JP2009071621A - 画像処理装置及びデジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】画像の劣化を防止しつつ、画素単位で視覚処理を行なうことができるようにする。
【解決手段】視覚処理中の画素である着目画素の画素値と前記視覚処理後の画素値との関係を定めた所定の関数に基づいて、画素単位で視覚処理を行なう視覚処理部120を設ける。また、視覚処理部120に入力される画像データの解像度を復元する信号処理、及び視覚処理による信号劣化を補正する信号処理の少なくとも一方の信号処理を、画素単位で行なう入力信号処理部150を設ける。そして、この入力信号処理部150では、前記関数を用いて定めたゲインに応じ、前記信号処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置において、ダイナミックレンジの圧縮、階調補正、コントラスト強調等のような、人の視覚特性に基づいた信号処理を行なう画像処理装置に関するものである。
デジタルカメラ等の撮像装置によって逆光条件下で人物を撮像すると、撮像して得た画像データには、暗部から明部に至るダイナミックレンジの広い輝度情報が含まれる。そのため、デジタルカメラ等の撮像装置には、このような画像データを適正な画質に補正する画像処理装置を備えているものがある。
このような画像処理装置の一例としては、補正処理中の画素(着目画素)の周辺画素の輝度分布に基づき、着目画素の輝度を、暗部は明るく明部は暗く補正する視覚処理技術を採用した画像処理装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1の画像処理装置では、まず、入力信号の低域空間のみを通過させる低域空間フィルタによりアンシャープ信号USを得る。このアンシャープ信号USは、着目画素(詳しくは低域空間フィルタの中心画素)の周辺画素の輝度分布情報を表している。また、この画像処理装置は、2次元LUT(ルックアップテーブル)を備えており、2次元LUTには、プロファイルデータと呼ばれるマトリクスデータが登録されている。プロファイルデータは、入力信号の種々の画素値毎に対応する行と、アンシャープ信号USの種々の画素値毎に対応する列とを有している。行列の要素として、入力信号とアンシャープ信号USとの組み合わせに対応する視覚処理信号Siの画素値が格納されている。そして、この画像処理装置は、2次元LUTを参照して補正後の画素値を出力する。これにより、周辺画素の輝度分布に応じ、画素毎に最適な明るさの調整を行なうことが可能になる。
また、画像処理装置の他の一例としては、画像データを複数の領域に分割したブロック領域毎に、前記画像データの有する輝度情報に係るヒストグラムに基づいてゲイン値を算出し、そのゲイン値分だけ輝度値を変更するヒストグラムイコライゼーション処理を施すとともに、前記ブロック領域毎に、前記ゲイン値に応じた強度でノイズリダクション処理を施すようにした画像処理装置がある(例えば、特許文献2を参照)。
特開2006−24176号公報 特開2006−50042号公報
しかし、特許文献1の画像処理装置では、輝度値が広いダイナミックレンジを有している画像データを視覚処理すると、ゲインを上げるように視覚処理された画素ではノイズ成分も同様にゲインが上げられ、その結果、補正後の画像データではノイズ成分が目立つ可能性がある。つまり、視覚処理を施すことによって却って画質が劣化する可能性がある。
例えば、明るい風景が見える窓を背にして人物が立つ逆光状態のように輝度値が広いダイナミックレンジを有している画像データに視覚処理を施すと、人物部分が明るくなるように、人物部分のみのゲインを上げるよう処理される。その結果、人物部分は明るくなるが、人物部分はノイズ成分もゲインが上げられてしまう。
これに対して、特許文献2に記載された画像処理装置は、ヒストグラムに基づいて算出したゲインに基づいて、ヒストグラムイコライゼーション(輝度の変更)とノイズリダクション処理を行うので、ヒストグラムイコライゼーションの強さに応じた強さでノイズリダクション処理が行なわれる。
しかしながら、ブロック単位でこれらの処理が行なわれるので、ブロック内の画素の輝度値が広いダイナミックレンジを有していると、ヒストグラムイコライゼーションの効果が強すぎる画素や、不足した画素ができる可能性がある。また、ブロック内の全画素に対して一様な強さでノイズリダクション処理を行なうと、ノイズ成分が多い画素のノイズを十分に抑圧できなかったり、逆に、ノイズの振幅が小さい部分のエッジが鈍化したりする場合が考えられる。これに対しては、ブロックサイズを極力小さくすることが考えられるが、ヒストグラムを求めるためのデータ処理量は、ブロックサイズを小さくすればするほど増大する。すなわち、ブロックサイズを小さくするにも限界があり、適切な視覚処理と、ノイズの抑制(画像の劣化を防止)との両立は難しい。
