JP2003147995A - 伸縮支柱 - Google Patents

伸縮支柱

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JP2003147995A JP2001350494A JP2001350494A JP2003147995A JP 2003147995 A JP2003147995 A JP 2003147995A JP 2001350494 A JP2001350494 A JP 2001350494A JP 2001350494 A JP2001350494 A JP 2001350494A JP 2003147995 A JP2003147995 A JP 2003147995A
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三平 佐藤
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昇 蝶勢
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恒二 菅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降操作の際の労力を軽減することが可能で
あり、操作性に優れた伸縮支柱を提供することを課題と
する。 【解決手段】 四角筒状の固定支柱2と、この固定支柱
2の中空部に内嵌された四角筒状の中空の第1可動支柱
3と、この第1可動支柱3の中空部に内嵌された四角筒
状の中空の第2可動支柱4と、この第2可動支柱の中空
部に内嵌された四角筒状の中空の第3可動支柱5が備え
られ、前記固定支柱2の中空部に、第1可動支柱3に上
向きに付勢力を付与するための第1コイルばねS1と、
第1可動支柱3の中空部に、第2可動支柱4を上向きに
付勢力を付与するための第2コイルばねS2がそれぞれ
内装され、前記第1可動支柱3及び前記第3可動支柱5
にそれぞれに高さ位置調整手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高さ調整が可能な
伸縮支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高さ調節が可能な伸縮支柱は、支
柱の上部に照明灯やスピーカーなどを設け、使用時に所
定の高さに調節して利用できるものが存在している。
【0003】例えば、従来の伸縮支柱60は、図9に示
すように、台座61に立設し、中空管である固定支柱6
2と、この固定支柱62の中空部に内嵌された中空管で
ある第1可動支柱63と、この第1可動支柱の中空管に
内嵌された中空管である第2可動支柱64とを備えてい
る。また、第1可動支柱63の底側面部には第1滑車6
5と、第1可動支柱63の上面部には第2滑車66が設
けられている。また、第2可動支柱64の外側の下端に
は、引き上げフック67が設けられている。
【0004】固定支柱62の一側面の上端にはウィンチ
W10が備えられ、ウィンチW10に捲装されるワイヤ
R10が、第1滑車65及び第2滑車66を介して第2
可動支柱64の引き上げフック67につながれることに
より、第1可動支柱63と第2可動支柱64は、ワイヤ
R10の張力により昇降自在に支持されている。また、
ウィンチW10には、ハンドルH10が備えられてお
り、そのハンドルH10を回転させることによってワイ
ヤR10の巻き込み及び繰り出し可能となっている。
【0005】前記構成の従来の伸縮支柱60は、ウィン
チW10に備えられるハンドルH10を回転させ、ワイ
ヤR10を巻き上げることによって、第2可動支柱64
及び第1可動支柱63を上昇させ、任意の高さで伸縮支
柱60を停止させることができるようにしたものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の伸縮支
柱60では、ウィンチW10を使用してワイヤR10の
巻き上げ及び繰り出すことで伸縮支柱60の昇降操作を
おこなうため、伸縮支柱60の上部に重量が重い装置を
設置した場合には、ハンドルH10の操作に大きな力が
必要になる。
【0007】一方、そのような場合においてウィンチW
10の減速比を適切に調節することで、小さな力で昇降
を可能にすることも考えられるが、ウィンチW10の回
動回数が増えるという新たな問題が生じることとなる。
【0008】そこで、本発明は、このような問題を解決
するためになされたものであり、昇降操作の際の労力を
軽減することが可能であり、操作性に優れた伸縮支柱を
提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の伸縮支柱は、前
記課題を解決すべく構成されるものであり、中空管であ
る第1支柱と、前記第1支柱に内嵌された中空管である
第2支柱と、前記第2支柱に内嵌された中空管である第
3支柱と、前記第1支柱に内装された、前記第2支柱に
上向きの付勢力を付与するための付勢手段と、前記第2
