JP2003146189A - 自動車の風防ガラス用ワイパーアーム - Google Patents
自動車の風防ガラス用ワイパーアームInfo
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Abstract
ドを改良したい。 【解決手段】ワイパーアームは、一方の端部がワイパー
駆動部の接続ヘッドに回転可能に連結されたアームヘッ
ドと、このアームヘッドの他方の端部に保持されたワイ
パーロッドとを備えている。アームヘッドは、ワイパー
ロッド側のアームヘッドの端部における横脚部の横方向
連接部分を構成するクロスバー部が、接続ヘッド側のア
ームヘッドの端部における横脚部の横方向連接部分を構
成するクロスバー部に対し、鋭角をなして傾斜し延出す
るように曲げられていて、また、ワイパーロッド側のア
ームヘッドの端部における横脚部間の横方向距離が、接
続ヘッド側のアームヘッドの端部における横脚部間の横
方向距離よりも小である。
Description
ームヘッドの改良に関する。
ワイパー駆動部の接続ヘッドに回転可能に連結するアー
ムヘッドと、上記アームヘッドに保持されるワイパーロ
ッドとを具備し、上記アームヘッドは実質的に断面U状
をなしている。接続ヘッドの取付け軸にU形状のクロス
バーの一部が直接分配されており、通常このU形状のク
ロスバーはワイパーロッドが保持される領域において同
様に分岐し、上述の“実質的“断面U状をなしている。
様式のものが知られている。例えば、FR−A2、51
7、609によれば、接続ヘッドは、自動車の風防ガラ
スの下方に配置されるワイパー駆動部の駆動シャフトに
回転不能に結合されており、公知の装置機構によって前
後に回転する。ワイパーを風防ガラスから持ち上げるた
め、上記アームヘッドはワイパー駆動シャフトに対して
略鉛直に伸びる接続ヘッドの取付け軸回りに回動可能に
支持されている。ワイパーブレードは引っ張りスプリン
グによって風防ガラスにしっかり引き付けられている。
ワイパーホルダは、個々の車両において夫々異なるが、
風防ガラスにおけるワイパーの適切な接触圧及び風防ガ
ラス面に対する正確な位置を確保するように風防ガラス
面に対し配置されることが必要である。風防ガラス面に
対しワイパーブレードを直角に位置させることを意図す
るものである。
ロッドを必要な角度曲げることによって達成される。し
かしこの曲げ領域(turning range)が小な場合は、光
学的視野の点で好ましくなく、又、このことは車両の設
計者によっても受入れられない。他方、長い曲げ領域が
選択された場合、上記光学的視野での問題はないが、ワ
イパーロッドは、夫々異なる仕方で弾性的に撓むため、
対応する自動装置によっては満足のいく製造を行うこと
はできない。これらは塗料乾燥(stove enamelling)に
際しストレスをもたらすため、塗料を施した後、再度の
整列調整を要するということが屡々生じる。
609によれば、接続ヘッドに所謂、曲げを転換し、そ
れによって曲げられていないワイパーロッドの使用が可
能であることを提案している。しかしこの変形例も、光
学的視野において懸念を有するし、又スペースの問題か
ら全ての場所に使用可能というものでもない。さらに、
それに伴う製造コストがもう1つの不利点となる。
明は冒頭に述べたタイプのワイパーアームを改良するこ
とを目的とし、製造コスト及び光学的視野に関する限り
不利点をこうむることなく必要な曲げを提供し得るよう
にしたものである。
提部分に記載したワイパーアームであって、上記請求項
の特徴部分に記載されたように構成される本発明により
達成される。
ッドが上記ワイパーアームに使用可能であり、又、ワイ
パーロッドの曲げも必要としない。それにも拘らず、必
要な曲げ角度は、本発明に基づくアームヘッドに置き換
えられるため達成される。通常、上記アームヘッドは普
通の曲げ角度では殆ど認められない程度の軽い曲げを施
すことができる十分な長さを有している。上記アームヘ
ッドの製造は従来のアームヘッドの製造よりも容易であ
