JP2003145791A - インクジェットプリンタヘッド - Google Patents

インクジェットプリンタヘッド

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JP2003145791A JP2001345199A JP2001345199A JP2003145791A JP 2003145791 A JP2003145791 A JP 2003145791A JP 2001345199 A JP2001345199 A JP 2001345199A JP 2001345199 A JP2001345199 A JP 2001345199A JP 2003145791 A JP2003145791 A JP 2003145791A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器筐24からフロントヘッドユニット10
へのインクの通路の接続部のシール性能を向上させ、且
つ部品の交換を容易にする。 【解決手段】 ヘッドホルダ部材7の底板7aの下面に
固定したフロントヘッドユニット10の上面に、インク
供給口に連通するスリーブ73を固定する一方、底板7
aにスリーブ73の大径筒部を配置する収納凹所を形成
する。スリーブ73の小径筒部の外周を囲むバックアッ
プ板76を底板7aに支持させ、バックアップ板76の
上面に前記小径筒部の外周にオーリング79を被嵌さ
せ、容器筐24の水平状の通路板24a内のインク流路
26の下向きの出口26aとスリーブ73の上端口とを
合わせ、固定用プレート80及びボルト81にて通路板
24aと底板7aとを締着して、バックアップ板76を
介してオーリング79を弾性変形させて、出口26aと
スリーブ73との接続部の隙間をシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電式等のインク
ジェット記録装置の構成に係り、より詳しくは、フロン
トヘッドユニットとインク供給通路とのシール部を備え
たインクジェットプリンタヘッドの構成に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、入力信号に基づいて記録ヘッ
ドのノズルからインク滴を用紙等の被記録媒体に噴射し
て記録するインクジェットプリンタヘッドユニットとし
て、例えば、特開平8−276586号公報に開示され
ているように、積層型のフロントヘッドユニットは多数
のノズルを列状に備えたノズルプレートと、その背面に
接着剤にて積層され、インク供給タンクに連通するリサ
ーバ室と前記ノズルの孔径より大径の第1通孔を有する
スペーサプレートと、該スペーサプレートの背面に接着
され、前記リサーバ室と連通するオリフィスと前記第1
通孔に連通する第2通孔を有するインク供給プレート
と、該インク供給プレートの背面に接着された補強プレ
ート及び圧力室を構成するための圧力室プレートと、前
記圧力室の背面に接着した圧電振動板とから構成されて
いる。そして、このフロントヘッドユニットを支持する
ヘッドホルダ部材には、インクカートリッジからのイン
クを前記フロントヘッドユニットに流入させるためのイ
ンク流路とその出口とを下向きに形成し、フロントヘッ
ドユニットの上面に開口したインク供給口と前記出口と
を対面させた状態で、このフロントヘッドユニットをヘ
ッドホルダ部材の下面の凹所内に接着剤にて固定してい
た。
【0003】その場合、接着剤がインク供給口と前記出
口との対面部分に介在すると、接着剤がインク供給口に
流れ込んでインクの供給に支障が生じるので、前記公知
技術では、ヘッドホルダ部材側のインク供給口の周囲を
取り囲み、且つその外周より突出するように縁部を形成
し、この縁部の外側領域に接着剤を塗布してフロントヘ
ッドユニットを固定するようにしていた。
【0004】また別の先行技術として、図21に示すよ
うに、インク収容筐等の基板100に形成された上流側
のインク流路101に連通する出口管102を下向きに
突出する一方、フロントヘッドユニット103を下面に
接着剤等で固定したヘッドホルダ部材104には、装着
孔107を穿設しておく。そして、前記フロントヘッド
ユニット103の上面に形成されたインク供給口105
に、その上面を覆うように固定したフィルタ106を介
して出口管102を対向させ、この出口管102に被嵌
したゴム製のスリーブ108の先端がインク供給口10
5を取り囲み、且つ前記フィルタ106の表面(上面)
に密接するようにし、前記装着孔107に充填したシリ
コーン樹脂製のポッティング剤109にて、前記出口管
102、スリーブ108等を封止して、インク漏れしな
いシール部とすることも考えられた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鋼系等
の金属製のフロントヘッドユニットと、合成樹脂製のヘ
ッドホルダ部材及び前記インク流路を有する基板等とは
線膨張係数が大きく異なり、一般に合成樹脂材の方が金
属よりも線膨張係数が大きいから、環境の温度変化によ
り、前記フロントヘッドユニット103の上面とスリー
ブ108と接触面がずれ易く、長期の使用中にインク漏
れが発生し易いという問題があった。
【0006】また、前述したように、ポッティング剤1
09にて前記装着孔107内を埋めて前記出口管10
2、スリーブ108の外周を一旦シールしてしまうと、
当該ポッティング剤109の除去が困難であるので、ヘ
ッドホルダ部材や基板を交換することが困難となるとい
う問題があった。
【0007】本発明は、このような問題を解消すべくな
されたものであって、インク漏れの発生をなくし、且つ
部品交換等のメインテナンスを容易にできるようにした
インクジェットプリンタヘッドを提供することを技術的
課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため、請求項1に記載の発明のインクジェットプリン
タヘッドは、前面に列状に配置された複数個のノズルを
有する複数のフロントヘッドユニットと、前記各フロン
トヘッドユニットを支持板の下面に固定したヘッドホル
ダ部材と、前記ヘッドホルダ部材の支持板上に固定した
インク流路形成部材とからなるインクジェットプリンタ
ヘッドにおいて、前記フロントヘッドユニットにおける
インク供給口に突設させた筒状のスリーブを、前記イン
ク流路形成部材におけるインク流路の出口に連通させる
ように配置し、前記フロントヘッドユニットと前記イン
