JP2003143437A - ブラックバランス調整方法、および撮像装置 - Google Patents
ブラックバランス調整方法、および撮像装置Info
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Abstract
ラックバランス調整において、人間が手動で調整する場
合においても難しいと思える程度のシェーディング、飛
び込みノイズ、撮像素子のキズが発生している場合にお
いても、良好なブラックバランスが調整可能で、かつ同
時にシェーディング、飛び込みノイズ、撮像素子のキズ
などが無い場合には、非常に高精度でブラックバランス
を調整すること。 【解決手段】 ブロックデータ検出回路6によって入力
画像を複数のブロックに分割し、ヒストグラム演算回路
7で各ブロックのヒストグラムを演算し、該演算結果に
基づいて、黒レベル検出ブロック選択回路8によって黒
レベル検出を行なうのに適したブロックを決定する。
Description
TR一体型カメラ、電子スチルカメラなどに用いられ、
映像信号を用いて撮像状況に応じたブラックバランス調
整を行なう撮像装置、およびブラックバランス調整方法
に関し、特にブラックバランス精度の向上を図ったもの
に関するものである。
G,Bという複数の映像信号の黒レベルが一致するよう
に、アナログプロセス回路中のペデスタルレベルを調整
することによりブラックバランス調整がなされている。
すなわち、レンズをクローズさせた状態での映像信号レ
ベルを検出することにより、自動的にブラックバランス
を調整する機能が実現されている。
付き撮像装置の構成を示す。図10において、1はCC
Dなどの撮像素子、2は、相関二重サンプリング処理、
ペデスタル調整処理、ゲイン調整処理などを行なうアナ
ログプロセス回路、3はアナログプロセス回路2の出力
信号をディジタル信号に変換するA/D変換器、4は、
ガンマ処理、マトリクス変換処理などを行なうディジタ
ルプロセス回路、5はディジタルプロセス回路4の出力
信号をアナログ信号に変換するD/A変換器、6は例え
ば横8画素×縦4ラインを1つのブロックとして画面を
複数のブロックに分割し、各ブロックの平均映像信号レ
ベルを検出するブロックデータ検出回路、17は各ブロ
ックの平均映像信号レベルを画面内の全ブロックにおい
て平均し、黒レベル値を演算する全画面平均回路、10
は黒レベル値と予め設定されている目標値との差より、
アナログプロセス回路2におけるペデスタル値を可変す
るペデスタル制御回路である。なお、上記全画面平均回
路17とペデスタル制御回路10とはマイクロコンピュ
ータ11を用いて実現されているものとする。
ランス調整機能付き撮像装置の動作を説明する。すなわ
ち、図10の回路では、図示しないレンズをクローズさ
せた状態での、例えばR、G、Bという複数の映像信号
の全画面平均値を全画面平均回路17によって求め、こ
れを各映像信号の黒レベル値として検出し、ペデスタル
制御回路10において、この黒レベル値と予め設定され
ている目標値との差よりアナログプロセス回路2におけ
るペデスタル値を可変とするようにすることにより、各
映像信号の黒レベルが同じ値になって、自動的にブラッ
クバランスの調整を行うことができることとなる。
のように構成されており、レンズをクローズさせた状態
での全画面平均値を黒レベル値として用いている。その
ため、撮像素子や回路でのシェーディング、飛び込みノ
イズ、撮像素子のキズ、などが発生した場合、その影響
が黒レベル値に表れる。例えば、明るいシェーディング
がある場合には、その画像信号のヒストグラムをとる
と、図11(a)に示すように、明るいシェーディング
部分がヒストグラムの右端に現れ、全画面の平均値を検
出すると、該平均値は、明るいシェーディング部分の影
響を受けて、人間が認識する黒レベルであるシェーディ
ングのない部分の平均値より高めの値となってしまう。
には、図11(b)に示すように、暗いシェーディング
部分がヒストグラムの左端に現れ、全画面の平均値を検
出すると、該平均値は、人間が認識する黒レベルであ
る、シェーディングのない部分の平均値より低めの値と
なってしまう。
ーディングのない部分の黒レベルとは若干ずれた全画面
平均値が等しくなるように制御を行なうため、自動ブラ
ックバランス調整処理が正常に終了したにもかかわら
ず、本来のシェーディング、飛び込みノイズ、撮像素子
のキズ、の無い部分での黒レベルが一致する状態に比較
して、若干ずれた状態となってしまっていた。なお、人
間が手動でブラックバランス調整する場合には、シェー
ディング、飛び込みノイズ、撮像素子のキズ、のない部
分の黒レベルが一致する状態に調整している。
撮像素子のキズは、その時々の温度、電源電圧などの状
況によってさまざまに変化し、その度合い、画面上での
発生場所もさまざまであるため、例えば、画面の中央部
付近の画像信号のみを用いてブラックバランス調整を行
なうといった方法では解決が難しく、またブラックバラ
ンス調整処理結果のズレもさまざまといった状況であっ
た。
たもので、シェーディング、飛び込みノイズ、撮像素子
のキズが発生した場合においても、発生しなかった場合
においても、人間が手動で調整したような状態、すなわ
ちシェーディング、飛び込みノイズ、撮像素子のキズの
ない部分の黒レベルが合致した状態に自動調整でき、実
効的なブラックバランス調整機能の精度の向上を実現す
ることのできる撮像装置、およびブラックバランス調整
方法を提供することを目的とする。
る撮像装置は、入力画像を複数のブロックに分割し、各
ブロックごとの画像データを検出するブロックデータ検
出回路と、上記ブロックデータ検出回路で検出した各ブ
ロックの画像信号レベルより、上記入力画像信号の、画
像信号レベルごとの上記ブロックの数である度数を表す
ヒストグラムを算出するヒストグラム演算回路と、上記
算出したヒストグラムより黒レベル検出に用いる複数の
ブロックを選択する黒レベル検出ブロック選択回路と、
上記選択された複数のブロックを用いて出力画像信号の
黒レベルを検出する黒レベル検出回路と、上記検出され
た黒レベルと予め設定されている目標値とを比較した結
果によって入力画像のペデスタル値を制御するペデスタ
ル制御回路とを備えたものである。
は、入力画像を複数のブロックに分割し、各ブロックご
との画像データを検出するブロックデータ検出回路と、
上記ブロックデータ検出回路で検出した各ブロックの画
像信号レベルより、上記入力画像信号の、画像信号レベ
ルごとの上記ブロックの数である度数を表すヒストグラ
ムを算出するヒストグラム演算回路と、上記算出したヒ
ストグラムより黒レベル検出に用いる複数のブロックを
選択する黒レベル検出ブロック選択回路と、上記選択さ
れた複数のブロックを用いて出力画像信号の黒レベル、
および黒レベル検出用に選択されたブロックの度数合計
である黒レベル値算出度数を検出する黒レベル値・度数
検出回路と、上記黒レベル検出ブロック選択手段により
選択されたブロックの度数合計である黒レベル値算出度
数に応じてブラックバランス収束許容誤差範囲を決定す
るブラックバランス収束許容誤差範囲決定回路と、上記
検出された黒レベルと予め設定されている目標値とを比
較した結果と、上記ブラックバランス収束許容誤差範囲
決定回路によって決定されたブラックバランス収束許容
誤差範囲とによって、入力画像のペデスタル値を制御す
るペデスタル制御回路とを備えたものである。
は、入力画像を複数のブロックに分割し、各ブロックご
との画像データを検出するブロックデータ検出回路と、
上記ブロックデータ検出回路で検出した各ブロックの画
像信号レベルより、上記入力画像信号の、画像信号レベ
ルごとの上記ブロックの数である度数を表すヒストグラ
ムを算出するヒストグラム演算回路と、上記算出したヒ
ストグラムより黒レベル検出に用いる複数のブロックを
選択する黒レベル検出ブロック選択回路と、上記選択さ
れた複数のブロックを用いて出力画像信号の黒レベル、
および黒レベル検出用に選択されたブロックの度数合計
である黒レベル値算出度数を検出する黒レベル値・度数
検出回路と、上記黒レベル検出ブロック選択手段に選択
されたブロックの度数合計である黒レベル値算出度数に
応じて黒レベルに時間方向の平均化処理を行なう黒レベ
ル時間平均化処理回路と、上記黒レベル時間平均化処理