支柱の中空部の底部に立設した補助支柱と、前記補助支
柱の先端に枢設された線材案内車と、前記第2支柱又は
前記第3支柱に固着されており、前記第1支柱の壁面の
長手方向に沿って移動自在に設けられている長尺の移動
案内部材と、前記第2支柱又は前記第3支柱の高さ位置
調節手段と、前記第1支柱と前記第3支柱の間に前記線
材案内車を介して懸架されている線材と、を備え、前記
第2支柱及び前記第3支柱が昇降自在に形成されている
ことを特徴とする。
【0010】また、本発明の伸縮支柱は、中空管である
第1支柱と、前記第1支柱に内嵌された中空管である第
2支柱と、前記第2支柱に内嵌された中空管である第3
支柱と、前記第3支柱に内嵌された中空管である第4支
柱と、前記第1支柱に内装された、前記第2支柱に上向
きの付勢力を付与するための第1付勢手段と、前記第2
支柱に内装された、前記第3支柱に上向きの付勢力を付
与するための第2付勢手段と、前記第3支柱の中空部の
底部に立設した補助支柱と、前記補助支柱の先端に枢設
された線材案内車と、前記第4支柱に固着されており、
前記第1支柱から前記第3支柱の壁面の長手方向に沿っ
て移動自在に設けられている長尺に上部移動案内部材
と、前記第2支柱に固着されており、前記第1支柱の壁
面の長手方向に沿って移動自在に設けられている下部移
動案内部材と、前記第4支柱の高さ位置調節手段と、前
記第2支柱の高さ位置調節手段と、前記第2支柱と前記
第4支柱の間に前記線材案内車を介して懸架されている
線材と、を備え、前記第2支柱、前記第3支柱及び前記
第4支柱が昇降自在に形成されていることを特徴とす
る。
【0011】また、前記伸縮支柱において、前記第2支
柱の高さ位置調節手段及び前記第4支柱の高さ位置調整
手段は、前記上部移動案内部材及び前記下部移動案内部
材に固設されている筒体状の把持部と、前記把持部に内
装されている前記第1支柱の壁面方向に押圧するための
押止手段と、前記押止手段による押圧を解除するための
押止解除手段と、を備えていることを特徴とする。
【0012】また、前記伸縮支柱において、前記押止手
段は前記第1支柱又は前記第2支柱の壁面を押止する押
止部材と、前記押止部材に前記第1支柱の壁面方向に対
峙する付勢力を付与するための第3付勢手段と、を有
し、前記押止解除手段は、前記押止部材に前記第1支柱
の壁面方向と離間する方向の離反力を付与するための離
反力付与部材を有していることを特徴とする。
【0013】また、前記伸縮支柱において、前記離反力
付与部材は、前記押止部材に先端部が取り付けられてい
るシャフト部材と、前記シャフト部材の他端部に取り付
けられており、前記把持部と並設されている鉤状の取手
部から形成されており、前記取手部が前記把持部の筒体
軸周りに回動可能に形成されていることを特徴とする。
【0014】また、前記伸縮支柱において、前記第1支
柱、前記第2支柱及び前記第3支柱の少なくとも一つの
所定位置に、前記押止部材の先端部が係合可能である係
合部が形成されていることを特徴とする。
【0015】ここで、前記上部移動案内部材は、第4支
柱が第3支柱から出没する際のガイドとしての役割を果
たす部材であり、所定の剛性を有するものであればよ
く、管状部材、溝形部材を用いることが好適である。ま
た、前記下部移動案内部材は、第2支柱が第1支柱から
出没する際のガイドとして役割を果たす部材であり、所
定の剛性を有するものであればよく、管状部材、溝形部
材、板部材を用いることが好適である。また、係合部と
は、押止手段の先端部を係合させることによりその第1
支柱、第2支柱及び第3支柱の少なくとも一方の上下の
所定位置に係合部が形成されることが好ましい。また、
前記線材案内車は、その周囲に線状体を掛け渡すことに
より、その向きを変更し、この線状体の円滑な移動を補
助する役割を果たす部材であり、滑車やガイドローラ等
を使用することが好ましい。
【0016】本発明の伸縮支柱によれば、第1支柱の中
空管に備えられた付勢手段により第2支柱は押し上げら
れ、付勢手段の付勢力と第2支柱にかかる荷重がつり合
う位置まで伸長させることができる。さらに、第2支柱
又は第3支柱に固着されている移動案内部材と、この移
動案内部材に設けられている高さ位置調節手段を、付勢
手段の付勢力と第2支柱にかかる荷重がつりあった位置
から上方に押し上げるため、少ない力で伸長させること
ができる。また、第1支柱と第3支柱は線材案内車を介
し、線材によって支持されているために、線材に引張力
が発生し第3支柱を上昇させることができる。
【0017】また、本発明の伸縮支柱は、第1支柱から
第4支柱まで4段の支柱で構成される伸縮支柱であり、
第1支柱の中空部に備えられた第2支柱を上方に付勢す
る第1付勢手段と、第1付勢手段の上部に設けられた第
2支柱と、第2支柱内部の中空管に備えられた第3支柱
を上方に付勢する第2付勢手段と、第2付勢手段の上部
に設けられた第3支柱と、第3支柱の中空管の底部に
は、補助支柱が設けられており、この補助支柱の上部先
端に枢節された線材案内車が設けられていて、第2支柱