本発明は上記の問題に着目してなされたものであり、画像の劣化を防止しつつ、画素単位で視覚処理を行なうことができるようにすることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、複数の画素からなる画像データに対して、人の視覚特性に基づく信号処理である視覚処理を画素単位で行なう。その際、視覚処理前の画像データの解像度を復元する信号処理、及び視覚処理による信号劣化を補正する信号処理の少なくとも一方の信号処理を、視覚処理の強さに応じて画素単位で行なう。
例えば、本発明の一態様は、
複数の画素からなる画像データに対して信号処理を行なう画像処理装置であって、
前記画像データに対して、人の視覚特性に基づく信号処理である視覚処理を、画素単位で行なう視覚処理部と、
前記視覚処理部に入力される前記画像データの解像度を復元する信号処理、及び前記視覚処理による信号劣化を補正する信号処理の少なくとも一方の信号処理を、画素単位で行なう入力信号処理部と、
を備え、
前記視覚処理部は、前記視覚処理中の画素である着目画素の画素値と前記視覚処理後の画素値との関係を定めた所定の関数に基づいて、前記視覚処理を行なうように構成されており、
前記入力信号処理部は、前記関数を用いて定めたゲインに応じ、前記信号処理を行うことを特徴とする。
これにより、視覚処理前にすでに劣化している解像度の復元や、視覚処理後に劣化した画像データの特性の補正が可能になる。
本発明によれば、画像の劣化を防止しつつ、画素単位で視覚処理を行なうことが可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の各実施形態や各変形例の説明において、一度説明した構成要素と同様の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係る画像処理装置100の構成を示すブロック図である。この画像処理装置100は、例えばデジタルカメラ等に組み込まれて、複数の画素からなる画像データのそれぞれの画素に対して、人の視覚特性に基づいた信号処理を行なう。
(画像処理装置100の構成)
画像処理装置100は、図1に示すように、空間処理部110、視覚処理部120、LUT格納メモリ130、ゲイン算出部140、及び入力信号処理部150を備えている。
空間処理部110は、処理中の画素の周辺画素の信号レベルの分布を示す信号(信号レベル分布信号と呼ぶ)を生成するようになっている。本実施形態では、空間処理部110は、信号レベル分布信号の一例として、入力信号に対して画素毎にアンシャープ信号USを生成する。
ここで、入力信号とは、レンズ等からなる光学系を介した光をCCDやCMOS等のイメージセンサが電気信号に変換し、イメージセンサが出力するアナログ信号にノイズ除去、信号増幅、A/D変換などの信号処理を施した画像データをいう。
また、アンシャープ信号USは、元の画像からぼけた画像を生成して画素毎に得た信号である。
アンシャープ信号USの求め方としては、例えば、入力信号の局所的な平均値、最大値あるいは最小値などが考えられる。
また、アンシャープ信号USは、複数の画素値を加重平均して求める方法もある。例えば、加重平均は、式F=(Σ[Wij]×[Aij])/(Σ[Wij])に基づいて計算する。ここで、[Wij]は、処理対象の画素、及び周辺画素において、i行j列目に位置する画素の重み係数である。[Aij]は、処理対象画素及び周辺画素において、i行j列目に位置する画素の画素値である。なお、「Σ」は、対象画素及び周辺画素のそれぞれの画素についての合計の計算を行うことを意味している。
重み係数[Wij]は、対象画素と周辺画素との画素値の差及び距離に基づいて定められる値である。より具体的には、画素値の差の絶対値が大きいほど小さい値の重み係数が与えられる。また、距離が大きいほど小さい重み係数が与えられる。
上記のようにして求めた、アンシャープ信号USは、処理中の画素の周辺画素の信号レベルの分布であり、周辺画素の輝度分布情報を表す。
本実施形態では、空間処理部110は、低域空間フィルタによりアンシャープ信号USを得る。低域空間フィルタとしては、FIR(Finite Impulse Respones)型の低域空間フィルタや、IIR(Infinite Impulse Respones)型の低域空間フィルタなどを用いることができる。
視覚処理部120は、入力信号に対して画素毎に、人の視覚特性に基づいた信号処理(視覚処理)を行なうようになっている。視覚処理としては、例えば、ダイナミックレンジの圧縮、階調補正、コントラスト強調等が挙げられる。
視覚処理部120は、入力信号と、視覚処理部120による処理後の信号(視覚処理信号Siと呼ぶ)との関係を定めた関数に基づいて、視覚処理信号Siの画素値を求める。画像処理装置100では、後述するようにLUT格納メモリ130内に、アンシャープ信号USの種々の値毎に関数が定義されている。視覚処理部120は、処理中の画素(着目画素)対応したアンシャープ信号USに基づいて、これらの関数(関数群)の中から1つを選択し、その関数を用いて視覚処理信号Siの画素値を求めて出力する。
