JP2003141531A - ノイズリダクションシステム、ノイズリダクション方法、ノイズリダクションプログラム、及び電子カメラ - Google Patents

ノイズリダクションシステム、ノイズリダクション方法、ノイズリダクションプログラム、及び電子カメラ

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JP2003141531A
JP2003141531A JP2001342729A JP2001342729A JP2003141531A JP 2003141531 A JP2003141531 A JP 2003141531A JP 2001342729 A JP2001342729 A JP 2001342729A JP 2001342729 A JP2001342729 A JP 2001342729A JP 2003141531 A JP2003141531 A JP 2003141531A
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise

Abstract

(57)【要約】 【課題】解像度の低下を抑えてノイズを除去する。 【解決手段】処理中の注目画素が、画像データで表現さ
れる画像の所定の端部又は端部近傍にあるか否かに応じ
て、所定の算出方向数及び複数の方向識別番号が設定さ
れる。次に、設定された方向識別番号毎に、対応する注
目画素を含む4つの画素のレベル値の各々に、対応する
係数が乗算され、その乗算結果の合計が代表値として算
出される。次に、その算出された各方向識別番号に対応
する複数の代表値の中から、注目画素のレベル値に最も
近い代表値が選択され、その代表値が注目画素のレベル
値として置き換えられる。以上の処理を画像データで表
現される画像の全画素について行う。これにより上記課
題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理技術に関
し、特にデジタルデータで表現される画像からノイズを
除去する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルデータで表現される画像
のノイズ除去処理においては、一般的に平滑化フィルタ
が用いられている。例えば特開2000−069291
号公報には、入力された画像データの特性に応じて、適
用する平滑化フィルタの特性を変更することにより、画
像の劣化を抑える技術が開示されている。
【0003】また、例えば特許第3165225号公報
には、輝度−濃度変換において輝度信号に加わる外来ノ
イズの影響が大きい、輝度レベルの小さい箇所に限定し
てノイズ除去フィルタ(平滑化フィルタ)を適用するこ
とにより、外来ノイズを除去する技術が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな平滑化フィルタを使用したノイズ除去技術では、周
辺画素のレベル値を平均化したものを注目画素のレベル
値に置き換える、等といった処理によりノイズ除去が行
われるために、その処理により得られた画像は、解像度
が低下してしまい、いわゆる"ぼやけた"画像になってし
まうという問題があった。
【0005】本発明の課題は、上記実情に鑑み、解像度
の低下を抑えてノイズを除去する、ノイズリダクション
システム、ノイズリダクション方法、ノイズリダクショ
ンプログラム、及び電子カメラを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像データを入力する入力手段と、該入力手段により入
力された画像データのノイズを除去する処理を行うノイ
ズリダクション手段とを備えたノイズリダクションシス
テムであって、前記ノイズリダクション手段は、前記入
力された画像データの注目画素を含む所定方向の複数の
画素のレベル値から代表値を算出する代表値算出手段
と、該代表値算出手段により算出された複数方向に対応
する複数の代表値の中から所定の条件によって1つの代
表値を選択する代表値選択手段と、前記注目画素のレベ
ル値を前記代表値選択手段により選択された代表値に置
き換える置き換え手段と、を備えたノイズリダクション
システムである。
【0007】上記の構成によれば、ノイズを除去する処
理において、注目画素のレベル値は、注目画素を含む所
定方向の複数の画素のレベル値から算出された複数方向
に対応する複数の代表値の中から選択された1つに置き
換えられる。これにより、解像度の低下を抑えてノイズ
を除去することが可能になる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記代表値算出手段は、前記複数の画素の
レベル値の平均値又は中央値を代表値として算出する、
構成である。この構成によれば、算出される代表値は、
注目画素を含む所定方向の複数の画素のレベル値の平均
値又は中央値になる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記代表値算出手段は、前記複数の画素の
レベル値の各々に該画素に対応した係数を乗算した値の
平均値又は中央値を代表値として算出する、構成であ
る。この構成によれば、算出される代表値は、注目画素
を含む所定方向の複数の画素のレベル値の各々に該画素
に対応した係数を乗算した値の平均値又は中央値にな
る。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記所定方向は、前記注目画素を中心とし
た放射状の方向である、構成である。この構成によれ
ば、注目画素を含む所定方向の複数の画素において、そ
の所定方向は、その注目画素を中心とした放射状の方向
になる。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記代表値選択手段は、前記複数方向に対
応する複数の代表値の中から前記注目画素のレベル値に
最も近い代表値を選択する、構成である。この構成によ
れば、選択される1つの代表値は、注目画素を含む所定
方向の複数の画素のレベル値から算出された複数方向に
対応する複数の代表値の中から、注目画素のレベル値に
最も近いものになる。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ノイズリダクション手段による処理を
同一画像データに対し複数回適用させる、構成である。
この構成によれば、同一の画像データに対しノイズリダ
クション処理が複数回適用される。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記画像データの画像サイズが記憶される
画像サイズ記憶手段と、前記注目画素の座標が記憶され
る注目画素座標記憶手段と、前記画像サイズ記憶手段に
記憶された画像データの画像サイズと前記注目画素座標
記憶手段に記憶された注目画素の座標に基づいて、該注
目画素が該画像データに基づく画像の端部又は端部近傍
にあるか否かを判定する端部判定手段と、該端部判定手
段により前記注目画素が前記端部又は端部近傍にあると
判定されたときに前記複数方向を変更する変更手段と、
を更に備えた構成である。
【0014】この構成によれば、前述の複数方向に対応
する複数の代表値において、その複数方向は、画像デー
タの画像サイズと注目画素の座標を基に、処理中の注目
画素がその画像データに基づく画像の端部又は端部近傍
にあると判定されたことに基づいて、変更される。
【0015】請求項8記載の発明は、画像データを入力
する入力ステップと、該入力ステップにて入力された画
像データのノイズを除去するノイズリダクションステッ
プとを含むノイズリダクション方法であって、前記ノイ
ズリダクションステップには、前記入力された画像デー
タの注目画素を含む所定方向の複数の画素のレベル値か
ら代表値を算出する代表値算出ステップと、該代表値算
出ステップにて算出された複数方向に対応する複数の代
表値の中から所定の条件によって1つの代表値を選択す
る代表値選択ステップと、注目画素のレベル値を前記代
表値選択ステップにて選択された代表値に置き換える置
き換えステップと、が含まれるノイズリダクション方法
である。
【0016】上記の方法によれば、ノイズリダクション
ステップにおいて、注目画素のレベル値は、注目画素を
含む所定方向の複数の画素のレベル値から算出された複
数方向に対応する複数の代表値の中から選択された1つ
に置き換えられる。これにより、解像度の低下を抑えて
ノイズを除去することが可能になる。
【0017】請求項9記載の発明は、コンピュータに、
