JP2003140426A - 導電部材及び該導電部材を備える画像形成装置 - Google Patents

導電部材及び該導電部材を備える画像形成装置

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JP2003140426A
JP2003140426A JP2002020209A JP2002020209A JP2003140426A JP 2003140426 A JP2003140426 A JP 2003140426A JP 2002020209 A JP2002020209 A JP 2002020209A JP 2002020209 A JP2002020209 A JP 2002020209A JP 2003140426 A JP2003140426 A JP 2003140426A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易かつ低コストで、確実に所望するニップ
を形成すると共に、感光体又は中間転写体の汚染又は変
質を防止することの可能である導電部材及び該導電部材
を備える画像形成装置を提供すること。帯電音及び像担
持体のエッチング現象を低減することが可能である導電
部材及び該導電部材を備える画像形成装置を提供するこ
と。抵抗均一性及び表面平滑性が良好である導電部材及
び該導電部材を備える画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 (1)筒形基体と、該筒形基体の内部
に、その内部容積を満たさない程度に封入される導電性
粉体と、を有してなる導電部材、(2)筒形基体と、該
筒形基体の内部に、実質的に流動可能に封入される導電
性粉体と、を有してなる導電部材、又は、(3)筒形基
体と、該筒形基体の内部に、20〜95%の充填率で封
入される導電性粉体と、を有してなる導電部材、及び前
記いずれかの導電部材を備える画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、ファクシミリ等の電子写真プロセスを利用した電子
写真装置に利用し得る導電部材及び該導電部材を備える
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスとしては、特公昭42
−23910号公報等に記載されているように多数の方
法が知られている。一般的には、光導電性物質を利用し
た感光体(潜像保持体)表面に、種々の手段により電気
的に潜像を形成し、形成された潜像を、トナーを用いて
現像しトナー画像を形成した後、感光体表面のトナー画
像を、中間転写体を介して若しくは介さずに、用紙等の
転写材表面に転写し、この転写画像を加熱、加圧若しく
は加熱加圧あるいは溶剤蒸気等により定着する、という
複数の工程を経て、定着画像が形成される。感光体表面
に残ったトナーは、必要に応じて種々の方法によりクリ
ーニングされ、再び上記の複数の工程に供される。
【0003】上記電子写真プロセスにより画像を形成す
る画像形成装置には、典型的に、オゾンの発生が非常に
少ない接触帯電方式及び接触転写方式が採用されてい
る。かかる接触帯電方式及び接触転写方式においては、
耐磨耗性や転写部における転写材の搬送性に優れたロー
ラ状の部材が好適に使用されている。上記のローラ状の
部材としては、一般的に、ステンレス(SUS)や鉄等
の芯金上に、カーボン、イオン導電性剤等により、その
抵抗を1×105〜1×101 2Ωの範囲で調節した半導
電性の弾性層を設けた半導電性ローラが用いられる。か
かる半導電性ローラは、弾性層を有し、その弾性層を像
担持体である感光体や中間転写体に押し当てることで、
確実にニップを形成することができる。
【0004】上記半導電性ローラにおいて、弾性層を形
成するゴム内には、ベースポリマーを合成する際に投入
する反応開始剤の残留物やその際に生成する副生成物、
ベースポリマーの低分子成分、ゴムローラ成型時に添加
する加硫剤や軟化剤、可塑剤等の成分が含まれる。これ
らの成分は、長時間、半導電性ローラと、感光体又は中
間転写体と、を圧接した状態で放置すると、上記の成分
が弾性層表面に滲出する現象、所謂、ブリードが発生し
易くなる。滲出した成分は、感光体や中間転写体と反応
しやすいものが多く、感光体や中間転写体の表面に付着
し、反応して表面物性を改質してしまうという問題があ
る。また、半導電性ローラの弾性層は、ゴム材料にカー
ボンや金属酸化物、あるいはイオン導電剤を機械的に混
合分散して表面の抵抗を調整するが、イオン導電剤を用
いる場合においては、高温高湿環境下で、弾性層自体の
物性が変化すると共に、イオン導電剤が表面に析出し、
弾性層表面の電気抵抗が局所的に変化してしまう問題を
有していた。更に、その半導電性ローラと、感光体又は
中間転写体と、を圧接した状態にすると、析出したイオ
ン導電剤が感光体や中間転写体を汚染してしまうという
問題が生じる場合もあった。この問題を解決するため
に、半導電性ローラの弾性層の表面に、弾性層に含有し
ている成分が滲出又は析出するのを防止するためにバリ
ア層となり得る物質をコーティングすることが考えられ
るが、これにより半導電性ローラは複数層構造となるた
め、材料費が増加することや製造工程が複雑になるため
にコストが高くなるという問題を有していた。
【0005】一方、近年、電子写真プロセスを用いた画
像形成装置においては、静粛性が求められるようになっ
てきている。特に、半導電性ローラの1種である帯電ロ
ーラは、直流バイアスに高周波の交流バイアスを重畳印
加した場合に、該帯電ローラから生じる、所謂、帯電音
は不快な耳触りの音であり、かかる帯電音の低減が大き
な技術課題となっている。この帯電音を低減させるため
の一つの方法として、帯電ローラと接触する感光体の内
部に重りをいれ、帯電ローラからの高周波の振動伝達を
防止する方法が提案されているが、重りとなる部材と、
それを感光体の内部に固定する、例えば、接着工程が新
たに必要となり、コストアップは免れない。また、帯電
音を低減するための他の方法として、帯電ローラに発泡
層を設け、振動を吸収する手法も採用されているが、発
泡層を形成する材料はゴム材料であるため、上述したよ
うに、接触する感光体に悪影響を及ぼす問題から逃れる
ことはできなかった。
【0006】更に、電子写真プロセスを用いた画像形成
装置においては、プリントやコピーなどの印刷物の単価
の低減(所謂、ランニングコスト低減)のために、感光
体の長寿命化も求められている。しかし、感光体に接触
する帯電ローラは、直流バイアスに高周波の交流バイア
スを重畳印加する場合に、感光体と帯電ローラ間の微少
ギャップで生じる放電により、感光体表面が削られる、
所謂、エッチング現象が発生し易いため、感光体の長寿
命化が図れないという問題を有していた。
【0007】帯電音及び感光体のエッチング現象を低減
する方法として、帯電ローラに直流バイアスのみを印加
する、所謂、DC帯電が提案されている。かかるDC帯
電によって帯電ローラを均一に帯電させるには、今まで
以上に帯電ローラの抵抗均一性や表面平滑性が求められ
る。しかし、帯電ローラは、上述のように弾性層に含有
する成分がブリードし易く、更には、その導電性によ
り、表面にトナーや紙粉などの汚れが付着し易いため、
表面の抵抗均一性や表面平滑性が保てなくなるという問
題を有し、根本的な問題の解決にはならなかった。
【0008】帯電音及び感光体のエッチング現象を低減
する他の方法として、注入帯電なる、新たな像担持体表
面の帯電技術が提案され、一部の商品に採用されてい
る。かかる技術は、印加した直流バイアス値をそのまま
感光体表面の電位とすることが可能であるため、交流バ
イアスの印加は理論的には必要ない。しかしながら、前
記注入帯電技術は、金属スリーブ内部の磁石により金属
スリーブ外周に磁性体粉末を保持する、所謂、磁気ブラ
シ帯電部材と、電荷注入層を備えた感光体と、の組み合
わせを必要とする技術であって、磁気ブラシ及び電荷注
入層を備えた感光体は何れも高価であるという短所を有
していた。また、前記注入帯電技術では、磁気ブラシ
を、電荷注入層を備えた感光体よりも高速で回転させ、
電荷注入の機会を増加させる必要がある。このため、磁
気ブラシと感光体の両者の間には、ギヤやベルト等の駆
動伝達機構が新たに必要とされている。更には、磁性体
としての金属粉末で、感光体表面を摺擦し続けるため、
感光体表面を機械的に削ってしまうことは勿論である
が、時には、電荷注入層を貫通するほどの傷をつけてし
まう可能性も潜んでいる。更に、金属スリーブ外周の磁
性体粉末にトナーや紙粉などの汚れがが付着し、電気抵
抗が変化することに伴い、電荷注入能力が低下する問題
や、金属スリーブ外周の磁性体粉末が脱落し電荷注入密
度が低下したり、脱落した磁性体が画像上(用紙上)に
まで到達し、画像不良を起こす問題も発生する場合があ
る。
【0009】一方、上記半導電性ローラを転写手段、又
は中間転写方式における2次転写手段に用いる場合に
は、薄紙から厚紙、更にはOHP等の多様な転写材に対
応すると共に、感光体又は中間転写体に対して確実にニ
ップを形成し、転写材の搬送不良に起因する画像不良や
紙シワの発生を防止することが望まれる。この要求に
は、半導電性ローラの硬度をできる限り低く抑え、感光
体又は中間転写体に対し深く食い込ませることで対応す
るが、弾性層には、上述の軟化剤、可塑剤等の添加量を
増大せざるを得ないので、ブリードの発生がより容易に
なり、感光体又は中間転写体を汚染したり、変質させ易
い状況を生み出してしまうという問題を有していた。ま
た、転写材は湿度及び温度に左右され易く、その電気抵
抗は大きく変化してしまうものである。加えて、上述の
ように上記半導電性ローラは多くの場合、低硬度を得る
たため、ゴム材料を用いているので、やはり湿度及び温
度に左右され易く、その電気抵抗は変化し易いと言う欠
点を有していた。従って、物性の変化の大きい転写材と
上記半導電性ローラとの組み合わせでは、各種環境下で
一定の画質を保つには、それぞれの抵抗に応じた転写条
件を選定する必要があり、従来の電子写真方式の画像形
成装置では、温度及び湿度センサーを設け、検出した雰
囲気データや抵抗データをフィードバックし、転写バイ
アスを決定すると言った複雑な制御が必要とされてい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、前
記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成する
ことを課題とする。即ち、本発明の目的は、簡易かつ低
コストで、確実に所望するニップを形成すると共に、感
光体又は中間転写体の汚染又は変質を防止することの可
能である導電部材及び該導電部材を備える画像形成装置
を提供することである。また、本発明の他の目的は、帯
電音及び像担持体のエッチング現象を低減することが可
能である導電部材及び該導電部材を備える画像形成装置
を提供することである。更に、本発明の他の目的は、抵
抗均一性及び表面平滑性が良好である導電部材及び該導
電部材を備える画像形成装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述した導
電部材の抱える問題を根本から解決することの可能な導
電部材の構造を見出し、本発明に至った。上記目的は、
以下の本発明により達成される。すなわち本発明は、
【0012】<1> 筒形基体と、該筒形基体の内部
に、その内部容積を満たさない程度に封入される導電性
粉体と、を有してなることを特徴とする導電部材。
【0013】<2> 筒形基体と、該筒形基体の内部
に、実質的に流動可能に封入される導電性粉体と、を有
してなることを特徴とする導電部材。
【0014】<3> 筒形基体と、該筒形基体の内部
に、20〜95%の充填率で封入される導電性粉体と、
を有してなることを特徴とする導電部材。
【0015】<4> 前記導電性粉体の充填率が、20
〜95%であることを特徴とする<1>又は<2>に記
載の導電部材。
【0016】<5> 前記導電性粉体の充填率が50〜
95%であることを特徴とする<1>〜<3>のいずれ
かに記載の導電部材。
【0017】<6> 前記導電性粉体の充填率が70〜
90%であることを特徴とする<1>〜<3>のいずれ
かに記載の導電部材。
【0018】<7> 前記導電性粉体全体の抵抗が、1
-8〜108Ωの範囲にあることを特徴とする<1>〜
<6>のいずれかに記載の導電部材。
【0019】<8> 前記導電性粉体が複数の種類の粉
体からなる混合物であり、各種類毎の粉体の抵抗が10
-8〜1017Ωの範囲にあることを特徴とする<1>〜<
7>のいずれかに記載の導電部材。
【0020】<9> 前記導電性粉体の数平均粒子径
が、10-5μm〜1mmの範囲にあることを特徴とする
<1>〜<8>のいずれかに記載の導電部材。
【0021】<10> 前記筒形基体が、磁性を有する
ことを特徴とする<1>〜<9>のいずれかに記載の導
電部材。
【0022】<11> 前記筒形基体が、層状構造をな
すことを特徴とする<1>〜<10>のいずれかに記載
の導電部材。
【0023】<12> 前記筒形基体の外周面が、前記
導電性粉体の自重及び/又は移動に応じて変形可能であ
ることを特徴とする<1>〜<11>のいずれかに記載
の導電部材。
【0024】<13> ローラ形状であることを特徴と
する<1>〜<12>のいずれかに記載の導電部材。
【0025】<14> 更に、前記筒形基体を軸方向に
