることができる。
【0032】(イ)下記一般式〔I〕又は〔II〕で示
されるモノグリセライド。
【0033】
【化7】
【0034】上記式〔I〕,〔II〕中、Rは、炭素
数が2〜24、より好ましくは8〜18の偶数の脂肪族
炭化水素基を表わす。具体的には、トリデカン酸モノグ
リセライド、ペンタデカン酸モノグリセライド、ヘプタ
デカン酸モノグリセライドなどが挙げられる。
【0035】(ロ)下記一般式〔III〕又は〔IV〕
で示されるジグリセライド。
【0036】
【化8】
【0037】上記式〔III〕,〔IV〕中、R及び
は炭素数2〜24、より好ましくは8〜18の偶数
の脂肪族炭化水素基であって、これらのうち少なくとも
一方は偶数の炭素鎖長を有する直鎖式脂肪族炭化水素基
を表わす。具体的には、ウンデカン酸ジグリセライド、
トリデカン酸ジグリセライド、ペンタデカン酸ジグリセ
ライドなどが挙げられる。
【0038】(ハ)下記一般式〔V〕で示されるトリグ
リセライド。
【0039】
【化9】
【0040】上記式〔V〕中、R、R及びRは炭
素数2〜24、より好ましくは8〜18の偶数の脂肪族
炭化水素基であって、これらのうち少なくとも1つは偶
数の炭素鎖長を有する直鎖式脂肪族炭化水素基を表わ
す。具体的には、ノナン酸トリグリセライド、トリデカ
ン酸トリグリセライド、ペンタデカン酸トリグリセライ
ド、モノペンタデカン酸ジアセチルグリセライドなどが
挙げられる。
【0041】(ニ)下記一般式〔VI〕で示される脂肪
酸塩。 (RCOO)M ……〔VI〕 上記式〔VI〕中、Rは炭素数が2〜24、より好ま
しくは8〜18の偶数の脂肪族炭化水素基を表わす。M
は、ナトリウム、カリウム、リチウム等の金属原子、ア
ンモニウム、有機アンモニウム等のアンモニウムイオン
を示し、有機アンモニウムとしては、モノエタノールア
ンモニウム、イソプロパノールアンモニウム、ジイソプ
ロパノールアンモニウム、トリイソプロパノールアンモ
ニウムなどが挙げられる。なお、nはMの価数に対応し
た整数を表わす。具体的には、ノナン酸カリウム塩、ペ
ンタデカン酸ナトリウム塩などが挙げられる。
【0042】(ホ)下記一般式〔VII〕で示されるエ
ステル。 RCOOR ……〔VII〕 上記式〔VII〕中、Rは炭素数が2〜24、より好
ましくは8〜18の偶数の脂肪族炭化水素基を表わす。
は炭素数が偶数の1価若しくは2価の脂肪族アルコ
ール残基、ポリオキシエチレン残基、ソルビタン残基、
又はショ糖残基を表わす。1価アルコール残基としては
メタノール、エタノールなどの炭素数1〜18のアルコ
ールが挙げられる。具体的には、ペンタデカン酸エチ
ル、ノナデカン酸メチルなどが挙げられる。
【0043】(ヘ)下記一般式〔VIII〕で表わされ
る第1アミド。 RCONR ……〔VIII〕 上記式〔VIII〕中、Rは炭素数が2〜24、より
好ましくは8〜18の偶数の脂肪族炭化水素基を表わ
す。R、Rは水素原子、炭素数1〜18のアルキル
基又はヒドロキシアルキル基を表わす。具体的には、ペ
ンタデカン酸アミドなどが挙げられる。
【0044】(ト)下記一般式〔IX〕で表される第2
級アミド。
【0045】
【化10】
【0046】上記式〔IX〕中、R及びRは炭素数
2〜24、より好ましくは8〜18の偶数の脂肪族炭化
水素基であって、これらのうち少なくとも一方は偶数の
炭素鎖長を有する直鎖式脂肪族炭化水素基を表わす。R
は、水素原子、炭素数1〜18のアルキル基又はヒド
ロキシアルキル基を表わす。具体的には、N−アセチル
ペンタデカン酸アミドなどが挙げられる。
【0047】(チ)下記一般式〔X〕で表わされる第3
アミド。
【0048】
【化11】
【0049】上記式〔X〕中、R、R及びRは炭
素数2〜24、より好ましくは8〜18の偶数の脂肪族
炭化水素基であって、これらのうち少なくとも一つは偶
数の炭素鎖長を有する直鎖式脂肪族炭化水素基を表わ
す。具体的には、N,N−ジアセチルペンタデカン酸ア
ミドなどが挙げられる。
【0050】(リ)下記一般式〔XI〕で表わされる二
塩基酸及びその塩。 HOOCR10COOH ……〔XI〕 上記式〔XI〕中、R10は奇数の炭素鎖長を有する直
鎖式脂肪族炭化水素基を表し、例えば、メチレン基など
の炭素数が1〜23、より好ましくは1〜17の奇数の
炭化水素基が好ましい。具体的には、1,13−トリデ
カメチレンジカルボン酸などが挙げられる。
【0051】(ヌ)下記一般式〔XII〕で表わされる
ステロールエステル。
【0052】
【化12】
【0053】上記式〔XII〕中、Rは炭素数が2〜
24、好ましくは8〜18の偶数の脂肪族炭化水素基を
表わす。具体的には、ペンタデカン酸コレステロールな
どが挙げられる。
【0054】(ル)下記一般式〔XIII〕で示される
リン脂質。
【0055】
【化13】
【0056】上記式〔XIII〕中、R及びRは炭
素数2〜24、より好ましくは8〜18の偶数の脂肪族
炭化水素基であって、これらのうち少なくとも一方は偶
数の炭素鎖長を有する直鎖式脂肪族炭化水素基を表わ
す。Xはコリン残基、エタノールアミン残基、セリン
残基、又はイノシトール残基を表わす。例えば、コリン
残基のときはフォスファチジルコリン、エタノールアミ
