JP2003142057A - 電池収納容器およびそれに用いられるカセット容器 - Google Patents
電池収納容器およびそれに用いられるカセット容器Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Packages (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 充放電工程で用いられると共に電池を移し替
えることなくそのまま出荷用容器としても用いることが
でき、1つの出荷用容器内に異なる仕様の電池を詰め合
わせて出荷したり1ロットごとに独立して管理すること
ができ、かつ構造が簡易で軽量で低コストに製造するこ
とや電池の仕様変更に対して簡便に短納期で対応可能な
電池収納容器およびそれに用いられるカセット容器を提
供する。 【解決手段】 本発明の電池収納容器は、リチウムイオ
ン二次電池300を出入可能な開口を有する箱状または
凹状の複数の仕切板120を外箱110の内部に備えて
おり、リチウムイオン二次電池300を仕切板120で
仕切られた一つの間隙ごとに一個ずつ、リード電極30
1a,bが同一方向に揃うように収納する、難燃性材料
からなるカセット容器100と、そのカセット容器10
0を複数個並列して収容する外枠収容体200とを備え
ている。
えることなくそのまま出荷用容器としても用いることが
でき、1つの出荷用容器内に異なる仕様の電池を詰め合
わせて出荷したり1ロットごとに独立して管理すること
ができ、かつ構造が簡易で軽量で低コストに製造するこ
とや電池の仕様変更に対して簡便に短納期で対応可能な
電池収納容器およびそれに用いられるカセット容器を提
供する。 【解決手段】 本発明の電池収納容器は、リチウムイオ
ン二次電池300を出入可能な開口を有する箱状または
凹状の複数の仕切板120を外箱110の内部に備えて
おり、リチウムイオン二次電池300を仕切板120で
仕切られた一つの間隙ごとに一個ずつ、リード電極30
1a,bが同一方向に揃うように収納する、難燃性材料
からなるカセット容器100と、そのカセット容器10
0を複数個並列して収容する外枠収容体200とを備え
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池収納容器および
それに用いられるカセット容器に関する。
それに用いられるカセット容器に関する。
【0002】
【従来の技術】薄型や平角型などのリチウムイオン二次
電池は、製造ラインで製造された後、出荷されるに際し
て、充放電工程で難燃性材料からなる耐熱・耐火特性の
優れた専用容器に収容されて、所定の初期充放電処理を
施される。そしてその充放電処理が完了した後、それま
で収容されていた専用容器から、いわゆる運搬用パレッ
トのような構造が簡易で軽量であり、また低コストに作
製することができる出荷用容器(使い捨て容器あるいは
通い容器)へと移し替えられて、その運搬用パレットご
と出荷されて納入先へと運搬される、という流れとなっ
ていた。このため、充放電工程でリチウムイオン二次電
池を収容する専用容器と、運搬用パレットのような出荷
用容器との、2種類の容器が必要であり、しかもそれら
2つの容器の間でリチウムイオン二次電池を移し替える
手間が掛かる。
電池は、製造ラインで製造された後、出荷されるに際し
て、充放電工程で難燃性材料からなる耐熱・耐火特性の
優れた専用容器に収容されて、所定の初期充放電処理を
施される。そしてその充放電処理が完了した後、それま
で収容されていた専用容器から、いわゆる運搬用パレッ
トのような構造が簡易で軽量であり、また低コストに作
製することができる出荷用容器(使い捨て容器あるいは
通い容器)へと移し替えられて、その運搬用パレットご
と出荷されて納入先へと運搬される、という流れとなっ
ていた。このため、充放電工程でリチウムイオン二次電
池を収容する専用容器と、運搬用パレットのような出荷
用容器との、2種類の容器が必要であり、しかもそれら
2つの容器の間でリチウムイオン二次電池を移し替える
手間が掛かる。
【0003】また、上記のような従来の充放電専用容器
や出荷用容器は、外形寸法が例えば縦50[cm]×横
45[cm]程度と大型で、例えば10[cm]以上と
深い造型の金型を用いた射出成形などによって形成され
たもので、リチウムイオン二次電池をほぼ垂直に立てる
ようにして収容するものであった。
や出荷用容器は、外形寸法が例えば縦50[cm]×横
45[cm]程度と大型で、例えば10[cm]以上と
深い造型の金型を用いた射出成形などによって形成され
たもので、リチウムイオン二次電池をほぼ垂直に立てる
ようにして収容するものであった。
【0004】このため、金型の製造に手間およびコスト
が掛かる。また、充放電専用容器や出荷用容器は、その
ような大型金型を用いた射出成形によって製造されるの
で、冷却性能が低くなる傾向にあり、短サイクルでの製
造が困難である。
が掛かる。また、充放電専用容器や出荷用容器は、その
ような大型金型を用いた射出成形によって製造されるの
で、冷却性能が低くなる傾向にあり、短サイクルでの製
造が困難である。
【0005】また、上記のような従来の充放電専用容器
や出荷用容器は、多量の電池を一つの容器内に収容する
ことが可能である反面、あらかじめ定められた特定の外
形寸法や形状の(つまり1種類の)リチウムイオン二次
電池のみしか収容することができないので、例えば1ロ
ット当りが少量で多品種に亘る電池を1つの出荷用容器
内に詰め合わせて出荷することなどは、実質的に不可能
である。また、1つの出荷用容器内で電池を1ロットご
とに独立して管理することは困難である。
や出荷用容器は、多量の電池を一つの容器内に収容する
ことが可能である反面、あらかじめ定められた特定の外
形寸法や形状の(つまり1種類の)リチウムイオン二次
電池のみしか収容することができないので、例えば1ロ
ット当りが少量で多品種に亘る電池を1つの出荷用容器
内に詰め合わせて出荷することなどは、実質的に不可能
である。また、1つの出荷用容器内で電池を1ロットご
とに独立して管理することは困難である。
【0006】また、リチウムイオン二次電池が仕様変更
された場合などには、金型から新たに製造し直さなけれ
ばならず、そのための多大な手間や高いコストが掛か
り、金型の新製に長い納期が必要で、仕様変更に簡便に
対応することができない。
された場合などには、金型から新たに製造し直さなけれ
ばならず、そのための多大な手間や高いコストが掛か
り、金型の新製に長い納期が必要で、仕様変更に簡便に
対応することができない。
【0007】また、従来の充放電専用容器や出荷用容器
は、大型金型を用いた深い造型の射出成形によって作製
されるものであるため、金型にいわゆる抜き勾配を設け
ることが必要となり、これに起因して、容器内における
リチウムイオン二次電池の収容効率が低下してしまう。
は、大型金型を用いた深い造型の射出成形によって作製
されるものであるため、金型にいわゆる抜き勾配を設け
ることが必要となり、これに起因して、容器内における
リチウムイオン二次電池の収容効率が低下してしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目
的は、充放電工程で用いられると共に電池を移し替える
ことなくそのまま出荷用容器としても用いることがで
き、かつ多品種に亘る電池を1つの出荷用容器内に詰め
合わせて出荷することや、電池を1ロットごとに独立し
て管理することができ、しかも構造が簡易で軽量で低コ
ストに製造することができ、またリチウムイオン二次電
池の仕様変更に対して簡便に短納期で対応することがで
きる、電池収納容器およびそれに用いられるカセット容
器を提供することにある。
な従来の技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目
的は、充放電工程で用いられると共に電池を移し替える
ことなくそのまま出荷用容器としても用いることがで
き、かつ多品種に亘る電池を1つの出荷用容器内に詰め
合わせて出荷することや、電池を1ロットごとに独立し
て管理することができ、しかも構造が簡易で軽量で低コ
ストに製造することができ、またリチウムイオン二次電
池の仕様変更に対して簡便に短納期で対応することがで
きる、電池収納容器およびそれに用いられるカセット容
器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による電池収納容
器は、外装容器と、その中に収容された発電要素と、発
電要素に一端が接続されており他端が外装容器の外部へ
と露出するように設けられたリード電極とを備えた電池
を複数個出入可能に収容する、開口を一面に有した略箱
体状の外箱を備えた、カセット容器であって、一面に電
池を出入可能な開口を有する箱状または凹状の複数個の
カセットまたは複数個の仕切板を外箱の内部に備えてお
り、電池をカセットのそれぞれに一個ずつ、または仕切
板で仕切られた一つの間隙ごとに一個ずつ、リード電極
が同一方向に揃うように収納する、または電池が所定の
規則性に則した姿勢に保たれるように収納する、難燃性
材料からなるカセット容器と、そのカセット容器を複数
個並列または積み重ねて収容する外枠収容体とを備えて
いる。
器は、外装容器と、その中に収容された発電要素と、発
電要素に一端が接続されており他端が外装容器の外部へ
と露出するように設けられたリード電極とを備えた電池
を複数個出入可能に収容する、開口を一面に有した略箱
体状の外箱を備えた、カセット容器であって、一面に電
池を出入可能な開口を有する箱状または凹状の複数個の
カセットまたは複数個の仕切板を外箱の内部に備えてお
り、電池をカセットのそれぞれに一個ずつ、または仕切
板で仕切られた一つの間隙ごとに一個ずつ、リード電極
が同一方向に揃うように収納する、または電池が所定の
規則性に則した姿勢に保たれるように収納する、難燃性
材料からなるカセット容器と、そのカセット容器を複数
個並列または積み重ねて収容する外枠収容体とを備えて
いる。
【0010】また、本発明によるカセット容器は、外装
容器とその中に収容された発電要素と発電要素に一端が
接続されており他端が外装容器の外部へと露出するよう
に設けられたリード電極とを備えた電池を複数個出入可
能に収容する、開口を一面に有した略箱体状の外箱を備
えており、外枠収容体の中に複数個並列または積み重ね
て収容されて用いられる、難燃性材料からなるカセット
容器であって、一面に電池を出入可能な開口を有する箱
状または凹状の複数個のカセットまたは複数個の仕切板
を外箱の内部に備えており、電池をカセットのそれぞれ
に一個ずつ、または仕切板で仕切られた一つの間隙ごと
に一個ずつ、リード電極が同一方向に揃うように収納す
る、または電池が所定の規則性に則した姿勢に保たれる
ように収納する、というものである。
容器とその中に収容された発電要素と発電要素に一端が
接続されており他端が外装容器の外部へと露出するよう
に設けられたリード電極とを備えた電池を複数個出入可
能に収容する、開口を一面に有した略箱体状の外箱を備
えており、外枠収容体の中に複数個並列または積み重ね
て収容されて用いられる、難燃性材料からなるカセット
容器であって、一面に電池を出入可能な開口を有する箱
状または凹状の複数個のカセットまたは複数個の仕切板
を外箱の内部に備えており、電池をカセットのそれぞれ
に一個ずつ、または仕切板で仕切られた一つの間隙ごと
に一個ずつ、リード電極が同一方向に揃うように収納す
る、または電池が所定の規則性に則した姿勢に保たれる
ように収納する、というものである。
【0011】本発明による電池収納容器またはカセット
容器では、まずカセット容器が難燃性材料から形成され
ているので、例えばこのカセット容器に電池を収容した
状態でその電池に充放電を行った際などに、何らかの原
因で電池が発熱したり発火したとしても、このカセット
容器は火災を引き起こすことがなく安全である。ここ
で、カセット容器を収容する外枠収容体についても、カ
セット容器と同様に難燃性材料からなるものとすること
が、より望ましいものであることは言うまでもないが、
カセット容器で天地からの発熱や発火がその外側へと拡
散することを実質的に確実に防ぐことができる場合に
は、外枠収容体については難燃性材料以外の材料からな
るものとしてもよい。また、カセット容器およびカセッ
トならびに仕切板は、電池のリード電極と接触する確率
が高いので、正・負の両リード電極が短絡することを防
ぐために、電気的絶縁性材料からなるものとすることが
望ましい。
容器では、まずカセット容器が難燃性材料から形成され
ているので、例えばこのカセット容器に電池を収容した
状態でその電池に充放電を行った際などに、何らかの原