の中空管の底部と第4支柱の中空管の底部とが前記線材
案内車を介して線材によって支持されている。
【0018】また、第4支柱に固着され第1支柱から第
3支柱の壁面の長手方向に移動自在に設けられた上部移
動案内部材と、第2支柱に固着され第1支柱の壁面の長
手方向に移動自在に設けられた下部移動案内部材とがあ
り、この上部及び下部移動案内部材には高さ位置調節手
段が備えられている。このような伸縮支柱において、第
2支柱の中空管に備えられた第2付勢手段により第3支
柱は押し上げられ、第2付勢手段と第3支柱にかかる荷
重がつり合う位置まで伸長させることができる。さら
に、第4支柱に固着されている上部移動案内部材があ
り、この上部移動案内部材を上方に押し上げることによ
って第3支柱と第4支柱を少ない力で伸長させ、前記第
4支柱の高さ位置調整手段によって任意の高さに調節を
行う。
【0019】また、第2支柱の上方に第3支柱と第4支
柱が伸長した状態から、第2支柱に固着されている下部
移動案内部材を上方に押し上げることで少ない力で伸長
した第3支柱及び第4支柱と共に第2支柱を伸長させ、
前記第2支柱の高さ位置調整手段によって任意の高さに
調整することができる。
【0020】また、本発明の伸縮支柱は、第2支柱の高
さ位置調整手段と第4支柱の高さ位置調整手段にそれぞ
れ固設されている筒体状の把持部を備えてあり、この把
持部には、第1支柱の壁面方向に押圧して高さ位置調節
を行う押止手段が備えられていて、この押止手段による
押圧を解除するための押止解除手段を備えており、押止
手段及び押止解除手段を使うことで支柱を任意の高さに
伸長させることができる。
【0021】また、本発明の伸縮支柱の前記押止手段に
は、第1支柱又は第2支柱の壁面を押止する押止部材が
備えてあり、この押止部材に第1支柱の壁面方向に対峙
する付勢力を付与する第3付勢手段が備えられ、伸縮支
柱の任意の位置で押止部材を第1支柱の壁面方向に押し
付け、高さ調節を行えるようになっている。また、前記
押止部材を第1支柱の壁面方向から離間する方向の離反
力を付与するための離反力付与部材が備えてあり、この
離反力付与部材によって押止部材を第1支柱の壁面方向
から離反させることができる。
【0022】また、本発明の伸縮支柱の離反力付与部材
は、押止部材の先端部に取り付けられているシャフト部
材と、このシャフト部材の他端部に取り付けられている
前記把持部と並設されている鉤状の取手部が形成されて
おり、この取手部を把持部と共に握り締め,把持部の方
向に近づけることによって、押止部材を第1支柱の壁面
方向から離反する向きに離反力を働かせることができ、
また、前記取手部が把持部の筒体軸周りに回動可能に形
成されていて、どの高さに把持部が移動しても、握り直
す必要がなく一連の操作を容易に行うことができる。
【0023】また、本発明の伸縮支柱は、第1支柱、第
2支柱及び第3支柱に少なくとも一つの所定位置に、押
止部材の先端が係合可能である係合部を備えてあるの
で、伸縮支柱の伸長時や収納時に押止手段の先端を係合
部に係合して固定することができ、伸縮支柱の運搬時等
における支柱の飛び出しを防止することができる。
【0024】以下、図面を参照しながら本発明の実施形
態について詳細に説明する。
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る伸縮支柱
1は、支柱の上端に固定された照明灯やスピーカー等の
各種装置の高さ調節が可能なものであり、この実施形態
では、支柱の上部に照明灯を固定し、工事現場の夜間照
明となる投光機(照明灯)に利用した場合を例として説
明する。また、4段の支柱を使用した伸縮支柱の場合を
示す。
【0025】図1(a)は、本発明の伸縮支柱を備えた
伸長前の投光機を示す側面図である。図1(b)は、図
1(a)の支柱が伸長した状態を示す側面図である。図
2(a)は、本発明の実施形態にかかる伸縮支柱を示し
た正面断面図である。図2(b)は、図2(a)におけ
るA―A断面図である。図3は、ブレーキ機構を示す一
部断面とした平面図である。図4は、第2可動支柱4及
び第3可動支柱5を伸長させた場合を示す正面断面図で
ある。図5は、固定支柱2から第1可動支柱3を伸長さ
せた場合を示す正面断面図である。図6は、伸縮支柱の
斜視図であり、図6(a)は、伸縮支柱の収納時におけ
る斜視図である。図6(b)は、第2可動支柱4及び第
3可動支柱5を伸長時させた状態を示す斜視図である。
図6(c)は、第1可動支柱3から第3可動支柱5まで
伸長させた状態を示す斜視図である。図7は、ブレーキ
機構を片側のみとしたときの一部断面とした斜視図であ
る。図8は、本発明の実施例を示す斜視図であり、図8
(a)は、3段構成の伸縮支柱の収納時における斜視図
である。図8(b)は、3段構成の伸縮支柱を伸長した
ときの斜視図である。
【0026】まず、本発明の実施の形態に係る伸縮支柱
を用いた投光機の構成について説明する。なお、以下の
説明では図2(a)に示す面を正面とする。図2(a)