貫き、回転軸となるシャフトを備えてなることを特徴と
する<1>〜<13>のいずれかに記載の導電部材。
【0026】<15> 前記シャフトが、前記筒形基体
の両端に設けられているフランジ部材により固定される
ことを特徴とする<14>に記載の導電部材。
【0027】<16> 前記フランジ部材が、弾性体か
らなることを特徴とする<15>に記載の導電部材。
【0028】<17> 前記導電性粉体が、磁性粉を含
有することを特徴とする<1>〜<16>のいずれかに
記載の導電部材。
【0029】<18> 前記<1>〜<17>のいずれ
かに記載の導電部材を備えてなることを特徴とする画像
形成装置。
【0030】<19> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面を帯電する帯電手段と、を備える画像形成装
置であって、前記帯電手段が、筒形基体と、該筒形基体
の内部に、その内部容積を満たさない程度に封入される
導電性粉体と、を有してなる導電部材からなることを特
徴とする画像形成装置。
【0031】<20> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面を帯電する帯電手段と、を備える画像形成装
置であって、前記帯電手段が、筒形基体と、該筒形基体
の内部に、実質的に流動可能に封入される導電性粉体
と、を有してなる導電部材からなることを特徴とする画
像形成装置。
【0032】<21> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面を帯電する帯電手段と、を備える画像形成装
置であって、前記帯電手段が、筒形基体と、該筒形基体
の内部に、20〜95%の充填率で封入される導電性粉
体と、を有してなる導電部材からなることを特徴とする
画像形成装置。
【0033】<22> 前記帯電手段は、直流電圧に交
流電圧を重畳してなるバイアス、又は、直流電圧による
バイアスを印加する手段であることを特徴とする<19
>〜<21>のいずれかに記載の画像形成装置。
【0034】<23> 前記像担持体及び前記導電部材
は互いに回転し、その間に周速差があることを特徴とす
る<19>〜<22>のいずれかに記載の画像形成装
置。
【0035】<24> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面のトナー像を転写材に転写する転写手段と、
を備える画像形成装置であって、前記転写手段が、筒形
基体と、該筒形基体の内部に、その内部容積を満たさな
い程度に封入される導電性粉体と、を有してなる導電部
材からなることを特徴とする画像形成装置。
【0036】<25> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面のトナー像を転写材に転写する転写手段と、
を備える画像形成装置であって、前記転写手段が、筒形
基体と、該筒形基体の内部に、実質的に流動可能に封入
される導電性粉体と、を有してなる導電部材からなるこ
とを特徴とする画像形成装置。
【0037】<26> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面のトナー像を転写材に転写する転写手段と、
を備える画像形成装置であって、前記転写手段が、筒形
基体と、該筒形基体の内部に、20〜95%の充填率で
封入される導電性粉体と、を有してなる導電部材からな
ることを特徴とする画像形成装置。
【0038】<27> 前記像担持体及び前記導電部材
は互いに回転し、その間に周速差があることを特徴とす
る<24>〜<26>のいずれかに記載の画像形成装
置。
【0039】<28> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面を帯電する帯電手段と、該像担持体に接触し
その表面のトナー像を中間転写体に転写する1次転写手
段と、前記中間転写体に接触しその表面のトナー像を転
写材に転写する2次転写手段と、を備える画像形成装置
であって、前記帯電手段、前記1次転写手段、及び前記
2次転写手段の少なくとも1つが、筒形基体と、該筒形
基体の内部に、その内部容積を満たさない程度に封入さ
れる導電性粉体と、を有してなる導電部材からなること
を特徴とする画像形成装置。
【0040】<29> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面を帯電する帯電手段と、該像担持体に接触し
その表面のトナー像を中間転写体に転写する1次転写手
段と、前記中間転写体に接触しその表面のトナー像を転
写材に転写する2次転写手段と、を備える画像形成装置
であって、前記帯電手段、前記1次転写手段、及び前記
2次転写手段の少なくとも1つが、筒形基体と、該筒形
基体の内部に、実質的に流動可能に封入される導電性粉
体と、を有してなる導電部材からなることを特徴とする
画像形成装置。
【0041】<30> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面を帯電する帯電手段と、該像担持体に接触し
その表面のトナー像を中間転写体に転写する1次転写手
段と、前記中間転写体に接触しその表面のトナー像を転
写材に転写する2次転写手段と、を備える画像形成装置
であって、前記帯電手段、前記1次転写手段、及び前記
2次転写手段の少なくとも1つが、筒形基体と、該筒形
基体の内部に、20〜95%の充填率で封入される導電
性粉体と、を有してなる導電部材からなることを特徴と
する画像形成装置。
【0042】<31> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面を帯電する帯電手段と、該像担持体に接触し
その表面のトナー像を中間転写体に転写する1次転写手
段と、前記中間転写体に接触しその表面のトナー像を転
写材に転写する2次転写手段と、を備える画像形成装置
であって、前記帯電手段、前記1次転写手段、及び前記
2次転写手段の少なくとも1つが、筒形基体と、該筒形
基体の内部に、その内部容積を満たさない程度に封入さ
れる導電性粉体と、を有してなる導電部材からなり、か
つ、前記導電性粉体が磁性粉を含有し、更に、前記導電
性粉体が前記像担持体又は前記中間転写体に引き寄せら
れる磁界を形成する磁界形成手段を備えることを特徴と
する画像形成装置。
【0043】<32> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面を帯電する帯電手段と、該像担持体に接触し
その表面のトナー像を中間転写体に転写する1次転写手
段と、前記中間転写体に接触しその表面のトナー像を転
写材に転写する2次転写手段と、を備える画像形成装置
であって、前記帯電手段、前記1次転写手段、及び前記
2次転写手段の少なくとも1つが、筒形基体と、該筒形
基体の内部に、実質的に流動可能に封入される導電性粉
体と、を有してなる導電部材からなり、かつ、前記導電
性粉体が磁性粉を含有し、更に、前記導電性粉体が前記
像担持体又は前記中間転写体に引き寄せられる磁界を形
成する磁界形成手段を備えることを特徴とする画像形成
装置。
【0044】<33> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面を帯電する帯電手段と、該像担持体に接触し
その表面のトナー像を中間転写体に転写する1次転写手
段と、前記中間転写体に接触しその表面のトナー像を転
写材に転写する2次転写手段と、を備える画像形成装置
であって、前記帯電手段、前記1次転写手段、及び前記
2次転写手段の少なくとも1つが、筒形基体と、該筒形
基体の内部に、20〜95%の充填率で封入される導電
性粉体と、を有してなる導電部材からなり、かつ、前記
導電性粉体が磁性粉を含有し、更に、前記導電性粉体が
前記像担持体又は前記中間転写体に引き寄せられる磁界
を形成する磁界形成手段を備えることを特徴とする画像
形成装置。
【0045】<34> 前記磁界形成手段が、前記像担
持体又は前記中間転写体の内周面に設けられる磁性を有
するフィルムであることを特徴とする<31>〜<33
>のいずれかに記載の画像形成装置。
【0046】<35> 前記磁界形成手段が、前記像担
持体又は前記中間転写体の内周部であって、前記導電部
材と対向する位置に設けられる磁力発生部材であること
を特徴とする<31>〜<33>のいずれかに記載の画
像形成装置。
【0047】<36> 前記像担持体又は前記中間転写
体が磁性体からなる基体を含んで構成され、前記磁界形
成手段が前記基体であることを特徴とする<31>〜<
33>のいずれかに記載の画像形成装置。
【0048】<37> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面のトナー像を無端ベルト状の中間転写体に転
写する1次転写手段と、前記中間転写体に接触しその表
面のトナー像を転写材に転写する2次転写手段と、を備
える画像形成装置であって、前記2次転写手段が、筒形
基体と、該筒形基体の内部に、その内部容積を満たさな
い程度に封入される導電性粉体と、を有してなる導電部
材からなり、かつ、前記導電性粉体が磁性粉を含有し、
更に、前記導電性粉体が前記中間転写体の内周部の前記
2次転写手段と対向する位置に設けられた支持部材に引
き寄せられる磁界を形成する磁界形成手段を備えること
を特徴とする画像形成装置。
【0049】<38> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面のトナー像を無端ベルト状の中間転写体に転
写する1次転写手段と、前記中間転写体に接触しその表
面のトナー像を転写材に転写する2次転写手段と、を備
える画像形成装置であって、前記2次転写手段が、筒形
基体と、該筒形基体の内部に、実質的に流動可能に封入
される導電性粉体と、を有してなる導電部材からなり、
かつ、前記導電性粉体が磁性粉を含有し、更に、前記導
電性粉体が前記中間転写体の内周部の前記2次転写手段
と対向する位置に設けられた支持部材に引き寄せられる
磁界を形成する磁界形成手段を備えることを特徴とする
画像形成装置。
【0050】<39> 像担持体と、該像担持体に接触
しその表面のトナー像を無端ベルト状の中間転写体に転
写する1次転写手段と、前記中間転写体に接触しその表
面のトナー像を転写材に転写する2次転写手段と、を備
える画像形成装置であって、前記2次転写手段が、筒形
基体と、該筒形基体の内部に、20〜95%の充填率で
封入される導電性粉体と、を有してなる導電部材からな
り、かつ、前記導電性粉体が磁性粉を含有し、更に、前
記導電性粉体が前記中間転写体の内周部の前記2次転写
手段と対向する位置に設けられた支持部材に引き寄せら
れる磁界を形成する磁界形成手段を備えることを特徴と
する画像形成装置。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の導
電部材及び該導電部材を備える画像形成装置について説
明する。ここで、本発明における導電部材とは、例え
ば、帯電手段、転写手段、中間転写方式における1次転
写手段及び2次転写手段、除電手段等として用いられる
導電性乃至半導電性の部材(以下、導電部材と称す
る。)であり、その形状はローラ状であってもよいし、
ベルト状であってもよい。かかる導電部材は、像担持体
としての感光体、中間転写体、又は対向配置される支持
部材に接触し、所望のニップを形成することができる。
ここで、感光体、中間転写体、又は支持部材は、それぞ
れ、ドラム形状であっても、ベルト形状であってもよ
い。
【0052】本発明の第1の態様としての導電部材は、
筒形基体と、該筒形基体の内部に、その内部容積を満た
さない程度に封入される導電性粉体と、を有してなるこ
とを特徴とする。本発明の第2の態様としての導電部材
は、筒形基体と、該筒形基体の内部に、実質的に流動可
能に封入される導電性粉体と、を有してなることを特徴
とする。本発明の第3の態様としての導電部材は、筒形
基体と、該筒形基体の内部に、20〜95%の充填率で
封入される導電性粉体と、を有してなることを特徴とす
る。
【0053】このように、本発明の導電部材は、筒形基
体と、導電性粉体と、を有することを要する。以下に本
発明の導電部材について例示的態様を示し、詳細に説明
する。
【0054】<導電部材>図1〜3を参照して、以下、
本発明の例示的一態様としての導電部材について詳細に
説明する。ここで、図1は、本発明の例示的一態様とし
ての導電部材の構造を説明するための側面断面図であ
る。図2は図1に示す本発明の例示的一態様としての導
電部材のA−A断面図であり、(a)は導電性粉体の充
填率が50%の場合の図であり、(b)は導電性粉体の
充填率が80%の場合の図である。また、図3は導電性
粉体による筒形基体の変形の様子を示す断面図である。
【0055】図1に示すように、本発明の例示的一態様
としての導電部材100は、金属製シャフト110と、
筒形基体120と、導電性粉体130と、フランジ部1
40と、を備えるが、本発明の導電部材100はかかる
構造に限定されるものではない。また、図2(a)に示
すように、本発明の導電部材100は金属製シャフト1
10を介して外部電源150と接続している。
【0056】金属製シャフト110は、例えば、SU
S、SUM等からなり、筒形基体120と軸方向を貫く
ように配され、導電部材100の回転軸として機能す
る。また、金属製シャフト110には、図2(a)に示
されるように外部電源150が接続され、所望のバイア
