JPH06169437A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JPH06169437A
JPH06169437A JP43A JP31959892A JPH06169437A JP H06169437 A JPH06169437 A JP H06169437A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 31959892 A JP31959892 A JP 31959892A JP H06169437 A JPH06169437 A JP H06169437A
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由美 板東
Takayuki Mori
隆之 森
Nobufumi Nakagaki
宣文 中垣
Shigeru Hirahata
茂 平畠
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力映像信号からの正確な映像情報を用い
て、映像の変化に応じた画質調整を行い、常に最良の映
像状態を提供する。 【構成】 ノイズ検出回路116は入力映像信号からノ
イズを検出する。ローパスフィルタ114はノイズ検出
回路116の出力に応じて通過帯域が変化し、輝度信号
から低周波数成分を取り出す。白ピーク検出回路11
7、黒ピーク検出回路118、平均輝度検出回路119
はローパスフィルタ114の出力信号から白ピーク、黒
ピーク、平均輝度をそれぞれ検出する。周囲光検出回路
120は受像機の周囲の明るさを検出する。制御回路1
21は検出された白ピーク、黒ピーク、平均輝度、ノイ
ズ、周囲光の映像情報に基づいて、輪郭補正回路10
5、ビデオクロマ回路107、ガンマ補正回路108等
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力映像信号の映像状
態に応じて各種設定の画質調整を自動的に行い、常に最
適な映像が得られるようなテレビジョン受像機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機は、ユーザー
の視聴条件や映像内容に応じて表示映像信号をより良く
しようとする試みがなされてきた。最近の最も進んだ例
では、入力映像信号の映像の濃淡ヒストグラムに応じて
映像の明るさやコントラストなどの調整を自動的に行
い、常に最適な映像状態を得ようとする映像制御方法が
ある。このようなテレビジョン受像機の映像制御方法に
関する例として、特開平2−233068号公報が挙げ
られる。
【0003】この既提案例におけるテレビジョン受像機
の映像制御手段の概略を図2に示す。同図において、2
01は映像信号入力端子、202は映像信号処理回路
(Y/C処理)、203はサンプリング手段、204は
演算手段、205は記憶手段、206はブラウン管であ
る。
【0004】映像信号入力端子201はテレビジョンチ
ューナやビデオテープレコーダ(VTR)などから供給
される映像信号が入力され、映像信号処理回路202
で、輝度信号(Y信号)と色信号の処理が行われる。映
像信号処理回路202から出力された輝度信号は、サン
プリング手段203に供給され、一方、ブラウン管20
6にはRGBに変換された各映像信号が供給される。サ
ンプリング手段203は、図3に示すように、例えば1
フレーム内でn個の電圧をサンプリングし、このn個の
各サンプリング点を、1画面の映像をn個の領域に分割
した各領域の代表値とする。サンプリング手段203に
より得られたサンプリングデータは演算手段204に取
り入れられ、輝度信号レベル(IREレベル)によって
数段階に区分された各グループのどこに属するかを判別
され、各グループ毎に集計される。
【0005】この各グループの集計データに対し一定の
規則に従う演算を行うことにより、あるいは記憶手段2
05からある設定データを読み出すことにより、画面上
の各輝度レベルの分布状態や画面全体の明るさ、暗さな
どを示す値を設定し、輝度レベルの制御信号の設定基準
となるデータを得る。このようにして得られた制御信号
の設定基準となるデータの加算値をディジタル/アナロ
グ(D/A)変換し、アナログ信号とされた制御信号S
として出力する。そして映像信号処理回路202は、演
算手段204から出力された制御信号Sによって輝度レ
ベル調整を行なう。
【0006】上記動作を行なうことにより、この映像制
御方法は、画面単位で映像状態に応じた各種出力調整を
自動的に行おうとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した既提
案例では、映像制御はサンプリングデータの輝度レベル
分布状態、即ち映像の濃淡ヒストグラムに基づいて行わ
れるので、例えば、入力映像信号の1フレームにおける
輝度信号の最大値(以下、白ピークと表現)や最小値
(以下、黒ピークと表現)がわずかな領域にしか存在し
ない場合には、その白ピークや黒ピークのデータの、全
体に対して占める割合が低いために、その白ピークや黒
ピークのデータは、映像制御において無視されてしま
う。従って、このような場合には、正しい入力映像の把
握ができず、白つぶれや黒つぶれといった誤った制御状
態となってしまう。
【0008】本発明の目的は、上述の問題を解決し、入
力映像信号からの正確な映像情報を用いて映像の変化に
応じた自動画質制御により、常に最良の映像状態を得る
新しい機能のテレビジョン受像機を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、入力された映像信号からノイズを検出
するノイズ検出手段と、該ノイズ検出手段により検出さ
れたノイズレベルに応じて輝度信号の通過帯域を変え、
入力信号に含まれるノイズの影響を低減するローパスフ
ィルタと、前記映像信号によって画面上に映像を表示す
る表示手段と、前記画面上におけるデータ検出領域を設