及び図6に示すように、本実施形態の伸縮支柱1は、固
定支柱2と3本の可動支柱から形成されている。この伸
縮支柱1は、台座等の上に固定支柱2(第1支柱)を固
定するための設置部材Lと、この設置部材Lに固定され
立設された四角筒状の固定支柱2と、この固定支柱2の
中空部に内嵌された四角筒状の中空の第1可動支柱3
(第2支柱)と、この第1可動支柱3の中空部に内嵌さ
れた四角筒状の中空の第2可動支柱4(第3支柱)と、
この第2可動支柱4の中空部に内嵌された四角筒状の中
空の第3可動支柱5(第4支柱)が備えられている。
【0027】そして、固定支柱2の中空部には、第1可
動支柱3に上向きに押し上げる付勢力を付与するための
第1コイルばねS1(第1付勢手段)と、第1可動支柱
3の中空部には、第2可動支柱4を上向きに押し上げる
付勢力を付与するための第2コイルばねS2(第2付勢
手段)がそれぞれ内装されている。
【0028】また、前記第1コイルばねS1のばね定数
に関しては、固定支柱2に内装される第1コイルばねS
1の上部に設けられる第1可動支柱3以上の全荷重がか
かった状態で、第1可動支柱3が第1可動支柱3の全長
の約半分の長さが固定支柱2から繰り出してつり合うば
ね定数の反発力としている。
【0029】また、前記第2コイルばねS2のばね定数
に関しては、第1可動支柱3に内装される第2コイルば
ねS2の上部に設けられる第2可動支柱4以上の全荷重
がかかった状態で、第2可動支柱4の全長の約半分の長
さが第1可動支柱3から繰り出してつり合うばね定数と
している。
【0030】また、第2可動支柱4の中空部における底
面の中心部から上方に補助支柱6が突出しており、この
補助支柱6の上端には滑車Pが枢設されている。この滑
車Pには、第1可動支柱3の内側底部と、第3可動支柱
5の内側底部との間に設けられているワイヤRが懸架さ
れている。
【0031】第1可動支柱3の上端部には、四角形状の
下部上枠11が固着されている。また、固定支柱2との
間にはわずかな隙間を有し、この固定支柱2の壁面を囲
むように四角形状の下部下枠9が設けられている。この
下部上枠11と下部下枠9とは、第1可動支柱3に等し
い長さである長尺のパイプ材である下部移動案内部材1
3で連結されており、この下部移動案内部材13と下部
下枠9は、前記固定支柱2の壁面の長手方向にそって移
動自在に設けられている。
【0032】同様に、第3可動支柱5の上端部には、四
角形状の上部上枠12が固着されている。また、前記下
部下枠9の上側には、固定支柱2との間に僅かな隙間を
有し、この固定支柱2の壁面を囲むように四角形状の上
部下枠10が設けられている。前記上部上枠12と上部
下枠10は、第2可動支柱4と第3可動支柱5の伸長和
に等しい長さである長尺のパイプ材である上部移動案内
部材14で連結されており、この上部移動案内部材14
と上部下枠10は、固定支柱2、第1可動支柱3、第2
可動支柱4及び第3可動支柱5の壁面の長手方向に沿っ
て移動自在に設けられている。前記構成により、第1可
動支柱3、第2可動支柱4及び第3可動支柱5が、それ
ぞれ固定支柱2、第1可動支柱3及び第2可動支柱4か
ら出没自在となっている。
【0033】また、下部下枠9には、2本一対の円筒形
状の把持ハンドル7が溶接されており、この把持ハンド
ル7の中空部には、ブレーキレバー28が取り付けられ
ているブレーキ機構が内装されていて、ブレーキレバー
28の動きに合わせてブレーキ機構が連動するようにな
っている。
【0034】また、同様に上部下枠10には、2本一対
の円筒形状の把持ハンドル8が溶接されており、この把
持ハンドル8の中空部には、ブレーキレバー28が取り
付けられているブレーキ機構が内装されていて、ブレー
キレバー28の動きに合わせてブレーキ機構が連動する
ようになっている。
【0035】また、図1(b)には、本発明の伸縮支柱
1を用いた投光機の側面図を示す。この投光機70は、
台車71に照明灯Gに電気を供給する発電機73と、台
車71に立設して固定された伸縮支柱1と、伸縮支柱1
を構成する第3可動支柱5の上部に設けられた照明灯G
で構成されている。
【0036】図2(a)に示すように、把持ハンドル7
及び把持ハンドル8には、伸縮支柱1の支柱収納時及び
伸長時に任意の位置で固定できるようなブレーキ機構が
備えられている。
【0037】また、把持ハンドル7及び把持ハンドル8
に備えるブレーキレバー28は、支柱昇降操作の手首の
動きに合わせるようにして、シャフト21を回転中心と
して回動できるようなっている。
【0038】図3に示すように、前記ブレーキ機構は、
固定支柱2の壁面方向を押圧する摩擦部材27とこの摩
擦部材に固定支柱2と対峙する方向の付勢力を付与する
ためのコイルばね22と、摩擦部材27に固定支柱2の
壁面方向から離間する離反力を付与するためのシャフト
21と、を有している。また、下部下枠9及び上部下枠
10には、固定支柱2の壁面方向に沿うようにポールガ
イド29が設けられている。前記コイルばね22は、両
端部のばね押さえ20、24、25により保持されてい
