JP2003146319A - 多層プラスチック容器 - Google Patents

多層プラスチック容器

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JP2003146319A JP2001343589A JP2001343589A JP2003146319A JP 2003146319 A JP2003146319 A JP 2003146319A JP 2001343589 A JP2001343589 A JP 2001343589A JP 2001343589 A JP2001343589 A JP 2001343589A JP 2003146319 A JP2003146319 A JP 2003146319A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形性が良好で、耐衝撃性、容器表面光沢、
透明性が改善された多層プラスチック容器を提供する。 【解決手段】 外層2、接着樹脂層3、ガスバリヤ性樹
脂層4、スクラップ樹脂層5及び内層6からなる多層プ
ラスチック容器において、外層2、スクラップ樹脂層
5、及び内層6の少なくとも一層をメタロセン触媒を用
いて製造したアイソタクティックプロピレン系重合体で
構成する。このプロピレン系重合体は、透明性、光沢
性、落下衝撃強度、及び剛性に優れ、溶媒溶出量が少な
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック容器
に関するもので、より詳細には容器の透明性、剛性、容
器表面の光沢性、表面硬度、低溶媒溶出性に優れ、落下
強度等の耐衝撃性に優れた多層プラスチック容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、プラスチック容器として、各種ポ
リプロピレン系重合体のものが広く使用されている。し
かしながら、ポリプロピレンからなる容器は、例えばポ
リエチレンからなる容器と比較して、耐熱性は優れる
が、容器の光沢性及び透明性や落下衝撃強度等の耐衝撃
性に劣ったものとなっている。外観の光沢性や透明性を
向上させる手段として、特定の組成、メルトフローレー
ト(MFR)のポリプロピレン系樹脂を用いること(特
許第2135306号公報)が提案されているが、従来
のチーグラー・ナッタ触媒を用いて重合されたプロピレ
ン系重合体(Z−Nプロピレン系重合体)ではタクティ
シティーが低いために、アタックティックポリプロピレ
ン(atac−PP)や低分子量成分の含有量が多く、
溶媒溶出量が増大するといった問題や成形時に樹脂のべ
たつきが生じるといった成形上の問題があり、また容器
とした場合、耐衝撃性と透明性のバランスをとるのが困
難であった。例えば、外観の光沢性や透明性を向上させ
る手段として、結晶核剤を添加すること(特許第310
6834号公報)が提案されているが、十分な耐衝撃性
を示さないとの問題点があった。耐衝撃性を向上させる
手段としては、線状ポリエチレンを配合すること(特許
第2691494号公報)や、メタロセン触媒を用いて
重合された低密度エチレン−α・オレフィン共重合体を
配合すること(特開平10−371672号公報)が提
案されているが、従来のプロピレン系重合体にこれらエ
チレン系重合体を配合するとプロピレン系重合体のタク
ティシティーが低いために、耐衝撃性の改良効果が小さ
く、耐熱性の不足、及び表面硬度不足による耐傷付き性
の不足といった問題や溶媒溶出量が多いといった問題が
発生した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、成形時の樹
脂のべたつきといったハンドリングの悪さを伴わずに、
容器の透明性、耐熱性、容器表面の光沢性、表面硬度、
耐衝撃性、低溶媒溶出性に優れた多層プラスチック容器
の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、下記の構成から
