JP2003141467A - Icカードリーダライタ機能付き紙幣処理装置 - Google Patents

Icカードリーダライタ機能付き紙幣処理装置

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JP2003141467A
JP2003141467A JP2001337927A JP2001337927A JP2003141467A JP 2003141467 A JP2003141467 A JP 2003141467A JP 2001337927 A JP2001337927 A JP 2001337927A JP 2001337927 A JP2001337927 A JP 2001337927A JP 2003141467 A JP2003141467 A JP 2003141467A
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Shigeyuki Murai
重之 村井
Ichiro Fukuda
一郎 福田
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Nippon Conlux Co Ltd
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Nippon Conlux Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】かざされたICカードに対し情報の記録再生処
理を確実に行うことができるとともに、ICカードの使
用者が前記記録再生処理の状態を簡単に確認することが
でき、しかも自動販売機本体に変更を加えることなくI
Cカードリーダライタ機能を搭載した自動販売機を簡単
に製造できるICカードリーダライタ機能付き紙幣処理
装置を提供する。 【解決手段】フロントマスク2にかざされたICカード
Xに対し情報の記録再生処理を行うICカードリーダラ
イタ機能付き紙幣処理装置1において、フロントマスク
2の正面2aにICカードXに対する情報の記録再生処
理の状態を表示する表示手段7を配設するとともに、フ
ロントマスク2の正面2aに通信手段4に対してICカ
ードXを位置決め配置するICカード位置決め手段5
(凹部6)を形成するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動販売機、両
替機、サービス機器等に使用され、投入紙幣の真偽を判
別するとともに真券を収容するようにした紙幣処理装置
に関し、特に、非接触でICカードとの間で通信を行っ
て情報の記録再生処理を行うことができるICカードリ
ーダライタ機能付き紙幣処理装置に関する。
【0002】
【従来技術】自動販売機、両替機、サービス機器等内に
は、一般に、商品の購入のために投入された紙幣につい
て、その真偽を判別するとともに、判別された真券をス
タッカー内に積載収容する紙幣処理装置が装着されてい
る。
【0003】この従来の紙幣処理装置には、本願出願人
が先に出願した特開平10−56890号に記載された
紙幣処理装置のように、金銭情報等の各種情報をIC記
憶領域内に記録したカード、いわゆるICカードと通信
を行って該ICカードのIC記憶領域にアクセスし、金
銭情報等の各種情報を記録再生するICカードリーダラ
イタ機能付き紙幣処理装置があり、この従来のICカー
ドリーダライタ機能付き紙幣処理装置によると、紙幣等
の通貨を使用することなく、ICカードを使用して自動
販売機から物品を簡単に購入することができる。
【0004】この従来のICカードリーダライタ機能付
き紙幣処理装置として、概念斜視図で示す図12のよう
に、非接触でICカードと通信を行ってICカードのI
C記憶領域にアクセスし、金銭情報等の各種情報を記録
再生する非接触型のICカードリーダライタ機能付き紙
幣処理装置31が提案されている。
【0005】この従来の非接触型のICカードリーダラ
イタ機能付き紙幣処理装置31(以下、単に、「紙幣処
理装置」という。)では、図12及び図12の概念断面
図で示す図13のように、紙幣を投入するフロントマス
ク2内に、ICカードXのIC記憶領域にアクセスし金
銭情報等の各種情報を記録再生するカードリーダライタ