スが印加されるため、外部電源150と共に導電部材1
00への電圧印加手段としても機能する。
【0057】筒形基体120は、ローラ形状であって
も、ベルト形状であってもよく、具体的には、例えば、
シームレスチューブやエンドレスベルトなどからなる。
また、封入される導電性粉体130の自重や移動に応じ
て、自由に変形可能なものであることが好ましい。
【0058】筒形基体120を構成するバインダー材料
としては、例えば、SBR(スチレンブタジエンゴ
ム)、BR(ポリブタジエンゴム)、ハイスチレンゴム
(HiStyrene resin masterba
tch)、IR(イソプレンゴム)、IIR(ブチルゴ
ム)、ハロゲン化ブチルゴム(Halogenated
butylrubber)、NBR(ニトリルブタジエ
ンゴム)、水添化NBR(H−NBR)、EPDM,E
PM(エチレンプロピレンゴム)、NBR/EPDMブ
レンド、CR(クロロプレンゴム)、ACM(アクリル
ゴム)、CO(ヒドリンゴム)、ECO(エピクロルヒ
ドリンゴム)、塩素化ポリエチレン(Chlorina
ted−PE)、VAMAC(エチレン−アクリルゴ
ム)、VMQ(シリコーンゴム)、U(ウレタンゴ
ム)、FKM(フッ素ゴム)、NR(天然ゴム)、CS
M(クロロスルフォン化ポリエチレンゴム)等のゴム材
料;ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリウレタ
ン、ポリアミド、ポリイミド、ナイロン、エチレン酢酸
ビニル、エチレンエチルアクリレート、エチレンアクリ
ル酸メチル、スチレンブタジエン、ポリアリレート、ポ
リカーボネート、テフロン(R)、シリコン、ポリメタ
クリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジ
ン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂等の樹
脂材料;スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビ
ニルトルエン共重合体、スチレンビニルナフタリン共重
合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン
−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブ
チル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合
体、スチレン−アクリル酸ジメチルアミノエチル共重合
体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル
酸ブチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ジメチルア
ミノエチル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル
共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、
スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブ
タジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、ス
チレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エ
ステル共重合体等のスチレン系共重合体;更に、脂肪族
又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、パラフィ
ンワックス、カルナバワックス等やそれらの混合物及び
共重合体及び変性体が用いられるが、特にこれらに限定
されない。
【0059】上記バインダー材料は、単体で用いてもよ
いし、2種以上を混合して用いてもよく、更に、共重合
体又は変性体を用いてもよい。上記バインダー材料とし
ては、像担持体及び中間転写体に対して汚染等の悪影響
を与えないためにも、低分子量成分や可塑剤等が表面に
析出、所謂ブリードするような成分を含まないもの、又
は、ブリード防止の処理を施されたもの、から選択され
ることが好ましい。
【0060】また、筒形基体120は、上記各種バイン
ダー材料に、導電性材料を混入することで抵抗(電気抵
抗)が、所定の範囲、例えば、104〜1010Ωに調整
される。本発明において、筒形基体120の抵抗は、以
下のようにして求められる。筒形基体120の内部に、
かかる筒形基体120の内径と同じ外径を有する金属シ
ャフトを挿入する。また、筒形基体120の外周面に金
属平板を接触させる。そして、金属シャフトに所定の直
流電圧を印加し、かかる金属シャフトと、金属板との間
に流れる電流を測定する。かかる測定において印加した
電圧、流れた電流により筒形基体120の抵抗を算出す
ることができる。
【0061】用いられる導電性材料としては、例えば、
カーボンブラック、グラファイト等の炭素粉;磁性粉、
すず、鉄、銅等の金属粉体や樹脂との混合物;金属繊
維;酸化亜鉛、酸化すず、酸化チタン等の金属酸化物;
硫化銅、硫化亜鉛等の金属硫化物;ストロンチウム、バ
リウム、希土類等の所謂ハードフェライト;マグネタイ
ト、銅、亜鉛、ニッケル及びマンガン等のフェライト、
またはこれらの表面を必要に応じ導電処理したもの;
銅、鉄、マンガン、ニッケル、亜鉛、コバルト、バリウ
ム、アルミニウム、錫、リチウム、マグネシウム、シリ
コン等の中の異なる金属元素を含んだ酸化物、水酸化
物、炭酸塩又は金属化合物等;高温中で焼成して得られ
る金属酸化物の固溶体、所謂複合金属酸化物;等が挙げ
られるが、特にこれらに限定されない。加えて、4級ア
ンモニウム塩、4級アンモニウム塩の金属置換体等のイ
オン導電剤を用いてもよい。これらの導電性材料は、単
体で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0062】筒形基体120は、層状構造を有してもよ
く、各層が同じ材料で形成されていてもよいし、それぞ
れ異なった材料で形成されていてもよい。筒形基体12
0が、それぞれ異なった材料の積層構造である場合に
も、それぞれの層の抵抗が上記所定の範囲となるように
調整されることが好ましい。
【0063】また、筒形基体120の表面平滑度は、十
点平均粗さ(Rz)において、15μm以下であること
が好ましく、10μm以下であることがより好ましく、
8μm以下であることが特に好ましい。十点平均粗さ
(Rz)が、15μmより大きい場合、表面に存在する
凸部に放電が集中し、斑点状の画像不良を起こす場合が
ある。ここで、十点平均粗さ(Rz)とは、粗さ曲線か
らその平均線の方向に基準長さだけ抜き取り、この抜取
り部分の平均線から縦倍率の方向に測定した、最も高い
山頂から5番目までの谷底の標高(Yp)の絶対値の平
均値と、最も低い谷底から5番目までの谷底の標高(Y
v)の絶対値の平均値との和を求め、この値をマイクロ
メートル(μm)で表したものをいう。
【0064】筒形基体120の硬度は、内部に封入され
る導電性粉体130の質量や充填率にも影響を受けると
共に、その設置方法や用途によって、適宜、調整される
ものであため、特に制限されるものではないが、例え
ば、Asker−C硬度においては、10〜90°であ
ることが好ましく、20〜70°であることがより好ま
しい。硬度が高く、剛性も高い筒形基体120を用いる
場合には、画像形成装置に備える際、筒形基体120
(導電部材100)と、感光体又は中間転写体と、の間
に一定の間隙を設けて非接触状態で配置することも可能
である。筒形基体120の厚みは、上記バインダー材料
と導電性材料により所定の抵抗に調整された層の硬度
と、耐圧性(ピンホールリークに耐え得る厚み)により
任意に設定される。
【0065】また、筒形基体120は、上記各種バイン
ダー材料に、磁性体を混入することで磁性を有するよう
に形成されてもよい。用いられる磁性体としては、例え
ば、ストロンチウム、バリウム、希土類等の所謂ハード
フェライト;マグネタイト、銅、亜鉛、ニッケル及びマ
ンガン等のフェライト、又はこれらの表面を必要に応じ
導電処理したもの;等が好ましく、上記各種の磁性体を
単体で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0066】筒形基体120は、必要に応じて、外周面
に離型性及び耐ブリード性に優れた表面層を設けること
も可能である。その場合の表面層としては、筒形基体1
20の変形に追従できる柔軟性や、ある程度の離型性に
優れた材料を、適宜、選択することが好ましい。また、
スプレーコートやディッピング等の膜厚の均一性に優れ
た塗膜方法を用いることが望ましい。
【0067】筒形基体120は、上記バインダー材料を
用い、押し出し成形法や共押し出し成形法、射出成形法
や、プレス形成法、インジェクションブロー、真空成形
法等によって作製される。また、市販のシームレスチュ
ーブを用いてもよい。
【0068】導電性粉体130は、筒形基体の内部に、
図2(a)及び(b)に示すように、(1)その内部容
積を満たさない程度に封入される、(2)実質的に流動
可能に封入される、(3)20〜95%の充填率で封入
される、のいずれかの態様をとる。即ち、本発明の導電
部材100は、筒形基体120の内部が、空隙と、導電
性粉体130と、により占められる形態を有する。
【0069】本発明の導電部材100は、このような形
態を有するため、導電性粉体130は筒形基体120の
回転と共に移動し、筒形基体120の内壁に衝突し、筒
形基体120を振動させることから、該筒形基体120
の表面に付着したトナーや紙粉などの汚れを振るい落と
すことができ、良好な抵抗均一性及び表面平滑性を維持
することが可能となる。また、封入された導電性粉体1
30が移動することにより、常に、一定の荷重により像
担持体(又は、中間転写体等)に接触することから、均
一のニップを長期間に渡り保持することができる。な
お、導電性粉体130の充填率や導電部材100の押し
当て量等の条件を変化させることによって、所望のニッ
プ幅、ニップ圧を調整することができる。更に、本発明
の導電部材100は、このような形態を有するため、上
述のように、筒形基体120の材質に関らず均一のニッ
プを形成することができる。従って、従来のように、環
境変化による物性の変化が起こりやすいゴム材料の使用
を低減させることができるため、筒形基体120の内部
に含有している成分が、その表面に滲出又は析出し、像
担持体(又は、中間転写体等)の汚染又は変質を低減す
ることができる。
【0070】本発明の導電部材100を帯電手段(帯電
ローラ)として画像形成装置に用いれば、直流バイアス
に高周波の交流バイアスを重畳したバイアスが印加され
ても、内部に封入された導電性粉体130のその粉体と
しての特性により振動の伝達を防止することから、帯電
音を小さくすることができる。また、上述のように、本
発明の導電部材100は、表面平滑性が高く、更に、抵
抗均一性が優れているため、帯電手段(帯電ローラ)と
して画像形成装置に用いれば、直流バイアスのみを印加
するDC帯電を可能とし、像担持体(又は、中間転写体
等)表面に発生するエッチング現象を大幅に低減するこ
とができる。
【0071】導電性粉体130の充填率としては、20
〜95%の範囲であることが好ましく、50〜95%の
範囲であることがより好ましく、70〜90%の範囲で
あることが特に好ましい。充填率が20%より少ない場
合、導電性粉体130が導電部材100の回転により筒
形基体120内部を移動する際、導電性粉体130の全
体量が少ないために、筒形基体120の外周面に付着し
た汚れを落とす効果が得られにくいという問題や、環境
変化に伴って収縮及び膨張を起こす空隙(空気層)が多
いために筒形基体120の形状に影響を及ぼしてしまう
場合があるという問題を有している。一方、充填率が9
5%より多い場合、導電性粉体130の流動性が低下す
るために、ニップ形成の自由度が低下するいう問題を有
している。また、本発明の例示的1態様としての導電部
材100は、筒形基体120の中心軸として電圧印加機
能を有する金属製シャフト110が設けられているた
め、充填率が50%より少ないと、導電性粉体130が
金属製シャフト110に接触しないためにバイアスが導
電性粉体へと流れ込むことができない場合がある。この
ような場合、例えば、金属製シャフト110の設置位置
を回転軸から偏らせること、又は、金属製シャフト11
0の外周に導電性の羽根(攪拌翼)を設け、その羽根を
介すこと、により金属製シャフト110と導電性粉体1
30とを導通させることが可能となる。
【0072】ここで、本発明における充填率とは、予
め、用いる筒形基体120の全容積から金属製シャフト
110の容積分を除いた容積に対する充填率100%の
導電性粉体130の質量を測定し、その質量を基に算出
する。充填率100%の場合の導電性粉体130の質量
は、実際に使用される金属製シャフト110の容積分を
除いた円筒形基体120と同じ容積である容器に、導電
性粉体130を入れ、例えば、1分間微振動を加えるこ
とで細密充填して、その質量の増加量を測定することで
求められる。従って、例えば、充填率100%の場合の
導電性粉体130の質量が10gである場合、円筒形基
体120に封入された導電性粉体130が8gであれ
ば、充填率は80%となる。
【0073】導電性粉体130は、筒形基体120が変
