JP2003144715A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003144715A
JP2003144715A JP2001344406A JP2001344406A JP2003144715A JP 2003144715 A JP2003144715 A JP 2003144715A JP 2001344406 A JP2001344406 A JP 2001344406A JP 2001344406 A JP2001344406 A JP 2001344406A JP 2003144715 A JP2003144715 A JP 2003144715A
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JP
Japan
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tray
bottom plate
opening
game
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Pending
Application number
JP2001344406A
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English (en)
Inventor
Tomoe Sakai
知恵 酒井
Naohiro Suzuki
直広 鈴木
Masafumi Mineno
雅史 峰野
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受台上に載置される貯留箱を受け皿の真下位
置に配置しなくても遊技球の移し替えが可能であり、隣
の遊技者の専有スペースを侵すことなく、二個の貯留箱
を横に並べて遊技中の遊技機の正面に配置することがで
きる遊技機を提供する。 【解決手段】 受け皿4の下部を開放して開口部11と
するとともに、該開口部11に、側方傾斜可能に可動底
板10を配設し、該可動底板10を、開口部11を遮蔽
して遊技媒体を受け皿4に貯留する定常位置と、側部下
方に傾斜して開口部11を開放し、受け皿4内の遊技媒
体を自重により側部下方に排出する排出位置とに変換可
能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機体前面の略中央
下部に、払出し口から払い出された遊技媒体を受け入れ
る受け皿を備えてなる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技球を遊技媒体として遊技を行うパチ
ンコ遊技機等の遊技機や、コインを遊技媒体として遊技
を行うスロット遊技機等の遊技機にあっては、機体の前
面下部に受け皿が設けられており、払出し口から払い出
された遊技媒体を受け入れて貯留し得るようになってい
る。
【0003】ところで、パチンコ遊技機にあっては、機
体の前面下部に上受け皿と下受け皿が段設されており、
上受け皿の遊技球は、球送り機構により一球ずつ発射レ
ール始端の発射位置に自動的に供給され、発射ハンドル
の回動操作を介して発射槌で打圧することによって遊技
盤面に順次打ち出される。また、遊技盤面の入賞口に遊
技球が入賞すると所定数(例えば15個)の遊技球が賞
球として払い出される。この払い出された遊技球は上受
け皿に送られるが、入賞口に多数の遊技球が入賞可能と
なる大当りが発生し、払い出された遊技球で上受け皿が
満杯になると自動的に下受け皿側に流れるようになって
いる。そして、該下受け皿を最終的に遊技球を受け入れ
る受け皿としている。この受け皿の底壁には、開閉可能
な球抜き孔が設けられており、該球抜き孔の開放操作を
介して受け皿内の遊技球が下方に排出されることとな
る。
【0004】また、図9に示すように、パチンコ遊技機
aの前面側の下方には、カウンター状の受台bが各遊技
機間に亘って一連に横設されており、該受台b上に載置
した移動用の貯留箱cで、前記受け皿dから排出される
遊技球を直下で受け止めることにより、その移し替えを
行っている。
【0005】一方、スロット遊技機の場合、機体の前面
下部に、浅底の矩形状に形成された受け皿が水平状に配
