JP2001189878A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2001189878A
JP2001189878A JP37534999A JP37534999A JP2001189878A JP 2001189878 A JP2001189878 A JP 2001189878A JP 37534999 A JP37534999 A JP 37534999A JP 37534999 A JP37534999 A JP 37534999A JP 2001189878 A JP2001189878 A JP 2001189878A
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signal
noise
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luminance
gamma
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JP37534999A
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Chikako Sano
知加子 佐野
Takeshi Nakajima
健 中島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非線型処理後の映像信号に対して、ノイズリ
ダクション処理による解像度の低下を抑えつつノイズ除
去を行うようにする。 【解決手段】 YNR回路13は、輝度レベル検出回路
12により検出された輝度信号のレベルに基づいて、ノ
イズリダクションの深さを画素毎に制御して当該各画素
のガンマ補正済輝度信号のノイズを除去する。また、C
NR回路14は、輝度レベル検出回路12により検出さ
れた輝度信号のレベルに基づいて、ノイズリダクション
の深さを画素毎に制御して当該各画素のガンマ補正済輝
度信号のノイズを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された撮像信
号のノイズを除去する撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタルスチルカメラやビデオカ
メラ等では、撮像素子からの撮像信号に対して、サンプ
ル・ホールド、AGC(automatic gain control)、ガ
ンマ補正等の信号処理が行われて、1フレーム分の画像
信号が生成されている。このようにして生成された画像
信号には、撮像素子や上記の途中の処理に起因するノイ
ズ成分が含まれている。例えば、CCD(Charge Coupl
ed Device)のサイズの小型化に伴い開口部の面積が小
さくなり受光量が減少することによるS/N比の劣化、
被写体照度が低い時に映像信号レベルを上げるためにA
GC回路のゲインを大きくすることによるS/N比の劣
化等がある。これらのノイズを除去する方法として、近
傍の画素を用いた平均化、コアリング等の方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たノイズを除去する方法は、フレーム単位で処理が行わ
れる方法である場合が多く、すべての領域に対して均一
に処理するため、ノイズが多い部分のS/N比は改善さ
れるが、同時に、エッジ部分にダメージを与えて画面全
体の解像度を低下させてしまうという問題があった。ま
た、複数フレームを用いて行われるノイズ除去装置もあ
るが、デジタルスチルカメラでは用いることができなか
った。
【0004】また、コアリング回路を使用する方法もあ
るが、この方法ではエッジ部分に対するダメージを防ぐ
ためにノイズかエッジかの判定を行うためのしきい値を
設定し、ノイズと判定された信号に対してのみ処理を行
うことによりエッジに対するダメージを抑えている。
【0005】しかし、ガンマ補正のような非線型変換処
理を行った後の信号に対してノイズ除去処理を行わなけ
ればならない場合、ノイズレベルも原信号のレベルによ
って変化してしまっているため、黒レベル付近にあわせ
てしきい値を設定すると明るい部分でエッジに対しても
処理を行ってしまうという問題や、逆に白レベル付近に