LUT格納メモリ130は、視覚処理部120で使用する関数群が2次元LUT(Look Up Table)として格納されている。2次元LUTは、一例として図2のように構成することができる。この2次元LUTには、プロファイルデータと呼ばれるマトリクスデータが登録されている。プロファイルデータは、入力信号の種々の画素値のそれぞれに対応する行と、アンシャープ信号USの種々の画素値のそれぞれに対応する列とを有している。行列の要素として、入力信号とアンシャープ信号USとの組み合わせに対応する視覚処理信号Siの画素値が格納されている。
本実施形態では具体的には、2次元LUTは、5×5のマトリクス形式で表現されている(図2を参照)。2次元LUTにおけるI0、I1、・・・I4は、着目画素の画素値が取りうる値の範囲を5等分した画素値をそれぞれ示しており、B0、B1、・・・B4は、アンシャープ信号USが取りうる値の範囲を5等分した値をそれぞれ示している。また、テーブル内の各要素の値は、視覚処理部120による処理後の画素値(この例では8ビット)を示している。この例は、階調補正後の画素値の例である。つまり、本実施形態のLUT格納メモリ130は、階調変換曲線群を格納している。この2次元LUTに格納されていない値(例えばB0とB1との中間値)に対応する処理後の画素値は、この2次元LUT内の値を用いて線形補間を行なうことで求めればよい。なお、2次元LUTの行と列の関係は、上記の例とは逆にしてもよい。
2次元LUTに格納する視覚処理信号Siの画素値は、階調補正後の画素値の他にも、ダイナミックレンジ圧縮処理やコントラスト強調などの信号処理後の画素値を採用することができる。すなわち、プロファイルデータを変更することで、様様な視覚処理を実現することが可能になる。なお、これらの値はパーソナルコンピュータなどによって予め算出して登録しておくとよい。
ゲイン算出部140は、入力信号と視覚処理後の信号との関係をゲインGとして算出するようになっている。具体的には、ゲイン算出部140は、入力信号とアンシャープ信号USとが入力され、2次元LUTを参照して、処理後の画素値を求める。そして、求めた処理後の画素値を、ゲイン算出部140は、本実施形態では、0.00〜2.00の範囲の値のゲインGに換算して出力する。
入力信号処理部150は、視覚処理部120で処理されたことによって劣化した入力信号の特性を補正するようになっている。入力信号処理部150による補正の強さは、ゲインGによって定められる。
入力信号処理部150は、具体的には、図3に示すように、ノイズリダクション処理回路151、輝度信号生成回路152、色分離回路153、アパーチャ補正処理回路154、及びマトリクス処理回路155を備えている。
ノイズリダクション処理回路151は、画像データのノイズ成分を除去するようになっている。ノイズリダクション処理回路151の詳しい構成については後述する。
輝度信号生成回路152は、ノイズリダクション処理回路151の出力信号から輝度信号を生成するようになっている。
色分離回路153は、ノイズリダクション処理回路151の出力信号から色信号を生成するようになっている。
アパーチャ補正処理回路154は、輝度信号生成回路152が生成した輝度信号に高周波数成分を足し合わせて解像度を高く見せる処理を行うようになっている。
マトリクス処理回路155は、イメージセンサの分光特性や信号処理で崩れた色相バランスの調整を、色分離回路153の出力に対して行なうようになっている。
(ノイズリダクション処理回路151の構成)
次に、ノイズリダクション処理回路151について詳述する。
ノイズリダクション処理回路151は、図4に示すように、ノイズリダクションフィルタ151a、効果調整部151b、乗算器151c、乗算器151d、及び加算器151eを備えている。
ノイズリダクションフィルタ151aは、視覚処理部120が出力した視覚処理信号Siにノイズリダクション処理を施した信号(ノイズリダクション信号SNR)を出力する。具体的には、ノイズリダクションフィルタ151aとしては、ローパスフィルタやメディアンフィルタ等、従来から用いられているノイズ低減技術を利用する。
効果調整部151bは、ノイズリダクション処理効果の強さを定める効果調整信号αと(1−α)とを、ゲイン算出部140が出力したゲインGに基づいて算出して出力する。例えば、図5は、ゲイン値G、効果調整信号α、(1−α)の関係を示すテーブルである。この例では、効果調整信号α=ゲイン値G/2の式により、ゲインGと効果調整信号αとの関係を定めている。図5に示すように、ゲイン値Gが最大値2.00のときは、効果調整信号αが0.00となり、ゲイン値Gが0.00のときは効果調整信号αが1.00となる。これにより、効果調整部151bは、0.00〜1.00の範囲の効果調整信号αと(1−α)を出力する。
乗算器151cは、ノイズリダクション信号SNRと、効果調整部151bの出力値である効果調整信号αとを乗算した値を出力する。
乗算器151dは、視覚処理信号Siと効果調整部151bの出力値である(1−α)とを乗算した値を出力する。