画像データを入力する入力ステップと、該入力ステップ
にて入力された画像データのノイズを除去するノイズリ
ダクションステップとを実行させるためのプログラムで
あって、前記ノイズリダクションステップには、前記入
力された画像データの注目画素を含む所定方向の複数の
画素のレベル値から代表値を算出する代表値算出ステッ
プと、該代表値算出ステップにて算出された複数方向に
対応する複数の代表値の中から所定の条件によって1つ
の代表値を選択する代表値選択ステップと、注目画素の
レベル値を前記代表値選択ステップにて選択された代表
値に置き換える置き換えステップと、が含まれるプログ
ラムである。
【0018】上記のプログラムをコンピュータに実行さ
せれば、ノイズリダクションステップにおいて、注目画
素のレベル値は、注目画素を含む所定方向の複数の画素
のレベル値から算出された複数方向に対応する複数の代
表値の中から選択された1つに置き換えられる。これに
より、解像度の低下を抑えてノイズを除去することが可
能になる。
【0019】請求項10記載の発明は、撮影により画像
データを記録する電子カメラであって、撮像素子と、該
撮像素子から出力されるアナログ画像信号をA/D変換
するA/D変換手段と、該A/D変換手段の出力に基づ
く画像データから所定の色成分毎の複数の画像データを
生成する色分解手段と、該色分解手段により生成された
前記色成分毎の複数の画像データのうちの所定の色成分
の画像データからノイズを除去する処理を行うノイズリ
ダクション手段と、を備え、前記ノイズリダクション手
段は、前記所定の色成分の画像データの注目画素を含む
所定方向の複数の画素のレベル値から代表値を算出する
代表値算出手段と、該代表値算出手段により算出された
複数方向に対応する複数の代表値の中から所定の条件に
よって1つの代表値を選択する代表値選択手段と、前記
注目画素のレベル値を前記代表値選択手段により選択さ
れた代表値に置き換える置き換え手段と、を備えた電子
カメラである。
【0020】上記の構成によれば、電子カメラによる撮
影により得られた所定の色成分の画像データのノイズ除
去処理では、注目画素のレベル値が、注目画素を含む所
定方向の複数の画素のレベル値から算出された複数方向
に対応する複数の代表値の中から選択された1つに置き
換えられる。これにより、撮影により得られた画像デー
タについて、解像度の低下を抑えてノイズを除去するこ
とが可能になる。
【0021】請求項11記載の発明は、撮影により画像
データを記録する電子カメラであって、撮像素子と、該
撮像素子から出力されるアナログ画像信号をA/D変換
するA/D変換手段と、該A/D変換手段の出力に基づ
く画像データからエッジ成分を抽出して画像データを生
成するエッジ分解手段と、該エッジ分解手段により生成
された画像データからノイズを除去する処理を行うノイ
ズリダクション手段と、を備え、前記ノイズリダクショ
ン手段は、前記エッジ分解手段により生成された画像デ
ータの注目画素を含む所定方向の複数の画素のレベル値
から代表値を算出する代表値算出手段と、該代表値算出
手段により算出された複数方向に対応する複数の代表値
の中から所定の条件によって1つの代表値を選択する代
表値選択手段と、前記注目画素のレベル値を前記代表値
選択手段により選択された代表値に置き換える置き換え
手段と、を備えた電子カメラである。
【0022】上記の構成によれば、電子カメラによる撮
影により得られたエッジ成分が抽出された画像データの
ノイズ除去処理では、注目画素のレベル値が、注目画素
を含む所定方向の複数の画素のレベル値から算出された
複数方向に対応する複数の代表値の中から選択された1
つに置き換えられる。これにより、撮影により得られた
画像データについて、解像度の低下を抑えてノイズを除
去することが可能になる。
【0023】請求項12記載の発明は、請求項10又は
11記載の発明において、前記代表値算出手段は、前記
複数の画素のレベル値の平均値又は中央値を代表値とし
て算出する、構成である。この構成によれば、算出され
る代表値は、注目画素を含む所定方向の複数の画素のレ
ベル値の平均値又は中央値になる。
【0024】請求項13記載の発明は、請求項10又は
11記載の発明において、前記代表値算出手段は、前記
複数の画素のレベル値の各々に該画素に対応した係数を
乗算した値の平均値又は中央値を代表値として算出す
る、構成である。この構成によれば、算出される代表値
は、注目画素を含む所定方向の複数の画素のレベル値の
各々に該画素に対応した係数を乗算した値の平均値又は
中央値になる。
【0025】請求項14記載の発明は、請求項10又は
11記載の発明において、前記所定方向は、前記注目画
素を中心とした放射状の方向である、構成である。この
構成によれば、注目画素を含む所定方向の複数の画素に
おいて、その所定方向は、その注目画素を中心とした放
射状の方向になる。
【0026】請求項15記載の発明は、請求項10又は
11記載の発明において、前記代表値選択手段は、前記
複数方向に対応する複数の代表値の中から前記注目画素
のレベル値に最も近い代表値を選択する、構成である。
この構成によれば、選択される1つの代表値は、注目画
素を含む所定方向の複数の画素のレベル値から算出され
た複数方向に対応する複数の代表値の中から、注目画素
のレベル値に最も近いものになる。
【0027】請求項16記載の発明は、請求項10又は
11記載の発明において、前記ノイズリダクション手段
による処理を同一画像データに複数回適用させる、構成
である。この構成によれば、同一の画像データに対しノ
イズリダクション処理が複数回適用される。
【0028】請求項17記載の発明は、請求項13記載
の発明において、ゲインに関する設定に応じて前記撮像
素子の出力を増幅するゲインコントロール手段と、アパ
ーチャ補正に関する設定に応じて前記ゲインコントロー
ル手段の出力に基づく画像データからエッジ成分を抽出
して強調するアパーチャ補正手段と、リサイズに関する
設定に応じて画像データの画像サイズをリサイズするリ
サイズ手段と、を更に備え、前記ゲインに関する設定、
前記アパーチャ補正に関する設定、又は前記リサイズに
関する設定の何れかの設定に応じて、少なくとも前記複
数方向又は前記係数の何れかを変更する、構成である。
【0029】この構成によれば、少なくとも前述の複数
方向又は係数は、ゲインに関する設定、アパーチャ補正
に関する設定、又はリサイズに関する設定の何れかの設
定に応じて変更される。請求項18記載の発明は、請求
項16記載の発明において、ゲインに関する設定に応じ
て前記撮像素子の出力を増幅するゲインコントロール手
段と、アパーチャ補正に関する設定に応じて前記ゲイン
コントロール手段の出力に基づく画像データからエッジ
成分を抽出して強調するアパーチャ補正手段と、リサイ
ズに関する設定に応じて画像データの画像サイズをリサ
イズするリサイズ手段と、を更に備え、前記ゲインに関
する設定、前記アパーチャ補正に関する設定、又は前記
リサイズに関する設定の何れかの設定に応じて、前記ノ
イズリダクション手段による処理が適用される回数を変
更する、構成である。
【0030】この構成によれば、ノイズリダクション処
理が適用される回数は、ゲインに関する設定、アパーチ
ャ補正に関する設定、又はリサイズに関する設定の何れ
かの設定に応じて変更される。請求項19記載の発明
は、請求項17又は18記載の発明において、前記ゲイ
ンに関する設定に応じて、前記ノイズリダクション手段
により行われる処理の実行を許可又は禁止する、構成で
ある。
【0031】この構成によれば、ゲインに関する設定に
応じてノイズリダクション処理が実行又は禁止される。
請求項20記載の発明は、請求項10、11、17、1
8、19の何れか1項記載の発明において、前記画像デ
ータの画像サイズが記憶される画像サイズ記憶手段と、
前記注目画素の座標が記憶される注目画素座標記憶手段
と、前記画像サイズ記憶手段に記憶された画像データの
画像サイズと前記注目画素座標記憶手段に記憶された注
目画素の座標に基づいて、該注目画素が該画像データに
基づく画像の端部又は端部近傍にあるか否かを判定する
端部判定手段と、該端部判定手段により前記注目画素が
前記端部又は端部近傍にあると判定されたときに、前記
複数方向を変更する変更手段と、を更に備えた構成であ
る。
【0032】この構成によれば、前述の複数方向に対応
する複数の代表値において、その複数方向は、画像デー
タの画像サイズと注目画素の座標を基に、処理中の注目
画素がその画像データに基づく画像の端部又は端部近傍
にあると判定されたことに基づいて変更される。
【0033】請求項21記載の発明は、撮影により画像