あわせてしきい値を設定すると暗い部分でのノイズ除去
効果が不十分になってしまうという問題があった。
【0006】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たものであり、入力された輝度信号及び色差信号に対す
るノイズリダクションの深さを制御することにより、非
線型処理後の映像信号に対して、ノイズリダクション処
理による解像度の低下を抑えつつノイズ除去を行う撮像
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る撮像装置は、画像を撮像して、撮像
信号を生成する撮像信号生成手段と、上記撮像信号生成
手段により生成された撮像信号に対してガンマ補正を行
うガンマ補正手段と、上記ガンマ補正手段によりガンマ
補正されたガンマ補正済撮像信号を、ガンマ補正済の輝
度信号及び色差信号に変換する信号変換手段と、上記信
号変換手段により変換されたガンマ補正済輝度信号及び
ガンマ補正済色差信号のノイズを除去するノイズリダク
ション手段と、上記信号変換手段により変換されたガン
マ補正済輝度信号の輝度信号のレベルを画素毎に検出す
る輝度レベル検出手段とを備え、上記ノイズリダクショ
ン手段は、上記輝度レベル検出手段により検出された輝
度信号のレベルに基づいて、ノイズリダクションの深さ
を画素毎に制御して当該各画素のガンマ補正済輝度信号
のノイズを除去することを特徴とする。
【0008】この撮像装置では、ノイズリダクション手
段は、輝度レベル検出手段により検出された輝度信号の
レベルに基づいて、ノイズリダクションの深さを画素毎
に制御して当該各画素のガンマ補正済輝度信号のノイズ
を除去する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】<第1の実施の形態>本発明を適用した第
1の実施の形態である撮像装置は、記録処理を行うため
に用いられる装置である。まず、本発明を適用した第1
の実施の形態である撮像装置を図1に示す。
【0011】撮像装置1は、図1に示すように、CCD
(Charge Coupled Device)イメージセンサ(以下、単
にCCDという。)2と、CCD2から供給された撮像
信号をサンプリングするサンプル/ホールド回路(以
下、S/H回路という。)3と、S/H回路3から供給
される撮像信号のゲインを調整するAGC(automaticg
ain control)回路4と、供給された撮像信号をディジ
タル方式の画像データに変換するA/D変換回路5と、
変換されたディジタル方式の画像データに対して信号処
理を施すカメラ信号処理部6と、カメラ信号処理部6に
より信号処理された信号を記録する記録部7とを備え
る。
【0012】カメラ信号処理部6は、ホワイトバランス
回路8と、ガンマ補正回路9と、色分離回路10と、Y
Cマトリックス回路11と、輝度レベル検出回路12
と、YNR回路13と、CNR回路14とを有する。
【0013】ホワイトバランス回路8は、A/D変換回
路5から供給されたディジタル方式の画像データのホワ
イトバランスを調整し、この調整済みの画像データをガ
ンマ補正回路9に供給する。
【0014】ガンマ補正回路9は、ホワイトバランス回
路8から供給されたホワイトバランス調整済みの画像デ
ータに対してガンマ補正の処理を行い、このガンマ補正
済みの画像データを色分離回路10に供給する。
【0015】色分離回路10は、ガンマ補正回路9から
供給されたガンマ補正済みの画像データに対して画素の
補間処理を行い、全ての画素について、R信号,G信
号,B信号の画像信号を生成する。色分離回路10は、
これらの生成したR信号,G信号,B信号の各画像信号
をYCマトリックス回路11に供給する。
【0016】YCマトリックス回路11は、色分離回路
10から供給されたR信号,G信号,B信号からなる画
像信号を、輝度信号(Y)及び色差信号(Cb、Cr)
に変換する。YCマトリックス回路11は、この変換後
の輝度信号を、輝度レベル検出回路12及びYNR回路
13に供給する。また、YCマトリックス回路11は、
変換後の色差信号を、CNR回路14に供給する。
【0017】輝度レベル検出回路12は、YCマトリッ
クス回路11から供給された輝度信号について、画素毎