設されている。該受け皿は、1,2回の大当りにより払
い出されるコインを貯留し得る程度の容量となってお
り、受け皿がコインで満杯となったときや、遊技をやめ
るときには、受け皿の手前に移動用の貯留箱を保持した
状態で、薄くて摘みにくいコインを受け皿の前壁内面に
沿って掻き上げるようにして取り出して、貯留箱への移
し替えを行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パチンコ遊
技機の場合、遊技者が遊技中に専有し得る受台bのスペ
ースは、遊技している当該パチンコ遊技機aの前面部分
に限られ、この専有スペースの横幅は移動用の貯留箱c
を二個横に並べて置ける程度の広さであるに過ぎない。
しかしながら、上述した下受け皿からなる最終的に遊技
球を受け入れる受け皿dは、機体前面下部の略中央位置
に配設されており、しかも該受け皿d内の遊技球を、底
壁に設けられた球抜き孔から真下に排出させることしか
できないため、受け皿dから貯留箱cへ遊技球の移し替
えを行うには、受台b上で受け皿dの真下位置に貯留箱
cを載置しなければならない。このため、受け皿dから
移し替えた遊技球で貯留箱cが満杯となった場合に、該
貯留箱cを受台bに載置したまま横方向に移動させて、
新たな貯留箱cを載置するには、図9に示すように、満
杯となった貯留箱c’を隣りの遊技者の専有スペース側
まではみ出すほど横方向に移動させなければ、新たな貯
留箱cを受け皿dの真下位置に載置することができない
が、このような行為は隣りの遊技者に迷惑を掛けること
となるので許されない。従って、貯留箱cが遊技球で満
杯となった場合には、その都度、満杯の貯留箱cを手で
持って受台b上から遊技者の足下等に降ろした後、新た
に空の貯留箱cを受け皿dの真下位置に載置する面倒な
作業を行わなければならないという問題点があった。
【0007】一方、スロット遊技機にあっては、受け皿
内のコインを貯留箱に移し替える際に、受け皿から手で
何度もコインを掻き出さなければならないため、時間が
掛かり、極めて面倒であるという問題点があった。ま
た、遊技中に大当りが連続的に発生すると、短時間で受
け皿が満杯になってしまうため、上記のような手による
非能率的なコインの掻き出し作業を頻繁に行わなければ
ならない煩わしさがあった。
【0008】本発明は、かかる従来の問題点を解消し得
る受け皿を備えた遊技機を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技球又はコ
イン等の遊技媒体を介して遊技が行われ、機体前面の略
中央下部に、払出し口から払い出された遊技媒体を受け
入れる受け皿を備えてなる遊技機において、前記受け皿
の下部を開放して開口部とするとともに、該開口部に、
側方傾斜可能に可動底板を配設し、該可動底板を、開口
部を遮蔽して遊技媒体を受け皿に貯留する定常位置と、
側部下方に傾斜して開口部を開放し、受け皿内の遊技媒
体を自重により側部下方に排出する排出位置とに変換可
能に設けたことを特徴とする遊技機である。
【0010】かかる構成にあって、受け皿の底部の開口
部を遮蔽している可動底板を、側部下方に傾斜させて開
口部を開放する排出位置に変換することにより、受け皿
内の遊技媒体を受け皿の側部下方に自重で排出すること
ができる。これにより、パチンコ遊技機においては、受
台7(図5参照)上に載置される貯留箱19を受け皿の
真下位置に配置しなくても遊技球の移し替えが可能とな
り、隣の遊技者の専有スペースを侵すことなく、二個の
貯留箱を横に並べて遊技中の遊技機の正面に配置するこ
とができる。また、スロット遊技機においても、コイン
を側部下方に排出することができるので、受け皿の前壁
を乗り越えさせるようにして手で何度もコインを掻き出
す必要がなくなり、容易かつ迅速に貯留箱への移し替え
を行うことができる。
【0011】ここで、前記可動底板の左右何れかの一側
端を枢支することにより、他側端を側方傾斜可能な開放
端とするとともに、該開放端側に可動底板を定常位置に
保持する保持手段を設ける構成が提案され得る。かかる
構成にあっては、可動底板を保持手段によって定常位置
に保持することにより、受け入れた遊技媒体の重みによ
って可動底板が不用意に側方傾斜して遊技媒体が排出さ
れることを防止できるとともに、保持手段の保持解除に