データを記録する電子カメラのノイズリダクション方法
であって、撮像素子から出力されるアナログ画像信号を
A/D変換するA/D変換ステップと、該A/D変換ス
テップにてA/D変換された画像データに基づいて所定
の色成分毎の複数の画像データを生成する色分解ステッ
プと、該色分解ステップにて生成された前記色成分毎の
複数の画像データのうちの所定の色成分の画像データか
らノイズを除去するノイズリダクションステップと、を
含み、前記ノイズリダクションステップには、前記所定
の色成分の画像データの注目画素を含む所定方向の複数
の画素のレベル値から代表値を算出する代表値算出ステ
ップと、該代表値算出ステップにて算出された複数方向
に対応する複数の代表値の中から所定の条件によって1
つの代表値を選択する代表値選択ステップと、注目画素
のレベル値を前記代表値選択ステップにより選択された
代表値に置き換える置き換えステップと、が含まれる電
子カメラのノイズリダクション方法である。
【0034】上記の方法によれば、電子カメラによる撮
影により得られた所定の色成分の画像データからノイズ
を除去するノイズリダクションステップでは、注目画素
のレベル値が、注目画素を含む所定方向の複数の画素の
レベル値から算出された複数方向に対応する複数の代表
値の中から選択された1つに置き換えられる。これによ
り、撮影により得られた画像データについて、解像度の
低下を抑えてノイズを除去することが可能になる。
【0035】請求項22記載の発明は、撮影により画像
データを記録する電子カメラのノイズリダクション方法
であって、撮像素子から出力されるアナログ画像信号を
A/D変換するA/D変換ステップと、該A/D変換ス
テップにてA/D変換された画像データに基づきエッジ
成分を抽出して画像データを生成するエッジ分解ステッ
プと、該エッジ分解ステップにて生成された画像データ
からノイズを除去するノイズリダクションステップと、
を含み、前記ノイズリダクションステップには、前記エ
ッジ分解ステップにて生成された画像データの注目画素
を含む所定方向の複数の画素のレベル値から代表値を算
出する代表値算出ステップと、該代表値算出ステップに
て算出された複数方向に対応する複数の代表値の中から
所定の条件によって1つの代表値を選択する代表値選択
ステップと、注目画素のレベル値を前記代表値選択ステ
ップにて選択された代表値に置き換える置き換えステッ
プと、が含まれる電子カメラのノイズリダクション方法
である。
【0036】上記の方法によれば、電子カメラによる撮
影により得られたエッジ成分が抽出された画像データか
らノイズを除去するノイズリダクションステップでは、
注目画素のレベル値が、注目画素を含む所定方向の複数
の画素のレベル値から算出された複数方向に対応する複
数の代表値の中から選択された1つに置き換えられる。
これにより、撮影により得られた画像データについて、
解像度の低下を抑えてノイズを除去することが可能にな
る。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明の第一の実施
の形態に係る電子カメラの構成例を示すブロック図であ
る。
【0038】同図に示したように、この電子カメラは、
撮影レンズ1と、この撮影レンズ1により結像される光
学的な被写体像を光電変換し、該被写体像に対応する電
気信号を生成するCCD( Charge-Coupled Devices )
2と、このCCD2の出力信号から画像信号成分を抽出
するCDS(Correlated Double Sampling)回路(相関
二重サンプリング回路)3と、このCDS回路3の出力
信号レベルを所定のゲイン値に調整するAGC(Automa
tic Gain Control)回路4と、ユーザからの指示に応じ
てそのゲイン値を設定するゲイン設定手段5と、上記A
GC回路4から出力されるアナログ画像信号をデジタル
データであるデジタル画像信号に変換するA/D変換器
6と、該デジタル画像信号の色信号に対してホワイトバ
ランス補正を行うホワイトバランス補正部(WB)7
と、このホワイトバランス補正部7によりホワイトバラ
ンス補正処理が施された画像信号から高周波成分を除去
して得られた画像信号をR0信号、G0信号、B0信号
の三原色の各色信号に分離する色分離回路8と、色再現
性を改善するための色補正を行う色マトリクス補正回路
9と、色信号のガンマ(γ)補正処理を施す色γ補正回
路10と、R,G,Bの各色信号を輝度信号YLと二つ
の色差信号Cr、Cbに変換するYC変換回路11と、
YL及びCr、Cb各信号に対して色消しや色作成等の
画像処理を行う画像処理回路12と、画像処理済みの色
差信号Cr、Cbに対してノイズリダクション処理を行
うノイズリダクション手段13と、を備えている。
【0039】更に、上記A/D変換器6の出力であるデ
ジタル画像信号から輝度信号(Y信号)のみを抽出し、
該Y信号から低周波成分を除去して輪郭信号(以下、エ
ッジ信号という)を抽出した後に所定のアパーチャ補正
レベルのエッジ強調を行うエッジ信号抽出アバーチヤー
補正回路14と、ユーザからの指示に応じてそのアバー
チヤー補正レベルの設定を行うアバーチヤー補正設定手
段15と、エッジ信号に対して上記ノイズリダクション
手段13と同様のノイズリダクション処理を行うノイズ
リダクション手段16と、このノイズリダクション手段
16から出力されるエッジ信号に上記画像処理済みの輝
度信号YLを加算し輝度信号Yを作成する加算器17
と、該加算器17の出力である輝度信号Yと上記ノイズ
リダクション手段13の出力である色差信号Cr、Cb
とから得られる画像データを所定の記録画像サイズに変
換する(リサイズする)画像サイズ変換手段18と、ユ
ーザからの指示に応じてその記録画像サイズの設定を行
う記録画像サイズ設定手段19と、該画像サイズ変換手
段18によりサイズ変換された画像を図示しない記録媒
体に記録する記録手段20と、を備えている。
【0040】尚、加算器17と画像サイズ変換手段18
の中間にあるブロック(構成要素)は輝度信号Yが確定
されたことを、またノイズリダクション手段16と画像
サイズ変換手段18の中間にあるブロックは色差信号C
r、Cbが確定されたことを示すものである。
【0041】また、上記ノイズリダクション手段13及
びノイズリダクション手段16は、上記ゲイン設定手段
5、アバーチヤー補正設定手段15及び記録画像サイズ
設定手段19により設定された設定条件に基づいて制御
される。また、不図示ではあるが、この電子カメラは、
内部メモリに予め格納されているカメラプログラムを実
行することにより電子カメラ全体の動作を制御するCP
U(中央演算処理部)や、撮影準備及び撮影開始を指示
するレリーズボタンや、その撮影準備が指示されたこと
によりONされる1stレリーズスイッチや、その撮影
開始が指示されたことによりONされる2ndレリーズ
スイッチや、ノイズリダクション手段13,16にて行
われる処理中の画像データ等が一時的に格納されるSD
RAM( Synchronous DRAM )等も備えている。
【0042】本構成例の電子カメラは以上のように構成
されている。次に、上述した構成を有する電子カメラに
おけるCPUによって行われる電子カメラの制御処理に
ついて説明する。尚、この電子カメラの制御処理は、C
PUが内部メモリに格納されているカメラプログラムを
読み込んで実行することによって実現される。
【0043】図2 は、この電子カメラの撮影処理の一
例を示すフローチャートである。尚、同図に示したフロ
ーは、レリーズボタンの半押しにより1stレリーズス
イッチがONとなり撮影準備指示がなされたときに開始
される。まず、S201では、フォーカスレンズの合焦
位置を求め、その合焦位置へフォーカスレンズを移動す
る等といった、AF(Auto Focus:自動焦点調整)の制
御処理が行われる。
【0044】S202では、被写体光量を測光し、その
測光結果に応じて絞り値やシャッタースピード値を設定
する等といった、AE( Auto Exposure :自動露出調
整)の制御処理が行われると共に、その測光結果に応じ
てストロボ発光を行うか否かを判定する処理が行われ
る。
【0045】続くS203以降の処理は、レリーズボタ
ンの全押しにより2ndレリーズスイッチがONとなり
撮影開始指示がなされたときに開始される。S203で
は、前述の被写体光量の測光結果に応じてストロボ発光
量が算出される。但し、前ステップにおいて、ストロボ
発光を行う判定がなされていないときには、本ステップ
は行われない。
【0046】S204では、不図示の絞り機構が駆動さ