手段3が配設されている。このカードリーダライタ手段
3は、ICカードと通信を行う通信手段4から構成され
ており、その通信範囲は紙幣処理装置31の外部にまで
広がる通信領域に設定されている。この従来の紙幣処理
装置31では、ICカードXの利用者が、図13のよう
に通信手段4の前記通信領域内でICカードXをフロン
トマスク2に向けかざすと、ICカードXはフロントマ
スク2の正面2aおよび通信手段4に対し傾斜して配置
され、それにより図13のD−D拡大概念破断面図を示
す図14のように、該カードXと通信手段4とが対向す
る。通信手段4はこの対向するICカードXと通信を行
い、これによりカードリーダライタ手段3は該ICカー
ドXのIC記憶領域にアクセスし金銭情報等の各種情報
を読み取る。
【0006】また、金銭情報を読取った後、カードリー
ダライタ手段3は該金銭情報に基づき販売可能な商品の
販売ボタンを有効する。ここでICカードXの利用者が
商品を選択し、有効にされた販売ボタンを押した場合に
は、カードリーダライタ手段3は、通信手段4によりI
CカードXと再び通信を行って、該ICカードXのIC
記憶領域にアクセスし、該IC記憶領域に記憶された金
銭情報に対し減算処理を行って収金する。そしてその
後、押された販売ボタンについての商品を自動販売機か
ら払出す。なお、このICカードXは、カードリーダラ
イタ手段3のアクセス形式に対応してカード内にアンテ
ナ機能を有しており、非接触でIC記憶領域から情報を
伝達する。
【0007】一方、フロントマスク2の正面2aには、
図12で示すように通信手段4と対向する領域32に、
ICカードXをかざす位置を教える「IC]という案内
マークが印刷表示され、また該領域32の下方の領域3
3には、「ここにICカードをかざしてください」とい
う案内文字が印刷表示されている。
【0008】このように領域32、33に案内表示を印
刷する理由は、ICカードXをフロントマスク2にかざ
す際、ICカードXが通信手段4と対向する位置に配置
されずに通信手段4がICカードXと通信を行うことが
できず、これによりICカードXに対する情報の記録再
生処理を行うことができないことを可及的に防止するた
めである。
【0009】またICカードXをかざした場合には、I
CカードXの利用者は該ICカードXに対する情報の記
録再生処理が正常に行われたか否かを確認する必要があ
る。情報の記録再生処理ができない場合には、別のIC
カードをかざし直さなければ商品を購入できないからで
ある。また、ICカードXの利用者は、該ICカードX
に対する情報の記録再生処理が終了したか否かも確認す
る必要がある。情報の記録再生処理が終了する前にIC
カードXのかざしを解除すると、商品が払い出されず商
品を購入できないからである。
【0010】そこで、従来、ICカードXに対する情報
の記録再生処理の状態を表示する表示手段、たとえば、
ICカードXに対する情報の記録再生処理を待機してい
る状態を示す待機表示ランプ、ICカードXに対する前
記情報の記録再生処理を正常に行っている状態を示す正
常動作表示ランプ、およびICカードXに対する前記情
報の記録再生処理ができない状態を示す異常動作表示ラ
ンプを、紙幣処理装置31を配設する自動販売機本体の
扉に設けるようにしている。
【0011】したがって、ICカードXの利用者は、フ
ロントマスク2に向けICカードXをかざすとともに、
該フロントマスク2から離れた位置にある自動販売機本
体の扉の上記表示手段を確認していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のIC
カードリーダライタ機能付き紙幣処理装置(以下、単
に、「紙幣処理装置」という。)31では、図12で示
すように、フロントマスク2の正面2aには、通信手段
4と対向する領域32に、ICカードをかざす位置を教
える「IC]という案内マークが印刷表示され、また該
領域32の下方の領域33に「ここにICカードをかざ
してください」という案内文字が印刷表示されているの
みであったから、図15で示すように、ICカードXが
通信手段4と対向する位置にかざされず、そのため通信
手段4がICカードXと通信を行うことができずに、カ
ードリーダライタ手段3がICカードXに対する情報の