に輝度信号のレベルを検出し、この検出した輝度レベル
の結果を、YNR回路13及びCNR回路14に供給す
る。
【0018】例えば、輝度レベル検出回路12は、YC
マトリックス回路11から供給された輝度信号につい
て、水平方向近傍のいくつかの画素からノイズリダクシ
ョン処理の対象となる中心部の画素との加重平均を求め
たり、対象画素の輝度信号の値をそのまま用いたり、水
平方向及び垂直方向の画素との加重平均を算出したりす
ることにより、画素毎に輝度信号のレベルを検出し、こ
の検出した輝度レベルの結果を、YNR回路13及びC
NR回路14に供給する。
【0019】YNR回路13は、輝度レベル検出回路1
2から供給された輝度レベルの結果に基づいて、YCマ
トリックス回路11から供給された輝度信号に対してノ
イズリダクション処理を行う。YNR回路13は、この
ノイズリダクション処理後の輝度信号を記録部7に供給
する。
【0020】CNR回路14は、輝度レベル検出回路1
2から供給された輝度レベルの結果に基づいて、YCマ
トリックス回路11から供給された色差信号に対してノ
イズリダクション処理を行う。YNR回路13は、この
ノイズリダクション処理後の色差信号を記録部7に供給
する。
【0021】なお、ここでのCNR回路14は、輝度レ
ベル検出回路12から供給された輝度レベルの結果に基
づいて、YCマトリックス回路11から供給された色差
信号に対してノイズリダクション処理を行っているが、
色差信号のレベルを検出する図示しない色差レベル検出
回路を別に設けて、この色差レベル検出回路から供給さ
れた色差レベルに基づいて、YCマトリックス回路11
から供給された色差信号に対するノイズリダクション処
理を行ってもよい。
【0022】記録部7は、YNR回路13及びCNR回
路14から供給されたノイズリダクション処理後の輝度
信号及び色差信号を、図示しない記録媒体に記録する。
【0023】以上のように構成された撮像装置1では、
YNR回路13は、輝度レベル検出回路12から供給さ
れた輝度レベルの結果に基づいて、YCマトリックス回
路11から供給された輝度信号に対してノイズリダクシ
ョン処理を行い、このノイズリダクション処理後の輝度
信号を記録部7に供給する。また、CNR回路14は、
輝度レベル検出回路12から供給された輝度レベルの結
果に基づいて、YCマトリックス回路11から供給され
た色差信号に対してノイズリダクション処理を行い、こ
のノイズリダクション処理後の色差信号を記録部7に供
給する。
【0024】つぎに、YNR回路13について、図2を
用いて詳細に説明する。
【0025】YNR回路13は、図2に示すように、ノ
イズ抽出フィルタ13aと、しきい値設定回路13b
と、しきい値回路13cと、加算器13dとを備える。
【0026】ノイズ抽出フィルタ13aは、YCマトリ
ックス回路11から供給された輝度信号のノイズ成分を
図3に示すようなフィルタを用いて抽出し、この抽出し
たノイズ成分をしきい値回路13cに供給する。
【0027】例えば、輝度信号及び色差信号は、映像信
号の成分がYCbCr=4:2:2の場合には、図4に
示すような配列で並んでいる。このとき、ノイズ抽出フ
ィルタ13aは、輝度信号については、図3aに示すフ
ィルタを用いてノイズ成分を抽出する。また、ノイズ抽
出フィルタ13aは、色差信号については、図3bに示
すフィルタを用いてCb,Crの順にノイズ成分を抽出
する。さらに、映像信号の成分がYCbCr=4:4:
4の場合には、すべての輝度信号に対応する色差信号C
b,Crが存在するので、輝度信号と同じ構成のフィル
タを用いてもよい。
【0028】なお、ノイズ抽出フィルタ13aでは、ノ
イズ抽出のために水平方向の画素しか用いていないが、
垂直方向の画素も用いるようにするなどして、フィルタ
処理の対象となる画素の範囲を広げることにより、ノイ
ズ抽出の精度を上げることができる。但し、フィルタ処
理の対象となる画素の範囲を広げ過ぎると、ノイズを抽
出できなくなる可能性もある。
【0029】しきい値設定回路13bは、輝度レベル検
出回路12から供給された輝度レベル検出結果に基づい
て、ノイズリダクション処理の対象となる画素毎に、こ
の各画素がノイズかエッジかの判定をするためのしきい