因で電池が発熱したり発火したとしても、このカセット
容器は火災を引き起こすことがなく安全である。ここ
で、カセット容器を収容する外枠収容体についても、カ
セット容器と同様に難燃性材料からなるものとすること
が、より望ましいものであることは言うまでもないが、
カセット容器で天地からの発熱や発火がその外側へと拡
散することを実質的に確実に防ぐことができる場合に
は、外枠収容体については難燃性材料以外の材料からな
るものとしてもよい。また、カセット容器およびカセッ
トならびに仕切板は、電池のリード電極と接触する確率
が高いので、正・負の両リード電極が短絡することを防
ぐために、電気的絶縁性材料からなるものとすることが
望ましい。
【0012】さらに、本発明による電池収納容器または
カセット容器では、カセット容器は、個々に独立して外
枠収容体の中に複数個並列または積み重ねて収容可能で
あることから、例えば1ロットの電池を1つのカセット
容器に収容するなどして、カセット容器ごとで独立して
外枠収容体に出し入れすることができるようにして、カ
セット容器ごとに電池を管理することなどが可能であ
る。
カセット容器では、カセット容器は、個々に独立して外
枠収容体の中に複数個並列または積み重ねて収容可能で
あることから、例えば1ロットの電池を1つのカセット
容器に収容するなどして、カセット容器ごとで独立して
外枠収容体に出し入れすることができるようにして、カ
セット容器ごとに電池を管理することなどが可能であ
る。
【0013】しかも、カセット容器を、外枠収容体に収
容されたときに上面となる一面に開口を有しており外形
が略箱体状である外箱と、その外箱の内側の空間内を所
定の間隔ごとに仕切ってその個々の間隔ごとに電池を収
容可能な間隙を形成する複数枚の仕切板であって、外箱
の内側に対して個々に独立して着脱可能で、かつ間隔が
可変に設定されている仕切板とを備えているものとする
ようにしてもよい。あるいは、カセット容器を、外枠収
容体に収容されたときに上面となる一面に開口を有して
おり外形が略箱体状である外箱と、外箱の内側の空間内
を所定の間隔ごとに仕切ってその個々の間隔ごとに電池
を収容可能な間隙を形成する仕切板であって、外箱の内
側に対して着脱可能で、一枚のシート状または板体状の
材料を規則的に折り曲げて形成された仕切板とを備えて
いるものとするようにしてもよい。あるいは、カセット
容器を、外枠収容体に収容されたときに上面となる一面
に開口を有しており外形が略箱体状である外箱と、外箱
の内側の空間内に個々に独立して着脱可能に収容され
る、一面に電池を出入可能な開口を有する箱状の複数個
のカセットとを備えているものとするようにしてもよ
い。あるいは、カセット容器を、1つの底面と2つの妻
面と2つの側面とが一繋がりに形成されており1つの底
面または2つの側面のうち少くともいずれか1面には所
定の間隔ごとに仕切板があらかじめ設けられている展開
体を折り曲げ加工して箱体状に組み立てることで外箱お
よび仕切板を形成されたものとするようにしてもよい。
あるいは1つの底面と2つの妻面と2つの側面とが別体
として形成されており、1つの底面または2つの側面の
うち少くともいずれか1面には所定の間隔ごとに仕切板
があらかじめ設けられている各面の材料を箱体状に組み
立てることで外箱および仕切板を形成されるようにして
もよい。
容されたときに上面となる一面に開口を有しており外形
が略箱体状である外箱と、その外箱の内側の空間内を所
定の間隔ごとに仕切ってその個々の間隔ごとに電池を収
容可能な間隙を形成する複数枚の仕切板であって、外箱
の内側に対して個々に独立して着脱可能で、かつ間隔が
可変に設定されている仕切板とを備えているものとする
ようにしてもよい。あるいは、カセット容器を、外枠収
容体に収容されたときに上面となる一面に開口を有して
おり外形が略箱体状である外箱と、外箱の内側の空間内
を所定の間隔ごとに仕切ってその個々の間隔ごとに電池
を収容可能な間隙を形成する仕切板であって、外箱の内
側に対して着脱可能で、一枚のシート状または板体状の
材料を規則的に折り曲げて形成された仕切板とを備えて
いるものとするようにしてもよい。あるいは、カセット
容器を、外枠収容体に収容されたときに上面となる一面
に開口を有しており外形が略箱体状である外箱と、外箱
の内側の空間内に個々に独立して着脱可能に収容され
る、一面に電池を出入可能な開口を有する箱状の複数個
のカセットとを備えているものとするようにしてもよ
い。あるいは、カセット容器を、1つの底面と2つの妻
面と2つの側面とが一繋がりに形成されており1つの底
面または2つの側面のうち少くともいずれか1面には所
定の間隔ごとに仕切板があらかじめ設けられている展開
体を折り曲げ加工して箱体状に組み立てることで外箱お
よび仕切板を形成されたものとするようにしてもよい。
あるいは1つの底面と2つの妻面と2つの側面とが別体
として形成されており、1つの底面または2つの側面の
うち少くともいずれか1面には所定の間隔ごとに仕切板
があらかじめ設けられている各面の材料を箱体状に組み
立てることで外箱および仕切板を形成されるようにして
もよい。
【0014】このようにすることにより、外枠収容体や
個々のカセット容器の外箱については仕様を変更するこ
となしに、電池の外形形状や寸法に対応して、個々のカ
セットの寸法や仕切板の配置間隔を簡易に低コストで変
更して、収容する電池に対して最適な収容状態および高
い収容効率を達成することが可能となる。また、それら
のカセットや仕切板は、製造すること自体からして簡易
で低コストに行うことが可能なものである。
個々のカセット容器の外箱については仕様を変更するこ
となしに、電池の外形形状や寸法に対応して、個々のカ
セットの寸法や仕切板の配置間隔を簡易に低コストで変
更して、収容する電池に対して最適な収容状態および高
い収容効率を達成することが可能となる。また、それら
のカセットや仕切板は、製造すること自体からして簡易
で低コストに行うことが可能なものである。
【0015】また、上記のうち展開体を折り曲げ加工し
て箱体状に組み立てることで外箱および仕切板を形成す
る場合や、別体の1つの底面と2つの妻面と2つの側面
とを組み立てて外箱および仕切板を形成する場合には、
2つの側面のそれぞれに、仕切板の半分ずつを略垂直に
外箱の内側に突出するように設けると共に、外箱の開口
から底面に向かっての所定の深さの位置で電池を係止す
る電池係止部を設けるようにしてもよい。
て箱体状に組み立てることで外箱および仕切板を形成す
る場合や、別体の1つの底面と2つの妻面と2つの側面
とを組み立てて外箱および仕切板を形成する場合には、
2つの側面のそれぞれに、仕切板の半分ずつを略垂直に
外箱の内側に突出するように設けると共に、外箱の開口
から底面に向かっての所定の深さの位置で電池を係止す
る電池係止部を設けるようにしてもよい。
【0016】このようにすることにより、仕切板の配置
ピッチや電池係止部の配置位置を変更するだけという、
極めて簡易な変更を施すだけで、カセット容器の寸法設
定を電池の寸法に対応したものとすることができる。
ピッチや電池係止部の配置位置を変更するだけという、
極めて簡易な変更を施すだけで、カセット容器の寸法設
定を電池の寸法に対応したものとすることができる。
【0017】あるいは、カセット容器を、電池を水平に
寝かせて、その電池のリード電極が同一方向に揃うよう
に収納する、または電池が所定の規則性に則した姿勢に
保たれるように収納する、複数の凹部を備えたトレイ状
のものとするようにしてもよい。このようにすることに
より、特に薄型や平角型の外形形状のリチウムイオン二
次電池などについて、高い空間利用効率で電池収納容器
の内部に収容することができる。しかも、そのようなト
レイ状のカセット容器は、難燃性素材からなる一枚のシ
ート材または板体材を、ヒートプレス加工またはバキュ
ームプレス加工によって形成することが可能であること
から、製造工程や仕様変更を極めて簡易で低コストに行
うことが可能となる。ここで、上記の「水平に寝かせ
て」とは、「このトレイ状の電池収納容器のほぼ平板的
な外形形状に対してほぼ平行な姿勢に電池の長手方向を
揃えて」といった意味である。換言すれば、この電池収
納容器がトレイ状で基本的に平板的な形状となってお
り、通常、電池をこのカセット容器に収容して運搬する
ために用いられる際には、このカセット容器を鉛直方向
に対して直角に(つまり水平に)保たれる。このような
ことから、上記では「水平に寝かせて」と表現している
ことは言うまでもない。
寝かせて、その電池のリード電極が同一方向に揃うよう
に収納する、または電池が所定の規則性に則した姿勢に
保たれるように収納する、複数の凹部を備えたトレイ状
のものとするようにしてもよい。このようにすることに
より、特に薄型や平角型の外形形状のリチウムイオン二
次電池などについて、高い空間利用効率で電池収納容器
の内部に収容することができる。しかも、そのようなト
レイ状のカセット容器は、難燃性素材からなる一枚のシ
ート材または板体材を、ヒートプレス加工またはバキュ
ームプレス加工によって形成することが可能であること
から、製造工程や仕様変更を極めて簡易で低コストに行
うことが可能となる。ここで、上記の「水平に寝かせ
て」とは、「このトレイ状の電池収納容器のほぼ平板的
な外形形状に対してほぼ平行な姿勢に電池の長手方向を
揃えて」といった意味である。換言すれば、この電池収
納容器がトレイ状で基本的に平板的な形状となってお
り、通常、電池をこのカセット容器に収容して運搬する
ために用いられる際には、このカセット容器を鉛直方向
に対して直角に(つまり水平に)保たれる。このような
ことから、上記では「水平に寝かせて」と表現している
ことは言うまでもない。
【0018】また、そのようなトレイ状のカセット容器
では、所定の厚さを有するベゼルを、重なり合うカセッ
ト容器どうし間に、そのカセット容器の周囲に当てがう
ようにして介在させて、一つの外枠収容体に複数のカセ
ット容器を積み重ねて収容することで、薄型または平角
型のリチウムイオン二次電池などの平坦な外形形状の電
池を高い収容効率で収容することが可能となる。
では、所定の厚さを有するベゼルを、重なり合うカセッ
ト容器どうし間に、そのカセット容器の周囲に当てがう
ようにして介在させて、一つの外枠収容体に複数のカセ
ット容器を積み重ねて収容することで、薄型または平角
型のリチウムイオン二次電池などの平坦な外形形状の電
池を高い収容効率で収容することが可能となる。
【0019】あるいは、そのようなトレイ状のカセット
容器をさらに水平方向にも並列して外枠収容体の中に収
容するようにしてもよい。このようにすることにより、
さらにきめ細かくトレイごとに電池を管理することが可
能となる。
容器をさらに水平方向にも並列して外枠収容体の中に収
容するようにしてもよい。このようにすることにより、
さらにきめ細かくトレイごとに電池を管理することが可
能となる。
【0020】なお、カセットまたは仕切板のそれぞれ
は、電池が挿入される際にその電池の表面と滑接してそ
の電池を所定の位置または姿勢へと導くと共に、カセッ
トまたは仕切板の構造的強度を補強するように突出した
形状に形成されたガイドリブを備えているようにしても
よい。
は、電池が挿入される際にその電池の表面と滑接してそ
の電池を所定の位置または姿勢へと導くと共に、カセッ
トまたは仕切板の構造的強度を補強するように突出した
形状に形成されたガイドリブを備えているようにしても
よい。
【0021】また、カセットまたは仕切板のそれぞれ
が、電池を収容した状態でその電池のリード電極に対し
て略平行に沿うように設けられてリード電極を外力に因
る折り曲げから保護するリード電極保護板を備えたもの
としてもよい。
が、電池を収容した状態でその電池のリード電極に対し
て略平行に沿うように設けられてリード電極を外力に因
る折り曲げから保護するリード電極保護板を備えたもの
としてもよい。
【0022】また、カセット容器と外枠収容体とが、互
いに嵌合されて互いの位置関係を定める複数の嵌合部を
備えており、その個々の嵌合部どうしの隣り合う間隔が
所定の規格に則して設定されており、カセット容器の外
形寸法に対応して、外枠収容体に設けられている全ての
嵌合部のうちから所定の個数が選択的に用いられてカセ
ット容器の嵌合部と嵌合されるように設定してもよい。
いに嵌合されて互いの位置関係を定める複数の嵌合部を
備えており、その個々の嵌合部どうしの隣り合う間隔が
所定の規格に則して設定されており、カセット容器の外
形寸法に対応して、外枠収容体に設けられている全ての
嵌合部のうちから所定の個数が選択的に用いられてカセ