定するデータ検出領域設定手段と、前記ローパスフィル
タから供給される輝度信号について、前記データ検出領
域設定手段によって設定された前記データ検出領域に対
応した部分の、輝度信号の特徴を検出して、その検出結
果を検出信号として出力する特徴検出手段と、当該テレ
ビジョン受像機の周囲の明るさを検出し、その検出結果
を検出信号として出力する周囲光検出手段と、前記映像
を制御する映像制御手段と、前記ノイズ検出手段から出
力された検出信号と前記特徴検出手段から出力された検
出信号と前記周囲光検出手段から出力された検出信号と
に基づいて、前記映像制御手段を制御する制御手段と、
を備えて、映像の変化に応じた映像制御を自動的に行う
ようにしたものである。
【0010】
【作用】ノイズ検出手段は、入力された映像信号からノ
イズの大きさを検出する。ローパスフィルタは、前記ノ
イズ検出手段により検出されたノイズレベルに応じて輝
度信号の通過帯域を変え、輝度信号の通過帯域を変える
ことにより入力信号に含まれるノイズの影響を適応的に
低減できる。そして、ノイズの影響を適応的に低減した
輝度信号を特徴検出手段に供給することができる。
【0011】特徴検出手段は入力された輝度信号の特徴
を検出する。特徴検出手段は、ローパスフィルタにより
ノイズの影響を適応的に低減された輝度信号が供給され
るため、より精度の高いデータ検出を行うことができ
る。
【0012】データ検出領域設定手段は、映像のサイズ
を検出し、その映像のサイズに応じてデータ検出領域を
任意に設定できるので、画面上に黒帯部分が存在する場
合には黒帯以外の部分(映像部分)に対応した部分の、
信号の特徴が検出ができるなど、任意の範囲から映像状
態の情報を得ることができる。
【0013】制御手段は、検出された輝度信号の特徴と
ノイズ、周囲光の映像情報を基に、カラー、ブライト、
コントラスト、輪郭補正、ノイズ低減、ガンマ補正を調
整する制御信号を設定し、白つぶれ、黒つぶれのない最
良の映像状態が得られるように、映像制御手段の制御を
行う。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の第1の実施例を示すブロック図で、101
はアンテナ、102はチューナ、103は輝度信号色信
号分離回路(Y/C分離回路)、104は輝度信号雑音
低減回路(YNR回路)、105は輪郭補正回路(EN
H回路)、106は色信号雑音低減回路(CNR回
路)、107はビデオクロマ回路、108はガンマ補正
回路、109はRGB変換回路、110はブラウン管、
111は水平同期信号(H同期信号)入力端子、112
は垂直同期信号(V同期信号)入力端子、113はデー
タ検出領域設定回路、114はローパスフィルタ(LP
F)、115はクロック発生回路、116はノイズ検出
回路、117は白ピーク検出回路、118は黒ピーク検
出回路、119は平均輝度検出回路、120は周囲光検
出回路、121は制御回路、122はクロック(CL
K)入力端子、123はユーザー設定入力端子である。
【0015】以下、動作について説明する。アンテナ1
01で受信された電波はチューナ102で同調及び復調
され、ベースバンドの映像信号が出力される。復調され
たベースバンドの映像信号はY/C分離回路103に入
力され、輝度信号と色信号に分離される。Y/C分離回
路103で分離された輝度信号はYNR回路104に供
給され、色信号はCNR回路106に供給される。
【0016】YNR回路104は、入力された輝度信号
から制御回路121より送られる制御信号に従って雑音
を低減し、ENH回路105へ供給する。ENH回路1
05は、入力された輝度信号輪郭部分を制御回路121
より出力される制御信号に従って補正し、ビデオクロマ
回路107に供給する。
【0017】一方、CNR回路106に入力された色信
号は、制御回路121から出力される制御信号に従って
雑音を低減された後、ビデオクロマ回路107へ供給さ
れる。
【0018】ビデオクロマ回路107は、ENH回路1
05から出力された輝度信号とCNR回路106から出
力された色信号に、制御回路121からの制御信号に基
づいてカラー、ブライト、コントラストなどの映像調整
を施した後、輝度信号はガンマ補正回路108を介して
RGB変換回路109へ供給され、色信号は2つあるい
は3つの色差信号に変換されてRGB変換回路109へ
供給される。
【0019】ガンマ補正回路108は、ビデオクロマ回
路107から出力される輝度信号を制御回路121から
の制御信号にしたがってガンマ補正を施した後、RGB
変換回路109に供給する。
【0020】RGB変換回路109は、ビデオクロマ回
路107から出力された色差信号とガンマ補正回路10
8から出力された輝度信号をRGBの原色信号に変換
し、ブラウン管110に供給する。
【0021】ノイズ検出回路116は、チューナ102
から出力された映像信号に含まれるノイズレベルを検出
し、LPF114と制御回路121へ供給する。
【0022】LPF114は、ノイズ検出回路116か
ら出力された検出信号に従って、Y/C分離回路103
から出力された輝度信号の通過帯域を変える。例えば、
ノイズ検出回路116で検出されるノイズレベルが高い
とき、LPF114は遮断周波数を低くする。これによ
り、白ピーク・黒ピーク・平均輝度を検出する際に、入
力映像信号に含まれるノイズの影響を適応的に低減する
ことができ、より精度の高いデータ検出を行うことがで
きる。
【0023】また、LPF114から白ピーク検出回路
117、黒ピーク検出回路118、平均輝度検出回路1
19への出力信号経路を独立にし、白ピーク検出回路1
17、黒ピーク検出回路118、平均輝度検出回路11
9へ供給するそれぞれの輝度信号に対し、異なるローパ
スフィルタ帯域としてもよい。このような構成とするこ
とで、例えば、黒ピーク検出回路118で検出される黒
ピーク信号は、ローパスフィルタ帯域を比較的狭くする
ことにより変化を少なくして黒レベルの安定化を図り、
