JP2002010108A - 画像信号処理装置および画像信号処理方法 - Google Patents

画像信号処理装置および画像信号処理方法

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JP2002010108A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影条件やレベルの変化に応じた適切なノイ
ズ低減を行って良好な画像にすることのできる画像信号
処理装置および画像信号処理方法の提供。 【解決手段】 ディジタルカメラ10は、信号処理部34で
供給される画像データ32a の各画素に対してノイズ検出
対象にし、しきい値生成部34c で画像データ44のノイズ
検出対象に対するしきい値の生成を行い、ノイズ低減処
理部34d でこの対象の画素に対して周囲の画素の平均値
を求め、対象の画素が相対的に周囲とどの程度の差にあ
るかレベル差にして表し、このレベル差についてしきい
値を基準に判定し、レベル差が小さい場合ノイズ成分を
多く含むおそれを考慮して平均値を用い、レベル差がし
きい値以上の場合ノイズ成分より信号成分が大きいと判
定して対象の画素レベルを用いる判定の応じた切り換え
を行って画素データを置換して画像のノイズを抑えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号処理装置
および画像信号処理方法に関し、たとえば、固体撮像装
置、ディジタルカメラおよび画像入力装置等が扱う画像
データに対するノイズ低減処理に適用して好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在、メガピクセルと高画素化された固
体撮像装置がディジタルカメラ等に搭載されている。こ
のようなカメラで撮像すると、撮像画像にはランダムノ
イズが多く含まれてくるので、ノイズ低減処理が行われ
る。ノイズ低減処理には、一般的にローパスフィルタを
用いることが多い。
【0003】ノイズ低減処理には、特開平4-235472号公
報に記載された撮像装置のようにメディアンフィルタ手
段でメディアンフィルタ処理を行うことも提案されてい
る。
【0004】また、この他のノイズ低減処理としては、
1画面以上のメモリを内蔵し、同じ画像を複数回取り込
んで得られた画像の加算平均してノイズを除去する巡回
型ノイズリデューサがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、撮像画像に
対して常時前述したフィルタ処理を行うと、画像はこの
ノイズ低減のフィルタ処理により画像の解像度等の画質
が低下してしまう。また、このフィルタ処理ではノイズ
量の一律な低減化を行うが、撮影シーンや撮影モード等
のノイズ量に対応した処理は、それぞれに対応したフィ
ルタ、すなわち複数のフィルタを搭載することになり、
現実的でなく困難であった。
【0006】さらに、巡回型ノイズリデューサ(加算平
均の方法)では、画像入力期間中、シーンが変化しない
という前提において有効に機能することから、適用可能
なシーンの限定だけでなく、複数の画像を取り込むメモ
リおよび繰返し撮像することから所要時間を通常の撮像
より要することの問題点が挙げられる。これは、ディジ
タルカメラの機能を大きく損ねるものである。
【0007】一方、撮像シーンの一つである夜景のよう
な信号レベルの低いシーンを撮影する場合、ディジタル
カメラは信号処理を行う際に感度アップ等のゲイン補正
処理を行っている。このゲイン補正処理は、画像データ
のレベルを増幅するとともに、ノイズも増幅してしま
う。
【0008】ディジタルカメラ等の信号処理では、一般
に、出力する画像の階調特性の補正に非線形なガンマ補
正を施している。この補正は低輝度の範囲でより大きな
ゲイン補正を行っていることから、低輝度レベルでノイ
ズを強調してしまう。このように撮影条件、各画素レベ
ルごとに変化するノイズ量の問題点があった。
【0009】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、撮影条件やレベルの変化に応じた適切なノイズ低減
を行って良好な画像にすることのできる画像信号処理装
置および画像信号処理方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、画像入力して得られた画像データに信号
処理を施す画像信号処理装置において、この装置は、こ
の画像データに対して補正、および記録用の信号処理を
施すとともに、画像データのそれぞれに対して画像入力
時の条件および/または画素レベルを考慮して前記画像
データに対するノイズ低減処理を施す信号処理手段とを
含み、信号処理手段は、画像入力時の条件および/また
は画素レベルを考慮してしきい値を生成するしきい値生
成手段と、ノイズ低減処理においてノイズ検出対象の画
素データとこの画素データの周辺近傍にある画素データ
の平均値とのレベル差を求め、このレベル差と設定した
しきい値とからノイズ検出対象の画素データまたは平均
値のいずれかの使用を判定し、この使用の判定結果に応
じて使用する画素データを切り換えるノイズ低減手段と
を含むことを特徴とする。
【0011】本発明の画像信号処理装置は、信号処理手
段で画像データの各画素に対してノイズ検出対象にし、
しきい値生成手段で画像データのノイズ検出対象に対す
るしきい値の生成を行い、ノイズ低減処理手段ではこの
対象の画素データと周辺の画素データの平均値とのレベ
ル差から対象の画素データが周囲を平均した際のレベル
に対して相対的にどの程度かを調べて、このレベル差が
しきい値を基準に判定し、判定結果に応じて対象の画素
データに対してこの画素データそのものまたは平均値の
いずれかを切換選択することにより、画像入力条件に応
じて画像におけるノイズを抑えて画質劣化の少ない画像
を生成することができる。
【0012】また、本発明は上述の課題を解決するため
に、画像入力により得られる画像データに信号処理を施
して画像を生成する画像信号処理方法において、この方
法は、画像入力を行う上で用いる画像入力条件を取得す
る第1の工程と、この取得した画像入力条件に基づいて
画像データが含むノイズの低減処理を施す対象の画素の
使用を判定するしきい値を算出する第2の工程と、対象
の画素の周辺近傍の画素が有するレベルを用いてその平
均値を算出する第3の工程と、対象の画素のレベルと前
記平均値の差を算出する第4の工程と、このレベル差と
しきい値とを比較判定して使用する画素データをこの対
象の画素データそのものを用いる場合と平均値を用いる
場合のいずれか選択する第5の工程と、この対象の画素
のレベルを選択した画素データにする第6の工程とを含
むことを特徴とする。
【0013】本発明の画像信号処理方法は、画像データ