形可能である場合(硬度が低い場合)、図3に示すよう
に、少なくともその自重によって筒形基体120の形状
を変形させることができる。図3に示すように、導電性
粉体130はその自重によって筒形基体120の下方に
集まることから、筒形基体120は変形する。従って、
かかる変形を利用することで、導電部材100を、例え
ば、像担持体に接触させると、該像担持体の形状に沿っ
て筒形基体120が変形し、ニップを形成することがで
きる。この際、従来のように、導電部材100を像担持
体に過剰に押し付ける必要がないため、筒形基体120
の内部に含有している成分が、その表面に滲出又は析出
することを容易に低減することができる。従って、像担
持体の変質又は汚染を防止することも可能である。
【0074】導電性粉体130全体としての抵抗(電気
抵抗)は、10-8〜108Ωの範囲であることが好まし
く、10-5〜106Ωの範囲であることがより好まし
く、更に、10-3〜104Ωの範囲であることが特に好
ましい。抵抗が前記下限値よりも小さい場合、導電部材
100としての抵抗が得られない場合がある。一方、抵
抗が前記上限値よりも大きい場合は、金属製シャフト1
10と円筒形基体120とを十分に導通させることが困
難となる。
【0075】導電性粉体130は、1種の粉体から構成
されていてもよいし、2種以上の粉体から構成される混
合物であってもよい。導電性粉体130が混合物である
場合に、その混合物を構成する粉体の各種類毎の抵抗は
1×10-8〜1×1017Ωの範囲のものを使用すること
ができる。その際、上述のように、導電性粉体130全
体としての抵抗が上記範囲に調整されていることがより
好ましい。
【0076】導電性粉体130としては、例えば、磁性
粉、すず、鉄、銅、アルミニウム等の金属粉体や樹脂と
の混合物;金属繊維;酸化亜鉛、酸化すず、酸化チタン
等の金属酸化物;硫化銅、硫化亜鉛等の金属硫化物;カ
ーボンブラック、グラファイト等の炭素粉;ストロンチ
ウム、バリウム、希土類等の所謂ハードフェライト;マ
グネタイト、銅、亜鉛、ニッケル及びマンガン等のフェ
ライト、又はこれらの表面を必要に応じ導電処理したも
の;銅、鉄、マンガン、ニッケル、亜鉛、コバルト、バ
リウム、アルミニウム、錫、リチウム、マグネシウム、
シリコン等の中の異なる金属元素を含んだ酸化物、水酸
化物、炭酸塩又は金属化合物;高温中で焼成して得られ
る金属酸化物の固溶体、所謂、複合金属酸化物;等の導
電性粉体が挙げられる。また、セラミック粒子、ガラス
ビーズ、ラテックス粒子、天然石、粉砕石、砂等の絶縁
性粉体を用いてもよい。これらの粉体は、好ましくは、
上述のように導電性粉体130全体としての抵抗の条件
を満たすように、単独で用いてもよいし、2種以上を混
合して用いても構わない。
【0077】本発明において、導電性粉体130を構成
する粉体の抵抗は、以下のようにして求められる。天面
と底面が金属製で、胴部が絶縁体により構成される円筒
形状ホルダー(天面及び底面が共に10mmφ、高さ1
0mm)に、測定試料としての粉体を充填し、98kP
a(10kg/cm2)の圧力で圧縮しつつ、100V
の電圧を印加し、その際に流れる電流値を測定し、抵抗
を算出した。また、導電性粉体130が1種類の粉体か
ら構成されているならば、導電性粉体130全体として
の抵抗は、その1種の粉体単独の抵抗がそのまま導電性
粉体130全体としての抵抗となる。一方、導電性粉体
130が複数の種類の粉体から構成されているならば、
導電性粉体130全体としての抵抗は、それら粉体の混
合物を十分に攪拌した後に、上記と同様の測定法で求め
られたものが、導電性粉体130全体としての抵抗とな
る。
【0078】また、導電性粉体130の数平均粒子径は
10-5μm〜1mmの範囲であることが好ましく、5〜
700μmの範囲であることがより好ましく、更に、4
0〜300μmの範囲であることが特に好ましい。数平
均粒子径が前記下限値よりも小さい場合、粉体の流動性
が悪くなり場合があり、数平均粒子径が前記上限値より
も大きい場合は、粒子間の接点が少なくなり、導通回路
が不足するため、導電部材100表面の導電性に斑が発
生してしまう場合がある。
【0079】更に、導電性粉体130には、磁性粉が含
有されていてもよい。磁性粉が含有されている場合、粉
体の磁性を利用することで導電部材100の配置を様々
に設定することができる。例えば、図4に示すように、
磁性を利用して、導電部材100を像担持体160に対
して下から接触させてニップを形成してもよい。ここ
で、図4は像担持体160と導電部材100との位置関
係の例示的一態様を示す概略断面図である。
【0080】図4に示すように、像担持体160の内周
部に、球状マグネット等の磁力発生部材(磁界形成手
段)170aを配し、導電性粉体を引き寄せる磁界を形
成し、かつ、導電性粉体130に磁性粉が含有されてい
れば、導電性粉体130は磁界発生部材170aに引き
寄せられて、重力方向とは逆方向に移動し、筒形基体1
20を変形させて、像担持体160との間にニップを形
成することができる。この際、上述のように、筒形基体
120自身も磁性を有していれば、その表面の磁性は一
定に保たれ、導電部材100の回転に伴う導電性粉体1
30の移動もより均一になり、その結果、本発明の導電
部材100と像担持体160との間に形成されるニップ
が長期間、均一に保持される。
【0081】磁界形成手段は、図4のように、像担持体
160の内周部の導電部材100に対向する位置に配さ
れた球状のマグネット等の磁力発生部材170aから構
成されてもよいし、図5(a)に示すように像担持体1
60の内周面全体に張り巡らされた磁性を有するフィル
ム170bから構成されてもよい。また、図5(b)に
示すように像担持体160の基体170cそのものが、
鉄又は鉄を含有する合金などの磁性を有する材料で形成
されて、磁界形成手段として機能してもよい。ここで、
図5は本発明の導電部材100に好適に用いられる像担
持体160の構造を示す断面図である。なお、図4に示
される像担持体160は、中間転写方式におけるドラム
形状を有する中間転写体であってもよい。この場合も同
様に、中間転写体の内部に磁力形成手段を備えていれ
ば、本発明の導電部材100からなる2次転写ローラと
の間にニップを形成することができる。
【0082】フランジ部140は、筒形基体120の両
端に設けられ、封入された導電性粉体130が外部に漏
れないように封止する部材である。フランジ部140を
形成する材料としては、特に限定はされないが、筒形基
体120の変形に応じて変形するような弾性体であるこ
とが好ましい。前記弾性体としては、スポンジ、ゴム、
熱可塑性エラストマー等を用いることができるが、この
中でもスキン層を有するスポンジが好適に用いられる。
フランジ部140としてスキン層を有するスポンジを使
用する場合には、スキン層を導電性粉体130と接触す
るように筒形基体120の内部に向けて設置すること
で、導電性粉体130の漏洩を完全に防止することがで
きる。
【0083】以上、本発明の例示的1態様としての導電
部材100を説明したが、この構造に限定されるもので
はない。例えば、導電部材100を回転させる機能を、
筒形基体の120の両端を回転可能に保持する部材を用
いることで付与してもよい。また、導電部材100の内
部に複数のテンションロールを設置し、その形状を調整
させると共に、そのテンションロールの一部に電圧印加
機能を持たせ、てもよい。更に、上述したように、金属
製シャフト110の外周面に羽根(攪拌翼)を設けても
よい。
【0084】本発明の導電部材100は、導電性粉体1
30が導電部材100表面への通電量を支配し、その環
境変動を起こすことがないため、定電流制御や環境制御
を必要とせず、画像形成装置を製造する際のコスト低減
に大きく貢献することができる。また、本発明の導電部
材100は、ニップを形成するために感光体に対して印
加される圧力を低減することができるため、従来の導電
部材に求められてきた形状安定性やたわみを防ぐための
剛性を必要としない。従って、シャフトの小径化及びそ
れに伴う導電部材100自体の小型化を達成することが
できる。更に、本発明の導電部材100は、導電性粉体
の移動により筒形基体を振動させ、該筒形基体の表面に
付着したトナーや紙粉などの汚れを振るい落とすことが
できるため、ブレードやブラシ等のクリーニング部材の
設置を省略することもできる。
【0085】以上説明してきた本発明の導電部材は、そ
れぞれ求められる電気特性や表面特性等の諸条件を、適
宜、調整することで、帯電手段、転写手段(後述する1
次、2次の双方の転写手段も含む)、更には、除電手段
等にも好適に用いることができる。
【0086】上述したように、本発明の導電部材は、構
造が複雑ではないため、従来の導電部材(例えば、半導
電性ローラ)などよりも、より簡便に製造することがで
きる。従って、本発明の導電部材は、大きなコスト低減
を可能とし、該導電部材を有する画像形成装置のコスト
低減をも達成することができる。
【0087】<画像形成装置>以下、本発明の導電部材
を備える画像形成装置(本発明の画像形成装置)の一例
を示すが、本発明はこれに限定されるわけではない。な
お、図に示す主要部のみを説明し、その他はその説明を
省略する。
【0088】図6は、本発明の画像形成装置の一例を示
す概略構成図である。図6に示す画像形成装置は、矢印
B方向に回転する感光体(像担持体)51と、その周囲
に配される、感光体51表面を所定の電位に帯電させる
帯電ローラ(帯電手段)52、帯電された感光体51表
面を画像信号に基づくレーザ光線53よって露光して静
電潜像を形成する露光装置(露光手段)56、帯電され
たトナー(現像剤)を供給して前記静電潜像を現像する
現像装置(現像手段)54、現像されたトナー像を記録
紙(転写材)P上に転写する転写ローラ(転写手段)5
5、及び、転写後の感光体51表面に残留するトナーを
除去するクリーニングユニット57が順に配設されてい
る。ここで、図6に示す画像形成装置には、帯電ローラ
52として、上述の本発明の導電部材が用いられてお
り、該導電部材の各構成要素は、図2(a)と同一の符
号が付されている。
【0089】まず、感光体51はその表面を帯電ローラ
52によって−600V〜−800V程度の電位に帯電
される。感光体51は、導電性の基体上に感光層を積層
して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗であ
るが、露光装置56からレーザ光線53が照射される
と、レーザ光線53が照射された部分の比抵抗が変化す
る性質を持っている。そこで、帯電した感光体51の表
面に、図示しない制御部から送られてくる画像データに
従って、露光装置56を介してレーザ光線53を出力す
る。レーザ光線53は、感光体51の表面の感光層に照
射され、それにより、印字パターンの静電潜像が感光体
51の表面に形成される。
【0090】このようにして感光体51表面に形成され
た静電潜像は、感光体51の矢印B方向への回転により
所定の現像位置まで回転される。そして、この現像位置
で、感光体51上の静電潜像が、現像装置54によって
可視像(トナー像)化される。
【0091】感光体51の表面が現像装置54を通過す
ることにより、感光体51表面の除電された潜像部にの
みトナーが静電的に付着し、潜像がトナーによって現像
される。感光体51は、引続き矢印B方向に回転し、感
光体51表面に現像されたトナー像が所定の転写位置へ
搬送される。
【0092】感光体51表面のトナー像が転写位置へ搬
送されると、転写ローラ55に所定の転写バイアスが印
加され、感光体51から転写ローラ55に向う静電気力
がトナー像に作用し、感光体51表面のトナー像が記録
紙P上へ転写される。また、感光体51表面の残留トナ
ーは、クリーニングユニット57により除去される。
【0093】図6に示す画像形成装置によれば、帯電ロ
ーラ52として本発明の導電部材を用いているため、直
流バイアスに高周波の交流バイアスを重畳したバイアス
が印加されても、内部に封入された導電性粉体130が
その粉体としての特性により振動の伝達を防止すること
から、帯電音を小さくすることができる。
【0094】また、上述のように、本発明の導電部材
は、筒形基体120の表面に付着したトナーや紙粉など
の汚れを振るい落とすことができるため、表面平滑性が
高く、更に、抵抗均一性が優れている。そのため、帯電
ローラ52として本発明の導電部材を用いることによ
り、直流バイアスのみを印加するDC帯電を可能とし、
感光体表面に発生するエッチング現象を大幅に低減する
ことができる。その結果、ランニングコストの低減をも
図ることができる。
【0095】図6に示す画像形成装置においては、帯電
ローラ52として本発明の導電部材を用いているが、転
写ローラ55としても本発明の導電部材を好適に用いる
こともできる。本発明の導電部材を帯電ローラ52及び
/又は転写ローラ55として用いる場合、それらのロー
ラ52又は55が回転する際には、感光体51との周速
度は同一であってもよいし、お互いに異なってもよい。
しかし、感光体51よりも高速でローラ52又は55を
回転させることにより、仮にそれらのローラ52又は5
5の外周面の抵抗にバラツキがあったとしても、そのバ
ラツキが分散し、実用上の大きな問題になることを予防
することができる。
【0096】次に、本発明の画像形成装置の他の一例を
示す。図7は、4連タンデム方式のフルカラー画像形成
装置(本発明の画像形成装置)を示す概略構成図であ