白ピーク検出回路119で検出される白ピーク信号は、
ローパスフィルタ帯域を広くすることにより信号の追従
性を良くすることができ、全体としてより安定で精度の
高い映像制御を行うことができる。
【0024】データ検出領域設定回路113は、チュー
ナ102から出力される映像信号と、クロック入力端子
122から入力されるクロック信号と、水平同期信号入
力端子111から入力される水平同期信号と、垂直同期
信号入力端子112から入力される垂直同期信号によっ
て、白ピーク検出・黒ピーク検出・平均輝度検出を行う
一画面中の検出領域を設定し、白ピーク検出回路11
7、黒ピーク検出回路118、平均輝度検出回路119
へ出力する。ただし、データ検出領域設定回路113に
入力されるチューナ102からの出力映像信号は、LP
F114の出力信号としてもよい。
【0025】クロック発生回路115は、クロック入力
端子122から入力されるクロック信号と、水平同期信
号入力端子111から入力される水平同期信号と、垂直
同期信号入力端子112から入力される垂直同期信号か
ら2種類のクロックパルスを発生させ、白ピーク検出回
路117、黒ピーク検出回路118、平均輝度検出回路
119へと出力する。
【0026】白ピーク検出回路117、黒ピーク検出回
路118、平均輝度検出回路119は、LPF114の
出力輝度信号から白ピーク、黒ピーク、平均輝度を検出
し、制御回路121へ出力する。
【0027】ここで、白ピーク検出回路117の具体例
を図4に示す。同図において、401は輝度信号入力端
子、402はクロック1(CLK1)入力端子、403
はクロック2(CLK2)入力端子、404は白ピーク
比較回路、405は白ピーク出力回路、406は白ピー
ク出力端子、407はデータ検出領域設定回路113の
出力信号が入力される入力端子、408はAND回路で
ある。
【0028】では、回路動作を説明する。白ピーク比較
回路404は、入力端子401から入力された輝度信号
と、白ピーク比較回路404から出力された信号を、A
ND回路408の出力がローレベルからハイレベルに変
化した時に比較し、輝度レベルの高い方の信号を出力す
る。AND回路408は、入力端子407から入力され
るデータ検出領域設定回路113の出力信号がハイレベ
ルにあるとき、クロック1入力端子402に入力される
クロック信号を白ピーク比較回路404へ出力する。白
ピーク出力回路405は、例えば、1フィールド期間の
白ピーク検出を行った後、最終的に白ピーク比較回路4
04から出力された値をそのフィールドの最大の白ピー
ク値(即ち、最高の輝度レベル)として、クロック2入
力端子403にクロック信号が入力された時に、出力端
子406に出力する。
【0029】次に、黒ピーク検出回路118の具体例を
図5に示す。同図において、501は黒ピーク比較回
路、502は黒ピーク出力回路、503は黒ピーク出力
端子であり、図4と同一符号の部分は図4と同一部分で
ある。
【0030】回路動作は、黒ピーク比較回路501を除
いては、図4の白ピーク検出回路の動作と同じである。
黒ピーク比較回路501は、入力端子401から入力さ
れた輝度信号と、黒ピーク比較回路501から出力され
た信号を、AND回路408の出力がローレベルからハ
イレベルに変化した時に比較し、輝度レベルの低い方の
信号を出力する。AND回路408は、入力端子407
から入力されるデータ検出領域設定回路113の出力信
号がハイレベルにあるとき、クロック1入力端子402
に入力されるクロック信号を黒ピーク比較回路501へ
出力する。黒ピーク出力回路502は、例えば、1フィ
ールド期間の黒ピーク検出を行った後、最終的に黒ピー
ク比較回路501から出力された値をそのフィールドの
最大の黒ピーク値(即ち、最低の輝度レベル)として、
クロック2入力端子403にクロック信号が入力された
時に、出力端子503に出力する。
【0031】次に、平均輝度検出回路119の具体例を
図6に示す。同図において、602は積分回路、603
は積分値出力回路、604は乗算回路、606はカウン
タ、607はカウンタ出力回路、608は平均輝度出力
端子、図4と同一符号の部分は図4と同一部分である。
【0032】では、回路動作について説明する。積分回
路602は、入力端子401から入力される輝度信号
を、AND回路408の出力がローレベルからハイレベ
ルに変化する毎に入力輝度信号のレベルを累積加算す
る。例えば、1フィールド分の累積された値は積分回路
602の出力信号として積分値出力回路603に入力さ
れる。積分値出力回路603は、積分回路602から出
力される累積値を、クロック2入力端子403から入力
されるクロック信号のパルス毎に乗算回路604へ出力
する。乗算回路604は、積分値出力回路603から出
力された累積値を、カウンタ出力回路607から出力さ
れる値nにより、(累積値/n)の乗算を実行し、実行
結果を平均輝度出力端子608に出力する。
【0033】ここでは1フィールドの平均輝度を検出す
る例を示したが、数フィールドの平均輝度を検出しても
良い。
【0034】AND回路408は、入力端子407から
入力されるデータ検出領域設定回路113の出力信号が
ハイレベルの時、クロック1入力端子402から入力さ
れるクロック信号を積分回路602とカウンタ606へ
出力する。カウンタ606は入力されたクロック数をカ
ウントし、カウンタ出力回路607へ出力する。カウン
タ出力回路607は、カウンタ606からの出力を、ク
ロック2入力端子403から入力されるクロック信号の
パルス毎に、乗算回路604へ出力する。
【0035】一方、図1において、周囲光検出回路12
0は、テレビジョン受像機の周囲の明るさを検出し、そ
の検出結果を制御回路121へ供給する。
【0036】制御回路121は、ノイズ検出回路11
6、白ピーク検出回路117、黒ピーク検出回路11
8、平均輝度検出回路119、周囲光検出回路120か
ら出力されるそれぞれのデータを基に、YNR回路10
4、輪郭補正回路105、CNR回路106、ビデオク
