JP2003154849A - せり出しドアヒンジ構造 - Google Patents

せり出しドアヒンジ構造

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JP2003154849A
JP2003154849A JP2001355519A JP2001355519A JP2003154849A JP 2003154849 A JP2003154849 A JP 2003154849A JP 2001355519 A JP2001355519 A JP 2001355519A JP 2001355519 A JP2001355519 A JP 2001355519A JP 2003154849 A JP2003154849 A JP 2003154849A
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幸夫 原
Keizo Takayama
慶造 高山
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    • E05D3/125Hinges with pins with two or more pins with two parallel pins and one arm specially adapted for vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 室内側への突出量も少なく、泥土の影響を受
けない室内側へのヒンジ部の設置を可能にし、ドアの動
作制御に対して高い抑制力が確保されるせり出しドアヒ
ンジ構造を提供する。 【解決手段】 ヒンジ部材3と長さを異にし車体2内側
とドア2との間に両端部が軸着されたロッド部材4を設
置してドア2外側端部の過度の開放が抑制されるように
構成するとともに、ドア2全開時近傍に車体1を回避す
る回避部10を前記ヒンジ部材3に形成したことを特徴
とするもので、ヒンジ部を泥土の影響のない室内側に設
置できるのもかかわらず、ドア2全閉時にヒンジ部3お
よびロッド部4が室内側に突出して乗員の邪魔となるこ
とがなく、ドア2全開時にはドア2が前方にせり出して
移動するため、車椅子の乗降の際のヒンジ部近傍のドア
空間を大きくとることができる。加えて、簡素な構造の
ロッド部材4により、ドア外側端部の過度の開放が高い
抗力によって抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体内側とドアと
の間にそれぞれの両端部が軸着された異なった長さのヒ
ンジ部材とロッド部材の揺動運動により、ドアが開放に
応じて前方へ移動するとともにドア外側端部の過度の開
放が抑制されるように構成されたせり出しドアヒンジ構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両の横開きドア
は、車体を構成するピラーにヒンジ部を設置したピラー
ヒンジが採用されている。そして、ドアの開放時には少
しでもドア開口部を最大限に活用できるように、通常
は、ピラーの車外側にヒンジ部が設置されている。それ
でも、通常のピラーヒンジ型の横開きドアでは全開時の
ヒンジ部近傍のドア部材の存在よって、乗員の乗降に支
障を来していた。健常者は言うに及ばず、近年では、身
障者にとって使い勝手の良い乗用車が求められてきてお
り、車椅子に着座のままで運転席等に乗り込める機能が
待望されている。
【0003】そのような中で、開放時に、開放に応じて
ドアが前方へ移動してヒンジ部近傍に広い空間が確保で
きるように、ドアのヒンジ部自体が移動するように構成
されたせり出しドアヒンジ構造が提案されて使用される
ようになっている。それらのいくつかを例示すると、ピ
ラーとドア内側の略中央部とにドア支持アームの両端部
を軸支し、ドアの開放動作にしたがい、ドア支持アーム
の両端部間に配設された連動機構により、前記ドアを開
扉方向と逆方向に回動するようにして、ドアの前部をせ
り出すとともに、ドア外側端部の過度の開放を抑制する
ように構成した実公昭59−249号公報に開示された
第1従来例のものがある。
【0004】また、ピラー等の車体とドアのヒンジ部と
の間に、両端部がそれぞれ軸支されて併設された2つの
アーム部材を介してヒンジ部が構成されたことにより、
ドアの開閉軌跡を制御するようにした実公昭61−99
66号公報および実公平1−32579号公報に開示さ
れた第2従来例のもの、あるいはピラーの内側に軸支点
を有する平行四辺リンクを介したアームの先端部をドア
の前部近傍に軸支するとともに、ドア後端部近傍に軸支
されたアームの先端部をフロアあるいは床下のガイド溝
に沿って移動させるように構成して、ドアのせり出し制
御を行うようにした実公昭59−13146号公報に開
示された第3従来例のものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例のものにおいて、実公昭59−249号公報に開示
された第1従来例のものでは、ドアの前部をせり出すと
ともに、ドア外側端部の過度の開放が抑制されるもの