ット容器の嵌合部と嵌合されるように設定してもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【0024】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る電池収納容器の概要構成を表した
ものである。この電池収納容器は、カセット容器100
と、そのカセット容器100を複数個並列して収容する
外枠収容体200とから、その主要部が構成されてい
る。
1の実施の形態に係る電池収納容器の概要構成を表した
ものである。この電池収納容器は、カセット容器100
と、そのカセット容器100を複数個並列して収容する
外枠収容体200とから、その主要部が構成されてい
る。
【0025】さらに詳細には、カセット容器100は、
例えば図5に一例を示したような、アルミ箔と合成樹脂
フィルムとをラミネートしたシート材を成形してなる外
装容器とその中に収容された発電要素である巻回電極体
(図示省略)とからなる電池本体302と、その巻回電
極体に一端が接続されており他端が外装容器の外側に露
出するように設けられたリード電極301a,bとを備
えた、いわゆる薄型または平角型のリチウムイオン二次
電池300を、複数個、出入可能に収容する開口を一面
に有した、ほぼ箱体状の外箱110と、その中に配設さ
れた仕切板120とを備えた、難燃性材料からなるカセ
ット容器100である。
例えば図5に一例を示したような、アルミ箔と合成樹脂
フィルムとをラミネートしたシート材を成形してなる外
装容器とその中に収容された発電要素である巻回電極体
(図示省略)とからなる電池本体302と、その巻回電
極体に一端が接続されており他端が外装容器の外側に露
出するように設けられたリード電極301a,bとを備
えた、いわゆる薄型または平角型のリチウムイオン二次
電池300を、複数個、出入可能に収容する開口を一面
に有した、ほぼ箱体状の外箱110と、その中に配設さ
れた仕切板120とを備えた、難燃性材料からなるカセ
ット容器100である。
【0026】このカセット容器100は、外枠収容体2
00に収容された状態での上面が開口となっている外箱
110の内部に、リチウムイオン二次電池300を出し
入れ可能な間隙を形成するように配列された複数枚の仕
切板120を、個々に独立して着脱可能に備えており、
その仕切板120で仕切られた一つの間隙ごとに一個ず
つ、リチウムイオン二次電池300をそのリード電極3
01a,bが鉛垂方向ほぼ下向きに揃うような姿勢に保
持して収納する。
00に収容された状態での上面が開口となっている外箱
110の内部に、リチウムイオン二次電池300を出し
入れ可能な間隙を形成するように配列された複数枚の仕
切板120を、個々に独立して着脱可能に備えており、
その仕切板120で仕切られた一つの間隙ごとに一個ず
つ、リチウムイオン二次電池300をそのリード電極3
01a,bが鉛垂方向ほぼ下向きに揃うような姿勢に保
持して収納する。
【0027】このカセット容器100を形成する難燃性
材料としては、例えば難燃性ポリカーボネート、難燃性
PET、ABS樹脂などが好適である。ただしこのよう
な実例として掲げたもののみには限定されないことは言
うまでもない。
材料としては、例えば難燃性ポリカーボネート、難燃性
PET、ABS樹脂などが好適である。ただしこのよう
な実例として掲げたもののみには限定されないことは言
うまでもない。
【0028】カセット容器100の内部に配列される仕
切板120は、例えば図2および図3ならびに図4に示
したような形状に形成されている。ここで、図2は仕切
板の斜視図、図3はそれを矢線Aの方向から見た正面
図、図4はそのほぼ中央部におけるB1−B2断面図で
ある。なお、図4では、図示の理解をより簡明なものと
するために、便宜的に断面部分については斜線を付して
示してある。
切板120は、例えば図2および図3ならびに図4に示
したような形状に形成されている。ここで、図2は仕切
板の斜視図、図3はそれを矢線Aの方向から見た正面
図、図4はそのほぼ中央部におけるB1−B2断面図で
ある。なお、図4では、図示の理解をより簡明なものと
するために、便宜的に断面部分については斜線を付して
示してある。
【0029】この仕切板120の外形は、図3に示した
ように、側面板121a,bには約1〜3度(度数表
記)程度の傾斜が設けられており、その底部の幅が収容
されるリチウムイオン二次電池300の幅とほぼ同じ寸
法に設定されていて、リチウムイオン二次電池300は
例えば図5に示したような状態で、この仕切板120に
よって形成された間隙に収容される。
ように、側面板121a,bには約1〜3度(度数表
記)程度の傾斜が設けられており、その底部の幅が収容
されるリチウムイオン二次電池300の幅とほぼ同じ寸
法に設定されていて、リチウムイオン二次電池300は
例えば図5に示したような状態で、この仕切板120に
よって形成された間隙に収容される。
【0030】リチウムイオン二次電池300は、仕切板
120によって形成された間隙に収容されるに際して、
カセット容器100の上面側から底面側へと向かって、
隣り合う仕切板120によって形成された間隙に挿入さ
れることとなるが、このとき、仕切板120の本体板1
22の正面側(矢線Aに対面している面側)に設けられ
た正面側ガイドリブ123a,bと仕切板120の背面
側(仕切板120の正面側に対する裏面側)に設けられ
た裏面側ガイドリブ124a,bとに、リチウムイオン
二次電池300の表面と裏面とが、それぞれ滑接すると
共に、仕切板120の両側面がリチウムイオン二次電池
300の両側面にそれぞれ滑接して、リチウムイオン二
次電池300は仕切板120の底部に設けられた係止部
125a,bへと向かって滑らかに導かれて行く。そし
てリチウムイオン二次電池300のリード電極301
a,bが突出している方の妻面(端面)303が、この
カセットの底板(係止部)に当接すると、リチウムイオ
ン二次電池300は、その位置で挿入を停止されて保持
される。
120によって形成された間隙に収容されるに際して、
カセット容器100の上面側から底面側へと向かって、
隣り合う仕切板120によって形成された間隙に挿入さ
れることとなるが、このとき、仕切板120の本体板1
22の正面側(矢線Aに対面している面側)に設けられ
た正面側ガイドリブ123a,bと仕切板120の背面
側(仕切板120の正面側に対する裏面側)に設けられ
た裏面側ガイドリブ124a,bとに、リチウムイオン
二次電池300の表面と裏面とが、それぞれ滑接すると
共に、仕切板120の両側面がリチウムイオン二次電池
300の両側面にそれぞれ滑接して、リチウムイオン二
次電池300は仕切板120の底部に設けられた係止部
125a,bへと向かって滑らかに導かれて行く。そし
てリチウムイオン二次電池300のリード電極301
a,bが突出している方の妻面(端面)303が、この
カセットの底板(係止部)に当接すると、リチウムイオ
ン二次電池300は、その位置で挿入を停止されて保持
される。
【0031】このようにして仕切板120によって形成
された間隙にリチウムイオン二次電池300が挿入され
て保持された状態は、図6の正面図および図7の側面断
面図に一例を示したようなものとなる。このとき、リチ
ウムイオン二次電池300のリード電極301a,b
は、底板に設けられた角孔127から下向きに突出して
おり、リード電極保護板126によって裏打ちされたよ
うな状態で保護されているので、リード電極301a,
bが外部の物体に接触するなどして折れ曲ったり破損し
たりすることを防ぐことができるようになっている。
された間隙にリチウムイオン二次電池300が挿入され
て保持された状態は、図6の正面図および図7の側面断
面図に一例を示したようなものとなる。このとき、リチ
ウムイオン二次電池300のリード電極301a,b
は、底板に設けられた角孔127から下向きに突出して
おり、リード電極保護板126によって裏打ちされたよ
うな状態で保護されているので、リード電極301a,
bが外部の物体に接触するなどして折れ曲ったり破損し
たりすることを防ぐことができるようになっている。
【0032】このような構造の仕切板120を、外箱1
10の内部に所定の枚数配列して、本実施の形態に係る
カセット容器100の主要部が構成されている。
10の内部に所定の枚数配列して、本実施の形態に係る
カセット容器100の主要部が構成されている。
【0033】ここで、上記の図6に基づいて述べたよう
な幅の広い外形寸法のリチウムイオン二次電池300を
収容する設定の他にも、例えば図8に示したような、図
6よりも幅の狭いリチウムイオン二次電池300を収容
するように設計変更することも可能である。すなわち、
外箱110および仕切板120の基本的な構造は上記の
図2から図6までの各図に示したものと同様とし、その
外箱110および仕切板120の幅を、図8に示したよ
うに狭いリチウムイオン二次電池300の幅に対応した
狭幅なものに変更すればよい。
な幅の広い外形寸法のリチウムイオン二次電池300を
収容する設定の他にも、例えば図8に示したような、図
6よりも幅の狭いリチウムイオン二次電池300を収容
するように設計変更することも可能である。すなわち、
外箱110および仕切板120の基本的な構造は上記の
図2から図6までの各図に示したものと同様とし、その
外箱110および仕切板120の幅を、図8に示したよ
うに狭いリチウムイオン二次電池300の幅に対応した
狭幅なものに変更すればよい。
【0034】あるいは、図6よりも幅の狭いリチウムイ
オン二次電池300を図6に示した仕切板120を用い
たものと同じ外形寸法の外箱110に収容するために
は、図9に一例を示したように、仕切板120の側面板
の内側にも本体の内側面に設けられた正面側ガイドリブ
123a,123bと同様の機能を果たす側面側ガイド
リブ128a,128bを、さらに設けるようにしても
よい。このようにすることにより、カセット容器100
の外箱110については、新たに狭い幅のものを金型か
ら新製しなくとも、図8に示したような幅のリチウムイ
オン二次電池300の収容に用いられる外箱110を流
用すると共に、金型の仕様の一部を簡易に変更して仕切
板120を図9に一例を示したようなものに取り替える
だけで、図8に示した場合よりもさらに幅が狭くて小さ
なリチウムイオン二次電池300を収容することが可能
となる。
オン二次電池300を図6に示した仕切板120を用い
たものと同じ外形寸法の外箱110に収容するために
は、図9に一例を示したように、仕切板120の側面板
の内側にも本体の内側面に設けられた正面側ガイドリブ
123a,123bと同様の機能を果たす側面側ガイド
リブ128a,128bを、さらに設けるようにしても
よい。このようにすることにより、カセット容器100
の外箱110については、新たに狭い幅のものを金型か
ら新製しなくとも、図8に示したような幅のリチウムイ
オン二次電池300の収容に用いられる外箱110を流
用すると共に、金型の仕様の一部を簡易に変更して仕切
板120を図9に一例を示したようなものに取り替える
だけで、図8に示した場合よりもさらに幅が狭くて小さ
なリチウムイオン二次電池300を収容することが可能
となる。
【0035】なお、例えば図6に示した幅広のカセット
容器100の場合に1つの外枠収容体200に収容でき
るカセット容器100の個数が6個であれば、図8に示
したような幅狭のカセット容器100の場合に1つの外
枠収容体200に収容できるカセット容器100の個数
は8個となる、というように、幅の狭いリチウムイオン
二次電池300を収容するカセット容器100の場合に
は、幅の広いリチウムイオン二次電池300を収容する
カセット容器100の場合よりも、同じ大きさの外枠収
容体200内に最大限に収容できるカセット容器100
の個数を多くすることが可能となることは言うまでもな
い。あるいは、同じ外枠収容体200を用いて、より幅
の広いカセット容器100に交換することで、より幅の
広いリチウムイオン二次電池300を収容することがで
きる。
容器100の場合に1つの外枠収容体200に収容でき
るカセット容器100の個数が6個であれば、図8に示
したような幅狭のカセット容器100の場合に1つの外
枠収容体200に収容できるカセット容器100の個数
は8個となる、というように、幅の狭いリチウムイオン
二次電池300を収容するカセット容器100の場合に
は、幅の広いリチウムイオン二次電池300を収容する
カセット容器100の場合よりも、同じ大きさの外枠収
容体200内に最大限に収容できるカセット容器100
の個数を多くすることが可能となることは言うまでもな
い。あるいは、同じ外枠収容体200を用いて、より幅
の広いカセット容器100に交換することで、より幅の
広いリチウムイオン二次電池300を収容することがで
きる。