加算器151eは、乗算器151cの出力と乗算器151dの出力とを合成して、出力信号Soutとして出力する。
(画像処理装置100の動作)
画像処理装置100では、入力信号が与えられると、まず空間処理部110が入力信号に対して画素毎にアンシャープ信号USを生成する。
アンシャープ信号USが生成されるとゲイン算出部140は、LUT格納メモリ130内の2次元LUTを参照して、処理後の画素値を求めるとともに、求めた処理後の画素値を、ゲインGに換算して入力信号処理部150に出力する。
一方、視覚処理部120は、アンシャープ信号USが生成されると、入力信号に対して画素毎に、人の視覚特性に基づいた信号処理を行なって視覚処理信号Siを出力する。この際、視覚処理部120は、処理中の画素(着目画素)対応したアンシャープ信号USの値に応じて、LUT格納メモリ130内の関数の中から1つを選択し、その関数を用いて視覚処理信号Siの画素値を求める。
図6は、図2に示した2次元LUTに基づく視覚処理部120の入出力特性を曲線で表わしたものである。アンシャープ信号USのレベルB0に対応する特性は、図6の最上部の曲線であり、アンシャープ信号USのレベルB4に対応する特性は、図6の最下部の曲線である。これは、画像中の異なる場所に存在する同じ信号レベルLの画素を、一様に処理するのでなく、周囲情報(アンシャープ信号US)によって明るくしたり、暗くしたりすることができることを示している。すなわち、画像処理装置100では、周辺画素の輝度分布に応じ、画素毎に最適な明るさの調整ができることを示している。
例えば、入力信号の値だけに基づいて画素値を変換すると、画像中の異なる場所で同じ信号レベルの画素が存在する場合には、同じ明るさの変換が行われてしまう。つまり、画像中の人物の背景の暗い場所を明るくすると、同じ濃度の人物の髪の毛も明るくなる。しかしながら、画像処理装置100では、着目画素の周囲情報に応じて処理の強さを変更するので、例えば画像中の人物の髪の毛の濃度を変えずに、同じ濃度の背景を明るくすることができる。
図7は、明るい風景が見える窓を背にして人物が立つ逆光状態を示している。画像処理装置100では、図7のような逆光状態でも、窓の外の風景の部分は明るいままで、人物部分の部分のみゲインを上げ明るくすることが可能になる。
視覚処理部120が視覚処理信号Siを出力すると、入力信号処理部150は、視覚処理信号Siに対してノイズリダクション処理を行なう。
例えば、視覚処理部120の処理において、ある画素の処理に対して図6の最上部のような特性が選択された場合、画像データに含まれるノイズ成分についても同様にゲインが上げられてS/Nが悪くなる。また、同じ入力信号レベルLの別の画素に対して、図6の最下部のような特性が選択された場合には、逆にノイズの振幅が抑圧されて、ノイズは目立たない。この場合、全画素に対して一様な強さでノイズリダクション処理を行なうと、ノイズ成分が多い画素のノイズを十分に抑圧できなかったり、逆に、ノイズの振幅が小さい部分のエッジが鈍化したりする場合が考えられる。そのため、ノイズの強さに応じて適応的に強度を変更するノイズリダクション処理が必要になる。
入力信号処理部150では、ゲイン算出部140が算出したゲインGを利用して画素毎にノイズリダクション効果を調整する。
例えば、ゲイン値Gが大きいときには、画像データに含まれるノイズ成分にもゲインが上げられてS/N比が悪くなっている。この場合は、ノイズリダクション信号SNRの割合を増し、逆に視覚処理信号Siの割合を下げる。また、ゲインGが小さいときには、ノイズ成分の増幅率も小さいことから、視覚処理信号Siの割合を増し、ノイズリダクション信号SNRの割合を下げる。すなわち、視覚処理の強さに相当するゲインGに応じて、ノイズリダクション処理の効果を適応的に変更しながら出力信号Soutを出力する。
以上のように、本実施形態によれば、視覚処理によってノイズ成分が目立った部分に対してのみ、適切にノイズリダクション処理が施される。それゆえ、ノイズリダクション処理が過度に施されることにより、画像データ内の物体のエッジが鈍化されたり、画像データ全体の解像感が失われてぼけた画像になったりするといった弊害を避け、画素単位で良好な画像データを得ることができる。つまり、本実施形態によれば、画像の劣化を防止しつつ、画素単位で視覚処理を行なうことが可能になる。
なお、入力信号処理部150の構成は、上記の例には限定されない。例えば、ノイズリダクション処理回路151よりも後段の構成要素は、この画像処理装置がどのような製品に組み込まれるかに応じて適宜変更が可能である。そのため、製品によっては、例えばアパーチャ補正処理回路154を省略したり、マトリクス処理回路155を省略したりすることも可能である。また、入力信号処理部150では、組み込まれる製品に応じて、信号特性を補正する処理としてノイズリダクション処理以外の信号処理を採用してもよい。
《発明の実施形態1の変形例1》