値を設定する。そして、しきい値設定回路13bは、こ
の設定したしきい値をしきい値回路13cに供給する。
【0030】しきい値回路13cは、しきい値設定回路
13bから供給された各画素のしきい値に基づいて、ノ
イズ抽出フィルタ13aから供給された各画素のノイズ
成分が、実際にノイズかエッジかの判定をする。そし
て、しきい値回路13cは、ノイズ信号のみを抽出して
加算器13dに供給する。
【0031】加算器13dは、YCマトリックス回路1
1から供給された原信号である輝度信号から、しきい値
回路13cから供給されたノイズ成分を引いた値を、ノ
イズ除去後の信号として記録部7に供給する。また、加
算器13dは、ノイズ抽出フィルタ13aから供給され
たノイズ成分がしきい値回路13cによりエッジと判定
された場合には、ノイズレベルが0になるので、YCマ
トリックス回路11から供給された原信号である輝度信
号を、そのまま画像信号として記録部7に供給する。
【0032】つぎに、しきい値設定回路13bについ
て、詳細に説明する。
【0033】しきい値設定回路13bは、輝度レベル検
出回路12から供給された輝度レベル検出結果に基づい
て、ROMテーブル部13caの各ROMテーブルの中
から、どのROMテーブルを使用するかの選択を行う。
しきい値設定回路13bは、この選択結果情報をセレク
タ13cbに供給する。そして、セレクタ13cbは、
選択結果情報に基づいて選択したROMテーブルからの
出力値を、加算器13dに供給する。
【0034】ここで、ガンマ補正回路9によるガンマ補
正後の輝度信号レベルに対するROMテーブルの設定例
を図6に示す。この図6では、ガンマ補正回路9に入力
された信号が横軸の入力信号を、ガンマ補正回路9から
出力された信号が縦軸の出力信号を示している。
【0035】しきい値設定回路13bでは、図6に示す
ように、縦軸の出力信号を図中の点線で示すような4つ
のレベルに分け、各レベル毎に使用するROMテーブル
を設定している。このレベルの分け方と各レベルで使用
するROMテーブルの設定は可変であり、画像に応じて
任意の値を設定することが可能である。
【0036】本発明を適用した第1の実施の形態である
撮像装置1が従来の撮像装置と相違している点は、ガン
マ補正処理後の信号に対してノイズリダクション処理を
行うことができる点である。
【0037】比較のために、ガンマ補正前の信号に対す
るROMテーブルの設定例を図7に示す。ガンマ補正処
理が施されていない場合、図7に示すように、入出力信
号の関係は線形であり、ノイズ成分のレベルも入力信号
のレベルによらないで一定になる。このため、ガンマ補
正前の画像に対してノイズリダクション処理を行う場合
には、リミッタ用のROMテーブルは一種類あればよ
い。しかし、ガンマ補正後の信号に対してノイズリダク
ション処理を行う場合には、信号は、図6に示すように
非線型な関係になっているために、ノイズ信号レベルは
入力信号レベルが低い領域と高い領域とで異なる。
【0038】例えば、画素信号レベルが低い領域のノイ
ズレベルに合わせてROMテーブルを設定すれば信号レ
ベルが高い領域では本来の信号成分まで除去してしまう
といった問題や、逆に高い領域でのノイズレベルに合わ
せて設定すれば、低い領域では効果が十分に得られない
といった問題が生じ、どのレベルにも適したリミッタを
設定するのは困難である。このため、ガンマ補正後の画
像に対して処理を行わなければいけない場合には、リミ
ッタ値の設定を変える必要がある。
【0039】この問題を解決するために、本発明を適用
した第1の実施の形態である撮像装置1では、対象とな
る画素の輝度信号レベルに応じて画素毎に使用するRO
Mテーブルを可変にしている。さらに、輝度信号レベル
が低い領域ではリミッタ値を大きめの値、高い領域では
リミッタ値を小さめの値に設定できるようにしてある。
こうすることにより、ガンマ補正後の非線型な画像信号
に対しても効果的なノイズ除去が可能になる。また、図
7に示すように、例えば、全てのレベルで同じROMテ
ーブルを使用するように設定を変えることにより、ガン
マ補正前の信号についても適用可能である。信号レベル
の分け方や、各レベルで使用するROMテーブルの設定
等は、対象となる画像に応じて自由に設定することが可
能である。