ン残基のときはフォスファチジルエタノールアミン、セ
リン残基のときはフォスファチジルセリン、イノシトー
ル残基のときはフォスファチジルイノシトールとなる。
具体的には、1,2−ジペンタデカノイル−グリセロ−
3−フォスフォリルコリンなどが挙げられる。
【0057】(ヲ)下記一般式〔XIV〕で表されるフ
ォスファチジン酸。
【0058】
【化14】
【0059】上記式〔XIV〕中、R及びRは炭素
数2〜24、より好ましくは8〜18の偶数の脂肪族炭
化水素基であって、これらのうち少なくとも一方は偶数
の炭素鎖長を有する直鎖式脂肪族炭化水素基を表わす。
具体的には、1,2−ジペンタデカノイル−グリセロ−
3−リン酸などが挙げられる。
【0060】(ワ)下記一般式〔XV〕で表されるスフ
ィンゴ脂質。
【0061】
【化15】
【0062】上記式〔XV〕中、Rは炭素数が2〜2
4、より好ましくは8〜18の偶数の脂肪族炭化水素
基、リン酸残基、又はアミン塩基残基を表わす。具体的
には、N−ペンタデカノイルスフィンゴシン−1−フォ
スフォリルエタノールアミンなどが挙げられる。
【0063】前記炭素数が奇数の炭素鎖長を有するアル
コールとしては、炭素鎖を構成している炭素原子の数が
奇数のものであれば、飽和アルコールであっても不飽和
アルコールであっても構わない。また、不飽和アルコー
ルは複数の二重結合を含んでいてもよい。更に、プロピ
ルアルコール(炭素鎖長3)やアルミアルコール(炭素
鎖長5)のような低級アルコールでも、トリコシルアル
コール(炭素鎖長23)やペンタコシルアルコール(炭
素鎖長25)のような高級アルコールでもよい。また、
水酸基はどの炭素原子に結合していても構わない。これ
らのうち炭素数が3〜25の奇数のもの、より好ましく
は9〜19の奇数のものを用いることが好ましい。
【0064】このような炭素数が奇数の炭素鎖長を有す
るアルコールとしては、例えば、ウンデシルアルコー
ル、トリデシルアルコール、ペンタデシルアルコール、
ヘプタデシルアルコールなどが挙げられる。
【0065】また、前記炭素数が奇数の炭素鎖長を有す
るアルコールの誘導体としては、代表的には、炭素数が
奇数の炭素鎖長を有するアルコールのエステル化物又は
エーテル化物である。
【0066】(i)下記一般式〔XVI〕で表わされる
エステル化合物。 R11−O−R12 ……〔XVI〕 上記式〔XVI〕中、R11は、炭素数が奇数の炭素鎖
長アルコール残基、好ましくは炭素数が3〜25、より
好ましくは炭素数9〜19の奇数のアルコール残基を示
す。R12は、脂肪酸残基、好ましくは炭素数2〜24
の鎖長を有するものであり、例えば、コハク酸、クエン
酸、フマル酸、乳酸、ピルビン酸、リンゴ酸、オキザロ
酢酸のような有機酸残基、又はリン酸等の無機酸残基を
示す。なお、前記エステル化物には、例えば、コハク酸
とのエステルのように、一分子内に2以上の炭素数が奇
数の炭素鎖長アルコール残基を含んでいてもよい。具体
的には、酢酸ノニル、コハク酸ウンデシル、クエン酸ペ
ンタデシルなどが挙げられる。
【0067】(ii)下記一般式〔XVII〕で表わさ
れるエーテル化合物。 R11−O−R13 ……〔XVII〕 上記式〔XVII〕中、R11は、炭素数が奇数の炭素
鎖長アルコール残基、好ましくは炭素数が3〜25、よ
り好ましくは炭素数9〜19の奇数のアルコール残基を
示す。R13は、1価アルコール残基、好ましくは炭素
数2〜24の鎖長を示し、例えば、グリセリン、ポリグ
リセリン、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール等の多価アルコール残基、又はブド
ウ糖、リボース、ガラクトース、アラビノース、マンノ
ース、キシロース、ソルビトール、マンニトール等の糖
残基などを示す。なお、前記エーテル化物には、例え
ば、グリセリンとのエーテル化物のように、一分子内に
2以上の炭素数が奇数の炭素鎖長アルコール残基を含ん
でいてもよい。具体的には、トリウンデシルグリセリル
エーテル、トリペンタデシルグリセリルエーテルなどが
挙げられる。
【0068】前記トコトリエノールとしては、例えば、
α−トコトリエノール、β−トコトリエノール、γ−ト
コトリエノール、δ−トコトリエノールを挙げることが
でき、これらの一種又は二種以上の混合物として用いる
ことができる。これらトコトリエノールには、d−、1
−、d1−型の異性体があるが、本発明においてはいず
れも使用し得る。
【0069】前記トコトリエノールの好ましい態様は、
三角図表において、α−トコトリエノール:γ−トコト
リエノール:δ−トコトリエノールの質量比が、A(9
5:4.8:0.2)、B(0.5:99:0.5)、
C(5:45:50)、D(46:4:50)の範囲に
ある混合物である。この範囲内にあると、極めて優れた
養育毛効果が発現する。
【0070】前記トコトリエノールは、天然物の圧搾、
天然物からの抽出、合成等いかなる方法でも得られる
が、一般には、ヤシ科植物の果皮及び/又は種子から抽
出される。一般に、天然物の抽出物から得られるトコト
リエノールは複数のトコトリエノールの混合物である。
使用できるヤシ科植物はヤシ科に属するものであればい
ずれでもよいが、アブラヤシ属のアブラヤシが好まし