れ、前述の設定された絞り値に応じた位置へ絞りが移動
される。S205では、ストロボ発光及び露光が行われ
る。すなわち、前述のストロボ発光量に応じてストロボ
発光が行われ、そのときの被写体像が撮影レンズ1によ
りCCD2に結像される。但し、S202の処理におい
て、ストロボ発光を行う判定がなされていないときに
は、このストロボ発光は行われない。
【0047】S206では、不図示のシャッター機構が
駆動され、シャッターが閉じられる。S207では、撮
影画像の読み出しが行われる。すなわち、CCD2に結
像されている被写体像に対応する電気信号が生成され
る。
【0048】S208では、不図示のシャッター機構が
駆動され、シャッターが開けられる。S209では、前
述のS207の処理にて得られた、被写体像に対応する
電気信号(CCD2の出力信号)に対し、前述の図1を
用いて説明した所定の構成要素を介したノイズリダクシ
ョン処理等を含む所定の処理が施され、記録手段20に
記録する形式の画像データが得られる。
【0049】S210では、前ステップで得られた、記
録手段20に記録する形式の画像データが記録手段20
に記録され、本フローが終了する。以上までの処理が撮
影処理であり、この処理をCPUが行うことによって、
撮影により得られた画像を表現する画像データが記録手
段20に記録される。
【0050】次に、前述のS209の処理で行われる、
ノイズリダクション手段13又はノイズリダクション手
段16における処理について説明する。図3は、ノイズ
リダクション手段13又はノイズリダクション手段16
における処理の一例を示すフローチャートである。尚、
同図に示したフローは、ノイズリダクション手段13又
はノイズリダクション手段16に、図1を用いて説明し
た、対応する所定形式の画像データが入力されたときに
開始される処理である。また、ノイズリダクション処理
13における処理及びノイズリダクション処理16にお
ける処理は並列して行われるようにしても良く、又は一
方の処理が終了した後に他方の処理が開始されるように
しても良い。
【0051】同図において、まず、S301では、ノイ
ズリダクションの設定がOFFであるか否かが判定さ
れ、この判定結果がYesの場合には入力された画像デ
ータがそのままノイズリダクション手段13(又は1
6)から出力され、本フローが終了する。一方、Noの
場合にはS302へ処理が進む。
【0052】尚、ノイズリダクションのON/OFF設
定は、ゲイン設定手段5、アパーチャ補正設定手段1
5、及び記録画像サイズ設定手段19により設定されて
いる設定値に応じて設定されるものであり、詳しくは図
7を用いて後述する。S302では、カウンターの値が
0に設定される( count =0)。
【0053】S303では、カウンターの値がノイズリ
ダクションの実行回数よりも少ないか否かが判定され、
この判定結果がYesの場合にはS304へ処理が進
み、Noの場合には、その時に得られている画像データ
がノイズリダクション手段13(又は16)から出力さ
れ、本フローが終了する。
【0054】尚、ノイズリダクションの実行回数も、ゲ
イン設定手段5、アパーチャ補正設定手段15、及び記
録画像サイズ設定手段19により設定されている設定値
に応じて設定されるものであり、詳しくは図7を用いて
後述する。S304では、図5を用いて後述するノイズ
リダクション処理が行われる。
【0055】S305では、カウンターの値がインクリ
メントされて処理がS303へ戻る。以上までの処理が
ノイズリダクション手段13又はノイズリダクション手
段16における処理であり、この処理をCPUが行うこ
とによって、設定されているノイズリダクションの実行
回数分、ノイズリダクション処理が行われる。
【0056】尚、このノイズリダクション手段13,1
6における処理において、その処理中の画像データは、
その都度SDRAMに格納される。図4は、その処理中
の画像データのSDRAMへの格納例を説明する図であ
る。
【0057】同図に示したように、SDRAMには2つ
の画像エリアとして画像1エリアと画像2エリアが確保
され、ノイズリダクション手段13(又は16)に入力
された画像データ(入力画像)は、まず画像1エリアに
格納される。続いて、この画像1エリアに格納された画
像データが読み出されて1回目のノイズリダクション処
理(NR1回目)が施された画像データ(出力画像)は
画像2エリアに格納される。続いて、この画像2エリア
に格納された画像データ(入力画像)が読み出されて2
回目のノイズリダクション処理(NR2回目)が施され
た画像データ(出力画像)は再び画像1エリアに格納さ
れる。
【0058】以降同様に、一方の画像エリアに格納され
た画像データ(入力画像)が読み出されてノイズリダク
ション処理が施された画像データ(出力画像)は、他方
の画像エリアに格納される。以上のようにして、ノイズ
リダクション手段13(又は16)における処理中の画
像データは、設定されたノイズリダクションの実行回数
分、SDRAMに確保された2つの画像エリアに交互に
格納される。
【0059】次に、図3のS304に示したノイズリダ
クション処理について説明する。図5は、そのノイズリ
ダクション処理の一例を示すフローチャートである。同
図において、まずS501では、処理する画像データか
ら画素数で表現される画像サイズを取得して、その取得
した画像サイズをWin×Hinとする。また、画像データ
で表現される画像の左上の画素を注目画素として、注目
画素座標を(0,0)に設定する。尚、この画像サイズ
Win×Hin と注目画素座標(x,y)は、その都度、
前述のSDRAMの所定エリアに格納され、必要に応じ
て読み出される。
【0060】S502では、注目画素のx座標が3より
小さく、かつそのy座標が3より小さいか否かが判定さ
れ、その判定結果がYesの場合にはS503へ処理が
進み、Noの場合にはS504へ処理が進む。S503
では、算出方向数が7に、このときの方向識別番号が1
8乃至23と0に設定され、その後処理がS519へ進
む。
【0061】尚、算出方向数とは算出する代表値の総数
であり、方向識別番号の設定数を示す値でもある。ま
た、方向識別番号とは注目画素を含む所定方向の4つの
画素を特定するための番号であり、一つの方向識別番号
に対して1つの方向が対応付けされている。これらにつ
いては図6を用いて後述する。
【0062】S504では、注目画素のx座標がWin−
4より大きく、かつそのy座標が3より小さいか否かが
判定され、その判定結果がYesの場合にはS505へ
処理が進み、Noの場合にはS506へ処理が進む。S
505では、算出方向数が7に、このときの方向識別番
号が12乃至18に設定され、その後処理がS519へ
進む。
【0063】S506では、注目画素のx座標がWin−
4より大きく、かつそのy座標がHin−4より大きいか
否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS5
07へ処理が進み、Noの場合にはS508へ処理が進
む。S507では、算出方向数が7に、このときの方向
識別番号が6乃至12に設定され、その後処理がS51
9へ進む。
【0064】S508では、注目画素のx座標が3より
小さく、かつそのy座標がHin−4より大きいか否かが
判定され、その判定結果がYesの場合にはS509へ
処理が進み、Noの場合にはS510へ処理が進む。S
509では、算出方向数が7に、このときの方向識別番
号が0乃至6に設定され、その後処理がS519へ進
む。
【0065】S510では、注目画素のx座標が3より
小さいか否かが判定され、その判定結果がYesの場合
にはS511へ処理が進み、Noの場合にはS512へ
処理が進む。S511では、算出方向数が13に、この
ときの方向識別番号が0乃至6と18乃至23に設定さ
れ、その後処理がS519へ進む。
【0066】S512では、注目画素のx座標がWin−
4より大きいか否かが判定され、その判定結果がYes
の場合にはS513へ処理が進み、Noの場合にはS5
14へ処理が進む。S513では、算出方向数が13
に、このときの方向識別番号が6乃至18に設定され、
その後処理がS519へ進む。
【0067】S514では、注目画素のy座標が3より
小さいか否かが判定され、その判定結果がYesの場合
にはS515へ処理が進み、Noの場合にはS516へ
処理が進む。S515では、算出方向数が13に、この
ときの方向識別番号が12乃至23と0に設定され、そ
の後処理がS519へ進む。
【0068】S516では、注目画素のy座標がHin−
4より大きいか否かが判定され、その判定結果がYes