【0040】なお、撮像装置1では、4つのレベルに分
けているが、より細かく分割したり、分割レベルの設定
を変えることにより、よい細かいノイズリダクション処
理の制御が可能になる。また、このROMテーブル設定
回路は、YNR回路13及びCNR回路14のそれぞれ
の内部に備えられているため、輝度信号及び色差信号に
対してそれぞれ別々にリミッタ値を設定することが可能
である。このため、輝度成分に対してのみノイズリダク
ション処理を行う、又は、色差成分に対してのみノイズ
リダクション処理を行うといった処理が可能になる。ま
た、撮像装置1では、しきい値回路13cは、ROMテ
ーブルで構成されているが、演算処理で出力が算出され
るロジック回路で構成されていてもよい。
【0041】つぎに、しきい値回路13cについて、詳
細に説明する。
【0042】まず、ノイズ抽出フィルタ13aにより抽
出されたノイズ成分には、実際にはエッジ成分も含まれ
ている。このため、ノイズ抽出フィルタ13aから供給
された値に対して、ノイズかエッジかの判定を行う必要
がある。このためにしきい値回路13cが備えられてい
て、当該しきい値回路13cは、ノイズと判定された信
号に対してはノイズリダクション処理を行い、エッジと
判定された信号については何の処理を行なわずに元の信
号をそのまま加算器13dに供給する。こうすることに
より、ノイズリダクション処理によるエッジ部分に対す
るタメージを抑え、解像度の低下を防ぐことができる。
【0043】具体的には、しきい値回路13cは、例え
ば8種類のROMからなるROMテーブル部13ca
と、これらの各ROMのROMテーブルに基づいてノイ
ズリダクション処理を行うか否かを決定するセレクタ1
3cbとを有する。
【0044】ここで、横軸が入力レベルで縦軸が出力レ
ベルである、ROMテーブルの入出力特性設定例を図5
に示す。
【0045】例えば、しきい値回路13cは、ROMテ
ーブル部13caのROM4のROMテーブルを使用す
る場合、ノイズ抽出フィルタ13aから供給された入力
レベル(入力値)が「−9以上、9以下」のときには、
ノイズと判定して、入力値に応じた値をノイズ成分とし
て出力する。また、しきい値回路13cは、ノイズ抽出
フィルタ13aから供給された入力レベル(入力値)が
「−10以下、10以上」のときには、エッジと判定し
て、常に0を出力してもよいのだが、この領域において
入力値に対する出力の変化が急峻になり、画像が不連続
になる等の悪影響を与える可能性がある。
【0046】これを防ぐため、図5に示すROMテーブ
ルの入出力特性では、しきい値以上の領域についてはな
だらかに出力値を減少させて0に戻すような特性にして
いる。こうすることにより、しきい値回路13cは、し
きい値を超えてもすぐに0を出力することはせず、12
より大きい又は−12より小さい領域においては、常に
「0」を出力するようになる。
【0047】なお、しきい値回路13cは、ROM0の
ROMテーブルを選択した場合には、常に0を出力し、
ノイズリダクション処理は行わない。また、しきい値回
路13cは、このようなROMテーブルを何種類か使用
することにより、画素毎にしきい値の設定を変えること
ができる。さらに、ここでは、ROMテーブル部13c
aは、8種類のROMテーブルから構成されているが、
種類を増やすことにより、より細かいノイズリダクショ
ン処理の制御が可能になる。また、しきい値、出力値の
設定の範囲を広げる、ROMテーブル毎に傾きを変える
等によっても制御の幅を広げることができる。
【0048】つぎに、CNR回路14について、図8を
用いて詳細に説明する。
【0049】CNR回路14は、図8に示すように、ノ
イズ抽出フィルタ14aと、しきい値設定回路14b
と、しきい値回路14cと、加算器14dとを備える。
【0050】このCNR回路14に備えられた各回路
も、YNR回路13と同様な処理を行う。
【0051】以上述べたように、本発明を適用した第1
の実施の形態である撮像装置1では、被写体照度が暗い
場合のS/N比が改善されるため、より暗い被写体照度
での撮影が可能になる。
【0052】また、本発明を適用した第1の実施の形態
である撮像装置1では、CCDサイズの小型化に伴うS
/N比の劣化が改善されるため、CCDサイズのより小
型化が可能になる。