る。なお、コイルばね22とばね押さえ24との間に介
装されているのはナット26及び座金23である。ま
た、把持ハンドル7及び把持ハンドル8のブレーキ機構
の外側にはゴムなどで包み、手に馴染みやすく、滑りに
くいようになっている。
【0039】また、摩擦部材27は、ばね押さえ20に
固定されており、前記コイルばね22と並行に設けられ
ている。シャフト21の先端部分は、前記ばね押さえ2
0に縲設されている。また、ブレーキレバー28は、直
線形状の取手部31と、この取手部31に接続されてい
る鉤状のレバー32とから構成されており、シャフト2
1の他端部と、前記レバー32の先端部はピンFで係合
されている。
【0040】この構成により、通常の状態では、コイル
ばね22によって摩擦部材27が固定支柱2の外壁面に
押圧されることで、この摩擦部材27の摩擦力により下
部下枠9が静止しており、それに伴い下部移動案内部材
13及び下部上枠11を介して固定されている第1可動
支柱3も静止するようになっている。そして、把持ハン
ドル7とブレーキレバー28を同時に握ることで、支点
部Sを支点中心としたいわゆる「てこの作用」により、
レバー32がシャフト21を引き出す方向に作用し、シ
ャフト21が固定支柱2と離間する向きに引っ張られる
ため、シャフト21の引張力がコイルばね22の付勢力
に打ち勝ち、摩擦部材27が固定支柱2の外壁面から離
反することになる(以下、この操作を「ブレーキ解除操
作」という)。
【0041】また、前記ブレーキ解除操作を行った状態
で、ブレーキレバー28を離すことにより、シャフト2
1に作用する固定支柱2と離間する向きの引張力がなく
なるため、コイルばね22によって摩擦部材27が固定
支柱2の壁面方向の外壁面に押圧されることになる(以
下、この操作を「ブレーキ作動操作」という)。
【0042】また、把持ハンドル8が溶接されている上
部下枠10は、上部移動案内部材14と上部上枠12と
連結されているため、ブレーキ解除操作を行った状態
で、把持ハンドル8を所定の高さに移動させた後に、ブ
レーキ作動操作を行うことにより、第3可動支柱5を任
意の位置に移動させることができることになる。
【0043】また、把持ハンドル7も把持ハンドル8と
同様にブレーキ機構を備えており、把持ハンドル7が溶
接されている下部下枠9は、下部移動案内部材13と下
部上枠11とは連結されているため、把持ハンドル8が
第1可動支柱3の上部係合部X2に係合された状態にお
いて、ブレーキ解除操作を行い、把持ハンドル7を所定
の高さに移動させた後に、ブレーキ作動操作を行うこと
により、第1可動支柱3を任意の位置に移動させること
ができることになる。
【0044】また、図6に示すように、固定支柱2の側
面の下端部には把持ハンドル7のばね押さえ20及び摩
擦部材27が係合可能な係合部Z1が設けられている。
また、把持ハンドル8のばね押さえ20及び摩擦部材2
7を係合する係合部X1がそれぞれ設けられている。ま
た、固定支柱2の上端部には把持ハンドル7を係合可能
な係合部Z2が設けられている。さらに、第1可動支柱
3の上端部には把持ハンドル8のばね押さえ20及び摩
擦部材27が係合可能な係合部X2が設けられている。
【0045】さらに、図2(b)及び図6(a)に示す
ように、下部下枠9には、この下部下枠9と固定支柱2
の間に位置するように下部移動案内部材13が設けられ
ていて、この下部移動案内部材13の一端は、下部下枠
9に固定され、他端は第1可動支柱3の下部上枠11に
固定されている。また、上部下枠10には、上部下枠1
0と固定支柱2の間に位置するように上部移動案内部材
14が設けられていて、この上部移動案内部材14の一
端は上部下枠10に固定され、他端は第3可動支柱5の
上端部の上部上枠12に固定されている。
【0046】次に、本発明の実施形態に係る伸縮支柱1
の作用について詳細に説明する。 (1)収納状態 まず、図2に示すように、固定支柱2の内部に第1可動
支柱3、この第1可動支柱3の内部に第2可動支柱4、
この第2可動支柱4の内部に第3可動支柱5が収納され
ている。また、前記第3可動支柱5は、第2可動支柱4
の補助支柱6に外嵌した状態で挿入されている。
【0047】また、固定支柱2の中空部の第1コイルば
ねS1及び第1可動支柱3の中空部の第2コイルばねS
2は付勢力を保持した状態で維持されている。また、把
持ハンドル7及び把持ハンドル8に備えられたブレーキ
機構によって、図1(a)及び図6(a)に示すよう
に、把持ハンドル7は固定支柱2の側面の係合部Z1
に、把持ハンドル8は係合部X1に、摩擦部材27を含
むばね押さえ20の部分が係合して伸縮支柱1の伸長を
固定し、移動時における振動や衝撃によって第2可動支
柱4及び第3可動支柱5の上昇が防止しされている。
【0048】(2)伸縮支柱1における伸長操作の第1
段階 前記収納状態において、伸縮支柱1を伸長させるには、
把持ハンドル8のブレーキレバー28を握り、ブレーキ
機構を解除することによって、第2可動支柱4及び第3