なることを特徴とするものである。すなわち、 1.メタロセン触媒で重合されたアイソタクティックプ
ロピレン系重合体(メタロセンiso−PP)を主たる
樹脂とする樹脂組成物からなる1層を有することを特徴
とする多層プラスチック容器。 2.容器の外層が1に記載の樹脂組成物からなることを
特徴とする多層プラスチック容器。 3.容器の主層が1に記載の樹脂組成物からなることを
特徴とする多層プラスチック容器。 4.容器の内層が1に記載の樹脂組成物からなることを
特徴とする多層プラスチック容器。 5.樹脂組成物中のメタロセンiso−PPのペンタッ
ドアイソタクティシティーが95%以上であることを特
徴とする1ないし4のいずれかに記載の多層プラスチッ
ク容器。 6.メタロセンiso−PPが、プロピレンと、2〜1
5mol%のエチレン及び/又はα・オレフィン成分か
らなり、MFRが1.0以上15g/10分以下のプロ
ピレン−エチレン及び/又はα・オレフィンの共重合体
であることを特徴とする1〜5に記載の多層プラスチッ
ク容器。 7.メタロセンiso−PPが、プロピレンと、エチレ
ン及び/又はα・オレフィンのランダム共重合体(メタ
ロセンiso−ランダムPP)であることを特徴とする
1〜6に記載の多層プラスチック容器。 8.エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ナイロ
ン、環状ポリオレフィンから選ばれたバリヤー材層を有
することを特徴とする1〜7記載の多層プラスチック容
器。 9.バリヤー材を含有する回収樹脂を含む層を有するこ
とを特徴とする1〜8記載の多層プラスチック容器。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の多層プラスチック容器で
は、少なくとも1層が、メタロセンiso−PPからな
る樹脂で形成されることを特徴とする。メタロセンis
o−PPは、特開平08−003230号公報、特開平
08−134121号公報等に記載のメタロセン触媒を
用いて重合する。その際、特開平3−512376号公
報、特開2001−226543号公報等に記載のアル
ミノキサン等の助触媒を用いることができる。また、触
媒は、特開平3−303912号公報、特開2001−
226543号公報等に記載の無機、有機担体に担持さ
せてもよい。メタロセン触媒を用いて重合することで比
較的分子量が狭く、低分子量成分の少ないポリマーが得
られる。また、メタロセンiso−ランダムPPの場
合、コモノマーであるエチレン及び/又はα・オレフィ
ンが規則的に配置された均一性の高いポリマーが得られ
る。樹脂組成物中の主成分であるメタロセンiso−P
Pは、メタロセン触媒を用いて重合されたメタロセンi
so−ホモPP、エチレン及び/又はα・オレフィンを
コモノマーとするメタロセンiso−ランダムPPまた
はメタロセンiso−ブロックPPを挙げることができ
るが、この中でもメタロセンiso−ランダムPPが透
明性の点で好ましく、プロピレンと2〜15mol%の
エチレン及び/又はα・オレフィン成分からなりMFR
が1.0g/10分以上、特に外層に使用する場合は光
沢性の点でプロピレンと4mol%以上のエチレン及び
/又はα・オレフィン成分からなりMFRが3.0g/
10分以上のメタロセンiso−ランダムPPが好まし
く使用される。メタロセンiso−ランダムPPにおい
てエチレン及び/又はα・オレフィン含量が低いと、成
形条件によっては透明性が低下する。また、15mol
%を越えるエチレン及び/又はα・オレフィン含量のメ
タロセンiso−ランダムPPは重合が難しく収率が著
しく悪かったり、低分子量物を多く含んだりするため,
工業生産は極めて困難である。外層に使用する場合MF
Rが3.0g/10分以下では光沢性を確保しづらく、
光沢性を確保するためにある程度分子量分布の狭いもの
を用いる場合には成形時にシャークスキン等を生成し、