ロマ回路107、ガンマ補正回路108を制御するそれ
ぞれの制御信号を設定、出力し、映像制御を行う。さら
に、ユーザー設定入力端子123から入力される信号に
より、ユーザーの好みに応じた映像を得ることもでき
る。
【0037】制御回路121は、例えば、マイクロコン
ピュータから成り、各入力データをそのマイクロコンピ
ュータに取り込み、取り込んだ入力データを基に、以下
に示すような演算処理を行い、出力制御信号を設定す
る。
【0038】なお、制御回路121からの制御信号が、
ノイズ、白ピーク、黒ピーク、平均輝度、周囲光などの
映像情報を得た画面に対し制御をかけるには、映像情報
を得た1フィールド分の入力映像信号をフィールドメモ
リなどに一旦蓄えておくことにより実現できる。
【0039】制御回路121の具体的な動作は、例え
ば、図7に示したフローチャートに従って行なわれる。
同図において、ステップA2では、検出された平均輝度
レベルが予め設定された数段階のレベルのどのレベルに
属するかを判断し、ステップA3では、検出された白ピ
ークと黒ピークからダイナミックレンジを算出し、予め
設定された数段階のレベルのどのレベルに属するかを判
断する。同様に、ステップA4では、検出された周囲光
データについて、ステップA5では、検出されたノイズ
レベルについて、予め設定された数段階のレベルのどの
レベルに属するかをそれぞれ判断する。ステップA6で
は、ステップA2、ステップA3、ステップA4、ステ
ップA5でレベルを判断された結果からコントラスト制
御信号を設定し、ステップA7ではブライト制御信号を
設定し、ステップA8ではガンマ補正制御信号を設定
し、ステップA9では輪郭補正制御信号を設定し、ステ
ップA10ではYNR、CNR制御信号を設定する。ス
テップA12のユーザー設定では、ユーザーの好みに応
じて、コントラスト、ブライト、輪郭補正量を変えられ
る。
【0040】ステップA2、ステップA3、ステップA
4、ステップA5で予め設定されるレベルを、例えば、
ステップA2では平均輝度レベルを高い、低い、その中
間の3段階に設定し、ステップA3ではダイナミックレ
ンジを広い、狭い、その中間の3段階に設定し、ステッ
プA4では周囲光を明るい、暗いの2段階に設定し、ス
テップA5ではノイズ検出量が多い、少ないの2段階に
設定したとする。
【0041】このとき、具体的な制御信号の設定とし
て、例えば、ステップA2で平均輝度が高く、ステップ
A3でダイナミックレンジが広いと判断された場合、ス
テップA6ではコントラストを大きく下げ、ステップA
7ではブライトを少し下げ、ステップA8ではガンマ補
正を弱くかけ、ステップA9では輪郭補正量を小さめに
するというような制御信号を設定する。さらに、ステッ
プA4で周囲光が明るいと判断された場合には、コント
ラスト、ブライトの下げ幅を上記設定よりやや小さく
し、暗いと判断された場合にはコントラスト、ブライト
の下げ幅を少し大きめにする。また、このとき、ステッ
プA5でノイズ検出量が多いと判断された場合には、ス
テップA10ではYNR、CNRをやや強めに、少なけ
れば弱めにかける制御信号を設定する。
【0042】上記と同様に、平均輝度が低くダイナミッ
クレンジが広い場合には、コントラストを小さく下げ、
ブライトを少し上げ、ガンマ補正をやや大きくかけ、輪
郭補正は強くかける。さらに周囲光が明るい場合には、
ブライトとガンマ補正量の上げ幅を上記設定よりやや大
きめにし、暗い場合にはコントラストの下げ幅を少なく
し、ガンマ補正量をさらに大きくする。YNR、CNR
はノイズ検出量が多ければ強めにかけ、少なければ弱く
かける。
【0043】また、平均輝度が高くダイナミックレンジ
が狭いときには、コントラストを大きく上げ、ブライト
を大きく下げ、ガンマ補正は小さくかける。これに加え
て周囲光が明るい場合には、ブライトの下げ幅を上記設
定よりやや少なめにし、暗い場合にはブライトの下げ幅
をさらに大きくする。
【0044】また、平均輝度が低くダイナミックレンジ
が狭い場合には、コントラストを大きく上げ、ブライト
を少し上げ、ガンマ補正を大きくかける。さらに周囲光
が明るい場合には、ブライトとガンマ補正量の上げ幅を
上記設定よりやや大きめにし、暗い場合にはコントラス
ト、ブライトの上げ幅を少なくする。YNR、CNRは
ノイズ検出量が多ければ強めにかけ、少なければ弱くか
ける。
【0045】以上の説明を、例えば、周囲光が明るい場
合のブライト制御に限って図示すると、図8のように表
すことができる。
【0046】上述の如く、ステップA2では平均輝度レ
ベルを高い、低い、その中間の3段階に設定し、ステッ
プA3ではダイナミックレンジを広い、狭い、その中間
の3段階に設定しているため、ブライトの制御量の特徴
点は9ポイントとなるが、実際の制御では、それら特徴
点の間に存在する無数の点も、特徴点から補間計算によ
り求めて、より滑らかな制御が行なえるようにしてい
る。なお、補間計算の方法としては、例えば、ファジィ
演算処理やニューロ演算処理など、データのあいまいさ
や非線形関数が表現できる方法を用いて実現できる。
【0047】以上のように、図7に示すようなフローチ
ャートとすることで、コントラスト、ブライト、ガンマ
補正、輪郭補正、YNR、CNRの各制御設定は任意に
変えることができる。
【0048】また、図7に示すフローチャートでは記載
していないが、カラー制御についても同様にして処理す
ることができ、例えば、カラーコントラストを輝度コン
トラストと連動させたり、周囲光に応じて色温度を変更
させたりすることも可能である。
【0049】また、図7に示すフローチャートではシー
ケンシャルに入力情報を処理する方法で表したが、ステ
ップA2、ステップA3、ステップA4、ステップA5
及びステップA6、ステップA7、ステップA8、ステ
ップA9、ステップA10の処理は同時にできるので、
並列処理型のマイクロコンピュータや複数のマイクロコ
ンピュータを用いて実現しても良い。
