JP2003147940A - 内装材の施工方法 - Google Patents

内装材の施工方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内装材の施工方法に関し、下地の材質に係わ
らず誘導加熱による接着施工が行え、併せて簡便に施工
が行える工法を提供することを課題とする。 【解決手段】 建物躯体に設けられた下地材4に、非金
属製の裏部内装材2が取り付けられ、この裏部内装材2
の表面に表部内装材3を取り付ける内装材の施工方法で
あって、裏部内装材2と表部内装材3との間に、ホット
メルト接着剤8が塗布された磁性金属材料からなるプレ
ート6を介在させ、表部内装材3の表面に磁石体10を
吸着させて表部内装材3を押圧固定し、表部内装材3の
表面を電磁誘導による加熱装置5で操作し、プレート6
を発熱させてホットメルト接着剤8を溶融し、このホッ
トメルト接着剤8が冷却固化される間、磁石体10にて
表部内装材3を押圧固定してこの表部内装材3を接着す
る施工方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物における内装
材の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波の電磁誘導方式の加熱装置
を用い、接着剤を溶融接着して内装材を取付ける施工方
法が開示されている(特開2000-291226)。この施工方
法は、金属製の下地材30の表面に熱可塑性のホットメ
ルト接着剤32を付着しておき、上記下地材30を建物
躯体に取り付けた状態で、この下地材30に石膏ボード
等の内装材34を押し付け、この押圧した状態で内装材
34の表面から加熱装置5を操作する。
【0003】そして、加熱装置5のコイルに高周波電流
を供給して金属製の下地材30に誘導電流を起して発熱
させ、この下地材30の熱をホットメルト接着剤32に
伝達してこれを溶融状態とする。ホットメルト接着剤3
2が溶融すると、作業者は、加熱装置5の作動操作を停
止し、内装材34を手で押圧したままホットメルト接着
剤32の冷却を待つ。やがて、ホットメルト接着剤32
が冷却し内装材34を下地材30に固着した後に、作業
者は内装材34の押圧から解放される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記施工方法に
よれば、溶融したホットメルト接着剤32が冷却固化す
る時間、つまり内装材34が下地材30に固着するまで
の間、人手によって内装材34を押圧した状態を維持す
る必要がある。通常、上記溶融箇所は所定の範囲にわた
って行われるため、複数の作業者が必要となり、また押
圧作業により作業者の疲れが増大して多くの施工面積を
こなすのが困難であるという問題がある。また、押圧作
業は作業者の力加減に委ねられ、このため押圧力が不足
する箇所では、下地材と内装材が密着固定できなく固着
が不十分となる。
【0005】さらに、押圧作業では、下地材の強度如何
により押圧力による下地材の反力が異なることから、強
度の小さい軽量の下地材などが用いられている場合には
押圧不足が懸念されるという問題があった。また、下地
材30として木材などの非金属製の材料を用いた場合、
或いは石膏ボード等の内装材同士を重ねて敷設し、遮音
及び耐火性を求める場合(二重貼)には、そのままでは
誘導加熱による施工を行うことができないという問題が
ある。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、下地の材質に係わらず誘導加熱による接着施
工が行え、併せて簡便に施工が行える内装材の施工方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するため、本発明は、図1に示すように、建物躯体に設
けられた下地材4に、非金属製の板状の裏部内装材2が
取り付けられ、この裏部内装材2の表面に板状の表部内
装材3を取り付ける内装材の施工方法であって、上記裏
部内装材2と上記表部内装材3との間に、両面又は片面