回路の出力と予め設定されている目標値とを比較した結
果によって入力画像のペデスタル値を制御するペデスタ
ル値制御回路とを備えたものである。
は、入力画像を複数のブロックに分割し、各ブロックご
との画像データを検出するブロックデータ検出回路と、
上記ブロックデータ検出回路で検出した各ブロックの画
像信号レベルより、上記入力画像信号の、画像信号レベ
ルごとの上記ブロックの数である度数を表すヒストグラ
ムを算出するヒストグラム演算回路と、上記算出したヒ
ストグラムより黒レベル検出に用いる複数のブロックを
選択する黒レベル検出ブロック選択回路と、上記選択さ
れた複数のブロックを用いて出力画像信号の黒レベル、
および黒レベル検出用に選択されたブロックの度数合計
である黒レベル値算出度数を検出する黒レベル値・度数
検出回路と、上記選択されたブロックの度数合計である
黒レベル値算出度数に応じて、画像信号の周波数特性を
切替えるための周波数特性切替え制御信号を出力する周
波数特性切替え制御回路と、上記周波数特性切替え制御
信号を受けて制御され、画像信号の周波数特性を切替え
る周波数特性切替え回路と、上記検出された黒レベルと
予め設定されている目標値とを比較した結果によって入
力画像のペデスタル値を制御するペデスタル値制御回路
とを備えたものである。
は、請求項1ないし4のいずれかに記載の撮像装置にお
いて、上記黒レベル検出ブロック選択回路は、最頻度画
像信号レベルから順に、予め定められた度数である、最
頻度画像信号レベルより小さい画像信号レベル、および
前記予め定められた度数である、最頻度画像信号レベル
より大きい画像信号レベル、を、検出し、該検出された
両画像信号レベル間の画像信号を、黒レベル検出用画像
信号として選択するものである。
は、請求項1ないし4のいずれかに記載の撮像装置にお
いて、上記黒レベル検出ブロック選択回路は、最頻度画
像信号レベルの度数と、該最頻度画像信号レベルより小
さい画像信号レベルの度数と、該最頻度画像信号レベル
より大きい画像信号レベルの度数とを、最頻度画像信号
レベルに近いものから順に交互に取り出して積算し、該
積算度数が予め設定された度数以上になった時点での、
最頻度画像信号レベルより小さい画像信号レベル、およ
び最頻度画像信号レベルより大きい画像信号レベルを検
出し、該検出された画像信号レベル間の画像信号を、黒
レベル検出用画像信号として選択するものである。
は、請求項1ないし4のいずれかに記載の撮像装置にお
いて、上記黒レベル検出ブロック選択回路は、最頻度画
像信号レベルから、予め設定された画像レベル幅の画像
信号を黒レベル検出用ブロック選択するものである。
は、請求項1ないし4のいずれかに記載の撮像装置にお
いて、上記黒レベル検出ブロック選択回路は、最頻度画
像信号レベルから、標準偏差の予め設定された定数倍の
画像レベル幅の画像信号を、黒レベル検出用画像信号と
して選択するものである。
は、請求項1記載の撮像装置において、上記黒レベル検
出回路は、上記選択されたブロックの画像信号レベルの
平均値を算出し、これを代表黒レベル値を算出するもの
である。
置は、請求項3に記載の撮像装置において、上記黒レベ
ル値・度数検出回路は、上記選択された複数のブロック
の画像信号レベルの平均値を算出し、これを代表黒レベ
ル値として出力するとともに、黒レベル検出用に選択さ
れたブロックの度数合計である黒レベル値算出度数とし
て出力するものである。
置は、請求項2記載の撮像装置において、上記ブラック
バランス収束許容誤差範囲決定回路は、上記黒レベル値
算出度数が多いほど、ブラックバランス調整が収束した
か否かを判定する収束許容誤差範囲を小さくするもので
ある。
置は、請求項10記載の撮像装置において、上記黒レベ
ル時間平均化処理回路は、上記黒レベル値算出度数が少
ないほど、より多くの異なる時間に上記黒レベル値・度
数検出回路から出力される、上記代表黒レベル値を平均
化した結果を出力するものである。
置は、請求項4記載の撮像装置において、上記周波数特
性切替え制御回路は、上記黒レベル値算出度数が少ない
ほどより周波数特性を一時的に低下させた画像信号を出
力させるように制御するものである。
クバランス調整方法は、入力画像を複数のブロックに分
割し、各ブロックごとの画像データを検出するブロック
データ検出ステップと、上記ブロックデータ検出ステッ
プで検出した各ブロックの画像信号レベルより、上記入
力信号の、画像信号レベルごとの上記ブロックの数であ
る度数を表すヒストグラムを算出するヒストグラム演算
ステップと、上記算出したヒストグラムより黒レベル検
出に用いる複数のブロックを選択する黒レベル検出ブロ
ック選択ステップと、上記選択された複数のブロックを
用いて出力画像信号の黒レベルを検出する黒レベル検出
ステップと、上記検出された黒レベルと予め設定されて
いる目標値とを比較した結果より入力画像のペデスタル
値を制御するペデスタル制御ステップとを、含むもので
ある。
クバランス調整方法は、入力画像を複数のブロックに分
割し、各ブロックごとの画像データを検出するブロック
データ検出ステップと、上記ブロックデータ検出回路で
検出した各ブロックの画像信号レベルより、上記入力画
像信号の、画像信号レベルごとの上記ブロックの数であ
る度数を表すヒストグラムを算出するヒストグラム演算
ステップと、上記算出したヒストグラムより黒レベル検
出に用いる複数のブロックを選択する黒レベル検出ブロ
ック選択ステップと、上記選択された複数のブロックを
用いて出力画像信号の黒レベル、および黒レベル検出用
に選択されたブロックの度数合計である黒レベル値算出
度数を検出する黒レベル値・度数検出ステップと、上記
黒レベル検出ブロック選択ステップにおいて選択された
ブロックの度数合計である黒レベル値算出度数に応じ
て、ブラックバランス収束許容誤差範囲を決定するブラ
ックバランス収束許容誤差範囲決定ステップと、上記検
出された黒レベルと、予め設定されている目標値とを比
較した結果、及び上記ブラックバランス収束許容誤差範
囲決定ステップによって決定されたブラックバランス収
束許容誤差範囲によって、入力画像のペデスタル値を制
御するペデスタル制御ステップとを、含むものである。
クバランス調整方法は、入力画像を複数のブロックに分
割し、各ブロックごとの画像データを検出するブロック
データ検出ステップと、上記ブロックデータ検出回路で
検出した各ブロックの画像信号レベルより、上記入力画
像信号の、画像信号レベルごとの上記ブロックの数であ
る度数を表すヒストグラムを算出するヒストグラム演算
ステップと、上記算出したヒストグラムより黒レベル検
出に用いる複数のブロックを選択する黒レベル検出ブロ
ック選択ステップと、上記選択された複数のブロックを
用いて出力画像信号の黒レベル、および黒レベル検出用
に選択されたブロックの度数合計である黒レベル値算出
度数を検出する黒レベル値・度数検出ステップと、上記
黒レベルブロック選択ステップにおいて選択されたブロ
ックの度数合計である黒レベル値算出度数に応じて、黒
レベルに時間方向の平均化処理を行なう黒レベル時間平
均化処理ステップと、上記黒レベル時間平均化処理ステ
ップの出力と、予め設定されている目標値とを比較した
結果により、入力画像のペデスタル値を制御するペデス
タル制御ステップとを含むものである。
クバランス調整方法は、入力画像を複数のブロックに分
割し、各ブロックごとの画像データを検出するブロック
データ検出ステップと、上記ブロックデータ検出回路で
検出した各ブロックの画像信号レベルより、上記入力画
像信号の、画像信号レベルごとの上記ブロックの数であ
る度数を表すヒストグラムを算出するヒストグラム演算
ステップと、上記算出したヒストグラムより黒レベル検
出に用いる複数のブロックを選択する黒レベル検出ブロ
ック選択ステップと、上記選択された複数のブロックを
用いて出力画像信号の黒レベル、および黒レベル検出用
に選択されたブロックの度数合計である黒レベル値算出
度数を検出する黒レベル値・度数検出ステップと、上記
選択されたブロックの度数合計である黒レベル値算出度
数に応じて、画像信号の周波数特性を切替えるための周
波数特性切替え制御信号を出力する周波数特性切替え制
御ステップと、上記周波数特性切替え制御信号を受け