【0053】さらに、本発明を適用した第1の実施の形
態である撮像装置1では、フレーム内で処理を行うた
め、動画だけでなく静止画の処理にも適する。
【0054】さらにまた、本発明を適用した第1の実施
の形態である撮像装置1では、画素単位でノイズリダク
ションの深さを設定するため、フレーム内での部分的な
ノイズ除去が可能であり、エッジ部分のダメージを抑
え、ノイズリダクション処理による解像度の低下を抑え
ることができる。
【0055】さらにまた、本発明を適用した第1の実施
の形態である撮像装置1では、ノイズが多い、又はノイ
ズが気になる領域については、ノイズ成分のみを効果的
に除去するといった、フレーム内での部分的な画質の制
御が可能になる。
【0056】さらにまた、本発明を適用した第1の実施
の形態である撮像装置1では、輝度信号レベルに応じて
リミッタ値の設定が可能なので、ガンマ変換後の信号で
も効果的にノイズ除去ができる。
【0057】さらにまた、本発明を適用した第1の実施
の形態である撮像装置1では、信号レベルの分け方とリ
ミッタ値の設定を変えることにより、ガンマ補正前の信
号についても適応可能である。
【0058】さらにまた、本発明を適用した第1の実施
の形態である撮像装置1では、輝度信号及び色差信号の
それぞれに対して別々にリミッタの設定が可能なので、
ノイズリダクション処理において、より細かい画質処理
の制御が可能になる。
【0059】<第2の実施の形態>本発明を適用した第
2の実施の形態である撮像装置は、記録処理及び再生処
理を行うために用いられる装置である。まず、本発明を
適用した第2の実施の形態である撮像装置を図9に示
す。
【0060】なお、この撮像装置20を説明するにあた
り、上記第1の実施の形態である撮像装置1と同一の構
成要素には、図面中に同一の符号を付け、その詳細な説
明を省略する。
【0061】撮像装置20は、図9に示すように、CC
D2と、S/H回路3と、AGC回路4と、A/D変換
回路5と、カメラ信号処理部21と、記録部7と、再生
部22と、D/A変換部23と、D/A変換部24とを
備える。
【0062】カメラ信号処理部21は、ホワイトバラン
ス回路8と、ガンマ補正回路9と、色分離回路10と、
YCマトリックス回路11と、輝度レベル検出回路12
と、YNR回路13と、CNR回路14と、切替スイッ
チ25と、切替スイッチ26と、切替スイッチ27と、
切替スイッチ28とを有する。
【0063】D/A変換部23は、YNR回路13から
供給されたノイズリダクション処理後の輝度信号につい
ての信号を、アナログ方式の画像データに変換して、図
示しないモニター等に供給する。
【0064】D/A変換部24は、CNR回路14から
供給されたノイズリダクション処理後の色差信号につい
ての信号を、アナログ方式の画像データに変換して、図
示しないモニター等に供給する。
【0065】切替スイッチ25は、再生部22から信号
が供給される端子、又はYCマトリックス回路11から
信号が供給される端子にスイッチを切り替えることによ
り、切り替えた端子から供給された輝度信号を、輝度レ
ベル検出回路12及びYNR回路13に供給する。
【0066】切替スイッチ26は、再生部22から信号
が供給される端子、又はYCマトリックス回路11から
信号が供給される端子にスイッチを切り替えることによ
り、切り替えた端子から供給された色差信号を、CNR
回路14に供給する。
【0067】切替スイッチ27は、YNR回路13から
供給されたノイズリダクション処理済みの輝度信号を、
記録部7に供給する端子、又はD/A変換部23に供給
する端子に切り替えることにより、切り替えた端子から
供給された輝度信号を、記録部7又はD/A変換部23
に供給する。
【0068】切替スイッチ28は、CNR回路14から
供給されたノイズリダクション処理済みの色差信号を、
記録部7に供給する端子、又はD/A変換部24に供給
する端子に切り替えることにより、切り替えた端子から
供給された色差信号を、記録部7又はD/A変換部24
に供給する。
【0069】以上のように構成された撮像装置20で
は、再生部22から供給された輝度信号及び色差信号に
対してもノイズリダクション処理を行い、このノイズリ
ダクション処理済みの輝度信号及び色差信号を、D/A