LUT格納メモリ130に格納するプロファイルデータは、視覚処理後の画素値そのものではなく、ゲインGを登録しておいてもよい。この場合は、視覚処理部120は、そのゲインGと着目画素の画素値とを乗算して処理後の画素値を求めるようにする。
図8は、図2の特性をゲインGの表示に変換したものである。また、図9は、図8の2次元LUTに基づく視覚処理部120の入出力特性を曲線で表わしたものである。図6の例と同様に、アンシャープ信号のレベルB0に対応する特性は、図9の最上部の曲線であり、アンシャープ信号のレベルB4に対応する特性は、図9の最下部の曲線である。
したがって、入力信号処理部150がLUT格納メモリ130を参照するようにすれば、ゲイン算出部140を設けなくてもよい。
《発明の実施形態1の変形例2》
図10は、本発明の実施形態1の変形例2に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。この例では、ゲインGが視覚処理部120にも入力されており、視覚処理部120は、入力信号に対して画素毎にゲインGを乗算し補正を行うように構成されている。
これにより、視覚処理部120がLUT格納メモリ130を参照する必要がなくなり、処理時間の短縮を実現することが可能になる。
《発明の実施形態2》
図11は、本発明の実施形態2に係る画像処理装置200の構成を示すブロック図である。画像処理装置200も、例えばデジタルカメラ等に組み込まれて、複数の画素からなる画像のそれぞれの画素に対して、人の視覚特性に基づいた信号処理を行なう。
画像処理装置200は、その信号処理を行なう前に、入力信号の解像度を復元する処理を行なう画像処理装置の例である。
画像処理装置200では、解像度を復元する処理の1つであるアパーチャ補正処理を行なう。レンズや光学ローパスフィルタを介して入力された入力信号は、高周波成分が鈍ってしまう。アパーチャ補正処理は、高周波成分が鈍って入力された入力信号に対し、元の信号のように高周波成分を持ち上げて、解像度を復元する補正処理である。
例えば、図12の(a)に示すように、高周波成分が鈍った信号S1が入力されると、アパーチャ補正処理では、信号S1に高域空間フィルタをかけて、入力信号の高周波成分つまり入力信号の輪郭のみを抜き出した信号S2(図12の(b)を参照)を生成する。そして、信号S1(実信号)に信号S2を加算することで、鈍っていた高周波成分を持ち上げて輪郭を強調した信号S3(図12の(c)を参照)を得ることが可能となる。
画像処理装置200では、輝度信号生成後に、輝度信号に対してアパーチャ補正処理を行なう。
(画像処理装置200の構成)
画像処理装置200は、図11に示すように、視覚処理部120、ゲイン算出部140、輝度信号生成回路210、高域空間フィルタ処理回路220、効果調整部230、乗算器240、及び加算器250を備えている。
輝度信号生成回路210は、入力信号から輝度信号を生成して出力するようになっている。
高域空間フィルタ処理回路220は、輝度信号生成回路210が出力した輝度信号から、入力信号の高周波成分(高周波成分AP)を抜き出すようになっている。
効果調整部230は、高周波成分を持ち上げる量を示す効果調整信号αを、ゲイン算出部140が求めたゲインGに基づいて、画素毎に求めるようになっている。
本実施形態では、ゲイン値Gと効果調整信号αとの関係は、AP=G×αの式で表わされる。APは、視覚処理を施した後の信号に含まれる高周波成分の振幅である。つまり、視覚処理を施した後の信号に含まれる高周波成分の振幅がAPとなるように、視覚処理前の高周波成分を持ち上げる量を定めるのである。図13は、この式に基づくゲインGと効果調整信号αの関係を示すグラフである。
乗算器240は、高周波成分APと効果調整信号αとを乗算した信号(高周波成分AP)を加算器250に出力するようになっている。この補正高周波成分AP2は、高周波成分APを補正した信号である
加算器250は、輝度信号生成回路210が出力した輝度信号と、乗算器240が出力した補正高周波成分AP2とを加算して、視覚処理部120に出力するようになっている。
(画像処理装置200の動作)
例えば、LUT格納メモリ130内のプロファイルデータが図14のような特性であったとする。この場合、視覚処理を施す際には、同じ入力号値Lでも周辺情報(アンシャープ信号US)により、特性(A)のような特性が選択されたり、特性(B)のような特性が選択されたりする。
例えば、特性(A)のような特性が選択された場合には、入力信号のレベルの振幅が抑えられる。そのため、図12の(c)のS3のように強調された鮮鋭成分は、視覚処理後には、図15のS4のように潰されてしまう。逆に、特性(B)のような特性が選択された場合には、図15のS5のように鮮鋭成分が過度に強調されてしまう。
その結果、視覚処理後の画像は、入力信号レベルとその周辺画素の輝度分布により、局所的にコントラストが低下していたり、逆にコントラストが過度に強調されたりというコントラストのムラがある画像になってしまう可能性がある。