【0036】は、ほぼ額縁状に形成された外枠201
と、その外枠201の対向する2つの内向面にそれぞれ
外枠201の上面から所定の深さの位置に設けられた第
1の嵌合部202aおよび第2の嵌合部202bと、外
枠201のほぼ中央を横断して掛け渡されるように設け
られたリブ材203とから、その主要部が構成されてい
る。この外枠収容体200についても、難燃性材料から
形成することが望ましいことは言うまでもないが、リチ
ウムイオン二次電池300からの発熱や発火の外部への
進行をカセット容器100で遮断することが可能である
ことが確実であれば、この外枠収容体200は難燃性材
料以外の素材から形成するようにしても構わない。
と、その外枠201の対向する2つの内向面にそれぞれ
外枠201の上面から所定の深さの位置に設けられた第
1の嵌合部202aおよび第2の嵌合部202bと、外
枠201のほぼ中央を横断して掛け渡されるように設け
られたリブ材203とから、その主要部が構成されてい
る。この外枠収容体200についても、難燃性材料から
形成することが望ましいことは言うまでもないが、リチ
ウムイオン二次電池300からの発熱や発火の外部への
進行をカセット容器100で遮断することが可能である
ことが確実であれば、この外枠収容体200は難燃性材
料以外の素材から形成するようにしても構わない。
【0037】図10の平面図に示したように、外枠収容
体200では、第1の嵌合部202a,第2の嵌合部2
02bにはそれぞれ所定の深さのほぼシリンダ状の嵌合
凹部204a,嵌合凹部204bが所定の間隔ごとに列
設されている。この嵌合凹部204a,嵌合凹部204
bは内径が異なっている。この第1の嵌合部202a,
第2の嵌合部202bには、カセット容器100の長手
方向両端にそれぞれ設けられた第1の嵌合凸部129
a,第2の嵌合凸部129bがそれぞれ嵌合されて、そ
の嵌合された位置にカセット容器100を保持すること
により、カセット容器100が外枠収容体200の内部
で位置ずれしたり外枠収容体200から逸脱したりする
ことを防ぐことができる。このとき、第1の嵌合凹部2
04aの内径と円筒突起状の第1の嵌合凸部129aの
外径とがほぼ同じに設定されており、第2の嵌合凹部2
04bの内径と板体突起状の第2の嵌合凸部129bの
最大幅寸法とがほぼ同じに設定されており、かつ第1の
嵌合凹部204aの内径と第2の嵌合凹部204bの内
径とが異なるように設定されているので、例えば誤って
カセット容器100の向きを逆にして外枠収容体200
に収容してしまうといった誤操作を防ぐことが可能とな
っている。
体200では、第1の嵌合部202a,第2の嵌合部2
02bにはそれぞれ所定の深さのほぼシリンダ状の嵌合
凹部204a,嵌合凹部204bが所定の間隔ごとに列
設されている。この嵌合凹部204a,嵌合凹部204
bは内径が異なっている。この第1の嵌合部202a,
第2の嵌合部202bには、カセット容器100の長手
方向両端にそれぞれ設けられた第1の嵌合凸部129
a,第2の嵌合凸部129bがそれぞれ嵌合されて、そ
の嵌合された位置にカセット容器100を保持すること
により、カセット容器100が外枠収容体200の内部
で位置ずれしたり外枠収容体200から逸脱したりする
ことを防ぐことができる。このとき、第1の嵌合凹部2
04aの内径と円筒突起状の第1の嵌合凸部129aの
外径とがほぼ同じに設定されており、第2の嵌合凹部2
04bの内径と板体突起状の第2の嵌合凸部129bの
最大幅寸法とがほぼ同じに設定されており、かつ第1の
嵌合凹部204aの内径と第2の嵌合凹部204bの内
径とが異なるように設定されているので、例えば誤って
カセット容器100の向きを逆にして外枠収容体200
に収容してしまうといった誤操作を防ぐことが可能とな
っている。
【0038】以上のような第1の実施の形態に係る電池
300収納容器では、カセット容器100にリチウムイ
オン二次電池300を収容した状態で、そのリチウムイ
オン二次電池300に充放電を行う際に、仮に何らかの
原因で電池300が発熱したり発火したとしても、カセ
ット容器100が損傷したり火災を引き起こすことがな
く、極めて安全である。従って、このような確実な安全
性を生かして、カセット容器100にリチウムイオン電
池300を収容したまま、出荷時の電池300の充放電
を簡易に行うことができ、しかもこのカセット容器10
0に収容したまま納入先へと出荷することが可能とな
る。
300収納容器では、カセット容器100にリチウムイ
オン二次電池300を収容した状態で、そのリチウムイ
オン二次電池300に充放電を行う際に、仮に何らかの
原因で電池300が発熱したり発火したとしても、カセ
ット容器100が損傷したり火災を引き起こすことがな
く、極めて安全である。従って、このような確実な安全
性を生かして、カセット容器100にリチウムイオン電
池300を収容したまま、出荷時の電池300の充放電
を簡易に行うことができ、しかもこのカセット容器10
0に収容したまま納入先へと出荷することが可能とな
る。
【0039】また、カセット容器100は個々に独立し
て外枠収容体200の中に複数個並列して収容するよう
にしているので、例えば外径寸法や仕様の異なるリチウ
ムイオン二次電池300を1ロットごとに1つのカセッ
ト容器100に収容して、そのカセット容器100ごと
に電池300をロット管理することや、個々のカセット
容器100ごとで異なった外形寸法の電池300を収容
し、それらの異なったカセット容器100を一つの外枠
収容体200に混載することなども可能となり、このカ
セット容器100による電池300の搬送やロット管理
などのユーティリティをさらに高いものとすることがで
きる。
て外枠収容体200の中に複数個並列して収容するよう
にしているので、例えば外径寸法や仕様の異なるリチウ
ムイオン二次電池300を1ロットごとに1つのカセッ
ト容器100に収容して、そのカセット容器100ごと
に電池300をロット管理することや、個々のカセット
容器100ごとで異なった外形寸法の電池300を収容
し、それらの異なったカセット容器100を一つの外枠
収容体200に混載することなども可能となり、このカ
セット容器100による電池300の搬送やロット管理
などのユーティリティをさらに高いものとすることがで
きる。
【0040】また、個々のカセット容器100の外箱1
10の内部に設けられる仕切板120が簡易な構造で小
型のものであることから、彫りの比較的浅い小型の金型
を用いるなどして、個々の仕切板120の寸法や形状や
配置間隔などを簡易に低コストで仕様変更することが可
能となる。また、仕切板120は製造すること自体から
して簡易で低コストに行うことが可能なものとなってお
り、この点でもメリットがある。また、そのような仕切
板120の製造に用いられる金型についても小型のもの
で済む。これは具体的な数値で述べると、個々の仕切板
120の製造に用いられる金型は、従来用いられていた
ような仕切板と外箱とを一体に形成する場合や仕切板と
外箱と外枠収容体とを一体に形成する場合に用いられる
金型と比較して1/6〜1/8の大きさで済む。従っ
て、仕切板120は、小型で低コストな金型を用いて、
極めて低コストで短納期に製造することができるという
利点も備えている。
10の内部に設けられる仕切板120が簡易な構造で小
型のものであることから、彫りの比較的浅い小型の金型
を用いるなどして、個々の仕切板120の寸法や形状や
配置間隔などを簡易に低コストで仕様変更することが可
能となる。また、仕切板120は製造すること自体から
して簡易で低コストに行うことが可能なものとなってお
り、この点でもメリットがある。また、そのような仕切
板120の製造に用いられる金型についても小型のもの
で済む。これは具体的な数値で述べると、個々の仕切板
120の製造に用いられる金型は、従来用いられていた
ような仕切板と外箱とを一体に形成する場合や仕切板と
外箱と外枠収容体とを一体に形成する場合に用いられる
金型と比較して1/6〜1/8の大きさで済む。従っ
て、仕切板120は、小型で低コストな金型を用いて、
極めて低コストで短納期に製造することができるという
利点も備えている。
【0041】なお、この第1の実施の形態では、上記の
ように個々の仕切板120をカセット容器100の外箱
110に対して着脱可能なものとしているが、仕切板1
20は外箱110と一体形成するようにしてもよい。但
しその場合には、個々の仕切板120と外箱110とを
別体で製造する場合よりも大型で彫りの深い金型を用い
ることが必要となる。従って、この場合、電池300の
仕様変更に対応してカセット容器100の仕様変更を簡
便に短納期・低コストで行うためには、金型(図示省
略)を共通使用部分の割型と仕様変更対応部分の割型と
からなるものとし、そのうちの仕様変更対応部分の割型
のみを電池300の仕様変更に対応したものに取り替え
る、といった対策を講じることなどが有効である。
ように個々の仕切板120をカセット容器100の外箱
110に対して着脱可能なものとしているが、仕切板1
20は外箱110と一体形成するようにしてもよい。但
しその場合には、個々の仕切板120と外箱110とを
別体で製造する場合よりも大型で彫りの深い金型を用い
ることが必要となる。従って、この場合、電池300の
仕様変更に対応してカセット容器100の仕様変更を簡
便に短納期・低コストで行うためには、金型(図示省
略)を共通使用部分の割型と仕様変更対応部分の割型と
からなるものとし、そのうちの仕様変更対応部分の割型
のみを電池300の仕様変更に対応したものに取り替え
る、といった対策を講じることなどが有効である。
【0042】また、仕切板120は、本体板122が一
枚ごとに個々に独立したものではなく、例えば図11の
斜視図および図12の側面断面図に一例を示したよう
に、連続した一枚のシート材または板体材を規則的に折
り曲げて形成するようにしてもよい。さらに詳細には、
所定の長さと外箱の中に収容できる幅とを有する帯状の
例えば難燃性ポリカーボネートからなるシート材を用意
し、例えばヒートプレス加工あるいはバキュームプレス
加工などにより、所定の形状に突起した正面側ガイドリ
ブ123a,b等を形成すると共に、後の折り曲げ工程
で山折りまたは谷折りされる所定位置ごとに折線や折代
などを設ける。続いて、リード電極挿通用の角孔127
を、例えばプレス打抜き加工法などによって穿設する。
そして折線が形成された部分を折り曲げて、図11およ
び図12に示したような各仕切板120が一繋がりに形
成されている連続仕切板130を作製することができ
る。
枚ごとに個々に独立したものではなく、例えば図11の
斜視図および図12の側面断面図に一例を示したよう
に、連続した一枚のシート材または板体材を規則的に折
り曲げて形成するようにしてもよい。さらに詳細には、
所定の長さと外箱の中に収容できる幅とを有する帯状の
例えば難燃性ポリカーボネートからなるシート材を用意
し、例えばヒートプレス加工あるいはバキュームプレス
加工などにより、所定の形状に突起した正面側ガイドリ
ブ123a,b等を形成すると共に、後の折り曲げ工程
で山折りまたは谷折りされる所定位置ごとに折線や折代
などを設ける。続いて、リード電極挿通用の角孔127
を、例えばプレス打抜き加工法などによって穿設する。
そして折線が形成された部分を折り曲げて、図11およ
び図12に示したような各仕切板120が一繋がりに形
成されている連続仕切板130を作製することができ
る。
【0043】あるいは、上記のようなもの以外にも、例
えば図13に一例を示したように折り曲げられて一繋が
りに形成されている連続仕切板140なども可能であ
る。但しこの場合には、図11および図12に示した構
造の場合とは異なり、ヒートプレス加工などによって底
板(図示省略)を仕切板の本体の底部付近に突設するこ
となどが必要であることは言うまでもない。
えば図13に一例を示したように折り曲げられて一繋が
りに形成されている連続仕切板140なども可能であ
る。但しこの場合には、図11および図12に示した構
造の場合とは異なり、ヒートプレス加工などによって底
板(図示省略)を仕切板の本体の底部付近に突設するこ
となどが必要であることは言うまでもない。
【0044】[第2の実施の形態]この第2の実施の形
態では、カセット容器100の外箱110および外枠収
容体200については、上記の第1の実施の形態と同様
のものであるが、カセット容器100の内部を、仕切板
120によって個々のリチウムイオン二次電池300が
収容される間隔に仕切るのではなく、図14に示したよ
うに、上面にリチウムイオン二次電池300が出入でき
る開口を有する箱状または袋状あるいは凹状のカセット
150を外箱100内に並列して配置し、その個々のカ