記録再生処理を行うことができないという問題があっ
た。
【0013】また、ICカードXに対する情報の記録再
生処理状態を表示する表示手段は、紙幣処理装置31を
設置する自動販売機本体の扉に配設されていたため、I
CカードXの利用者はフロントマスク2に向けICカー
ドXをかざすとともに該フロントマスク2から離れた位
置にある自動販売機本体の扉の上記状態表示手段を確認
する必要があり、ICカードXの利用者が情報の記録再
生処理状態の確認をしづらいという問題や、既存の自動
販売機に新たにICカードリーダライタ機能を搭載する
場合には、ICカードリーダライタ機能を有しない既存
の紙幣処理装置をICカードリーダライタ機能を有する
新たな紙幣処理装置に取換えるとともに、自動販売機本
体の扉にも上記表示手段を配設する必要があり、自動販
売機にICカードリーダライタ機能の搭載する作業が煩
雑であるという問題もあった。
【0014】この発明は上述した事情に鑑み、かざされ
たICカードに対し情報の記録再生処理を確実に行うこ
とができるとともに、ICカードの使用者が前記記録再
生処理の状態を簡単に確認することができ、しかも自動
販売機本体に変更を加えることなくICカードリーダラ
イタ機能を搭載した自動販売機を簡単に製造できるIC
カードリーダライタ機能付き紙幣処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この発明では、非接触でICカードと通信を行う
通信手段を具え、かつ該通信手段を介し前記ICカード
に対し情報の記録再生処理を行うカードリーダライタ手
段を、紙幣を投入するフロントマスク内に配設し、該フ
ロントマスクにかざされたICカードに対し情報の記録
再生処理を行うようにしたICカードリーダライタ機能
付き紙幣処理装置において、前記フロントマスクの正面
に前記ICカードに対する情報の記録再生処理の状態を
表示する表示手段を配設するとともに、前記フロントマ
スクの正面に前記通信手段に対し前記ICカードを位置
決め配置するICカード位置決め手段を形成するように
している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るICカードリ
ーダライタ機能付き紙幣処理装置(以下、単に、「紙幣
処理装置」という。)について詳述する。
【0017】図1は、本発明の第一実施例の紙幣処理装
置1の概念斜視図であり、図2は紙幣処理装置1の要部
概念断面図である。
【0018】この第一実施例の紙幣処理装置1は、図1
で示すように、紙幣投入口2bが形成されたフロントマ
スク2を具えており、該フロントマスク2内には、図2
で示すように、ICカードXに対し情報の記録再生処理
を行うカードリーダライタ手段3が配設されている。こ
のカードリーダライタ手段3は、非接触でICカードX
と通信を行う通信手段4から構成されており、該通信手
段4はフロントマスク2の正面2aに対し傾斜して配設
されている。なお、この通信手段4は、具体的にはアン
テナコイルから構成されている。また、この通信手段4
の通信範囲は、紙幣処理装置1の外部にまで広がる通信
領域に設定されている。一方、フロントマスク2の正面
2aには、通信手段4に対しかざしICカードXを位置
決め配置するICカード位置決め手段5が形成されてい
る。この位置決め手段5は、フロントマスク2の正面2
aに形成された凹部6からなり、該凹部6の底面6a
は、図2で示すように通信手段4に平行になるように、
フロントマスク2の正面2aに対し所定角度A傾斜して
形成されている。また、凹部6の底面6aには、図1で
示すように、ICカードXをかざす位置を教える案内マ
ーク12(「CARD」という文字とカードの外形を形
取った図形)が印刷表示されている。
【0019】また、この凹部6の一対の側面6bは、図
2の紙幣処理装置のC−C拡大概念破断面図である図3
で示すように、底面6aに対し垂直方向に形成されてい
る。
【0020】さらに、この第一の実施例の紙幣処理装置
1では、図1で示すフロントマスク2の正面2aに、I
CカードX(図2)に対する情報の記録再生処理の状態
を表示する表示手段7が配設されている。この表示手段
7は、図1の要部拡大破断概念図である図4で示すよう