く、特に、西アフリカ原産のElaeis guine
ensis、中南米産のElaeis oleifer
a及びElaeis odora、Elaeis gu
ineesisのハイブリッド種であるdura、pi
sifera、teneraが好ましい。
【0071】抽出後に水を加えて分離し、クロマトグラ
フィーで精製して得られるトコトリエノール(パーム油
トコトリエノール)が特に好ましく、かかるパーム油ト
コトリエノールは、一般的にα−トコトリエノール、β
−トコトリエノール、γ−トコトリエノール及びδ−ト
コトリエノールの混合物である。β−トコトリエノール
はトレースであるため、かかる混合物の組成は通常、上
述の三角図表にいう好ましい範囲に相当する。
【0072】前記ミノキシジル類は、ミノキシジル及び
その誘導体並びにその類縁体を含む化合物である。前記
ミノキシジルは、抹消血管拡張作用を有し、難治性の高
血圧症の治療に用いられてきたが、その副作用として多
毛症が認められたことから、局所外用剤として利用され
るに至った物質であり(米国特許第4139619号、
同第4596812号)、その化学名は6−(1−ピペ
リジル)−2,4−ピリミジンジアミン−3−オキシド
である。
【0073】前記ミノキシジル誘導体としては、ミノキ
シジルの塩等が挙げられ、また、類縁体としては、ミノ
キシジルの包合体が挙げられる。これらのミノキシジル
類は、現在市販されており、また、公知の製造方法によ
り製造することができる。
【0074】このような育毛促進剤の中でも、特に好適
なものとしては、ペンタデカン酸モノグリセリド、ミノ
キシジル、dl−α−トコトリエノール、フォルスコリ
ンなどが挙げられる。
【0075】前記奇数の炭素鎖長を有する脂肪酸及びそ
の誘導体、奇数の炭素鎖長を有するアルコール及びその
誘導体、トコトリエノール並びにミノキシジル類から選
ばれる1種又は2種以上の育毛促進剤(有効成分)の配
合量は、養育毛組成物中に通常100μg/mL〜20
0mg/mLの濃度で配合することができる。
【0076】なお、本発明の養育毛組成物は、上記有効
成分の1種を単独で又は2種以上を併用してもよいが、
上記の有効成分の中では、発毛及び育毛効果の点から、
特に、プロスタグランジンA1とペンタデカン酸モノグ
リセリド、プロスタグランジンD1とペンタデカン酸モ
ノグリセリド、8−メトキシcAMPとペンタデカン酸
モノグリセリド、ダービリア由来フコイダンとペンタデ
カン酸モノグリセリド、ダービリア抽出物とペンタデカ
ン酸などの組み合わせが好ましい。
【0077】本発明の養育毛組成物には、前記成分に加
えて必要に応じて、本発明の目的及び効果を損なわない
範囲内で、薬剤、化粧品、医薬部外品、医薬品等に一般
に用いられる植物抽出物、水性成分、保湿剤、増粘剤、
防腐剤、酸化防止剤、香料、色剤、薬剤等を目的に合わ
せて適宜配合することができる。
【0078】前記植物抽出物としては、例えば、トウガ
ラシ、ヨウテイ、アロエ、クコ、ヨモギ、カラシ、イ
ネ、マンケイシ、マンネンロウ、コッサイホ、エニシ
ダ、リンドウ、タンジン、ヘチマ、キキョウ、マツ、ク
ジン、ベニバナ、メギ、ビンロウジ、ユーカリ、カゴソ
ウ、モクツウ、ゴシツ、サイコ、チャ、シンイ、ワサ
ビ、ジョテイシ、オランダセンニチ、クチナシ、ウスバ
サイシン、ニンニク、ハッカ、ヨクイニン、キリンケツ
ヤシ、ゴボウ、カンゾウ、ホップ、キク、ラッキョ、ニ
ラ、ネギ、タマネギ、セネガ、アマチャズル、マンネン
タケ、ジオウ、グリチルリチン酸モノアンモニウム、グ
リチルレチン酸、グリチルリチン、ゴマ、センキュウ、
カシュウ、ヨウテイ等が挙げられ、これらの1種を単独
で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0079】本発明の養育毛組成物は、各種の外用製剤
類(動物用に使用する製剤も含む)全般に用いることが
できる。具体的には、カプセル状、粉末状、顆粒状、固
形状、液状、ゲル状、軟膏状、或いは気泡性の医薬品
類、医薬部外品類、局所又は全身用の皮膚化粧品類、頭
皮・頭髪に適用する薬用及び/又は化粧用の製剤類(例
えば、シャンプー剤、リンス剤、トリートメント剤、パ
ーマネント液、染毛料、整髪料、ヘアートニック剤、育
毛・養毛料など)などに利用可能である。
【0080】
【実施例】以下、実施例及び比較例をあげて本発明につ
いて更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に何
ら限定されるものではない。
【0081】〔実施例1〜47及び比較例1〜3〕
毛効果の測定(マウスでの育毛効果測定) 表1の各組成の養育毛組成物を表1の濃度となるよう
に、実施例1〜37は100%エタノール、実施例38
〜43は10%エタノール、実施例43〜47は乳化製
剤に、それぞれ攪拌溶解し、塗布サンプルとした。一
方、比較例1〜3として100%及び10%エタノー
ル、有効成分を除いた乳化製剤を用いた。
【0082】雄のC3Hマウス(7週齢)を用い、小川
らの方法(フレク゛ランスシ゛ャーナル,Vol.1
7,No.5,P.20−29,1989 参照)を参
考に実験を行った。まず、マウスの背部体毛を約2×4