て、画像信号の周波数特性を切替える周波数特性切替え
ステップと、上記検出された黒レベルと予め設定されて
いる目標値とを比較した結果により、入力画像のペデス
タル値を制御するペデスタル値制御ステップとを含むも
のである。
クバランス調整方法は、請求項14ないし17のいずれ
かに記載のブラックバランス調整方法において、上記黒
レベル検出ブロック選択ステップは、最頻度画像信号レ
ベルから順に、予め定められた度数である、最頻度画像
信号レベルより小さい画像信号レベル、および前記予め
定められた度数である、最頻度画像信号レベルより大き
い画像信号レベル、を、検出し、該検出された両画像信
号レベル間の画像信号を、黒レベル検出用画像信号とし
て選択するものである。
クバランス調整方法は、請求項14ないし17のいずれ
かに記載のブラックバランス調整方法において、上記黒
レベル検出ブロック選択ステップは、最頻度画像信号レ
ベルの度数と、該最頻度画像信号レベルより小さい画像
信号レベルの度数と、該最頻度画像信号レベルより大き
い画像信号レベルの度数とを、最頻度画像信号レベルに
近いものから順に交互に取り出して積算し、該積算度数
が予め設定された度数以上になった時点での、最頻度画
像信号レベルより小さい画像信号レベル、および最頻度
画像信号レベルより大きい画像信号レベルを検出し、該
検出された画像信号レベル間の画像信号を、黒レベル検
出用画像信号として選択するものである。
クバランス調整方法は、請求項14ないし17のいずれ
かに記載のブラックバランス調整方法において、上記黒
レベル検出ブロック選択ステップは、最頻度画像信号レ
ベルから、予め設定された画像レベル幅の画像信号を、
黒レベル検出用画像信号として選択するものである。
クバランス調整方法は、請求項14ないし17のいずれ
かに記載のブラックバランス調整方法において、上記黒
レベル検出ブロック選択ステップは、最頻度画像信号レ
ベルから、標準偏差の予め設定された定数倍の画像レベ
ル幅の画像信号を、黒レベル検出用画像信号として選択
するものである。
クバランス調整方法は、請求項14記載のブラックバラ
ンス調整方法において、上記黒レベル検出ステップは、
上記選択されたブロックの画像信号レベルの平均値を算
出し、これを代表黒レベル値として出力することにより
代表黒レベル値を算出するものである。
クバランス調整方法は、請求項14ないし17のいずれ
かに記載のブラックバランス調整方法において、上記黒
レベル値・度数検出ステップは、上記選択された複数の
ブロックの画像信号レベルの平均値を算出し、これを代
表黒レベル値として出力するとともに、黒レベル検出用
に選択されたブロックの度数合計である黒レベル値算出
度数として出力するものである。
クバランス調整方法は、請求項14記載のブラックバラ
ンス調整方法において、上記ブラックバランス収束許容
誤差範囲決定ステップは、上記黒レベル値算出度数が多
いほどブラックバランス調整が収束したか否かを判定す
る収束許容誤差範囲を小さくするものである。
クバランス調整方法は、請求項16記載のブラックバラ
ンス調整方法において、上記黒レベル時間平均化処理ス
テップは、上記黒レベル値算出度数が少ないほど、より
多くの異なる時間に検出された代表黒レベル値の平均化
した結果を出力するものである。
クバランス調整方法は、請求項17記載のブラックバラ
ンス調整方法において、上記周波数特性切替え制御ステ
ップは、上記黒レベル値算出度数が少ないほどより周波
数特性を一時的に低下させた画像信号を出力させるよう
に制御するものである。
実施の形態1にかかるブラックバランス調整方法、およ
びブラックバランス調整機能付き撮像装置について、図
1から図9を用いて説明する。
ックバランス調整機能付き撮像装置の構成図を示す。図
1において、1はCCDなどの撮像素子、2は、相関二
重サンプリング処理、ペデスタル調整処理、ゲイン調整
処理などを行なうアナログプロセス回路、3はアナログ
プロセス回路2の出力信号をディジタル信号に変換する
A/D変換器、4は、ガンマ処理、マトリクス変換処理
などを行なうディジタルプロセス回路、5はディジタル
プロセス回路4の出力信号をアナログ信号に変換するD
/A変換器、6は、例えば横8画素×縦4ラインを1つ
のブロックとして入力画像を複数のブロックに分割し、
各ブロックの平均映像信号レベルを検出するブロックデ
ータ検出回路、7はブロックデータ検出回路6の検出結
果より入力画像信号のヒストグラムを算出するヒストグ
ラム演算回路、8はヒストグラムより黒レベル検出を行
なうブロックを選択する黒レベル検出ブロック選択回
路、9は選択されたブロックの平均値を算出することで
代表黒レベル値を算出する黒レベル検出回路、10は検
出された代表黒レベル値と予め設定されている目標値と
の差よりアナログプロセス回路2におけるペデスタル値
を可変するペデスタル制御回路であり、上記ヒストグラ
ム演算回路7、黒レベル検出ブロック選択回路8、黒レ
ベル検出回路9、ペデスタル制御回路10は、マイクロ
コンピュータ11内のプログラム処理により実現されて
いる。
調整機能付き撮像装置について、以下、その動作を述べ
る。CCDなどの撮像素子1で撮像された画像信号は、
アナログプロセス回路2において相関二重サンプリング
処理や、ブラックバランス調整用のペデスタル調整処
理、ゲイン調整処理などの処理を行なった後、A/D変
換器3でディジタル信号に変換され、ディジタルプロセ
ス回路4においてガンマ処理、マトリクス処理などの処
理を行ない、D/A変換器5で再びアナログ信号に変換
され、出力される。
例えばR,G,Bという複数の映像信号がブロックデー
タ検出回路6に入力され、画面内を複数に分割した各ブ
ロックごとの映像信号レベルが検出される。
ず、図示しないレンズをクローズさせ、レンズクローズ
状態での画面内を複数に分割した各ブロックごとの映像
信号レベルが検出される。
ム演算回路7では、全ブロックの各映像信号データより
レンズクローズ時の各映像信号のヒストグラムを算出
し、さらに黒レベル検出ブロック選択回路8では、入力
画像のヒストグラムより黒レベルを検出するために使用
可能なシェーディング、飛び込みノイズ、撮像素子のキ
ズ、の無いブロックデータのみを選択する。
ベル検出ブロック選択回路8では、最頻度画像信号レベ
ル(V0)から順に、より小さい画像信号レベルの度数
をチェックし、予め定められた度数、例えば、全体度数
の5%:Nth以下になる最頻度画像信号レベル(V
0)より小さい画像信号レベル(V1)を検出する。同
様に最頻度画像信号レベル(V0)から順に、より大き
い画像信号レベルの度数をチェックし、予め定められた
度数、例えば、全体度数の5%:Nth以下になる最頻
度画像信号レベル(V0)より大きい画像信号レベル
(V2)を検出し、前記検出された画像信号レベルV
1,V2間の画像信号データを黒レベル検出用ブロック
データとして選択する。
れた黒レベル検出用ブロックデータのみの平均値を算出
し、これを代表黒レベル値として出力し、ペデスタル制
御回路10では、代表黒レベル値と予め設定されている
目標値との差よりアナログプロセス回路2におけるペデ
スタル値を可変することにより、ブラックバランスが収
束許容誤差範囲内に調整される。
ィング、飛び込みノイズ、撮像素子のキズなどが発生し
た場合においても、人間が認識する黒レベルであるシェ
ーディングなどのない部分の黒レベルを検出することが
可能になり、人間が手動で調整したようなシェーディン
グ、飛び込みノイズ、撮像素子のキズのない部分の黒レ
ベルが一致する状態に自動調整でき、実効的なブラック
バランス調整機能の精度向上を実現できるという顕著な
効果が得られる。
クデータ検出回路6によって入力画像を複数のブロック
に分割し、ヒストグラム演算回路7で各ブロックのヒス
トグラムを演算し、該演算結果に基づいて、黒レベル検
出ブロック選択回路8によって黒レベル検出を行なうの
に適したブロックを決定するようにしたので、過度なシ
ェーディングや飛び込みノイズ、撮像素子の傷などがあ
った場合にも、最適な黒レベル検出を行なうことがで
き、実効的なブラックバランス調整の精度を向上するこ
とができる。
ストグラム演算回路7は、全画像信号レベルごとのヒス
トグラムを検出するものとして述べたが、これに限ら
ず、複数の画像レベルを同じ階級として簡易的なヒスト