の場合にはS517へ処理が進み、Noの場合にはS5
18へ処理が進む。S517では、算出方向数が13
に、このときの方向識別番号が0乃至12に設定され、
その後処理がS519へ進む。
【0069】S518では、算出方向数が24に、この
ときの方向識別番号が0乃至23に設定される。尚、本
ステップにおいて、ゲイン設定手段5、アパーチャ補正
設定手段15、及び記録画像サイズ設定手段19により
設定されている設定値により、厳密にノイズを除去する
必要がないと思われる画像データ、例えば設定されたゲ
イン値が低い場合や設定されたアパーチャ補正レベルが
低い場合や設定された画像サイズが小さい場合等には、
処理時間の短縮化を考慮して、算出方向数を少なく設定
し、その算出方向数に対応する方向識別番号を設定する
ようにしても良い。例えば、算出方向数が16,そのと
きの方向識別番号が0・1・3・4・6・7・9・10
・12・13・15・16・18・19・21・23
に、或いは算出方向数が8,そのときの方向識別番号が
0・3・6・9・12・15・18・21等に設定され
る。
【0070】このように、S502乃至S518までの
処理では、画像サイズWin×Hinとその時の注目画素座
標(x,y)を基に、注目画素が画像データにより表現
される画像の所定の端部又は端部近傍にあるか否かが判
断され、その判断結果に応じて所定の算出方向数とその
ときの方向識別番号が設定される。
【0071】S519では、算出済み方向数が1に設定
される。S520では、算出方向が選択される。すなわ
ち、設定されている方向識別番号の中から、その識別番
号の小さい順に、未選択の方向識別番号が選択される。
S521では、選択中の方向識別番号に対応する、注目
画素を含む4つの画素のレベル値の加重平均値が求めら
れ、その値がその方向識別番号に対応する代表値として
設定される。尚、本例における加重平均値の求め方は図
6を用いて後述する。
【0072】S522では、設定されている算出方向数
と算出済み方向数が等しいか否かが判定され、この判定
結果がYesの場合にはS524へ処理が進み、Noの
場合にはS523へ処理が進む。S523では、算出済
み方向数がインクリメントされ、S520へ処理が戻
る。
【0073】S524では、S521の処理により求め
られた、設定されている方向識別番号に対応する複数の
代表値(複数方向に対応する複数の代表値)の中から、
注目画素のレベル値に最も近い代表値が選択される。但
し、注目画素のレベル値と等しいレベル値の代表値が存
在する場合には、その代表値が選択される。
【0074】S525では、前ステップで選択された代
表値が、注目画素のレベル値として置き換えられる。S
526では、画像データにかかる全ての画素について、
注目画素として前述のS502乃至S525の処理を行
ったか否かの判定が行われ、この判定結果がYesの場
合には本フローが終了し、Noの場合にはS527へ処
理が進む。
【0075】S527では、注目画素を、次の座標に設
定し、その後処理はS502へ戻る。尚、S527のス
テップにおいて、注目画素の座標は、例えば次のような
順番で設定される。まず、(0,0)からx座標が順に
インクリメントされ、x座標がWin −1になった後は
y座標がインクリメントされると共にx座標が0にされ
て再びx座標が順にインクリメントされ、x座標がWin
−1になった後は再びy座標がインクリメントされる
と共にx座標が0にされて再びx座標が順にインクリメ
ントされる、等といった具合に(Win −1,Hin −
1)まで順に設定される。
【0076】以上までの処理がノイズリダクション処理
であり、この処理をCPUが行うことによって、解像度
の低下の少ないノイズが除去された画像データが得られ
る。次に、前述の算出方向数及び方向識別番号について
説明する。図6は、各方向識別番号に対応する、注目画
素を含む所定方向の4つの画素の一例を示す図である。
【0077】同図に示したように、本例では、注目画素
を含む所定方向の4つの画素は、方向識別番号に対応し
て全部で24種類ある。すなわち、本例において適用可
能な算出方向数は最大24になる。また、各方向識別番
号において、注目画素を含む4つの画素とは、K1、K
2、K3、K4と付された画素であり、そのうちのK1
と付された画素が注目画素である。同図に示したよう
に、これら4つの画素は、注目画素を中心として放射状
の方向に位置される。
【0078】また、K1、K2、K3、K4は、各画素
に対応する係数であり(但し、K1+K2+K3+K4
=1)、ゲイン設定手段5、アパーチャ補正設定手段1
5、及び記録画像サイズ設定手段19により設定された
設定値に応じて決定される値である。このK1、K2、
K3、K4は、前述の図5のS521の処理で行われる
加重平均値の算出の際に使用される。本例では、K1、
K2、K3、K4と付された画素の各々のレベル値をG
1、G2、G3、G4としたとき、加重平均値は、G1
×K1+G2×K2+G3×K3+G4×K4により算
出される。尚、加重平均値の小数点以下は四捨五入され
る。
【0079】次に、前述の、ゲイン設定手段5、アパー
チャ補正設定手段15、及び記録画像サイズ設定手段1
9により設定された設定値に応じて決定される、算出方
向数、係数(K1,K2,K3,K4)、及びノイズリ
ダクション回数の一例について説明する。
【0080】図7は、その算出方向数、係数(K1,K
2,K3,K4)、及びノイズリダクション回数の一例
を示す図である。同図に示したように、本例では、ゲイ
ン設定手段5によりISO100又はISO400の何
れかのゲイン設定が可能である。また、アパーチャ補正
設定手段15により+1,0,−1の何れかのアパーチ
ャ補正設定が可能である。また、記録画像サイズ設定手
段19により1600×1200又は640×480の
何れかの記録画像サイズ設定が可能である。
【0081】このような設定手段により所定の設定値が
設定されると、同図に示したような、対応する所定の算
出方向数、係数(K1,K2,K3,K4)、ノイズリ
ダクション回数が設定される。同図に示した例では、高
いゲイン値や、高いアパーチャ補正レベルや、大きな画
像サイズが設定されるほど、厳密なノイズ除去が行われ
るように、算出方向数及びノイズリダクション回数が多
く設定されると共に、それに対応する係数が設定され
る。また、これとは逆に、低いゲイン値や、低いアパー
チャ補正レベルや、小さな画像サイズが設定されるほ
ど、厳密度の低いノイズ除去が行われるように、算出方
向数及びノイズリダクション回数が少なく設定されると
共に、それに対応する係数が設定される。
【0082】例えば、ゲイン値としてISO100、画
像サイズとして640×480が設定されていたときに
は、ノイズリダクション回数が0回、すなわちノイズリ
ダクション処理が行われないように設定される。また、
この場合には、算出方向数及び係数は設定されない。す
なわち、ゲイン値がISO100、画像サイズが640
×480に設定されていたときにはノイズリダクション
処理の実行が禁止され、また、これ以外のものが設定さ
れていたときにはその実行が許可されることになる。
尚、このノイズリダクション処理の実行の許可/禁止
を、設定されているゲイン値のみに基づいて行われるよ
うにしても良い。
【0083】また、本例では、ユーザにより、ゲイン
値、アパーチャ補正レベル、画像サイズが設定されてい
ないときには、デフォルト設定がなされる。このデフォ
ルト設定では、例えばゲイン値がISO100、アパー
チャ補正レベルが0、画像サイズが640×480にな
る。従って、この場合の設定では、ノイズリダクション
処理は行われないことになる。
【0084】次に、前述の図5のフローに示したノイズ
リダクション処理による処理結果を、従来のノイズリダ
クション処理による処理結果と比較して説明する。図8
(a),(b),(c),(d) は、それを説明するための図であり、
同図(a) はノイズリダクション処理前の画像データ(入
力データ)の一例、同図(b) は従来のノイズリダクショ
ン処理に使用されるLPF( Low Pass Filter )の一
例、同図(c)は従来のノイズリダクション処理により得
られた画像データ、同図(d) は図5に示したノイズリダ
クション処理により得られた画像データである。
【0085】尚、図8(a) 及び同図(c),(d) に示した数
字は、各画素のレベル値であり、また同図(b) に示した
数字は、各画素に対応する係数である。また、同図(a),
(c),(d) に示した画像データにおいて、左上の画素の座