に、ICカードXに対する情報の記録再生処理を待機し
ている状態を示す待機表示ランプ8と、ICカードXに
対する情報の記録再生処理を正常に行っている状態を示
す正常動作表示ランプ9と、ICカードXに対する情報
の記録再生処理ができない状態を示す異常動作表示ラン
プ10とから構成されている。なお、図1乃至図4の符
号11は、フロントマスク2の背面に配設された装置本
体であって、該装置本体11内には、紙幣投入口2bを
介し投入された紙幣を搬送する紙幣搬送手段(図示せ
ぬ)および真紙幣を収容する紙幣収容手段(図示せぬ)
が配設されている。このような構成からなる紙幣処理装
置1では、図2で示す待機状態において、ICカードX
の利用者が案内マーク12の案内表示に従ってICカー
ドXをフロントマスク2にかざすと、紙幣処理装置1の
要部拡大破断概念図で示す図5で示すように、ICカー
ドXの約上半分は、凹部6内に収容配置される。このよ
うに凹部6内に配置されたICカードXの上部は、紙幣
処理装置1の概念断面図で示す図6のように、凹部6の
上面6cによって位置決めされる。またICカードX
は、図5および紙幣処理装置1の要部拡大概念破断面図
を示す図7のように、凹部6の各側面によってICカー
ドXの幅方向の移動を規制されて位置決めされる。した
がって、ICカードXは、通信手段4に対し可及的に対
向する位置に位置決めされる。
【0021】一方、凹部6に位置決め収容されたICカ
ードXは通信手段4の通信領域内に配置される。そのた
め、通信手段4は該ICカードXと通信するので、これ
によりカードリーダライタ手段3はカードXのIC記憶
領域にアクセスし情報の記録再生処理を行うことなる。
また、ICカードXは上述のように凹部6によって通信
手段4に対し対向する位置に可及的に位置決めされるか
ら、通信手段4はICカードXと確実に通信を行うこと
ができ、これによりカードリーダライタ手段3は確実に
カードXのIC記憶領域にアクセスし情報の記録再生処
理を行うことができる。
【0022】また、図6で示すように、ICカードXを
位置決め収容する凹部6は、その底面6aが、フロント
マスク2の正面2aに対し傾斜する通信手段4と平行に
形成されているいるから、凹部6a内に位置決めされた
ICカードXは、そのカード面が底面6bに密着し、通
信手段4に平行になるように配置される。したがって、
通信手段4は従来(図13)に比しICカードXと可及
的に近い距離で通信を行うことができる。そのため通信
手段4はICカードと確実に通信を行うことができ、こ
れによりカードリーダライタ手段3は確実にカードXに
対する情報の記録再生処理を行うことができる。
【0023】次に、紙幣処理装置1で実行される具体的
な情報の記録再生処理と表示手段7の動作について説明
する。図4に示す初期状態において、カードリーダライ
タ手段3がICカードXに対する情報の記録再生処理を
待機している状態では、待機表示ランプ8が点灯し、正
常動作表示ランプ9と異常動作表示ランプ10が消灯し
ている。
【0024】この待機状態において、ICカードの利用
者が通信手段4の前記通信領域内に該ICカードXをか
ざした場合、まずカードリーダライタ手段3が通信手段
4を介しICカードXのIC記憶領域にアクセスし、金
銭情報等の各種情報を読み取る。
【0025】このように金銭情報の読取り処理が開始さ
れた場合には、図5で示すように表示手段4の待機状態
ランプ8を消灯させるとともに、正常動作表示ランプ9
を点灯させる。なお、異常動作表示ランプ10の消灯は
維持する。
【0026】したがって、ICカードXの利用者は、I
CカードXのかざしとともにこのフロントマスク2の待
機状態ランプ8を確認し、記録再生処理状態が正常であ
るか否かを確認することができ、正常でない場合には別
のICカードをかざし直すことができる。
【0027】一方、読取られた金銭情報に基づき自動販
売機は販売可能な商品の販売ボタンを有効にするが、こ
こでICカードの利用者が商品を選択し、有効にされた
商品の販売ボタンを押した場合には、通信手段4が再び
ICカードXと通信を行って、カードリーダライタ手段
3は該ICカードXのIC記憶領域にアクセスする。そ
して該IC記憶領域に記憶された金銭情報に対し減算処
理を行って収金し、次に押された販売ボタンについての