の各画素に対してノイズ検出対象にし、この際にこの画
素の周囲の画素の平均値を算出し、各対象の画素と平均
値とのレベル差から対象の画素が相対的に周囲とどの程
度にずれているかを求め、しきい値を基準にしきい値と
レベル差とを比較判定し、レベル差が小さい場合ノイズ
成分を多く含むおそれを考慮して平均値を用い、レベル
差がしきい値以上の場合ノイズ成分より信号成分が大き
いと判定して対象の画素レベルを用い、判定に応じた切
換選択を行って画素データの置換をすることにより、画
像入力条件に応じて画像に含まれるノイズによる画質劣
化の少ない画像を生成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる画像信号処理装置の一実施例を詳細に説明する。
【0015】本発明と直接的に関係のない部分について
図面および説明を省略する。ここで、信号の参照符号
は、その現れる接続線の参照番号で表す。本実施例は、
本発明の固体撮像装置を適用したディジタルカメラ10に
ついて説明する(図1を参照)。ディジタルカメラ10に
は、光学レンズ系12、操作部14、システム制御部16、駆
動信号生成部18、タイミング信号発生部20、絞り機構2
2、メカニカルシャッタ24、ストロボ26、撮像部28、ア
ナログ信号処理部30、A/D 変換部32、信号処理部34、圧
縮/伸張処理部36、メモリカード38、表示用信号処理部
40および液晶モニタ42が備えられている。
【0016】これら各部を順次説明する。光学レンズ系
12は、たとえば、複数枚の光学レンズを組み合わせて構
成されている。光学レンズ系12には、図示しないが、こ
れら光学レンズの配置する位置を調節して画面の画角を
操作部14からの操作信号14aに応じて調節するズーム機
構や被写体とカメラ10との距離に応じてピント調節す
る、AF(Automatic Focus :自動焦点)調節機構が含ま
れている。操作信号14aは、たとえばレリーズボタン
(図示せず)のストローク操作に応じてシステム制御部
16に供給される。光学レンズ系12には、システム制御部
16から供給される制御信号16a に基づくAF調節機構の駆
動信号180 がレンズ駆動部(図示せず)から供給され
る。AF調節機構は供給される駆動信号180 に応じて光学
レンズを光軸に沿って変位させて焦点を調節する。
【0017】操作部14には、レリーズボタン140 だけで
なく、たとえばモニタ画面に表示される項目を選択する
カーソルを表示させ、このカーソル移動および選択を行
う機能を有する操作スイッチ部142 がある。画面表示の
領域を選択項目で隠されるから、表示画像と選択項目の
いずれかの表示をオン/オフ切換えて表示させるように
してもよい。操作部14におけるこのような選択には、た
とえば十字キーおよび/または液晶表示部分に配したタ
ッチパネルセンサ等を用いてもよい。
【0018】項目やレベル補正操作に応じた選択を指示
する操作スイッチ部142 には、選択キーおよび選択した
指示を決定(または送出する)決定キーが含まれてい
る。操作部14で選択された操作や設定に関する情報は操
作信号14a によりシステム制御部16に報知される。レリ
ーズボタン140 は、操作信号の一つであるシャッタチャ
ンスを示すそのタイミング信号14b をシステム制御部16
に出力する。
【0019】システム制御部16は、たとえば CPU(Cent
ral Processing Unit :中央演算処理装置)を有する。
システム制御部16には、ディジタルカメラ10の動作手順
が書き込まれた ROM(Read Only Memory:読み出し専用
メモリ)がある。システム制御部16は、たとえば、ユー
ザの操作にともなって操作部14から供給される操作信号
14a, 14bとこの ROMの情報を用いて各部の動作を制御す
る制御信号16a, 16bを生成する。特に、この制御信号16
a の生成は、前述した操作部14のレリーズボタン140 の
ストローク操作に応じて行われる。
【0020】システム制御部16は、生成した制御信号16
a を駆動信号生成部18およびタイミング信号発生部20に
供給し、生成した制御信号16b をアナログ信号処理部3
0、A/D 変換部32、信号処理部34、以後、信号線が図示
していないが圧縮/伸張処理部36、表示用信号処理部40
およびモニタ42に供給している。これら各部は供給され
る制御信号16a, 16bに応じてそれぞれ制御される。
【0021】さらに詳述すると、システム制御部16は、
制御信号16a を、最適な露出を行わせる標準露出にする
ように複数のパラメータを調整して露出量を算出し、こ
の露出量に応じて生成する。システム制御部16は、生成
した制御信号16a を駆動信号生成部18およびタイミング
信号発生部20に供給する。
【0022】駆動信号生成部18には、図示しないがレン
ズ駆動部、絞り駆動部、シャッタ駆動部、撮像駆動部、
およびストロボ駆動部が含まれている。レンズ駆動部
は、駆動信号180 を出力して被写体が撮像面において最
適な焦点として結像するように自動的に前述した光学レ
ンズ系12を変位させている(自動焦点調節)。
【0023】絞り駆動部には、たとえば標準露出を行う
際の絞り値や露出補正等の露出に関する制御信号16a が
供給され、制御信号16a に応じた駆動信号182 を絞り機
構22に出力する。シャッタ駆動部には、後述するように
タイミング信号発生部20からタイミング信号20a が供給
される。シャッタ駆動部は、供給されるタイミング信号
20a に応じて駆動信号184 をメカニカルシャッタ24に出
力する。メカニカルシャッタ24は駆動信号184 の供給タ
イミングに応じて駆動させている。
【0024】撮像駆動部にはタイミング信号20b に応じ
て駆動信号186 を撮像部28に供給する。撮像駆動部に
は、図1にあらわに図示していないが電子シャッタパル
ス、信号電荷を読み出すフィールドシフトパルス、およ
び電極構造を考慮して複数の位相に変位させて信号電荷
を転送させるタイミング信号(垂直・水平)等が供給さ
れている。撮像駆動部はこれらの信号をまとめて複数種
類の垂直駆動信号および水平駆動信号を撮像部28に出力
する。
【0025】ストロボ駆動部には、レリーズボタン140
の2段押圧によるストローク操作がなされた際の指示
(信号14b )によりシステム制御部16から制御信号16a
が供給される。操作部14では操作スイッチ部142 でのス
トロボ発光の設定がオンになっている場合、システム制
御部16はストロボの発光光量が決まっていることから、
あらかじめ発光時の被写体との距離、絞り値、およびシ
ャッタ速度を考慮して露出量に関する各パラメータを設
定している。レリーズボタン140 の操作に同期して発光
を促す駆動信号188 を生成し、ストロボ26に出力する。
【0026】なお、図示していないがアナログ信号処理