そこで、画像処理装置200では、ゲイン算出部140が出力したゲインGによって高周波成分の信号S2(図12の(b)を参照)を低下させたり増幅させたりする。これにより、視覚処理後の画像データのコントラストのムラを回避することが可能になる。
画像処理装置200では、まず、ゲイン算出部140が入力信号からゲインGを求める。一方、輝度信号生成回路210は、入力信号から輝度信号を生成する。
輝度信号生成回路210が輝度信号を生成すると、高域空間フィルタ処理回路220は、その輝度信号から、入力信号の高周波成分APを抜き出す。一方、効果調整部230は、ゲインGに基づいて効果調整信号αを求める。そして、乗算器240は、高周波成分APと効果調整信号αとを乗算して補正高周波成分AP2を出力する。これにより、加算器250は、輝度信号と補正高周波成分AP2とを加算して視覚処理部120に出力する。
視覚処理部120は、加算器250の出力に対して視覚処理(例えば ダイナミックレンジの圧縮や階調補正)を行なう。前述の通り、効果調整信号αがAP=G×αの関係式で定められているので、視覚処理部120が視覚処理を行った後の信号に含まれる高周波成分はAPとなる。
したがって、本実施形態によれば、視覚処理部120で行なわれる信号処理の強さに応じ、解像度を復元する処理(この例ではアパーチャ補正処理)の強さが、画素毎に定められる。上記の例では、具体的には、視覚処理によってコントラストが低下すると想定される高周波成分に対しては、強めにアパーチャ補正をかけることが可能になる。また、逆にコントラストが強調されると想定される部分には、弱めにアパーチャ補正をかけるように効果を調整することが可能になる。
なお、実施形態2においても、実施形態1やその変形例のように、視覚処理部120の後段に入力信号処理部150をさらに設け、ゲインGに応じてノイズリダクション処理を行うようにしてもよい。
また、実施形態1とその変形例、及び実施形態2の画像処理装置で用いられるプロファイルデータの形式は、5×5のマトリクス形式に限定されない。例えば、入力信号及びアンシャープ信号USが8ビットで表現される場合は、プロファイルデータは、256×256のマトリクス形式とすることが考えられる。この場合、2次元LUTに必要なメモリ容量は増えるが、より正確な視覚処理を実現することが可能となる。
また、メモリ容量が小さいシステムにおいては、許容される容量でプロファイルデータを格納しておき、必要なプロファイルデータが2次元LUT内にない場合には、出力ゲイン値及び視覚処理信号の値を隣接するプロファイルデータで線形補間をすればよい。これにより、最小限のプロファイルデータで視覚処理等の実現が可能になる。
また、ノイズリダクション処理も、視覚処理前に行なってもよい。この場合、ゲイン値Gに応じて、ノイズリダクション処理の強度を変更しながら、視覚処理で増幅するであろうと想定されるノイズ成分に対して、視覚処理前に予め強めにノイズリダクション処理を行なう。
《発明の実施形態3》
実施形態3では、上記の画像処理装置を備えたデジタルカメラの例を説明する。図16は、本実施形態に係るデジタルカメラ300の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ300は、同図に示すように、画像処理装置100(実施形態1を参照)、撮像部310、入力信号セレクタ320、表示部330、圧縮変換部340、及び記録保存部350を備えている。
撮像部310は、被写体を撮像して、その像に対応するデジタルの画像データを出力するようになっている。この例では、撮像部310は、光学系311、イメージセンサ312、アナログフロントエンド313(図中ではAFEと略記)、及びタイミングジェネレータ314(図中ではTGと略記)を備えている。
光学系311は、レンズ等からなり、被写体をイメージセンサ312上に結像させるようになっている。
イメージセンサ312は、光学系311から入射した光を電気信号に変換するようになっている。イメージセンサ312としては、CCD(Charge Coupled Device)を用いたイメージセンサや、CMOSを用いたイメージセンサ等、種々のイメージセンサを採用できる。
アナログフロントエンド313は、イメージセンサ312が出力したアナログ信号に対してノイズ除去、信号増幅、A/D変換などの信号処理を行い、画像データとして出力するようになっている。
タイミングジェネレータ314は、イメージセンサ312やアナログフロントエンド313の動作タイミングの基準となるクロック信号をこれらに供給するようになっている。
入力信号セレクタ320は、圧縮変換部340の出力(後述)及びアナログフロントエンド313の出力の何れを画像処理装置100に入力するかを切り替えるようになっている。この切り替えは、例えば、デジタルカメラ300に設けられた操作スイッチ(図示せず)等を用いてユーザが指示する。
表示部330は、画像処理装置100の出力(画像処理後の画像データ)を表示するようになっている。