可動支柱5を上昇できる。このとき、下部下枠9は、固
定支柱2の下端部にあり、把持ハンドル7によって停止
した状態を維持している。また、上部下枠10は、下部
下枠9の上部に配置され、把持ハンドル8によって停止
されている。
【0049】まず、図1(a)及び図6(a)に示すよ
うな状態において、把持ハンドル8のブレーキレバー2
8を握ると、ブレーキ機構によってシャフト21は固定
支柱2の壁面方向から離反しはじめる。このとき、ブレ
ーキレバー28の端部はシャフト21に係合されている
ので、てこの作用によって支点Sを介して、シャフト2
1がコイルばね22の押付力に打ち勝ち、固定支柱2の
壁面方向から離反する。
【0050】シャフト21が固定支柱2の壁面方向から
離れると、固定支柱2の側面に設けられた係合部X1か
ら摩擦部材27を含むばね押さえ20が離れ、上部上枠
10が上方向に移動自在になる。そして、第1可動支柱
3の中空部に上方に付勢する付勢力を持った第2コイル
ばねS2によって、第2可動支柱4、第3可動支柱5及
び第3可動支柱5の上部に備えられる照明灯Gの荷重と
がつりあう位置まで押し上げられ停止する。このとき、
第1可動支柱3の底部に固定されたワイヤRの引張力に
よって第3可動支柱5は上昇するようになっている。
【0051】次に、第2可動支柱4、第3可動支柱5及
び照明灯Gの荷重と第2コイルばねS2の付勢力が釣り
合った状態から、さらに、把持ハンドル8を人が上方に
押し上げることによって、図4及び図6(b)に示すよ
うに、更に高い位置に上昇させることができ、把持ハン
ドル8のブレーキ機構で固定支柱2又は第1可動支柱3
のいずれかの側面を挟み込み任意の位置で停止させる。
なお、第1可動支柱3の上部に設けた係合部X2が設け
られているので把持ハンドル8の摩擦部材27を含むば
ね押さえ20を係合させることにより、第2可動支柱4
と、第3可動支柱5の伸長が固定される。
【0052】(3) 伸縮支柱1における伸長操作の第
2段階 次に、図5及び図6(c)に示すように、更に伸縮支柱
1を上昇させる場合には、第2可動支柱4及び第3可動
支柱5が伸長し固定した状態で、下部下枠9の両端に備
わる把持ハンドル7のブレーキ機構を解除して第1可動
支柱3を上昇させる。
【0053】この把持ハンドル7のブレーキ機構を解除
すると、固定支柱2の中空部に第1可動支柱3を上方に
付勢する付勢力を持つ第1コイルばねS1によって、こ
の第1コイルばねS1の付勢力と第1可動支柱3、第2
可動支柱4、第3可動支柱5及び第3可動支柱5の上部
に備えられる照明灯Gの荷重とつり合う位置まで上昇す
る。
【0054】この状態において、把持ハンドル7を人力
で上方に押し上げることで、更に支柱の高さを容易に上
昇させることができる。そして、任意の位置で把持ハン
ドル7に備わるブレーキ機構を使い、任意の高さで停止
させることができる。なお、固定支柱2の上部に設けら
れた係合部Z2に摩擦部材27を含むばね押さえ20を
係合させることによって固定することができる。
【0055】(4) 伸縮支柱1の収納方法 図5及び図6(c)のように伸長した伸縮支柱1を収納
するには、まず、下部下枠9に設けてある、把持ハンド
ル7及びブレーキレバー28を握りブレーキ機構を解除
し、第1コイルばねS1と荷重がつりあうところまで下
降させ、そこから下方に人力を加えて、固定支柱2の中
空部に第1可動支柱3を収納する。その後、上部下枠1
0に設けてある把持ハンドル8及びブレーキレバー28
を握りブレーキ機構を解除し、第2コイルばねS2と荷
重がつりあうところまで下降させ、そこから下方に人力
を加えて、第1可動支柱3の中空部に第2可動支柱4を
収納するのと同時に、第2可動支柱4の中空部に第3可
動支柱5を収納することによって伸縮支柱1を収納する
ことができる。
【0056】このように、本発明の伸縮支柱1は、固定
支柱2の内部に各々の可動支柱3、4及び5がそれぞれ
収納されている状態において、把持ハンドル8のブレー
キ機構を解除し、把持ハンドル8を上方に押し上げるこ
とで、第2可動支柱4及び第3可動支柱5を上昇させ固
定させる。その後、第1可動支柱3を把持ハンドル7の
ブレーキ機構を解除し、把持ハンドル7を上方に押し上
げることによって、任意の高さに調整し停止し固定する
ことができる。
【0057】また、図1(b)に示すように、本発明の
伸縮支柱1を第3可動支柱5まで伸長した状態で利用す
ることができ、また、任意の高さに簡単に調節して利用
することができる。
【0058】また、伸縮支柱1を安定した状態で静止す
るため、高さ調節した伸縮支柱1が工事現場の照射方向
調整のため、投光機移動操作に伴う振動等によって移動
してしまうことを確実に防止するために、固定支柱2の
上部に設けられた把持ハンドル7が係合するような係合
部Z2を設けることで防止することができる。
【0059】また、伸縮支柱1の収納時において、把持
ハンドル8の摩擦部材27を含むばね押さえ20が係合
するような係合部X1を第1支柱2の下端部に設けるこ
とによって、伸縮支柱1の運搬や移動時における振動に