標(0,0)とし、同図(a)の矢印に示したように、水
平方向と垂直方向をそれぞれx方向、y方向とする。ま
た、同図(a) において、座標(5,3)から座標(1
1、3)までの画素には、いわゆる罫線のような線状の
ものが表されているものとし、座標(8,3)の画素の
レベル値は、本来は2であるがノイズにより3になって
いるものとする。
【0086】図8(a) 乃至(c) に示したように、従来の
ノイズリダクション処理では、同図(b) に示したような
LPFを用いて、同図(a) に示した画像データの所定の
3×3の画素ブロックの加重平均値を算出し、この算出
値を、その3×3の画素ブロックの注目画素である左上
の画素のレベル値として置き換える、といった処理が繰
り返される。尚、ここでは、その加重平均値は次のよう
にして算出される。すなわち、所定の3×3の画素ブロ
ックにおいて、各画素のレベル値に同図(b) に示した各
画素に対応する係数をそれぞれ乗算し、その乗算結果の
合計を、係数の合計で除算することにより算出される。
但し、この除算結果の小数点以下は四捨五入される。例
えば、同図(a) の太線に示した3×3の画素ブロックの
加重平均値は、(10×1+10×2+10×1+10
×2+10×4+10×2+10×1+10×2+10
×1)/(1+2+1+2+4+2+1+2+1)によ
り10になる。従って、この場合の注目画素である左上
の画素のレベル値は、同図(c) の太線に示した10に置
き換えられる。このような3×3の画素ブロックを1画
素づつずらし、同様にして処理が行われることにより、
同図(c) に示したような画像データが得られる。例え
ば、同図(a) の画像データの座標(5,3)の画素(太
線で示されたレベル値2の画素)を中心とした3×3の
画素ブロックにより、同図(c) の画像データの座標
(4,2)の注目画素(太線に示された画素)のレベル
値が7に置き換えられる。また、同図(a) の画像データ
の座標(8,3)の画素(網掛けで示されたレベル値3
の画素)を中心とした3×3の画素ブロックにより、同
図(c) の画像データの座標(7,2)の注目画素(網掛
けに示された画素)のレベル値が6に置き換えられる。
但し、このような3×3の画素ブロックは、同図(a) に
示した画像データの下側3画素分及び右側3画素分まで
にしか適用できないので、得られる画像データのサイズ
は、同図(c) に示したように、処理前の画像データの下
側2画素分及び右側2画素分が省かれたサイズになる。
【0087】このようにして得られた、従来のノイズリ
ダクション処理による画像データ(同図(c) )は、処理
前の画像データ(同図(a) )に対し、解像度の低下が著
しいのが確認できる。例えば、処理前の画像データにお
いて、座標(5,3)から座標(11,3)までの画素
とその周辺の画素を比較すると、両者には大きなレベル
値の差があるにもかかわらず、処理後の画像データの対
応する画素においては、その差が少なくなり、更に広範
囲の画素において処理前とは異なるレベル値に置き換え
られてしまっており、解像度の低い、いわゆる"ぼやけ
た"画像(画像データ)が得られてしまっている。
【0088】これに対し、同図(d) に示したように、図
5に示したノイズリダクション処理により得られた画像
データには、解像度の低下はほとんどなく、例えば、前
述の処理前の画像データにおける座標(5,3)から座
標(11,3)までの画素とその周辺の画素に対応する
画素においては、処理前と同様のレベル値の差が得られ
ており、解像度の低下は確認されない。また、処理前の
画像データの座標(8,3)の画素のレベル値3が、図
5に示した処理により、レベル値2に置き換えられ、ノ
イズが除去されているのも確認できる。
【0089】このように、図5に示したノイズリダクシ
ョン処理により得られた画像データは、従来のノイズリ
ダクション処理により得られた画像データに比べて解像
度の低下がほとんどないのが確認できる。次に、本発明
の第二の実施の形態について説明する。
【0090】図9は、本発明の第二の実施の形態に係る
ノイズリダクションシステムの構成例を示すブロック図
である。同図に示したノイズリダクションシステム(以
下、単にシステムという)は、入出力部25、CPU2
6、SDRAM27、及び操作部28等を備えて構成さ
れている。
【0091】入出力部25は、このシステムへの画像デ
ータ(デジタルデータ)の入力や、このシステムからの
画像データの出力を行うものであり、例えば、このシス
テムとこれに装着されたメモリカード等の記録媒体との
間や、このシステムとこれにケーブル等を介して接続さ
れた外部装置との間等での画像データの授受を可能にす
るインタフェースである。
【0092】CPU26は、中央演算処理部であり、内
部メモリに予め格納されているプログラムを実行するこ
とによって、このシステム全体の動作を制御する。例え
ば、操作部28を介して指示された設定に応じて入出力
部25から入力された画像データのノイズ除去(ノイズ
リダクション)に係る制御等を行う。
【0093】SDRAM27は、CPU26による制御
処理の実行のためのワークエリアとして使用されるメモ
リであり、例えば処理中の画像データ等が一時的に格納
される。操作部28は、各種の動作・設定指示を行うた
めに操作される各種設定スイッチやボタン等の総称であ
る。この操作部28を介して、例えばゲイン値やアパー
チャ補正レベルや画像サイズ等の設定指示がCPU26
へ通知される。
【0094】以上が本例のシステムの構成である。上述
した構成を有するシステムにおけるCPU26によって
行われるシステムの制御処理は、CPU26が、内部メ
モリに格納されているプログラムを読み込んで実行する
ことによって実現され、その制御処理は、前述の図3及
び図5に示した処理と同様の処理が行われる。この場
合、図3に示した処理中には、前述の図4に示したよう
にして画像データがSDRAMに格納される。また、図
5に示した処理にて使用される算出方向数及び方向識別
番号は、図6に基づくものであり、また、設定される算
出方向数、係数、ノイズリダクション回数は、図7に基
づいて設定されるものである。
【0095】これにより、解像度の低下の少ないノイズ
が除去された画像データが得られる。尚、上述した第一
及び第二の実施の形態では、図6に示したように、各方
向識別番号の代表値は、対応する4つの画素を基に算出
されるものであったが、その画素の数は4に限定される
ものではなく、その他の数であっても良い。また、全算
出方向数を24としたが、その数は24に限定されるも
のではなく、その他の数であっても良い。また、K1と
付された画素を注目画素としていたが、その他のK2、
K3、K4の何れかを注目画素としても良い。
【0096】また、第一及び第二の実施の形態では、図
7に示した内容を基に、算出方向数、係数(K1,K
2,K3,K4)、及びノイズリダクション回数が設定
される例を示したが、例えば、その各々を、ゲイン設定
手段5により設定されたゲイン値、アパーチャ補正設定
手段15により設定されたアパーチャ補正レベル、又は
記録画像サイズ設定手段19により設定された記録画像
サイズの何れか1つに応じて設定されるようにしても良
く、又はその組み合わせに応じて設定されるようにして
も良い。
【0097】また、第一及び第二の実施の形態では、代
表値を、4つの画素のレベル値の各々に、対応する係数
を乗算した値の合計値を代表値としたが、例えば、その
4つの画素のレベル値の各々に、対応する係数を乗算し
た値の平均値又は中央値を代表値としても良く、又はそ
の4つの画素のレベル値の各々の平均値又は中央値を代
表値としても良い。尚、中央値とは、例えば、得られて
いる4つの値の中から最小値及び最大値を抽出し(最小
値+最大値)/2により求められる値である。又は、得
られている4つの値の中で(最小値+最大値)/2によ
り求められた値に最も近い値であるか、或いは得られて
いる4つの値を小さい順又は大きい順に並べたときの2
番目又は3番目の値であっても良い。
【0098】また、第一及び第二の実施の形態では、図
5のS524の処理に示したように、複数の代表値の中
から、注目画素のレベル値に最も近い代表値が選択され
るものであったが、その他の条件に基づいて1つの代表
値を選択するようにしても良い。
【0099】また、第一及び第二の実施の形態では、設
定された方向識別番号毎に、対応する4つの画素の各々
のレベル値に、対応する係数を乗算した値の合計値を代
表値として求め、その各方向識別番号の代表値の中から
注目画素のレベル値に最も近いものを、その注目画素の
レベル値として置き換えるものであったが、例えば、設