にホットメルト接着剤8が塗布された磁性金属材料から
なるプレート6を介在させ、上記表部内装材3の表面に
磁石体10を吸着させて表部内装材3を押圧固定し、上
記表部内装材3の表面を高周波の電磁誘導による加熱装
置5で操作し、上記プレート6を発熱させて上記ホット
メルト接着剤8を溶融し、このホットメルト接着剤8が
冷却固化される間、磁石体10にて上記表部内装材3を
押圧固定してこの表部内装材3を接着する施工方法であ
る。
【0008】また、本発明は、図4に示すように、建物
躯体に設けられた非磁性材料からなる下地材7に、板状
の内装材9を取り付ける内装材の施工方法であって、上
記下地材7と上記内装材9との間に、両面又は片面にホ
ットメルト接着剤8が塗布された磁性金属材料からなる
プレート6を介在させ、上記内装材9の表面に磁石体1
0を吸着させて内装材9を押圧固定し、上記内装材9の
表面を高周波の電磁誘導による加熱装置5で操作し、上
記プレート6を発熱させて上記ホットメルト接着剤8を
溶融し、このホットメルト接着剤8が冷却固化される
間、磁石体10にて上記内装材9を押圧固定してこの内
装材9を接着する施工方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内装材の施工
方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、
建物の躯体12に表裏二枚の内装材2,3を施工する状
態を示したものである。下地構造としては、建物の床面
14と天井面16に、それぞれ断面コの字形の軽量鋼製
のランナー材18,19を建物の壁面20に沿って水平
状に取付け、これらランナー材18,19間に上下に、
下地材としての間柱4を取付ける。この間柱4は、木
製、或いは鋼等の金属材料からなる。
【0010】上記間柱4は左右に所定間隔をおいて互い
に平行に立設され、各端部はそれぞれビス等を用いてラ
ンナー材18,19に止着され、これにより間柱4が壁
面20前に固定され下地の骨組みが形成される。上記内
装材2,3としては、ぞれぞれ石膏ボードが用いられ、
このように石膏ボードを二枚重ね貼りすることにより、
シンプルな構成でありながら良好な遮音・耐火壁が実現
できる。他に、内装材2,3としては非金属製の材料が
用いられる。
【0011】図2(a)に示すように、裏部内装材2
は、セルフドリリング可能なタッピング螺子22等の止
着具を用いて直接間柱4に固定する。さらに、この実施
の形態では、上記裏部内装材2の表面に帯状のプレート
6を介在させる。このプレート6は鉄等の磁性金属材料
からなり、プレート6には表裏両面に熱可塑性のホット
メルト接着剤8が塗布されている。上記プレート6は厚
さが0.4mmの薄い板材であり、これにホットメルト
接着剤8が150μm(片面)の厚さに平塗りされてい
る。
【0012】このプレート6は、図2(b)に示すよう
に、ビス、もしくはステープル等の止着具24を用いて
間柱4に沿って取り付ける。他に、接着剤を用いてプレ
ート6を裏部内装材2に貼り付けてもよく、この場合プ
レート6の貼り付け位置は、必ずしも間柱4の前面に限
られるものではなく、間柱4間に貼り付けることとして
もよい。上記止着具24或いは接着剤による取り付けで
プレート6の固定が十分な場合には、片面(表面)のみ
にホットメルト接着剤を塗布したプレート6を用いるこ
とも可能である。また、プレート6を、予め、下記表部
内装材3に接着等により取付けておいてもよく、これに
より現場でのプレート6の取り付け作業の手間が省け
る。この場合にも、片面(裏面)のみにホットメルト接
着剤8を塗布したプレート6を用いることが可能であ
る。
【0013】次に裏部内装材2の表面に、表部内装材3
を配置して取り付け位置を決める。通常、表部内装材3
は、裏部内装材2と同じ位置に重ねるのではなく、遮音
性及び耐火性を考慮して内装材の目地部が重なることな
く配置する。
【0014】さて、この表部内装材3は床面14に対し
て垂直な状態であり、これを裏部内装材2に固着する際
には、表部内装材3を裏部内装材2に向けて押圧保持す