ク流路形成部材との間に前記スリーブを囲んでバックア
ップ板を介挿し、そのバックアップ板と前記インク流路
形成部材との間で前記スリーブの外周に介挿した環状弾
性シール体を前記パックアップ板により弾性変形させる
べく前記バックアップ板を前記インク流路形成部材に対
して締着し、前記スリーブの外周と前記出口との接続部
からのインク漏出を阻止するように構成したものであ
る。
【0009】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前
記スリーブを前記ヘッドホルダ部材の支持板に形成した
取付け孔を介して前記インク流路形成部材におけるイン
ク流路の出口に連通させるように配置し、前記取付け孔
内にて前記スリーブの外周に介挿した環状弾性シール体
と該環状弾性シール体を弾性的に変形させるパックアッ
プ板とにより前記スリーブの外周と前記出口との接続部
からのインク漏出を阻止するように構成したものであ
る。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記
バックアップ板を前記ヘッドホルダ部材の支持板と前記
インク流路形成部材との間に介挿し、前記環状弾性シー
ル体を弾性的に変形させるべく、前記ヘッドホルダ部材
の支持板とインク流路形成部材とを締着固定したもので
ある。
【0011】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載のインクジェットプリ
ンタヘッドにおいて、前記バックアップ板には、前記ス
リーブの外周を囲む部位には、前記インク流路形成部材
と対峙する面と、スリーブの外周面とに前記環状弾性シ
ール体を押圧できる傾斜皿状の受け座を形成したもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
について説明する。図1は、本発明を適用するインクジ
ェット記録装置の概略平面図、図2は走査キャリッジに
装着したインクジェットヘッドユニットの平面図、図3
は走査キャリッジに装着したインクジェットヘッドユニ
ットの側断面図、図4は走査キャリッジとインクジェッ
トヘッドユニットとを分離した状態を示す斜視図、図5
はインクジェットヘッドユニットの側断面図、図7はヘ
ッドホルダ部材と、カバープレートに固定した複数のフ
ロントヘッドユニットの斜視図、図8はヘッドホルダ部
材の平面図、図9はヘッドヘッドホルダ部材に対するイ
ンクジェットヘッドユニット付きカバープレートの固定
状態を示す要部断面図、図10はフロントヘッドユニッ
トを下面に備えたヘッドホルダ部材に容器筐を連結する
構造の第1実施形態の要部断面図である。
【0013】まず、図1を参照して、インクジェット記
録装置1の要部について説明すると、インクジェット記
録装置1の本体ケース2内のフレーム4に、左右方向
(図1で矢印X方向、以下、主走査方向という)に長手
の主ガイドレール3及び副ガイドレール45の両端を固
定する。該主ガイドレール3及び副ガイドレール45に
は、インクジェットヘッドユニット5を着脱可能に装着
した走査キャリッジ6が左右往復移動可能に装着されて
おり、図示しないタイミングベルトと駆動モータ等の駆
動手段により、所定範囲内で主走査方向に往復動させる
ように構成されている。被記録媒体の一例としての用紙
Pは図1においてY方向(以下、副走査方向という)に
搬送される。そのために、図3に示すように、前記イン
クジェットヘッドユニット5より下方位置に搬送方向上
流側の一対の搬送ローラ12a,12bと下流側の一対
の搬送ローラ12c,12d等からなる搬送装置を備え
ている。
【0014】前記インクジェットヘッドユニット5は、
下面のフロントヘッドユニット10と複数色(実施形態
では4色)のインクを個別に供給できる4つの流路が一
体的に形成されたインク流路形成部材としての容器筐2
4とを上面開放筐状のヘッドホルダ部材7等に搭載した
構成であり、このヘッドホルダ部材7は後に詳述するよ
うに走査キャリッジ6に対して略水平方向に着脱可能に
連結されている。
【0015】図1において、用紙Pの搬送面よりも下方
には、4色(マゼンタ(赤色)、イエロー(黄色)、シ
アン(青色)、ブラック(黒色))のインクを別個に収
納できる4つのインク供給源としてのインクカートリッ
ジ8(個別の符号は8a,8b,8c,8d)が横一列
状に配置されている。この各インクカートリッジ8a〜
8dにそれぞれ基端が連結された合成樹脂製等の可撓性
を有するインク供給管11(個別の符号は11a〜11
d)の先端部は、前記走査キャリッジ6内に固定された
インク供給用のジョイント部材9に連結し、そのジョイ
ント部材9から前記容器筐24内のインク流路を介して
フロントヘッドユニット10にインクが供給されるよう
に構成されている。
【0016】実施形態においては、2つのフロントヘッ
ドユニット10が平行状に配置され各フロントヘッドユ
ニット10には、多数のノズルが列状に並んだそのノズ
ルの列が2列あり、ノズルの列は副走査方向(図1のY
方向)に延びるように配置されている。後述するよう
に、カラーの画像形成のために、各ノズルの列毎に4色
(マゼンタ(赤色)、イエロー(黄色)、シアン(青
色)、ブラック(黒色))別に区分されている。各色の
インクは各フロントヘッドユニット10の下面のノズル
から下向きに吐出され、用紙Pの表面に付着させるもの
である(図3参照)。
【0017】また、図1の本体ケース2の左端部(走査
キャリッジ6の移動範囲内の端部)には、回復動作(吸
引パージ)のための吸引キャップ13と、各フロントヘ
ッドユニット10の表面を拭き清掃するためのワイパー
ブレード14とが、前記フロントヘッドユニット10と
対向するように配置されており、吸引パージ時には、吸
引キャップ13がフロントヘッドユニット10の前面
(下面)のノズル部を覆うように接近密着するように構
成されている。前記吸引キャップ13に接続した吸引パ
イプ15は図示しない吸引ポンプを介して、廃棄タン
ク、例えば、前記インクカートリッジ8(8a〜8dの
うちの1つ)における廃棄区域に接続されており、吸引
パージにより吸い出される廃棄インクが前記箇所(廃棄
区域)に排出されるようになっている。なお、回復動作
のための装置としては、上記の吸引による方法のほか、
ヘッドのインクの供給側からインクに高い圧力を付与す
る方法もある。
【0018】図2〜図5を参照しながら、インクジェッ
トヘッドユニット5及び走査キャリッジ6の構成を詳述
する。まず、走査キャリッジ6は、図2、図3及び図4