部30には、ゲイン調整信号として駆動信号が供給されて
いる。
【0027】タイミング信号発生部20は、制御信号16a
に基づいてメカニカルシャッタ24および撮像部28を動作
させる複数種類のタイミング信号を生成する回路を含
む。タイミング信号発生部20は、生成したタイミング信
号20a, 20bをそれぞれ駆動信号生成部18(図示していな
いシャッタ駆動部および撮像駆動部)に供給し、また、
信号線を示していないが生成したタイミング信号をアナ
ログ信号処理部30およびA/D 変換部32にも供給してい
る。
【0028】絞り機構22は、駆動信号生成部18からの駆
動信号182 に応じて撮像部28に入射する光束が通る開口
径を露出量に基づく絞りに合うように開口調節する機能
を有する。絞り機構22は、上述したように駆動信号182
により動作するが、この動作は操作部14のレリーズボタ
ン140 の第1段のストローク操作に応じて取り込んだ光
量を基にシステム制御部16が生成した制御信号16a に依
存して行われる。
【0029】メカニカルシャッタ24は、撮像部28に入射
光束が入射する期間を露出量に基づいて規定される開放
時間に合うようにシャッタをオン/オフする機能を有す
る。メカニカルシャッタ24も駆動信号生成部18(図示し
ないシャッタ駆動部)からの駆動信号184 に応じて動作
する。シャッタ駆動部は、上述したようにシステム制御
部16が生成した制御信号16a に依存している。この場
合、システム制御部16は制御信号16a を操作部14の2段
押込みタイプのレリーズボタン140 の2段階まで大きく
ストローク操作したタイミングに応じて生成している。
【0030】ストロボ26は電子閃光(エレクトリックフ
ラッシュ)を発生させる装置である。ストロボ26はレリ
ーズボタン140 の撮像のタイミング信号14b に同期して
動作させる。ストロボ26はシステム制御部16にてあらか
じめ発光を想定して発光量、被写体までの距離、感度等
々を考慮して露出量が決められている。ストロボ26にも
発光およびそのタイミングを報知する駆動信号188 が供
給されている。
【0031】撮像部28は、光学ローパスフィルタ28a 、
色フィルタ28b 、および固体撮像素子28c が一体的に設
けられたセンサである。このセンサには、CCD (Charge
Coupled Device:電荷結合素子)が用いられている。撮
像部28は、光学レンズ系12で結像された光学像が受光部
の各撮像素子に到達した光量に応じた光電変換を行って
出力信号29を出力する。撮像素子28c には、CCD やMOS
(Metal Oxide Semiconductor :金属酸化型半導体)タ
イプの固体撮像デバイスが適用される。撮像部28では、
供給される駆動信号186 に応じて光電変換によって得ら
れた信号電荷を所定のタイミングとして、たとえば、垂
直ブランキング期間にフィールドシフトにより垂直転送
路に読み出され、この垂直転送路をラインシフトした信
号電荷が水平転送路に供給され、この水平転送路を経た
信号電荷が図示しない出力回路による電流/電圧変換に
よってアナログ電圧信号29にされ、アナログ信号処理部
30に出力される。撮像部28では、CCD タイプでは信号電
荷の読出しモードに応じた間引き読出しや全画素読出し
が用いられる。
【0032】また、色フィルタ28b には、原色または補
色の色フィルタセグメントを複数用いて所定のパターン
が撮像素子に対応してたとえば、単板で形成されるよう
に配されている。カメラ10は、上述したモードに応じて
所定の色パターンを考慮して信号電荷を読み出してい
る。
【0033】アナログ信号処理部30には、図示しないが
CDS 部(Correlated Double Sampling:相関二重サンプ
リング; 以下CDS という)が含まれている。CDS 部に
は、たとえば、CCD 型の撮像素子を用いて、基本的にそ
の素子により生じる各種のノイズをタイミング信号発生
部からのタイミング信号によりクランプするクランプ回
路と、タイミング信号により信号電荷をホールドするサ
ンプルホールド回路を有する。CDS 部は、ノイズ成分を
除去してA/D 変換部32に送る。
【0034】A/D 変換部32は、供給されるアナログ信号
30a の信号レベルを所定の量子化レベルにより量子化し
てディジタル信号32a に変換するA/D 変換器を有する。
A/D変換部32は、タイミング信号発生部20から供給され
る変換クロック等のタイミング信号(図示せず)により
変換したディジタル信号32a を信号処理部34に出力す
る。
【0035】信号処理部34には、前処理部34a 、記録用
処理部34b 、しきい値生成部34c 、およびノイズ低減処
理部34d が含まれている。前処理部34a は、供給される
画像のうち、所定の領域の画素データ32a がもつレベル
を検出するとともに、この画素データ32a に線形な信号
処理を各種施す。信号処理を行う各種の補正項目には、
黒レベル補正、白バランスのゲイン補正、シェーディン
グ補正等がある。この線形処理を施した段階の画像デー
タ44は、絵にならない、生データである。この画像デー
タ44を繰返し読み出して信号処理を施すとき、前処理部
34a にはフレームメモリを複数個配設するようにしてい
るとよく、非破壊読出しタイプのメモリを用いることが
好ましい。前処理部34a は、読み出した画像データ44を
記録用処理部34b に送られる。
【0036】また、前処理部34a は、たとえば色フィル
タの色フィルタセグメントの配置を考慮して得られる画
素データを用いてレベル検出も行う。レベル検出は画像
の領域を分割した各領域に対して行う分割測光、画面の
中央部近傍の領域を測光するAE(Automatic Exposure c
ontrol)検出、被写体とカメラとの間の距離調整用AF
(Automatic Focus control )検出、および白バランス
調整用AWB (Automatic White Balance control)検出等
を行う。これらの検出では色フィルタを介して画素デー
タを出力することから直接的に輝度信号が得られない。
そこで、色フィルタが原色の場合色G 、補色の場合色Mg
を輝度信号とみなして扱ってもよい。前処理部は、図示
していないが検出結果をシステム制御部16に供給してい
る。
【0037】記録用処理部34b は、記録用のレベル補正
部、ガンマ補正部、補間処理部、色差マトリクス処理
部、およびフレームメモリを有している(図示せず)。
記録用処理部34b は、これらの処理をシステム制御部16
からの制御信号16b に応じて行う。記録用処理部34b は
レベル補正部で画像データにレベル補正を行い、この画
像データを内蔵するルックアップテーブルに供給し、ル
ックアップテーブルから入力に対応する値を出力させて
ガンマ補正する。なお、ガンマ特性を細かく調整する場