商品を自動販売機から払出す。
【0028】また、このようにICカードXに対する減
算処理が正常に行われて該減算処理が終了した場合に
は、ICカードXに対する記録再生処理が終了したた
め、図4で示すように、待機表示ランプ8を点灯させ、
正常動作表示ランプ9を消灯させる初期状態に復帰す
る。なお、異常動作表示ランプ10は消灯させる。
【0029】したがって、ICカードXの利用者は、こ
の待機表示ランプ8の再点灯、および正常動作表示ラン
プ9が再消灯を確認した場合には、上記減算処理が終了
したと判断でき、これにより商品払い出し前であっても
ICカードXのかざしを解除することができる。
【0030】また、カードリーダライタ手段3はICカ
ードXに対する情報の記録再生処理、例えば金銭情報の
読み取り処理において金銭情報が読み取れない場合や読
取った金額が所定額に満たない場合には、情報の記録再
生処理ができない異常状態であると判断し、図5で示す
ように点灯していた正常動作表示ランプ9を図8で示す
ように消灯する。また、図5で示すように消灯していた
異常動作表示ランプ10を図8で示すように点灯する。
なお、待機表示ランプ8の消灯は維持する。
【0031】したがって、ICカードXの使用者はフロ
ントマスク2の異常動作表示ランプ10の点灯および正
常動作表示ランプ9の消灯を確認することにより、IC
カードXの記録再生処理ができないこと判断でき、商品
購入のため別のICカードXをかざす等の対応を取るこ
とができる。なお、図4で示すように待機表示ランプ8
が点灯し、正常動作表示ランプ9と異常動作表示ランプ
10が消灯している場合には、ICカードXの利用者が
待機状態を確認できることはいうまでもない。
【0032】このように非接触でICカードXと通信を
行う通信手段4を具え、かつ該通信手段4を介しICカ
ードXに対し情報の記録再生処理を行うカードリーダラ
イタ手段3を、紙幣を投入するフロントマスク2内に配
設し、該フロントマスク2にかざされたICカードXに
対し情報の記録再生処理を行うようにしたICカードリ
ーダライタ機能付き紙幣処理装置1において、フロント
マスク2の正面2aにICカードXに対する情報の記録
再生処理の状態を表示する表示手段7を配設するととも
に、フロントマスク2の正面2aに通信手段4に対しI
CカードXを位置決め配置する凹部6からなるICカー
ド位置決め手段5を形成するようにしたから、ICカー
ドXをICカード位置決め手段5によって通信手段4に
対し可及的に対向する位置にかざすことができ、そのた
め通信手段4は該ICカードXと確実に通信を行うこと
ができる。したがって、カードリーダライタ手段3は確
実にICカードXのIC記憶領域にアクセスでき情報の
記録再生処理を行うことができる。また、ICカードX
に対する情報の記録再生処理の状態を表示する表示手段
7は、フロントマスク2に配置されているから、ICカ
ードXの利用者は、フロントマスク2に向けICカード
Xをかざすとともに該フロントマスク2の正面2aの表
示手段7を確認することとなり、このICカードXのか
ざし位置と表示手段7との距離は、従来のように表示手
段6が自動販売機本体の扉に形成されている場合に比べ
て近くなるから、ICカードXの利用者は、上記情報の
記録再生処理状態の確認を容易にできる。また、ICカ
ードXに対する情報の記録再生処理の状態を表示する表
示手段7は、フロントマスク2に配置されているから、
既存の自動販売機に新たにICカードリーダライタ機能
を搭載する場合にも、ICカードリーダライタ機能を有
しない既存の紙幣処理装置をICカードリーダライタ機
能を有する本発明の紙幣処理装置に取り替える作業のみ
で、自動販売機にICカードリーダライタ機能を搭載す
ることができ、従来のように自動販売機に表示手段4を
配設する必要はない。したがって、自動販売機に表示手
段4を配設しないでよい分、自動販売機にICカードリ
ーダライタ機能を搭載する作業を容易にすることができ
る。
【0033】また、この第一の実施例の紙幣処理装置1
では、位置決め手段5である凹部6は、その一対の側面
6bが底面6aに対し垂直方向に形成されることとした
が、この発明の紙幣処理装置では凹部6の形状はこれに
限定されず、たとえば、凹部6はその一対の側面が底面