に示すように、前記主ガイドレール3に被嵌する基部6
aと、該基部6aから本体ケース2の前方(前記インク
カートリッジ8の配置位置と反対側)に開放された収納
空間を有するジョイント収納部6bと、該ジョイント収
納部6bからさらに前方に延びる左右一対の支持枠6
c,6cとが合成樹脂材にて一体成形されたものであ
る。
【0019】そして、前記ジョイント収納部6bに内に
固定される合成樹脂製のジョイト部材9は、左右に長い
密閉箱体であって、図2に示すように、ジョイト部材9
の左右両側の開口部内に設けた接続口16a〜16dに
は、前記各インクカートリッジ8a〜8dに接続した合
成樹脂製の供給管11a〜11dの他端を嵌合させる。
その場合、図3及び図4に示すように、ジョイント収納
部6bの左右両側方に切欠き溝20、20を形成し、該
切欠き溝20、20内に供給管11a〜11dの中途部
を通過させることにより、各供給管11a〜11dが略
水平状態のまま前記ジョイント部材9の接続口16a〜
16dに対して接続できるように構成されている。
【0020】なお、前記ジョント部材9内には、前記接
続口16a,16b,16c,16dの夫々がインク吐
出口19a,19b,19c,19dに連通するように
流路(図示せず)が設けられている。各インク吐出口1
9a〜19dは、ジョイント部材9の前面から前向きで
略水平状に突出形成されている。
【0021】他方、ポリプロエチレン、ポリプロピレン
等の合成樹脂材の射出形成品からなるヘッドホルダ部材
7の支持板としての底板7a上には、インク流路形成部
材としての容器筐24を後に詳述するように、固定用プ
レート80とボルト81とにより締結固定する(図5、
図10参照)。容器筐24内の4つの流路には、4色の
ノズル列に対応して各色のインクが溜まり且つ気泡を捕
捉できるエアトラップ23(各色毎の個別の符号は23
a,23b,23c,23d)が形成されている。
【0022】前記容器筐24には、4つのインク導入口
21(個別の符号は21a,21b,21c,21d)
が後向き略水平状に突出形成されており、前記走査キャ
リッジ6内のジョイント部材9における前記各インク吐
出口19(個別の符号は19a,19b,19c,19
d)に対面する高さ位置にある。インク導入口21とイ
ンク吐出口19とを接続する場合には、前記各インク吐
出口19a〜19dに被嵌させた筒状のシールリング2
2を介して、各インク導入口21a〜21d毎にその外
周が密閉されるように構成する。シールリング22は弾
性体として、シリコーンゴム、ウレタンゴム、ニトリロ
ゴム(NBR)、イソプレンゴム、ブチレンゴム、フッ
素系ゴム等にて構成することが好ましい。
【0023】従って、インクは、かくインクカートリッ
ジ8から供給管11、ジョイント部材9を経て、各イン
ク導入口21から各エアトラップ23に入って、各ノズ
ル列に供給される。
【0024】次に、フロントヘッドユニット10の構成
及び、この複数のフロントヘッドユニット10における
ノズル列の配置間隔を精度良く、保持しながら前記ヘッ
ドホルダ部材7の支持板としての底板7aの下面に対し
て固定する構成及びその方法について説明する。
【0025】まず、フロントヘッドユニット10及びそ
の各構成部品の詳細について説明する。フロントヘッド
ユニット10は、図16及び図20に示すように、複数
枚の金属板製の積層型のキャビティープレートユニット
27と、該キャビティプレートユニット27に対して接
着剤または接着シート29(図20参照)を介して接着
・積層されるプレート型の圧電アクチュエータ28と、
その上面に外部機器との電気的接続のために、フレキシ
ブルフラットケーブル35が重ね接合されて構成されて
いる。
【0026】また、後述するように、フロントヘッドユ
ニット10の裏面側であって、最上層のベースプレート
53の一端部に穿設された供給口59aの上面には、容
器筐24から供給されるインク中の塵除去のためのフィ
ルタ60が予め接着剤にて固定されている(図16及び
図17参照)。
【0027】前記キャビティープレートユニット27
は、図17及び図18に示すように構成されている。す
なわち、ノズルプレート54に、二枚のマニホールドプ
レート50、51、スペーサプレート52及びベースプ
レート53の4枚の薄い金属板をそれぞれ接着剤にて重
ね接合して積層した構造であり、実施形態では、後者の
4枚のプレートは、それぞれ42%ニッケル合金鋼板製
で、50μm〜150μm程度の厚さを有する。ノズル
プレート54は第1の方向(長辺方向)に沿って2列の
千鳥配列状にノズル55が設けられている。即ち、前記
第1の方向に延びる2つの平行状の基準線54a、54
bに沿って、微小ピッチPの間隔で千鳥状配列にて多数
個のノズル55が穿設されている。前記二枚のマニホー
ルドプレート50、51には、インク通路50a、51
aが、前記ノズル55の列の両側に沿って延びるように
形成されている。但し、下側のマニホールドプレート5
0におけるインク通路50aは、当該マニホールドプレ
ート50の上側にのみ開放するように凹み形成されてい
る(図18参照)。上側マニホールドプレート51にお
けるインク通路51aはマニホールドプレート51の板
厚さを貫通するように形成され、このインク通路50
a、51aは、上側のマニホールドプレート51に対す
る前記スペーサプレート52の積層により密閉される構
造になっている。
【0028】また、前記ベースプレート53には、その
長辺(前記第1の方向)に沿う中心線に対して直交する
第2の方向(短辺方向)に延びる細幅の圧力室57の多
数個が穿設されている。そして、前記中心線を挟んで左
右両側にて平行状の長手基準線53a、53bを設定す
ると、前記中心線より左側の圧力室57の先端57aは
前記左側の長手基準線53b上に位置し、逆に前記長手
中心線より右側の圧力室57の先端57aは前記右側の
長手基準線53a上に位置し、且つこの左右の圧力室5
7の先端57aが交互に配置されているので、左右両側
の圧力室57は一つおきに互いに逆方向に延びるように
交互に配置されていることになる。
【0029】この各圧力室57の先端57aは、前記ス
ペーサプレート52及び両マニホールドプレート50、
51に千鳥状配列にて穿設されている微小径の連通路5
6、56、56を介してノズルプレート54におけるノ
ズル55に連通している。一方、前記各圧力室57の他
端57bは、前記スペーサプレート52における左右両
側部位に穿設された貫通孔58を介して、前記両マニホ