る。同様のことはその組立て及びアクセスにも当てはま
る。勿論、このアームヘッドの曲げは一端から他端にか
けて連続的に段部がないように形成される。従来通り、
アームヘッドは平坦な薄い金属板から形成され、又、ワ
イパーロッドの取付けも、従来公知の方法によって行わ
れる。同様なことは接続ヘッドに接続するスイベルにも
適用し得る。アームヘッドの曲げ角度は略15°である
ことが好ましく、それによって、風防ガラス面に対する
ワイパーブレードの正確な配置が、現在における通常の
自動車用風防ガラスに対して達成される。
ッドに近い端部におけるアームヘッドの横脚部間の横方
向距離は、接続ヘッドに近い端部における横脚部間の横
方向距離よりも小になっており、これによって、上記ア
ームヘッドは接続ヘッドからワイパーロッドにかけてテ
ーパ状をなしていることを特徴とする。
イパーロッドに近いアームヘッドの端部における2つの
横脚部が、ワイパーロッドの少なくとも一部を取り囲ん
で保持するように、互いに折り曲げ(deflected)られ
ていることを特徴とする。最初、解放されているアーム
ヘッドはその殆ど全長にかけてU状断面をなしている。
ワイパーロッドに近いアームヘッド端部にワイパーロッ
ドを挿入した後、上記アームヘッドのU状横脚部を互い
に折り曲げることによって、ワイパーロッドが上記アー
ムヘッドに取付けられる。従って又、アームヘッドはワ
イパーロッド方向にテーパをなすと共に、さらに、その
高さが長手方向より見て、接続ヘッドからワイパーロッ
ドにかけて減少している。
ドのワイパーロッド側の前縁部における各横脚部は、上
記折り曲げに先立ち、90°よりも若干大きい同一の角
度をもってクロスバーを取り囲んでいることに特徴を有
する。この構造は、アームヘッドのワイパーロッド側の
脚部の自由端が折り曲げられる以前において、ワイパー
ロッドの挿入を容易にするものである。
これら2つの提案のいずれかが、アームヘッドのサイズ
及び使用材料に依存し、又、適用される自動製造に依存
して選択される。使用工具の構造も又、決定的な役割を
果たす。本発明の他の有利な実施例は、従属請求項及び
以下に述べる2つの実施例の記載から明らかとなる。
の接続に先立つ図1の状態において、アームヘッド1は
U状バーの形状を有し、接続ヘッドに近い端部2はワイ
パーロッドに近い端部3よりも広くかつ高い。しかし、
図2〜4から明らかなように、ワイパーロッドに近い端
部3のクロスバー4は、接続ヘッドに近い端部2のクロ
スバー5の方向に傾斜し、Y−Z平面に突出する上側の
境界縁部6と7は、鋭角8を形成する。この角度8は、
ワイパーブレードホルダーとワイパーブレードとの従来
の傾斜位置においても又15°程度である。
ーロッドに近いアームヘッド1の端部3における横脚部
10及び11の長さは、ワイパーロッド13の厚さ12
を越えている。例えば、図2から理解し得るように、接
続ヘッドに近い端部2における横脚部14及び15は、
ワイパーロッドに近いアームヘッド1の端部3における
横脚部10及び11よりも横方向に長い距離を有する。
すなわち、ワイパーロッド側のアームヘッドの端部3に
おける横脚部10、11間の横方向距離は、接続ヘッド
側のアームヘッドの端部2における横脚部14、15間
の横方向距離よりも小さい。さらに、上記横脚部14及
び15は、上記横脚部10及び11よりも長く、その長
さにおいて約2倍であることが好ましい。図2の実施例
において、上記横脚部10及び11は、ワイパーロッド
に近い端部3において互いに平行に延出しており、その
ために、これらは横方向に延出するクロスバー4に対し
異なる角度16及び17を形成している。これとは対照
的に、図3の実施例において、クロスバー4を有するア
ームヘッド1のワイパーロッド側の端部3における横脚
部10及び11が囲む角度18及び19は、少なくとも
略同一である。しかしながら上記実施例はいずれも、最
終的には図4に示される取付けアームヘッド1の形状に
帰結する。しかしながら図2に示される実施例の横脚部