外観を著しく損なう。耐衝撃性を損なわない範囲である
程度高いMFRのものが適している。本発明におけるメ
タロセンiso−PPは、95%以上、好ましくは97
%以上のアイソタクティシティーを示す立体規則性を有
することを特徴とする。
【0006】本発明の多層プラスチック容器では、少な
くとも外層が、メタロセンiso−PPからなる樹脂で
形成されることを特徴としており、この場合には容器の
剛性、表面硬度、耐衝撃性、透明性及び光沢性が向上す
るとともに、容器成形時においては樹脂のべたつき防止
によって作業性が向上する。メタロセンiso−PP
は、Z−Nプロピレン系重合体に比べて、atac−P
Pの含有率が極めて低い点やコモノマーがより規則的に
導入される点が特徴であり、この結果、より均一で緻密
な結晶構造のポリマーが得られる。ポリマーにおける、
このような特徴的な結晶構造が、容器の剛性、表面硬
度、耐衝撃性、透明性及び光沢性等の容器物性の大幅な
向上に寄与しているものと考えている。プラスチック容
器成形時における樹脂のべたつき防止効果は、メタロセ
ンiso−PPの高いタクティシティーによって、Z−
Nプロピレン系重合体に比べてatac−PP成分の含
有が極めて少なくなった結果、融点及び軟化点が比較的
低い低分子量成分の生成が抑えられるためと考察してい
る。
【0007】本発明の多層プラスチック容器では、少な
くとも主層(最も厚い層)が、メタロセンiso−PP
からなる樹脂で形成されることを特徴としており、この
場合には容器の剛性、耐衝撃性、透明性が向上する。メ
タロセンiso−PPは、Z−Nプロピレン系重合体に
比べて、より均一で緻密な結晶構造のポリマーが得られ
るために、容器の剛性、耐衝撃性、透明性等、容器物性
が大幅に向上するものと考えている。
【0008】本発明の多層プラスチック容器では、少な
くとも内層が、メタロセンiso−PPからなる樹脂で
形成されることを特徴としており、この場合には耐衝撃
性の向上と溶媒溶出量の大幅に低減する。
【0009】本発明の多層プラスチック容器では、耐衝
撃性や透明性、光沢性等の更なる向上を意図して、上記
のメタロセンiso−PPに第2成分としてエチレン系
重合体を、メタロセンiso−PPの特性を阻害しない
範囲で配合してもよい。エチレン系重合体として、チー
グラー・ナッタ系触媒を用いて重合した直鎖状低密度ポ
リエチレン、低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレ
ンラバー、EPDM、さらにメタロセン系触媒を用いて
重合した直鎖状低密度ポリエチレン、直鎖状超低密度ポ
リエチレン、エチレン−α−オレフィン共重合体を挙げ
ることができる。特に、メタロセン系触媒を用いて重合
した、密度0.89〜0.90g/cc、MFR1.0
〜5.0g/10分、Mw/Mn=2.5〜3.5のエ
チレン−1−ヘキセン共重合体が好ましい。また、スチ
レンと共役二重結合を有する化合物との共重合体に水素
を添加したポリマーを配合してもよく、この中でも、特
にスチレン成分が5〜15mol%、水素添加率70%
以上のスチレン−ブタジエン共重合体の水素添加ポリマ
ーが好ましい。本発明のメタロセン触媒によるアイソタ
クティックPP系重合体は、多層容器の主材あるいは外
層材として用いられるが、他に従来の公知の手法により
変性して用いる樹脂のベースポリマーとしても有効に用
いられる。アタクティックポリマーの含有率が低いこと
が、それぞれ変性された樹脂の特性に反映され、従来に
無い特性が発揮されるものと考えている。例えば、無水
マレイン酸等の酸無水物によるグラフト変性では、グラ
フト反応が均一に進む結果、少量の変性材で変性が可能
となり、これを接着樹脂として多層容器に用いた場合に
は、安定した接着強度が達成される。また、ブロー成形
性を改善する目的で、過酸化物等を用いて分岐構造を導
入することも容易になり、ねらった分子量分布のものを