る。図7に示す画像形成装置は、色分解された画像デー
タに基づくイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)の各色の画像を出力する電子写
真方式の第1〜第4の画像形成ステーション10Y、1
0M、10C、10K(画像形成手段)を備えている。
これらの画像形成ステーション(以下、単にステーショ
ンと称する)10Y、10M、10C、10Kは、略水
平方向に互いに所定距離離間して並設されている。
【0097】各ステーション10Y、10M、10C、
10Kの上方には、各ステーションを通して中間転写体
としての中間転写ベルト20が延設されている。用いら
れる中間転写ベルト20は、例えば、ポリイミド、ポリ
カーボネイト、フッ素系樹脂などの樹脂材料に、カーボ
ンやイオン導電物質などの導電性付与のための物質を分
散させ、表面抵抗率を1010〜1012Ω/□程度(測定
電圧:100V)に調整して形成されている。中間転写
ベルト20は、横方向に互いに離間して配置された駆動
ローラ22及び支持ローラ(支持部材)24に巻回され
て張架され、第1ステーション10Yから第4ステーシ
ョン10Kに向う方向に無端走行されるようになってい
る。なお、支持ローラ24は、図示しないいバネ等によ
り駆動ローラ22から離れる方向に付勢されており、両
者の間に張架された中間転写ベルト20に所定のテンシ
ョンが与えられている。また、中間転写ベルト20の像
担持側面には、駆動ローラ22と対向して中間転写体ク
リーニング装置30が備えられている。
【0098】上述した第1〜第4ステーション10Y、
10M、10C、10Kは、略同一の構成を有している
ため、ここでは中間転写ベルト20の走行方向上流側に
配設されたイエロー画像を形成する第1ステーション1
0Yについて代表して説明する。なお、第1ステーショ
ン10Yと同一の機能を有する部材に、イエロー(Y)
の代わりに、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)を付した同一参照符号を付すことにより、第2〜
第4ステーション10M、10C、10Kの説明を省略
する。
【0099】第1ステーション10Yは、像担持体とし
て作用する感光体1Yを有している。感光体1Yの周囲
には、感光体1Yの回転方向に順に、感光体1Yの表面
を所定の電位に帯電させる帯電ローラ(帯電手段)2
Y、帯電された表面を色分解された画像信号に基づくレ
ーザ光線3Yよって露光して静電潜像を形成する露光装
置3、帯電したトナー(現像剤)を供給して前記静電潜
像を現像する現像装置4Y、現像したトナー像を中間転
写ベルト20上に転写する1次転写ローラ(1次転写手
段)5Y、及び、1次転写後に感光体1Yの表面に残存
するトナーを除去する感光体クリーニング装置6Yが配
設されている。なお、1次転写ローラ5Yは、中間転写
ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位
置に設けられている。更に、各1次転写ローラ5Y、5
M、5C、5Kには、1次転写バイアスを印加するバイ
アス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バ
イアス電源は、図示しない制御部(制御手段)による制
御によって、各1次転写ローラに印加する転写バイアス
を可変する。
【0100】以下、第1ステーション10Yにおいてイ
エロー画像を形成する動作について説明する。まず、動
作に先立って、帯電ローラ2Yによって感光体1Yの表
面が−600V〜−800V程度の電位に帯電される。
感光体1Yは、導電性の基体上に感光層を積層して形成
されている。この感光層は、通常は高抵抗であるが、レ
ーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された
部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯
電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送ら
れてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3
によりレーザ光線3Yが出力される。レーザ光線3Y
は、感光体1Yの表面の感光層に照射され、それによ
り、イエロー印字パターンの静電潜像が感光体1Yの表
面に形成される。
【0101】静電潜像とは、帯電によって感光体1Yの
表面に形成される像であり、レーザ光線3Yによって、
感光層の被照射部分の比抵抗が低下し、感光体1Yの表
面の帯電した電荷が流れ、一方、レーザ光線3Yが照射
されなかった部分の電荷が残留することによって形成さ
れる、いわゆるネガ潜像である。
【0102】このようにして感光体1Y上に形成された
静電潜像は、感光体1Yの回転により所定の現像位置ま
で回転される。そして、この現像位置で、感光体1Y上
の静電潜像が、現像装置4Yによって可視像(トナー
像)化される。
【0103】現像装置4Y内には、例えば、少なくとも
イエロー着色剤とワックスと結着樹脂と脂肪族炭化水素
−炭素数9以上の芳香族炭化水素共重合石油樹脂にて形
成された体積平均粒子径が7μmのイエロートナーが収
容されている。イエロートナーは、現像装置4Yの内部
で攪拌されることで摩擦帯電し、感光体1Y表面の帯電
荷と同極性(−)の電荷を有している。感光体1Yの表
面が現像装置4Yを通過していくことにより、感光体1
Y表面の除電された潜像部にのみイエロートナーが静電
的に付着し、潜像がイエロートナーによって現像され
る。感光体1Yは、引続き回転し、感光体1Y表面に現
像されたトナー像が所定の1次転写位置へ搬送される。
【0104】感光体1Y表面のイエロートナー像が1次
転写位置へ搬送されると、1次転写ローラ5Yに所定の
1次転写バイアスが印加され、感光体1Yから1次転写
ローラ5Yに向う静電気力がトナー像に作用し、感光体
1Y表面のトナー像が中間転写ベルト20表面に転写さ
れる。このとき印加される転写バイアスは、トナーの極
性(−)と逆極性の(+)極性であり、例えば第1ステ
ーション10Yでは制御部(図示せず)によって+10
μA程度に定電流制御されている。
【0105】また、第2ステーション10M以降の1次
転写ローラ5M、5C、5Kに印加される1次転写バイ
アスも同様に制御されている。こうして、第1ステーシ
ョン10Yにてイエロートナー像の転写された中間転写
ベルト20は、第2〜第4ステーション10M、10
C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー像が同
様に重ねられて多重転写される。
【0106】第1〜第4ステーションを通して全ての色
のトナー像が多重転写された中間転写ベルト20は、矢
印C方向に周動搬送され、中間転写ベルト20内面に接
する支持ローラ24と中間転写ベルト20の像担持面側
に配置される2次転写ローラ(2次転写手段)26とか
ら構成された2次転写部へと至る。一方、記録紙(転写
材)Pが、供給機構を介して2次転写ローラ26と中間
転写ベルト20との間に所定のタイミングで給紙され、
所定の2次転写バイアスが支持ローラ24に印加され
る。このとき印加される転写バイアスは、トナーの極性
(−)と同極性(−)であり、中間転写ベルト20から
記録紙Pに向う静電気力がトナー像に作用し、中間転写
ベルト20表面のトナー像が記録紙P表面に転写され
る。なお、この際の2次転写バイアスは2次転写部の抵
抗を検出する抵抗検出手段(図示せず)により検出され
た抵抗に応じて決定されるものであり、定電圧で制御さ
れている。
【0107】その後、記録紙Pは定着装置28へと送り
込まれトナー像が加熱・加圧され、色重ねされたトナー
像が溶融されて、記録紙P表面へ永久定着される。カラ
ー画像の定着が完了した記録紙Pは、排出部へ向けて矢
印D方向に搬出され、一連のカラー画像形成動作が終了
される。
【0108】図7に示す画像形成装置において、図6に
示す画像形成装置と同様に、帯電ローラ2Y、2M、2
C、2Kとして、上述した本発明の導電部材を好適に用
いることもできるが、一次転写ローラ5Y、5M、5
C、5K、及び/又は、2次転写ローラ26としても本
発明の導電部材を用いることができる。なお、本発明の
導電部材を転写ローラ26として使用する場合には、そ
の構造上、導電性粉体130の自重によるニップの形成
が困難であるため、図8に示すように、磁性を利用し
て、2次転写ローラ26を支持ローラ(支持部材)24
に対して斜め下方から接触させてニップを形成すること
が好ましい。ここで、図8は、図7に示す4連タンデム
方式のフルカラー画像形成装置の2次転写部の拡大構成
図である。また、磁性を利用してニップを形成するメカ
ニズムは、図4の説明と同様であるため、ここでは、省
略する。
【0109】図8に示すように、2次転写部では、内部
に封入されている導電性粉体130に磁性粉を含有させ
た2次転写ローラ26と、磁界形成手段を備えることで
磁性を付与された支持ローラ24と、によって磁性の特
性を用いて、確実にニップを形成させることができる。
このようにして形成されたニップは、本発明の導電部材
の構造に起因する柔軟性(筒形基体110の変形によ
る)と、長期間、均一に保持される機能を有するため、
薄紙から厚紙、更にはOHP等の多様な転写材に対して
柔軟に対応することが可能であり、かつ、転写材搬送不
良を起こすことのない優れた特性を有する。
【0110】上述する2次転写部において用いられる支
持ローラ24は、2次転写ローラ26と同様に導電性と
磁性を有する材料から構成されるが、その硬度は大きく
異なる。つまり、支持ローラ24は、図7及び図8のよ
うに、中間転写体がベルト形状の場合、ベルトを張架す
るテンションロールの役目も担っているため、ある程度
の硬さが要求される。実用的な硬さとしては、例えば、
Asker−C硬度において、70°以上であることが
好ましい。また、支持ローラ24は、中間転写ベルト2
0を張架する場合、ベルトのウォークを防止するため、
例えば、外径、振れ、真直度等の項目に於いては数十μ
m以内の高い寸法精度が要求される。これらの各条件を
満足する支持ローラ24を得るには、金属表面に皮膜を
形成し着磁処理する方法や樹脂にフェライトやマグネタ
イトといった磁性体(磁界形成手段)を練りこみ高圧下
で金型成形し着磁処理することが望ましい。特に、本発
明においては、支持ローラ24として、樹脂にフェライ
トやマグネタイトと言った磁性体(磁界形成手段)を練
りこみ、高圧下で金型成形し着磁処理する多極磁性体を
用いることが、コスト及び長寿命化に対し有利であると
考えられる。ここで、多極磁性体とは、ナイロン樹脂や
ポリエステル樹脂に、フェライト磁石、ゴムマグネット
等の磁性材料を混練し、高圧下で金型を用い円筒状の所
謂マグネットローラーの如く成形されるものである。
【0111】このようにして得られた支持ローラ24の
磁力線密度は、使用される際のプロセススピード、印加
電圧と2次転写ローラ26との電位差による電界、2次
転写ローラ26の誘電率、表面性等多くの要因により異
なり、これらの条件に応じて、適宜、選択されるが、前
記多極磁性体の表面から1mmの距離において測定され
る磁極位置における磁力線密度は、50mT(500ガ
ウス)以上であること好ましく、より好ましくは100
mT(1000ガウス)以上である。更に、支持ローラ
24の体積抵抗率は、103〜1012Ω・cmであるこ
とが好ましく、105〜1010Ω・cmであることがよ
り好ましい。
【0112】また、支持ローラ24が、電磁石からなる
場合、支持ローラ24と、2次転写ローラ26との間を
通過する転写材の厚さ、含水率、電気抵抗、表面平滑度
等の物性に応じて、磁力を調整することが可能である。
【0113】以上、本発明の好ましい実施の形態を説明
したが、本発明はその要旨の範囲内で様々な変形や変更
が可能である。例えば、本発明の導電部材は、静電記録
プロセスや磁気記録プロセス等を有する画像形成装置に
用いることもできる。
【0114】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0115】[実施例1] (帯電ローラとしての導電部材R−1の作製)筒形基体
として、エピクロルヒドリンゴム100質量部に、イオ
ン導電剤2質量部を添加し、十分混練した後、このゴム
材料を押し出し機を用いて、外径10mmφ、肉厚50
0μm、長さ320mmのシームレスチューブを作製し
た。得られたシームレスチューブに外径9mmφのステ
ンレスシャフトを挿入し、かかるシャフトに500Vの
電圧を印加し、シャフトと金属平板と間の抵抗を測定し
た。その結果、かかるシームレスチューブの抵抗は、6
×105Ωであった。また、得られたシームレスチュー
ブの一部を切り裂き、厚み方向の硬度を高分子計器社製
マイクロゴム硬度計(MD−1)を用いて測定した結
果、マイクロゴム硬度は55°であった。更に、得られ
たシームレスチューブの表面20箇所について表面平滑
度を測定したところ、10点平均粗さ(Rz)において
平均値は3μmであった。
【0116】次いで、得られたシームレスチューブを、
シームレスチューブの一端に中心に、孔径5mmφの穴
の空いたフランジ部材を接着剤を用いて固定し、その中
心の穴に外径5mmφ、長さ340mmの金属シャフト
を通し接着剤を用いて固定した。そして、シームレスチ
ューブの固定されていない方向から、導電性粒子として