【0050】次に、ガンマ補正回路108の具体例を図
9に示す。同図において、701はビデオクロマ回路1
07から供給される輝度信号の入力端子、702は制御
回路121から出力される制御信号の入力端子、703
はROMテーブル、704は出力端子である。
【0051】では、回路動作について説明する。入力端
子701から入力される輝度信号は、ROMテーブル7
03にアドレスとして入力され、入力端子702から入
力される制御信号に従ったデータを読みだし、出力端子
704に出力する。
【0052】図10は入力アドレスと出力データとの関
係の一例を示す特性図であり、入力アドレス(横軸)に
対し、出力(縦軸)は、入力端子702から入力される
制御信号にしたがって、特性1、特性2、特性3のよう
な曲線のいずれかから選択した曲線に従う。
【0053】ガンマ補正回路108をROMテーブルで
構成すると、ディジタルテレビのようにテレビジョン信
号をディジタルで扱う場合に高集積化、信頼性向上に効
果的である。
【0054】ここでは、ガンマ補正回路108の例とし
てROMテーブルを用いた回路を示したが、トランジス
タやダイオードなどの非線形素子を用いた回路によって
も実現できる。
【0055】次に、データ検出領域設定回路113の具
体例を図11に示す。この回路は、白ピーク検出回路1
17、黒ピーク検出回路118、平均輝度検出回路11
9が、ローパスフィルタ114の出力映像信号から白ピ
ーク、黒ピーク、平均輝度検出を行うデータ検出領域を
入力される映像サイズに応じて設定し、データ検出領域
を限定する信号を白ピーク検出回路117、黒ピーク検
出回路118、平均輝度検出回路119へ出力する回路
である。
【0056】同図において、122はクロック入力端
子、111は水平同期(H同期)信号入力端子、112
は垂直同期(V同期)信号入力端子、901は水平同期
信号カウンタ(Hカウンタ)、902は垂直同期信号カ
ウンタ(Vカウンタ)、903はHデコーダ、904は
Vデコーダ、905はAND回路、906は出力端子、
907は映像信号入力端子、908は映像サイズ検出回
路、909はデコード値切り替え回路である。
【0057】では、回路動作を説明する。Hカウンタ9
01は、H同期信号入力端子111から入力された水平
同期信号を始点としてクロック入力端子122から入力
されるクロックの数をカウントする。Hデコーダ903
は、Hカウンタ901から出力されたカウント数をデコ
ードし、あるカウント値からあるカウント値までハイレ
ベルを出力する。Hデコーダ903のデコード値は、デ
コード値切り替え回路909で設定されるデコード値に
任意に変えることができる。
【0058】また、Vカウンタ902は、V同期信号入
力端子112から入力された垂直同期信号を始点とし、
H同期信号入力端子111から入力されるH同期信号を
クロックとしてそのクロック数をカウントする。Vデコ
ーダ904は、Vカウンタ902から出力されたカウン
ト数をデコードし、あるカウント値からあるカウント値
までハイレベルを出力する。Vカウンタ902のデコー
ド値は、デコード値切り替え回路909で設定されるデ
コード値に任意に変えることができる。
【0059】そして、AND回路905は、Hデコーダ
903の出力とVデコーダ904の出力が入力され、そ
の2入力が共にハイレベルであれば出力端子906へハ
イレベルを出力し、それ以外ではローレベルを出力す
る。
【0060】このように、データ検出領域の水平方向の
領域設定はHデコーダ903で決定され、垂直方向の領
域設定はVデコーダ904で決定される。そして、決定
されたデータ検出領域内、即ちHデコーダとVデコーダ
が共にハイレベルを出力している間はAND回路905
は出力端子906へハイレベルを出力し、データ検出領
域外ではローレベルを出力する。
【0061】映像サイズ検出回路908は、映像信号入
力端子907から映像信号と、Hカウンタ901の出力
と、Vカウンタ902の出力が入力され、例えば、図1
2に示すような5箇所の映像サイズ検出範囲の映像信号
レベルから映像サイズを検出し、デコード値切り替え回
路909に出力する。図12において、領域Aは上部の
映像サイズ検出範囲、領域Bは下部の映像サイズ検出範
囲、領域Cは左部の映像サイズ検出範囲、領域Dは右部
の映像サイズ検出範囲、領域Sは中央の映像サイズ検出
範囲を示す。
【0062】次に、映像サイズ検出回路908の具体例
を図13に示す。この映像サイズ検出回路908では、
映像サイズの検出は、図12に示した上下2箇所の映像
サイズ検出範囲(領域A,B)あるいは左右2箇所の映
像サイズ検出範囲(領域C,D)と、中央の映像サイズ
検出範囲(領域S)の組合せで行う。例えば、上下2箇
所の映像サイズ検出範囲にある映像信号のうち、所定の
輝度レベル以下のデータ数の全体に占める割合が所定の
値以下で、しかも、中央の映像サイズ検出範囲内の映像
信号の平均輝度レベルが所定のレベル以上の場合、画面
の上下が黒く中央は明るい、即ち画面の上下が黒帯部分
である映像サイズであると判断する。また、上下2箇所
の映像サイズ検出範囲と中央の映像サイズ検出範囲内の
映像信号が共にある輝度レベル以下の場合は、画面全体
に暗い場面が映し出されているとして、通常サイズであ
ると判断する。
【0063】図13において、1、2は入力端子、3、
5、7、9、11はHデコーダ、4、6、8、10、1
2はVデコーダ、13、14、15、16、17はAN
D回路、18、19、20、21、22はスイッチ、2
3は輝度信号設定レベルd、24は輝度信号設定レベル
u、25、26、27、28、29は比較回路、30、
31、32、33、34はカウンタ、35、36、3
7、38、39はカウンタ出力回路、40、41はAN
D回路、42、43は出力端子である。
【0064】では、回路動作を説明する。3、5、7、
9、11のHデコーダには入力端子1からHカウンタ9
01の出力が入力され、4、6、8、10、12のVデ