容易に実現できる。
【0010】本発明の多層プラスチック容器では、内容
物が酸素に対して敏感なものの場合には、さらにバリヤ
性樹脂層として酸素バリヤ性樹脂層を設けることができ
る。酸素バリヤ性樹脂層を構成する好適な材料として
は、エチレン含有量が20〜50モル%でケン化度が9
5モル%以上のエチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物
があげられる。他のバリヤ性樹脂として、炭素数100
個当たりアミド基の数が3〜30個、特に4〜25個で
あるポリアミド類や、環状ポリオレフィン,ポリアクリ
ロニトリルも用いられる。これらのバリヤ性樹脂は単独
で又は2種以上を混合して使用することができ、またそ
の性状を損なわない範囲内で、他の熱可塑性樹脂を混合
してもよい。
【0011】また、本発明では、多層プラスチック容器
の成形時に発生するバリや不良品等のスクラップからな
るスクラップ樹脂層(リグラインド:REG、あるいは
回収樹脂層)を形成することができる。スクラップ樹脂
層は、スクラップ樹脂のみからなる層であってもよく、
主たる樹脂であるメタロセンiso−PPのバージン樹
脂からなる樹脂との混合物でもよい。スクラップ樹脂層
を、スクラップ樹脂と主たる樹脂のバージン樹脂との混
合物から形成する場合には、スクラップ樹脂の配合量
は、バージンの樹脂に対し、1〜50重量%とする。
【0012】また、スクラップ樹脂の使用に際し、スク
ラップ樹脂の特性を改善する目的で、特にメタロセンi
so−PPからなる樹脂中にスクラップ樹脂を配合する
際の分散性を向上させ、耐衝撃性や透明性を改善するた
めに、スクラップ樹脂、メタロセンiso−PPの他
に、例えば無水マレイン酸変性したプロピレン系重合体
(無水マレイン酸変性ポリプロピレン)を添加してもよ
い。
【0013】本発明の多層プラスチック容器が、外層に
加え、スクラップ樹脂層及び/又はガスバリヤ性樹脂層
を配した構造の場合には、各樹脂層間に、所望により接
着性樹脂層を設けることができる。この接着性樹脂とし
ては特に制限はないが、酸変性オレフィン樹脂、例えば
無水マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、無水イタ
コン酸等のエチレン系不飽和カルボン酸又はその無水物
でグラフト変性されたポリプロピレン系重合体、エチレ
ン・α−オレフィン共重合体等を使用することが好まし
い。
【0014】本発明のプラスチック容器の好適な層構成
としては、これに限定されるものではないが、 Tie:接着性樹脂、Bar:バリヤー樹脂、REG:
回収樹脂、PP:メタロセンiso−PP(他のエチレ
ン系樹脂も含む場合もある)で表す場合、外層側より、 PP+REG/PP PP/PP+REG/PP PP/PP+REG/PP PP+REG/Tie/Bar/Tie/PP+REG PP/Tie/Bar/Tie/PP+REG/PP PP/Tie/Bar/Tie/PP+REG/Tie
/Bar PP/PP+REG/Tie/Bar※/Tie/Ba
r※/Tie/PP PP/PP+REG/Tie/Bar/Tie/PP+
REG/PP PP/PP+REG/Tie/Bar/Tie/PP+
REG/PP 注)Bar※の外層側はEVOH、内層側はCOC 等をあげることができる。
【0015】また、本発明のプラスチック容器を構成す
る各樹脂層中には、必要に応じてオレイン酸アミド、ス
テアリン酸アミド、エルカ酸アミド等の高級脂肪酸アミ
ド等からなる滑剤や、プラスチック容器中に通常添加さ
れる紫外線吸収剤、帯電防止剤、顔料等の着色剤、酸化
防止剤、中和剤等の添加剤を添加することができる。
【0016】また、本発明では、メタロセンiso−P
Pからなる樹脂に結晶核剤を添加してもよい。結晶核剤
としては、芳香族カルボン酸金属塩、芳香族燐酸金属
塩、ソルビトール系誘導体、ロジンの金属塩、芳香族系
リン化合物の金属塩等が用いられる。これらの核剤のな