グラムを用いる場合や、簡易的なヒストグラムを用いて
黒レベル検出用の画像レベルを決定し、黒レベル値およ
び度数検出に、簡易ヒストグラムではなく、ブロックデ
ータ検出回路6の検出結果を用いる構成も可能である。
ル検出ブロック選択回路8が、予め定められた度数以上
のブロックを選択する場合について述べたが、これに限
らず、図2(b)に示すように、最頻度画像信号レベル
(V0)から順に、より小さい画像信号レベル、および
より大きい画像信号レベルの度数を積算し、積算度数が
予め設定された度数、例えば全体度数の80%以上にな
った時点での最頻度画像信号レベル(V0)より小さい
画像信号レベル(V1)と最頻度画像信号レベル(V
0)より大きい画像信号レベル(V2)とを検出し、前
記検出された画像信号レベル間の画像信号を黒レベル検
出用ブロックとして選択する構成とすることも可能であ
る。
出ブロック選択回路8が、図2(c)に示すように、最
頻度画像信号レベル(V0)より予め設定された画像レ
ベル幅(Vw)のブロックを選択するように構成するこ
とも可能である。
て、黒レベル検出ブロック選択回路8が、図2(d)に
示すように、最頻度画像信号レベル(V0)より標準偏
差(σ)の予め設定された定数倍(k)の画像レベル幅
のブロックを選択するように構成することも可能であ
る。
の基準黒レベルに収束するようにブラックバランス調整
を行なう場合について述べたが、これに限らず、緑色信
号の黒レベルにその他の色信号の黒レベルを収束してブ
ラックバランス調整を行なう場合にも適用できる。
ックデータ検出回路6に出力される各色信号は、ガンマ
補正前か後かは特に言及していないが、ガンマ補正前の
信号でもガンマ補正後の信号でもよい。
ベル検出用画像信号選択最小度数や黒レベル値算出度数
を、相対度数として説明を行なったが、全体度数を固定
とし、絶対度数を用いるようにしてもよい。
ヒストグラム演算回路7、黒レベル検出ブロック選択回
路8、黒レベル検出回路9、ペデスタル制御回路10を
マイクロコンピュータ11のプログラムによる処理とし
たが、専用のロジック回路で構成する場合であってもか
まわない。
の実施の形態2にかかるブラックバランス調整機能付き
撮像装置について説明する。図3において、図1と同一
符号は同一、または相当部分を示し、12は黒レベル検
出ブロック選択回路8によって選択されたブロックの平
均値を算出することで代表黒レベル値とその度数合計を
検出する黒レベル値・度数検出回路、13は黒レベル値
および度数検出回路12によって検出されたブロックの
度数合計である黒レベル値算出度数に応じてブラックバ
ランス収束許容誤差範囲を決定するブラックバランス収
束許容誤差範囲決定回路である。また、18は収束許容
誤差範囲、検出された代表黒レベル値と、予め設定され
ている目標値との差よりアナログプロセス回路における
ペデスタル値を可変するペデスタル制御回路であり、ヒ
ストグラム演算回路7、黒レベル検出ブロック選択回路
8、黒レベル値・度数検出回路12、ブラックバランス
収束許容誤差範囲決定回路13、ペデスタル制御回路1
8は、マイクロコンピュータ11内のプログラム処理に
より実現されている。
調整機能付き撮像装置の動作について説明する。基本的
な動作については実施の形態1と説明が重複するため、
ここでは、実施の形態1と差異のある動作を中心に説明
を行なう。実施の形態1においては、黒レベル検出用に
使用した画像データの度数が多い場合も少ない場合も同
様に扱っていたのに対し、本実施の形態2では、黒レベ
ル値・度数検出回路12、及びブラックバランス収束許
容誤差範囲決定回路13を備え、黒レベル検出に使用し
た画像データの度数に応じてブラックバランスが収束し
たか否かを判定する収束許容誤差範囲を可変して用いる
ところが特徴である。
明する。まず、実施の形態1と同様に、レンズクローズ
状態での画面内を複数に分割した各ブロックごとの平均
画像信号レベルが検出され、さらにそのヒストグラムよ
り黒レベルを検出するために、使用可能なシェーディン
グ、飛び込みノイズ、撮像素子のキズ、の無いブロック
データのみを選択する。
よって、上記選択された黒レベル検出用ブロックデータ
のみの平均値を算出し、代表黒レベル値としてペデスタ
ル制御回路18に出力するとともに、同時に黒レベル算
出用に選択された画像の度数合計を算出し、これは、黒
レベル値算出度数としてブラックバランス収束許容誤差
範囲決定回路13に出力されている。
決定回路13では、代表黒レベル値の算出に用いたブロ
ックのみの度数合計が多いほど収束許容誤差範囲を小さ
く設定し、ペデスタル制御回路18に出力する。
全体度数100%の場合、すなわち全画面ブロックを黒
レベル値算出のために使用した場合の収束許容誤差範囲
をAとすると、黒レベル値算出度数が50%、25%と
減少した時には、それぞれブラックバランス収束許容誤
差範囲を1.4A、2Aと大きく設定する。
5%と減少した場合、平均化するデータが少なくなる
分、ランダムノイズの影響が大きくなり、収束許容誤差
範囲を1.4A、2Aと大きく設定しなければ収束判定
が適切に行なわれず、人間が手動で調整したような状態
に自動調整が行われたにもかかわらず、ブラックバラン
スの調整が収束しないという誤判断をおこしてしまうた
めである。また、同時に黒レベル値算出度数が100%
ならば、最も高精度にブラックバランス調整が可能とな
る。
施の形態1と異なる重要な効果は、黒レベル算出用に選
択された画像の度数合計が少ないような程度のひどいシ
ェーディング、飛び込みノイズ、撮像素子のキズ、など
が発生している場合においても、人間が手動で調整する
場合と同等の精度で、ブラックバランスを自動調整可能
で、かつ同時にシェーディング、飛び込みノイズ、撮像
素子のキズ、などが無い場合には、非常に良好な精度で
ブラックバランスを調整することができるものである。
ベル値・度数検出回路12によって黒レベル検出用デー
タの黒レベル値算出度数を算出し、この度数に基づいて
ブラックバランス収束許容誤差範囲決定回路13におい
て、ペデスタル制御回路18における黒レベルの収束許
容範囲を決定するようにしたので、黒レベル算出用に選
択された画像において、程度のひどいシェーディング、
飛び込みノイズ、撮像素子のキズなどが発生している場
合においても、人間が手動で調整する場合と同等の精度
でブラックバランスを自動調整可能で、かつ同時にシェ
ーディング、飛び込みノイズ、撮像素子のキズなどが無
い場合には、非常に良好な精度でブラックバランスを調
整することができる。
ストグラム演算回路7、黒レベル検出ブロック選択回路
8、黒レベル値・度数検出回路12、ブラックバランス
収束許容誤差範囲決定回路13、ペデスタル制御回路1
8は、マイクロコンピュータ11のプログラムによる処
理としたが、専用のロジック回路により実現するように
してもよい。
ブラックバランス収束許容誤差範囲決定回路13は、収
束許容誤差範囲を図4に示すような関係で決定する場合
について述べたが、該回路13は、これに限らず、黒レ
ベル値算出度数が大きくなったとき、より小さい収束許
容誤差範囲を設定する特性であれば、他の特性曲線を用
いたものであってもよい。
3にかかるブラックバランス調整機能付き撮像装置につ
いて図5を用いて説明する。図5において、図1及び図
3と同一符号は同一、または相当部分を示し、14は黒
レベル検出ブロック選択回路8によって選択されたブロ
ックの度数合計である黒レベル値算出度数に応じて、代
表黒レベル値を時間方向に平均化処理を行なう黒レベル
時間平均化処理回路である。なお、本実施の形態5で
は、ヒストグラム演算回路7、黒レベル検出ブロック選
択回路8、黒レベル値・度数検出回路12、黒レベル時
間平均化処理回路14、ペデスタル制御回路10は、マ
イクロコンピュータ11内のプログラム処理により実現
されている。
よるブラックバランス調整機能付き撮像装置の動作につ
いて説明する。基本的な動作については、実施の形態1
及び2と説明が重複するため、ここでは実施の形態1、
2との差異のある動作を中心に説明を行なう。本実施の
形態3では、黒レベル値算出度数が小さい場合には代表
黒レベル値をさらに時間方向に平均化した結果を黒レベ
ル値として用いるものである。