定された方向識別番号毎に、対応する4つの画素のレベ
ル値から標準偏差を求め、その標準偏差が最も小さい方
向識別番号の注目画素に隣接する画素のレベル値を、注
目画素のレベル値として置き換えるようにしても良い。
【0100】以上、本発明のノイズリダクションシステ
ム、ノイズリダクション方法、ノイズリダクションプロ
グラム、及び電子カメラについて詳細に説明したが、本
発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱
しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良
いのはもちろんである。
【0101】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、解像度の低下を抑えてノイズを除去することが
可能になり、ノイズ除去処理後に、いわゆる"ぼやけた"
画像が得られてしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る電子カメラの
構成例を示すブロック図である。
【図2】電子カメラの撮影処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図3】S209の処理で行われる、ノイズリダクショ
ン手段における処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図4】ノイズリダクション手段にて行われる処理にお
いて、その処理中の画像データのSDRAMへの格納例
を説明する図である。
【図5】ノイズリダクション処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【図6】各方向識別番号に対応する、注目画素を含む所
定方向の4つの画素の一例を示す図である。
【図7】ゲイン設定手段、アパーチャ補正設定手段、及
び記録画像サイズ設定手段により設定された設定値に応
じて決定される、算出方向数、係数、及びノイズリダク
ション回数の一例を示す図である。
【図8】(a) はノイズリダクション処理前の画像データ
(入力データ)の一例、(b) は従来のノイズリダクショ
ン処理に使用されるLPF( Low Pass Filter )の一
例、(c) は従来のノイズリダクション処理により得られ
た画像データ、(d) は図5に示した処理により得られた
画像データである。
【図9】本発明の第二の実施の形態に係るノイズリダク
ションシステムの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 CCD 3 CDS回路(相関二重サンプリング回路) 4 AGC回路 5 ゲイン設定手段 6 A/D変換回路 7 ホワイトバランス(WB)補正 8 色分離回路 9 色マトリクス補正回路 10 色γ補正回路 11 YC変換回路 12 画像処理回路 13 ノイズリダクション手段 14 エッジ信号抽出アバーチヤー補正回路 15 アバーチヤー補正設定手段 16 ノイズリダクション手段 17 加算器 18 画像サイズ変換手段 19 記録画像サイズ投定手段 20 記録手段 25 入出力部 26 CPU 27 SDRAM 28 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/07 H04N 1/40 101C 5C079 // H04N 101:00 1/46 Z Fターム(参考) 5B057 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE02 CE16 CE18 CH08 CH11 DB02 DB06 DB09 5C021 PA78 RB08 XB03 YA01 5C022 AA13 AB03 AB15 AB22 AC42 AC69 5C065 AA03 BB10 BB22 GG17 GG27 GG32 5C077 LL02 LL19 MM03 MP08 NN02 PP11 PP15 PP32 PP43 PP60 PQ12 PQ22 PQ25 RR01 TT09 5C079 HB01 JA23 LA23 MA02 MA11 NA02

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、該入
    力手段により入力された画像データのノイズを除去する
    処理を行うノイズリダクション手段とを備えたノイズリ
    ダクションシステムであって、 前記ノイズリダクション手段は、 前記入力された画像データの注目画素を含む所定方向の
    複数の画素のレベル値から代表値を算出する代表値算出
    手段と、 該代表値算出手段により算出された複数方向に対応する
    複数の代表値の中から所定の条件によって1つの代表値
    を選択する代表値選択手段と、 前記注目画素のレベル値を前記代表値選択手段により選
    択された代表値に置き換える置き換え手段と、 を備えたことを特徴とするノイズリダクションシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記代表値算出手段は、 前記複数の画素のレベル値の平均値又は中央値を代表値
    として算出する、ことを特徴とする請求項1記載のノイ
    ズリダクションシステム。
  3. 【請求項3】 前記代表値算出手段は、 前記複数の画素のレベル値の各々に該画素に対応した係
    数を乗算した値の平均値又は中央値を代表値として算出
    する、ことを特徴とする請求項1記載のノイズリダクシ
    ョンシステム。
  4. 【請求項4】 前記所定方向は、 前記注目画素を中心とした放射状の方向である、ことを
    特徴とする請求項1記載のノイズリダクションシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記代表値選択手段は、 前記複数方向に対応する複数の代表値の中から前記注目
    画素のレベル値に最も近い代表値を選択する、 ことを特徴とする請求項1記載のノイズリダクションシ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記ノイズリダクション手段による処理
    を同一画像データに対し複数回適用させる、 ことを特徴とする請求項1記載のノイズリダクションシ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記画像データの画像サイズが記憶され
    る画像サイズ記憶手段と、 前記注目画素の座標が記憶される注目画素座標記憶手段
    と、 前記画像サイズ記憶手段に記憶された画像データの画像
    サイズと前記注目画素座標記憶手段に記憶された注目画
    素の座標に基づいて、該注目画素が該画像データに基づ
    く画像の端部又は端部近傍にあるか否かを判定する端部
    判定手段と、 該端部判定手段により前記注目画素が前記端部又は端部
    近傍にあると判定されたときに前記所定方向を変更する
    変更手段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項1記載のノイズリ
    ダクションシステム。
  8. 【請求項8】 画像データを入力する入力ステップと、
    該入力ステップにて入力された画像データのノイズを除
    去するノイズリダクションステップとを含むノイズリダ
    クション方法であって、 前記ノイズリダクションステップには、 前記入力された画像データの注目画素を含む所定方向の
    複数の画素のレベル値から代表値を算出する代表値算出
    ステップと、 該代表値算出ステップにて算出された複数方向に対応す
    る複数の代表値の中から所定の条件によって1つの代表
    値を選択する代表値選択ステップと、 注目画素のレベル値を前記代表値選択ステップにて選択
    された代表値に置き換える置き換えステップと、 が含まれることを特徴とするノイズリダクション方法。
  9. 【請求項9】 コンピュータに、画像データを入力する
    入力ステップと、該入力ステップにて入力された画像デ
    ータのノイズを除去するノイズリダクションステップと
    を実行させるためのプログラムであって、 前記ノイズリダクションステップには、 前記入力された画像データの注目画素を含む所定方向の
    複数の画素のレベル値から代表値を算出する代表値算出
    ステップと、 該代表値算出ステップにて算出された複数方向に対応す