セット150に一つずつリチウムイオン二次電池300
を収容するようにしたものである。そのカセット150
の内部には、例えば図15の斜視図および図16の側面
断面図に一例を示したように、本体板152aには正面
側ガイドリブ153a,bを、本体板152bには裏面
側ガイドリブ154a,bおよびリード電極保護板15
6を、それぞれ備えている。底板155a,bの間には
角孔157が設けられている。側板151a,bにはそ
れぞれ側面ガイドリブ158a,bが形成されている。
なお、図16では薄型のリチウムイオン二次電池300
がカセット150内に収容されている状態を示してい
る。
態では、カセット容器100の外箱110および外枠収
容体200については、上記の第1の実施の形態と同様
のものであるが、カセット容器100の内部を、仕切板
120によって個々のリチウムイオン二次電池300が
収容される間隔に仕切るのではなく、図14に示したよ
うに、上面にリチウムイオン二次電池300が出入でき
る開口を有する箱状または袋状あるいは凹状のカセット
150を外箱100内に並列して配置し、その個々のカ
セット150に一つずつリチウムイオン二次電池300
を収容するようにしたものである。そのカセット150
の内部には、例えば図15の斜視図および図16の側面
断面図に一例を示したように、本体板152aには正面
側ガイドリブ153a,bを、本体板152bには裏面
側ガイドリブ154a,bおよびリード電極保護板15
6を、それぞれ備えている。底板155a,bの間には
角孔157が設けられている。側板151a,bにはそ
れぞれ側面ガイドリブ158a,bが形成されている。
なお、図16では薄型のリチウムイオン二次電池300
がカセット150内に収容されている状態を示してい
る。
【0045】このようなカセット150は、例えば小型
の金型を用いた簡易な射出成形法などによって簡便に作
製することができる。また、このカセット150は個々
に独立して外箱110に着脱可能に設定されているの
で、個々のカセット150に収容されたリチウムイオン
二次電池300を、それぞれのカセット150ごとで独
立して管理することができる。
の金型を用いた簡易な射出成形法などによって簡便に作
製することができる。また、このカセット150は個々
に独立して外箱110に着脱可能に設定されているの
で、個々のカセット150に収容されたリチウムイオン
二次電池300を、それぞれのカセット150ごとで独
立して管理することができる。
【0046】ここで、図17に一例を示したように、側
板151a,bと、本体板152a,bの各板が一繋が
りに形成された展開体160を、所定の折線で折り曲げ
て箱状に組み立てて、その組み立てた際の繋ぎ目を嵌合
部材あるいは接着剤などで接合することにより、図15
および図16に示したようなものとほぼ同様の形状のカ
セット150を作製することも可能である。このような
展開体160についても、さらに彫りの浅い小型の金型
を用いた簡易な射出成形法などによって簡便に作製する
ことが可能であり、仕様変更に対して短納期で低コスト
な対応が可能である。
板151a,bと、本体板152a,bの各板が一繋が
りに形成された展開体160を、所定の折線で折り曲げ
て箱状に組み立てて、その組み立てた際の繋ぎ目を嵌合
部材あるいは接着剤などで接合することにより、図15
および図16に示したようなものとほぼ同様の形状のカ
セット150を作製することも可能である。このような
展開体160についても、さらに彫りの浅い小型の金型
を用いた簡易な射出成形法などによって簡便に作製する
ことが可能であり、仕様変更に対して短納期で低コスト
な対応が可能である。
【0047】あるいは、上記のカセット150は個々に
独立したものでなく、一つの外箱110に収容される所
定の個数のカセット150が全て一繋がりのものである
ようにしてもよい。あるいは、例えば6個ずつを一繋が
りに形成する、というように、所定の個数を一体形成す
ることなども可能である。
独立したものでなく、一つの外箱110に収容される所
定の個数のカセット150が全て一繋がりのものである
ようにしてもよい。あるいは、例えば6個ずつを一繋が
りに形成する、というように、所定の個数を一体形成す
ることなども可能である。
【0048】[第3の実施の形態]図18は、本発明の
第3の実施の形態に係る電池収納容器の概要構成を表し
たものである。この第3の実施の形態では、外枠収容体
200については上記の第1の実施の形態や第2の実施
の形態と同様のものであるが、カセット容器100を、
底板181と長手方向両端の妻板182a,bと両側面
の側板183a,bとが一繋がりに形成された展開体1
80を折り曲げて箱状に組み立てた構造としていること
が、上記の第1の実施の形態や第2の実施の形態の場合
とは異なる点である。
第3の実施の形態に係る電池収納容器の概要構成を表し
たものである。この第3の実施の形態では、外枠収容体
200については上記の第1の実施の形態や第2の実施
の形態と同様のものであるが、カセット容器100を、
底板181と長手方向両端の妻板182a,bと両側面
の側板183a,bとが一繋がりに形成された展開体1
80を折り曲げて箱状に組み立てた構造としていること
が、上記の第1の実施の形態や第2の実施の形態の場合
とは異なる点である。
【0049】さらに詳細には、展開体180は、図1
8、図19(A),(B)に示したように、1枚の細長
い底板181と、その長手方向両端にそれぞれ連続して
形成された2枚の妻板182a,bと、その底板181
の長手方向両側辺にそれぞれ連続して形成された2枚の
側板183a,bとから主要部が構成されている。2枚
の側板183a,bには、それぞれ、この展開体180
を組み上げた状態で実質的に一つの仕切板となるように
ほぼ半分に分割された仕切板の片割れである半仕切板1
84a,bが、それぞれ第1の実施の形態の仕切板12
0の場合と同様の間隔ごとに配列形成されている。その
半仕切板184a,bには正面側ガイドリブ185a,
bが形成されている。また、この2枚の側板183a,
bには、それぞれリチウムイオン二次電池300の挿入
を所定の位置で停止させてその位置に保持する(重力で
下方にずれ落ちるのを防ぐ)ための係止板186a,b
と、リチウムイオン二次電池300が挿入される際にそ
のリチウムイオン二次電池300の側面に滑接して円滑
に所定位置へと導き、リチウムイオン二次電池300が
完全に収容された状態では側面方向にリチウムイオン二
次電池300の位置がずれることを防ぐという機能を果
たすための側面側ガイドリブ187a,bが、それぞれ
設けられている。
8、図19(A),(B)に示したように、1枚の細長
い底板181と、その長手方向両端にそれぞれ連続して
形成された2枚の妻板182a,bと、その底板181
の長手方向両側辺にそれぞれ連続して形成された2枚の
側板183a,bとから主要部が構成されている。2枚
の側板183a,bには、それぞれ、この展開体180
を組み上げた状態で実質的に一つの仕切板となるように
ほぼ半分に分割された仕切板の片割れである半仕切板1
84a,bが、それぞれ第1の実施の形態の仕切板12
0の場合と同様の間隔ごとに配列形成されている。その
半仕切板184a,bには正面側ガイドリブ185a,
bが形成されている。また、この2枚の側板183a,
bには、それぞれリチウムイオン二次電池300の挿入
を所定の位置で停止させてその位置に保持する(重力で
下方にずれ落ちるのを防ぐ)ための係止板186a,b
と、リチウムイオン二次電池300が挿入される際にそ
のリチウムイオン二次電池300の側面に滑接して円滑
に所定位置へと導き、リチウムイオン二次電池300が
完全に収容された状態では側面方向にリチウムイオン二
次電池300の位置がずれることを防ぐという機能を果
たすための側面側ガイドリブ187a,bが、それぞれ
設けられている。
【0050】ここで、半仕切板184a,bや係止板1
86a,bは、展開体180を組み上げた状態で分割し
て形成されていた2つの部分が完全に一枚になる必要は
なく、図20に一例を示したように中央部に実質的な不
都合の生じない程度の間隔を設けるようにしてもよいこ
とは言うまでもない。
86a,bは、展開体180を組み上げた状態で分割し
て形成されていた2つの部分が完全に一枚になる必要は
なく、図20に一例を示したように中央部に実質的な不
都合の生じない程度の間隔を設けるようにしてもよいこ
とは言うまでもない。
【0051】2枚の側板183a,bの長手方向の端辺
には、L字状のフック部188a,b,c,dが設けら
れており、箱状に完成されたこのカセット容器100が
外枠収容体200に収容される際には、このフック部1
88a,b,c,dが外枠収容体200に設けられたフ
ック係止部(図示省略)と係止されるように設定されて
いる。
には、L字状のフック部188a,b,c,dが設けら
れており、箱状に完成されたこのカセット容器100が
外枠収容体200に収容される際には、このフック部1
88a,b,c,dが外枠収容体200に設けられたフ
ック係止部(図示省略)と係止されるように設定されて
いる。
【0052】底板181は、所定の間隔ごとに、幅方向
にほぼ直線状で所定の高さのリブ材189が形成されて
おり、その隣り合ったリブ材189どうしの間には所定
の個数ずつ(例えば3個ずつなど)円孔190が設けら
れている。また、所定の間隔ごとに、ほぼ直立した姿勢
で係止爪191が設けられている。この係止爪191
は、展開体180が箱状に組み上げられた際に、側板1
83a,bに設けられているスロット状の逃げ孔192
の部分に嵌ると共にその逃げ孔192の上辺に係止され
て、側板183a,bを底板181に対して直立した姿
勢に保つことを助ける。
にほぼ直線状で所定の高さのリブ材189が形成されて
おり、その隣り合ったリブ材189どうしの間には所定
の個数ずつ(例えば3個ずつなど)円孔190が設けら
れている。また、所定の間隔ごとに、ほぼ直立した姿勢
で係止爪191が設けられている。この係止爪191
は、展開体180が箱状に組み上げられた際に、側板1
83a,bに設けられているスロット状の逃げ孔192
の部分に嵌ると共にその逃げ孔192の上辺に係止され
て、側板183a,bを底板181に対して直立した姿
勢に保つことを助ける。
【0053】妻板182a,bは、ほぼ平板状のもので
あるが、四隅の所定位置には、係止爪193a,b,
c,dが形成されている。この係止爪193a,b,
c,dは、展開体180が箱状に組み上げられた際に、
側板の該当位置に設けられている係止孔194a,b,
c,dに係止されることで、側板183a,cと妻板1
82a,bとを強固に接合することができる。
あるが、四隅の所定位置には、係止爪193a,b,
c,dが形成されている。この係止爪193a,b,
c,dは、展開体180が箱状に組み上げられた際に、
側板の該当位置に設けられている係止孔194a,b,
c,dに係止されることで、側板183a,cと妻板1
82a,bとを強固に接合することができる。
【0054】上記のような展開体180を所定の折線で
折り曲げて箱状に組み立てることにより、一面が開口と
なっているほぼ箱型の、内部を半仕切板184a,bで
仕切られた間隙ごとにリチウムイオン二次電池300を
収容可能であるカセット容器100が作製できる。この
カセット容器100にリチウムイオン二次電池300を
収容した状態の一例を図20に示した。
折り曲げて箱状に組み立てることにより、一面が開口と
なっているほぼ箱型の、内部を半仕切板184a,bで
仕切られた間隙ごとにリチウムイオン二次電池300を
収容可能であるカセット容器100が作製できる。この
カセット容器100にリチウムイオン二次電池300を
収容した状態の一例を図20に示した。
【0055】なお、この第3の実施の形態では、リード
電極301a,bが鉛直方向上向きになるようにリチウ
ムイオン二次電池300を収容する場合についてを一例
として挙げているが、この他にも、第1の実施の形態で
説明したカセット容器100のようにリード電極301
a,bが鉛直方向下向きになるようにリチウムイオン二
次電池300を収容する設定とすることも可能である。
ただしその場合には、底板にリード電極を挿通させるた
めの角孔157やリード電極保護板156等を設けるこ
とが望ましいことは言うまでもない。
電極301a,bが鉛直方向上向きになるようにリチウ
ムイオン二次電池300を収容する場合についてを一例
として挙げているが、この他にも、第1の実施の形態で
説明したカセット容器100のようにリード電極301
a,bが鉛直方向下向きになるようにリチウムイオン二
次電池300を収容する設定とすることも可能である。