よって、可動底板を側方傾斜させて受け皿の一方の側部
下方に遊技媒体を排出させることができる。そして、そ
の排出側に配置した貯留箱が満杯となった場合に、該貯
留箱を反対側に移動させることにより、新たに空の貯留
箱を排出側に配置することができる。
【0012】また、前記可動底板を左右に分割された分
割可動底板とし、両分割可動底板の中央部側に位置する
各一側端を枢支することにより、両分割可動底板の各他
側端を夫々側方傾斜可能な開放端とするとともに、各開
放端側に両分割可動底板を夫々定常位置に保持する保持
手段を設けるようにしてもよい。かかる構成にあって
は、各保持手段による両分割可動底板の保持作用に加え
て、各保持手段の保持解除によって遊技媒体の排出方向
を選択することにより、予め並べて配置した二個の貯留
箱の何れにも遊技媒体を移し替えることができるので、
上記のように満杯となった貯留箱を反対側に移動させる
作業が不要となり、多量の遊技媒体を二個の貯留箱に簡
単に振り分けることができる。
【0013】さらに、前記保持手段としては、受け皿の
側壁部と該側壁部に対向する可動底板の開放端の、その
何れか一方に形成された係止凹所と、他方に進退可能に
配設されて該係止凹所に係合可能な係合爪と、該係合爪
を係止凹所側に付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢
力に抗して係合爪を後退させて係止凹所との係合を解除
する操作部材とによって構成したものが提案され得る。
このように保持手段を構成することにより、簡単な構造
にも拘わらず、可動底板を定常位置に確実に保持するこ
とができるとともに、操作部材による係合爪の係脱操作
を介して可動底板の定常位置での保持及び保持解除を容
易に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をパチンコ遊技機
に適用した第一実施例を、図1〜図5について説明す
る。
【0015】図1に示すように、パチンコ遊技機を構成
する機体1の前面には、遊技盤面を覆うガラス扉2が配
設されており、該ガラス扉2の下部に上受け皿3が配設
されている。また、機体1の前面の略中央下部には、下
受け皿としての受け皿4が配設されており、該受け皿4
に臨ませて遊技媒体の払出し口5が機体1の前面下部に
開口されている。そして、該払出し口5から払い出され
る遊技媒体としての遊技球を前記受け皿4で受け入れ得
るようになっている。さらに、該受け皿4の右側方には
発射ハンドル6が配設されている。
【0016】ここで、前記上受け皿3に貯留される遊技
球は、発射ハンドル6の回動操作によって遊技盤面に順
次打ち出され、図示しない入賞口に入賞すると所定数
(例えば15個)の遊技球が賞球として払い出される。
この払い出された遊技球は上受け皿3に送られるが、入
賞口に多数の遊技球が入賞可能となる大当りが発生し、
払い出された遊技球で上受け皿3が満杯になると、機体
1の裏面に配設されている図示しない振り分け通路を遊
技球が流下して払出し口5から受け皿4内に放出され
る。
【0017】また、かかるパチンコ遊技機は、左右方向
に列設されており、各機体1の前面側の下方には、カウ
ンター状の受台7が各機体1間に亘って一連に横設され
ている。
【0018】前記受け皿4は、図2に示すように、前壁
部8aと左右の側壁部8b,8bとにより外周が囲繞さ
れ、上部及び下部が開放された略コ字形の周壁9を備え
ており、該周壁9が機体1の前面下部に一体成形または
固着によって取り付けられている。また、開放された受
け皿4の下部は開口部11(図3ハ参照)となってお
り、該開口部11に可動底板10が側方傾斜可能に配設
されている。即ち、該可動底板10は、機体1の前面か
ら水平状に突出された支軸12に、左右何れかの一側端
(図示した例では右側端)が枢支されて側方傾斜可能に
設けられており、これによって開口部11を遮蔽して遊
技球を受け皿4に貯留する定常位置と、側部下方に傾斜
して開口部11を開放し、受け皿4内の遊技球を自重に
より側方に排出する排出位置とに変換し得るようになっ
ている。
【0019】また、前記支軸12によって一側端を枢支
されて側方傾斜する可動底板10は、他側端の開放端側
に、可動底板10を定常位置に保持する保持手段13が