ールドプレート50、51におけるインク通路50a、
51aに連通している。
【0030】前記各圧力室57の他端57bは、図1
8、図20に示すように、ベースプレート53の下面側
にのみ開口するように凹み形成されているものである。
また、最上層のベースプレート53及びスペーサプレー
ト52の一端部には、インク流路50a,51aに連通
する供給口59a,59bが穿設されている。
【0031】これにより、前記前記ベースプレート53
及びスペーサプレート52の一端部に穿設の供給口59
a,59bから前記インク通路50a、51a内に流入
したインクは、このインク通路51aから前記各貫通孔
58を通って前記各圧力室57内に分配されたのち、こ
の各圧力室57内から前記連通路56、56、56を通
って、当該圧力室57に対応するノズル55に至るとい
う構成になっている(図11参照)。
【0032】一方、前記圧電アクチュエータ28は、図
19、図20に示すように、複数枚の圧電シート61を
積層した構造で、特開平4−341851号公報に記載
のものと同様に、前記各圧電シート61のうち最下段の
圧電シート61とそれから上方へ数えて偶数番目の圧電
シート61の上面(広幅面)には、前記キャビティープ
レートユニット27における各圧力室57の箇所ごとに
細幅の個別電極(図示せず)が、第1の方向(長辺方
向)に沿って列状に形成されている。下から奇数段目の
圧電シート61の上面(広幅面)には、複数個の圧力室
57に対して共通のコモン電極(図示せず)が形成され
ている。前記最上段のトップシートの上面には、前記各
個別電極の各々に対して電気的に接続した表面電極62
と、前記コモン電極に対して電気的に接続した表面電極
63とが設けられている(図19参照)。
【0033】そして、このような構成のプレート型の圧
電アクチュエータ28は、前記キャビティープレートユ
ニット27に対して、当該圧電アクチュエータ28にお
ける各個別電極が前記キャビティープレートユニット2
7における各圧力室57の各々に対応するように積層固
定される。また、この圧電アクチュエータ28における
上側の表面には、前記フレキシブルフラットケーブル3
5が重ね固定されることにより、このフレキシブルフラ
ットケーブル35における各種の配線パターン(図示せ
ず)が、前記各表面電極62、63に電気的に接合され
る(図16参照)。
【0034】この構成において、前記圧電アクチュエー
タ28における各個別電極のうち任意の個別電極と、コ
モン電極との間に電圧を印加することにより、圧電シー
ト61のうち前記電圧を印加した個別電極に対応する部
分に圧電による積層方向の歪みが発生し、この歪みにて
圧力室57内のインクが、ノズル55から液滴状に噴出
して、所定の印字が行われる。
【0035】前記の並列すべきフロントヘッドユニット
10の個数は2〜4と任意に構成することができ、フロ
ントヘッドユニットにおけるキャビティプレートユニッ
ト27は金属材料の他、セラミックス材であっても良
い。さらに、本発明のインクジェットプリンタの駆動手
段は、上記のプレート状の圧電アクチュエータ28の他
の形式であっても良いし、静電気により、圧力室の背面
を覆う振動板を振動させてインクをノズル55から吐出
させる構成であっても良い。
【0036】次に、前記複数(本実施の形態では2個)
のフロントヘッドユニット10をヘッドホルダ部材7に
組み付けする構成及びその方法について説明すると、図
6、図7に示すように、まず、薄金属板製のカバープレ
ート31に対して前記2つのフロントヘッドユニット1
0、10を位置決めして並列状に接着・固定する。その
場合、カバープレート31には、前記各フロントヘッド
ユニット10におけるノズルプレート54の外周縁に対
して適宜の隙間寸法を隔てて囲むようにする2つの開口
窓31a、31aをプレス加工にて穿設しておく。
【0037】他方、各フロントヘッドユニット10にお
けるノズルプレート54の長手方向の前後端部には予
め、位置決め孔64、65を穿設しておく(図17参
照)。図6に示す位置決めのための治具66の表面に
は、前記各フロントヘッドユニット10における位置決
め孔64、65に嵌まる位置決めピン67、67を上向
きに突設しておき、この治具66にカバープレート31
を載置した後、当該カバープレート31の裏面のうち、
前記開口窓31aより外周であって、フロントヘッドユ
ニット10の表面と対峙する面積区域にエポキシ系樹脂
等の熱硬化型接着剤を塗布し、次いで、前記治具66に
おける位置決めピン67、67に、前記各位置決め孔6
4、65を嵌め入れて各フロントヘッドユニット10、
10をカバープレート31に押圧した状態で、加熱する
ことにより、カバープレート31に対して、前記2つの
フロントヘッドユニット10、10を所定間隔で且つ平
行状に配置固定する。その場合、カバープレート31の
厚さはノズルプレート54よりもわずかに厚いことが望
ましい。
【0038】そして、このカバープレート31を前記ヘ
ッドホルダ部材7の底板7aの下面側に接着・固定する
に際して、図7及び図8に示すように、底板7aの広幅
面の略中央部位には、前記並列させた2つのフロントヘ
ッドユニット10、10の配置位置の略中間に列状に並
ぶような複数の貫通孔69を予め穿設しておく。また、
前記底板7aの下面側には、前記各フロントヘッドユニ
ット10が嵌まり得る空所71を凹み形成しておく。
【0039】カバープレート31及び複数のフロントヘ
ッドユニット10、10をヘッドホルダ部材7の下面側
に対峙させ、底板7aの上面側から、熱可塑性等の接着
剤70を前記各貫通孔69に垂らして、前記カバープレ
ート31の裏面(フロントヘッドユニット10の裏面の
一部にわたっても良い)と底板7aとを連結固定するの
である(図9参照)。このように、予め、1枚の金属製
のカバープレート31に対して複数のフロントヘッドユ
ニット10をその配置間隔や平行度が所定の精度(許容
される誤差範囲内)で固定(接着)されたものを、カバ
ープレート31よりも温度膨張係数(線膨張係数)の大
きいヘッドホルダ部材7の底板7aに連結するとき、当
該カバープレート31の広幅面の略中央部位と底板7a
の略中央部位のみを接着・固定すれば、環境の温度変化
に応じて底板7aの寸法全体が膨張変位もしくは収縮変
位したとしても、当該底板7aの幅方向(複数のフロン
トヘッドユニット10の並列配置方向)の中央位置ひい
てはカバープレート31との連結部位は位置ずれしな
い。
【0040】特に、カバープレート31に対するフロン