cmの大きさに電気バリカン及び電気シェーバーにて除
毛した。翌日より1日1回ずつ週5回、20日間各サン
プル塗布を行い、毛再生が始まった部分の面積比の変化
を求め、毛再生の早さの比較を行った。各塗布サンプル
ともマウス6匹ずつを用い、その変化率の平均値を求め
た。20日目の毛再生面積の結果を百分率にて算出し
た。結果を表1に示す。
【0083】なお、プロスタグランジンA類、D類又は
これらの誘導体は、表1にあげたものに限られることは
なく、上記一般式(1)又は(2)で表わされる他のプ
ロスタグランジン誘導体についても当てはめることがで
きる。
【0084】また、アデノシン3',5'−環状−リン酸
化合物(cAMP)の誘導体は、表1にあげたものに限
られることはなく、上記一般式(3)又は(4)で表わ
される他の誘導体についても当てはめることができる。
【0085】更にフコイダンは、表1にあげたものに限
られることはなく、他の生物から抽出されたフコイダン
画分でも良く、あるいは合成されたものでも良い。例え
ば、上記一般式(5)又は(6)で表わされるフコイダ
ンについても、高い養育毛効果が得られることが確認で
きている。
【0086】
【表1】
【0087】表1の結果から明らかなように、本発明に
係るプロスタグランジンA1,A2,D1,D2及びこ
れらの誘導体は、毛の再生が有意に多く認められた。ま
た、本発明のプロスタグランジンA3,D3は、毛の再
生は弱いものの比較例と比較して、有意な毛の再生が認
められた。また、アデノシン3',5'−環状−リン酸化
合物(cAMP)の誘導体、フコイダン、又はフコイダ
ンを含有する海藻抽出物においても有意な毛の再生が認
められた。更に、これらの化合物に、炭素数が奇数の炭
素鎖長を有する脂肪酸誘導体(ペンタデカン酸モノグリ
セリド)、dl−α−トコトリエノール、ミノキシジル
等の育毛促進剤を加えると、毛の再生効果が向上するこ
とが確認できた。
【0088】次に、前記実施例1〜47をエタノールに
溶解した溶液の形態でも本発明の養育毛組成物としての
目的は達成することができるが、使用性を考慮した製剤
としての実施例48〜106及び比較例4〜6を下記表
2〜表11にそれぞれ示す。
【0089】
【表2】
【0090】
【表3】
【0091】
【表4】
【0092】
【表5】
【0093】
【表6】
【0094】
【表7】
【0095】
【表8】
【0096】
【表9】
【0097】
【表10】
【0098】
【表11】
【0099】<使用効果試験>本発明の養育毛組成物を
実際に使用した場合の効果について検討を行った。薄毛
症、脱毛症を訴える10名(25〜50歳)のパネラー
とし、毎日、朝と夜(夜は洗髪後)の2回、頭皮や髪の
生え際に、実施例1、2、19、32、43、46及び
比較例1、2、3の養育毛組成物を適量、頭皮に3ヶ月
間及び6ヶ月間に渡って塗布することにより使用テスト
を実施し、下記基準で評価した。結果を表12に示す。
なお、表中の数値は人数である。
【0100】<皮膚(頭皮)疾患改善効果評価基準> 「有効」 :うぶ毛が非常に多く生じた。 「やや有効」:うぶ毛が若干生じた。 「無効」 :使用前と変化無し。
【0101】
【表12】 表12の結果から、マウスでの育毛効果測定で有効であ
った実施例1、2、19、32、43、46は、人での
養育毛効果においても効果が高いことが認められた。
【0102】次に、養育毛剤の剤形としては、前記のほ
かにシャンプー、リンス、ヘアトニック、ヘアクリーム
の如くのヘアケア製品に配合した養育毛シャンプー、養
育毛リンス、養育毛トニック、養育毛ヘアクリームにも
適用可能であり、下記にこれらの一実施形態について記
載する。
【0103】 〔実施例107〕 養育毛シャンプー プロスタグランジンA1 0.05質量% ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10質量% α−オレフィンスルフォン酸ナトリウム 5質量% 脂肪酸ジエタノールアミド 5質量% アルキルアミドプロピルベタイン 5質量% ジメチルシロキサン 3質量% カチオン化セルロース 0.5質量% ジステアリン酸エチレングリコール 2質量% アロエエキス 0.2質量% 安息香酸ナトリウム 0.8質量% 香料 適量 精製水 残部 合計 100質量%
【0104】 〔実施例108〕 養育毛リンス プロスタグランジンA2 0.05質量% 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1質量% 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.5質量% セトステアリルアルコール 3質量% POE(5)ステアリルエーテル 1.5質量% 流動パラフィン 1質量% 環状シリコーン(デカメチルペンタシロキサン) 0.5質量% 人参エキス 0.2質量% パラベン 0.1質量% 香料 適量 精製水 残部 合計 100質量%