圧縮変換部340は、画像処理装置100の出力をJPEG等の所定の規格で圧縮/伸張変換するようになっている。詳しくは、圧縮変換部340は、記録保存部350に対しては、圧縮した画像データを出力し、入力信号セレクタ320に対しては、記録保存部350によって読み出された画像データを伸張して入力信号セレクタ320に出力する。
記録保存部350は、圧縮された画像データ(ファイルデータ)を受け取って、記録媒体(例えば不揮発性メモリ等)に記録する。また、記録保存部350は、圧縮されて記録媒体に記録されている画像データを読み出して圧縮変換部340に出力する。
(デジタルカメラ300の動作)
デジタルカメラ300では、撮像時には、撮像部310が出力した画像データが入力信号セレクタ320を介して画像処理装置100に入力される。画像処理装置100では、入力信号に対して画素毎に適正な視覚処理、及び視覚処理によって劣化した信号の特性の補正を行なう。画像処理装置100の出力は、表示部330に表示されるとともに、圧縮変換部340で圧縮される。圧縮変換部340で圧縮された画像データは記録保存部350によって記録媒体に記録される。
例えばユーザが、圧縮変換部340の出力が画像処理装置100に入力されるように入力信号セレクタ320を切り替えると、画像処理装置100は、その入力信号に対して、画素毎に適正な視覚処理、及び視覚処理によって劣化した信号の特性の補正を行なう。この信号は、撮像時と同様に、表示部330に表示されるとともに、必要に応じて、圧縮変換部340で圧縮された後、記録保存部350によって記録媒体に記録される。
以上のように、本実施形態によれば、撮像時の画像データに対し、適正な視覚処理、及び視覚処理によって劣化した信号の特性の補正を画素毎に行なうことが可能になる。
しかも、デジタルカメラ300では、入力信号セレクタ320及び圧縮変換部340を備えているので、撮像部310が出力した画像データのみならず、一旦JPEG等に圧縮変換されて記録媒体に記録されている画像データを画像処理装置100の入力信号とすることも可能である。すなわち、撮像後の画像データに対しても、適正な視覚処理、及び視覚処理によって劣化した信号の特性の補正を画素毎に行なうことが可能になる。例えば、図7に示したような逆光状態の画像として記録されてしまった画像データに対しても、視覚処理を施して人物部分を明るくし、さらに、その変化量に応じてノイズリダクション処理及びアパーチャ補正処理を施すことが可能になる。
なお、デジタルカメラ300では、画像処理装置100の代わりに、画像処理装置100の変形例として説明した画像処理装置や、実施形態2の画像処理装置200を用いてもよい。
また、デジタルカメラにおいては、モニタ表示用の画像データなどは解像度が低いため、多少のコントラストの低下や強調は無視できる。そのため、画像処理装置200を採用したデジタルカメラでは、モニタ表示用の画像データに対しては、アパーチャ補正処理のゲイン値Gによる効果調整を禁止すれば、画像処理の処理速度を早くすることも可能になる。
本発明に係る画像処理装置は、画像の劣化を防止しつつ、画素単位で視覚処理を行なうことが可能になるという効果を有している。したがって、デジタルカメラ等の撮像装置において、ダイナミックレンジの圧縮、階調補正、コントラスト強調等のような、人の視覚特性に基づいた信号処理を行なう画像処理装置等として有用である。
実施形態1に係る画像処理装置100の構成を示すブロック図である。 2次元LUTの構成例である。 入力信号処理部150の構成例を示すブロック図である。 ノイズリダクション処理回路151の構成例を示すブロック図である。 ゲイン値G、効果調整信号α、(1−α)の関係を示すテーブルである。 図2の入出力特性を曲線で表わしたものである。 視覚処理が必要となる逆光状態を表す図である。 図2の特性をゲインGの表示に変換したものである。 図8の入出力特性を曲線で表わしたものである。 実施形態1の変形例2に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 実施形態2に係る画像処理装置200の構成を示すブロック図である。 アパーチャ補正処理の基本概念の説明図である。 ゲインGと効果調整信号αの関係を示すグラフである。 プロファイルデータの特性の一例である。 視覚処理後の画素値の分布を示す図である。 本実施形態3に係るデジタルカメラ300の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 画像処理装置
110 空間処理部
120 視覚処理部
130 LUT格納メモリ
140 ゲイン算出部
150 入力信号処理部
151 ノイズリダクション処理回路
151a ノイズリダクションフィルタ
151b 効果調整部
151c 乗算器
151d 乗算器
151e 加算器
152 輝度信号生成回路
153 色分離回路
154 アパーチャ補正処理回路
155 マトリクス処理回路
200 画像処理装置
210 輝度信号生成回路
220 高域空間フィルタ処理回路
230 効果調整部
240 乗算器