10及び11は、互いに平行で、かつ接続ヘッドに近い
アームヘッド1の端部における横脚部14及び15と平
行に延出しているが、一方、図3に示される本発明の第
2の実施例における2つの横脚部10及び11は、互い
に鋭角を形成している。
に近い前縁部20は、接続ヘッドに近い断面部21に対
し平行に延出している。アームヘッド1の側面部22及
び23は、図1に示すように、上記断面部21を越えて
延出し、それによって取付けラグ24及び25を形成し
ている。かくして、接続ヘッドに近い断面部21のクロ
スバーだけが縁部(physical edge)を構成し、これは
接続ヘッドに近いアームヘッド1の端部2におけるクロ
スバー5に相当する。領域26及び27にかけて、アー
ムヘッド1の側面部22及び23は夫々互いに平行に延
出し、これら領域間における中間部分は狭くかつ高さが
減じるように構成されている。2つの取付けラグ24及
び25には取付けボア28が形成されている。同様に、
アームヘッド1の取付け軸29は、上記2つの取付けボ
ア28により特定される。アームヘッド1は、図示しな
いワイパーブレードを備えたワイパーブレードホルダー
を自動車の風防ガラスから持ち上げることが出来るよう
に、上記取付け軸29を中心に矢印30方向に回転可能
になっている。
座標システムに示されるように、そのY−Z平面は、接
続ヘッドに近いアームヘッド1の端部2におけるクロス
バー5の前縁部によって特定される。上記X軸31はア
ームヘッド1の所謂、長手方向を示している。例えば、
図2から分かるように、2つの横脚部14及び15は仮
想のX−Z平面に対し、横方向に同じ距離にあり、この
関係はワイパーロッドに近い上記端部3まで保持されて
いる。しかしながら、上記実施例における右側の横脚部
11は、図2から明らかなように、左側の横脚部10よ
りも上記X−Z平面から幾分、横方向に離間している。
しかして、これは本発明に直接関係はないが、上記アー
ムヘッドにおける特別な構成である。基本的には、同様
のことがアームヘッド1における個々の構成部分の大き
さに当てはまる。
ヘッド1の上壁34は、特に湾曲面或いは曲面を有し、
接続ヘッドに近いアームヘッド1の端部2における2つ
の横脚部14、15に対し直角に延出し、例えば、領域
26部分を越えて長手方向に延出している。上記壁34
に平坦な領域部分が設けられているケースにおいては、
傾斜した実質的に長い壁への移行部分には勿論、段部は
ない。図2及び3から明らかなように、使用時、より高
くかつ突出するコーナ部35は、好ましくは、接続ヘッ
ドに近い端部2のクロスバー5と同じ高さで延出してい
る。
記ワイパーアームに使用可能であり、又、ワイパーロッ
ドの曲げも必要としない。また、アームヘッドの曲げは
一端から他端にかけて連続的に段部がないように形成さ
れる。更に、アームヘッドは平坦な薄い金属板から形成
できるという効果がある。
た図である。
示すものである。
図3のアームヘッドである。
Claims (12)
- 【請求項1】 一方の端部が自動車におけるワイパー駆
動部の接続ヘッドに回転可能に連結されたアームヘッド
(1)と、上記アームヘッド(1)の他方の端部に保持
されたワイパーロッド(13)とを具備したワイパーア
ームであって、上記アームヘッド(1)が、互いに横方
向に離間し夫々長手方向に延出する一対の横脚部と、上
記横脚部に連接する上壁部とで断面U状をなしているも
のにおいて、 上記アームヘッド(1)は、上記ワイパーロッド側のア
ームヘッドの端部(3)における横脚部(10、11)
の横方向連接部分を構成するクロスバー部(4)が、上
記接続ヘッド側のアームヘッドの端部(2)における横
脚部(14、15)の横方向連接部分を構成するクロス
バー部(5)に対し、鋭角をなして傾斜し延出するよう
に曲げられていて、また、上記ワイパーロッド側のアー
ムヘッドの端部(3)における横脚部(10、11)間
の横方向距離が、接続ヘッド側のアームヘッドの端部
(2)における横脚部(14、15)間の横方向距離よ