に対する垂直方向から所定角度傾斜して形成されている
ものであってもよい。
【0034】次に、位置決め手段5の凹部の一対の側面
が、その底面に対する垂直方向から所定角度傾斜して形
成されている紙幣処理装置について、第二の実施例の紙
幣処理装置で説明する。図9は、本発明の第二の実施例
の紙幣処理装置21の要部拡大概念破断面図であり、図
3に示す第一の実施例の紙幣処理装置と同様に、ICカ
ードXをフロンマスク2にかざす前の状態を示す図であ
る。なお図9では、図1乃至図8と同一部分を同一符号
で示している。
【0035】第二の実施例の紙幣処理装置21のフロン
トマスク2の正面2aには、図9で示すように、第一の
実施例の紙幣処理装置1の位置決め手段5である凹部6
に替え、該凹部6と異なる形状の凹部26が形成されて
いる。
【0036】この凹部26の底面26aは、通信手段4
(図2)に対し平行に形成されている。また凹部26の
一対の側面26bは、底面26aに対する垂直方向から
所定角度B傾斜して形成され、該一対の側面26bは凹
部26をフロントマスク2の正面2aに向け徐々に拡げ
ている。
【0037】なお、上記表示手段7はフロントマスク2
の正面2aに配設されていることはいうまでもない。
【0038】このような形状の凹部26が形成された第
二の紙幣処理装置21では、ICカードXがフロントマ
スク2にかざされる際、そのカード面が凹部26の底面
26aからはみだすようにかざされた場合であっても、
図10で示すように該ICカードXの側方を側面26b
によって案内し、図11で示すように該ICカードXを
凹部26の底面26aに密着させて通信手段4に対し可
及的に対向する位置に位置決めすることができるから、
ICカードXを凹部26に位置決めさせることが簡単で
ICカードXを通信手段4に対し位置決めすることも簡
単である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の紙幣処
理装置では、フロントマスクの正面にICカードに対す
る情報の記録再生処理の状態を表示する表示手段を配設
するとともに、フロントマスクの正面に通信手段に対し
ICカードを位置決め配置するICカード位置決め手段
を形成するようにしたから、ICカードをかざすと、該
該ICカードをICカード位置決め手段によって通信手
段と対向する位置に可及的に位置決めすることができ、
これによりカードリーダライタ手段はICカードに対す
る情報の記録再生処理を確実に行うことができるととも
に、ICカードの使用者はICカードのかざし位置に近
いフロントマスクの表示手段を確認して前記記録再生処
理の状態を確認できるので、その状態確認作業が簡単と
なり、しかも自動販売機にICカードリーダライタ機能
を搭載する場合には、カードリーダライタ機能を有しな
い既存の紙幣処理装置を本発明の紙幣処理装置に取換え
る作業のみでよく、従来のように自動販売機側に表示手
段を搭載する必要がないから、その分、自動販売機にI
Cカードリーダライタ機能を搭載する作業を簡単にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係る第一の実施例のICカー
ドリーダライタ機能付き紙幣処理装置の概念斜視図。
【図2】図2は図1のICカードリーダライタ機能付き
紙幣処理装置の要部概念断面図で、特にICカードをか
ざす前の待機状態を示す図。
【図3】図3は図2のICカードリーダライタ機能付き
紙幣処理装置のC−C概念拡大破断面図で、特にICカ
ードをかざす前の待機状態を示す図。
【図4】図4は図1のICカードリーダライタ機能付き
紙幣処理装置の要部拡大破断概念図で、特にICカード
をかざす前の待機状態を示す図。
【図5】図5は、図1のICカードリーダライタ機能付
き紙幣処理装置の要部拡大破断概念図で、特にICカー
ドをかざしている状態及び該ICカードに対する情報の
記録再生処理が正常に動作している状態を示す図。
【図6】図6は図1のICカードリーダライタ機能付き
紙幣処理装置の要部概念断面図で、特にICカードをか
ざしている状態を示す図。
【図7】図7は、図6のICカードリーダライタ機能付
き紙幣処理装置の要部拡大概念破断面図で、特にICカ
ードをかざしている状態を示す図。
【図8】図8は、図6のICカードリーダライタ機能付