ただしその場合には、底板にリード電極を挿通させるた
めの角孔157やリード電極保護板156等を設けるこ
とが望ましいことは言うまでもない。
【0056】このような第3の実施の形態に係る電池収
納容器では、放電加工のような莫大な手間やコストが掛
かると共に短納期対応等が困難である大型金型などを用
いることなく、彫りの浅い小型の金型を用いた簡易な射
出成形法などによってカセット容器100を簡便に作製
することができ、延いては収容する対象のリチウムイオ
ン電池の仕様変更に対して、簡便な対応を低コストに短
納期で行うことが可能となる。また、そのように金型の
彫を浅いもので済ませることができることにより、射出
成形後の金型や製品の冷却性が良好なものとなり、製造
能率のさらなる向上を達成することが可能となる。
納容器では、放電加工のような莫大な手間やコストが掛
かると共に短納期対応等が困難である大型金型などを用
いることなく、彫りの浅い小型の金型を用いた簡易な射
出成形法などによってカセット容器100を簡便に作製
することができ、延いては収容する対象のリチウムイオ
ン電池の仕様変更に対して、簡便な対応を低コストに短
納期で行うことが可能となる。また、そのように金型の
彫を浅いもので済ませることができることにより、射出
成形後の金型や製品の冷却性が良好なものとなり、製造
能率のさらなる向上を達成することが可能となる。
【0057】また、側面側ガイドリブや係止板は、収容
するリチウムイオン二次電池300の外形の形状や寸法
に対応したものに簡便に変更できることが望ましい。そ
こで、側面側ガイドリブ187a,bや係止板186
a,bの部分の金型のみを金型本体とは別体の割型とす
ることにより、その側面側ガイドリブや係止板の部分の
金型のみを変更するだけで、収容するリチウムイオン二
次電池300の外形の形状や寸法の変更に対して即座
に、かつ簡便に低コストで対応することが可能となる。
するリチウムイオン二次電池300の外形の形状や寸法
に対応したものに簡便に変更できることが望ましい。そ
こで、側面側ガイドリブ187a,bや係止板186
a,bの部分の金型のみを金型本体とは別体の割型とす
ることにより、その側面側ガイドリブや係止板の部分の
金型のみを変更するだけで、収容するリチウムイオン二
次電池300の外形の形状や寸法の変更に対して即座
に、かつ簡便に低コストで対応することが可能となる。
【0058】また、平面的な展開体180を箱状に組み
立ててカセット容器100を形成するのではなくカセッ
ト容器の外箱およびその内部の仕切板等を初めから立体
的に射出成形する場合には、例えば図21(B)に比較
例として模式的に示したように、射出成形品を脱型する
ための抜き勾配を妻板182a,bや側板183a,b
に設けることが必要となっていた。そしてこの抜き勾配
を設けなければならないことに起因して、少くともその
抜き勾配で広がった部分の面積あるいは体積が無駄とな
ってしまい、電池収納容器全体としての収容効率の向上
の妨げとなるという不都合があった。しかし、この第3
の実施の形態に係る電池収納容器では、抜き勾配を設け
る必要がなくなるので、図21(A)に模式的に示した
ように、底板181と側板183a,bとをほぼ垂直に
することが可能となり、延いてはカセット容器100の
占有面積あるいは占有体積の無駄を省いて、電池収納容
器全体としての収容効率の向上を達成することができ
る。図21(A),(B)に示した一例では、側板18
3a,bの高さが80[mm]、底板181の最大幅が
60[mm]、板圧が2[mm]のとき、2度の抜き勾
配を設けた図21(B)場合には、底側での容器内側の
最小有効幅がLB=50.4[mm]となり、側板18
3a,bと底板181とを垂直に設けることができる図
21(A)の場合の底側での容器内側の最小有効幅のL
A=56[mm]と比較して10%も最小有効幅が小さ
くなってしまう。これは逆にいえば、側板183a,b
と底板181とを垂直に設けることができる図21
(A)の場合には10%も最小有効幅を大きく取ること
ができるということである。なお、図21では、図示に
おける寸法や抜き勾配の表現を敢えて強調して模式的に
書き示してある。
立ててカセット容器100を形成するのではなくカセッ
ト容器の外箱およびその内部の仕切板等を初めから立体
的に射出成形する場合には、例えば図21(B)に比較
例として模式的に示したように、射出成形品を脱型する
ための抜き勾配を妻板182a,bや側板183a,b
に設けることが必要となっていた。そしてこの抜き勾配
を設けなければならないことに起因して、少くともその
抜き勾配で広がった部分の面積あるいは体積が無駄とな
ってしまい、電池収納容器全体としての収容効率の向上
の妨げとなるという不都合があった。しかし、この第3
の実施の形態に係る電池収納容器では、抜き勾配を設け
る必要がなくなるので、図21(A)に模式的に示した
ように、底板181と側板183a,bとをほぼ垂直に
することが可能となり、延いてはカセット容器100の
占有面積あるいは占有体積の無駄を省いて、電池収納容
器全体としての収容効率の向上を達成することができ
る。図21(A),(B)に示した一例では、側板18
3a,bの高さが80[mm]、底板181の最大幅が
60[mm]、板圧が2[mm]のとき、2度の抜き勾
配を設けた図21(B)場合には、底側での容器内側の
最小有効幅がLB=50.4[mm]となり、側板18
3a,bと底板181とを垂直に設けることができる図
21(A)の場合の底側での容器内側の最小有効幅のL
A=56[mm]と比較して10%も最小有効幅が小さ
くなってしまう。これは逆にいえば、側板183a,b
と底板181とを垂直に設けることができる図21
(A)の場合には10%も最小有効幅を大きく取ること
ができるということである。なお、図21では、図示に
おける寸法や抜き勾配の表現を敢えて強調して模式的に
書き示してある。
【0059】なお、底板181および2枚の側板183
a,bならびに2枚の妻板182a,bを、上記のよう
な展開体180ではなく個々に別体として作製して、そ
れを箱状に組み上げてカセット容器100を作製するよ
うにしてもよいことは言うまでもない。
a,bならびに2枚の妻板182a,bを、上記のよう
な展開体180ではなく個々に別体として作製して、そ
れを箱状に組み上げてカセット容器100を作製するよ
うにしてもよいことは言うまでもない。
【0060】[第4の実施の形態]図22は、本発明の
第4の実施の形態に係る電池収納容器の概要構成を表し
たものである。この第4の実施の形態では、カセット容
器400がトレイ状で、リチウムイオン二次電池300
を水平に寝かせてそのリード電極301a,bを同一方
向に揃えて収容する凹部401を備えたものであり、外
枠収容体200が、トレイ状のカセット容器400を縦
方向(鉛直方向)に積み重ねて収容するように設定され
ている。
第4の実施の形態に係る電池収納容器の概要構成を表し
たものである。この第4の実施の形態では、カセット容
器400がトレイ状で、リチウムイオン二次電池300
を水平に寝かせてそのリード電極301a,bを同一方
向に揃えて収容する凹部401を備えたものであり、外
枠収容体200が、トレイ状のカセット容器400を縦
方向(鉛直方向)に積み重ねて収容するように設定され
ている。
【0061】カセット容器400は、難燃性素材からな
る一枚のシート材または板体材をヒートプレス加工また
はバキュームプレス加工することによって、図23に示
したような形状の凹部401を複数配列形成してなるも
のである。さらに詳細には、その凹部401は、リチウ
ムイオン二次電池300の電池本体302を水平に寝か
せて収容する窪みとして設けられた本体凹部402と、
リチウムイオン二次電池300の本体の両側面を指など
で摘んで本体凹部402の窪みから取り出す取出用凹部
403a,403bと、リチウムイオン二次電池300
の2本(正・負)のリード電極301a,301bのそ
れぞれを収容すると共に、それらのリード電極301
a,bを背面から支えるように、本体凹部402よりも
浅い窪みとして設けられたリード電極用凹部404a,
404bとを有しており、2つのリード電極用凹部40
4a,bどうしの間には、そのリード電極用凹部404
a,404bよりもさらに浅い補強リブ405が形成さ
れている。この補強リブ405は、リード電極用凹部4
04a,404bとの相対的な段差によって凸状になっ
ており、その凸状の形状によって、リード電極用凹部4
04a,bの材料力学的あるいは構造力学的な強度を補
強する機能を果たしている。なお、カセット容器400
は、図23に示した一例ではリード電極用凹部404
a,404bの深さと本体凹部402の深さとが異なっ
ていて、その両者の深さの差によって段付きとなってい
るが、リード電極用凹部404a,404bの深さを本
体凹部402の深さと同じにして、両者の間で実質的に
段差を無くしたフラットボトムの形状のものとしてもよ
い(図示省略)。但し、そのようにリード電極用凹部4
04a,404bと本体凹部402との段差を無くして
フラットボトムとした場合には、外力に因るリード電極
301a,301bの屈曲や破損等を防ぐため、または
充・放電の際にリード電極301a,301bに対して
充・放電用の接触子を確実に接触させるために、リード
電極301a,301bがリード電極用凹部404a,
404bおよび本体凹部402の底面(ボトム)に近い
位置に来るように、リチウムイオン二次電池300を図
23に示した状態とは表裏逆向きに収容することが望ま
しい。
る一枚のシート材または板体材をヒートプレス加工また
はバキュームプレス加工することによって、図23に示
したような形状の凹部401を複数配列形成してなるも
のである。さらに詳細には、その凹部401は、リチウ
ムイオン二次電池300の電池本体302を水平に寝か
せて収容する窪みとして設けられた本体凹部402と、
リチウムイオン二次電池300の本体の両側面を指など
で摘んで本体凹部402の窪みから取り出す取出用凹部
403a,403bと、リチウムイオン二次電池300
の2本(正・負)のリード電極301a,301bのそ
れぞれを収容すると共に、それらのリード電極301
a,bを背面から支えるように、本体凹部402よりも
浅い窪みとして設けられたリード電極用凹部404a,
404bとを有しており、2つのリード電極用凹部40
4a,bどうしの間には、そのリード電極用凹部404
a,404bよりもさらに浅い補強リブ405が形成さ
れている。この補強リブ405は、リード電極用凹部4
04a,404bとの相対的な段差によって凸状になっ
ており、その凸状の形状によって、リード電極用凹部4
04a,bの材料力学的あるいは構造力学的な強度を補
強する機能を果たしている。なお、カセット容器400
は、図23に示した一例ではリード電極用凹部404
a,404bの深さと本体凹部402の深さとが異なっ
ていて、その両者の深さの差によって段付きとなってい
るが、リード電極用凹部404a,404bの深さを本
体凹部402の深さと同じにして、両者の間で実質的に
段差を無くしたフラットボトムの形状のものとしてもよ
い(図示省略)。但し、そのようにリード電極用凹部4
04a,404bと本体凹部402との段差を無くして
フラットボトムとした場合には、外力に因るリード電極
301a,301bの屈曲や破損等を防ぐため、または
充・放電の際にリード電極301a,301bに対して
充・放電用の接触子を確実に接触させるために、リード
電極301a,301bがリード電極用凹部404a,
404bおよび本体凹部402の底面(ボトム)に近い
位置に来るように、リチウムイオン二次電池300を図
23に示した状態とは表裏逆向きに収容することが望ま
しい。
【0062】このトレイ状のカセット容器400の外周
は、ほぼ直角に折り返されて外周リブ406となってお
り、この外周リブ406によって、カセット容器400
全体の剛性が補強されている。すなわち、このトレイ状
のカセット容器400は、例えば1[mm]以下の厚さ
の難燃性PETのようなシート材をヒートプレス加工法
などによって成形してなるものであるため、全体的な剛
性が必ずしも十分ではない場合があるので、このカセッ
ト容器400にリチウムイオン二次電池300を収容し
て運搬する際に全体が捩れるなどしてリチウムイオン二
次電池300が脱落することを防ぐために、外周リブ4
06によってその剛性の不足分を補強する。
は、ほぼ直角に折り返されて外周リブ406となってお
り、この外周リブ406によって、カセット容器400
全体の剛性が補強されている。すなわち、このトレイ状
のカセット容器400は、例えば1[mm]以下の厚さ
の難燃性PETのようなシート材をヒートプレス加工法