【0105】 〔実施例109〕 養育毛ヘアクリーム A:油相部 プロスタグランジンD1 0.05質量% オレイン酸エチル 2質量% ミリスチン酸オクチルドデシル 1.5質量% 流動パラフィン 1質量% モノステリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.) 3質量% ヤシ油脂肪酸ソルビタン 2質量% モノステアリン酸グリセリン 1質量% セトステアリルアルコール 1質量% パテントニルエチルエーテル 0.5質量% プロピルパラベン 0.1質量% B:水相部 1,3−ブチレングリコール 2.5質量% ジプロピレングリコール 2.5質量% メチルパラベン 0.25質量% グリチルリチル酸ジカリウム 0.2質量% ゲンチアナエキス 0.1質量% 精製水 残部 C:香料 適量 上記処方物A,Bを70℃でそれぞれ溶解し、BにAを
加えて均一に乳化した。更に冷却しながらCを加えて育
毛クリームを調整した。
【0106】 〔実施例110〕 養育毛トニック プロスタグランジンD2 0.05質量% POE(8モル)オレイルアルコールエーテル 1.5質量% グリセリン 3質量% L−メントール 0.1質量% ヒノキチオール 0.3質量% メチルパラベン 0.1質量% 香料 0.3質量% 精製水 残部 99.5質量%エタノール 70質量% 合計 100質量%
【0107】 〔実施例111〕 養育毛シャンプー 8−メトキシcAMP 0.1質量% ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10質量% α−オレフィンスルフォン酸ナトリウム 5質量% 脂肪酸ジエタノールアミド 5質量% アルキルアミドプロピルベタイン 5質量% ジメチルシロキサン 3質量% カチオン化セルロース 0.5質量% ジステアリン酸エチレングリコール 2質量% アロエエキス 0.2質量% 安息香酸ナトリウム 0.8質量% 香料 適量 精製水 残部 合計 100質量%
【0108】 〔実施例112〕 養育毛リンス 8−メトキシcAMP 0.1質量% 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1質量% 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.5質量% セトステアリルアルコール 3質量% POE(5)ステアリルエーテル 1.5質量% 流動パラフィン 1質量% 環状シリコーン(デカメチルペンタシロキサン) 0.5質量% 人参エキス 0.2質量% パラベン 0.1質量% 香料 適量 精製水 残部 合計 100質量%
【0109】 〔実施例113〕 養育毛ヘアクリーム A:油相部 8−メトキシcAMP 0.1質量% オレイン酸エチル 2質量% ミリスチン酸オクチルドデシル 1.5質量% 流動パラフィン 1質量% モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.) 3質量% ヤシ油脂肪酸ソルビタン 2質量% モノステアリン酸グリセリン 1質量% セトステアリルアルコール 1質量% パントテニルエチルエーテル 0.5質量% プロピルパラベン 0.1質量% B:水相部 1,3−ブチレングリコール 2.5質量% ジプロピレングリコール 2.5質量% メチルパラベン 0.25質量% グリチルリチン酸ジカリウム 0.2質量% ゲンチアナエキス 0.1質量% 精製水 残部 C:香料 適量 上記処方物A,Bを70℃でそれぞれ溶解し、BにAを
加えて均一に乳化した。更に冷却しながらCを加えて育
毛クリームを調整した。
【0110】 〔実施例114〕 養育毛トニック 8−メトキシcAMP 0.1質量% POE(8モル)オレイルアルコールエーテル 1.5質量% グリセリン 3質量% L−メントール 0.1質量% ヒノキチオール 0.3質量% メチルパラベン 0.1質量% 香料 0.3質量% 精製水 残部 99.5%エタノール 70質量% 合計 100質量%
【0111】 〔実施例115〕 養育毛シャンプー ダービリア由来フコイダン(乾燥物) 0.01質量% ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10質量% α−オレフィンスルフォン酸ナトリウム 5質量% 脂肪酸ジエタノールアミド 5質量% アルキルアミドプロピルベタイン 5質量% ジメチルシロキサン 3質量% カチオン化セルロース 0.5質量% ジステアリン酸エチレングリコール 2質量% アロエエキス 0.2質量% 安息香酸ナトリウム 0.8質量% 香料 適量 精製水 残部 合計 100質量%
【0112】 〔実施例116〕 養育毛リンス ダービリア由来フコイダン(乾燥物) 0.01質量% 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1質量% 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.5質量% セトステアリルアルコール 3質量% POE(5)ステアリルエーテル 1.5質量% 流動パラフィン 1質量% 環状シリコーン(デカメチルペンタシロキサン) 0.5質量% 人参エキス 0.2質量% パラベン 0.1質量% 香料 適量 精製水 残部 合計 100質量%