明する。まず、実施の形態1と同様に、レンズクローズ
状態での画面内を複数に分割した各ブロックごとの平均
画像信号レベルが検出され、さらにそのヒストグラムよ
り黒レベルを検出するために使用可能なシェーディン
グ、飛び込みノイズ、撮像素子のキズ、の無いブロック
データのみを選択する。
よって、上記選択された黒レベル検出用ブロックデータ
のみの平均値を算出し、これは、代表黒レベル値とし
て、また同時に黒レベル算出用に選択された画像の度数
合計を算出し、これは、黒レベル値算出度数として、黒
レベル時間平均化処理回路14に出力されている。
は、黒レベル値算出度数に応じて黒レベルの時間平均化
を実施する。すなわち、黒レベル値算出度数が小さけれ
ば小さい程、より多くの時間平均化処理を行なった値を
出力する。例えば、黒レベル値算出度数が全体度数の5
0%であった場合には、今回検出された代表黒レベル値
を記憶しておき、さらに同じ状態でもう一度黒レベル値
検出を実施し、前回記憶しておいた代表黒レベル値と今
回検出した黒レベル値との2回検出した結果の平均値
(時間平均化処理後の代表黒レベル値)をペデスタル制
御回路10へ出力する。同様に黒レベル値算出度数が2
5%程度の場合は、4回分の時間平均化処理後のデータ
を出力するものである。黒レベル値算出度数と時間平均
化処理回数との関係の一例を図6に示す。
1、2と異なる重要な特徴は、実施の形態1、2と同等
の回路でもって、黒レベル値算出度数が小さい場合に
も、黒レベルを時間方向に平均化することにより、ラン
ダムノイズの影響を抑え、黒レベル値算出度数が大きい
場合と同様の精度で収束させることができる点である。
また、同時に黒レベル値算出度数が大きい場合には、そ
の程度に応じて時間方向の平均化処理を簡略化する、も
しくはなくすることにより、実施の形態1、2と同等の
処理速度を実現することができる。
ベル値・度数検出回路12によって黒レベル検出用デー
タの黒レベル値算出度数、及び代表黒レベル値を算出
し、黒レベル時間平均化処理回路14によって上記黒レ
ベル値算出度数に応じて黒レベルを時間方向に平均化す
るようにしたので、黒レベル値算出度数が小さい場合に
も時間方向に平均化することで、ランダムノイズの影響
を抑え、黒レベル値算出度数が大きい場合と同様な精度
で黒レベルを収束させることができ、また、黒レベル値
算出度数が大きい場合には、その程度に応じて時間方向
の平均化処理を簡略化する、もしくはなくすることによ
り、処理速度の向上を達成することができる。
ベル値算出度数と時間平均化処理回数との関係は、図6
を一例として示したが、これに限られるものではなく、
黒レベル値算出度数と時間平均化処理回数とが段階的な
反比例関係となるような、他の関係であってもよい。
ヒストグラム演算回路7、黒レベル検出ブロック選択回
路8、黒レベル値・度数検出回路12、黒レベル時間平
均化処理回路14、ペデスタル制御回路10は、マイク
ロコンピュータ11のプログラムによる処理としたが、
これは専用のロジック回路で構成するようにしてもよ
い。
4にかかるブラックバランス調整機能付き撮像装置につ
いて図7を用いて説明する。図7において、図1及び図
3と同一符号は同一、または相当部分を示し、16は複
数の映像信号の帯域を制限するディジタルフィルタで構
成され、後述する周波数特性切替え制御回路15からの
セレクト信号により周波数特性を切替える周波数特性切
替え回路である。
ロックの度数合計である黒レベル値算出度数に応じて、
映像信号の周波数特性を切替える周波数特性切替え制御
回路、10は検出された代表黒レベル値と予め設定され
ている目標値との差よりアナログプロセス回路2におけ
るペデスタル値を可変するペデスタル制御回路であり、
ヒストグラム演算回路7、黒レベル検出ブロック選択回
路8、黒レベル値・度数検出回路12、周波数特性切替
え制御回路15、ペデスタル制御回路10は、マイクロ
コンピュータ11内のプログラム処理により実現されて
いる。
調整機能付き撮像装置の動作について説明する。基本的
な動作については実施の形態1〜3と説明が重複するた
め、ここでは、実施の形態1〜3との差異のある動作を
中心に説明を行なう。本実施の形態4の特徴的な動作
は、黒レベル値算出度数が小さい場合には、映像信号の
周波数特性を落とすことにより細かなノイズの影響を抑
制し、よりばらつきの少ない代表黒レベル値を得るよう
切替え制御を行なう、というものである。
明する。上記周波数特性切替え回路15の構成の一例を
図8に示す。すなわち、通常の全帯域の信号経路と周波
数特性を落とすためのローパスフィルタの信号経路を持
ち、両者をセレクト信号により切替えて出力できる構成
である。
の全帯域の信号経路が選択された状態で、実施の形態1
と同様にレンズクローズ状態での画面内を複数に分割し
た各ブロックごとの平均画像信号レベルが検出され、さ
らにそのヒストグラムより黒レベルを検出するために使
用可能なシェーディング、飛び込みノイズ、撮像素子の
キズ、の無いブロックデータのみを選択する。
よって、上記選択された黒レベル検出用ブロックデータ
のみの平均値を算出し、これが、代表黒レベル値とし
て、また同時に黒レベル算出用に選択された画像の度数
合計を算出し、これが、黒レベル値算出度数として、周
波数特性切替え制御回路15に出力されている。
ベル値算出度数に応じて周波数特性切替え回路15を切
替える。すなわち、黒レベル値算出度数が小さければ小
さい程、より高域の周波数特性が落ちているローパスフ
ィルタの経路を選択するように、切替え制御を行なう。
例えば、黒レベル値算出度数が100〜80%の場合
は、そのまま全帯域経路での検出でブラックバランス調
整を行ない、黒レベル値算出度数が80〜60%の場合
は、フィルタ1経路での検出を行なうように切替える。
同様に黒レベル値算出度数が60〜40%ではフィルタ
2経路、黒レベル値算出度数が40〜20%ではフィル
タ3経路、黒レベル値算出度数が20%以下ではフィル
タ4経路を用いてブラックバランス調整を行なう。ここ
で、上記黒レベル値算出度数とフィルタとの関係の一例
を図9に示す。これらフィルタ1〜4の周波数特性は、
数字が大きくなるフィルタの方がより一層高域の周波数
特性が落ちているものとする。
と異なる重要な特徴は、黒レベル値算出度数に応じて周
波数特性切替え回路16のディジタルフィルタ経路を切
替えることにより、ノイズの影響を抑えることができ、
より良好な精度でブラックバランスを調整することがで
きる点である。
ベル値・度数検出回路12によって黒レベル検出用デー
タの黒レベル値算出度数、及び代表黒レベル値を算出
し、上記黒レベル値算出度数に応じて周波数切替え制御
回路15によって周波数特性切替え回路16のフィルタ
を切替え画像信号周波数特性を切り替えるようにしたの
で、ノイズの影響を抑えることができるため、より良好
な精度でブラックバランスを調整することができる。
値算出度数とフィルタとの関係は、図9を一例として示
したが、これに限るものではなく、黒レベル値算出度数
と高帯域の周波数特性のカット割合が反比例的な関係と
なる他の関係であってもよい。
波数特性切替えは5種類としたが、切り替えられる周波
数特性の種類はこれに限るものではない。また、上述の
実施の形態4においては、周波数特性切替え回路16と
して、周波数特性の異なるディジタルフィルタ回路を複
数種類内蔵する構成で説明を行なったが、ディジタルフ
ィルタの係数を切替えることで、周波数特性を変更する
構成であってもよい。
波数特性切替え回路16はディジタルフィルタ回路を用
いて構成したものについて述べたが、これは、アナログ
フィルタ回路を切替える構成のものであってもよい。
波数特性切替え回路16をA/D変換回路3とディジタ
ルプロセス回路4との間に配置したが、これはディジタ
ルプロセス回路4とブロックデータ検出回路6との間に
配置してもよい。
ヒストグラム演算回路7、黒レベル検出ブロック選択回
路8、黒レベル値・度数検出回路12、周波数特性切替
え制御回路15、ペデスタル制御回路10は、マイクロ
コンピュータ11のプログラムによる処理により構成さ
れるものとしたが、これは専用のロジック回路で構成さ
れるものであってもよい。
像を複数のブロックに分割し、各ブロックごとの画像デ
ータを検出するブロックデータ検出回路と、上記ブロッ