250 加算器
300 デジタルカメラ
310 撮像部
311 光学系
312 イメージセンサ
313 アナログフロントエンド
314 タイミングジェネレータ
320 入力信号セレクタ
330 表示部
340 圧縮変換部
350 記録保存部
AP 高周波成分
AP2 補正高周波成分
G ゲイン
US アンシャープ信号
α 効果調整信号
SNR ノイズリダクション信号
Si 視覚処理信号

Claims (13)

  1. 複数の画素からなる画像データに対して信号処理を行なう画像処理装置であって、
    前記画像データに対して、人の視覚特性に基づく信号処理である視覚処理を、画素単位で行なう視覚処理部と、
    前記視覚処理部に入力される前記画像データの解像度を復元する信号処理、及び前記視覚処理による信号劣化を補正する信号処理の少なくとも一方の信号処理を、画素単位で行なう入力信号処理部と、
    を備え、
    前記視覚処理部は、前記視覚処理中の画素である着目画素の画素値と前記視覚処理後の画素値との関係を定めた所定の関数に基づいて、前記視覚処理を行なうように構成されており、
    前記入力信号処理部は、前記関数を用いて定めたゲインに応じ、前記信号処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1の画像処理装置であって、
    前記視覚処理は、ダイナミックレンジの圧縮、階調補正、及びコントラスト強調のうちの少なくとも1つであることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1の画像処理装置であって、
    さらに、前記着目画素の周辺画素の信号レベルの分布に基づく信号である信号レベル分布信号を生成する空間処理部を備え、
    前記視覚処理部は、前記着目画素の信号レベルと補正後の着目画素の信号レベルとの関係を前記信号レベル分布信号の種々の値毎に定義した複数の関数に基づいて、前記補正処理を行なうことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3の画像処理装置であって、
    前記信号レベル分布信号は、アンシャープ信号であることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項3の画像処理装置であって、
    前記視覚処理部は、前記信号レベル分布信号のレベルに応じ、前記複数の関数の中から1つを選択し、選択した関数に基づいて前記視覚処理を行なうことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項3の画像処理装置であって、
    さらに、前記複数の関数をマトリクス形式で格納するLUT格納メモリを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1の画像処理装置であって、
    前記信号劣化を補正する信号処理は、ノイズリダクション処理であることを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1の画像処理装置であって、
    前記解像度を復元する信号処理は、アパーチャ補正処理であることを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1の画像処理装置であって、
    前記入力信号処理部は、前記ゲインが所定の値以下の場合には、前記信号処理が禁止されることを特徴とする画像処理装置。
  10. 被写体を撮像して、その像に対応する複数の画素からなる画像データを出力する撮像部と、
    前記撮像部の出力に対して画素単位で信号処理を行なう、請求項1に記載の画像処理装置と、
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  11. 請求項10のデジタルカメラであって、さらに、
    前記画像処理装置が処理した画像データを所定の圧縮フォーマットで圧縮した圧縮データ、及び所定の記録媒体に記録された前記圧縮データを伸張した伸張データを出力する圧縮変換部と、
    前記撮像部の出力及び前記伸張データの何れを前記画像処理装置に出力するかを切り替える入力信号セレクタと、
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  12. 請求項10のデジタルカメラであって、
    前記入力信号処理部は、前記ゲインが所定の値以下の場合には、前記信号処理が禁止されることを特徴とするデジタルカメラ。
  13. 請求項10のデジタルカメラであって、
    さらに、前記入力信号処理部の信号処理の効果量を、前記ゲイン値に応じて設定する効果調整部を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
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