よって、第2可動支柱4及び第3可動支柱5の上昇を防
止することができる。
【0060】また、伸縮支柱1の第1コイルばねS1及
び第2コイルばねS2を1本のコイルばねとする必要は
なく、例えば、第1コイルばねS1を2本以上のコイル
ばねを組み合わせて用いても同様の効果が得られるもの
であり、本発明の伸縮支柱1は、実施形態に限定される
ものではない。
【0061】また、伸縮支柱1の把持ハンドル7は、必
ずしも2箇所必要ではなく、図7に示すように、1つの
把持ハンドル7でブレーキ機能を働かせるようにし、片
側を下部下枠9の上げ下げのみ行うパイプ等のハンドル
V(ブレーキ機構を備えない)としてもよい。また、ハ
ンドルVが固着されている下部下枠9の固定支柱2の壁
面方向側に摩擦部材Cを設けることによって、把持ハン
ドル7のブレーキ機構に備わる摩擦部材27と摩擦部材
Cによって任意の位置に停止することも可能である。
【0062】また、同様に、本発明の伸縮支柱1の把持
ハンドル8は、必ずしも2箇所必要ではなく、図7に示
すように、片側を上部下枠10の上げ下げのみを行うパ
イプ等のハンドルV(ブレーキ機構を備えない)として
もよい。また、ハンドルVが固着されている上部下枠1
0の固定支柱2の壁面方向側に摩擦部材Cを設けること
によって、把持ハンドル8のブレーキ機構に備わる摩擦
部材27と摩擦部材Cによって任意の位置に停止するこ
とも可能である。
【0063】また、図8に示すように、伸縮支柱1を構
成する支柱の長さを調整し、3段構成の伸縮支柱1'と
してもよい。このような伸縮支柱1'の構成は、図8
(a)に示すように、中空管である固定支柱3'と、前
記固定支柱3'に内嵌された中空管である第1可動支柱
4'と、前記第1可動支柱4'に内嵌された中空管である
第2可動支柱5'と、 前記固定支柱3'の中空部に、第
1可動支柱4'を上向きに付勢力を付与するための付勢
手段(図示なし)が備えられ、前記第1可動支柱4'の
中空部の底部に立設した補助支柱(図示なし)と、前記
補助支柱の先端に枢設された線材案内車(図示なし)
と、前第1可動支柱4'又は前記第2可動支柱5'に固着
されており、前記固定支柱3'の壁面の長手方向に沿っ
て移動自在に設けられている長尺の移動案内部材14'
と、前記第1可動支柱4'又は前記第2可動支柱5'の高
さ位置調節手段の把持ハンドル8'と、前記固定支柱3'
と前記第2可動支柱5'の間に前記線材案内車を介して
懸架されている線材(図示なし)とを備え、前記第1可
動支柱4'及び前記第2可動支柱5'が昇降自在に形成さ
れ、固定支柱3'の上端部に係合部X4及び下端部X3
が設けられ、把持ハンドル8'が係合部X3又はX4に
係合することで伸縮支柱1'を任意の高さで固定でき
る。また、図8(b)には、伸縮支柱1'が伸長した状
態を示す。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、伸縮支柱に付勢手段を
用いて段階的に伸長するように支柱を複数設けること
で、収納時の伸縮支柱の縮小化ができ、かつ、押止手段
を備えることにより、操作性に優れ速やかな昇降操作が
でき、任意の高さで簡単に固定ができる伸縮支柱を提供
することができる。従って、ウィンチ式で必要としたワ
イヤ切断時の落下防止装置が不要であり、また、伸縮支
柱の構成部品が減少するとともに、見栄えが悪いといっ
た外観上の問題も解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の伸縮支柱を備えた伸長前の
投光機を示す側面図である。(b)は、(a)の伸縮支
柱が伸長した状態を示す側面図である。
【図2】(a)は、本発明の実施形態にかかる伸縮支柱
を示した正面断面図である。(b)は、(a)における
A−A断面図である。
【図3】ブレーキ機構を示す一部断面とした平面図であ
る。
【図4】第2可動支柱及び第3可動支柱を伸長させた場
合を示す正面断面図である。
【図5】固定支柱から第1可動支柱を伸長させた場合を
示す正面断面図である。
【図6】(a)は、伸縮支柱の収納時における斜視図で
ある。(b)は、第2可動支柱及び第3可動支柱を伸長
時させた状態を示す斜視図である。(c)は、第1可動
支柱から第3可動支柱まで伸長させた状態を示す斜視図
である。
【図7】ブレーキ機構を片側のみとしたときの一部断面
とした斜視図である。
【図8】(a)は、3段構成の収納時における斜視図で
ある。(b)は、3段構成の伸縮支柱の伸長したときの
斜視図である。
【図9】 従来例
【符号の説明】