【0113】 〔実施例117〕 養育毛ヘアクリーム A:油相部 オレイン酸エチル 2質量% ミリスチン酸オクチルドデシル 1.5質量% 流動パラフィン 1質量% モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.) 3質量% ヤシ油脂肪酸ソルビタン 2質量% モノステアリン酸グリセリン 1質量% セトステアリルアルコール 1質量% パントテニルエチルエーテル 0.5質量% プロピルパラベン 0.1質量% B:水相部 ダービリア由来フコイダン(乾燥物) 0.01質量% 1,3−ブチレングリコール 2.5質量% ジプロピレングリコール 2.5質量% メチルパラベン 0.25質量% グリチルリチン酸ジカリウム 0.2質量% ゲンチアナエキス 0.1質量% 精製水 残部 C:香料 適量 上記処方物A,Bを70℃でそれぞれ溶解し、BにAを
加えて均一に乳化した。更に冷却しながらCを加えて育
毛クリームを調整した。
【0114】 〔実施例118〕 養育毛トニック ダービリア由来フコイダン(乾燥物) 0.01質量% POE(8モル)オレイルアルコールエーテル 1.5質量% グリセリン 3質量% L−メントール 0.1質量% ヒノキチオール 0.3質量% メチルパラベン 0.1質量% 香料 0.3質量% 精製水 残部 99.5%エタノール 70質量% 合計 100質量%
【0115】なお、実施例48〜実施例117のヘアケ
ア製品においては、上記各配合処方に限定されること無
く他の化合物及び抽出物を使用してもよい。
【0116】
【発明の効果】本発明によれば、プロスタグランジンA
類、プロスタグランジンD類及びこれらの誘導体、アデ
ノシン3’,5’−環状−リン酸化合物(cAMP)の
誘導体、フコイダン、フコイダン含有抽出物、奇数の炭
素鎖長を有する脂肪酸及びその誘導体、奇数の炭素鎖長
を有するアルコール及びその誘導体、トコトリエノール
並びにミノキシジル類から選ばれる1種又は2種以上の
化合物を有効成分として含有することにより、発毛及び
育毛効果に優れ、かつ長期にわたる使用に十分耐え得る
安全性を備えた養育毛組成物が得られる。
【0117】また、本発明の養育毛組成物は、各種の外
用製剤類(動物用に使用する製剤も含む)全般に好適に
用いることができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 大三郎 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AC022 AC071 AC072 AC102 AC122 AC152 AC172 AC182 AC241 AC242 AC312 AC352 AC402 AC422 AC432 AC442 AC482 AC562 AC642 AC692 AC712 AC782 AC792 AC851 AC852 AD042 AD132 AD152 AD172 AD532 AD552 AD591 AD592 AD601 AD602 AD661 AD662 CC33 CC37 CC38 CC39 DD23 DD27 DD31 EE22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロスタグランジンA類、プロスタグラ
    ンジンD類及びこれらの誘導体、アデノシン3’,5’
    −環状−リン酸化合物(cAMP)の誘導体、フコイダ
    ン、フコイダン含有抽出物、奇数の炭素鎖長を有する脂
    肪酸及びその誘導体、奇数の炭素鎖長を有するアルコー
    ル及びその誘導体、トコトリエノール並びにミノキシジ
    ル類から選ばれる1種又は2種以上の化合物を有効成分
    として含有することを特徴とする養育毛組成物。
  2. 【請求項2】 前記フコイダン又はフコイダン含有抽出
    物が、マツモ属、オキナワモズク属、モズク属、カジメ
    属、レッソニア属、ダービリア属、アイヌワカメ属、ア
    スコフィラム属、アラメ属、コンブ属、シオミドロ属、
    ヒジキ属、ヒバマタ属、ホンダワラ属及びマクロシステ
    ィス属から選ばれる1種又は2種以上を原料とする請求
    項1記載の養育毛組成物。
JP2001281352A 2001-09-10 2001-09-17 養育毛組成物 Pending JP2003155218A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001281352A JP2003155218A (ja) 2001-09-10 2001-09-17 養育毛組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001273207 2001-09-10
JP2001-273207 2001-09-10
JP2001281352A JP2003155218A (ja) 2001-09-10 2001-09-17 養育毛組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003155218A true JP2003155218A (ja) 2003-05-27

Family