コーダには入力端子2からVカウンタの出力が入力され
る。Hデコーダ3とVデコーダ4の出力信号はAND回
路13に入力され、AND回路13の出力信号(信号A
とする)が、図12に示した5箇所の映像サイズ検出範
囲のうち、上部の映像サイズ検出範囲(領域A)でハイ
レベルを出力するように、Hデコーダ3とVデコーダ4
のデコード値は設定されている。
【0065】同様に、図12に示した5箇所の映像サイ
ズ検出範囲のうち、Hデコーダ5とVデコーダ6の出力
によりAND回路14の出力信号(信号Bとする)は下
部の映像サイズ検出範囲(領域B)で、Hデコーダ7と
Vデコーダ8の出力によりAND回路15の出力信号
(信号Cとする)は左部の映像サイズ検出範囲(領域
C)で、Hデコーダ9とVデコーダ10の出力によりA
ND回路16の出力信号(信号Dとする)は右部の映像
サイズ検出範囲(領域D)で、Hデコーダ11とVデコ
ーダ12の出力によりAND回路17の出力信号(信号
Sとする)は中央の映像サイズ検出範囲(領域S)でハ
イレベルを出力するように、各デコーダのデコード値は
設定されている。
【0066】これらのデコーダ3、4、5、6、7、
8、9、10、11、12のデコード値を変えることに
より、あるいはデコーダをさらに追加または削除するこ
とにより、図12に示した5箇所の映像サイズ検出範囲
と映像サイズ検出範囲の箇所数を任意に変えることがで
きる。
【0067】スイッチ18はAND回路13の出力から
ハイレベルが入力されたときのみ、入力端子907から
入力される映像信号を比較回路25へ供給する。スイッ
チ19、20、21、22も同様に、入力端子907か
らの映像信号を、比較回路26、27、28、29へ供
給するかしないかのオン・オフをする。
【0068】比較回路25は、スイッチ18を介して入
力される映像信号の輝度レベルが、輝度信号設定レベル
d23から出力される信号と比較して低ければ、カウン
タ30に信号を出力する。カウンタ30は比較回路25
から信号が出力された回数をカウントし、カウント値を
カウンタ出力回路35に出力する。カウンタ出力回路3
5は、カウンタ30からのカウント値がある値以上の
時、AND回路40へハイレベルを出力する。比較回路
26、27、28、スイッチ19、20、21、カウン
タ31、32、33、カウンタ出力回路36、37、3
8も同様の動作をする。ただし、カウンタ出力回路3
5、36の出力はAND回路40へ、カウンタ出力回路
37、38の出力はAND回路41へ送られる。
【0069】比較回路29は、スイッチ22を介して入
力される映像信号の輝度レベルが、輝度信号設定レベル
u24から出力される信号と比較して高ければ、カウン
タ34に信号を出力する。カウンタ34は比較回路29
から信号が出力された回数をカウントし、カウント値を
カウンタ出力回路39に出力する。カウンタ出力回路3
9は、カウンタ34からのカウント値がある値以上の
時、AND回路40とAND回路41へハイレベルを出
力する。
【0070】AND回路40は、画面の上下に黒帯があ
る映像サイズである時、入力はすべてハイレベルとな
り、出力端子42にハイレベルを出力する。AND回路
41も同様に、画面の左右に黒帯がある映像サイズであ
る時、入力はすべてハイレベルとなり、出力端子43に
ハイレベルを出力する。これらの条件以外では、出力端
子42、43のどちらにもハイレベルが出力されず、通
常サイズであると判断する。したがって、この回路では
図12に示した5箇所の映像サイズ検出範囲にある映像
信号レベルから、画面の上下に黒帯がある映像サイズで
あるか、画面の左右に黒帯がある映像サイズであるか、
通常サイズであるかを検出する。
【0071】デコード値切り替え回路909は、映像サ
イズ検出回路908から供給される入力画面のサイズ検
出結果に応じて、Hデコーダ903とVデコーダ904
へそれぞれのデコード値を決定する信号を出力する。
【0072】ここで、映像サイズ検出回路908で入力
画面が通常サイズである判断した場合、データ検出領域
設定回路113によって設定されるデータ検出領域は入
力信号の映像全部分としても良いが、映像信号の重要情
報領域が入力映像の中心付近にあることを考慮して、図
14に示すような一部分をデータ検出領域とすることも
考えられる。また、上下部が黒帯である画面と検出され
た場合には、例えば、黒帯部分を除いた領域をデータ検
出領域とする等、デコード値切り替え回路909により
任意の領域設定をすることができる。
【0073】入力画面の上下あるいは左右に黒帯部分が
現れる場合、黒帯部分と黒帯以外の部分の2領域に分
け、黒帯部分からは白ピーク・黒ピークを検出をし、黒
帯部分以外の領域からは白ピーク・黒ピーク・平均輝度
を検出し、各領域についてそれぞれの検出データを基に
制御回路121で別々に制御をかけることもできる。こ
の場合、黒帯部分の黒ピーク・白ピーク検出は、黒帯の
黒レベルと字幕があれば字幕文字の白レベル検出に対応
でき、黒帯部分の黒浮きや、字幕文字のブルーミングを
防ぐことができる。
【0074】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0075】図15は本発明の第2の実施例を示すブロ
ック図で、301、302、303は微分回路であり、
その他の回路は図1と同様である。
【0076】本実施例の特徴は、微分回路301、30
2、303で、白ピーク・黒ピーク・平均輝度の検出時
間毎の変化量を検出できるので、白ピーク・黒ピーク・
平均輝度が急に大きく変化した時には、検出した白ピー
ク・黒ピーク・平均輝度により設定される制御をより大
きくかけることにより制御回路121による各制御の応
答の遅れを改善することができ、より性能を向上させる
ことができる。
【0077】微分回路301、302、303はそれぞ
れ遅延素子と減算器からなり、白ピーク検出回路11
7、黒ピーク検出回路118、平均輝度検出回路119
の出力を微分し、微分した結果を制御回路121に出力