る必要がある。この保持手段として、この実施の形態に
おいては磁石体10を用いる。
【0015】この磁石体10は、中空部を有する容器に
把手部が設けられ、この中空部には板状の軟鉄材と永久
磁石が挿入され、これをシート材で覆ったものである。
上記永久磁石は、ネオジム系の永久磁石を用いている。
【0016】図1に示すように、上記磁石体10を表部
内装材3の表面に当てると、磁石体10内の永久磁石体
により磁性金属製のプレート6との間に磁力が働き、プ
レート6を介して磁石体10が裏部内装材2に吸引吸着
される。この吸引力により、表部内装材3は裏部内装材
2に密着保持され、表部内装材3を押圧固定するための
人手は不要となる。
【0017】上記磁石体10を用いて表部内装材3を吸
着保持するが、表部内装材3の厚みによって磁石体10
の吸着力は変化する。クーロンの法則によれば、2つの
磁極の間に働く力は距離の2乗に反比例する。一般に、
内装の仕上材としての表部内装材3の厚みは9〜15m
mの寸法のものが用いられる。社内試験によれば、上記
厚みが9〜15mmの表部内装材3の表面では良好な吸
着力が得られている。
【0018】上記磁石体10を何箇所かに吸着させて表
部内装材3を保持し、プレート6の表面に塗布されたホ
ットメルト接着剤8を溶融するために、表部内装材3の
上から高周波の電磁誘導方式による加熱装置5を操作し
て5〜15秒間誘導加熱する。
【0019】図2(c)は、加熱装置5によって加熱す
る箇所(P)を示したものである。加熱を開始すると、
加熱装置5からの交番磁界によりプレート6に渦電流が
発生して発熱し、プレート6表面の発熱温度が約200
℃になるとホットメルト接着剤8は溶融する。ホットメ
ルト接着剤8が溶融すれば、この近辺に配置した磁石体
10により表部内装材3を押圧する。
【0020】このとき、裏部内装材2と表部内装材3と
の間は、プレート6を介して十分密着されていないと接
着が良好に行われない。この場合、上記磁力吸着による
磁石体10を用いると、裏部内装材2と表部内装材3間
に一定の押圧力を加えることができる。したがって、図
3(a)に示すように、例えば反りにより裏部内装材2
と表部内装材3との間に隙間(D)があっても、磁石体
10を用いることにより、同図(b)に示すように双方
から力(F)が作用し、確実かつ安定して両者を密着さ
せることができ接着が良好に行われる。併せて、磁石体
10を用いることにより、作業者は人手による押圧作業
から開放される。なお、従来の人手(H)による押圧作
業では、図3(c)に示すように、下地を構成する間柱
4の強度が弱いと、人手(H)による押圧力がそのまま
下地材を押圧(F)することとなり、結局、下地材の反
力が得られなくて押圧力が不足することになる。
【0021】上記溶融されたホットメルト接着剤8は、
交番磁界の供給が停止されると、直ちに冷却固化され、
プレート6を介して表部内装材3が裏部内装材2に接着
する。このホットメルト接着剤8は、溶融状態から固化
するまでの時間は約10秒前後であり、この間上記配置
し或いは別途配置した磁石体10の吸引力により表部内
装材3を押圧保持する。ホットメルト接着剤8が固化し
た後、磁石体10を取り除けば、表部内装材3の施工は
完了する。
【0022】なお、上記磁石体10にはネオジム系の永
久磁石体を用いたが、これは永久磁石体に限定されるも
のではなく、電磁石体を用いることによっても同様の作
用効果が得られる。さらに、電磁石体を用いた場合に
は、電力の供給を停止することで磁力が消失するので、
電磁石体の脱着が容易に行えるという利点がある。
【0023】従って、上記実施の形態に係る施工方法に
よれば、ホットメルト接着剤を塗布した磁性金属材料か
らなるプレートを内装材同士の間に介在させることとし
たから、裏部内装材の材質に係わりなく誘導加熱を利用
した施工を行うことができ、内装材の貼り付けが容易か
つ迅速に行える。
【0024】さらに、磁力による吸引吸着作用を利用し
た保持方法を採用したので、作業者の人手による押圧作
業を不要にして作業者の自由度が高められ、施工性が大
きく改善された。人手による押圧時間は作業効率の点か