などによって成形してなるものであるため、全体的な剛
性が必ずしも十分ではない場合があるので、このカセッ
ト容器400にリチウムイオン二次電池300を収容し
て運搬する際に全体が捩れるなどしてリチウムイオン二
次電池300が脱落することを防ぐために、外周リブ4
06によってその剛性の不足分を補強する。
【0063】あるいは、外周リブ406をカセット容器
400の外周に設けることの他にも、例えば図24に一
例を示したように、カセット容器400の全体が捩れる
ことを防ぐことが可能な程度に剛性の補強することがで
きるような材質および厚さを有するベゼル(外枠)41
0を、カセット容器400の周囲に当てがうようにして
介在させて、一つの外枠収容体200に複数のカセット
容器400を縦方向に積み重ねて収容するようにしても
よい。あるいは、横方向(水平方向)に例えば1列ごと
に分割したものとしてカセット容器420を形成してお
き、それらのカセット容器420を、縦方向に積み重ね
ると共に横方向にも並列するようにしてもよい。
400の外周に設けることの他にも、例えば図24に一
例を示したように、カセット容器400の全体が捩れる
ことを防ぐことが可能な程度に剛性の補強することがで
きるような材質および厚さを有するベゼル(外枠)41
0を、カセット容器400の周囲に当てがうようにして
介在させて、一つの外枠収容体200に複数のカセット
容器400を縦方向に積み重ねて収容するようにしても
よい。あるいは、横方向(水平方向)に例えば1列ごと
に分割したものとしてカセット容器420を形成してお
き、それらのカセット容器420を、縦方向に積み重ね
ると共に横方向にも並列するようにしてもよい。
【0064】このような第4の実施の形態に係る電池収
納容器では、放電加工のような莫大な手間やコストが掛
かると共に短納期対応等が困難である射出成形用の金型
などを用いることなく、彫りが浅く作成の手間や時間が
掛からず低コストなヒートプレス用金型などを用いた簡
易なヒートプレス法によって、難燃性PETなどからな
るシート材からカセット容器400,420を簡便に低
コストで作製することができ、延いては収容する対象の
リチウムイオン二次電池300の仕様変更に対して、カ
セット容器400,420の簡便な仕様変更の対応を低
コストに短納期で行うことが可能となる。
納容器では、放電加工のような莫大な手間やコストが掛
かると共に短納期対応等が困難である射出成形用の金型
などを用いることなく、彫りが浅く作成の手間や時間が
掛からず低コストなヒートプレス用金型などを用いた簡
易なヒートプレス法によって、難燃性PETなどからな
るシート材からカセット容器400,420を簡便に低
コストで作製することができ、延いては収容する対象の
リチウムイオン二次電池300の仕様変更に対して、カ
セット容器400,420の簡便な仕様変更の対応を低
コストに短納期で行うことが可能となる。
【0065】また、出荷時の容器としてこの第4の実施
の形態に係る電池収納容器を用いることは言うまでもな
いが、カセット容器400,420の主要部が上記で詳
述したように難燃性材料からなり、しかも収容されるリ
チウムイオン二次電池300のリード電極301a,3
01bをほぼ水平に支持する形状であることから、カセ
ット容器400,420にリチウムイオン二次電池30
0を収容した状態で出荷時の充放電を行い、その充放電
の終了後もリチウムイオン二次電池300をカセット容
器400,420に収容したままの状態で出荷〜運搬す
ることが可能となるので、運搬用の容器などに詰め替え
る工程(手間)を省略することができ、延いては少くと
もその分の省力化および低コスト化を達成することがで
きる。しかも、そのように充放電用と出荷・運搬用とに
共用できるカセット容器400,420は、簡易なヒー
トプレス用の金型を用いて短納期で低コストに作製する
ことができるという利点も備えている。
の形態に係る電池収納容器を用いることは言うまでもな
いが、カセット容器400,420の主要部が上記で詳
述したように難燃性材料からなり、しかも収容されるリ
チウムイオン二次電池300のリード電極301a,3
01bをほぼ水平に支持する形状であることから、カセ
ット容器400,420にリチウムイオン二次電池30
0を収容した状態で出荷時の充放電を行い、その充放電
の終了後もリチウムイオン二次電池300をカセット容
器400,420に収容したままの状態で出荷〜運搬す
ることが可能となるので、運搬用の容器などに詰め替え
る工程(手間)を省略することができ、延いては少くと
もその分の省力化および低コスト化を達成することがで
きる。しかも、そのように充放電用と出荷・運搬用とに
共用できるカセット容器400,420は、簡易なヒー
トプレス用の金型を用いて短納期で低コストに作製する
ことができるという利点も備えている。
【0066】また、ベゼル410をカセット容器40
0,420に当てがうことで、その全体の剛性を補助す
ることができる、また、ベゼルの厚さを本体凹部402
の深さよりも厚くすることにより、カセット容器40
0,420を縦方向(鉛直方向)に積み重ねる場合など
に、上下に隣り合うカセット容器400,420とリチ
ウムイオン二次電池300の表面とが擦れ合うことや積
み重ねられたカセット容器400,420どうしが自重
で潰れることなどを防ぐことができる。
0,420に当てがうことで、その全体の剛性を補助す
ることができる、また、ベゼルの厚さを本体凹部402
の深さよりも厚くすることにより、カセット容器40
0,420を縦方向(鉛直方向)に積み重ねる場合など
に、上下に隣り合うカセット容器400,420とリチ
ウムイオン二次電池300の表面とが擦れ合うことや積
み重ねられたカセット容器400,420どうしが自重
で潰れることなどを防ぐことができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし1
6のいずれかに記載の電池収納容器または請求項17記
載のカセット容器によれば、外装容器とその中に収容さ
れた発電要素と発電要素に一端が接続されており他端が
外装容器の外部へと露出するように設けられたリード電
極とを備えた電池を複数個出入可能に収容する開口を一
面に有した略箱体状の外箱を有しており、外枠収容体の
中に複数個並列または積み重ねて収容されて用いられ
る、難燃性材料からなるカセット容器を備えており、そ
のカセット容器はさらに、一面に電池を出入可能な開口
を有する箱状または凹状の複数個のカセットまたは複数
個の仕切板を外箱の内部に備えており、電池をカセット
のそれぞれに一個ずつ、または仕切板で仕切られた一つ
の間隙ごとに一個ずつ、リード電極が同一方向に揃うよ
うに収納する、または電池が所定の規則性に則した姿勢
に保たれるように収納するようにしたので、例えばこの
カセット容器に電池を収容した状態で電池に充放電を行
う際などに何らかの原因で電池が発熱したり発火したと
しても、このカセット容器が火災を引き起こすことがな
く安全である。従って、このような安全性を生かして、
従来は火災等の危険性から電池の出荷時の充放電は、対
象となる電池を電池収納容器から一旦取り出して別の耐
熱性あるいは難燃性の材料からなる充放用ケースなどに
移してから行っていたものを、本発明による電池収納容
器に電池を収容したまま、出荷時の電池の充放電を簡易
に行うことが可能となる。
6のいずれかに記載の電池収納容器または請求項17記
載のカセット容器によれば、外装容器とその中に収容さ
れた発電要素と発電要素に一端が接続されており他端が
外装容器の外部へと露出するように設けられたリード電
極とを備えた電池を複数個出入可能に収容する開口を一
面に有した略箱体状の外箱を有しており、外枠収容体の
中に複数個並列または積み重ねて収容されて用いられ
る、難燃性材料からなるカセット容器を備えており、そ
のカセット容器はさらに、一面に電池を出入可能な開口
を有する箱状または凹状の複数個のカセットまたは複数
個の仕切板を外箱の内部に備えており、電池をカセット
のそれぞれに一個ずつ、または仕切板で仕切られた一つ
の間隙ごとに一個ずつ、リード電極が同一方向に揃うよ
うに収納する、または電池が所定の規則性に則した姿勢
に保たれるように収納するようにしたので、例えばこの
カセット容器に電池を収容した状態で電池に充放電を行
う際などに何らかの原因で電池が発熱したり発火したと
しても、このカセット容器が火災を引き起こすことがな
く安全である。従って、このような安全性を生かして、
従来は火災等の危険性から電池の出荷時の充放電は、対
象となる電池を電池収納容器から一旦取り出して別の耐
熱性あるいは難燃性の材料からなる充放用ケースなどに
移してから行っていたものを、本発明による電池収納容
器に電池を収容したまま、出荷時の電池の充放電を簡易
に行うことが可能となる。
【0068】また、カセット容器は個々に独立して外枠
収容体の中に複数個並列または積み重ねて収容可能であ
るようにしたので、例えば電池を1ロットごとに1つの
カセット容器に収容して、カセット容器ごとに電池をロ
ット管理することや、個々のカセット容器ごとで異なっ
た外形寸法の電池を収容し、それらの異なったカセット
容器を一つの外枠収容体に混載することなども可能とな
り、このカセット容器による電池の搬送やロット管理な
どのユーティリティのさらなる向上を達成することがで
きる。
収容体の中に複数個並列または積み重ねて収容可能であ
るようにしたので、例えば電池を1ロットごとに1つの
カセット容器に収容して、カセット容器ごとに電池をロ
ット管理することや、個々のカセット容器ごとで異なっ
た外形寸法の電池を収容し、それらの異なったカセット
容器を一つの外枠収容体に混載することなども可能とな
り、このカセット容器による電池の搬送やロット管理な
どのユーティリティのさらなる向上を達成することがで
きる。
【0069】また、特に請求項2ないし7のいずれかに
記載の電池収納容器によれば、個々のカセット容器の外
箱の内部に設けられるカセットや仕切板を簡易なものと
したので、個々のカセットの寸法や仕切板の配置間隔を
簡易に低コストで変更することが可能となる。また、そ
れらのカセットや仕切板は、製造すること自体、簡易に
低コストで行うことが可能なものである。
記載の電池収納容器によれば、個々のカセット容器の外
箱の内部に設けられるカセットや仕切板を簡易なものと
したので、個々のカセットの寸法や仕切板の配置間隔を
簡易に低コストで変更することが可能となる。また、そ
れらのカセットや仕切板は、製造すること自体、簡易に
低コストで行うことが可能なものである。
【0070】また、特に請求項8ないし12のいずれか
に記載の電池収納容器によれば、カセット容器をトレイ
状のものとしたので、そのカセット容器を一枚のシート
状または板体状の難燃性材料をヒートプレスやバキュー
ムプレスするなどして簡易に低コストで形成することが
可能となる。また、カセット容器における電池を収容す
る凹部の寸法や配置間隔や外形形状などの仕様変更を、
簡易に低コストで行うことが可能となる。また、そのカ
セット容器は形状および構造が極めて簡易なものである
ことから、極めて低コストかつ短納期(早期調達)で作
製することができるという利点がある。
に記載の電池収納容器によれば、カセット容器をトレイ
状のものとしたので、そのカセット容器を一枚のシート
状または板体状の難燃性材料をヒートプレスやバキュー
ムプレスするなどして簡易に低コストで形成することが
可能となる。また、カセット容器における電池を収容す
る凹部の寸法や配置間隔や外形形状などの仕様変更を、
簡易に低コストで行うことが可能となる。また、そのカ
セット容器は形状および構造が極めて簡易なものである
ことから、極めて低コストかつ短納期(早期調達)で作
製することができるという利点がある。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電池収納容器
の概要構成を表した図である。
の概要構成を表した図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るカセット容器
の内部に配列される仕切板を表した図である。
の内部に配列される仕切板を表した図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るカセット容器
の内部に配列される仕切板を表した図である。
の内部に配列される仕切板を表した図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るカセット容器
の内部に配列される仕切板を表した図である。
の内部に配列される仕切板を表した図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るカセット容器