の、連動機構を内蔵するドア支持アームの構造が複雑で
重量増加を招き、嵩も大きくなり、車椅子の乗込みに支
障を来す虞れを生じた。また、実公昭61−9966号
公報および実公平1−32579号公報に開示された第
2従来例のものでは、せり出しを可能とするドアの開閉
軌跡が制御されるものの、ヒンジ部がピラーの外側に配
置されて泥土の影響を受け易く、また、ドアの開閉軌跡
を制御する2つのアームは比較的短く構成されているこ
ともあって、ドアのせり出し量が小さい上に、ドア外側
端部の過度の開放を抑制する力が小さく、ヒンジ部に過
度の負荷が作用する虞れもあった。そして、実公昭59
−13146号公報に開示された第3従来例のもので
は、ヒンジ部が車体の室内側に配置されていて、泥土の
影響を受けないものの、ヒンジ部の構造が複雑でコスト
アップを招く他、ドア外側端部の過度の開放を抑制する
ところのアームの先端部をフロアあるいは床下のガイド
溝に沿って移動させるように構成する等、構造が大がか
りとなって、さらにコストが嵩んだ。
【0006】そこで、本発明は、前記従来のせり出しド
アヒンジ構造の諸課題を解決し、簡素な構造の採用によ
り乗用車にも適用できて、室内側への突出量も少なく、
泥土の影響を受けない室内側へのヒンジ部の設置を可能
にし、ドアの動作制御に対して高い抑制力が確保される
せり出しドアヒンジ構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、車体
内側とドアとの間に両端部が軸着されたヒンジ部材の揺
動運動により、ドアが開放に応じて前方へ移動するよう
に構成されたせり出しドアヒンジ構造において、前記ヒ
ンジ部材と長さを異にし車体内側とドアとの間に両端部
が軸着されたロッド部材を設置してドア外側端部の過度
の開放が抑制されるように構成するとともに、ドア全開
時近傍に車体を回避する回避部を前記ヒンジ部材に形成
したことを特徴とする。また本発明は、前記ヒンジ部材
における回避部は、ドア全閉時近傍にはインストルメン
トパネル内に収納されるように構成されたことを特徴と
する。また本発明は、前記ロッド部材は、ドアの上下に
設置された一対のヒンジ部材間に位置させるとともに、
車椅子で乗員席に乗降する乗員の足部と干渉しない高さ
に配設されたことを特徴とする。また本発明は、前記ロ
ッド部材のドアへの軸支部が前後方向に移動可能に構成
されたことを特徴とする。また本発明は、前記ロッド部
材のドアへの軸支部が節度機構を有して前後方向に移動
可能に構成されたことを特徴とするものである。
【0008】このような解決手段により、ヒンジ部を泥
土の影響のない室内側に設置できるにもかかわらず、ド
ア全閉時にヒンジ部およびロッド部が室内側に突出して
乗員の邪魔となることがなく、ドア全開時にはドアが前
方にせり出して移動するため、車椅子の乗降の際のヒン
ジ部近傍のドア空間を大きくとることができる。加え
て、簡素な構造のロッド部材により、ドア外側端部の過
度の開放が高い抗力によって抑制することができる。
【0009】
【実施の形態】以下、本発明におけるせり出しドアヒン
ジ構造の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明のせり出しドアヒンジ構造の第1
実施の形態を示すもので、図1はドアの開閉状態の平面
図、図2は車室内から見たドアの開閉状態の斜視図、図
3は車室外から見たドアの開状態の斜視図である。図1
に示すように、本発明のせり出しドアヒンジ構造は、車
体1の内側とドア2との間に両端部が軸着されたヒンジ
部材3A、3Bの揺動運動により、ドア2が開放に応じ
て前方へ移動するように構成されたせり出しドアヒンジ
構造において、前記ヒンジ部材3A、3Bと長さを異に
し車体1の内側とドア2との間に両端部が軸着されたロ
ッド部材4を設置してドア2外側端部の過度の開放が抑
制されるように構成するとともに、ドア2全開時近傍に
車体1を回避する回避部10A、10Bを前記ヒンジ部
材3A、3Bに形成したことを特徴とする。
【0010】図3に示すように、ドア2は、車体の一部
を構成するフロントピラー1、センターピラー13およ
びサイドシル12によって形成されるドア開口部14に
配設される。車室内から見た図2の実線にて明瞭なよう
に、ドア2は、上下一対のヒンジ部材3A、3Bと、こ
れらの間に配設されたロッド部材4によってフロントピ
ラー1に開閉自在に支持される。ヒンジ部材3A、3B
の基部は、ドア本体部の上下の略中央位置(車椅子で乗
員席に乗降する乗員の足部と干渉しない高さ)において
上下に所定の間隔を隔てて車体の一部であるフロントピ
ラー1の内側に車体ヒンジ5A、5Bにより軸支され、
ヒンジ部材3A、3Bの端部はドア2のインナの中央や
や前部よりにドアヒンジ6A、6Bによって軸支され
る。ドア2の荷重は主として該ヒンジ部材3A、3Bに
よって負担されるため、比較的高い剛性が確保されるよ
うな構造とされる。
【0011】一方、これらヒンジ部材3A、3B間に配
設されるロッド部材4は、その基部がロッド車体ヒンジ
7によりフロントピラー1の内側に軸支され、その端部