かで、P−t−ブチル安息香酸アルミニウム、燐酸2,
2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ナトリウム、燐酸2,2’−メチレンビス(4,6
−ジ−t−ブチルフェニル)アルミニウム、p−エチル
−ベンジリデンソルビトール、p−エチル−ベンジリデ
ンソルビトール、ロジンのナトリウム塩等が好適に使用
される。特に、p−エチル−ベンジリデンソルビトール
が好適に使用される。結晶核剤は樹脂組成物中、50〜
2000ppmの割合で添加される。メタロセンiso
−PPの高いアイソタクティシティーと相まって、相乗
効果が得られる場合もある。
【0017】本発明のプラスチック容器としては、図1
に見られるような中空ボトルをはじめとする各種形状の
容器が挙げられ、これらのプラスチック容器は、ロータ
リーブロー成形、シャトル方式のブロー方法等、常法に
より製造することができる。好ましい成形方法として
は、容器の各層を構成する多層パリソンを多層多重ダイ
スを用いた共押出しによって得たうえ、このパリソンを
ブロー型内でダイレクトブロー成形することによって中
空プラスチック容器とする方法がある。またこのような
メタロセン触媒を用いたアイソタクティックプロピレン
系重合体を用いた層構成は、多層プラスチックシートを
真空、圧空成形によりトレー、カップ等の形状に成形さ
れるレトルト容器等の用途にも応用される。
【0018】本発明の多層プラスチック容器は、例え
ば、酸素バリヤー性の必要なケチャップ、マヨネーズ、
ソース等の食品用ボトルのほかに、一般のシャンプー、
リンスあるいは洗剤用ボトル等としても有用である。
【0019】アイソタクティシティーは、C13−NM
R法や多段昇温溶出分離法によってペンタッドアイソタ
クティシティー率として測定される。MFR、密度はJ
IS K6758に従って測定される。剛性は、多層プ
ラスチックボトルを正立状態で静置し、オリエンテック
製テンシロン万能試験機UCT−500を使用して、圧
縮速度50mm/分にて常温下での最大圧縮強度を測定
される。表面硬度は、JIS K 7202に従って測
定される。溶媒溶出性は、厚生省告示第20号、食品、
添加物等の規格基準第三器具及び包装容器Dの2の
(1)及びDの2の(1)に従って測定される。成形時
の樹脂べたつきは、多層ダイスを用いた共押出しによっ
て、多層パリソンを押出し、押出したパリソンの外表面
のべたつきを官能評価される。
【0020】
【実施例】本発明を次の実施例で更に説明するが、本発
明はこれらの実施例に制限されるものではない。以下の
実施例においては、常法により多層多重ダイスを使用し
て、共押出しして得られたパリソンをロータリーブロー
成形機でダイレクトブロー成形することによって、容器
重量27g、内容積680cc、層構成、(外層)/
(接着性樹脂)/(エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物)/(接着性樹脂)/(主層)/(内層)の多層ブ
ローボトルを成形した。
【0021】(実施例1)層構成として、外層から、
(メタロセン触媒を用いて重合した、密度0.90g/
cc、MFR9.0g/10分、エチレン含有量5mo
l%、アイソタクティシティー96%のメタロセンis
o−ランダムPPからなる樹脂組成物層)/(接着性樹
脂層として無水マレイン酸変性ポリプロピレン)/(エ
チレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層)/(接着性樹
脂層として無水マレイン酸変性ポリプロピレン)/(ス
クラップ樹脂層として、メタロセンiso−ランダムP
P(密度0.90g/cc、MFR1.8g/10分、
エチレン含有量5mol%、アイソタクティシティー9
7%)50重量%にブロー成形時に発生する不良品やバ
リをリグラインドしたスクラップ樹脂50重量%からな