    る複数の代表値の中から所定の条件によって1つの代表
    値を選択する代表値選択ステップと、 注目画素のレベル値を前記代表値選択ステップにて選択
    された代表値に置き換える置き換えステップと、 が含まれることを特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 撮影により画像データを記録する電子
    カメラであって、 撮像素子と、 該撮像素子から出力されるアナログ画像信号をA/D変
    換するA/D変換手段と、 該A/D変換手段の出力に基づく画像データから所定の
    色成分毎の複数の画像データを生成する色分解手段と、 該色分解手段により生成された前記色成分毎の複数の画
    像データのうちの所定の色成分の画像データからノイズ
    を除去する処理を行うノイズリダクション手段と、 を備え、 前記ノイズリダクション手段は、 前記所定の色成分の画像データの注目画素を含む所定方
    向の複数の画素のレベル値から代表値を算出する代表値
    算出手段と、 該代表値算出手段により算出された複数方向に対応する
    複数の代表値の中から所定の条件によって1つの代表値
    を選択する代表値選択手段と、 前記注目画素のレベル値を前記代表値選択手段により選
    択された代表値に置き換える置き換え手段と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  11. 【請求項11】 撮影により画像データを記録する電子
    カメラであって、 撮像素子と、 該撮像素子から出力されるアナログ画像信号をA/D変
    換するA/D変換手段と、 該A/D変換手段の出力に基づく画像データからエッジ
    成分を抽出して画像データを生成するエッジ分解手段
    と、 該エッジ分解手段により生成された画像データからノイ
    ズを除去する処理を行うノイズリダクション手段と、 を備え、 前記ノイズリダクション手段は、 前記エッジ分解手段により生成された画像データの注目
    画素を含む所定方向の複数の画素のレベル値から代表値
    を算出する代表値算出手段と、 該代表値算出手段により算出された複数方向に対応する
    複数の代表値の中から所定の条件によって1つの代表値
    を選択する代表値選択手段と、 前記注目画素のレベル値を前記代表値選択手段により選
    択された代表値に置き換える置き換え手段と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  12. 【請求項12】 前記代表値算出手段は、 前記複数の画素のレベル値の平均値又は中央値を代表値
    として算出する、 ことを特徴とする請求項10又は11記載の電子カメ
    ラ。
  13. 【請求項13】 前記代表値算出手段は、 前記複数の画素のレベル値の各々に該画素に対応した係
    数を乗算した値の平均値又は中央値を代表値として算出
    する、 ことを特徴とする請求項10又は11記載の電子カメ
    ラ。
  14. 【請求項14】 前記所定方向は、 前記注目画素を中心とした放射状の方向である、ことを
    特徴とする請求項10又は11記載の電子カメラ。
  15. 【請求項15】 前記代表値選択手段は、 前記複数方向に対応する複数の代表値の中から前記注目
    画素のレベル値に最も近い代表値を選択する、 ことを特徴とする請求項10又は11記載の電子カメ
    ラ。
  16. 【請求項16】 前記ノイズリダクション手段による処
    理を同一画像データに複数回適用させる、 ことを特徴とする請求項10又は11記載の電子カメ
    ラ。
  17. 【請求項17】 ゲインに関する設定に応じて前記撮像
    素子の出力を増幅するゲインコントロール手段と、 アパーチャ補正に関する設定に応じて前記ゲインコント
    ロール手段の出力に基づく画像データからエッジ成分を
    抽出して強調するアパーチャ補正手段と、 リサイズに関する設定に応じて画像データの画像サイズ
    をリサイズするリサイズ手段と、 を更に備え、 前記ゲインに関する設定、前記アパーチャ補正に関する
    設定、又は前記リサイズに関する設定の何れかの設定に
    応じて、少なくとも前記複数方向又は前記係数の何れか
    を変更する、 ことを特徴とする請求項13記載の電子カメラ。
  18. 【請求項18】 ゲインに関する設定に応じて前記撮像
    素子の出力を増幅するゲインコントロール手段と、 アパーチャ補正に関する設定に応じて前記ゲインコント
    ロール手段の出力に基づく画像データからエッジ成分を
    抽出して強調するアパーチャ補正手段と、 リサイズに関する設定に応じて画像データの画像サイズ
    をリサイズするリサイズ手段と、 を更に備え、 前記ゲインに関する設定、前記アパーチャ補正に関する
    設定、又は前記リサイズに関する設定の何れかの設定に
    応じて、前記ノイズリダクション手段による処理が適用
    される回数を変更する、 ことを特徴とする請求項16記載の電子カメラ。
  19. 【請求項19】 前記ゲインに関する設定に応じて、前
    記ノイズリダクション手段により行われる処理の実行を
    許可又は禁止する、 ことを特徴とする請求項17又は18記載の記載の電子
    カメラ。
  20. 【請求項20】 前記画像データの画像サイズが記憶さ
    れる画像サイズ記憶手段と、 前記注目画素の座標が記憶される注目画素座標記憶手段
    と、 前記画像サイズ記憶手段に記憶された画像データの画像
    サイズと前記注目画素座標記憶手段に記憶された注目画
    素の座標に基づいて、該注目画素が該画像データに基づ
    く画像の端部又は端部近傍にあるか否かを判定する端部
    判定手段と、 該端部判定手段により前記注目画素が前記端部又は端部
    近傍にあると判定されたときに、前記複数方向を変更す
    る変更手段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項10、11、1
    7、18、19の何れか1項記載の電子カメラ。
  21. 【請求項21】 撮影により画像データを記録する電子
    カメラのノイズリダクション方法であって、 撮像素子から出力されるアナログ画像信号をA/D変換
    するA/D変換ステップと、 該A/D変換ステップにてA/D変換された画像データ
    に基づいて所定の色成分毎の複数の画像データを生成す
    る色分解ステップと、 該色分解ステップにて生成された前記色成分毎の複数の
    画像データのうちの所定の色成分の画像データからノイ
    ズを除去するノイズリダクションステップと、 を含み、 前記ノイズリダクションステップには、 前記所定の色成分の画像データの注目画素を含む所定方
    向の複数の画素のレベル値から代表値を算出する代表値
    算出ステップと、 該代表値算出ステップにて算出された複数方向に対応す
    る複数の代表値の中から所定の条件によって1つの代表
    値を選択する代表値選択ステップと、 注目画素のレベル値を前記代表値選択ステップにより選
    択された代表値に置き換える置き換えステップと、 が含まれることを特徴とする電子カメラのノイズリダク
    ション方法。
  22. 【請求項22】 撮影により画像データを記録する電子
    カメラのノイズリダクション方法であって、 撮像素子から出力されるアナログ画像信号をA/D変換
    するA/D変換ステップと、 該A/D変換ステップにてA/D変換された画像データ
    に基づきエッジ成分を抽出して画像データを生成するエ
    ッジ分解ステップと、 該エッジ分解ステップにて生成された画像データからノ
    イズを除去するノイズリダクションステップと、 を含み、 前記ノイズリダクションステップには、 前記エッジ分解ステップにて生成された画像データの注
    目画素を含む所定方向の複数の画素のレベル値から代表
    値を算出する代表値算出ステップと、 該代表値算出ステップにて算出された複数方向に対応す
    る複数の代表値の中から所定の条件によって1つの代表
    値を選択する代表値選択ステップと、 注目画素のレベル値を前記代表値選択ステップにて選択
    された代表値に置き換える置き換えステップと、 が含まれることを特徴とする電子カメラのノイズリダク
    ション方法。
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