JP2003147406A - 銀焼結品の製造方法 - Google Patents

銀焼結品の製造方法

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JP2003147406A JP2001337338A JP2001337338A JP2003147406A JP 2003147406 A JP2003147406 A JP 2003147406A JP 2001337338 A JP2001337338 A JP 2001337338A JP 2001337338 A JP2001337338 A JP 2001337338A JP 2003147406 A JP2003147406 A JP 2003147406A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宝飾品、美術工芸品、装飾品等の工芸的要素
の大きい銀造形品を、家庭にて簡便な方法で作成するこ
とができる銀焼結品の製造方法を提供する。 【解決手段】 銀粉末60〜95wt%、残部をセルロー
ス系樹脂を主成分とする有機系バインダで構成される銀
粘土組成物により造形物を作り、或いは耐熱材料に付着
させ、乾燥させた後、メッシュサイズ1.5〜2.0mmの
金属製網の上に置き、家庭用ガスコンロのバーナにて1
〜15分間加熱して密度比が50〜90%となるように
焼結したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、宝飾品、美術工芸
品、装飾品等の工芸的要素の大きい銀造形品を、家庭に
て簡便な方法で作成することができる銀焼結品の製造方
法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、宝飾品、美術工芸品、装飾品
等の工芸的要素の大きい銀造形品を得るための方法とし
て、銀粘土組成物を用いた方法が知られている。銀粘土
組成物としては、銀粉末、バインダ、溶媒を基本材料と
し、さらに混合促進剤としての界面活性剤や手などの粘
着防止等のため油脂や可塑剤を適宜に混合して粘土状に
練ったものが既に市販されている。バインダには、水溶
性セルロース系樹脂を主成分とし、界面活性剤、油脂を
添加したものが用いられている。この銀粘土組成物を適
宜形状に造形し、乾燥固化した後、乾燥した後、電気炉
や窯などで銀の融点(約960℃)から約250℃〜1
0℃低い温度範囲で加熱することにより、バインダ等を
分解、蒸発燃焼等で除去すると共に銀粉末の粒子相互を
焼結して目的の銀焼結品を得るのである。したがって、
銀焼結品を得るためには、銀の融点から約250℃〜1
0℃低い温度範囲、即ち約710〜950℃の範囲に制
御する設備を具備する電気炉や窯などが必要とされる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
気炉や窯などは比較的高価であるため、市販されている
銀造形用粘土組成物を入手して適宜に造形を施すことが
できても、その後の処理(焼結)を自由に行えるもので
はなかった。また、電気炉などを用いずにガスバーナト
ーチを使用して銀粘土造形体を加熱し、焼結させること
は、ガスバーナトーチの炎が1000℃を越える温度に
達しているため、銀粘土造形体が融け(熱融解)ないよ
うに瞬間的に炎を当てる操作が極めて困難であり、熟練
を要するものであった。そこで、本発明は、家庭用の都
市ガスやLPガスを使用したガスコンロ(カセットコン
ロを含む)を使用して、熟練を要することなく極めて容
易に銀焼結品を得ることができる方法を提案することを
目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、銀粉末60〜95wt%、残部をセルロー
ス系樹脂を主成分とする有機系バインダで構成される銀
粘土組成物により造形物を作り、或いは耐熱材料に付着
させ、乾燥させた後、メッシュサイズ1.5〜2.0mmの
金属製網の上に置き、家庭用ガスコンロのバーナにて5
〜15分間加熱して密度比が50〜90%となるように
焼結したことを特徴とする銀焼結品の製造方法に関する
ものである。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明に用いる銀粘土組成物は、
銀粉末60〜95wt%、残部をセルロース系樹脂を主成
分とする有機系バインダで構成されるものであれば、特
にその具体的構成を限定するものではなく、どのような
銀粉末、有機系バインダ、或いはその他の添加剤を用い
るものでも良い。 【0006】銀粉末は、平均粒径1〜20μm程度の粉
末で、粒子形状は球状、異形状、又は扁平状粉末が主に
用いられ、これらに特定されるものではないが、平均粒
径1〜20μmの球状粒子を使用すると、焼結後の空隙
率が下がり、焼結度が増し、焼結品の強度等の物理的特
性が向上し、焼結品を研磨などの仕上げ加工がし易い特