設けられている。該保持手段13は、図3イ〜ハに示す
ように、受け皿4の側壁部8bの下部内側面に形成され
た係止凹所14と、該係止凹所14に対向する可動底板
10の開放端に進退可能に配設された係合爪15と、該
係合爪15を係止凹所14側に付勢する付勢手段16
と、該付勢手段16の付勢力に抗して係合爪15を後退
させて係止凹所14との係合を解除する操作部材17と
によって構成されている。
【0020】ここで、前記係合爪15は、可動底板10
の開放端に形成された嵌装孔18に進退可能に嵌装され
ており、該嵌装孔18の奥部に配設されたコイルバネか
らなる付勢手段16の付勢力を介してその先端が嵌装孔
18から側方に突出する状態に付勢されている。そし
て、図3イに示すように、付勢手段16の付勢力を介し
て係合爪15の先端を嵌装孔18から突出させて係止凹
所14に係合させることにより、可動底板10を定常位
置に保持し得るようになっている。また、前記操作部材
17は、側壁部8bの外側から先端が係止凹所14内に
挿入される作動杆部17aを備えており、常時はコイル
バネ19によって外方に後退した待機位置に保持されて
いる。そして、図3ロに示すように、操作部材17の内
方への押圧操作を介して作動杆部17aの先端で係合爪
15を押圧し、該係合爪15を付勢手段16の付勢力に
抗して後退させることにより、図3ハに示すように、係
止凹所14との係合が解除されて、可動底板10の開放
端が支軸12を支点として側部下方に自重で回動し得る
ようになっている。また、係合爪15の先端には外端側
に下方傾斜した係合案内面20が形成されており、図3
ハに示す可動底板10の傾斜状態から該可動底板10を
上方向に回動させると、前記係合案内面20が側壁部8
bの下部稜縁に当接し、その案内作用を介して係合爪1
5を後退させるとともに、前記下部稜縁を通過すると付
勢手段16の付勢力によって係合爪15が押し出され
て、自動的に係止凹所14に係合されるようになってい
る。
【0021】かかる構成にあって、図4に示すように、
可動底板10を定常位置に保持して開口部11を遮蔽し
ておくことにより、受け皿4内に遊技球を貯留すること
ができる。一方、入賞口に多数の遊技球が入賞可能とな
る大当りが発生し、大量の遊技球が払出し口5から受け
皿4内に放出されるような場合には、操作部材17の押
圧操作を介して保持手段13による可動底板10の定常
位置での保持を解除すると、図5に示すように、可動底
板10が側部下方に傾斜して開口部11が開放され、傾
斜した可動底板10の上面の案内作用を介して、遊技球
を受け皿4の側部下方に自重で排出することができる。
そして、このように受け皿4の側部下方に遊技球を排出
することができるので、受台7上に載置される移動用の
貯留箱19を、当該遊技機の専有スペース内で、遊技球
の排出位置に対応する側に配置した状態において、遊技
球の移し替えを行うことができ、さらに該貯留箱19が
満杯となった場合には、該貯留箱19を反対側に移動さ
せることにより、新たに空の貯留箱を排出位置側に配置
することができる。
【0022】図6〜図8は、本発明をパチンコ遊技機に
適用した第二実施例を示す。この実施例は、第一実施例
における可動底板10を、略中央で左右に分割して分割
可動底板10a,10bとし、両分割可動底板10a,
10bの中央部側に位置する各一側端を支軸12で枢支
することにより、両分割可動底板10a,10bの各他
側端を夫々側方傾斜可能な開放端とするとともに、各開
放端側に第一実施例と同一構成の保持手段13,13を
設けて、両分割可動底板10a,10bを夫々定常位置
に保持させるようにしたものである。その他の構成は、
第一実施例と同じであり、同一部分に同一符号を付して
重複する説明を省略する。
【0023】かかる構成にあって、左右の分割可動底板
10a,10bを定常位置に保持しておくことにより、
払出し口5から払い出される遊技球を受け皿4内に貯留
することができる。また、入賞口に多数の遊技球が入賞
可能となる大当りが発生し、大量の遊技球が払出し口5
から受け皿4内に放出されるような場合には、図7に示
すように、一方の分割可動底板10a(図示した例では
左側のもの)の保持を解除し、該分割可動底板10aを
下部側方に傾斜させて開口部11を開放することによっ