1・・・伸縮支柱 2・・・固定支柱 3・・・第1可動支柱 4・・・第2可動支柱 5・・・第3可動支柱 6・・・補助支柱 7・・・把持ハンドル 8・・・把持ハンドル 9・・・下部下枠 10・・・上部下枠 11・・・下部上枠 12・・・上部上枠 13・・・下部移動案内部材 14・・・上部移動案内部材 20・・・ばね押さえ 21・・・シャフト 22・・・コイルばね 23・・・座金 24・・・ばね押さえ 25・・・ばね押さえ 26・・・ナット 27・・・摩擦部材 28・・・ブレーキレバー 29・・・ポールガイド 31・・・取手部 32・・・レバー 60・・・伸縮支柱 61・・・台座 62・・・固定支柱 63・・・第1可動支柱 64・・・第2可動支柱 65・・・第1滑車 66・・・第2滑車 67・・・引き上げフック 70・・・投光機 71・・・台車 73・・・発電機 C・・・摩擦部材 F・・・ピン G・・・照明灯 H10・・・ハンドル L・・・設置部材 P・・・滑車 R・・・ワイヤ R10・・・ワイヤ S・・・支点部 S1・・・第1コイルばね S2・・・第2コイルばね V・・・ハンドル W10・・・ウインチ X1・・・係合部 Z1・・・係合部 Z2・・・係合部 1' ・・・伸縮支柱 3' ・・・固定支柱 4' ・・・第1可動支柱 5' ・・・第2可動支柱 8' ・・・把持ハンドル 10' ・・・枠 14' ・・・移動案内部材 X3 ・・・係合部 X4 ・・・係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅 恒二 滋賀県甲賀郡甲西町大池5番地 デンヨー 株式会社滋賀工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空管である第1支柱と、 前記第1支柱に内嵌された中空管である第2支柱と、 前記第2支柱に内嵌された中空管である第3支柱と、 前記第1支柱に内装された、前記第2支柱に上向きの付
    勢力を付与するための付勢手段と、 前記第2支柱の中空部の底部に立設した補助支柱と、 前記補助支柱の先端に枢設された線材案内車と、 前記第2支柱又は前記第3支柱に固着されており、前記
    第1支柱の壁面の長手方向に沿って移動自在に設けられ
    ている長尺の移動案内部材と、 前記第2支柱又は前記第3支柱の高さ位置調節手段と、
    前記第1支柱と前記第3支柱の間に前記線材案内車を介
    して懸架されている線材と、を備え、 前記第2支柱及び前記第3支柱が昇降自在に形成されて
    いることを特徴とする伸縮支柱。
  2. 【請求項2】 中空管である第1支柱と、 前記第1支柱に内嵌された中空管である第2支柱と、 前記第2支柱に内嵌された中空管である第3支柱と、 前記第3支柱に内嵌された中空管である第4支柱と、 前記第1支柱に内装された、前記第2支柱に上向きの付
    勢力を付与するための第1付勢手段と、 前記第2支柱に内装された、前記第3支柱に上向きの付
    勢力を付与するための第2付勢手段と、 前記第3支柱の中空部の底部に立設した補助支柱と、 前記補助支柱の先端に枢設された線材案内車と、 前記第4支柱に固着されており、前記第1支柱から前記
    第3支柱の壁面の長手方向に沿って移動自在に設けられ
    ている長尺の上部移動案内部材と、前記第2支柱に固着
    されており、前記第1支柱の壁面の長手方向に沿って移
    動自在に設けられている長尺の下部移動案内部材と、 前記第4支柱の高さ位置調節手段と、 前記第2支柱の高さ位置調節手段と、 前記第2支柱と前記第4支柱の間に前記線材案内車を介
    して懸架されている線材と、を備え、 前記第2支柱、前記第3支柱及び前記第4支柱が昇降自
    在に形成されていることを特徴とする伸縮支柱。
  3. 【請求項3】 前記第2支柱の高さ位置調節手段及び前
    記第4支柱の高さ位置調整手段は、 前記上部移動案内部材及び前記下部移動案内部材に固設
    されている筒体状の把持部と、 前記把持部に内装されている前記第1支柱の壁面方向に
    押圧するための押止手段と、 前記押止手段による押圧を解除するための押止解除手段
    と、を備えていることを特徴とする請求項2に記載の伸
    縮支柱。
  4. 【請求項4】 前記押止手段は前記第1支柱又は前記第
    2支柱の壁面を押止する押止部材と、 前記押止部材に前記第1支柱の壁面方向に対峙する付勢
    力を付与するための第3付勢手段と、を有し、 前記押止解除手段は、前記押止部材に前記第1支柱の壁
    面方向と離間する方向の離反力を付与するための離反力
    付与部材を有していることを特徴とする請求項3に記載
    の伸縮支柱。
  5. 【請求項5】 前記離反力付与部材は、前記押止部材に
    先端部が取り付けられているシャフト部材と、 前記シャフト部材の他端部に取り付けられており、前記
    把持部と並設されている鉤状の取手部と、から形成され
    ており、 前記取手部が前記把持部の筒体軸周りに回動可能に形成
    されていることを特徴とする請求項4に記載の伸縮支
    柱。
  6. 【請求項6】前記第1支柱、前記第2支柱及び前記第3
    支柱の少なくとも一つの所定位置に、前記押止部材の先
    端部が係合可能である係合部が形成されていることを特
    徴とする請求項4又は5に記載の伸縮支柱。
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