合、実際に演算によって補正するようにしてもよい。
【0038】記録用処理部34b は、非線型処理を施した
画像データを補間処理部に供給する。補間処理部は単板
の色フィルタを用いている場合、色フィルタセグメント
の色パターン配置した位置にしか色データが得られな
い。補間処理部はこの色パターンの隙間に対応する位置
の各色データを実際に得られた画素データを用いて補間
し、その際に、記録画像フォーマットの画素数に合わせ
て生成する。補間処理は、補間対象の画素に対して周囲
の画素を用いて加算平均して行う。
【0039】また、補間処理は、周囲の画素の相関係数
に基づいて相関のある方向の画素を用いて補間するよう
にしてもよい。補間処理部は、三原色R, G, B の面(プ
レーン)データを作成する。補間処理部は、この面デー
タを色差マトリクス処理部に供給する。色差マトリクス
処理部は、供給された三原色R, G, B の面データから輝
度信号Y および色差信号(R-Y), (B-Y) を作成する。色
差マトリクス処理部は作成した画像の輝度および色差信
号をフレームメモリに出力する。
【0040】フレームメモリは、一時記憶した画像デー
タ44を繰り返し読み出すことができる非破壊型メモリが
連写等を考慮して複数配設されている。フレームメモリ
は、後段で行うノイズ低減処理の際の平均化等の処理に
用いる画像データ46が繰返し供給されるために配設して
いる。したがって、フレームメモリは、システム制御部
16の制御を受けて、アドレス制御により間引き読出しも
繰り返し行える。読み出した画像データ46がしきい値生
成部34c およびノイズ低減処理部34d にそれぞれ供給さ
れている。
【0041】しきい値生成部34c には、しきい値算出部
340 およびしきい値補正部342 が備えられている(図2
を参照)。しきい値算出部340 には、システム制御部16
に集めた撮影条件の各パラメータ16c が供給され、これ
らのパラメータに応じて撮像する画像(全体)に対する
しきい値を算出する機能を有している。
【0042】パラメータには、撮像感度、露出条件、撮
影モード、シャープネス、光源種、操作、および/また
は表示倍率等がある。撮像感度には、使用時のISO (Int
ernational Standardization Organization )感度/AS
A (American Standards Association )感度/DIN (Deu
tsche Industrie Normen)感度のいずれかで表示された
感度が用いられる。露出条件としては、絞り値、シャッ
タ速度(および/または電子シャッタ速度)がある。ま
た、撮影モードには、夜景モード、通常モードにおける
順光/逆光モード、夕景モード、連写等がある。
【0043】シャープネスは、解像力およびコントラス
ト特性に依存する鮮鋭度で、感覚的な言葉として多用さ
れる。このような質的な評価を数値化してパラメータで
表す。光源種は、用いる光源が何かをパラメータで示
す。具体的には青空光、曇天、時間による太陽光(日
出、日没の直前、後等)、写真電球、およびタングステ
ンランプ等があり、対応するパラメータを設定する。操
作には、たとえばストロボの使用の可否に応じた光量の
露出値(すなわちガイドナンバ)を考慮したパラメータ
設定を行う。最後に、表示倍率は、たとえば電子ズーム
の拡大/縮小率を用いる。
【0044】しきい値算出部340 は、これらのパラメー
タを単独または組み合わせて用いてしきい値(レベル)
を生成する。このしきい値は画面全体に対する基準値で
ある。しきい値算出部340 は生成したしきい値48をしき
い値補正部342 に供給する。しきい値補正部342 は、一
つひとつの画素データがもつ、たとえば輝度レベルまた
は色レベルに応じてしきい値を補正する機能を有する。
【0045】本実施例における補正機能とは、供給され
る輝度レベルに応じてしきい値を補正する機能である。
その具体的な一例として、非線型処理の一つであるガン
マ補正処理を考慮した補正である。ガンマ補正は、一般
的に入力レベルが小さい場合ゲインを大きくし、入力レ
ベルが大きい場合ゲインを小さくする傾向にある。ゲイ
ンが大きい場合、入力信号に含まれるノイズも増幅され
る傾向が強くなる。しきい値補正部342 は、この点を考
慮してしきい値算出部340 で算出したしきい値48を供給
される画像データ46のうちの輝度データY を用いて可変
する。
【0046】すなわち、しきい値の補正は、ガンマ補正
により低いレベルの輝度データY が増幅されている可能
性があって、ノイズも多く含む傾向があることからしき
い値48よりもしきい値を高めに設定する。逆に、高い輝
度レベルY が供給されると、ガンマ補正はそれほど大き
なゲインアップは行われない。したがって、ノイズのレ
ベル増幅も小さいと考えられる。この場合、しきい値は
低く設定する。しきい値の補正は、しきい値48を基準に
所定の範囲で補正されることになる。補正されたしきい
値50がノイズ低減処理部34d に供給される。
【0047】なお、しきい値補正には、輝度データY を
用いたがこのデータに限定されるものでなく、色データ
Cr, Cbを用いてもよい。色データは、色の濃い領域でノ
イズが目立つ傾向にあるから、この領域にノイズ低減処
理を施すと、ディジタルゲインアップのときノイズ低減
の効果が得られる。
【0048】ノイズ低減処理部34d は、ノイズ低減処理
を施すとともに、エッジ検出を行ってエッジ部分には対
象の画素データをそのまま用いて平均値を用いない処理
を施す。描写する画像のエッジ部分をノイズとして除去
しこの部分を平均値で埋めると、平滑化にともなって解
像度が低下し、画像の画質劣化につながるからである。
ノイズ低減処理部34d は、図3に示すように、画像デー
タ46をエッジ検出部344 とノイズ低減部346 との両方に
供給する。エッジ検出部344 は検出したエッジの位置に
対するノイズ低減処理を禁止する禁止信号52(レベル
“H " )をノイズ低減部346 に供給している。
【0049】ノイズ低減部346 には、加算平均部3460、
加算器3462、切換スイッチ3464、比較判定部3466、およ
び論理和回路3468が備えられている。加算平均部3460
は、画像データ46の対象の画素データに対して周囲に位
置する複数の画素データのレベルを加算平均する演算機
能を有している。加算平均値51は加算器3462の一端3462
a および切換スイッチ3464の一端a 側に供給されてい
る。
【0050】加算器3462は、加算平均した結果51を一端
3462a 側に減算入力させ、他端3462b に加算入力させて
いる。加算器3462はあらわに図示していないがこのよう
な入力により得られる差分値の絶対値(以下、単に差分
値という)を生成する機能を有している。差分値53が比
較判定部3466に供給される。