ら制限されるが、磁石体を用いることにより、接着剤を
冷却硬化する過程では内装材の密着保持時間を十分に確
保することができ、この点でも正確かつ良好な接着が行
える。このように、上記実施の形態においては、接着工
程の一つである押圧作業の改善が図られ、施工時間の短
縮と作業者一人あたりの作業範囲が拡大して施工性が改
善され、加えて接着部の密着性が良くなり、接着強度が
向上して接着が確実に行われる。
【0025】図4は、他の形態に係る施工法を示したも
のである。なお、上記形態に係る材料と同じものは、符
号を同一としてここでの説明を省略する。この形態で
は、図4(a)に示すように、建物の壁面に沿って取付
けたランナー材18,19間に上下に、下地材としての
間柱7を取付け、これら間柱7に石膏ボードからなる内
装材9を貼り付ける。この間柱7は、木製等の非磁性材
料からなる。したがって木製の間柱7に対しては、その
ままでは誘導加熱を用いた工法は利用できない。このた
め上記実施の形態と同様に、表裏両面にホットメルト接
着剤8が塗布された鉄等の磁性金属材料からなるプレー
ト6を用いる。上記内装材9としては、他に非金属製の
材料が用いられる。
【0026】そして、図4(b)に示すように、プレー
ト6を接着剤或いはビス等の止着具を用いて間柱7に固
定する。上記止着具或いは接着剤による取付けでプレー
ト6の固定が十分な場合には、表面のみにホットメルト
接着剤を塗布したプレート6を用いることも可能であ
る。また、予め、プレート6を内装材9の所定位置(間
柱7と対応する位置)に接着等により取付けておくこと
としてもよく、この場合には現場におけるプレート6の
取付け作業の手間が省ける。
【0027】次に、図4(c)に示すように、内装材9
を間柱7に固着する。このとき、上記実施の形態と同様
に、上記磁石体10を用い、内装材9を間柱7に向けて
押圧保持する。上記磁石体10を内装材9の表面に当て
ることで磁石体10の永久磁石により、磁性金属製のプ
レート6との間に磁力が働き、プレート6を介して磁石
体10が間柱7に吸引吸着される。この吸引力により、
内装材9は間柱7に密着保持され、内装材9を押圧保持
するための人手は不要となる。
【0028】上記磁石体10を用いて内装材9を保持し
た後、表部内装材3の上から上記加熱装置5を操作し、
誘導加熱によりホットメルト接着剤8を溶融する。加熱
装置5により、図4(c)に示す加熱箇所(P)が加熱
溶融される。
【0029】上記溶融されたホットメルト接着剤8は、
交番磁界の供給が停止されると直ちに冷却固化され、プ
レート6を介して内装材9が間柱7に接着される。ホッ
トメルト接着剤8は、溶融状態から固化するまでの間、
磁石体10を配置してその吸引力により押圧保持され、
ホットメルト接着剤8が固化した後、磁石体10を取り
除けば、内装材9の取付け施工は完了する。
【0030】従って、上記他の形態に係る施工方法によ
れば、ホットメルト接着剤を塗布した磁性金属からなる
プレートを、間柱と内装材との間に介在させることとし
たから、間柱が木製からなる材料であっても誘導加熱の
施工を行うことができ、内装材の貼り付けが容易かつ迅
速に行える。
【0031】さらに、磁力による吸引吸着作用を利用し
た保持方法を採用したので、作業者の人手による押圧作
業を不要にして作業者の自由度が高められ、施工性が大
きく改善された。この実施の形態においては、接着工程
の一つである押圧作業の改善が図られ、施工時間の短縮
と作業者一人あたりの作業範囲が拡大して施工性が改善
され、加えて接着部の密着性が良くなり、接着強度が向
上し接着が確実に行われるという効果がある。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る内装
材の施工方法は、裏部内装材と表部内装材との間に磁性
金属材料からなるプレートを介在させ、表部内装材に磁
石体を吸着させて押圧固定し、表部内装材を加熱装置で
操作してホットメルト接着剤を溶融し、冷却固化される
間、磁石体にて表部内装材を押圧固定して接着する施工