クデータ検出回路の検出結果より、上記入力画像信号の
ヒストグラムを算出するヒストグラム演算回路と、上記
算出したヒストグラムより黒レベル検出を行なう対象と
なるブロックを選択する黒レベル検出ブロック選択回路
と、上記選択されたブロックから黒レベルを検出する黒
レベル検出回路と、上記検出された黒レベルと予め設定
されている目標値とを比較した結果によって入力画像の
ペデスタル値を制御するペデスタル制御回路とを備え、
入力画像のヒストグラムより黒レベル検出を行なうブロ
ックを選択して用いるようにしたので、シェーディン
グ、飛び込みノイズ、撮像素子のキズが発生した場合に
おいても発生しなかった場合においても、人間が手動で
調整したようなシェーディング、飛び込みノイズ、撮像
素子のキズのない部分の黒レベルが一致する状態に自動
調整でき、実効的なブラックバランス調整機能の精度の
向上を実現できるという効果が得られる。
ブロックに分割し、各ブロックごとの画像データを検出
するブロックデータ検出回路と、上記ブロックデータ検
出回路の検出結果より、上記入力画像信号のヒストグラ
ムを演算するヒストグラム演算回路と、上記算出したヒ
ストグラムより黒レベル検出を行なう対象となるブロッ
クを選択する黒レベル検出ブロック選択回路と、上記選
択されたブロックから黒レベルとその度数を検出する黒
レベル値・度数検出回路と、上記黒レベル検出ブロック
選択手段に選択されたブロックの度数合計である黒レベ
ル値算出度数に応じてブラックバランス収束許容誤差範
囲を決定するブラックバランス収束許容誤差範囲決定回
路と、上記検出された黒レベルと予め設定されている目
標値とを比較した結果、及び上記ブラックバランス収束
許容誤差範囲決定回路によって決定されたブラックバラ
ンス収束許容誤差範囲によって、入力画像のペデスタル
値を制御するペデスタル制御回路とを備え、入力画像の
ヒストグラムより黒レベル検出を行なうブロックを選択
して用い、さらに選択されたブロックの度数に応じてブ
ラックバランス収束許容誤差範囲を可変とするようにし
たので、人間が手動で調整する場合においても難しいと
思えるくらいひどいシェーディング、飛び込みノイズ、
撮像素子のキズが発生している場合においても、収束許
容誤差範囲を黒レベル検出に用いる画像ブロックの度数
に応じて可変することにより、適応的にブラックバラン
スが調整可能で、かつ同時にシェーディング、飛び込み
ノイズ、撮像素子のキズ、などが無い場合には非常に良
い精度でブラックバランスを調整できるという効果が得
られる。
ブロックに分割し、各ブロックごとの画像データを検出
するブロックデータ検出回路と、上記ブロックデータ検
出回路の検出結果より、上記入力画像信号のヒストグラ
ムを演算するヒストグラム演算回路と、上記算出したヒ
ストグラムより黒レベル検出を行なう対象となるブロッ
クを選択する黒レベル検出ブロック選択回路と、上記選
択されたブロックから黒レベルとその度数を検出する黒
レベル値・度数検出回路と、上記黒レベル検出ブロック
選択手段に選択されたブロックの度数合計である黒レベ
ル値算出度数に応じて黒レベルに時間方向の平均化処理
を行なう黒レベル時間平均化処理回路と、上記黒レベル
時間平均化処理回路の出力と予め設定されている目標値
とを比較した結果によって入力画像のペデスタル値を制
御するペデスタル値制御回路とを備え、入力画像のヒス
トグラムより黒レベル検出を行なうブロックを選択して
用い、さらに選択されたブロックの度数に応じて時間方
向に平均化された黒レベル値を用いるようにしたので、
人間が手動で調整する場合においても難しいと思えるく
らいひどいシェーディング、飛び込みノイズ、撮像素子
のキズ、が発生している場合においても、時間方向の平
均化によるノイズ除去機能を活用することにより、回路
規模の増大なしに、より良い精度でブラックバランスが
調整可能で、また同時にシェーディング、飛び込みノイ
ズ、撮像素子のキズなどが無い場合には、非常に良い精
度で、ブラックバランスを調整できるという効果が得ら
れる。
ブロックに分割し、各ブロックごとの画像データを検出
するブロックデータ検出回路と、上記ブロックデータ検
出回路の検出結果より、上記入力画像信号のヒストグラ
ムを演算するヒストグラム演算回路と、上記算出したヒ
ストグラムより黒レベル検出を行なう対象となるブロッ
クを選択する黒レベル検出ブロック選択回路と、上記選
択されたブロックから黒レベルとその度数を検出する黒
レベル値・度数検出回路と、上記選択されたブロックの
度数合計である黒レベル値算出度数に応じて、画像信号
の周波数特性を切替えるための周波数特性切替え制御信
号を出力する周波数特性切替え制御回路と、上記周波数
特性切替え制御信号を受けて制御され、画像信号の周波
数特性を切替える周波数特性切替え回路と、上記検出さ
れた黒レベルと予め設定されている目標値とを比較した
結果により、入力画像のペデスタル値を制御するペデス
タル値制御回路とを備え、入力画像のヒストグラムより
黒レベル検出を行なうブロックを選択して用い、さらに
選択されたブロックの度数に応じて画像信号の周波数特
性を切替えるようにしたので、人間が手動で調整する場
合においても難しいと思えるくらいひどいシェーディン
グ、飛び込みノイズ、撮像素子のキズが発生している場
合においても、ノイズ除去機能を活用することにより処
理速度を遅くすること無くより良い精度でブラックバラ
ンスが調整可能で、かつ同時にシェーディング、飛び込
みノイズ、撮像素子のキズなどが無い場合には、非常に
良い精度でブラックバランスを調整できるという顕著な
効果が得られる。
調整機能付き撮像装置の構成を示すブロック図
ブロック選択回路の動作を説明する模式図
調整機能付き撮像装置の構成を示すブロック図
許容誤差範囲決定回路の動作を説明する模式図
調整機能付き撮像装置の構成を示すブロック図
理回路の動作を説明する模式図
調整機能付き撮像装置の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
回路の動作を説明する模式図
置の構成を示すブロック図
のキズが発生した場合のレンズクローズ時の画像信号ヒ
ストグラムを示す図
Claims (26)
- 【請求項1】 入力画像を複数のブロックに分割し、各
ブロックごとの画像データを検出するブロックデータ検
出回路と、 上記ブロックデータ検出回路で検出した各ブロックの画
像信号レベルより、上記入力画像信号の、画像信号レベ
ルごとの上記ブロックの数である度数を表すヒストグラ
ムを算出するヒストグラム演算回路と、 上記算出したヒストグラムより黒レベル検出に用いる複
数のブロックを選択する黒レベル検出ブロック選択回路
と、 上記選択された複数のブロックを用いて出力画像信号の
黒レベルを検出する黒レベル検出回路と、 上記検出された黒レベルと予め設定されている目標値と
を比較した結果によって入力画像のペデスタル値を制御
するペデスタル制御回路とを備えた、 ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項2】 入力画像を複数のブロックに分割し、各
ブロックごとの画像データを検出するブロックデータ検
出回路と、 上記ブロックデータ検出回路で検出した各ブロックの画
像信号レベルより、上記入力画像信号の、画像信号レベ
ルごとの上記ブロックの数である度数を表すヒストグラ
ムを算出するヒストグラム演算回路と、 上記算出したヒストグラムより黒レベル検出に用いる複
数のブロックを選択する黒レベル検出ブロック選択回路
と、 上記選択された複数のブロックを用いて出力画像信号の
黒レベル、および黒レベル検出用に選択されたブロック
の度数合計である黒レベル値算出度数を検出する黒レベ
ル値・度数検出回路と、 上記黒レベル検出ブロック選択手段により選択されたブ
ロックの度数合計である黒レベル値算出度数に応じてブ
ラックバランス収束許容誤差範囲を決定するブラックバ
ランス収束許容誤差範囲決定回路と、 上記検出された黒レベルと予め設定されている目標値と
を比較した結果と、上記ブラックバランス収束許容誤差
範囲決定回路によって決定されたブラックバランス収束
許容誤差範囲とによって、入力画像のペデスタル値を制