トヘッドユニット10の接着強度を強く、カバープレー
ト31と底板7aとの接着強度を相対的に弱く設定して
おけば、環境温度変化による複数のフロントヘッドユニ
ット10のノズル55間の寸法の変化は金属製であるカ
バープレート31の温度膨張係数にのみ依存し、合成樹
脂製の底板7aの温度変化による膨張または収縮の影響
を受けないのである。
【0041】なお、カバープレート31の外周部位と底
板7aの外周との隙間は、接着強度が弱く、インクや塵
等がカバープレート31の外周縁からヘッドホルダ部材
7側に侵入するのを防止するシリコーンゴム等のシール
材72にて封止しておくことが好ましい。
【0042】次に、上述のようにヘッドホルダ部材7の
支持板としての底板7aに固定されたフロントヘッドユ
ニット10のインクの供給口59aと、前記容器筐24
の下部の通路板24a内に形成されたインク流路26と
の接続の構成について説明する。図5に示すように、4
つのエアトラップ23をフロントヘッドユニット10の
インクの供給口59aに連通させるように、容器筐24
の底部をなす通路板24aが該供給口59a側に延長さ
れ、通路板24a内に複数のインク流路26が形成され
ている。各インク流路26の出口26aが供給口59a
に向けて下向きに開口されている。
【0043】他方、図10に示すように、2つのフロン
トヘッドユニット10、10におけるキャビティプレー
トユニットユニット27、27の上面に開口した合計4
つのインクの供給口59aにそれぞれ連通させるように
配置した4つの筒状のスリーブ73は、その各下端面を
フィルタ60上にエポキシ樹脂等にて強固に接着固定す
る。各スリーブ73は、その断面形状が下部で大径筒部
73aであり、上部で小径筒部73bに形成されてい
る。また、ヘッドホルダ部材における支持板としての底
板7aには、その下面側にて前記各スリーブ73の大径
筒部73aが嵌まる収納凹所74が穿設され、それに連
通して底板7aの上面側には、バックアップ板76が嵌
まる横長の取付け孔75が凹み形成され、収納凹所74
と取付け孔75との間には上向きの段部が形成されてい
る(図7、図8及び図10参照)。金属板製等のバック
アップ板76は、図11に示すように、前記4つのスリ
ーブ73の小径筒部73bが上向きに貫通する貫通孔7
7が穿設され、各貫通孔77にはその内周面が半径外方
向に上向きに傾斜する受け皿状の受け座78が形成さ
れ、この受け座78に環状弾性シール体の一例としての
オーリング79が着座できるように構成されている。
【0044】この構成において、底板7aにおける下面
側から、各収納凹所74内に前記各スリーブ73の大径
筒部73aが嵌まるように差し込むと、各スリーブ73
の小径筒部73bが取付け孔75側に突出する。この状
態でバックアップ板76を底板7aの上面側から前記取
付け孔75内に落とし込むと、各貫通孔77に前記小径
筒部73bが上向きに嵌まる。次いで、前記各小径筒部
73bの外周にオーリング79を被嵌させ、さらに、前
記底板7aの上面に、容器筐24の通路板24aを被
せ、固定用プレート80を前記通路板24aの上面に載
置し、その孔80cに貫通させたボルト81にて底板7
aに締着固定するのである(図10参照)。バックアッ
プ板76が取付け孔75aと収納凹所74との間の段部
に停止しているので、上記締着により、オーリング79
はバックアップ板76における各受け座78の傾斜面に
て押圧されて弾性変形し、当該オーリング79の内周面
がスリーブ73の小径筒部73bの外周面に密接すると
同時に、オーリング79の上面が前記通路板24の下面
のうち出口26aより外径側の領域に密接して、スリー
ブ73と出口26aとの接続部からのインクの漏出を確
実に防止できるのである。
【0045】従って、前記容器筐24内の各エアトラッ
プ23内の各色毎にインクがフィルタ25を通過して、
通路26からスリーブ73を介して各キャビティープレ
ートユニット27の上面のフィルタ60から供給孔59
a内にインクが供給されるのである。
【0046】なお、前記オーリング79の弾性変形によ
るシール性を確実にするためには、図10(b)に示す
ように、オーリング79を圧縮する前の状態において、
小径筒部73bの上端からオーリング79の下端までの
上下方向の寸法がオーリング79の元の直径の70%以
上になるようにすると共にバックアップ板76の板厚さ
をオーリング79の元の直径の50%以下に設定するこ
とが好ましい。
【0047】また、前記ボルト81にて通路板24aと
底板7aとを所定の締着力にて締着した状態において、
オーリング79の所定量の弾性変形前にスリーブ73の
上面が通路板24aに当接すると、前記締着力にて前記
底板7aの下面側に固定されたフロントヘッドユニット
10のキャビティプレートユニット27の上面とスリー
ブ73の下端面との接着箇所が剥がれたり、キャビティ
プレートユニット27が撓み変形する等の不都合が生じ
るので、前記締着状態において、キャビティプレートユ
ニット27の上面と底板7aの下面とに隙間が存在し、
且つスリーブ73の上面と通路板24aとの間にも隙間
が存在するように寸法設定すべきである。
【0048】さらに、固定用プレート80には、図12
(a)及び図12(b)に示すように、前記スリーブ7
3の配列方向に沿って適宜間隔で形成された切欠き孔8
0a内に一側端が固定用プレート80に連設され、自由
端側が下向きに屈曲するような板バネ部80bを設けて
おけば、前記ボルト81にて固定用プレート80と底板
7aとで通路板24aを挟み付けて締着したとき、前記
板バネ80bの先端部分が、ボルト81の締着箇所から
遠い側(底板7a及び通路板24aの自由端側)にてバ
ックアップ板76によるオーリング79と通路板24a
下面との押圧部位と対応する通路板24aの上面箇所に
て押圧するので、前記オーリング79の弾性変形に伴う
反力で通路板24aと底板7aとの自由端側の隙間が開
くような通路板24a及び底板7aの弾性撓み変形があ
っても、当該オーリング79によるシール性を確実にで
きるのである。
【0049】上述のように、フロントヘッドユニット1
0を固定した支持板としての底板7aと容器筐24の通
路板24aとの間にスリーブ73の外周に被嵌させた環
状弾性体としてのオーリング79とバックアップ板76
とを介挿した後に、前記容器筐24と底板7aとを締着
すれば、底板7aに支持されたバックアップ板76を介
してオーリング79に所定の弾性変形を付与して、スリ
ーブ73とインク流路26の出口26aとの接続部の隙