性を具備するものとなる。 【0007】有機系バインダとしては、水溶性セルロー
ス系樹脂を主成分とし、必要に応じて界面活性剤、油脂
などを適宜に添加したものが用いられ、前記銀粉末60
〜95wt%に対して40〜5wt%配合される。具体的且
つ好ましい配合割合の一例としては、水溶性セルロース
系樹脂0.4〜10wt%、デンプン0.4〜3wt%、油脂
0.05〜3wt%、界面活性剤0.05〜3wt%、残部を
水とする有機系バインダが用いられる。 【0008】前記銀粉末と前記有機系バインダを混合し
て銀粘土組成物を得るが、適宜に水又はアルコール類な
どを添加して濃度を調整しても良い。即ち流動性のない
粘土状の組成物として手やヘラ等にて造形を施す場合に
は高濃度に、流動性を有するペースト状の組成物として
シリンジにて射出成形したり、筆などで耐熱材料の表面
に付着させる場合には低濃度に調整して用いる。造形の
ための手法は、植物の葉の模様を転写させるなど粘土工
芸として多種の手法が編み出されているのでそれらを利
用すれば良く詳述を避ける。また、本発明における銀粘
土組成物は、従来は特殊な銀液(硫化テルペン銀)を用
いてセラミック製品等の縁周りなどに絵付けしていた用
途にも適用できる。即ち前記耐熱材料としては、磁器製
品、陶器製品等のセラミック製品、耐熱性金属製品、耐
熱性鉱物から選ばれる任意の形状を有するものであっ
て、焼結時の熱で変形等を生じないものを使用できる。 【0009】本発明に用いる金属製網は、メッシュサイ
ズ1.5〜2.0mmであって、網を構成する線材は0.5
〜2mm程度、好ましくは約1.0mmのものを用い、素材
は特に限定するものではないがステンレス鋼線が好まし
い。この金属製網のメッシュサイズが2.0mmより大き
い場合、ガスの炎が網を完全に通過し、炎の最高温部は
銀の融点(約960℃)を超えて1000℃以上にも達
しているため、炎の最高温部が直接銀造形体に当たって
銀を融かしてしまう。メッシュサイズが1.5mmより小
さい場合、炎の通過は遮られるが熱流の通過も妨げられ
るため、熱伝導効率も悪くなり、焼結温度(銀の融点か
ら約250℃〜10℃低い温度範囲、即ち約710〜9
50℃の範囲)に達しないため焼結できない。尚、焼結
とは銀粉末の粒子相互が焼結することに他ならないが、
ここでは密度比が50%以上で、研磨仕上げ等の仕上げ
加工などに耐え得る十分な強度、物理的特性を有する焼
結体となることを意味している。また、この金属製網は
汎用の魚焼き用とは異なるが、電気炉や窯などに比べて
設備費用は格段に安価であり、勿論繰り返し使用でき
る。 【0010】また、本発明に用いる家庭用ガスコンロ
は、通常一般住宅に配管されている都市ガスやLPガス
を燃料ガスとするものでも良いし、カセットコンロでも
良い。 【0011】本発明では、前記銀粘土組成物によりリン
グやブローチなどの造形物を作り、或いはセラミック皿
等の耐熱材料に付着させ、乾燥させた後、前記金属製網
の上に置き、家庭用ガスコンロのバーナにて1〜15分
間加熱して焼結する。金属製網の上に置かれた銀粘土造
形物は、網と接触する下端から伝熱され、上方へ向かっ
て伝熱して全体的に焼結されるため、魚を焼く際のよう
な裏返す操作を必要そしない。加熱時間が5分に満たな
い場合、銀焼結体への伝熱が不充分で密度比が50%以
上の焼結が得られないことがある。加熱時間が15分を
超えると、それ以上の効果は望めずエネルギーロスにな
る。 【0012】 【実施例】〔予備実験〕LPガスを燃料ガスとする家庭
用ガスコンロのバーナ台の上にメッシュサイズが1.0m
m、1.5mm、2.0mm、3.0mmのステンレス製の網を配
置してガスを点火し、網が赤熱している部分の温度を熱
伝対にて測定した。尚、網のステンレス線の直径は1.
0mmのものを使用した。メッシュサイズが1.0mmの網
を用いた場合には、ガスを点火してから1分後、15分
後の温度とも580℃であった。メッシュサイズが1.
5mmの網を用いた場合には、ガスを点火してから1分
後、15分後の温度とも850℃であった。メッシュサ
イズが2.0mmの網を用いた場合にも、ガスを点火して
から1分後、15分後の温度とも850℃であった。メ
ッシュサイズが3.0mmの網を用いた場合には、ガスを
点火してから1分後、15分後の温度とも1050℃で
あった。但しこの場合、炎が網を通過して網上に突出し
ていたので、網の上2.0mm離れたところを測定した。
これらの結果より、金属製網のメッシュサイズによって
バーナ炎並びに網上の温度雰囲気を制御することがで
き、金属製網のメッシュサイズが1.5〜2.0mmの場合
にバーナ炎の突出を抑えると共に網上の温度雰囲気を約
850℃(=銀の融点から110℃低い温度)に制御で
き、銀焼結に好適な条件が形成されることが確認され
た。 【0013】〔実施例1〕平均粒径20μmの純Ag粉
末92wt%、メチルセルロース0.4wt%、デンプン0.