ステンレス球(抵抗:10-8Ω、数平均粒子径:150
μm)と、磁性粉と樹脂との球状複合体粒子(MRC、
戸田工業社製)と、を容積比7:3の割合で混合した
後、シームレスチューブの容積の4/5に相当する量
(充填率80%)だけ充填し、先ほどとは逆のシームレ
スチューブの開口している端部を、前記と同様に中心に
穴の空いたフランジ部材を接着剤を用いて固定し、帯電
ローラR−1を作製した。なお、上記MRCとは、Ma
gnetic Particle & Resin C
omposite Carrierの略称であり、その
抵抗は1×105Ωであり、数平均粒子径は60μmの
ものをここでは用いている。また、本実施例において用
いた導電性粒子全体の抵抗は、2×104Ωであった。
【0117】(評価) (1)帯電音の評価 得られた帯電ローラR−1をカラーレーザープリンタ
(富士ゼロックス社製Docu Print C62
0)の帯電部材として取り付け、筒状の像担持体表面に
セットし無響室(35db以下)で帯電音の測定を行っ
た。ここでの印加バイアスは直流電圧−700Vに交流
電圧2000vppを重畳印加し、交流電圧の周波数を
500〜2000Hzまで変化させた。なお、かかる実
験では、カラーレーザープリンタの帯電部材のみを稼動
させて行った。その結果、いずれの周波数の場合でも帯
電音は50dB以下であった。通常、画像形成装置の稼
動音は52〜55dBであるため、本発明の導電部材か
ら発生する帯電音は実用上の問題にはならなかった。
【0118】(2)表面汚れ性及び像担持体のエッチン
グ現象の評価 得られた帯電ローラR−1を、カラーレーザープリンタ
(富士ゼロックス社製Docu Print C62
0)の帯電部材として取り付け、下記に示す各環境下で
50000枚の画出しテストに供した。なお、ここでの
印加バイアスは直流電圧−1300Vを用いた。その結
果、高温/高湿環境(温度28℃、湿度85%RH)、
低温/低湿環境(温度10℃、湿度15%RH)、標準
環境(温度22℃、湿度55%RH)の何れの環境下に
おいても、初期と50000枚目の画像には全く問題が
無く、帯電部材の表面に傷やピンホール等の異常は全く
観察されなかった。また、導電部材R−1の外周面への
汚れ(トナー、紙粉等)の付着も殆ど認められなかっ
た。更に、画出し初期と、50000枚後と、の帯電ロ
ーラR−1の外周面の抵抗に差は見られなかった。本テ
ストにおいて、感光体表面にトナーのフィルミング等の
異常も観察されず、感光体の電荷輸送層の削れ量は、低
温/低湿環境(温度10℃、湿度15%RH)の下で最
大3μmであった。
【0119】[実施例2] (帯電ローラとしての導電部材R−2の作製)筒形基体
として、スチレン・エチレンブチレン・オレフィン結晶
ブッロクコポリマー(SEBC:DYNARON 46
00P、日本合成ゴム社製)50質量部、及び、水素添
加スチレン・ブチレン共重合体(HSBR:DYNAR
ON2324P、日本合成ゴム社製)50質量部に、導
電性カーボン(ケッチェンブラックEC、ケッチェンブ
ラックInc製)10質量部と、導電性酸化チタン(E
T−500W、石原産業社製)15質量部と、イオン導
電剤PEL−100(日本カーリット社製)3質量部
と、充填剤2質量部と、分散助剤1質量部と、表面改質
剤0.5質量部と、を添加し、ドライブレンドした後、
加圧ニーダーを用いて200℃で10分間、十分に混練
した。加圧ニーダーより取り出した混練物を粉砕したの
ち、2軸押し出し機を用いてペレット化した。得られた
ペレットを、クロスヘッドを備えた単軸押し出し機を用
い外径10mmφ、肉厚500μm、長さ320mmの
シームレスチューブを作製した。
【0120】得られたシームレスチューブに外径9mm
φのステンレスシャフトを挿入し、かかるシャフトに5
00Vの電圧を印加し、シャフトと金属平板と間の抵抗
を測定した。その結果、かかるシームレスチューブの抵
抗は、8×105Ωであった。また、得られたシームレ
スチューブの一部を切り裂き、厚み方向の硬度を高分子
計器社製マイクロゴム硬度計(MD−1)を用いて測定
した結果、マイクロゴム硬度は60°であった。更に、
得られたシームレスチューブの表面20箇所について表
面平滑度を測定したところ、10点平均粗さ(Rz)に
おいて平均値は2μmであった。
【0121】実施例1と同様にして、得られたシームレ
スチューブに、導電性粒子として、ガラスビーズ(抵
抗:1017Ω、数平均粒子径:900μm)と、カーボ
ンマイクロビーズ(抵抗:10-2Ω、数平均粒子径:5
0μm)と、を容積比2:8の割合で混合した後、シー
ムレスチューブの容積の3/5に相当する量(充填率6
0%)だけ充填し、帯電ローラR−2を作製した。な
お、本実施例において用いた導電性粒子全体の抵抗は、
5×105Ωであった。
【0122】(評価) (1)帯電音の評価 得られた帯電ローラR−2について実施例1と同様の方
法及び条件で帯電音の測定を行った。その結果、いずれ
の周波数の場合でも帯電音は50dB以下であり、帯電
音としては実用上の問題にはならない程度であった。
【0123】(2)表面汚れ性及び像担持体のエッチン
グ現象の評価 得られた帯電ローラR−2について実施例1と同様の方
法及び条件で画出しテストを行った。その結果、高温/
高湿環境(温度28℃、湿度85%RH)、低温/低湿
環境(温度10℃、湿度15%RH)、標準環境(温度
22℃、湿度55%RH)のいずれの環境下においても
初期と50000枚目の画像には全く問題が無く、帯電
部材の表面に傷やピンホール等の異常は全く観察されな
かった。また、導電部材R−2の外周面への汚れ(トナ
ー、紙粉等)の付着も殆ど認められなかった。更に、画
出し初期と、50000枚後と、の帯電ローラR−2の
外周面の抵抗に差は見られなかった。本テストにおい
て、感光体表面にトナーのフィルミング等の異常も観察
されず、感光体の感光層の削れ量は、低温/低湿環境
(温度10℃、湿度15%RH)の下で最大3μmであ
った。
【0124】[実施例3] (帯電ローラとしての導電部材R−3の作製)実施例2
において、導電性粒子の充填率を60%から40%に変
更した、即ち、ガラスビーズ(抵抗:1017Ω、数平均
粒子径:900μm)と、カーボンマイクロビーズ(抵
抗:10-2Ω、数平均粒子径:50μm)と、を容積比
2:8の割合で混合した後、シームレスチューブの容積
の2/5に相当する量(充填率40%)だけ充填するよ
うにした他は、実施例2と同様にして、実施例3の帯電
ローラR−3を作製した。その後、実施例2と同様にし
て評価を行った結果、帯電音は、いずれの周波数の場合
でも50dB以下であり、帯電音としては実用上の問題
にはならない程度であった。しかし、低温/低湿環境
(温度10℃、湿度15%RH)の画出しテストにおい
て、多少ではあるが画像に周期的な乱れが生じていた。
これは、内部に封入された導電性粉体が、比較的、少量
であったため、シームレスチューブと感光体との間に形
成されたニップに、周期的に微少の隙間ができてしまっ
たためと考えられる。
【0125】[比較例1] (帯電ローラとしての導電部材R−4の作製)実施例1
において、導電性粒子をシームレスチューブの内部に細
密充填して、実施例1と同様にして、比較例1の導電部
材R−4を作製した。その後、実施例1と同様にして評
価を行った結果、帯電音は60dBを超えており、高温
/高湿環境(温度28℃、湿度85%Rh)の画出しテ
ストでは、感光体表面にトナーのフィルミングが観察さ
れた。これはシームレスチューブの内部に導電性粉体を
細密充填したために、ローラの硬度が高くなりすぎ、所
望のニップが形成できなかったためと考えられる。
【0126】[実施例4] (2次転写ローラとしての導電部材R−5の作製)筒形
基体として、HSBR(水添スチレンブタジエンラバ
ー:DYNARON2324P、日本合成ゴム社製)3
0質量部、及び、SEBC(スチレン・エチレンブチレ
ン・オレフィン結晶ブロックコポリマー:DYNARO
N4600P、日本合成ゴム社製)70質量部(合計1
00質量部)に、導電性カーボン(ケッチェンブラック
EC、ケッチェンブラックInc製)14質量部と、導
電性酸化チタン(ET−500W、石原産業社製)20
質量部と、充填剤2質量部と、分散助剤1質量部と、表
面改質剤0.5質量部と、を添加し、ドライブレンドし
た後、加圧ニーダーを用いて200℃で10分間、十分
に混練した。加圧ニーダーより取り出した混練物を粉砕
したのち、2軸押し出し機を用いてペレット化した。得
られたペレットを、クロスヘッドを備えた単軸押し出し
機を用い外径28mmφ、肉厚1.5mm、長さ330
mmのシームレスチューブを作製した。得られたシーム
レスチューブに外径25mmφのステンレスシャフトを
挿入し、かかるシャフトに500Vの電圧を印加し、シ
ャフトと金属平板と間の抵抗を測定した。その結果、か
かるシームレスチューブの抵抗は、2×109Ωであっ
た。また、得られたシームレスチューブの一部を切り裂
き、厚み方向の硬度を高分子計器社製マイクロゴム硬度
計(MD−1)を用いて測定した結果、マイクロゴム硬
度は50°であった。更に、得られたシームレスチュー
ブの表面20箇所について表面平滑度を測定したとこ
ろ、10点平均粗さ(Rz)において平均値は1.5μ
mであった。
【0127】次いで、得られたシームレスチューブを、
シームレスチューブの一端に中心に、孔径8mmφの穴
の空いたフランジ部材を接着剤を用いて固定し、その中
心の穴に外径8mmφ、長さ370mmの金属シャフト
を通し接着剤を用いて固定した。そして、シームレスチ
ューブの固定されていない方向から、導電性粒子とし
て、磁性粉と樹脂との球状複合体粒子(MRC、戸田工
業社製)を着磁した後、シームレスチューブの容積の2
/3に相当する量(充填率67%)だけ充填し、先ほど
とは逆のシームレスチューブの開口している端部を、前
記と同様に中心に穴の空いたフランジ部材を接着剤を用
いて固定し2次転写ローラR−5を作製した。なお、上
記MRCとは、Magnetic Particle
& Resin Composite Carrier
の略称であり、その抵抗は1×105Ωであり、数平均
粒子径は60μmのものをここでは用いている。
【0128】(支持ローラの作製)支持ローラとして、
外径16mmφの金属シャフト外周上に、ナイロン6樹
脂15質量部に、フェライト85質量部を加えたコンパ
ウンドを、射出成形機用いて、肉厚6mmの樹脂層を備
えた外径28mmφのプラスチックマグネットローラー
を作製した。かかるプラスチックマグネットローラー
に、着磁装置内で磁場を加え、120mT(1200ガ
ウス)の磁力を備えたプラスチックマグネットローラー
を完成させた。
【0129】(評価) (1)2次転写評価 得られた2次転写ローラR−5と、支持ローラと、をカ
ラーレーザープリンタ(富士ゼロックス社製Docu
Print C2220)の2次転写手段として取り付
け、表1に示す各環境下で、各種転写材を用い、画出し
テストに供した。ここで、印加バイアス(2次転写バイ
アス)は、直流電圧を0.5〜4.0kVまで変化させ
て、良好な画像を得られる2次転写バイアスの範囲を求
めた。結果は、表1に併記する。
【0130】
【表1】
【0131】表1に明らかなように、いずれの環境下で
あっても、各転写材に対して、かなり広い範囲の2次転
写バイアスにおいて、良好な画像が得られた。
【0132】また、高温/高湿環境(温度28℃、湿度
85%Rh)において、24時間放置し、十分に吸湿し
た状態なった転写材を用いた他は、上記と同様にして、
良好な画像を得られる2次転写バイアスの範囲を求め
た。結果は、表1に併記する。表1に明らかなように、
十分に吸湿した状態の転写材に対しても、かなり広い範
囲の2次転写バイアスにおいて良好な画像が得られた。
【0133】(2)剥離性の評価 得られた2次転写ローラR−5と、支持ローラと、をカ
ラーレーザープリンタ(富士ゼロックス社製Docu
Print C2220)の2次転写手段として取り付
け、低温/低湿環境(温度22℃、湿度57%Rh)に
おいて、24時間放置し、含水率3%以下に調整された
転写材を用い、画出しテストに供した。ここで、印加バ
イアス(2次転写バイアス)は、直流電圧を0.5〜
3.0kVまで変化させて、良好な画像を得られる2次
転写バイアスの範囲を求めた。また、転写材の剥離性を
目視で観察した。結果は、表1に併記する。表1に明ら
かなように、かなり広い範囲の2次転写バイアスにおい
て良好な画像が得られた。また、転写材が中間転写ベル
トから離れず貼り付くような剥離不良は全く発生しなか
った。
【0134】[実施例5] (2次転写ローラとしての導電部材R−6の作製)筒形
基体として、エピクロルヒドリンゴム100質量部に、
導電性カーボン(ケッチェンブラックEC、ケッチェン
ブラックInc製)5質量部と、充填剤2質量部と、分
散助剤0.5質量部と、を配合し加圧ニーダーを用いて
80℃で10分間、十分に混練した。加圧ニーダーより
取り出した混練物に、加硫剤3質量部と、促進剤1質量
部と、を加え、2本ロールを用いて十分混練した。得ら
れたゴムコンパウンドを、単軸押し出し機を用いシーム
レスチューブを作成し、加硫缶を用いて1次加硫、更に
は、2次加硫を行った。加硫缶から取り出したシームレ
スチューブを、研磨機を用いて外径28mmφ、肉厚
1.5mm、長さ330mmのサイズに仕上げた。得ら
れたシームレスチューブに外径25mmφのステンレス