間を完全に塞ぐことができ、ガスバリア性能が向上して
エアの侵入が少なくなるため、回復操作(吸引パージ)
の回数も少なくでき、インクの無駄な消費も少なくでき
る。
【0050】さらに、万一、容器筐24内のフィルタ2
5が異物によりインク詰まり等の不都合が発生した場合
には、当該容器筐24を交換すべくヘッドホルダ部材7
から容器筐24を取り外すことが簡単にできる。なお、
フロントヘッドユニット10のノズル55等でインク詰
まりが発生した場合には、ヘッドホルダ部材7側にフロ
ントヘッドユニット10及びスリーブ73が固定された
ままで、オーリング79及びバックアップ板76を底板
7aから簡単に外すことができる。
【0051】図13は前記第1実施形態の変形例を示
し、容器筐24の通路板24aに形成されたインク流路
26の出口26aの箇所を、当該通路板24aの下面よ
り内方に凹み形成してスリーブ73の小径筒部73bの
上端部位が嵌まり得る凹所82としたものである。その
他の構成は、第1実施形態と同じであるので、同じ部
品、構成には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
この構成によれば、前記ボルト81にて固定用プレート
80と底板7aとで通路板24aを挟み付けて締着した
とき、通路板24aの板厚さを薄くすることなく、スリ
ーブ73の小径筒部73bの上端部位が前記凹所82に
嵌まった状態で、その凹所82の底面と小径筒部73b
の上端との間で隙間が存在するように、オーリング79
をシール性確保に必要な高さ方向への弾性変形を付与す
ることができる。
【0052】図14は第2実施形態を示し、ヘッドホル
ダ部材7の底板7aには、前記スリーブ73のための貫
通孔や取付け孔は存在せず、前記底板7aと容器筐24
の通路板24aとの間に介挿するバックアップ板83
を、底板7aよりも外側屁延長した位置に置き、該バッ
クアップ板83に、前記スリーブ73の小径筒部73b
が嵌まる貫通孔84を穿設し、その上面側には、オーリ
ング79を受ける傾斜受け皿状の受け座85を形成する
のである。また、前記通路板24aにおけるインク流路
26の出口26aには前記変形例と同様に凹所82を設
けておく。ヘッドホルダ部材7は前記バックアップ板8
3に対して位置ずれしないように、装着固定しておく。
【0053】この実施形態によれば、バックアップ板8
3と通路板4aとを前記ボルト81及び固定用プレート
80を介して締着すると、バックアップ板83に設けら
れた受け座85の傾斜面により半径内方向に押圧されて
弾性変形したオーリング79により、スリーブ73の小
径筒部73bの外周面と通路板24aの出口26aとの
隙間を確実にシールできる一方、前記締着力の影響をヘ
ッドホルダ部材7に直接的に与えることがなく、ヘッド
ホルダ部材7の下面に固定したフロントヘッドユニット
10が、前記締着力にて湾曲する等の撓みが発生しない
という効果を奏する。
【0054】前記各実施形態において、バックアップ板
83及びスリーブ73は合成樹脂材でも金属製であって
も良い。バックアップ板83を金属板製とするときに
は、前記締着力による板の撓み変形を少なくするよう
に、板の複数箇所にリブやビードをプレスにて成形すれ
ば良い。
【0055】図15は合成樹脂製のスリーブ73の他の
実施形態であって、大径筒部73aの外周面に環状凹溝
86を形成することにより、この環状凹溝86に別のオ
ーリング(図示せず)を嵌め入れ、ヘッドホルダ部材7
おける収納凹所74への取付け位置でのシールをさらに
向上させることができる。
【0056】なお、前記ヘッドホルダ部材7の上面側に
は、図2、図3及び図4に示すように、制御用回路基板
の一例としての印刷回路基板32が固定されており、該
印刷回路基板32の上面には、横長のコネクタ33が、
前記主ガイドレール3と略平行状に固定されている。該
コネクタ33は本体部33aに対して上下回動する上蓋
体33bを有し、本体部33aの上面には、その長手方
向に一定ピッチ(実施例では0.5mピッチ)で多数の接点
が配置されている。図示しないコンピュータ等の外部機
器もしくは本体ケース2内のコントローラに一端が接続
されたフレキシブルなフラットケーブル34の他端の各
端子部を、前記各接点に合わせるようにして本体部33
a上に搭載し、上蓋体33bを閉めると、各端子と接点
との電気的導通が可能となる。他方、前記印刷回路基板
32の下面側に一端を半田固定したフラットケーブル3
5は、前記容器筐24の外側であって、前記インク導入
口19の配置側と反対側面を介して、前記フロントヘッ
ドユニット10におけるアクチュエータ28に固定して
電気的に接続する。
【0057】これにより、通常、フラットケーブル34
がコネクタ33に接続されている状態では、前記フラッ
トケーブル34を介して、図示しないコンピュータ等の
外部機器もしくは本体ケース2内のコントローラから画
像形成のための指令及び画像データ等の駆動電気信号を
印刷回路基板32に伝送し、前記アクチュエータ28を
駆動させる。
【0058】そして、後述するように、走査キャリッジ
6に対してヘッドホルダ部材7を取り外すに際しては、
前記上蓋体33bを上方に開くと、本体部33aの接点
とフラットケーブル34の各端子部とが簡単に外れるの
で、ヘッドホルダ部材7のメインテナンスや交換作業が
至極容易となる。
【0059】次に、前記走査キャリッジ6に対するヘッ
ドホルダ部材7の着脱及び固定のための構成について説
明する。図2、図3及び図4はその一実施形態を示し、
前記走査キャリッジ6における左右両側の板状の支持枠
6c,6c(支持部の一例)の各内面の下端縁等には、
略水平状にて前方に延びるガイドレール40、40が設
けられており、ヘッドホルダ部材7の左右両側外面に
は、前記各ガイドレール40に被嵌する凹溝状の案内溝
41が形成されている。このガイドレール40と案内溝
41とは、前記フロントヘッドユニット10のノズルの
配置面と略平行の方向に前記ジョント部材9に接近案内
するための一対の支持手段の一例となる。ヘッドホルダ
部材7側に突条のガイドレールを形成し、走査キャリッ
ジ6の支持枠6c,6c側に凹溝を形成しても良い。
【0060】また、平面視略コ字状の屈曲させた金属製
ワイヤ等からなる緊張固定具42の両足42b,42b
の端部を内向きに折り曲げた両基端部42a,42a
を、前記ヘッドホルダ部材7の左右両側側面の前部位
(基部6aから遠く離れた側)に回動可能に装着してお
く。
【0061】他方、前記基部6aとジョイント収納部6