て、受け皿4内の遊技球を、傾斜した分割可動底板10
aの上面の案内作用を介して、該受け皿4の左側方に自
重で排出することができる。また、この一方の分割可動
底板10aを遮蔽位置に保持し、図8に示すように、他
方の分割可動底板10b(図示した例では右側のもの)
の保持を解除して、該分割可動底板10bを下部側方に
傾斜させることにより、開口部11が開放されて、遊技
球を右側方に自重で排出することができる。そして、こ
のように受け皿4の左側方または右側方に遊技球を選択
的に排出することができるので、第一実施例のもののよ
うに満杯となった貯留箱19を反対側に移動させる作業
が不要となり、多量の遊技球を二個の貯留箱19,19
に簡単に振り分けることができる。また、当該遊技機の
専有スペース内で、二個の貯留箱19,19を予め並べ
て配置しておくことも可能となる。
【0024】尚、上記第一実施例及び第二実施例では、
保持手段13を構成する係止凹所14を受け皿4の側壁
部8bに配設する一方、係合爪15を可動底板10(分
割可動底板10a,10b)の開放端に配設するように
しているが、その位置関係を逆にしてもよい。また、上
記両実施例では、本発明をパチンコ遊技機に適用した場
合について説明したが、本発明における受け皿4の構成
は、スロット遊技機に適用することも可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上述したように、受け皿の下
部を開放して開口部とするとともに、該開口部に、側方
傾斜可能に可動底板を配設し、該可動底板を、開口部を
遮蔽して遊技媒体を受け皿に貯留する定常位置と、側部
下方に傾斜して開口部を開放し、受け皿内の遊技媒体を
自重により側部下方に排出する排出位置とに変換可能に
設けたから、可動底板を、側部下方に傾斜させて開口部
を開放する排出位置に変換することにより、受け皿内の
遊技媒体を受け皿の側部下方に自重で排出することがで
きる。これにより、パチンコ遊技機においては、受台上
に載置される貯留箱を受け皿の真下位置に配置しなくて
も遊技球の移し替えが可能となり、隣の遊技者の専有ス
ペースを侵すことなく、二個の貯留箱を横に並べて遊技
中の遊技機の正面に配置することができる。また、スロ
ット遊技機においても、コインを側部下方に排出するこ
とができるので、受け皿の前壁を乗り越えさせるように
して手で何度もコインを掻き出す必要がなくなり、容易
かつ迅速に貯留箱への移し替えを行うことができる。
【0026】ここで、前記可動底板の左右何れかの一側
端を枢支することにより、他側端を側方傾斜可能な開放
端とするとともに、該開放端側に可動底板を定常位置に
保持する保持手段を設けた場合には、可動底板を保持手
段によって定常位置に保持することにより、受け入れた
遊技媒体の重みによって可動底板が不用意に側方傾斜し
て遊技媒体が排出されることを防止できるとともに、保
持手段の保持解除によって、可動底板を側方傾斜させて
受け皿の一方の側部下方に遊技媒体を排出させることが
できる。そして、その排出側に配置した貯留箱が満杯と
なった場合に、該貯留箱を反対側に移動させることによ
り、新たに空の貯留箱を排出側に配置することができ
る。
【0027】また、前記可動底板を左右に分割された分
割可動底板とし、両分割可動底板の中央部側に位置する
各一側端を枢支することにより、両分割可動底板の各他
側端を夫々側方傾斜可能な開放端とするとともに、各開
放端側に両分割可動底板を夫々定常位置に保持する保持
手段を設けた場合には、各保持手段による両分割可動底
板の保持作用に加えて、各保持手段の保持解除によって
遊技媒体の排出方向を選択することにより、予め並べて
配置した二個の貯留箱の何れにも遊技媒体を移し替える
ことができるので、上記のように満杯となった貯留箱を
反対側に移動させる作業が不要となり、多量の遊技媒体
を二個の貯留箱に簡単に振り分けることができる。ま
た、一個の貯留箱を受け皿の真下に配置した状態にあっ
ても、両分割可動底板の開放操作を介して遊技媒体を左
右両側に交互に排出させることにより、該遊技媒体の貯
留箱内での偏りを防止することができ、これによって遊
技媒体を手で均す作業が不要となる。
【0028】さらに、前記保持手段を、受け皿の側壁部