する。制御回路121は、周囲光データと、ノイズ検出
回路116、白ピーク検出回路117、黒ピーク検出回
路118、平均輝度検出回路119の出力に加えて、微
分回路301、302、303の出力も考慮して、YN
R回路104、輪郭補正回路105、CNR回路10
6、ビデオクロマ回路107、ガンマ補正回路108を
制御する制御信号を設定する。各微分回路は、検出した
白ピーク・黒ピーク・平均輝度の値が1回前の検出値に
比べ大きく異なるとき、そのとき検出した白ピーク・黒
ピーク・平均輝度により設定される制御をより大きくか
ける。こうすることにより、画面の白ピーク・黒ピーク
・平均輝度が急に大きく変化したときでも、制御回路1
21による各制御の応答の遅れを改善することができ
る。
【0078】
【発明の効果】以上、本発明によれば、入力映像信号か
ら正確に映像情報を検出し、映像の変化に応じて、常に
最良の映像状態が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】既提案例におけるテレビジョン受像機の映像制
御手段の概略を示すブロック図である。
【図3】図2のサンプリング手段によるサンプリング点
の一例を示す説明図である。
【図4】図1の白ピーク検出回路の具体例を示すブロッ
ク図である。
【図5】図1の黒ピーク検出回路の具体例を示すブロッ
ク図である。
【図6】図1の平均輝度検出回路の具体例を示すブロッ
ク図である。
【図7】図1の制御回路による制御動作の流れを示すフ
ローチャートである。
【図8】図1の制御回路によるブライト制御方法の一例
を示す説明図である。
【図9】図1のガンマ補正回路の具体例を示すブロック
図である。
【図10】図1のガンマ補正回路における入力アドレス
と出力データとの関係の一例を示す特性図である。
【図11】図1のデータ検出領域設定回路の具体例を示
すブロック図である。
【図12】図11の映像サイズ検出回路による映像サイ
ズ検出範囲の一例を示す説明図である。
【図13】図11の映像サイズ検出回路の具体例を示す
ブロック図である。
【図14】図1のデータ検出領域設定回路によるデータ
検出範囲の一例を示す説明図である。
【図15】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
101…アンテナ、102…チューナ、103…映像輝
度信号色信号分離回路(Y/C分離回路)、104…輝
度信号雑音低減回路(YNR回路)、105…輪郭補正
回路(ENH回路)、106…色信号雑音低減回路(C
NR回路)、107…ビデオクロマ回路、108…ガン
マ補正回路、109…RGB変換回路、110…ブラウ
ン管、111…水平同期信号(H同期信号)入力端子、
112…垂直同期信号(V同期信号)入力端子、113
…データ検出領域設定回路、114…ローパスフィルタ
(LPF)、115…クロック発生回路、116…ノイ
ズ検出回路、117…白ピーク検出回路、118…黒ピ
ーク検出回路、119…平均輝度検出回路、120…周
囲光検出回路、121…制御回路、122…クロック
(CLK)入力端子、123…ユーザー設定入力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平畠 茂 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された映像信号からノイズを検出
    し、その検出結果を検出信号として出力するノイズ検出
    手段と、前記映像信号から分離された輝度信号を入力
    し、該輝度信号の低周波数成分を通過させて出力すると
    共に、その通過帯域が前記ノイズ検出手段から出力され
    た検出信号に応じて変化するローパスフィルタと、前記
    映像信号によって画面上に映像を表示する表示手段と、
    前記画面上におけるデータ検出領域を設定するデータ検
    出領域設定手段と、前記ローパスフィルタから出力され
    た信号を入力し、前記データ検出領域設定手段によって
    設定された前記データ検出領域に対応した部分の、前記
    信号の特徴を検出して、その検出結果を検出信号として
    出力する特徴検出手段と、当該テレビジョン受像機の周
    囲の明るさを検出し、その検出結果を検出信号として出
    力する周囲光検出手段と、前記映像を制御する映像制御
    手段と、前記ノイズ検出手段から出力された検出信号と
    前記特徴検出手段から出力された検出信号と前記周囲光
    検出手段から出力された検出信号とに基づいて、前記映
    像制御手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴
    とするテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 入力された映像信号からノイズを検出
    し、その検出結果を検出信号として出力するノイズ検出
    手段と、前記映像信号から分離された輝度信号を入力
    し、該輝度信号の低周波数成分を通過させて出力すると
    共に、その通過帯域が前記ノイズ検出手段から出力され
    た検出信号に応じて変化するローパスフィルタと、前記
    映像信号によって画面上に映像を表示する表示手段と、
    前記画面上におけるデータ検出領域を設定するデータ検
    出領域設定手段と、前記ローパスフィルタから出力され
    た信号を入力し、前記データ検出領域設定手段によって
    設定された前記データ検出領域に対応した部分の、前記
    信号の特徴を検出して、その検出結果を検出信号として
    出力する特徴検出手段と、該特徴検出手段から出力され
    た検出信号を入力し、該検出信号を微分して微分信号と
    して出力する微分手段と、当該テレビジョン受像機の周
    囲の明るさを検出し、その検出結果を検出信号として出
    力する周囲光検出手段と、前記映像を制御する映像制御