bとの間であって、走査キャリッジ6上面には、前記緊
張固定具42の両足42b,42bの先端間を繋いだ係
合部42cが嵌まり係合する溝状の係合固定部43を形
成しておく。
【0062】前記の構成によれば、ヘッドホルダ部材7
内のフロントヘッドユニット10や容器筐24を交換す
る等のメインテナンスのときには、前述のように、コネ
クタ33に対してフラットケーブル34を外した後、前
記緊張係合具42の係合部42cを走査キャリッジ6の
係合固定部43から外して水平方向に抜き出し、所定の
交換作業等を実行したのち、図4に示すように、主ガイ
ドレール3に装着された走査キャリッジ6に対してヘッ
ドホルダ部材7が分離された状態から、走査キャリッジ
6の左右両側の支持枠6c,6cの間に、フロントヘッ
ドユニット10が下面に装着されたヘッドホルダ部材7
を略水平状に挿入する。つまり、前記走査キャリッジ6
に対してヘッドホルダ部材7を、その後端部の後向きの
インク導入口21と、走査キャリッジ6における前向き
のインク吐出口19とを対向させて挿入する。これによ
り、ヘッドホルダ部材7の左右両側の案内溝41、41
が支持枠6c,6cの内面のガイドレール40、40に
案内されて、全ての前記インク導入口21が対応するイ
ンク吐出口19における筒状のシールリング22に嵌ま
りながら、各インク吐出口19と対面当接し、両流路が
連通する状態となる。この状態で、係合手段としての前
記緊張固定具42を、その左右両側足42b,42bが
走査キャリッジ6の左右両側の支持枠6c,6cの外側
を囲むようにして回動させ、緊張固定具42自体の弾性
力を利用して、係合部42cを、走査キャリッジ6にお
ける上面の溝状の係合固定部43に係合固定するのであ
る。これにより、ヘッドホルダ部材7が走査キャリッジ
6から外れないようになると共に、前記全てのインク導
入口21が対応するインク吐出口19と密接でき、その
箇所からのインクの漏出を確実に防止することができる
のである。
【0063】前記の係合固定作業を実行した後、フラッ
トケーブル34の端子部を、コネクタ33の本体部33
aにおける各接点に合わせ、上蓋体33bを閉じれば、
電気的接続作業も終了できる。このフラットケーブル3
4及びコネクタ33が走査キャリッジ6及びヘッドホル
ダ部材7の上面側(フロントヘッドユニット10のノズ
ルの配置面と反対側)に配置されていることにより、メ
インテナンスの作業者は大きい作業空間でフラットケー
ブル34の着脱作業が至極簡単にできるのである。
【0064】走査キャリッジ6とヘッドホルダ部材7と
を外れ不能に連結係合するための係合手段は、前述のコ
字状の緊張固定具42を走査キャリッジ6側に基端を回
動可能に装着し、ヘッドホルダ部材7側に溝状の係合固
定部43を設けても良い。また、前記ワイヤ状の緊張固
定具42に代えて、フックレバー状のものにて前記両者
を係脱するように構成しても良い。
【0065】そして、ヘッドホルダ部材7の前端側の略
水平状の案内溝44に対して、副ガイドレール45(図
3参照)を嵌め入れ、該副ガイドレール45を前記本体
ケース2のフレーム4等に固定すれば、一方のガイド部
材としての主ガイドレール3と、他方のガイド部材とし
ての副ガイドレール45とにより、インクジェットヘッ
ドユニット5は両端支持され、ヘッドホルダ部材7の下
面のフロントヘッドユニット10のノズル面と、用紙P
の搬送経路との隙間を一定に保持しながら、インクジェ
ットヘッドユニット5を主走査方向に往復移動させるこ
とができるのである。
【0066】
【発明の効果】以上に詳述したように、請求項1に記載
の発明のインクジェットプリンタヘッドは、前面に列状
に配置された複数個のノズルを有する複数のフロントヘ
ッドユニットと、前記各フロントヘッドユニットを支持
板の下面に固定したヘッドホルダ部材と、前記ヘッドホ
ルダ部材の支持板上に固定したインク流路形成部材とか
らなるインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記フ
ロントヘッドユニットにおけるインク供給口に突設させ
た筒状のスリーブを、前記インク流路形成部材における
インク流路の出口に連通させるように配置し、前記フロ
ントヘッドユニットと前記インク流路形成部材との間に
前記スリーブを囲んでバックアップ板を介挿し、そのバ
ックアップ板と前記インク流路形成部材との間で前記ス
リーブの外周に介挿した環状弾性シール体を前記パック
アップ板により弾性変形させるべく前記バックアップ板
を前記インク流路形成部材に対して締着し、前記スリー
ブの外周と前記出口との接続部からのインク漏出を阻止
するように構成したものである。
【0067】従って、フロントヘッドユニットが固定さ
れたヘッドホルダ部材上のインク流路形成部材のインク
流路の出口は、前記フロントヘッドユニットに固定した
スリーブに直接接着剤にて固定されるのではなく、当該
スリーブの外周に被嵌した環状弾性シール体をそれを囲
むように配置したバックアップ板の押圧したことによ
り、前記出口とスリーブとの隙間をシールでき、且つフ
ロントヘッドユニットやインク流路形成部材等の交換時
には、バックアップ板を外すだけで簡単にシール箇所を
解除して部品同士の分離を行うことができるという効果
を奏する。
【0068】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前
記スリーブを前記ヘッドホルダ部材の支持板に形成した
取付け孔を介して前記インク流路形成部材におけるイン
ク流路の出口に連通させるように配置し、前記取付け孔
内にて前記スリーブの外周に介挿した環状弾性シール体
と該環状弾性シール体を弾性的に変形させるパックアッ
プ板とにより前記スリーブの外周と前記出口との接続部
からのインク漏出を阻止するように構成したものであ
る。このように構成すれば、請求項1に記載の発明によ
る効果に加えて、スリーブの外周を囲むように配置する
バックアップ板をヘッドホルダ部材の取付け孔内で支持
できるから、バックアップ板の装着や位置決め作業が容
易になるという効果を奏する。
【0069】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記
バックアップ板を前記ヘッドホルダ部材の支持板と前記
インク流路形成部材との間に介挿し、前記環状弾性シー
ル体を弾性的に変形させるべく、前記ヘッドホルダ部材
の支持板とインク流路形成部材とを締着固定したもので
ある。この構成によれば、請求項2に記載の発明による