と該側壁部に対向する可動底板の開放端の、その何れか
一方に形成された係止凹所と、他方に進退可能に配設さ
れて該係止凹所に係合可能な係合爪と、該係合爪を係止
凹所側に付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗
して係合爪を後退させて係止凹所との係合を解除する操
作部材とによって構成することにより、簡単な構造にも
拘わらず、可動底板を定常位置に確実に保持することが
できるとともに、操作部材による係合爪の係脱操作を介
して可動底板の定常位置での保持及び保持解除を容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例にかかる受け皿を備えた遊技機の下
半部分の正面図である。
【図2】同上の遊技機の受け皿を示す斜視図である。
【図3】可動底板の保持手段の構成及び作用を示す縦断
面図である。
【図4】可動底板を定常位置に保持した状態を示す遊技
機の下半部分の正面図である。
【図5】可動底板を排出位置に変換した状態を示す遊技
機の下半部分の正面図である。
【図6】第二実施例にかかる受け皿を示す斜視図であ
る。
【図7】同上の受け皿の、左側の分割可動底板を排出位
置に変換した状態を示す遊技機の下半部分の正面図であ
る。
【図8】同上の受け皿の、右側の分割可動底板を排出位
置に変換した状態を示す遊技機の下半部分の正面図であ
る。
【図9】従来構成の受け皿を備えた遊技機の下半部分の
正面図である。
【符号の説明】
1 機体 4 受け皿 5 払出し口 8b 側壁部 10 可動底板 10a,10b 分割可動底板 11 開口部 13 保持手段 14 係止凹所 15 係合爪 16 付勢手段 17 操作部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峰野 雅史 愛知県春日井市桃山町1丁目127番地 マ ルホン工業株式会社内 Fターム(参考) 2C088 BA90 EA15 EA41

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技球又はコイン等の遊技媒体を介して遊
    技が行われ、機体前面の略中央下部に、払出し口から払
    い出された遊技媒体を受け入れる受け皿を備えてなる遊
    技機において、 前記受け皿の下部を開放して開口部とするとともに、該
    開口部に、側方傾斜可能に可動底板を配設し、該可動底
    板を、開口部を遮蔽して遊技媒体を受け皿に貯留する定
    常位置と、側部下方に傾斜して開口部を開放し、受け皿
    内の遊技媒体を自重により側部下方に排出する排出位置
    とに変換可能に設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】可動底板の左右何れかの一側端を枢支する
    ことにより、他側端を側方傾斜可能な開放端とするとと
    もに、該開放端側に可動底板を定常位置に保持する保持
    手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載した遊技
    機。
  3. 【請求項3】可動底板を左右に分割された分割可動底板
    とし、両分割可動底板の中央部側に位置する各一側端を
    枢支することにより、両分割可動底板の各他側端を夫々
    側方傾斜可能な開放端とするとともに、各開放端側に両
    分割可動底板を夫々定常位置に保持する保持手段を設け
    たことを特徴とする請求項1に記載した遊技機。
  4. 【請求項4】保持手段が、受け皿の側壁部と該側壁部に
    対向する可動底板の開放端の、その何れか一方に形成さ
    れた係止凹所と、他方に進退可能に配設されて該係止凹
    所に係合可能な係合爪と、該係合爪を係止凹所側に付勢
    する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して係合爪を
    後退させて係止凹所との係合を解除する操作部材とによ
    って構成されていることを特徴とする請求項2又は請求
    項3に記載した遊技機。
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