御するペデスタル制御回路とを備えた、 ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項3】 入力画像を複数のブロックに分割し、各
ブロックごとの画像データを検出するブロックデータ検
出回路と、 上記ブロックデータ検出回路で検出した各ブロックの画
像信号レベルより、上記入力画像信号の、画像信号レベ
ルごとの上記ブロックの数である度数を表すヒストグラ
ムを算出するヒストグラム演算回路と、 上記算出したヒストグラムより黒レベル検出に用いる複
数のブロックを選択する黒レベル検出ブロック選択回路
と、 上記選択された複数のブロックを用いて出力画像信号の
黒レベル、および黒レベル検出用に選択されたブロック
の度数合計である黒レベル値算出度数を検出する黒レベ
ル値・度数検出回路と、 上記黒レベル検出ブロック選択手段に選択されたブロッ
クの度数合計である黒レベル値算出度数に応じて黒レベ
ルに時間方向の平均化処理を行なう黒レベル時間平均化
処理回路と、 上記黒レベル時間平均化処理回路の出力と予め設定され
ている目標値とを比較した結果によって入力画像のペデ
スタル値を制御するペデスタル値制御回路とを備えた、 ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項4】 入力画像を複数のブロックに分割し、各
ブロックごとの画像データを検出するブロックデータ検
出回路と、 上記ブロックデータ検出回路で検出した各ブロックの画
像信号レベルより、上記入力画像信号の、画像信号レベ
ルごとの上記ブロックの数である度数を表すヒストグラ
ムを算出するヒストグラム演算回路と、 上記算出したヒストグラムより黒レベル検出に用いる複
数のブロックを選択する黒レベル検出ブロック選択回路
と、 上記選択された複数のブロックを用いて出力画像信号の
黒レベル、および黒レベル検出用に選択されたブロック
の度数合計である黒レベル値算出度数を検出する黒レベ
ル値・度数検出回路と、 上記選択されたブロックの度数合計である黒レベル値算
出度数に応じて、画像信号の周波数特性を切替えるため
の周波数特性切替え制御信号を出力する周波数特性切替
え制御回路と、 上記周波数特性切替え制御信号を受けて制御され、画像
信号の周波数特性を切替える周波数特性切替え回路と、 上記検出された黒レベルと予め設定されている目標値と
を比較した結果によって入力画像のペデスタル値を制御
するペデスタル値制御回路とを備えた、 ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の撮
像装置において、 上記黒レベル検出ブロック選択回路は、 最頻度画像信号レベルから順に、予め定められた度数で
ある、最頻度画像信号レベルより小さい画像信号レベ
ル、および前記予め定められた度数である、最頻度画像
信号レベルより大きい画像信号レベル、を、検出し、該
検出された両画像信号レベル間の画像信号を、黒レベル
検出用画像信号として選択する、 ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載の撮
像装置において、 上記黒レベル検出ブロック選択回路は、 最頻度画像信号レベルの度数と、該最頻度画像信号レベ
ルより小さい画像信号レベルの度数と、該最頻度画像信
号レベルより大きい画像信号レベルの度数とを、最頻度
画像信号レベルに近いものから順に交互に取り出して積
算し、該積算度数が予め設定された度数以上になった時
点での、最頻度画像信号レベルより小さい画像信号レベ
ル、および最頻度画像信号レベルより大きい画像信号レ
ベルを検出し、該検出された画像信号レベル間の画像信
号を、黒レベル検出用画像信号として選択する、 ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし4のいずれかに記載の撮
像装置において、 上記黒レベル検出ブロック選択回路は、 最頻度画像信号レベルから、予め設定された画像レベル
幅の画像信号を黒レベル検出用ブロックとして選択す
る、 ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項8】 請求項1ないし4のいずれかに記載の撮
像装置において、 上記黒レベル検出ブロック選択回路は、 最頻度画像信号レベルから、標準偏差の予め設定された
定数倍の画像レベル幅の画像信号を、黒レベル検出用画
像信号として選択する、ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項9】 請求項1記載の撮像装置において、 上記黒レベル検出回路は、 上記選択されたブロックの画像信号レベルの平均値を算
出し、これを代表黒レベル値として出力する、 ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項10】 請求項3に記載の撮像装置において、 上記黒レベル値・度数検出回路は、 上記選択された複数のブロックの画像信号レベルの平均
値を算出し、これを代表黒レベル値として出力するとと
もに、黒レベル検出用に選択されたブロックの度数合計
である黒レベル値算出度数として出力する、 ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項11】 請求項2記載の撮像装置において、 上記ブラックバランス収束許容誤差範囲決定回路は、 上記黒レベル値算出度数が多いほど、ブラックバランス
調整が収束したか否かを判定する収束許容誤差範囲を小
さくする、 ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項12】 請求項10記載の撮像装置において、 上記黒レベル時間平均化処理回路は、 上記黒レベル値算出度数が少ないほど、より多くの異な
る時間に上記黒レベル値・度数検出回路から出力され
る、上記代表黒レベル値を平均化した結果を出力する、
ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項13】 請求項4記載の撮像装置において、 上記周波数特性切替え制御回路は、 上記黒レベル値算出度数が少ないほどより周波数特性を
一時的に低下させた画像信号を出力させるように制御す
る、ことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項14】 入力画像を複数のブロックに分割し、
各ブロックごとの画像データを検出するブロックデータ
検出ステップと、 上記ブロックデータ検出ステップで検出した各ブロック
の画像信号レベルより、上記入力信号の、画像信号レベ
ルごとの上記ブロックの数である度数を表すヒストグラ
ムを算出するヒストグラム演算ステップと、 上記算出したヒストグラムより黒レベル検出に用いる複
数のブロックを選択する黒レベル検出ブロック選択ステ
ップと、 上記選択された複数のブロックを用いて出力画像信号の
黒レベルを検出する黒レベル検出ステップと、 上記検出された黒レベルと予め設定されている目標値と
を比較した結果より入力画像のペデスタル値を制御する
ペデスタル制御ステップとを含む、 ことを特徴とするブラックバランス調整方法。 - 【請求項15】 入力画像を複数のブロックに分割し、
各ブロックごとの画像データを検出するブロックデータ
検出ステップと、 上記ブロックデータ検出回路で検出した各ブロックの画
像信号レベルより、上記入力画像信号の、画像信号レベ
ルごとの上記ブロックの数である度数を表すヒストグラ
ムを算出するヒストグラム演算ステップと、 上記算出したヒストグラムより黒レベル検出に用いる複
数のブロックを選択する黒レベル検出ブロック選択ステ
ップと、 上記選択された複数のブロックを用いて出力画像信号の
黒レベル、および黒レベル検出用に選択されたブロック
の度数合計である黒レベル値算出度数を検出する黒レベ
ル値・度数検出ステップと、 上記黒レベル検出ブロック選択ステップにおいて選択さ
れたブロックの度数合計である黒レベル値算出度数に応
じて、ブラックバランス収束許容誤差範囲を決定するブ
ラックバランス収束許容誤差範囲決定ステップと、 上記検出された黒レベルと、予め設定されている目標値
とを比較した結果、及び上記ブラックバランス収束許容
誤差範囲決定ステップによって決定されたブラックバラ
ンス収束許容誤差範囲によって、入力画像のペデスタル