【0051】切換スイッチ3464は、上述したように一端
a 側に加算平均値51が供給され、他端b 側に対象の画素
データ(すなわち、画像データ)46が供給されている。
切換スイッチ3464には、論理和回路3468から切換信号55
として供給されている。切換信号55がレベル"H "のとき
切換スイッチ3464の端子b 側に切り換え、レベル"L "の
とき、切換スイッチ3464の端子a 側に切り換えている。
この切換処理により、ノイズの少ない画素データ54が得
られる。
【0052】比較判定部3466には、補正されたしきい値
50と差分値53とが供給されている。比較判定部3466は、
差分値53がしきい値50以上のレベルを示す際にレベル"H
"を出力する。これ以外のとき比較判定部3466はレベ
ル"L "を出力する。論理和回路3468は2入力の論理和演
算処理を行う。論理和回路3468は、エッジ検出部344 か
らの出力および比較判定部3466からの出力がそれぞれ供
給されている。論理和回路3468は、エッジ検出部344 ま
たは比較判定部3466からのレベル"H "が供給された際に
レベル"H "の切換信号55を切換スイッチ3464に出力す
る。これ以外の場合、レベル"L "を出力する。
【0053】ノイズ低減部346 は、個々の画像に対する
補正されたしきい値50を用いて画像データ46に対する置
換の有無を判定し、画像のノイズ低減を行う。輝度デー
タYにおいて低輝度側では平均値を採用する画素が多く
なりノイズが抑えられ、高輝度側では対象の画素データ
そのものが用いられる傾向による画像データ54が生成さ
れる。ノイズ低減処理部34d の動作については、さらに
後段で詳述するが、ノイズ低減処理部34d はこのように
演算処理により補正されたしきい値50と比較判定して用
いる画素データ46の対象の画素(自画素)または平均値
のいずれか一方を決めて出力し、画像データ54を圧縮/
伸張処理部36および表示用信号処理部40に出力する。
【0054】なお、エッジ検出部344 は、たとえば代表
的な微分処理を用い、この微分処理に基づいて得られた
高域成分だけを取り出している。
【0055】圧縮/伸張処理部36は、供給された1フレ
ーム分の画像データ54(輝度データと色差データ)に、
たとえば、直交変換を用いたJPEG(Joint Photographic
Experts Group)規格での圧縮を施す回路と、この圧縮
した画像を再び元のデータに伸張する回路とを有する。
圧縮/伸張処理部36は、システム制御部16の制御信号16
b により記録時には圧縮したデータ38a を図示しないメ
モリカードI/F 部を介してメモリカード38に記録させ
る。
【0056】圧縮/伸張処理部36が伸張処理を行う場
合、逆にメモリカード38から読み出したデータ36a をメ
モリカードI/F 部を介して圧縮/伸張処理部36に取り込
んで処理する。ここで処理されたデータは、システム制
御部16の制御により圧縮/伸張処理部36は、所要の順序
で処理して、たとえば図示していないが記録用処理部34
b のフレームメモリに伸張したデータを書き込む。メモ
リカード38には、たとえば、いわゆるスマートメディア
やICカードのような記録媒体を用いる。
【0057】表示用信号処理部40には、レベル補正部、
および表示変換処理部が備えられている。表示レベル補
正部は、システム制御部16からの制御信号16b に応じて
行う。システム制御部16は、前処理部で検出したデータ
を考慮して制御信号16b を生成している。表示変換処理
部はフレームメモリから読み出し液晶モニタ42に表示す
る画素数を読み出す。記録に対応して、たとえば画素12
80×1024を320 ×240と4分の1にする場合、フレーム
メモリをアドレス制御して間引き読出した画像データに
対して信号処理を施す。
【0058】また、表示変換処理部は、電子ズームで拡
大/縮小表示する場合も領域に合わせて画像データを読
み出し、補間/間引き等を行う補間処理機能も有する。
表示変換処理部は、補間/間引き処理した画像データ40
a を液晶モニタ42に供給する。
【0059】液晶モニタ42は、システム制御部16の制御
(図示せず)に応じて供給される輝度データおよび色差
データ54の表示におけるタイミングを調整して表示する
機能を有する。また、液晶モニタ42は三原色RGB のデー
タで表示させてもよい。
【0060】次にディジタルカメラ10の動作について説
明する(図5を参照)。電源投入して初期設定後、図示
しないがモードの選択を行う。本実施例ではこのモード
設定を撮影モードにする。これ以外の場合のモードを選
択した場合、その選択したモードの手順に移行する。選
択した撮影モードのうち、どんな撮影を行うか撮影モー
ドの設定を行う(ステップS10 )。本実施例の説明では
夜間モードを設定する。
【0061】この選択したモードで被写界から取り込ん
だシーンに動画用の信号処理として間引き処理や表示用
信号処理を施して液晶モニタ42に動画表示する(ステッ
プS12 )。
【0062】次に電源をオンのままにあるかどうかの判
断を行う(ステップS14 )。電源がオン状態にある場合
(YES )、予備の撮像に進む(ステップS16 へ)。ま
た、電源がオフになっている場合(NO)、ディジタルカ
メラ10の動作を終了する。予備の撮像では、レリーズボ
タン140 を2段ストロークのうちの1段までの押圧操作
により本撮像を行う前段の処理として撮像部28で測光を
行う。この測光で得られた画像データは前処理部34a に
供給される。前処理部34a では、得られた画像データ32
a を基にレベル検出を行う。レベル検出は、色フィルタ
の色フィルタセグメント配置に依存した色を考慮する画
像データおよび白黒的な画像データ等に分けて行われ
る。検出したレベルや各種の設定に関する情報がシステ
ム制御部16に供給される。
【0063】システム制御部16では、検出したレベルに
基づいて露出量を算出する。露出量は、絞り量およびシ
ャッタ速度をどのくらいにするかを示すパラメータであ
る。夜景モードの設定においてストロボ発光を行う設定
になっているかに応じて発光量および被写体との距離も
考慮してシステム制御部16では露出量が決定されてい
る。また、夜景モードの設定に応じて得られた撮像信号
に対する増幅も行われる。
【0064】システム制御部16は、演算により算出した
結果やこの選択したモードに関し集めた情報のなかか
ら、しきい値の算出に関わる条件(すなわち各種パラメ
ータ)の情報16c をしきい値生成部34c に供給する(ス
テップS18 )。これにより、各条件の取得が行われる。
【0065】これらのパラメータ16c はしきい値生成部
34c のしきい値算出部340 に供給される。しきい値算出
部340 では、これらのパラメータ16c を用いてしきい値