き紙幣処理装置の要部拡大破断概念図で、特にICカー
ドをかざした状態及び該ICカードに対する情報の記録
再生処理ができない異常状態を示す図。
【図9】図9はこの発明の第二の実施例の紙幣処理装置
の要部拡大概念破断面図で、特にICカードをかざす前
の待機状態を示す図。
【図10】図10はこの発明の第二の実施例の紙幣処理
装置の要部拡大概念破断面図で、特にICカードをかざ
す途中の状態を示す図。
【図11】図11はこの発明の第二の実施例の紙幣処理
装置の要部拡大概念破断面図で、特にICカードをかざ
している状態を示す図。
【図12】図12は従来のICカードリーダライタ機能
付き紙幣処理装置の概念斜視図。
【図13】図13は図12のICカードリーダライタ機
能付き紙幣処理装置の概念断面図。
【図14】図14は図12のICカードリーダライタ機
能付き紙幣処理装置のD−D拡大概念破断面図で、特に
ICカードをかざしている状態を示す図。
【図15】図15は図12のICカードリーダライタ機
能付き紙幣処理装置の要部拡大概念破断面図で、特にI
Cカードをかざしている状態を示す図。
【符号の説明】
1、21…ICカードリーダライタ機能付き紙幣処理装
置 2…フロントマスク 2a…フロントマスクの正面 3…カードリーダライタ手段 4…通信手段 5…ICカード位置決め手段 6、26…凹部 6a、26a…底面 26b…各側面 7…表示手段 8…待機表示ランプ 9…正常動作表示ランプ 10…異常動作表示ランプ X…ICカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MB02 MB09 QB01 SA04 TA22 3E044 AA01 AA09 BA04 DD04 EA01 EB02 EB05 5B058 CA15 KA06 KA24 YA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非接触でICカードと通信を行う通信手段
    を具え、かつ該通信手段を介し前記ICカードに対し情
    報の記録再生処理を行うカードリーダライタ手段を、紙
    幣を投入するフロントマスク内に配設し、該フロントマ
    スクにかざされたICカードに対し情報の記録再生処理
    を行うようにしたICカードリーダライタ機能付き紙幣
    処理装置において、 前記フロントマスクの正面に前記ICカードに対する情
    報の記録再生処理の状態を表示する表示手段を配設する
    とともに、前記フロントマスクの正面に前記通信手段に
    対し前記ICカードを位置決め配置するICカード位置
    決め手段を形成するようにしたことを特徴とするICカ
    ードリーダライタ機能付き紙幣処理装置。
  2. 【請求項2】前記表示手段は、 前記ICカードに対する情報の記録再生処理を待機して
    いる状態を示す待機表示ランプと、 前記ICカードに対する情報の記録再生処理を正常に行
    っている状態を示す正常動作表示ランプと、前記ICカ
    ードに対する情報の記録再生処理ができない状態を示す
    異常動作表示ランプとから構成されていることを特徴と
    する請求項(1)記載のICカードリーダライタ機能付
    き紙幣処理装置。
  3. 【請求項3】前記ICカード位置決め手段は、前記フロ
    ントマスクの正面に形成された凹部からなることを特徴
    とする請求項(1)記載のICカードリーダライタ機能
    付き紙幣処理装置。
  4. 【請求項4】前記通信手段は前記フロントマスクの正面
    に対し傾斜して配設されており、前記凹部は、その底面
    が前記通信手段に平行に形成されていることを特徴とす
    る請求項(3)記載のICカードリーダライタ機能付き
    紙幣処理装置。
  5. 【請求項5】前記凹部の各側面は、前記凹部の底面に対
    する垂直方向から傾斜していることを特徴とする請求項
    (3)記載のICカードリーダライタ機能付き紙幣処理
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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