る樹脂組成物)/(外層に使用したメタロセンiso−
ランダムPP)、層厚比20/2/3/2/63/10
の図2に示す層構造からなる多層プラスチックボトルを
作成した。
【0022】(実施例2)外層に使用するメタロセン触
媒を用いて重合したアイソタクティックプロピレン−エ
チレンランダム共重合体のアイソタクティシティーが9
7%である以外は実施例1と同様の多層プラスチックボ
トルを作成した。
【0023】(実施例3)外層に使用するアイソタクテ
ィックプロピレン−エチレンランダム共重合体のアイソ
タクティシティーが98%である以外は実施例1と同様
の多層プラスチックボトルを作成した。
【0024】(比較例1)内外層を、チーグラー・ナッ
タ触媒を用いて重合したメルロフローレート(MFR)
9.0g/10分、アイソタクティシティーが94%で
あるプロピレン−エチレンランダム共重合体で形成し、
さらに、スクラップ樹脂層に、チーグラー・ナッタ触媒
を用いて重合したメルロフローレート(MFR)1.8
g/10分、アイソタクティシティーが94%であるプ
ロピレン−エチレンランダム共重合体を50重量%配合
した以外は実施例1と同様の多層プラスチックボトルを
作成した。
【0025】実施例1〜3、比較例1で得られた多層プ
ラスチックボトルについて、落下衝撃強度、外観特性、
剛性を評価した結果を表1に示す。
【0026】(評価方法) 落下衝撃強度:多層プラスチックボトルに飽和食塩水を
650cc充填し、5℃または−5℃の冷蔵庫に24時
間保存してから取り出し、1.0mの高さからコンクリ
ート面に正立状態(ボトル底を下)で落下させ、破損本
数を確認した。表中の数字は、各多層プラスチックボト
ルを10本ずつ用いて、それぞれについて最大10回ず
つ落下させた時の破損本数を示す。 光沢性、透明性:JIS K 7105に基づき、各多
層プラスチック容器について、光沢は、日本電色工業製
グロスメーターVGS型を使用して、グロス(60゜鏡
面光沢)、透明性は、日本電色工業製濁度計NDH10
01を使用してヘイズ(曇り度)を測定した。 剛性:多層プラスチックボトルを正立状態で静置し、オ
リエンテック製テンシロン万能試験機UCT−500を
使用して、圧縮速度50mm/分にて常温下での最大圧
縮強度を測定した。 表面硬度:JIS K 7202に基づき、各多層プラ
スチック容器について、アカシ製自動ロックウェル硬度
計ARK−F3000を使用してロックウェル硬度を測
定した。 溶媒溶出性:n−ヘプタンを溶媒に用いて、25℃、6
0分間抽出し、抽出液の蒸発残留物を測定した。 成形時の樹脂べたつき:多層ダイスを用いた共押出しに
よって、多層パリソンを押出し、押出したパリソンの外
表面のべたつきを官能評価した。
【0027】
【表1】
【0028】(評価結果)外層を、メタロセン触媒を用
いて重合された、アイソタクティシティー96%、また
はそれを超えるアイソタクティシティーを有するアイソ
タクティックプロピレン−エチレンランダム共重合体で
形成した実施例1〜3で作成した各多層プラスチックボ
トルは、成形時の樹脂べたつきを発生させることもな
く、落下衝撃強度、剛性、光沢性、透明性、低溶媒溶出
性の全ての機能を満足させることができた。
【0029】内外層及びスクラップ樹脂層を、チーグラ
ー・ナッタ触媒を用いて重合されたアイソタクティシテ
ィー94%のプロピレン−エチレンランダム共重合体で
形成した比較例1の多層プラスチックボトルは、落下衝
撃強度、剛性、光沢性、透明性、低溶媒溶出性の全ての
点で不十分であり、特に落下衝撃強度の評価においては
全ての容器で破損が発生した。
【0030】つぎに、主層(最も厚い層)を、メタロセ
ン触媒を用いて重合した、アイソタクティシティー97
%のアイソタクティックプロピレン−エチレンランダム
共重合体で形成した多層プラスチックボトルについて実
施例を示す。
【0031】(実施例4)層構成として、外層から、
(チーグラー・ナッタ触媒を用いて重合した、密度0.