の算出が行なわれる(ステップS20 )。このように予備
の撮像にともなってしきい値をあらかじめ算出してお
く。
【0066】この後、ユーザがレリーズボタン140 を全
押し状態にするストローク操作(2段の押圧操作)が行
われたかどうか判断する(ステップS22 )。この操作が
行われた場合(YES )、この本撮像の指示14b を受けて
システム制御部16は、撮像部28でたとえば、全画素読出
しを行なって静止画の撮像を行う(ステップS24 )。こ
の操作が行われなかった場合(NO)、動画表示に戻る
(ステップS12 へ)。
【0067】この静止画撮像は、色フィルタ28b により
色分解された入射光を固体撮像素子28c で光電変換して
信号電荷に変換し、読み出した撮像信号29をディジタル
変換し、前処理部34a のフレームメモリ(図示せず)に
出力するまでの処理である。上述の処理の各手順を簡単
に説明すると、固体撮像素子28c は、得られた信号電荷
を信号29としてアナログ信号処理部30に供給する。
【0068】アナログ信号処理部30では、供給される信
号29にゲイン調整を施し、A/D 変換部32に出力する。A/
D 変換部32では、供給されるアナログ信号30a をディジ
タル信号32a に変換している。このディジタル信号32a
は画像データとして信号処理部34の前処理部34a に供給
される(静止画撮像工程)。
【0069】供給された画像データ32a に対する画像信
号処理を施す(サブルーチンSUB1)。画像信号処理は、
信号処理における一連の処理を行って、ノイズの低減さ
れた画像にしている。この画像信号処理については後段
でさらに説明する。生成された画像データ54が圧縮/伸
張処理部36および表示用信号処理部40にそれぞれ供給さ
れる。
【0070】表示用信号処理部40では、システム制御部
16からの制御に応じて供給された画像データ54を液晶モ
ニタ42に表示する画素数に合わせる間引き処理を行う。
間引き処理された画像データ40a が液晶モニタ42に供給
される。液晶モニタ42は、供給された画像データ40a を
所定の時間モニタ上に表示する(ステップS26 )。個の
表示により、ユーザはどのように被写体が撮像されたか
の確認をすることができる。
【0071】また、圧縮/伸張処理部36では、供給され
た画像データ54に対して、たとえばJPEG規格に基づく圧
縮処理を施す(ステップS28 )。圧縮処理の施された画
像データ36a が図示しないメモリカードインターフェー
スを介してメモリカード38に供給される。メモリカード
38では供給される画像データ36a が図示していないがシ
ステム制御部16の制御に応じてメモリカード38に記録さ
れる(ステップS30 )。この記録後、撮影モード設定に
戻る(ステップS10 へ)。このように撮像時ディジタル
カメラ10は動作している。
【0072】次にディジタルカメラ10における画像信号
処理を説明する(サブルーチンSUB1:図6を参照)。画
像信号処理では、まず前処理部34a にて供給された画像
データ32a をフレームメモリ(図示せず)に入力する
(サブステップSS10)。連写の場合、各フレームメモリ
に撮像したシーンを入力する。入力した画像データ32a
が非破壊型のフレームメモリを用いることにより、シス
テム制御部16の制御に応じて読み出される。前処理部34
a では、レベル検出および各種項目に対してそれぞれ補
正処理が行なわれる。レベル検出結果は図示しないが信
号線を介してシステム制御部16に供給される。また、補
正処理した画像データ44は記録用処理部34b に供給され
る。
【0073】システム制御部16では供給されるレベルか
ら露出量の算出を行い、絞り値およびシャッタ速度を決
定する。また、システム制御部16には、操作部14から供
給される選択により設定した情報等が供給される。シス
テム制御部16は、しきい値算出に関わるパラメータ16c
をしきい値生成部34c に供給する。
【0074】しきい値生成部34c では供給されるパラメ
ータ16c を用いてしきい値算出部340 にて撮像した画像
全体に対するしきい値を算出する(サブステップSS1
2)。したがって、しきい値は、カメラ撮影時の条件と
なるパラメータにより変化することになる。このしきい
値はこれら複数のパラメータのそれぞれの影響を考慮し
て数値化される。
【0075】なお、しきい値算出部340 は、信号処理部
34に配設しているが、ここに配設が限定されるわけでな
く、システム制御部16に配設してもよい。システム制御
部16にしきい値算出部を設けると、前処理部34a で得ら
れたレベル検出を用いて露出量の設定を信号処理部34で
行っていることおよび設定した情報等がまとめられるか
らである。この場合、システム制御部16から算出したし
きい値がしきい値補正部に供給される。
【0076】しきい値生成部34c は、本実施例では後述
する各画素データに対してしきい値補正を施す際に対応
が取り易いと思料して、しきい値算出部340 およびしき
い値補正部342 を有している。
【0077】次に記録用処理部34b で画像データ44に対
して各種の信号処理を施して輝度データY 、色差データ
(R-Y), (B-Y) を生成する(サブステップSS14)。この
記録用の信号処理は、さらに説明すると、順次レベル補
正、ガンマ補正、および補間処理を施して三原色R, G,
B のプレーンデータを生成する。そして、これらのプレ
ーンデータを色差マトリクス処理部に供給して輝度信号
Y 、色差信号(R-Y),(B-Y) を生成する。生成された輝
度信号Y 、色差信号(R-Y), (B-Y) が画像データ46とし
てしきい値生成部34c およびノイズ低減処理部34d に供
給される。以下の処理でこの出力信号46の形式を繰返し
読み出す要求があるときには非破壊型のフレームメモリ
を用いてこのフレームメモリ(図示せず)に記憶させる
とよい。
【0078】次にしきい値生成部34c のしきい値補正部
342 では、供給される画像データ46の各画素を用いてし
きい値算出部340 から供給されるしきい値48に補正を施
す(サブステップSS16)。しきい値の補正は、供給され
る画素の輝度レベル、または色差レベルに応じて行う。
本実施例のように夜景モードの場合、輝度レベルが低い
にもかかわらずノイズレベルが高いため目立ち易い傾向
にあることがわかっている。また、輝度レベルが低いと
き、ガンマ補正の影響を強く受けることも知られてい
る。このような観点からしきい値の補正は、算出したし
きい値よりも高めにする。一方、輝度レベルの高い画素
に対するしきい値は算出したしきい値よりも低めに補正
する。このようにして各画素ごとに補正したしきい値50
をノイズ低減処理部34d に供給している。
【0079】なお、しきい値補正を施す目安に輝度デー
タのレベルを用いたが、このレベルに限定されるもので