    手段と、前記ノイズ検出手段から出力された検出信号と
    前記特徴検出手段から出力された検出信号と前記微分手
    段から出力された微分信号と前記周囲光検出手段から出
    力された検出信号とに基づいて、前記映像制御手段を制
    御する制御手段と、を備えたことを特徴とするテレビジ
    ョン受像機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のテレビジョン
    受像機において、前記特徴検出手段は、前記ローパスフ
    ィルタから出力された信号を入力し、該信号の最大値を
    検出する白ピーク検出手段と、前記ローパスフィルタか
    ら出力された信号を入力し、該信号の最小値を検出する
    黒ピーク検出手段と、前記ローパスフィルタから出力さ
    れた信号を入力し、該信号から平均輝度レベルを検出す
    る平均輝度検出手段と、を含むことを特徴とするテレビ
    ジョン受像機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のテレビジョン受像機に
    おいて、前記ローパスフィルタは、前記通過帯域とし
    て、前記ノイズ検出手段から出力された検出信号に応じ
    て各々独立に変化する少なくとも2つの通過帯域を有
    し、前記白ピーク検出手段には、一方の通過帯域を通過
    した信号を、前記黒ピーク検出手段には、他方の通過帯
    域を通過した信号を、それぞれ入力するようにしたこと
    を特徴とするテレビジョン受像機。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載のテレビジョン
    受像機において、前記映像制御手段は、前記映像の輪郭
    補正制御、カラー制御、ブライト制御、コントラスト制
    御またはガンマ補正制御のうち、少なくとも一つの制御
    を行なうことを特徴とするテレビジョン受像機。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載のテレビジョン
    受像機において、前記制御手段は、マイクロコンピュー
    タで構成されていることを特徴とするテレビジョン受像
    機。
  7. 【請求項7】 請求項1または2に記載のテレビジョン
    受像機において、前記データ検出領域設定手段は、前記
    映像のサイズを検出する映像サイズ検出手段を備え、該
    映像サイズ検出手段により検出された前記映像のサイズ
    に応じて、前記データ検出領域を設定することを特徴と
    するテレビジョン受像機。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のテレビジョン受像機に
    おいて、前記映像サイズ検出手段は、前記画面上におけ
    る上下左右及び中央の計5箇所の検出範囲に対応した部
    分の、前記映像信号の信号レベルから、前記映像のサイ
    ズを検出することを特徴とするテレビジョン受像機。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のテレビジョン受像機に
    おいて、前記映像サイズ検出手段は、前記画面上におけ
    る前記映像の上下あるいは左右に黒帯があるか否かを検
    出し、該黒帯がない場合には前記映像のサイズを第1の
    サイズであると、前記黒帯がある場合には前記映像のサ
    イズを第2のサイズであると、それぞれ検出すると共
    に、前記映像サイズ検出手段が前記映像サイズを第1の
    サイズであると検出した場合には、前記データ検出領域
    設定手段は前記画面全体を前記データ検出領域として設
    定し、前記映像サイズ検出手段が前記映像サイズを第2
    のサイズであると検出した場合には、前記データ検出領
    域設定手段は前記画面上の一部分を前記データ検出領域
    として設定することを特徴とするテレビジョン受像機。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載のテレビジョン受像機
    において、前記映像サイズ検出手段は、前記画面上にお
    ける前記映像の上下あるいは左右に黒帯があるか否かを
    検出し、該黒帯がない場合には前記映像のサイズを第1
    のサイズであると、前記黒帯がある場合には前記映像の
    サイズを第2のサイズであると、それぞれ検出すると共
    に、前記映像サイズ検出手段が前記映像サイズを第2の
    サイズであると検出した場合には、前記データ検出領域
    設定手段は、前記データ検出領域を前記画面上の黒帯部
    分と映像部分とにそれぞれ分けて設定し、前記特徴検出
    手段は、前記データ検出領域設定手段により前記画面上
    の黒帯部分について設定された前記データ検出領域に対
    応した部分の、前記信号の最大値及び最小値と、前記画
    面上の映像部分について設定された前記データ検出領域
    に対応した部分の、前記信号の最大値及び最小値と、を
    それぞれ検出し、前記制御手段は、前記画面上の黒帯部
    分及び映像部分の制御に関する前記映像制御手段の制御
    については、少なくとも、前記特徴検出手段から出力さ
    れた検出信号のうち、前記画面上の黒帯部分及び映像部
    分についてそれぞれ検出された前記信号の最大値及び最
    小値の情報に基づいて、前記映像制御手段を制御するよ
    うにしたことを特徴とするテレビジョン受像機。
  11. 【請求項11】 請求項1または2に記載のテレビジョ
    ン受像機において、前記データ検出領域設定手段は、前
    記画面上の中央部分のみを前記データ検出領域として設
    定することを特徴とするテレビジョン受像機。
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