シャフトを挿入し、かかるシャフトに500Vの電圧を
印加し、シャフトと金属平板と間の抵抗を測定した。そ
の結果、かかるシームレスチューブの抵抗は、5×10
9Ωであった。また、得られたシームレスチューブの一
部を切り裂き、厚み方向の硬度を高分子計器社製マイク
ロゴム硬度計(MD−1)を用いて測定した結果、マイ
クロゴム硬度は48°であった。更に、得られたシーム
レスチューブの表面20箇所について表面平滑度を測定
したところ、10点平均粗さ(Rz)において平均値は
2.5μmであった。
【0135】次いで、得られたシームレスチューブの一
端に中心に、孔径8mmφの穴の空いたフランジ部材を
接着剤を用いて固定し、その中心の穴に外径8mmφ、
長さ370mmの金属シャフトを通し接着剤を用いて固
定した。そして、シームレスチューブの固定されていな
い方向から、導電性粒子として、磁性粉と樹脂との球状
複合体粒子(MRC、戸田工業社製)を着磁した後、シ
ームレスチューブの容積の2/3に相当する量(充填率
67%)だけ充填し、先ほどとは逆のシームレスチュー
ブの開口している端部を、前記と同様に中心に穴の空い
たフランジ部材を接着剤を用いて固定し2次転写ローラ
R−6を作製した。なお、上記MRCとは、Magne
tic Particle & Resin Comp
osite Carrierの略称であり、その抵抗は
1×105Ωであり、数平均粒子径は60μmのものを
ここでは用いている。
【0136】(支持ローラの作製)支持ローラとして、
外径20mmφ、長さ350mmの金属シャフト外周上
に、外径0.5mmφの導線をらせん状に巻き付け、そ
の外周上を、表面抵抗率を4×109Ω/□に調整した
ナイロン12で被覆し、外径28mmφとした電磁石を
作製した。得られたローラの磁力は、800mT(80
00ガウス)であった。
【0137】(評価) (1)2次転写評価 得られた2次転写ローラR−6と、支持ローラと、をカ
ラーレーザープリンタ(富士ゼロックス社製Docu
Print C2220)の2次転写手段として取り付
け、表1に示す各環境下で、各種転写材を用い、画出し
テストに供した。ここで、印加バイアス(2次転写バイ
アス)は、直流電圧を0.5〜4.0kVまで変化させ
て、良好な画像を得られる2次転写バイアスの範囲を求
めた。結果は、表1に併記する。表1に明らかなよう
に、いずれの環境下であっても、各転写材に対して、か
なり広い範囲の2次転写バイアスにおいて、良好な画像
が得られた。
【0138】また、高温/高湿環境(温度28℃、湿度
85%Rh)において、24時間放置し、十分に吸湿し
た状態なった転写材を用いた他は、上記と同様にして、
良好な画像を得られる2次転写バイアスの範囲を求め
た。結果は、表1に併記する。表1に明らかなように、
十分に吸湿した状態の転写材に対しても、かなり広い範
囲の2次転写バイアスにおいて良好な画像が得られた。
【0139】(2)剥離性の評価 得られた2次転写ローラR−6と、支持ローラと、をカ
ラーレーザープリンタ(富士ゼロックス社製Docu
Print C2220)の2次転写手段として取り付
け、低温/低湿環境(温度22℃、湿度57%Rh)に
おいて、24時間放置し、含水率3%以下に調整された
転写材を用い、画出しテストに供した。ここで、印加バ
イアス(2次転写バイアス)は、直流電圧を0.5〜
4.0kVまで変化させて、良好な画像を得られる2次
転写バイアスの範囲を求めた。また、転写材の剥離性を
目視で観察した。結果は、表1に併記する。表1に明ら
かなように、かなり広い範囲の2次転写バイアスにおい
て良好な画像が得られた。また、転写材がベルトから離
れず貼り付く様な剥離不良は全く発生しなかった。
【0140】[比較例2] (2次転写ローラとしての導電部材R−7の作製)2次
転写ローラとして、外径12mmφ、長さ370mmの
芯金外周上に、両端20mmを除いた範囲に、導電性ウ
レタン発泡体を形成し、その外周上に、厚さ1mmの半
導電性ウレタンからなるソリッド層を被覆し、更に、そ
の外周上に、厚さ0.02mmのウレタン変性フッ素樹
脂からなるコート層を備えた、3層構成の2次転写ロー
ラR−7を作製した。得られた2次転写ローラR−7の
外径は、28mmφであり、抵抗は2×10 9Ωであっ
た。また、Asker−C硬度は35°であった。更
に、得られたシームレスチューブの表面20箇所につい
て表面平滑度を測定したところ、10点平均粗さ(R
z)において平均値は5μmであった。
【0141】(支持ローラの作製)支持ローラとして、
外径16mmφ、長さ350mmの金属シャフト外周上
に、両端10mmを除いた範囲に、厚さ6mmの導電性
カーボンを分散したEPDMからなるゴム層を備えた単
層ローラを作製した。得られたローラの外径は28mm
φであり、抵抗は3×109Ωであった。また、Ask
er−C硬度は72°であった。
【0142】(評価) (1)2次転写評価 得られた2次転写ローラR−7と、支持ローラと、をカ
ラーレーザープリンタ(富士ゼロックス社製Docu
Print C2220)の2次転写手段として取り付
け、表1に示す各環境下で、各種転写材を用い、画出し
テストに供した。ここで、印加バイアス(2次転写バイ
アス)は、直流電圧を0.5〜4.0kVまで変化させ
て、良好な画像を得られる2次転写バイアスの範囲を求
めた。結果は、表1に併記する。表1に明らかなよう
に、いずれの環境下であっても、各転写材に対して、実
施例5及び6と同等の広い範囲の2次転写バイアスにお
いて、良好な画像が得られることはなかった。
【0143】また、高温/高湿環境(温度28℃、湿度
85%Rh)において、24時間放置し、十分に吸湿し
た状態なった転写材を用いた他は、上記と同様にして、
良好な画像を得られる2次転写バイアスの範囲を求め
た。結果は、表1に併記する。表1に明らかなように、
十分に吸湿した状態の転写材に対しては、広い範囲の2
次転写バイアスにおいて、良好な画像が得られることは
なく、極めて狭い範囲の2次転写バイアスにおいての
み、良好な画像が得られた。
【0144】(2)剥離性の評価 得られた2次転写ローラR−7と、支持ローラと、をカ
ラーレーザープリンタ(富士ゼロックス社製Docu
Print C2220)の2次転写手段として取り付
け、低温/低湿環境(温度22℃、湿度57%Rh)に
おいて、24時間放置し、含水率3%以下に調整された
転写材を用い、画出しテストに供した。ここで、印加バ
イアス(2次転写バイアス)は、直流電圧を0.5〜
4.0kVまで変化させて、良好な画像を得られる2次
転写バイアスの範囲を求めた。また、転写材の剥離性を
目視で観察した。結果は、表1に併記する。表1に明ら
かなように、広い範囲の2次転写バイアスにおいて、良
好な画像が得られることはなく、極めて狭い範囲の2次
転写バイアスにおいてのみ、良好な画像が得られた。ま
た、転写材がベルトから離れず貼り付く様な剥離不良は
発生した。
【0145】これは、比較例2で用いた2次転写ローラ
の導電性ウレタン発泡体の外周上に、半導電性ウレタン
からなるソリッド層を被覆する際に、ウレタン発泡体の
セルの中にソリッド層が局部的に入り込み、ソリッド層
の厚みが局部的に大きくなり、結果として、2次転写ロ
ーラの硬度にバラツキを生じ、均一なニップを形成する
ことができず、硬度の高い部分に対応した位置の転写材
が中間転写ベルトと密着不良を起こしやすくなるため、
剥離不良が発生すると考えられる。対して、実施例4及
び5の2次転写ローラR−5及びR−6は、筒形基体の
内部が、空隙と、磁性粉を含有する導電性粉体と、によ
り占められる形態を有し、支持ローラと、の間に、常に
均一なニップが形成されるため、転写材の物性変化に大
きな影響を受けず、良好な画像が得られる2次転写バイ
アスの範囲も広く、転写材の剥離性も良好であるという
優れた効果が発揮される。
【0146】
【発明の効果】本発明によれば、簡易かつ低コストで、
確実に所望するニップを形成すると共に、感光体又は中
間転写体の汚染又は変質を防止することの可能である導
電部材及び該導電部材を備える画像形成装置を提供する
ことができる。また、帯電音及び像担持体のエッチング
現象を低減することが可能である導電部材及び該導電部
材を備える画像形成装置を提供することもできる。更
に、抵抗均一性及び表面平滑性が良好である導電部材及
び該導電部材を備える画像形成装置を提供することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的一態様としての導電部材の構
造を説明するための側面断面図である。
【図2】 図1に示す本発明の例示的一態様としての導
電部材のA−A断面図であり、(a)は導電性粉体の充
填率が50%の場合の図であり、(b)は導電性粉体の
充填率が80%の場合の図である。
【図3】 導電性粉体による筒形基体の変形の様子を示
す断面図である。
【図4】 像担持体と導電部材との位置関係の例示的一
態様を示す概略断面図である。
【図5】 本発明の導電部材に好適に用いられる像担持
体の構造を示す断面図である。
【図6】 本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成
図である。
【図7】 4連タンデム方式のフルカラー画像形成装置
(本発明の画像形成装置)を示す概略構成図である。
【図8】 図7に示す4連タンデム方式のフルカラー画
像形成装置の2次転写部の拡大構成図である。
【符号の説明】
1Y、1M、1C、1K、51 感光体(像担持体) 2Y、2M、2C、2K、52 帯電ローラ(帯電手
段) 3Y、3M、3C、3K、53 レーザ光線 3、56 露光装置 4Y、4M、4C、4K、54 現像装置 5Y、5M、5C、5K 1次転写ローラ(1次転写手
段) 6Y、6M、6C、6K、57 感光体クリーニング装
置 10Y、10M、10C、10K ステーション 20 中間転写ベルト(中間転写体) 22 駆動ローラ 24 支持ローラ(支持部材) 26 2次転写ローラ(2次転写手段) 28 定着装置 30 中間転写体クリーニング装置 55 転写ローラ(転写手段) 110 金属製シャフト 120 筒形基体 130 導電性粉体 140 フランジ部 150 外部電源 160 像担持体 170a、170b、170c 磁力発生部材(磁界形
成手段) P 記録紙(転写材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/16 103 G03G 15/16 103 21/00 350 21/00 350 Fターム(参考) 2H035 CA07 CB02 CB03 2H071 BA42 BA43 DA06 DA09 DA15 2H200 FA02 FA08 FA10 FA13 GA12 GA23 GA34 GA44 GA47 GB12 GB22 GB25 HA02 HA28 HB12 HB22 HB43 HB45 HB46 HB47 JA02 JA23 JA25 JA26 JA27 JC03 JC13 JC15 JC17 MA03 MA04 MA12 MA13 MA14 MA17 MA20 MB01 MB06 MC02 MC06 MC13 MC15 3J103 AA02 AA11 AA21 AA51 AA79 BA31 BA41 CA04 CA05 EA05 FA02 FA06 FA09 FA18 GA02 GA57 GA58 GA60 GA74 HA01 HA03 HA05 HA16 HA20 HA32 HA33 HA36 HA38 HA41 HA52 HA53

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形基体と、 該筒形基体の内部に、その内部容積を満たさない程度に
    封入される導電性粉体と、を有してなることを特徴とす
    る導電部材。
  2. 【請求項2】 筒形基体と、 該筒形基体の内部に、実質的に流動可能に封入される導
    電性粉体と、を有してなることを特徴とする導電部材。
  3. 【請求項3】 筒形基体と、 該筒形基体の内部に、20〜95%の充填率で封入され
    る導電性粉体と、を有してなることを特徴とする導電部
    材。
  4. 【請求項4】 前記導電性粉体の充填率が20〜95%
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の導電部
    材。
  5. 【請求項5】 前記導電性粉体の充填率が50〜95%
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の導電部材。
  6. 【請求項6】 前記導電性粉体の充填率が70〜90%
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の導電部材。
  7. 【請求項7】 前記導電性粉体全体の抵抗が、10-8
    108Ωの範囲にあることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載の導電部材。
  8. 【請求項8】 前記導電性粉体が複数の種類の粉体から
    なる混合物であり、各種類毎の粉体の抵抗が10-8〜1
    17Ωの範囲にあることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載の導電部材。
  9. 【請求項9】 前記導電性粉体の数平均粒子径が、10
    -5μm〜1mmの範囲にあることを特徴とする請求項1
    〜8のいずれかに記載の導電部材。