なく、色差データのレベルでもよい。実際に、色の濃
い、すなわち色データのレベルが高いところでノイズが
目立つ。この場合のノイズ発生傾向を考慮してしきい値
を補正すると、後段で行うノイズ低減処理により一層ノ
イズ低減効果を発揮させることができる。特に、ディジ
タル的なゲインアップで効果を発揮する。
【0080】ノイズ低減処理部34d では、エッジの領域
を除いて、ノイズ低減対象の画素値(レベル)L46 とこ
の画素を含む周囲の画素の加算平均値LAV とのいずれか
一方の値の選択を供給されるしきい値50を用いて判定す
る(ノイズ低減処理:サブステップSS18)。エッジの領
域についてはエッジ検出部344 の検出結果52を用いる。
【0081】このノイズ低減処理では、手順を簡単に説
明すると、対象の画素値L46 と加算平均値LAV との差分
値LDIFを算出する。ここで、差分値LDIFはずれの方向に
関わりなく算出すると、差分の絶対値を用いるとよい。
そして、この画素に対するしきい値50と差分値LDIFとを
比較する。差分値LDIFがしきい値50よりも小さいとき対
象の画素レベルが小さくてノイズを多く含む傾向がある
と推量されるから、加算平均値LAV を用いる。加算平均
値LAV は平均することによりランダムなノイズ成分が抑
え込まれている。また、差分値LDIFがしきい値50以上の
とき周囲に対して信号レベルが十分に大きくS/N 比が高
いと推量されるから、対象の画素値L46をそのまま用い
る。エッジ検出部344 がエッジ検出した場合の画素も対
象の画素値L46 をそのまま用いる。
【0082】より具体的に説明する(図7を参照)。た
とえば、画像60内に斜めにエッジ境界62を有し、エッジ
境界で分けられる領域60a, 60bについてノイズ低減処理
を行う。領域60a はこの領域全体の平均した画像レベル
が10、領域60b はこの領域全体の平均した画像レベルが
50の場合とする。この例におけるノイズ低減処理では列
方向の3画素を用い、この3画素の中央を対象の画素と
する。
【0083】領域60a の対象の画素に対する補正したし
きい値50は通常のしきい値より高めにしたレベル=8と
する。対象の画素値L46 =16、この対象を挟む上下2画
素を含む3画素で平均すると、加算平均値LAV は(10+
16+10)/3 から12が得られる。差分値LDIFは16−12=4
である。差分値LDIFがしきい値50よりも小さいので、対
象の画素はレベル16をレベル12に置換する。これによ
り、対象の画素に含まれるノイズ成分が抑制される。
【0084】また、領域60b の対象の画素に対する補正
したしきい値50は通常のしきい値より低めにしたレベル
=5とする。対象の画素値L46 =60、この対象を挟む上
下2画素を含む3画素で平均すると、加算平均値LAV
(78+60+64)/3 から67が得られる。差分値LDIFは|60
−67|=7である。差分値LDIFがしきい値50以上なの
で、ノイズ成分が目立たないとして対象の画素はレベル
60をそのまま用いる。このような手順でノイズ低減処理
を各画素に対して行う。
【0085】次にノイズ低減処理が画像データ46の1フ
レーム分すべてに対して終了したかどうかの判断を行う
(サブステップSS20)。まだ1フレームの画像データ46
に対してノイズ低減処理が1フレーム分終了していない
場合(NO) 、画像データ46の次の対象の画素を読み出し
てこの処理を繰り返す(サブステップSS16へ戻る)。次
の対象の画素を読出しは、システム制御部16の制御によ
り行われる。また、1フレーム分すべて処理が終了した
場合(YES )、リターンに移行してサブルーチンSUB1を
終了する。このように動作させることにより、たとえば
夜景モードのようにノイズの目立つモードであっても従
来の画像のようなノイズっぽい画像でなく、かつ画質劣
化の少ない高品質な画像を容易に得ることができる。
【0086】ここで、周囲の画素を用いて算出する平均
値に単純な加算平均(すなわち、重み係数0.5 )を利用
しているが、周囲の画素に対する重み係数は0.5 に限定
されず、各画素の位置に応じてそれぞれ異なる重み係数
で乗算し平均してもよいことは言うまでもない。
【0087】以上のように構成することにより、各種の
撮影条件を考慮してしきい値を設定し、しきい値に対し
て画素そのものまたは平均値のいずれかを選択して画像
を生成するので、ノイズ成分の少ない画像にすることが
できる。したがって、これまでの、たとえば夜景モード
で撮影した画像に比べて高品質な画像を提供することが
できる。
【0088】また、画素毎にしきい値を補正することに
より、一層ノイズの抑制された、高画質な画像にするこ
とができる。
【0089】なお、本実施例は、ディジタルカメラに適
用した場合について説明したが、この実施例に限定され
るものでなく、画像入力条件を取得し、画像を生成する
装置に適用しても同様にノイズ低減の効果を発揮させる
ことができることは言うまでもない。
【0090】
【発明の効果】このように本発明の画像信号処理装置に
よれば、信号処理手段で画像データの各画素に対してノ
イズ検出対象にし、しきい値生成手段で画像データのノ
イズ検出対象に対するしきい値の生成を行い、ノイズ低
減処理手段ではこの対象の画素データと周辺の画素デー
タの平均値とのレベル差から対象の画素データが周囲を
平均した際のレベルに対して相対的にどの程度かを調べ
て、このレベル差がしきい値を基準に判定し、判定結果
に応じて対象の画素データに対してこの画素データその
ものまたは平均値のいずれかを切換選択して画素データ
の置換を行って、画像入力条件に応じて画像におけるノ
イズを抑えて画質劣化の少ない画像を生成することによ
り、どのような画像入力条件で撮像してもノイズの目立
たない高画質な画像を得ることができる。
【0091】また、本発明の画像信号処理方法によれ
ば、画像データの各画素に対してノイズ検出対象にし、
この際にこの画素の周囲の画素の平均値を算出し、各対
象の画素と平均値とのレベル差から対象の画素が相対的
に周囲とどの程度にずれているかを求め、しきい値を基
準にしきい値とレベル差とを比較判定し、レベル差が小
さい場合ノイズ成分を多く含むおそれを考慮して平均値
を用い、レベル差がしきい値以上の場合ノイズ成分より
信号成分が大きいと判定して対象の画素レベルを用い、
判定に応じた切換選択を行って画素データの置換して、
画像入力条件に応じて画像に含まれるノイズによる画質
劣化の少ない画像を生成することにより、画像入力条件
によらず常にノイズの目立たない高画質な画像を得るこ
とがができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像信号処理装置を適用したディジタ
ルカメラの概略的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1の信号処理部におけるしきい値生成部の構