ID=26621899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001281352A Pending JP2003155218A (ja) 2001-09-10 2001-09-17 養育毛組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003155218A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005030152A1 (ja) * 2003-09-30 2005-04-07 Lion Corporation 養育毛剤組成物
WO2005044205A1 (ja) * 2003-11-11 2005-05-19 Shiseido Company, Ltd. 毛髪の太毛化の方法及び組成物
WO2006080505A1 (ja) * 2005-01-28 2006-08-03 Lion Corporation 育毛養毛剤、育毛養毛用組成物、および育毛養毛方法
JP2006232828A (ja) * 2005-01-28 2006-09-07 Lion Corp 育毛養毛剤、育毛養毛用組成物、および育毛養毛方法
JP2006298916A (ja) * 2005-03-25 2006-11-02 Lion Corp 毛髪洗浄剤組成物
WO2007023841A1 (ja) * 2005-08-25 2007-03-01 Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. 発毛剤組成物
JP2008007476A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Lion Corp 育毛養毛剤組成物
JP2011012076A (ja) * 2003-08-12 2011-01-20 R Tec Ueno:Kk 育毛を促進する組成物および方法
JP2011162518A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Noevir Co Ltd 保湿剤及び皮膚外用剤
JP2013103927A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Nippon Menaade Keshohin Kk メラノサイト分化誘導抑制剤及びその使用方法
WO2017159767A1 (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 コスメディ製薬株式会社 フコイダン育毛剤
US10987355B2 (en) 2019-08-07 2021-04-27 Aneira Pharma, Inc. Methods and compositions for the treatment of hair loss

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012076A (ja) * 2003-08-12 2011-01-20 R Tec Ueno:Kk 育毛を促進する組成物および方法
WO2005030152A1 (ja) * 2003-09-30 2005-04-07 Lion Corporation 養育毛剤組成物
US7462604B2 (en) 2003-09-30 2008-12-09 Lion Corporation Hair growth promotor composition
WO2005044205A1 (ja) * 2003-11-11 2005-05-19 Shiseido Company, Ltd. 毛髪の太毛化の方法及び組成物
JPWO2005044205A1 (ja) * 2003-11-11 2007-05-17 株式会社資生堂 毛髪の太毛化の方法及び組成物
WO2006080505A1 (ja) * 2005-01-28 2006-08-03 Lion Corporation 育毛養毛剤、育毛養毛用組成物、および育毛養毛方法
JP2006232828A (ja) * 2005-01-28 2006-09-07 Lion Corp 育毛養毛剤、育毛養毛用組成物、および育毛養毛方法
JP2006298916A (ja) * 2005-03-25 2006-11-02 Lion Corp 毛髪洗浄剤組成物
WO2007023841A1 (ja) * 2005-08-25 2007-03-01 Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. 発毛剤組成物
JP2008007476A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Lion Corp 育毛養毛剤組成物
JP2011162518A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Noevir Co Ltd 保湿剤及び皮膚外用剤
JP2013103927A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Nippon Menaade Keshohin Kk メラノサイト分化誘導抑制剤及びその使用方法