変換部23及びD/A変換部24を介してモニター等に
供給する。
【0070】以上述べたように、本発明を適用した第2
の実施の形態である撮像装置20では、被写体照度が暗
い場合のS/N比が改善されるため、より暗い被写体照
度での撮影が可能になる。
【0071】また、本発明を適用した第2の実施の形態
である撮像装置20では、CCDサイズの小型化に伴う
S/N比の劣化が改善されるため、CCDサイズのより
小型化が可能になる。
【0072】さらに、本発明を適用した第2の実施の形
態である撮像装置20では、フレーム内で処理を行うた
め、動画だけでなく静止画の処理にも適する。
【0073】さらにまた、本発明を適用した第2の実施
の形態である撮像装置20では、画素単位でノイズリダ
クションの深さを設定するため、フレーム内での部分的
なノイズ除去が可能であり、エッジ部分のダメージを抑
え、ノイズリダクション処理による解像度の低下を抑え
ることができる。
【0074】さらにまた、本発明を適用した第2の実施
の形態である撮像装置20では、ノイズが多い、又はノ
イズが気になる領域については、ノイズ成分のみを効果
的に除去するといった、フレーム内での部分的な画質の
制御が可能になる。
【0075】さらにまた、本発明を適用した第2の実施
の形態である撮像装置20では、輝度信号レベルに応じ
てリミッタ値の設定が可能なので、ガンマ変換後の信号
でも効果的にノイズ除去ができる。
【0076】さらにまた、本発明を適用した第2の実施
の形態である撮像装置20では、信号レベルの分け方と
リミッタ値の設定を変えることにより、ガンマ補正前の
信号についても適応可能である。
【0077】さらにまた、本発明を適用した第2の実施
の形態である撮像装置20では、輝度信号及び色差信号
のそれぞれに対して別々にリミッタの設定が可能なの
で、ノイズリダクション処理において、より細かい画質
処理の制御が可能になる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る撮像
装置によれば、被写体照度が暗い場合のS/N比が改善
されるため、より暗い被写体照度での撮影が可能にな
る。
【0079】また、本発明に係る撮像装置によれば、C
CDサイズの小型化に伴うS/N比の劣化が改善される
ため、CCDサイズのより小型化が可能になる。
【0080】さらに、本発明に係る撮像装置によれば、
フレーム内で処理を行うため、動画だけでなく静止画の
処理にも適する。
【0081】さらにまた、本発明に係る撮像装置によれ
ば、画素単位でノイズリダクションの深さを設定するた
め、フレーム内での部分的なノイズ除去が可能であり、
エッジ部分のダメージを抑え、ノイズリダクション処理
による解像度の低下を抑えることができる。
【0082】さらにまた、本発明に係る撮像装置によれ
ば、ノイズが多い、又はノイズが気になる領域について
は、ノイズ成分のみを効果的に除去するといった、フレ
ーム内での部分的な画質の制御が可能になる。
【0083】さらにまた、本発明に係る撮像装置によれ
ば、輝度信号レベルに応じてリミッタ値の設定が可能な
ので、ガンマ変換後の信号でも効果的にノイズ除去がで
きる。
【0084】さらにまた、本発明に係る撮像装置によれ
ば、信号レベルの分け方とリミッタ値の設定を変えるこ
とにより、ガンマ補正前の信号についても適応可能であ
る。
【0085】さらにまた、本発明に係る撮像装置によれ
ば、輝度信号及び色差信号のそれぞれに対して別々にリ
ミッタの設定が可能なので、ノイズリダクション処理に
おいて、より細かい画質処理の制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の撮像装置のブロッ
ク構成図である。
【図2】上記第1の実施の形態の撮像装置におけるYN
R回路のブロック構成図である。
【図3】上記第1の実施の形態の撮像装置におけるノイ
ズ抽出用のフィルタの構成例を示す図である。
【図4】輝度信号及び色差信号の配列を示す図である。
【図5】上記第1の実施の形態の撮像装置におけるRO
Mテーブルの入出力特性を示す図である。
【図6】ガンマ補正後の輝度信号レベルに対するROM
テーブルの設定例を示す図である。
【図7】ガンマ補正前の輝度信号レベルに対するROM