が前記ヒンジ部材3A、3Bにおけるドアヒンジ6A、
6Bよりも後方にてロッドドアヒンジ8によって軸支さ
れる。ヒンジ部材3とロッド部材4とは長さを異にし、
揺動半径が異なる。前記各ヒンジ部材3A、3Bには、
車室内への湾曲形状を有する回避部10A、10Bが形
成され、一点鎖線で示すように、ドア全開時近傍に、各
ヒンジ部材3A、3Bにおける回避部10A、10Bが
車体であるフロントピラー1を回避するように構成され
る。前記回避部10A、10Bは、ドア全閉時近傍には
インストルメントパネル15(図1および図3)内に収
納されて構成される。実線の閉扉位置2からドア2が開
放されて一点鎖線の全開位置2’に至ると、各ヒンジ部
材3A、3Bの端部のドアヒンジは6A’、6B’に至
る。また、ロッド部材4は位置4’に揺動し、その端部
のロッドドアヒンジ8は位置8’に至る。
【0012】図1は、ドア2の開閉を上方から見た平面
図で、ドア2のせり出し挙動が明瞭に理解される。ドア
2は、比較的長さの短いヒンジ部材3A、3Bが基部を
車体ヒンジ5A、5Bを中心に揺動することにより、ド
ア2のインナの中央やや前部よりに軸支されたその端部
のドアヒンジ6A、6Bは外側前方へ移動する。しか
も、ヒンジ部材3A、3Bに湾曲形成された回避部10
A、10Bが車体であるフロントピラー1を回避するの
で、ドア2の前縁は充分に前方へせり出すことができ
る。ヒンジ部材3A、3Bの長さは短いので揺動による
開度は小さく逃げ量は少なくて済む。
【0013】このとき、長いロッド部材4は前記ヒンジ
部材3A、3Bの車体ヒンジ5A、5Bのやや後部にて
基部をロッド車体ヒンジ7を中心に揺動することによ
り、ドア全開時までフロントピラー1に干渉することな
く、ドアヒンジ6A、6Bよりも後方に軸支された端部
のロッドドアヒンジ8がドア外側端部の過度の開放を抑
制するように作用する。ロッド部材4は固定点を直線で
つなぐため、細い線材でよく、室内への突出も小さい。
かくして、ドア2は単なる揺動開扉動作ではなく、平行
移動を伴なうような挙動によって揺動開扉することがで
きる。このような開扉挙動によって、車室外から見た図
3に示すように、ドア全開時にはドアを大きく揺動させ
なくても、ヒンジ部近傍に広いスペースSが生まれる。
かくして、標準車高でドア開口部の大きくない乗用車等
であっても、車椅子をステップ部等が車体に干渉するこ
となく容易に引き込み格納することが可能となる。
【0014】図4は本発明のせり出しドアヒンジ構造の
第2実施の形態を示すもので、ロッド部材4における端
部のロッドドアヒンジ部の斜視図である。本実施の形態
のものは、ロッド部材4のドア2への軸支部であるロッ
ドドアヒンジ部8の変形例で、ロッド部材4端部のヒン
ジ軸10がドア2のインナに形成された長孔9に前後方
向に移動可能に係止されたものである。さらに、詳細な
図示はしないが、好適には、ロッド部材4のドア2への
軸支部である前記ヒンジ軸10が複数の節度機構を有し
て前後方向に移動可能に構成される。このような構成に
より、図1の二点鎖線に示すドア全開時から、ロッド部
材4のヒンジ軸10が長孔9の後端部から前端部に移動
するまでさらにドアを開くことができる。その際、長孔
9内に複数の節度機構が設置されれば、さらにドア2を
開く場合に、車両側方の障害物に衝接する可能性が減少
する。ドア2を閉じていくと、ロッド部材4のヒンジ軸
10が長孔9内を後端部に移動してから、ロッド部材4
を揺動させつつドア2を閉扉位置に移動させる。
【0015】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明の趣旨の範囲内で、ドアヒンジ構造が適用
される部位(運転席以外のドアにも適用可能であ
る。)、車体を構成するフロントピラー、ドア、回避部
を含むヒンジ部材、ロッド部材の形状、前記回避部のイ
ンストルメントパネル内への収納形態、ヒンジ部材およ
びロッド部材の配設形態(車椅子のステップおよび座乗
者の足等が干渉しないなら、一対のヒンジ部材をドアの
上下端部に配設する等の構成も採用され得る。ロッド部
材の位置も適宜設置できる。)、ヒンジ部材およびロッ
ド部材の車体およびドアへの軸支形態、ロッド部材のヒ
ンジ軸に対する長孔内における節度機構の形状、形式
(波板とヒンジ軸の組合せ等)等については適宜選定で
きる。
【0016】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明で
は、車体内側とドアとの間に両端部が軸着されたヒンジ
部材の揺動運動により、ドアが開放に応じて前方へ移動
するように構成されたせり出しドアヒンジ構造におい
て、前記ヒンジ部材と長さを異にし車体内側とドアとの
間に両端部が軸着されたロッド部材を設置してドア外側
端部の過度の開放が抑制されるように構成するととも
に、ドア全開時近傍に車体を回避する回避部を前記ヒン
ジ部材に形成したことにより、各ヒンジ部およびロッド
部が車体の室内側に配置されていて、泥土の影響を受け
ないばかりか、ドア外側端部の過度の開放を抑制するロ
ッド部材も直線的に配設可能で室内への突出量が少なく