4wt%、水7.2wt%を混練して銀粘土組成物を調製し
た。この銀粘土組成物にて5cm×2cm×1cmのピースを
作成し、100℃の乾燥機で1時間かけ乾燥固化した。
次にステンレス網(メッシュサイズ2.0mm,ステンレ
ス線の径1.0mm,大きさ180mm×180mm)を、L
Pガスを使用した家庭用ガスコンロ(5.35kw)のバ
ーナ台の上へ置き、ガスを点火すると、図1のように網
の中心が円形状に赤熱した。この赤熱した部分に、乾燥
固化したピースをおいて1分間加熱し、梨肌状に白くな
った銀焼結体を得た。この銀焼結体は、密度5.53g/c
m3であって、密度比は53%であった。同条件にて15
分間加熱した場合、得られた銀焼結体は密度8.57g/c
m3となり、密度比は82%となった。 【0014】〔実施例2〕平均粒径20μmの純Ag粉
末92wt%、メチルセルロース0.4wt%、デンプン0.
4wt%、水7.2wt%を混練して銀粘土組成物を調製し
た。この銀粘土組成物にて5cm×2cm×1cmのピースを
作成し、100℃の乾燥機で1時間かけ乾燥固化した。
次にステンレス網(メッシュサイズ2.0mm,ステンレ
ス線の径1.0mm,大きさ180mm×180mm)を、都
市ガスを使用した家庭用ガスコンロ(4.65kw)のバ
ーナ台の上へ置き、ガスを点火すると、図1のように網
の中心が円形状に赤熱した。この赤熱した部分に、乾燥
固化したピースをおいて1分間加熱し、梨肌状に白くな
った銀焼結体を得た。この銀焼結体は、密度5.32g/c
m3であって、密度比は51%であった。同同条件にて1
5分間加熱した場合、得られた銀焼結体は密度8.41g
/cm3となり、密度比は80%となった。 【0015】〔実施例3〕平均粒径20μmの純Ag粉
末92wt%、メチルセルロース0.4wt%、デンプン0.
4wt%、水7.2wt%を混練して銀粘土組成物を調製し
た。この銀粘土組成物にて5cm×2cm×1cmのピースを
作成し、100℃の乾燥機で1時間かけ乾燥固化した。
次にステンレス網(メッシュサイズ2.0mm,ステンレ
ス線の径1.0mm,大きさ180mm×180mm)を、カ
セットコンロ(2.5kw)のバーナ台の上へ置き、ガス
を点火すると、図1のように網の中心が円形状に赤熱し
た。この赤熱した部分に、乾燥固化したピースをおいて
1分間加熱し、梨肌状に白くなった銀焼結体を得た。こ
の銀焼結体は、密度5.25g/cm3であって、密度比は5
0%であった。同条件にて15分間加熱した場合、得ら
れた銀焼結体は密度7.46g/cm3となり、密度比は71
%となった。 【0016】〔実施例4〕平均粒径20μmの純Ag粉
末92wt%、メチルセルロース0.4wt%、デンプン0.
4wt%、水7.2wt%を混練して銀粘土組成物を調製し
た。この銀粘土組成物にてリングを作成し、100℃の
乾燥機で1時間かけ乾燥固化した。次にステンレス網
(メッシュサイズ2.0mm,ステンレス線の径1.0mm,
大きさ180mm×180mm)を、LPガスを使用した家
庭用ガスコンロ(5.35kw)のバーナ台の上へ置き、
ガスを点火すると、網の中心が円形状に赤熱した。この
赤熱した部分に、乾燥固化したピースをおいて5分間加
熱し、梨肌状に白くなった銀焼結体を得た。この銀焼結
体を、ステンレスブラシで磨き、さらに磨きヘラで磨き
加工すると、銀色の鏡面が表れ、美麗な銀色のリングを
作成することができた。 【0017】〔実施例5〕平均粒径20μmの純Ag粉
末82wt%、メチルセルロース0.4wt%、デンプン0.