テーブルの設定例を示す図である。
【図8】上記第1の実施の形態の撮像装置におけるCN
R回路のブロック構成図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態の撮像装置のブロッ
ク構成図である。
【符号の説明】
1 撮像装置、2 CCD、3 S/H、4 AGC、
5 A/D変換回路、6 カメラ信号処理部、7 記録
部、8 ホワイトバランス回路、9 ガンマ補正回路、
10 色分離回路、11 YCマトリックス回路、12
輝度レベル検出回路、13 YNR回路、14 CN
R回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C021 PA12 PA32 PA53 PA58 PA62 PA66 PA80 RB03 RB07 RB09 XA34 YA01 5C022 AB51 AC01 AC69 5C066 CA07 EC05 EC12 GA02 GA05 HA03 HA04 KA08 KC01 KD02 KD06 KE02 KE09 KG01 KP02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を撮像して、撮像信号を生成する撮
    像信号生成手段と、 上記撮像信号生成手段により生成された撮像信号に対し
    てガンマ補正を行うガンマ補正手段と、 上記ガンマ補正手段によりガンマ補正されたガンマ補正
    済撮像信号を、ガンマ補正済の輝度信号及び色差信号に
    変換する信号変換手段と、 上記信号変換手段により変換されたガンマ補正済輝度信
    号及びガンマ補正済色差信号のノイズを除去するノイズ
    リダクション手段と、 上記信号変換手段により変換されたガンマ補正済輝度信
    号の輝度信号のレベルを画素毎に検出する輝度レベル検
    出手段とを備え、 上記ノイズリダクション手段は、上記輝度レベル検出手
    段により検出された輝度信号のレベルに基づいて、ノイ
    ズリダクションの深さを画素毎に制御して当該各画素の
    ガンマ補正済輝度信号のノイズを除去することを特徴と
    する撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記ノイズリダクション手段は、 上記信号変換手段により変換されたガンマ補正済輝度信
    号からノイズ信号と予想される予想ノイズ信号を抽出す
    る輝度信号用ノイズ抽出手段と、 上記輝度レベル検出手段により検出された輝度信号のレ
    ベルに基づいて、上記輝度信号用ノイズ抽出手段により
    抽出された予想ノイズ信号がノイズかエッジかの判定を
    する判定手段とを備え、 上記判定手段により上記予想ノイズ信号がノイズと判定
    された場合には、上記ガンマ補正済輝度信号から上記予
    想ノイズ信号を減算した信号を出力し、上記判定手段に
    より上記予想ノイズ信号がエッジと判定された場合に
    は、上記ガンマ補正済輝度信号をそのまま出力すること
    を特徴とする請求項1記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100401749C (zh) * 2004-01-26 2008-07-09 Lg电子有限公司 图像处理装置和方法
JP2009071621A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Panasonic Corp 画像処理装置及びデジタルカメラ
JP2013223061A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Olympus Imaging Corp 画像処理装置
US8744167B2 (en) 2009-01-21 2014-06-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Method, medium, and apparatus of filtering depth noise using depth information

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