効果に加えて、バックアップ板をインク流路形成部材と
ヘッドホルダ部材とにより挟んで締着するので、バック
アップ板の剛性が低くても、ヘッドホルダ部材に支持さ
れた状態で環状弾性シール体を強く弾性変形させること
ができ、インク漏れを確実に防止できるという効果を奏
する。
【0070】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載のインクジェットプリ
ンタヘッドにおいて、前記バックアップ板には、前記ス
リーブの外周を囲む部位には、前記インク流路形成部材
と対峙する面と、スリーブの外周面とに前記環状弾性シ
ール体を押圧できる傾斜皿状の受け座を形成したもので
あるから、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発
明による効果に加えて、スレーブの外周とインク流路形
成部材におけるインク流路の出口との隙間を確実にシー
ルする方向に環状弾性シール体を効果的に押圧させて弾
性変形させることができ、インク漏れを一層確実に防止
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるインクジェット記録
装置の平面図である。
【図2】インクジェットヘッドユニットの平面図であ
る。
【図3】インクジェットヘッドユニットの側面図であ
る。
【図4】走査キャリッジに対してヘッドホルダ部材を外
した状態の斜視図である。
【図5】インクジェットヘッドユニットの側断面図であ
る。
【図6】フロントヘッドユニット付きのカバープレート
をヘッドホルダ部材に接着・固定する方法を示す要部断
面図である。
【図7】ヘッドホルダ部材及びフロントヘッドユニット
付きのカバープレートの斜視図である。
【図8】ヘッドホルダ部材の正面図である。
【図9】図8のIX−IX栓矢視断面図である。
【図10】(a)はフロントヘッドユニットと容器筐の
インク流路の出口との接続部のシール構造第1実施形態
の要部拡大断面図、(b)は用途筐を固定する前の状態
のヘッドホルダ部材側の断面図である。
【図11】(a)はバックアップの平面図、(b)は図
11(a)のXIb −XIb 線断面図である。
【図12】(a)は固定用プレートの平面図、(b)は
図12(a)のXIIb−XIIb線断面図である。
【図13】シール構造の第1実施形態の変形例を示す要
部拡大断面図である。
【図14】シール構造の第2実施形態の要部拡大断面図
である。
【図15】スリーブの他の実施形態の断面図である。
【図16】フロントヘッドユニットの各部品の斜視図で
ある。
【図17】キャビティプレートユニットの構成不品を示
す斜視図である。
【図18】キャビティプレートユニットの要部を示す斜
視図である。
【図19】キャビティプレートユニットに圧電アクチュ
エータを積層する位置関係を示す斜視図である。
【図20】フロントヘッドユニットの要部拡大断面図で
ある。
【図21】シール部の従来例を示す要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
3 主ガイドレール 5 インクジェットヘッドユニット 6 走査キャリッジ 7 ヘッドホルダ部材 7a 支持板としての底板 9 ジョイント部材 10 フロントヘッドユニット 11 インク供給管 19 インク吐出口 21 インク導入口 24 容器筐 24a 通路板 26 インク流路 26a 出口 27 キャビティプレートユニット 28 圧電アクチュエータ 35 フレキシブルフラットケーブル 54 ノズルプレート 55 ノズル 73 スリーブ 76 バックアップ板 78 受け座 79 環状弾性シール体としてのオーリング 80 固定用プレート 81 ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に列状に配置された複数個のノズル
    を有する複数のフロントヘッドユニットと、前記各フロ
    ントヘッドユニットを支持板の下面に固定したヘッドホ
    ルダ部材と、前記ヘッドホルダ部材の支持板上に固定し
    たインク流路形成部材とからなるインクジェットプリン
    タヘッドにおいて、 前記フロントヘッドユニットにおけるインク供給口に突
    設させた筒状のスリーブを、前記インク流路形成部材に
    おけるインク流路の出口に連通させるように配置し、前
    記フロントヘッドユニットと前記インク流路形成部材と
    の間に前記スリーブを囲んでバックアップ板を介挿し、
    そのバックアップ板と前記インク流路形成部材との間で
    前記スリーブの外周に介挿した環状弾性シール体を前記
    パックアップ板により弾性変形させるべく前記バックア
    ップ板を前記インク流路形成部材に対して締着し、前記
    スリーブの外周と前記出口との接続部からのインク漏出
    を阻止するように構成したことを特徴とするインクジェ
    ットプリンタヘッド。
  2. 【請求項2】 前記スリーブを前記ヘッドホルダ部材の
    支持板に形成した取付け孔を介して前記インク流路形成
    部材におけるインク流路の出口に連通させるように配置
    し、前記取付け孔内にて前記スリーブの外周に介挿した
    環状弾性シール体と該環状弾性シール体を弾性的に変形
    させるパックアップ板とにより前記スリーブの外周と前
    記出口との接続部からのインク漏出を阻止するように構
    成したことを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    トプリンタヘッド。
  3. 【請求項3】 前記バックアップ板を前記ヘッドホルダ
    部材の支持板と前記インク流路形成部材との間に介挿
    し、前記環状弾性シール体を弾性的に変形させるべく、
    前記ヘッドホルダ部材の支持板とインク流路形成部材と
    を締着固定したことを特徴とする請求項2に記載のイン
    クジェットプリンタヘッド。
  4. 【請求項4】 前記バックアップ板には、前記スリーブ
    の外周を囲む部位には、前記インク流路形成部材と対峙
    する面と、スリーブの外周面とに前記環状弾性シール体
    を押圧できる傾斜皿状の受け座を形成したことを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のインクジ
    ェットプリンタヘッド。
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