の内部に収容されるリチウムイオン二次電池の一例を表
した図である。
の内部に収容されるリチウムイオン二次電池の一例を表
した図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るカセット容器
の内部にリチウムイオン二次電池が収容された状態を表
した正面図である。
の内部にリチウムイオン二次電池が収容された状態を表
した正面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るカセット容器
の内部にリチウムイオン二次電池が収容された状態を表
した側面断面図である。
の内部にリチウムイオン二次電池が収容された状態を表
した側面断面図である。
【図8】図6に示したものよりも幅の狭いリチウムイオ
ン二次電池を収容するカセット容器とその内部に収容さ
れたリチウムイオン二次電池の状態を表した正面図であ
る。
ン二次電池を収容するカセット容器とその内部に収容さ
れたリチウムイオン二次電池の状態を表した正面図であ
る。
【図9】側面側ガイドリブを備えた仕切板の概要構成を
表した図である。
表した図である。
【図10】外枠収容体の概要構成を表した図である。
【図11】連続した一枚のシート材または板体材を規則
的に折り曲げて形成された仕切板を表した斜視図であ
る。
的に折り曲げて形成された仕切板を表した斜視図であ
る。
【図12】連続した一枚のシート材または板体材を規則
的に折り曲げて形成された仕切板を表した側面断面図で
ある。
的に折り曲げて形成された仕切板を表した側面断面図で
ある。
【図13】連続した一枚のシート材または板体材を規則
的に折り曲げて形成された仕切板の一つのバリエーショ
ンを表した斜視図である。
的に折り曲げて形成された仕切板の一つのバリエーショ
ンを表した斜視図である。
【図14】カセットを外箱内に並列して配置してなる第
2の実施の形態に係るカセット容器の概要構成を表した
図である。
2の実施の形態に係るカセット容器の概要構成を表した
図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係るカセットの
外観を表した斜視図である。
外観を表した斜視図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係るカセットの
外観を表した側面断面図である。
外観を表した側面断面図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係るカセットの
展開体を表した図である。
展開体を表した図である。
【図18】本発明の第3の実施の形態に係る電池収納容
器の概要構成を表した図である。
器の概要構成を表した図である。
【図19】組み上げられて本発明の第2の実施の形態に
係るカセット容器となる展開体を表した平面図(A)お
よび側面図(B)である。
係るカセット容器となる展開体を表した平面図(A)お
よび側面図(B)である。
【図20】本発明の第3の実施の形態に係るカセット容
器の内部にリチウムイオン二次電池が収容された状態を
表した正面図である。
器の内部にリチウムイオン二次電池が収容された状態を
表した正面図である。
【図21】抜き勾配を設けない場合(A)と設けた場合
(B)とでの収容効率を比較して模式的に表した図であ
る。
(B)とでの収容効率を比較して模式的に表した図であ
る。
【図22】本発明の第4の実施の形態に係る電池収納容
器の概要構成を表した図である。
器の概要構成を表した図である。
【図23】本発明の第4の実施の形態に係るトレイ状の
カセット容器に配列形成されてリチウムイオン二次電池
を収容する凹部の概形を表した図である。
カセット容器に配列形成されてリチウムイオン二次電池
を収容する凹部の概形を表した図である。
【図24】本発明の第4の実施の形態に係るトレイ状の
カセット容器にベゼルを当てがって、そのカセット容器
を縦方向に積み重ねると共に横方向に並べて外枠収容体
に収容する場合の一例を表した図である。
カセット容器にベゼルを当てがって、そのカセット容器
を縦方向に積み重ねると共に横方向に並べて外枠収容体
に収容する場合の一例を表した図である。
100…カセット容器、110…外箱、120…仕切
板、200…外枠収容体、201…外枠、300…リチ
ウムイオン二次電池、301a,b…リード電極
板、200…外枠収容体、201…外枠、300…リチ
ウムイオン二次電池、301a,b…リード電極
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3E062 AA01 AB07 AB20 AC02 BB02
BB09 EA02 EB01 EC01 EC04
FA02 FB02 FC03 FC04
3E067 AA11 AB32 AC04 AC12 AC14
BA05B BA05C BB14B BB14C
BC06B BC06C EC35 FA04
5H029 AJ14 CJ16 CJ30 DJ05
5H040 AA03 GG12 GG13 GG14
Claims (17)
- 【請求項1】 外装容器と、その中に収容された発電要
素と、前記発電要素に一端が接続されており他端が前記
外装容器の外部に露出するように設けられたリード電極
とを備えた電池を複数個出入可能に収容する開口を一面
に有した略箱体状の外箱を備えたカセット容器であっ
て、一面に前記電池を出入可能な開口を有する箱状また
は凹状の複数個のカセットまたは複数個の仕切板を前記
外箱の内部に備えており、前記電池を、前記カセットの
それぞれに一個ずつ、または前記仕切板で仕切られた一
つの間隙ごとに一個ずつ、前記リード電極が同一方向に
揃うように収納する、または電池が所定の規則性に則し
た姿勢に保たれるように収納する、難燃性材料からなる
カセット容器と、 前記カセット容器を、複数個並列または積み重ねて収容
する外枠収容体とを備えたことを特徴とする電池収納容
器。 - 【請求項2】 前記カセット容器が、前記外枠収容体に
収容されたときに上面となる一面に開口を有しており外
形が略箱体状である外箱と、前記外箱の内側の空間内を
所定の間隔ごとに仕切ってその個々の間隔ごとに前記電
池を収容可能な間隙を形成する複数枚の仕切板であっ
て、前記外箱の内側に対して個々に独立して着脱可能
で、かつ前記間隔が可変に設定されている仕切板とを備
えていることを特徴とする請求項1記載の電池収納容
器。 - 【請求項3】 前記カセット容器が、前記外枠収容体に
収容されたときに上面となる一面に開口を有しており外
形が略箱体状である外箱と、前記外箱の内側の空間内を
所定の間隔ごとに仕切ってその個々の間隔ごとに前記電
池を収容可能な間隙を形成する仕切板であって、前記外
箱の内側に対して着脱可能で、一枚のシート状または板
体状の材料を規則的に折り曲げて形成された仕切板とを
備えていることを特徴とする請求項1記載の電池収納容
器。 - 【請求項4】 前記カセット容器が、前記外枠収容体に
収容されたときに上面となる一面に開口を有しており外
形が略箱体状である外箱と、前記外箱の内側の空間内に
個々に独立して着脱可能に収容される、一面に前記電池
を出入可能な開口を有する箱状の複数個のカセットとを
備えていることを特徴とする請求項1記載の電池収納容
器。 - 【請求項5】 前記カセット容器が、1つの底面と2つ
の妻面と2つの側面とが一繋がりに形成されており前記
1つの底面または前記2つの側面のうち少くともいずれ
か1面には前記所定の間隔ごとに仕切板があらかじめ設
けられている展開体を折り曲げ加工して箱体状に組み立
てることで前記外箱および前記仕切板を形成されたもの
であることを特徴とする請求項1記載の電池収納容器。 - 【請求項6】 前記カセット容器が、1つの底面と2つ
の妻面と2つの側面とが別体として形成されており、前
記1つの底面または前記2つの側面のうち少くともいず
れか1面には前記所定の間隔ごとに仕切板があらかじめ
設けられている各面の材料を箱体状に組み立てることで
前記外箱および前記仕切板を形成されたものであること
を特徴とする請求項1記載の電池収納容器。 - 【請求項7】 前記2つの側面のそれぞれに、前記仕切
板の半分ずつを略垂直に前記外箱の内側に突出するよう
に設けると共に、前記外箱の開口から前記底面に向かっ
ての所定の深さの位置で前記電池を係止する電池係止部
を設けたことを特徴とする請求項5記載の電池収納容
器。 - 【請求項8】 前記カセット容器が、前記電池を水平に
寝かせて、そのリード電極が同一方向に揃うように収納
する、または電池が所定の規則性に則した姿勢に保たれ
るように収納する、複数の凹部を備えたトレイ状のもの
であることを特徴とする請求項1記載の電池収納容器。 - 【請求項9】 前記カセット容器が、難燃性素材からな
る一枚のシート材または板体材を、ヒートプレス加工ま
たはバキュームプレス加工してなるものであることを特
徴とする請求項8記載の電池収納容器。 - 【請求項10】 所定の厚さを有するベゼルを、カセッ
ト容器の周囲に当てがうようにして介在させて、一つの
前記外枠収容体に複数のカセット容器を積み重ねて収容
するように設定したことを特徴とする請求項8記載の電
池収納容器。 - 【請求項11】 前記外枠収容体が、前記カセット容器
をさらに水平方向にも並列して収容可能であることを特
徴とする請求項10記載の電池収納容器。 - 【請求項12】 前記電池の外形形状が薄型または平角
型であり、かつ前記リード電極は前記電池の外装容器の
一端面から外側へと略平行に2本突出したものであり、 前記カセット容器における前記リード電極が収容される
部分は、前記電池の本体が収容される凹部よりも浅く形
成されており、かつその2本のリード電極が収容される
部分どうしの間の部分は、そのリード電極が収容される
部分とは異なった深さに形成されており、その深さの差
によって、2本のリード電極どうしの間の部分が、リー
ド電極が収容される部分の構造力学的な強度を補強する
リブとなっていることを特徴とする請求項8記載の電池
収納容器。 - 【請求項13】 前記カセットまたは前記仕切板のそれ
ぞれが、前記電池の挿入の際にその電池の表面と滑接し
てその電池を所定の位置または姿勢に導くと共に前記カ
セットまたは前記仕切板の構造的強度を補強するように
突出した形状に形成されたガイドリブを備えていること
を特徴とする請求項1記載の電池収納容器。 - 【請求項14】 前記カセットまたは前記仕切板のそれ
ぞれが、前記電池を収容した状態でその電池のリード電
極に対して略平行に沿うように設けられてリード電極を
外力に因る折り曲げから保護するリード電極保護板を備
えたことを特徴とする請求項1記載の電池収納容器。 - 【請求項15】 前記カセット容器と前記外枠収容体と
が、互いに嵌合されて互いの位置関係を定める複数の嵌
合部を備えており、 その個々の嵌合部どうしの隣り合う間隔が所定の規格に
則して設定されており、前記カセット容器の外形寸法に
対応して、前記外枠収容体に設けられている全ての嵌合
部のうちから所定の個数が選択的に用いられて前記カセ
ット容器の嵌合部と嵌合されるように設定されているこ
とを特徴とする請求項1記載の電池収納容器。 - 【請求項16】 前記電池が、薄型または平角型のリチ
ウムイオン二次電池であることを特徴とする請求項1記
載の電池収納容器。 - 【請求項17】 外装容器とその中に収容された発電要
素と前記発電要素に一端が接続されており他端が前記外
装容器の外部に露出するように設けられたリード電極と
を備えた電池を複数個出入可能に収容する開口を一面に
有した略箱体状の外箱を備えており、外枠収容体の中に
複数個並列または積み重ねて収容されて用いられる、難
燃性材料からなるカセット容器であって、 一面に前記電池を出入可能な開口を有する箱状または凹
状の複数個のカセットまたは複数個の仕切板を前記外箱
の内部に備えており、前記電池を、前記カセットのそれ
ぞれに一個ずつ、または前記仕切板で仕切られた一つの
間隙ごとに一個ずつ、前記リード電極が同一方向に揃う
ように収納する、または電池が所定の規則性に則した姿
勢に保たれるように収納することを特徴とするカセット
容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001342211A JP2003142057A (ja) | 2001-11-07 | 2001-11-07 | 電池収納容器およびそれに用いられるカセット容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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