大きな強度も必要としないので低コストであり、しか
も、回避部の形成によりヒンジ部材を大きく開放位置ま
で揺動させてヒンジ部近傍の大きなスペースを確保する
ことで、乗用車への車椅子の格納を可能にする。
【0017】また、前記ヒンジ部材における回避部は、
ドア全閉時近傍にはインストルメントパネル内に収納さ
れるように構成された場合は、ドア全閉時近傍にてやや
室内側に突出する回避部によって乗員が邪魔されること
がなく、外見上見苦しくもない。さらに、前記ロッド部
材は、ドアの上下に設置された一対のヒンジ部材間に位
置させるとともに、車椅子で乗員席に乗降する乗員の足
部と干渉しない高さに配設された場合は、ヒンジ部材に
よるドアの支持部間にロッド部材によるドアの支持部が
近接配置されて荷重の分散が比較的均一化されるととも
に、車椅子の格納が容易かつ円滑に行われる。さらにま
た、前記ロッド部材のドアへの軸支部が前後方向に移動
可能に構成された場合は、ドア全開時から、ロッド部材
の軸支部の移動可能な範囲をさらにドアを開くことがで
きるので、乗員の乗降および車椅子の格納、取出しがさ
らに容易になる。
【0018】また、前記ロッド部材のドアへの軸支部が
節度機構を有して前後方向に移動可能に構成された場合
は、ロッド部材の軸支部の移動可能な範囲でさらにドア
を開く際に、段階的な節度動作によって車両側方の障害
物に衝接する可能性を減少させることができる。このよ
うに本発明によれば、簡素な構造の採用により乗用車に
も適用できて、室内側への突出量も少なく、泥土の影響
を受けない室内側へのヒンジ部の設置を可能にし、ドア
の動作制御に対して高い抑制力が確保されるせり出しド
アヒンジ構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のせり出しドアヒンジ構造の第1実施の
形態を示すもので、ドアの開閉状態の平面図である。
【図2】同、車室内から見たドアの開閉状態の斜視図で
ある。
【図3】同、車室外から見たドアの開状態の斜視図であ
る。
【図4】本発明のせり出しドアヒンジ構造の第2実施の
形態を示すもので、要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 車体(フロントピラー) 2 ドア 3 ヒンジ部材 4 ロッド部材 5 車体ヒンジ 6 ドアヒンジ 7 ロッド車体ヒンジ 8 ロッドドアヒンジ 9 長孔 10 ヒンジ軸 11 回避部 12 サイドシル 13 センターピラー 14 ドア開口部 15 インストルメントパネル S スペース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月28日(2001.11.
28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体内側とドアとの間に両端部が軸着さ
    れたヒンジ部材の揺動運動により、ドアが開放に応じて
    前方へ移動するように構成されたせり出しドアヒンジ構
    造において、前記ヒンジ部材と長さを異にし車体内側と
    ドアとの間に両端部が軸着されたロッド部材を設置して
    ドア外側端部の過度の開放が抑制されるように構成する
    とともに、ドア全開時近傍に車体を回避する回避部を前
    記ヒンジ部材に形成したことを特徴とするせり出しドア
    ヒンジ構造。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジ部材における回避部は、ドア
    全閉時近傍にはインストルメントパネル内に収納される
    ように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のせ
    り出しドアヒンジ構造。
  3. 【請求項3】 前記ロッド部材は、ドアの上下に設置さ
    れた一対のヒンジ部材間に位置させるとともに、車椅子
    で乗員席に乗降する乗員の足部と干渉しない高さに配設
    されたことを特徴とする請求項1または2に記載のせり
    出しドアヒンジ構造。
  4. 【請求項4】 前記ロッド部材のドアへの軸支部が前後
    方向に移動可能に構成されたことを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載のせり出しドアヒンジ構造。
  5. 【請求項5】 前記ロッド部材のドアへの軸支部が節度
    機構を有して前後方向に移動可能に構成されたことを特
    徴とする請求項4に記載のせり出しドアヒンジ構造。
JP2001355519A 2001-11-21 2001-11-21 せり出しドアヒンジ構造 Withdrawn JP2003154849A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010024173A1 (ja) * 2008-08-28 2010-03-04 株式会社ジョウヨウ ドア開閉機構

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