4wt%、水17.2wt%を混練してペースト状の銀粘土
組成物を調製した。このペースト状の銀粘土組成物を葉
っぱに塗布し、100℃の乾燥機で1時間かけ乾燥固化
した。次にステンレス網(メッシュサイズ2.0mm,ス
テンレス線の径1.0mm,大きさ180mm×180mm)
を、LPガスを使用した家庭用ガスコンロ(5.35k
w)のバーナ台の上へ置き、ガスを点火すると、網の中
心が円形状に赤熱した。この赤熱した部分に、乾燥固化
したピースをおいて5分間加熱し、梨肌状に白くなった
銀焼結体を得た。この銀焼結体を、ステンレスブラシで
磨き、さらに磨きヘラで磨き加工すると、銀色の鏡面が
表れ、葉っぱの形の美麗な銀色のブローチを作成するこ
とができた。 【0018】〔実施例6〕平均粒径20μmの純Ag粉
末92wt%、メチルセルロース0.6wt%、ポリエチレ
ングリコール0.1wt%、フタル酸ジオクチル0.1wt
%、水7.2wt%を混練して銀粘土組成物を調製した。
この銀粘土組成物をひも状に伸ばして三つ編みにしたも
のでリングを作成し、100℃の乾燥機で1時間かけ乾
燥固化した。次にステンレス網(メッシュサイズ2.0m
m,ステンレス線の径1.0mm,大きさ180mm×180
mm)を、LPガスを使用した家庭用ガスコンロ(5.3
5kw)のバーナ台の上へ置き、ガスを点火すると、網の
中心が円形状に赤熱した。この赤熱した部分に、乾燥固
化したピースをおいて5分間加熱し、梨肌状に白くなっ
た銀焼結体を得た。この銀焼結体を、ステンレスブラシ
で磨き、さらに磨きヘラで磨き加工すると、銀色の鏡面
が表れ、美麗な銀色のリングを作成することができた。 【0019】〔比較例1〕前記実施例3におけるステン
レス網に代えて、ステンレス網(メッシュサイズ3.0m
m,ステンレス線の径1.0mm,大きさ180mm×180
mm)を用いた以外は同様に銀焼結体を得ようとしたが、
バーナの炎がステンレス網の上に至り、3分程度で銀造
形体は融けてしまった。 【0020】〔比較例2〕前記実施例1におけるステン
レス網に代えて、ステンレス網(メッシュサイズ1.0m
m,ステンレス線の径1.0mm,大きさ180mm×180
mm)を用いた以外は同様に処理を行った。1分間の加熱
で得られた銀焼結体は、密度4.52g/cm3であって、密
度比は43%であった。同条件にて15分間加熱した場
合、得られた銀焼結体は密度4.95g/cm3となり、密度
比は47%となった。さらに、同条件にて30分間加熱
した場合、得られた銀焼結体は密度4.98g/cm3とな
り、密度比は47%となった。何れの銀焼結体も、ステ
ンレスブラシで磨くと割れてしまった。 【0021】以上本発明の実施例を示したが、本発明は
前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲
に記載の構成を変更しない限りどのようにでも実施する
ことができる。尚、本発明は銀粉末を用いたが、特定の
金属製網を用いることによりバーナ炎の突出を抑えると
共に網上の温度雰囲気を制御することができるので、銀
焼結以外でも同様な温度条件(約850℃程度)にて焼
結可能な貴金属粉末を用いた粘土組成物の焼結への利用
も予見される。 【0022】 【発明の効果】以上説明したように本発明の銀焼結品の
製造方法は、特定のメッシュサイズの金属製網を用いて
家庭用ガスコンロのバーナの炎が網上に突出することを
抑えると共に網上の温度雰囲気を銀の融点以下に制御す
ることができ、これまで高価な電気炉や窯を用いて行わ
ざるを得なかった焼結工程を家庭にて極めて簡易に実施
することができる。したがって、市販の銀粘土組成物を
購入し、適宜工芸手段にて所望の造形物、例えばアクセ
サリーを作成し、これを家庭にて簡単に焼結させ、銀製
のアクセサリーを作ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例にて行った銀焼結品の製造方法の一例を
示す平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 均 東京都府中市南町6−30−1 相田化学工 業株式会社内 (72)発明者 吉原 秀和 東京都府中市南町6−30−1 相田化学工 業株式会社内 Fターム(参考) 4K018 AA02 BA01 CA09 DA23 DA38 KA57 KA70

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 銀粉末60〜95wt%、残部をセルロー
    ス系樹脂を主成分とする有機系バインダで構成される銀
    粘土組成物により造形物を作り、或いは耐熱材料に付着
    させ、乾燥させた後、メッシュサイズ1.5〜2.0mmの
    金属製網の上に置き、家庭用ガスコンロのバーナにて1
    〜15分間加熱して密度比が50〜90%となるように
    焼結したことを特徴とする銀焼結品の製造方法。
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