90g/cc、MFR9.0g/10分、エチレン含有
量5mol%、アイソタクティシティー94%のプロピ
レン−エチレンランダム共重合体からなる樹脂組成物
層)/(接着性樹脂層として無水マレイン酸変性ポリプ
ロピレン)/(エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
層)/(接着性樹脂層として無水マレイン酸変性ポリプ
ロピレン)/(スクラップ樹脂層として、メタロセン触
媒を用いて重合したアイソタクティックプロピレン−エ
チレンランダム共重合体(密度0.90g/cc、MF
R1.8g/10分、エチレン含有量5mol%、アイ
ソタクティシティー97%)50重量%にブロー成形時
に発生する不良品やバリをリグラインドしたスクラップ
樹脂50重量%からなる樹脂組成物)/(外層に使用し
たアイソタクティックプロピレン−エチレンランダム共
重合体)、層厚比20/2/3/2/63/10の多層
プラスチックボトルを作成した。
【0032】実施例4で得られた多層プラスチックボト
ルについて、落下衝撃強度、透明性、剛性を評価した結
果を表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】(評価結果)主層を、メタロセン触媒を用
いて重合した、アイソタクティシティー97%であるア
イソタクティックプロピレン−エチレンランダム共重合
体で形成した実施例4で作成した各多層プラスチックボ
トルは、落下衝撃強度、剛性、透明性の全ての機能を満
足させることができた。
【0035】
【発明の効果】上記構成をとることによって、本発明で
は成形性が良好で、耐衝撃性、容器表面光沢、透明性に
優れた多層プラスチック容器を得ることができる。ま
た、本発明では容器製造時に発生するスクラップ樹脂を
有効に活用することができるので、製造コストを抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック容器の縦断面図である。
【図2】図1のプラスチック容器のA部の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 多層プラスチックボトル 2 外層 3 接着樹脂層 4 ガスバリヤ性樹脂層 5 スクラップ樹脂層 6 内層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂野 弘三郎 神奈川県横浜市鶴見区下野谷町1−8 東 洋製罐株式会社技術本部鶴見分室内 Fターム(参考) 3E033 AA02 BA14 BA16 BA19 BA21 BB08 CA03 CA06 CA11 CA16 CA18 FA03 GA02 4F071 AA15X AA20 AA88 AH05 BC04 4F100 AK02B AK07A AK07G AK48B AK64A AK66A AK69B AL03A AL05A AL07 AL07G BA02 BA03 BA04 BA05 BA06 BA07 BA15 DA01 EH20 GB16 JA06A JB07 JD02B JK01 JK10 JK12 JK14 JL01 JL08A JL16B JN01 JN21 YY00A 4J100 AA02Q AA03P CA01 CA04 CA05 CA11 FA10 JA58

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタロセン系触媒を用いて重合されたア
    イソタクティックプロピレン系重合体を主たる樹脂とす
    る樹脂組成物からなる1層を有することを特徴とする多
    層プラスチック容器。
  2. 【請求項2】 少なくとも容器の外層が請求項1に記載
    の樹脂組成物からなることを特徴とする多層プラスチッ
    ク容器。
  3. 【請求項3】 少なくとも容器の主層が請求項1に記載
    の樹脂組成物からなることを特徴とする多層プラスチッ
    ク容器。
  4. 【請求項4】 少なくとも容器の内層が請求項1に記載
    の樹脂組成物からなることを特徴とする多層プラスチッ
    ク容器。
  5. 【請求項5】 樹脂組成物中のアイソタクティックプロ
    ピレン系重合体のペンタッドアイソタクティシティーが
    95%以上であることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれかに記載の多層プラスチック容器。
  6. 【請求項6】 アイソタクティックプロピレン系重合体
    が、プロピレンと、2〜15mol%のエチレン及び/
    又はα・オレフィン成分からなり、MFRが1.0以上
    15g/10分以下のプロピレン−エチレン及び/又は
    α・オレフィンの共重合体であることを特徴とする請求
    項1〜5に記載の多層プラスチック容器。
  7. 【請求項7】 アイソタクティックプロピレン系重合体
    が、プロピレンと、エチレン及び/又はα・オレフィン
    のランダム共重合体であることを特徴とする請求項1〜
    6に記載の多層プラスチック容器。
  8. 【請求項8】 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
    物、ナイロン、環状ポリオレフィンから選ばれたバリヤ
    ー材層を有することを特徴とする請求項1〜7に記載の
    多層プラスチック容器。
  9. 【請求項9】 バリヤー材を含有する回収樹脂を含む層
    を有することを特徴とする請求項1〜8に記載の多層プ
    ラスチック容器。
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