  10. 【請求項10】 前記筒形基体が、磁性を有することを
    特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の導電部材。
  11. 【請求項11】 前記筒形基体が、層状構造をなすこと
    を特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の導電部
    材。
  12. 【請求項12】 前記筒形基体の外周面が、前記導電性
    粉体の自重及び/又は移動に応じて変形可能であること
    を特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の導電部
    材。
  13. 【請求項13】 ローラ形状であることを特徴とする請
    求項1〜12のいずれかに記載の導電部材。
  14. 【請求項14】 更に、前記筒形基体を軸方向に貫き、
    回転軸となるシャフトを備えてなることを特徴とする請
    求項1〜13のいずれかに記載の導電部材。
  15. 【請求項15】 前記シャフトが、前記筒形基体の両端
    に設けられているフランジ部材により固定されることを
    特徴とする請求項14に記載の導電部材。
  16. 【請求項16】 前記フランジ部材が、弾性体からなる
    ことを特徴とする請求項15に記載の導電部材。
  17. 【請求項17】 前記導電性粉体が、磁性粉を含有する
    ことを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の導
    電部材。
  18. 【請求項18】 前記請求項1〜17のいずれかに記載
    の導電部材を備えてなることを特徴とする画像形成装
    置。
  19. 【請求項19】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面を帯電する帯電手段と、を備える画像形成装置であ
    って、 前記帯電手段が、筒形基体と、該筒形基体の内部に、そ
    の内部容積を満たさない程度に封入される導電性粉体
    と、を有してなる導電部材からなることを特徴とする画
    像形成装置。
  20. 【請求項20】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面を帯電する帯電手段と、を備える画像形成装置であ
    って、 前記帯電手段が、筒形基体と、該筒形基体の内部に、実
    質的に流動可能に封入される導電性粉体と、を有してな
    る導電部材からなることを特徴とする画像形成装置。
  21. 【請求項21】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面を帯電する帯電手段と、を備える画像形成装置であ
    って、 前記帯電手段が、筒形基体と、該筒形基体の内部に、2
    0〜95%の充填率で封入される導電性粉体と、を有し
    てなる導電部材からなることを特徴とする画像形成装
    置。
  22. 【請求項22】 前記帯電手段は、直流電圧に交流電圧
    を重畳してなるバイアス、又は、直流電圧によるバイア
    スを印加する手段であることを特徴とする請求項19〜
    21のいずれかに記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記像担持体及び前記導電部材は互い
    に回転し、その間に周速差があることを特徴とする請求
    項19〜22のいずれかに記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面のトナー像を転写材に転写する転写手段と、を備え
    る画像形成装置であって、 前記転写手段が、筒形基体と、該筒形基体の内部に、そ
    の内部容積を満たさない程度に封入される導電性粉体
    と、を有してなる導電部材からなることを特徴とする画
    像形成装置。
  25. 【請求項25】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面のトナー像を転写材に転写する転写手段と、を備え
    る画像形成装置であって、 前記転写手段が、筒形基体と、該筒形基体の内部に、実
    質的に流動可能に封入される導電性粉体と、を有してな
    る導電部材からなることを特徴とする画像形成装置。
  26. 【請求項26】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面のトナー像を転写材に転写する転写手段と、を備え
    る画像形成装置であって、 前記転写手段が、筒形基体と、該筒形基体の内部に、2
    0〜95%の充填率で封入される導電性粉体と、を有し
    てなる導電部材からなることを特徴とする画像形成装
    置。
  27. 【請求項27】 前記像担持体及び前記導電部材は互い
    に回転し、その間に周速差があることを特徴とする請求
    項24〜26のいずれかに記載の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面を帯電する帯電手段と、該像担持体に接触しその表
    面のトナー像を中間転写体に転写する1次転写手段と、
    前記中間転写体に接触しその表面のトナー像を転写材に
    転写する2次転写手段と、を備える画像形成装置であっ
    て、 前記帯電手段、前記1次転写手段、及び前記2次転写手
    段の少なくとも1つが、筒形基体と、該筒形基体の内部
    に、その内部容積を満たさない程度に封入される導電性
    粉体と、を有してなる導電部材からなることを特徴とす
    る画像形成装置。
  29. 【請求項29】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面を帯電する帯電手段と、該像担持体に接触しその表
    面のトナー像を中間転写体に転写する1次転写手段と、
    前記中間転写体に接触しその表面のトナー像を転写材に
    転写する2次転写手段と、を備える画像形成装置であっ
    て、 前記帯電手段、前記1次転写手段、及び前記2次転写手
    段の少なくとも1つが、筒形基体と、該筒形基体の内部
    に、実質的に流動可能に封入される導電性粉体と、を有
    してなる導電部材からなることを特徴とする画像形成装
    置。
  30. 【請求項30】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面を帯電する帯電手段と、該像担持体に接触しその表
    面のトナー像を中間転写体に転写する1次転写手段と、
    前記中間転写体に接触しその表面のトナー像を転写材に
    転写する2次転写手段と、を備える画像形成装置であっ
    て、 前記帯電手段、前記1次転写手段、及び前記2次転写手
    段の少なくとも1つが、筒形基体と、該筒形基体の内部
    に、20〜95%の充填率で封入される導電性粉体と、
    を有してなる導電部材からなることを特徴とする画像形
    成装置。
  31. 【請求項31】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面を帯電する帯電手段と、該像担持体に接触しその表
    面のトナー像を中間転写体に転写する1次転写手段と、
    前記中間転写体に接触しその表面のトナー像を転写材に
    転写する2次転写手段と、を備える画像形成装置であっ
    て、 前記帯電手段、前記1次転写手段、及び前記2次転写手
    段の少なくとも1つが、筒形基体と、該筒形基体の内部
    に、その内部容積を満たさない程度に封入される導電性
    粉体と、を有してなる導電部材からなり、かつ、前記導
    電性粉体が磁性粉を含有し、 更に、前記導電性粉体が前記像担持体又は前記中間転写
    体に引き寄せられる磁界を形成する磁界形成手段を備え
    ることを特徴とする画像形成装置。
  32. 【請求項32】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面を帯電する帯電手段と、該像担持体に接触しその表
    面のトナー像を中間転写体に転写する1次転写手段と、
    前記中間転写体に接触しその表面のトナー像を転写材に
    転写する2次転写手段と、を備える画像形成装置であっ
    て、 前記帯電手段、前記1次転写手段、及び前記2次転写手
    段の少なくとも1つが、筒形基体と、該筒形基体の内部
    に、実質的に流動可能に封入される導電性粉体と、を有
    してなる導電部材からなり、かつ、前記導電性粉体が磁
    性粉を含有し、更に、前記導電性粉体が前記像担持体又
    は前記中間転写体に引き寄せられる磁界を形成する磁界
    形成手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  33. 【請求項33】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面を帯電する帯電手段と、該像担持体に接触しその表
    面のトナー像を中間転写体に転写する1次転写手段と、
    前記中間転写体に接触しその表面のトナー像を転写材に
    転写する2次転写手段と、を備える画像形成装置であっ
    て、 前記帯電手段、前記1次転写手段、及び前記2次転写手
    段の少なくとも1つが、筒形基体と、該筒形基体の内部
    に、20〜95%の充填率で封入される導電性粉体と、
    を有してなる導電部材からなり、かつ、前記導電性粉体
    が磁性粉を含有し、 更に、前記導電性粉体が前記像担持体又は前記中間転写
    体に引き寄せられる磁界を形成する磁界形成手段を備え
    ることを特徴とする画像形成装置。
  34. 【請求項34】 前記磁界形成手段が、前記像担持体又
    は前記中間転写体の内周面に設けられる磁性を有するフ
    ィルムであることを特徴とする請求項31〜33のいず
    れかに記載の画像形成装置。
  35. 【請求項35】 前記磁界形成手段が、前記像担持体又
    は前記中間転写体の内周部であって、前記導電部材と対
    向する位置に設けられる磁力発生部材であることを特徴
    とする請求項31〜33のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  36. 【請求項36】 前記像担持体又は前記中間転写体が磁
    性体からなる基体を含んで構成され、前記磁界形成手段
    が前記基体であることを特徴とする請求項31〜33の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  37. 【請求項37】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面のトナー像を無端ベルト状の中間転写体に転写する
    1次転写手段と、前記中間転写体に接触しその表面のト
    ナー像を転写材に転写する2次転写手段と、を備える画
    像形成装置であって、 前記2次転写手段が、筒形基体と、該筒形基体の内部
    に、その内部容積を満たさない程度に封入される導電性
    粉体と、を有してなる導電部材からなり、かつ、前記導
    電性粉体が磁性粉を含有し、 更に、前記導電性粉体が前記中間転写体の内周部の前記
    2次転写手段と対向する位置に設けられた支持部材に引
    き寄せられる磁界を形成する磁界形成手段を備えること
    を特徴とする画像形成装置。
  38. 【請求項38】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面のトナー像を無端ベルト状の中間転写体に転写する
    1次転写手段と、前記中間転写体に接触しその表面のト
    ナー像を転写材に転写する2次転写手段と、を備える画
    像形成装置であって、 前記2次転写手段が、筒形基体と、該筒形基体の内部
    に、実質的に流動可能に封入される導電性粉体と、を有
    してなる導電部材からなり、かつ、前記導電性粉体が磁
    性粉を含有し、 更に、前記導電性粉体が前記中間転写体の内周部の前記
    2次転写手段と対向する位置に設けられた支持部材に引
    き寄せられる磁界を形成する磁界形成手段を備えること
    を特徴とする画像形成装置。
  39. 【請求項39】 像担持体と、該像担持体に接触しその
    表面のトナー像を無端ベルト状の中間転写体に転写する
    1次転写手段と、前記中間転写体に接触しその表面のト
    ナー像を転写材に転写する2次転写手段と、を備える画
    像形成装置であって、 前記2次転写手段が、筒形基体と、該筒形基体の内部
    に、20〜95%の充填率で封入される導電性粉体と、
    を有してなる導電部材からなり、かつ、前記導電性粉体
    が磁性粉を含有し、 更に、前記導電性粉体が前記中間転写体の内周部の前記
    2次転写手段と対向する位置に設けられた支持部材に引
    き寄せられる磁界を形成する磁界形成手段を備えること
    を特徴とする画像形成装置。
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