方法を採用したから、裏部内装材が非金属製の材料であ
っても誘導加熱を利用した施工を行うことができ、内装
材の貼り付けが容易かつ迅速に行え、さらに、磁力によ
る吸引吸着作用を利用した保持方法を採用したので、作
業者の人手による押圧作業が不要となって作業者の自由
度が高められ、このため施工性が大きく改善され、加え
て接着部の密着性が良くなり接着が確実に行われるとい
う効果を奏する。
【0033】また、本発明に係る内装材の施工方法は、
非磁性材料からなる下地材と内装材との間に磁性金属材
料からなるプレートを介在させ、内装材に磁石体を吸着
させて押圧固定し、内装材を加熱装置で操作ホットメル
ト接着剤を溶融し、冷却固化される間、磁石体にて内装
材を押圧固定して接着する施工方法を採用したから、間
柱が木製の材料であっても誘導加熱の施工を行うことが
でき、内装材の貼り付けが容易かつ迅速に行え、さら
に、磁力による吸引吸着作用を利用した保持方法を採用
したので、作業者の人手による押圧作業が不要となって
作業者の自由度が高められ、このため施工性が大きく改
善され、加えて接着部の密着性が良くなり接着が確実に
行われるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る内装材の施工方法を
説明する分解斜視図である。
【図2】実施の形態に係る施工方法につき、(a)は裏
部内装材の設置、(b)はプレートの配置、(c)は表
部内装材の接着の手順を示す図である。
【図3】実施の形態に係る説明図であり、(a)は加熱
装置の操作を、(b)は磁石体による押圧作用を、
(c)は手作業による押圧作用を示す図である。
【図4】他の形態に係る施工方法につき、(a)は間柱
の設置、(b)はプレートの配置、(c)は内装材の接
着の手順を示す図である。
【図5】従来例に係る内装材の施工方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 裏部内装材 3 表部内装材 4,7 下地材(間柱) 5 加熱装置 6 プレート 8 ホットメルト接着剤 9 内装材 10 磁石体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体に設けられた下地材に、非金属
    製の板状の裏部内装材が取り付けられ、この裏部内装材
    の表面に板状の表部内装材を取り付ける内装材の施工方
    法であって、 上記裏部内装材と上記表部内装材との間に、両面又は片
    面にホットメルト接着剤が塗布された磁性金属材料から
    なるプレートを介在させ、 上記表部内装材の表面に磁石体を吸着させて表部内装材
    を押圧固定し、 上記表部内装材の表面を高周波の電磁誘導による加熱装
    置で操作し、上記プレートを発熱させて上記ホットメル
    ト接着剤を溶融し、 このホットメルト接着剤が冷却固化される間、磁石体に
    て上記表部内装材を押圧固定してこの表部内装材を接着
    することを特徴とする内装材の施工方法。
  2. 【請求項2】 建物躯体に設けられた非磁性材料からな
    る下地材に、板状の内装材を取り付ける内装材の施工方
    法であって、 上記下地材と上記内装材との間に、両面又は片面にホッ
    トメルト接着剤が塗布された磁性金属材料からなるプレ
    ートを介在させ、 上記内装材の表面に磁石体を吸着させて内装材を押圧固
    定し、 上記内装材の表面を高周波の電磁誘導による加熱装置で
    操作し、上記プレートを発熱させて上記ホットメルト接
    着剤を溶融し、 このホットメルト接着剤が冷却固化される間、磁石体に
    て上記内装材を押圧固定してこの内装材を接着すること
    を特徴とする内装材の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023112478A1 (ja) * 2021-12-17 2023-06-22 吉野石膏株式会社 建築用面材の取り付け方法

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