りも小であることを特徴とするワイパーアーム。 - 【請求項2】 前記アームヘッドの前記曲げ角度が、略
15°程度であることを特徴とする請求項1に記載のワ
イパーアーム。 - 【請求項3】 前記ワイパーロッド側のアームヘッドの
端部(3)における2つの横脚部(10、11)が、ワ
イパーロッド(13)の端部の少なくとも一部を取り囲
み保持するように、互いに折り曲げられていることを特
徴とする前記請求項のいずれか1項に記載のワイパーア
ーム。 - 【請求項4】 前記ワイパーロッド側のアームヘッドの
端部(3)における横脚部(10、11)は、ワイパー
ロッド(13)の端部の表面を抱持し、使用位置におい
て、風防ガラス面から離間して逸れるようにC状或いは
O状断面をなし、接続ヘッド側のアームヘッドの端部
(2)における横脚部(14、15)が、ワイパーロッ
ド側のアームヘッドの端部(3)における横脚部(1
0、11)の長さのほぼ2倍であることを特徴とする請
求項3に記載のワイパーアーム。 - 【請求項5】 前記ワイパーロッド側のアームヘッドの
端部(3)の前縁部における各横脚部(10、11)
が、折り曲げ前において、前記クロスバー部(4)を同
一角度ないしは90°よりも若干大きい角度で囲んでい
ることを特徴とする請求項3或いは4に記載のワイパー
アーム。 - 【請求項6】 前記ワイパーロッド側のアームヘッドの
端部(3)の前縁部における各横脚部(10、11)
が、その折り曲げ前において、接続ヘッド側のアームヘ
ッドの端部(2)における横脚部(14、15)に対し
て平行に延出し、接続ヘッド側のアームヘッドの端部
(2)における横脚部(14、15)が、前記クロスバ
ー部(5)に対して略直角に配置されていることを特徴
とする請求項3或いは4に記載のワイパーアーム。 - 【請求項7】 前記ワイパーロッド側のアームヘッドの
端部(3)の前縁部(20)おける平面と、接続ヘッド
側のアームヘッドの端部(2)の前縁部、或いは仮想断
面(21)とが互いにほぼ平行に配置され、上記接続ヘ
ッド側のアームヘッドの端部(2)の前縁部、或いは仮
想断面(21)が、アームヘッドの接続ヘッド取付け軸
芯を通るY軸と、アームヘッドの長手方向に延出するX
軸及び上記Y軸の双方に直交するZ軸とによって形成さ
れる仮想断面Y−Z面に延出し、上記Y−Z面に対し鉛
直方向から見て、ワイパーロッド側のアームヘッドの端
部(3)の前縁部(20)におけるコーナ部(35)
が、接続ヘッド側のアームヘッドの端部(2)における
クロスバー部(5)と略同一高さに延出していることを
特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載のワイパー
アーム。 - 【請求項8】 前記ワイパーロッド側のアームヘッドの
端部(3)の前縁部(20)及び接続ヘッド側のアーム
ヘッドの端部(2)の前縁部(7)における横脚部(1
0、11、14、15)が、前記X軸およびZ軸によっ
て形成される仮想のX−Z面に関し、ほぼ鏡面対称に配
置されていることを特徴とする請求項7に記載のワイパ
ーアーム。 - 【請求項9】 前記アームヘッド(1)の各側面部(2
2、23)の接続ヘッド側のアームヘッドの端部(2)
における取付けラグ(24、25)の上面頂部が、アー
ムヘッドの前記上壁部(34)と略同一高さに達してい
ることを特徴とする前記請求項7或いは8に記載のワイ
パーアーム。 - 【請求項10】 前記アームヘッド(1)は、段部を有
しないように連続的に曲げられていることを特徴とする
前記請求項1に記載のワイパーアーム。 - 【請求項11】 前記アームヘッド(1)は、平坦な金
属板から形成されていることを特徴とする前記請求項1
に記載のワイパーアーム。 - 【請求項12】 前記アームヘッド(1)は、金属の単
一部品のみで形成されていることを特徴とする前記請求
項1に記載のワイパーアーム。
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