値を制御するペデスタル制御ステップとを含む、 ことを特徴とするブラックバランス調整方法。 - 【請求項16】 入力画像を複数のブロックに分割し、
各ブロックごとの画像データを検出するブロックデータ
検出ステップと、 上記ブロックデータ検出回路で検出した各ブロックの画
像信号レベルより、上記入力画像信号の、画像信号レベ
ルごとの上記ブロックの数である度数を表すヒストグラ
ムを算出するヒストグラム演算ステップと、 上記算出したヒストグラムより黒レベル検出に用いる複
数のブロックを選択する黒レベル検出ブロック選択ステ
ップと、 上記選択された複数のブロックを用いて出力画像信号の
黒レベル、および黒レベル検出用に選択されたブロック
の度数合計である黒レベル値算出度数を検出する黒レベ
ル値・度数検出ステップと、 上記黒レベルブロック選択ステップにおいて選択された
ブロックの度数合計である黒レベル値算出度数に応じ
て、黒レベルに時間方向の平均化処理を行なう黒レベル
時間平均化処理ステップと、 上記黒レベル時間平均化処理ステップの出力と、予め設
定されている目標値とを比較した結果により、入力画像
のペデスタル値を制御するペデスタル制御ステップと含
む、 ことを特徴とするブラックバランス調整方法。 - 【請求項17】 入力画像を複数のブロックに分割し、
各ブロックごとの画像データを検出するブロックデータ
検出ステップと、 上記ブロックデータ検出回路で検出した各ブロックの画
像信号レベルより、上記入力画像信号の、画像信号レベ
ルごとの上記ブロックの数である度数を表すヒストグラ
ムを算出するヒストグラム演算ステップと、 上記算出したヒストグラムより黒レベル検出に用いる複
数のブロックを選択する黒レベル検出ブロック選択ステ
ップと、 上記選択された複数のブロックを用いて出力画像信号の
黒レベル、および黒レベル検出用に選択されたブロック
の度数合計である黒レベル値算出度数を検出する黒レベ
ル値・度数検出ステップと、 上記選択されたブロックの度数合計である黒レベル値算
出度数に応じて、画像信号の周波数特性を切替えるため
の周波数特性切替え制御信号を出力する周波数特性切替
え制御ステップと、 上記周波数特性切替え制御信号を受けて、画像信号の周
波数特性を切替える周波数特性切替えステップと、 上記検出された黒レベルと予め設定されている目標値と
を比較した結果により、入力画像のペデスタル値を制御
するペデスタル値制御ステップとを含む、 ことを特徴とするブラックバランス調整方法。 - 【請求項18】 請求項14ないし17のいずれかに記
載のブラックバランス調整方法において、 上記黒レベル検出ブロック選択ステップは、 最頻度画像信号レベルから順に、予め定められた度数で
ある、最頻度画像信号レベルより小さい画像信号レベ
ル、および前記予め定められた度数である、最頻度画像
信号レベルより大きい画像信号レベル、を、検出し、該
検出された両画像信号レベル間の画像信号を、黒レベル
検出用画像信号として選択する、 ことを特徴とするブラックバランス調整方法。 - 【請求項19】 請求項14ないし17のいずれかに記
載のブラックバランス調整方法において、 上記黒レベル検出ブロック選択ステップは、 最頻度画像信号レベルの度数と、該最頻度画像信号レベ
ルより小さい画像信号レベルの度数と、該最頻度画像信
号レベルより大きい画像信号レベルの度数とを、最頻度
画像信号レベルに近いものから順に交互に取り出して積
算し、該積算度数が予め設定された度数以上になった時
点での、最頻度画像信号レベルより小さい画像信号レベ
ル、および最頻度画像信号レベルより大きい画像信号レ
ベルを検出し、該検出された画像信号レベル間の画像信
号を、黒レベル検出用画像信号として選択する、 ことを特徴とするブラックバランス調整方法。 - 【請求項20】 請求項14ないし17のいずれかに記
載のブラックバランス調整方法において、 上記黒レベル検出ブロック選択ステップは、 最頻度画像信号レベルから、予め設定された画像レベル
幅の画像信号を、黒レベル検出用画像信号として選択す
る、 ことを特徴とするブラックバランス調整方法。 - 【請求項21】 請求項14ないし17のいずれかに記
載のブラックバランス調整方法において、 上記黒レベル検出ブロック選択ステップは、 最頻度画像信号レベルから、標準偏差の予め設定された
定数倍の画像レベル幅の画像信号を、黒レベル検出用画
像信号として選択する、ことを特徴とするブラックバラ
ンス調整方法。 - 【請求項22】 請求項14記載のブラックバランス調
整方法において、 上記黒レベル検出ステップは、 上記選択されたブロックの画像信号レベルの平均値を算
出し、これを代表黒レベル値として出力する、 ことを特徴とするブラックバランス調整方法。 - 【請求項23】 請求項14ないし17のいずれかに記
載のブラックバランス調整方法において、 上記黒レベル値・度数検出ステップは、 上記選択された複数のブロックの画像信号レベルの平均
値を算出し、これを代表黒レベル値として出力するとと
もに、黒レベル検出用に選択されたブロックの度数合計
である黒レベル値算出度数として出力する、 ことを特徴とするブラックバランス調整方法。 - 【請求項24】 請求項14記載のブラックバランス調
整方法において、 上記ブラックバランス収束許容誤差範囲決定ステップ
は、 上記黒レベル値算出度数が多いほどブラックバランス調
整が収束したか否かを判定する収束許容誤差範囲を小さ
くする、 ことを特徴とするブラックバランス調整方法。 - 【請求項25】 請求項16記載のブラックバランス調
整方法において、 上記黒レベル時間平均化処理ステップは、 上記黒レベル値算出度数が少ないほど、より多くの異な
る時間に検出された代表黒レベル値を平均化した結果を
出力する、ことを特徴とするブラックバランス調整方
法。 - 【請求項26】 請求項17記載のブラックバランス調
整方法において、 上記周波数特性切替え制御ステップは、 上記黒レベル値算出度数が少ないほどより周波数特性を
一時的に低下させた画像信号を出力させるように制御す
る、 ことを特徴とするブラックバランス調整方法。
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JP2001341060A JP4061566B2 (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | ブラックバランス調整方法、および撮像装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005065196A (ja) * | 2003-08-20 | 2005-03-10 | Sony Corp | フィルタ、信号処理装置、信号処理方法、記録媒体及びプログラム |
JP2010098719A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-30 | Olympus Corp | 顕微鏡システム、観察画像補正プログラム、及び観察画像補正方法 |
US8792020B2 (en) | 2010-11-29 | 2014-07-29 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatuses for pedestal level compensation of active signal generated from an output signal of a pixel in an image sensor |
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JP6275310B1 (ja) * | 2017-05-26 | 2018-02-07 | 株式会社テクテック | 拡張現実表示システム、プログラム及び方法 |
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2001
- 2001-11-06 JP JP2001341060A patent/JP4061566B2/ja not_active Expired - Fee Related
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