成を示すブロック図である。
【図3】図1の信号処理部におけるノイズ低減処理部の
構成を示すブロック図である。
【図4】図3のノイズ低減部の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】図1のディジタルカメラの動作手順を説明する
メインフローチャートである。
【図6】図5の画像信号処理(サブルーチンSUB1)の動
作手順を説明するフローチャートである。
【図7】図5の画像信号処理におけるノイズ低減処理の
より具体的な例を示す模式図である。
【符号の説明】
10 ディジタルカメラ 12 光学レンズ系 14 操作部 16 システム制御部 28 撮像部 32 A/D 変換部 34 信号処理部 36 圧縮/伸張処理部 42 液晶モニタ 34a 前処理部 34b 記録用処理部 34c しきい値生成部 34d ノイズ低減処理部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA02 CA08 CA16 CB08 CB16 CE02 5C021 PA53 PA58 PA62 PA76 PA85 RB07 YA01 YC01 5C022 AA13 AB12 AB15 AB19 AB36 AB37 AC03 AC32 AC42 AC52 AC54 AC55 AC69 AC80 5C077 LL02 LL19 PP46 PP47 PP68 PP71 PQ08 PQ12 PQ18 PQ20 TT09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力して得られた画像データに信号
    処理を施す画像信号処理装置において、該装置は、 該画像データに対して補正、および記録用の信号処理を
    施すとともに、前記画像データのそれぞれに対して画像
    入力時の条件および/または画素レベルを考慮して前記
    画像データに対するノイズ低減処理を施す信号処理手段
    とを含み、 前記信号処理手段は、前記画像入力時の条件および/ま
    たは前記画素レベルを考慮してしきい値を生成するしき
    い値生成手段と、 前記ノイズ低減処理においてノイズ検出対象の画素デー
    タと該画素データの周辺近傍にある画素データの平均値
    とのレベル差を求め、該レベル差と設定したしきい値と
    から前記ノイズ検出対象の画素データまたは前記平均値
    のいずれかの使用を判定し、該使用の判定結果に応じて
    使用する画素データを切り換えるノイズ低減手段とを含
    むことを特徴とする画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記し
    きい値生成手段は、前記しきい値の各種条件を取得する
    条件取得手段と、 該取得した条件に基づいて前記しきい値の算出を行うし
    きい値算出手段とを含むことを特徴とする画像信号処理
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
    て、前記しきい値生成手段は、前記設定したしきい値を
    前記ノイズ検出対象の画素データのレベルに応じて補正
    するしきい値補正手段を含むことを特徴とする画像信号
    処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の装置におい
    て、前記条件取得手段は、取得条件の項目を撮像感度、
    露出条件、撮影モード、シャープネス、光源種、操作、
    および/または表示倍率を取得することを特徴とする画
    像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の装置において、前記ノ
    イズ低減手段は、ノイズ検出対象の画素データと該画素
    データの周辺近傍の画素データのレベル差を算出するレ
    ベル差算出手段と、 前記周辺近傍の画素データの平均値を算出する平均値算
    出手段と、 該レベル差と設定したしきい値とから前記ノイズ検出対
    象の画素データまたは前記平均値のいずれかの使用を判
    定する比較判定手段と、 該使用の判定結果に応じて使用する画素データを切り換
    える画素切換手段とを含むことを特徴とする画像信号処
    理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の装置において、前記平
    均値算出手段は、前記周辺近傍の画素データに対して該
    画素データの位置に応じてそれぞれ異なる重み係数を掛
    けて平均値を算出することを特徴とする画像信号処理装
    置。
  7. 【請求項7】 画像入力により得られる画像データに信
    号処理を施して画像を生成する画像信号処理方法におい
    て、該方法は、 前記画像入力を行う上で用いる画像入力条件を取得する
    第1の工程と、 該取得した画像入力条件に基づいて前記画像データが含
    むノイズの低減処理を施す対象の画素の使用を判定する
    しきい値を算出する第2の工程と、 前記対象の画素の周辺近傍の画素が有するレベルを用い
    てその平均値を算出する第3の工程と、 前記対象の画素のレベルと前記平均値の差を算出する第
    4の工程と、 該レベル差と前記しきい値とを比較判定して使用する画
    素データを該対象の画素データそのものを用いる場合と
    前記平均値を用いる場合のいずれか選択する第5の工程
    と、 該対象の画素のレベルを前記選択した画素データにする
    第6の工程とを含むことを特徴とする画像信号処理方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の方法において、第2の
    工程で算出したしきい値の補正を第5の工程の比較判定
    の前までに行うことを特徴とする画像信号処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の方法におい
    て、第1の工程は、前記画像入力条件として取得する条
    件の項目を撮像感度、露出条件、撮影モード、シャープ
    ネス、光源種、操作、および/または表示倍率とするこ
    とを特徴とする画像信号処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の方法において、前記
    平均値算出手段は、前記周辺近傍の画素データに対して
    該画素データの位置に応じてそれぞれ異なる重み係数を
    掛けて平均値を算出することを特徴とする画像信号処理
    方法。
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