WO2017159767A1 (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 コスメディ製薬株式会社 フコイダン育毛剤
AU2017232597B2 (en) * 2016-03-16 2022-04-21 Cosmed Pharmaceutical Co., Ltd. Fucoidan hair growth agent
KR20180121537A (ko) 2016-03-16 2018-11-07 코스메드 파마소티컬 씨오 쩜 엘티디 푸코이단 육모제
US11890298B2 (en) 2016-03-16 2024-02-06 Cosmed Pharmaceutical Co., Ltd. Fucoidan hair growth agent
JP2017171653A (ja) * 2016-03-16 2017-09-28 コスメディ製薬株式会社 フコイダン育毛剤
KR102547129B1 (ko) * 2016-03-16 2023-06-23 코스메드 파마소티컬 씨오 쩜 엘티디 푸코이단 육모제
US10993944B2 (en) 2019-08-07 2021-05-04 Aneira Pharma, Inc. Methods and compositions for the treatment of hair loss
US11253518B2 (en) 2019-08-07 2022-02-22 Aneira Pharma, Inc. Methods and compositions for the treatment of hair loss
US11369610B2 (en) 2019-08-07 2022-06-28 Aneira Pharma, Inc. Methods and compositions for the treatment of hair loss
US11541053B2 (en) 2019-08-07 2023-01-03 Aneira Pharma, Inc. Methods and compositions for the treatment of hair loss
US11541054B2 (en) 2019-08-07 2023-01-03 Aneira Pharma, Inc. Methods and compositions for the treatment of hair loss
US11166955B2 (en) 2019-08-07 2021-11-09 Aneira Pharma, Inc. Methods and compositions for the treatment of hair loss
US11696915B2 (en) 2019-08-07 2023-07-11 Aneira Pharma, Inc. Methods and compositions for the treatment of hair loss
US10987355B2 (en) 2019-08-07 2021-04-27 Aneira Pharma, Inc. Methods and compositions for the treatment of hair loss
US11918579B2 (en) 2019-08-07 2024-03-05 Aneira Pharma, Inc. Methods and compositions for the treatment of hair loss

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0293837B1 (en) Composition for application to hair or scalp
JPS5927809A (ja) 養毛剤
JPS604113A (ja) 養毛剤
JP4627107B2 (ja) 毛髪外用剤組成物
JP2003155218A (ja) 養育毛組成物
JP3432848B2 (ja) 養毛剤
JPH10218737A (ja) 育毛剤
JP3220761B2 (ja) 養毛料
JP2003081778A (ja) 養育毛剤
JPH11139951A (ja) 化粧料
EP0260697B1 (en) Composition for application to hair
JP2002332240A (ja) 育毛剤組成物
JP2003321330A (ja) 養育毛組成物
JP2004323480A (ja) 育毛養毛剤
JP2003137742A (ja) アサガオカラクサ属植物のエキス及びその他の生薬エキスからなる育毛料
JPH09157138A (ja) 養育毛剤
JPH10279437A (ja) 頭髪用化粧料
JP2011132182A (ja) ユーカリ幼葉抽出物及び育毛剤
JPH0812532A (ja) 養育毛剤
JPH0648925A (ja) 白髪防止剤
JP5175437B2 (ja) 育毛養毛剤、および育毛養毛用組成物
JPS617205A (ja) 細胞賦活剤
JPS6233111A (ja) 養毛組成物
JP2001089331A (ja) 養育毛剤
JPH11302131A (ja) 頭皮頭髪用化粧料